JP3369488B2 - シャトル制御方法 - Google Patents
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Description
材の制御方法に係り、特に、端部に接触してからその移
動方向を変化する移動部材が当該接触によって端部から
受ける衝撃力を未然に防止あるいは衝撃力がもたらす弊
害を事後的に除去する方法に関する。本発明の方法は、
例えば、シャトル型ドットラインプリンタに好適であ
る。ここで、「シャトル型ドットラインプリンタ」と
は、一般にマトリクス状の印字ヘッドを搭載したシャト
ルを横方向に往復移動させながら(これを「シャトリン
グ」という。)、印字ヘッドを介して印刷用紙にそのラ
イン(行)の印刷を行い、その後、印刷用紙を縦方向に
所定の紙送りピッチで移動させて次の印字を行うプリン
タをいう。
な印字を確保するために、シャトルは印刷用紙の紙送り
ピッチに同期して移動制御されている。
/6(1/6インチ)に設定されている場合は、シャト
ルは、例えば、印刷可能領域の左から右に移動して印字
ヘッドを介してそれに印字する。その行(ライン)の印
字が終了すると印刷用紙が縦方向に上述の紙送りピッチ
で移動される間に、シャトルは反転制御されて、その
後、印刷用紙上を右から左に移動してその次の行を印字
する。このように、シャトルは印刷用紙が静止している
間に移動してそれに印字し、印刷用紙が送られている間
に反転するという動作を連続的に行う。
3インチ)に設定されている場合や紙をスキップする場
合などは、紙送りに時間がかかるため、印刷可能領域の
外の端部(左端又は右端)に退避して次の印字指令を待
つ。この場合にはシャトルは横方向の移動と反転動作の
間に待機動作を有することになる。
う際には、印字終了後にシャトルには反転コイルからブ
レーキ力が印加されて端部に許容可能な衝撃力で接触す
るように制御されていた。しかし、かかるブレーキ力は
プリンタの使用環境を考慮せずに設定されていたため、
発熱による温度変化を含む環境条件の変化により十分な
ブレーキ力がシャトルに与えられない場合があることを
本発明者は発見した。その結果、シャトルは強い衝撃力
で端部に衝突することとなり、シャトルや印字ヘッドが
破壊する場合があった。また、衝突に伴いシャトリング
機構全体に振動が生じたり、反転したシャトルがはねか
えり速度を有するために印字タイミングや印字場所がず
れたり、印字が乱れたり、あるいはシャトルに接続され
ている他の機構への誤動作を引き起こしたりする場合が
あった。
決した新規かつ有用な移動部材の制御方法を提供するこ
とを概括的な目的とする。
ることによって受ける衝撃力を所定の衝撃力以下になる
ように制御する方法を提供することを目的とする。
合わせて、移動部材が端部に衝突した場合にはその弊害
を除去するように当該移動部材の駆動を制御する方法を
提供することを別の目的とする。
トル制御方法は、第1及び第2の領域をその間に有する
一対のダンパの前記第1の領域でシャトルを定速度で往
復運動させる工程と、前記シャトルに前記第2の領域で
ブレーキ力を印加する工程と、前記ブレーキ力を印加さ
れている前記シャトルの速度を測定する工程と、前記ブ
レーキ力印加工程の期間を前記測定工程によって測定さ
れた前記速度に応じて調節する工程と、前記シャトルを
前記第2の領域で前記ダンパの一方に押し付ける工程
と、前記シャトルを前記第2の領域で反転させる工程と
を有する。
工程の期間を前記速度測定工程によって測定された前記
速度に応じて調節する工程に置換されてもよい。
記押し付け工程を前記測定工程が前記シャトルの速度が
ゼロであることを測定した後に開始する工程とに置換さ
れてもよい。
印加されている前記シャトルの近傍の温度を測定する工
程に置換されて、前記調節工程は、前記ブレーキ力印加
工程の期間を前記測定工程によって測定された前記温度
に応じて調節する工程に置換されてもよい。
を流れる電流を測定する工程に置換されて、前記調節工
程は、前記ブレーキ力印加工程の期間を前記測定工程に
よって測定された前記電流に応じて調節する工程に置換
されてもよい。
記ダンパに所定の衝撃力以上の衝撃力で激突したことを
検知する工程に置換されて、前記調節工程は、前記押し
付け工程の期間を前記検知工程による検知結果に応じて
調節する工程に置換されてもよい。
記ダンパに所定の衝撃力以上の衝撃力で激突したことを
検知する工程に置換されて、前記調節工程は、前記押し
付け工程の開始時間を前記検知工程による検知結果に応
じて変更する工程に置換されてもよい。
の領域をその間に有する第1及び第2のダンパの前記第
1の領域でシャトルを定速度で往復運動させる工程と、
第3及び第4の領域をその間に有する第3及び第4のダ
ンパの前記第3の領域でバランサを定速度で往復運動す
る工程と、前記シャトルに前記第2の領域でブレーキ力
を印加する工程と、前記バランサに前記第4の領域でブ
レーキ力を印加する工程と、前記シャトルを前記第2の
領域で前記第1及び第2のダンパの一方に押し付け時間
と、前記バランサを前記第4の領域で前記第3及び第4
のダンパの一方に押し付け時間と、前記シャトルと前記
第1及び第2のダンパとの激突に関する第1の情報を生
成する工程と、前記バランサと前記第3及び第4のダン
パとの激突に関する第2の情報を生成する工程と、前記
シャトルを前記第1及び第2の情報に基づいて制御する
工程と、前記バランサを前記第1及び第2の情報に基づ
いて制御する工程と、前記シャトルに前記第2の領域で
反転させる工程と、前記バランサに前記第4の領域で反
転させる工程とを有する。
動部材を端部に向かって定速度で移動させる工程と、当
該定速度で移動している移動部材にブレーキ力を印加す
る工程と、当該ブレーキ力を測定する工程と、前記ブレ
ーキ力の印加を停止してから前記移動部材を前記端部に
押し付けるために前記移動部材に駆動力を印加する工程
と、測定された前記ブレーキ力に従って前記移動部材が
所定の衝撃力で前記端部に接触するように前記ブレーキ
力を制御する工程とを有する。
は、前記移動部材と前記端部との激突を判断する工程
と、前記判断工程の激突するという判断に従って前記激
突により生じる振動を除去するように前記駆動力の印加
を制御する工程とに置換されてもよい。
の領域をその間に有する一対のダンパと、当該一対のダ
ンパ間を移動可能なシャトルと、当該シャトルに搭載さ
れた印字ヘッドと、前記シャトルを移動させるリニアモ
ータと、前記リニアモータを制御する制御部とを有する
プリンタであって、前記制御部は、前記第1の領域で前
記シャトルを定速度で往復運動させ、前記シャトルに前
記第2の領域でブレーキ力を印加し、当該ブレーキ力の
印加期間を当該ブレーキ力が印加されている前記シャト
ルの速度に応じて調節し、前記シャトルを前記第2の領
域で前記ダンパの一方に押し付け、前記シャトルを前記
第2の領域で反転させるように、前記リニアモータを制
御する。
トルの実際の速度に従って、ブレーキ力又は押し付け期
間が調節される。押し付け期間は、例えば、測定された
シャトル速度が所定の範囲内にあれば、予め設定された
期間に設定され、所定の範囲よりも大きい場合及び小さ
い場合には、予め設定された期間を延長した期間に設定
される。
がゼロになった後に開始する。押し付け工程は、押し付
け装置の駆動のオンとオフを繰り返すことによってシャ
トルの押し付けを反復して行い、押し付け装置の駆動の
最初のオン期間をその後のオン期間よりも長く設定する
ことによって実行することができる。
ルの近傍の温度又はブレーキ装置を流れる電流を測定し
てその測定結果を使用してもよい。また、シャトルがダ
ンパに激突した場合には、押し付け工程の期間を延長し
たり、押し付け工程の開始時間を延ばしたりすることが
できる。
の衝突に関する情報を相互に利用して制御を行うことが
できる。
されず、広く移動部材の制御方法に適用することができ
る。この場合も、印加されるブレーキ力を直接又は間接
的に測定してその効果を確認した上で移動部材の激突を
未然に防止するようにブレーキ力を制御する。代替的
に、激突による弊害を事後的に除去するように押し付け
用駆動力を制御する。
御部が実行するプリンタとして具体化することができ
る。
の添付図面を参照して説明される好ましい実施例により
明らかになるであろう。
明の好ましい実施例を説明する。まず、本発明の制御方
法を適用したドットラインプリンタ100について図1
乃至図6を参照して説明する。なお、各図において、同
一の参照番号を付した部材は同一部材を表すものとし、
同一の参照番号にアルファベットをつけたものは対応部
材を表すものとし、重複説明は省略する。
ができる一例としてのドットラインプリンタ100の要
部斜視図である。図2は、ドットラインプリンタ100
の第1及び第2のシャトル機構110及び150を説明
するための模式図である。図3は、印刷用紙Pに相対的
に描かれたドットラインプリンタ100のシャトル11
4の移動を説明するための平面図である。図4は、ドッ
トラインプリンタ100に適用可能なスリット板の平面
図である。図5は、図4に示すスリット板の取り付け例
を説明する図である。図6は、ドットラインプリンタ1
00の制御系のブロック図である。
ラインプリンタ100は、フレーム101の上に、制御
部102、紙送り機構104、一対の光センサ106A
及び106B、第1のシャトル機構110及び第2のシ
ャトル機構150を有している。
00の各構成要素とホストコンピュータなどの上位装置
10に接続されており、本発明の制御方法に従って、第
1のシャトル機構110及び/又は第2のシャトル機構
150を制御する。制御部102は、例えば、プリンタ
100のマザーボードに設けられてもよい。
方法はソフトウェア又はファームウェアとして表現され
ることができ、制御部102に接続される図示しないメ
モリ、及び/又は、上位装置10の図示しないメモリに
プリンタドライバなどと共に格納されることができる。
選択的に、制御部102を省略して上位装置10から直
接にドットラインプリンタ100の各構成要素を制御し
てもよい。
Pを(後述するシャトル114とバランサ154の移動
方向とは垂直な)縦方向に送る機構である。もっとも、
当業界で周知のいかなる紙送り機構も本発明のドットラ
インプリンタ100に適用することができるので、ここ
では紙送り機構104の構造、機能の詳細な説明は省略
する。
は図示が省略されているがドットラインプリンタ100
に固定されており、それぞれ第1のシャトル機構110
のスリット板140及び第2のシャトル機構150のス
リット板162から情報を受け取り、制御部102に対
して当該情報を電気信号として送信することができる。
各光センサは、発光素子と受光素子などの周知のいかな
る構造をも採用することができる。
12を搭載したシャトル114を有し、図3に示す印刷
用紙Pに印字を行うためにシャトル114を横方向に移
動させる。第2のシャトル機構150は、第1のシャト
ル機構110に対して逆方向に移動するバランサ(カウ
ンタマス)としての機構である。
112と、印字ヘッド112を搭載するシャトル114
と、シャトル114を駆動するリニアモータ116とを
有している。また、図2を参照して後述されるように、
第1のシャトル機構110は、シャトル114の両側に
衝突の際の緩衝部材であるダンパ128及び130を更
に有している。更に、図4乃至図6に示すように、スリ
ット板140がシャトル114に取り付けられている。
なお、第1のシャトル機構110は、図27に示すよう
に、第1の制御部111を有して、第1の制御部111
が制御部102と交信して、第1のシャトル機構110
の各部を制御してもよい。
ニアモータ116を介して接続されている。制御部10
2からの指令に基いて第1のシャトル機構は、シャトル
114を、図3を参照して後述される定速領域CAで定
速度で移動させ(定速制御)、また、定速領域の両側の
反転領域RL及びRRでシャトル114の移動方向を反
転させる(反転制御)。
形状を有する電磁釈放形であり、印字ピンにより1ドッ
ト単位で印字を行う6個の印字素子を前後2段かつ上下
対称に配置した24ピンアッセンブリを横一列に例えば
12組配置している。印字ピンの先端は、印字ヘッド1
12で駆動されて、印刷用紙Pに向かって突出し、図示
しないインクリボンを打撃してインパクトドット印字を
行う。
インク室を内部に有する。インク室からのインクの噴射
は例えば圧電素子などを利用して行う。印字ヘッド11
2は、図1には図示しない印刷用紙に点(ドット)を形
成することにより文字や記号などを印字する。印字ヘッ
ド112(を含む印字系)は、図5に示す制御部102
(及び/又は図27に示す第1の制御部111)によっ
て制御されることができる。あるいは印字ヘッド112
をこのようなピエゾ(圧電素子)型にせずに、膜沸騰
(バブルジェット)型を利用してもよい。なお、印字ヘ
ッド112には当業界で周知のいかなる構造をも使用す
ることができ、ここでは詳しい説明は省略する。
しており、印字ヘッド112と共にモータ軸118に沿
って移動する。シャトル114はリニアモータ116に
よって駆動される。本発明の制御方法はかかるシャトル
114の移動を制御するものであり、後でより詳細に説
明される。シャトル114は、図2及び図3に示すよう
に、左右のダンパ128及び130の間を往復移動する
ことができる。上述したように、シャトル114の移動
方向(横方向)は、印刷用紙Pの送り方向(縦方向)と
は直交する。
面状の鉄板からなるヨーク115の下面には、厚み方向
を両磁極にした長方形状の板状の多数の永久磁石120
がモータ軸108の長手方向に平行に配列されている。
貫通するモータ軸118と、シャトル114の下に配置
された複数の永久磁石120と、シャトル114両端で
永久磁石120の下に配置された一対の定速コイル12
2及び126と、定速コイル122及び126の間に配
置された反転コイル124とを有している。
ルト等のような磁性の強い希土類磁石が用いられてい
る。従って、フェライト磁石などを用いるのに比べて薄
くて軽量になっている。
る定速コイル122、126及び反転コイル124が配
置されて固定されている。各コイル122、124及び
126は永久磁石120の2倍の幅に6個形成される。
左端コイルが(左)定速コイル122であり、右端コイ
ルが(右)定速コイル126である。また、真中の4個
のコイルがそれぞれ反転コイル124である。リニアモ
ータ116は各コイルが通電されるとフレミングの左手
の法則による推力をコイルに発生する。各コイルは固定
されているので推力の反力が永久磁石120に作用し
て、その結果シャトル114がモータ軸108に沿って
移動する。なお、リニアモータ116には当業界で周知
のいかなる構造をも使用することができ、ここでは詳し
い説明は省略する。
を左方向に(即ち、図2及び図3に示す左ダンパ128
へ)移動させる際に順方向に励磁される。(右)定速コ
イル126はシャトル114を右方向に(即ち、図2及
び図3に示す右ダンパ130へ)移動させる際に逆方向
に励磁される。なお、後述するシャトル114の定速制
御においては、定速コイル122及び126の励磁のオ
ン/オフが組み合わされる。定速コイル122及び12
6は、後述する押し付け制御(待機制御)にも使用され
る。
領域で反転させる際に励磁される。本発明の制御方法
は、リニアモータ116を流れる電流を制御してシャト
ル114の移動を制御する方法を含んでおり、これにつ
いては後でより詳細に説明する。
から構成されている。スリット板140は、例えば、図
5に示すようにシャトル114に取り付けられて、多数
のタイミングスリットSTと、一対のエッジスリットS
L及びSRとを有している。スリット板140に設けら
れている各スリットは、例えば、光センサ106Aの発
光素子と受光素子との間に配置されており、光センサ1
06Aによって検知されることができる。
T(からの光)を検知することによってシャトル114
の移動速度を検知することができる。光センサ106A
はタイミングスリットSTを検知することによって後述
する速度信号SPを生成することができる。また、光セ
ンサ106AはエッジスリットSL及びSRを検知する
ことによって、それぞれ、シャトル114が図3に示す
左エッジLEと右エッジREを通過したかどうかを検知
することができる。左右のエッジを検出することによっ
て光センサ106Aは、左エッジ信号ELと右エッジ信
号ERを生成することができる。本発明の制御方法のい
くつかは、かかる光センサ180の検知結果を利用して
いる。これについては以下に詳細に説明する。なお、光
センサ106Aが実際にどのようにスリット板140の
各スリットを検出するかは周知であるため、ここでは説
明は省略する。
2、図5及び図6に示すように、重り152と、バラン
サ154と、リニアモータ156、一対のダンパ158
及び160、及びスリット板162を有している。な
お、第2のシャトル機構150は、図27に示すよう
に、第2の制御部151を有して、第2の制御部151
が制御部102と交信して、第2のシャトル機構150
の各部を制御してもよい。
る振動を相殺するために印字ヘッド112とほぼ同重量
な質量を有している。バランサ154は重り152を支
持し、シャトル114と平行かつ反対方向に移動する。
バランサ154は、図2に示すように、左右のダンパ1
58及び160の間を往復移動することができる。上述
したように、バランサ154の移動方向(横方向)は、
印刷用紙Pの送り方向(縦方向)とは直交する。
レーム101との総重量を第1のシャトル機構と同一に
してもよい。この場合、第2のシャトル機構150とフ
レーム101とを合わせて第2のシャトル機構150A
と理解してもよい。この場合、第2のシャトル150A
の重心と第1のシャトル機構110の重心と同一直線上
又は近接することにより、シャトル114とバランサ1
54の運動によって発生し得る回転モーメントを防止す
ることができる。
動する。リニアモータ156は、リニアモータ116と
同様に、制御部102に接続されている。なお、ドット
ラインプリンタ100は、リニアモータ156をリニア
モータ116と別部材として設ける必要はなく、例え
ば、バランサ154の移動が比較的低速であれば、第1
のシャトル機構110に接続されたワイヤなどのリンク
機構により代用してもよい。ダンパ158及び160
は、上述したダンパ128及び130と同一の構成及び
機能を有し、スリット板162と光センサ106Bは、
上述したスリット板140と光センサ106Aと同一の
構成及び機能を有するため、説明は省略する。
構104による印刷用紙Pの紙送りと同期して反転する
シャトル114の動作を説明する。ここで、図7は、本
発明の制御方法の前段を説明するためのフローチャート
である。なお、図2を参照して説明したようにシャトル
114は横方向に往復運動をするだけであるが、印刷用
紙Pが縦方向に送られるために、印刷用紙Pから見れ
ば、シャトル114は図3に示すような軌跡を描くこと
になる。以下の説明は印刷用紙Pから見たシャトル11
4の相対位置を用いるために、A点、D点などは区別さ
れているが、シャトル114から見ればA点、D点など
は同一位置(例えば、左エッジLE)にある。
LEとの間を左反転領域RLとし、右ダンパ130と右
エッジREとの間を右反転領域RRとし、左エッジLE
と右エッジREとの間を定速領域CAと定義する。シャ
トル114は、定速領域CA間において定速度で右方向
又は左方向に移動され、左右の反転領域RL及びRRで
反転する。また、印刷可能領域は定速領域CA内に含ま
れる。
の印字命令PPを割込み信号として受信すると(ステッ
プ1001)、プリンタ100の各部を起動する(ステ
ップ1002)。起動後に、制御部102は押し付け制
御を行い、シャトル114をどちらかのダンパに押し付
ける(ステップ1002)。なお、説明の便宜上、制御
部102はシャトル114を左ダンパ128に押し付け
られるものとする。制御部102は、定速コイル122
(又は図19を参照して後述される定速コイル122用
のドライバ回路)を励磁することにより、シャトル11
4を左ダンパ128に押し付ける。もっとも、シャトル
114が左ダンパ128に激突せずに所定の衝撃力で接
触するような駆動力がシャトル114に印加されるよう
に制御部102は定速コイル122の励磁を制御する。
制御部102は、シャトル114がどの位置にあっても
左ダンパ128に接触するような十分長い励磁時間を設
定している。なお、選択的に、プリンタ100は、シャ
トル114とダンパ128との接触を検出する装置を独
立に有してもよいことはもちろんである。
4(又はバランサ154)といずれかのダンパとの所定
の衝撃力以上の接触をいうが、所定の衝撃力はシャト
ル、バランサその他のシャトリング機構の構造、強度に
より自由に設定することができるため、「激突」と「接
触」との境界が問題になるかもしれない。しかし、「激
突」は、シャトル、バランサその他のシャトリング機構
の損傷又は破壊、及び/又は、正常な印字動作不能をも
たらす可能性がある点で、これらの危険性のない「接
触」とは区別される。ステップ1002における押し付
け制御においては、シャトル114の初期速度はゼロで
あるので、シャトル114は左ダンパ128に通常は接
触し、激突することはない。
けられた後、制御部102は反転制御を行い、リニアモ
ータ116の反転コイル124に供給される駆動電流の
極性を反転させてシャトル114を左ダンパ128から
左エッジLE(A点)まで移動させる(ステップ100
3、1004)。シャトル114がA点にあることは、
光センサ106Aがスリット板140のエッジスリット
SLを検知することによって検知される。光センサ10
6Aは、かかる検知結果を左エッジ信号ELとして制御
部102に送信する。制御部102は、左エッジ信号E
Lを受信するまで反転制御を継続する(ステップ100
4)。
開始タイミングに利用し、印字ヘッド112(を含む印
字系又は印字系のドライバ)に対して印字動作の開始を
命令する(印字制御、ステップ1005)。また、リニ
アモータ116の定速コイル126(又は図19を参照
して後述される定速コイル126用のドライバ回路)に
駆動電流を供給することによりシャトル114を一定の
速度で定速領域CAをダンパ130に向かって移動させ
る(定速制御、ステップ1005)。この結果、印字ヘ
ッド112は所望の内容を印刷用紙Pの図示しない印刷
可能領域に印字することができる。ステップ1005の
定速制御においてはシャトル114とダンパとの激突を
防止するという心配がなく、また、印字スループットの
低下を防止するために、制御部102は、シャトル11
4がステップ1002における押し付け制御における速
度よりも速い所定の速度を有するように定速コイル12
6の励磁を制御する。
4が右エッジBに到達すると、光センサ106Aはスリ
ット板140のエッジスリットSRを検知することによ
って右エッジ信号ERを生成し、これを制御部102に
送信する(ステップ1006)。
1007、1008)、制御部102は印刷用紙Pを排
出した後に各部の動作を停止又は初期状態に戻す(ステ
ップ1008)。
継続される場合(ステップ1007)には以下のように
なる。まず、紙送り機構104が、印刷用紙Pの紙送り
ピッチを、通常の紙送りピッチ(例えば、A=25.4
mm/6(1/6インチ))に設定している場合につい
て説明する(ステップ1009、1010)。なお、紙
送りピッチ情報は印字命令PPに含まれており、制御部
102は印字命令PPの受信と共に紙送りピッチを認識
することができる。
制御と反転制御を行い(ステップ1010)、シャトル
114は、B点からC点のように反転し、その間に紙送
りがなされる。紙送りが終了すると、シャトル114は
反転動作により右エッジREのC点に到達している。こ
の後、処理はステップ1005に帰還する。従って、点
CDの間では、AB間と同様に、シャトル114は定速
制御される(ステップ1005)。但し、同様の定速制
御ではあるが、駆動電流の方向は逆である点に留意しな
ければならない。より詳細には、制御部102は、点C
D間においては駆動電流を定速コイル122に供給し
て、これによりシャトル114を左方向に移動させる。
CD間における印字情報は、制御部102がシャトル1
14が領域RRで反転している間に上位装置10から受
信してもよいし、印字命令PPを受信するときに一括し
て受信してもよい。
同様に反転と紙送りがなされ、シャトル114はD‘点
に移動する。以下、印刷終了まで同様の手順が連続的に
繰り返される。
紙送りピッチを、通常の紙送りピッチよりも長く(例え
ば、2A(1/3インチ))に設定している場合につい
て説明する。この場合には、紙送りに時間がかかるた
め、シャトル114は反転領域にに退避して次の印字指
令を待つことになる。本発明の制御方法はかかる場合に
有効であり、以下に詳細に説明する。また、本発明の制
御方法は、通常の紙送りにおいて一又は数行スキップし
て印刷する場合にも適用することができる。
を図3、図8乃至図10を参照して説明する。図8は、
本発明の第1実施例による制御方法に比較される別の制
御方法を説明するタイミングチャートである。図9は、
本発明の第1実施例及び後述する第2実施例による制御
方法を説明するためのタイミングチャートである。図1
0は、本発明の第1実施例による制御方法のフローチャ
ートである。なお、以下に説明する実施例は、印字制御
と紙送り制御の説明と図示を省略している。
反転制御、CC2は押し付け制御を表す。図10に示す
本発明の第1実施例による制御方法は、図7のステップ
1009の「いいえ」以下に続くものである。
点に到達すると(ステップ1006)、制御部102は
定速制御CC1を終了して反転制御RCを開始する(ス
テップ1101)。この結果、反転コイル124よりシ
ャトル114にブレーキ力が印加される。
頃(即ち、シャトル114がB1に到達した時)に、制
御部102は、反転制御RCを終了して押し付け制御C
C2を開始することが理想的である。この結果、制御部
102は、反転コイル124の励磁をオフにして、定速
コイル126の励磁をオンにし、シャトル114を右ダ
ンパ130付近(B2点)までゆっくりと移動する。な
お、点B1の位置は後述するように変動する。
に、反転制御RCから押し付け制御CC2に切り替える
タイミング、即ち、反転コイル124の励磁をオフにし
て定速コイル126の励磁をオンにするタイミングを、
シャトル114の実際の速度を測定することによって決
定している(後述するステップ1002乃至100
5)。
る地点を反転コイル124の励磁時間を計測することに
よって検出しようとすることも考えられる。しかし、環
境条件の変化による反転コイル124のインダクタンス
の変化、永久磁石120の起磁力の変化、リニアモータ
116のギャップ変化などにより一定の駆動電流を反転
コイル124に加えていたとしても、反転コイル124
からシャトル114に印加されるブレーキ力は変化する
可能性がある。即ち、反転コイル124の所定の励磁時
間後にシャトル114の速度は実際にはゼロではない可
能性がある。このうち、シャトル114の速度が右方向
に正である場合には次のような問題が生じる。
ジBで速度aを有しているシャトル114に反転コイル
124がブレーキ力を期間TRだけ印加した場合につい
て考てみる。ここで、シャトル114が右エッジBにあ
るときを時間を0とする。この場合、制御部102は、
点B1に対応する時間TRにおいてシャトル114が速
度0になること、換言すれば、速度変位がhになること
を見越しているのだが、上述した環境条件の変化によ
り、実際には時間TR後に速度成分a1を有する速度変
位kをシャトル114が示すことがある。この場合に定
速コイル126に励磁e−1がなされ、その結果定速コ
イル126により右方向にシャトル114が駆動されれ
ば、図8にmとして示されているようにシャトル114
の速度が重畳されることになる。
可能な弱い衝撃力(速度v0)でダンパ130に接触す
るはずが大きな衝撃力(速度v1)でダンパ130に激
突することになり、これによりシャトル114はダンパ
130で大きく跳ね返されて図3のB2点からB10点
に至ることになる。同時に、印字ヘッド112やシャト
ル114がかかる衝撃力により壊れたりする。また、第
1のシャトル機構110と第2のシャトル機構150は
同一フレーム101上に載置されているため、衝突に伴
い第1のシャトル機構110と第2のシャトル機構15
0を含むシャトリング機構全体が振動する。かかる振動
に加えて、反転したシャトルがはねかえり速度を有する
ため、その後の印字タイミングや印字場所がずれたり、
印字が乱れたり、あるいはシャトル114に接続されて
いる他の機構の誤動作を誘発する場合がある。
定された反転コイル124の励磁時間によりシャトル1
14の速度を制御するのではなく、シャトル114の実
際の速度を測定して、かかる測定結果を制御部102に
フィードバックすることにより反転コイル124の励磁
時間を制御し、その結果シャトル114の速度を制御し
ている。以下、図3、図9及び図10を参照して本発明
の第1実施例の制御方法を説明する。
点にある時刻を0とする。この時、シャトル114は右
方向に定速度aを有している。従って、時刻0で定速制
御CC1は終了し、反転制御RCが開始される(ステッ
プ1101)。図9において、定速制御CC1は定速コ
イル126に与えられる励磁信号を表している。
イル124を反転制御信号RC−1により励磁してシャ
トル114にブレーキをかける。制御部102は、定速
度aを有するシャトル114が常温において期間TRで
速度が0になるようにシミュレーションなどにより予め
設定された値を初期ブレーキ力として選択している。な
お、図9において反転制御RCは、反転コイル124に
与えられる励磁信号を表している。この時点では制御部
102はシャトル114が速度変位hを辿ることを見越
しており、制御部102は励磁信号RC−1の長さをT
Rに設定している。
印加されているシャトル114の速度を図4に示すタイ
ミングスリットSTを検知することによって検知する
(ステップ1102)。光センサ106Aは検知結果を
速度信号SPとして図9に表示されている。
した速度変位hを辿っているシャトル114の速度を表
している。速度信号SP−2においては、t1−t0の
時間差が所定の範囲内にあり、正常に速度が大きく減退
している。なお、「所定の範囲」は予め決定されてい
る。光センサ10Aからの速度信号SP−2により、制
御部102は、シャトル114が速度変位hを辿ってい
てブレーキ力が正常には働いていることを認識する(ス
テップ1103)。そこで、制御部102は、励磁時間
TRを変更せずに(ステップ1105)、時刻TR後に
反転コイル124の励磁を停止して、定速コイル126
の励磁を開始する(ステップ1106)。
イル126に与えられる励磁信号を表している。上述し
たように、押し付け制御CC2で定速コイル126に与
えられる励磁信号は定速制御CC1で定速コイル126
に与えられる励磁信号よりも弱い。ステップ1005に
おいて維持される励磁時間TRは、実線のCC2−1と
して示されている。図9においては、最初の押し付け制
御信号CC2−1の開始は時刻TR以降になっているよ
うに見えるが、時刻TRで開始してもよい。
4に制御部102が見越したブレーキ力が印加されてお
らず、速度変位k1を辿るシャトル114の速度を表し
ている。速度信号SP−1においては、t1‘−t0
‘の時間差が所定の範囲よりも小さく、シャトル114
があまり減速していないことが理解される。これによ
り、制御部102は、シャトル114が速度変位k1を
辿っていてブレーキ力が正常には働いていないことを認
識する(ステップ1103)。そこで、制御部102は
反転コイル124の励磁時間を変更してブレーキ力を変
更すべきことを決定する(ステップ1104)。より詳
細には、制御部102は、ステップ1104において、
反転コイル124の励磁時間をTRからΔTだけ延長す
る。この結果、制御部102は、時刻TR+ΔT‘後に
この励磁を停止して、押し付け制御を開始する(ステッ
プ1106)。
0‘に対応して算出することが好ましい。なお、信号S
P−1が検出された場合のシャトル114の速度がほぼ
ゼロになる地点(B1点)は信号SP−2が検出された
場合のそれよりもダンパ130よりになることが理解さ
れるだろう。
ル114に制御部102が見越したブレーキ力以上のブ
レーキ力が印加されており、速度変位k2を辿るシャト
ル114の速度を表している。速度信号SP−3におい
ては、t1“−t0“の時間差が所定の範囲よりも大き
く、シャトル114が減速し過ぎていることが理解され
る。これにより、制御部102は、シャトル114が速
度変位k2を辿っていてブレーキ力が正常には働いてい
ないことを認識する(ステップ1103)。そこで、制
御部102は反転コイル124の励磁時間を変更してブ
レーキ力を変更すべきことを決定する(ステップ110
4)。より詳細には、制御部102は、ステップ110
4において、反転コイル124の励磁時間をTRからΔ
T”だけ短縮する。この結果、制御部102は、時刻T
R−ΔT”後にこの励磁を停止して、押し付け制御を開
始する(ステップ1106)。
0“に対応して算出することが好ましい。なお、速度信
号SP−3が検出された場合のシャトル114の速度が
ほぼゼロになる地点(B1点)は速度信号SP−2が検
出された場合のそれよりもダンパ128よりになること
が理解されるだろう。
いずれの速度信号が検出されても、定速コイル126が
励磁される時にはシャトル114の速度はほぼゼロであ
ることが理解される。これにより、シャトル114は、
図7に示すように、所定の速度v0の比較的弱い衝撃力
でダンパ130に接触することになる。従って、本実施
例の制御方法は、シャトル114とダンパ130の激突
を未然に防止し、その後の印字のタイミングがずれるこ
とを防止している。
は押し付け制御CC2を開始する(ステップ110
6)。破線CC2−1は、時刻TR+ΔT‘後又は時刻
TR−ΔT“後に印加される反転コイル124の励磁を
示している。
り、シャトル114はB2点に到達する。同時に、制御
部102は、定速コイル126の励磁を含むリニアモー
タ116の全ての励磁をオフにする。これにより、シャ
トル114に印加される力はなくなりダンパ130との
跳ね返りによりB3点にまで移動する。
イル126を信号CC2−2によって励磁する。この結
果、シャトル114は右ダンパ130に再び押し付けら
れる(B4点)。このように、押し付け制御CC2にお
いては、制御部102は一定の間隔で定速コイル126
の励磁のオン/オフを繰り返して紙送りが終了するまで
の間ダンパ130にシャトル114を押し付ける。この
ように、励磁のオン/オフを行うのはコイルの発熱防
止、電力節減のためである。このため、本出願で使用す
る「押し付け」という用語は、例えば、B2点、B4
点、B6点などのようにシャトル114をダンパ130
上にある場合に限られず、シャトル114がB3点やB
5点などダンパ130から少し離れた位置にある場合も
含む概念である。なお、信号CC2−1の開始時刻が変
化すればその後の信号CC2−2、CC2−3の開始時
刻も変化する。なお、押し付け制御信号の回数は図3及
び図9に示す3回に限定されないことは言うまでもな
い。
制御を行い(ステップ1107)、再び反転コイル12
4を信号RC−2により励磁して、これによってシャト
ル114をE点まで進める。E点からF点までは上述し
た点CD間と同様の定速制御を行う(ステップ100
5)。
を図3、図10及び図11を参照して説明する。ここ
で、図11は、本発明の第2実施例による制御方法のフ
ローチャートである。図11に示す本実施例による制御
方法は、図7のステップ1009の「いいえ」以下に続
くものである。本実施例の制御方法は、シャトル114
の実際の速度を測定し、その測定結果に基づいてシャト
ル114の移動を制御する点は第1実施例の制御方法と
共通している。しかし、本実施例の制御方法は、反転コ
イル124の励磁時間を一定に保ったままで定速コイル
126の励磁時間を変化させている点で第1実施例の制
御方法と相違している。
(ステップ1201)、励磁時間TRを有する励磁信号
RC−3により反転コイル124を励磁する。本実施例
では、特徴的に、制御部102は反転コイル124への
励磁時間を変更することはない。また、光センサ106
Aは、ステップ1102と同様に、シャトル114の速
度を測定して、速度信号SPとして制御部102に送信
する(ステップ1201)。
は、正常なブレーキ力が印加されていないと判断し(ス
テップ1203)、押し付け制御CC2の予め設定され
た最初の押し付け制御信号CC2−11の励磁時間を時
間TLだけ延長する(ステップ1204)。この場合に
は、シャトル114はダンパ130に激突することにな
るが、その跳ね返りは抑止されてダンパ130に強制的
に押さえつけられることになる。これにより、シャトル
114がB10に跳ね返ることが防止される。時間TL
は、ダンパ130への激突によるフレーム101の振動
を吸収するに足る十分な時間であり、制御部102はこ
れをt1‘−t0‘に対応して算出することが好まし
い。
御信号CC2−12、CC2−13を変更することなく
そのまま使用する。これはこれらの信号の印加時にはシ
ャトル114の速度はほぼゼロであるからである。これ
は、以下の場合においても共通である。また、第1実施
例の制御方法と同様に、その後はステップ1005に復
帰する点も以下の場合に共通である。
2は、正常なブレーキ力が印加されていると判断し(ス
テップ1203)、予め設定された押し付け制御信号C
C2−11の励磁時間を変更しないで、そのまま使用す
る(ステップ1205)。
2は、正常なブレーキ力が印加されていないと判断し
(ステップ1203)、押し付け制御CC2の予め設定
された最初の押し付け制御信号CC2−11の励磁時間
を時間TLだけ延長する(ステップ1204)。この場
合、シャトル114の速度は反転コイル124によるブ
レーキ力の印加が終了した時点でダンパ130方向に負
である。従って、予め設定された最初の励磁信号CC2
−11をそのまま使用すれば、シャトル114をダンパ
130に十分に押し付けられないおそれがある。シャト
ル114がダンパ130に十分に押し付けられないと、
紙送り終了後の起動で早く速度が上がり、図3に示す右
エッジEで速度が上がり過ぎるおそれがある。かかる問
題を避けるために、最初の励磁信号CC2−11は、速
度信号SP−1の場合のそれと同様に、時間TLだけ延
長される。この場合の時間TLはもちろん速度信号SP
−1の場合のそれと同一の値に設定されるという意味で
はなく、制御部102はその値をt1“−t0“に対応
して算出することが好ましい。
シャトル114がダンパ130から振動を持って大幅に
跳ね返り(図3のB10点)、その後の印字のタイミン
グがずれることを防止している。速度信号SP−2やS
P−3の場合には、シャトル114はダンパ130に激
突しないものの、速度信号SP−1の場合にはシャトル
114はダンパ130と激突する。この点で、本実施例
の制御方法は両者の激突を未然に防止することを目的と
はしておらず、激突の有無に拘らず、最終的にシャトル
114のダンパ130への適切な押さえつけを完了する
ことによって、シャトル114がその後の印字タイミン
グで正常に動作することを確保している。また、本実施
例の制御方法は、振動を防止してシャトリング機構の各
部の誤動作も防止している。なお、本発明の制御方法
は、最初の押し付け制御信号CC2−11に激突の有無
に拘らず画一的に時間TLを追加することもできるので
あるが、本実施例では、速度信号SP−2の場合には時
間TLを最初の押し付け制御信号に付加せずに、印字ス
ループットの低下を防止している。
12乃至図15を参照して説明する。本実施例の制御方
法は、シャトル114の実際の速度を測定し、その測定
結果に基づいてシャトル114の移動を制御する点は第
1実施例の制御方法と共通している。しかし、本実施例
の制御方法は、シャトル114の速度が実際にゼロにな
った時点を検知して、かかる時点から押し付け制御を開
始する点で第1実施例とは相違している。
するためのタイミングチャートである。図13は、本発
明の第3実施例による制御方法のフローチャートであ
る。図13に示す本実施例による制御方法は、図7のス
テップ1009の「いいえ」以下に続くものである。図
14は、本実施例の制御方法においてシャトル114の
速度が0になる時点を検出するための4つの信号のタイ
ミングチャートである。図15は、図14に示す2つの
信号を生成するためのディジタル回路図である。
(ステップ1301)、励磁時間TRを有する励磁信号
により反転コイル124を励磁する。本実施例では、特
徴的に、制御部102は反転コイル124への励磁時間
を変更することはない。また、光センサ106Aは、ス
テップ1102と同様に、シャトル114の速度を測定
して、速度信号SPとして制御部102に送信する(ス
テップ1302)。
0になった時(時刻TR0)の後(時刻TR1)に反転
制御RCを終了し、その後(時刻TR2)に押し付け制
御CC2を開始する(ステップ1303、1304)。
TR0乃至時刻TR2を検出する方法について説明す
る。前提として、スリット板140のタイミングスリッ
トSTに対してπ/2(rad)だけ位相が遅れた図示
しないタイミングスリットST‘をスリット板140に
又はシャトル114に搭載された別のスリット板に設け
る。また、かかるタイミングスリットST‘を検知する
ことができる図示しない光センサ106Cがタイミング
スリットST‘に対して固定される。
106AがタイミングスリットSTを検出して生成した
速度信号である。また、信号SP‘は光センサ106C
がタイミングスリットST‘を検出して生成した速度信
号である。信号DR及びDLは図15に示すシャトル移
動方向判別信号生成回路50により生成される方向信号
である。方向信号DRはシャトル114が右方向に(ダ
ンパ130へ近づく方向に)向かっていることを示す右
方向信号である。方向信号DLはシャトル114が左方
向へ(ダンパ130から離れる方向に)向かっているこ
とを示す左方向信号である。U0点はシャトル114の
移動方向が逆転した位置を示している。
路50の一例を示している。信号生成回路50は、SP
信号エッジ検出回路52と、2つのAND回路54及び
58と、インバータ回路(NOT回路)12と、2つの
J−Kフリップフロップ60及び61とを有している。
また、62はクロックパルスであり、SPやSP‘信号
に比べて十分周期が短い。64はフリップフロップ60
及び61のリセット信号であり、通常パワーオン直後に
「0」になり、フリップフロップ60及び61を初期化す
る。
路52の出力とインバータ回路(NOT回路)12によ
るSP‘信号の反転との論理和をとるが、SP信号の立
上りでSP’信号が0の時はAND回路58の出力は1
であり、これがJ−Kフリップフロップ61のJ端子に
入力される。一方、この場合、K端子は0なのでフリッ
プフロップ61はセットされ、右方向信号DRが1とし
て出力される。
路58の出力は0になり、これがフリップフロップ61
のJ端子に入力される。一方、この場合、K端子は1な
のでフリップフロップ61はリセットされ、右方向信号
DRが0として出力(オフ)される。
路52の出力とSP‘信号との論理和をとるが、SP信
号の立上りでSP’信号が1の時はAND回路54の出
力は1であり、これがJ−Kフリップフロップ60のJ
端子に入力される。一方、この場合、K端子は0なの
で、フリップフロップ60はセットされ、左方向信号D
Lが1として出力される。
路54の出力は0になり、これがフリップフロップ60
のJ端子に入力される。一方、この場合、K端子はイン
バータ回路(NOT回路)12により1となるので、フ
リップフロップ60はリセットされ、左方向信号DLが
0として出力(オフ)される。
からU0点を探し当て、これに対応する時刻TR0を認
識する。即ち、右方向信号DRが消えて左方向信号DL
が現れる区間に対応するSP‘信号のほぼ中間点がU0
点に対応する。しかし、制御部102は左方向信号DL
を検出して初めてU0点を認識するので、左方向信号D
Lが現れた時刻TR1に反転制御RCを終了し、その後
直ちに(時刻TR2に)押し付け制御CC2を開始す
る。
制御部102は、シャトル114の速度が実際に0にな
ったことを確認した後で定速コイル126を励磁してい
る。これにより、シャトル114は、図12に示すよう
に、所定の速度v0の比較的弱い衝撃力でダンパ130
に接触する。従って、本実施例の制御方法は、シャトル
114とダンパ130の激突を未然に防止し、その後の
印字のタイミングがずれることを防止している。なお、
シャトル114の速度は一旦微小時間(即ち、TR2−
TR0)だけ右方向に負となるため、定速コイル126
の最初の押し付け制御信号CC2−21の励磁時間は、
第2実施例における速度信号SP−3の場合と同様に微
小時間長く設定される。制御部102は、それ以外の押
し付け制御信号CC2−22及びCC2−23の励磁信
号の長さについては、予め設定されたものをそのまま使
用している。
を図16乃至図21を参照して説明する。本実施例の制
御方法の特徴は、シャトル114の温度変化により変化
するブレーキ力を修正することである。本実施例では、
反転コイル124の近傍の温度を測定して、かかる測定
された温度によりブレーキ力を修正する方法と、実際に
流れる反転コイル124の電流を検知してその検知結果
を直接又は間接的に利用してブレーキ力を修正する方法
のいずれをも採用することができる。
よる制御方法に使用される制御回路70の一例を説明す
るためのブロック図である。図17は、図16に示すタ
イマの回路例を示すブロック図である。図18は、図1
6に示す制御回路が反転コイル124近傍の温度を測定
して反転コイル124のブレーキ力を修正する際に使用
される温度検出器82の温度と抵抗の関係を示すグラフ
である。図19は、本発明の第4実施例の第1の側面を
説明するフローチャートである。図19に示す本実施例
による制御方法は、図7のステップ1009の「いい
え」以下に続くものである。図20は、本発明の第4実
施例の第2の側面を説明するフローチャートである。図
19及び図20に示す本実施例による制御方法は、それ
ぞれ図7のステップ1009の「いいえ」以下に続くも
のである。図21は、図16に示す制御回路70が反転
コイル124を流れる電流からブレーキ力を修正する際
に使用される反転コイル124の温度と電流の関係を示
すグラフである。
して説明された制御方法は、シャトル114の速度がゼ
ロになる点を反転コイル124の励磁時間を計測するこ
とによって検出していた。しかし、環境条件の変化によ
り反転コイル124のブレーキ力は変化する可能性があ
る。例えば、温度が上昇すれば反転コイル124の抵抗
が上昇して所定の電圧に対する電流は低下し、この結
果、ブレーキ力が低下する。このように、反転コイル1
24の抵抗の変化は反転コイル124の温度変化に主と
して起因している。反転コイル124の温度上昇は、シ
ャトル114の運動に伴う反転コイル124自身の自己
発熱と、印字動作を行う印字ヘッド112による周囲の
温度上昇に主として依存している。
70は、図16に示すように、マイクロプロセッサユニ
ット(MPU)72と、MPUバス73と、タイマ74
と、インプット/アウトプット(I/O)レジスタ76
と、受信割込回路(保持回路)78と、A/Dコンバー
タ80と、温度検出器82と、アンプ84と、トランジ
スタ90と、電流検出抵抗88と、反転信号90とを有
する。かかる構成のうち、構成要素72乃至80は上述
した第1乃至第3実施例にも単独又は組み合わせて使用
することができるので、以下、これらの構成要素は制御
部112の主要な部分を構成するものとして説明する。
を、MPUバス73を介して、制御しており、これによ
って、シャトル114も制御している。また、MPU7
2は、特に、ブレーキ力を変化する場合に修正すべきブ
レーキ力の情報をI/Oレジスタ76に通知する。MP
U72は修正すべきブレーキ力の情報を反転コイル12
4近傍の温度の情報から生成することもできるし、反転
コイル124を流れる電流からも生成することができ
る。例えば、MPU72には、反転コイル124の温度
変化に対する(抵抗の変化及び抵抗の変化に対する)ブ
レーキ力の変化のデータが予め入力されている。あるい
は、MPU72には、電流の変化に対するブレーキ力の
変化を示すデータが予め入力されている。
イル122及び126の励磁時間を設定するのに使用さ
れる。図17に示すように、例えば、4つのカウンタ7
5a乃至75dと、4つのバッファ77a乃至77dを
有しており、タイマクリア信号CL、基本クロック信号
BC、モード信号MD、及び、セレクト信号SEを受け
取ることができる。
れることができ、初期値がタイマクリア信号CL(プリ
セット)により、カウンタ75a乃至75dの各P入力
からセットされる。その後、モード信号MDが「H」に
なった時点からカウンタ75a乃至75dは基本クロッ
ク数をスリット信号の周期だけカウントする。スリット
信号の周期の立上り又は立下りをMPU72がとらえた
際にMPU72がモード信号MDをオフにすることによ
り、MPU72はそのときのカウント値を、セレクト信
号SEにより選択されたバッファ回路77a乃至77d
を介して読み出すことができる。同様に、反転コイル1
24の励磁時間もカウンタ75a乃至75dの出力を確
認しながら設定することが可能である。
される各種情報やMPU72から送信された各種情報を
変更可能に一時的に保持するメモリである。例えば、I
/Oレジスタ76は、右エッジ信号ERと左エッジ信号
ELを光センサ106Aから受信することができると共
にリニアモータ116に対して制御信号を送信すること
ができる。受信割込回路4は上位装置10からの印字命
令PPその他の命令を受信して割込み可能にI/Oレジ
スタ76に送信する。
24の近傍の温度を検出して、温度変化に基づく反転コ
イル124のブレーキ力の変化を修正しようとするもの
である。ここで、「反転コイル124の近傍の温度」
は、反転コイル124それ自体及びその周囲の温度を含
む概念であるとする。この場合、図16の制御回路70
はアンプ84に温度検出器82を接続することになり、
トランジスタ86などを設けることは選択的である。
のサーミスタを使用することができる。温度検出器82
はその検出部がシャトル114に接続されて反転コイル
124の近傍に設けられるか、代替的にシャトル114
に対して固定されてもよい。サーミスタは内部の半導体
の抵抗が図18のように温度が高くなるほど小さくなる
ように変化し、その温度情報をアンプ80に送信する。
図18に示す特性は直線的ではないので部分的に増幅さ
れるか、MPU72が図示しないテーブルなどで直線的
に補正する。
制御回路70として構成され、更に、プリンタ100が
温度検出器82とアンプ84を備える場合の制御方法に
ついて図7、図16乃至図19を参照して、説明する。
U72が、上位装置10からの印字命令PPを受信割込
回路78、I/Oレジスタ76を介して受信する(ステ
ップ1001)。なお、以下の説明においては、印字命
令PPは紙送りピッチを2A(1/3インチ)に設定し
ているものとし、ステップ1009、1010のルーチ
ンの説明は省略する。また、ステップ1007及び10
08の説明も省略する。
左又は右のダンパ128又は130にシャトル114を
移動するために、定速コイル122又は126を一定時
間励磁するようにI/Oレジスタ76に対して命令する
(ステップ1002)。ここで、「一定時間」とは、シ
ャトル114の位置に拘らず必ずダンパ122又は12
6まで到達するのに十分な時間である。かかる命令に応
答して、I/Oレジスタ76は、定速コイル122用励
磁信号L又は定速コイル用励磁信号Rをオンにする。以
下、説明の便宜上、シャトル114はダンパ128に押
し付けられているものとする。
磁をオフにして、反転コイル124を励磁するようにI
/Oレジスタ76に対して命令する(ステップ100
3)。かかる命令に応答して、I/Oレジスタ76は信
号Lをオフにして反転コイル124を所定時間だけ励磁
する反転制御信号RVをオンにする。
ELがI/Oレジスタ76を介してMPU72に送信さ
れると(ステップ1004)、MPU72は、反転コイ
ル124の励磁をオフにして、定速コイル126の励磁
をオンにし、同時に印字ユニット122に印字を開始す
るようにI/Oレジスタ76に対して命令する(ステッ
プ1005)。かかる命令に応答して、I/Oレジスタ
76は信号RVをオフにして信号Rをオンにして、印字
ユニット122用の印字信号P‘をオンにする。これに
より、シャトル114は定速制御されて印字が行われ
る。
I/Oレジスタ76を介してMPU72に送信されると
(ステップ1006)、MPU72は、定速コイル12
6の励磁をオフにして、反転コイル124の励磁をオン
にするようにI/Oレジスタ76に対して命令する(ス
テップ1401)。かかる命令に応答して、I/Oレジ
スタ76は信号Rをオフにして信号RVをオンにする。
これにより、シャトル114には反転コイル124によ
りブレーキ力が印加される。
24の励磁時間の初期値は上述したTRに設定されてい
る。MPU72は、温度検出器82から検出結果をアン
プ84、A/Dコンバータ80、I/Oレジスタ76を
介して受け取り、これを修正すべきかどうかを決定する
(ステップ1403)。即ち、常温からの温度変化が許
容範囲内であれば、MPU72は現在のブレーキ力が正
常であると判断して励磁時間TRの維持を決定する(ス
テップ1405)。一方、常温からの温度変化が許容範
囲を超えていれば、MPU72は現在のブレーキ力が正
常ではないと判断して励磁時間TRの変更を決定する
(ステップ1404)。ここで、初期励磁時間TRは温
度t10(常温)の下で設定されたブレーキ力に対応
し、温度検出器82はその内部抵抗がNの時に温度t1
0を出力するものとする。
部抵抗NよりもΔRだけ小さくなると温度t12を検出
し、ΔRだけ大きくと温度t11を検出する。今、MP
U72が温度検出器82からt12を示す温度情報を受
け取ったとすると、MPU72は、かかる温度変化に対
するブレーキ力の変化を認識して、初期値TR、温度t
10(常温)の下で設定されたブレーキ力に対応するよ
うに現在のブレーキ力の励磁時間を、例えば、TR+α
などと変更する。温度検出器82が温度t11を検出し
た場合も同様である。これによって、シャトル114に
は適切なブレーキ力が印加されてダンパ130に衝突さ
れることから防止される。
24に流れる電流をMPU72にフィードバックして、
電流(又は温度)変化に基づく反転コイル124のブレ
ーキ力を修正しようとするものである。この場合、図1
6の制御回路70はアンプ84にトランジスタ86及び
電流検出抵抗器88を接続することになり、温度検出器
82を設けることは選択的である。
そのコレクタ端子が接続され、電流検出抵抗器88にそ
のエミッタ端子が接続され、そのベース端子にはI/O
レジスタ76から信号RVが供給される。トランジスタ
86は信号RVが供給されると反転コイル124を駆動
し、反転コイル124を流れる電流を電流検出抵抗器8
8が測定する。
いて、図20及び図21を参照して、説明する。基本動
作は前述した本制御方法の第1側面と同様であるので、
これと相違するブレーキ力の修正方法についてのみ説明
する。
転コイル124の励磁時間の初期値は、同様に、TRに
設定されている。MPU72は、ブレーキ力の印加時
に、反転コイル124を励磁するようにI/Oレジスタ
76に命令し、これに応答して、I/Oレジスタ76は
信号RVを反転コイル124に供給する(ステップ15
01)。これに応答して、トランジスタ86は反転コイ
ル124を駆動するが、同時に反転コイル124を流れ
る電流をアンプ84にフィードバックする(ステップ1
502)。
の検出結果をアンプ82、A/Dコンバータ84を介し
て、I/Oレジスタ76から受け取り、これを修正すべ
きかどうかを判断する(ステップ1503)。MPU7
2は、上述したように、電流値を直接ブレーキ力に変換
する変換テーブルをもっていてもよいし、反転コイル1
24の温度に変換する変換テーブルと、上述した温度変
化とブレーキ力との対応テーブルを持っていてもよい。
即ち、MPU72は電流値を直接判断材料にしてもよい
し電流値から反転コイル124の温度変化を求めてもよ
い。いずれにしろ、測定された電流値(又はそれから算
出される温度)と予定された値との差が許容範囲内であ
れば、MPU72は現在のブレーキ力が正常であると判
断して励磁時間TRの維持を決定する(ステップ150
5)。一方、常温からの温度変化が許容範囲を超えてい
れば、MPU72は現在のブレーキ力が正常ではない判
断して励磁時間TRの変更を決定する(ステップ150
4)。
72は、例えば、図21に示すような反転コイル124
の電流−温度関係を用い、検出した温度を利用して上述
のようにブレーキ力を修正することができる。初期値T
Rは温度t10(常温)の下で設定されたブレーキ力に
対応し、電流検出抵抗器88はその内部抵抗がN‘の時
に温度t10を出力するものとする。図21に示すよう
に、温度検出器82は内部抵抗N’よりもΔIだけ小さ
くなると温度t22を検出し、ΔIだけ大きくと温度t
21を検出する。今、MPU72が電流検出器88から
N−ΔIの電流情報を受け取ったとすると、MPU72
は、反転コイル124の近傍の温度がt22であること
を認識し、次いで、かかる温度変化に対するブレーキ力
の変化を認識する。そして、MPU72は、初期値T
R、温度t10(常温)の下で設定されたブレーキ力に
対応するように現在のブレーキ力の励磁時間を、例え
ば、TR+βなどと変更する。電流検出器88が電流値
N+ΔIを報告した場合も同様である。これによって、
シャトル114には適切なブレーキ力が印加されてダン
パ130に衝突されることから防止される。
反転コイル124の近傍の温度又は電流を測定すること
によってブレーキ力を適切に修正している。これによ
り、シャトル114は、所定の速度v0の比較的弱い衝
撃力でダンパ130に接触することになる。従って、本
実施例の制御方法は、シャトル114とダンパ130の
激突を未然に防止し、その後の印字のタイミングがずれ
ることを防止している。
22乃至図25を参照して説明する。本実施例の制御方
法は、反転コイル124の励磁時間を一定に保ったまま
で定速コイル126の励磁時間を変化させている点で第
2実施例の制御方法と共通している。しかし、第2実施
例の制御方法は、シャトル114の実際に速度を測定し
てシャトル114とダンパ130との衝突発生を予測し
ているのに対して、本実施例の制御方法は、実際にシャ
トル114がダンパ130に衝突したことを示す激突検
知信号によって事後的に検知している点で相違してい
る。
方法に使用される激突検知システム90を示している。
図23は、本発明の第5実施例による制御方法の第1の
側面を説明するためのタイミングチャートである。図2
4は、本発明の第5実施例による制御方法の第1の側面
を説明するためのフローチャートである。図25は、本
発明の第5実施例による制御方法の第2の側面を説明す
るためのタイミングチャートである。図26は、本発明
の第5実施例による制御方法の第2の側面を説明するた
めのフローチャートである。図24及び図26に示す本
実施例による制御方法は、図7のステップ1009の
「いいえ」以下に続くものである。
は、シャトル114がダンパ130に衝突した場合の衝
撃力を測定してその後の印字タイミングのずれを防止し
ようとするものである。もっとも、同様のシステムを、
シャトル114がダンパ128に衝突した場合や、バラ
ンサ154がダンパ158、160に衝突した場合に適
用することができることが理解されるであろう。
2に示すように、第1のシャトル機構110又は好まし
くはフレーム101に接続されている検出バー91と、
引っ張りばね92と、スイッチ93と、電源94と、抵
抗95とを有する。検出バー91はシャトル114と共
に移動する。スイッチ93はばね92に支持されて検出
バー91に接続することができる。ダンパ130は、上
述したように、ゴムなどからなるのでシャトル114と
衝突すると変形することができ、かかる変形に対応した
大きさだけ検出バー91は右方向に移動することができ
る。シャトル114を通常の状態でダンパ130に押し
付けたときにはスイッチ93がオンにならないようなば
ね定数をばね92は有している。検出バー91がスイッ
チ93をオンにすると、スイッチ93、電源94、抵抗
95から構成される回路に電流が流れ、かかる電流は激
突検知信号CSとして取り出すことができる。
ャトル114の定速制御(速度a)が右エッジ信号ER
−1によって終了すると、制御部102はシャトル11
4に対して反転制御RCを開始する(ステップ160
1)。これにより、反転コイル124が反転制御信号R
C−3が供給されて、シャトル114にはブレーキ力が
印加される。
力が印加されれば、シャトル114は速度変位hを辿
る。そして、反転制御終了後は、シャトル114の速度
はほぼ0であるので、その後、定速コイル126による
押し付け制御CC2が行われてもシャトル114はダン
パ130に激突せずに許容された弱い衝撃力で接触す
る。このため、検出バー91は引っ張りばね92に抗し
てスイッチ93をオンにすることができないので、激突
検知信号CSは生成されない。激突検知信号CSが生成
されない場合は(ステップ1602、1603)、制御
部102は予め設定された押し付け制御期間をそのまま
使用して押し付け制御CC2を行う(ステップ160
4)。この場合の押し付け制御信号は、CC2−31、
CC2−33、CC2−34となる。押し付け制御CC
2の後の印字命令PPに対応して、再び反転制御RCが
行われて(ステップ1605)、右エッジ信号ER-3
と共に定速制御CC1に移行する(ステップ100
5)。
レーキ力に満たないブレーキ力が印加されれば、シャト
ル114は速度変位kを辿る。そして、反転制御終了後
もシャトル114は右方向に一定の速度を有しており、
定速コイル126による定速制御を受けてダンパ130
に強い衝撃力で激突する。このため、ダンパ130は図
16の点線で示すように変形し、検出バー91はこれに
よって右方向に移動して引っ張りばね92に抗してスイ
ッチ93をオンにする。この結果、激突検知信号CSが
生成される(ステップ1602)。
が反転制御RCの終了直後の所定期間内に検出されると
(ステップ1602)、その後の印字タイミングがずれ
る可能性があるため、押し付け制御期間(定速コイル1
26の励磁期間)をCC2-31から時間TL1だけ延
長されたCC2−32に変更する(ステップ160
3)。この場合には、シャトル114はダンパ130に
激突することになるが、その跳ね返りは抑止されてダン
パ130に強制的に押さえつけられることになる。これ
により、シャトル114が図3に示す地点B10まで跳
ね返ることが防止される。時間TL1は、ダンパ130
への激突による図示しないフレームの振動を吸収するに
足る十分な時間である。時間TL1が付加された以外は
その後の押し付け制御CC2−33等と反転制御RC−
4、定速制御CC1は同様であるので説明は省略する。
14がダンパ130に激突したかどうかだけを表してお
り、どの程度の衝撃力で激突したかは示していない。こ
のため、選択的に、激突検知システム90をダンパ90
に取り付けられたひずみゲージなどにより置換して、そ
の衝撃力の情報をフィードバックすることにより、制御
部102は衝撃力の大きさを検知することができる。そ
して、かかる検知された衝撃力に基づいて制御部102
は時間TL1の長さを変更することができる。この場
合、制御部102は、衝撃力とそれに対応する時間TL
1のテーブルを予め有している。
キ力がシャトル114に印加されるた場合の制御は図2
3には図示されていないが、その場合も時間TL1が付
加される。かかる理由は図9に示す信号SP−3の場合
と同様であることが理解されるであろう。但し、図9に
示す信号SP-3の場合と異なり、時間TL1の長さは
ダンパ130から離れたシャトル114をダンパ130
に押し付けるのに十分な予め設定された時間である。
114がダンパ130から振動を有して大幅に跳ね返り
(図3のB10点)、その後の印字のタイミングがずれ
ることを防止している。激突検知信号CSが生成された
場合にはシャトル114はダンパ130と激突してい
る。この点で、本実施例の制御方法は両者の激突を未然
に防止することを目的とはしておらず、激突の有無に拘
らず、最終的にシャトル114のダンパ130への適切
な押さえつけを完了することによって、シャトル114
がその後の印字タイミングで正常に動作することを確保
している。また、本実施例の制御方法は、振動を防止し
てシャトリング機構の各部の誤動作も防止している。な
お、本発明の制御方法は、最初の押し付け制御信号CC
2−31に激突の有無に拘らず画一的に時間TL1を追
加することもできるのであるが、本実施例では、速度信
号SP−2の場合には時間TL1を最初の押し付け制御
信号に付加せずに、印字スループットの低下を防止して
いる。
から大幅に跳ね返ることを放置することもできる。即
ち、シャトル114が図3のB10点まで跳ね返って
も、十分な時間が経過すれば、シャトル114その他の
シャトリング機構の振動は減衰して消滅する。従って、
かかる時間の経過後にシャトル114を制御することは
可能である。以下、図25及び図26を参照して、本実
施例の第2の側面を説明する。
1701)点はステップ1601と同様である。ステッ
プ1602と同様に、制御部102は激突検知信号CS
が所定時間内に存在するかどうかを判断する。信号CS
が所定時間内に存在しなければ、制御部102は、所定
時間経過後に押し付け制御CC2を開始する(ステップ
1702、1704)。なお、図25はこの場合を図示
していない。
ば、制御部102は、所定時間TL2だけシャトル11
4の励磁信号を全てオフにし、その旨を他のシステムに
通知する(ステップ1702、1703)。かかる期間
内に、ダンパ130とシャトル114との激突によって
受けるシャトル114その他のシャトリング機構の振動
は減衰して消滅する。図25は、制御部102は、印字
命令PPに応答して、押し付け制御信号CC2−35を
生成するように制御しているが、激突検知信号CSが生
成されてから印字命令PPが生成されるまでの時間TL
2がシャトリング機構全体の振動消滅に十分な時間より
も短いと判断すれば、制御部102は時間TL2を延長
することができる。
ひずみゲージなどにより構成されて激突の衝撃力も検知
できる場合には、制御部102は検知された衝撃力から
時間TL2を計算して決定してもよい。
シャトル114はダンパ130に移動される(ステップ
1705)。この時、シャトル114は大きくダンパ1
30から跳ね返って図3に示すB10点にまで到達して
いることが予想される。従って、図25に示すように、
押し付け制御信号CC2−35は、ダンパ130から大
きく離れたシャトル114をダンパ130に押し付ける
のに十分な時間として、例えば、図23に示す通常の押
し付け励磁期間CC2−32などが設定されている。そ
の後のステップ1705の反転制御(RC−4)は上述
したものと同様であるので、ここでは説明は省略する。
114がダンパ130から大幅に跳ね返っても、激突に
伴う振動を吸収するのに十分な時間が経過するまでその
後の動作を行わず、それから動作を再開することにより
その後の印字のタイミングがずれることを防止してい
る。この点で、本実施例の第2の側面はシャトリング機
構全体の振動を事後的に除去することによって各部の誤
動作を防止している。
第6実施例による制御方法について説明する。ここで、
図27は、本発明の第6実施例による制御方法に使用さ
れる回路図である。前述した第1乃至第5実施例の制御
方法はシャトル114だけでなくバランサ154にも適
用することができる。本実施例の制御方法は、第1及び
第2のシャトル機構110及び150のどちらか一方の
みに対して生成された衝突を未然に回避及び/又は衝突
から生じる弊害を事後的に解決するための制御信号に他
方のシャトル機構に伝達して同様の制御を行うものであ
る。
4のみがダンパ130に激突したとしても、フレーム1
01を介して第2のシャトル機構150に振動が伝達さ
れることになる。従って、どちらか一方のシャトル機構
において激突が生じれば両シャトル機構(即ち、シャト
リング機構全体)において激突による弊害を解決するこ
とが必要となる。
4とバランサ154の関しては、両者を逆方向に駆動制
御する以外は同様に制御する。従って、例えば、制御部
102が本発明の第5実施例による制御方法を採用する
場合に、シャトル114のみについて激突検出信号CS
が検出されたとしても、それに基づいてバランサ154
も同様に制御することができる。シャトル114とバラ
ンサ154とは別個の反転コイルを使用しており、ま
た、第1のシャトル機構の反転コイル124は印字ヘッ
ド112から発生する熱の影響を受けやすいので第1又
は第2のシャトル機構のそれぞれの反転コイルが異なる
温度を有して異なるブレーキ力を有する可能性がある。
しているが、制御部102と共に、又は、制御部102
の代わりに、図19に示すように第1の制御部111と
第2の制御部151を設けてもよい。第1の制御部11
1と第2の制御部151の両者又はいずれか一方が制御
部102又は上位装置10と接続される。
111のみが上位装置10と接続される場合には、第2
の制御部151は第1の制御部111と接続される。そ
して、第1の制御部111と第2の制御部151のいず
れか一方がそれぞれの激突検出信号CS114または1
54を受け取ると、他の制御部にかかる信号を送信し
て、(方向は異なるが)同様の制御を行わせしめる。ま
た、制御部102が設けられる場合にも、第2の制御部
151を第1の制御部111と接続して、制御部102
を介さずに両者間で交信可能に構成することもできる。
激突に対処する制御信号が一方のシャトル機構のみに生
じた場合に、かかる制御信号に基づいて他方のシャトル
機構を制御することにより、シャトル114及びバラン
サ154の円滑な運動を確保することができる。
御方法によれば、シャトル114とダンパ128及び1
30との激突が未然に防止される。また、本発明の第2
及び第5実施例の制御方法によれば、衝突に生じる弊害
が事後的に除去される。いずれの実施例の制御方法によ
っても、印字スループットの低下、印字タイミングのず
れ、印字不良などは防止することができる。これらの方
法は、任意のものを単体で又は組み合わせて使用するこ
とができる。
のヘッドを搭載する高速型ドットラインプリンタがバラ
ンスシャトルを要する場合に有効である。
ーキ力の変動の他、製造バラツキ、経時変化などの際の
印字品質を確保する方法としても有効である。
プリンタの要部斜視図である。
第2のシャトル機構を説明するための模式図である。
明するための図であり、印刷用紙に相対的なドットライ
ンプリンタのシャトルの軌跡を示す平面図である。
なスリット板の平面図である。
を説明する図である。
御系のブロック図である。
ローチャートである。
れる別の制御方法を説明するタイミングチャートであ
る。
御方法を説明するためのタイミングチャートである。
するためのフローチャートである。
するためのフローチャートである。
を説明するためのタイミングチャートである。
するためのフローチャートである。
度が0になる時点を検出するための4つの信号のタイミ
ングチャートである。
ディジタル回路図である。
される制御回路の一例を説明するためのブロック図であ
る。
図である。
の関係の一例を示すグラフである。
の側面を説明するためのフローチャートである。
の側面を説明するためのフローチャートである。
とができる反転コイル124の温度と電流の関係を示す
グラフである。
される激突検知システム90を示している。
の側面を説明するためのタイミングチャートである。
の側面を説明するためのフローチャートである。
の側面を説明するためのタイミングチャートである。
の側面を説明するためのフローチャートである。
される回路図である。
Claims (14)
- 【請求項1】 第1及び第2の領域をその間に有する一
対のダンパの前記第1の領域でシャトルを定速度で往復
運動させる工程と、 前記シャトルに前記第2の領域でブレーキ力を印加する
工程と、 前記ブレーキ力を印加されている前記シャトルの速度を
測定する工程と、 前記ブレーキ力印加工程の期間を前記測定工程によって
測定された前記速度に応じて調節する工程と、 前記シャトルを前記第2の領域で前記ダンパの一方に押
し付ける工程と、 前記シャトルを前記第2の領域で反転させる工程とを有
するシャトル制御方法。 - 【請求項2】 第1及び第2の領域をその間に有する一
対のダンパの前記第1の領域でシャトルを定速度で往復
運動させる工程と、 前記シャトルに前記第2の領域でブレーキ力を印加する
工程と、 前記ブレーキ力が印加されている前記シャトルの速度を
測定する工程と、 前記シャトルを前記第2の領域で前記ダンパの一方に押
し付ける工程と、 前記押し付け工程の期間を前記速度測定工程によって測
定された前記速度に応じて調節する工程と、 前記シャトルを前記第2の領域で反転させる工程とを有
するシャトル制御方法。 - 【請求項3】 前記調節工程は、前記シャトル速度測定
工程において測定された前記速度が、所定の範囲内にあ
れば予め設定された期間を前記押し付け工程の期間とし
てそのまま使用し、前記所定の範囲よりも大きい場合及
び小さい場合には前記予め設定された期間を延長した期
間を前記押し付け工程の期間として使用する請求項2記
載のシャトル制御方法。 - 【請求項4】 第1及び第2の領域をその間に有する一
対のダンパの前記第1の領域でシャトルを定速度で往復
運動させる工程と、 前記シャトルに前記第2の領域でブレーキ力を印加する
工程と、 前記ブレーキ力が印加されている前記シャトルの速度を
測定する工程と、 前記シャトルを前記第2の領域で前記ダンパの一方に押
し付ける工程と、 当該押し付け工程を前記測定工程が前記シャトルの速度
がゼロであることを測定した後に開始する工程と、 前記シャトルを前記第2の領域で反転させる工程とを有
するシャトル制御方法。 - 【請求項5】 前記押し付け工程は、押し付け装置の駆
動のオンとオフを繰り返すことによって前記シャトルの
押し付けを反復して行い、前記押し付け装置の駆動の最
初のオン期間をその後のオン期間よりも長く設定してい
る請求項4記載のシャトル制御方法。 - 【請求項6】 第1及び第2の領域をその間に有する一
対のダンパの前記第1の領域でシャトルを定速度で往復
運動させる工程と、 前記シャトルに前記第2の領域でブレーキ力を印加する
工程と、 前記シャトルを前記第2の領域で前記ダンパの一方に押
し付ける工程と、 前記シャトルが前記ダンパに所定の衝撃力以上の衝撃力
で激突したことを検知する工程と、 前記押し付け工程の期間を前記検知工程による検知結果
に応じて調節する工程と、 前記シャトルに前記第2の領域で反転させる工程とを有
するシャトル制御方法。 - 【請求項7】 第1及び第2の領域をその間に有する一
対のダンパの前記第1の領域でシャトルを定速度で往復
運動させる工程と、 前記シャトルに前記第2の領域でブレーキ力を印加する
工程と、 前記シャトルを前記第2の領域で前記ダンパの一方に押
し付ける工程と、 前記シャトルが前記ダンパに所定の衝撃力以上の衝撃力
で激突したことを検知する工程と、 前記押し付け工程の開始時間を前記検知工程による検知
結果に応じて変更する工程と、 前記シャトルに前記第2の領域で反転させる工程とを有
するシャトル制御方法。 - 【請求項8】 第1及び第2の領域をその間に有する第
1及び第2のダンパの前記第1の領域でシャトルを定速
度で往復運動させる工程と、 第3及び第4の領域をその間に有する第3及び第4のダ
ンパの前記第3の領域でバランサを定速度で往復運動さ
せる工程と、 前記シャトルに前記第2の領域でブレーキ力を印加する
工程と、 前記バランサに前記第4の領域でブレーキ力を印加する
工程と、 前記シャトルを前記第2の領域で前記第1及び第2のダ
ンパの一方に押し付ける工程と、 前記バランサを前記第4の領域で前記第3及び第4のダ
ンパの一方に押し付ける工程と、 前記シャトルと前記第1及び第2のダンパとの激突に関
する第1の情報を生成する工程と、 前記バランサと前記第3及び第4のダンパとの激突に関
する第2の情報を生成する工程と、 前記シャトルを前記第1及び第2の情報に基づいて前記
第2の領域で前記第1及び第2のダンパの一方に押し付
ける際の押し付け時間を制御する工程と、 前記バランサを前記第1及び第2の情報に基づいて前記
第4の領域で前記第3及び第4のダンパの一方に押し付
ける際の押し付け時間を制御する工程と、 前記シャトルに前記第2の領域で反転させる工程と、 前記バランサに前記第4の領域で反転させる工程とを有
する制御方法。 - 【請求項9】 移動部材を端部に向かって定速度で移動
させる工程と、 当該定速度で移動している移動部材にブレーキ力を印加
する工程と、 当該ブレーキ力を測定する工程と、 前記ブレーキ力の印加を停止してから前記移動部材を前
記端部に押し付けるために前記移動部材に駆動力を印加
する工程と、 測定された前記ブレーキ力に従って前記移動部材が所定
の衝撃力で前記端部に接触するように前記ブレーキ力を
制御する工程とを有する移動部材の制御方法。 - 【請求項10】 前記測定工程は、前記ブレーキ力が印
加されている前記移動部材の速度を測定することによっ
て前記ブレーキ力を間接的に測定する工程を含む請求項
9記載の制御方法。 - 【請求項11】 移動部材を端部に向かって定速度で移
動させる工程と、 当該定速度で移動している移動部材にブレーキ力を印加
する工程と、 前記ブレーキ力の印加を停止してから前記移動部材を前
記端部に押し付けるために前記移動部材に駆動力を印加
する工程と、 前記移動部材と前記端部との激突を判断する工程と、 前記判断工程の激突するという判断に従って前記激突に
より生じる振動を除去するように前記駆動力の印加を制
御する工程とを有する移動部材の制御方法。 - 【請求項12】 前記駆動力の印加制御工程は、前記激
突直後に前記移動部材を前記端部に押し付けるように前
記駆動力を印加する工程を含む請求項11記載の制御方
法。 - 【請求項13】 前記移動力の印加制御工程は、前記激
突後から所定時間経過した後に前記移動部材を前記端部
に押し付けるように前記駆動力を印加する工程を含む請
求項11記載の制御方法。 - 【請求項14】 第1及び第2の領域をその間に有する
一対のダンパと、 当該一対のダンパ間を移動可能なシャトルと、 当該シャトルに搭載された印字ヘッドと、 前記シャトルを移動させるリニアモータと、 前記リニアモータを制御する制御部とを有するプリンタ
であって、 前記制御部は、 前記第1の領域で前記シャトルを定速度で往復運動さ
せ、前記シャトルに前記第2の領域でブレーキ力を印加
し、当該ブレーキ力の印加期間を当該ブレーキ力が印加
されている前記シャトルの速度に応じて調節し、前記シ
ャトルを前記第2の領域で前記ダンパの一方に押し付
け、前記シャトルを前記第2の領域で反転させるよう
に、前記リニアモータを制御するプリンタ。
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