JP3373556B2 - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP3373556B2
JP3373556B2 JP21029092A JP21029092A JP3373556B2 JP 3373556 B2 JP3373556 B2 JP 3373556B2 JP 21029092 A JP21029092 A JP 21029092A JP 21029092 A JP21029092 A JP 21029092A JP 3373556 B2 JP3373556 B2 JP 3373556B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は複写機,プリンタ等の画
像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】画像形成装置には複写機,プリンタ等が
あり、図50は電子写真方式レーザプリンタの一例を示
す。レーザ発振器1から発射される2値のデジタル画像
信号に応じた強度を有するレーザ光はミラー2を介して
回転多面鏡3により主走査方向へ偏向されながらfθレ
ンズ4及びミラー5を介して感光体ドラム6上に照射さ
れる。感光体ドラム6は帯電チャージャ7により均一に
帯電され、上記レーザ光による露光で画像が書き込まれ
て静電潜像が形成される。
【0003】この静電潜像は現像器8により現像剤で現
像されて顕像となり、この顕像が給紙装置から給紙され
た転写紙Pへ転写チャージャ9により転写される。転写
紙Pは分離チャージャ10により感光体ドラム6から分
離され、定着装置11により顕像が定着される。また、
感光体ドラム6は転写紙Pの分離後にクリーニング装置
12により残留トナーが除去される。現像器は、例えば
現像バイアス電圧が高圧電源から現像電極となる現像ロ
ーラに印加され、現像ローラによりトナーとキャリアと
を含む2成分系現像剤や1成分系現像剤を感光体ドラム
6に供給して感光体ドラム6上の静電潜像を現像するも
のが用いられる。
【0004】また、スキャナにより画像を画素単位で読
み取り、その画像信号を多値のデジタル画像信号に量子
化して階調性を表現した上で2値化し、その2値化信号
により電子写真方式のプリンタで画像記録を行う画像形
成装置において、ローパスデジタルフィルタにより画像
記録時にデジタル画像信号における空間周波数の低周波
数域を増強させてエッジ効果の補正を行う画像処理方式
が提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】一般に、上述した電子
写真方式レーザプリンタなどの画像形成装置では、感光
体ドラムはその静電特性により電荷保持部分の周囲に低
電界が発生し、これがそのまま現像器により現像されて
顕像となることにより、そのエッジ部が低濃度又は白抜
けになるというエッジ強調効果が現れてしまう。例えば
記録すべき画像が図51に示すように立ち上がり,立ち
下がり特性の良い整ったものであっても、感光体ドラム
は、その画像の2値化デジタル画像信号により露光が行
われて静電潜像が形成され、その電界強度は図52に示
すように静電潜像のエッジ部に凹凸が現れたものとな
る。この静電潜像は現像器により現像されて顕像とな
り、この顕像はエッジ部における濃淡のコントラストが
強くなる。
【0006】また、このエッジ強調効果は、感光体ドラ
ム上の静電潜像の電界強度により影響されるだけでな
く、現像電界により影響され、さらに、現像剤として2
成分系現像剤が用いられる場合には2成分系現像剤にお
けるキャリアの抵抗,トナーの比電荷(Q/M)等にも
影響され、経時により変動する。そして、エッジ強調効
果はキャリアの抵抗値が高い場合に出易い。
【0007】一般に、現像剤の現像特性は、現像剤の劣
化度合、すなわち、キャリアの抵抗値変化によって経時
的に変化する。現像剤は、使用初期には静電潜像の特定
周波数を強調せず、静電潜像の全ての周波数に対して平
坦な現像特性を有する。しかし、現像剤は、使用に応じ
てキャリアがトナーに付着して離れなくなる現象(スペ
ント化現象)が生じ、これにより図55の特性曲線aの
ようにキャリアの抵抗値が上昇する。このため、エッジ
強調効果が生じ、現像器は、記録すべき画像が立ち上が
り,立ち下がり特性の良い整ったものであっても、感光
体ドラム上の静電潜像をエッジ部に凹凸が現れた顕像に
現像してしまう現像特性となる。
【0008】また、現像剤は、キャリアの被覆膜が削れ
てキャリアの抵抗値が図55の特性曲線bのように下が
るということがある。キャリアの抵抗値が低い場合に
は、現像器は感光体ドラム上に形成される顕像のエッジ
部が欠けてしまう(ぼけてしまう)現像特性となり、シ
ャープな画像が得られない。
【0009】また、現像器の現像電極と感光体ドラムと
の実効間隔が狭くなったりキャリアの抵抗値が低くなっ
たり抵抗値の低いキャリアを用いたりした場合には、感
光体ドラム上に形成した顕像のエッジ部がぼけることが
ある。また、感光体ドラムに対する露光特性としてシャ
ープな特性が得られない場合には感光体ドラム上に形成
した顕像のエッジ部がぼける。
【0010】例えば図53に示すように記録すべき画像
が立ち上がり,立ち下がり特性の良い整ったものであっ
ても、感光体ドラムは、その画像の2値化デジタル画像
信号により露光が行われて静電潜像が形成され、その電
界強度は図54に示すように静電潜像のエッジ部が凹ん
だものとなる。この静電潜像は現像器により現像されて
顕像となり、この顕像はエッジ部における濃淡のコント
ラストが弱くなる。
【0011】エッジ強調効果は文章画像を記録する場合
には画像のシャープ感が強調されて好ましいものとなる
が、写真画像を記録する場合には画像の連続した階調性
を表現する際にコントラストが強調され過ぎて記録画像
の画質が悪いものになってしまう。また、エッジ強調効
果は現像電界の強調によるものであるが、現像剤の劣化
によりエッジ強調効果が更に強調されることがある。
【0012】エッジ強調効果は現像バイアス電圧として
AC(交流)電圧を現像電極に印加することで改善され
ることが分かっている。一般には、キャリアとトナーか
らなる2成分系現像剤を用いる場合には現像バイアス電
圧として振幅2KV,周波数2KHZ付近の矩形波のA
C電圧が用いられている。しかし、現像バイアス電圧と
してAC電圧を現像電極に印加しても、エッジ強調効果
は経時変動などにより十分に補正することができない。
【0013】つまるところ、エッジ強調効果やエッジ部
のぼけは、露光特性,感光体特性,現像特性及び現像剤
特性に影響され、また、経時による変動も大きい。ま
た、上記画像処理方式では、感光体上に形成された顕像
を見ないでエッジ強調効果を補正するので、感光体,露
光,現像剤の特性の変動に対する考慮がなされておら
ず、エッジ強調効果を正しく補正することができない。
【0014】本発明は上記欠点を改善し、エッジ強調効
果やエッジ部のぼけを補正して階調性の整った画質の良
い画像を得ることができる画像形成装置を提供すること
を目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、プリンタにて潜像担持体に
対してデジタル画像信号の書き込みで潜像を形成してこ
の潜像を現像部により顕像化するという作像動作を行う
画像形成装置において、図1に示すように前記潜像担持
体上に所定パターンの潜像を形成して前記現像部で顕像
化した後にこのパターン顕像を画像信号に変換して該画
像信号のエッジ強調レベル及びエッジ欠けレベルの少な
くとも一方を検知する検知手段1と、この検知手段1の
検知値に基づいて前記プリンタの作像動作時に前記デジ
タル画像信号を処理してエッジ強調及びエッジ欠けの少
なくとも一方の補正を行う空間デジタルフィルタ2とを
備えたものである。
【0016】請求項2記載の発明は、プリンタにて潜像
担持体に対してデジタル画像信号の書き込みで潜像を形
成してこの潜像を現像部により顕像化するという作像動
作を行う画像形成装置において、前記潜像担持体上に所
定パターンの潜像を形成して前記現像部で顕像化した後
にこのパターン顕像のエッジ強調レベルを検知する検知
手段と、この検知手段の検知値に基づいて前記プリンタ
の作像動作時に前記デジタル画像信号における空間周波
数の低周波数域を増強させてエッジ強調の補正を行うロ
ーパスデジタルフィルタとを備えたものである。
【0017】請求項3記載の発明は、プリンタにて潜像
担持体に対してデジタル画像信号の書き込みで潜像を形
成してこの潜像を現像部により顕像化するという作像動
作を行う画像形成装置において、前記潜像担持体上に所
定パターンの潜像を形成して前記現像部で顕像化した後
にこのパターン顕像のエッジ欠けレベルを検知する検知
手段と、この検知手段の検知値に基づいて前記プリンタ
の作像動作時に前記デジタル画像信号における空間周波
数の高周波数域を増強させてエッジ欠けの補正を行うハ
イパスデジタルフィルタとを備えたものである。
【0018】請求項4記載の発明は、プリンタにて潜像
担持体に対してテジタル画像信号の書き込みで潜像を形
成してこの潜像を現像部により顕像化するという作像動
作を行う画像形成装置において、前記潜像担持体上に所
定パターンの潜像を形成して前記現像部で顕像化した後
にこのパターン顕像を画像信号に変換して該画像信号の
エッジ強調レベル及びエッジ欠けレベルの少なくとも一
を検知する検知手段と、この検知手段の検知値に基づ
いて前記プリンタの作像動作時に前記デジタル画像信号
における空間周波数の低周波数域を増強させてエッジ強
調の補正を行い前記デジタル画像信号における空間周波
数の高周波数域を増強させてエッジ欠けの補正を行う空
間デジタルフィルタとを備えたものである。
【0019】請求項5記載の発明は、プリンタにて潜像
担持体に対してデジタル画像信号の書き込みで潜像を形
成してこの潜像を現像部により顕像化するという作像動
作を行う画像形成装置において、前記潜像担持体上に所
定パターンの潜像を形成して前記現像部で顕像化した後
にこのパターン顕像のトナー付着量をフォトセンサーに
より検知してエッジ強調レベルを演算するエッジ強調レ
ベル検知手段と、このエッジ強調レベル検知手段の検知
値に基づいて前記プリンタの作像動作時に前記デジタル
画像信号における空間周波数の低周波数域を増強させて
エッジ強調の補正を行うローパスデジタルフィルタとを
備えたものである。
【0020】請求項6記載の発明は、プリンタにて潜像
担持体に対してデジタル画像信号の書き込みで潜像を形
成してこの潜像を現像部により顕像化するという作像動
作を行う画像形成装置において、前記潜像担持体上に所
定パターンの潜像を形成して前記現像部で顕像化した後
にこのパターン顕像のトナー付着量をフォトセンサーに
より検知してエッジ欠けレベルを演算するエッジ欠けレ
ベル検知手段と、このエッジ欠けレベル検知手段の検知
値に基づいて前記プリンタの作像動作時に前記デジタル
画像信号における空間周波数の高周波数域を増強させて
エッジ欠けの補正を行うハイパスデジタルフィルタとを
備えたものである。
【0021】請求項7記載の発明は、プリンタにて潜像
担持体に対してデジタル画像信号の書き込みで潜像を形
成してこの潜像を現像部により顕像化するという作像動
作を行う画像形成装置において、前記潜像担持体上に所
定パターンの潜像を形成して前記現像部で顕像化した後
にこのパターン顕像のトナー付着量をフォトセンサーに
より検知して該フォトセンサーの出力信号のエッジ強調
レベル及びエッジ欠けレベルの少なくとも一方を演算す
るエッジ部レベル検知手段と、このエッジ部レベル検知
手段の検知値に基づいて前記プリンタの作像動作時に前
記デジタル画像信号における空間周波数の低周波数域を
増強させてエッジ強調の補正を行い、前記画像信号にお
ける空間周波数の高周波数域を増強させてエッジ欠けの
補正を行う空間デジタルフィルタとを備えたものであ
る。
【0022】請求項8記載の発明は、プリンタにて潜像
担持体に対してデジタル画像信号の書き込みで潜像を形
成してこの潜像を現像部により顕像化するという作像動
作を行う画像形成装置において、前記潜像担持体上に所
定パターンの潜像を形成して前記現像部で顕像化した後
にこのパターン顕像のトナー付着量をフォトセンサーに
より検知する検知手段と、この検知手段の検知信号にお
ける前記パターン顕像中央部付近のトナー付着量に対
応する部分の平均値と前記検知信号のエッジ部のピーク
の情報からエッジ強調レベルを演算するエッジ強調レ
ベル検知手段と、このエッジ強調レベル検知手段の検知
値に基づいて前記プリンタの作像動作時に前記デジタル
画像信号における空間周波数の低周波数域を増強させて
エッジ強調の補正を行うローパスデジタルフィルタとを
備えたものである。
【0023】請求項9記載の発明は、プリンタにて潜像
担持体に対してデジタル画像信号の書き込みで潜像を形
成してこの潜像を現像部により顕像化するという作像動
作を行う画像形成装置において、前記潜像担持体上に所
定パターンの潜像を形成して前記現像部で顕像化した後
にこのパターン顕像のトナー付着量をフォトセンサーに
より検知する検知手段と、この検知手段の検知信号にお
ける前記パターン顕像中央部付近のトナー付着量に対
応する部分の平均値と前記検知信号のエッジ部のピーク
の情報からエッジ欠けレベルを演算するエッジ欠けレ
ベル検知手段と、このエッジ欠けレベル検知手段の検知
値に基づいて前記プリンタの作像動作時に前記デジタル
画像信号における空間周波数の高周波数域を増強させて
エッジ欠けの補正を行うハイパスデジタルフィルタとを
備えたものである。
【0024】請求項10記載の発明は、プリンタにて潜
像担持体に対してデジタル画像信号の書き込みで潜像を
形成してこの潜像を現像部により顕像化するという作像
動作を行う画像形成装置において、前記潜像担持体上に
所定パターンの潜像を形成して前記現像部で顕像化した
後にこのパターン顕像のトナー付着量をフォトセンサー
により検知する検知手段と、この検知手段の検知信号に
おける前記パターン顕像中央部付近のトナー付着量
対応する部分の平均値と前記検知信号のエッジ部のピー
ク値の情報からエッジ強調レベル及びエッジ欠けレベル
の少なくとも一方を演算するエッジ部レベル検知手段
と、このエッジ部レベル検知手段の検知値に基づいて前
記プリンタの作像動作時に前記デジタル画像信号におけ
る空間周波数の低周波数域を増強させてエッジ強調の補
正を行い、前記デジタル画像信号における空間周波数の
高周波数域を増強させてエッジ欠けの補正を行う空間デ
ジタルフィルタとを備えたものである。
【0025】請求項11記載の発明は、プリンタにて潜
像担持体に対してデジタル画像信号の書き込みで潜像を
形成してこの潜像を現像部により顕像化するという作像
動作を行う画像形成装置において、前記潜像担持体上に
所定パターンの潜像を形成して前記現像部で顕像化した
後にこのパターン顕像のトナー付着量をフォトセンサー
により検知する検知手段と、この検知手段の検知信号に
おける前記パターン顕像中央部付近のトナー付着量
対応する部分の平均値を基準レベルとして該基準レベル
を基に前記検知信号における前記パターン顕像のエッジ
部に対応する部分の面積を算出してこの面積の情報から
エッジ強調レベルを演算するエッジ強調レベル検知手段
と、このエッジ強調レベル検知手段の検知値に基づいて
前記プリンタの作像動作時に前記デジタル画像信号にお
ける空間周波数の低周波数域を増強させてエッジ強調の
補正を行うローパスデジタルフィルタとを備えたもので
ある。
【0026】請求項12記載の発明は、プリンタにて潜
像担持体に対してデジタル画像信号の書き込みで潜像を
形成してこの潜像を現像部により顕像化するという作像
動作を行う画像形成装置において、前記潜像担持体上に
所定パターンの潜像を形成して前記現像部で顕像化した
後にこのパターン顕像のトナー付着量をフォトセンサー
により検知する検知手段と、この検知手段の検知信号に
おける前記パターン顕像中央部付近のトナー付着量
対応する部分の平均値を基準レベルとして該基準レベル
を基に前記検知信号における前記パターン顕像のエッジ
部に対応する部分の面積を算出してこの面積の情報から
エッジ欠けレベルを演算するエッジ欠けレベル検知手段
と、このエッジ欠けレベル検知手段の検知値に基づいて
前記プリンタの作像動作時に前記デジタル画像信号にお
ける空間周波数の高周波数域を増強させてエッジ欠けの
補正を行うハイパスデジタルフィルタとを備えたもので
ある。
【0027】請求項13記載の発明は、プリンタにて潜
像担持体に対してデジタル画像信号の書き込みで潜像を
形成してこの潜像を現像部により顕像化するという作像
動作を行う画像形成装置において、前記潜像担持体上に
所定パターンの潜像を形成して前記現像部で顕像化した
後にこのパターン顕像のトナー付着量をフォトセンサー
により検知する検知手段と、この検知手段の検知信号に
おける前記パターン顕像中央部付近のトナー付着量
対応する部分の平均値を基準レベルとして該基準レベル
を基に前記検知信号における前記パターン顕像のエッジ
部に対応する部分の面積を算出してこの面積の情報から
エッジ強調レベル及びエッジ欠けレベルの少なくとも一
を演算するエッジ部レベル検知手段と、このエッジ部
レベル検知手段の検知値に基づいて前記プリンタの作像
動作時に前記デジタル画像信号における空間周波数の低
周波数域を増強させてエッジ強調の補正を行い、前記デ
ジタル画像信号における空間周波数の高周波数域を増強
させてエッジ欠けの補正を行う空間デジタルフィルタと
を備えたものである。
【0028】請求項14記載の発明は、請求項2,5,
8又は11記載の画像形成装置において、前記補正を写
真形成モードで行って文字形成モードでは行わないもの
である。
【0029】請求項15記載の発明は、請求項1,2,
8,11又は14記載の画像形成装置において、前記現
像部に直流が重畳された交流の現像バイアスを印加する
現像バイアス印加手段を備え、この現像バイアス印加手
段から前記現像部へ印加される現像バイアスの振幅及び
周波数の少なくとも一方を前記検知手段の検知値に基づ
いて制御してエッジ強調の補正を行うものである。
【0030】請求項16記載の発明は、請求項3,6,
9又は12記載の画像形成装置において、前記補正を文
字形成モードで行って写真形成モードでは行わないもの
である。
【0031】請求項17記載の発明は、請求項4,7,
10又は13記載の画像形成装置において、エッジ強調
の補正とエッジ欠けの補正とを写真形成モードと文字形
成モードとの切り換えに応じて実行するものである。
【0032】請求項18記載の発明は、請求項2,5,
8又は11記載の画像形成装置において、前記検知手段
の検知したエッジ強調レベルが規定値以上になった時に
現像剤の寿命が来たと判断する判断手段を備えたもので
ある。
【0033】請求項19記載の発明は、請求項3,6,
9又は12記載の画像形成装置において、前記検知手段
の検知したエッジ欠けレベルが規定値以上になった時に
現像剤の寿命が来たと判断する判断手段を備えたもので
ある。
【0034】請求項20記載の発明は、請求項4,7,
10又は13記載の画像形成装置において、前記検知手
段の検知したエッジ強調レベル及びエッジ欠けレベルの
少なくとも一方が規定値以上になった時に現像剤の寿命
が来たと判断する判断手段を備えたものである。
【0035】請求項21記載の発明は、請求項1,2,
3,4,5,6,7,8,9,10,11,12,13
又は14記載の画像形成装置において、前記検知手段が
前記潜像担持体上に所定パターンの潜像を形成して前記
現像部で顕像化した後に中間転写体に転写してこの中間
転写体上のパターン顕像に対する前記検知手段の検知信
号のエッジ強調レベル及びエッジ欠けレベルの少なくと
も一方を検知するものである。
【0036】請求項22記載の発明は、請求項1,2,
3,4,5,6,7,8,9,10,11,12,13
又は14記載の画像形成装置において、前記検知手段が
前記潜像担持体上に所定パターンの潜像を形成して前記
現像部で顕像化した後に転写体に転写してこの転写体上
のパターン顕像に対する前記検知手段の検知信号のエッ
ジ強調レベル及びエッジ欠けレベルの少なくとも一方
検知するものである。
【0037】請求項23記載の発明は、プリンタにて潜
像担持体に対してデジタル画像信号の書き込みで潜像を
形成してこの潜像を現像部により顕像化するという作像
動作を行う画像形成装置において、前記潜像担持体上に
所定パターンの潜像を形成して前記現像部で顕像化した
後にこのパターン顕像を撮像素子で画像信号に変換して
該画像信号のエッジ強調レベル及びエッジ欠けレベルの
少なくとも一方を検知する検知手段と、この検知手段の
検知値に基づいて前記プリンタの作像動作時に前記デジ
タル画像信号を処理してエッジ強調及びエッジ欠けの少
なくとも一方の補正を行う空間デジタルフィルタとを備
えたものである。
【0038】請求項24記載の発明は、プリンタにて現
像バイアス印加手段から現像部に直流が重畳された交流
の現像バイアスを印加し、潜像担持体に対して画像信号
の書き込みで潜像を形成してこの潜像を前記現像部によ
り顕像化するという作像動作を行う画像形成装置におい
て、前記潜像担持体上に所定パターンの潜像を形成して
前記現像部で顕像化した後にこのパターン顕像を撮像素
子で画像信号に変換して該画像信号における前記パター
ン顕像の中央部付近のトナー付着量に対応する部分の平
均値と前記検知信号のエッジ部のピーク値の情報からエ
ッジ強調レベル及びエッジ欠けレベルの少なくとも一方
検知する検知手段と、この検知手段の検知値に基づい
て前記現像バイアス印加手段を制御して前記プリンタの
作像動作時の現像バイアスの振幅及び周波数の少なくと
も一方を可変することによりエッジ強調及びエッジ欠け
の少なくとも一方の補正を行う補正手段とを備えたもの
である。
【0039】請求項25記載の発明は、請求項1または
2記載の画像形成装置において、前記検知手段が前記潜
像担持体上に所定パターンの各色の潜像を順次に重ねて
形成してこれらの潜像を前記現像部で各色の現像剤で顕
像化して所定パターンのカラー画像とした後にこのカラ
ー画像をカラー撮像素子により一度で画像信号に変換し
て該画像信号のエッジ強調レベル及びエッジ欠けレベル
の少なくとも一方を検知するものである。
【0040】
【作用】請求項1記載の発明では、検知手段1が潜像担
持体上に所定パターンの潜像を形成して現像部で顕像化
した後にこのパターン顕像を画像信号に変換して該画像
信号のエッジ強調レベル及びエッジ欠けレベルの少なく
とも一方を検知し、空間デジタルフィルタ2が検知手段
1の検知値に基づいてプリンタの作像動作時にデジタル
画像信号を処理してエッジ強調及びエッジ欠けの少なく
とも一方の補正を行う。
【0041】請求項2記載の発明では、検知手段が潜像
担持体上に所定パターンの潜像を形成して現像部で顕像
化した後にこのパターン顕像のエッジ強調レベルを検知
し、ローパスデジタルフィルタが検知手段の検知値に基
づいてプリンタの作像動作時にデジタル画像信号におけ
る空間周波数の低周波数域を増強させてエッジ強調の補
正を行う。
【0042】請求項3記載の発明では、検知手段が潜像
担持体上に所定パターンの潜像を形成して現像部で顕像
化した後にこのパターン顕像のエッジ欠けレベルを検知
し、ハイパスデジタルフィルタが検知手段の検知値に基
づいてプリンタの作像動作時にデジタル画像信号におけ
る空間周波数の高周波数域を増強させてエッジ欠けの補
正を行う。
【0043】請求項4記載の発明では、検知手段が潜像
担持体上に所定パターンの潜像を形成して現像部で顕像
化した後にこのパターン顕像を画像信号に変換して該画
像信号のエッジ強調レベル及びエッジ欠けレベルの少な
くとも一方を検知する。そして、空間デジタルフィルタ
が検知手段の検知値に基づいてプリンタの作像動作時に
デジタル画像信号における空間周波数の低周波数域を増
強させてエッジ強調の補正を行い、デジタル画像信号に
おける空間周波数の高周波数域を増強させてエッジ欠け
の補正を行う。
【0044】請求項5記載の発明では、エッジ強調レベ
ル検知手段が潜像担持体上に所定パターンの潜像を形成
して現像部で顕像化した後にこのパターン顕像のトナー
付着量をフォトセンサーにより検知してエッジ強調レベ
ルを演算し、ローパスデジタルフィルタがエッジ強調レ
ベル検知手段の検知値に基づいてプリンタの作像動作時
にデジタル画像信号における空間周波数の低周波数域を
増強させてエッジ強調の補正を行う。
【0045】請求項6記載の発明では、エッジ欠けレベ
ル検知手段が潜像担持体上に所定パターンの潜像を形成
して現像部で顕像化した後にこのパターン顕像のトナー
付着量をフォトセンサーにより検知してエッジ欠けレベ
ルを演算し、ハイパスデジタルフィルタがエッジ欠けレ
ベル検知手段の検知値に基づいてプリンタの作像動作時
にデジタル画像信号における空間周波数の高周波数域を
増強させてエッジ欠けの補正を行う。
【0046】請求項7記載の発明では、エッジ部レベル
検知手段が潜像担持体上に所定パターンの潜像を形成し
て現像部で顕像化した後にこのパターン顕像のトナー付
着量をフォトセンサーにより検知して該フォトセンサー
の出力信号のエッジ強調レベル及びエッジ欠けレベルの
少なくとも一方を演算する。そして、空間デジタルフィ
ルタがエッジ部レベル検知手段の検知値に基づいてプリ
ンタの作像動作時にデジタル画像信号における空間周波
数の低周波数域を増強させてエッジ強調の補正を行い、
画像信号における空間周波数の高周波数域を増強させて
エッジ欠けの補正を行う。
【0047】請求項8記載の発明では、検知手段が潜像
担持体上に所定パターンの潜像を形成して現像部で顕像
化した後にこのパターン顕像のトナー付着量をフォトセ
ンサーにより検知し、エッジ強調レベル検知手段が検知
手段の検知信号におけるパターン顕像中央部付近のト
ナー付着量に対応する部分の平均値と前記検知信号のエ
ッジ部のピーク値の情報からエッジ強調レベルを演算す
る。そして、ローパスデジタルフィルタがエッジ強調レ
ベル検知手段の検知値に基づいてプリンタの作像動作時
にデジタル画像信号における空間周波数の低周波数域を
増強させてエッジ強調の補正を行う。
【0048】請求項9記載の発明では、検知手段が潜像
担持体上に所定パターンの潜像を形成して現像部で顕像
化した後にこのパターン顕像のトナー付着量をフォトセ
ンサーにより検知し、エッジ欠けレベル検知手段が検知
手段の検知信号におけるパターン顕像中央部付近のト
ナー付着量に対応する部分の平均値と前記検知信号のエ
ッジ部のピーク値の情報からエッジ欠けレベルを演算す
る。そして、ハイパスデジタルフィルタがエッジ欠けレ
ベル検知手段の検知値に基づいてプリンタの作像動作時
にデジタル画像信号における空間周波数の高周波数域を
増強させてエッジ欠けの補正を行う。
【0049】請求項10記載の発明では、検知手段が潜
像担持体上に所定パターンの潜像を形成して現像部で顕
像化した後にこのパターン顕像のトナー付着量をフォト
センサーにより検知し、エッジ部レベル検知手段が検知
手段の検知信号におけるパターン顕像中央部付近のト
ナー付着量に対応する部分の平均値と前記検知信号のエ
ッジ部のピーク値の情報からエッジ強調レベル及びエッ
ジ欠けレベルの少なくとも一方を演算する。そして、空
間デジタルフィルタがエッジ部レベル検知手段の検知値
に基づいてプリンタの作像動作時にデジタル画像信号に
おける空間周波数の低周波数域を増強させてエッジ強調
の補正を行い、デジタル画像信号における空間周波数の
高周波数域を増強させてエッジ欠けの補正を行う。
【0050】請求項11記載の発明では、検知手段が潜
像担持体上に所定パターンの潜像を形成して現像部で顕
像化した後にこのパターン顕像のトナー付着量をフォト
センサーにより検知し、エッジ強調レベル検知手段が検
知手段の検知信号における前記パターン顕像中央部付
近のトナー付着量に対応する部分の平均値を基準レベル
として該基準レベルを基に前記検知信号における前記パ
ターン顕像のエッジ部に対応する部分の面積を算出して
この面積の情報からエッジ強調レベルを演算する。そし
て、ローパスデジタルフィルタがエッジ強調レベル検知
手段の検知値に基づいてプリンタの作像動作時にデジタ
ル画像信号における空間周波数の低周波数域を増強させ
てエッジ強調の補正を行う。
【0051】請求項12記載の発明では、検知手段が潜
像担持体上に所定パターンの潜像を形成して現像部で顕
像化した後にこのパターン顕像のトナー付着量をフォト
センサーにより検知し、エッジ欠けレベル検知手段が検
知手段の検知信号におけるパターン顕像中央部付近の
トナー付着量に対応する部分の平均値を基準レベルとし
て該基準レベルを基に前記検知信号における前記パター
ン顕像のエッジ部に対応する部分の面積を算出してこの
面積の情報からエッジ欠けレベルを演算する。そして、
ハイパスデジタルフィルタがエッジ欠けレベル検知手段
の検知値に基づいてプリンタの作像動作時にデジタル画
像信号における空間周波数の高周波数域を増強させてエ
ッジ欠けの補正を行う。
【0052】請求項13記載の発明では、検知手段が潜
像担持体上に所定パターンの潜像を形成して現像部で顕
像化した後にこのパターン顕像のトナー付着量をフォト
センサーにより検知し、エッジ部レベル検知手段が検知
手段の検知信号におけるパターン顕像中央部付近のト
ナー付着量に対応する部分の平均値を基準レベルとして
該基準レベルを基に前記検知信号における前記パターン
顕像のエッジ部に対応する部分の面積を算出してこの面
積の情報からエッジ強調レベル及びエッジ欠けレベルの
少なくとも一方を演算する。そして、空間デジタルフィ
ルタがエッジ部レベル検知手段の検知値に基づいてプリ
ンタの作像動作時にデジタル画像信号における空間周波
数の低周波数域を増強させてエッジ強調の補正を行い、
デジタル画像信号における空間周波数の高周波数域を増
強させてエッジ欠けの補正を行う。
【0053】請求項14記載の発明では、請求項2,
5,8又は11記載の画像形成装置において、前記補正
を写真形成モードで行って文字形成モードでは行わな
い。
【0054】請求項15記載の発明では、請求項1,
2,8,11又は14記載の画像形成装置において、現
像バイアス印加手段が現像部に直流又は交流の現像バイ
アスを印加し、この現像バイアスの振幅及び周波数の少
なくとも一方が検知手段の検知値に基づいて制御されて
エッジ強調の補正が行われる。
【0055】請求項16記載の発明では、請求項3,
6,9又は12記載の画像形成装置において、前記補正
を文字形成モードで行って写真形成モードでは行わな
い。
【0056】請求項17記載の発明では、請求項4,
7,10又は13記載の画像形成装置において、エッジ
強調の補正とエッジ欠けの補正とを写真形成モードと文
字形成モードとの切り換えに応じて実行する。
【0057】請求項18記載の発明では、請求項2,
5,8又は11記載の画像形成装置において、判断手段
は検知手段の検知したエッジ強調レベルが規定値以上に
なった時に現像剤の寿命が来たと判断する。
【0058】請求項19記載の発明では、請求項3,
6,9又は12記載の画像形成装置において、判断手段
は検知手段の検知したエッジ欠けレベルが規定値以上に
なった時に現像剤の寿命が来たと判断する。
【0059】請求項20記載の発明では、請求項4,
7,10又は13記載の画像形成装置において、判断手
段は検知手段の検知したエッジ強調レベル及びエッジ欠
けレベルの少なくとも一方が規定値以上になった時に現
像剤の寿命が来たと判断する。
【0060】請求項21記載の発明では、請求項1,
2,3,4,5,6,7,8,9,10,11,12,
13又は14記載の画像形成装置において、検知手段が
潜像担持体上に所定パターンの潜像を形成して現像部で
顕像化した後に中間転写体に転写してこの中間転写体上
のパターン顕像に対する検知手段の検知信号のエッジ強
調レベル及びエッジ欠けレベルの少なくとも一方を検知
する。
【0061】請求項22記載の発明では、請求項1,
2,3,4,5,6,7,8,9,10,11,12,
13又は14記載の画像形成装置において、検知手段が
潜像担持体上に所定パターンの潜像を形成して現像部で
顕像化した後に転写体に転写してこの転写体上のパター
ン顕像に対する検知手段の検知信号のエッジ強調レベル
及びエッジ欠けレベルの少なくとも一方を検知する。
【0062】請求項23記載の発明では、検知手段が潜
像担持体上に所定パターンの潜像を形成して現像部で顕
像化した後にこのパターン顕像を撮像素子で画像信号に
変換して該画像信号のエッジ強調レベル及びエッジ欠け
レベルの少なくとも一方を検知し、空間デジタルフィル
タが検知手段の検知値に基づいてプリンタの作像動作時
にデジタル画像信号を処理してエッジ部の補正を行う。
【0063】請求項24記載の発明では、検知手段が潜
像担持体上に所定パターンの潜像を形成して現像部で顕
像化した後にこのパターン顕像を撮像素子で画像信号に
変換して該画像信号における前記パターン顕像の中央部
付近のトナー付着量に対応する部分の平均値と前記検知
信号のエッジ部のピーク値の情報からエッジ強調レベル
及びエッジ欠けレベルの少なくとも一方を検知し、補正
手段が検知手段の検知値に基づいて現像バイアス印加手
段を制御してプリンタの作像動作時の現像バイアスの振
及び周波数の少なくとも一方を可変することにより
ッジ強調及びエッジ欠けの少なくとも一方の補正を行
う。
【0064】請求項25記載の発明では、請求項1また
は2記載の画像形成装置において、検知手段が潜像担持
体上に所定パターンの各色の潜像を順次に重ねて形成し
てこれらの潜像を現像部で各色の現像剤で顕像化して所
定パターンのカラー画像とした後にこのカラー画像をカ
ラー撮像素子により一度で画像信号に変換して該画像信
号のエッジ強調レベル及びエッジ欠けレベルの少なくと
も一方を検知する。
【0065】
【実施例】図2は本発明の第1実施例のカラー複写装置
の概略を示し、図3は感光体ドラムおよび中間転写ベル
トの回りの部分を拡大して示す。カラー画像読み取り装
置(以下、カラースキャナと称す)1は、原稿台2上の
原稿3を照明ランプ4により照明し、その反射光像をミ
ラー群5〜7およびレンズ8を介してカラーセンサー9
に結像して原稿のカラー画像情報を例えば青、緑、赤毎
に色分解して読み取り、電気的な画像信号に変換する。
このカラーセンサー9は原稿のカラー画像情報を例えば
青、緑、赤毎に色分解する色分解手段と、この色分解手
段で色分解された各色の画像情報を電気的な画像信号に
変換する撮像素子、例えばCCDとにより構成され、3
色同時読み取りを行う。カラーセンサー9で得られた
青、緑、赤の色分解画像信号はその強度レベルをもとに
して画像処理部(図示せず)で色変換処理を受けて黒
(以下BKと称す)、シアン(以下Cと称す)、マゼン
タ(以下Mと称す)、黄色(以下Yと称す)のカラー画
像データに変換される。
【0066】電子写真方式のカラー画像記録装置(以下
カラープリンタと称す)10はその画像処理部からのカ
ラー画像データによりBK、C、M、Yの顕像を形成し
て最終的なカラーコピーを作成する。ここに、BK、
C、M、Yの画像データを得るためのカラースキャナ1
は、カラープリンタ10の動作とタイミングを取ったス
キャナースタート信号を制御部から受けて図2におい
て、照明ランプ4及び光学系5〜7が左矢印方向へ移動
することによって原稿台2上の原稿を走査し、1回の原
稿走査毎に1色の画像データを得る。カラースキャナ1
がこのような動作を合計4回繰り返すことによって、画
像処理部が順次にBK、C、M、Yの4色の画像データ
を得る。そして、各色の画像データを得る度毎にカラー
プリンタ2で順次にその画像データにより顕像を形成し
てこれらを重ね合わせて4色フルカラー画像を作成す
る。
【0067】次に、カラープリンタ10について説明す
る。書き込み光学ユニット11は、上記画像処理部から
のカラー画像データを光信号に変換して感光体ドラム1
2に原稿画像に対応した光書き込みを行なって静電潜像
を形成する。この書き込み光学ユニット11は、レーザ
13や,その発光駆動制御を行う発光駆動制御部(図示
せず)、ポリゴンミラー14,これを回転させるモータ
15、f/θレンズ16,反射ミラー17等で構成され
ている。
【0068】感光体ドラム12は矢印の如く反時計方向
に回転するが、その回りには感光体クリーニング装置
(クリーニング前除電器18を含む)19、除電ランプ
20、帯電器21、電位センサー22、BK現像器2
3、C現像器24、M現像器25、Y現像器26,現像
濃度パターン検知器、中間転写ベルト28などが配置さ
れている。各現像器23〜26は、感光体ドラム12上
の静電潜像を現像するために現像剤の穂を感光体ドラム
12の表面に接触させて回転する現像スリーブ23a,
24a,25a,26aと、内部の現像剤を汲み上げて
攪拌するために回転する現像パドル23b,24b,2
5b,26bおよび現像剤のトナー濃度を検知するトナ
ー濃度検知センサー23c,24c,25c,26cな
どで構成されている。待機状態では4箇の現像器23〜
26の全てが現像スリーブ23a,24a,25a,2
6a上の現像剤は穂切り(現像不作動)状態になってい
るが、現像器23〜26の各現像動作の順序(BK、
C、M、Yの各画像形成の順序)はBK、C、M、Yの
順でその静電潜像を現像する順序となっている。ただ
し、各色の画像形成の順序はこれに限定されるものでは
なく、任意の順序とすることができる。
【0069】複写動作の開始時には、感光体ドラム12
が回転して帯電器21により均一に帯電される。そし
て、カラースキャナ1が所定のタイミングでBK画像デ
ータを得るための読み取りを開始し、このカラースキャ
ナ1からの画像データにより画像処理部がBK画像デー
タを得てこのBK画像データに基づいて書き込み光学ユ
ニット11が感光体ドラム12にレーザー光による光書
き込みを行って潜像を形成する。以下、このBK画像デ
ータによる静電潜像をBK潜像と称す。C、M、Yの各
画像データによる静電潜像も同様にC潜像、M潜像、Y
潜像と称す。このBK潜像をその先端部から現像可能と
すべく、BK現像器23の現像位置に潜像先端部が到達
する前に現像スリーブ23aが回転を開始して現像剤の
穂立てを行い、BK潜像をBKトナーで現像する。そして
以後、感光体ドラム12上のBK潜像領域の現像動作を
続けるが、潜像後端部がBK現像位置を通過した時点で
速やかにBK現像器23の現像スリーブ23a上の現像
剤穂切りを行なって現像不作動状態にする。これは少な
くとも、次のC画像データによるC潜像先端部が到達す
る前に完了させる。なお、現像剤の穂切りは現像スリー
ブ23aの回転方向を、現像動作中とは逆方向に切替え
ることで行う。このとき、他の現像器24〜26は現像
不作動状態のままである。
【0070】感光体ドラム12上のBKトナー像は、感
光体ドラム12と等速で駆動されている中間転写ベルト
28の表面に転写される(以下、感光体ドラム12から
中間転写ベルト28へのトナー像転写をベルト転写と称
す)。ベルト転写は、感光体ドラム12と中間転写ベル
ト28が接触している状態において、電極を構成する中
間転写ベルト28と接触している転写バイアスローラ2
9に所定のバイアス電圧を印加することで行う。感光体
ドラム12はBKトナー像の転写後にクリーニング前除
電器18を含む感光体クリーニング装置19により除電
及びクリーニングを受け、再び帯電器21により均一に
帯電される。なお、中間転写ベルト28は感光体ドラム
12に順次に形成されたBK、C、M、Yの各トナー像
が同ー面に順次に位置合せして転写されることにより4
色重ねのベルト転写画像が形成され、その後、このベル
ト転写画像が転写紙にー括して転写される。中間転写ベ
ルトユニットの構成・動作については後述する。
【0071】ところで、感光体ドラム12側ではBK作
像工程の次にC作像工程に進むが、このC作像工程では
所定のタイミングでカラースキャナ1がC画像データを
得るための読み取りを始め、カラースキャナ1からの画
像データにより画像処理部がC画像データを得てこのC
画像データに基づいて書き込み光学ユニット11が感光
体ドラム12にレーザー光による光書き込みを行ってC
潜像を形成する。
【0072】C現像器24はその現像位置に対して、先
のBK潜像後端部が通過した後で且つC潜像の先端が到
達する前に現像スリーブ24aが回転を開始して現像剤
の穂立てを行い、C潜像をCトナーで現像する。以後、
C現像器24は感光体ドラム12上のC潜像領域の現像
を続けるが、C潜像の後端部が通過した時点で、先のB
K現像器23の場合と同様にC現像スリーブ24a上の
現像剤の穂切りを行う。これもやはり次のM潜像先端部
が到達する前に完了する。感光体ドラム12上のCトナ
ー像は、感光体ドラム12と等速で駆動されている中間
転写ベルト28の表面に転写される。感光体ドラム12
はCトナー像の転写後にクリーニング前除電器18を含
む感光体クリーニング装置19により除電及びクリーニ
ングを受け、再び帯電器21により均一に帯電される。
【0073】感光体ドラム12側ではC作像工程の次に
M作像工程に進むが、このM作像工程では所定のタイミ
ングでカラースキャナ1がM画像データを得るための読
み取りを始め、カラースキャナ1からの画像データによ
り画像処理部がM画像データを得てこのM画像データに
基づいて書き込み光学ユニット11が感光体ドラム12
にレーザー光による光書き込みを行ってM潜像を形成す
る。
【0074】M現像器25はその現像位置に対して、先
のC潜像後端部が通過した後で且つM潜像の先端が到達
する前に現像スリーブ25aが回転を開始して現像剤の
穂立てを行い、M潜像をMトナーで現像する。以後、M
現像器25は感光体ドラム12上のM潜像領域の現像を
続けるが、M潜像の後端部が通過した時点で、先のC現
像器24の場合と同様にM現像スリーブ25a上の現像
剤の穂切りを行う。これもやはり次のY潜像先端部が到
達する前に完了する。感光体ドラム12上のMトナー像
は、感光体ドラム12と等速で駆動されている中間転写
ベルト28の表面に転写される。感光体ドラム12はM
トナー像の転写後にクリーニング前除電器18を含む感
光体クリーニング装置19により除電及びクリーニング
を受け、再び帯電器21により均一に帯電される。
【0075】感光体ドラム12側ではM作像工程の次に
Y作像工程に進むが、このY作像工程では所定のタイミ
ングでカラースキャナ1がY画像データを得るための読
み取りを始め、カラースキャナ1からの画像データによ
り画像処理部がY画像データを得てこのY画像データに
基づいて書き込み光学ユニット11が感光体ドラム12
にレーザー光による光書き込みを行ってY潜像を形成す
る。
【0076】Y現像器26はその現像位置に対して、先
のM潜像後端部が通過した後で且つY潜像の先端が到達
する前に現像スリーブ26aが回転を開始して現像剤の
穂立てを行い、Y潜像をYトナーで現像する。以後、Y
現像器26は感光体ドラム12上のY潜像領域の現像を
続けるが、Y潜像の後端部が通過した時点で、先のM現
像器25の場合と同様にY現像スリーブ26a上の現像
剤の穂切りを行う。これもY潜像後端部が到達した後に
完了する。感光体ドラム12上のYトナー像は、感光体
ドラム12と等速で駆動されている中間転写ベルト28
の表面に転写される。
【0077】次に、中間転写ベルトユニットについて説
明する。中間転写ベルト28は、駆動ローラ31、ベル
ト転写バイアスローラ29および従動ローラ群32,3
3に張架されており、図示してない駆動モータにより駆
動ローラ31が駆動されて中間転写ベルト28が回転す
る。ベルトクリーニング装置35は、ブラシローラ35
a、ゴムブレード35b、中間転写ベルト28に対する
接離機構35cなどで構成されており、1色目のBK画
像をベルト転写した後にC画像,M画像,Y画像を中間
転写ベルト28に転写しているときには、ブラシローラ
35a及びゴムブレード35bが接離機構35cによっ
中間転写ベルト28から離間されている。
【0078】紙転写ユニット36は、紙転写バイアスロ
ーラ36a、ローラークリーニングブレード36b、中
間転写ベルト28に対する接離機構36cなどで構成さ
れている。紙転写バイアスローラ36aは通常、中間転
写ベルト28から離間しているが、中間転写ベルト28
に形成された4色の重ね画像が転写紙にー括して転写さ
れる時にタイミングを取って接離機構36cで押圧され
て中間転写ベルト28に当接し、該紙転写バイアスロー
ラ36aに所定のバイアス電圧がバイアス電源より印加
されて紙転写バイアスローラ36aと中間転写ベルト2
8との間を通過する転写紙へ中間転写ベルト28上の4
色の重ね画像を転写させる。
【0079】この場合、転写紙は転写紙カセット37〜
40のうち選択されたものから給紙ローラ41〜44の
いずれかによりレジストローラ45へ給紙され、又は手
差し給紙トレイ46から給紙ローラ41によりレジスト
ローラ45へ給紙され、レジストローラ45はその転写
紙を中間転写ベルト28上の4色重ね画像の先端部が紙
転写位置に到達するタイミングに合わせて給紙する。
【0080】さて、中間転写ベルト28の動き方は、1
色目のBKトナー像のベルト転写が後端部まで終了した
後の動作方式として次のー定速往動方式,スキップ往動
方式及び往復動(クイックリターン)方式が考えられる
が、この中の1方式、またはこれらをコピーサイズに応
じて(コピー速度面などで)効率的に組合わせた方式が
用いられる。
【0081】1)ー定速往動方式 中間転写ベルト28がBKトナー像のベルト転写後
も、そのままー定速で往動を続ける。 感光体ドラム12側は中間転写ベルト28上のBK画
像先端位置が再び感光体ドラム12との接触部のベルト
転写位置に到達した時に、次のCトナー像の先端部が丁
度そのベルト転写位置にくるようにタイミングを取って
画像が形成される。その結果、C画像はBK画像に正確
に位置合せされて中間転写ベルト28上に重ねてベルト
転写される。 その後も同様な動作によってM作像工程、Y作像工程
が行われ、中間転写ベルト28上に4色重ねのベルト転
写画像が得られる。 中間転写ベルト28が4色目のYトナー像のベルト転
写を行う工程に引き続いてそのまま往動しながら4色重
ねトナー像を上述のように転写紙へー括して転写する。
【0082】2)スキップ往動方式 中間転写ベルト28はBKトナー像のベルト転写が終
了したら、感光体ドラム12から離間され、そのまま往
動方向に高速スキップされて所定量を移動し、当初の往
動速度に戻る。その後、中間転写ベルト28が再び感光
体ドラム12に接触される。 感光体ドラム12側は中間転写ベルト28上のBK画
像先端位置が再びベルト転写位置に到達した時に、次の
Cトナー像の先端部が丁度そのベルト転写位置にくるよ
うにタイミングを取って画像が形成される。その結果、
C画像はBK画像に正確に位置合わせされて重ねてベル
ト転写される。 その後も同様な動作によってM作像工程、Y作像工程
が行われ、中間転写ベルト28上に4色重ねのベルト転
写画像が得られる。 中間転写ベルト28は4色目のYトナー像のベルト転
写を行う工程に引き続いてそのままの往動速度で、4色
重ねトナー像を転写紙にー括して転写する。
【0083】3)往復動(クイックリターン)方式 中間転写ベルト28はBKトナー像のベルト転写が終
了したら、感光体ドラム12から離間され、往動を停止
すると同時に逆方向に高速にリターンする。このリター
ンは、中間転写ベルト28上のBK画像先端位置がベル
ト転写相当位置を逆方向に通過し、さらに予め設定され
た距離分を移動した後に停止して待機状態になる。 次に感光体ドラム12側はCトナー像の先端部がベル
ト転写位置より手前の所定位置に到達した時点で、中間
転写ベルト28を再び往動方向にスタートし、感光体ド
ラム12に再び接触する。この場合も、C画像が中間転
写ベルト28上でBK画像に正確に重なるような条件に
制御される。 その後も同様な動作によってM作像工程、Y作像工程
が行われ、中間転写ベルト28上に4色重ねのベルト転
写画像が得られる。 中間転写ベルト28は4色目のYトナー像のベルト転
写工程に引き続いてリターンせずにそのままの速度で往
動して4色重ねトナー像を転写紙にー括して転写する。
【0084】さて、中間転写ベルト28から4色重ねト
ナー像がー括して転写された転写紙は、紙搬送ユニット
47により定着器48へ搬送され、定着器48の所定温
度にコントロールされている定着ローラ48aと加圧ロ
ーラ48bによりトナー像が溶融定着されてコピートレ
イ49へフルカラーコピーとして搬出される。また、ベ
ルト転写後の感光体ベルト12は、感光体クリーニング
装置19でクリーニング前除電器18により均一に除電
されてブラシローラ19a及びゴムブレード19bによ
り表面がクリーニングされる。また、転写紙へトナー像
を転写した後の中間転写ベルト28はクリーニングユニ
ット35により表面がクリーニングされ、このときクリ
ーニングユニット35は接離機構35cで押圧される。
【0085】連続的に複写を行うリピートコピー時に
は、カラースキャナ1の動作および感光体ドラム12へ
の画像形成が1枚目のY(4色目)作像工程に引き続い
て開始され、所定のタイミングで2枚目のBK(1色
目)作像工程に進む。また、中間転写ベルト28は4色
重ね画像を1枚目の転写紙へー括して転写する工程に引
き続いて表面がクリーニング装置35でクリーニングさ
れてそこに2枚目のBKトナー像がベルト転写される。
その後は1枚目と同様な動作が行われ、以降1枚毎に同
様な動作が行われる。
【0086】なお、転写紙カセット37〜40は各種サ
イズの転写紙が収納されており、給紙ローラ41〜44
により操作パネル(図示せず)で指定されたサイズの転
写紙が収納されている転写紙カセットからタイミングを
取ってレジストローラ45へ給紙される。手差し給紙ト
レイ46はOHP用紙や厚紙などを手差しモードで給紙
する場合に用いられる。
【0087】以上の動作は4色フルカラーのコピーを得
るコピーモードの動作であるが、3色コピーモードや2
色コピーモードでコピーを得る場合は操作部で指定され
た色と回数の分について上記と同様の動作を行うことに
なる。また、単色のコピーを得る単色コピーモードの場
合は、所定枚数の複写が終了するまでの間にその単色の
現像器のみを現像作動(現像剤の穂立て)状態にして、
中間転写ベルト28を感光体ドラム12に接触したまま
で往動方向にー定速度で駆動し、さらにベルトクリーニ
ングユニット35も中間転写ベルト28に接触したまま
の状態として複写動作を行う。
【0088】次に、画像処理部について説明する。図4
は第1実施例の回路構成を示す。図4において、50は
シェーディング補正回路、51はRGBγ補正回路、5
2は画像分離回路、53はMTF補正回路、54は色変
換UCR補正回路、55は変倍回路、56は画像加工処
理回路、57はMTFフィルタ回路、58はγ補正回
路、59は階調処理回路である。
【0089】複写すべき原稿はカラースキャナ1により
R,G,Bに色分解されて読み取られ、このカラースキ
ャナ1からのR,G,Bの画像信号はシェーディング補
正回路50にてカラースキャナ1における撮像素子のム
ラ,照明ランプ4のムラなどによる変動分が補正され
る。シェーディング補正回路50からのR,G,Bの画
像信号はインターフェース60を介してRGBγ補正回
路51で原稿の反射率や濃度との関係がリニアになるな
ど望ましい特性になるように補正され若しくは変換さ
れ、MTF補正回路53で入力系のMTF特性、特に高
周波数域でのMTF特性の劣化が補正される。
【0090】画像分離回路52はRGBγ補正回路51
からの画像信号に基づいて原稿画像が文字画像,網点画
像,写真画像,有彩色,無彩色などであるかどうかを判
定し、これらの判定結果に基づいてMTFフィルタ57
の係数,階調処理等が決定される。
【0091】色変換UCR補正回路54はMTF補正回
路53からのR,G,Bの画像信号について入力系の色
分解特性と出力系の色材の分光特性の違いを補正し、忠
実な色再現に必要なY,M,Cの色材の量を計算する色
補正部と,Y,M,Cの3色の画像信号が重なる部分を
BKの画像信号に置き換えるためのUCR処理部とから
なる。色変換UCR補正回路54の色補正部は次のよう
なマトリクス演算により色補正処理を行う。
【0092】
【数1】
【0093】ここに、y,m,cはY,M,Cの各画像
信号を示し、Rc,Gc,BcはR,G,Bの各画像信
号の補数を示す。マトリクス係数aijは入力系と出力
系(色材)の分光特性によって決まる。また、ここでは
色補正処理の演算式として1次マスキング方程式を挙げ
たが、Bc2,Bc×Gcのような2次項、あるいはさ
らに高次の項を用いることにより、より精度良く色補正
を行うことができる。また、色相によって色補正処理の
演算式を変えたり色補正処理の演算式としてノイゲイバ
ー方程式を用いるようにしてもよい。何れの演算式でも
Y,M,Cの各画像信号がRc,Gc,Bc(または
R,G,Bの各画像信号)から求められる。
【0094】一方、色変換UCR補正回路54のUCR
処理部は次の式を用いてUCR処理を行う。 y’=y−α・min(y,m,c) m’=m−α・min(y,m,c) c’=c−α・min(y,m,c) bk=α・min(y,m,c) この式において、αはUCRの量を決める係数であり、
α=1の時に100%のUCR処理となる。αは一定値
でもよい。例えばαが高濃度部では1に近く、ハイライ
ト部では0に近くなるようにすることにより、ハイライ
ト部での画像を滑らかにすることができる。また、bk
はBKの画像信号である。
【0095】変倍回路55は色変換UCR補正回路54
からの画像信号に対して画像の拡大,縮小を行う回路で
あり、3点コンボリューション法等が用いられる。画像
加工回路56は変倍回路55からの画像信号に対して、
指定された領域の繰り返しや消去などの処理を行い、M
TFフィルタ57は画像加工回路56からの画像信号に
対してシャープな画像やソフトな画像など、使用者の好
みに応じてエッジ強調や平滑化等、周波数特性を変更す
る処理を行う。
【0096】γ補正回路58は現像特性や感光体ドラム
の光減衰特性に応じてMTFフィルタ57からの画像信
号の補正を行い、階調処理回路59はγ補正回路58か
らの画像信号に対してディザ処理を行う。階調処理回路
59からの画像信号はI/F62を介してプリンタ10
へ送られるが、I/F60,62はスキャナ1からの画
像信号を外部の画像処理装置などで処理したり、外部の
画像処理装置からの画像信号をプリンタ10で出力する
ために備えられている。
【0097】これらの画像処理回路51〜59はCPU
63,ROM64及びRAM65によりバス66を介し
て制御され、CPU63はシリアルI/Fを介してシス
テムコントローラ67と接続されて図示しない操作部な
どからのコマンドが送信されてきてこのコマンドに応じ
て画像処理回路51〜59を制御する。
【0098】プリンタ10においては、現像剤は粒径が
50μmで高抵抗の被覆膜を有するキャリアと、粒径が
5μm,7.5μm,10μmのトナーとからなる2成
分系現像剤が用いられる。また、感光体ドラム12は1
枚のカラーコピーを得る作像動作時以外の所定のタイミ
ングで、予め決められた基準パターンのフルカラー画像
が作像動作時と同様に形成される。すなわち、感光体ド
ラム12は帯電器21により均一に帯電され、書き込み
光学ユニット11により基準パターンの各色の画像が順
次に露光されて静電潜像が形成される。
【0099】この場合、CPU67はROM64に格納
されている基準パターンのフルカラー画像に対するY,
M,C,BKの画像信号を順次に読み出してプリンタ1
0へ出力し、書き込み光学ユニット11はそのY,M,
C,BKの画像信号を順次に光信号に変換して感光体ド
ラム12に基準パターンのフルカラー画像に対応した光
書き込みを行うことによってY,M,C,BKの各静電
潜像を同じ位置に順次に形成する。
【0100】このBK,C,M,Yの各静電潜像はそれ
ぞれBK現像器23、C現像器24、M現像器25、Y
現像器26により顕像化されてBK,C,M,Yの各顕
像となり、この各顕像が同じ位置に順次に重ねて形成さ
れることにより基準パターンのフルカラー画像となる。
図5及び図6に示すように、この基準パターンのフルカ
ラー画像68は一定の読み取り位置を通過する際に蛍光
灯からなる光源69により照明され、その反射光が結像
レンズ70により読み取り板71上のCCDからなる撮
像素子72上に結像される。なお、中間転写ベルト28
は基準パターンのフルカラー画像68の作成時には感光
体ドラム12から離間している。
【0101】CCD72は、カラー画像68の濃淡を電
気信号に変換するが、ここでは5000画素のCCDが
用いられて400dpi(16ドット/mm)の高分解
能を有している。読み取り板71にはA/D変換器を内
蔵しており、CCD72からのアナログ画像信号がその
A/D変換器によりA/D変換されて6bit(64階
調)のデジタル画像信号として出力される。また、蛍光
灯69の明るさの変動やCCD72への入射光のムラ等
を補正するために、CCD72が基準白色板を読み取っ
てその読み取り信号によりカラー画像68に対する読み
取り信号の補正(シェーディング補正)を行えば、ばら
つきの無い画像信号が得られる。
【0102】光源69,結像レンズ70及びCCD72
は機械本体に固定されており、感光体ドラム12が矢印
方向へ回転してCCD72が1ライン単位で感光体ドラ
ム12上のカラー画像68を読み取る。これにより、C
CD72から2次元の画像信号が得られる。図7は基準
パターンのカラー画像68,結像レンズ70及びCCD
72の一部を拡大して示し、基準パターンのカラー画像
68は400dpi(16ドット/mm)の画像で、図
7ではその3×3の画素を示している。カラー画像68
からの反射光像は結像レンズ70により1:0.110
2の縮小率で縮小されてCCD72上に結像される。
【0103】図8及び図9は基準パターンのカラー画像
68に対するCCD72の64階調の出力信号の主走査
方向1ライン分を示す。図8はエッジ強調効果がある場
合であり、CCD72の出力信号は主走査方向の1ライ
ン分の両端部が高い値となっている。図9はエッジ欠け
がある場合であり、CCD72の出力信号は主走査方向
の1ライン分の両端部が低い値となっている。図10は
基準パターンのカラー画像68に対するCCD72の出
力信号を副走査方向について示す。
【0104】カラー画像68の中央部に対するCCD7
2の出力信号の平均値はVspとする。CPU63は、
最初の画素(書き込み光学ユニット11で最初に感光体
ドラム12に書き込んだ画素)に対するCCD72の出
力信号VoとVspとを比較してVoがVspより大き
い場合にはエッジ強調効果があると判断し、VoがVs
pより小さい場合にはエッジ欠けがあると判断する。
【0105】そして、CPU63は、エッジ強調効果又
はエッジ欠けがある場合にはVspを基準にしてカラー
画像68のエッジ部に対するCCD72の出力信号にお
いて基準値より大きい分、又は基準値より小さい分を積
算してその絶対値を求める。その積算は図11に示すよ
うなカラー画像68のエッジ部の全面に対するCCD7
2の出力信号に対して行われる。カラー画像68のエッ
ジ部に対するCCD72の出力信号が基準値より大きい
場合はエッジ強調効果がある場合であり、カラー画像6
8のエッジ部に対するCCD72の出力信号において基
準値より大きい分を積算して絶対値を求めた結果はエッ
ジ強効果を示すエッジ強調レベルとなる。また、カラー
画像68のエッジ部に対するCCD72の出力信号が基
準値より小さい場合はエッジ欠けがある場合であり、カ
ラー画像68のエッジ部に対するCCD72の出力信号
において基準値より小さい分を積算して絶対値を求めた
結果はエッジ欠けのレベルを示す。
【0106】CCD72はカラーCCDが用いられ、数
十μm角の受光素子を約千個持つ。CCD72の受光素
子はG,B,Rのフィルタと一体になっている。図12
に示すようにCCD72における1個の受光素子は3色
(G,B,R)のフィルタでカバーされており、それぞ
れが独立した画素となっている。なお、CCD72の受
光素子は右に45度傾斜されており、G,B,Rの各画
素に入射する光量が平均化される。
【0107】感光体ドラム12は各色(C,M,Y,B
K)毎に書き込み光学ユニット11による書き込みで静
電潜像が形成され、このBK,C,M,Yの各静電潜像
はそれぞれBK現像器23、C現像器24、M現像器2
5、Y現像器26により顕像化されてBK,C,M,Y
の各顕像となってこの各顕像が同じ位置に順次に重ねて
形成されることにより基準パターンのフルカラー画像6
8となる。このカラー画像68に対して蛍光灯69から
光が照射され、その反射光が結像レンズ70を介してC
CD72により検知される。この場合、CCD72はカ
ラー画像68を1回の走査で読み取る。
【0108】なお、感光体ドラム12に書き込み光学ユ
ニット11による書き込みでC,M,Y,BKの各静電
潜像を順次に重ねずに形成してそれぞれBK現像器2
3、C現像器24、M現像器25、Y現像器26により
顕像化し、そのC,M,Y,BKの各顕像をCCD72
により順次に検知するようにしてもよい。
【0109】この第1実施例では、空間デジタルフィル
タによりエッジ強調効果,エッジ欠けの補正を行うが、
空間デジタルフィルタは1次元,2次元,3次元のデー
タの周波数成分を分離する働きがある。この周波数成分
とは、ある空間的距離の間のグレーレベルの変化に関わ
る空間周波数の集まりである。空間デジタルフィルタを
ハイパスデジタルフィルタとすれば、高周波の詳細情報
が強調され、その結果として低周波の詳細情報が減衰す
る。空間デジタルフィルタをローパスデジタルフィルタ
とすれば、その逆の効果を持つ。
【0110】この第1実施例では、CCD72により得
られた2次元データに応じて空間デジタルフィルタのマ
トリクス係数を決定する。上記MTFフィルタ57は空
間デジタルフィルタとして用いられる。エッジ強調効果
の無いシャープな画像を所望する時には、この第1実施
例が有用となる。CCD72から図8に示すような画像
信号が得られた場合にはプリンタ10の作像動作時にM
TFフィルタ57をエッジ強調を補正するようにローパ
スデジタルフィルタとして用いる。
【0111】また、CCD72から図9に示すような画
像信号が得られた場合にはプリンタ10の作像動作時に
シャープな画像が得られるようにMTFフィルタ57を
ハイパスデジタルフィルタとして用いてエッジ欠けを補
正する。画像のエッジ部のIDが主走査方向と副走査方
向とで同じとは限らないので、空間デジタルフィルタは
主走査方向と副走査方向とで自由なマトリクスの配列を
とって十分なエッジ強調効果,エッジ欠けの補正を行う
ことができる。
【0112】図13はエッジ強調効果を補正するための
2次元のローパスデジタルフィルタの一例を示す。ここ
では、ローパスデジタルフィルタは3×3のマトリクス
構成における各しきい値として画像の空間周波数の低周
波数領域を増強するような数値配列を取るようにしてい
る。また、図14の実線で示す特性曲線は、そのローパ
スデジタルフィルタによって処理された画像信号による
画像の空間周波数特性を示す。図14において点線で示
す特性曲線は何ら空間デジタルフィルタによる処理がな
されていない時の画像におけるエッジ部の空間周波数特
性を示す。
【0113】このように元の画像でそのエッジ部の空間
周波数が高い場合、その補正を行うためにエッジ部の空
間周波数特性を滑らかにするようなローパスデジタルフ
ィルタを用いた画像信号処理が必要となる。CPU63
は上述のようにエッジ強調効果があると判定した場合プ
リンタ10の作像動作時にMTFフィルタ57をローパ
スデジタルフィルタとして用いて画像信号処理を行わ
せ、この画像信号処理は具体的には次のように行われ
る。
【0114】まず、使用するローパスデジタルフィルタ
の大きさに応じて図15に示すような処理対象となる注
目画素を中心とした3×3の画素領域におけるデジタル
画像信号Da,Db,Dc,Dd,Dx,De,Df,
Dg,Dhが抽出される。ここに、Dxは注目画素のデ
ジタル画像信号である。次に、注目画素のデジタル画像
信号Dx及びその周囲の画素のデジタル画像信号Da,
Db,Dc,Dd,De,Df,Dg,Dhを考慮した
上でローパスデジタルフィルタにおける各しきい値、例
えば図13に示すような1,2,1,2,2,2,1,
2,1を用いて次の演算式によって注目画素の処理デー
タDx’が得られる。
【0115】 Dx’=1/16×{Da×1+Db×2+Dc×1+Dd×2+Dx×4+ De×2+Df×1+Dg×2+Dh×1}・・・(1) この(1)式の演算処理は画像加工回路56からの全て
の画像信号に対して行われ、CPU63はローパスデジ
タルフィルタのしきい値をエッジ強調レベル(カラー画
像68のエッジ部に対するCCD72の出力信号におい
て基準値より大きい分を積算して絶対値を求めた結果)
に合わせて設定する。ローパスデジタルフィルタのしき
い値の中心値と周辺画素のしきい値との比により、画像
の空間周波数が一義的に決まる。ローパスデジタルフィ
ルタのしきい値の中心値を大きくすると、画像は空間周
波数の高周波数域でMTFが高いものとなる。
【0116】このようなローパスデジタルフィルタによ
る画像信号処理により図16に示すような立ち上がり,
立ち下がりの急俊な入力画像から図17に示すような立
ち上がり,立ち下がりのなだらかな画像が得られる。従
って、ローパスデジタルフィルタによる画像信号処理は
図14の実線で示す特性曲線のようにエッジ部が丸くな
るような空間周波数特性にするが、プリンタ10により
画像記録を行う際に感光体ドラム12の静電特性により
エッジ強調効果が生ずるので、結果的に記録画像のエッ
ジ強調効果が無くなって入力画像に近い記録画像が得ら
れる。
【0117】図18はエッジ欠けを補正するための2次
元のハイパスデジタルフィルタの一例を示す。ここで
は、ハイパスデジタルフィルタは3×3のマトリクス構
成における各しきい値として画像の空間周波数の高周波
数領域を増強するような数値配列を取るようにしてい
る。また、図19の実線で示す特性曲線は、そのハイパ
スデジタルフィルタによって処理された画像信号による
画像の空間周波数特性を示す。図19において点線で示
す特性曲線は何ら空間デジタルフィルタによる処理がな
されていない時の画像におけるエッジ部の空間周波数特
性を示す。
【0118】このように元の画像でそのエッジ部の空間
周波数が低い場合、その補正を行うためにエッジ部の空
間周波数特性を滑らかにするようなハイパスデジタルフ
ィルタを用いた画像信号処理が必要となる。CPU63
は上述のようにエッジ欠けがあると判定した場合プリン
タ10の作像動作時にMTFフィルタ57をハイパスデ
ジタルフィルタとして用いて画像信号処理を行わせ、こ
の画像信号処理は具体的には次のように行われる。
【0119】まず、使用するハイパスデジタルフィルタ
の大きさに応じて図20に示すような処理対象となる注
目画素を中心とした3×3の画素領域におけるデジタル
画像信号Da,Db,Dc,Dd,Dx,De,Df,
Dg,Dhが抽出される。ここに、Dxは注目画素のデ
ジタル画像信号である。次に、注目画素のデジタル画像
信号Dx及びその周囲の画素のデジタル画像信号Da,
Db,Dc,Dd,De,Df,Dg,Dhを考慮した
上でハイパスデジタルフィルタにおける各しきい値、例
えば図18に示すような−1,−1,−1,−1,9,
−1,−1,−1,−1を用いて次の演算式によって注
目画素の処理データDx’が得られる。
【0120】 Dx’=1/1×{Da×(−1)+Db×(−1)+Dc×(−1)+Dd ×(−1)+Dx×9+De×(−1)+Df×(−1)+Dg× c(−1)+Dh×(−1)}・・・(2) この(2)式の演算処理は画像加工回路56からの全て
の画像信号に対して行われ、CPU63はハイパスデジ
タルフィルタのしきい値をエッジ欠けレベル(カラー画
像68のエッジ部に対するCCD72の出力信号におい
て基準値より小さい分を積算して絶対値を求めた結果)
に合わせて設定する。ハイパスデジタルフィルタはマト
リクス係数の総和が総和が常に1である。一般にハイパ
スデジタルフィルタは大きなマトリクス係数が中央にあ
り、それを小さな正または負のマトリクス係数が囲んで
いる。ハイパスデジタルフィルタのしきい値の中心値と
周辺画素のしきい値との比により、画像の空間周波数が
一義的に決まる。ハイパスデジタルフィルタのしきい値
の中心値を大きくすると、画像は空間周波数の高周波数
域でMTFが高いものとなる。
【0121】このようなハイパスデジタルフィルタによ
る画像信号処理により図22に示すような立ち上がり,
立ち下がりのなだらかな入力画像から図21に示すよう
な立ち上がり,立ち下がりのはっきりした画像が得られ
る。従って、ハイパスデジタルフィルタによる画像信号
処理は図19の実線で示す特性曲線のようにエッジ部が
はっきりした空間周波数特性にするが、プリンタ10に
より画像記録を行う際に感光体ドラム12の静電特性に
よりエッジ欠けが生ずるので、結果的に記録画像のエッ
ジ欠けが無くなって入力画像に近い記録画像が得られ
る。
【0122】この第1実施例では、感光体ドラム12上
に所定パターンの潜像を形成して現像器23〜26で顕
像化した後にこのパターン顕像のエッジ部のレベルをC
CD72で検知し、このCCD72の検知値に基づいて
プリンタ10の作像動作時に空間デジタルフィルタ57
でデジタル画像信号を処理してエッジ部の補正を行うの
で、現像剤,感光体ドラム12,書き込み系などの経時
変動によるエッジ強調効果やエッジ部のぼけを補正して
階調性の整った画質の良い画像を得ることができる。ま
た、パターン顕像のエッジ部のレベルをCCD72で検
知するので、エッジ部レベルの検知精度が高い。すなわ
ち、カラー画像68をフォトセンサで読み取ることもで
きるが、その場合には例えば400dpi(16ドット
/mm)のカラー画像68のエッジ部レベルを1ドット
毎に検知することは不可能であって周辺画素何個分かを
含めて検知してその平均的な値を出力することになり、
エッジ部レベルの検知精度が低くなる。しかし、第1実
施例ではパターン顕像のエッジ部のレベルをCCD72
で検知するので、400dpi(16ドット/mm)の
カラー画像68のエッジ部レベルを1ドット毎に検知す
ることが可能であり、エッジ部レベルの検知精度が高
い。
【0123】本発明の第2実施例は、上記第1実施例に
おいて、空間デジタルフィルタでエッジ強調効果及びエ
ッジ欠けの補正を行う代りに、現像バイアス電圧の制御
でエッジ強調効果及びエッジ欠けの補正を行うようにし
ており、現像バイアス電圧は直流電圧が重畳されたAC
電圧である。
【0124】2成分系現像剤のキャリアの電気抵抗はト
ナーの摩擦帯電の付与及びその安定化を目的としたキャ
リアの被覆材料により決定される。キャリアの被覆材料
としては、一般的にテフロン,シリコン,ステンレス系
樹脂が用いられ、かつ、抵抗付与剤としてカーボンなど
が用いられている。図23の特性曲線aは絶縁性磁気ブ
ラシで現像を行う現像器の潜像周波数対現像濃度特性を
示す。この特性から明らかなように絶縁性磁気ブラシで
現像を行う現像器は、特定周波数の現像電界を強調し、
エッジ強調効果が得られる。このエッジ強調効果は写真
の画像に対しては良い結果をもたらさない。即ち、写真
の画像は広範囲の周波数が連続して存在する画像である
から、絶縁性磁気ブラシで現像を行う現像器によるエッ
ジ強調効果が画像周波数の微小段差を強調してしまい、
ざらつき感のある不自然な画像が再現される。
【0125】図23の特性曲線bは導電性磁気ブラシで
現像を行う現像器の潜像周波数対現像濃度特性を示す。
この特性から明らかなように導電性磁気ブラシで現像を
行う現像器は、特定周波数の現像電界を強調するような
ことは無い。しかし、絶縁性磁気ブラシは導電性磁気ブ
ラシに比べてキャリアの抵抗値が高く、一般的にキャリ
アが被覆剤により被覆されているので、キャリアの被覆
膜削れ等による現像剤の劣化が少なくて長寿命である。
【0126】また、現像バイアス電圧として直流電圧が
重畳されたAC電圧を用いる方法が知られている。この
方法は トナーの動きを活性化することで潜像の現像をし易く
し、感光体と現像剤との相対速度を小さく設定すること
ができる。 エッジ強調効果を緩和することができ、均一な現像を
行うことができる。等の利点を有する。 の点を詳しく説明すると、現像バイアス電圧としてA
C電圧を用いることにより、絶縁性磁気ブラシの場合で
も、導電性磁気ブラシのような現像特性を示し、特定周
波数の現像電界の強調が無くなり、エッジ強調効果の無
い滑らかな画像が得られる。
【0127】図24は現像器の各現像特性a〜dを示
す。現像特性aは現像バイアス電圧として直流電圧が印
加され、感光体ドラムと現像スリーブとの周速比が1.
8の場合の現像特性である。現像特性bは現像バイアス
電圧として直流電圧が印加され、感光体ドラムと現像ス
リーブとの周速比が3.0の場合の現像特性である。現
像特性cは現像バイアス電圧として直流電圧が重畳され
てピーク値が1.8KVであるAC電圧が印加され、感
光体ドラムと現像スリーブとの周速比が1.8の場合の
現像特性である。現像特性dは現像バイアス電圧として
直流電圧が重畳されてピーク値が0.5KVであるAC
電圧が印加され、感光体ドラムと現像スリーブとの周速
比が1.8の場合の現像特性である。
【0128】これらの現像特性a〜dから現像器は、現
像バイアス電圧として直流電圧が印加された場合と、現
像バイアス電圧として直流電圧が重畳されたAC電圧が
印加された場合とで現像特性(画像濃度)が変化するこ
とが分かる。また、現像器は、感光体ドラムと現像スリ
ーブとの周速比が同じ1.8である場合には現像バイア
ス電圧をAC電圧から直流電圧にすることにより、現像
能力が低下し、AC現像バイアス電圧のピーク値を変更
することによって現像能力が変化する。このため、感光
体ドラムと現像スリーブとの周速比や、感光体ドラムの
帯電電位、現像スリーブの電位(現像バイアス電圧が直
流電圧の場合には現像バイアス電圧に等しく、現像バイ
アス電圧が直流電圧の重畳されたAC電圧である場合に
は現像バイアス電圧の直流電圧に等しい)、露光量等の
作像プロセス条件を現像器の現像特性に応じて変更して
出力画像濃度を補正する必要がある。
【0129】また、現像バイアス電圧が直流電圧の重畳
されたAC電圧である場合にはエッジ強調効果の無い滑
らかな画像が得られることが知られている。エッジ強調
効果は現像バイアス電圧のAC成分の振幅,周波数が高
い方が良いことが分かっているが、その振幅,周波数と
も、ある値以上になると同じになる飽和点がある。ま
た、エッジ強調効果は現像バイアス電圧のAC成分の振
幅,周波数との関係がキャリアの被覆,無被覆で大きく
変わり、さらにキャリアの抵抗値によりエッジ強調効果
が大きく変わる。
【0130】現像剤はランニングを重ねるに従ってスペ
ント化(キャリアとトナーがくっつく現象)によりキャ
リアの抵抗値が上がり、また、キャリアの被覆膜が削れ
てキャリアの抵抗値が下がるということがある。一般
に、エッジ強調効果は図25に示すようにキャリアの抵
抗値が低い方が良く、原稿バイアス電圧が同じAC電圧
であってもキャリアの抵抗値が高い方がその効果が現れ
にくくてその分だけAC電圧の振幅,周波数を大きくし
なければならない。
【0131】図26はエッジ強調レベルExと現像バイ
アス電圧のAC成分のピーク値(振幅)Vppとの関係
を示す。この関係から、Exが小さい方がエッジ強調効
果が良いことが分かる。通常、ExとVppとの関係は
図26の特性曲線aのように下側に凸となる特性であ
り、ExはVppがある値になった場合に最適値(最小
値)になる。また、ExとVppとの関係は現像剤の抵
抗値が低くなると、図26の特性曲線bのようにVpp
の小さい方へシフトし、逆に現像剤の抵抗値が高くなる
と、図26の特性曲線cのようにVppの大きい方へシ
フトする。このように現像剤の抵抗値によりVppの最
適値が変わる。
【0132】図27はExと現像バイアス電圧のAC成
分の周波数fbとの関係を示す。この関係から、Exが
小さい方がエッジ強調効果が良いことが分かる。通常、
Exとfbとの関係は図27の特性曲線aのように下側
に凸となる特性であり、Exはfbがある値になった場
合に最適値(最小値)になる(最適値が広く存在する場
合もある)。また、ExとVppとの関係は現像剤の抵
抗値が低くなると、図27の特性曲線bのようにfbの
小さい方へシフトし、逆に現像剤の抵抗値が高くなる
と、図27の特性曲線cのようにfbの大きい方へシフ
トする。このように現像剤の抵抗値によりfbの最適値
が変わる。
【0133】図28はCPU63がCCD72の出力信
号から現像バイアス電圧の印加条件を制御する処理フロ
ーを示す。CPU63はプリンタ10の作像動作時以外
の所定のタイミングでROM64に格納されている基準
パターンのフルカラー画像に対するY,M,C,BKの
画像信号を順次に読み出してプリンタ10へ出力し、書
き込み光学ユニット11がそのY,M,C,BKの画像
信号を順次に光信号に変換して感光体ドラム12に所定
パターンのフルカラー画像に対応した光書き込みを行う
ことによってY,M,C,BKの各静電潜像を同じ位置
に順次に形成する。このBK,C,M,Yの各静電潜像
は、それぞれBK現像器23、C現像器24、M現像器
25、Y現像器26により顕像化されてBK,C,M,
Yの各顕像となり、この各顕像が同じ位置に順次に重ね
て形成されることにより基準パターンのフルカラー画像
68となる。なお、カラー画像68の作成時には中間転
写ベルト28が感光体ドラム12から離間している。
【0134】CPU63はカラー画像68に対するCC
D72の出力信号を取り込み、最初の画素(書き込み光
学ユニット11で最初に感光体ドラム12に書き込んだ
画素)に対するCCD72の出力信号と,カラー画像6
8の中央部付近に対するCCD72の出力信号の平均値
Vspとを比較する。Vspがカラー画像68のエッジ
部に対するCCD72の出力信号より大きい場合にはエ
ッジ強調効果を示し、Vspがカラー画像68のエッジ
部に対するCCD72の出力信号より小さい場合にはエ
ッジ欠けを示すから、CPU63はVoがVspと等し
い場合には現像バイアス電圧を現状のままとする。ここ
に、現像器23〜26は現像スリーブ23a〜26aに
高圧電源から直流電圧の重畳されたAC電圧からなる現
像バイアス電圧が印加され、その高圧電源がCPU63
により制御される。
【0135】また、CPU63はVoがVspより大き
い場合にはエッジ強調効果があると判断し、Vspを基
準にしてカラー画像68のエッジ部の全部に対するCC
D72の出力信号について基準値より大きい分を積算し
てその絶対値をエッジ強調レベルSx1として求める。
次に、CPU63はエッジ強調レベルSx1に基づいて
上記高圧電源を制御して現像バイアス電圧のAC成分の
振幅Vpp及び周波数fbを所定の値ΔVpp,Δfb
づつ高く調整する。
【0136】また、CPU63はVoがVspより小さ
い場合にはエッジ欠けがあると判断し、Vspを基準に
してカラー画像68のエッジ部の全部に対するCCD7
2の出力信号について基準値より小さい分を積算してそ
の絶対値をエッジ欠けレベルSx2として求める。次
に、CPU63はエッジ欠けレベルSx2に基づいて上
記高圧電源を制御して現像バイアス電圧のAC成分の振
幅Vpp及び周波数fbを所定の値ΔVpp,Δfbづ
つ低く調整する。
【0137】このようなVpp及びfbの調整によりプ
リンタ10はVpp及びfbが最適な値に調整された状
態で作像動作を行うことになり、エッジ強調効果及びエ
ッジ欠けの無いカラーコピーが得られる。この第2実施
例では、感光体ドラム12上に基準パターンの潜像を形
成して現像部で顕像化した後にこのパターン顕像のエッ
ジ部のレベルをCCD72で検知し、このCCD72の
検知値に基づいてプリンタ10の作像動作時の現像バイ
アスの振幅及び周波数を可変することによりエッジ部の
補正を行うので、現像剤,感光体ドラム12,書き込み
系などの経時変動によるエッジ強調効果やエッジ部のぼ
けが無くシャープでなめらかな画像を得ることができ
る。また、パターン顕像のエッジ部のレベルをCCD7
2で検知するので、エッジ部レベルの検知精度が高い。
【0138】なお、第2実施例では、Vpp及びfbの
両方をエッジ強調効果及びエッジ欠けの有無に応じて調
整したが、Vpp及びfbのいずれか一方のみを調整す
るようにしてもよい。また、第2実施例において、Vp
p及びfbの調整をSx1,Sx2が規定値になるまで
繰り返して行うようにしてもよい。
【0139】また、上記第2実施例において、CCD7
2の出力信号に基づいて上述のようにVpp及びfbを
調整して現像バイアス電圧を設定した後に、その現像バ
イアス電圧で上記第1実施例のように所定パターンの静
電潜像を形成して現像器で顕像化した後にその顕像をC
CD72で検知してCCD72の出力信号に基づいて上
述のように空間デジタルフィルタ57のしきい値を設定
するようにしてもよい。このようにすれば、さらに良好
な画像が得られる。即ち、Vpp及びfbの補正は主走
査方向と副走査方向とを同一に補正するが、実際の画像
では方向によりIDが異なるので、空間デジタルフィル
タ57のしきい値を調整することにより画像の方向によ
るIDの違いまで補正でき、さらに良好な画像が得られ
る。また、CCD72は縮小結像型のものであるが、密
着型のものを用いてもよい。このようにすれば、結像光
学系の空間が不要になるので、小型化が可能となる。
【0140】本発明の第3実施例では、上記第1実施例
において、CCD72の代りにフォトセンサ(以下Pセ
ンサと呼ぶ)が用いられる。図29は感光体ドラム12
上のトナー付着量とPセンサの出力信号電圧との関係を
示す。この関係から分かるようにPセンサの出力信号電
圧は感光体ドラム12上のトナー付着量が多くなるに従
って低くなる。
【0141】上述のようにCPU63はプリンタ10の
作像動作時以外の所定のタイミングでROM64に格納
されている基準パターンのフルカラー画像に対するY,
M,C,BKの画像信号を順次に読み出してプリンタ1
0へ出力し、書き込み光学ユニット11がそのY,M,
C,BKの画像信号を順次に光信号に変換して感光体ド
ラム12に所定パターンのフルカラー画像に対応した光
書き込みを行うことによってY,M,C,BKの各静電
潜像を同じ位置に順次に形成する。このBK,C,M,
Yの各静電潜像は、それぞれBK現像器23、C現像器
24、M現像器25、Y現像器26により顕像化されて
BK,C,M,Yの各顕像となり、この各顕像が同じ位
置に順次に重ねて形成されることにより基準パターンの
フルカラー画像68となる。なお、カラー画像68の作
成時には中間転写ベルト28が感光体ドラム12から離
間している。
【0142】図30に示すようにPセンサ73は感光体
ドラム12上のカラー画像68を感光体ドラム12の回
転方向(副走査方向)に沿って読み取り、その出力信号
電圧は例えば図31に示すような波形の1次元データと
なるからMTFフィルタ57は1次元空間デジタルフィ
ルタが用いられる。Pセンサ73の出力信号電圧はカラ
ー画像68の先端部に対する部分Aと,カラー画像68
の後端部に対する部分Bとがカラー画像68の中央部に
対する部分に比べて低くなっているが、これはカラー画
像68の先端部及び後端部の濃度がカラー画像68の中
央部の濃度に比べて高くなっていること、つまりエッジ
強調効果を示している。
【0143】また、Pセンサ73の出力信号電圧は図3
3に示すようにカラー画像68の先端部に対する部分A
と,カラー画像68の後端部に対する部分Bとがカラー
画像68の中央部に対する部分に比べて高くなることが
あり、これは図32に示すようにカラー画像68の先端
部及び後端部の濃度がカラー画像68の中央部の濃度に
比べて低くなっていること、つまりエッジ欠けを示して
いる。
【0144】CPU63は、第1実施例と同様に最初の
画素(書き込み光学ユニット11で最初に感光体ドラム
12に書き込んだ画素)に対するPセンサ73の出力信
号VoとVspとを比較してVoがVspより大きい場
合にはエッジ強調効果があると判断し、VoがVspよ
り小さい場合にはエッジ欠けがあると判断する。そし
て、CPU63は、エッジ強調効果又はエッジ欠けがあ
る場合にはVspを基準にしてカラー画像68のエッジ
部に対するPセンサ73の出力信号において基準値より
大きい分、又は基準値より小さい分を積算してその絶対
値を求めることによってエッジ強調レベル又はエッジ欠
けレベルを求め、MTFフィルタ57をプリンタ10の
作像動作時にローパスデジタルフィルタ又はハイパスデ
ジタルフィルタとして用いてそのしきい値をエッジ強調
レベル又はエッジ欠けレベルに合わせて設定する。
【0145】この第3実施例では、感光体ドラム12上
に基準パターンの潜像を形成して現像部で顕像化した後
にこのパターン顕像のエッジ部のレベルをPセンサ73
で検知し、このPセンサ73の検知値に基づいてプリン
タ10の作像動作時に空間デジタルフィルタ57により
エッジ部の補正を行うので、現像剤,感光体ドラム1
2,書き込み系などの経時変動によるエッジ強調効果や
エッジ部のぼけが無くシャープでなめらかな画像を得る
ことができる。
【0146】なお、上記第3実施例において、Pセンサ
73が図46に示すようにカラー画像68を感光体ドラ
ム12の停止時にその幅方向(主走査方向)と平行な読
み取りラインLに沿って読み取るようにしてもよい。ま
た、Pセンサ73が図47に示すようにカラー画像68
を感光体ドラム12の停止時にその幅方向(主走査方
向)と平行な複数の読み取りラインL,L2・・・で読
み取り、MTFフィルタ57として1次元空間デジタル
フィルタを用いるようにしてもよい。
【0147】図34は本発明の第4実施例における回路
部の一部を示し、図35はこの第4実施例の動作フロー
を示す。この第4実施例では、エッジ強調効果の補正を
行ってエッジ部のぼけの補正を行わないものであり、上
記第3実施例と同様にプリンタ10の非作像動作時に基
準パターンのカラー画像(Pセンサパターン)68がス
テップS1で形成され、このカラー画像68がステップ
S2でPセンサ73により読み取られる。Pセンサ73
の出力信号は増幅器74により増幅されてサンプリング
回路75によりサンプリングされ、A/D変換器76に
よりA/D変換されて比較演算回路77に送られる。
【0148】比較演算回路77はステップS3でA/D
変換器76の出力信号からエッジ強調レベルExを算出
し、ステップS4でCPU63によりMTFフィルタ5
7のしきい値がそのエッジ強調レベルExに応じて決定
されてMTFフィルタ57がローパスデジタルフィルタ
として設定される。そして、スキャナ1が原稿を読み取
ってプリンタ10が作像動作を行う複写動作時にはγ補
正回路58からの画像信号はステップS5でローパスデ
ジタルフィルタ57を通ることによりエッジ強調効果の
補正が行われ、エッジ強調効果の無いカラーコピーが得
られる。
【0149】比較演算回路77はエッジ強調レベルEx
の算出では図44に示すように基準パターンのカラー画
像68のエッジ部(副走査方向の先端部及び後端部)に
対するPセンサ73からの入力信号のピーク値(最小
値)Vegと,基準パターンのカラー画像68の中央部
に対するPセンサ73からの入力信号の平均値Vspを
求めて規格化し(Vsp/Vegを求め)、又は(Vs
p−Veg)を求めることによりエッジ強調レベルEx
を算出する。このエッジ強調レベルExが小さい方がエ
ッジ強調効果が良い。
【0150】この第4実施例では、感光体ドラム12上
に基準パターンの潜像を形成して現像部で顕像化した後
にこのパターン顕像のエッジ部のレベルをPセンサ73
で検知し、このPセンサ73の検知値に基づいてプリン
タ10の作像動作時に空間デジタルフィルタ57により
エッジ強調効果の補正を行うので、現像剤,感光体ドラ
ム12,書き込み系などの経時変動によるエッジ強調効
果が無くなめらかな画像を得ることができる。
【0151】本発明の第5実施例では、上記第4実施例
において、比較演算回路77が図45に示すようにVs
pを基準レベル(0レベル)としてそこからエッジ部が
囲む領域(図45の斜線部分)の面積を台形法などで求
めることによりエッジ強調レベルExを算出する。この
エッジ強調レベルExは、小さい方がエッジ強調効果が
良く、サンプリング回路75のサンプリング数が多い方
が精度が良くなる。
【0152】図36は本発明の第6実施例の動作フロー
を示す。この第6実施例では、上記第4実施例におい
て、ステップS4からステップS5に進んでCPU63
がROM64に格納されている基準パターンのフルカラ
ー画像に対するY,M,C,BKの画像信号を順次に読
み出してローパスデジタルフィルタ57を通してプリン
タ10へ出力し、書き込み光学ユニット11がステップ
S6でそのY,M,C,BKの画像信号を順次に光信号
に変換して感光体ドラム12に所定パターンのフルカラ
ー画像に対応した光書き込みを行うことによってY,
M,C,BKの各静電潜像を同じ位置に順次に形成す
る。このBK,C,M,Yの各静電潜像は、それぞれB
K現像器23、C現像器24、M現像器25、Y現像器
26により顕像化されてBK,C,M,Yの各顕像とな
り、この各顕像が同じ位置に順次に重ねて形成されるこ
とにより基準パターンのフルカラー画像68となる。
【0153】このカラー画像68がステップS7でPセ
ンサ73により読み取られ、Pセンサ73の出力信号が
増幅器74,サンプリング回路75及びA/D変換器7
6を介して比較演算回路77に送られる。比較演算回路
77はステップS8でA/D変換器76の出力信号から
エッジ強調レベルExを上述と同様に算出し、CPU6
3はステップS9でそのエッジ強調レベルExが上限値
Vesと下限値Veeとの間に入っているか否かを判断
する。
【0154】CPU63はエッジ強調レベルExが上限
値Vesと下限値Veeとの間に入っていなければステ
ップS10でローパスデジタルフィルタ57のしきい値
設定を何回行ったかをカウンタNでカウントし、ステッ
プS11でカウンタNが5回以下であるか否かを判断し
てカウンタNが5回以下ならばステップS4に戻る。ま
た、CPU63はカウンタNが6回以上になると、現像
器内の現像剤の寿命が来たと判断してステップS14で
表示部に現像剤の交換を表示させる。
【0155】また、CPU63はエッジ強調レベルEx
が上限値Vesと下限値Veeとの間に入ればステップ
S12でローパスデジタルフィルタ57のしきい値をそ
のエッジ強調レベルExに応じて決定する。そして、ス
キャナ1が原稿を読み取ってプリンタ10が作像動作を
行う複写動作時にはγ補正回路58からの画像信号はス
テップS13でローパスデジタルフィルタ57を通るこ
とによりエッジ強調効果の補正が行われ、エッジ強調効
果の無いカラーコピーが得られる。
【0156】図37は本発明の第7実施例の動作フロー
を示す。この第7実施例では、エッジ欠けの補正を行っ
てエッジ強調効果の補正を行わないものであり、上記第
4実施例において、比較演算回路77でA/D変換器7
6の出力信号からエッジ強調レベルの代りにエッジ欠け
レベルExが算出されてCPU63によりMTFフィル
タ57のしきい値がそのエッジ欠けレベルExに応じて
決定されてMTFフィルタ57がローパスデジタルフィ
ルタの代りにハイパスデジタルフィルタとして設定され
るようにしたものである。
【0157】比較演算回路77はエッジ欠けレベルEx
の算出では図48に示すように基準パターンのカラー画
像68のエッジ部(副走査方向の先端部及び後端部)に
対するPセンサ73からの入力信号のピーク値(最大
値)Vegと,基準パターンのカラー画像68の中央部
に対するPセンサ73からの入力信号の平均値Vspを
求めて規格化し(Vsp/Vegを求め)、又は(Vs
p−Veg)を求めることによりエッジ欠けレベルEx
を算出する。このエッジ欠けレベルExが小さい方がエ
ッジ欠けが良いことを示す。
【0158】この第7実施例では、感光体ドラム12上
に基準パターンの潜像を形成して現像部で顕像化した後
にこのパターン顕像のエッジ部のレベルをPセンサ73
で検知し、このPセンサ73の検知値に基づいてプリン
タ10の作像動作時に空間デジタルフィルタ57により
エッジ欠けの補正を行うので、現像剤,感光体ドラム1
2,書き込み系などの経時変動によるエッジ欠けが無く
シャープな画像を得ることができる。
【0159】本発明の第8実施例では、上記第7実施例
において、比較演算回路77がVspを図49に示すよ
うに基準レベル(0レベル)としてそこからエッジ欠け
部(図49の斜線部分)を囲む領域の面積を台形法など
で算出することによりエッジ欠けレベルExを求める。
このエッジ欠けレベルExが小さい方がエッジ欠けが良
いことを示す。
【0160】図38は本発明の第9実施例の動作フロー
を示す。この第9実施例では、上記第6実施例におい
て、比較演算回路77でA/D変換器76の出力信号か
らエッジ強調レベルの代りにエッジ欠けレベルExが上
述のように算出されてCPU63によりMTFフィルタ
57のしきい値がそのエッジ欠けレベルExに応じて決
定されてMTFフィルタ57がローパスデジタルフィル
タの代りにハイパスデジタルフィルタとして設定される
ようにしたものである。
【0161】図39は本発明の第10実施例の動作フロ
ーを示す。この第10実施例では、エッジ強調効果及び
エッジ部のぼけの補正を行うものであり、上記実施例と
同様にプリンタ10の非作像動作時に基準パターンのカ
ラー画像68がステップS1で形成され、このカラー画
像68がステップS2でPセンサ73により読み取られ
る。Pセンサ73の出力信号は増幅器74により増幅さ
れてサンプリング回路75によりサンプリングされ、A
/D変換器76によりA/D変換されて比較演算回路7
7に送られる。
【0162】比較演算回路77はステップS3でA/D
変換器76の出力信号からエッジ部のレベルEx(エッ
ジ強調レベル,エッジ欠けレベル)を第4実施例及び第
7実施例と同様に算出し(又は第5実施例及び第8実施
例と同様に算出し)、CPU63はステップS4でその
エッジ部のレベルExが上限値Vesと下限値Veeと
の間に入っているか否かを判断する。CPU63はエッ
ジ部のレベルExが上限値Vesと下限値Veeとの間
に入っていればステップS8でMTFフィルタ57のし
きい値をそのままとし、スキャナ1が原稿を読み取って
プリンタ10が作像動作を行う複写動作時にはγ補正回
路58からの画像信号がステップS9でMTFフィルタ
57を通ってシャープでなめらかな画像が得られる。
【0163】また、CPU63は、エッジ部のレベルE
xが上限値Vesと下限値Veeとの間に入っていなけ
れば、ステップS5で図44に示すようなエッジ部のピ
ークレベルVegと,中央部のレベルVspとを比較す
る。
【0164】そして、CPU63は、Veg>Vspで
あればステップS7でMTFフィルタ57のしきい値を
エッジ部のレベルExに応じて決定してMTFフィルタ
57をハイパスデジタルフィルタとして設定し、スキャ
ナ1が原稿を読み取ってプリンタ10が作像動作を行う
複写動作時にはγ補正回路58からの画像信号はステッ
プS10でハイパスデジタルフィルタ57を通ることに
よりエッジ欠けの補正が行われてエッジ欠けの無いカラ
ーコピーが得られる。
【0165】また、CPU63は、Veg>Vspでな
ければステップS6でMTFフィルタ57のしきい値を
エッジ部のレベルExに応じて決定してMTFフィルタ
57をローパスデジタルフィルタとして設定し、スキャ
ナ1が原稿を読み取ってプリンタ10が作像動作を行う
複写動作時にはγ補正回路58からの画像信号はステッ
プS11でローパスデジタルフィルタ57を通ることに
よりエッジ強調効果の補正が行われてエッジ強調効果の
無いカラーコピーが得られる。
【0166】図40及び図41は本発明の第11実施例
の動作フローを示す。この第11実施例では、エッジ強
調効果及びエッジ部のぼけの補正を行うものであり、上
記第10実施例において、ステップS6からステップS
21に進んでCPU63がROM64に格納されている
基準パターンのフルカラー画像に対するY,M,C,B
Kの画像信号を順次に読み出してローパスデジタルフィ
ルタ57を通してプリンタ10へ出力し、書き込み光学
ユニット11がステップS22でそのY,M,C,BK
の画像信号を順次に光信号に変換して感光体ドラム12
に所定パターンのフルカラー画像に対応した光書き込み
を行うことによってY,M,C,BKの各静電潜像を同
じ位置に順次に形成する。このBK,C,M,Yの各静
電潜像は、それぞれBK現像器23、C現像器24、M
現像器25、Y現像器26により顕像化されてBK,
C,M,Yの各顕像となり、この各顕像が同じ位置に順
次に重ねて形成されることにより基準パターンのフルカ
ラー画像68となる。
【0167】このカラー画像68がステップS23でP
センサ73により読み取られ、Pセンサ73の出力信号
が増幅器74,サンプリング回路75及びA/D変換器
76を介して比較演算回路77に送られる。比較演算回
路77はステップS24でA/D変換器76の出力信号
からエッジ強調レベルExを上述と同様に算出し、CP
U63はステップS25でそのエッジ強調レベルExが
上限値Vesと下限値Veeとの間に入っているか否か
を判断する。
【0168】CPU63はエッジ強調レベルExが上限
値Vesと下限値Veeとの間に入っていなければステ
ップS26でローパスデジタルフィルタ57のしきい値
設定を何回行ったかをカウンタNでカウントし、ステッ
プS27でカウンタNが5回以下であるか否かを判断し
てカウンタNが5回以下ならばステップS6に戻る。ま
た、CPU63はカウンタNが6回以上になると、現像
器内の現像剤の寿命が来たと判断してステップS28で
表示部に現像剤の交換を表示させる。
【0169】また、CPU63はエッジ強調レベルEx
が上限値Vesと下限値Veeとの間に入ればステップ
S29でローパスデジタルフィルタ57のしきい値をそ
のエッジ強調レベルExに応じて決定する。そして、ス
キャナ1が原稿を読み取ってプリンタ10が作像動作を
行う複写動作時にはγ補正回路58からの画像信号はス
テップS11でローパスデジタルフィルタ57を通るこ
とによりエッジ強調効果の補正が行われ、エッジ強調効
果の無いカラーコピーが得られる。
【0170】また、ステップS7からステップS12に
進んでCPU63がROM64に格納されている基準パ
ターンのフルカラー画像に対するY,M,C,BKの画
像信号を順次に読み出してハイパスデジタルフィルタ5
7を通してプリンタ10へ出力し、書き込み光学ユニッ
ト11がステップS13でそのY,M,C,BKの画像
信号を順次に光信号に変換して感光体ドラム12に基準
パターンのフルカラー画像に対応した光書き込みを行う
ことによってY,M,C,BKの各静電潜像を同じ位置
に順次に形成する。このBK,C,M,Yの各静電潜像
は、それぞれBK現像器23、C現像器24、M現像器
25、Y現像器26により顕像化されてBK,C,M,
Yの各顕像となり、この各顕像が同じ位置に順次に重ね
て形成されることにより基準パターンのフルカラー画像
68となる。
【0171】このカラー画像68がステップS14でP
センサ73により読み取られ、Pセンサ73の出力信号
が増幅器74,サンプリング回路75及びA/D変換器
76を介して比較演算回路77に送られる。比較演算回
路77はステップS15でA/D変換器76の出力信号
からエッジ欠けレベルExを上述と同様に算出し、CP
U63はステップS16でそのエッジ欠けレベルExが
上限値Vesと下限値Veeとの間に入っているか否か
を判断する。
【0172】CPU63はエッジ欠けレベルExが上限
値Vesと下限値Veeとの間に入っていなければステ
ップS17でハイパスデジタルフィルタ57のしきい値
設定を何回行ったかをカウンタNでカウントし、ステッ
プS18でカウンタNが5回以下であるか否かを判断し
てカウンタNが5回以下ならばステップS6に戻る。ま
た、CPU63はカウンタNが6回以上になると、現像
器内の現像剤の寿命が来たと判断してステップS19で
表示部に現像剤の交換を表示させる。
【0173】また、CPU63はエッジ欠けレベルEx
が上限値Vesと下限値Veeとの間に入ればステップ
S20でハイパスデジタルフィルタ57のしきい値をそ
のエッジ欠けレベルExに応じて決定する。そして、ス
キャナ1が原稿を読み取ってプリンタ10が作像動作を
行う複写動作時にはγ補正回路58からの画像信号はス
テップS10でハイパスデジタルフィルタ57を通るこ
とによりエッジ欠け効果の補正が行われ、エッジ欠けの
無いカラーコピーが得られる。
【0174】図42は本発明の第12実施例の回路部の
一部を示し、図43はこの第12実施例の動作フローを
示す。この第12実施例は、エッジ部のぼけの補正を
わずエッジ強調効果の補正を行うものであり、CPU6
3がステップS1で高圧電源を制御して現像バイアス電
圧の直流成分Vdc,AC成分の振幅Vpp及び周波数
fbを初期値に設定する。次に、上記実施例と同様にプ
リンタ10の非作像動作時に基準パターンのカラー画像
68がステップS2で形成され、このカラー画像68が
ステップS3でPセンサ73により読み取られる。Pセ
ンサ73の出力信号は増幅器74により増幅されてサン
プリング回路75によりサンプリングされ、A/D変換
器76によりA/D変換されて比較演算回路77に送ら
れる。
【0175】比較演算回路77はステップS4でA/D
変換器76の出力信号からエッジ強調レベルExを上述
のように算出し、このエッジ強調レベルExはD/A変
換器78でD/A変換されて現像バイアス制御回路79
に送られる。現像バイアス制御回路79は、ステップS
5でそのエッジ強調レベルExが所定のレベルVl以下
であるか否かを判断し、エッジ強調レベルExが所定の
レベルVl以下でなければステップS6で高圧電源を制
御して現像バイアス電圧の直流成分Vdc,AC成分の
振幅Vpp及び周波数fbを所定値ΔVdc,ΔVp
p,Δfbづつ上げる
【0176】そして、現像バイアス制御回路79はVp
pが上限値Vppmax以上で且つfbが上限値fbm
ax以上であるという条件を満たすか否かを判断してこ
の条件を満たさない場合にはステップS2に戻り、その
条件を満たす場合にはステップS8に進む。また、現像
バイアス制御回路79はエッジ強調レベルExが所定の
レベルVl以下である場合ステップS8に進む。現像バ
イアス制御回路79はステップS8では現像バイアス電
圧の直流成分Vdc,AC成分の振幅Vpp及び周波数
fbをそのまま決定し、ステップS9でCPU63がM
TFフィルタ57のしきい値をそのエッジ強調レベルE
xに応じて決定してMTFフィルタ57をローパスデジ
タルフィルタとして設定する。そして、スキャナ1が原
稿を読み取ってプリンタ10が作像動作を行う複写動作
時にはγ補正回路58からの画像信号はステップS10
でローパスデジタルフィルタ57を通ることによりエッ
ジ強調効果の補正が行われ、エッジ強調効果の無いカラ
ーコピーが得られる。
【0177】なお、上記実施例において、感光体ドラム
12上に基準パターンの画像を書き込む場合光源として
蛍光灯,発光ダイオード,レーザのいずれを用いてもよ
いが、光源からの光の波長,強度を感光体ドラム12を
劣化させない程度にする必要がある。上記実施例では通
常、複写機として使用している(複写動作を行ってい
る)場合でもエッジ強調効果及びエッジ欠けの検知及び
補正を行うようにすることができる。
【0178】また、上記実施例では、感光体ドラム12
上の基準パターンの画像68をCCD72又はPセンサ
73により検知したが、感光体ドラム12上の基準パタ
ーンの画像68を中間転写ベルト28に転写してからC
CD72又はPセンサ73により検知するようにし、又
は感光体ドラム12上の基準パターンの画像68を中間
転写ベルト28を介して転写紙に転写してからCCD7
2又はPセンサ73により検知するようにしてもよい。
【0179】また、基準パターンの各色の顕像を順次に
形成してそれぞれCCD72又はPセンサ73により検
知する場合には各色の顕像の反射強度が互いに異なる
(例えばCCD72又はPセンサ73の検知電圧はYの
顕像の方がBKの顕像よりも高い)ので、各色毎にエッ
ジ部の算出レベルを変えると効果的である。
【0180】また、写真を複写する写真形成モードでは
エッジ強調効果の無いなめらかな画像が求められるが、
線画や文字を複写する文字形成モードでは輪郭のはっき
りしたエッジのある画像が求められる。そこで、本発明
の他の各実施例では、上記第4実施例乃至第6実施例に
おいて、写真形成モードでは上記補正を行い、文字形成
モードで上記補正を行わないようにしている。また、本
発明の他の各実施例では、上記第7実施例乃至第9実施
例及び第12実施例において、写真形成モードでは上記
補正を行わず、文字形成モードで行うようにしている。
また、本発明の他の各実施例では、上記第10実施例及
び第11実施例において、エッジ強調効果の補正とエッ
ジ欠けの補正とを写真形成モードと文字形成モードとの
切り替えに応じて切り替えて行うようにしている。
【0181】
【発明の効果】以上のように請求項1記載の発明によれ
ば、プリンタにて潜像担持体に対してデジタル画像信号
の書き込みで潜像を形成してこの潜像を現像部により顕
像化するという作像動作を行う画像形成装置において、
前記潜像担持体上に所定パターンの潜像を形成して前記
現像部で顕像化した後にこのパターン顕像を画像信号に
変換して該画像信号のエッジ強調レベル及びエッジ欠け
レベルの少なくとも一方を検知する検知手段と、この検
知手段の検知値に基づいて前記プリンタの作像動作時に
前記デジタル画像信号を処理してエッジ強調及びエッジ
欠けの少なくとも一方の補正を行う空間デジタルフィル
タとを備えたので、現像剤,感光体,書き込み系などの
経時変動によるエッジ部の状態を最適に補正して階調性
の整った画質の良い画像を得ることができる。
【0182】請求項2記載の発明によれば、プリンタに
て潜像担持体に対してデジタル画像信号の書き込みで潜
像を形成してこの潜像を現像部により顕像化するという
作像動作を行う画像形成装置において、前記潜像担持体
上に所定パターンの潜像を形成して前記現像部で顕像化
した後にこのパターン顕像のエッジ強調レベルを検知す
る検知手段と、この検知手段の検知値に基づいて前記プ
リンタの作像動作時に前記デジタル画像信号における空
間周波数の低周波数域を増強させてエッジ強調の補正を
行うローパスデジタルフィルタとを備えたので、現像
剤,感光体,書き込み系などの経時変動によるエッジ強
調効果が無くなめらかな画像を得ることができる。
【0183】請求項3記載の発明によれば、プリンタに
て潜像担持体に対してデジタル画像信号の書き込みで潜
像を形成してこの潜像を現像部により顕像化するという
作像動作を行う画像形成装置において、前記潜像担持体
上に所定パターンの潜像を形成して前記現像部で顕像化
した後にこのパターン顕像のエッジ欠けレベルを検知す
る検知手段と、この検知手段の検知値に基づいて前記プ
リンタの作像動作時に前記デジタル画像信号における空
間周波数の高周波数域を増強させてエッジ欠けの補正を
行うハイパスデジタルフィルタとを備えたので、現像
剤,感光体,書き込み系などの経時変動によるエッジ欠
けが無くシャープな画像を得ることができる。
【0184】請求項4記載の発明によれば、プリンタに
て潜像担持体に対してテジタル画像信号の書き込みで潜
像を形成してこの潜像を現像部により顕像化するという
作像動作を行う画像形成装置において、前記潜像担持体
上に所定パターンの潜像を形成して前記現像部で顕像化
した後にこのパターン顕像を画像信号に変換して該画像
信号のエッジ強調レベル及びエッジ欠けレベルの少なく
とも一方を検知する検知手段と、この検知手段の検知値
に基づいて前記プリンタの作像動作時に前記デジタル画
像信号における空間周波数の低周波数域を増強させてエ
ッジ強調の補正を行い前記デジタル画像信号における空
間周波数の高周波数域を増強させてエッジ欠けの補正を
行う空間デジタルフィルタとを備えたので、現像剤,感
光体,書き込み系などの経時変動によるエッジ強調効果
やエッジ欠けが無くシャープでなめらかな画像を得るこ
とができる。
【0185】請求項5記載の発明によれば、プリンタに
て潜像担持体に対してデジタル画像信号の書き込みで潜
像を形成してこの潜像を現像部により顕像化するという
作像動作を行う画像形成装置において、前記潜像担持体
上に所定パターンの潜像を形成して前記現像部で顕像化
した後にこのパターン顕像のトナー付着量をフォトセン
サーにより検知してエッジ強調レベルを演算するエッジ
強調レベル検知手段と、このエッジ強調レベル検知手段
の検知値に基づいて前記プリンタの作像動作時に前記デ
ジタル画像信号における空間周波数の低周波数域を増強
させてエッジ強調の補正を行うローパスデジタルフィル
タとを備えたので、現像剤,感光体,書き込み系などの
経時変動によるエッジ強調効果が無くなめらかな画像を
得ることができる。
【0186】請求項6記載の発明によれば、プリンタに
て潜像担持体に対してデジタル画像信号の書き込みで潜
像を形成してこの潜像を現像部により顕像化するという
作像動作を行う画像形成装置において、前記潜像担持体
上に所定パターンの潜像を形成して前記現像部で顕像化
した後にこのパターン顕像のトナー付着量をフォトセン
サーにより検知してエッジ欠けレベルを演算するエッジ
欠けレベル検知手段と、このエッジ欠けレベル検知手段
の検知値に基づいて前記プリンタの作像動作時に前記デ
ジタル画像信号における空間周波数の高周波数域を増強
させてエッジ欠けの補正を行うハイパスデジタルフィル
タとを備えたので、現像剤,感光体,書き込み系などの
経時変動によるエッジ欠けが無くシャープな画像を得る
ことができる。
【0187】請求項7記載の発明によれば、プリンタに
て潜像担持体に対してデジタル画像信号の書き込みで潜
像を形成してこの潜像を現像部により顕像化するという
作像動作を行う画像形成装置において、前記潜像担持体
上に所定パターンの潜像を形成して前記現像部で顕像化
した後にこのパターン顕像のトナー付着量をフォトセン
サーにより検知して該フォトセンサーの出力信号のエッ
ジ強調レベル及びエッジ欠けレベルの少なくとも一方
演算するエッジ部レベル検知手段と、このエッジ部レベ
ル検知手段の検知値に基づいて前記プリンタの作像動作
時に前記デジタル画像信号における空間周波数の低周波
数域を増強させてエッジ強調の補正を行い、前記画像信
号における空間周波数の高周波数域を増強させてエッジ
欠けの補正を行う空間デジタルフィルタとを備えたの
で、現像剤,感光体,書き込み系などの経時変動による
エッジ部の状態を最適に補正して階調性の整った画質の
良い画像を得ることができる。
【0188】請求項8記載の発明によれば、プリンタに
て潜像担持体に対してデジタル画像信号の書き込みで潜
像を形成してこの潜像を現像部により顕像化するという
作像動作を行う画像形成装置において、前記潜像担持体
上に所定パターンの潜像を形成して前記現像部で顕像化
した後にこのパターン顕像のトナー付着量をフォトセン
サーにより検知する検知手段と、この検知手段の検知信
号における前記パターン顕像中央部付近のトナー付着
に対応する部分の平均値と前記検知信号のエッジ部の
ピーク値の情報からエッジ強調レベルを演算するエッジ
強調レベル検知手段と、このエッジ強調レベル検知手段
の検知値に基づいて前記プリンタの作像動作時に前記デ
ジタル画像信号における空間周波数の低周波数域を増強
させてエッジ強調の補正を行うローパスデジタルフィル
タとを備えたので、現像剤,感光体,書き込み系などの
経時変動によるエッジ強調効果が無くなめらかな画像を
得ることができる。
【0189】請求項9記載の発明によれば、プリンタに
て潜像担持体に対してデジタル画像信号の書き込みで潜
像を形成してこの潜像を現像部により顕像化するという
作像動作を行う画像形成装置において、前記潜像担持体
上に所定パターンの潜像を形成して前記現像部で顕像化
した後にこのパターン顕像のトナー付着量をフォトセン
サーにより検知する検知手段と、この検知手段の検知信
号における前記パターン顕像中央部付近のトナー付着
に対応する部分の平均値と前記検知信号のエッジ部の
ピーク値の情報からエッジ欠けレベルを演算するエッジ
欠けレベル検知手段と、このエッジ欠けレベル検知手段
の検知値に基づいて前記プリンタの作像動作時に前記デ
ジタル画像信号における空間周波数の高周波数域を増強
させてエッジ欠けの補正を行うハイパスデジタルフィル
タとを備えたので、現像剤,感光体,書き込み系などの
経時変動によるエッジ欠けが無くシャープな画像を得る
ことができる。
【0190】請求項10記載の発明によれば、プリンタ
にて潜像担持体に対してデジタル画像信号の書き込みで
潜像を形成してこの潜像を現像部により顕像化するとい
う作像動作を行う画像形成装置において、前記潜像担持
体上に所定パターンの潜像を形成して前記現像部で顕像
化した後にこのパターン顕像のトナー付着量をフォトセ
ンサーにより検知する検知手段と、この検知手段の検知
信号における前記パターン顕像中央部付近のトナー付
着量に対応する部分の平均値と前記検知信号のエッジ部
のピーク値の情報からエッジ強調レベル及びエッジ欠け
レベルの少なくとも一方を演算するエッジ部レベル検知
手段と、このエッジ部レベル検知手段の検知値に基づい
て前記プリンタの作像動作時に前記デジタル画像信号に
おける空間周波数の低周波数域を増強させてエッジ強調
の補正を行い、前記デジタル画像信号における空間周波
数の高周波数域を増強させてエッジ欠けの補正を行う空
間デジタルフィルタとを備えたので、現像剤,感光体,
書き込み系などの経時変動によるエッジ部の状態を最適
に補正して階調性の整った画質の良い画像を得ることが
できる。
【0191】請求項11記載の発明によれば、プリンタ
にて潜像担持体に対してデジタル画像信号の書き込みで
潜像を形成してこの潜像を現像部により顕像化するとい
う作像動作を行う画像形成装置において、前記潜像担持
体上に所定パターンの潜像を形成して前記現像部で顕像
化した後にこのパターン顕像のトナー付着量をフォトセ
ンサーにより検知する検知手段と、この検知手段の検知
信号における前記パターン顕像中央部付近のトナー付
着量に対応する部分の平均値を基準レベルとして該基準
レベルを基に前記検知信号における前記パターン顕像の
エッジ部に対応する部分の面積を算出してこの面積の情
報からエッジ強調レベルを演算するエッジ強調レベル検
知手段と、このエッジ強調レベル検知手段の検知値に基
づいて前記プリンタの作像動作時に前記デジタル画像信
号における空間周波数の低周波数域を増強させてエッジ
強調の補正を行うローパスデジタルフィルタとを備えた
ので、現像剤,感光体,書き込み系などの経時変動によ
るエッジ強調効果が無くなめらかな画像を得ることがで
きる。
【0192】請求項12記載の発明によれば、プリンタ
にて潜像担持体に対してデジタル画像信号の書き込みで
潜像を形成してこの潜像を現像部により顕像化するとい
う作像動作を行う画像形成装置において、前記潜像担持
体上に所定パターンの潜像を形成して前記現像部で顕像
化した後にこのパターン顕像のトナー付着量をフォトセ
ンサーにより検知する検知手段と、この検知手段の検知
信号における前記パターン顕像中央部付近のトナー付
着量に対応する部分の平均値を基準レベルとして該基準
レベルを基に前記検知信号における前記パターン顕像の
エッジ部に対応する部分の面積を算出してこの面積の情
報からエッジ欠けレベルを演算するエッジ欠けレベル検
知手段と、このエッジ欠けレベル検知手段の検知値に基
づいて前記プリンタの作像動作時に前記デジタル画像信
号における空間周波数の高周波数域を増強させてエッジ
欠けの補正を行うハイパスデジタルフィルタとを備えた
ので、現像剤,感光体,書き込み系などの経時変動によ
るエッジ欠けが無くシャープな画像を得ることができ
る。
【0193】請求項13記載の発明によれば、プリンタ
にて潜像担持体に対してデジタル画像信号の書き込みで
潜像を形成してこの潜像を現像部により顕像化するとい
う作像動作を行う画像形成装置において、前記潜像担持
体上に所定パターンの潜像を形成して前記現像部で顕像
化した後にこのパターン顕像のトナー付着量をフォトセ
ンサーにより検知する検知手段と、この検知手段の検知
信号における前記パターン顕像中央部付近のトナー付
着量に対応する部分の平均値を基準レベルとして該基準
レベルを基に前記検知信号における前記パターン顕像の
エッジ部に対応する部分の面積を算出してこの面積の情
報からエッジ強調レベル及びエッジ欠けレベルの少なく
とも一方を演算するエッジ部レベル検知手段と、このエ
ッジ部レベル検知手段の検知値に基づいて前記プリンタ
の作像動作時に前記デジタル画像信号における空間周波
数の低周波数域を増強させてエッジ強調の補正を行い、
前記デジタル画像信号における空間周波数の高周波数域
を増強させてエッジ欠けの補正を行う空間デジタルフィ
ルタとを備えたので、現像剤,感光体,書き込み系など
の経時変動によるエッジ部の状態を最適に補正して階調
性の整った画質の良い画像を得ることができる。
【0194】請求項14記載の発明によれば、請求項
2,5,8又は11記載の画像形成装置において、前記
補正を写真形成モードで行って文字形成モードでは行わ
ないので、写真画像の形成に有効である。
【0195】請求項15記載の発明によれば、請求項
1,2,8,11又は14記載の画像形成装置におい
て、前記現像部に直流が重畳された交流の現像バイアス
を印加する現像バイアス印加手段を備え、この現像バイ
アス印加手段から前記現像部へ印加される現像バイアス
の振幅及び周波数の少なくとも一方を前記検知手段の検
知値に基づいて制御してエッジ強調の補正を行うので、
エッジ強調の補正効果が上がる。
【0196】請求項16記載の発明によれば、請求項
3,6,9又は12記載の画像形成装置において、前記
補正を文字形成モードで行って写真形成モードでは行わ
ないので、文字画像の形成に有効である。
【0197】請求項17記載の発明によれば、請求項
4,7,10又は13記載の画像形成装置において、エ
ッジ強調の補正とエッジ欠けの補正とを写真形成モード
と文字形成モードとの切り換えに応じて実行するので、
写真画像の形成及び文字画像の形成に有効である。
【0198】請求項18記載の発明によれば、請求項
2,5,8又は11記載の画像形成装置において、前記
検知手段の検知したエッジ強調レベルが規定値以上にな
った時に現像剤の寿命が来たと判断する判断手段を備え
たので、現像剤の交換時期が適確に分かる。
【0199】請求項19記載の発明によれば、請求項
3,6,9又は12記載の画像形成装置において、前記
検知手段の検知したエッジ欠けレベルが規定値以上にな
った時に現像剤の寿命が来たと判断する判断手段を備え
たので、現像剤の交換時期が適確に分かる。
【0200】請求項20記載の発明によれば、請求項
4,7,10又は13記載の画像形成装置において、前
記検知手段の検知したエッジ強調レベル及びエッジ欠け
レベルの少なくとも一方が規定値以上になった時に現像
剤の寿命が来たと判断する判断手段を備えたので、現像
剤の交換時期が適確に分かる。
【0201】請求項21記載の発明によれば、請求項
1,2,3,4,5,6,7,8,9,10,11,1
2,13又は14記載の画像形成装置において、前記検
知手段が前記潜像担持体上に所定パターンの潜像を形成
して前記現像部で顕像化した後に中間転写体に転写して
この中間転写体上のパターン顕像に対する前記検知手段
の検知信号のエッジ強調レベル及びエッジ欠けレベルの
少なくとも一方を検知するので、現像剤,感光体,書き
込み系などの経時変動によるエッジ部の状態を最適に補
正して階調性の整った画質の良い画像を得ることができ
る。
【0202】請求項22記載の発明によれば、請求項
1,2,3,4,5,6,7,8,9,10,11,1
2,13又は14記載の画像形成装置において、前記検
知手段が前記潜像担持体上に所定パターンの潜像を形成
して前記現像部で顕像化した後に転写体に転写してこの
転写体上のパターン顕像に対する前記検知手段の検知信
号のエッジ強調レベル及びエッジ欠けレベルの少なくと
も一方を検知するので、現像剤,感光体,書き込み系な
どの経時変動によるエッジ部の状態を最適に補正して階
調性の整った画質の良い画像を得ることができる。
【0203】請求項23記載の発明によれば、プリンタ
にて潜像担持体に対してデジタル画像信号の書き込みで
潜像を形成してこの潜像を現像部により顕像化するとい
う作像動作を行う画像形成装置において、前記潜像担持
体上に所定パターンの潜像を形成して前記現像部で顕像
化した後にこのパターン顕像を撮像素子で画像信号に変
換して該画像信号のエッジ強調レベル及びエッジ欠けレ
ベルの少なくとも一方を検知する検知手段と、この検知
手段の検知値に基づいて前記プリンタの作像動作時に前
記デジタル画像信号を処理してエッジ強調及びエッジ欠
けの少なくとも一方の補正を行う空間デジタルフィルタ
とを備えたので、高精度でパターン顕像のエッジ部のレ
ベルを検知して現像剤,感光体,書き込み系などの経時
変動によるエッジ部の状態を最適に補正して階調性の整
った画質の良い画像を得ることができる。
【0204】請求項24記載の発明によれば、プリンタ
にて現像バイアス印加手段から現像部に直流が重畳され
交流の現像バイアスを印加し、潜像担持体に対して画
像信号の書き込みで潜像を形成してこの潜像を前記現像
部により顕像化するという作像動作を行う画像形成装置
において、前記潜像担持体上に所定パターンの潜像を形
成して前記現像部で顕像化した後にこのパターン顕像
撮像素子で画像信号に変換して該画像信号における前記
パターン顕像の中央部付近のトナー付着量に対応する部
分の平均値と前記検知信号のエッジ部のピーク値の情報
からエッジ強調レベル及びエッジ欠けレベルの少なくと
も一方を検知する検知手段と、この検知手段の検知値に
基づいて前記現像バイアス印加手段を制御して前記プリ
ンタの作像動作時の現像バイアスの振幅及び周波数の少
なくとも一方を可変することによりエッジ強調及びエッ
ジ欠けの少なくとも一方の補正を行う補正手段とを備え
たので、高精度でパターン顕像のエッジ部のレベルを検
知して現像剤,感光体,書き込み系などの経時変動によ
るエッジ部の状態を最適に補正して階調性の整った画質
の良い画像を得ることができる。
【0205】請求項25記載の発明によれば、請求項1
または2記載の画像形成装置において、前記検知手段が
前記潜像担持体上に所定パターンの各色の潜像を順次に
重ねて形成してこれらの潜像を前記現像部で各色の現像
剤で顕像化して所定パターンのカラー画像とした後にこ
のカラー画像をカラー撮像素子により一度で画像信号に
変換して該画像信号のエッジ強調レベル及びエッジ欠け
レベルの少なくとも一方を検知するので、カラー画像の
エッジ部のレベルを能率的に検知することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1記載の発明を示すブロック図である。
【図2】本発明の第1実施例の概略を示す断面図であ
る。
【図3】同第1実施例の一部を示す断面図である。
【図4】同第1実施例の回路構成を示すブロック図であ
る。
【図5】同第1実施例における基準パターンカラー画像
検知部を示す斜視図である。
【図6】同基準パターンカラー画像検知部を示す側面図
である。
【図7】同基準パターンカラー画像検知部の一部を拡大
して示す斜視図である。
【図8】同第1実施例のCCD出力信号電圧の一例を示
す波形図である。
【図9】同CCD出力信号電圧の他の一例を示す波形図
である。
【図10】同CCD出力信号電圧の他の一例を示す波形
図である。
【図11】同第1実施例の基準パターンカラー画像を示
す平面図である。
【図12】同第1実施例のCCDの一部を示す図であ
る。
【図13】同第1実施例の空間デジタルフィルタの係数
の一例を示す図である。
【図14】同第1実施例のエッジ強調効果の補正を説明
するための特性図である。
【図15】同第1実施例の空間デジタルフィルタによる
画像処理を説明するための図である。
【図16】同第1実施例の入力画像の一例を示す図であ
る。
【図17】同第1実施例の空間デジタルフィルタによる
処理後の画像の一例を示す図である。
【図18】同第1実施例の空間デジタルフィルタの係数
の他の例を示す図である。
【図19】同第1実施例のエッジ欠け補正を説明するた
めの特性図である。
【図20】同第1実施例の空間デジタルフィルタによる
画像処理を説明するための図である。
【図21】同第1実施例の入力画像の他の例を示す図で
ある。
【図22】同第1実施例の空間デジタルフィルタによる
処理後の画像の他の一例を示す図である。
【図23】同第1実施例における現像器の周波数特性を
示す特性図である。
【図24】同第1実施例における現像器の現像特性を示
す特性図である。
【図25】同第1実施例のキャリア抵抗とエッジ強調レ
ベルとの関係を示す特性図である。
【図26】同第1実施例の現像バイアス電圧の振幅とエ
ッジ強調レベルとの関係を示す特性図である。
【図27】同第1実施例の現像バイアス電圧の周波数と
エッジ強調レベルとの関係を示す特性図である。
【図28】本発明の第2実施例の動作フローを示すフロ
ーチャートである。
【図29】Pセンサの特性を示す特性図である。
【図30】本発明の第3実施例の基準パターン画像検知
部を示す平面図である。
【図31】同第3実施例のPセンサ出力信号例を示す波
形図である。
【図32】同第3実施例の基準パターン画像検知部を示
す平面図である。
【図33】同第3実施例のPセンサ出力信号例を示す波
形図である。
【図34】本発明の第4実施例の回路部を示すブロック
図である。
【図35】同第4実施例の動作フローを示すフローチャ
ートである。
【図36】本発明の第6実施例の動作フローを示すフロ
ーチャートである。
【図37】本発明の第7実施例の動作フローを示すフロ
ーチャートである。
【図38】本発明の第9実施例の動作フローを示すフロ
ーチャートである。
【図39】本発明の第10実施例の動作フローを示すフ
ローチャートである。
【図40】本発明の第11実施例の動作フローの一部を
示すフローチャートである。
【図41】同第11実施例の動作フローの他の一部を示
すフローチャートである。
【図42】本発明の第12実施例の回路部を示すブロッ
クである。
【図43】同第12実施例の動作フローを示すフローチ
ャートである。
【図44】Pセンサの出力信号例を示す波形図である。
【図45】Pセンサの出力信号例を示す波形図である。
【図46】基準パターン画像検知部の他の例を示す平面
図である。
【図47】基準パターン画像検知部の他の例を示す平面
図である。
【図48】Pセンサの出力信号例を示す波形図である。
【図49】Pセンサの出力信号例を示す波形図である。
【図50】従来のレーザプリンタを示す概略図である。
【図51】同レーザプリンタの入力画像例を示す図であ
る。
【図52】同レーザプリンタの感光体ドラム上の電界強
度例を示す図である。
【図53】同レーザプリンタの入力画像例を示す図であ
る。
【図54】同レーザプリンタの感光体ドラム上の電界強
度例を示す図である。
【図55】キャリアの抵抗特性を示す特性図である。
【符号の説明】
1 検知手段 2 空間デジタルフィルタ
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 15/00 G03G 15/06 - 15/08 G03G 21/00 H04N 1/00 H04N 1/23 - 1/31 H04N 1/40 - 1/409

Claims (25)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】プリンタにて潜像担持体に対してデジタル
    画像信号の書き込みで潜像を形成してこの潜像を現像部
    により顕像化するという作像動作を行う画像形成装置に
    おいて、前記潜像担持体上に所定パターンの潜像を形成
    して前記現像部で顕像化した後にこのパターン顕像を画
    像信号に変換して該画像信号のエッジ強調レベル及びエ
    ッジ欠けレベルの少なくとも一方を検知する検知手段
    と、この検知手段の検知値に基づいて前記プリンタの作
    像動作時に前記デジタル画像信号を処理してエッジ強調
    及びエッジ欠けの少なくとも一方の補正を行う空間デジ
    タルフィルタとを備えたことを特徴とする画像形成装
    置。
  2. 【請求項2】プリンタにて潜像担持体に対してデジタル
    画像信号の書き込みで潜像を形成してこの潜像を現像部
    により顕像化するという作像動作を行う画像形成装置に
    おいて、前記潜像担持体上に所定パターンの潜像を形成
    して前記現像部で顕像化した後にこのパターン顕像のエ
    ッジ強調レベルを検知する検知手段と、この検知手段の
    検知値に基づいて前記プリンタの作像動作時に前記デジ
    タル画像信号における空間周波数の低周波数域を増強さ
    せてエッジ強調の補正を行うローパスデジタルフィルタ
    とを備えたことを特徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】プリンタにて潜像担持体に対してデジタル
    画像信号の書き込みで潜像を形成してこの潜像を現像部
    により顕像化するという作像動作を行う画像形成装置に
    おいて、前記潜像担持体上に所定パターンの潜像を形成
    して前記現像部で顕像化した後にこのパターン顕像のエ
    ッジ欠けレベルを検知する検知手段と、この検知手段の
    検知値に基づいて前記プリンタの作像動作時に前記デジ
    タル画像信号における空間周波数の高周波数域を増強さ
    せてエッジ欠けの補正を行うハイパスデジタルフィルタ
    とを備えたことを特徴とする画像形成装置。
  4. 【請求項4】プリンタにて潜像担持体に対してテジタル
    画像信号の書き込みで潜像を形成してこの潜像を現像部
    により顕像化するという作像動作を行う画像形成装置に
    おいて、前記潜像担持体上に所定パターンの潜像を形成
    して前記現像部で顕像化した後にこのパターン顕像を画
    像信号に変換して該画像信号のエッジ強調レベル及びエ
    ッジ欠けレベルの少なくとも一方を検知する検知手段
    と、この検知手段の検知値に基づいて前記プリンタの作
    像動作時に前記デジタル画像信号における空間周波数の
    低周波数域を増強させてエッジ強調の補正を行い前記デ
    ジタル画像信号における空間周波数の高周波数域を増強
    させてエッジ欠けの補正を行う空間デジタルフィルタと
    を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  5. 【請求項5】プリンタにて潜像担持体に対してデジタル
    画像信号の書き込みで潜像を形成してこの潜像を現像部
    により顕像化するという作像動作を行う画像形成装置に
    おいて、前記潜像担持体上に所定パターンの潜像を形成
    して前記現像部で顕像化した後にこのパターン顕像のト
    ナー付着量をフォトセンサーにより検知してエッジ強調
    レベルを演算するエッジ強調レベル検知手段と、このエ
    ッジ強調レベル検知手段の検知値に基づいて前記プリン
    タの作像動作時に前記デジタル画像信号における空間周
    波数の低周波数域を増強させてエッジ強調の補正を行う
    ローパスデジタルフィルタとを備えたことを特徴とする
    画像形成装置。
  6. 【請求項6】プリンタにて潜像担持体に対してデジタル
    画像信号の書き込みで潜像を形成してこの潜像を現像部
    により顕像化するという作像動作を行う画像形成装置に
    おいて、前記潜像担持体上に所定パターンの潜像を形成
    して前記現像部で顕像化した後にこのパターン顕像のト
    ナー付着量をフォトセンサーにより検知してエッジ欠け
    レベルを演算するエッジ欠けレベル検知手段と、このエ
    ッジ欠けレベル検知手段の検知値に基づいて前記プリン
    タの作像動作時に前記デジタル画像信号における空間周
    波数の高周波数域を増強させてエッジ欠けの補正を行う
    ハイパスデジタルフィルタとを備えたことを特徴とする
    画像形成装置。
  7. 【請求項7】プリンタにて潜像担持体に対してデジタル
    画像信号の書き込みで潜像を形成してこの潜像を現像部
    により顕像化するという作像動作を行う画像形成装置に
    おいて、前記潜像担持体上に所定パターンの潜像を形成
    して前記現像部で顕像化した後にこのパターン顕像のト
    ナー付着量をフォトセンサーにより検知して該フォトセ
    ンサーの出力信号のエッジ強調レベル及びエッジ欠けレ
    ベルの少なくとも一方を演算するエッジ部レベル検知手
    段と、このエッジ部レベル検知手段の検知値に基づいて
    前記プリンタの作像動作時に前記デジタル画像信号にお
    ける空間周波数の低周波数域を増強させてエッジ強調の
    補正を行い、前記画像信号における空間周波数の高周波
    数域を増強させてエッジ欠けの補正を行う空間デジタル
    フィルタとを備えたことを特徴とする画像形成装置。
  8. 【請求項8】プリンタにて潜像担持体に対してデジタル
    画像信号の書き込みで潜像を形成してこの潜像を現像部
    により顕像化するという作像動作を行う画像形成装置に
    おいて、前記潜像担持体上に所定パターンの潜像を形成
    して前記現像部で顕像化した後にこのパターン顕像のト
    ナー付着量をフォトセンサーにより検知する検知手段
    と、この検知手段の検知信号における前記パターン顕像
    中央部付近のトナー付着量に対応する部分の平均値と
    前記検知信号のエッジ部のピーク値の情報からエッジ強
    調レベルを演算するエッジ強調レベル検知手段と、この
    エッジ強調レベル検知手段の検知値に基づいて前記プリ
    ンタの作像動作時に前記デジタル画像信号における空間
    周波数の低周波数域を増強させてエッジ強調の補正を行
    うローパスデジタルフィルタとを備えたことを特徴とす
    る画像形成装置。
  9. 【請求項9】プリンタにて潜像担持体に対してデジタル
    画像信号の書き込みで潜像を形成してこの潜像を現像部
    により顕像化するという作像動作を行う画像形成装置に
    おいて、前記潜像担持体上に所定パターンの潜像を形成
    して前記現像部で顕像化した後にこのパターン顕像のト
    ナー付着量をフォトセンサーにより検知する検知手段
    と、この検知手段の検知信号における前記パターン顕像
    中央部付近のトナー付着量に対応する部分の平均値と
    前記検知信号のエッジ部のピーク値の情報からエッジ欠
    けレベルを演算するエッジ欠けレベル検知手段と、この
    エッジ欠けレベル検知手段の検知値に基づいて前記プリ
    ンタの作像動作時に前記デジタル画像信号における空間
    周波数の高周波数域を増強させてエッジ欠けの補正を行
    うハイパスデジタルフィルタとを備えたことを特徴とす
    る画像形成装置。
  10. 【請求項10】プリンタにて潜像担持体に対してデジタ
    ル画像信号の書き込みで潜像を形成してこの潜像を現像
    部により顕像化するという作像動作を行う画像形成装置
    において、前記潜像担持体上に所定パターンの潜像を形
    成して前記現像部で顕像化した後にこのパターン顕像の
    トナー付着量をフォトセンサーにより検知する検知手段
    と、この検知手段の検知信号における前記パターン顕像
    中央部付近のトナー付着量に対応する部分の平均値と
    前記検知信号のエッジ部のピーク値の情報からエッジ強
    調レベル及びエッジ欠けレベルの少なくとも一方を演算
    するエッジ部レベル検知手段と、このエッジ部レベル検
    知手段の検知値に基づいて前記プリンタの作像動作時に
    前記デジタル画像信号における空間周波数の低周波数域
    を増強させてエッジ強調の補正を行い、前記デジタル画
    像信号における空間周波数の高周波数域を増強させてエ
    ッジ欠けの補正を行う空間デジタルフィルタとを備えた
    ことを特徴とする画像形成装置。
  11. 【請求項11】プリンタにて潜像担持体に対してデジタ
    ル画像信号の書き込みで潜像を形成してこの潜像を現像
    部により顕像化するという作像動作を行う画像形成装置
    において、前記潜像担持体上に所定パターンの潜像を形
    成して前記現像部で顕像化した後にこのパターン顕像の
    トナー付着量をフォトセンサーにより検知する検知手段
    と、この検知手段の検知信号における前記パターン顕像
    中央部付近のトナー付着量に対応する部分の平均値を
    基準レベルとして該基準レベルを基に前記検知信号にお
    ける前記パターン顕像のエッジ部に対応する部分の面積
    を算出してこの面積の情報からエッジ強調レベルを演算
    するエッジ強調レベル検知手段と、このエッジ強調レベ
    ル検知手段の検知値に基づいて前記プリンタの作像動作
    時に前記デジタル画像信号における空間周波数の低周波
    数域を増強させてエッジ強調の補正を行うローパスデジ
    タルフィルタとを備えたことを特徴とする画像形成装
    置。
  12. 【請求項12】プリンタにて潜像担持体に対してデジタ
    ル画像信号の書き込みで潜像を形成してこの潜像を現像
    部により顕像化するという作像動作を行う画像形成装置
    において、前記潜像担持体上に所定パターンの潜像を形
    成して前記現像部で顕像化した後にこのパターン顕像の
    トナー付着量をフォトセンサーにより検知する検知手段
    と、この検知手段の検知信号における前記パターン顕像
    中央部付近のトナー付着量に対応する部分の平均値を
    基準レベルとして該基準レベルを基に前記検知信号にお
    ける前記パターン顕像のエッジ部に対応する部分の面積
    を算出してこの面積の情報からエッジ欠けレベルを演算
    するエッジ欠けレベル検知手段と、このエッジ欠けレベ
    ル検知手段の検知値に基づいて前記プリンタの作像動作
    時に前記デジタル画像信号における空間周波数の高周波
    数域を増強させてエッジ欠けの補正を行うハイパスデジ
    タルフィルタとを備えたことを特徴とする画像形成装
    置。
  13. 【請求項13】プリンタにて潜像担持体に対してデジタ
    ル画像信号の書き込みで潜像を形成してこの潜像を現像
    部により顕像化するという作像動作を行う画像形成装置
    において、前記潜像担持体上に所定パターンの潜像を形
    成して前記現像部で顕像化した後にこのパターン顕像の
    トナー付着量をフォトセンサーにより検知する検知手段
    と、この検知手段の検知信号における前記パターン顕像
    中央部付近のトナー付着量に対応する部分の平均値を
    基準レベルとして該基準レベルを基に前記検知信号にお
    ける前記パターン顕像のエッジ部に対応する部分の面積
    を算出してこの面積の情報からエッジ強調レベル及びエ
    ッジ欠けレベルの少なくとも一方を演算するエッジ部レ
    ベル検知手段と、このエッジ部レベル検知手段の検知値
    に基づいて前記プリンタの作像動作時に前記デジタル画
    像信号における空間周波数の低周波数域を増強させてエ
    ッジ強調の補正を行い、前記デジタル画像信号における
    空間周波数の高周波数域を増強させてエッジ欠けの補正
    を行う空間デジタルフィルタとを備えたことを特徴とす
    る画像形成装置。
  14. 【請求項14】請求項2,5,8又は11記載の画像形
    成装置において、前記補正を写真形成モードで行って文
    字形成モードでは行わないことを特徴とする画像形成装
    置。
  15. 【請求項15】請求項1,2,8,11又は14記載の
    画像形成装置において、前記現像部に直流が重畳された
    交流の現像バイアスを印加する現像バイアス印加手段を
    備え、この現像バイアス印加手段から前記現像部へ印加
    される現像バイアスの振幅及び周波数の少なくとも一方
    を前記検知手段の検知値に基づいて制御してエッジ強調
    の補正を行うことを特徴とする画像形成装置。
  16. 【請求項16】請求項3,6,9又は12記載の画像形
    成装置において、前記補正を文字形成モードで行って写
    真形成モードでは行わないことを特徴とする画像形成装
    置。
  17. 【請求項17】請求項4,7,10又は13記載の画像
    形成装置において、エッジ強調の補正とエッジ欠けの補
    正とを写真形成モードと文字形成モードとの切り換えに
    応じて実行することを特徴とする画像形成装置。
  18. 【請求項18】請求項2,5,8又は11記載の画像形
    成装置において、前記検知手段の検知したエッジ強調レ
    ベルが規定値以上になった時に現像剤の寿命が来たと判
    断する判断手段を備えたことを特徴とする画像形成装
    置。
  19. 【請求項19】請求項3,6,9又は12記載の画像形
    成装置において、前記検知手段の検知したエッジ欠けレ
    ベルが規定値以上になった時に現像剤の寿命が来たと判
    断する判断手段を備えたことを特徴とする画像形成装
    置。
  20. 【請求項20】請求項4,7,10又は13記載の画像
    形成装置において、前記検知手段の検知したエッジ強調
    レベル及びエッジ欠けレベルの少なくとも一方が規定値
    以上になった時に現像剤の寿命が来たと判断する判断手
    段を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  21. 【請求項21】請求項1,2,3,4,5,6,7,
    8,9,10,11,12,13又は14記載の画像形
    成装置において、前記検知手段が前記潜像担持体上に所
    定パターンの潜像を形成して前記現像部で顕像化した後
    に中間転写体に転写してこの中間転写体上のパターン顕
    に対する前記検知手段の検知信号のエッジ強調レベル
    及びエッジ欠けレベルの少なくとも一方を検知すること
    を特徴とする画像形成装置。
  22. 【請求項22】請求項1,2,3,4,5,6,7,
    8,9,10,11,12,13又は14記載の画像形
    成装置において、前記検知手段が前記潜像担持体上に所
    定パターンの潜像を形成して前記現像部で顕像化した後
    に転写体に転写してこの転写体上のパターン顕像に対す
    る前記検知手段の検知信号のエッジ強調レベル及びエッ
    ジ欠けレベルの少なくとも一方を検知することを特徴と
    する画像形成装置。
  23. 【請求項23】プリンタにて潜像担持体に対してデジタ
    ル画像信号の書き込みで潜像を形成してこの潜像を現像
    部により顕像化するという作像動作を行う画像形成装置
    において、前記潜像担持体上に所定パターンの潜像を形
    成して前記現像部で顕像化した後にこのパターン顕像
    撮像素子で画像信号に変換して該画像信号のエッジ強調
    レベル及びエッジ欠けレベルの少なくとも一方を検知す
    る検知手段と、この検知手段の検知値に基づいて前記プ
    リンタの作像動作時に前記デジタル画像信号を処理して
    エッジ強調及びエッジ欠けの少なくとも一方の補正を行
    う空間デジタルフィルタとを備えたことを特徴とする画
    像形成装置。
  24. 【請求項24】プリンタにて現像バイアス印加手段から
    現像部に直流が重畳された交流の現像バイアスを印加
    し、潜像担持体に対して画像信号の書き込みで潜像を形
    成してこの潜像を前記現像部により顕像化するという作
    像動作を行う画像形成装置において、前記潜像担持体上
    に所定パターンの潜像を形成して前記現像部で顕像化し
    た後にこのパターン顕像を撮像素子で画像信号に変換し
    て該画像信号における前記パターン顕像の中央部付近の
    トナー付着量に対応する部分の平均値と前記検知信号の
    エッジ部のピーク値の情報からエッジ強調レベル及びエ
    ッジ欠けレベルの少なくとも一方を検知する検知手段
    と、この検知手段の検知値に基づいて前記現像バイアス
    印加手段を制御して前記プリンタの作像動作時の現像バ
    イアスの振幅及び周波数の少なくとも一方を可変するこ
    とによりエッジ強調及びエッジ欠けの少なくとも一方
    補正を行う補正手段とを備えたことを特徴とする画像形
    成装置。
  25. 【請求項25】請求項1または2記載の画像形成装置に
    おいて、前記検知手段が前記潜像担持体上に所定パター
    ンの各色の潜像を順次に重ねて形成してこれらの潜像を
    前記現像部で各色の現像剤で顕像化して所定パターンの
    カラー画像とした後にこのカラー画像をカラー撮像素子
    により一度で画像信号に変換して該画像信号のエッジ強
    調レベル及びエッジ欠けレベルの少なくとも一方を検知
    することを特徴とする画像形成装置。
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