JP3375548B2 - 傾斜型エンジン - Google Patents

傾斜型エンジン

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JP3375548B2 JP25022198A JP25022198A JP3375548B2 JP 3375548 B2 JP3375548 B2 JP 3375548B2 JP 25022198 A JP25022198 A JP 25022198A JP 25022198 A JP25022198 A JP 25022198A JP 3375548 B2 JP3375548 B2 JP 3375548B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、クランク室の上方
に燃料タンクを配設可能にした傾斜型エンジンに関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】上述の傾斜型エンジンでは、シリンダ本
体をクランク室から斜め上後方へ向けて突出させてある
ため、クランク室の上方に燃料タンクを配設した場合に
は、クランク室と燃料タンクとの間に空間が生じる。そ
して、そのクランク室と燃料タンクとの間の空間を有効
利用するため、その空間内にスタータモータや発電機な
どへの配線用のリード線などを配置することが考えられ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述の傾斜
型エンジンでは、農業機械などの作業機械に搭載した場
合に、上記クランク室の上方の空間内に雨水や泥などが
かかりやすいため、上記空間内のリード線が漏電するお
それがある。また、作業機械によっては上記空間が作業
機械の正面に向く場合があるが、かかる場合、上記空間
内の配線が作業機械の正面から見えてしまい、外観上好
ましくない。しかも、エンジンの低コスト化などのため
には、上述の漏電防止のための部材を有効に利用するこ
とが望まれる。
【0004】本発明は、クランク室の上方の空間内に配
置した配線に雨水などがかかりにくいうえ、そのために
設けた部材を有効に利用できる傾斜型エンジンを提供す
ることを目的とする。さらに、本発明は、大半の金型を
共通化できながらリコイル始動仕様とスタータモータ始
動仕様とを作り分けれるようにすることを目的とする。
また、本発明は、クランク室の上部空間部に溜まった雨
水などを容易に排出できるようにすることを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】[請求項1の発明] 請求項1の発明は、上記の目的を達成するために、例え
ば図1から図3に示すように、次のように構成したもの
である。シリンダ本体(3)をクランク室(2)から斜め上
後方へ向けて突出させ、そのクランク室(2)の上方に燃
料タンク(4)を配設可能にした傾斜型エンジンにおい
て、クランク室(2)の前部から上方へ向けてタンク取付
部(33)を突出させることにより、そのタンク取付部(33)
によってクランク室(2)の上部空間部(20)の前側を覆う
とともに、そのタンク取付部(33)の上部(31)に燃料タン
ク(4)を接続可能に構成し、 タンク取付部(33)と、クラ
ンク室(2)の上部空間部(20)の側面に配置されるファン
カバー取付壁部(14)との少なくとも一方に配線用の開口
(26)(30)を設け、その配線用開口(26)(30)の下部に水抜
き用の切り欠き(28)を設けたものである。
【0006】[請求項2の発明] また、請求項2の発明は、上記請求項1の発明の構成に
おいて、さらに次のように構成したものである。燃料タ
ンク(4)の下部に接続部(35)を設け、その接続部(35)を
タンク取付部(33)の上部(31)に接続した場合には、接続
部(35)によって、タンク取付部(33)の上部(31)と燃料タ
ンク(4)の底部との間が覆われるように構成したもので
ある。
【0007】[請求項3の発明]さらに、請求項3の発明
は、上記請求項1又は2の発明の構成において、さらに
次のように構成したものである。クランク室(2)の前壁
部を凹ませて凹部(37)を設け、その凹部(37)の壁部(38)
とタンク取付部(33)とが段差なく連続するように構成し
たものである。
【0008】
【0009】
【作用】[請求項1] 上記請求項1の発明は、例えば図1から図3に示すよう
に、次のように作用する。即ち、タンク取付部(33)によ
ってクランク室(2)の上部空間部(20)の前側が覆われる
ことにより、傾斜型エンジン(1)の前側から上記の上部
空間部(20)内に雨水や泥などが入り込むことが上記タン
ク取付部(33)によって阻止される。また、上記タンク取
付部(33)は、その上部(31)に燃料タンク(4)を接続でき
るようになっており、これにより、1つのタンク取付部
(33)でありながら、上述の上部空間部(20)内への雨水な
どの入り込みの阻止と、上記燃料タンク(4)の支持とを
同時に行うことができる。
【0010】さらに、傾斜型エンジン(1)が搭載される
作業機械によっては上記の上部空間部(20)が作業機械の
正面に向く場合があるが、かかる場合でも、上記タンク
取付部(33)によって上記の上部空間部(20)が作業機械の
正面から見えることが阻止され、これによって傾斜型エ
ンジン(1)の外観が向上する。タンク取付部(33)やファ
ンカバー取付壁部(14)に設けた配線用開口(26)(30)に水
抜き用の切り欠き(28)を設けたことにより、その開口(2
6)(30)によって配線用のリード線を上記の上部空間部(2
0)へ通すことができるうえ、上記切り欠き(28)から上記
の上部空間部(20)内に溜まった雨水などを排出すること
ができる。
【0011】[請求項2] 上記請求項2の発明は、上記請求項1の発明の作用に加
えて、さらに次のように作用する。燃料タンク(4)の接
続部(35)をタンク取付部(33)の上部(31)に接続した場合
には、クランク室(2)の前部から燃料タンク(4)に亘っ
て覆われるとともに、上記の上部空間部(20)の上側が燃
料タンク(4)によって覆われる。これにより、上記の上
部空間部(20)内に雨水や泥などが入り込むことがより確
実に阻止される。
【0012】[請求項3] 上記請求項3の発明は次のように作用する。クランク室
(2)に凹部(37)を設け、その凹部(37)の壁部(38)とタン
ク取付部(33)とを連続させたことにより、スタータモー
タ(23)によって始動する仕様でエンジン(1)を製造する
際には、上記凹部(37)及びタンク取付部(33)をスタータ
モータ(23)のモータハウジング(24)の一部として使用で
きる。つまり、クランク室(2)を形成する金型を変更す
ることなく、リコイルなどで始動する仕様のエンジン
と、スタータモータ(23)で始動する仕様のエンジンとを
作り分けることができる。しかも、上記凹部(37)の壁部
(38)とタンク取付部(33)とが段差なく連続することで、
傾斜型エンジン(1)の正面からの見かけが良くなる。
【0013】
【0014】
【発明の効果】[請求項1] 上記請求項1の発明は、上記のように構成され作用する
ことから次の効果を奏する。即ち、タンク取付部によっ
てクランク室の上部空間部の前側が覆われるので、傾斜
型エンジンの前側から上記の上部空間部内に雨水や泥な
どが入り込むことが阻止される。従って、上記の上部空
間部内に配置したリード線などが上記雨水などによって
漏電することが防止される。
【0015】また、タンク取付部の上部に燃料タンクを
接続できるようにしてあるので、1つのタンク取付部で
ありながら、上述の上部空間部内のリード線の漏電防止
の効果に加え、さらに燃料タンクの支持を行うことがで
き、タンク取付部を有効に利用できる。さらに、上記タ
ンク取付部によって上記の上部空間部がエンジンの正面
から見えることが阻止され、これによって傾斜型エンジ
ンの外観が向上し、エンジンのデザイン上において有利
となる。タンク取付部やファンカバー取付壁部に設けた
配線用開口に水抜き用の切り欠きを設けたので、その開
口によって配線用のリード線をクランク室の上部空間部
へ通すことができるうえ、上記切り欠きから上記の上部
空間部内に溜まった雨水などを排出することができる。
つまり、上記配線用開口と水抜き用孔とを一体化した分
だけ、それらを配設するためのスペースを小さくでき
る。
【0016】[請求項2] 上記請求項2の発明は、上記のように構成され作用する
ことから次の効果を奏する。燃料タンクの接続部をタン
ク取付部の上部に接続した場合には、クランク室の前部
から燃料タンクに亘って覆われるとともに、クランク室
の上部空間部の上側が燃料タンクによって覆われるの
で、上記の上部空間部内に雨水や泥などが入り込むこと
がより確実に阻止され、上記の上部空間部内に配置した
リード線などが上記雨水などによって漏電することがよ
り確実に防止される。
【0017】[請求項3] 上記請求項3の発明は、上記のように構成され作用する
ことから次の効果を奏する。クランク室の凹部の壁部と
タンク取付部とを連続させたので、スタータモータによ
って始動する仕様に傾斜型エンジンを製造する際には、
上記凹部及びタンク取付部をスタータモータのモータハ
ウジングの一部としてそのまま使用できる。これによ
り、クランク室を形成する金型を変更することなく、リ
コイルなどで始動する仕様のエンジンと、スタータモー
タで始動する仕様のエンジンとを作り分けることができ
る。従って、上述の2つの仕様のエンジンの製造の作り
分けに必要な金型を減らすことができ、その分だけ、上
記の2つの仕様のエンジンの製造にかかる費用を低減で
きる。しかも、上記凹部の壁部とタンク取付部とが段差
なく連続するので、傾斜型エンジンの正面からの見かけ
が良くなる。
【0018】
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明にかかる傾斜型エン
ジンの実施の一形態について図1から図3を用いて説明
する。図1は上記傾斜型エンジンのクランク室及びシリ
ンダ本体の縦部分断面図、図2は上記クランク室及びシ
リンダ本体の正面図、図3は上記傾斜型エンジンの要部
を示す縦断面図である。
【0020】上記傾斜型エンジン(1)は、図3に示すよ
うに、クランク室(2)の後部[図3中では右側]から斜め
上後方へ向けてシリンダ本体(3)を突出させてあり、そ
のクランク室(2)の上方には、上部空間部(20)を介して
燃料タンク(4)を設けてある。なお、上記シリンダ本体
(3)は、水平軸に対して、例えば30゜〜35゜の範囲
で傾斜してある。上記シリンダ本体(3)の上側には、シ
リンダヘッド(5)とヘッドカバー(6)とを順に組み付け
てあり、そのシリンダヘッド(5)の底面と、ピストン
(8)のピストンヘッドとによって燃焼室(9)を形成して
ある。その燃焼室(9)に点火プラグ(12)と吸排気弁(13)
とをそれぞれ臨ませて設けてあり、それらの吸排気弁(1
3)は、動弁機構(15)によって開閉駆動されるように構成
してある。
【0021】また、上記シリンダ本体(3)に設けたシリ
ンダ(7)には、上記ピストン(8)を昇降摺動自在に内嵌
してあり、そのピストン(8)には、上記クランク室(2)
内に横架してあるクランク軸(10)をコンロッド(11)を介
して連結してある。さらに、上記クランク室(2)の左右
の一側にはファンカバー取付壁部(14)を構成してあり、
そのファンカバー取付壁部(14)にファンカバー[図示せ
ず]を取り付けてある。そのファンカバー内には、上記
クランク軸(10)に連結された冷却用のファン[図示せず]
を配置してある。そして、その冷却用ファンによって生
じた冷却風で上記エンジン(1)が冷却される。なお、上
記クランク軸(10)にはリコイルスタータ[図示せず]を連
結してあり、そのリコイルスタータによって手始動する
ようになっている。
【0022】上記動弁機構(15)は次のように構成され
る。即ち、上記動弁機構(15)は、動弁カム軸(16)とタペ
ット(17)とプッシュロッド(18)とロッカーアーム(19)と
によって構成されている。上記動弁カム軸(16)は動弁カ
ム歯車(21)に連結してあり、その動弁カム歯車(21)はク
ランク歯車(22)に噛合してある。そのクランク歯車(22)
には上記クランク軸(10)を連結してある。また、上記動
弁カム軸(16)に設けたカム上には、上記タペット(17)を
介してプッシュロッド(18)の下端部を当接させてあり、
そのプッシュロッド(18)の上端部には、上記ロッカーア
ーム(19)の入力部を連結してある。そのロッカーアーム
(19)の出力部には、上記吸排気弁(13)の上端部を連結し
てある。そして、上記クランク軸(10)に連動して動弁カ
ム軸(16)が回転駆動されることにより、動弁カム軸(16)
のカムによってプッシュロッド(18)が上下駆動されてロ
ッカーアーム(19)が上下揺動し、これによって上記吸排
気弁(13)が開閉駆動される。
【0023】一方、図1に示すように、上記クランク室
(2)の前部[図1中では左側]から上方へ向けて板状のタ
ンク取付部(33)を突出させてあり、そのタンク取付部(3
3)によって上記クランク室(2)の上部空間部(20)の前側
を覆うようにしてある。また、上記タンク取付部(33)の
上端部には、図2に示すように、左右一対のボス(31)を
それぞれ配置してある。それらのボス(31)には、上記燃
料タンク(4)の底面前部から下方へ垂設した接続部(35)
がボルトで締結される。なお、上記ボス(31)にはリブ(3
2)を連設してある。また、クランク室(2)の前壁を凹ま
せて凹部(37)を設けてあり、その凹部(37)の壁部(38)を
上記タンク取付部(33)に段差なく連続させてある。
【0024】そして、上述のように燃料タンク(4)の接
続部(35)をタンク取付部(33)に接続した状態[図1の状
態]で、上記接続部(35)によって上記タンク取付部(33)
と燃料タンク(4)の底部との間が塞がれるようになって
いる。また、上記タンク取付部(33)によって上記左右の
ボス(31)及びリブ(32)の間が連結されることにより、上
記ボス(31)の剛性が高まって、燃料タンク(4)がクラン
ク室(2)にしっかりと固定される。
【0025】一方、上記タンク取付部(33)の下部には、
図2に示すように、上記点火コイルや発電機[図示せず]
などへの配線用のリード線[図示せず]を通す配線用開口
(26)を設けてある。また、上記ファンカバー取付壁部(1
4)には、図1に示すように、2個の配線用開口(29)(30)
を設けてある。それらの配線用開口(26)(29)(30)には、
図4に示すような配線保護用のグロメット(27)をそれぞ
れ取り付けてあり、そのグロメット(27)を介して上記配
線用開口(26)(29)(30)に上記リード線を通すようにして
ある。また、上記タンク取付部(33)の配線用開口(26)及
びファンカバー取付壁部(14)の配線用開口(30)の下端部
には、水抜き用の切り欠き(28)をそれぞれ連設してあ
り、その水抜き用の切り欠き(28)から上記クランク室
(2)の上部空間部(20)内に溜まった雨水などを排出する
ようにしてある。
【0026】そして、上記リード線が上記の配線用開口
(26)(29)(30)を介して上記クランク室(2)の上部空間部
(20)内に導かれ、その上部空間部(20)内で上記リード線
のコネクタなどが配置される。この場合、上記タンク取
付部(33)によって、エンジン(1)の前側から上記の上部
空間部(20)内へ雨水や泥などが入り込んで上記コネクタ
などにかかることが阻止される。
【0027】一方、傾斜型エンジン(1)にあっては、鋳
造の際に中子の一部を取り替えることにより、始動用の
スタータモータ(23)が取付可能になる。以下、上記スタ
ータモータを取付可能に構成した傾斜型エンジンについ
て図5から図8を用いて説明する。図5は同上の傾斜型
エンジンのクランク室及びシリンダ本体の縦部分断面
図、図6はそのクランク室及びシリンダ本体の正面図、
図7は同上のクランク室及びシリンダ本体をファンカバ
ー側から見た側面図である。図8はリコイルスタータに
よって始動を行う仕様[以下、リコイル仕様という]の傾
斜型エンジンと、上記スタータモータによって始動を行
う仕様[以下、セル仕様という]の傾斜型エンジンとの構
成の相違を示すための部分断面図であり、図8(A)は図
1のA−A線矢視断面図、図8(B)は図5のB−B線矢
視断面図である。
【0028】即ち、上記リコイル仕様の傾斜型エンジン
を鋳造する金型に対し、上記クランク室(2)の前面を形
成する中子と、ファンカバー取付壁部(14)の側面を形成
する中子とを取り替えて鋳造することで、上記スタータ
モータ(23)を収納するモータハウジング(24)が形成され
る。そのハウジング(24)の後部には2個のボス(41)を設
けてあり、上記ハウジング(24)内にスタータモータ(23)
を収納した状態で、そのスタータモータ(23)に固定して
ある取付フランジ(25)を、上記ボス(41)にボルトで取り
付けるようになっている。
【0029】また、上記モータハウジング(24)の周壁の
一部は、図8に示すように上述のリコイル仕様の傾斜型
エンジン(1)でのクランク室(2)の前壁に形成した凹部
(37)の側壁(38)と、上記タンク取付部(33)とをそのまま
使って構成されている。従って、上記リコイル仕様の傾
斜型エンジンのクランク室(2)内を鋳造するための金型
を変更しなくても、セル仕様の傾斜型エンジンを鋳造で
きることになる。なお、図7に示すように、上記スター
タモータ(23)の取付フランジ(25)の一部が上記凹部(37)
部分に入り込むことにより、スタータモータ(23)がクラ
ンク軸(10)側に寄る。これにより、スタータモータ(23)
と噛合するリングギヤの径を小さくできる。
【0030】このように、クランク室(2)の前面を形成
する中子と、ファンカバー取付壁部(14)の側面を形成す
る中子とを取り替えるだけでリコイル仕様とセル仕様と
を作り分けることができるので、リコイル仕様の傾斜型
エンジンの鋳造用の金型と、セル仕様の傾斜型エンジン
の鋳造用の金型との大半を共通化できる。なお、上記凹
部(37)の壁部(38)と上記タンク取付部(33)とを段差なく
連続させたことにより、鋳造する際には、上記タンク取
付壁部(33)の上端が見切り位置となってその見切りが目
立たなくなっている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる傾斜型エンジンの実施の一形態
を示すものであり、上記傾斜型エンジンのクランク室及
びシリンダ本体の縦部分断面図である。
【図2】上記クランク室及びシリンダ本体の正面図であ
る。
【図3】上記傾斜型エンジンの要部を示す縦断面図であ
る。
【図4】本発明にかかる傾斜型エンジンの配線用開口の
縦断面図である。
【図5】スタータモータを取付可能に構成した傾斜型エ
ンジンのクランク室及びシリンダ本体の縦部分断面図で
ある。
【図6】同上のクランク室及びシリンダ本体の正面図で
ある。
【図7】同上のクランク室及びシリンダ本体をファンカ
バー側から見た側面図である。
【図8】リコイル仕様の傾斜型エンジンと、セル仕様の
傾斜型エンジンとの構成の相違を示すための部分断面図
であり、図8(A)は図1のA−A線矢視断面図、図8
(B)は図5のB−B線矢視断面図である。
【符号の説明】
1…傾斜型エンジン、2…クランク室、3…シリンダ本
体、4…燃料タンク、14…ファンカバー取付壁部、20…
上部空間部、26・29・30…配線用開口、28…水抜き用切
り欠き、31…ボス、33…タンク取付部、35…燃料タンク
の接続部、37…凹部、38…凹部の壁部。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリンダ本体(3)をクランク室(2)から
    斜め上後方へ向けて突出させ、そのクランク室(2)の上
    方に燃料タンク(4)を配設可能にした傾斜型エンジンに
    おいて、 上記クランク室(2)の前部から上方へ向けてタンク取付
    部(33)を突出させることにより、そのタンク取付部(33)
    によって上記クランク室(2)の上部空間部(20)の前側を
    覆うとともに、そのタンク取付部(33)の上部(31)に上記
    燃料タンク(4)を接続可能に構成し、 前記タンク取付部(33)と、前記クランク室(2)の上部空
    間部(20)の側面に配置されるファンカバー取付壁部(14)
    との少なくとも一方に配線用の開口(26)(30)を設け、 その配線用開口(26)(30)の下部に水抜き用の切り欠き(2
    8)を設けた、 ことを特徴とする傾斜型エンジン。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の傾斜型エンジンにおい
    て、 前記燃料タンク(4)の下部に接続部(35)を設け、 その接続部(35)を前記タンク取付部(33)の上部(31)に接
    続した場合には、上記接続部(35)によって、前記タンク
    取付部(33)の上部(31)と上記燃料タンク(4)の底部との
    間が覆われるように構成した、 ことを特徴とする傾斜型エンジン。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載の傾斜型エンジンに
    おいて、 前記クランク室(2)の前壁部を凹ませて凹部(37)を設
    け、その凹部(37)の壁部(38)と前記タンク取付部(33)と
    が段差なく連続するように構成した、 ことを特徴とする傾斜型エンジン。
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