JP3376738B2 - 車両の前部車体結合構造 - Google Patents

車両の前部車体結合構造

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両の前部車体結合構
造、すなわち、車両のフロントピラーと車幅方向に伸び
るカウルボックスを構成するダッシュアッパパネルの側
端部との結合構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、従来の車両のフロントピラーと
ダッシュアッパパネルの側端部は、フロントピラーアウ
タパネルの前方に形成された突出部により結合されてい
る。しかし、水密性の向上を目的として、ボディサイド
アウタパネルを一体で形成する構造の場合、突出部部分
まで広げた形状のアウタパネルを成形するためには、よ
り大型のプレス装置が必要になるという問題がある。こ
のような問題点を解決するために、車両の前部車体結合
としては、図4及び図5に示されるようなフロントピラ
ーインナパネルに前記突出部を設けた構造のものがあ
る。すなわち、これに示されるフロントピラーのインナ
パネル50は、ピラー骨格部50xと、ピラー骨格部5
0xよりも車幅方向外方及び前方方向に突出した部分で
ある突出部50yと、が一体成形された構造になってい
る。ピラー骨格部50xの前縁部には、それぞれの形状
が平面状の結合部50b、50c及び50dがそれぞれ
形成されており、これらの結合部50b、50c及び5
0dは、この順に互いに隣接して立体的に連結されてい
る。
【0003】また、突出部50yの上端部には、車幅方
向外方に突出する略水平面を有する水平フランジ部50
e、50f、50g、50h及び50iがそれぞれ形成
されており、これらの水平フランジ部50e、50f、
50g、50h及び50iは、この順に互いに隣接して
立体的に連結されている。また、突出部50yのピラー
骨格部50x側縁部には、後述するフロントピラーのア
ウタパネル52の結合部52jと結合可能な平面状の結
合部50jが形成されている。アウタパネル52の前縁
部には、それぞれの形状が平面状の結合部52a、52
b、52c、52d及び52jがそれぞれ形成されてお
り、これらの結合部52a、52b、52c、52d及
び52jは、この順に互いに隣接して立体的に連結され
ている。また、ダッシュアッパパネル54の側縁部に
は、それぞれの形状が平面状の結合部54a、54b、
54c、54d、54e、54f、54g、54h及び
54iが、それぞれ形成されており、これらの結合部5
4a、54b、54c、54d、54e、54f、54
g、54h及び54iは、この順に互いに隣接して立体
的に連結されている。
【0004】インナパネル50、アウタパネル52及び
ダッシュアッパパネル54の結合は、まず、ピラー骨格
部50xの結合部50b、50c及び50dに、アウタ
パネル52の結合部52b、52c及び52dを、ま
た、突出部50yの結合部50jに、アウタパネル52
の結合部52jを、それぞれ車体外側から重ね合わせて
結合させ、次いで、アウタパネル52の結合部52a、
52b、52c及び52dにダッシュアッパパネル54
の結合部54a、54b、54c及び54dを、また、
突出部50yの水平フランジ部50e、50f、50
g、50h及び50iに、ダッシュアッパパネル54の
54e、54f、54g、54h及び54iを、それぞ
れ車体外側から重ね合わせて結合させることにより行わ
れる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来のインナパネル50では、ダッシュアッパパ
ネル54の結合部54e、54f、54g、54h及び
54iと結合させるために、突出部50yをピラー骨格
部50xよりも車幅方向外方及び前方方向に突出させて
一体成形するとともに、突出部50yの上端に車幅方向
外方に突出する水平フランジ部50e、50f、50
g、50h及び50iを成形するため、ピラー骨格部5
0xの車幅方向外方に傾斜する結合部50dと突出部5
0yの鉛直な結合部50jと水平フランジ部50eとの
間には、これら立体構造を形成するためにプレス成形上
必要になる大きな切欠部50zが形成されている。
【0006】また、切欠部50z付近はトリム加工と絞
り加工が三次元的になり、加工形状が複雑になるので、
成形が難しく、切欠部50z付近の結合部50d及び5
0jを所定の形状に成形することが困難になる。このた
め、切欠部50z付近の結合部50d及び50jが所定
の形状に成形されなかった場合、切欠部50zの形状が
大きくなり過ぎて、インナパネル50とアウタパネル5
2とを結合したときに、アウタパネル52の結合部52
jによって切欠部50zを完全にふさぐことができなか
ったり、切欠部50z付近の結合部50d及び50jに
所定どおりにシール材を塗ることができなかったりする
ため、インナパネル50とアウタパネル52との間にす
き間が形成されてしまい、このすき間から水もれが発生
してしまうという問題がある。
【0007】この問題を解決するために、インナパネル
50の切欠部50zとアウタパネル52との合わせ部分
に、例えばシーリングガンを使ってペイントシールを厚
く塗ることが考えられるが、切欠部50z付近はボック
ス構造になっているので、手が届かず、厚く塗ることが
できないため、上記すき間をうまくふさぐことができな
い。また、別の問題としては、インナパネル50の突出
部50yの存在により、プレス成形時のブランク材を大
きく取る必要があり、材料取りの歩留りが40%程度に
なってしまうので、材料費が高くなるという問題があ
る。本発明は、このような課題を解決するためのもので
ある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、フロントピラ
ーのインナパネルを、フロントピラーインナパネル本体
と、このフロントピラーインナパネル本体とは別体に形
成されているブラケットと、から構成し、フロントピラ
ーインナパネル本体の前縁部に、これの一般面よりも車
幅方向外方に突出する結合部を形成し、ブラケットの上
端部に水平フランジ部を形成し、フロントピラーインナ
パネル本体の結合部に、ブラケットの後縁部及びアウタ
パネルの前縁部を重ね合わせて結合させ、ブラケットの
水平フランジ部にダッシュアッパパネルの側端部を重ね
合わせて結合させることにより、上記課題を解決する。
【0009】すなわち、請求項1記載の本発明の車両の
前部車体結合構造は、車両のフロントピラーと車幅方向
に伸びるカウルボックスを構成するダッシュアッパパネ
ルの側端部との結合構造であって、フロントピラーのイ
ンナパネルは、フロントピラーインナパネル本体と、こ
のフロントピラーインナパネル本体とは別体に形成され
ているブラケットから構成されており、上記フロントピ
ラーインナパネル本体は、その前縁部にフロントピラー
インナパネル本体の一般面よりも車幅方向外方に突出す
る結合部が形成され、該結合部はフロントピラーのアウ
タパネルの前縁部と重ね合わされて結合され、上記ブラ
ケットは、その後縁部がフロントピラーインナパネル本
体の上記結合部の少なくとも一部と重ね合わされて結合
されるとともに、上記ブラケットの上端部に略水平面を
持つ水平フランジ部が形成され、該水平フランジ部がダ
ッシュアッパパネルの側端部と重ね合わされて結合され
る、ことを特徴とする。
【0010】また、請求項2記載の本発明の車両の前部
車体結合構造は、上記フロントピラーインナパネル本体
の上記結合部は、車両の下方に向かうほど車幅方向外方
に傾斜状に突出する傾斜部と、傾斜部の突出側端部から
垂直に下降する垂直部と、を有しており、上記ブラケッ
トの上記水平フランジ部は、上記フロントピラーインナ
パネル本体の傾斜部及び垂直部の境界部と略同じ高さに
配置され、上記フロントピラーインナパネル本体の結合
部と重なり合う上記ブラケットの後端部の上端部には、
該上端部が上記境界部から離間するべく切欠部が形成さ
れており、フロントピラーインナパネル本体の境界部付
近の縁部には、傾斜部及び垂直部に渡って、ブラケット
方向に突出し、上記切欠部をふさぐフランジ部が形成さ
れている、ことを特徴とする。
【0011】
【作用】請求項1記載の本発明においては、フロントピ
ラーのインナパネルをフロントピラーインナパネル本体
とこれとは別体に形成されるブラケットにより構成し、
フロントピラーインナパネル本体の前縁部に、これの一
般面よりも車幅方向外方に突出させた結合部を形成し、
ブラケットの上端部に水平フランジ部を形成し、フロン
トピラーインナパネル本体の結合部に、ブラケットの後
縁部及びフロントピラーのアウタパネルの前縁部を重ね
合わせて結合させた後、ブラケットの水平フランジ部に
ダッシュアッパパネルの側端部を重ね合わせて結合させ
ることにより、フロントピラーのインナパネル、フロン
トピラーのアウタパネル及びダッシュアッパパネルを結
合することができる。
【0012】これにより、フロントピラーのインナパネ
ルの各部品形状が単純になり、各部品を所定の形状に成
形することができるため、フロントピラーのインナパネ
ルの結合部及び水平フランジ部の幅を十分にとることが
できるので、これらの部分に所定どおりにシール剤を塗
ることができる。このため、フロントピラーのインナパ
ネル、フロントピラーのアウタパネル、及びダッシュア
ッパパネルを結合した際に、これらの間にすき間が形成
されるというようなことがないので、水密性を向上させ
ることができる。また、フロントピラーのインナパネル
の部品形状が単純になったことにより、材料取りの歩留
りが向上するため、価格を低減することができる。
【0013】また、請求項2記載の本発明においては、
フロントピラーインナパネル本体に、ブラケット方向に
突出し、ブラケットの切欠部をふさぐフランジ部を形成
するため、ブラケットの切欠部とフロントピラーインナ
パネル本体と、の間にすき間が形成されることがないた
め、水密性をさらに向上させることができる。
【0014】
【実施例】図1ないし図3に本発明の実施例を示す。フ
ロントピラー20は、フロントピラーインナパネル11
と、ボディサイドアウタ一体構造におけるボディサイド
アウタ14の前部分(フロントピラーアウタパネル)
と、から構成されており、このフロントピラー20にダ
ッシュアッパパネル16が結合される。フロントピラー
インナパネル11は、フロントピラーインナパネル本体
10と、このフロントピラーインナパネル本体10とは
別体のブラケット12と、から構成されている。フロン
トピラーインナパネル本体10の前縁部(図1中左側縁
部)には、それぞれの形状が平面状である結合部10
b、10c、10d及び10jが形成され、このうち結
合部10d及び10jがフロントピラーパネル本体10
の一般面10zよりも車幅方向外方に突出している。
れらの結合部10b、10c、10d及び10jは、こ
の順に互いに隣接して立体的に連結されている。図2に
示されるように、フロントピラーインナパネル本体10
の結合部10b、10c、10d及び10jには、ボデ
ィサイドアウタ14の前縁部(図1中左側縁部)に形成
される結合部14a、14b、14c、14d及び14
jのうちの、対応する結合部14b、14c、14d及
び14jが、それぞれ重ね合わされて結合される。ボデ
ィサイドアウタ14の結合部14a、14b、14c、
14d及び14jも、それぞれの形状が平面状であり、
この順に互いに隣接して立体的に連結されている。
【0015】ブラケット12には、これの後縁部(図1
中右側縁部)に、フロントピラーインナパネル本体10
の結合部10jと重ね合わされて結合される平面状の結
合部12jが形成されている。また、ブラケット12の
結合部12jの部分を除いた上端部には、車幅方向外方
に突出する略水平面を有する水平フランジ部12e、1
2f、12g、12h及び12iがそれぞれ形成されて
いる。これらの水平フランジ部12e、12f、12
g、12h及び12iは、この順に互いに隣接して立体
的に連結されている。図2に示されるように、ブラケッ
ト12の水平フランジ部12e、12f、12g、12
h及び12iには、ダッシュアッパパネル16の側縁部
(図1中右側縁部)に形成される結合部16a、16
b、16c、16d、16e、16f、16g、16h
及び16iのうちの、対応する結合部16e、16f、
16g、16h及び16iが、それぞれ重ね合わされて
結合される。ダッシュアッパパネル16の結合部16
a、16b、16c、16d、16e、16f、16
g、16h及び16iも、それぞれの形状が平面状であ
り、この順に互いに隣接して立体的に連結されている。
【0016】フロントピラーインナパネル本体10の結
合部10dは、車両の下方に向かうほど車幅方向外方に
傾斜状に突出した形状を有する傾斜部であり、結合部1
0jは、結合部10dの突出側端部から垂直に下降した
形状を有する垂直部である。ブラケット12の結合部1
2jの上端部には、切欠部12zが形成されている(図
3参照)。図2に示されるように、この切欠部12z
は、ブラケット12の水平フランジ部12eが、フロン
トピラーインナパネル本体10の結合部10dと結合部
10jとの境界部10yと略同じ高さに配置されたとき
に、結合部12jの上端部がフロントピラーインナパネ
ル本体10の境界部10yから離間されるようにするも
のであり、フロントピラーインナパネル本体10、ブラ
ケット12及びボディサイドアウタ14を重ね合わせて
結合させる際に、フロントピラーインナパネル本体10
の境界部10yにおいて、これらが3枚合わせになり各
部材どうしが干渉して組立てることができなくなること
を防止するためのものである。また、フロントピラーイ
ンナパネル本体10の境界部10y付近の縁部には、結
合部10d及び結合部10jに渡って、ブラケット12
方向に突出して、ブラケット12の切欠部12zをふさ
ぐフランジ部10xが形成されている。
【0017】次に、フロントピラーインナパネル本体1
0、ブラケット12、ボディサイドアウタ14及びダッ
シュアッパパネル16の結合方法について説明する。ま
ず、ブラケット12を、これの水平フランジ部12eの
図2中右側端部が、フロントピラーインナパネル本体1
0のフランジ部10xの境界部10yの端部に接するよ
うに、フロントピラーインナパネル本体10の車体外側
に配置し、ブラケット12の結合部12jをフロントピ
ラーインナパネル本体10の結合部10jに重ね合わせ
て結合させる。このとき、ブラケット12の切欠部12
zがあるため、結合部12jの上端部と、フロントピラ
ーインナパネル本体10の境界部10yと、の間には、
すき間が形成される。また、ブラケット12の切欠部1
2zは、フロントピラーインナパネル本体10のフラン
ジ部10xによって完全にふさがれる。これにより、フ
ロントピラーインナパネル11が構成される。
【0018】次いで、ボディサイドアウタ14をブラケ
ット12を介してフロントピラーインナパネル本体10
の車体外側に配置し、ボディサイドアウタ14の結合部
14b、14c、14d及び14jを、フロントピラー
インナパネル本体10の対応する結合部10b、10
c、10d及び10j及びブラケット12の対応する結
合部12jに、それぞれ重ね合わせて結合させる。これ
により、フロントピラー20が構成される。次いで、ダ
ッシュアッパパネル16をフロントピラー20の車体前
側に配置し、ダッシュアッパパネル16の結合部16
a、16b、16c及び16dを、ボディサイドアウタ
14の対応する結合部14b、14c、及び14dにそ
れぞれ重ね合わせて結合させるとともに、ダッシュアッ
パパネル16の結合部16e、16f、16g、16h
及び16iを、ブラケット12の対応する水平フランジ
部12e、12f、12g、12h及び12iに、それ
ぞれ重ね合わせて結合させる。
【0019】このようにして、フロントピラーインナパ
ネル本体10、ブラケット12、ボディサイドアウタ1
4及びダッシュアッパパネル16が結合される。なお、
上記各部材間の結合は、各部材の結合部及び水平フラン
ジ部にそれぞれシール材を塗って、各結合部間や結合部
及び水平フランジ部間をスポット溶接することにより行
われる。このように、フロントピラーインナパネル11
を、フロントピラーインナパネル本体10とブラケット
12とをそれぞれ別体に形成しておいて、これらを後工
程で結合することにより構成するようにしたため、各部
品形状が単純になり、これらを所定の形状に成形するこ
とができる。このため、フロントピラーインナパネル本
体10の結合部及びブラケット12の結合部及び水平フ
ランジ部の幅を十分にとることができるので、フロント
ピラーインナパネル本体10の結合部及びブラケット1
2の結合部及び水平フランジ部に確実にシール材を塗る
ことができる。これにより、水密性を向上させることが
できる。
【0020】また、フロントピラーインナパネル本体1
0にフランジ部10xを形成したことにより、フランジ
部10xによりブラケット12の切欠部12zを完全に
ふさぐことができるため、ブラケット12の切欠部12
zとフロントピラーインナパネル本体10との間にすき
間が形成されるというようなことがないので、水密性を
向上させることができる。また、フロントピラーインナ
パネル11の部品形状が単純になったことにより、材料
取りの歩留りが向上するため、価格を低減することがで
きる。なお、上記実施例においては、ボディサイドアウ
タ一体構造の車体について説明したが、これに限るもの
ではない。
【0021】
【発明の効果】請求項1記載の本発明によれば、フロン
トピラーのインナパネルの各部品形状が単純になり、各
部品を所定通りの形状に成形することができるため、フ
ロントピラーのインナパネルの結合部及び水平フランジ
部の幅を十分にとることができるので、これらの部分に
所定どおりにシール剤を塗ることができる。このため、
フロントピラーのインナパネル、フロントピラーのアウ
タパネル、及びダッシュアッパパネルを結合した際に、
これらの間にすき間が形成されるというようなことがな
いので、水密性を向上させることができる。また、フロ
ントピラーのインナパネルの部品形状が単純になったこ
とにより、材料取りの歩留りが向上するため、価格を低
減することができる。
【0022】また、請求項2記載の本発明によれば、ブ
ラケットの切欠部をフロントピラーインナパネル本体の
フランジ部で完全にふさぐことができるため、ブラケッ
トの切欠部と、フロントピラーインナパネル本体との間
にすき間が形成されるというようなことがないので、水
密性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す斜視図である。
【図2】フロントピラーインナパネル本体、ブラケット
の結合状態を示す斜視図である(ボディサイドアウタは
仮想線で示す)。
【図3】図2のIII 部拡大図である。
【図4】従来例を示す斜視図である。
【図5】従来のフロントピラーインナパネル、ボディサ
イドアウタ及びダッシュアッパパネルが結合された状態
を示す斜視図である。
【符号の説明】
10 フロントピラーインナパネル本体 10b 結合部(傾斜部) 10j 結合部(垂直部) 10x フランジ部 10y 境界部 10z 一般面 11 フロントピラーインナパネル(フロントピラーの
インナパネル) 12 ブラケット 12e、12f、12g、12h、12i 水平フラン
ジ部 12z 切欠部 14 ボディサイドアウタ(フロントピラーのアウタパ
ネル) 16 ダッシュアッパパネル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B62D 25/08 B62D 25/04

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両のフロントピラーと車幅方向に伸び
    るカウルボックスを構成するダッシュアッパパネルの側
    端部との結合構造であって、 フロントピラーのインナパネルは、フロントピラーイン
    ナパネル本体と、このフロントピラーインナパネル本体
    とは別体に形成されているブラケットから構成されてお
    り、 上記フロントピラーインナパネル本体は、その前縁部に
    フロントピラーインナパネル本体の一般面よりも車幅方
    向外方に突出する結合部が形成され、該結合部はフロン
    トピラーのアウタパネルの前縁部と重ね合わされて結合
    され、 上記ブラケットは、その後縁部がフロントピラーインナ
    パネル本体の上記結合部の少なくとも一部と重ね合わさ
    れて結合されるとともに、上記ブラケットの上端部に略
    水平面を持つ水平フランジ部が形成され、該水平フラン
    ジ部がダッシュアッパパネルの側端部と重ね合わされて
    結合される ことを特徴とする車両の前部車体結合構
    造。
  2. 【請求項2】 上記フロントピラーインナパネル本体の
    上記結合部は、車両の下方に向かうほど車幅方向外方に
    傾斜状に突出する傾斜部と、傾斜部の突出側端部から垂
    直に下降する垂直部と、を有しており、 上記ブラケットの上記水平フランジ部は、上記フロント
    ピラーインナパネル本体の傾斜部及び垂直部の境界部と
    略同じ高さに配置され、 上記フロントピラーインナパネル本体の結合部と重なり
    合う上記ブラケットの後端部の上端部には、該上端部が
    上記境界部から離間するべく切欠部が形成されており、 フロントピラーインナパネル本体の境界部付近の縁部に
    は、傾斜部及び垂直部に渡って、ブラケット方向に突出
    し、上記切欠部をふさぐフランジ部が形成されている、 請求項1記載の車両の前部車体結合構造。
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