JP3319586B2 - 薄膜磁気ヘッドとそれを用いたハードディスクドライブ装置 - Google Patents

薄膜磁気ヘッドとそれを用いたハードディスクドライブ装置

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JP3319586B2 JP26354198A JP26354198A JP3319586B2 JP 3319586 B2 JP3319586 B2 JP 3319586B2 JP 26354198 A JP26354198 A JP 26354198A JP 26354198 A JP26354198 A JP 26354198A JP 3319586 B2 JP3319586 B2 JP 3319586B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、媒体対向面近傍部
分がT字型とされた磁極を有する薄膜磁気ヘッドとそれ
を用いたハードディスクドライブ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、磁気記録密度の高密度化が進んで
おり、HDDでは1Gbpsiという高記録密度のシス
テムが実用化されており、またさらなる記録密度の高密
度化が要求されている。このような磁気記録の高密度化
を達成するためには、薄膜磁気へッドのトラック幅の狭
トラック化、ならびに狭トラックでの記録磁界の増大が
必須の技術課題である。
【0003】ここで、図10に従来の一般的な記録へッ
ドとしての薄膜磁気へッドの概略構造を示す。図10に
おいて、1は下部磁極であり、この下部磁極1上に記録
磁気ギャップ2を介して上部磁極3が形成されている。
上部磁極3は媒体対向面(ABS)がトラック幅に応じ
た形状とされており、この媒体対向面の近傍部分からコ
イル(図示せず)が配置されている後方部分に向けて扇
状に広がった形状を有している。このような形状の磁極
3では、狭トラック化に対応させるために媒体対向面の
幅を狭くした場合に、媒体対向面近傍部分と後方部分と
のネック部4で磁気飽和を起こし、大きな磁界を発生さ
せることが困難になってきている。
【0004】このような問題を回避するために、例えば
図11に示すようなT字形状の薄膜磁気ヘッドが提案さ
れている。すなわち、図11に示す薄膜磁気ヘッドは、
少なくとも一方の磁極(図11では上部磁極3)の媒体
対向面近傍部分を、記録磁気ギャップ2と接する磁極先
端部5と、それよりも幅の広い補助磁極6とで構成する
ことにより、磁極3の媒体対向面の形状をT字型として
いる。このようなT字型構造によれば、磁極3の媒体対
向面近傍部分と後方部分とを幅広の補助磁極6で接続す
ることができるため、ネック部での磁気飽和を抑制する
ことが可能となる。また、狭トラック化自体に対しても
有効である。
【0005】しかしながら、上述したような媒体対向面
の形状をT字型とした磁極においては、補助磁極6の記
録磁気ギャップ2側のエッジ部6aからの磁束の漏れに
よって、記録媒体のトラックサイド領域に微小ながらも
余分な情報が記録されることが、本発明者らによる鋭意
検討の結果分かった。この様子を図12に示す。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、T字
型磁極は狭トラック化した際の媒体対向面近傍部分と後
方部分とのネック部での磁気飽和の抑制などに効果を示
すものの、補助磁極の記録磁気ギャップ側のエッジ部か
らの漏れ磁束により、記録媒体のトラックサイド領域に
微小ながらも余分な情報が記録されるという難点を有し
ている。
【0007】本発明は、このような課題に対処するため
になされたもので、T字型磁極の補助磁極からの記録媒
体のトラックサイド領域への余分な情報記録を回避する
ことを可能にした薄膜磁気ヘッドとそれを用いたハード
ディスクドライブ装置を提供することを目的としてい
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の薄膜磁気ヘッド
は、信号磁界が流入する媒体対向面に位置する磁気ギャ
ップ、前記磁気ギャップを間に保持するように配置され
た一対の磁極、および前記一対の磁極の間に位置するコ
イルとを具備し、前記一対の磁極の少なくとも一方の前
記媒体対向面が実質的にT字型磁極を構成しており、
前記T字型磁極は前記磁気ギャップと接すると共に、前
記媒体対向面に露出する磁極先端部と、前記媒体対向面
側が前記磁極先端部と前記T字型磁極を形成するよう
に、前記磁極先端部上に配置されると共に、前記媒体対
向面に露出する磁極後部と、前記磁極先端部と磁極後部
との間の磁極中間部とを有する磁気ヘッドであって、前
記磁極後部の前記媒体対向面側のトラック幅方向の幅は
前記磁極先端部のトラック幅方向の幅よりも広く、前記
磁極中間部は前記媒体対向面において前記磁極後部の全
体幅に対して接しており、且つ前記磁極中間部の前記磁
極先端部と接する面の幅が前記磁極後部と接する面の幅
より狭いと共に、前記磁極後部と接する面側から前記磁
極先端部と接する面側に向けて前記磁極中間部の幅が徐
々に狭くなっており、且つ前記磁極中間部は前記媒体対
向面から前記磁極後部の立上がり部の間の中間点まで形
成されていると共に、前記中間点の後方の磁極領域では
前記磁極先端部は直接前記磁極後部に接している、ある
いは前記磁極中間部は実質的に媒体対向面から前記磁極
後部の前記磁気ギャップから離れる立上がり部まで形成
されていることを特徴としている。
【0009】本発明の他の薄膜磁気ヘッドは、信号磁界
が流入する面に位置し、前記信号磁界流入面において第
1方向に伸びた磁気ギャップと、前記第1方向とは垂直
の方向から前記磁気ギャップを挟持する第1および第2
の磁極とを具備し、前記第1および第2の磁極の少なく
とも一方は、前記磁気ギャップに接する磁極先端部と、
前記磁極先端部上に形成された端部であって、前記信号
磁界が流入する側の前記第1方向の幅が前記磁極先端部
の前記信号磁界流入面の前記第1方向の幅よりも広い端
部を備える磁極後部と、前記磁極先端部と前記磁極後部
との間に配置され、前記磁気ギャップに近い面の両端部
が曲面状に面取りされた磁極中間部とを有することを特
徴としている。また、本発明のハードディスクドライブ
装置は、記録媒体と、前記記録媒体に情報を記録する、
上記した本発明の薄膜磁気ヘッドとを具備することを特
徴としている。
【0010】本発明の第1および第2の薄膜磁気へッド
においては、磁極後部の磁気ギャップ側の角部を媒体対
向面から後退させているため、磁極後部からの漏れ磁界
の強度を小さくすることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明を実施するための形
態にっいて説明する。
【0012】図1は、本発明薄膜磁気ヘッドを磁気抵
抗効果素子を用いた録再分離型磁気ヘッドに適用した
1の実施形態の要部構成を一部切り欠いて示す図であ
る。同図において、11はAl23層を有するAl23
・TiC基板などの基板であり、この基板11上にはN
iFe合金やアモルファスCoZrNb合金などの軟磁
性材料からなる厚さ1〜2μm程度の下側磁気シールド層
12が形成されている。この下側磁気シールド層12上
には、Al23などの非磁性絶縁材料からなる厚さ150n
m程度の下側再生磁気ギャップ13を介して、再生素子
部として磁気抵抗効果膜(MR膜)14が形成されてい
る。なお、図中15はMR膜にセンス電流を供給するリ
ード電極である。
【0013】MR膜14およびリード15上には、下側
再生磁気ギャップ膜13と同様な非磁性絶縁材料からな
る上側再生磁気ギャップ16を介して、下側磁気シール
ド層12と同様な軟磁性材料からなる上側磁気シールド
層17が形成されており、これらにより再生へッドとし
てのシールド型MRへッド18が構成されている。
【0014】上述したシールド型MRへッド18上に
は、記録へッドとして薄膜磁気ヘッド19が形成されて
いる。薄膜磁気ヘッド19の下部記録磁極は、上側磁気
シールド層17と同一の磁性層により構成されている。
すなわち、シールド型MRヘッド18の上側磁気シール
ド層17は、薄膜磁気ヘッド19の下部記録磁極を兼ね
ている。この上側磁気シールド層を兼ねる下部記録磁極
17上には、Al2 3などの非磁性絶縁材料からなる
記録磁気ギャップ20が形成されている。
【0015】記録磁気ギャップ20上には、媒体対向面
の近傍部分が後に詳述する磁極先端部23とそれより幅
広の補助磁極24(磁極後部)とにより構成された上部
記録磁極21が設けられている。上部磁極先端部23の
媒体対向面より後方側には、上部磁極先端部23との積
層部から後方側に伸びる上部補助磁極24の下側に、言
い換えると上部補助磁極24と下部記録磁極17との間
に、図示を省略したポリイミドなどの絶縁層内に埋め込
まれたCuなどからなるコイル22が形成されている。
これらにより、記録ヘッドとしての薄膜磁気ヘッド19
の主要部が構成されている。
【0016】次に、記録磁極17、21の媒体対向面近
傍部分について、図2および図3を参照して詳述する。
【0017】上部記録磁極21の媒体対向面近傍部分
は、図2および図3に示すように、記録磁気ギャップ2
0側に配置され、所定のトラック幅Tw で記録磁気ギャ
ップ20と接する磁極先端部23と、この磁極先端部2
3の上側に位置し、かつそれより幅広の補助磁極24と
を有している。すなわち、上部記録磁極21の媒体対向
面近傍部分はT字型磁極を構成している。
【0018】そして、補助磁極24の記録磁気ギャップ
20側の各角部を含む領域(各角部領域)24aは、図
2に矢印で示すように、それぞれ媒体対向面(ABS)
から後退(リセス)している。媒体対向面から後退させ
ている角部領域24aは、例えばトラック幅方向に対し
て角度θをもつ領域とされている。
【0019】上記した角部領域24aの媒体対向面から
の後退距離は、例えば0.05μm以上とすることが好
ましい。例えば、各角部領域を媒体対向面から後退させ
ていない従来のT字型磁極における各角部からの磁界強
度は、1000〜3500Oe程度であるが、例えば角
部領域24aを媒体対向面から0.1μm程度後退させ
ると、磁界強度は500Oe以下に減衰する。このよう
に、補助磁極24の記録磁気ギャップ20側の各角部領
域24aからの漏れ磁束を抑えることによって、補助磁
極24による記録媒体のトラックサイド領域への余分な
情報記録を大幅に抑制することが可能となる。
【0020】補助磁極24の各角部領域24aの媒体対
向面からの後退は、例えば角度θをもつ領域を媒体対向
面からイオンミリングなどでトリミングすることにより
実現することができる。ここで、図2および図3は各角
部領域24aのみをトリミングして後退させた状態を示
している。このような形状は例えばトリミングにFIB
(Forcused Ion Beam etchin
g)を用いることによって、エッチング公差をおおよそ
0とすることができることから実現可能である。 各角
部領域24aのトリミング工程には、一般的なPEP
(フォトエングレイブメントプロセス)とイオンミリン
グとの組み合わせを使用することができる。ただし、ト
リミング工程にPEPを適用する場合には、露光機のア
ライメント精度(公差Δ)が間題となる。通常、露光機
のアライメント公差Δは0.2μm以上である。角部領
域24aの角度θが45゜の場合、補助磁極24の幅は
磁極先端部23の幅より4Δ以上広くしないと磁極先端
部23までエッチングされるおそれがある。従って、補
助磁極24の幅は、磁極先端部23の幅より少なくとも
2Δ(1+cotθ)以上幅広とすることが好ましい。
なお、ウェハ工程においても、補助磁極24は磁極先端
部23に対して1〜0.1μm程度のアライメント誤差
をもっているため、実際には補助磁極24の幅はさらに
1Δ程度広く設定することが望ましい。
【0021】なお、図2および図3に示した上部記録磁
極21は、例えばまずウェハ工程で磁極先端部23と補
助磁極24とを有する磁極構造を作製し、これらを媒体
対向面で切断および研磨した後、媒体対向面からイオン
ミリングなどで補助磁極24の各角部領域24aをトリ
ミングすることにより得られる。
【0022】磁極先端部23と補助磁極24とを有する
T字型磁極は、ウェハ工程で例えば以下のように形成す
ることができる。すなわち、まずSiOx などからなる
絶縁層25に形成したトレンチ26の内部に、スパッタ
法などで磁性材料を埋め込み形成して磁極先端部23を
形成する。次に、磁極先端部23の上側を平坦化した
後、さらに補助磁極24を積層形成することによりT字
型磁極が得られる。
【0023】上述した実施形態では上部記録磁極21の
みをT字型磁極とした例について述べたが、例ば図4
すように、上部記録磁極21と記録磁気ギャップ2
0を挟んで対向する下部記録磁極17についても、記録
磁気ギャップ20に向けて凸状のT字型磁極とすること
ができる。例えば、下部記録磁極17をトラック幅相当
の幅を残して0.5μm程度エッチングすることにより、上
方に向けて凸状の磁極先端部27およびそれより幅広の
補助磁極28を有する下部記録磁極17が得られる。
【0024】このような場合には下部記録磁極17の補
助磁極28についても、上部記録磁極21側の補助磁極
24の各角部領域24aと対向する領域28aを、それ
ぞれ媒体対向面(ABS)から後退させることが好まし
い。これによって、上部記録磁極21側の補助磁極24
の各角部領域24aから漏洩する磁束の到達先を媒体対
向面から後退させることができる。その結果として媒体
対向面での漏洩磁界をより弱くすることができる。
【0025】また、媒体対向面(ABS)から後退させ
る上部記録磁極21側の補助磁極24の各角部領域24
aの形状を、例えば図5に示すように、湾曲形状とする
ことも漏洩磁束の減少に対して有効である。各角部領域
24aの形状を湾曲形状とすることによって、磁束の集
中を避けることが可能となるため、各角部領域24aお
よびその近傍からの漏洩磁界をより小さくすることがで
きる。
【0026】なお、図4および図5において、Eはトリ
ミング領域を示している。通常のPEPとイオンミリン
グなどとを組み合わせてトリミングを実施する場合に
は、図4および図5に示すように、上部記録磁極21側
の補助磁極24の各角部領域24a(下部記録磁極17
側の補助磁極28の対向領域28a)を含み、上述した
アライメント交差を考慮した領域をトリミングすること
が好ましい。
【0027】次に、薄膜磁気ヘッドのその他の構成例
ついて述べる。図6および図7はその他の薄膜磁気ヘッ
の磁極構造を示す図である。なお、この薄膜磁気ヘッ
ドの全体構造、およびそれを磁気抵抗効果素子を用いた
録再分離型磁気ヘッドに適用する場合の構造は、図1と
同様となる。
【0028】図6および図7に示す磁極構造において、
上部記録磁極21の媒体対向面近傍部分は上述した本発
明の第1の実施形態と同様に、記録磁気ギャップ20側
に配置され、所定のトラック幅Twで記録磁気ギャップ
20と接する磁極先端部23と、この磁極先端部23の
上側に位置し、かつそれより幅広の補助磁極24とを有
している。
【0029】そして、磁極先端部23の記録磁気ギャッ
プ20とは反対側の補助磁極24と接する側の一部23
Aおよび補助磁極24は、それぞれ媒体対向面(AB
S)から後退している。このような補助磁極24と磁極
先端部23の補助磁極24側の一部23Aの媒体対向面
からの後退は、これらの領域を前述した第1の実施形態
と同様に、媒体対向面からトリミングすることにより実
現することができる。後退距離は第1の実施形態と同程
度とすることが好ましい。
【0030】ここで、磁極先端部23の補助磁極24側
の一部23Aを補助磁極24と共に媒体対向面からPE
Pによりトリミングする場合にも、露光機のアライメン
ト精度(公差Δ)が問題になる。通常、露光機のアライ
メント公差Δは0.2μm以上である。一方、磁極先端
部23の媒体対向面に存在する部分23Bの高さh0
媒体への書き込みに十分な大きさの記録磁界を発生させ
るために最低限必要な高さとする。この媒体対向面部分
23Bの高さh0 は0.3μm程度である。従って、磁
極先端部23の高さhは、記録磁界強度と補助磁極24
からの漏洩磁界の低減とを両立させるために、h0 +2
Δ以上とすることが望ましい。具体的には、上記したよ
うにh0 は0.3μm程度で、Δは0.2μm以上であ
るため、磁極先端部23の高さhはh≧0.7μmとす
ることが好ましい。
【0031】上述したように、補助磁極24と磁極先端
部23の補助磁極24側の一部23aを媒体対向面から
後退させることによって、補助磁極24からの漏れ磁束
を抑えることができる。従って、補助磁極24による記
録媒体のトラックサイド領域への余分な情報記録を大幅
に抑制することが可能となる。
【0032】次に、薄膜磁気ヘッドのさらに他の構成例
について述べる。図8はさらに他の薄膜磁気ヘッドの磁
極構造を示す図である。なお、この薄膜磁気ヘッドの全
体構造、およびそれを磁気抵抗効果素子を用いた録再分
離型磁気ヘッドに適用する場合の構造は、図1と同様と
なる。
【0033】図8に示す磁極構造において、上部記録磁
極21の媒体対向面近傍部分は上述した本発明の第1の
実施形態と同様に、記録磁気ギャップ20側に配置さ
れ、所定のトラック幅Twで記録磁気ギャップ20と接
する磁極先端部23と、この磁極先端部23の上側に位
置し、かつそれより幅広の補助磁極24とを有してい
る。そして、補助磁極24は媒体対向面(ABS)から
後退している。後退距離は本発明の第1の実施形態と同
程度とすることが好ましい。
【0034】ここで、磁極先端部23と補助磁極24と
は、異なる磁性材料層で構成されている。例えば、補助
磁極24を磁極先端部23を構成する磁性材料層より硬
度が低い磁性材料層で構成する。このような磁性材料層
の組み合わせを適用することによって、薄膜磁気へッド
の媒体対向面を研磨した際に、補助磁極24と磁極先端
部23との硬度差に基づく研磨量の差によって、補助磁
極24のみを媒体対向面から後退させることができる。
【0035】例えば、磁極先端部23にNi50Fe
50(at%)のような高飽和磁化磁性材料を用いると共
に、補助磁極24にアモルファスCoZrNbのような
磁性材料を使用することによって、研磨量の差による補
助磁極24の後退量を0.05〜0.1μm程度とする
ことができる。このような工程によれば、媒体対向面に
対してPEPやFIBなどを施す必要がないために、薄
膜磁気へッドの量産性を高めることができる。
【0036】また、薄膜磁気へッドの媒体対向面の研磨
工程にCMPを適用する場合に、補助磁極24を磁極先
端部23を構成する磁性材料層より溶解しやすい磁性材
料で構成すれば、溶解性の差を利用して容易に補助磁極
24の後退量を制御することができる。具体的な磁極先
端部23と補助磁極24との磁性材料の組み合わせとし
ては、上述したNi50Fe50(at%)とアモルファス
CoZrNbなどが挙げられる。
【0037】上述したように、磁極先端部23と補助磁
極24とを異なる磁性材料層で構成し、これら磁性材料
層の硬度差や溶解量の差に基づいて、補助磁極24を媒
体対向面から後退させることによって、PEPやFIB
などを実施することなく簡易な工程で、補助磁極24か
らの漏れ磁束を抑えることができる。よって、補助磁極
24による記録媒体のトラックサイド領域への余分な情
報記録を大幅に抑制することが可能となると共に、薄膜
磁気へッドの量産性を高めることができる。
【0038】次に、本発明の薄膜磁気ヘッドの第2の
施形態について説明する。図9は本発明の薄膜磁気ヘッ
ドの第2の実施形態の磁極構造を示す図である。なお、
この実施形態の薄膜磁気ヘッドの全体構造、およびそれ
を磁気抵抗効果素子を用いた録再分離型磁気ヘッドに適
用する場合の構造は、図1と同様となる。
【0039】図9に示す磁極構造において、上部記録磁
極21の媒体対向面近傍部分は上述した第1の実施形態
と同様に、記録磁気ギャップ20側に配置され、所定の
トラック幅Tw で記録磁気ギャップ20と接する磁極先
端部23と、この磁極先端部23の上側に位置し、かつ
それより幅広の補助磁極24とを有している。
【0040】そして、補助磁極24の記録磁気ギャップ
20側の各角部24Aは、それぞれR形状(R面取り形
状)を有している。これら角部24AのR形状は0.3
μm以上とすることが好ましい。ここで、補助磁極から
の漏れ磁束による余分な情報記録は、補助磁極の角部に
磁束が集中することに主として起因している。従って、
補助磁極24の記録磁気ギャップ20側の各角部24A
をR形状とし、磁束の集中を緩和することによって、補
助磁極24による記録媒体のトラックサイド領域への余
分な情報記録を大幅に抑制することが可能となる。
【0041】図9に示した磁極構造は、例えば以下のよ
うにして形成することができる。まず、SiOx などか
らなる絶縁層25に形成したトレンチ26の内部に、ス
パッタ法などで磁性材料を埋め込み形成して磁極先端部
23を形成する。また、絶縁層25は補助磁極24の一
部が埋まるような高さに形成し、その補助磁極24の記
録磁気ギャップ20側の各角部24Aに相当する部分
を、ケミカルドライエッチングなどで湾曲形状に加工す
る。このような部分を含めて補助磁極24をスパッタ法
などで形成することによって、記録磁気ギャップ20側
の各角部24AをそれぞれR形状とした補助磁極24が
得られる。
【0042】上述した各実施形態による録再分離型磁気
へッドによれば、狭トラック化に適した磁気ヘッドを実
現することができる。また、本発明のように補助磁極の
幅が先端部より広い場合には、OW特性等の記録特性の
スロートハイト依存性が緩やかになるため、出力のハイ
ト依存性が大きい磁気抵抗効果素子との組み合わせにお
いてマージンを広くすることができる。これによって、
記録再生磁気ヘッドの製造歩留りを高めることが可能と
なる。
【0043】なお、上述した各実施形態においては、本
発明による磁極先端部構造を主としてトレンチ内に磁性
材料を埋め込み形成する構造(トレンチポール構造)に
適用する場合について説明したが、本発明の薄膜磁気へ
ッドの構造はこれに限られるものではなく、例えば特開
平7−296328号公報記載のノッチ構造体や、米国
特許5,283,942号公報等に記載のように先に形
成した構造体に磁極先端部を埋め込み形成した構造等に
適用することが可能である。
【0044】次に、その他の本発明による薄膜磁気ヘッ
ドの実施態様について記載する。
【0045】図13は、本発明のT字型磁極の一例の媒
体対向面から見た断面を示す略図である。図13にて、
123は磁極先端部を、124は磁極後部を、124´
は磁極中間部を示している。この実施態様では磁極中間
部124´を磁極後部124の一部として説明用に使用
した。
【0046】図14aは、この実施態様の一例を図示し
ている。まず下部磁極118および磁気ギャップ120
を形成し、次に上部磁極119の先端部123および上
部磁極119の後部124を形成した。次に、磁気ギャ
ップ120サイドの角部を媒体対向面からFIB法によ
りトリミングし中間部124´を形成した。ここで媒体
対向面からのトリミング深さが浅い時には、記録媒体一
での磁界強度が十分下がり切らないため、この深さは
0.05μm以上であることが好ましい。
【0047】媒体対向面の角部のトリミング深さを深く
したときには、上部磁極119の立上がり部124d
(図1参照)までトリミングすることができる。この場
合には磁気ギャップ120と対向する面積が減るので、
デイホプギャップ内でのリターンする磁束の量が減るの
で、記録磁界強度が増加するという利点がある。
【0048】図14bは、下部磁極118を、ほぼトラ
ック幅の凸型形状に加工した例である。この場合には、
トラック幅方向の強度分布が急峻になり、狭トラック化
に有利となる。
【0049】図14cは、本実施態様の他の一例であ
る。同じく下部磁極118および磁気ギャップ120を
形成後、図14dに示すように、SiO等の材料を成
膜し、RIE等の手段によりトレンチを形成し、レジス
トフレームを形成後、NiFe等の材料をメッキにより
成膜する。この例では、磁極先端部123および磁極後
部124が媒体対向面近傍で一体として形成されてい
る。その後、同様に媒体対向面から磁極後部の角部をト
リミングすることにより図14aに示される例と同様な
効果を得ることができる。
【0050】前述の上部磁極119の成膜はメッキ以外
にもスパッタ等の手段により形成することもできる。こ
の場合、トレンチ部の形成を図14eに示すように、2
段とすることにより図14cに示す構造の上部磁極11
9を一度に形成することができる。このように本実施態
様の構成は、上部磁極119を先端部123後部124
と切り離すことなしに一括で形成することが可能にな
る。
【0051】図15aおよび図15bにさらにその他の
例を示す。図15aは先端部と後部が分離したタイプ、
図15bは先端部と後部が一体となったタイプを示す。
これらの実施例においては、図14aに示した例と同様
に、下部磁極118および磁気ギャップ120を形成
後、上部磁極119の先端部123および上部磁極11
9の後部124を形成した後、後部の角部124aをR
を持たせた形状にトリミングした。角部124aが丸ま
って角が無くなると磁束の集中を防ぐことができるた
め、エッジからの漏れ磁界は大きく減少した。
【0052】図15aおよび図15bに示す例は、ほぼ
トラック幅を有する凸部を有する下部磁極118に適用
できる。この場合にも、トラック幅方向の強度分布が急
峻になり、狭トラック化に有利となる。
【0053】図15cおよび図15eは本発明のさらに
他の例を示すものである。図15eは先端部と後部が分
離したタイプ、図15cは先端部と後部が一体となった
タイプを示す。同じく下部磁極118および磁気ギャッ
プ120を形成後、図15dに示すように、SiO
の材料を成膜し、RIE等の手段により凹部を形成し
た。さらに、図15fに示すような2段目の凹部を形成
する際には、エッチング条件を変えて、底部の角部がR
を持った形状になるようエッチングを行った。この2段
のトレンチに磁極材料を成膜することにより、T字形状
の上の幅が広い部分の角がRを有する上部磁極119を
形成することができた。この形状によればエッジ部に角
がないために磁束の集中を防ぐことができ、エッジ部か
らの記録媒体への余計な書き込みを防ぐことができる。
【0054】図15cおよび図15eに示す磁極構造
は、ほぼトラック幅を有する凸部を有する下部磁極11
8に適用できる。この場合にも、トラック幅方向の強度
分布が急峻になり、狭トラック化に有利となる。
【0055】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の薄膜磁気
ヘッドによれば、T字型磁極の補助磁極からの記録媒体
のトラックサイド領域への余分な情報記録を回避するこ
とができる。従って、例えば高密度記録とした場合にお
いても、より良好な記録特性を得ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の薄膜磁気ヘッドを磁気抵抗効果素子
を用いた録再分離型磁気ヘッドに適用した第1の実施形
態の要部構成を一部切り欠いて示す図である。
【図2】 図1に示す本発明の薄膜磁気ヘッドの媒体対
向面近傍部分の磁極構造の一例を示す斜視図である。
【図3】 図2に示す媒体対向面近傍部分の磁極構造を
媒体対向面から見た断面図である。
【図4】 図1に示す本発明の薄膜磁気ヘッドの媒体対
向面近傍部分の磁極構造の他の例を示す図である。
【図5】 図1に示す本発明の薄膜磁気ヘッドの媒体対
向面近傍部分の磁極構造のさらに他の例を示す図であ
る。
【図6】 その他の薄膜磁気ヘッドによる媒体対向面近
傍部分の磁極構造を示す斜視図である。
【図7】 図6に示す媒体対向面近傍部分の磁極構造を
媒体対向面から見た断面図である。
【図8】 さらに他の薄膜磁気ヘッドによる媒体対向面
近傍部分の磁極構造を示す斜視図である。
【図9】 本発明の薄膜磁気ヘッドの第2の実施形態に
よる媒体対向面近傍部分の磁極構造を示す断面図であ
る。
【図10】 従来の一般的な薄膜磁気ヘッドの磁極構造
を示す図である。
【図11】 従来の薄膜磁気ヘッドにおけるT字型磁極
構造を示す図である。
【図12】 断面T字型ヘッドで記録した場合のオフト
ラックプロファイルを示す図である。
【図13】 本発明の薄膜磁気ヘッドのT字型磁極構成
を説明する図である。
【図14】 本発明の薄膜磁気ヘッドの実施形態による
媒体対向面近傍部分の磁極構造を示す断面図である。
【図15】 本発明の薄膜磁気ヘッドの実施形態による
媒体対向面近傍部分のさらに他の磁極構造を示す断面図
である。
【符号の説明】
17、118……下部記録磁極 19、119……薄膜磁気ヘッド 20、120……記緑磁気ギャップ 21、121……上部記録磁極 23、123……磁極先端部 24、124……磁極後部(補助磁極) 124′……磁極中間部 24a、124a…角部領域 24A…R形状を有する角部
フロントページの続き (72)発明者 坂田 浩実 神奈川県川崎市幸区堀川町72 株式会社 東芝 川崎事業所内 (72)発明者 原 通子 神奈川県川崎市幸区堀川町72 株式会社 東芝 川崎事業所内 (72)発明者 堀 昭男 神奈川県川崎市幸区堀川町72 株式会社 東芝 川崎事業所内 (72)発明者 小泉 隆 神奈川県川崎市幸区堀川町72 株式会社 東芝 川崎事業所内 (72)発明者 永田 友彦 神奈川県川崎市幸区堀川町72 株式会社 東芝 川崎事業所内 (72)発明者 坂久保 武男 神奈川県川崎市幸区堀川町72 株式会社 東芝 川崎事業所内 (72)発明者 迫田 圭 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1番地 株式会社東芝 研究開発センター内 (56)参考文献 特開 平10−143817(JP,A) 特開 平10−269524(JP,A) 特開 平11−16123(JP,A) 特開 平7−44817(JP,A) 特開 平5−166132(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 5/31

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 信号磁界が流入する媒体対向面に位置す
    る磁気ギャップ、前記磁気ギャップを間に保持するよう
    に配置された一対の磁極、および前記一対の磁極の間に
    位置するコイルとを具備し、前記一対の磁極の少なくと
    も一方の前記媒体対向面が実質的にT字型磁極を構成
    しており、前記T字型磁極は前記磁気ギャップと接する
    と共に、前記媒体対向面に露出する磁極先端部と、前記
    媒体対向面側が前記磁極先端部と前記T字型磁極を形成
    するように、前記磁極先端部上に配置されると共に、前
    記媒体対向面に露出する磁極後部と、前記磁極先端部と
    磁極後部との間の磁極中間部とを有する磁気ヘッドであ
    って、 前記磁極後部の前記媒体対向面側のトラック幅方向の幅
    は前記磁極先端部のトラック幅方向の幅よりも広く、 前記磁極中間部は前記媒体対向面において前記磁極後部
    の全体幅に対して接しており、且つ前記磁極中間部の前
    記磁極先端部と接する面の幅が前記磁極後部と接する面
    の幅より狭いと共に、前記磁極後部と接する面側から前
    記磁極先端部と接する面側に向けて前記磁極中間部の幅
    が徐々に狭くなっており、 且つ前記磁極中間部は前記媒体対向面から前記磁極後部
    の立上がり部の間の中間点まで形成されていると共に、
    前記中間点の後方の磁極領域では前記磁極先端部は直接
    前記磁極後部に接していることを特徴とする薄膜磁気ヘ
    ッド。
  2. 【請求項2】 信号磁界が流入する媒体対向面に位置す
    る磁気ギャップ、前記磁気ギャップを間に保持するよう
    に配置された一対の磁極、および前記一対の磁極の間に
    位置するコイルとを具備し、前記一対の磁極の少なくと
    も一方の前記媒体対向面が実質的にT字型磁極を構成
    しており、前記T字型磁極は前記磁気ギャップと接する
    と共に、前記媒体対向面に露出する磁極先端部と、前記
    媒体対向面側が前記磁極先端部と前記T字型磁極を形成
    するように、前記磁極先端部上に配置されると共に、前
    記媒体対向面に露出する磁極後部と、前記磁極先端部と
    磁極後部との間の磁極中間部とを有する磁気ヘッドであ
    って、 前記磁極後部の前記媒体対向面側のトラック幅方向の幅
    は前記磁極先端部のトラック幅方向の幅よりも広く、 前記磁極中間部は前記媒体対向面において前記磁極後部
    の全体幅に対して接しており、且つ前記磁極中間部の前
    記磁極先端部と接する面の幅が前記磁極後部と接する面
    の幅より狭いと共に、前記磁極後部と接する面側から前
    記磁極先端部と接する面側に向けて前記磁極中間部の幅
    が徐々に狭くなっており、 且つ前記磁極中間部は前記媒体対向面から前記磁極後部
    の前記磁気ギャップから離れる立上がり部まで形成され
    ていることを特徴とする薄膜磁気ヘッド。
  3. 【請求項3】 信号磁界が流入する媒体対向面に位置す
    る磁気ギャップ、前記磁気ギャップを間に保持するよう
    に配置された一対の磁極、および前記一対の磁極の間に
    位置するコイルとを具備し、前記一対の磁極の少なくと
    も一方の前記媒体対向面が実質的にT字型磁極を構成
    しており、前記T字型磁極は前記磁気ギャップと接する
    と共に、前記媒体対向面に露出する磁極先端部と、前記
    媒体対向面側が前記磁極先端部と前記T字型磁極を形成
    するように、前記磁極先端部上に配置されると共に、前
    記媒体対向面に露出する磁極後部と、前記磁極先端部と
    磁極後部との間の磁極中間部とを有する磁気ヘッドであ
    って、 前記磁極後部の前記媒体対向面側のトラック幅方向の幅
    は前記磁極先端部のトラック幅方向の幅よりも広く、 前記磁極中間部は前記媒体対向面において前記磁極後部
    の全体幅に対して接しており、且つ前記磁極中間部の前
    記磁極先端部と接する面の幅が前記磁極後部と接する面
    の幅より狭いと共に、前記磁極後部と接する面側から前
    記磁極先端部と接する面側に向けて前記磁極中間部の幅
    が徐々に狭くなっており、且つ前記磁極中間部は曲面状
    の側面を有することを特徴とする薄膜磁気ヘッド。
  4. 【請求項4】 前記磁極の少なくとも一部が絶縁層に形
    成されたトレンチ内に形成されていることを特徴とする
    請求項1ないし請求項3のいずれか1項記載の薄膜磁気
    ヘッド。
  5. 【請求項5】 前記磁極先端部は前記磁極中間部および
    磁極後部と分離して形成されていることを特徴とする請
    求項1ないし請求項3のいずれか1項記載の薄膜磁気ヘ
    ッド。
  6. 【請求項6】 前記磁極先端部、前記磁極中間部および
    前記磁極後部は一体に形成されていることを特徴とする
    請求項1ないし請求項3のいずれか1項記載の薄膜磁気
    ヘッド。
  7. 【請求項7】 信号磁界が流入する面に位置し、前記信
    号磁界流入面において第1方向に伸びた磁気ギャップ
    と、前記第1方向とは垂直の方向から前記磁気ギャップ
    を挟持する第1および第2の磁極とを具備し、 前記第1および第2の磁極の少なくとも一方は、前記磁
    気ギャップに接する磁極先端部と、前記磁極先端部上に
    形成された端部であって、前記信号磁界が流入する側の
    前記第1方向の幅が前記磁極先端部の前記信号磁界流入
    面の前記第1方向の幅よりも広い端部を備える磁極後部
    と、前記磁極先端部と前記磁極後部との間に配置され、
    前記磁気ギャップに近い面の両端部が曲面状に面取りさ
    れた磁極中間部とを有することを特徴とする薄膜磁気ヘ
    ッド。
  8. 【請求項8】 前記磁極中間部は前記面取りにより、前
    記磁極後部から前記磁極先端部に向って徐々に前記第1
    方向の幅が狭くなる領域を有することを特徴とする請求
    記載の薄膜磁気ヘッド。
  9. 【請求項9】 前記磁極中間部は前記面取りにより、前
    記磁気ギャップに近づくにつれて幅が狭くなる領域を有
    することを特徴とする請求項記載の薄膜磁気ヘッド。
  10. 【請求項10】 記録媒体と、 前記記録媒体に情報を記録する、請求項1ないし請求項
    のいずれか1項記載の薄膜磁気ヘッドとを具備するこ
    とを特徴とするハードディスクドライブ装置。
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