JP3182575B2 - 複数計算機システムの共有入出力機器管理方法 - Google Patents

複数計算機システムの共有入出力機器管理方法

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JP3182575B2 JP31983990A JP31983990A JP3182575B2 JP 3182575 B2 JP3182575 B2 JP 3182575B2 JP 31983990 A JP31983990 A JP 31983990A JP 31983990 A JP31983990 A JP 31983990A JP 3182575 B2 JP3182575 B2 JP 3182575B2
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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、複数計算機システムの共有入出力機器管理
方法に係り、特に、複数計算機システムにおける共有入
出力出力機器の使用権の競合管理方法に関する。
〔従来の技術〕
従来、複数計算機を接続して用いる計算機システムに
おいて、各計算機間で共有する入出力機器へのアクセス
管理は、計算機間で共有メモリを使用することにより実
現している。
第23図は、共有入出力機器へのアクセス管理に共有メ
モリを使用する複数計算機システムの具体例を示すブロ
ック図である。
計算機1〜3から入出力機器8の使用要求が発生した
場合、その要求は、各計算機1〜3から計算機間共有メ
モリ9内の入出力機器状態管理部4に先着優先で登録さ
れ、先着計算機に対して使用権が与えられる。このと
き、入出力機器状態管理部4は、システム間リザーブ/
フリー処理するため、使用要求の登録時に計算機1〜3
間の競合は発生しない。後着計算機は、その入出力機器
の使用権が登録済みの場合、自らの使用要求を登録しな
い。入出力機器状態管理部4は、入出力機器8別に内部
分割管理されるため、入出力機器8毎に計算機1〜3に
使用権を与えることができる。また、入出力機器管理部
4がひとつであるため、各計算機1〜3間での一致化処
理も必要としない。入出力機器8の使用権は、使用権を
持つ計算機からの解放要求または使用権を持つ計算機の
停止があった場合に解放され、次の入出力機器8の使用
要求の発生を待つこととなる。
なお、共通入出力機器とバスとの間に各計算機で共用
する共通入出力機器制御部を設けた例としては、特開平
2−31263号等がある。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記従来技術においては、計算機間で共有メモリまた
は共通入出力機器制御部を別に設ける必要があるため、
計算機間に共通に設置するハードウエアを削減すること
により信頼性および保守性を向上させるとともに製品価
格を低減させるという配慮が不足しており、前記共有メ
モリまたは共通入出力機器制御部の故障は複数計算機シ
ステムのシステムダウンにつながる欠点があった。
本発明の目的は、計算機間に共通に設置するハードウ
エアすなわち共有メモリまたは共通入出力機器制御部を
排除しながら、従来と同等の共有入出力機器の管理機能
を実現し、信頼性および保守性を向上させるとともに製
品価格を低減させることが可能な複数計算機システムの
共有入出力機器管理方法を提供することである。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、上記目的を達成するために、3台以上の計
算機とこれら3台以上の計算機に共有される共有入出力
機器と3台以上の計算機および共有入出力機器を接続す
る通信路とを備えた複数計算機システムの共有入出力機
器管理方法において、各計算機が、その内部にマスタお
よびスレーブを判定するための計算機種別管理部と複数
の共有入出力機器の使用権を管理する機器使用権管理部
とを有する入出力機器管理部を備え、計算機種別管理部
が、マスタとなった1台のマスタ計算機の論理計算機番
号を保持し、マスタ計算機が、自らのまたは他のスレー
ブ計算機の共有入出力機器の使用権確保の要求を通信路
により一括管理するとともに、機器使用権管理部に記憶
されたデータにより共有入出力機器の使用権の確保と解
放とを管理する複数計算機システムの共有入出力機器管
理方法を提案する。
前記マスタ計算機は、計算機種別管理部に自計算機の
論理計算機番号を書き込み、マスタ計算機であることを
他の計算機に連絡する。各計算機は、連絡されたマスタ
計算機番号と自計算機の論理計算機番号とを比較してマ
スタ/スレーブを判定する。
本発明は、また、3台以上の計算機とこれら3台以上
の計算機に共有される共有入出力機器と3台以上の計算
機および共有入出力機器を接続する通信路とを備えた複
数計算機システムの共有入出力機器管理方法において、
各計算機が、その内部にマスタおよびスレーブを判定す
るための計算機種別管理部と複数の共有入出力機器の使
用権を管理する機器使用権管理部とを有する入出力機器
管理部を備え、計算機種別管理部が、マスタとなった1
台のマスタ計算機の論理計算機番号を保持し、マスタ計
算機が、自らのまたは他のスレーブ計算機の共有入出力
機器の使用権確保の要求を通信路により一括管理すると
ともに、機器使用権管理部に記憶されたデータにより共
有入出力機器の使用権の確保と解放とを管理し、各計算
機の共有入出力機器管理部を常にマスタ計算機の共有入
出力機器管理部と一致化させる要求を送る複数計算機シ
ステムの共有入出力機器管理方法を提案する。
本発明は、さらに、3台以上の計算機とこれら3台以
上の計算機に共有される共有入出力機器と3台以上の計
算機および共有入出力機器を接続する通信路とを備えた
複数計算機システムの共有入出力機器管理方法におい
て、各計算機が、その内部にマスタおよびスレーブを判
定するための計算機種別管理部と複数の共有入出力機器
の使用権を管理する機器使用権管理部とを有する入出力
機器管理部を備え、計算機種別管理部が、マスタとなっ
た1台のマスタ計算機の論理計算機番号を保持し、マス
タ計算機が、自らのまたは他のスレーブ計算機の共有入
出力機器の使用権確保の要求を通信路により一括管理す
るとともに、機器使用権管理部に記憶されたデータによ
り共有入出力機器の使用権の確保と解放とを管理し、複
数の計算機から同時に共有入出力機器の使用権確保要求
が出されたとき先着優先方式で使用権確保要求を処理す
る複数計算機システムの共有入出力機器管理方法を提案
する。
通信で各計算機からの前記計算機論理番号を所定時間
以上受信できないときには、その計算機に異常または停
止が発生したと診断する。
特に、共有入出力機器の使用権確保中の計算機に異常
または停止が発生したときには、マスタ計算機は異常ま
たは停止が発生した計算機の共有入出力機器使用権をす
べて解放する。
マスタ計算機は、異常または停止を生じた計算機から
の再起動完了時のイニシャル要求を受付け、他の計算機
の共有入出力機器管理部の一致化を要求し、回復した計
算機の再加入を認める。
マスタ計算機自身に異常または停止が生じたときは、
それを論理計算機番号で検出したスレーブ計算機のうち
のひとつが、所定の論理により、マスタ権を確認し、他
に生きているスレーブ計算機に共通入力機器管理部の一
致化要求を出し、マスタ権の移行処理完了を認識させ
る。
〔作用〕
複数計算機システムにおいては、通常、計算機毎に異
たる論理計算機番号が付加されている。
共有入出力機器管理部をシステム内で一致化させる処
理は、特定の論理に従い決定されるマスタ計算機の状態
に他のスレーブ計算機が合わせることによりなされる。
各計算機の共有入出力機器管理部の状態変化は、常にマ
スタ計算機のみが管理するので、各計算機間で共有入出
力機器管理部の状態が不一致になることはない。
計算機のマスタ権は、特定の論理に従い、システム内
で唯一に設定される。マスタ計算機の停止等の事象で、
マスタ業務を続行できないときには、スレーブ計算機の
いずれか1台が、特定の論理に従い、新マスタ計算機と
なるから、システム内にマスタ計算機が不在となること
はない。
共有入出力機器の使用権は、自計算機内の共有入出力
機器管理部を管理することにより確保される。使用希望
の入出力機器の状態がフリーすなわちどの計算機からも
使用権が未確保であるときのみ、使用権の確保要求を発
行できる。マスタ計算機がこの要求を先着優先論理で受
付け、自計算機内の共有入出力機器管理部を更新し、そ
の入出力機器に対する使用権を要求元計算機に与える。
他のスレーブ計算機は、システム内一致化処理によ
り、共有入出力機器管理部がマスタ計算機の共有入出力
機器管理部の状態と同一になると、使用権の確保要求を
発行した計算機の使用権確保の成否を認識できる。すべ
ての計算機からの使用権確保要求は、マスタ計算機内で
先着優先処理されるから、同一共有入出力機器に対する
計算機間の競合は発生しない。また、他のスレーブ計算
機も使用権確保要求を受付けるが、処理はキャンセルす
る。
マスタ計算機は、その入出力機器の状態がフリーであ
ることを条件に使用権を与えるので、先着優先処理が誤
動作することもない。
使用権解放要求が発生した場合と、使用権確保中計算
機が停止または処理続行不能状態となった場合に、マス
タ計算機が共有入出力機器管理部を更新すると、共有入
出力機器の使用権は、解放される。使用権を持っていた
計算機が使用権解放要求を発行すると、マスタ計算機は
要求を受付け、自計算機内の共有入出力機器管理部を更
新し、その入出力機器の使用権を解放してフリーとす
る。他のスレーブ計算機は、システム内一致化処理によ
り、共有入出力機器管理部がマスター計算機の共有入出
力機器管理部の状態と同一になると、使用権が解放され
たことを認識できる。また、他のスレーブ計算機も使用
権解放要求を受付けるが、処理はキャンセルする。
さらに、マスタ計算機は、その入出力機器の使用権が
要求元計算機にある場合にのみ使用権を解放するので、
誤まって使用権を解放することもない。使用権確保中の
計算機に停止等が生じたの場合、計算機間相互診断のた
めのライフチェック信号がその計算機から来なくなるか
ら、マスタ計算機は、その計算機の処理を続行不能と判
断し、使用権を解放する。
〔実施例〕
次に、第1図〜第22図を参照して、本発明による複数
計算機システムの共有入出力機器管理方法の一実施例を
説明する。
第1図は、3台の計算機1,2,3と1台の共有入出力機
器8とをブロードキャスト通信路7で結合した複数計算
機システムを示すブロック図である。各計算機1,2,3内
には、それぞれ共有入出力機器管理部4,5,6を設けてあ
る。なお、矢印は、データの流れを表している。
計算機1内の共有入出力機器管理部4は、第2図に示
すように、計算機種別管理部4aと、機器使用権管理部4b
とからなり、計算機のマスタまたはスレーブを判定し、
共有入出力機器の使用権を管理するために用いられる。
計算機種別管理部4aには、マスタとなったときに自計
算機の論理計算機番号を書き込み、マスタ計算機である
ことを他の計算機に連絡する。計算機種別管理部4aに書
き込まれている論理計算機番号と自計算機の論理番号を
照合すると、各計算機はマスタとスレーブとの判定が可
能である。
機器使用権管理部4bは,システムで設定した共有入出
力機器の最大個数n個だけ確保され、システム内でユニ
ークな1からnまでの整数の共有入出力機器番号に分割
される。使用権確保が決定したときは、その計算機の論
理番号を書き込み、使用権解放時には、初期値の例えば
−1を書き込む。このようにすると、共有入出力機器番
号別に使用権を管理できる。
計算機2,3内の共有入出力機器管理部5,6もそれぞれ、
計算機1内の共有入出力機器管理部4と同様に構成され
ている。
第1図は、計算機1がマスタ計算機、計算機2,3がス
レーブ計算機であり、共有入出力機器8がフリーすなわ
ち使用権未確定である状態を示している。この状態か
ら、スレーブ計算機3が共有入出力機器8の使用権確保
要求を発行すると、計算機1,2,3がともに要求を受付け
る。この状態を第3図に示す。
受付けられた要求は、マスタ計算機1のみで有効とな
り、他のスレーブ計算機2,3では無効とされる。マスタ
計算機1は、要求に基づき、入出力機器8がフリーであ
ることを共有入出力機器管理部4の内部から確認した
後、入出力機器8を計算機3が使用中と更新し、入出力
機器8の使用権を計算機3に与える。その後、マスタ計
算機1からの共有入出力機器管理部4の一致化要求を、
計算機1,2,3がともに受付ける。受付けた一致化要求
は、スレーブ計算機2,3のみで有効となり、マスタ計算
機では無効とされる。スレーブ計算機2,3は、一致化要
求に基づき、受信したマスタ計算機1の共有入出力機器
管理部4の状態を自計算機の共有入出力機器管理部5,6
にコピーし更新する。この状態を第4図に示す。
共有入出力機器の使用権確保を要求した計算機3は、
上記一連の動作により、使用権確保要求が受理されたこ
とを認識し、共有入出力機器8に自由にアクセスできる
ことになる。そのタイムチャートを第5図に示す。
第5図において、tは時間、S1はスレーブ計算機3か
らの使用権要求発行処理、S2はスレーブ計算機2での要
求無効処理、S3はマスタ計算機1での要求受付使用権確
定処理すなわち共有入出力機器管理部の一致化要求送
信、S4はスレーブ計算機2での共有入出力機器管理部5
の更新、S5はスレーブ計算機3での共有入出力機器8の
使用権確保の確認および共有入出力機器管理部6の更新
を表している。
第6図は、スレーブ計算機3が共有入出力機器8の使
用権解放要求を発行した状態を示すブロック図である。
使用権の確保要求と同様の論理で、マスタ計算機1のみ
で、使用権解放要求が有効となる。マスタ計算機1は、
要求に基づき、入出力機器8の使用権が計算機3にある
ことを共有入出力機器管理部4の内部により確認した
後、入出力機器8をフリーに更新し、使用権を解放す
る。その後、共有入出力機器管理部4の一致化要求によ
り、計算機2,3の共有入出力機器管理部5,6の状態は、計
算機1の共有入出力機器管理部4の状態をコピーして更
新される。この状態を第7図に示す。
共有入出力機器8の使用権解放要求を発行した計算機
3は、要求を発行した第6図の時点で、共有入出力機器
8へのアクセスを中止し、第7図の時点では、共有入出
力機器8の使用権が計算機1,2,3に解放される。タイム
チャートを第8図に示す。
第8図において、S6はスレーブ計算機3からの使用権
解放要求発行処理、S7はマスタ計算機1での要求受付使
用権解放処理、S8はスレーブ計算機3での共有入出力機
器8の使用権解放の確認および供給入出力機器管理部6
の更新を表している。
第9図は、同時に複数のスレーブ計算機2,3から共有
入出力機器8の使用権確保要求が発生した状態を示すブ
ロック図である。マスタ計算機1は先着優先で要求を処
理するため、仮にスレーブ計算機3からの要求が先着し
ていたとすると、第4図の状態に移行し、スレーブ計算
機2からの要求は無効とする。したがって、スレーブ計
算機2と3との間では、共有入出力機器8に対する競合
を起こすことなく、入出力機器8の使用権を決定でき
る。タイムチャートを第10図に示す。
第10図において、S9はスレーブ計算機2からの使用権
確保要求、S10はマスタ計算機1での要求受付先着処理
済みによる要求無効処理を表している。
第11図は、計算機1,2,3間の相互診断であるライフチ
ェック信号すなわち論理計算機番号チェックの流れを示
すブロック図である。1a,2a,3aはそれぞれ計算機1,2,3
からの論理計算機番号の流れすなわちライフチェック信
号の流れを表している。各計算機1,2,3は、ライフチェ
ック信号をブロードキャスト通信で他の計算機に連絡す
る。各計算機1,2,3からの連絡は所定周期で行われ、各
計算機はその周期でシステム内全計算機からの連絡受信
を完了する。各計算機1,2,3は独自にスキャンチェック
を行っており、所定スキャン時間以上連絡のとだえた計
算機については、異常または停止が発生したと診断す
る。タイムチャートを第12図に示す。
第12図において、t0〜t2間は上記所定周期、L1はマス
タ計算機1からのライフチェック信号発行処理、L2はス
レーブ計算機2からのライフチェック信号発行処理、L3
はスレーブ計算機3からのライフチェック信号発行処
理、L4は正常なスレーブ計算機2,3からのライフチェッ
ク信号受信処理、L5は正常なマスタ計算機1,スレーブ計
算機3からのライフチェック信号受信処理、L6は正常な
マスタ計算機1,スレーブ計算機2からのライフチェック
信号受信処理、L7はスレーブ計算機3が異常の場合の正
常なスレーブ計算機2のみからのライフチェック信号受
信処理、L8はスレーブ計算機3が異常の場合の正常なマ
スタ計算機1のみからのライフチェック信号受信処理、
×は異常なスレーブ計算機3からのライフチェック信号
発行停止を表している。
第13図は、共有入出力機器8の使用権を確保中にスレ
ーブ計算機3が停止した状態を示すブロック図である。
マスタ計算機1およびスレーブ計算機2は、スレーブ計
算機3からのライフチェック信号が来なくなるので、異
常発生を検知できる。マスタ計算機1は、自計算機の共
有入出力機器管理部4を参照し、スレーブ計算機3が持
つ使用権をすべて解放し、共有入出力機器8の使用権を
フリーに更新する。その後、共有入出力機器管理部4の
一致化要求論理により、計算機2の共有入出力機器管理
部5は、マスタ計算機1の共有入出力機器管理部4の状
態をコピーして更新される。その結果、共有入出力機器
8が解放される。この状態を第14図に示す。この処理の
タイムチャートを第15図に示す。
第16図は、第14図の状態からスレーブ計算機3が再起
動された状態を示すブロック図である。スレーブ計算機
3は再起動完了時にイニシャル要求を発行するので、マ
スタ計算機1がこの要求を受付け、他の計算機に共有入
出力機器管理部4との一致化を要求する。スレーブ計算
機3の共有入出力機器管理部6は他の計算機の共有入出
力機器管理部4,5と一致し、第1図の状態に移行でき
る。タイムチャートを第17図に示す。
第17図において、I1はスレーブ計算機3からのイニシ
ャル要求発行処理、S11マスタ計算機1での要求受付一
致化処理を表している。
第18図は、マスタ計算機1が停止した状態を示すブロ
ック図である。スレーブ計算機2,3はマスター計算機1
の異常をライフチェック信号により検知した場合、特定
の論理により、マスタ発行権を確認する。特定の論理と
は、例えば、生きているスレーブ計算機2,3のうち論理
計算機番号の一番若いスレーブ計算機がマスタ発行権を
持つという論理である。この場合は、スレーブ計算機2
が自動的にマスタ計算機に移行し、共有入出力機器管理
部5の一致化要求を出し、他に生きているスレーブ計算
機3にマスタ権の移行処理完了を認識させる。この状態
を第19図に示す。
マスタ権の移行処理は、マスタ計算機が停止したタイ
ミングで実施すればよいので、第19図の状態から計算機
1が再起動されその起動が完了した場合でも、マスタ権
の移行は発生しないことになる。タイムチャートを第20
図に示す。
第20図において、L9はマスタ計算機1異常時のスレー
ブ計算機3からのライフチェック信号受信処理、L10は
マスタ計算機1異常時のスレーブ計算機2からのライフ
チェック信号受信処理、M2はマスタ権有りの場合の新マ
スタ権設定処理、M3はマスタ権無しの場合の何もしない
処理を表している。
第21図は、第19図の状態からスレーブ計算機2,3を停
止させてシステムダウン状態とした後、スレーブ計算機
3だけを再起動した状態を示すブロック図である。計算
機の起動論理は、第16図の場合と同じであるが、他の計
算機1,2から一致化要求がこないことを確認し、自らが
システム内で最初に立上った計算機であることを認識
し、マスタ権を設定し、共有入出力機器管理部6を初期
化する。タイムチャートを第22図に示す。
第22図において、t0〜t1間は一致化要求が来るまでの
監視時間、M1は監視タイムアウトの場合のマスタ設定処
理を表している。
〔発明の効果〕
本発明によれば、従来の計算機間に共通に設置されて
いた共有メモリまたは共通入出力機器制御部を別に設け
る必要が無くなるので、この部分の故障によるシステム
ダウンの事態を回避でき、信頼性が向上する。
また、ハードウエアのコストを低減できる。
さら、前記共有メモリまたは共通入出力機器制御部が
不要となるので、保守性が向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による複数計算機システムの共有入出力
機器管理方法を適用するために3台の計算機と1台の共
有入出力機器とをブロードキャスト通信路で結合した複
数計算機システムの一実施例の構成を示すブロック図、
第2図は第1図実施例の計算機内の共有入出力機器管理
部のメモリ構成の一例を示す図、第3図は共有入出力機
器8がフリーの状態からスレーブ計算機3が共有入出力
機器8の使用権確保要求を発行する場合を示す図、第4
図は第3図のスレーブ計算機3の使用権確保要求が認め
られた状態を示す図、第5図は第3図状態から第4図状
態への処理手順を示すタイムチャート、第6図はスレー
ブ計算機3が共有入出力機器8の使用権解放要求を発行
した状態を示す図、第7図は第6図のスレーブ計算機3
の使用権解放要求が認められた状態を示す図、第8図は
第6図状態から第7図状態への処理手順を示すタイムチ
ャート、第9図は同時に複数のスレーブ計算機2,3から
共有入出力機器8の使用権確保要求が発生した状態を示
す図、第10図は第9図要求の処理手順を示すタイムチャ
ート、第11図は計算機1,2,3間の相互診断であるライフ
チェック信号すなわち論理計算機番号チェックの流れを
示すブロック図、第12図は第11図ライフチェックの処理
手順を示すタイムチャート、第13図は共有入出力機器8
の使用権を確保中にスレーブ計算機3が停止した状態を
示すブロック図、第14図は第13図状態で共有入出力機器
8が解放された状態を示す図、第15図は第13図の状態か
ら第14図の状態への処理手順を示すタイムチャート、第
16図は第14図の状態からスレーブ計算機3が再起動され
た状態を示すブロック図、第17図は第16図の状態から第
1図の状態への処理手順を示すタイムチャート、第18図
はマスタ計算機1が停止した状態を示すブロック図、第
19図は第18図の状態からマスタ権の移行が完了した状態
を示す図、第20図は第18図の状態から第19図の状態への
処理手順を示すタイムチャート、第21図は第19図の状態
からスレーブ計算機2,3を停止させてシステムダウン状
態とした後にスレーブ計算機3だけを再起動した状態を
示すブロック図、第22図は第19図状態からの処理手順を
示すタイムチャート、第23図は従来の共有メモリによる
共有入出力機器管理方法の一例を示すブロック図であ
る。 1……計算機1 2……計算機2 3……計算機3 4……共有入出力機器管理部1 4a……計算機種別管理部 4b……機器使用権管理部 5……共有入出力機器管理部2 6……共有入出力機器管理部3 7……ブロードキャスト通信路 8……共有入出力機器 9……共有メモリ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 13/10 - 13/14

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】3台以上の計算機と当該3台以上の計算機
    に共有される共有入出力機器と前記3台以上の計算機お
    よび共有入出力機器を接続する通信路とを備えた複数計
    算機システムの共有入出力機器管理方法において、 前記各計算機が、その内部にマスタおよびスレーブを判
    定するための計算機種別管理部と複数の共有入出力機器
    の使用権を管理する機器使用権管理部とを有する入出力
    機器管理部を備え、 前記計算機種別管理部が、マスタとなった1台のマスタ
    計算機の論理計算機番号を保持し、 前記マスタ計算機が、自らのまたは他のスレーブ計算機
    の前記共有入出力機器の使用権確保の要求を前記通信路
    により一括管理するとともに、前記機器使用権管理部に
    記憶されたデータにより前記共有入出力機器の使用権の
    確保と解放とを管理する ことを特徴とする複数計算機システムの共有入出力機器
    管理方法。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の複数計算機システムの共
    有入出力機器管理方法において、 前記マスタ計算機が、前記計算機種別管理部に自計算機
    の論理計算機番号を書き込みマスタ計算機であることを
    他の計算機に連絡し、 各計算機が連絡されたマスタ計算機番号と自計算機の論
    理計算機番号とを比較してマスタ/スレーブを判定する ことを特徴とする複数計算機システムの共有入出力機器
    管理方法。
  3. 【請求項3】3台以上の計算機と当該3台以上の計算機
    に共有される共有入出力機器と前記3台以上の計算機お
    よび共有入出力機器を接続する通信路とを備えた複数計
    算機システムの共有入出力機器管理方法において、 前記各計算機が、その内部にマスタおよびスレーブを判
    定するための計算機種別管理部と複数の共有入出力機器
    の使用権を管理する機器使用権管理部とを有する入出力
    機器管理部を備え、 前記計算機種別管理部が、マスタとなった1台のマスタ
    計算機の論理計算機番号を保持し、 前記マスタ計算機が、自らのまたは他のスレーブ計算機
    の前記共有入出力機器の使用権確保の要求を前記通信路
    により一括管理するとともに、前記機器使用権管理部に
    記憶されたデータにより前記共有入出力機器の使用権の
    確保と解放とを管理し、各計算機の前記共有入出力機器
    管理部を常に前記マスタ計算機の共有入出力機器管理部
    と一致化させる要求を送る ことを特徴とする複数計算機システムの共有入出力機器
    管理方法。
  4. 【請求項4】3台以上の計算機と当該3台以上の計算機
    に共有される共有入出力機器と前記3台以上の計算機お
    よび共有入出力機器を接続する通信路とを備えた複数計
    算機システムの共有入出力機器管理方法において、 前記各計算機が、その内部にマスタおよびスレーブを判
    定するための計算機種別管理部と複数の共有入出力機器
    の使用権を管理する機器使用権管理部とを有する入出力
    機器管理部を備え、 前記計算機種別管理部が、マスタとなった1台のマスタ
    計算機の論理計算機番号を保持し、 前記マスタ計算機が、自らのまたは他のスレーブ計算機
    の前記共有入出力機器の使用権確保の要求を前記通信路
    により一括管理するとともに、前記機器使用権管理部に
    記憶されたデータにより前記共有入出力機器の使用権の
    確保と解放とを管理し、複数計算機から同時に前記共有
    入出力機器の使用権確保要求が出されたとき先着優先方
    式で前記使用権確保要求を処理する ことを特徴とする複数計算機システムの共有入出力機器
    管理方法。
  5. 【請求項5】請求項1ないし4のいずれか一項に記載の
    複数計算機システムの共有入出力機器管理方法におい
    て、 前記通信で各計算機からの前記計算機論理番号を所定時
    間以上受信できないときに当該計算機に異常または停止
    が発生したと診断する ことを特徴とする複数計算機システムの共有入出力機器
    管理方法。
  6. 【請求項6】請求項5に記載の複数計算機システムの共
    有入出力機器管理方法において、 前記共有入出力機器の使用権確保中の計算機に異常また
    は停止が発生したときに前記マスタ計算機が異常または
    停止が発生した計算機の共有入出力機器使用権をすべて
    解放する ことを特徴とする複数計算機システムの共有入出力機器
    管理方法。
  7. 【請求項7】請求項6に記載の複数計算機システムの共
    有入出力機器管理方法において、 前記マスタ計算機が前記異常または停止を生じた計算機
    からの再起動完了時のイニシャル要求を受付け他の計算
    機の前記共有入出力機器管理部の一致化を要求する ことを特徴とする複数計算機システムの共有入出力機器
    管理方法。
  8. 【請求項8】請求項1ないし7のいずれか一項に記載の
    複数計算機システムの共有入出力機器管理方法におい
    て、 前記マスタ計算機の異常または停止を前記論理計算機番
    号で検出した前記スレーブ計算機のうちのひとつが所定
    の論理によりマスタ権を確認し、他に生きているスレー
    ブ計算機に前記共通入力機器管理部の一致化要求を出し
    マスタ権の移行処理完了を認識させる ことを特徴とする複数計算機システムの共有入出力機器
    管理方法。
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