JP3376279B2 - 定着装置 - Google Patents

定着装置

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JP3376279B2
JP3376279B2 JP16918898A JP16918898A JP3376279B2 JP 3376279 B2 JP3376279 B2 JP 3376279B2 JP 16918898 A JP16918898 A JP 16918898A JP 16918898 A JP16918898 A JP 16918898A JP 3376279 B2 JP3376279 B2 JP 3376279B2
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    • H05B1/0227Applications
    • H05B1/023Industrial applications
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    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
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    • G03G15/20Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for fixing, e.g. by using heat
    • G03G15/2003Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for fixing, e.g. by using heat using heat
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05BELECTRIC HEATING; ELECTRIC LIGHT SOURCES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; CIRCUIT ARRANGEMENTS FOR ELECTRIC LIGHT SOURCES, IN GENERAL
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  • General Physics & Mathematics (AREA)
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  • Control Of Resistance Heating (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)
  • Control Of Temperature (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は定着装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、定着装置にあっては、商用電源か
らの通電により発熱する発熱抵抗体と、該発熱抵抗体の
温度を検知する温度検知体と、商用電源から発熱抵抗体
へ導通又はその遮断のいずれかに切り換え自在な切換手
段と、上記温度検知体の検知温度に応じて商用電源から
発熱抵抗体への通電を切換手段の切り換えを制御する制
御手段とを備える定着装置が知られており、実用に供さ
れている。
【0003】かかる定着装置にあっては、温度検知体の
検知温度に応じて切換手段が商用電源からの出力された
電力の半波毎に導通又は遮断のいずれかに切り換えるよ
う制御手段が切換手段を制御することにより、発熱抵抗
体の温調が行われていた。
【0004】この時、制御手段は、商用電源から発熱抵
抗体への通電の半波の複数の半波からなる規定周期に亘
り切換手段を制御するようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、規定周
期が一定であり、規定周期が長い場合、規定周期当りの
商用電源から発熱体への導通又は遮断に制御可能な半波
数が多いため細かな電力制御ができるが、次の制御まで
の時間が長くなるため温度検知体の検知温度に対する応
答性が遅くなり、一方、規定周期が短い場合、次の制御
までの時間が短いため温度検知体の検知温度に対する応
答性が速いが、規定周期当りの商用電源から発熱体への
導通又は遮断に制御可能な半波数が少ないため細かな電
力制御ができない。
【0006】そのため、規定周期が一定であると、細か
な電力制御と応答性との両立ができないため、更なる温
度制御精度の向上が困難であった。
【0007】本発明は、発熱抵抗体の温度制御の精度を
向上させると共に、状況に応じて応答性の速い定着装置
の提供を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本出願にによれば、上記
目的は、商用電源からの通電により発熱する発熱抵抗体
と、発熱抵抗体の熱により、記録材上の未定着像と接触
することで定着する定着体と、定着体と圧接し、記録材
を挟持搬送するニップを形成する加圧体と、発 熱抵抗体
の温度を検知する温度検知体と、複数の異なるパターン
の規定周期から通電を制御するための規定周期を選択す
る規定周期選択手段と、商用電源から発熱抵抗体へ通電
または遮断の切換えを行う通電切換手段と、一周期が複
数の半波から構成される規定周期内の半波に温度検知体
の出力に応じて通電又は遮断の切換を制御する切換制御
手段と、を有する定着装置において、目標定着温度を維
持する際に、温度検知体による温度と定着目標温度との
差分に応じて、規定周期選択手段により規定周期を切換
え、その後選択された規定周期に亘る通電の切換が切換
制御手段により制御されることによって達成される。
【0009】すなわち、本発明にあっては、目標定着温
度を維持する際に、温度検知体による温度と定着目標温
度との差分に応じて、規定周期選択手段により規定周期
を切換え、その後選択された規定周期に亘る通電の切換
が切換制御手段により制御されることで、定着温度のリ
ップルを減らすことができ、定着温度の安定が図れる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に基づき本発明に
おける実施の形態を参考例と共に図1乃至図8に基づき
説明する。
【0011】(参考例) 図1は、本発明に係る参考例における画像形成装置の一
例たるレーザービームプリンタ10(以下、プリンタ1
0という)の概略構成を示す模式的断面図である。
【0012】プリンタ10は、図1に示すように、外周
面に静電潜像が形成されるドラム状の感光体12と、感
光体12の外周面を規定電位に帯電するためのローラ状
の帯電体13と、規定電位に帯電せしめられた上記外周
面に露光により静電潜像を形成するレーザースキャナユ
ニット14と、上記静電潜像を現像剤により可視画像化
する現像装置15と、上記外周面に形成された可視画像
(顕像)をシート状の記録媒体たる記録紙Pに転写する
ローラ状の転写体16と、定着装置たる定着器17とを
備えている。
【0013】プリンタ10にあっては、先ず、帯電体1
3にて規定電位に帯電せしめられた感光体12の外周面
にレーザースキャナユニット14が露光することによ
り、外部からプリンタ10に与えられた画像情報に応じ
た静電潜像が上記外周面に形成される。
【0014】次に、感光体12の外周面に形成された静
電潜像は、現像装置15から現像剤を付与されることに
より、顕像に可視画像化される。
【0015】一方、与えられた画像情報に応じた画像情
報を記録される記録紙Pは、プリンタ10の本体にて取
外し自在に支持されたカセット18、或いは、プリンタ
10の一方の側面に配置されたマルチペーパートレイ1
9から、感光体12と転写体16との間に形成される転
写ニップ部TNへと、所定タイミング等にて給紙され
る。
【0016】よって、転写ニップ部TNに達した記録紙
Pは、感光体12の外周面に形成され、担持された顕像
を転写体16からの電気的相互作用により転写される。
【0017】次に、顕像を一方の面に未定着状態に担持
せしめられた記録紙Pは(以下、未定着状態にある顕像
を未定着像と称する)、定着器17において熱供給及び
圧力付与されることにより、未定着像が溶融して定着せ
しめられ、以て、記録紙Pは、与えられた画像情報に応
じた画像が記録され、画像形成された記録紙Pは、プリ
ンタ10の本体の他方の側面に配置された排紙トレイ2
0上に排紙される。
【0018】図2は、本参考例における定着器17の概
略構成を示す模式的断面図であり、図3は、本参考例
おける定着装置と温度制御系との信号経路を示すブロッ
ク図である。
【0019】図2に示すように、定着器17は、商用電
源からの通電により発熱する発熱抵抗体1と、発熱抵抗
体1の温度を検知するための温度検知体たるサーミスタ
2と、発熱抵抗体1を固定して支持する支持体8と、発
熱抵抗体1及び支持体8に外嵌された耐熱性のフィルム
6と、フィルム6を介して発熱抵抗体1と圧接する回転
体状の加圧ローラ7とを有している。
【0020】定着部17を備えるプリンタ10本体に取
り付けられた制御部22が、商用電源から発熱抵抗体へ
導通又はその遮断のいずれかに切り換え自在な切換手段
たる給電回路4と、上記サーミスタ2の検知温度に応じ
て給電回路4の切り換えを制御する制御手段たる制御部
3とを備えている。
【0021】定着器17は、加圧ローラ7の回転によ
り、フィルム6を摺動させ、フィルム6と加圧ローラ7
との圧接によるニップ部Nに未定着像を担持した記録紙
Pを通紙することにより、フィルム6を介した発熱抵抗
体1の熱により未定着像を記録紙P上に定着させるよう
になっている。
【0022】制御部3は、サーミスタ2の検知温度に応
じて商用電源からの通電の各半波毎に導通又は遮断のい
ずれかとなるよう給電回路4の切り換えを制御し、商用
電源から発熱抵抗体1への通電量を規定周期の亘り制御
し、予め設定された規則に従い、若しくは、温度検知体
の検知温度に応じて、予め設定された複数の規定周期か
ら一つを選択して切換手段の切り換えを制御するように
なっている。
【0023】図3において、制御部3は、サーミスタ2
の検知温度が所定温度になるように予め決められたデー
タに基づき、給電回路4の切り換えのための制御信号を
給電回路4へ出力し、商用電源から発熱抵抗体1への通
電を制御する。
【0024】この時、制御部3は、給電回路4から商用
電源の電圧が0となる時(以下、ゼロクロスという)の
ゼロクロス信号が入力され、ゼロクロス信号に同期し
て、商用電源からの出力された電力の半波毎に導通又は
遮断のいずれかに給電回路4を切り換えるようになって
いる。
【0025】図4は、本発明の実施形態における商用電
源から発熱抵抗体2への通電制御を示す給電パターンで
ある。
【0026】図4は、商用電源からの電力の5半波(以
下、AC5半波という)及び商用電源からの電力の9半
波(以下、AC9半波という)を規定周期としている場
合の給電パターンである。
【0027】AC5半波を規定周期する制御(以下、5
波制御という)において、1から5までデータ番号(半
波数No.)の5つの半波が半波毎にそれぞれ給電又は
非給電の組み合わせにより、0波給電(レベル0)から
5波給電(レベル5)までの6段階の給電パターンを有
している。
【0028】AC9半波を規定周期する制御(以下、9
波制御という)において、1から9までデータ番号(半
波数No.)の9つの半波が半波毎にそれぞれ給電又は
非給電の組み合わせにより、0波給電(レベル0)から
9波給電(レベル9)までの10段階の給電パターンを
有している。
【0029】次に、制御部3が発熱抵抗体2の温度制御
をする際の給電パターンの決定方法について説明する。
【0030】図5は、本参考例におけるサーミスタ2の
検知温度と目標温度との差分と給電レベルの対応表であ
る。
【0031】図5に示すように、サーミスタ2の検知温
度と目標温度との差分は、ランク0からランク9までの
10段階の給電ランクに区分され、更に、5波制御の場
合における6段階の給電レベル(給電パターン)と、9
波制御の場合における10段階の給電レベル(給電パタ
ーン)とに区分されそれぞれ対応している。
【0032】制御部3は、上記対応表に基づき、規定周
期毎にサーミスタ2の検知温度と目標温度の差分に応じ
て、5波制御及び9波制御の場合におけるそれぞれの給
電パターンを決定する。
【0033】次に、本参考例における給電制御動作を図
6に示すフローチャートに基づき説明する。尚、本実施
形態における制御はソフトウエア的に行ったが、ハード
ウエアで行うことも可能である。
【0034】制御部3は、温調開始指示(図示せず)を
受けると(S101)、先ず、規定周期を決めるための
規定周期制御フラグ(以下、周期フラグという)を1に
初期化し(S102)、ゼロクロスの数を数えるための
カウンター(以下、ゼロクロスカウンターという)0に
リセットし(S103)、給電回路4からのゼロクロス
信号を待つ(S104)。
【0035】次に、制御部3は、ゼロクロス信号を受け
ると、ゼロクロスカウンターが0であるか判断し(S1
05)、ゼロクロスカウンターが0でない場合には、後
述するS118から動作し、ゼロクロスカウンターが0
の場合には、サーミスタ2によって検知される発熱抵抗
体2の温度と目標温度との差分ΔTを算出し(S10
6)、該差分ΔTに応じて図に示した対応表に基づ
き、給電ランクを決定する(107)。
【0036】次に、制御部3は、周期フラグが1の場合
には、先に算出した(S107)給電ランクを図に示
す対応表に基づき、5波制御時の給電レベルに換算し
(S109)、図2に示した給電パターンデータを一時
的に蓄えるための出力バッファにストアした後(S11
0)、ゼロクロスカウンターを5に(S111)、周期
フラグを0にする(S112)。
【0037】一方、制御部3は、周期フラグが0の場合
には、先に算出した(107)給電ランクを図に示し
た対応表に基づき、9波制御時の給電レベルに換算し
(S113)、図2に示した給電パターンデータを出力
バッファにストアした後(S114)ゼロクロスカウン
ターを9に(115)、周期フラグを1にする(S11
6)。
【0038】次に、制御部3は、データ番号を1に初期
化し(S117)、以って、規定周期(AC5半波又は
AC9半波)の出力データが出力バッファにセットされ
る。
【0039】制御部3は、出力バッファに出力データが
セットされた後、若しくは、前述したゼロクロスカウン
ターが0でない場合(105)、出力バッファ内のデー
タ番号毎(給電又は非給電)の給電パターンデータを給
電回路4に出力する(S118)。
【0040】その後、制御部3は、データ番号を1加算
し(S109)、ゼロクロスカウンターを1減算し、S
104からS120までの動作を温調終了指示(図示せ
ず)を受けるまで繰り返し温調制御を行い(S121)
温調終了指示を受けた場合には、給電回路4に非給電デ
ータを出力し、温調を終了する(S121、S12
2)。
【0041】以上のように、制御部3が、時間長さの異
なる2つの規定周期である5波制御及び9波制御を交互
に切り換えながら給電回路4を制御することにより、制
御部3のサーミスタ2の検知温度に対する応答性と、細
かな給電回路4の制御とを両立し高精度な温調制御が可
能である。
【0042】(第の実施形態) 本出願にかかる第の実施形態について図7に基づき説
明する。
【0043】尚、本実施形態の定着装置は、図3に示し
参考例の構成と同様なので、符号を付してその説明を
省略する。
【0044】図7は、本実施形態における定着装置の制
御動作を示すフローチャートである。
【0045】制御部3は、温調開始指示(図示せず)を
受けると(S201)、先ず、ゼロクロスカウンターを
0にリセットし(S202)、給電回路からのゼロクロ
ス信号を待つ(S203)。
【0046】制御部3は、ゼロクロスを受けると、ゼロ
クロスカウンターが0であるか判断し(S204)、ゼ
ロクロスカウンターが0でない場合には、後述するS2
15から動作し、ゼロクロスカウンターが0の場合に
は、サーミスタによって検出される発熱抵抗体の温度と
目標温調温度との差分ΔTを算出し(S205)、該差
分△Tに応じて図に示した対応表に基づき、給電ラン
クを算出する(S206)。
【0047】次に、制御部3は、サーミスタ2の検知温
度と、目標温調温度より所定温度低いTemp1及び目
標温調温度より所定温度高いTemp2とを比較し(S
207)、Temp1からTemp2までの温度範囲内
であった場合は、先に算出した(S206)給電ランク
を図に示した対応表に基づき、9波制御時の給電レベ
ルに換算し、(S208)図2に示した給電パターンデ
ータを出力バッファにストアした後、(S209)ゼロ
クロスカウンターに9をセットする(S210)。
【0048】一方、サーミスタ検知温度が温度範囲外で
あった場合には、先に算出した(S206)給電ランク
を図に示した対応表に基づき、5波制御時の給電レベ
ルに換算し(S211)、図2に示した給電パターンデ
ータを出力バッファにストアし(S212)、ゼロクロ
スカウンターに5にする(S213)。
【0049】次に、制御部3は、データ番号を1に初期
化し(S214)、以って、規定周期(AC5半波又は
AC9半波)の出力データが出力バッファにセットされ
る。
【0050】制御部3は、出力バッファに出力データが
セットされた後、若しくは、前述したゼロクロスカウン
ターが0でない場合(S204)、データバッファ内の
データ番号毎(給電及び非給電)の給電パターンデータ
を給電回路に出力する(S215)。
【0051】その後、制御部3は、データ番号を1加算
し(S216)、ゼロクロスカウンターを1減算し(S
217)、S203からS217の動作を温調終了指示
(図示せず)を受けるまで繰り返し温調制御を行い(S
218)、温調終了指示を受けた場合には、給電回路に
非給電データを出力し、温調を終了する(S218、S
219)。
【0052】以上のように、サーミスタ2の検知温度が
目標温度から所定温度以上離れた場合には5波制御によ
り温調し、それ以外の場合には、9波制御により温調す
ることにより、制御部3のサーミスタの検知温度に対す
る応答性と、細かな給電回路の制御とを両立し高精度な
温調制御が可能である。
【0053】(第の実施形態) 本出願にかかる第の実施形態について図8に基づき説
明する。
【0054】尚、本実施形態の定着装置は、図3に示し
参考例の構成と同様なので、符号を付してその説明を
省略する。
【0055】図8は、本実施形態における定着装置の制
御動作を示すフローチャートである。
【0056】制御部3は、温調開始指示(図示せず)を
受けると(S301)、先ず、ゼロクロスカウンター
(Zカウンター)を0にリセットし(S302)、次
に、サーミスタの検知温度を一時的に蓄えるためのバッ
ファ(以下、サーミスタ検知温度バッファという)に目
標温調温度をダミーセットし(S303)、給電回路か
らのゼロクロス信号を待つ(S304)。
【0057】次に、制御部3は、ゼロクロス信号を受け
ると、ゼロクロスカウンターが0であるかを判断し(S
305)、ゼロクロスカウンターが0でない場合には、
後述するS318から動作し、ゼロクロスカウンターが
0の場合には、サーミスタ2によって検出される発熱抵
抗体の温度と目標温調温度との差分を算出し(S30
6)、該差分△Tに応じて図に示した対応表に基づ
き、給電ランクを算出する(S307)。
【0058】次に、制御部3は、現在のサーミスタ2の
検知温度と先のサーミスタ検知温度バッファ内の検知温
度との差分を算出し、該差分(温度変化量)と予め決め
られた温度Temp3とを比較し(S308)、該差分
がTemp3より大きい場合には、先に算出した(S3
07)給電ランクを図に示した対応表に基づき、5波
制御時の給電レベルに換算し(S309)、図2に示し
た給電パターンデータを出力バッファ(Dバッファ)に
ストアし(S310)、ゼロクロスカウンターを5にセ
ットする(S311)。
【0059】一方、制御部3は、温度変化量がTemp
3より小さい場合には、先に算出した(S307)給電
ランクを図に示した対応表に基づき、9波制御時の給
電レベルに換算し、(S312)図2に示した給電パタ
ーンデータを出力バッファにストアし(S313)、ゼ
ロクロスカウンターに9をセットし(S314)、9波
制御時であるかを判断するためのフラグ(以下、9波フ
ラグという)を1にセットする(S315)。
【0060】次に、制御部3は、現在のサーミスタ2の
検知温度をサーミスタ検知温度バッファにストアし(S
316)、データ番号を1に初期化し(S317)、以
って、規定周期(AC5半波又はAC9半波)の出力デ
ータが出力バッファにセットされる。
【0061】制御部3は、出力バッファに出力データが
セットされた後、若しくは、前述したゼロクロスカウン
ターが0でない場合(S305)、データバッファ内の
データ番号毎(給電又は非給電)の給電データを給電回
路に出力する(S318)。
【0062】その後、制御部3は、データ番号を1加算
し(S319)、ゼロクロスカウンターを1減算する
(S320)。
【0063】次に、温度変化測定用カウンターが6でな
い場合(S321)、又は、9波フラグが1でない場合
には(S322)、後述するS325から動作し、温度
変化測定用カウンターが6で(S321)、かつ、9波
フラグが1の場合には(S322)、現在のサーミスタ
検知温度をサーミスタ検知温度バッファにストアし(S
323)、9波フラグを0にクリアする(S324)。
【0064】制御部3は、S304からS324の動作
を温調終了指示(図示せず)を受けるまで繰り返し、温
調制御を行い(S325)、温調終了指示を受けた場合
には、給電回路に非給電データを出力し、温調を終了す
る(S325、S326)。
【0065】尚、図6に示すように、本実施形態では、
5波制御においては、規定周期である第1半波から第5
半波まで(データ番号1から5まで)の5半波間におけ
る温度変化量が、次の規定周期選択のパラメータとして
使用され、一方、9波制御においては、第5半波から第
9半波まで(データ番号5から9まで)の5半波間にお
ける温度変化量が、次の規定周期選択のパラメータとし
て使用されている。
【0066】以上のように、直前の所定AC半波数間に
おけるサーミスタ2の検知温度の変化量が大きい場合に
は、5波制御により温調し、小さい場合には、9波制御
により温調することにより、制御部3のサーミスタの検
知温度に対する応答性と、細かな給電回路の制御とを両
立し高精度な温調制御が可能である。
【0067】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
目標定着温度を維持する際に、温度検知体による温度と
定着目標温度との差分に応じて、規定周期選択手段によ
り規定周期を切換え、その後選択された規定周期に亘る
通電の切換が切換制御手段により制御されることで、定
着温度のリップルを減らすことができ、定着温度の安定
が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る参考例における画像形成装置の一
例たるレーザービームプリンタの概略構成を示す模式的
断面図である。
【図2】参考例における定着装置の概略構成を示す模式
的断面図である。
【図3】参考例における定着装置と温度制御系との信号
経路を示すブロック図である。
【図4】参考例における商用電源から発熱抵抗体2への
通電制御を示す給電パターンである。
【図5】参考例におけるサーミスタ2の検知温度と目標
温度との差分と給電レベルの対応表である。
【図6】参考例における給電制御動作を示すフローチャ
ートである。
【図7】本発明のの実施形態における給電制御動作
を示すフローチャートである。
【図8】本発明のの実施形態における給電制御動作
を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 発熱抵抗体 2 サーミスタ(温度検知体) 3 制御部(制御手段) 4 給電回路(切換手段) 6 フィルム(定着体) 7 加圧ローラ(加圧体) 10 レーザビームプリンタ(画像形成装置) 17 定着部(定着装置) P 記録紙(記録媒体) N ニップ部

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 商用電源からの通電により発熱する発熱
    抵抗体と、発熱抵抗体の熱により、記録材上の未定着像
    と接触することで定着する定着体と、定着体と圧接し、
    記録材を挟持搬送するニップを形成する加圧体と、発熱
    抵抗体の温度を検知する温度検知体と、複数の異なるパ
    ターンの規定周期から通電を制御するための規定周期を
    選択する規定周期選択手段と、商用電源から発熱抵抗体
    へ通電または遮断の切換えを行う通電切換手段と、一周
    期が複数の半波から構成される規定周期内の半波に温度
    検知体の出力に応じて通電又は遮断の切換を制御する切
    換制御手段と、を有する定着装置において、目標定着温度を維持する際に、温度検知体による温度と
    定着目標温度との差分に応じて、規定周期選択手段によ
    り規定周期を切換え、その後 選択された規定周期に亘る
    通電の切換が切換制御手段により制御されることを特徴
    とする定着装置。
  2. 【請求項2】 温度検知体による温度と定着目標温度と
    の差分が大きい場合には、その差分が小さいときに選択
    される規定周期よりも短い規定周期のパターンが選択さ
    れることを特徴とする請求項1記載の定着装置。
  3. 【請求項3】 上記差分が温度範囲内になるまで、短い
    規定周期のパターンによる制御が繰り返されることを特
    徴とする請求項記載の定着装置。
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