JP3370843B2 - 患者の入院状況の表示システム - Google Patents
患者の入院状況の表示システムInfo
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Description
【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、患者の入院状況の
表示システムに係り、詳しくは、指定した日時における
患者の入院状況を表示するシステムに関する。 【０００２】 【従来の技術】従来、病院において患者に関する情報を
管理するコンピュータシステムが、例えば、特開平４ー
２９１６７１に開示されている。このコンピュータシス
テムでは、病院の各病室にいる患者を表示装置の画面上
に表示し、各患者の特定を容易に行えるようにしてい
る。そして、更に、表示装置に表示された患者をマウス
等の操作によって選択すると、その選択された患者に関
する情報（住所、生年月日、血液型、投薬の処方、検査
の履歴等）が表示画面上の他のウインドウに表示され
る。 【０００３】 【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
な看護管理のコンピュータシステムでは、各病室の現在
または過去の状態しか表示されない。従って、このよう
なコンピュータシステムから提供される情報からは、将
来的な患者の移動状況（転科、転棟、転室、退院、外泊
等）や、その移動状況に基づいた空床の状況を把握する
ことができない。 【０００４】そこで、本発明の課題は、将来的な患者の
移動状況や、その移動状況に基づいた空床の状況を把握
することのできるようにした患者の入院状況の表示シス
テムを提供することである。 【０００５】 【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は、請求項１及びに記載されるように、入院
患者の移動予定の時的条件及び移動内容に関する情報含
む患者の管理情報を格納したデータベースにアクセス可
能なコンピュータシステムに適用される患者の入院状況
の表示システムにおいて、入院状況を確認すべき日およ
び時刻からなる時的条件を指定するための手段と、その
指定された時的条件において入院している患者の管理情
報を上記データベースから読みだす手段と、その読みだ
された管理情報に基づいて作成される当該指定された時
的条件における患者の入院状況を表示装置に表示させる
第一の表示制御手段と、当該指定された時的条件以降に
予定された最も近い各患者の移動内容及びその時的条件
を上記読みだされた管理情報から取得し、その移動内容
及びその時的条件を上記患者の入院状況に加えて表示装
置に表示させる第二の表示制御手段とを備えるようにし
た。 【０００６】このようなシステムでは、ユーザがある時
的条件を指定すると、その指定された時的条件における
患者の入院状況が表示装置に表示される。ここで、将来
的な時的条件を指定すれば、その表示装置に表示される
患者の入院状況を見て、ユーザは将来的な空床等の状況
が把握できる。また、表示装置に表示される異なる時的
条件での患者の入院状況を比較することにより将来的な
患者の移動状況が把握できる。 【０００７】上記時的条件とは、「日」、「日時」のい
ずれの条件でもよい。時的条件として「日」を用いた場
合、指定日における患者の入院状況が表示装置に表示さ
れる。また、時的条件として「日時」を用いた場合、指
定日時における患者の入院状況が表示装置に表示され、
同じ日において変化する患者の入院状況が更に細かく把
握できる。 【０００８】 【０００９】また、このようなシステムでは、ユーザが
ある時的条件を指定すると、その指定された時的条件に
おける患者の入院状況と共に、指定された時的条件以降
に予定された最も近い移動内容及びその時的条件が表示
装置に表示される。 【００１０】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の一形態を図
面に基づいて説明する。図１は、入院患者に関する情報
を管理するコンピュータシステムの基本的な構成を示す
ブロック図である。本発明に係る表示システムは、図１
に示すコンピュータシステムに適用される。図１に示す
コンピュータシステムは、クライアント／サーバ構成に
おけクライアントコンピュータを示している。 【００１１】図１において、このコンピュータシステム
は、全体の制御を行う制御ユニット１０、メモリユニッ
ト２０、通信インタフェースユニット３０、表示ユニッ
ト４０及び入力ユニット５０を有している。各ユニット
は、それぞれバスＢにて相互に接続されている。 【００１２】メモリユニット２０は、患者の入院状況を
表す病棟患者一覧表（詳細は後述する）を展開する領域
を有している。通信インタフェースユニット３０は、病
棟患者一覧データベース１００の内容に関する通信をサ
ーバ側と行う。表示ユニット４０は、メモリユニット２
０に展開された病棟患者一覧表を表示する。入力ユニッ
ト５０は、ユーザが操作するキーボード及びマウスで構
成され、システムに、各種情報を入力するために用いら
れる。 【００１３】上記病棟患者一覧データベース１００は、
入院患者に関する情報が格納されており、例えば、図２
に示すような構造を有している。図２において、当該シ
ステムが設置される病院の各病棟毎（ｘｘ病棟、？？病
棟等）にそこに入院している患者に関する各種の情報
（管理情報）が当該患者毎にまとめられている。そし
て、各患者毎にまとめられた管理情報には、患者の移動
に関する情報が含まれる。この移動に関する情報は、
「移動予定日時」及びその「移動内容」から構成されて
いる。「移動内容」は、転科、転棟、転室、退院、外泊
等の移動種別とその移動先、移動元の情報を含んでい
る。 【００１４】患者が入院する毎に、その患者の管理情報
が病棟患者一覧データベース１００に登録される。そし
て、その管理情報は、各患者に対する看護メニュー、移
動予定等が決定、変更される毎にクライアントコンピュ
ータまたはサーバから入力される情報に基づいて更新さ
れる。 【００１５】病棟患者一覧表を表示させるための表示シ
ステムが起動されると、制御ユニット１０は、例えば、
図３に示す手順に従って処理を実行する。図３におい
て、システムが起動されると、制御ユニット１０は、日
時指定の起動操作（例えば、表示ユニット４０に表示さ
れた「日時指定」ボタンをクリックする操作）がなされ
るのを待つ（Ｓ１）。その日時指定の起動操作がなされ
ると、表示ユニット１０に、例えば、図４に示すよう
な、カレンダーウインドウＷ１が表示される（Ｓ２）。
そして、制御ユニット１０は、このカレンダーウインド
ウＷ１上で、日の指定入力がなされるのを待つ（Ｓ
３）。ユーザがカレンダーウインドウＷ１上で、日を指
定するための操作（例えば、指定すべき日をクリックす
る操作）を行うと、例えば、「２月２５日」をクリック
すると、更に、表示ユニット１０上の指定した日の近傍
に、時刻を表す時刻バーウインドウＷ２が表示ユニット
１０に表示される（図４参照）。そして、ユーザが時刻
を指定するための操作（例えば、時刻バー上で指定すべ
き時刻の位置をクリックする）をすると、例えば、「９
時」位置をクリックすると、制御ユニット１０は、上記
のようにして入力された日時、即ち、「２月２５日９
時」を指定日時として認識する。 【００１６】制御ユニット１０が指定日時を認識する
と、制御ユニット１０は、通信インタフェース３０を介
して、サーバ側の病棟患者一覧データベース１００から
その指定日時に指定された病棟に入院している患者の管
理情報を読み込む（Ｓ４）。具体的には、指定された病
棟に入院している患者の移動予定日時、また、他の病棟
に入院している患者の移動予定日時と移動先を参照し
て、当該指定された病棟に指定日時に入院している患者
が病棟患者一覧データベース１００から選択される。そ
して、その選択された患者の管理情報が病棟患者一覧デ
ータベース１００から読みだされる。 【００１７】制御ユニット１０は、上記のようにして読
み込んだ患者の管理情報を参照して、患者毎に、指定日
時以降でその指定日時に最も近い指定日時に予定されて
いる移動内容を及びその予定日時を取得する（Ｓ５）。
その後、制御ユニット１０は、上記のようにして読み込
んだ各患者の管理情報及び指定日時以降の最も早い時期
に予定された移動内容及び移動予定日時に基づいて病棟
患者一覧表をメモリユニット２０上で展開する。そし
て、その病棟患者一覧表が表示ユニット４０に表示され
る（Ｓ６）。 【００１８】表示ユニット４０に表示される病棟患者一
覧表は、例えば、図５に示すように構成される。図５に
示す病棟患者一覧表は、指定日時「１９９６年２月２５
日９時」に、指定された病棟の病室２０１に、患者Ａ、
Ｂ、Ｃ、Ｄが入院し、病室２０２に患者Ｅ．．．が入院
していることを示している。そして、患者Ａは、その日
の１３時に転棟する予定、患者Ｂは２月２８日に退院す
る予定、患者Ｃはその日の１７時に外泊する予定である
ことが示されている。 【００１９】なお、この例では、移動が指定日に予定さ
れている場合には、その予定時刻だけを表示し、移動が
指定日より後の日に予定されている場合には、その予定
日だけを表示するようにしている。但し、その表示の形
態はそれに限られるものではない。 【００２０】また、移動内容（転科、転棟、転室、退
院、外泊等）に応じてその表示色、反転、網かけ等その
表示態様を区別するようにしてもよい。上記のようにし
て、指定日時における指定された病棟における患者の入
院状況を表す病棟患者一覧表が表示ユニット４０に表示
された状態で、制御ユニット１０は、「日時変更」ボタ
ンが操作されたか（Ｓ７）、処理の終了操作がなされた
か（Ｓ８）及び他の処理の要求があったか（Ｓ９）を判
定している。 【００２１】ここで、ユーザが他の日時における患者の
入院状況を知るために、表示ユニット１０の画面に表示
された「日時変更」ボタン（図５参照）をクリックする
と、再度、図４に示すカレンダーウインドウＷ１が表示
ユニット４０に表示される。この状態で、上述したのと
同様の操作にて新たな日時（例えば、２月２５日１３
時）を指定すると、その時点で当該指定病棟に入院して
いる患者の状況を表す病棟患者一覧表が上述と同様の手
順（Ｓ４、Ｓ５、Ｓ６）に従って作成される。そして、
その作成された病棟患者一覧表が例えば、図６に示すよ
うに、表示ユニット４０に表示される。 【００２２】図６に示す病棟患者一覧表は、指定日時
「１９９６年２月２５日１３時」に、指定された病棟の
病室２０１に、患者Ｂ、Ｃ、Ｄが入院し、病室２０２に
患者Ｅ．．．が入院していることを示している。この図
６に示す病棟患者一覧表と図５に示した、指定日時「１
９９６年２月２５日９時」における患者の入院状況を表
す病棟患者一覧表を比較すると、２月２５日の１３時の
時点で、患者Ａの移動（転棟）により病室２０１に１つ
の空床ができることがわかる。 【００２３】上記の操作は、指定日時より前の時点、例
えば、２月１０日に行われる。この場合、病院の職員、
看護婦、医師は、この表示システムを用いることによ
り、２月１０日の時点で、指定された病棟において、２
月２５日１３時に病室２０１で空床ができることを知る
ことができる。図３に戻り、上記のように病棟患者一覧
表が表示ユニット４０に表示された状態で、他の処理を
要求する操作がなされると（Ｓ９）、その要求に従っ
て、制御ユニット１０は、その要求のあった処理を実行
する。例えば、表示ユニット４０に表示された病棟患者
一覧表において、ある患者を指定すると（例えば、その
患者名をクリックすると）、読みだされた各患者の管理
情報からその指定された患者の管理情報が取得され、表
示ユニット４０の画面上に患者の管理情報を示すウイン
ドウが表示される。そして、その内容をプリントアウト
することも可能である。 【００２４】また、上記のように、病棟患者一覧表が表
示ユニット４０に表示された状態で、終了操作がなされ
ると（Ｓ８）、当該表示システムが終了し、表示ユニッ
ト４０の画面が上記病棟患者一覧表から所定の初期画面
に変わる。なお、上記実施例おいて、図４に示すような
カレンダーウインドウＷ１及び時刻バーウインドウＷ１
を用いて日時を指定するようにしたが、その指定方法は
これに限定されない。また、図４に示すカレンダーウイ
ンドウＷ１において、日のみを指定する操作（例えば、
日をダブルクリックする操作）を行うと、その日が指定
される。このように、日だけが指定された場合、制御ユ
ニット１０は、その日の最も早い時刻が指定された場合
と同様の処理を実行する。 【００２５】 【発明の効果】以上、説明してきたように、本発明によ
れば、指定した時的条件における患者の入院状況が表示
装置に表示されるので、将来的な患者の移動状況を把握
できるとともに、患者の移動に伴う空床状況を把握する
ことができる。
表示システムに係り、詳しくは、指定した日時における
患者の入院状況を表示するシステムに関する。 【０００２】 【従来の技術】従来、病院において患者に関する情報を
管理するコンピュータシステムが、例えば、特開平４ー
２９１６７１に開示されている。このコンピュータシス
テムでは、病院の各病室にいる患者を表示装置の画面上
に表示し、各患者の特定を容易に行えるようにしてい
る。そして、更に、表示装置に表示された患者をマウス
等の操作によって選択すると、その選択された患者に関
する情報（住所、生年月日、血液型、投薬の処方、検査
の履歴等）が表示画面上の他のウインドウに表示され
る。 【０００３】 【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
な看護管理のコンピュータシステムでは、各病室の現在
または過去の状態しか表示されない。従って、このよう
なコンピュータシステムから提供される情報からは、将
来的な患者の移動状況（転科、転棟、転室、退院、外泊
等）や、その移動状況に基づいた空床の状況を把握する
ことができない。 【０００４】そこで、本発明の課題は、将来的な患者の
移動状況や、その移動状況に基づいた空床の状況を把握
することのできるようにした患者の入院状況の表示シス
テムを提供することである。 【０００５】 【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は、請求項１及びに記載されるように、入院
患者の移動予定の時的条件及び移動内容に関する情報含
む患者の管理情報を格納したデータベースにアクセス可
能なコンピュータシステムに適用される患者の入院状況
の表示システムにおいて、入院状況を確認すべき日およ
び時刻からなる時的条件を指定するための手段と、その
指定された時的条件において入院している患者の管理情
報を上記データベースから読みだす手段と、その読みだ
された管理情報に基づいて作成される当該指定された時
的条件における患者の入院状況を表示装置に表示させる
第一の表示制御手段と、当該指定された時的条件以降に
予定された最も近い各患者の移動内容及びその時的条件
を上記読みだされた管理情報から取得し、その移動内容
及びその時的条件を上記患者の入院状況に加えて表示装
置に表示させる第二の表示制御手段とを備えるようにし
た。 【０００６】このようなシステムでは、ユーザがある時
的条件を指定すると、その指定された時的条件における
患者の入院状況が表示装置に表示される。ここで、将来
的な時的条件を指定すれば、その表示装置に表示される
患者の入院状況を見て、ユーザは将来的な空床等の状況
が把握できる。また、表示装置に表示される異なる時的
条件での患者の入院状況を比較することにより将来的な
患者の移動状況が把握できる。 【０００７】上記時的条件とは、「日」、「日時」のい
ずれの条件でもよい。時的条件として「日」を用いた場
合、指定日における患者の入院状況が表示装置に表示さ
れる。また、時的条件として「日時」を用いた場合、指
定日時における患者の入院状況が表示装置に表示され、
同じ日において変化する患者の入院状況が更に細かく把
握できる。 【０００８】 【０００９】また、このようなシステムでは、ユーザが
ある時的条件を指定すると、その指定された時的条件に
おける患者の入院状況と共に、指定された時的条件以降
に予定された最も近い移動内容及びその時的条件が表示
装置に表示される。 【００１０】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の一形態を図
面に基づいて説明する。図１は、入院患者に関する情報
を管理するコンピュータシステムの基本的な構成を示す
ブロック図である。本発明に係る表示システムは、図１
に示すコンピュータシステムに適用される。図１に示す
コンピュータシステムは、クライアント／サーバ構成に
おけクライアントコンピュータを示している。 【００１１】図１において、このコンピュータシステム
は、全体の制御を行う制御ユニット１０、メモリユニッ
ト２０、通信インタフェースユニット３０、表示ユニッ
ト４０及び入力ユニット５０を有している。各ユニット
は、それぞれバスＢにて相互に接続されている。 【００１２】メモリユニット２０は、患者の入院状況を
表す病棟患者一覧表（詳細は後述する）を展開する領域
を有している。通信インタフェースユニット３０は、病
棟患者一覧データベース１００の内容に関する通信をサ
ーバ側と行う。表示ユニット４０は、メモリユニット２
０に展開された病棟患者一覧表を表示する。入力ユニッ
ト５０は、ユーザが操作するキーボード及びマウスで構
成され、システムに、各種情報を入力するために用いら
れる。 【００１３】上記病棟患者一覧データベース１００は、
入院患者に関する情報が格納されており、例えば、図２
に示すような構造を有している。図２において、当該シ
ステムが設置される病院の各病棟毎（ｘｘ病棟、？？病
棟等）にそこに入院している患者に関する各種の情報
（管理情報）が当該患者毎にまとめられている。そし
て、各患者毎にまとめられた管理情報には、患者の移動
に関する情報が含まれる。この移動に関する情報は、
「移動予定日時」及びその「移動内容」から構成されて
いる。「移動内容」は、転科、転棟、転室、退院、外泊
等の移動種別とその移動先、移動元の情報を含んでい
る。 【００１４】患者が入院する毎に、その患者の管理情報
が病棟患者一覧データベース１００に登録される。そし
て、その管理情報は、各患者に対する看護メニュー、移
動予定等が決定、変更される毎にクライアントコンピュ
ータまたはサーバから入力される情報に基づいて更新さ
れる。 【００１５】病棟患者一覧表を表示させるための表示シ
ステムが起動されると、制御ユニット１０は、例えば、
図３に示す手順に従って処理を実行する。図３におい
て、システムが起動されると、制御ユニット１０は、日
時指定の起動操作（例えば、表示ユニット４０に表示さ
れた「日時指定」ボタンをクリックする操作）がなされ
るのを待つ（Ｓ１）。その日時指定の起動操作がなされ
ると、表示ユニット１０に、例えば、図４に示すよう
な、カレンダーウインドウＷ１が表示される（Ｓ２）。
そして、制御ユニット１０は、このカレンダーウインド
ウＷ１上で、日の指定入力がなされるのを待つ（Ｓ
３）。ユーザがカレンダーウインドウＷ１上で、日を指
定するための操作（例えば、指定すべき日をクリックす
る操作）を行うと、例えば、「２月２５日」をクリック
すると、更に、表示ユニット１０上の指定した日の近傍
に、時刻を表す時刻バーウインドウＷ２が表示ユニット
１０に表示される（図４参照）。そして、ユーザが時刻
を指定するための操作（例えば、時刻バー上で指定すべ
き時刻の位置をクリックする）をすると、例えば、「９
時」位置をクリックすると、制御ユニット１０は、上記
のようにして入力された日時、即ち、「２月２５日９
時」を指定日時として認識する。 【００１６】制御ユニット１０が指定日時を認識する
と、制御ユニット１０は、通信インタフェース３０を介
して、サーバ側の病棟患者一覧データベース１００から
その指定日時に指定された病棟に入院している患者の管
理情報を読み込む（Ｓ４）。具体的には、指定された病
棟に入院している患者の移動予定日時、また、他の病棟
に入院している患者の移動予定日時と移動先を参照し
て、当該指定された病棟に指定日時に入院している患者
が病棟患者一覧データベース１００から選択される。そ
して、その選択された患者の管理情報が病棟患者一覧デ
ータベース１００から読みだされる。 【００１７】制御ユニット１０は、上記のようにして読
み込んだ患者の管理情報を参照して、患者毎に、指定日
時以降でその指定日時に最も近い指定日時に予定されて
いる移動内容を及びその予定日時を取得する（Ｓ５）。
その後、制御ユニット１０は、上記のようにして読み込
んだ各患者の管理情報及び指定日時以降の最も早い時期
に予定された移動内容及び移動予定日時に基づいて病棟
患者一覧表をメモリユニット２０上で展開する。そし
て、その病棟患者一覧表が表示ユニット４０に表示され
る（Ｓ６）。 【００１８】表示ユニット４０に表示される病棟患者一
覧表は、例えば、図５に示すように構成される。図５に
示す病棟患者一覧表は、指定日時「１９９６年２月２５
日９時」に、指定された病棟の病室２０１に、患者Ａ、
Ｂ、Ｃ、Ｄが入院し、病室２０２に患者Ｅ．．．が入院
していることを示している。そして、患者Ａは、その日
の１３時に転棟する予定、患者Ｂは２月２８日に退院す
る予定、患者Ｃはその日の１７時に外泊する予定である
ことが示されている。 【００１９】なお、この例では、移動が指定日に予定さ
れている場合には、その予定時刻だけを表示し、移動が
指定日より後の日に予定されている場合には、その予定
日だけを表示するようにしている。但し、その表示の形
態はそれに限られるものではない。 【００２０】また、移動内容（転科、転棟、転室、退
院、外泊等）に応じてその表示色、反転、網かけ等その
表示態様を区別するようにしてもよい。上記のようにし
て、指定日時における指定された病棟における患者の入
院状況を表す病棟患者一覧表が表示ユニット４０に表示
された状態で、制御ユニット１０は、「日時変更」ボタ
ンが操作されたか（Ｓ７）、処理の終了操作がなされた
か（Ｓ８）及び他の処理の要求があったか（Ｓ９）を判
定している。 【００２１】ここで、ユーザが他の日時における患者の
入院状況を知るために、表示ユニット１０の画面に表示
された「日時変更」ボタン（図５参照）をクリックする
と、再度、図４に示すカレンダーウインドウＷ１が表示
ユニット４０に表示される。この状態で、上述したのと
同様の操作にて新たな日時（例えば、２月２５日１３
時）を指定すると、その時点で当該指定病棟に入院して
いる患者の状況を表す病棟患者一覧表が上述と同様の手
順（Ｓ４、Ｓ５、Ｓ６）に従って作成される。そして、
その作成された病棟患者一覧表が例えば、図６に示すよ
うに、表示ユニット４０に表示される。 【００２２】図６に示す病棟患者一覧表は、指定日時
「１９９６年２月２５日１３時」に、指定された病棟の
病室２０１に、患者Ｂ、Ｃ、Ｄが入院し、病室２０２に
患者Ｅ．．．が入院していることを示している。この図
６に示す病棟患者一覧表と図５に示した、指定日時「１
９９６年２月２５日９時」における患者の入院状況を表
す病棟患者一覧表を比較すると、２月２５日の１３時の
時点で、患者Ａの移動（転棟）により病室２０１に１つ
の空床ができることがわかる。 【００２３】上記の操作は、指定日時より前の時点、例
えば、２月１０日に行われる。この場合、病院の職員、
看護婦、医師は、この表示システムを用いることによ
り、２月１０日の時点で、指定された病棟において、２
月２５日１３時に病室２０１で空床ができることを知る
ことができる。図３に戻り、上記のように病棟患者一覧
表が表示ユニット４０に表示された状態で、他の処理を
要求する操作がなされると（Ｓ９）、その要求に従っ
て、制御ユニット１０は、その要求のあった処理を実行
する。例えば、表示ユニット４０に表示された病棟患者
一覧表において、ある患者を指定すると（例えば、その
患者名をクリックすると）、読みだされた各患者の管理
情報からその指定された患者の管理情報が取得され、表
示ユニット４０の画面上に患者の管理情報を示すウイン
ドウが表示される。そして、その内容をプリントアウト
することも可能である。 【００２４】また、上記のように、病棟患者一覧表が表
示ユニット４０に表示された状態で、終了操作がなされ
ると（Ｓ８）、当該表示システムが終了し、表示ユニッ
ト４０の画面が上記病棟患者一覧表から所定の初期画面
に変わる。なお、上記実施例おいて、図４に示すような
カレンダーウインドウＷ１及び時刻バーウインドウＷ１
を用いて日時を指定するようにしたが、その指定方法は
これに限定されない。また、図４に示すカレンダーウイ
ンドウＷ１において、日のみを指定する操作（例えば、
日をダブルクリックする操作）を行うと、その日が指定
される。このように、日だけが指定された場合、制御ユ
ニット１０は、その日の最も早い時刻が指定された場合
と同様の処理を実行する。 【００２５】 【発明の効果】以上、説明してきたように、本発明によ
れば、指定した時的条件における患者の入院状況が表示
装置に表示されるので、将来的な患者の移動状況を把握
できるとともに、患者の移動に伴う空床状況を把握する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明に係る表示システムが適用されるコンピ
ュータシステムの基本的な構成を示すブロック図であ
る。 【図２】病棟患者一覧データベースの構造例を示す図で
ある。 【図３】本発明に係る表示システムの処理例を示すフロ
ーチャートである。 【図４】日時を指定するために用いられるカレンダーウ
インドウと時刻バーウインドウを示す図である。 【図５】表示ユニットに表示される病棟患者一覧表の例
（その１）を示す図である。 【図６】表示ユニットに表示される病棟患者一覧表の例
（その２）を示す図である。 【符号の説明】 １０ 制御ユニット ２０ メモリユニット ３０ 通信インタフェースユニット ４０ 表示ユニット ５０ 入力ユニット １００ 病棟患者一覧データベース
ュータシステムの基本的な構成を示すブロック図であ
る。 【図２】病棟患者一覧データベースの構造例を示す図で
ある。 【図３】本発明に係る表示システムの処理例を示すフロ
ーチャートである。 【図４】日時を指定するために用いられるカレンダーウ
インドウと時刻バーウインドウを示す図である。 【図５】表示ユニットに表示される病棟患者一覧表の例
（その１）を示す図である。 【図６】表示ユニットに表示される病棟患者一覧表の例
（その２）を示す図である。 【符号の説明】 １０ 制御ユニット ２０ メモリユニット ３０ 通信インタフェースユニット ４０ 表示ユニット ５０ 入力ユニット １００ 病棟患者一覧データベース
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 北村 勝彦
鳥取県鳥取市永楽温泉町271番地 株式
会社富士通鳥取システムエンジニアリン
グ内
(72)発明者 鹿田 卓男
鳥取県鳥取市永楽温泉町271番地 株式
会社富士通鳥取システムエンジニアリン
グ内
(72)発明者 西田 雅則
鳥取県鳥取市永楽温泉町271番地 株式
会社富士通鳥取システムエンジニアリン
グ内
(56)参考文献 特開 平２−43670（ＪＰ，Ａ)
特開 平５−189495（ＪＰ，Ａ)
特開 平６−36152（ＪＰ，Ａ)
特開 平６−314392（ＪＰ，Ａ)
特開 平５−48048（ＪＰ，Ａ)
安部俊広，聖路加病院：操作環境をＭ
ｏｔｉｆで開発 医師がマウスで診療を
指示，日経コンピュータ，日経ＢＰ社,
1992年 ９月21日，第291号，ｐ．106−
114
分散型オーダシステム ＨＩＨＯＰＳ
−Ｄ 第２版，株式会社日立製作所,
1990年 ９月 １日
日立クライアント／サーバ形診療支援
システム ＨＩＨＯＳ−ＳＳ 第２版,
株式会社日立製作所，1995年 ８月 １
日
(58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名)
G06F 17/60 126
G06F 17/30 170
ＪＩＣＳＴファイル（ＪＯＩＳ)
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 【請求項１】入院患者の移動予定の時的条件及び移動内
容に関する情報含む患者の管理情報を格納したデータベ
ースにアクセス可能なコンピュータシステムに適用され
る患者の入院状況の表示システムにおいて、 入院状況を確認すべき日および時刻からなる時的条件を
指定するための手段と、 その指定された時的条件において入院している患者の管
理情報を上記データベースから読みだす手段と、 その読みだされた管理情報に基づいて作成される当該指
定された時的条件における患者の入院状況を表示装置に
表示させる第一の表示制御手段と、 当該指定された時的条件以降に予定された最も近い各患
者の移動内容及びその時的条件を上記読みだされた管理
情報から取得し、その移動内容及びその時的条件を上記
患者の入院状況に加えて表示装置に表示させる第二の表
示制御手段と を備えた患者の入院状況の表示システム。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5944396A JP3370843B2 (ja) | 1996-03-15 | 1996-03-15 | 患者の入院状況の表示システム |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5944396A JP3370843B2 (ja) | 1996-03-15 | 1996-03-15 | 患者の入院状況の表示システム |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09251501A JPH09251501A (ja) | 1997-09-22 |
| JP3370843B2 true JP3370843B2 (ja) | 2003-01-27 |
Family
ID=13113445
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5944396A Expired - Fee Related JP3370843B2 (ja) | 1996-03-15 | 1996-03-15 | 患者の入院状況の表示システム |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3370843B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH11134402A (ja) * | 1997-10-27 | 1999-05-21 | Fujitsu Ltd | 面会可否応答システム |
| JP2002215802A (ja) * | 2001-01-15 | 2002-08-02 | Hakuyukai | 施設入居者に関する情報提供方法およびその装置 |
| JP2014238862A (ja) * | 2014-07-30 | 2014-12-18 | 東芝テック株式会社 | 画面作成サーバ、携帯端末およびプログラム |
| JP2014211911A (ja) * | 2014-07-30 | 2014-11-13 | 東芝テック株式会社 | 画面作成サーバ、携帯端末およびプログラム |
-
1996
- 1996-03-15 JP JP5944396A patent/JP3370843B2/ja not_active Expired - Fee Related
Non-Patent Citations (3)
| Title |
|---|
| 分散型オーダシステム ＨＩＨＯＰＳ−Ｄ 第２版，株式会社日立製作所，１９９０年 ９月 １日 |
| 安部俊広，聖路加病院：操作環境をＭｏｔｉｆで開発 医師がマウスで診療を指示，日経コンピュータ，日経ＢＰ社，１９９２年 ９月２１日，第２９１号，ｐ．１０６−１１４ |
| 日立クライアント／サーバ形診療支援システム ＨＩＨＯＳ−ＳＳ 第２版，株式会社日立製作所，１９９５年 ８月 １日 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH09251501A (ja) | 1997-09-22 |
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