JP3370842B2 - 半導体装置の実装構造 - Google Patents

半導体装置の実装構造

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JP3370842B2
JP3370842B2 JP2808896A JP2808896A JP3370842B2 JP 3370842 B2 JP3370842 B2 JP 3370842B2 JP 2808896 A JP2808896 A JP 2808896A JP 2808896 A JP2808896 A JP 2808896A JP 3370842 B2 JP3370842 B2 JP 3370842B2
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electrode
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sharp
mounting
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    • H01L2224/80Methods for connecting semiconductor or other solid state bodies using means for bonding being attached to, or being formed on, the surface to be connected
    • H01L2224/81Methods for connecting semiconductor or other solid state bodies using means for bonding being attached to, or being formed on, the surface to be connected using a bump connector
    • H01L2224/8119Arrangement of the bump connectors prior to mounting
    • H01L2224/81193Arrangement of the bump connectors prior to mounting wherein the bump connectors are disposed on both the semiconductor or solid-state body and another item or body to be connected to the semiconductor or solid-state body

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は半導体装置の実装構
に係り、特に突起電極を用いて実装処理を行う半導体
装置の実装構造に関する。 【0002】近年、半導体装置の高密度化,高速化,小
型化が要求されており、この要求に対応すべくフリップ
チップ実装方法が多く用いられるようになってきてい
る。このフリップチップ実装方法においては、半導体チ
ップ或いは半導体装置の所定位置に複数の突起電極を形
成する必要がある。また、高密度化により突起電極の形
成数も増大する傾向にある。更に、複数配設される突起
電極の内、一つにでも接続不良が発生すると半導体チッ
プ及び半導体装置は機能しなくなる。 【0003】よって、信頼性の高い実装を行うために
は、各突起電極を確実に実装基板に接続する必要があ
る。 【0004】 【従来の技術】例えば、マルチチップモジュール(MC
M)においては、ベアチップ状の半導体チップの一面に
複数の突起電極(以下、バンプという)を形成し、この
ベアチップをマザーボードにフリップチップ接合により
実装することが行われている。また、BGA(Ball Grid
Array) 構造の半導体装置は、半導体チップを搭載した
基板の実装面に複数のバンプを形成し、この半導体装置
を実装基板にフリップチップ接合により実装することが
行われている。 【0005】従来、上記突起電極を形成する方法として
は、メッキ法,蒸着法,及びワイヤーボンディング法等
が用いられており、また突起電極の材質としては半田或
いは金(Au)が一般に用いられている。メッキ法によ
り突起電極を形成する方法では、半導体チップ或いは基
板にバンプ形成位置を残してレジストを配設し、これを
電界メッキ槽に浸漬してバンプ形成位置にバンプを成長
させる。また、蒸着法では、半導体チップ或いは基板に
バンプ形成位置を残してレジストを配設し、これを蒸着
装置に装着してバンプ形成位置にバンプを成長させる。
図13(A)は、メッキ法或いは蒸着法を用いることに
より半導体チップ1上に形成されたバンプ2を示してい
る。 【0006】一方、ワイヤーボンディング法では、ワイ
ヤーボンディング装置を用い、バンプ形成位置に金ワイ
ヤを接合した後、キャピラリを微量上昇させた時点でワ
イヤカットを行い、これによりバンプ形成位置にスタッ
トバンプを形成する。図13(B)は、ワイヤーボンデ
ィング法を用いることにより半導体チップ1上に形成さ
れたスタットバンプ3を示している。 【0007】上記のようにバンプが形成された半導体チ
ップ或いは半導体装置(以下、半導体チップ及び半導体
装置を総称して半導体装置という)は、マザーボード或
いは実装基板(以下、マザーボード及び実装基板を総称
して実装基板という)にフリップチップ接合される。こ
のため、図14(A)に示されるように、実装基板4の
バンプ5が形成された位置と対応する位置には平面電極
6が形成されており、この平面電極6にバンプ5がフリ
ップチップ接合されることにより半導体装置7は実装基
板4に電気的に接合させる構成とされていた。尚、図1
4(B)は半導体装置7が実装基板4にフリップチップ
接合された状態を示している。 【0008】また、接合時におけるフリップチップ方法
はバンプの材質に依存する。具体的には、半田の場合に
はバンプを加熱・加圧することにより平面電極に接合さ
せ、金スタットバンプの場合には半導体装置と実装基板
の間に導電性樹脂等を介在させた上で加圧することによ
り平面電極に接合させる構成とされていた。 【0009】 【発明が解決しようとする課題】ところで、フリップチ
ップ接合の場合、バンプ5が実装基板4上に形成された
平面電極6と安定した接続を行うためには、バンプ5の
高さを一定化することが不可欠である。このため従来で
は、バンプ5に対してその高さを一定化するためのレベ
リング処理を行っている。 【0010】このレベリング処理は、図15(A)に示
されるように、バンプ5の形成後に押圧部が平坦面とさ
れたレベリング用治具8にてバンプ5の上部を押圧し、
バンプ5の上部に平坦部5aを成形する処理である。し
かるに従来のレベリング処理は、単にバンプ5の上部に
平坦部5aを成形するのみの処理であったため、バンプ
5自体のボリューム(大きさ)にバラツキがある場合に
は、レベリング処理により形成された平坦部5aの面積
に差が生じてしまう。即ち、バンプ5のボリュームが大
きい場合には平坦部5aの面積は大きくなり、逆にバン
プ5のボリュームが小さい場合には平坦部5aの面積は
小さくなる。 【0011】よって、上記のように平坦部5aの面積に
バラツキがあるバンプ5が形成された半導体装置7を実
装基板4にフリップチップ接合すると、バンプ5と平面
電極6との接続面積にバラツキが生じ、接続抵抗(接続
インピーダンス)に差が生じてしまうという問題点が生
じる。このように接続抵抗に差が生じると、高速化され
た半導体装置7の場合には、接続抵抗差に起因して半導
体装置7の処理速度にバラツキが生じ、安定した処理が
行えないおそれがある。 【0012】本発明は上記の点に鑑みてなされたもので
あり、安定したフリップチップ接合を可能とした半導体
装置の実装構造を提供することを目的とする。 【0013】 【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明では、半導体チップまたは半導体チップが
搭載される基板に複数の突起電極が配設された構成を有
する半導体装置を、前記突起電極と接続される電極部が
形成された実装基板に実装する半導体装置の実装構造に
おいて、前記半導体装置に配設された前記突起電極を、
基部と、該基部の先端部に形成された平坦部と、該平坦
部の中央に突出形成された尖鋭部とよりなる構成とし、
前記実装基板に形成された前記電極部を、孔部と環状電
極部とよりなるホール電極により構成し、前記突起電極
と前記ホール電極とを接続した状態において、前記尖鋭
部が前記孔部に嵌入し、前記平坦部が前記環状電極部と
当接するよう構成すると共に、前記孔部内に裏打ち材が
充填された構成としたことを特徴とするものである。 【0014】 【0015】 【0016】 【0017】 【0018】 【0019】 【0020】 【0021】 【0022】 【0023】上記した請求項1記載の発明によれば、突
起電極とホール電極との電気的な接続面積を増大するこ
とができ、電気的接続を確実に行なうことができる。 【0024】 【0025】 【0026】 【0027】 【0028】 【0029】 【0030】 【0031】 【0032】 【0033】 【0034】 【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態について
図面と共に説明する。図1及び図2は本発明の一実施例
である半導体装置10を示しており、図1は半導体装置
10を実装基板11に実装した状態を、また図2は半導
体装置10を実装基板11に実装する前の状態を示して
いる。 【0035】尚、本発明はバンプが形成された半導体チ
ップ及び半導体装置(例えばBGA構造の半導体装置)
の双方に適用することができるが、以下の説明において
は、この半導体チップ及び半導体装置を総称して半導体
装置10というものとする。図1及び図2に示す例で
は、半導体装置10として半導体チップを用いた例を示
しており、チップ本体12の実装基板11と対向する面
には複数の突起電極13(以下、バンプという)が形成
されている。このバンプ13は、例えば材料として高融
点半田が用いられており、基部14の先端部に尖鋭部1
5が形成されたことを特徴としている。 【0036】基部14はその一端部が半導体装置10に
形成されているパッド37(図3 に示す)に接合されて
おり、これによりバンプ13は半導体装置10と電気的
に接続されている。また、尖鋭部15は基部14と一体
的に形成されており、例えば円錐形状等の尖った形状を
有している。この尖鋭部15は基部14の先端部に形成
された平坦部16の中央に形成されており、実装基板1
1に向け突出した構成とされている。 【0037】一方、上記構成とされた半導体装置10が
実装される実装基板11は、図1及び図2に加え図4に
示されるように、基板本体17の半導体装置10と対向
する面に複数の電極部18が形成されている。この電極
部18は突起電極状(バンプ状)の形状を有しており、
また半導体装置10に配設されているバンプ13の材料
に対し柔らかい材料(例えば金(Au))で形成されて
いる。更に、電極部18の配設位置は、バンプ13の形
成位置と対応するよう構成されている。 【0038】続いて、上記構成とされた半導体装置10
を実装基板11に実装する方法について説明する。半導
体装置10を実装基板11に実装するには、図2に示さ
れるように、バンプ13とバンプ状の電極部18とが対
向するよう半導体装置10と実装基板11とを位置決め
し、続いて半導体装置10を実装基板11に向け押圧す
る。前記のように、バンプ13と電極部18とは位置決
めされているため、半導体装置10を実装基板11に向
け押圧することにより、バンプ13は電極部18に向け
押圧される。 【0039】この際、上記のようにバンプ13はその先
端部に尖った尖鋭部15が形成されており、かつバンプ
13は電極部18に対して硬い材質により形成されてお
り、更に電極部18はバンプ状とされているため、上記
押圧処理により尖鋭部15は電極部18に嵌入する。 【0040】図3は、バンプ13に形成された尖鋭部1
5が電極部18に嵌入した状態を拡大して示している。
同図に示されるように、バンプ13が電極部18に嵌入
した状態で、尖鋭部15は電極部18に突き刺さった状
態となっている。このように、半導体装置10を実装基
板11に実装した状態において、バンプ13の先端部に
形成された尖鋭部15が実装基板11に形成されている
電極部18に嵌入するため、バンプ13と電極部18と
の電気的な接続面積を増大することができる。即ち、尖
鋭部15は上記したように円錐形状等の表面積の広い形
状とされているため、バンプ13と電極部18との接触
面積は増大する。 【0041】よって、バンプ13の大きさにバラツキが
生じていたとしても、バンプ13と電極部18との接触
面積は十分に広くなり、バンプ13と電極部18の電気
的接続を確実に行うことができる。これにより、バンプ
13と電極部18との電気的接続位置において接続抵抗
(接続インピーダンス)にバラツキが発生することを防
止でき、従って高速化された半導体装置10であっても
安定した処理を確保することができる。 【0042】また、バンプ13と電極部18との電気的
接続を行うに際し、従来のスタットバンプ3を用いた実
装構造で必要とされた導電性部材が不要となるため、従
来のスタットバンプ3を用いた実装構造に比べて部品点
数の削減及び製造工程の簡単化を図ることができる。 【0043】更に、本実施例においては、バンプ13を
電極部18に機械的に嵌入させることにより接続を行う
構成とされているため、従来バンプを電極部に接続する
際に必要とされた加熱処理を不要とすることができる。
よって、実装処理の簡単化を図ることができると共に、
半導体装置10に熱ダメージが発生することを防止する
ことができる。尚、バンプ13と電極部18との電気的
接続をより確実にするために、従来と同様に実装時に加
熱雰囲気下でバンプ13と電極部18とを接合する構成
としてもよい。 【0044】続いて、上記構成とされた半導体装置10
の製造方法について説明する。尚、本発明に係る半導体
装置10の製造方法は、バンプ13の形成方法に特徴を
有するため、以下の説明においてはバンプ13の形成方
法についてのみ説明するものとする。 【0045】バンプ13は、突起電極形成工程と尖鋭部
形成工程とを実施することにより形成される。突起電極
形成工程は、半導体装置10の所定位置に尖鋭部15が
形成されていない状態のバンプ13a(即ち、従来構成
のバンプ)を形成する工程であり、尖鋭部形成工程は突
起電極形成工程で形成されたバンプ13aに対して尖鋭
部15を形成する工程である。以下、各構成について説
明する。 【0046】バンプ13を形成するには、突起電極形成
工程においてメッキ法,蒸着法,或いはワイヤーボンデ
ィング法等を用いて半導体装置10の所定位置にバンプ
13aを形成する。このバンプ13aの形成方法は、特
に限定されるものではなく、上記した各方法の何れを用
いて形成してもよい。また、上記のバンプ13aの形成
方法は、何れもバンプ形成方法として一般に知られてい
るものであり、よって従来から用いられているバンプ形
成設備をそのまま用いてバンプ13aを形成することが
できる。 【0047】図5は、突起電極形成工程を実施すること
により、バンプ13aが形成された半導体装置10を示
している。この突起電極形成工程が終了した状態では、
バンプ13aにはまだ尖鋭部15は形成されておらず、
よってバンプ13aは球状或いは柱状形状となっている
(図5では球状形状を示す)。 【0048】突起電極形成工程が終了すると、続いて尖
鋭部形成工程が実施される。尖鋭部形成工程では、図6
及び図7に示されるように、尖鋭部形成用治具19(以
下、単に治具という)を用いてバンプ13aの先端部に
尖鋭部15を形成する。治具19は、図6及び図8
(A)に示すように、バンプ13aと当接する先端部に
例えば円錐形状の凹部20と環状の平面部21とを有し
ており、図示しない昇降機構により上下動する構成とさ
れている。バンプ13aに尖鋭部15を形成する際、治
具19は昇降機構により図6に示されるようにバンプ1
3aに向け下降してバンプ13aの先端部を加圧する。 【0049】この際、治具19は成形型として機能し、
よってバンプ13aの先端部には凹部20の形状に対応
した尖鋭部15が形成される。また、同時にバンプ13
aの先端部には平面部21に対応した平坦部16も形成
される。これにより、図7に示される基部14,尖鋭部
15,及び平坦部16を有したバンプ13が形成され
る。 【0050】上記した尖鋭部形成工程は、従来実施され
ていたレベリング処理(図15参照)に代えて行われる
ものであり、尖鋭部形成工程を設けてもこれにより製造
工程が複雑化するようなことはない。また、治具19を
上下動させる昇降機構も従来のレベリング処理において
レベリング用治具8を駆動する機構として用いられてい
るものであり、よってレベリング用治具8を治具19に
交換するだけで尖鋭部15を形成することが可能とな
る。更に、尖鋭部形成工程は単に突起電極13aに対し
治具19を押圧するだけの処理であるため、容易に尖鋭
部15を形成することができる。 【0051】尚、上記した尖鋭部形成工程で使用した治
具19は、半導体装置10に形成された複数のバンプ1
3aに対し、1個づつ尖鋭部15を形成する構成のもの
であったが、図8(B)に示されるように、複数のバン
プ13aの形成位置に対応するよう複数の凹部20を平
面部21内に設けた構成の治具22を用意し、この治具
22を用いて尖鋭部形成工程を実施することにより、複
数のバンプ13aに対し効率良く尖鋭部15を形成する
ことが可能となる。 【0052】また、上記した尖鋭部形成工程では、従来
実施されていたレベリング処理の効果をそのまま維持す
ることができ、尖鋭部15の形成時に同時に形成される
平坦部16の高さは均一となるよう構成されている。続
いて、本発明に係る実装基板の第1実施例について説明
する。 【0053】図9は第1実施例に係る実装基板25にB
GA構造の半導体装置30が実装された状態を示してい
る。先ず、BGA構造の半導体装置30について説明す
る。BGA構造の半導体装置30は、大略すると基板3
1,封止樹脂33,及び突起電極である複数のバンプ3
4(以下、電極部という)等により構成されている。 【0054】基板31は例えばガラス・エポキシ製の基
板であり、その上面31aに半導体チップ32を搭載す
ると共に、所定のパターンを有する配線35が形成され
ている。この配線35の所定位置と半導体チップ32と
は、ワイヤ36を用いて電気的に接続されている。ま
た、基板31の上面31aには、半導体チップ32及び
ワイヤ36を封止するように封止樹脂33が形成されて
おり、この封止樹脂33により半導体チップ32及びワ
イヤ36は外部に対して保護される構成とされている。 【0055】一方、基板31の下面31bには複数のバ
ンプ電極部34が配設されている。この電極部34は半
導体装置30の外部接続端子として機能するものであ
り、基板31に形成された配線及びスルーホール(共に
図示せず)により配線35に接続されている。従って、
半導体チップ32はワイヤ36,配線,スルーホールを
介して電極部34に電気的に接続された構成とされてい
る。 【0056】上記構成された半導体装置30は実装基板
25に実装される。実装基板25は、基板本体24に複
数のバンプ26を形成した構成とされている。このバン
プ26の形成位置は、半導体装置30に設けられた電極
部34の形成位置と対応するよう構成されている。ま
た、バンプ26は材料として例えば高融点半田が用いら
れており、前記した半導体装置10側に配設されたバン
プ13と同様に基部27,尖鋭部28,及び平坦部28
を一体的に形成した構成とされている。 【0057】基部27はその一端部が基板本体24に形
成されているパッド(図示せず)に接合されており、こ
れによりバンプ26は実装基板25と電気的に接続され
ている。また、尖鋭部28は円錐形状等の尖った形状を
有しており、基部27の先端部に形成された平坦部29
の中央に上部に向け突出するよう形成されている。尚、
バンプ26の材質は、前記した半導体装置30に設けら
れた電極部34の材質に対して硬い材料とされている。 【0058】上記構成とされた実装基板25に半導体装
置30を実装するには、バンプ26と電極部34とが対
向するよう半導体装置30と実装基板25とを位置決め
し、続いて半導体装置30を実装基板25に向け押圧す
る。これにより、電極部34はバンプ26に向け押圧さ
れる。この際、上記のようにバンプ26はその先端部に
尖った尖鋭部28が形成されており、かつバンプ26は
電極部34に対して硬い材質により形成されているた
め、上記押圧処理により尖鋭部28は電極部34に嵌入
する。 【0059】このように、半導体装置30を実装基板2
5に実装した状態において、尖鋭部28が電極部34に
嵌入するため、バンプ26と電極部34との電気的な接
続面積を増大することができる。よって、バンプ26或
いは電極部34の大きさにバラツキが生じていたとして
も、バンプ26と電極部34との接触面積は十分に広く
なり、バンプ26と電極部34の電気的接続を確実に行
うことができる。 【0060】これにより、バンプ26と電極部34との
電気的接続位置において接続抵抗(接続インピーダン
ス)にバラツキが発生することを防止でき、従って高速
化された半導体装置30であっても安定した処理を確保
することができる。また、導電性部材を半導体装置30
と実装基板25との間に介在させる必要もなく、部品点
数の削減及び製造工程の簡単化を図ることができる。 【0061】更に、本実施例においては、バンプ26を
電極部34に機械的に嵌入させることにより接続を行う
構成とされているため、両者26,34の接続に際し加
熱処理を不要とすることができ、よって実装処理の簡単
化及び半導体装置30に熱ダメージが発生することを防
止することができる。 【0062】尚、実装基板25にバンプ26を形成する
方法については、図5乃至図8を用いて説明したバンプ
13の形成方法と同一であるため、その説明は省略す
る。続いて、本発明に係る実装基板の第2実施例につい
て説明する。図10は第2実施例に係る実装基板40を
示している。本実施例に係る実装基板40は基板本体4
1に複数のホール電極42を形成したことを特徴とする
ものであり、例えば図1に示した半導体装置10が実装
されるものである。 【0063】この実装基板40に形成されるホール電極
42は、基板本体41に形成された孔部42aと、この
孔部42aに形成された環状電極部42bとにより構成
されている。また、ホール電極42の形成位置は、半導
体装置10に設けられたバンプ13の形成位置と対応す
るよう設定されている。このホール電極42の形成方法
としては、基板形成技術の一つとして一般に用いられて
いるスルーホール形成技術を利用することができ、よっ
てホール電極42を容易に形成することができる。 【0064】図11は、第2実施例に係る実装基板40
に図1に示した半導体装置10が実装された状態を示し
てる。同図に示されるように、実装状態において半導体
装置10に形成されたバンプ13は実装基板40に形成
されたホール電極42に電気的に接続する。具体的に
は、実装状態においてバンプ13に形成された尖鋭部1
5はホール電極42の孔部42aに嵌入し、バンプ13
に形成された平坦部16はホール電極42の環状電極部
42bの上部と当接する。 【0065】上記のように、尖鋭部15が孔部42aに
嵌入することにより、バンプ13とホール電極42との
位置決めを一義的に行うことができ、また共に平坦面と
されたバンプ13の平坦部16と環状電極部42bとが
当接することにより、バンプ13とホール電極42との
接続状態を一定化でき、これに伴い接続面積も一定化す
るため、安定した電気特性を得ることができる。 【0066】図12は、図11における接続構造をより
強化するために、ホール電極42の裏側から裏打ち材4
3を設けた構成を示している。この裏打ち材43は、例
えば半田よりなり、ホール電極42の裏側から孔部42
a内に充填し配設された構成とされている。 【0067】この構成とすることにより、尖鋭部15と
ホール電極42との電気的な接続面積を更に増大するこ
とができ、よってバンプ13とホール電極42との電気
的接続をより確実に行うことができる。また、これに伴
いバンプ13とホール電極42との機械的接続強度も向
上するため、実装の信頼性をより向上させることができ
る。 【0068】 【発明の効果】上述の如く本発明によれば、突起電極と
ホール電極との電気的な接続面積を増大することがで
き、電気的接続を確実に行なうことができる。 【0069】 【0070】 【0071】
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の一実施例である半導体装置が実装基板
に実装さたれ状態を示す図である。 【図2】本発明の一実施例である半導体装置が実装基板
に実装される前の状態を示す図である。 【図3】バンプと電極部との接続部分を拡大して示す図
である。 【図4】本発明の一実施例である半導体装置が実装され
る実装基板を示す図である。 【図5】本発明の一実施例である半導体装置の製造方法
を説明するための図である(突起電極形成工程)。 【図6】本発明の一実施例である半導体装置の製造方法
を説明するための図である(尖鋭部形成工程)。 【図7】尖鋭部形成工程により形成された尖鋭部を拡大
して示す図である。 【図8】尖鋭部形成工程で用いる尖鋭部形成用治具を説
明するための図である。 【図9】本発明に係る実装基板の第1実施例を説明する
ための図である。 【図10】本発明に係る実装基板の第2実施例を説明す
るための図である。 【図11】第2実施例に係る実装基板にバンプが接合し
た状態を拡大して示す図である。 【図12】図11に示す接合状態において、半田を裏打
ちした構成を示す図である。 【図13】従来の半導体装置に設けられるバンプを説明
するための図である。 【図14】従来の半導体装置の実装方法を説明するため
の図である。 【図15】従来の半導体装置の製造方法を説明するため
の図である。 【符号の説明】 10,30 半導体装置 11,25,40 実装基板 13,13a,26 バンプ 14,27 基部 15,28 尖鋭部 16,29 平坦部 18,34 電極部 19,22 治具(尖鋭部形成用治具) 20 凹部 21 平面部 31 基板 32 半導体チップ 42 ホール電極 43 裏打ち材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−115097(JP,A) 特開 平6−333982(JP,A) 特開 昭57−207362(JP,A) 特開 平6−326153(JP,A) 特開 平2−187048(JP,A) 特開 平4−356935(JP,A) 特開 昭57−143838(JP,A) 特開 平7−193099(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/60 H01L 21/92 H01L 23/12 H05K 1/18

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 半導体チップまたは半導体チップが搭載
    される基板に複数の突起電極が配設された構成を有する
    半導体装置を、前記突起電極と接続される電極部が形成
    された実装基板に実装する半導体装置の実装構造におい
    て、 前記半導体装置に配設された前記突起電極を、基部と、
    該基部の先端部に形成された平坦部と、該平坦部の中央
    に突出形成された尖鋭部とよりなる構成とし、 前記実装基板に形成された前記電極部を、孔部と環状電
    極部とよりなるホール電極により構成し、 前記突起電極と前記ホール電極とを接続した状態におい
    て、前記尖鋭部が前記孔部に嵌入し、前記平坦部が前記
    環状電極部と当接するよう構成すると共に、前記孔部内
    に裏打ち材が充填された構成としたことを特徴とする半
    導体装置の実装構造。
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