JP3226491B2 - 二重化したトータリゼータ・システム - Google Patents
二重化したトータリゼータ・システムInfo
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- Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、公営競技における
投票発売業務を運営管理するトータリゼータ・システム
における、場内外での発売・払戻し、減算の集計方法に
関する。
投票発売業務を運営管理するトータリゼータ・システム
における、場内外での発売・払戻し、減算の集計方法に
関する。
【０００２】
【従来の技術】従来の二重化されているホスト装置を備
えたトータリゼータ・システムの回路構成は図２に示す
通りである。ホスト装置はマスター設定したホスト装置
１０１と、スレーブ設定したホスト装置１０２によって
二重化してあり、多数の端末１０３1 〜１０３n が通信
手段１０４1 〜１０４n を介して２つのホスト装置１０
１と１０２に並列接続してある。なお、二重化されてい
るホスト装置に多数の端末を接続してシステムを構成す
る場合には、端末はシングル装置であるために二重化さ
れたホスト装置との間で同期をとる必要がある。従来の
二重化されたホスト装置では、ホスト装置にマスター設
定とスレーブ設定を与えておき、端末１０３1 〜１０３
n はマスター設定のホスト装置１０１と通信し、スレー
ブ系のホスト装置１０２は端末１０３1 〜１０３n から
の電文を受信して処置するのみであった。また、スレー
ブ系の電文が抜け、集計データの照合の不一致が発生し
た場合、最終の集計処理が完了した後でないと的確な処
理ができなかった。
えたトータリゼータ・システムの回路構成は図２に示す
通りである。ホスト装置はマスター設定したホスト装置
１０１と、スレーブ設定したホスト装置１０２によって
二重化してあり、多数の端末１０３1 〜１０３n が通信
手段１０４1 〜１０４n を介して２つのホスト装置１０
１と１０２に並列接続してある。なお、二重化されてい
るホスト装置に多数の端末を接続してシステムを構成す
る場合には、端末はシングル装置であるために二重化さ
れたホスト装置との間で同期をとる必要がある。従来の
二重化されたホスト装置では、ホスト装置にマスター設
定とスレーブ設定を与えておき、端末１０３1 〜１０３
n はマスター設定のホスト装置１０１と通信し、スレー
ブ系のホスト装置１０２は端末１０３1 〜１０３n から
の電文を受信して処置するのみであった。また、スレー
ブ系の電文が抜け、集計データの照合の不一致が発生し
た場合、最終の集計処理が完了した後でないと的確な処
理ができなかった。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、スレ
ーブ設定のホスト装置１０２は端末１０３1 〜１０３n
から受信した電文と、電文に書き込まれている追い番号
で処理を行うので、障害が発生して電文が抜けても、次
の電文を受信する迄は、その事実に気が付かなかった。
また、端末１０３1 〜１０３n はマスター設定のホスト
装置１０１と通信を行い集計を行っているため、スレー
ブ系のホスト装置１０２の集計データは基本的に補完的
なデータであり、ホスト装置としては二重化構造であっ
たが集計処理は完全な二重化構成が実現できていなかっ
た。障害による電文が抜けた場合、電文の内容を容易に
知ることができず、オペレータの障害処理に対する判断
を誤らせる可能性があった。
ーブ設定のホスト装置１０２は端末１０３1 〜１０３n
から受信した電文と、電文に書き込まれている追い番号
で処理を行うので、障害が発生して電文が抜けても、次
の電文を受信する迄は、その事実に気が付かなかった。
また、端末１０３1 〜１０３n はマスター設定のホスト
装置１０１と通信を行い集計を行っているため、スレー
ブ系のホスト装置１０２の集計データは基本的に補完的
なデータであり、ホスト装置としては二重化構造であっ
たが集計処理は完全な二重化構成が実現できていなかっ
た。障害による電文が抜けた場合、電文の内容を容易に
知ることができず、オペレータの障害処理に対する判断
を誤らせる可能性があった。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述した従来
の不完全な二重化構成のホスト装置の欠点を解消するた
めになされたものであって、夫々の端末に完全な二重化
機能を付与させることにより、システム全体の完全な二
重化集計処理を実現しようとするものであり、最終の集
計処理が完了する以前に障害の都度データの照合および
処理をし、オペレータに通知することで障害処理の判断
を的確に行うことができる。
の不完全な二重化構成のホスト装置の欠点を解消するた
めになされたものであって、夫々の端末に完全な二重化
機能を付与させることにより、システム全体の完全な二
重化集計処理を実現しようとするものであり、最終の集
計処理が完了する以前に障害の都度データの照合および
処理をし、オペレータに通知することで障害処理の判断
を的確に行うことができる。
【０００５】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面を参
照しながら説明する。図１は、本発明による二重化した
トータリゼータ・システムの構成を示すブロック図であ
る。二重化したホスト装置は、マスター設定したホスト
装置１とスレーブ設定したホスト装置２によって構成し
てあり、複数の端末３1 〜３n は通信手段４11，４12〜
４n1，４n2によってホスト装置１，２に接続してある。
照しながら説明する。図１は、本発明による二重化した
トータリゼータ・システムの構成を示すブロック図であ
る。二重化したホスト装置は、マスター設定したホスト
装置１とスレーブ設定したホスト装置２によって構成し
てあり、複数の端末３1 〜３n は通信手段４11，４12〜
４n1，４n2によってホスト装置１，２に接続してある。
【０００６】次に、完全に二重化された集計処理方法を
図１を参照しながら説明する。まず、ホスト装置から端
末への指令情報は、予めマスター設定したホスト装置１
の情報を夫々の端末３1 〜３n が自動的に選択して受信
する。また、端末３1 〜３n が発生する集計要求は、二
重化されたホスト装置１と２へ送信され、夫々のホスト
装置１と２からの応答情報を夫々の端末３1 〜３n にお
いて照合し、応答情報が一致した場合のみマスター設定
してあるホスト装置１の情報を端末３1 〜３n において
受信する。これにより、端末が要求した集計要求に対す
る応答情報は、二重化されたホスト装置で処理されたも
ののみが端末に通知されるため、集計が完全に二重化さ
れる。
図１を参照しながら説明する。まず、ホスト装置から端
末への指令情報は、予めマスター設定したホスト装置１
の情報を夫々の端末３1 〜３n が自動的に選択して受信
する。また、端末３1 〜３n が発生する集計要求は、二
重化されたホスト装置１と２へ送信され、夫々のホスト
装置１と２からの応答情報を夫々の端末３1 〜３n にお
いて照合し、応答情報が一致した場合のみマスター設定
してあるホスト装置１の情報を端末３1 〜３n において
受信する。これにより、端末が要求した集計要求に対す
る応答情報は、二重化されたホスト装置で処理されたも
ののみが端末に通知されるため、集計が完全に二重化さ
れる。
【０００７】何らかの原因により、端末においてホスト
装置１と２からの応答情報の照合がとれない場合は、一
旦集計済みの情報をキャンセルするため、集計要求電文
と同じテキスト追い番号を持った集計キャンセル電文を
作成し、夫々のホスト装置１と２に通知する。また、端
末３1 〜３n は処理不完全完了の電文を作成して、発券
又は払戻しを行わないように処理する。集計キャンセル
電文を受信したホスト装置１と２は、既に集計処理の完
了した電文追い番号を持ったテキストならば集計処理を
キャンセルする。また、集計処理を行っていない電文の
場合は、何もしない。これにより、夫々の端末３1 〜３
n における照合不一致が発生した端末処理要求は自動的
にキャンセルされる。この時、オペレータに必要な警報
メッセージでその内容を通知し、適切な処理を取るよう
要求する。
装置１と２からの応答情報の照合がとれない場合は、一
旦集計済みの情報をキャンセルするため、集計要求電文
と同じテキスト追い番号を持った集計キャンセル電文を
作成し、夫々のホスト装置１と２に通知する。また、端
末３1 〜３n は処理不完全完了の電文を作成して、発券
又は払戻しを行わないように処理する。集計キャンセル
電文を受信したホスト装置１と２は、既に集計処理の完
了した電文追い番号を持ったテキストならば集計処理を
キャンセルする。また、集計処理を行っていない電文の
場合は、何もしない。これにより、夫々の端末３1 〜３
n における照合不一致が発生した端末処理要求は自動的
にキャンセルされる。この時、オペレータに必要な警報
メッセージでその内容を通知し、適切な処理を取るよう
要求する。
【０００８】
【発明の効果】以上説明したように、本発明による二重
化されたトータリゼータ・システムによると、集計処理
の完全な二重化構成が実現できる。従って、障害が発生
した端末処理要求は自動的にキャンセルされ、オペレー
タに適切な処理をとるように要求するので、システムの
信頼性を向上させることが可能である。なお、本発明で
はホスト装置と複数の端末との接続は直接接続である
が、ネットワーク接続の構成でも実現可能である。
化されたトータリゼータ・システムによると、集計処理
の完全な二重化構成が実現できる。従って、障害が発生
した端末処理要求は自動的にキャンセルされ、オペレー
タに適切な処理をとるように要求するので、システムの
信頼性を向上させることが可能である。なお、本発明で
はホスト装置と複数の端末との接続は直接接続である
が、ネットワーク接続の構成でも実現可能である。
【図１】本発明による二重化したトータリゼータ・シス
テムの構成を示すブロック図。
テムの構成を示すブロック図。
【図２】従来の二重化したトータリゼータ・システムの
構成を示すブロック図。
構成を示すブロック図。
１，２ ホスト装置 ３1 〜３n 端末 ４11，４12〜４n1，４n2 通信手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭59−161771（ＪＰ，Ａ) 特開 昭62−256166（ＪＰ，Ａ) 特開 昭58−166460（ＪＰ，Ａ) 特開 平７−44625（ＪＰ，Ａ) 特開 平９−282397（ＪＰ，Ａ) (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) G06F 17/60 G06F 17/00 G06F 15/00 ＪＩＣＳＴファイル（ＪＯＩＳ)
Claims (2)
- 【請求項１】 マスター設定したホスト装置とスレーブ
設定したホスト装置より成る二重化したホスト装置と、
複数の端末と、二重化したホスト装置と複数の端末との
間を接続する通信手段とによって構成した二重化したト
ータリゼータ・システムにおいて、 ホスト装置から夫々の端末への指令情報は、予め設定し
てあるマスター系ホスト装置の情報を夫々の端末におい
て自動的に選択して受信し、 夫々の端末が発生する集計要求は二重化したホスト装置
に夫々送信し、夫々のホスト装置からの応答情報を夫々
の端末において照合し、応答情報が一致した場合のみマ
スター系ホスト装置の応答情報を夫々の端末において受
信するようにし、照合が不一致の場合には端末集計要求
は自動的にキャンセルしてオペレータにその内容を通知
するようにしたことを特徴とする二重化したトータリゼ
ータ・システム。 - 【請求項２】 端末におけるホスト装置からの応答情報
の照合がとれない場合には、集計要求電文と同じテキス
ト追い番号を持った集計キャンセル電文を作成してホス
ト装置に通知して一旦集計済みの情報をキャンセルする
と共に、端末においては処理不完全完了の電文を作成し
て、発券又は払戻しを行わないように処理することを特
徴とする請求項１に記載の二重化したトータリゼータ・
システム。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8506198A JP3226491B2 (ja) | 1998-03-16 | 1998-03-16 | 二重化したトータリゼータ・システム |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8506198A JP3226491B2 (ja) | 1998-03-16 | 1998-03-16 | 二重化したトータリゼータ・システム |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11265416A JPH11265416A (ja) | 1999-09-28 |
| JP3226491B2 true JP3226491B2 (ja) | 2001-11-05 |
Family
ID=13848132
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8506198A Expired - Fee Related JP3226491B2 (ja) | 1998-03-16 | 1998-03-16 | 二重化したトータリゼータ・システム |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3226491B2 (ja) |
-
1998
- 1998-03-16 JP JP8506198A patent/JP3226491B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH11265416A (ja) | 1999-09-28 |
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