JP5453327B2 - 画像形成装置および画像形成方法 - Google Patents

画像形成装置および画像形成方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5453327B2
JP5453327B2 JP2011007266A JP2011007266A JP5453327B2 JP 5453327 B2 JP5453327 B2 JP 5453327B2 JP 2011007266 A JP2011007266 A JP 2011007266A JP 2011007266 A JP2011007266 A JP 2011007266A JP 5453327 B2 JP5453327 B2 JP 5453327B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
exposure signal
electrostatic latent
distribution pattern
latent image
exposure
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2011007266A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2012150181A (ja
Inventor
敏明 六尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyocera Document Solutions Inc
Original Assignee
Kyocera Document Solutions Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kyocera Document Solutions Inc filed Critical Kyocera Document Solutions Inc
Priority to JP2011007266A priority Critical patent/JP5453327B2/ja
Publication of JP2012150181A publication Critical patent/JP2012150181A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5453327B2 publication Critical patent/JP5453327B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Exposure Or Original Feeding In Electrophotography (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)

Description

本発明は、画像形成装置および画像形成方法に関するものである。
電子写真方式の画像形成装置において、感光体上に形成される静電潜像のエッジ部分に縁端電界によってトナーが過供給されるエッジ効果が発生することが知られている。
そのようなエッジ効果に対する補正を行う画像形成装置が提案されている(例えば、特許文献1,2参照)。
特許文献1に記載の画像形成装置は、2値化前の画像データに対してローパスフィルターを適用して、エッジ効果を軽減させている。
また、特許文献2に記載の画像形成装置は、感光体ドラム上のトナー画像を光学的に検出し、その検出結果による濃度分布に基づいてエッジ効果の度合いを特定し、その度合いに応じたフィルターを2値化前の画像データに適用して、エッジ効果を軽減させている。
特開昭61−242468号公報 特開平06−060181号公報
上述の技術では、画像データに対する画像処理によりエッジ効果を軽減させているが、画像データを単純にフィルタリングしてエッジ部分を加工しているため、静電潜像(特にエッジ部分)が正確に描画されなくなる可能性がある。
本発明は、上記の問題に鑑みてなされたものであり、静電潜像の分布パターンおよびその分布パターンに基づく電界強度分布パターンをモデル化することで、エッジ部分を正確に描画しつつエッジ効果を軽減することができる画像形成装置および画像形成方法を得ることを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明では以下のようにした。
本発明に係る画像形成装置は、感光体と、露光信号に基づき光を感光体へ照射して静電潜像を形成させる露光装置と、露光信号を露光装置へ供給する制御部とを備える。そして、制御部は、補正前の露光信号に基づいて静電潜像の分布パターンを特定し、静電潜像の分布パターンに基づいて注目画素の電界変動度を特定し、その電界変動度と静電潜像の分布パターンにおける注目画素の値との積に所定のゲインを乗じて露光信号の補正量を計算して露光信号を補正し、補正後の露光信号を露光装置へ供給する。
これにより、静電潜像の分布パターンおよびその分布パターンに基づく電界強度分布パターンがモデル化されているため、エッジ部分を正確に描画しつつエッジ効果を軽減することができる。また、孤立ドットなどの、トナー現像されにくい箇所を正確に描画することができる。
また、本発明に係る画像形成装置は、上記の画像形成装置に加え、次のようにしてもよい。この場合、制御部は、補正前の露光信号の分布パターンに対してローパスフィルターを適用して静電潜像の分布パターンを特定する。
また、本発明に係る画像形成装置は、上記の画像形成装置のいずれかに加え、次のようにしてもよい。この場合、ローパスフィルターは、ガウシアンフィルターである。
これにより、露光装置からの光により感光体上に形成される静電潜像の分布パターンが正確に特定される。
また、本発明に係る画像形成装置は、上記の画像形成装置のいずれかに加え、次のようにしてもよい。この場合、制御部は、静電潜像の分布パターンにおける各画素による電界強度分布パターンに基づいて注目画素の電界変動度を特定する。
これにより、注目画素の電界変動度が正確に特定される。
また、本発明に係る画像形成装置は、上記の画像形成装置のいずれかに加え、次のようにしてもよい。この場合、制御部は、補正後の露光信号をパルス幅変調し、パルス幅変調された補正後の露光信号を感光体へ照射する光量を制御する。
これにより、補正後の露光信号に基づいて、エッジ効果によるトナーの過供給が抑制される。
また、本発明に係る画像形成装置は、上記の画像形成装置のいずれかに加え、次のようにしてもよい。この場合、制御部は、補正後の露光信号をパルス振幅変調し、パルス振幅変調された補正後の露光信号を感光体へ照射する光量を制御する。
これにより、補正後の露光信号に基づいて、エッジ効果によるトナーの過供給が抑制される。
本発明に係る画像形成方法は、感光体と、露光信号に基づき光を感光体へ照射して静電潜像を形成させる露光装置とを備える画像形成装置における画像形成方法であって、補正前の露光信号に基づいて静電潜像の分布パターンを特定し、その静電潜像の分布パターンに基づいて注目画素の電界変動度を特定し、その電界変動度と静電潜像の分布パターンにおける注目画素の値との積に所定のゲインを乗じて露光信号の補正量を計算して露光信号を補正し、補正後の露光信号を露光装置へ供給する。
これにより、静電潜像の分布パターンおよびその分布パターンに基づく電界強度分布パターンがモデル化されているため、エッジ部分を正確に描画しつつエッジ効果を軽減することができる。
本発明によれば、画像形成装置において、静電潜像の分布パターンおよびその分布パターンに基づく電界強度分布パターンがモデル化されているため、エッジ部分を正確に描画しつつエッジ効果を軽減することができる。
図1は、本発明の実施の形態に係る画像形成装置の機械的な内部構成の一部を示す側面図である。 図2は、本発明の実施の形態に係る画像形成装置の電気的な構成の一部を示すブロック図である。 図3は、実施の形態1における露光信号補正部の構成を示すブロック図である。 図4は、図3における静電潜像予測部のフィルター係数の一例を示す図である。 図5は、図3における電界変動予測部のフィルター係数の一例を示す図である。 図6は、補正前の露光信号の値の分布パターンの一例を示す図である。 図7は、実施の形態1における静電潜像予測部により、図6の露光信号から得られる静電潜像の分布パターンの一例を示す図である。 図8は、実施の形態1における露光信号補正部により、図6の露光信号から得られる補正後の露光信号の分布パターンの一例を示す図である。 図9は、図6に示す補正前の露光信号による静電潜像の分布パターンのシミュレーション結果を示す図である。 図10は、実施の形態1における露光信号補正部により図6の露光信号を補正した後の露光信号による静電潜像の分布パターンのシミュレーション結果を示す図である。 図11は、補正前の露光信号の値の分布パターンの別の例を示す図である。 図12は、実施の形態1における静電潜像予測部により、図11の露光信号から得られる静電潜像の分布パターンの一例を示す図である。 図13は、実施の形態1における露光信号補正部により、図11の露光信号から得られる補正後の露光信号の分布パターンの一例を示す図である。 図14は、図11に示す補正前の露光信号による静電潜像の分布パターンのシミュレーション結果を示す図である。 図15は、実施の形態1における露光信号補正部により図11の露光信号を補正した後の露光信号による静電潜像の分布パターンのシミュレーション結果を示す図である。 図16は、実施の形態2における露光信号補正部の構成を示すブロック図である。 図17は、実施の形態2における露光信号補正部により、図6の露光信号から得られる補正後の露光信号の分布パターンの一例を示す図である。 図18は、実施の形態2における露光信号補正部により図6の露光信号を補正した後の露光信号による静電潜像の分布パターンのシミュレーション結果を示す図である。 図19は、実施の形態2における露光信号補正部により、図11の露光信号から得られる補正後の露光信号の分布パターンの一例を示す図である。 図20は、実施の形態2における露光信号補正部により図11の露光信号を補正した後の露光信号による静電潜像の分布パターンのシミュレーション結果を示す図である。
以下、図に基づいて本発明の実施の形態を説明する。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態に係る画像形成装置の機械的な内部構成の一部を示す側面図である。この画像形成装置は、プリンター、ファクシミリ装置、複写機、複合機などといった電子写真方式の印刷機能を有する装置である。
この実施の形態の画像形成装置は、タンデム方式のカラー現像装置を有する。このカラー現像装置は、感光体ドラム1a〜1d、露光装置2および現像ユニット3a〜3dを有する。感光体ドラム1a〜1dは、シアン、マゼンタ、イエローおよびブラックの4色の感光体である。
露光装置2は、感光体ドラム1a〜1dへレーザー光を走査しつつ照射して静電潜像を形成する装置である。レーザー光は、感光体ドラム1a〜1dの回転方向(副走査方向)に垂直な方向(主走査方向)に走査される。露光装置2は、レーザー光の光源であるレーザーダイオード、およびそのレーザー光を感光体ドラム1a〜1dへ導く光学素子(レンズ、ミラー、ポリゴンミラーなど)を含むレーザースキャニングユニットを有する。
さらに、感光体ドラム1a〜1dの周囲には、スコロトロン等の帯電器、クリーニング装置、除電器などが配置されている。クリーニング装置は、1次転写後に、感光体ドラム1a〜1d上の残留トナーを除去し、除電器は、1次転写後に、感光体ドラム1a〜1dを除電する。
現像ユニット3a〜3dは、シアン、マゼンタ、イエローおよびブラックの4色のトナーがそれぞれ充填されるトナーカートリッジと、トナーカートリッジ内のトナーホッパーから搬送されてくるトナーを感光体ドラム1a〜1dへ付着させる現像器とを有し、そのトナーを感光体ドラム1a〜1d上の静電潜像に付着させてトナー画像を形成する。
感光体ドラム1aおよび現像ユニット3aにより、マゼンタの現像が行われ、感光体ドラム1bおよび現像ユニット3bにより、シアンの現像が行われ、感光体ドラム1cおよび現像ユニット3cにより、イエローの現像が行われ、感光体ドラム1dおよび現像ユニット3dにより、ブラックの現像が行われる。
中間転写ベルト4は、感光体ドラム1a〜1dに接触し、感光体ドラム1a〜1d上のトナー画像を1次転写される環状の像担持体(中間転写体)である。中間転写ベルト4は、駆動ローラー5に張架され、駆動ローラー5からの駆動力によって、感光体ドラム1dとの接触位置から感光体ドラム1aとの接触位置への方向へ周回していく。
転写ローラー6は、搬送されてくる用紙を中間転写ベルト4に接触させ、中間転写ベルト4上のトナー画像を用紙に2次転写する。なお、トナー画像を転写された用紙は、定着器9へ搬送され、トナー画像が用紙へ定着される。
ローラー7は、クリーニングブラシを有し、クリーニングブラシを中間転写ベルト4に接触させ、用紙へのトナー画像の転写後に中間転写ベルト4に残ったトナーを除去する。
センサー8は、中間転写ベルト4に光線を照射し、中間転写ベルト4の表面またはその表面上のトナーパターンからの反射光を検出する。例えば、センサー8は、トナー濃度調整の際に、中間転写ベルト4の所定の領域に光線を照射し光線の反射光を検出し、その光量に応じた電気信号を出力する。
図2は、本発明の実施の形態に係る画像形成装置の電気的な構成の一部を示すブロック図である。この画像形成装置は、プリントエンジン11、およびコントローラー12を有する。
図2において、プリントエンジン11は、図1に示す電子写真プロセスや用紙搬送の駆動系および露光装置2を制御する回路である。プリントエンジン11は、コントローラー12からの画像データに従って印刷を実行する。例えば、用紙搬送の駆動系は、印刷用紙の給紙、上述の現像装置および定着器9への印刷用紙の搬送、印刷用紙の印刷完了後の排紙などを行うローラー等を駆動するモーターなどである。例えば、電子写真プロセスの駆動系は、感光体ドラム1a〜1d、中間転写ベルト4などを駆動するモーターや、露光装置2のレーザースキャニング用モーターなどである。
コントローラー12は、色補正、ハーフトーニングなどの画像処理後の各色についての画像データをプリントエンジン11に供給する。
プリントエンジン11は、露光信号生成部21と露光信号補正部22とを有する。露光信号生成部21は、コントローラー12からの画像データに基づいて露光信号を生成する。露光信号は、コントローラー12からの画像データに基づき、各画素について光を照射するか否かを示す。
露光信号補正部22は、露光信号生成部21により生成された露光信号を補正する。露光信号補正部22は、補正前の露光信号に基づいて静電潜像の分布パターンを特定し、静電潜像の分布パターンに基づいて注目画素の電界変動度を特定し、電界変動度に基づいて露光信号を補正し、補正後の露光信号を露光装置へ供給する。
図3は、実施の形態1における露光信号補正部22の構成を示すブロック図である。
図3において、静電潜像予測部31は、露光信号から静電潜像の分布パターンを特定する。静電潜像予測部31は、補正前の露光信号の分布パターンに対してローパスフィルターを適用して静電潜像の分布パターンを特定する。この実施の形態1では、このローパスフィルターは、ガウシアンフィルターである。
図4は、図3における静電潜像予測部31のフィルター係数の一例を示す図である。静電潜像予測部31は、予め設定されている主走査方向および副走査方向についてのガウス分散値に基づいてフィルター係数を決定する。図4に示すフィルター係数は、ガウス分散値がそれぞれ0.81であるガウシアンフィルターのフィルター係数である。フィルター係数の総和はほぼ1とされる。なお、このガウス分散値は、露光装置2から照射されるレーザー光のプロファイルに基づいて指定される。
注目画素についての静電潜像予測部31の出力値(つまり、図4の中心画素(i=0,j=0)についての出力値)は、各周辺画素(i,j)についての露光信号の値とその画素(i,j)についてのフィルター係数との積の総和とされる。
また、電界変動予測部32は、静電潜像予測部31により得られた静電潜像の分布パターンに基づいて、注目画素の電界変動度を計算する。電界変動予測部32は、静電潜像の分布パターンにおける各画素による電界強度分布パターンに基づいて注目画素の電界変動度を特定する。ここでは、各画素による電界強度分布パターンが、画素からの距離の2乗に反比例するものとされている。
図5は、図3における電界変動予測部32のフィルター係数の一例を示す図である。注目画素(図5の中心画素)についてのフィルター係数は0とされ、フィルター係数の総和はほぼ1とされる。
注目画素についての電界変動予測部32の出力値(つまり、図5の中心画素についての出力値)は、各周辺画素(i,j)についての静電潜像予測部31の出力値とその画素(i,j)についてのフィルター係数との積の総和から、注目画素についての静電潜像予測部31の出力値を減算した値とされる。
乗算部33は、電界変動予測部32により得られた注目画素の電界変動度に所定のゲインを乗じて露光信号の補正量を計算する。
減算部34は、乗算部33により得られた注目画素の補正量を、露光信号における注目画素についての値から減算する。これにより、露光信号が補正される。
露光信号補正部22は、この補正後の露光信号をパルス幅変調および/またはパルス振幅変調をして、その変調された補正後の露光信号で露光装置2を動作させ、感光体ドラム1a〜1dへ照射する光量を制御する。パルス幅変調では、各画素についての露光信号の値に応じた時間だけ一定の振幅を有する信号が生成される。その振幅を有する期間はその画素に対応する露光装置2による走査期間の中心を中心として設定される。
このようにして、各画素に対応する露光期間内において光を照射する時間または光強度が、その画素についての露光信号の補正後の値に対応して決定される。
次に、上記画像形成装置の動作について説明する。
プリントエンジン11では、コントローラー12から画像データが供給されると、露光信号生成部21が、その画像データに基づいて露光信号を生成する。
そして、露光信号補正部22は、その露光信号に対する補正を行う。そして、プリントエンジン11は、補正後の露光信号の値に対応するパルス幅および/またはパルス振幅で露光装置2を動作させて光を感光体ドラム1a〜1dに照射させて静電潜像を形成させる。
露光信号補正部22では、静電潜像予測部31は、補正前の露光信号を所定ライン数のラインバッファーで順次保持し、そのラインバッファーに保持されている露光信号の画素値に対して図4に示すようなフィルターを適用して、注目画素(中心画素)の静電潜像レベル(負電荷量に対応する)を計算する。
次に、電界変動予測部32は、静電潜像予測部31の出力を所定ライン数のラインバッファーで順次保持し、そのラインバッファーに保持されている値に対して図5に示すようなフィルターを適用して、注目画素(中心画素)の電界強度の変動量を計算する。
そして、乗算部33により注目画素の電界強度の変動量に対して所定のゲインが乗算されて、注目画素に対する補正量が計算される。このゲインの値は、実験などにより予め決定されている。
減算部34により、この補正量が、注目画素の補正前の露光信号の値から減算されて、補正後の露光信号の値が計算される。
補正前の露光信号の値は、多値化(例えば2値化)されている場合であっても、補正後の露光信号の値は、多値化において取り得る複数の値の中間値となることもある。そして、その補正後の露光信号の値に応じて露光装置2から出射される光のパルス幅やパルス振幅(強度)が調節される。
このようにして、露光装置2による光の照射による静電潜像の分布パターンと、その静電潜像の分布パターンによる電界強度の分布パターンがモデル化されているため、正確にエッジ効果が予測され、そのエッジ効果の軽減が的確に行われる。また、2値化前の原画像データについては加工をしないため、原画像データの加工に起因する印刷画像の劣化が発生しない。
ここで、実施の形態1に関する具体的な例を示す。
第1の例.
図6は、補正前の露光信号の値の分布パターンの一例を示す図である。図7は、実施の形態1における静電潜像予測部31により、図6の露光信号から得られる静電潜像の分布パターンの一例を示す図である。図8は、実施の形態1における露光信号補正部22により、図6の露光信号から得られる補正後の露光信号の分布パターンの一例を示す図である。
図9は、図6に示す補正前の露光信号による静電潜像の分布パターンのシミュレーション結果を示す図である。図10は、実施の形態1における露光信号補正部22により図6の露光信号を補正した後の露光信号による静電潜像の分布パターンのシミュレーション結果を示す図である。
図6〜図8に示すように露光信号が補正される。これにより、図9および図10に示すように、実際に感光体ドラム1a〜1d上に形成される静電潜像の分布パターンが補正される。なお、図7、図9および図10に示す静電潜像の分布パターンは、負電荷量の分布を示しており、図9と図10とを比べると、図10の静電潜像の分布パターンのエッジ部分が緩やかになっている。
第2の例.
図11は、補正前の露光信号の値の分布パターンの別の例を示す図である。図12は、実施の形態1における静電潜像予測部31により、図11の露光信号から得られる静電潜像の分布パターンの一例を示す図である。図13は、実施の形態1における露光信号補正部22により、図11の露光信号から得られる補正後の露光信号の分布パターンの一例を示す図である。
図14は、図11に示す補正前の露光信号による静電潜像の分布パターンのシミュレーション結果を示す図である。図15は、実施の形態1における露光信号補正部22により図11の露光信号を補正した後の露光信号による静電潜像の分布パターンのシミュレーション結果を示す図である。
図11〜図13に示すように露光信号が補正される。これにより、図14および図15に示すように、実際に感光体ドラム1a〜1d上に形成される静電潜像の分布パターンが補正される。なお、図12、図14および図15に示す静電潜像の分布パターンは、負電荷量の分布を示しており、図14と図15とを比べると、図15の静電潜像の分布パターンのエッジ部分が緩やかになっている。
以上のように、上記実施の形態1によれば、プリントエンジン11は、補正前の露光信号に基づいて静電潜像の分布パターンを特定し、静電潜像の分布パターンに基づいて注目画素の電界変動度を特定し、電界変動度に基づいて露光信号を補正し、補正後の露光信号を露光装置2へ供給する。
これにより、静電潜像の分布パターンおよびその分布パターンに基づく電界強度分布パターンがモデル化されているため、エッジ部分を正確に描画しつつエッジ効果を軽減することができる。
また、上記実施の形態1によれば、露光装置2による露光量が直接的に制御されるため、エッジ部分についての露光信号の補正前の値が中間値となっていても、エッジ形状の変化が少なくて済む。
実施の形態2.
本発明の実施の形態2に係る画像形成装置は、実施の形態1に係る画像形成装置と同一の基本的な構成を有する。ただし、実施の形態2における露光信号補正部22は、実施の形態1における露光信号補正部22と異なる。以下、実施の形態2における露光信号補正部22について説明し、実施の形態2に係る画像形成装置のその他の構成については、実施の形態1のものと同一であるので、その説明を省略する。
図16は、実施の形態2における露光信号補正部22の構成を示すブロック図である。図16における静電潜像予測部31、電界変動予測部32、乗算部33、および減算部34は、実施の形態1(図3)のものと同様である。
実施の形態2における露光信号補正部22では、乗算部41が、注目画素についての電界変動予測部32の出力値と静電潜像予測部31の出力値との積を計算し、乗算部33は、乗算部41の出力値に所定のゲインを乗じて露光信号の補正量を計算する。
ここで、実施の形態2に関する具体的な例を示す。
第1の例.
図17は、実施の形態2における露光信号補正部22により、図6の露光信号から得られる補正後の露光信号の分布パターンの一例を示す図である。図18は、実施の形態2における露光信号補正部22により図6の露光信号を補正した後の露光信号による静電潜像の分布パターンのシミュレーション結果を示す図である。
実施の形態1(図8および図10)に比べると、実施の形態2では、孤立ドットの静電潜像レベルが改善されている。
第2の例.
図19は、実施の形態2における露光信号補正部22により、図11の露光信号から得られる補正後の露光信号の分布パターンの一例を示す図である。図20は、実施の形態2における露光信号補正部22により図11の露光信号を補正した後の露光信号による静電潜像の分布パターンのシミュレーション結果を示す図である。
以上のように、上記実施の形態2によれば、プリントエンジン11は、電界変動度と静電潜像の分布パターンにおける注目画素の値との積に所定のゲインを乗じて露光信号の補正量を計算する。
これにより、孤立ドットなどの、トナー現像されにくい箇所を正確に描画することができる。ひいては、エッジ周辺の、ドットのない箇所へのトナー付着を抑制することができる。
なお、上述の各実施の形態は、本発明の好適な例であるが、本発明は、これらに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々の変形、変更が可能である。
例えば、上記の各実施の形態に係る画像形成装置は、カラー画像形成装置であるが、モノクロ画像形成装置でもよい。
また、上記の各実施の形態において、露光信号におけるドット数をカウントし、そのカウント値に基づいてトナー消費量を計算するようにしてもよい。上述の実施の形態によれば、エッジ部分とエッジ以外の部分でのトナー供給量が一定になるので、露光信号におけるドット数のカウント値から正確にトナー消費量を計算することができる。
本発明は、例えば、電子写真方式の画像形成装置に適用可能である。
1a〜1d 感光体ドラム(感光体の一例)
2 露光装置
11 プリントエンジン(制御部の一例)

Claims (7)

  1. 感光体と、
    露光信号に基づき光を前記感光体へ照射して静電潜像を形成させる露光装置と、
    前記露光信号を前記露光装置へ供給する制御部とを備え、
    前記制御部は、補正前の前記露光信号に基づいて前記静電潜像の分布パターンを特定し、前記静電潜像の分布パターンに基づいて注目画素の電界変動度を特定し、前記電界変動度と前記静電潜像の分布パターンにおける注目画素の値との積に所定のゲインを乗じて前記露光信号の補正量を計算して前記露光信号を補正し、補正後の前記露光信号を前記露光装置へ供給すること、
    を特徴とする画像形成装置。
  2. 前記制御部は、補正前の前記露光信号の分布パターンに対してローパスフィルターを適用して前記静電潜像の分布パターンを特定することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記ローパスフィルターは、ガウシアンフィルターであることを特徴とする請求項記載の画像形成装置。
  4. 前記制御部は、前記静電潜像の分布パターンにおける各画素による電界強度分布パターンに基づいて注目画素の電界変動度を特定することを特徴とする請求項1から請求項のうちのいずれか1項記載の画像形成装置。
  5. 前記制御部は、補正後の前記露光信号をパルス幅変調し、パルス幅変調された前記補正後の露光信号を前記感光体へ照射する光量を制御することを特徴とする請求項1から請求項のうちのいずれか1項記載の画像形成装置。
  6. 前記制御部は、補正後の前記露光信号をパルス振幅変調し、パルス振幅変調された前記補正後の露光信号を前記感光体へ照射する光量を制御することを特徴とする請求項1から請求項のうちのいずれか1項記載の画像形成装置。
  7. 感光体と、露光信号に基づき光を前記感光体へ照射して静電潜像を形成させる露光装置とを備える画像形成装置における画像形成方法において、
    補正前の前記露光信号に基づいて前記静電潜像の分布パターンを特定し、
    前記静電潜像の分布パターンに基づいて注目画素の電界変動度を特定し、
    前記電界変動度と前記静電潜像の分布パターンにおける注目画素の値との積に所定のゲインを乗じて前記露光信号の補正量を計算して前記露光信号を補正し、
    補正後の前記露光信号を前記露光装置へ供給すること、
    を特徴とする画像形成方法。
JP2011007266A 2011-01-17 2011-01-17 画像形成装置および画像形成方法 Expired - Fee Related JP5453327B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011007266A JP5453327B2 (ja) 2011-01-17 2011-01-17 画像形成装置および画像形成方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011007266A JP5453327B2 (ja) 2011-01-17 2011-01-17 画像形成装置および画像形成方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2012150181A JP2012150181A (ja) 2012-08-09
JP5453327B2 true JP5453327B2 (ja) 2014-03-26

Family

ID=46792502

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011007266A Expired - Fee Related JP5453327B2 (ja) 2011-01-17 2011-01-17 画像形成装置および画像形成方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5453327B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6296868B2 (ja) * 2014-04-08 2018-03-20 キヤノン株式会社 画像形成装置
JP6955670B2 (ja) * 2017-09-08 2021-10-27 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像形成装置およびトナー量算出方法
JP2019049591A (ja) * 2017-09-08 2019-03-28 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像形成装置およびトナー量算出方法

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3373556B2 (ja) * 1992-08-06 2003-02-04 株式会社リコー 画像形成装置
JP3668373B2 (ja) * 1998-07-29 2005-07-06 シャープ株式会社 画像形成装置
JP2004050611A (ja) * 2002-07-19 2004-02-19 Fuji Photo Film Co Ltd 画像記録装置
JP4718973B2 (ja) * 2005-11-10 2011-07-06 株式会社リコー 現像剤消費量検出方法、画像形成装置、および現像剤消費量検出装置
JP5317467B2 (ja) * 2007-02-23 2013-10-16 キヤノン株式会社 画像形成装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2012150181A (ja) 2012-08-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5511696B2 (ja) 画像形成装置およびトナー量算出方法
JP5269012B2 (ja) 画像形成装置
CN109471342B (zh) 图像形成装置和色粉量计算方法
JP5453327B2 (ja) 画像形成装置および画像形成方法
JP5501212B2 (ja) 画像形成装置およびトナー量算出方法
JP6955670B2 (ja) 画像形成装置およびトナー量算出方法
CN109471343B (zh) 图像形成装置和色粉量计算方法
CN109471340B (zh) 图像形成装置和色粉量计算方法
JP6129118B2 (ja) 画像形成装置およびキャリブレーション方法
JP5453231B2 (ja) 画像形成装置およびトナー量算出方法
US10514648B2 (en) Image forming apparatus and toner amount calculating method
CN109471341B (zh) 图像形成装置和色粉量计算方法
JP6057873B2 (ja) 画像形成装置およびトナー量算出方法
JP6394993B2 (ja) 画像形成装置およびトナー消費量算出方法
JP5918119B2 (ja) 画像形成装置
JP6210323B2 (ja) 画像形成装置
JP6264281B2 (ja) 画像形成装置
JP2012242762A (ja) 画像形成装置
JP2007147882A (ja) 画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20121221

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130925

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20131002

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20131122

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20131211

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140106

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5453327

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees