JP3374927B2 - 薄膜磁気ヘッド用ウエハ - Google Patents
薄膜磁気ヘッド用ウエハInfo
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- Magnetic Heads (AREA)
- Hall/Mr Elements (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、薄膜磁気ヘッド用ウエ
ハに関する。 【0002】 【従来の技術】薄膜磁気ヘッドは、よく知られているよ
うに、IC製造テクノロジーと同様のプロセスに従って
製造される。スライダとなるウエハの表面にフォトリソ
グラフィ高精度パターン形成技術やスパッタ薄膜形成技
術等を用いて、磁性膜及びコイル膜等よりなる薄膜磁気
回路を集積する。薄膜磁気変換素子は行及び列を作るよ
うにウエハ基板の一面側に格子状に配列される。集積工
程が終了した後、ウエハ基板は薄膜磁気変換素子の各列
毎に切断される。各分離片は複数の薄膜磁気変換素子を
含む集合体であり、ウエハ基板が薄膜磁気変換素子の各
列毎に切断されたとき、切断面の一つが空気ベアリング
面(以下ABS面と称する)に対応する。この後、集合
体は治具に装着され、レール溝加工やABS面の研磨加
工等が施される。かかる研磨技術は例えば特開平1ー1
53265号、同153264号公報等で知られてい
る。ABS面研磨加工の後、磁気特性を向上させるた
め、ABS面に現れる薄膜磁気変換素子のポール部に加
工が施されることがある。 【0003】ABS面の研磨やポール部の加工に当たっ
ては、集合体上の1つまたは2つの薄膜磁気ヘッド素子
が基準マーカとして用いられ、研磨量及び加工量等が検
出され制御される。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
は、ABS面の研磨やポール部の加工に当たって、集合
体上の1つまたは2つの薄膜磁気ヘッド素子を基準マー
カとして用いていたから、基準マーカとして用いられる
1つまたは2つの薄膜磁気ヘッド素子は、製品化するこ
となく、捨てなければならなかった。このため、歩留低
下及びコストアップを招いていた。 【0005】そこで、本発明は上述する従来の問題点を
解決し、薄膜磁気変換素子の利用効率が高く、歩留の向
上及びコストダウンに有効なウエハを提供することであ
る。 【0006】 【課題を解決するための手段】上述した課題解決のた
め、本発明に係る薄膜磁気ヘッド用ウエハは、ウエハ基
板と、薄膜磁気変換素子と、基準マーカとを含む。前記
薄膜磁気変換素子は、その複数個による行及び列を作る
ように前記ウエハ基板の一面側に格子状に配列されてい
る。前記基準マーカは、前記ウエハ基板の前記一面側
に、前記薄膜磁気変換素子の各列毎に独立して設けら
れ、前記薄膜磁気変換素子の列間に想定される切断線上
にある。前記基準マーカは、更に、第1の部分と、第2
の部分とを含んでいる。前記第1の部分は、表面が前記
一面とほぼ平行であり、前記第2の部分は、前記第1の
部分の前記表面上にほぼ垂直となるように立設されてい
る。 【0007】 【作用】前記薄膜磁気変換素子は、その複数個による行
及び列を作るように前記ウエハ基板の一面側に格子状に
配列されており、基準マーカはウエハ基板の一面側に、
薄膜磁気変換素子の各列毎に独立して設けられ、薄膜磁
気変換素子の列間に想定される切断線上にあるから、ウ
エハ基板が薄膜磁気変換素子の各列毎に切断されたと
き、基準マークが切断面に現れる。このため、基準マー
カを基準にして、ABS面の研磨及びポール部の加工等
を行うことができる。これらの工程において、薄膜磁気
変換素子を犠牲にする必要がない。従って、薄膜磁気ヘ
ッド素子の利用効率が高く、歩留の向上及びコストダウ
ンに有効なウエハが得られる。基準マーカは、表面がウ
エハ基板の一面に平行になる部分(第1の部分)と、垂
直になる部分(第2の部分)とを含んでいる。詳しく
は、第2の部分は、第1の部分の表面上にほぼ垂直とな
るように立設されている。このような構造であると、直
交するX軸及びY軸において位置合わせを行うことがで
きる。 【0008】 【実施例】図1は本発明に係る薄膜磁気ヘッド用ウエハ
をモデル化して示す斜視図、図2は図1に示された薄膜
磁気ヘッド用ウエハの断面図である。1はウエハ基板、
2は薄膜磁気変換素子、3は基準マーカである。 【0009】ウエハ基板1は周知のセラミック構造体で
構成されている。薄膜磁気変換素子2はその複数個によ
る行及び列を作るようにウエハ基板1の一面側に格子状
に配列されている。図示では、10行8列の格子状に配
列されており、1列当たり10個の薄膜磁気変換素子2
を含んでいる。基準マーカ3は、図1に示されるごと
く、ウエハ基板1の一面側において薄膜磁気変換素子2
の行と平行となる方向に設けられており、図2に示され
るように、ウエハ基板1が切断線X1〜X8線上で薄膜
磁気変換素子2の各列毎に切断されたとき切断面に現れ
る。基準マーカ3は望ましくは薄膜磁気変換素子2の群
の両端側に配置する。 【0010】上述のように、薄膜磁気変換素子2は、そ
の複数個による行及び列を作るようにウエハ基板1の一
面側に格子状に配列されており、基準マーカ3はウエハ
基板1の一面側において薄膜磁気変換素子2の行と平行
となる方向に設けられ、ウエハ基板1が切断線X1〜X
8において薄膜磁気変換素子2の各列毎に切断されたと
き、切断面に現れるから、基準マーカ3を基準にして、
ABS面の研磨やポール部の加工等を行うことができ
る。これらの工程において、薄膜磁気変換素子2を犠牲
にする必要がない。従って、薄膜磁気変換素子2の利用
効率が高く、歩留の向上及びコストダウンに有効なウエ
ハが得られる。 【0011】図3は基準マーカ3の具体例を示す斜視図
である。基準マーカ3はウエハ基板1の一面に平行にな
る部分31と、垂直になる部分32と含んでいる。この
ような構造であると、直交するX軸及びY軸において位
置合わせを行うことができる。図3では基準マーカ3は
間隔を隔てて2個併設されている。基準マーカ3は例え
ばパーマロイ等によって形成できる。 【0012】薄膜磁気変換素子2は、誘導型素子の他、
磁気抵抗効果を用いたMR素子であってもよい。これら
を単独で備える場合に限らず、これらの素子の組み合わ
せを含むこともできる。図4は誘導型素子によって構成
された薄膜磁気変換素子の1例を示す拡大断面図であ
る。図4において、スライダとなるウエハ基板1は、A
l2O3−TiC等で構成される基体部分110に、Al
2O3等でなる絶縁膜120をスパッタ等の手段によって
付着させた構造となっていて、薄膜磁気変換素子2は絶
縁膜120の上に設けられている。薄膜磁気変換素子2
はIC製造テクノロジと同様のプロセスにしたがって形
成された薄膜素子である。21はパーマロイ等でなる下
部磁性膜、22はAl2O3等で形成されたギャップ膜、
23はパーマロイ等でなる上部磁性膜、24はコイル
膜、251〜253はフォトレジスト等で形成された膜
間絶縁膜、26はAl2O3等の保護膜である。 【0013】下部磁性膜21及び上部磁性膜23は、先
端部がギャップ膜22を介して対向する下部ポール部P
1及び上部ポール部P2となっている。下部ポール部P
1及び上部ポール部P2の後方にはヨーク部211、2
31が連続しており、ヨーク部211、231は後方の
結合部において磁気回路を完成するように互いに結合さ
れている。コイル膜24は結合部のまわりを渦巻状にま
わるように形成されている。 【0014】上記構成の誘導型薄膜磁気変換素子におい
て、磁気特性を向上させる手段として、図5及び図6に
示すように、ポール部P1またはP2に凹部4または5
を設けることがある。このような凹部4または5の位置
及び深さ等を決める基準として基準マーカ3を用いるこ
とができる。凹部4または5の加工は、図1において、
切断線X1〜X8に沿ってウエハ基板1を切断して列毎
の集合体を取り出した後に行う。 【0015】 【発明の効果】以上述べたように、本発明に係る薄膜磁
気ヘッド用ウエハにおいて、薄膜磁気変換素子はその複
数個による行及び列を作るようにウエハ基板の一面側に
格子状に配列されており、基準マーカはウエハ基板の一
面側において薄膜磁気変換素子の行と平行となる方向に
設けられ、ウエハ基板が薄膜磁気変換素子の各列毎に切
断されたとき切断面に現れるから、基準マーカを基準に
して、ABS面の研磨、ポール部の加工等を行うことが
でき、これらの工程のために、薄膜磁気変換素子を犠牲
にする必要がない。このため、薄膜磁気ヘッド素子の利
用効率が高く、歩留の向上及びコストダウンに有効な薄
膜磁気ヘッド用ウエハを提供できる。
ハに関する。 【0002】 【従来の技術】薄膜磁気ヘッドは、よく知られているよ
うに、IC製造テクノロジーと同様のプロセスに従って
製造される。スライダとなるウエハの表面にフォトリソ
グラフィ高精度パターン形成技術やスパッタ薄膜形成技
術等を用いて、磁性膜及びコイル膜等よりなる薄膜磁気
回路を集積する。薄膜磁気変換素子は行及び列を作るよ
うにウエハ基板の一面側に格子状に配列される。集積工
程が終了した後、ウエハ基板は薄膜磁気変換素子の各列
毎に切断される。各分離片は複数の薄膜磁気変換素子を
含む集合体であり、ウエハ基板が薄膜磁気変換素子の各
列毎に切断されたとき、切断面の一つが空気ベアリング
面(以下ABS面と称する)に対応する。この後、集合
体は治具に装着され、レール溝加工やABS面の研磨加
工等が施される。かかる研磨技術は例えば特開平1ー1
53265号、同153264号公報等で知られてい
る。ABS面研磨加工の後、磁気特性を向上させるた
め、ABS面に現れる薄膜磁気変換素子のポール部に加
工が施されることがある。 【0003】ABS面の研磨やポール部の加工に当たっ
ては、集合体上の1つまたは2つの薄膜磁気ヘッド素子
が基準マーカとして用いられ、研磨量及び加工量等が検
出され制御される。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
は、ABS面の研磨やポール部の加工に当たって、集合
体上の1つまたは2つの薄膜磁気ヘッド素子を基準マー
カとして用いていたから、基準マーカとして用いられる
1つまたは2つの薄膜磁気ヘッド素子は、製品化するこ
となく、捨てなければならなかった。このため、歩留低
下及びコストアップを招いていた。 【0005】そこで、本発明は上述する従来の問題点を
解決し、薄膜磁気変換素子の利用効率が高く、歩留の向
上及びコストダウンに有効なウエハを提供することであ
る。 【0006】 【課題を解決するための手段】上述した課題解決のた
め、本発明に係る薄膜磁気ヘッド用ウエハは、ウエハ基
板と、薄膜磁気変換素子と、基準マーカとを含む。前記
薄膜磁気変換素子は、その複数個による行及び列を作る
ように前記ウエハ基板の一面側に格子状に配列されてい
る。前記基準マーカは、前記ウエハ基板の前記一面側
に、前記薄膜磁気変換素子の各列毎に独立して設けら
れ、前記薄膜磁気変換素子の列間に想定される切断線上
にある。前記基準マーカは、更に、第1の部分と、第2
の部分とを含んでいる。前記第1の部分は、表面が前記
一面とほぼ平行であり、前記第2の部分は、前記第1の
部分の前記表面上にほぼ垂直となるように立設されてい
る。 【0007】 【作用】前記薄膜磁気変換素子は、その複数個による行
及び列を作るように前記ウエハ基板の一面側に格子状に
配列されており、基準マーカはウエハ基板の一面側に、
薄膜磁気変換素子の各列毎に独立して設けられ、薄膜磁
気変換素子の列間に想定される切断線上にあるから、ウ
エハ基板が薄膜磁気変換素子の各列毎に切断されたと
き、基準マークが切断面に現れる。このため、基準マー
カを基準にして、ABS面の研磨及びポール部の加工等
を行うことができる。これらの工程において、薄膜磁気
変換素子を犠牲にする必要がない。従って、薄膜磁気ヘ
ッド素子の利用効率が高く、歩留の向上及びコストダウ
ンに有効なウエハが得られる。基準マーカは、表面がウ
エハ基板の一面に平行になる部分(第1の部分)と、垂
直になる部分(第2の部分)とを含んでいる。詳しく
は、第2の部分は、第1の部分の表面上にほぼ垂直とな
るように立設されている。このような構造であると、直
交するX軸及びY軸において位置合わせを行うことがで
きる。 【0008】 【実施例】図1は本発明に係る薄膜磁気ヘッド用ウエハ
をモデル化して示す斜視図、図2は図1に示された薄膜
磁気ヘッド用ウエハの断面図である。1はウエハ基板、
2は薄膜磁気変換素子、3は基準マーカである。 【0009】ウエハ基板1は周知のセラミック構造体で
構成されている。薄膜磁気変換素子2はその複数個によ
る行及び列を作るようにウエハ基板1の一面側に格子状
に配列されている。図示では、10行8列の格子状に配
列されており、1列当たり10個の薄膜磁気変換素子2
を含んでいる。基準マーカ3は、図1に示されるごと
く、ウエハ基板1の一面側において薄膜磁気変換素子2
の行と平行となる方向に設けられており、図2に示され
るように、ウエハ基板1が切断線X1〜X8線上で薄膜
磁気変換素子2の各列毎に切断されたとき切断面に現れ
る。基準マーカ3は望ましくは薄膜磁気変換素子2の群
の両端側に配置する。 【0010】上述のように、薄膜磁気変換素子2は、そ
の複数個による行及び列を作るようにウエハ基板1の一
面側に格子状に配列されており、基準マーカ3はウエハ
基板1の一面側において薄膜磁気変換素子2の行と平行
となる方向に設けられ、ウエハ基板1が切断線X1〜X
8において薄膜磁気変換素子2の各列毎に切断されたと
き、切断面に現れるから、基準マーカ3を基準にして、
ABS面の研磨やポール部の加工等を行うことができ
る。これらの工程において、薄膜磁気変換素子2を犠牲
にする必要がない。従って、薄膜磁気変換素子2の利用
効率が高く、歩留の向上及びコストダウンに有効なウエ
ハが得られる。 【0011】図3は基準マーカ3の具体例を示す斜視図
である。基準マーカ3はウエハ基板1の一面に平行にな
る部分31と、垂直になる部分32と含んでいる。この
ような構造であると、直交するX軸及びY軸において位
置合わせを行うことができる。図3では基準マーカ3は
間隔を隔てて2個併設されている。基準マーカ3は例え
ばパーマロイ等によって形成できる。 【0012】薄膜磁気変換素子2は、誘導型素子の他、
磁気抵抗効果を用いたMR素子であってもよい。これら
を単独で備える場合に限らず、これらの素子の組み合わ
せを含むこともできる。図4は誘導型素子によって構成
された薄膜磁気変換素子の1例を示す拡大断面図であ
る。図4において、スライダとなるウエハ基板1は、A
l2O3−TiC等で構成される基体部分110に、Al
2O3等でなる絶縁膜120をスパッタ等の手段によって
付着させた構造となっていて、薄膜磁気変換素子2は絶
縁膜120の上に設けられている。薄膜磁気変換素子2
はIC製造テクノロジと同様のプロセスにしたがって形
成された薄膜素子である。21はパーマロイ等でなる下
部磁性膜、22はAl2O3等で形成されたギャップ膜、
23はパーマロイ等でなる上部磁性膜、24はコイル
膜、251〜253はフォトレジスト等で形成された膜
間絶縁膜、26はAl2O3等の保護膜である。 【0013】下部磁性膜21及び上部磁性膜23は、先
端部がギャップ膜22を介して対向する下部ポール部P
1及び上部ポール部P2となっている。下部ポール部P
1及び上部ポール部P2の後方にはヨーク部211、2
31が連続しており、ヨーク部211、231は後方の
結合部において磁気回路を完成するように互いに結合さ
れている。コイル膜24は結合部のまわりを渦巻状にま
わるように形成されている。 【0014】上記構成の誘導型薄膜磁気変換素子におい
て、磁気特性を向上させる手段として、図5及び図6に
示すように、ポール部P1またはP2に凹部4または5
を設けることがある。このような凹部4または5の位置
及び深さ等を決める基準として基準マーカ3を用いるこ
とができる。凹部4または5の加工は、図1において、
切断線X1〜X8に沿ってウエハ基板1を切断して列毎
の集合体を取り出した後に行う。 【0015】 【発明の効果】以上述べたように、本発明に係る薄膜磁
気ヘッド用ウエハにおいて、薄膜磁気変換素子はその複
数個による行及び列を作るようにウエハ基板の一面側に
格子状に配列されており、基準マーカはウエハ基板の一
面側において薄膜磁気変換素子の行と平行となる方向に
設けられ、ウエハ基板が薄膜磁気変換素子の各列毎に切
断されたとき切断面に現れるから、基準マーカを基準に
して、ABS面の研磨、ポール部の加工等を行うことが
でき、これらの工程のために、薄膜磁気変換素子を犠牲
にする必要がない。このため、薄膜磁気ヘッド素子の利
用効率が高く、歩留の向上及びコストダウンに有効な薄
膜磁気ヘッド用ウエハを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る薄膜磁気ヘッド用ウエハをモデル
化して示す斜視図である。 【図2】図1のX1〜X8線に沿って切断された端面図
を示す図である。 【図3】本発明に係る薄膜磁気ヘッド用ウエハに備えら
れた基準マーカの1例を示す斜視図である。 【図4】本発明に係る薄膜磁気ヘッド用ウエハに備えら
れた薄膜磁気変換素子の1例を示す断面図である。 【図5】図4に示した薄膜磁気変換素子を備えるウエハ
から切断された集合体の端面拡大図である。 【図6】図5のA6ーA6線上における断面図である。 【符号の説明】 1 ウエハ 2 薄膜磁気変換素子 3 基準片
化して示す斜視図である。 【図2】図1のX1〜X8線に沿って切断された端面図
を示す図である。 【図3】本発明に係る薄膜磁気ヘッド用ウエハに備えら
れた基準マーカの1例を示す斜視図である。 【図4】本発明に係る薄膜磁気ヘッド用ウエハに備えら
れた薄膜磁気変換素子の1例を示す断面図である。 【図5】図4に示した薄膜磁気変換素子を備えるウエハ
から切断された集合体の端面拡大図である。 【図6】図5のA6ーA6線上における断面図である。 【符号の説明】 1 ウエハ 2 薄膜磁気変換素子 3 基準片
フロントページの続き
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
G11B 5/31
H01L 43/02
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 ウエハ基板と、薄膜磁気変換素子と、基
準マーカとを含む薄膜磁気ヘッド用ウエハであって、 前記薄膜磁気変換素子は、その複数個による行及び列を
作るように前記ウエハ基板の一面側に格子状に配列され
ており、 前記基準マーカは、前記ウエハ基板の前記一面側に、前
記薄膜磁気変換素子の各列毎に独立して設けられ、前記
薄膜磁気変換素子の列間に想定される切断線上にあり、 前記基準マーカは、更に、第1の部分と、第2の部分と
を含み、 前記第1の部分は、表面が前記ウエハ基板の前記一面と
平行であり、 前記第2の部分は、前記第1の部分の前記表面上に垂直
となるように立設されている薄膜磁気ヘッド用ウエハ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33657292A JP3374927B2 (ja) | 1992-11-24 | 1992-11-24 | 薄膜磁気ヘッド用ウエハ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33657292A JP3374927B2 (ja) | 1992-11-24 | 1992-11-24 | 薄膜磁気ヘッド用ウエハ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06162449A JPH06162449A (ja) | 1994-06-10 |
JP3374927B2 true JP3374927B2 (ja) | 2003-02-10 |
Family
ID=18300532
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP33657292A Expired - Fee Related JP3374927B2 (ja) | 1992-11-24 | 1992-11-24 | 薄膜磁気ヘッド用ウエハ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3374927B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH11134614A (ja) | 1997-10-28 | 1999-05-21 | Tdk Corp | 薄膜磁気ヘッドの製造方法及び製造システム |
-
1992
- 1992-11-24 JP JP33657292A patent/JP3374927B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06162449A (ja) | 1994-06-10 |
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