JP3372672B2 - 背表紙印字装置を備える製本装置 - Google Patents

背表紙印字装置を備える製本装置

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JP3372672B2
JP3372672B2 JP22175194A JP22175194A JP3372672B2 JP 3372672 B2 JP3372672 B2 JP 3372672B2 JP 22175194 A JP22175194 A JP 22175194A JP 22175194 A JP22175194 A JP 22175194A JP 3372672 B2 JP3372672 B2 JP 3372672B2
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  • Folding Of Thin Sheet-Like Materials, Special Discharging Devices, And Others (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は背表紙印字装置を備える
製本装置、詳細には、例えば、製本前の背表紙、詳しく
は製本完成品の背表紙に印字可能な製本装置に関するも
のである。
【0002】尚、背表紙はテープ状のものも本と同じ大
きさのものも含むし、製本手段はのりでも何でもよい。
【0003】
【従来の技術】従来、背表紙に印字された製本物をオン
ラインで提供する製本装置は、提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来例
であると、印字手段による印字のフォントサイズが一定
の場合、製本束厚さによって背表紙の領域が変わるため
背表紙領域に印字が収まらない恐れがある。
【0005】本発明は上述従来例に鑑みてなされたもの
で、製本束厚が変化しても良好な背表紙印字ができるよ
うにした、背表紙印字装置を備える製本装置を提供する
ことを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段および作用】上記目的を達
成するため本出願に係る発明は、シート束に背表紙をは
り付けるはり付手段と、製本完成品あるいは製本用背表
紙(バインドテープ)に印字を行う印字手段と、を具備す
る、背表紙印字装置を備える製本装置において、前記印
字手段の制御手段と、印字の入力手段と、製本束あるい
は製本前未とじ束の束厚検知手段とを有し、前記印字入
力手段で印字入力を行う際に文字サイズが選択自在であ
り、前記印字手段の制御手段は、前記印字入力手段によ
り選択される文字サイズの上限が前記束厚検知手段によ
り検知された束厚よりも小さくなるように、前記文字サ
イズの入力範囲を制限することを特徴とする。
【0007】更に、本出願に係る発明は、製本完成品あ
るいは製本用背表紙への印字の入力手段を有する製本装
置と接続可能な装置と、前記印字入力手段と通信可能な
インターフェース部と、印字手段及び印字手段の制御手
段とを有する製本装置とを接続するオンライン装置にお
いて、前記印字入力手段は印字入力を行う際に文字サイ
ズが選択自在であり、製本束あるいは製本前未とじ束の
束厚検知手段を有し、前記印字手段の制御手段は、前記
印字入力手段により選択される文字サイズの上限が前記
束厚検知手段により検知された束厚よりも小さくなるよ
うに、前記文字サイズの入力範囲を制限することを特徴
とする。
【0008】
【実施例】
(第1の実施例)以下、図を用いて本発明の実施例の説
明を行う。
【0009】図1は本発明の特徴を最もよく表すオンラ
イン装置の側断面図であり、同図において、オンライン
装置1は読み取り・給紙装置201、画像形成装置20
2、製本装置203及び仕分け収納装置204を接続し
たものから構成されている。
【0010】読み取り・給紙装置201は、不図示の原
稿が設定される原稿設定部2とこれを読み取り走査する
光学系3を上部に有し、下部には異なるサイズのシート
Sを積載した複数の給紙デッキ6、7と、シートSを給
紙する給紙部9、10とが配設されている。
【0011】給紙されたシートSは、シート搬送路11
を介して画像形成装置202のシート搬送路12へ搬送
される。符号13は、上記光学系3により読み取られた
画像情報に基づいてレーザー光を走査するレーザスキャ
ナ、15はレーザスキャナ13により走査されてトナー
像が形成される画像形成部を示す。画像形成部15によ
って画像形成されたシートSは、搬送ベルト16、搬送
ローラ対17により、後続の製本装置203のシート搬
送路19へ搬送される。
【0012】製本装置203は、シート搬送路19から
分岐した搬送されるシートSを収納して整合するシート
整合トレイ41、シート先端が突き当てられる突き当て
部材59、整合されたシート束、及びバインドテープを
加熱するテープ加熱装置56と、製本完成品を搬送する
上下動自在のキャリッジ60と、製本完成品を収納する
スタッカ71、72などを備えている。
【0013】仕分け収納装置204において、符号25
はシート搬送路23を搬送されるシート材Sを搬送パス
26に伝達するエレベータ、27は搬送パス26の複数
の分岐部にそれぞれ配設された搬送ローラ対、29は各
分岐部で分岐されたシート材Sを対応させて排出する排
出トレイ30に排出する排出ローラ対を示している。ま
た、製本装置203から排出される製本完成品は、エレ
ベータ25及び搬送ローラ対31を介して排出口32か
ら機外に排出する事が出来る。
【0014】なお、製本装置は、仕分け収納装置204
が接されていない場合には、第1の排出口19bに、排
出されたシートを積載する積載トレイ(図示略)と、前
記第2の排出口139に、排出された製本完成品を積載
する積載トレイ(図示略)と、がそれぞれ接続されてい
る。
【0015】次に、製本装置203の詳細を図2に示
す。
【0016】同図において、製本装置203は、画像形
成装置202から搬送されるシート材Sのシート搬送路
19を有していて、両端部に第1の搬入口19a、第1
の排出口19bがそれぞれ形成されている。シート搬送
路19に沿って、上流側から搬入ローラ20(図1参
照)、複数の搬送ローラ対21、排出ローラ22などが
それぞれ配設されている。搬入ローラ20の下流側近傍
には、フラッパ36(分岐手段)が配設されていて、シ
ート搬送路19をガイド部33に分岐している。上記分
岐手段36が作動されて、シート材Sをガイド部33へ
導くか、作動しない場合は、シート材Sはそのまま搬送
路19内を搬送される。
【0017】ガイド部33の下流側には、上ガイド板4
3を有するシート整合トレイ41が配設されていて、そ
の先端部側にはシート材Sが突き当たる突き当て部材5
9が配設されている。搬送ローラ対39によりシート整
合トレイ41に搬入されるシート材Sは、一端部(図中
左上端部を揺動中心として回動自在のベルトからなる
掃き寄せ部材(掃き寄せ手段)49により、突き当て部
材59側へ寄せられて突き当て整合される。
【0018】また、シートの幅方向の整合は、幅寄せ手
段50によって、不図示の基準側に寄せられて行われ
る。上ガイド板43の上部に配設したファン(送風装
置)46は、整合トレイ41に搬入されるシート材Sを
エアーで押さえ付けて、折り畳まれたシート材Sの膨ら
みを防止するものである。符号53は、指定枚数のシー
ト束を挟持するクランプ部材53を示している。
【0019】また、符号42は、シート束の補助ガイド
プレート、55は、ストップフィンガ(一冊分のシート
束が収納されると作動して、次のシート束の先頭の数枚
を一時的に貯留する)を示している。
【0020】整合トレイ41に一冊分の製本用シート束
が搬入されて整合されると、クランプ部材53が作動し
てシート束S1がクランプされる。複数部の製本を行う
際には、この時、同時にストップフィンガー55が作動
して、整合が完了しクランプ部材53でクランプされた
シート束S1が整合トレイ41から搬出されるまで次の
冊束の先頭から数枚を(S2、…、)一時的に貯留しは
じめる。
【0021】続いて、クランプ部材53はシート束S1
をクランプして背面当接位置Hに向かって直線移動する
(シート束に無理なストレスをかけないように)。この
時クランプ部材53の移動に略連動して、整合トレイ4
1の下部より補助ガイドプレート42がシート束S1と
平行に略等速に背面当接位置H近傍まで移動して、シー
ト束S1の下面をガイドしている。
【0022】クランプ部材53によってシート束S1が
整合トレイ41から搬出されると、突き当て部材59が
突き当て位置に復帰し、ストップフィンガー55が貯留
位置から退避位置に退避して貯留していた数枚のシート
を整合トレイ内に位置させると共に継続して整合トレイ
内にされてくるシートS3を整合する。
【0023】シート束S1はクランプ部材53にクラン
プされ下面を補助ガイドプレート42によってガイドさ
れつつ直線的に(無理なストレスをかけられることな
く)移動され背面当接位置Hに設定される。
【0024】なお、突き当て部材59とヒータ56との
距離は製本する束の大きさより長くなっている。
【0025】図3に示すように、テープリール77Aか
ら繰り出されるバインドテープ77はカッタ79により
切断される。続いて、印字部において背面に印字され、
テープ搬送キャリッジによりテープリール77Aの高さ
からテープ加熱装置56の高さに搬送される。さらに、
キャリッジ内からテープ加熱装置56に搬送されてテー
プ供給が完了する。
【0026】続いて、テープ加熱装置56がテープ側に
移動してバインドテープ77の予熱を開始する。前記シ
ート束S1はこのタイミングで背面当接位置H(図2
(a))に設定され、シート束がトレイ41からHの位
置まで運ばれて、背面のバインドが行われる。シート束
S1の背面のバインドが完了すると、サイドヒータ5
1、52がテープガイドを退避させながらバインドテー
プ77の端部を持ち上げつつ側面のバインドを開始す
る。バインドテープ77の折り曲げ部の仕上げを行うた
めにサイドヒータ51、52はシート束のサイドの加圧
を行い(図2(b))、バインドが完了するとサイドヒ
ータ51、52での加圧が解除される。
【0027】続いてシート束搬送手段であるクランプ部
材53が、製本完成品を背面当接位置Hより退避させ、
キャリッジ60への受渡し位置へと移送する。
【0028】キャリッジ60は、背面当接位置Hでシー
ト束が製本されている間に、キャリッジ60内のシート
束支持棒605とシート束後端支持板604とが回転軸
606を中心に回動し、シート束支持棒605はシート
束の下面を補助ガイドプレート42と共に支持する(シ
ート束支持棒605が図2に示すD方向に動く)。
【0029】製本完成後、製本されたシート束は、クラ
ンプ部材53によってC方向(図2(a))に移動して
ヒータ56より離間する。その後、引き上げられたシー
ト束端部と、ヒータ56の間に、シート束後端支持板
04が移動する。
【0030】シート束支持棒605が、D方向(図2
(a))に更に動き、シート束の下面をシート束支持棒
605のみで支持する。その後、クランプ部材53と補
助ガイドプレート42が整合トレイ41の方に戻る。
【0031】シート束がシート束支持棒605によって
補助ガイドプレート42の移動する軌跡上よりもより上
方に上げられているため、クランプ部材53、及び補助
ガイドプレート42はシート束下面に擦ることなく、整
合トレイ41まで戻ることが可能である。
【0032】クランプ部材53、及び補助ガイドプレー
ト42が整合トレイ41まで戻ったあと、シート束支持
棒605と、シート束後端支持板604がE方向(図2
(a))に回動し、シート束を水平な位置にする。水平
な位置において、シート束は、搬送ベルト61に接地す
る。
【0033】キャリッジ60上の製本完成品は搬送ベル
ト61と後押し部材604によってスタッカ71又は7
2へ収納される。また、スタッカ71、72へ収納され
ない場合には、製本完成品は第2の排出口139から機
外に排出される。スタッカ71、72は取っ手を有して
いて、装置内のロック装置に係合可能になっている。ス
タッカを上記のように2基設けて、一方に製本完成品が
搬送されている時に他方のスタッカを手動で引き出せる
ようにしたので、サンプルの点検や満杯になった方のス
タッカ内の製本完成品の取り出しを製本装置の製本作業
を停止させることなく行うことができる。
【0034】図3は図2におけるテープ供給部のA矢視
図である。
【0035】テープリール77Aから繰り出されるバイ
ンドテープ77はフランジ付テンショナ80を介して第
1ピンチローラ81に挟持される。第1ピンチローラ8
1をテープリール77Aの近くに配置し、破線内をカセ
ット82式の構成にすることにより、テープリール77
Aの交換を製本装置本体の外部で行うことが可能にな
り、テープリール77A交換時の操作性が向上する。
【0036】第1ピンチローラ81により送り出された
バインドテープ77は所定の長さにカッタ79で切断さ
れる。切断されたシート状バインドテープ77a、b、
cはテープ加熱装置56まで複数の搬送ローラ対83に
より搬送され、押し込みフィンガにより所定の位置まで
後端を押し込まれる。尚、上記搬送手段は搬送ローラ対
83の代わりに搬送ベルト対又は駆動搬送ベルトと従動
ローラの組合せでもかまわない。
【0037】前記シート状バインドテープ77a、b、
cがカッタ79からテープ加熱手段56までを搬送され
ている途中、印字部90を通過しながらテープはのり面
84の反対側の基紙85側に印字ヘッド91により印字
される。その際、印字ヘッド91の対向位置をバインド
テープ77b先端が通過してからバインドテープ77b
後端が通過するまで、バインドテープ77bは正確に等
速搬送される。
【0038】また、バインドテープ77aは停止状態で
カッタ79に切断されるので、印字中のテープが印字途
中に停止することなく等速搬送されるために、切断され
た所定のバインドテープの長さをL、カッタ79から印
字ヘッド91の対向位置までの搬送パスの長さをl、カ
ッタ79からテープ加熱装置56までの搬送パス内を搬
送されるシート状バインドテープ77a、b、cの間隔
をΔとすると、 l<L+Δかつl>L の条件を満たされて、印字部90は配置される。上記条
件を満たすことにより、バインドテープ77bの流れは
以下のようになる。
【0039】テープリール77Aから第1ピンチローラ
81及び複数の搬送ローラ対83によりカッタ79から
所定長さL繰り出されると(センサーS1で検知しても
よいし、カウンターでカウント検知してもよい)、バイ
ンドテープ77bは一時停止して切断される。続いて、
第1ピンチローラ81は停止したままで、複数の搬送ロ
ーラ対83のみ駆動されてバインドテープ77bは搬送
される。バインドテープ77bの先端が印字部90の印
字ヘッド91の対向位置まで到達すると(センサーS1
からのカウンターで知る)印字が開始される。バインド
テープ77bの後端と次のバインドテープ77aの先端
との間隔が所定の間隔Δに達すると(センサーS2で検
知してもよいしカウンターでカウント検知してもよ
い)、複数の搬送ローラ対83に同期して第1ピンチロ
ーラ81も駆動される。バインドテープ77aがカッタ
79から所定長さL繰り出されて一時停止する前にバイ
ンドテープ77bの印字は終了し、バインドテープ77
bの後端は印字部90の印字ヘッド91の対向位置を通
過する。
【0040】また、印字されたバインドテープ77cは
印字部90からテープ加熱装置56入口まで搬送される
間に印字面の乾燥を行う。その際、乾燥時間を確保する
ために、印字部90からテープ加熱装置56入口までの
搬送パスを十分な長さにする。又は、印字部90からテ
ープ加熱装置56入口まで搬送されるバインドテープ7
7bとバインドテープ77cの間隔をつめてテープ加熱
装置56の入口への到達時間を遅らせる。又は、印字部
90とテープ加熱装置56入口の間にテープ加熱装置の
熱を利用するなどした乾燥手段を設ける。
【0041】図4は多重印字もしくは巾広い領域への印
字を示す。先端から後端まで印字されたバインドテープ
77bは複数の搬送ローラ対83を逆転することによ
り、77b′の位置まで逆向きに搬送が可能である。そ
の際、押えローラ86は押えローラ86′と同様、印字
されたバインドテープ77bの未乾燥な部分が汚れない
ように凹状の形状をして印字領域にふれないようになっ
ている。印字ヘッド91は図中前奥方向にスライド可能
で、正転・逆転繰り返し搬送されるバインドテープ77
bに繰り返し印字することにより、印字ヘッド91のヘ
ッド巾より広い領域に印字することが可能になる。ま
た、印字はバインドテープ77bの逆転搬送時にも行う
ことにより、プロダクティビティを向上することができ
る。
【0042】図5は印字部90付近の詳細図である。
【0043】印字ヘッド91の対向位置を通過するバイ
ンドテープ77bの搬送速度を検知するため、印字ヘッ
ドの直前でバインドテープ77bののり面84側(左
側)を挟持するローラをエンコーダローラ87とする。
これによりバインドテープ77bの搬送速度が検知され
ると、所定の搬送速度に修正するための情報が、複数の
搬送ローラ対83の駆動源モータに伝達され、テープの
搬送速度が修正される。あるいは、エンコーダローラ8
7により検知されたバインドテープ77bの搬送速度の
情報は印字部90の印字ヘッド91に伝達され、テープ
の搬送速度と同期するように印字速度が修正される。
【0044】テープの搬送速度を検知する上記と異なる
手段として以下のような手段がある。バインドテープ7
7bの端部の通過を検知するセンサ88、89を2ヵ所
配設することにより、搬送されているバインドテープ7
7bの搬送速度が算出され、その速度情報は上記のよう
に活用される。
【0045】図6は印字部90の詳細図である。
【0046】バインドテープ77bは突き当てローラ9
2、93とバックアップローラ94、95のローラ対2
組みによって挟持・搬送されている。印字ヘッド91は
印字ヘッド91の先端と突き当てローラ92、93を正
確に位置決めする枠体96により支持される。印字ヘッ
ド91のまわりには枠体96からのびる突き当て部97
が印字ヘッド91を保護している。
【0047】また、印字の大きさを変える際、印字ヘッ
ドの大きさが文字の最大(MAX)サイズ以上の時は問
題はないが、文字の大きさが印字ヘッド91の大きさよ
り大きい場合は、印字ヘッド91を可動式にすることに
よってテープと印字ヘッド91の両方が動くことによっ
て印字可能となる。
【0048】図7は、本発明の実施例を示すオンライン
システムの構成を表すブロック図である。同図を用いて
背表紙への印字動作について説明を行う。
【0049】図7において、301は複写機全体の動作
をコントロールするシステムコントローラで、オペレー
タによる操作部306からの操作により入力された情報
をもとにシステム全体のシーケンス制御を行う。302
は、原稿を画像データに変換する画像入力装置308
や、複数の原稿を画像入力装置308に送り込む原稿給
送装置309をコントロールするスキャナコントローラ
である。303は、大容量の画像蓄積用のメモリ30
4、複数種類の記録紙カセットを有し、プリント命令に
より画像データを記録紙上に可視像として出力する画像
出力装置310を持つ画像出力コントローラである。3
11は画像を読み込み、画像処理部313で処理を行う
までの部分でスキャナ部、312は画像出力部である。
【0050】314は本体内の種々の情報を表示するた
めの表示部である。315は、314表示部と、306
操作部からなる操作表示部である。305はプリンタシ
ステムやLAN等の外部デバイス307とのデータのや
り取りをコントロールする外部デバイスコントローラ、
316は、搬送されてくるシート、シート束を製本する
製本部、317は、メモリ320を有し、製本装置31
8、印字装置319をコントロールする製本コントロー
ラである。321は、搬送されてくるシート、シート束
を仕分する仕分部、322は仕分け装置323をコント
ロールする仕分けコントローラーである。
【0051】操作者は、原稿を原稿給送装置309にセ
ットし、出力モードを操作部306より指定する。出力
モードで製本の背表紙印字を選択すると、原稿給送装置
309はセットされた原稿の枚数を原稿を装置内で循環
させて数える。
【0052】原稿給送装置309で数えられた原稿枚数
は表示部314に表示され、原稿枚数が製本装置318
で製本可能な枚数の範囲の場合は印字すべき文字、ロゴ
(登録された)等が操作部306より入力可能となる。
操作者が入力した文字、ロゴは表示部314に表示され
る。この時、原稿給送装置309で数えられた原稿枚数
より演算によって予測された製本束厚を示す枠内に表示
するため、操作者は製本完成後の束厚を見ながら印字位
置、文字サイズ等を選択できるようになっている。この
時、文字サイズの上限が束厚よりも小さくなるように制
限されている。操作部306に印字情報及び複写開始の
情報が入力されると、これらの情報はシステムコントロ
ーラ307に伝送され、システムコントローラー301
ではその情報をもとに各々の装置の仕事の割り当てを考
察し、スキャナーコントローラー302に光学系の駆
動、画像データの読み取り等を促す命令を伝送する。命
令を受信したスキャナコントローラ302ではその情報
を基に原稿給送装置309上に積載された原稿を一枚ず
つ順次原稿台ガラス面上に搬送し、画像入力装置308
において光学系を駆動させて原稿画像を読み取り、画像
処理部313に画像データを転送する。画像データを受
けた画像処理部313では、変倍、回転などの各種画像
処理を行い画像データを順次大容量メモリ304に入れ
ていく。1セット分全ての原稿から画像データを転送し
たのち画像読み取り終了をシステムコントローラ1に伝
送する。画像読み取り終了を受信したシステムコントロ
ーラ1は画像出力コントローラ303に対して画像形成
開始を促す命令を伝送する。画像形成開始命令を受信し
た画像出力コントローラ303は今回の複写動作で大容
量メモリ304に格納された画像データを1ページ分毎
に取り出して給紙した記録紙上に画像形成を行い、定着
させた後排紙部に排出する。全ての画像形成が終了する
と画像出力コントローラ303は画像形成終了をシステ
ムコントローラ301に伝送する。
【0053】また、製本コントローラ317には、シス
テムコントローラ301より製本及び印字に関する命令
が伝送され、製本及び印字が行われる。
【0054】また、仕分けコントローラ322には、仕
分けに関する命令が伝送され仕分けが行われるようにな
っている。そして、それぞれの装置で動作が終了すると
システムコントローラに動作終了の信号を送信し、シス
テムコントローラ301は、操作部306に対してそれ
ぞれの装置の動作終了を送信し、表示部314に終了表
示される。
【0055】以上、本発明の実施例について説明を行っ
たが、本実施例中で製本束厚さを予測するために原稿給
送装置で原稿枚数を数えたが、予め枚数が判っている場
合は、操作者が原稿枚数を操作部より入力することも可
能である。
【0056】また、本実施例においては製本束厚を原稿
枚数より予測したが製本装置の整合トレイ内あるいは束
搬送用のグリッパーに検知センサー(上下のグリップ手
段の間隔によってシート束厚を知る)を設け実測の後、
印字入力を行うことも可能である。
【0057】以上、説明した様に印字の大きさが選択自
在であると同時に製本束厚に応じて印字の大きさの選択
範囲を制限することで背表紙領域に確実に印字が収まる
という効果がある。
【0058】尚、テープ供給部において印字部を設けた
が、背面当接位置Hに印字部を設け、製本後のシート束
の背表紙に印字するようにしてもよい。
【0059】次に記録手段の説明をする。
【0060】記録手段は搬送手段で搬送された記録シー
トにインク像を記録するものである。この装置における
記録手段としてはインクジェット記録方式が好適に用い
られる。
【0061】インクジェット記録方式は記録用のインク
液を飛翔液滴として吐出噴射させるための液体吐出口
と、該吐出口に連通する液体流路、及びこの液体流路の
一部に設けられ、流路内のインク液を飛翔させるための
吐出エネルギーを与える吐出エネルギー発生手段とを備
えている。そして画信号に応じて前記吐出エネルギー発
生手段を駆動し、インク液滴を吐出して像を記録するも
のである。
【0062】前記吐出エネルギー発生手段としては、例
えばピエゾ素子等の電気機械変換体等の圧力エネルギー
発生手段を用いる方法、レーザー等の電磁波をインク液
に照射吸収させて発熱させ、該発熱による作用でインク
を吐出させる電磁エネルギー発生手段を用いる方法、或
いは電気熱変換体によってインク液を加熱してインクを
吐出させる熱エネルギー発生手段を用いる方法等があ
る。この中で電気熱変換体等による熱エネルギー発生手
段を用いてインクを吐出させる方式が、液体吐出口を高
密度に配列し得るために高解像度の記録をすることが出
来、且つ記録ヘッドのコンパクト化も可能であるので好
適である。
【0063】本実施例では記録手段として前記インクジ
ェット記録方式の1つであるシリアル型のバブルジェッ
ト記録方式を用いている。
【0064】図8は記録手段を構成する記録ヘッドの
分解構成説明図であり、図9(a)〜(g)はバブルジ
ェット記録原理の説明図である。なおその代表的な構成
や原理については、例えば、米国特許第4,723,1
29号明細書、同第4,740,796号明細書に開示
されている。
【0065】図8において、aはヒータボードであ
り、シリコン基板上に電気熱変換体(吐出ヒータ)
b、これに電力を供給するアルミニウム等の電極cと
が成膜されて配設されている。このヒータボードaに
対して、記録用液体の液路(ノズル)dを仕切るため
の隔壁を有する天板eを接着することにより構成され
ている。また装置の所定位置には前記記録ヘッドにイ
ンクを供給するためのインクカートリッジが交換可能に
取り付けられている。
【0066】前記インクカートリッジから導管を介して
供給されたインクは、天板eに設けられた供給口f
より記録ヘッド内の共通液室gに充填され、この共
通液室gより各ノズルd内に導かれる。これらのノ
ズルdにはインク吐出口hが形成されており、また
前記吐出口hは前記記録ヘッドの記録シートに対向
してシート搬送方向に所定ピッチで形成されている。
【0067】本実施例では前記構成の記録ヘッドが往
復移動可能なキャリッジに搭載され、キャリッジの移動
に同期して前記記録ヘッドからインクを吐出、飛翔さ
せて記録を行うものである。
【0068】ここで前記バブルジェット記録方式におけ
るインク飛翔原理を図9(a)〜(b)を参照して説明
する。
【0069】定常状態では図9(a)に示すように、ノ
ズルd内に充填されているインクは吐出口面で表面
張力と外圧が平衡している。この状態でインクを飛翔
させる場合には、ノズルd内の電気熱変換体bに通
電し、そのノズルd内のインクに核沸騰を越えて急速
な温度上昇を生じさせる。すると、図9(b)に示すよ
うに、電気熱変換体bに隣接したインクが加熱されて
微小気泡(バブル)を生じ、該加熱部分のインクが気化
して膜沸騰を生じ、図9(c)に示すように前記気泡
が急速に成長する。
【0070】前記気泡が図9(d)に示すごとく最大
に成長すると、ノズルd内の吐出口からインク液滴が
押し出される。そして電気熱変換体bへの通電を終了
すると、図2(e)に示すように、成長した気泡はノ
ズルd内のインクにより冷却されて収縮し、この気
泡の成長、収縮によってインク液滴が吐出口から飛翔す
る。更に図9(f)に示すように電気熱変換体b面に
インクが接触して急激に冷却され、気泡は消滅するか
又は殆ど無視し得る程度の体積に収縮する。そして前記
気泡が収縮すると、図9(g)に示すようにノズル
d内には毛細管現象によって共通液室gからインクが
供給され、次の通電に備えるものである。
【0071】従って、キャリッジを往復移動させると共
に、この移動と同期させて画信号に応じて前記電気熱変
換体bに通電することによって記録シートにインク像
が記録される。
【0072】
【発明の効果】以上説明したように、本出願に係る発明
によれば、印字入力手段で入力する際好みの大きさに印
字サイズの指定することによって好みの大きさの印字の
なされた製本完成品を提供することができる。
【0073】また、束厚検知手段で製本完成品あるいは
製本前の未とじ束の束厚さを検知し、印字入力手段での
文字サイズの入力範囲を制限することによっては製本束
の厚さが変化しても(印字可能領域が変化しても)印字
が印字可能領域をはみ出したり、不完全印字の発生を未
然に防止できる。
【0074】また、製本装置内に設けられた束厚検知手
段は製本完成品あるいは製本前の未とじ束の束厚を検知
し、インターフェースを介して製本装置に接続された装
置に設けられた印字の入力手段での文字サイズの入力範
囲を制限することによっては製本束の厚さが変わって印
字可能領域が変わった場合でも印字された文字が印字可
能領域からはみ出したり、不完全印字の発生を未然に防
止できると同時に、印字の入力手段を製本装置に設けず
に接続される装置、例えば画像形成装置側に持たせるこ
とによってその他の入力手段(シートのサイズ、枚数
等)と入力手段が共有できる。
【0075】また、印字手段にバブルジェットプリンタ
ーを用いることでは、印字ドットの大きさを小さくし密
度を大きくできるためきれいな印字仕上げが可能とな
る。
【0076】また、印字手段にアウトラインフォントを
内蔵させることでは、好みの印字体を印字することがで
きる。
【0077】また、束厚の検知を製本されるシート枚数
と1枚シートの厚さとにより演算によって求めることに
よっては、操作者は製本用シート束の完成又は製本完成
(印字未)を待って印字サイズの入力をする必要がなく
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係るオンライン装置の側断面
図。
【図2】製本装置の詳細図で、図2(a)は製本装置の
側断面図で、図2(b)は製本品の斜視図。
【図3】図2(a)のテープ供給部のA矢視図。
【図4】印字部におけるテープの動きを説明する図。
【図5】テープ供給部の印字部近傍の詳細図。
【図6】テープ供給部の印字部の詳細図。
【図7】オンライン装置の構成を表すブロック図。
【図8】記録ヘッドの分解構成説明図。
【図9】バブルジェット記録原理の説明図。
【図10】ブロック図。
【符号の説明】
90 印字部 315 操作表示部 318 製本装置 319 印字装置

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シート束に背表紙をはり付けるはり付手
    段と、 製本完成品あるいは製本用背表紙に印字を行う印字手段
    と、 を具備する、背表紙印字装置を備える製本装置におい
    て、 前記印字手段の制御手段と、 印字の入力手段と、 製本束あるいは製本前未とじ束の束厚検知手段とを有
    し、前記印字入力手段は印字入力を行う際に文字サイズ
    が選択自在であり、 前記印字手段の制御手段は、前記印字入力手段により
    択される文字サイズの上限が前記束厚検知手段により検
    知された束厚よりも小さくなるように、前記文字サイズ
    の入力範囲を制限することを特徴とする、背表紙印字装
    置を備える製本装置。
  2. 【請求項2】 製本完成品あるいは製本用背表紙への印
    字の入力手段を有する製本装置と接続可能な装置と、前
    記印字入力手段と通信可能なインターフェース部と、印
    字手段及び印字手段の制御手段とを有する製本装置とを
    接続するオンライン装置において、 前記印字入力手段は印字入力を行う際に文字サイズが選
    択自在であり、製本束あるいは製本前未とじ束の束厚検
    知手段を有し、 前記印字手段の制御手段は、前記印字入力手段により
    択される文字サイズの上限が前記束厚検知手段により検
    知された束厚よりも小さくなるように、前記文字サイズ
    の入力範囲を制限することを特徴とするオンライン装
    置。
  3. 【請求項3】 前記束厚検知手段は、原稿枚数により演
    算によって束厚を予測することを特徴とする請求項1ま
    たは2のいずれかに記載の製本装置又はオンライン装
    置。
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