JPH09282292A - 情報処理システムのメモリコピー装置 - Google Patents

情報処理システムのメモリコピー装置

Info

Publication number
JPH09282292A
JPH09282292A JP8092238A JP9223896A JPH09282292A JP H09282292 A JPH09282292 A JP H09282292A JP 8092238 A JP8092238 A JP 8092238A JP 9223896 A JP9223896 A JP 9223896A JP H09282292 A JPH09282292 A JP H09282292A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
copy
memory
command
processing
unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP8092238A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3696689B2 (ja
Inventor
Kiminari Ogura
仁成 小椋
Kiyoshi Sudo
清 須藤
Kenichi Ichiiki
賢一 柞木
Atsushi Hikono
厚志 彦野
Takanori Kato
貴紀 加藤
Eiji Kanetani
英治 金谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
PFU Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
PFU Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd, PFU Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP09223896A priority Critical patent/JP3696689B2/ja
Publication of JPH09282292A publication Critical patent/JPH09282292A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3696689B2 publication Critical patent/JP3696689B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Techniques For Improving Reliability Of Storages (AREA)
  • Hardware Redundancy (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】TMRユニットを構成する処理装置の1つが故
障して縮退した場合、活性保守により新しい処理装置に
交換してTMRユニットを再構築する。 【解決手段】メモリコピー装置は、コピー処理部708
とメモリ制御部706で構成される。コピー処理部70
8は、3台の処理装置10−1〜10−3の内の例えば
処理装置10−3が故障して新装置に交換した際に、動
作中の処理装置10−1,10−2のメモリ704の内
容を、交換した処理装置10−3のメモリ704へのコ
ピーを指示する。各処理装置10−1〜10−3のメモ
リ制御部706は、コピー処理部708の指示に基づい
てメモリ704の特定領域からメモリ704の同じ領域
へのコピー動作を並列的に行うと共に、コピー中におけ
るメモリ704のコピー領域に対する他の装置によるア
クセスを禁止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、多重化ユニットを
有する少なくとも3台のプロセッサをバスで接続して同
じ処理を同時に実行することで故障を検出して必要な処
理を行う情報処理システムのメモリコピー装置に関す
る。近年、情報処理装置が各種分野で広く使用されてき
たのに伴い、情報処理装置が故障した場合、社会的、経
済的に大きな影響を与える可能性が考えられる。
【0002】このため出来る限り故障が発生しにくく、
また、万一故障が発生した場合でも、確実に故障が検出
でき、更には、処理装置が停止せずに、処理内容の整合
性を保ちながら、処理を続行できるような、信頼性の高
い情報処理システムが求められている。
【0003】
【従来の技術】従来、高信頼性の情報処理システムとし
ては、3重以上の多重化構成を備えた情報処理システム
が提供されている。このような多重化処理システムを実
現する方法としては、次のようなものが考えられてい
る。一つのユニット内に、3台以上のプロセッサ等の処
理装置と多数決論理回路を用意する。多数決論理回路
は、同一クロックで同期動作している3個以上の処理装
置の出力信号に対し、多数決論理に基づいた演算を行
い、その結果を、主記憶ユニット等の他の処理装置に送
出する方法である。
【0004】しかしながら、多数決論理を用いた多重化
処理システムにあっては、各処理装置の実行サイクル数
は増えないが、多数決論理を行う分だけ実行サイクル数
が増して処理時間が遅くなる。また、専用の多数決論理
回路そのもののハードウェア量が大きく、また処理装置
と多数決論理回路の間にも多数の信号線が必要になり、
回路構成が複雑化しコスト的にも高価であった。
【0005】このような状況に鑑み、同じ処理動作を同
時に行う少なくとも3台の処理装置をバスを回して接続
し、3台の処理装置のうちの1台をマスター処理装置と
し、残りをチェッカとして動作するスレーブ処理装置と
した3重多数決の多重化ユニット(以下「TMRユニッ
ト」という)を用いたフォルトトレーラントな高信頼性
情報処理システムが構築されている。
【0006】このTMRユニットを用いたシステムにあ
っては、マスター処理装置は生成した情報のバスへの送
出とバス上の情報の取り込みんで情報処理を行い、一
方、スレーブ処理装置は生成した情報をバスへ送出せず
バス上のマスター生成情報の取り込みを行って自己の生
成した情報と比較するチェック処理を行っている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このようなTMRユニ
ットを用いたシステムにあっては、TMRユニットを構
成する3台の処理装置のうちの1つが故障すると、故障
した処理装置をTMRユニットから切り離し、残された
2台の処理装置で縮退したTMRユニットを再構成して
処理を継続する。
【0008】この場合、3台の処理装置で構成されたT
MRユニットにおいて、その内の1台が故障して切り離
されると、残り2台の処理装置によるTMRユニットに
縮退してしまう。このような2重化構成では、再度装置
故障が発生するとTMRユニットは解体され、直ちにシ
ステム停止に陥ってしまう。このため、装置故障が発生
した場合は、故障した処理装置を新しい装置と交換して
TMRユニットに復帰させる活性保守が必要となる。
【0009】しかし、活性保守による処理装置の交換だ
けでは、TMRユニットに復帰させて三重化構成を再構
築することはできない。これは、新規に交換した処理装
置のメモリ内容が、動作中の処理装置のメモリ内容と異
なっているからである。このため、動作中の処理装置の
メモリ内容を新規に導入した処理装置のメモリにコピー
する必要がある。
【0010】しかし、二重化構成の動作状態にある処理
装置のコピー元のメモリは、コピー中に更新される可能
性があり、コピー処理を行うことはできない。本発明
は、このような問題点に鑑みてなされたもので、TMR
ユニットを構成する処理装置の1つが故障して縮退した
場合、故障した処理装置を新しい処理装置に交換してT
MRユニットを再構築できる活性保守ができるようにし
た高信頼性情報処理システムのメモリコピー装置を提供
することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理説明
図である。まず本発明は、バス12を介して接続され、
同じ処理動作を同時に行う複数の処理装置、例えば3台
の処理装置10−1〜10−3を有し、処理装置10−
1〜10−3のうちの1台をマスター処理装置10−1
とし、残りをスレーブ処理装置10−2,10−3と
し、マスター処理装置10−1は生成した情報のバス1
2への送出とバス12上の情報の取り込んで情報処理を
行い、スレーブ処理装置10−2,10−3は生成した
情報をバスへ送出せずバス12上のマスタ−出力情報の
取り込んでチェック処理を行う高信頼性情報処理システ
ムのメモリコピー装置を提供する。
【0012】メモリコピー装置は、コピー処理部708
とメモリ制御部706で構成される。コピー処理部70
8は、TMRユニット10を構成する3台の処理装置1
0−1〜10−3の内の1台、例えば処理装置10−3
が故障して新たな処理装置に交換した際に、動作中の処
理装置10−1,10−2のメモリ704の内容を、交
換した処理装置10−3のメモリ704へのコピーを指
示する。
【0013】各処理装置10−1〜10−3のメモリ制
御部706は、コピー処理部708の指示に基づいてメ
モリ704の特定領域からメモリ704の同じ領域への
コピー動作を並列的に行うと共に、コピー中におけるメ
モリ704のコピー領域に対する他の装置によるアクセ
スを禁止する。即ち、コピー処理部708は、まず図1
(A)のように、処理装置10−1〜10−3のメモリ
制御部706にコピースタートに続いてリードコマン
ドを発行してコピー領域のリードデータを取得す
る。続いて図1(B)のように、処理装置10−1〜1
0−3の各メモリ制御部706にライトコマンドを発
行し、コピー領域のアクセス禁止を解除しリードデータ
を各メモリ704の同じコピー領域へライトさせる。
【0014】近年のコンピュータシステムのメモリ容量
は拡大の一途を辿っており、数十メガバイトから数ギガ
バイトといった容量を持つものも少なくない。活性保守
によって交換された処理装置10−3に、動作中の処理
装置10−1,10−2のメモリ内容を全てコピーする
には、それ相当の時間がかかる。そこで、コピー処理部
は、所定データ量単位にメモリのコピー動作を行うよう
にする。
【0015】このためコピー処理部708は、コピー開
始アドレスを保持した第1レジスタ712、コピー終了
アドレスを保持した第2レジスタ714、所定データ量
単位にメモリ制御部706にリードコマンドを発行して
コピー領域のリードデータを取得し、続いてメモリ制御
部706にライトコマンドを発行してリードデータの同
じコピー領域へライトさせるコピー指示部、コピー指示
部による所定データ量単位のコピーが終了する毎に、第
1レジスタ712のコピーアドレスを更新する更新部、
及び第1レジスタ712と第2レジスタ714のコピー
アドレスを比較し、両者が一致した時に、コピー処理の
正常終了検出するコピー処理を停止させるコピー終了検
出部で構成される。
【0016】コピー処理部708のコピー指示部による
コマンド発行として、例えば、メモリ制御部706にリ
ード領域の通常コマンドによるアクセスを禁止するロッ
ク情報を付加したリードコマンド(ロックリードコマン
ド)を発行し、続いてメモリ制御部706にロック情報
を解除するアンロック情報を付加したライトコマンド
(アンロックライトコマンド)を発行する。
【0017】コピー処理部はテストコピー処理部を備
え、コピー処理に先立ってメモリ制御部に、処理装置の
メモリの第1領域から第2領域へのデータのコピーを指
示し、コピー元とコピー先の各データをリードして比較
することにより、コピーが正常に行われたか否か確認す
る。交換した処理装置10−3に対するメモリ内容のコ
ピー動作は、メモリ704の更新を抑止しながらコピー
を行うため、処理装置10−1〜10−3がコマント及
びデータの転送を直接制御すると、処理装置のもつプロ
セッサの負荷が大きくなり、本来のジョブの動作が遅く
なってしまう。そこで、処理装置10−1〜10−3以
外に、バス12にシステムアダプタ700を接続し、こ
のシステムアダプタ700にコピー処理部708の機能
を持たせ、処理装置10−1〜10−3とは独立にコピ
ー処理を行わせ、TMRユニット10における処理装置
の本来の動作を極力妨げないようにしてもよい。
【0018】
【発明の実施の形態】<目次> 1.メモリコピー 2.コピーテスト 3.メモリコピーのハードウェア構成 1.メモリコピー 図2はTMRユニット10を3台の処理装置10−1〜
10−3で構築しており、処理装置10−3が故障によ
り離脱し、新品の処理装置10−3に交換したときのメ
モリコピー処理の実施形態である。
【0019】TMRユニット10を構成する処理装置1
0−1〜10−3は、バス12を介して接続される。バ
ス12はシステムバスとして機能し、バスアービタ11
を備えている。ここで処理装置10−1がマスターであ
り、残りの処理装置10−2,10−3がスレーブとな
っている。処理装置10−1〜10−3は、マスター処
理装置10−1を例にとると、CPU及びキャッシュを
備えたプロセッサエレメント702−1、メモリ704
−1、メモリ制御部706−1及びTMR制御回路(多
重化制御回路)48−1で構成される。マスター処理装
置10−1のTMR制御回路48−1のバス12に対す
る出力と入力の両方を行う。これに対し、スレーブ処理
装置10−2,10−3のTMR制御回路48−2,4
8−3は、システムバス12上のバス情報は取り込む
が、バス12に対する出力は行わない。
【0020】このようなバス12で接続された処理装置
10−1〜10−3で構築されるTMRユニット10に
対し、この実施形態にあっては、メモリコピー処理を制
御するための装置としてシステムアダプタ700を接続
している。システムアダプタ700にはメモリコピー制
御部708が設けられる。メモリコピー制御部708
は、コピーコマンドレジスタ710、コピーアドレスレ
ジスタ712及びコピー終了アドレスレジスタ714を
備える。
【0021】コピーコマンドレジスタ710は、図3
(A)のように、終了ステータス1024、エラーステ
ータス1026、ロックフラグ1028、アンロックフ
ラグ1030及びスタートフラグ1032等を、メモリ
コピー制御の制御条件としてセットすることができる。
ここで終了ステータス1024は、メモリコピー処理の
終了を示す情報をセットする。
【0022】エラーステータス1026は、メモリコピ
ー中におけるエラー要因をセットする。ロックフラグ1
028は、メモリコピーに使用するリードコマンドに続
いて、アクセスアドレスのリード後の通常のライトコマ
ンドによる書込みを禁止するためのフラグ情報をセット
する。アンロックフラグ1030は、ロックフラグ10
28により発行したロックリードコマンドによるメモリ
のアクセス禁止状態を、アンロックフラグのセットで発
行したアンロックライトコマンドにより解除させるため
のものである。スタートフラグ1032は、メモリコピ
ー処理のスタートをセットする。
【0023】またコピーアドレスレジスタ712は、図
3(B)のように、初期状態にあってはコピー開始アド
レス1034がセットされる。コピー開始アドレス10
34は、この実施形態におけるコピー処理が所定データ
用単位に行われることから、1回のコピー処理が終了す
るごとに、更新された現時点のコピーアドレスを格納す
ることになる。
【0024】更に、コピー終了アドレスレジスタ714
には、図3(C)のうよに、コピーを終了させるメモリ
の最終アドレスであるコピー終了アドレス1036が格
納される。このため、コピーアドレスレジスタ712で
更新されるコピーアドレスとコピー終了アドレスレジス
タ714のコピー終了アドレス1036とを比較し、両
者が一致すればコピー終了であることを認識することが
できる。
【0025】TMRユニット10の処理装置10−1〜
10−3及びシステムアダプタ700は、バス12に対
し例えばスプリット方式に従ったコマンド及びデータの
パケット転送を行う。システムアダプタ700のメモリ
コピー制御部708によるメモリコピー処理のため、バ
ス12において、図4のフォーマット構成をもつコマン
ドパケットが準備される。
【0026】図4(A)はコマンドパケット746の基
本フォーマットであり、パケット番号フィールド74
8、コマンド種別フィールド750、ロックフラグ75
2、アンロックフラグ754、アドレスフィールド75
6で構成される。パケット番号フィールド748にはパ
ケット番号PKNOが格納され、個々のパケットに付け
られるもので、パケットの識別に使用する。
【0027】コマンド種別フィールド750には、パケ
ットの種別を指定するコマンド種別CMDが格納され
る。ロックフィールド752には、アクセス先のメモリ
のリードまたはライト後に同一アドレスの他の装置によ
るアクセスを禁止するためのロックフラグLCKのセッ
トを行う。アンロックフィールド754には、ロックフ
ィールド752のロックフラグLCKのオンでアクセス
禁止状態としたメモリ側に対し、アクセス禁止を解除す
るためのアンロックフラグULCKをセットする。アド
レスフィールド756には、メモリのアクセスアドレス
が格納される。
【0028】この図4(A)の基本的なコマンドパケッ
トに基づき、本発明のコピー処理にあっては、図4
(B)(C)のノーマルリードコマンドパケットC1、
ノーマルライトパケットC2に加え、図4(D)(E)
のロックリードコマンドパケットC3及びアンロックラ
イトパケットC4が新たに準備されている。図4(D)
のロックリードコマンドパケットC3は、パケット番号
フィールド748のパケット番号PKNO=3であり、
コマンド種別フィールド750には図4(B)のノーマ
ルリードコマンドパケットC1と同様、CMD=0が格
納されている。次のロックフィールド752のロックフ
ラグLCKは、LCK=1にセット(オン)される。
【0029】図4(E)のアンロックライトコマンドパ
ケットC4は、パケット番号PKNO=4であり、コマ
ンド種別フィールド750には図76(C)のノーマル
ライトコマンドパケットC2と同じCMD=1がセット
される。次のロックフィールド752は0にオフされて
いるが、アンロックフィールド754のアンロックフラ
グULCKが1にセットされている。
【0030】図5は、図4のコマンドパケットに対する
リプライパケットであり、図5(A)にリプライパケッ
トの基本フォーマットを示し、図5(B)(C)にリー
ドリプライパケットC5、ライトリプライパケットC6
を示している。図5(A)のリプライパケット758の
基本フォーマットは、先頭のパケットフィールド760
に続いてコマンド種別フィールド762が設けられ、次
のフィールドをステータスフィールド764とし、最後
にアドレスフィールド766を設けている。
【0031】図4のコマンドパケット及び図5のリプラ
イパケットに続いては、ライトパケットについては1ま
たは複数のデータパケットが続き、またリードリプライ
パケットについても同様に1または複数のデータパケッ
トが続くことになる。図6は、システムアダプタ700
のメモリコピー制御部708によるTMRユニット10
に対するメモリコピー処理の手順を示している。
【0032】図6において、マスター処理装置10−1
のプロセッサ702−1は、故障によりTMRユニット
10から切り離された処理装置10−3が活性保守によ
り新たな処理装置に交換されたか否かを監視している。
具体的には、バス12に対する処理装置10−3の取外
しと取外し後の再接続に伴うポート接続情報をバス12
のバスタグ制御線により得ることで、マスター処理装置
10−1のプロセッサ702−1は処理装置10−3の
交換を認識する。
【0033】装置交換を認識したマスタ処理装置10−
1は、二重化構成としてのシステム動作を停止し、この
状態で処理装置10−1〜10−3のクロックレベルの
同期化および内部状態の共通設定を行った後、二重化構
成によるシステム動作を際スタートする。システム動作
を際スタートしたマスター処理装置10−1のプロセッ
サエレメント702−1は、システムアダプタ700に
対しコピースタートを指示する。このコピースタート
の指示は、バス12を使用してもよいし、専用の制御
線による指示であってもよい。
【0034】またマスター処理装置10−1からのコピ
ースタートの指示に基づき、システムアダプタ700
に設けているコマンドアドレスレジスタ710には、図
3(A)のように、そのスタートフラグ1032がオン
にセットされ、また最初のロックリードコマンドパケッ
ト発行のためにロックフラグ1028も1にセットされ
る。またコピーアドレスレジスタ712にはコピー開始
アドレスがセットされ、コピー終了アドレスレジスタ7
14にはコピー終了アドレスがセットされる。
【0035】このようなマスター処理装置10−1から
のコピースタートの指示を受けたシステムアダプタ7
00のメモリコピー制御部708は、新たに交換した処
理装置10−3のメモリ704−3に対し、現在動作中
の処理装置10−1,10−2のメモリ704−1,7
04−2の内容をコピーするためのメモリコピー処理を
開始する。
【0036】まずメモリコピー制御部708は、バス1
2に対しロックリードコマンドパケットを発行する。
このロックリードコマンドパケットは、処理装置10
−1〜10−3のそれぞれでメモリ制御部706−1〜
706−3に取り込まれ、コマンド解読によりメモリ7
04−1〜704−3のリードが行われる。このメモリ
リードにより、TMRユニット10を構成する処理装置
10−1〜10−3のうちマスター処理装置10−1の
みがバス12にリプライパケットを送出する。このた
め、システムアダプタ700のメモリコピー制御部70
8は、マスター処理装置10−1から送信されたリプラ
イパケットを受信し、リプライパケットに続いて送
出されるデータパケットからリードデータを取り込んで
バッファする。
【0037】一方、システムアダプタ700からバス1
2に送信したロックリードコマンドパケットは、図4
(D)のように、ロックフィールド752のロックフラ
グLCKが1にセットされているため、メモリ制御部7
06−1〜706−3のそれぞれは、この時点で指定さ
れたコピーアドレスに対するノーマルリードコマンドパ
ケット及びノーマルライトパケットによるアクセスを禁
止するための禁止フラグをセットする。
【0038】次に図7に示すように、システムアダプタ
700のメモリコピー制御部708は、バス12に対し
コピーアドレスレジスタ712のコピーアドレスをセッ
トしたアンロックライトパケットを発行する。またア
ンロックライトパケットに続いて、図7のロックリー
ドコマンドパケットに対するリプライパケットによ
って得られたリードデータを含むデータパケットをバス
12に転送する。
【0039】処理装置10−1〜10−3のそれぞれ
は、システムアダプタ700から送信されたバス12上
のアンロックライトコマンドパケット及び、これに続
くデータパケットを取り込む。このとき、既に実行され
たロックリードコマンドパケットによりメモリ制御部7
06−1〜706−3のそれぞれにあっては、同じコピ
ーアドレスに対するアクセスを禁止するアクセス禁止フ
ラグがオンとなっている。
【0040】しかしながら、システムアダプタ700か
らのパケットはアンロックライトコマンドパケットであ
り、図4(E)のようにアンロックフィールド754の
アンロックフラグULCKが1にセットされているた
め、このアンロックフラグの解読に基づき、セット状態
にあるアクセス禁止フラグをオフにリセットする。これ
により、同じコピーアドレスに対するアクセスが可能と
なり、アンロックライトパケットに続いて受信したデ
ータパケットのリードデータをメモリ704−1〜70
4−3において、同じコピーアドレスに書き込むことが
できる。このときTMRユニット10として動作中の処
理装置10−1,10−2については、メモリ704−
1〜704−2のコピーアドレスのリードデータをその
まま書き込むだけであるが、新品として交換した処理装
置10−3にあっては、メモリ704−3に処理装置1
0−1,10−2と同じデータを書き込むためのコピー
処理を行うことになる。
【0041】このような図6,図7に示すコピー処理を
所定のデータ量単位に繰り返す。1回のコピー処理が終
了すると、メモリコピー制御部708はコピーアドレス
レジスタ712を更新する。このコピーアドレスの更新
ごとに、メモリコピー制御部708は、コピー終了アド
レスレジスタ714のコピー終了アドレスと更新された
コピーアドレスとを比較している。
【0042】コピーアドレスがコピー終了アドレスに一
致するとコピー終了を認識し、割込制御線などを使用し
て、処理装置10−1〜10−3にコピー終了を通知す
る。システムアダプタ700からのコピー終了通知を受
けたマスター処理装置10−1は、新たに交換した処理
装置10−3のメモリ704−3に動作中の処理装置1
0−1,10−2のメモリ704−1,704−2と同
じデータが格納されたことを認識し、交換した処理装置
10−3をTMRユニットに加え、3台の処理装置10
−1〜10−3によるTMRユニット10の再構築を行
い、二重化構成から三重化構成に移行する。
【0043】図8は、図6及び図7における所定データ
量ごとのコピー処理に伴うメモリコピー制御部708の
処理機能を示している。メモリコピー制御部708には
コピー終了検出部1012が設けられ、コピー終了検出
部1012には比較器866が設けられる。比較器86
6は、コピーアドレスレジスタ712のコピーアドレス
とコピー終了アドレスレジスタ714の終了アドレスと
を比較している。
【0044】コピーアドレスレジスタ712のコピーア
ドレスは、所定データ量ごとのコピー処理が終了するご
とに更新部716により更新される。比較器866にお
いて、更新後のコピーアドレスとコピー終了アドレスと
の一致が判別されると、ストップ指示部715に対し一
致出力が与えられ、終了ステータス1024がオンにな
る。この終了ステータス1024は図3(A)のコピー
コマンドレジスタ712のフィールドの1つであり、こ
の終了ステータス1024のセットで、例えば割込み等
によりTMRユニット10を構成する処理装置10−1
〜10−3に対しコピー終了が通知されることになる。
【0045】図9は、図6,図7におけるコピー処理中
におけるエラー発生時のメモリコピー制御部708の機
能を示している。本発明の高信頼性処理装置としてのT
MRユニット10におけるメモリ容量は、例えば数十メ
ガバイトから数ギガバイトといった容量をもっており、
TMRユニット10としての処理動作を継続しながらメ
モリコピー処理を完了するためには、それ相当の処理時
間が必要となり、コピー処理の途中でエラーが発生する
可能性もある。
【0046】図9のシステムアダプタに設けられたメモ
リコピー制御部708にあっては、コピー終了検出部1
012の中に更にエラー検出部717が設けられてい
る。エラー検出部717は、コピー処理中にエラー例え
ばリプライパケットに続いて受信したデータパケットで
パリティエラーを検出すると、ストップ指示部715に
対しエラー検出を通知し、更新部716の更新を停止す
る。
【0047】同時に、終了ステータス1024をセット
し、エラー検出に伴う異常終了処理を行う。実際には、
エラー検出出力が得られた際に、予め定めた回数のリト
ライを行ってもエラーが検出されない場合に、ストップ
指示部715によるエラー検出に伴う異常終了処理を行
う。このエラー検出に伴う異常終了処理にあっては、更
新部716による更新の停止でコピーアドレスレジスタ
712にエラーを検出したときのコピーアドレスが保持
されている。またエラー検出部717により図3(A)
のコピーコマンドレジスタ712の中のエラーステータ
ス1024をセットすることで、そのときのエラー内容
を保持する。
【0048】このようにメモリコピー制御部708にエ
ラー検出時のコピーアドレスとエラー内容を保持してお
けば、その後にマスター処理装置10−1からの参照で
エラーステータス1024よりエラー内容を知り、エラ
ー回復措置を取った後に再度コピースタートを指示する
ことで、エラー停止となったコピーアドレスからのコピ
ー処理の再開が可能となる。
【0049】図10のフローチャートは、図2のシステ
ムアダプタ700におけるメモリコピー制御部708の
コピー処理である。まずステップS1で、TMRユニッ
ト10のマスター処理装置10−1よりコピースタート
の指示を受けると、コピー開始アドレス及び終了アドレ
スのセット、更にはロックリードコマンドパケット送信
のためのロックフラグのセットを行い、ステップS2
で、コピー開始アドレスを指定したロックリードコマン
ドパケットをバス12に送信する。
【0050】続いてステップS3で、マスター処理装置
10−3からのリプライパケットを待っており、リプラ
イパケットを受信するとステップS4に進み、リプライ
パケットに続くデータパケットで受信したリードデータ
をリードバッファに格納し、ステップS5で、アンロッ
クライトコマンドのパケットをバス12に送信する。次
にステップS6で、リードバッファに格納しているデー
タから構築したデータパケットをバス12に送信する。
ステップS7では、マスター処理装置10−1からのア
ンロックライトパケットに対するリプライパケットの有
無をチェックしている。リプライパケットを受信する
と、ステップS8でコピーアドレスを更新し、ステップ
S9でコピー終了アドレスか否かチェックし、一致する
までステップS2からの処理を繰り返す。終了アドレス
にコピーアドレスが一致すれば、TMRユニット10の
各処理装置10−1〜10−3に対しメモリコピー終了
を割込み等により通知する。
【0051】図11は、TMRユニット10のマスター
処理装置10−1の処理である。なお、スレーブ処理装
置10−2,10−3は、バスに対するパケット送信を
行わない以外はマスター処理装置10−1と同じであ
る。図11において、マスター処理装置10−1は、ス
テップS1でTMRユニット10を構成した通常のマス
ター処理装置としての動作を行っている。この状態で、
故障により離脱した処理装置10−3の活性保守による
交換があると、ステップS2で処理装置交換を認識し、
ステップS3で、システムアダプタ700に対しコピー
処理の開始を指示する。続いてステップS4で、バス1
2からのコマンドパケットの受信をチェックしている。
【0052】コマンドパケットを受信すると、ステップ
S5でロックリードコマンドか否かチェックする。コピ
ー処理の場合には、最初ロックリードコマンドが送られ
てくることから、ステップS6に進み、アクセスアドレ
スのロックフラグをオンし、同時にステップS7でアク
セスアドレスのメモリリードを行う。続いてステップS
8で、リプライコマンドのコマンドパケットをバス12
に送信し、続いてステップS9で、リードデータのデー
タパケットを送信する。
【0053】このようなロックリードコマンドに対する
リプライコマンド及びリードデータの送信に対し、シス
テムアダプタ側からアンロックライトコマンドのコマン
ドパケットが送信されてくる。そこでステップS4で新
たなコマンド受信が行われたならば、ステップS5から
S10に進んで、アンロックライトコマンドのコマンド
パケットであることを認識し、ステップS11で、アク
セスアドレスのロックフラグをオフとした後、ステップ
S12で、受信データのメモリライトを行い、ステップ
S13でリプライコマンドのリプライパケットをバス1
2に送信する。
【0054】一方、ステップS6〜S9のロックリード
コマンドに対するリード処理が終了した後にステップS
4でノーマルライトコマンドのコマンドパケットが受信
されたとすると、ステップS14に進んで、ノーマルラ
イトコマンドが判別され、この場合には、ステップS1
5でアクセスアドレスのロックフラグをリードする。ノ
ーマルライトコマンドによるアクセスコマンドがステッ
プS6のコピー処理のためのアクセスアドレスと同一ア
ドレスであった場合には、ロックフラグがオン状態にセ
ットされており、ロックフラグのオンをステップS6で
判別すると、ステップS17で、ビジィのステータスを
もった応答コマンドのパケットをバス12に送信する。
このため、メモリコピーのためのリードが行われたアド
レスに対するノーマルライトコマンドによるアクセスは
禁止されることになる。
【0055】このアクセス禁止は、ステップS11でア
ンロックライトコマンドに基づくロックフラグのオフが
行われるまで維持される。ロックフラグがオフされる
と、それまでビジィ応答によりリトライとなっていたノ
ーマルライトコマンドが正常に受領されて、ステップS
12の受信データのメモリライト、及びステップS13
のリプライコマンドのパケット送信が正常に行われるこ
とになる。
【0056】更に、ロックフラグのオン状態で同じアク
セスアドレスに対するノーマルリードコマンドを受信し
た場合には、ステップS18のメモリリード処理に進
む。このメモリリード処理にあっても、もしコピー処理
中のアクセスアドレスと同一アドレスであったならば、
ビジィ応答を返してアクセスを禁止させてもよい。また
ノーマルリードについては、コピーアドレスのデータの
更新は行われないことから、正常にリード動作を行って
応答するようにしてもよい。 2.コピーテスト TMRユニットに対し活性保守により故障した処理装置
を新品の装置に交換した場合のメモリコピー処理に際し
ては、メモリコピー処理が確実に行われるかどうかを確
認するため、メモリコピー処理に先立ってテストコピー
処理を行うことが望ましい。
【0057】図12は、メモリコピー処理に先立って行
うテストコピー処理を示している。TMRユニット10
のマスター処理装置10−1は、故障した処理装置10
−3の交換を認識すると、システムアダプタ700のメ
モリコピー制御部708にコピー処理の開始を指示する
が、これに対しメモリコピー制御部708は、直ちにメ
モリコピー処理を開始せず、まずテストコピーのため
のコマンドパケットをバス12に送信する。
【0058】テストコピーのためのコマンドパケット
を受領した処理装置10−1〜10−3のそれぞれは、
図13のマスター処理装置10−1に代表して示すよう
に、メモリ704−1の予め定められた領域A1にテス
トデータを書き込み、続いて領域A1のテストデータを
別の領域A2にコピーするコピー処理を行う。再び図1
2を参照するに、続いてシステムアダプタ700のメモ
リコピー制御部708は、バス12に対しコンペアリー
ドのためのコマンドパケットを送信し、処理装置10−
1よりリプライとして、リプライコマンドに続いて比
較のための2つのリードデータのデータパケットを受信
する。即ち図13のように、マスター処理装置10−1
のメモリ704−1における領域A1のテストデータと
領域A2にコピーしたテストデータをそれぞれシステム
アダプタ700に読み出し、リードコンペア処理部10
40で両者を比較する。
【0059】このリードコンペア処理部1040による
2つのテストデータの比較で一致が得られればテストコ
ピーを正常終了とし、本来のメモリコピー処理に移行す
る。もしリードコンペア処理部1040で2つのテスト
データが不一致であった場合には、バス12あるいはT
MRユニット10−1側に障害があることから、メモリ
コピー処理を異常終了させる。
【0060】もちろん、テストコピー処理が異常終了し
た場合には、マスター処理装置10−1においてTMR
ユニットのどの処理装置が故障かあるいはバス12の障
害かは判別され、故障判別結果に対応した適切なリカバ
リ処理が行われることになる。図14のフローチャート
は、図12のテストコピー処理について、システムアダ
プタ700側とマスター処理装置10−1側の処理を併
せて示している。
【0061】図14においてシステムアダプタは、まず
ステップS1で、アドレスA1にテストデータをライト
するコマンドのパケットを送信する。このコマンドパケ
ットの送信を受けて、マスター処理装置はステップS1
01でメモリのアドレスA1に所定のテストデータをラ
イトし、リプライコマンドを応答する。続いてシステム
アダプタは、ステップS2でアドレスA1からA2への
コピーコマンドのパケットを送信する。このコマンドパ
ケットの送信を受けて、マスター処理装置はステップS
102でメモリのアドレスA1のテストデータをアドレ
スA2にコピーし、リプライコマンドをパケット送信す
る。
【0062】続いてシステムアダプタは、ステップS3
で、アドレスA1のリードコマンドのパケットを送信
し、マスター処理装置はステップS103でメモリのア
ドレスA1のリードによりリードデータを応答する。次
に、システムアダプタは、ステップS4でアドレスA2
のリードコマンドのパケットを送信し、マスター処理装
置はステップS104でメモリのアドレスA2のリード
による応答を行う。
【0063】この状態でマスター処理装置より2つのア
ドレスA1,A2のリードデータが得られることから、
システムアダプタはステップS5で2つのリードデータ
を比較する。ステップS6でリードデータの一致が判別
されると、ステップS7に進み、メモリコピー処理を起
動する。不一致であれば異常終了とする。このようなメ
モリコピー処理開始前のテストコピー処理によりTMR
ユニット10の処理装置におけるメモリコピーの機能を
確認することで、より確実に、交換した処理装置に対す
るメモリコピーを実行することができる。 3.メモリコピーのハードウェア構成 図15は、図12のシステムアダプタ700に設けたメ
モリコピー制御部708の回路ブロックである。メモリ
コピー制御部708は、転送制御部711を有し、転送
制御部711に対してはコマンドレジスタ710、コピ
ーアドレスレジスタ712、コピー終了アドレスレジス
タ714が接続されている。このうちコピーアドレスレ
ジスタ712には更新回路716が設けられ、転送制御
部711からの更新イネーブル信号により所定データ量
単位のコピー終了ごとにコピーアドレスの更新が行われ
る。
【0064】システムアダプタ700が接続されるバス
12は、例えば32ビットのデータバス線と所定数のバ
スタグ制御線で構成されている。データバス線はデータ
バス端子718に接続される。タグ制御線は、制御端子
720,722,724,726,728,730に接
続される。制御端子720はアドレスセンド信号の入出
力端子である。制御端子722は、データセンド信号の
入出力端子である。制御端子724は、システムアダプ
タバスリクエストの出力端子である。
【0065】制御端子726は、システムアダプタバス
グラント信号の入力端子である。制御端子728は、処
理装置に対するPMバスグラント信号の入力端子であ
る。制御端子730は、処理装置に対するPM割込通知
信号の出力端子である。これ以外にも、必要とするバス
タグ制御線に応じて対応する制御端子が設けられるが、
説明を簡単にするため省略している。データバス端子7
18に対しては、出力バッファ742とリードバッファ
744が設けられている。出力バッファ742にはバス
に対するコマンドパケット及びデータパケットが格納さ
れる。リードバッファ744には、バスから受信したデ
ータパケットによるリードデータが格納される。出力バ
ッファ742におけるコマンドパケットの生成及びデー
タパケットの生成は、転送制御部716からのセットク
ロックに同期したORゲート740からの出力で行われ
る。
【0066】ORゲート740は5入力のORゲートで
あり、それぞれANDゲート730,732,734,
736,738を備えている。ANDゲート730,7
32,734,736,738には、ノーマルリードコ
マンドC1、ノーマルライトコマンドC2、ロックリー
ドコマンドC3、アンロックライトコマンドC4、及び
リードバッファ744からのリードデータRDが入力さ
れている。
【0067】それぞれのコマンド及びデータは転送制御
部711からの選択信号S1〜S5により選択され、出
力バッファ742に格納されてコマンドパケットまたは
データパケットが作成される。図16は図15に示した
システムアダプタのメモリコピー制御部708の詳細で
あり、同一の回路要素は同じ番号で表わしている。この
メモリコピー制御部708は、図16に示すコピースタ
ート指示回路1000、送受信タイミング回路100
2、コマンドデータ選択指示回路1004、及び図17
に示すパケット送信回路1006、コマンドデコード回
路1008、コピーアドレス更新回路1010、及びコ
ピー終了検出回路1012で構成される。
【0068】また図18は、図2のマスター処理装置1
0−1に設けたメモリ制御部706−1の詳細であり、
他の処理装置10−2,10−3のメモリ制御部706
−2,706−3も同じ回路構成をもつ。マスター処理
装置10−1のメモリ制御部706−1は、受信タイミ
ング回路1014、パケット受信回路1016、メモリ
制御回路1018、送信タイミング回路1020、パケ
ット送信回路1022で構成されている。
【0069】このようなシステムアダプタのメモリコピ
ー制御部708及びマスター処理装置のメモリ制御部に
ついて動作と共に構成を説明すると、次のようになる。 コピースタートとロックリードコマンド まずマスター処理装置10−1からの指示により、図1
5のシステムアダプタのコマンドレジスタ710のスタ
ートフラグがオンとなり、同時にロックリードコマンド
を発行するためにロックフラグのビットオンも行われ
る。このコマンドレジスタ710のスタートフラグのセ
ット論理により、図16のコピースタート指示回路10
00のORゲート768よりセット論理信号e1がオン
し、FF772で保持された後、コピースタート信号e
3としてFF774に保持され、ANDゲート776、
ORゲート778を介してコピースタート信号e4がオ
ンする。
【0070】コピースタート信号e4は送受信タイミン
グ回路1002に与えられ、ORゲート812、FF8
16及びドライバ818を介して制御端子724に対す
るSAバスリクエスト信号e11をオンし、バスアービ
タ11に対するバス利用権の獲得を要求する。このSA
リクエスト信号e11のオンに対し、バスアービタ11
からは許可信号としてのSAグラント信号e12が制御
端子726に応答される。
【0071】したがって、制御端子726及びドライバ
826を介して得られたSAグラント信号e12は、A
NDゲート822の出力をオンして、FF824,82
6を介してシステムアダプタ内の動作ステージ信号CS
T1,CST2,CST3を順次オンとする。一方、コ
ピースタート指示回路1000より出力されたコピース
タート信号e4は、コマンドデータ選択指示回路100
4からロックリードコマンド選択信号S3をオンとす
る。即ち、セット論理によりFF780よりロック信号
e5がオンとなっており、またFF810からのリード
を示す信号e10がオンとなっており、更にコピースタ
ート信号e4がオンとなることで、ANDゲート784
の出力がオンとなってロックリードコマンド選択信号e
3を出力する。
【0072】このロックリードコマンド選択信号e3は
図17のパケット送信回路1006のANDゲート73
4に与えられ、同時に入力しているロックリードコマン
ドC3を選択し、ORゲート740及びゲート回路84
2を介して出力バッファ742に格納し、ロックリード
コマンドの送信パケットを生成し、このときORゲート
843で得られるアドレスセンド信号e14のオンによ
るイネーブル状態で、データバス端子718に対しロッ
クリードコマンドのコマンドパケットを送信する。
【0073】即ち、図16の送受信タイミング回路10
02における送信動作ステージ信号CST1のタイミン
グでパケット送信回路1006の出力バッファ742に
ロックリードコマンドC3のコマンドパケットをセット
し、次の送信動作ステージ信号CST2のタイミングで
バスデータBDとしてバスに出力する。この送信動作ス
テージ信号CST2のタイミングでは、同時に図16の
送受信タイミング回路1002における制御端子720
に対しドライバ830を介してアドレスセンド信号e1
4がオンとなる。
【0074】このようなシステムアダプタ側からのロッ
クリードコマンドのパケット送信に対し、図18のマス
ター処理装置のメモリ制御部は次のように動作する。送
受信タイミング回路1014は、制御端子888にアド
レスセンド信号e30を受けると、FF892で保持し
た後、ANDゲート894に続いて設けた3つのFF8
96,898,900によって3段階の受信動作ステー
ジ信号MST1〜MST3を生成する。同時にFF90
4によるラッチでチップセレクト信号e31をオンとす
る。チップセレクト信号e31は、ANDゲート902
に対する受信動作ステージ信号MST3がオンとするま
で維持される。
【0075】同時にパケット受信回路1016にデータ
バス端子906よりシステムアダプタから送信されたロ
ックリードコマンドのコマンドパケットが受信され、ド
ライバ908を介してバッファ910に保持される。バ
ッファ910に保持されたロックリードコマンドはデコ
ーダ912により解読され、メモリアクセス信号e32
をオンし、またリードを示す信号e33をオンし、ゲー
ト回路914を介してFF916に保持した後、リード
信号e34をオンする。
【0076】またロックリードコマンドの中のロックフ
ラグはFF918に保持され、ゲート回路920からの
ロック信号e36をオンし、これをFF922で保持し
てフラグメモリ932に出力する。フラグメモリ932
はFF930に保持されたアクセスアドレスの指定を受
け、同時にライトイネーブル信号e37及びチップセレ
クト信号e31がオンしていることから、フラグメモリ
932のアクセスアドレスにアクセス禁止フラグ934
を書き込んでオンとする。
【0077】更にバッファ910に保持されたアドレス
パケット番号コマンドを示す信号e34は、ゲート回路
948を通ってFF950に保持され、メモリ704を
アクセスする。このときチップセレクト信号e31はオ
ン、ANDゲート946からのライトイネーブル信号e
43はオフとなってリードイネーブルであるため、メモ
リ704からはロックリードコマンドで指定されたアド
レスのリードデータe44が読み出され、ゲート回路9
52を介して受信動作ステージ信号MST2のタイミン
グでリードバッファ954に格納される。
【0078】このロックリードコマンドの受信時には、
ロック信号e36のオンによりFF924がゲート回路
926及びFF928を経て得られるマスク信号e36
はオフとなっている。このときフラグメモリ932のア
クセスアドレスからのアクセス禁止フラグ934の読出
しでゲート回路938及びFF940から得られるビジ
ィステータス信号e40がオンしていても、マスク信号
e38のオフによる禁止でビジィステータス信号e40
が出力バッファ988に与えられず、ロックリードコマ
ンドを発行したシステムアダプタ200からの要求がビ
ジィとなることを防止している。
【0079】続いてメモリ704からリードしたりとデ
ータのバス12に対する送信動作に入る。送信動作は、
送信タイミング回路1020が受信タイミング回路10
14からの受信動作ステージ信号MST3をORゲート
956を介して入力してFF960に保持し、制御端子
962よりバスに対し処理装置におけるPMバスリクエ
スト信号e46をオンする。このPMバスリクエスト信
号e46のオンに対し、バスアービタ1より制御端子9
64に対するPMバスグラント信号e47がオンとな
り、FF966,968,974によって順次、送信動
作ステージ信号SST1,SST2,SST3が作成さ
れる。
【0080】パケット送信回路1022は、送信動作ス
テージ信号SST1のタイミングで出力バッファ988
にリプライコマンドとアドレスをセットしてコマンドパ
ケットを作成し、次の送信動作ステージ信号SST2の
タイミングでアドレスセンド信号e50のオンに同期し
て、ドライバ990よりデータバス端子994を介して
バスにリプライパケットを送信し、同時に出力バッファ
988にリードバッファ954のリードデータを格納し
てデータパケットを作成し、次の送信動作ステージ信号
SST3のタイミングでデータセンド信号e51のオン
に同期してバスに送信する。
【0081】次に、図18のマスター処理装置10−1
側からのリプライコマンドに対する図16,図17のシ
ステムアダプタ側は次のように動作する。図16の送受
信タイミング回路1000には、制御端子728からド
ライバ834を介してPMバスグラント信号e15のオ
ンを入力すると、ANDゲート836、FF838及び
840によって受信動作ステージ信号ST1,ST2,
ST3を生成する。
【0082】このPMバスグラント信号e15のオンに
同期した受信動作ステージ信号ST1のオンにより、図
89のパケット受信回路1007に対しデータバス端子
718より受信したリプライパケットのリードデータ
を、ドライバ846を介しANDゲート848及びOR
ゲート852を介して受信動作ステージ信号ST2のタ
イミングでリードバッファ744に格納する。
【0083】またコマンドデコード回路1008におい
て、受信コマンドをデコード852で解読し、リードリ
プライ信号e17をオンする。このためゲート回路85
4及びFF856を介してリードリプライフェーズ信号
e7がオンとなる。リードリプライフェーズ信号e7が
オンになると、図88のコピースタート指示回路100
0のANDゲート794の出力がオンとなり、ORゲー
ト798を介して再アクセス指示信号e9がオンする。
【0084】このため、ANDゲート800、FF80
2、更にORゲート778を介してコピースタート信号
e4が再びオンとなる。このとき再アクセス指示信号e
9のオンによりFF810からのライト信号e10側が
オンとなる。またFF782に対するセット論理により
アンロック信号e6もオンしているため、ANDゲート
786の出力がオンし、アンロックライトコマンド選択
信号e4を出力する。
【0085】一方、再アクセス指示信号e9のオンに伴
うコピースタート信号e4のオンで、送信タイミング回
路1002の制御端子724からのSAバスリクエスト
信号e11がオンとなり、バスアービタ11からの許可
により制御端子726に対するSAバスグラント信号e
12がオンする。このSAバスグラント信号e12のオ
ンにより、最初のロックリードコマンドの送信時と同様
にして送信動作ステージ信号CST1〜CST3が順次
オンし、アドレスセンド信号e14のオン、データセン
ド信号e13のオンが順番に行われる。
【0086】コマンドデータ選択指示回路1004から
のアンロックライトコマンド選択信号S4は、図17の
パケット送信回路1006のANDゲート736に与え
られ、アンロックライトコマンドC4が選択され、送信
動作ステージ信号CST1のタイミングで出力バッファ
42に格納され、次の送信動作ステージ信号CST2の
タイミングにおけるアドレスセンド信号e14のオンに
同期し、データバス端子718よりバスにアンロックラ
イトコマンドのコマンドパケットが送信される。
【0087】同時にパケット受信回路1007のリード
バッファ744に保持されているリードデータRDが、
コマンド選択指示回路1004からのデータ選択信号S
5のオンによりANDゲート738、ORゲート74
0、更にゲート回路842を介して出力バッファ742
に格納される。そして、最後の送信動作ステージ信号C
ST3のタイミングにおけるデータセンド信号e13の
オンに同期し、出力バッファ742のリードデータRD
のデータパケットがバスに送信される。
【0088】システムアダプタからのアンロックライト
コマンドのコマンドパケット及びリードデータのデータ
パケットを送信された図18のマスター処理装置のメモ
リ制御部は、次のように動作する。受信タイミング回路
1014のアドレス信号e30のオンに伴う受信動作ス
テージ信号MST0,MST1,MST2,MST3に
応じ、パケット受信回路1016のバッファ910に格
納されたアンロックライトコマンド及びリードデータに
よるメモリ制御回路1018のメモリ704に対する書
込動作が行われる。まずデコーダ912は、ライトを示
すライト信号e33をオンとし、FF916からのライ
ト信号e34が有効となる。
【0089】またFF918からのアンロック信号e3
5がオンとなり、フラグメモリ932に対するロック信
号e36がオフとなる。このため、FF930で保持し
たアクセスアドレスによるフラグメモリ932のアクセ
スで、それまでオン状態にセットされていたアクセス禁
止フラグ934がロック信号e36のオフによる書込み
でリセットされる。
【0090】このため、メモリ704に対するライトイ
ネーブル信号e43をオフとしていたANDゲート94
6の禁止状態が解除され、ライトイネーブル信号e43
がオンとなり、メモリ704のライトアクセスを可能と
する。メモリ704はFF950を介したアドレスパケ
ット番号及びコマンドのアクセス信号e43によるアク
セスを受けて、FF944の保持で得られたライトデー
タe42のアクセスアドレスへの書込を行う。
【0091】書込みが済むと、受信動作ステージ信号M
ST3のオンに基づき送信タイミング回路1020がP
Mバスリクエストe46をオンとし、これに対するバス
アービタ11からのMPバスグラント信号e47のオン
に基づき送信動作ステージ信号SST1〜SST3を生
成して、メモリ704に対するアンロックライトコマン
ドの正常終了を示すリプライコマンドのシステムアダプ
タに対する送信を行う。
【0092】一方、フラグメモリ932にアクセス禁止
フラグ934がセットされた状態でノーマルライトコマ
ンドによる同じアクセスアドレスのメモリ704に対す
るライト要求があった場合、フラグメモリ932による
アクセスアドレスの指定によるアクセス禁止フラグ93
4の読出しでライトイネーブル信号e43のオフ状態が
作り出され、メモリ704に対するアクセスが禁止され
る。
【0093】フラグメモリ932からのアクセス禁止フ
ラグ934の読出しに基づいてゲート回路938及びF
F940からのビジィステータス信号e40がオンとな
り、このときマスク信号e38はオンしていることか
ら、パケット送信回路1022のANDゲート980の
出力がオンとなり、ゲート回路984を介して出力バッ
ファ988にビジィステータス信号e40が与えられ、
ビジィステータスのリプライパケットをノーマルライト
コマンドの送信元に送り返すようになる。
【0094】これによってコピー処理のためのリードが
終了してから次にコピーのためのライトが行われるまで
の間、同一のコピーアドレスに対するノーマルライトコ
マンドによるアクセスが禁止される。最後に、マスター
処理装置からのアンロックライトコマンドに基づくメモ
リ書込み終了のリプライコマンドを受信したときの図1
6,図17のシステムアダプタ側の動作は次のようにな
る。
【0095】図17のコマンドデコード回路1008
は、パケット受信回路1007を介してマスター処理装
置10−1側から送信されたライトリプライコマンドを
受信すると、デコーダ852による解読でライトリプラ
イ信号e18をオンする。このため、ゲート回路85
8,FF860を介してライトリプライフェーズ信号e
8がオンする。ライトリプライフェーズ信号e8がオン
すると、図16のコピースタート指示回路1000のA
NDゲート796の出力がオンし、ORゲート798を
介して再アクセス指示信号e9が再びオンする。
【0096】同時にFF810からのリード信号e10
側を次のコピー処理のロックリードコマンドの送信のた
めにオンする。更に図17のコマンドデコード回路10
08で得られたライトリプライフェーズ信号e8は、コ
ピーアドレス更新回路1010に与えられる。コピーア
ドレス更新回路1010に対するライトリプライフェー
ズ信号e8がオンになると、コピーアドレスレジスタ7
12に対するイネーブル信号e19をオフとし、コピー
アドレスレジスタ712を次のメモリコピーアドレスに
更新する。
【0097】更新されたコピーアドレスレジスタ712
のコピーアドレスe20は、コピー終了検出回路101
2に設けた比較器866で終了アドレス信号e21と比
較されており、不一致であれば一致信号e22はオフと
なり、コピー終了信号e23もオフとなっている。この
ため、図16のコピースタート指示回路1000からの
コピースタート信号e4が再びオンとなり、ロックリー
ドコマンドとアンロックライトコマンドの送信によるコ
ピー処理を繰り返す。
【0098】図17のコピー終了検出回路1012の比
較器866で、コピーアドレスe21と終了アドレスe
21の一致によって比較器866からの一致信号e22
がオンすると、このときロック信号e5,アンロック信
号e6は共にオンし、またコピーアドレス更新回路10
10のドライバ864による反転で出力される終了信号
e19もオンであることから、ANDゲート868の出
力がオンする。このため、ORゲート872及びFF8
76を介して正常終了信号e24がオンし、ドライバ8
80より制御端子730を介してマスター処理装置10
−2に対しPM割込信号e25がオンする。
【0099】またORゲート870を介してコピー終了
信号e23がオンし、図16のコピースタート指示回路
1000のANDゲート770の出力を反転入力により
オフとし、FF772に対するスタートフラグのセット
論理信号e1のラッチを解除する。このため、ANDゲ
ート800が禁止状態となり、再アクセス指示信号e9
のオンによるコピースタート信号e4のオンを禁止す
る。
【0100】正常終了時のPM割込通知信号e25のオ
ンに対しては、マスター処理装置10−1がコピーコマ
ンドレジスタ712の終了ステータス1024の参照で
メモリコピー処理の正常終了を認識することができる。
次にコピー処理中に何らかのエラーが検出された場合、
例えばマスター処理装置からのリプライコマンドによる
受信データのパリティエラーが発生したとすると、図1
7のコピー終了検出回路1012においてパリティエラ
ー信号e16がオンとなる。このため、ORゲート88
2,FF886を介してエラー信号e26がオンとな
り、ORゲート878,ドライバ880を介して制御端
子730よりPM割込通知信号e25をオンする。
【0101】同時に、図3(A)に示したコピーコマン
ドレジスタ712のエラーステータス1026にパリテ
ィエラーを示すエラー情報を格納する。このため、PM
割込通知信号e25を受けたマスター処理装置10−1
にあっては、システムアダプタに設けているコピーコマ
ンドレジスタ712のエラーステータス1024を参照
することにより割込内容を解析して、エラー終了である
ことを認識できる。
【0102】なお上記の実施例にあってはスプリット方
式のバスを例にとるものであったが、本発明はこれに限
定されず、インターロック方式やそれ以外のバスであっ
ても全く同様に適用できる。
【0103】
【発明の効果】以上説明してきたように本発明によれ
ば、少なくとも3台の処理装置で構成された三重化処理
による高信頼性情報処理装置において、1台の処理装置
が故障した際の活性保守による復旧を、新たに交換した
処理装置のメモリを動作中の処理装置のメモリに一致さ
せるためのコピー処理により可能とし、速やかな三重化
構成への復旧を可能とし、耐故障性を大きく高めること
ができる。
【0104】またメモリコピー処理中に他の装置からの
コピー対象領域に対するアクセスを抑制することで、メ
モリコピー中の更新を抑止すると同時に、通常動作にお
ける制限を最小限に抑えることが可能となり、メモリコ
ピーに時間が掛かっても、業務の停止といった事態を確
実に回避できる。またメモリコピーに先立ってテストコ
ピーを行うことで、転送制御系回路の正常動作を確認で
きるため、早期に異常の検出が可能となり、システムの
迅速な復旧を図ることができる。
【0105】更に、メモリコピーの処理中に特定のメモ
リ領域がアクセス禁止に陥っても、処理装置側からのア
ンロックコマンドの発行で簡単にロック状態を解除でき
るため、システムを通常状態に復旧してリトライするな
どの適切な処理ができる。更にまた、コピー処理中にエ
ラー終了した場合、終了アドレス及びエラー内容を処理
装置側から認識できるため、エラー原因に対応したエラ
ー回復が確実にでき、またエラー時のコピーアドレスか
ら処理を再開できるため、リトライに要する時間を低減
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理説明図
【図2】処理装置交換時にメモリコピー処理を行うブロ
ック図
【図3】図2のシステムアダプタのレジスタ内容の説明
【図4】バスコマンドパケットと具体例の説明図
【図5】バスリプライパケットと具体例の説明図
【図6】メモリコピー処理のスタートとロックリードコ
マンドの処理説明図
【図7】図6に続くアンロックライトコマンドの処理説
明図
【図8】メモリコピー処理におけるシステムアダプタの
機能ブロック図
【図9】エラー検出時のシステムアダプタの機能ブロッ
ク図
【図10】システムアダプタのコピー処理のフローチャ
ート
【図11】マスター処理装置のコピー処理のフローチャ
ート
【図12】コピーテスト処理の説明図
【図13】コピーテスト処理の機能ブロック図
【図14】コピーテスト処理のフローチャート
【図15】図2のシスタムアダプタのメモリコピー制御
部のブロック図
【図16】図15のメモリコピー制御部の回路図
【図17】図15のメモリコピー制御部の回路図(続
き)
【図18】図2の処理装置のメモリ制御回路の回路図
【符号の説明】
10:TMRユニット(3重化構成ユニット) 10−1,10−2,10−3,10−n:処理装置 12,12−1,12−2:バス 700:シスタムアダプタ 702−1〜702−3:プロセッサ 704−1〜704−3:メモリ 706−1〜706−3:メモリ制御部 708:メモリコピー制御部 710:コマンドレジスタ 712:コピーアドレスレジスタ 714:コピー終了アドレスレジスタ 716:転送制御 742,988;出力バッファ 744,954ドバッファ 886:比較器 932:フラグメモリ 1000:コピースタート指示回路 1002:送受信タイミング回路 1004:コマンドデータ選択指示回路 1006:パケット送信回路 1007:パケット受信回路 1008:コマンドデコード回路 1010:コピーアドレス更新回路 1012:コピー終了検出回路 1014:受信タイミング回路 1016:パケット受信回路 1018:メモリ制御回路 1020:送信タイミング回路 1022:パケット送信回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 須藤 清 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 (72)発明者 柞木 賢一 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 (72)発明者 彦野 厚志 石川県河北郡宇ノ気町字宇野気ヌ98番地の 2 株式会社ピーエフユー内 (72)発明者 加藤 貴紀 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 (72)発明者 金谷 英治 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】バスを介して接続され、同じ処理動作を同
    時に行う複数の処理装置を有し、前記処理装置のうちの
    1台をマスター処理装置とし、残りをスレーブ処理装置
    とし、前記マスター処理装置は生成した情報の前記バス
    への送出と前記バス上の情報の取り込みを行い、前記ス
    レーブ処理装置は生成した情報を前記バスへ送出せず前
    記バス上の情報の取り込みのみを行う多重化ユニットで
    構成された情報処理システムのメモリコピー装置に於い
    て、 前記多重化ユニットを構成する前記複数の処理装置のう
    ちの1台が故障して新たな処理装置に交換した際に、動
    作中の処理装置のメモリの内容の交換した処理装置のメ
    モリへのコピーを指示するコピー処理部と、 前記コピー処理部の指示に基づいてメモリのコピー動作
    を行うと共に、コピー中における前記メモリのコピー領
    域に対する他の装置によるアクセスを禁止するメモリ制
    御部と、を設けたことを特徴とする情報処理システムの
    メモリコピー装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の情報処理システムのメモリ
    コピー装置に於いて、 前記コピー処理部は、前記メモリ制御部にリードコマン
    ドを発行してコピー領域のリードデータを取得し、続い
    て前記メモリ制御部にライトコマンドを発行して前記リ
    ードデータを同じコピー領域へライトさせ、 前記メモリ制御部は、前記コピー処理部からのリードコ
    マンドに基づいてメモリのコピー領域のデータをリード
    すると共に該コピー領域に対する他の装置からのアクセ
    スを禁止し、前記コピー処理部からのライトコマンドに
    基づいて前記コピー領域に前記リードデータをライトす
    ると共に前記アクセス禁止状態を解除することを特徴と
    する情報処理システムのメモリコピー装置。
  3. 【請求項3】請求項1記載の情報処理システムのメモリ
    コピー装置に於いて、前記コピー処理部は、 コピー開始アドレスを保持した第1レジスタと、 コピー終了アドレスを保持した第2レジスタと、 所定データ量単位に前記メモリ制御部にリードコマンド
    を発行してコピー領域のリードデータを取得し、続いて
    前記メモリ制御部にライトコマンドを発行して前記リー
    ドデータの同じコピー領域へライトさせるコピー指示部
    と、 該コピー指示部による所定データ量単位のコピーが終了
    する毎に、前記第1レジスタのコピーアドレスを更新す
    る更新部と、 前記第1レジスタと第2レジスタのコピーアドレスを比
    較し、両者が一致した時に、コピー処理の正常終了を検
    出してコピー処理を停止させるコピー終了検出部と、を
    備えたことを特徴とする情報処理システムのメモリコピ
    ー装置。
  4. 【請求項4】請求項3記載の情報処理システムのメモリ
    コピー装置に於いて、前記コピー処理部のコピー指示
    は、前記メモリ制御部にリード領域の通常コマンドによ
    るアクセスを禁止するロック情報を付加したリードコマ
    ンドを発行し、続いて前記メモリ制御部に前記ロック情
    報を解除するアンロック情報を付加したライトコマンド
    を発行することを特徴とする情報処理システムのメモリ
    コピー装置。
  5. 【請求項5】請求項1記載の情報処理システムのメモリ
    コピー装置に於いて、前記コピー処理部は、コピー処理
    に先立って前記メモリ制御部に、前記処理装置のメモリ
    の第1領域から第2領域へのデータのコピーを指示し、
    コピー元とコピー先の各データをリードして比較するこ
    とにより、コピーが正常に行われたか否か確認するテス
    トコピー処理部を備えたことを特徴とする情報処理シス
    テムのメモリコピー装置。
JP09223896A 1996-04-15 1996-04-15 情報処理システムのメモリコピー装置 Expired - Fee Related JP3696689B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP09223896A JP3696689B2 (ja) 1996-04-15 1996-04-15 情報処理システムのメモリコピー装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP09223896A JP3696689B2 (ja) 1996-04-15 1996-04-15 情報処理システムのメモリコピー装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09282292A true JPH09282292A (ja) 1997-10-31
JP3696689B2 JP3696689B2 (ja) 2005-09-21

Family

ID=14048866

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP09223896A Expired - Fee Related JP3696689B2 (ja) 1996-04-15 1996-04-15 情報処理システムのメモリコピー装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3696689B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6553465B1 (en) 1999-01-28 2003-04-22 Nec Corporation Multiprocessor system with distributed shared memory having hot plug function for main memories
US7493517B2 (en) 2004-12-17 2009-02-17 Nec Corporation Fault tolerant computer system and a synchronization method for the same

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6553465B1 (en) 1999-01-28 2003-04-22 Nec Corporation Multiprocessor system with distributed shared memory having hot plug function for main memories
US7493517B2 (en) 2004-12-17 2009-02-17 Nec Corporation Fault tolerant computer system and a synchronization method for the same

Also Published As

Publication number Publication date
JP3696689B2 (ja) 2005-09-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6266785B1 (en) File system filter driver apparatus and method
US7370232B2 (en) Method and apparatus for recovery from loss of lock step
US6493796B1 (en) Method and apparatus for maintaining consistency of data stored in a group of mirroring devices
JP3206006B2 (ja) 二重化バス制御方法及び装置
US5502728A (en) Large, fault-tolerant, non-volatile, multiported memory
EP0514075A2 (en) Fault tolerant processing section with dynamically reconfigurable voting
US7302606B2 (en) Fault recovery method and a storage controller in an information processing apparatus
JP4182948B2 (ja) フォールト・トレラント・コンピュータシステムと、そのための割り込み制御方法
US5742851A (en) Information processing system having function to detect fault in external bus
JP4161276B2 (ja) フォルトトレラントコンピュータ装置およびその同期化方法
JP3329986B2 (ja) マルチプロセッサシステム
EP0709782B1 (en) Error detection system and method for mirrored memory between dual disk storage controllers
GB2369690A (en) A dirty memory using redundant entries indicating that blocks of memory associated with the entries have been written to
JP3774826B2 (ja) 情報処理装置
JPH09282292A (ja) 情報処理システムのメモリコピー装置
GB2369693A (en) A dirty memory for indicating that a block of memory associated with an entry in it has been altered
JPH10133926A (ja) ミラー化ディスク復旧方法と復旧システム
JP2937857B2 (ja) 共通記憶装置のロックフラグ解除方式および方法
JP2968484B2 (ja) マルチプロセッサ計算機及びマルチプロセッサ計算機における障害復旧方法
JPH06282496A (ja) 二重化共有メモリにおける排他制御命令のリカバリ方法
JP3438986B2 (ja) 多重化コンピュータシステムおよび障害回復方法
JPH06124242A (ja) 二重化共有メモリ等価性保証方式
US20050198230A1 (en) Method, system, and article of manufacture for configuring a shared resource
JPS63254555A (ja) 共有二重化メモリ制御方式
JPH06259270A (ja) プロセッサ異常判定回路

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040511

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050301

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050428

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20050607

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20050630

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080708

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090708

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100708

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100708

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110708

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110708

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120708

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120708

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130708

Year of fee payment: 8

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees