JP3371788B2 - スパイラル型膜モジュール - Google Patents

スパイラル型膜モジュール

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    • B01D71/30Polyalkenyl halides
    • B01D71/32Polyalkenyl halides containing fluorine atoms
    • B01D71/36Polytetrafluoroethene

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、精密濾過装置、限
外濾過装置、逆浸透膜分離装置などの膜分離装置に用い
られるスパイラル型膜モジュールに関する。
【0002】
【従来の技術】膜分離装置に用いられる膜モジュールと
して、集水管の外周に分離膜を巻回したスパイラル型膜
モジュールがある。
【0003】図5は従来のスパイラル型膜モジュールの
構造を示す一部分解斜視図である。
【0004】集水管1の外周に複数の袋状の分離膜2が
メッシュスペーサ3を介して巻回されている。
【0005】集水管1には管内外を連通するスリット状
開口が穿設されている。分離膜2は袋状のものであり、
その中央部が集水管1をくるんでいる。この袋状分離膜
2の内部にはメッシュスペーサ等よりなる流路材4が挿
入されており、この袋状分離膜(袋状膜)2の内部が透
過水流路となっている。
【0006】袋状膜2の巻回体5の両端にトップリング
6とエンドリング7とが設けられ、その外周にブライン
シール8が周設されている。
【0007】原水は、巻回体5の前端面から袋状膜2同
士の間の原水流路に流入し、そのまま巻回体5の長手方
向に流れ、巻回体5の後端面から濃縮水として流出す
る。この原水流路を流れる間に水が袋状膜2を透過して
その内部に入り、集水管1内に流入し、該集水管1の後
端側からモジュール外に取り出される。
【0008】このようなスパイラル型膜モジュールの膜
の素材の一つとしてPTFE(ポリテトラフルオロエチ
レン)等のフッ素樹脂がある。フッ素樹脂膜は、ポリエ
ステルなどの他の膜素材に比べ耐薬品性が高く、塩素や
過酸化水素などを含有する原水の処理も可能である。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このフッ素
樹脂膜は疎水性であり、透過水量が少ないという短所が
あった。本発明は、透過水量の多いフッ素樹脂膜を有し
たスパイラル型膜モジュールを提供することを第1の目
的とする。
【0010】また、図5に示す従来のスパイラル型膜モ
ジュールには、次のような解決すべき課題があった。
【0011】 集水管1内の透過水流量を多くするた
めには該集水管1を大径化する必要があるが、そのよう
にするとスパイラル型膜モジュールの径も大きくなって
しまう。 袋状膜2内に透過してきた透過水は、該袋状膜2内
をスパイラル状に回りながら集水管1まで流れるため、
袋状膜2内の流通抵抗が大きい。しかも、袋状膜2内か
ら集水管1に流れ込む集水管スリット部付近での流通抵
抗も大きい。 原水流路を流れる原水流量は、下流側になるほど減
少する。(原水が濃縮される分だけ原水流量が減る。)
このため、原水流路下流域では原水流速が小さくなり、
汚れが付着し易くなる。
【0012】本発明は、上記従来の問題点を解決し、集
水管が不要であり、透過水流通抵抗が小さいスパイラル
型膜モジュールとして、袋状膜をシャフトに巻回して巻
回体とし、該巻回体の一端面から原水が供給され、透過
水が巻回体の他端面から取り出されるようにしたスパイ
ラル型膜モジュールを提供することを第2の目的とす
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明のスパイラル型膜
モジュールは、袋状膜の内部に透過水流路材が配置さ
れ、袋状膜同士の間に原水流路材を介在させて該袋状膜
が巻回されて巻回体とされ、袋状膜の内部が透過水流路
となっていると共に、該巻回体の袋状膜同士の間が原水
流路となっているスパイラル型膜モジュールにおいて、
該袋状膜は親水化処理されたフッ素樹脂膜よりなり、該
袋状膜は第1、第2、第3及び第4の辺部を有した略方
形であり、該第1、第2及び第3の辺部は封じられ、該
第4の辺部は一部が開放部となり残部が閉鎖部となって
おり、前記第4の辺部と直交する第1の辺部をシャフト
に当てて袋状膜が巻回されて巻回体とされ、該巻回体に
あっては、前記第4の辺部が該巻回体の後端面に臨み、
該第4の辺部に対向する第2の辺部が該巻回体の前端面
に臨み、前記第3の辺部が該巻回体の外周面に臨んでお
り、該巻回体の外周面にあっては、各袋状膜同士の間の
原水流路が封じられており、該巻回体の後端面にあって
は、原水流路のうち前記袋状膜の開放部と重なる箇所が
閉鎖されており、且つ、該巻回体の後端面にあっては、
原水流路のうち前記袋状膜の閉鎖部と重なる箇所が開放
し、この開放した箇所が濃縮水流出部となっていること
を特徴とするものである。
【0014】かかるスパイラル型膜モジュールにあって
は、フッ素樹脂膜を親水化処理してあるため、透過水量
が多い。また、膜素材がフッ素樹脂であるため耐薬品性
も良好である。
【0015】なお、このフッ素樹脂膜の親水化処理とし
ては、イソプロピルアルコール(IPA)に浸漬するI
PA処理や、ドデシル硫酸ナトリウム等の界面活性剤処
理、膜の原水側に例えば6kg/cm2以上の高圧水を
供給してメカノケミカル的に膜表面を親水化する処理な
どが例示される。なお、界面活性剤の溶液の濃度は0.
01〜0.05%程度が好ましい。IPA処理の場合、
純IPAを用いても良く、IPA濃度50%以上のIP
A水溶液を用いても良い。IPA又は界面活性剤溶液に
浸漬する時間は0.1min以上程度であれば良い。
【0016】高圧水を膜面に接触させる親水化処理の場
合、接触時間は0.1min以上程度であれば良い。
【0017】
【0018】本発明のスパイラル型膜モジュールにおい
ては、巻回体の前端面から原水が原水流路に流入する。
この原水は、原水流路を巻回体軸心線と略平行方向に流
れ、次いで巻回体後端面の原水流路開放部から濃縮水と
して流出する。
【0019】袋状膜を透過した水は、袋状膜内を巻回体
軸心線と略平行方向に流れ、巻回体の後端面の袋状膜開
放部から流出する。
【0020】このように、透過水が袋状膜内を巻回体の
軸心線と平行方向に流れるため、従来のスパイラル型膜
モジュールに用いられていた集水管が不要となる。そし
て、袋状膜内から該集水管内に流れ込む際の流通抵抗が
無くなり、透過水流通抵抗が小さくなる。
【0021】なお、集水管を無くしているため、その分
だけ袋状膜の巻回方向の長さを大きくとることができ、
膜面積を拡張できる。そして、このように袋状膜の巻回
方向長さを大きくしても透過水の流通抵抗は増大せず、
透過水量を多くすることができる。
【0022】また、巻回体の後端面の一部においてのみ
原水流路を開放させるようにしているため、原水流路の
下流側での原水(濃縮水)流速を従来よりも高めること
ができ、原水流路下流域における汚れの付着を防止でき
る。
【0023】
【発明の実施の形態】以下図面を参照して発明の実施の
形態について説明する。図1(a)は本発明の実施の形
態に係るスパイラル型膜モジュールの袋状膜及び該袋状
膜が巻き付けられるシャフトの斜視図である。図1
(b),(c)はそれぞれ図1(a)のB−B線、C−
C線に沿う断面図である。図2はシャフトの周りに袋状
膜を巻き付ける方法を示す断面図、図3は巻回体とソケ
ットとの係合関係を示す斜視図、図4はスパイラル型膜
モジュールの側面図である。
【0024】この袋状膜の膜素材はPTFE等のフッ素
樹脂であり、表面が親水化処理されている。
【0025】図1に示すように、この袋状膜10は、正
方形又は長方形状のものであり、第1の辺部11、第2
の辺部12、第3の辺部13及び第4の辺部14を有し
ている。第1の辺部11、第2の辺部12及び第3の辺
部13において分離膜フィルム同士が接着剤等によって
接着され、第4の辺部14については一部だけを接着し
ている。
【0026】第4の辺部14の途中から第3の辺部13
にかけて袋状膜10の分離膜フィルム同士が接着されて
おらず、透過水流出用の開放部30となっている。ま
た、この第4の辺部14の該途中から第1の辺部11に
かけては、袋状膜10の分離膜フィルム同士が接着され
ており、透過水の流出を阻止する閉鎖部31となってい
る。
【0027】この袋状膜10内に透過水流路材(例えば
メッシュスペーサ等よりなる。)15が挿入配置されて
いる。なお、袋状膜10としては、長い一枚のフィルム
を第2の辺部12部分で二つに折り返し、第1の辺部1
1、第3の辺部13及び第4の辺部14の一部を接着す
るようにしたものであっても良い。
【0028】この袋状膜10の一方の面には、接着剤1
6が付着されると共に他方の面には接着剤17,18が
付着され、この袋状膜10がシャフト20の周りに巻き
付けられる。接着剤16は第1の辺部11に沿って付着
され、接着剤17は第3の辺部13に沿って付着されて
いる。接着剤18は第4の辺部14の長手方向の前記途
中箇所から第3の辺部13にかけて、透過水流出用の開
放部30に沿って付着されている。
【0029】複数枚の袋状膜10をシャフト20の周囲
に巻き付けることにより、重なり合った袋状膜10同士
は接着剤17,18の部分において水密的に接合され
る。これにより、袋状膜10同士の間には原水(及び濃
縮水)が流れる原水流路が構成される。接着剤18が硬
化することにより、巻回体の後端面には、内周側に原水
(濃縮水)の流出用の開放部が形成され、外周側に原水
流出阻止用の閉鎖部が形成される。
【0030】第4の辺部14のうち透過水流出用の開放
部30と透過水流出阻止用の閉鎖部31との境界部分か
ら、巻回体の後方に向ってフィン19が延設されてい
る。このフィン19は、例えば合成樹脂フィルム又はシ
ートよりなり、袋状膜10に対し接着等により接合され
るのが好ましい。
【0031】袋状膜10をシャフト20の周りに図2の
如く原水流路材(メッシュスペーサ)29を介して巻き
付けることにより、図3に示すように巻回体24が形成
される。この巻回体24の後端面からは、フィン19が
延出する。各袋状膜10の第4の辺部14において同一
箇所にフィン19を設けておくことにより、フィン19
は巻回体24の軸心から等半径位上に位置し、フィン1
9が重なり合うことによりフィン19がリング状の突出
部を形成することになる。このリング状の突出部内に円
筒状のソケット25の後端を挿入し、該ソケット25と
フィン19を接着剤等により接合する。なお、ソケット
25をフィン19に外嵌めしても良い。また、フィン1
9に沿って巻回体24の後端面に旋盤で切込み溝を付
け、該溝にソケット25の端部を埋め込むようにしても
良い。
【0032】このようにソケット25とフィン19とを
接合することにより、巻回体24の後端面の外周側の透
過水流出領域とソケット25の内周側の濃縮水流出領域
とが区画される。
【0033】なお、袋状膜10をシャフト20の周りに
巻き付けるに際しては、図2に示すように、袋状膜10
同士の間に原水流路材(メッシュスペーサ)29を介在
させておく。これらのメッシュスペーサ29を介在させ
ることにより、原水流路が構成される。
【0034】図4に示すように、巻回体24の前縁及び
後縁にそれぞれトップリング26及びエンドリング27
を合成樹脂モールド等により形成し、トップリング26
の外周にブラインシール28を周設する。
【0035】このように構成されたスパイラル型膜モジ
ュールにおいては、図4に示すように、巻回体24の前
端面から原水が袋状膜10同士の間の原水流路に流入す
る。この原水は、巻回体24の軸心線と略平行方向に原
水流路を流れ、巻回体24の後端のソケット25の内側
の端面から取り出される。そして、このように原水が原
水流路を流れる間に、水が袋状膜10内に透過し、透過
水は巻回体24の後端面のうちソケット25の外周側か
ら流出する。
【0036】このスパイラル型膜モジュールにあって
は、膜10が親水化フッ素樹脂膜であるため、耐薬品性
に優れ、しかも透過水量が多い。
【0037】このスパイラル型膜モジュールにあって
は、透過水が袋状膜10内を巻回体24の軸心線と平行
方向に流れて後端面から取り出されるため、従来のスパ
イラル型膜モジュールに用いられていた集水管が不要で
ある。このため、袋状膜から集水管内に流れ込む際の流
通抵抗が無くなり、透過水流通抵抗が著しく小さくな
る。
【0038】なお、集水管を省略しており、その分だけ
袋状膜10の巻回方向の長さを大きくとることができ、
膜面積を大きくとることが可能である。袋状膜の巻回方
向の長さを大きくしても、透過水流通抵抗は増大せず、
透過水量を多くすることができる。
【0039】このスパイラル型膜モジュールにあって
は、原水流路の出口部分をソケット25の内側だけに設
けており、原水流路の出口(最下流部)を絞った構成と
しているため、原水流路の下流側においても原水(濃縮
水)の流速が十分に大きなものとなり、原水流路下流域
における汚れの付着を防止することができる。なお、ソ
ケット25の内側の面積と外側の面積(接着剤18の辺
部14方向の長さ)は、このスパイラル型膜モジュール
の水回収率に応じて決めるのが好ましい。
【0040】また、このスパイラル型膜モジュールにあ
っては、ソケット25をフィン19を用いて巻回体24
に接続しており、ソケット25と巻回体24との接続強
度が高い。そして、このソケット25によって原水の流
入側と濃縮水の流出側とが水密的に区画分離される。
【0041】このスパイラル型膜モジュールの逆洗を行
うときには、例えばスパイラル型膜モジュールの袋状膜
10内の透過水流路に気体圧をかける。そうすると、袋
状膜10内の残存透過水が袋状膜10同士の間の原水流
路に流れ込み、まず水逆洗が行われる。気体供給を継続
する(連続的又は断続的に気体を供給する。)と、残存
透過水量が減少し、気液混合状態となって透過水及び気
体が逆流し、気液混合逆洗が行われる。残存透過水が実
質的に無くなると、気体のみが逆流し、気体逆洗が行わ
れる。
【0042】上記実施の形態においては、ソケット25
の外周側に透過水流出部を配置し、ソケット25の内側
に濃縮水流出部を配置しているが、逆にソケット25の
内側を透過水流出部とし、ソケット25の外周側を濃縮
水流出部とするように構成しても良い。
【0043】
【実施例】以下、実施例及び比較例について説明する。
【0044】[実施例1]図1〜4に示す構成のスパイ
ラル型膜モジュールにおいて、膜を親水化PTFE製の
ものとした。この親水化処理は、膜を常温のIPAに3
0分間浸漬することにより行った。
【0045】この膜モジュールの膜面積は0.87
2、膜モジュールの直径は10cm、長さは40cm
である。
【0046】原水として市水を圧力0.4kg/cm2
にて20m3/m2/dayにて通水した。
【0047】その結果、平均の透過水量(フラックス)
は20m3/m2/dayであった。
【0048】[比較例1]膜を親水化処理していないP
TFEとしたこと以外は実施例1と同様にして原水を通
水した。その結果、フラックスは0.1m3/m2/da
y以下と低いものであった。
【0049】[実施例2]膜として、界面活性剤による
親水化処理(具体的には、膜をドデシル硫酸ナトリウム
に30分間浸漬することにより行った。)したPTFE
膜を用いたほかは実施例1と同様にして原水を通水した
ところ、フラックスは20m3/m2/dayであった。
【0050】
【発明の効果】以上の実施例及び比較例からも明らかな
通り、本発明のスパイラル型膜モジュールは、膜として
親水化フッ素樹脂膜を用いており、耐薬品性に優れると
共に透過水量も多い。また、本発明のスパイラル型膜モ
ジュールは、集水管が不要であり、透過水の流通抵抗が
小さく、また膜面積を大きくとることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)図は実施の形態に係るスパイラル型膜モ
ジュールの袋状膜の斜視図、(b)図は(a)図のB−
B線に沿う断面図、(c)図は(a)図のC−C線に沿
う断面図である。
【図2】図1のスパイラル型膜モジュールの袋状膜の巻
き付け方法を示す断面図である。
【図3】図1の膜モジュールの巻回体とソケットとの係
合関係を示す斜視図である。
【図4】図1のスパイラル型膜モジュールの側面図であ
る。
【図5】従来のスパイラル型膜モジュールの構造を示す
一部分解斜視図である。
【符号の説明】
10 袋状膜 11 第1の辺部 12 第2の辺部 13 第3の辺部 14 第4の辺部 15 流路材 16,17,18 接着剤 19 フィン 20 シャフト 24 巻回体 25 ソケット 29 メッシュスペーサ 30 透過水流出用の開放部 31 透過水流出阻止用の閉鎖部

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 袋状膜の内部に透過水流路材が配置さ
    れ、袋状膜同士の間に原水流路材を介在させて該袋状膜
    が巻回されて巻回体とされ、 袋状膜の内部が透過水流路となっていると共に、該巻回
    体の袋状膜同士の間が原水流路となっている スパイラル
    型膜モジュールにおいて、 該袋状膜は親水化処理されたフッ素樹脂膜よりなり、 該袋状膜は第1、第2、第3及び第4の辺部を有した略
    方形であり、該第1、第2及び第3の辺部は封じられ、
    該第4の辺部は一部が開放部となり残部が閉鎖部となっ
    ており、 前記第4の辺部と直交する第1の辺部をシャフトに当て
    て袋状膜が巻回されて巻回体とされ、該巻回体にあって
    は、前記第4の辺部が該巻回体の後端面に臨み、該第4
    の辺部に対向する第2の辺部が該巻回体の前端面に臨
    み、前記第3の辺部が該巻回体の外周面に臨んでおり、 該巻回体の外周面にあっては、各袋状膜同士の間の原水
    流路が封じられており、 該巻回体の後端面にあっては、原水流路のうち前記袋状
    膜の開放部と重なる箇所が閉鎖されており、 且つ、該巻回体の後端面にあっては、原水流路のうち前
    記袋状膜の閉鎖部と重なる箇所が開放し、この開放した
    箇所が濃縮水流出部となっている ことを特徴とするスパ
    イラル型膜モジュール。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記袋状膜の前記開
    放部は前記巻回体の後端面の外周側又は内周側に配置さ
    れ、前記濃縮水流出部は前記巻回体の後端面の内周側又
    は外周側に配置されており、 該袋状膜の開放部から流出する透過水と該濃縮水流出部
    から流出する濃縮水とを離隔させるための円筒状のソケ
    ットが該巻回体の後端面に接続されている ことを特徴と
    するスパイラル型膜モジュール。
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