JP2004526224A - 患者医療情報処理システム及び方法 - Google Patents

Abstract

複数ソースから導出された医療情報を表示するためのインターネットコンパチブルシステム及び方法が提案されている。患者ラボラトリ結果を含む、当該患者と関連した医療パラメータが通信ネットワークを介して収集され、照合され、リレーショナルデータベース内に記憶される。それから、データベースが特定ラボラトリテスト結果のために
（ａ）ラボテスト名の一部分を識別するテキストストリング、
（ｂ）特定の識別子、
（ｃ）日付
の１つ又は複数に基づいて
検索される。それから、特定検索基準に適合するテスト結果が、所望の順番でユーザに表示される。新規に得られた、又は、レビューされていないラボラトリ結果を区別するために属性が割り当てられている。

Description

【０００１】
発明の領域
本発明は、医療情報の処理及び表示に関しており、特に、ネットワーク環境内にラボラトリテスト結果を含む患者医療データの処理及び表示に関する。
【０００２】
発明の背景
病院及び他の健康管理環境では、患者に関連する種々の医療データを集めて表示する必要乃至所望が多々ある。そのような情報は、ラボラトリテスト結果、治療ユニットデータ、診断及び治療処置、ベンチレータ情報、参加している医者、又は健康管理プロバイダ、及び、所定の患者に関連するカレンダ情報を含むことがある。目下のところ、そのような情報は、患者のベッドサイドに取り付けられたチャートを介して、又は、看護者ステーションで提供される。しかし、そのような理学チャートは見づらく、ラボラトリテスト結果のような、患者と関連する最新医療情報を含んでいないことが屡々ある。この問題点は、そのような医療データが多種のソースから種々異なる時点で達するという事実に起因して悪化する。しかも、今のところ使われているチャートは、看護者がアクセスして見易いように、又は、患者に関連する多種の医療テスト又は他のデータの結果から判断することができるように適合化されてはいない。その結果、複数ソースから導出された患者医療情報にアクセスして、相関して表示するための、もっと高速で、もっと効率的でユーザフレンドリィな手段が必要とされる。
【０００３】
発明の要約
インターネットコンパチブルシステム及び方法は、複数ソースから導出された医療情報を表示するように構成されている。患者のラボラトリテスト結果を含む、患者関連の医療パラメータは、通信ネットワークを介して集められ、照合され、リレーショナルデータベース内に記憶される。それから、このデータベースがサーチされて、（ａ）ラボテストネームの一部分を識別するテキストストリング、（ｂ）患者識別子、及び（ｃ）日付の１つ以上に基づく特定のラボラトリテスト結果が得られる。特定化されたサーチ基準に適合するテスト結果が、ユーザに表示される。通信ネットワークは、ラボラトリ結果を複数のソースから種々のネットワークプロトコルを用いて獲得する：例えば、ローカル及びワイドエリアネットワーク及び周辺医療装置とのインターフェース用のＡＳＴＭ及びＨＬ７プロトコルを含むプロトコルを用いる。
【０００４】
この結果は、ユーザに所望の順序（日付、患者名又はテスト結果タイプによる結果の順序付けを含む）で表示してもよい。ユーザが以前に知らされていた古いラボラトリテストから、新規に得られたラボラトリテスト結果、又は、再検討されていないラボラトリテスト結果を区別することができるように、属性が割り当てられている。付加的な属性が、ラボラトリテスト結果（例えば、ラボラトリ又は特定ラボラトリテスト結果が正常範囲内にあるかどうか）と関連した特定の特性に割り当てられて、ユーザに警報が出される。
【０００５】
他の観点では、本発明のシステムは、患者と関連した付加的な医療情報を連続して獲得して、合成ウィンドウ内に表示する。表示される医療情報は、目下特定のケアユニット、例えば、集中治療ユニット又は救急室ユニットと関連している患者用の患者データに基づいている。この点は、所定の治療ユニット、例えば、患者識別子、ベンチレータ情報、診断情報、処置情報、看護者の責任範囲、及び、ラボラトリテスト結果指示子を含む情報と関連する最新の更新患者情報を自動的に提供するのに有利である。
【０００６】
図面の簡単な説明
図面
図１は、本発明の原理による、種々の装置を有する通信ネットワークのブロック図、
図２は、本発明のシステムの流れ図、
図３は、ラボラトリテスト結果を本発明により表示するやり方の例を示す図、
図４は、所定の治療ユニットと関連する付加的な患者情報が、本発明により表示されるやり方の例を示す図、
図５は、本発明の治療ユニットベースでの患者医療情報を表示するシステムの流れ図を示す図、
図６は、本発明の機能を有するサーバのブロック図
である。
【０００７】
発明の詳細な説明
図１は、本発明の原理による、種々の装置を有する通信ネットワークのブロック図である。図１に示されているように、通信ネットワーク１は、ローカルエリアネットワーク及びワイドエリアネットワークの階層と相互接続されたＩＰ（Ｉｎｔｅｒｎｅｔ Ｐｒｏｔｏｃｏｌ）コンパチブルネットワークによって示されている。この例のホスピタル又はメディカルネットワークは、ＩＰコンパチブルネットワークであるけれども、他のタイプのネットワーク、例えば、他のコンピューティングプロトコル、例えば、Ｘ．２５、フレームリレー、ＩＢＭ ＳＮＡ等（但し、限定されない）を使用するオプティカル又はワイヤレスネットワーク（但し、限定されない）を使ってもよく、当該技術の当業者は、容易に分かる。更に、説明しているネットワークの例は階層ネットワークであるけれども、この点は、本発明により要求されてはいない。ネットワーク上の装置間の通信接続を行う、どんなタイプのネットワークアーキテクチュアでも使ってよい。
【０００８】
図１に示されているように、第１レベルの例示階層ネットワーク１は、メディカルインターフェースバス（ＭＩＢ）２を有している。ＭＩＢは、医療装置相互をローカルに接続するための公知のメディカルインダストリスタンダードである。図１に示されているように、ＭＩＢ２は、典型的には、患者の病室内の各医療装置を相互接続して、特定患者の治療を管理し、特定患者をモニタするのに使われる。種々異なる医療装置が、ＭＩＢ２を介して接続され、図１に示された例では、ベンチレータ６ａ、ＩＶ（Ｉｎｔｒａｖｅｎｏｕｓ：静脈注射）ポンプ８又は他の医療機器１０が含まれている。
【０００９】
ＭＩＢ２は、典型的には、インターフェースドッキングステーション（ＩＤＳ）装置１２を介して、第２レベルＬＡＮネットワーク３に接続されて、イーサネットコンパチブルＬＡＮネットワーク３とインターフェースが形成される。高次レベルのＬＡＮ３は、例えば、シーメンスメディカルシステムにより市販されているインフィニティＬＡＮにするとよい。この高次レベルのＬＡＮ３は、典型的には、必ずしも必須ではないが、組織の規模に応じて、病院内の特定の部署、例えば、集中治療部門又は手術部門等によって使われる。
【００１０】
図１には示されていないけれども、１つ以上のＭＩＢが第２レベルＬＡＮ３に接続されており、その結果、複数患者をＬＡＮ３を介してモニタ又は治療することができる。更に、医療装置を高次レベルＬＡＮ３に直接接続してもよい。例えば、図１に示されているように、ベンチレータ６ｂ及び麻酔システム１３が、ＭＩＢを通っていく必要なしに、ＬＡＮ３に直接接続されている。
【００１１】
更に、ＬＡＮ３は、イーサネットコンパチブルであるホスピタルＬＡＮバックボーン４に相互接続するとよい。このバックボーンネットワーク４は、病院又は医療組織内の種々の部門間を通信接続し、例えば、病院管理システム１５をラボラトリシステム１７と接続する。付加的に、ホスピタルＬＡＮ４は、リモートアクセスゲートウェイ１９を有しており、それにより、例えば、離隔した医務室２３又は離隔した治療場所２４から、例えば、インターネット２９を介して、ネットワーク１上の種々のシステム及び装置に確実にリモートアクセスすることができる。択一選択して、離隔した場所は、例えば、ダイアルアップテレホンポート、ＡＤＳＬ、又は、他のタイプのプライベートコネクションを介して、リモートアクセスゲートウェイ１９に直接アクセスしてもよい。リモートアクセスゲートウェイ１９は、スタンドアローンの代わりに、当該技術分野で公知のように、後述のサーバ２０の部分にしてもよい。
【００１２】
本発明の原理によると、中央サーバ２０がＬＡＮ３上に設けられていて、ＬＡＮ３、又は、例えば、ＨＬ７インターフェースを介して接続されたラボラトリシステム１７を介して供給されるラボラトリ結果を含むホスピタルＬＡＮ４に接続された周辺医療装置、又は、施設からデータが収集、且つ処理される。図１に示されている幾つかの医療装置から得られた付加的なラボラトリ結果を含む付加的な医療パラメータデータは、例えば、ＡＳＴＭセッセージングを使うサーバ２０で得られる。所定の患者と関連して得られた医療パラメータは、ディスプレイ及び制御用のネットワーク１上の医療装置から得られる。当業者には容易に分かるように、サーバ２０は、ネットワーク１の階層のどのレベルかに位置している。つまり、ＬＡＮ（例えば、３又は４）の異なったレベルは全て、図１の離隔した場所と同様に相互に結合されている。サーバ２０の例は、シーメンスメディカルシステムにより市販されているプロメテウスサーバである。このサーバは、例えば、マイクロソフトＮＴオペレーティングシステムを実行することができるコンピュータシステムによってホスティングすることができる。
【００１３】
図２には、フローチャートの形式で、本発明により、サーバ２０によって実行される機能が示されている。サーバ２０により、最初に、ステップ２０２に示されているようなネットワーク上の装置と通信が確立される。これは、例えば、当該技術分野で周知のように、もっと高いアプリケーションレイヤプロトコルと共に、ＩＰプロトコル及びネットワーク１上の各装置にアドレッシングされた既知のＩＰ装置を使って実行される。サーバ２０と他の装置との間で、一端通信が確立されると、サーバ２０は、モニタされているパラメータ、及び、ラボラトリ結果を含む、種々の装置用に選択されたセッティングを収集し始める。上述のように、そのようなラボラトリ結果は、ＬＩＳ１７とのＨＬ７インターフェースを介して、又は、図１に示されているケア（ＰＯＣ）メディカルデバイスのＡＳＴＭ又はＭＩＢを介して得ることができる。
【００１４】
医療データ及びラボラトリ結果は、連続的又は周期的に得ることができ、サーバ２０内のリレーショナルデータベース２５内に記憶するために所定患者と相関される。データベース２５は、マイクロソフトＳＱＬサーバのようなリレーショナルデータ記憶用に使われる典型的なものにするとよい。
【００１５】
本発明の１観点では、ユーザは、図１に示されているような、マイクロソフトウィンドウズコンパチブルＰＣ２６又はウィンドウズＮＴコンパチブルＰＣ３９を使うことができ、又は、所定患者と関連した医療パラメータ及びラボラトリ結果情報を視るために、ウェブブラウザプログラム（例えば、マイクロソフトインターネットエクスプローラ又はネットスケープナビゲータ）のようなメニュー生成プログラムを実行することができる何らかの他のコンピュータを使用することができる。即ち、ユーザは、サーバ２０と通信接続することができる限りで、どんなコンピュータ上のウェブブラウザを使ってもよい。これは、専用ターミナルにアクセスせずに、医者が、例えば、離隔した医務室２３から、ラボラトリテスト結果にアクセスして得ることができるので有利である。勿論、ユーザは、簡単にキーボード及び／又はマウス又は何らかの他のユーザインターフェース装置を使って、当該技術で周知のように、ユーザ選択又はユーザコンピュータでのリクエストを入力するようにしてもよい。
【００１６】
従って、サーバ２０は、医療データを、例えば、ウェブブラウザ上でのデータ表示用のＨＴＭＬ（ＨｙｐｅｒＴｅｘｔ Ｍａｒｋ−ｕｐ Ｌａｎｇｕａｇｅ）プログラミング言語とコンパチブルに照合且つフォーマッティングすることができる。つまり、サーバは、例えば、ユーザのウェブブラウザからリクエストするために生成されたＨＴＴＰ（ＨｙｐｅｒＴｅｘｔ Ｔｒａｎｓｆｅｒ Ｐｒｏｔｏｃｏｌ）コマンドに応答する。図６には、患者医療情報を有するデータベース２５を管理、照合、サーチ及び更新するように作動するサーバ２０の実施例のブロックダイアグラムが示されている。プログラム要素又はプロセッサは、ここで説明しているような種々の機能を実行するための命令を実行するように作動し、通信プロセッシングモジュール２５０２を有しており、このモジュールは、所定患者に割り当てられた、モニタされたパラメータを含む患者データを、ネットワークから得て、データベース２５内に記憶された情報と照合する。ナビゲーション照合プロセッサ２５０４は、ウェブブラウザ及びディスプレイジェネレータソフトウェアと一緒に作動して、ユーザにディスプレイするためのパラメータの優先順位を上位にし、その際、ユーザインターフェースを介してユーザによって選択された種々のアプリケーションを介してユーザはナビゲートする。ネームサーバプロセッサ２５０６は、システムを通じて患者情報を追跡して更新するために、唯一の識別子（Ｉｄｓ）をシステムネットワークに接続された各ノード、及び、システム内の各患者と関連付ける。入出力データ及び制御信号は、種々のプロセッサ間で通信するのに使われると同時に、データベース２５とサーチエンジン２３、及び、通信ライン２５１０を介してネットワークとインターフェースを行う。
【００１７】
図３には、ラボラトリテスト結果を含む医療パラメータを、本発明により、ユーザコンピュータ２６のウェブブラウザ上で検索して表示する様子を示す例が示されている。図示のように、表示ウィンドウ３００は、ナビゲータパネル部３１０と結果部３２０とを有しており、所定患者と関連した特定の医療パラメータデータにアクセスするためのユーザリクエストに応答して表示される。これは、例えば、特定患者の名前又はベッドをネットワーク上（例えば、ＣＵ１ ３０４，Ｌｅａｒｙ 又はＰｅｒｓｏｎ ０１）で特定することによって、及び、ＬＡＢＳ タブ３０３上で選択することによって達成される。ユーザがレビューアイコン３０５を選択した場合の、レビューディスプレイ３００の例が図３に示されている。ナビゲータパネル表示部３１０は、データフィールド３１０１と、ラボラトリメッセージが受信された時間フィールド３１０５と、ラボラトリ結果番号３１０９、及び、ユーザが入力したラボラトリ注釈に応答して表示可能なノートアイコンを含む、データベース２５のサーチ結果を表示する。ラボラトリメッセージ３１０９の各々が、ナビゲータパネル表示部３１０に日付及び時間シーケンス順に示されている。
【００１８】
システムは、テスト結果３１１０，３１１１，３１１２，３１１３の各々をグループに分けるように作動する。図３に示されているように、テスト結果の各々は、テストの特定のタイプに相応し、例えば、血液ガス、電解液、代謝中間産物及び酸素測定のようなテストの特定のタイプに相応する。所定ラボラトリ３１０９のユーザ選択により、結果表示部３２０で表示するために、相応するラボラトリテスト結果３１１０−３１１３に直接リンク又は関連付けることができる。相応のラボラトリテスト結果と関連付けられたパラメータデータ３２０１は、ユーザ選択に応答してパネル３２０に表示され、その際、各特定ラボラトリテスト用の付加的な詳細な患者医療情報が提供される。日付／時間指示子３２０５及び選択されたラボラトリ３１０９を指示するラボラトリ指示子３２０９は、表示結果部３２０上に設けられている。
【００１９】
本発明のシステムは、更に、ユーザが、選択されたテスト結果が表示されるべきカレンダ日付の数を選択したり、変更したりすることができるように作動する。ユーザ選択可能なエントリパッド３１２０により、ユーザは、ウィンドウ３００に表示するためのパラメータデータをサーチ及び検索する所定時間周期を選択することができる。特定実施例では、ユーザ選択コントロールが、１，２，３，５又はＡＬＬのデイインクリメントで設けられている。例えば、エントリパッド３１２０用に１ＤＡＹをユーザ選択すると、サーチエンジンで検索して、最新テスト結果（即ち、現時間から１日以内の入力時間である）だけが表示されるようになり、このことは、他の全てのサーチ基準に当てはまる。逆に、ＡＬＬ ＤＡＹのユーザ選択では、サーチエンジンで検索して、日付／時間を考慮せずに、他の全てのサーチ基準に適合するテスト結果全てが表示される。結果データ表示３２０は、年代順にリストするとよい。択一選択的に、結果を、以下のような所定サーチ操作から得られるサーチ順番でリストしてもよい。サーチ基準に適合するテスト結果は、年代順にリストしてもよい。
【００２０】
ナビゲータパネル部３１０は、更にサーチフィールド３１３０を有しており、このサーチフィールドによりラボラトリテストのタイプに相応するテキストストリング部をユーザが入力することができる。サーチエンジンは、テキストストリングを全てのラボラトリテストタイプのリストと比較して、所定患者用のテキストストリングを、日付選択コントロール３１３０に関連付けるテストタイプに相応するラボラトリ全てのリストを生成する。これにより、ユーザは、一層効率的且つカストマイズ可能に、医療テスト結果データを表示することができるようになる。
【００２１】
表示指示子３１２５又はフラグは、レビューされていない、又は、レビュー用に選択された相応のラボラトリ３１０９の各々と関連付けられる。こうすることによって、ユーザは、可能な新規のラボラトリ結果を迅速に確認することができるようになる。ユーザ選択及び以前にレビューされていないラボラトリのレビューにより、指示子３１２７は、表示部３１０に設けられて、選択されたラボラトリがレビューされたことを指示する。
【００２２】
システムは、更に、ラボラトリ結果が正常範囲内であるかどうかを示す付加的な情報を提供する。例えば、フラグ３１２５は、全てのラボラトリ結果が、ラボラトリメッセージが正常範囲内であることに相応する場合、第１の色属性（例えば、緑色）のような属性を含み、各結果のどれかが正常範囲外である場合、第２の色属性（例えば、赤色）を含むようにするとよい。表示部３００には、更に、正常範囲内の結果がどれであるか指示する、ラボラトリテスト結果３１１０−３１１３の各々の指示部が設けられている。特定の実施例では、各ラボラトリテスト結果と関連付けられたテキストは、正常範囲のために付加的な第１の属性（例えば、黒色）を有しており、異常範囲のために第２の属性（例えば、赤色）を有している。そのように指示することにより、迅速且つ容易に、ラボラトリ結果と関連付けられた起こり得る問題点を識別することができるようになる。
【００２３】
図４は、表示基準に適合するデータベース内に含まれている患者と関連付けられたサマリー情報を提示するための、本発明の、ウェブイネーブルドクリニカル情報システム内のコンポーネント表示部４００が示されている。表示部４００は、例えば、患者モニタ、ベンチレーター、ラボラトリ解析システムを含む、ネットワークに取り付けられたインターフェース構成された周辺装置から電子的に得られた情報、並びに、マニュアル入力された情報を結合する拡張シートスタイルマルチ患者データプレゼンテーションを含む。表示部４００は、一人又は複数患者と関連付けられたチャートデータをカストマイズして電子的に呈示するように作動する。これは幾分有利である。つまり、単数又は複数の身体チャートでの患者情報の入力及び維持と関連するマニュアル操作を除去すると同様、所定患者に関連する最新情報にアクセスする際に関連する問題点を最小化することができる。
【００２４】
例えば、入院患者は、入院中異なった治療ユニット間で移動することがある（例えば、緊急室（ＥＲ）から集中治療ユニット（ＩＣＵ）に）。各々所定の治療ユニット及びベッドナンバーと関連付けられた、ネットワークＬＡＮ（例えば、ホスピタルイントラネット）上の種々異なるノードを通じて、患者と関連付けられた医療装置とのネットワーク接続により、そのネットワーク内の患者を自動的に追跡することができるようになる。このようにして、患者情報は、全治療ユニットに対して得ることができるようになる。
【００２５】
表示部４００は、所望データフィールド及びコラムを後述のように選択することによるユーザリクエストに応答してカストマイズしてもよい。例示的な実施例では、表示部４００は、種々のデータフィールド、例えば、治療ユニットフィールド４１０、患者フィールド４２０、ステータス４３０、ベンチレータ４４０、プロシージャ４６０、ラボラトリ結果４７０及びアテンダントエリア４８０を含む。ユーザは、治療ユニットのプルダウンリスト又はメニュー選択から所望の治療ユニット４１０を選択することによって集中治療ユニット１（ＣＵ１）のような特定治療ユニットと関連する患者情報にアクセスすることを要求することがある。その際、サーチエンジンは、リレーショナルデータベースから、選択された治療ユニットに関連する患者情報を検索する。それから、治療ユニットフィールドにより、患者が情報を、ユーザ選択可能なディスプレイ基準、例えば、治療ユニット、治療提供者、又は、モニタユニットによって生成することができる。患者リストが可視ページアロケーションを超過した場合、ページ指示子４０５により、現在のページに加えてページ数が表示され、他のページ数へのハイパーリンクが行える。
【００２６】
患者フィールド４２０により、患者名４２２、患者識別子（ＩＤ）４２４及び患者ベッド番号４２６を含む患者情報が表示される。患者フィールド４２０は、埋め込みリンク情報を有しており、例えば、特定患者フィールドのユーザ選択（例えば、マウスクリック又はライトペン選択を介して）により、選択された患者に特定のウェブイネーブルスクリーンディスプレイが提供される。ステータスフィールド４３０により、ユーザ又はオペレータがテキスト情報を入力することができるような空きテキスト領域が提供される。これは、キーボード、ライトペン又は他のマニュアル入力手段によって入力するデータによって達成される。ベンチレータフィールド４４０には、所定患者と関連した換気の現在のモード、並びに、患者が連続して換気されていた日数が表示される。ベンチレータフィールド値及びパラメータセッティングは、ネットワークを介して接続されたベンチレータユニットから自動的に得られ、又はユーザによって入力されるようにしてもよい。診断フィールド４５０が操作されて、選択された治療ユニット内の各患者と関連する最新の１次及び２次診断が表示され、プロセッサフィールド４６０により、各患者用の最新記憶医療処置が表示される。
【００２７】
ラボラトリ結果フィールド４７０により、どのラボラトリ結果が、特定患者用のシステムによって収集されたかどうか指示され、ユーザが未だ視ていない新規に得られたラボラトリ結果を区別するための属性が割り当てられる。属性の１例は、色を表示するとよい。例えば、新規ラボラトリ結果が、システムから電子的に得られ、色が着けられた（又は、多色の）指示子が、ウェブブラウザ上で表示され、その結果、ユーザは、新規情報を視るのに利用できるということを決めることができる。付加的な指示子（例えば、指示子の形状）をウェブブラウザ上で符号化して、ラボラトリ結果の特定値の関係を、そのような結果を伝送した解析システムに従った結果の、患者の正常データ範囲に比較して指示する。
【００２８】
例えば、特定の実施例では、「フラグ」指示子４７２の様子により、特定ラボラトリの結果が、ヘルスケアプロバイダ、例えば、関わっている医者又は看護人によって視られていないということが指示される。前述のように、ラボラトリ結果システムが、その結果が患者の正常範囲内であることを指示するために、フラグは、特定の色属性、例えば、緑色である。異なった色属性、例えば、赤色は、その結果が患者の正常範囲外である場合に指示するのに使われる。ラボラトリ結果は、ここで説明しているラボラトリ結果表示にハイパーリンクされて、ユーザが、特定結果値を所定患者用の特定ラボラトリと関連して視ることができる。看護人領域４８０は、医師（ＭＤ）フィールド４８２及びナース（ＲＮ）フィールド４８４を含んでおり、それにより、現在、システム内の患者に割り当てられている医師及びナースの各々を指示する情報を表示することができる。
【００２９】
本発明の観点に従って、表示窓４００は、ラボラトリテスト結果と一緒に付加的な情報を収集且つ表示するように設けられており、それにより、所定のサーチ基準に適合した患者の電子的サマリーを自動的に更新することができる。ハイレベルのシステム機能を示す流れ図が、図５に示されている。図示のように、ステップ５０２で、ネットワーク上の種々の装置及びノードと通信が確立すると直ぐに、システムは、ステップ５０４で、このノードを介して、自動的に患者医療情報を得る。ネットワークを介して得られた情報は、ステップ５０６で照合され、データベース内に記憶される。ウェブブラウザを含むメニュージェネレータは、ステップ５０８，５１０に示されているような治療ユニットのような、所定のサーチ基準に適合する患者医療データを含む窓を表示する。
【００３０】
上述した図示の種々の実施例は単に例示にすぎず、本発明の範囲を超えない限りで、当業者は種々に変形することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】
本発明の原理による、種々の装置を有する通信ネットワークのブロック図
【図２】
本発明のシステムの流れ図
【図３】
ラボラトリテスト結果を本発明により表示するやり方の例を示す図
【図４】
所定の治療ユニットと関連する付加的な患者情報が、本発明により表示されるやり方の例を示す図
【図５】
本発明の治療ユニットベースでの患者医療情報を表示するシステムの流れ図を示す図
【図６】
本発明の機能を有するサーバのブロック図

Claims (17)

1. 複数ソースから導出された医療情報を表示するためのネットワークコンパチブルシステムにおいて、装置は：
   患者ラボラトリ結果を含む、当該患者と関連した医療パラメータを得る通信プロセッサと、
   前記得た医療パラメータをデータベース内に記憶するために照合する照合プロセッサと、
   所望の順番で表示するために、
   （ａ）ラボテスト名の一部分を識別するテキストストリング、
   （ｂ）特定の識別子、
   （ｃ）日付
   の１つ以上に基づく特定ラボラトリテスト結果を検索するために、前記得られた医療パラメータの前記データベースを検索する装置
   を有することを特徴とするシステム。
2. 前記ネットワークは、少なくとも１つのインターネット又はイントラネットコンパチブルネットワークである請求項１記載のシステム。
3. 前記照合プロセッサは、前記得られた患者ラボラトリ結果を、（ａ）テストタイプ、（ｂ）日付、（ｃ）患者の少なくとも１つを含む基準によって整列する請求項１記載のシステム。
4. 前記検索は、（ａ）患者名、（ｂ）看護者識別子、（ｃ）診断を識別するテキスト、（ｄ）処置を識別するテキストの少なくとも１つを含む付加的な基準に基づいている請求項１記載のシステム。
5. 前記通信プロセッサは、（ａ）ＡＳＴＭ及び（ｂ）ＨＬ７の１つ又は複数を含むネットワークプロトコルを使って、前記テキスト結果を前記複数のソースから得る請求項１記載のシステム。
6. 前記通信プロセッサは、（ａ）ホスピタルイントラネット、（ｂ）患者モニタリングシステムの１つ又は複数から前記結果を得る請求項１記載のシステム。
7. 前記システムは、前記テスト結果と共に他の情報を得て、合成表示窓中に表示し、前記他の情報は、（ａ）ベンチレータステータス、（ｂ）診断情報、（ｃ）ケアユニット識別子、（ｄ）処置、（ｅ）看護者識別子、（ｆ）ラボラトリテスト結果識別子の１つ又は複数を含む請求項１記載のシステム。
8. 更に、前記特定テスト結果を表示するための窓を生成するためのメニュージェネレータを有する請求項１記載のシステム。
9. 前記メニュージェネレータは、インターネットブラウザを含む請求項８記載のシステム。
10. 前記照合プロセッサは、レビューされていないテスト結果を区別するために属性を割り当てる請求項１記載のシステム。
11. 前記属性は、所定の色である請求項１０記載のシステム。
12. 前記照合プロセッサは、所定範囲レベル以外のテスト結果を識別するために属性を割り当てる請求項１記載のシステム。
13. 前記属性は、所定の色である請求項１２記載のシステム。
14. 複数ソースから導出した医療情報を表示するためのインターネットコンパチブルな方法において、
    患者ラボラトリ結果を含む患者と関連付けられた医療パラメータを得るステップと、
    データベース中に記憶するために前記得た医療パラメータを照合するステップと、
    所望の順序で表示するために、（ａ）ラボテスト名の部分を識別するテキストストリング、（ｂ）患者識別子、（ｃ）日付の１つ又は複数に基づいて特定ラボラトリテスト結果を検索するステップと
    を有していることを特徴とする方法。
15. 更に、前記ラボラトリテスト結果を表示するための窓を生成するステップを有している請求項１４記載の方法。
16. 更に、レビューされていないテスト結果を区別するための属性を割り当てるステップを含む請求項１４記載の方法。
17. 所定の範囲レベル以外のテスト結果を識別するための属性を割り当てるステップを有する請求項１４記載の方法。

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