JP3366655B2 - 中間調画像生成方法とそのスクリーン装置 - Google Patents

中間調画像生成方法とそのスクリーン装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、デジタル画像システム
における総合的な中間調画像生成方法に関する。従来の
中間調スクリーン(網かけ)パターンならびに性能上の
利点をもち得る新規なパターンを生成することのできる
1つのアルゴリズムタイプが用いられる。
【0002】
【従来の技術】黒から白までのグレーシェードレンジを
含む連続調画像又はいくつかの適当な着色材の1密度レ
ンジを含む色分解をシミュレーションするための手段を
提供できるアルゴリズムが必要とされている。このよう
なアルゴリズムの実施は、比較的小さな長方形の点アレ
イである基本的中間調セルすなわち「グリフ(絵文
字)」内に規定されたドットパターンに依存しなくては
ならない。
【0003】印刷技術の分野において、ぼかしが重要で
ある絵画的主題を表わすのに中間調システムが長い間用
いられてきた。これは、印刷版へと導く写真プロセス中
の適当な段階における露出の間細かいクロスハッチスク
リーンがこの絵画的画像をカバーするような写真製版シ
ステムを使用することによって過去において達成され、
今なお頻繁にこうして達成されている。この手段によ
り、画像は、複製中の画像密度と共にサイズが変化する
きわめて小さな(閾値下の)規則的に間隔どりされた多
数のドットへと分割される。主題の全カラー印刷を使用
する場合、別々の原色画像の各々について1つずつの3
枚又は4枚の印刷版を準備しなくてはならない。これら
の色分解の各々について同じ中間調(網目)スクリーン
を使用すると、いくつかの連続した版画刷りを行なうと
きのきわめて強調され不快なモアレパターンを含む望ま
しくない相互に作用する視覚効果が結果として生じる可
能性がある。これらのモアレ効果は、スクリーンの方向
を互いに交叉させることにより、感知できないレベルに
まで減少させることができる。当該技術分野において
は、4色刷りのために適したスクリーン角度セットは、
45°,0°,+15°及び−15°であることがかな
り以前からわかっている〔J.A.G.Yule,John Wiley&Sons
Inc.N.Y(1967年)の「色再現の原理」の第13章
に記された当該技術に対する言及を参照のこと〕。
【0004】従来の中間調システムにおいては、オリジ
ナルの連続調の絵は、規則的に間隔どりされた高密度の
インクドットによって版画中に表現される。これらのド
ットは密に間隔どりされているため、人間の裸眼ではこ
れらを区別することはできないほどである。ドットのサ
イズ変化は、変化する色調の印象を与え、プロセスを適
切に制御することにより、オリジナルの色調を忠実に再
現することが可能である。全カラー原稿の場合、個々の
中間調色分解を行なうプロセスを適切に制御することに
より、全カラーで忠実な再現が得られる。これらの写真
製版プロセスは、特に手による多大な修正及び人間の判
断が必要とする高品質の結果が求められる場合、時間及
び労力が共に必要である。
【0005】光電式ラスタ走査のプロセスに基づいた電
信線上での画像の伝送は、20世紀の初めに紹介され
た。これは同様に、カラー画像を伝送するのにも適用さ
れた(米国特許第2,185,805号;第3,41
3,706号)。Hardy 他(米国特許第2,136,3
40号;第3,190,185号;第2,294,64
4号)による中間調原版作成に対するこの技術の応用
は、より速くより自動的な原版作成及び修正の時代の先
触れであった。カラー原稿を走査し(米国特許第2,1
65,168号;第2,253,086号;第2,57
1,322号)、時間を大幅に節減しながらカラー印刷
版を作成するのに適した色分解を生成するべくアナログ
装置により読取り値及び出力を処理するための方法が開
発された。
【0006】カラーの中間調画像を作るためのこれら2
つの技術の組合せは、写真製版原版作成機について以前
に知られたモアレパターンの問題を含む相互に作用する
視覚効果をこうむるものであることがわかった。Wurzbu
rg(米国特許第2,185,139号)は、異なる色に
対して異なる同等のスクリーン角度を与えるため光電式
ラスタ走査により色の中間調分解を行なった。スクリー
ン角度の選択は、既存の写真製版技術に基づくものであ
った。
【0007】光電式ラスタ走査システムにおいては、ア
ナログ走査信号をデジタル形に変換することにより、中
間調ドットパターンの電子形式の場合と同様に計算回路
による信号の操作が容易になるということがわかった
(米国特許第3,629,496号)。このような方法
は、結果として得られた版画内にモアレパターンといっ
た相互に作用する視覚効果をこうむったカラー原画を提
供した。サイズは等しいものの原画内の密度に応じた分
離距離をもつドットのパターンは、ドットの反復パター
ンが無いためにモアレパターンを減少させることがわか
った(米国特許第3,197,558号;第3,58
0,995号)。異なるスクリーン角度での4つのコン
タクトスクリーンのカラーワーク内での使用の方向シミ
ュレーションが、4つの異なるドット生成器と連結され
た計算技術によって達成された(米国特許第3,91
1,480号)。使用される角度の選択はコンタクトス
クリーンでの以前の経験に基づいている。
【0008】光電式走査方法に見られる問題点に対し、
さまざまな措置が構じられてきた。これには、中間調ド
ットサイズ変更ひいては密度変更を提供するべくマトリ
クス内の数が変えられるようなより小さいドットのマト
リクスによる可変的サイズの中間調ドットの表現が関与
している。(米国特許第3,604,486号;第4,
439,789号)。これらのより小さなドットのサイ
ズ又は光学密度の変化は全く関与していない。単にその
有無のみが考慮される。従って、このシステムは、デジ
タル信号及びそれに付随する高速計算手段の使用に役立
つ。色調再現の改善は、このようなマトリクスシステム
内の可変的画素部域(単一のマトリクス単位に割当てら
れた部域)を使用することによって達成された(米国特
許第4,084,259号)。
【0009】4色印刷においては、分解は、同じ濃度に
対するドットの分布が分解毎に変わるようなマトリクス
画素によって表現されてきた。これは、モアレ効果を減
少させると言われている(米国特許第3,922,48
4号)。このモアレ減少技術は、以前のモノクロ・ワー
ク(米国特許第3,629,496号)に基づく画素マ
トリクス内のドット分布のランダム化により拡張された
(米国特許第4,468,706号)。
【0010】モアレ効果を減少するランダム化された画
素マトリクスは、往々にして「秩序立ったデイザー」と
呼ばれる別々の方法でアプローチされてきた。ラスタ走
査は、画素マトリクス内の全てのドット位置に相応する
信号を識別するが、再生内の1つのドットの有無は、画
素マトリクス内の各ドット位置に対し1つずつの閾値の
予め定められたマトリクスによって決定される(米国特
許第4,193,096号;第4,342,051号;
第4,496,987号)。
【0011】前述のように、米国特許第2,185,1
39号及び第3,911,480号は、異なる色分解に
対し異なるスクリーン角度を伴う中間調スクリーンを生
成するようなモアレ効果減少用のラスタ走査方法を記述
している。この方法は、米国特許第4,419,690
号において改良されている。この方法に対する変形態様
は、米国特許第4,443,060号で教示されてお
り、ここでは、隣接するドットの二次ラスタメッシュ
は、その2つの対角線方向において拡張から収縮までを
受けている。異なる色分解について異なる拡張/収縮が
用いられる。
【0012】非特許文献にも、中間調画像再生に対する
ラスタ走査の応用について詳細な論述を多く含んでいる
ものがある。以下の論文はその代表的なものである:
「エッジ強化及びモアレ抑制を伴う中間調方法」、P.G.
Roetling,JOSA 66,985(1976年)。この方法
においては、中間調(網目)スクリーンの空間周波数
相応するディティルが抑制されている;「ランダム核形
成中間調(網目)スクリーン」、J.P.Allebach,PS&E 2
2,89(1978年)、これらのスクリーンは、ラン
ダム要素の導入によりモアレ効果を抑制している;「表
示装置及びハードコピー用の中間調生成のための最適な
アルゴリズム」T.M.Holladay、情報表示学会会報(Pro
c.Soc.for Information Display),21,185(1
980年)、これは、異なるスクリーン角度をもつ電子
的に製作されたスクリーンについて記述している。「秩
序立ったディザー方法により得られたデジタル中間調画
像の画像品質の新しい評価方法」、K.Kinoshita 他、J.
Imaging Technology(画像形成技術ジャーナル)、1
0,181(1984年)。
【0013】米国特許第4,758,886号は、個々
の分解についての中間調パターンを記述する数学的関数
は互いに直交しているべきであるという見地から、カラ
ー中間調画像におけるモアレフリンジの問題をアプロー
チしている。このようなアプローチについての開示はこ
れまで全くなく、文献中の数学的調査のいずれもこのよ
うなアプローチを示唆していないように思われる。
【0014】この特許は、2つ以上の色分解画像を含む
ラスタ走査により生成された画像セットのためのスクリ
ーン関数を設計する方法を記述しており、この生成され
た画像のセットはモアレパターンを減少させ、モアレパ
ターンの問題から解放されている。この方法は、分解の
ため異なるスクリーン角度の等価物を用いておらず、秩
序立ったディザーの技術も用いられていない。一定の与
えられた分離内の中間調ドットマトリクスは、既知の技
術のいくつかにおいて教示されているように可変的ピッ
チでではなく単一の均等なピッチで配置されている。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は、従来の中間調
(網目)スクリーンパターンならびに或る種の状況の下
で性能上の利点を有しうる新規のパターンを生成するこ
とのできるアルゴリズムを用いた総合的中間調生成方法
を提供している。中間調パターンはドットの「行」と
「列」から成り、ここで従来のパターンは相応する方向
に沿って等しい空間的ドット密度(「単位長さ当りのド
ット数」)で互いに対し垂直にこれらの行と列を保って
いる。本発明におけるアルゴリズムは、中間調ドットパ
ターンの「x」及び「y」の周波数パターン成分の直接
的変更に基づくものであり、行及び列の方向の独立した
調整を可能にする上できわめて柔軟性があり、さらにこ
れらの角度は有理正接になお制限されているものの垂直
である必要はなく、又このアルゴリズムはこれらの方向
に沿っての不等な密度を許容するものである。本発明の
中間調ドットの中心は、必ずしも整数の画素の交叉点に
位置づけられていない。
【0016】このアルゴリズムは、ラスタ様式での走査
によって標準的にアドレスされるデカルト格子内の離散
的な点における密度の2レベル制御のみを行なうことが
できる印刷機械上で、黒から白への1つのグレーシェー
ドレンジを含む連続調画像又はいくつかの適当な着色剤
の1密度レンジを含む色分解をシミュレーションする手
段を提供する。この方法の中心部分は、ページ上のいず
れかのアドレス可能な点の一定の与えられた座標で始ま
り、望ましい局所的画像値に比較してその特定の点が
「域内」にあるか(その場所でページ上に全密度マーク
を置くことにより)、又は「域外」であるかを見極める
ためのグレー閾値を計算する。どの点(スポット)が
「域内」でどの点が「域外」であるかは、画素の「x」
及び「y」座標に基づいて「閾」値(画素が「域外」か
ら「域内」に変わるシェード)を割当てる関数によって
決定される。
【0017】本発明で用いられるアルゴリズムは、いく
つかのラスター画像プロセッサ(RIP)アーキテクチ
ャ内での実施に適合されうるかなり単純な関数を用いた
さまざまな形式での中間調ドット生成のベースを提供す
る。現在当該技術分野において使用されているいくつか
の中間調パターンを生成することができるものの、本発
明の利点は、改善された性能をもつ新しい中間調パター
ンを生成する能力にある。
【0018】本発明のアルゴリズムは、(垂直である必
要のない)行及び列の方向の独立した調整及びこれらの
方向に沿っての不等な密度を許容する上で、きわめて柔
軟である。1つのて特定の特殊ケースを挙げると、この
アルゴリズムは、3Mの特許「ラスタ走査画像のための
最適なカラー中間調パターン」(米国特許第4,75
8,886号)に記されている中間調パターンの実現を
可能にする。本発明のアルゴリズムは同様に、中間色調
シェードでの「光学的飛び越し」を最小限におさえるた
め他に先立って1つの方向(行又は列)に沿って「リン
ク形成」又は「鎖形成」するような「楕円形」ドットを
伴うパターンを生成すべくドットの「離心率」を設定す
るパラメータをも含んでいる。
【0019】本発明は、1つのアルゴリズム技術を提供
し、専門的な中間調生成ハードウェアを必要とせずに標
準型Postscript互換性プリンタへの実現が可能なもので
ある。
【0020】
【用語の定義】画素:「画像要素」の略。写真画像は空
間的及び色調的に連続している。ひとたび「デジタル
化」されると画像は、色調的には離散的グレーレベルへ
と又空間的には離散的「画素」へと量子化される。1つ
の「画素」は原画像のサンプリングのみに関連づけら
れ、プリンタ又は表示装置内の「ドット」又は「スポッ
ト」又は「点」に対し必ずしも一定の関係を有していな
い。
【0021】点:数学的構成概念。1つの「点」は、単
に1対の座標によって記述される空間内の1つの場所で
ある(ここでは画像について話しているため二次元平面
内の場所である)。プリンタの「解像度」は標準的に
「dpi(1インチあたりのドット数」単位で規定され
るが、この数は実際にはプリンタのアドレス可能性にす
ぎない(すなわちプリンタがアドレスできるx及びy方
向での「インチあたりの点数」)。真のプリンタ解像度
は、そのアドレス可能性のみならず1つの画像内のこれ
らのアドレス可能な点に置かれた印刷されたドットのサ
イズにも左右される。
【0022】スポット:(標準的に)1ページ上のその
「点」において小さな黒い円盤を印刷することにより
「オン」切替えされた又は「撮像(画像形成)」された
1つの点。プリンタのアドレス可能性は「インチあたり
のスポット数」の単位で規定されうるが、その真の解像
度は、「解像可能なインチあたりのスポット数」〔これ
は撮像された「スポット」のサイズ(直径)がアドレス
可能性(次のアドレス可能な「点」までの距離)よりも
はるかに大きい場合、はるかに小さい値となる〕の単位
でより適切に与えられる。 ドット:「中間調ドット:多数の「点」又は「スポッ
ト」から成る。「ドット」は一定のサイズ又は数のスポ
ット1点ではなく、シミュレーションすべきグレーシェ
ードの関数として変化する。
【0023】中間調セル:中間調画像内の「域内」
(「黒」)及び「域外」(「白」)の「スポット」の幾
何学的配置又は相対的数を制御するのに用いられる点の
アレイ。中間調セルは、特定の1シェード表示について
「セル」内のどの「スポット」が「域内」でどれが「域
外」であるかを決定するためいくつかの局所的画素シェ
ードに比較される閾値の小さく、通常正方形のマトリク
スとして、教示されうる。n×n個の「要素」(又は
「スポット」又は「点」)から成る「セル」について、
表現されうるシェードはn2 +1個ある(「黒」=全ス
ポットが「域内」から「白」=全スポットが域外まで、
なお「白」を含む)。
【0024】グリフ(絵文字):このとき、1つの完全
中間調パターンは、「グリフ」と呼ばれる個々の表現を
伴うセルのn2 +1個のビットマップ表示で構成される
ことになる。この「グリフ」は、考えられる全てのシェ
ードに対する「セル」内の「域内」及び「域外」スポッ
トのパターンを予め計算することにより、中間調作成プ
ロセスの速度を増大する。 直交又は幾何学的に直交する:これはすなわち数学的及
び幾何学的に垂直であることを意味する。
【0025】中間調画像の最終的スケール及びそのデジ
タル化された表示内の画素数に応じて、個々の画素は、
「グリフ」全体又は多数のグリフに相応していてもよい
し或いは又、局所的画素シェードについての適切なグリ
フの一部分のみが画像ビットマップのその領域内で用い
られるように各グリフが細分されてもよい。いずれの場
合でも、細分されたグリフの部分又は多数のグリフの組
合せは、下側の閾値が画像部域全体にわたるオリジナル
の中間調セルの均等なエッジ−エッジ間、傾動に相応す
るように構成されている。
【0026】
【実施例】本発明の基本的アルゴリズムは、ラスタ様式
での走査によって標準的にアドレスされるデカルト格子
内の離散的な点における密度の2レベル制御のみを行な
うことができる印刷機械上で、黒から白への1つのグレ
ーシェードレンジを含む連続調画像又はいくつかの適当
な着色剤の1密度レンジを含む色分解をシミュレーショ
ンする手段を提供する。この方法の中心部分は、ページ
上のいずれかのアドレス可能な点の座標がわかっている
場合、その特定の点が「域内」にあるか(その場所でペ
ージ上に全密度マークを置くことにより)、又は「域
外」であるかを見極めるため望まれる局所的画像の値に
比較されるグレー閾値を計算する「閾値方程式」であ
る。
【0027】本発明の最終的結果は、特定のプリンタ又
は特定の画像のためにパターンを最適化することを可能
にするのに充分な柔軟性をもち、しかもラスタ走査装置
の性質により良く適合されたパターンを生成することの
できるアルゴリズムである。当該技術分野において現在
使用されている中間調スクリーンを再生することができ
るものの、このアルゴリズムは、従来のスクリーンの単
なる回転に依存するパターンに制限されない。本発明の
アルゴリズムは、画像の品質を改善するため数多くのラ
スタ走査される又はレーザアドレスされる撮像システム
において用いることができるものである。画像情報はま
ず、記憶された情報又は読みとり装置からの直接読みと
りからアクセスされる。アクセスされた情報は次に、改
善された画像パターンデータが得られるようにアルゴリ
ズムにより再検討される。この改善された画像パターン
データは、次に例えばレーザプリンタ、レーザ撮像デバ
イス(米国特許第4,619,892号にあるような全
カラーハロゲン化銀画像)、eービーム撮像デバイスと
いった印刷機械を駆動するのに用いられる。現像可能な
画像(例えばハロゲン化銀又は静電潜像)が生成されて
もよいし或いは又実際の直接可視画像(ロイコ染料漂
白、染料漂白、直接プリントアウト)が作り出されても
よい。
【0028】本発明は、さまざまな中間シェードをシミ
ュレーションして、2レベルスポットの正方形のnxn
アレイ内の白及び黒のスポットの特定の構成である中間
調ドット画像つまり「グリフ」を自動的に生成するため
の方法である。特定のシェードについてどの画素が「域
内」にありどれが「域外」にあるかは、スポットのx及
びyの座標に基づいて「閾」値を割当てる関数により決
定される。
【0029】ここで記されている特定の閾値方程式は、
従来の中間調プロセスの場合と同様であるがただし画像
を構成するドットの「行」及び「列」の方向性及び間隔
どりを制御するきわめて柔軟性ある独特の手段を伴っ
た、変化するサイズの「ドット」(「域内」のつまり黒
の点の集合)で構成された最終的2レベル中間調画像を
生成する。この方程式により生成されうる多種多様な中
間調ドットパターンは、印刷プロセス中の見当合せの誤
ちによる変色やモアレ効果を最小限におさえようとして
パターンの混合でさまざまな中間調色分解が再現される
カラー印刷において特に応用される。
【0030】このアルゴリズムの実現は、ラスタ走査式
印刷機関(例えばレーザスキャナ、インクジェットプリ
ンタ、サーマルプリンタ又はその他のデカルト格子内の
離散的点の密度を制御することにより画像を形成するプ
リンタ又は撮像デバイスによりアドレス可能な比較的
小さい長方形の点アレイである基本的な中間調セルつま
り「グリフ群」の中に規定されたドットパターンに依存
している。閾値方程式は、基本的中間調セル内の各々の
アドレス可能な点に対して1つのグレー値を割当てるた
めに用いられ、変化するグレーレベルに対してそのセル
内の全ての「域内」点を見い出すことにより、特定のパ
ターンに対するフルセットのグリフが生み出される。
【0031】閾値は、適切なグリフをエッジ−エッジ間
傾動させることにより中間調画像が形成されるにつれて
パターンの適切な連続が形成されるように方向づけされ
間隔どりされた「行」及び「列」の形で配置されたセル
毎に多くのドットをもつパターンを生成する。
【0032】標準的な中間調基本セルは、セル内の点の
「x」及び「y」座標が、セル自体が「x」及び「y」
の両方向に−1から1まで拡がるように位取りされてい
るような、アドレス可能な点の小さな正方形のアレイと
なる。
【0033】基本的セル内の点は、次の閾値方程式を通
してその「x」及び「y」座標に従ってシェード値が白
から黒へと変化するにつれてこれらの場所におけるスポ
ットが「域外」から「域内」まで変化する順序を決定す
べく、ランク付けされる:閾値(x,y)=Comb
(Row fn (Ax×X+Ay×y)、Col fn
(Bx×X+By×y))なお「Comb( )」関数
は、加法、乗法又は比較(2つの最大又は最小をとっ
て)などの内部「Row fn ( )」及び“Col
n ( )」関数を組み合わせるための或る種の法則で
ある。「Row fn ( )」及びCol fn ( )
関数は、基本中間調セルの周期を整合する周期〔−1,
1〕をもつ周期関数である。「Row fn ( )」及
び「Col fn ( )」関数に対する引数(Ax×X
+Ay×y)及び(Bx×x+By×y)はそれぞれ、
セル内で中間調ドットの「行」及び「列」がいかに配列
されているかを決定する。
【0034】基本中間調セル内のラスタ点に適用される
「閾値(x,y)」方程式の基本的幾何は、x及びy方
向におけるその空間周波数成分の形で規定される「行」
及び「列」に沿った閾値の正弦変調である。例えば、パ
ラメータBx及びByが両方ともゼロである場合、厚み
の変化する平行線を用いてシェーディングする中間調パ
ターンを生成する閾値の「行方向の」変調のみが存在す
ることになる。
【0035】これらのラインの勾配は、x=−1からx
=1まで(y=0を保つ)の径路がAx中間調パターン
ラインと交叉し、y=−1からy=1まで(x=0を保
つ)の径路がAy中間調パターンラインを交叉するもの
として、Ax/Ayから得られる。以下の図1において
は、シェード値は50%のグレーである;中間調セル内
のアドレス可能な点の半分が「域内」(黒)であり、半
分が「域外」(白)である。1a)の基本中間調セルに
おいて、Ax=2,Ay=1,Bx=0,By=0であ
る。|c|の基本中間調セルにおいて、Ax=3,Ay
=2,Bx=0,By=0である。
【0036】Ax及びAyをゼロに等しく設定しBx及
びByだけを変化させることによって(「列」のみを伴
うパターン)又はAx=Bx及びAy=Byを保つこと
によって(「行」と「列」は一致する)、類似のパター
ンを生成することができる。
【0037】さらに興味深いパターンは、中間調セル内
に分離したドットを生成する交叉する「行」と「列」を
もつパターンである。この場合、セルあたりのドット数
は次の等式から求められる: セルあたりのドット数=|Ax×By−Ay×B×| 例えば、図2a及び2bにおいて、基本中間調セルはA
x=3,Ay=1,Bx=1,By=−2である。この
例でセルあたりのドット数は7(セル「内部」に6つそ
してコーナーに1つ)である。前述の「行のみ」又は
「列のみ」のラインパターンにおいては、分離した「ド
ット」は全くないため結果はつねに「セルあたりのドッ
ト数」ゼロとなるが、この同じ方程式は全てのケースに
適用できる。
【0038】この基本的閾値方程式はきわめて柔軟性が
あり、完全に新しく独特のドットパターンの生成を可能
にする。パラメータAx、Ay、Bx及びByの関係に
いくつかの制限を課することにより、先行技術の中間調
パターンをシミュレーションするのにこの方程式を用い
ることも可能である。例えば、(ドットの行及び列が同
じドット密度を有し、垂直であるが、有理正接と一定の
角度だけアドレス可能な点のデカルト格子との関係にお
いて回転させられているような従来の中間調(網目)ス
クリーンにほぼ似た)米国特許第4,084,183号
に記載の中間調スクリーンは、Ax=By及びAy=−
Bxを制限することにより(又同等のものとしてAx=
−By及びAy=Bx)生成されうる。この制限によ
り、行の勾配はいやおうなく列勾配の頁の逆数となり
(直交性を確実にする)、その結果、図3a)及び図3
b)にあるように、行及び列に沿って同じドット密度が
得られる。
【0039】図3において、基本中間調セルはAx=−
2,Ay=1,Bx=1,By=2である。米国特許第
4,084,183号に示されているものに比べこの方
法が有する2つの利点は、多数のドットをもつセルが生
成されるために同じ有効ドットピッチ又は密度を維持し
ながら、基本的中間調セルをより大きく作ることができ
ること(より多くのアドレス可能な点を含み、かくして
より多くのグレーシェードをシミュレーションさせるこ
とができる)、ならびに、隣接するドットの重心は必ず
しも整数の「ライズ(上昇)」及び「ラン(走行)」の
アドレス可能な点により分離されていなくてもよいとい
うこと(これらの「従来」のパターンにおける自由度の
付加)にある。
【0040】もう1つの先行技術クラスの中間調パター
ンは、米国特許第4,758,886号に記されている
ものである。ここでは、特定の角度で回転させられるス
クリーンのより伝統的な方法に依存するではなくむしろ
ドットパターン内の空間周波数のさまざまな組合せを通
して空間的に減結合されるカラー印刷のための中間調パ
ターンの混合が強調されている。さまざまな色のための
中間調パターンは、同じ角度(特にラスタ走査デバイス
に特に良く適している0°)置かれてよいが、ただし、
色の間のドットのオーバーラップを変化させ色と色の間
の見当合せに対する感度を最小限におさえるためx及び
y方向のドット空間密度は異なっている。これらのパタ
ーンは、ドットの行及び列が厳密に水平(x軸に沿っ
て)及び垂直(y軸に沿って)となるように、Ay=0
及びBx=0を設定することにより、この閾値方程式に
より生成できる。
【0041】図4に示されているように、4a)及び4
b)の基本中間調セルはそれぞれ、Ax=1,Ay=
0,Bx=0,By=2及びAx=3,Ay=0,Bx
=0,By=2である。米国特許第4,084,183
号に記されている代替的パターンは、見慣れた「チェッ
カーボード(方格形)」ドット配置を生成するが、この
場合、x及びy方向の周波数は異なっている。これらの
パターンはAx=Bx及びAy=−By(又は同等のも
のとしてはAx=−Bx及びAy=By)を制限するこ
とにより生成される。図5では、ドットの行の勾配はつ
ねに列の勾配の負数である。図5aにおいて、基本中間
調セルは、Ax=1,Ay=2,Bx=1,By=−2
である。図5c)において基本中間調セルは、Ax=
3,Ay=2,Bx=3,By=−2である。
【0042】全中間調画像を生成するグリフ傾動プロセ
スは必ずしも、各画素(連続調画像の離散的サンプル)
に対し完全なグリフ(全基本中間調セル)を割当てする
必要はない。連続調画像の解像度(離散的画素サンプル
数)に応じて、最終2レベル画像に対する中間調グリフ
のマッピングは、1画素あたり数多のグリフを必要とす
ることもあるし、或いは又、充分な連続調画像画素が利
用可能であればグリフ自体が1回のグリフマッピングあ
たりの多数の画素について細分される可能性もある。
【0043】標準的な中間調基本セルは、セル自体がx
及びyの両方向に−1から1まで拡がるようにセル内の
点のx及びy座標が位取りされているようなアドレス可
能な点の小さな正方形のアレイである。この基本セル内
の点は、次の閾値方程式を通してその「x」及び「y」
座標に従ってシェード値が白から黒まで変化するにつれ
てこれらの場所にあるスポットが「域外」から「域内」
まで変化する順序を決定すべくランク付けされる: 閾値(x,y)=Comb(Row fn (Ax×X+Ay×y), Col fn (Bx×x+By×y)) 「Comb( )」関数は、加法、乗法又は比較(2つ
の最大又は最小をとって)といった内部の「Row f
n ( )」及び「Col fn ( )」関数を組合せるた
めの或る種の法則である。「Row fn ( )」及び
「Col fn ( )」関数は、周期〔−1,1〕が基本
中間調セルの周期と整合している周期関数である。「R
ow fn ( )」及び「Col fn ( )」関数に対
する引数、(Ax×X+Ay×y)及び(Bx×x+B
y×y)はそれぞれ、セル内で中間調ドットの「行」及
び「列」がいかに配列されているかを決定する。既知の
余弦関数を用いた閾値関数の1例を挙げると次のとおり
である: 閾値(x,y)=Ecc×cos(π×(Ax×x+Ay×y))+ cos(π×(Bx×x+By×y))
【0044】なお式中、余弦関数に対する引数は、この
関数の周期を〔−1,1〕のセルサイズと整合させるた
め、πにより位取りされている。「Ax」及び「Ay」
のパラメータは、中間調ドットの「行」の「x」及び
「y」の空間周波数成分(それぞれ)を決定し、「B
x」及び「By」のパラメータは、中間調ドットの
「列」の「x」及び「y」の空間周波数成分(それぞ
れ)を決定する(ここで空間周波数は、「セルあたりの
サイクル数の単位で与えられている)。
【0045】この場合の組合せ関数は、「Col fn
( )」との関係における「Rowfn ( )」の貢献の
影響を決定する「Ecc」位取り因数との単なる加法で
ある。「Ecc」は通常1.0に等しいが、1.0より
幾分か大きい又は小さい値に設定された場合、ドット形
状はゆがめられ、中間色調シェードについて「行」又は
「列」方向に沿ったドットの「リンク形成」又は「鎖」
形成がひき起こされ、分離された「ドット」から分離さ
れた「ホール」への遷移が起こる50%のドットでの急
激な密度変化として時として見うけられる「光学的飛び
越し」が最小限におさえられる。
【0046】この閾値方程式は、周知の余弦関数と類似
の周期関数を必要とするが、この場合、基本周期は−1
から1である(基本中間調セル内の座標レンジと整合す
る)。(間隔〔−π,π〕としてとることのできる)2
πの周期をもつ余弦関数自体は、その引数がλによる乗
法により位取りされる場合使用され得るが、好ましい実
行では、余弦関数に近く間隔〔−1,1〕内に固有基本
周期をもつ単純な二次関数「para(x)」が用いら
れる。これは実際上計算がはるかに容易であり、以下の
ような単純な放物線断面のスプライシング(接合)とし
て定義づけできる。
【数1】 周期「para(x)」関数がひとたび定義づけされる
と、閾値方程式は、次のものにより得られる: 閾値(x,y)=Ecc×para(Ax×x+Ay×y)+para(Bx ×x+By×y)
【0047】パラメータ「Ecc」は、ドットの離心率
を制御し(1.0に等しくない「Ecc」は楕円形ドッ
トを生成する)、パラメータAx 及びAy は、ドットの
「行」の勾配(「A」及び「B」パラメータは相反長
〔「セルあたりのサイクル数」〕の単位で表わされてい
るためAx/Ayにより求められる勾配)及び間隔どり
を制御し(xの間隔〔−1,1〕内にはAx本のドット
「行」があり、yの間隔〔−1,1〕内にはAy本のド
ット「行」がある)、パラメータBx及びByは同様に
ドットの「列」の勾配及び間隔どりを制御する。「Ec
c」パラメータは実数(通常1.0に近い)であるが、
パラメータAx,Ay,Bx及びByは、グリフからグ
リフへのドットパターンの適正な整合のための整数でな
くてはならない。このことは、「行」及び「列」の有効
角度を有理正接との角度に制限するが、これらの角度
は、基本中間調セル内のアドレス可能な点の実際の数に
対して特別な関係を有している必要はない。さらに重要
なことに、「行」及び「列」は互いに垂直である必要は
なく、又同じ空間周波数を有している必要もない。
【0048】ドット形状を変更するための閾値方程式: 閾値(x,y)=Ecc×para(Ax×x+Ay×y)+ para(Bx×x+By×y) なおここで1.0に等しく設定された「Ecc」パラメ
ータは、ドットがハイライトシェードでの小さな円形又
は楕円形の円盤(相対的なx及びyの空間周波数成分に
応じて)から、50%のグレー中間色調での4つの頂点
全てが隣のドットに触れている平行四辺形、そしてダー
クシャドウの色調における小さな円形又は楕円形のホー
ルへと進展するような中間調パターンを生成する。「E
cc」を1.0とは異なる値に変えると、ドット形状は
ややゆがみ、中間色調のドットは「行」(Ecc>1.
0の場合)又は「列」(Ecc<1.0の場合)の方向
にリンク形成又は鎖形成する結果となる。図6内の以下
の例は全て同じパターンパラメータを用いている:すな
わち、 Ax=3,Ay=1,Bx=1,By=−2。 6a)においてEccは1.0であり、6b)において
Eccは1.25であり、6c)においてEccは0.
75である。
【0049】ドット形状を変更するもう1つの方法は、
閾値方程式内の「para(x)」関数をもう1つの周
期関数で置換することである。以下に定義づけされてい
る「tri(x)」関数は、明るいハイライトから暗い
シャドウの色調まで平行四辺形の形状を維持し、なお行
又は列に沿っての鎖形成を可能にする「Ecc」制御さ
れたゆがみを示すようなドットを生成する。
【数2】 閾値関数を以下のように定義し直すと: 閾値(x,y)=Ecc×tri(Ax×x+Ay×y)+tri(Bx×x +By×y) 以前のドットパターンは、図7a),b)及びc)のパ
ターンとなり、相応するEccの値は、6a)及び7
a),6b)及び7b),6c)及び7c)である。
【0050】さらにもう1つの中間調ドット形状変更方
法は、「行」及び「列」の「tri(x)」関数の和を
とる代りに2つの項を比較しその最大と最小をとるよう
に閾値方程式を変更することである。これにより、平行
四辺形の形をしたドットが中間色調においてその頂点で
結合せず、可変的な厚みの平行線により分離されるよう
に方向づけられるような凹彫様の外観をもつドットパタ
ーンが導かれる。
【0051】閾値方程式を以下のように定義し直すと: 閾値(x,y)=最大(tri(Ax×x+Ay×y), tri(Bx×x+By×y)) 以前と同じAx,Ay,Bx及びByパラメータで、図
8a)のパターンが生成される: ところが、閾値(x,y)=最小(tri(Ax×x+
Ay×y),tri(Bx×x+By×y))をとるこ
とにより、図8b)のパターンが得られる。
【0052】Post Script TMは、単一の文書内にテキス
ト、ラインアート及び(連続調、サンプリング済)画像
を統合することのできる承認済の業界標準ページ記述言
語である。特定のプリンタの特性に応じて、連続調画像
データはハードコピー出力のため中間調表示に標準的に
変換される。Post Script TM中間調メカニズムは、この
中間調パターン生成アルゴリズムをハードウェアの変更
無しに標準のPost Script TMプリンタ(例えばアップル
レーザーライター、リノタイプリノトロニックレーザー
セッタなど)の中に実現できるだけの充分な柔軟性をも
つものである。パラメータAx,Ay,Bx及びByを
適切に選ぶことによって、中間調画像の印刷済の出力
を、特にカラー画像の場合において大幅に改善すること
ができる。
【0053】「para(x)」及び「tri(x)」
関数は、Post Script 内で以下のものにより定義づけさ
れうる:
【数3】 これらの関数は、引数「x」がオペランドスタックの最
上要素であると予想し、適切な関数値、「para
(x)」又は「tri(x)」をその場所に戻す。
【0054】両方の場合において、関数の絶対対称をと
り除くためには付加オフセット(偏差)(これらの例で
は0.007であるが、いずれの小さな数であってもよ
い)が用いられる。生成された中間調パターンは、多重
セルあたりドット数を有しているため、わずかな非対称
は冗長な閾値を避けるのに役立ち、中間調セル内のドッ
ト中のより均等な増大を促進する。
【0055】Post Script中間調セルは、コ
ーナがx及びyで±1にある状態でその中心をx、y座
標系の原点に有するものとして定義づけされる。セルの
寸法は「para(x)」及び「tri(x)」関数の
周期性と整合するため、これらのオフセットは、こうで
なければ最終的中間調パターンの外観に影響を及ぼすこ
とになる。
【0056】もとの関数「閾値(x、y)」は次のもの
によりPost Script内で定義づけされてい
る:
【数4】 「閾値」関数は、x及びyの引数がオペランドスタック
上の(計算において除去される)上部2つの要素である
ことを期待し、単一の閾値を最上要素として戻す。もと
のx及びy引数が座標平面中の偶数又は奇数の象限のい
ずれの中の点を表わしていたかによって0.001とい
う付加オフセットが計算された閾値へ加算されるか又は
この閾値から減算され、y引数のみに対し0.003と
いう付加オフセットが適用される(ここでも又、意図的
に対称を減らし、多重セルあたりドット数のパターン内
におけるより均等なドットを促進する目的で)。上述の
例における「para」関数は、前述のようにドット形
状を変えるため「tri」により単純に置き換えられ
る。パラメータAx,Ay,Bx,By及びEccは、
(例えば)次のものにより望ましい値に設定されるPo
stScript変数である:
【0057】
【数5】 もう1つのパラメータが設定されなくてはならず、これ
が基本中間調セルの「ピッチ」である(プリンタデバイ
ス空間内の線形インチあたりのセル数)。このアルゴリ
ズムは多重セルあたりドット数を伴うパターンを生成す
ることから有効中間調パターンのピッチは、この「セル
ピッチ」と(|Ax×By−Ay×Bx|で求められ
る)セルあたりドットの数の平方根の積となる。上述の
パラメータ値例に対するセルあたりドット数は7であ
る。セルピッチが /pitch30def で(例えば)インチあたり30と設定された場合、有効
中間調ピッチは30×71/2 ≒79.3725となる。
パラメータをその望ましい値に設定した後、中間調スク
リーンは、次のPostScriptステートメントで
「セット」される: pitch0{閾値}Setscreen 第2のパラメータ「0」は基本中間調セルの回転角度の
ことである。ドットの行及び列の方向性は基本中間調セ
ル内で規定されているためセル自体の回転は全く要求さ
れない。
【0058】凹彫様のドットパターン(平行四辺形状の
ドットが中間色調でその頂点で結合せず、可変的厚みの
平行線により分離されているもの)は、行及び列の「t
ri(x)」関数の最大をとるべく閾値回数を変更する
ことにより生成されうる:
【数6】
【0059】ドットはこれらのパターンについて中間グ
レーシェードでその頂点で結合しないことから、離心率
パラメータ「Ecc」は全く必要でない。上述の閾値関
数は、「白色」(「域外」)ラインにより分離された
「黒色」(「域内」)ドットを伴うパターンを生成す
る。逆の効果(黒色ラインにより分離された白色ドッ
ト)は、行及び列の「tri(x)」関数の最大ではな
く最小をとることによって生成されうる:
【数7】
【0060】ここで単一の変化は、最後の、「less
than(より少ない)」(「lt」)に代る「gr
eater than(より多い)」(「gt」)であ
る。あらゆる場合において、固定されたパターンが望ま
れる場合(すなわち、1つの中間調パターンのみが必要
とされるモノクロ印刷については)、閾値関数定義内の
変数Ax,Ayなどはリテラル数値定数によって置換さ
れていてもよい。
【0061】2540dpiの解像度でLinotyp
e Linotronic 300Rレーザーセッタ上
で露光された分解ネガから作られたMatchprin
TM校正刷り内での使用。全ての色に対するセルピッチ
は、0°の「セル角度」で2540/48=52.91
67(48×48画素中間調セル)であった。黒色分解
はAx=2,Ay=2,Bx=2,By=−2を用いた
(基本的45°のパターン)。セルあたりのドット数
(|AxBy−AyBx|から)は8であり、有効ピッ
チは52.9167・V8≒149.67(標準の15
0ラインのスクリーンに近い)となる。
【0062】シアン分解は、Ax=1,Ay=3,Bx
=−3,By=−1(ドットの垂直でない「行」及び
「列」を伴う「スキュード(斜めの)」パターン。DI
ACRI24のページ9の最高中間調パターン参照のこ
と)を用いた。セルあたりのドット数は8であり、約1
49.67という同じ有効ピッチが得られる。
【0063】マゼンダパターンは、Ax=1,Ay=
3,Bx=3,By=−1でのシアンの鏡像である。こ
こでもドット/セル=8で、同じ149.67の有効ピ
ッチである。黄色パターンは、Ax=0,Ay=3,B
x=3,By=0(基本的0°パターン)を使用した。
この場合、セルあたりのドット数は9であり、やや異な
る52.9167・V9=158.75という有効ピッ
チが得られる。(ただし、カラーテクスチャつまりロゼ
ットの外観は主としてより視感度の高い黒、シアンおよ
びマゼンタのドットパターンにより決定される)。
【0064】このデータから作られた画像は、従来通り
でないロゼットを示すが、その外観は不快なものでな
く、全体としての45°のテクスチャー方向性はその視
感度を現象させる助けとなる。これらのパターンのもう
1つの特徴は、さまざまな色分解の間の見当合せの誤差
に対する感度の減少である(前述の米国特許第4,75
8,886号における基本クレーム)。
【0065】この中間調パターン生成アルゴリズムの主
たる利点は、アドレス可能なラスタ点の単純な回転して
いない正方形セル内で中間ドットの「行」及び「列」に
沿ってのドット周波数及びその方向性を独立して規定で
きるということにある。このアルゴリズムは、ドットの
数を基本セルのサイズ(アドレス可能なラスタ点内の)
に関連づけることを必要としない。比較的小さいセルに
基づくパターンは、ドット周波数がアドレス可能なセル
あたり点数と何らかの特定の調和関係をもっている場合
雑音が少ないように見えるかもしれないが、多くのドッ
トあたり点数をもつパターンは制限条件無く生成されう
る。この柔軟性により、カラー印刷のための中間調スク
リーンの選択は、はるかに広いパターンレンジから行な
うことができるようになる。特定のハードウェアと性能
を最適化するよう、ならびに色と色の見当合せの誤差に
対する不感度といった特性を改善するよう、スクリーン
を選択することが可能である。
【0066】パターンが正方形の回転されていない基本
セル内で規定されるという事実は、中間調RIP(ラス
タイメージプロセッサ)内でこのアルゴリズムを実現す
るのに必要とされるハードウェアを大幅に単純化するこ
とができる。パターンが多重セルあたりドット数をもつ
という事実は、比較的低い解像度のプリンタ上で広範囲
のグレーシェードを印刷するとき1つの利点となる。例
えば、セルピッチ30/インチでAx=2,Ay=2,
Bx=2及びBy=−2を設定すると、60/インチの
セルピッチでAx=1,Ay=1,Bx=1及びBy=
−1を用いたパターンと同じ有効ドット密度を生成する
が、シェードの数は4倍である。というのも、これは、
セルピッチが半減したとき4倍の面積をもつ基本中間調
セル内のアドレス可能な点の数に依存しているからであ
る。このダイナミックレンジの付加に対するペナルティ
は、雑音のわずかな増大である(というのもセル内の全
てのドットが全てのグレーシェードについて同一であり
得ないからである)。このアルゴリズムのPostSc
ript実現の例において使用されたオフセットは、デ
ィザメカニズムをセル内のドット中に導入してその均等
な増大を促進することにより閾値マトリクスの対称性を
意図的に減少させる上で重要である。
【0067】このアルゴリズムが無変更のPostSc
riptプリンタ上で容易に実現されるという事実は、
既存の多数のプリンタからの出力を改善するためこれを
直ちに応用することを可能にしている。最終的印刷済み
画像であれ校正印刷画像であれ、中間調多色画像を定式
化するにあたっては、その画像を形成するのに用いられ
た3つ(シアン、マゼンタ、黄)、4つ(シアン、マゼ
ンタ、黄及び黒)又はそれ以上の色の中の各々の色に対
して別々の画像を形成することが伝統的であり、必要と
される。各々別々の色を置くために別々の印刷版が用い
られ、各版を露光するために別々のマスタ版(ネガ又は
ポジ)が用いられる。これらの別々のマスタ版は、当該
技術分野において、分解透明画又は分解スクリーン又は
部分スクリーンと呼ばれている。1スクリーンシステム
とは通常、その情報内容が完全な最終画像(最終校正刷
り画像でありうる)に必要とされる情報になるまで付加
されていくような一定数のこれらの部分スクリーンのこ
とである。1色刷りが行なわれる場合、1枚の部分スク
リーンが1スクリーンシステムである。
【0068】本発明においては、直交(幾何学的及び数
学的に垂直)しない列及び行に沿って中間調ドットの中
心が存在し行間間隔が列間間隔と等しくないような少な
くとも1枚の部分スクリーンをもつスクリーンシステム
が記述されている。係数関係に関して、これは次のこと
を必要とする: Ax×Bx≠Ay×By (非垂直) かつAx2 +Ay2 ≠Bx2 +By2(不等周波数) 。
【0069】カラー印刷のための中間調スクリーンのフ
ルシステムは、単一クラスの部分スクリーンメンバを全
て有している可能性があるが、標準的には、鮮明なカラ
ーテクスチャを改善し色の位置ずれに対する感度を減少
させるためさまざまな色分解の中でのクラスの混合が存
在する。特に、単色は、その他の従来通りでないスクリ
ーンと組合わせた「合理的スクリーン」を利用できる。
【0070】この例では次の閾値関数が用いられる: 閾値(x,y)=Comb(Row−fn(Ax×x+Ay×y), Col−fn(Bx×x+By×y) 上で直接示した特定のPostscriptTN実現にお
いては、2つの周期関数が定義づけされている:すなわ
【数8】 又は閾値関数は、次のようになる、
【数9】 (なお式中、「para」関数は、ドット形状を丸味の
あるものから一貫したダイヤモンド形に変えるため「t
ri」により置換される)。閾値関数のもう1つのバー
ジョンは、(上述のように)加法ではなく比較により
「行」及び「列」の周期関数を組合せている。この変更
された形は次のとおりである:
【数10】
【0071】ここで与えられている特定の例は、これら
が描かれているイラストと一致するが、イラスト中これ
らはドット形状の遷移を示すため黒から白のフルシェー
ドレンジとして印刷されている。このことは、ドットを
一定の与えられた方向にリンクさせるため「Ecc」
(離心率)パラメータが変化させられている場合又は、
一貫して「ダイヤモンド形の」ドットを生成するため閾
値関数において「para」の代りに「tri」周期
数が用いられる場合に、特徴とするに重要である。「ド
ット形状」(4つのパラメータAx,Ay,Bx,及び
Byにより決定される「ドット中心位置」対立するもの
としての)に対するさまざまな制御(調整)が、いくつ
かの異なるドット形状について例示されている。
【0072】本発明に従うと、中間調パターンの1クラ
スは、行及び列が垂直でなく行間間隔が列間間隔に等し
くないようなパターンである。係数関係に関して、これ
は次のことを必要とする: Ax×Bx≠−Ay×By(非垂直) 及びAx2 +Ay2 ≠Bx2 +By2 (不等周波数) 図9は、ドット形状の変更を示す「非垂直、不等周波
」の中間調パターンの列を示している。 a)「通常の」(丸味のある)ドットのための、離心率
パラメータ=1.0での加法による「para」行及び
列関数の組合せ、 b)「行がリンクされた」(丸味のある)ドットのため
の、離心率パラメータ=1.2での加法による「par
a」行及び列関数の組合せ、 c)「列がリンクされた」(丸味のある)ドットのため
の、離心率パラメータ=0.8での加法による「par
a」行及び列関数の組合せ、 d)「通常の」(ダイヤモンド形の)ドットのための離
心率パラメータ=1.0での加法による「tri」行及
び列関数の組合せ、 e)「行がリンクされた」(ダイヤモンド形の)ドット
のための離心率パラメータ=1.2での加法による「t
ri」行及び列関数の組合せ、 f)「列がリンクされた」(ダイヤモンド形の)ドット
のための離心率パラメータ=0.8での加法による「t
ri」行及び列関数の組合せ、 g)「凹彫形」ドットのための、(行及び列関数の最大
をとった)比較による「tri」行及び列関数の組合
せ、 h)「逆凹彫形」ドットのための、(行及び列関数の最
大をとった)比較による「tri」行及び列関数の組合
せ。
【0073】カラー印刷のための中間調(網目)スクリ
ーンのフルシステムは、単一クラスの部分スクリーンメ
ンバを全て有している可能性があるが、標準的には、鮮
明なカラーテクスチャーを改善し色の位置ずれに対する
感度を減少させるため、さまざまな色分解の中でのクラ
ス混合が存在することになる。特に単色は、その他の従
来通りでないスクリーンと組合せた「合理的スクリー
ン」を使用する可能性がある。
【0074】(図4に示されている)特定の例では、A
x=1,Ay=2,Bx=3及びBy=−1が用いられ
る。このパターンは、「通常」バージョン(丸味のつい
たドットを生成するため「para」が用いられ、「E
cc」はドットリンク無しのため1.0に設定されてい
る)として印刷され2つの異なる方向にドットがリンク
されている場合(Ecc=1.2及びEcc=0.
8)、「para」関数を「tri」で置換し(一貫し
てダイヤモンド形状のドットを生成するため)、再度
「Ecc」を変え、閾値関数内の「行」及び「列」関数
の組合せモードを加法から比較に変更する(ドットがそ
の頂点で結合せず可変的幅の平行線によって分離された
状態にとどまるような凹彫ドット形状をシミュレーショ
ンする)。
【0075】本発明のもう1つの変形実施態様において
は、中間調ドットの中心が垂直な(幾何的に直交する)
「行」及び「列」に沿って存在するものの行間間隔と列
間間隔は等しくないような少なくとも1つの部分スクリ
ーンをもつスクリーンシステムが記述されている。この
クラスはさらに、行及び列が完璧に水平及び垂直になる
ようにアドレス可能な点のラスタ格子と整列されている
パターン(8a)及び、行及び列がラスタの方向性との
関係において回転させられているものの互いに対して垂
直な状態にとどまっているようなパターン(8b)に、
分割されうる。
【0076】次の基本閾値方程式に戻ると: 閾値(x,y)=Comb(Row−fn(Ax×x+Ay×y), Col−fn(Bx×x+By×y) 第1のサブクラス(1a:ラスタ整列)は、 Ax=0及びBy=0 (垂直) かつAy≠Bx (不等周波数)の場合、又はこれと同
等のものとして Ay=0及びBx=0 (垂直) かつAx≠By (不等周波数) の場合に起こる。
【0077】第2のサブクラス(8b:ラスタとの関係
において回転)は、次の条件を有する: Ax×Bx=
Ay×By (垂直) かつAx2 +Ay2 ≠Bx2 +By2 (不等周波数) カラー印刷のための中間調スクリーンのフルシステム
は、単一クラスの部分スクリーンメンバを全て有する可
能性があるが、標準的には、鮮明なカラーテクスチュア
を改善し色の位置ずれに対する感度を減少させるため、
さまざまな色分解の中でのクラス混合が存在することに
なる。特に、単色は、その他の従来通りでないスクリー
ンは組合せて「合理的スクリーン」を使用する可能性が
ある。
【0078】この例は、次の閾値関数を用いる: 閾値(x,y)=Comb(Row−fn(Ax×x+Ay×y), Col−fn(Bx×x+By×y)) 上に直接示した特定のPostscriptTN実現にお
いては、2つの周期関数が定義づけされている:すなわ
ち、
【数11】 そして閾値関数は以下のようになる。:
【数12】
【0079】(なおここで、「para」関数はドット
形状を丸味ある形から一貫したダイヤモンド形状へと変
えるべく「tri」により置換される)。閾値関数のも
う1つのバージョンは、(上述のように)加法ではなく
比較により「行」及び「列」の周期関数を組合わせてい
る。この変更された形は次のとおりである:
【数13】
【0080】ここで与えられている特定の例は、これら
が描かれているイラストと一致するが、イラスト中これ
らはドット形状の遷移を示すため黒から白のフルシェー
ドレンジとして印刷されている。このことは、ドットを
一定の与えられた方向にリンクさせるため「Ecc」
(離心率)パラメータが変化させられている場合又は、
一貫して「ダイヤモンド形の」ドットを生成するため閾
値関数において「para」の代りに「tri」周期関
数が用いられる場合に、特に重要である。「ドット形
状」(4つのパラメータAx,Ay,Bx及びByによ
り決定される「ドット中心位置」に対立するものとして
の)に対するさまざまな制御(調整)は、最後の「一般
的ケース」についてのみ例示されている。というのもこ
の「一般的ケース」は、「A」及び「B」パラメータに
対していくつかの制限が加えられる場合その他全てのケ
ースを内含するからである。 1)「垂直、不等周波数
【0081】中間調ドットの中心は、垂直な(幾何学的
に直交した)「行」及び「列」に沿って存在している
が、行間間隔は列間間隔に等しくない。このクラスはさ
らに、行及び列が完璧に水平及び垂直になるようにアド
レス可能な点のラスター格子と整列させられているよう
なパターン(10a)及び、行及び列がラスタの方向性
との関係において回転させられているものの互いに対し
垂直にとどまっているようなパターン(10b)に分割
されうる。
【0082】第1のサブクラス(a:ラスタ整列)は、 Ax=0及びBy=0 (垂直) かつAy≠Bx (不等周波数)の場合 又は同等のものとして Ay=0及びBx=0 (垂直) かつAx≠Bx (不等周波数)の場合 に起こる。特定の例(図10aに示されているもの)
は、Ax=0,Ay=3,Bx=2及びBy=0を使用
する。 第2のサブクラス(b:ラスタとの関係において回転)
は、次の条件をもつ: Ax×Bx=Ay×By (垂直) かつAx2 +Ay2 ≠Bx2 +By2 (不等周波数) 特定の例(図10bに示されているもの)は、Ax=
3,Ay=3,Bx=−2及びBy=−2を使用する。
【0083】図10は、「垂直、不等周波数」中間調パ
ターンの例を示している: 10a)ラスタ整列(Ax=0,Ay=3,Bx=2,By=0) 10b)回転(Ax=3,Ay=3,Bx=−2,By=2) 本発明のアルゴリズムを用いて非調和性の合理的(有
理)スクリーンを生成することができる。これは、He
llの米国特許第4,084,183号のスクリーンと
類似するものでありうる1クラスのパターンであるが、
このドット生成アルゴリズムは、さらに自由度を増す。
従来の「合理的スクリーン」は、垂直なドット行と列、
「ならびに」等しい行間及び列間間隔を必要とすること
によって作り出されている:つまり Ax×Bx=−Ay×By (垂直) かつAx2 +By2 =Bx2 +By2 (等周波数) これら2つの条件は、 〔Ax=ByかつAy=−Bx〕又は〔Ax=−Byか
つAy=Bx〕の場合に満たされる。
【0084】これらのパターンのHellのバージョン
におけるもう1つの制限条件は「全て」のドットがアド
レス可能なラスタ格子点にセンタリングされていること
にある。この条件は、(ここで|Ax×By−Ay×B
x|により計算される)セルあたりドットの数が基本中
間調セル内のアドレス可能な点の合計数の因数でなくて
はならないという付加的な必要条件を課することによっ
て満たすことができる。すなわち、n×nのアドレス可
能な点の正方形の基本セルについて、Hellの特許で
記述された中間調パターンは、余り無しでn×nに除す
ることのできる「dpc」個のセルあたりドット数を有
する。
【0085】図11は、「非調和性の合理的」中間調パ
ターンの例を示している。全てのケースにおいて、Ax
=1,Ay=2,Bx=3,By=−1(セルあたりド
ット数10)である: a)中間調セルサイズ=72×72のアドレス可能な点 b)中間調セルサイズ=65×65のアドレス可能な点 c)中間調セルサイズ=60×60のアドレス可能な
点。
【0086】本発明で記述されているアルゴリズムは、
セル内の点の合計数に対する何らかの関係を必要とせず
に、あらゆるドット数のパターンを生成することができ
る。生成されうる中間調パターン(非垂直、不等周波数
等)について、「セルあたりのドット数」がセルあたり
合計点数の因数である場合、ドットの間により対称性が
みられることになる(すなわち、全てのドットがアドレ
ス可能なラスター格子の点にセンタリングされることに
なる)。しかしながら「ドット−増大」メカニズム(シ
ェードが明から暗に変わるにつれての)は、一度に(お
そらく)1つだけの「ドット」(スポットクラスタ)の
周囲に「スポット」を加え、わずかな数のシュード値を
除いてドットの中の対称性を台無しにすることにより
(実際には、全てのドットが同一であるシェードの数
は、全てのドットが格子点にセンタリングされている場
合n×n/dpcの整数商に等しい)作用する。
【0087】やや非対称なドットをもつという事実は、
さらに多くのスクリーンパターンを利用できるという付
加的な柔軟性を得るのに支払わなくてはならないわずか
な代償である(いくつかの付加的な中間調パターンの
「雑音」の形での)。このことは、一定の与えられた有
効スクリーンピッチに対するパターン合計数がまず第一
に限られているような比較的低い解像度のデバイスにと
ってはきわめて重要である。高解像度のデバイスでは、
一定の与えられたドットサイズを、単一スポットのドッ
ト間の差が著しいテクスチャー変化を生成しないように
さらに数多くのスポットで構成させることができる。
【0088】(図1に示されている)特定の例は、Ax
=3,Ay=−1,Bx=−1及びBy=−3を使用す
る。この場合、セルあたりのドット数は、 |Ax×By−Ay×Bx|=|(3)×(−3)−(−1)×(−1)|= 10 である。72×72のアドレス可能な点、65×65の
アドレス可能な点及び60×60のアドレス可能な点の
基本中間調サイズを用いて(インチあたり300点の解
像度で、基本セルを1辺それぞれ0.24,0.216
7及び0.2インチにして)、このパターンの3つの異
なるイラストが印刷されている。
【0089】商n×n/dpcはこのとき、最後のケー
スにおいてのみ全てのドットがアドレス可能な格子点に
センタリングされるように、72×72/10=51
8.4,65×65/10=422.5及び60×60
/10=360である。しかしながら(あらゆる特定の
シェードについて)ドット間の小さなサイズ差はどの例
においても目に見えて明白ではなく、ここで利用可能な
スクリーンピッチ微調整の柔軟性の増大を明らかにして
いる。ここでセルサイズが小さければ小さいほど、中間
調パターンの周波数は高いことに留意されたい。
【0090】本発明のもう一つの態様においては、中間
調ドットの中心が非垂直な列と行に沿って依存し(すな
わち行は列に対し垂直でない)かつ列及び行が別々に互
いの間に等しい間隔を有しているような少なくとも1つ
の部分スクリーンを有するスクリーンシステムが記述さ
れている。すなわち、全ての行は同じ距離だけ離れてお
り、全ての列は同じ距離だけ離れており、これらの距離
は同じでなくてはならない。
【0091】一般に、このカテゴリには次のことが必要
である。 Ax×Bx≠Ay×By (非垂直) かつAx2 +Ay2 =Bx2 +By2 (等周波数) このクラスは同様に2つのさらに制限されたサブクラス
に細分される:すなわち行と列が、ラスタ垂直線を中心
にして対称に回転されたサブクラス(2a)と、ラスタ
との関係において45°に方向づけされたラインに対し
対称であるサブクラス(2b)である。
【0092】サブクラス2a(ラスタの垂直線に対し対
称である)は、次の条件を必要とする: Ax=−BxかつAy=By (等周波数) なお|Ax|≠|Ay| (非垂直) サブクラス2b(ラスタとの関係において45°を成す
ラインに対し対称)は、次のような条件を必要とする: Ax=ByかつAy=Bx (等周波数) なお、Ax≠0又はBx≠0 (非垂直) 又は同等のものとして Ax=−ByかつAy=−Bx(等周波数) なおAx≠0又はBx≠0 (非垂直) カラー印刷用の中間調スクリーンのフルシステムは、単
一クラスの部分スクリーンメンバを全て有している可能
性があるが、標準的には、鮮明なカラーテクスチュアを
改善し色の位置ずれに対する感度を減少させるためさま
ざまな色分解の中でのクラス混合が存在することにな
る。特に、単色は、その他の従来通りでないスクリーン
と組合せて「合理的スクリーン」を使用する可能性があ
る。
【0093】この例は、次の閾値を使用する: 閾値(x,y)=Comb(Row−fn(Ax×x+Ay×y), Col−fn(Bx×x+By×y)) 上に直接示された特定のPostscriptTMにおいては、2つ
周期関数が定義づけされている:すなわち、
【数14】 又閾値関数は次のようになる:
【数15】
【0094】(なおここで「para」関数はドット形
状を丸味についたものから一貫したダイヤモンド形状の
ものへと変更するため、「tri」により置換され
る)。閾値関数のもう1つのバージョンは(上述のよう
に)加法ではなく比較により「行」及び「列」の周期
数を組み合わせている。この変更された形は、以下の通
りである:
【数16】
【0095】ここで与えられている特定の例は、これら
が描かれているイラストと一致するが、イラスト中これ
らはドット形状の遷移を示すため黒から白のフルシェー
ドレンジとして印刷されている。このことは、ドットを
一定の与えられた方向にリンクさせるため「Ecc」
(離心率)パラメータが変化させられている場合又は、
一貫して「ダイヤモンド形の」ドットを生成するため閾
値関数において「para」の代りに「tri」周期関
数が用いられる場合に、特に重要である。「ドット形
状」(4つのパラメータAx,Ay,Bx及びByによ
り決定される「ドット中心位置」に対立するものとして
の)に対するさまざまな制御(調整)は、最後の「一般
的ケース」についてのみ例示されている。というのもこ
の「一般的ケース」は、「A」及び「B」パラメータに
対していくつかの制限が加えられる場合その他全てのケ
ースを内含するからである。 2)「非垂直、等周波数」 一般に、このカテゴリは、以下の条件を必要とする: Ax×Bx≠−Ay×By (非垂直) かつAx2 +Ay2 =Bx2 +By2 (等周波数
【0096】このクラスは同様に、2つのさらに制限さ
れたサブクラスに細分される:すなわち、行と列がラス
タの垂直線(12a)を中心に対称的に回転させられた
サブクラス(12a)及びラスタとの関係において45
°に方向づけされた線に対して対称的なサブクラス(1
2b)である。 サブクラスa(ラスタの垂直線について対称)は次の条
件を必要とする: Ax=−BxかつAy=By (等周波数) なお|Ax|≠|Ay| (非対称) 又は同等のものとして Ax=BxかつAy=−By (等周波数) なお|Ax|≠|Ay| (非垂直) (図12aに示されている)特定の例は、Ax=3,A
y=2,Bx=−3及びBy=2を使用する。(図12
bに示されている)特定の例は、Ax=3,Ay=2,
Bx=−3及びBy=2を使用する。
【0097】サブクラスb(ラスタとの関係において4
5°を成すラインに対して対称)は次の条件を必要とす
る: Ax=ByかつAy=Bx (等周波数) なおAx≠0又はAy≠0 (非垂直) 又は同等のものとして Ax=−ByかつAy=−Bx(等周波数) なおAx≠0又はBx≠0 (非垂直) (図12bに示されている)特定の例は、Ax=3,A
y=−1,Bx=−1及びBy=3を用いる。
【0098】図12は、「非垂直、等周波数」中間調パ
ターンの例を示す:すなわち 12a)ラスタ垂直線について対称(Ax=3,Ay=
2,Bx=−3,By=2) 12b)ラスタとの関係において45度を成す線につい
て対称(Ax=3,Ay=−1,Bx=−1,By=
3)。
【0099】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明によれ
ば、従来技術による中間スクリーンパターンを発生させ
るのみならず、種々の新奇なスクリーンパターンを発生
させることができる。更に、本発明によるスクリーン装
は特別な中間調発生用ハードウェアを設けることな
く、標準なPostScript互換性プリンタに接続
でき、アルゴリズム技術を提供する。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1のA,B,C、及びDは基本中間調セルの
パターン図である。
【図2】図2のA及びBは基本中間調セルのパターン図
である。
【図3】図3のA及びBは基本中間調セルのパターン図
である。
【図4】図4のA,B,C及びDは基本中間調セルのパ
ターン図である。
【図5】図5のA,B,C及びDは基本中間調セルのパ
ターン図である。
【図6】図6のA,B及びCはEccがそれぞれ1.
0,1.25及び0.75のドット形状の中間調パター
ン図である。
【図7】図7のA,B及びCは閾値関数置換後の図6と
対応するドット形状の中間調パターン図である。
【図8】図8のA及びBは他の閾値関数によるドット形
状の中間調パターン図である。
【図9】図9はドット形状の変形を示す非垂直不等周波
の中間調パターン図である。
【図10】図10は垂直不等周波数の中間調パターン図
である。
【図11】図11は合理的非調和性中間調パターン図で
ある。
【図12】図12は非垂直、等周波数中間調パターン図
である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−13162(JP,A) 特開 昭63−132567(JP,A) 特開 平3−101568(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 1/405 G06T 5/00

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 特定の1点が「域内」であるべきか「域
    外」であるべきかを決めるため中間調セル内の閾値を計
    算することにより、一組の空間周波数から連続調又は多
    レベルの画像の中間調表現を生成する中間調画像生成方
    法において、 複数の空間周波数成分を選定し、2レベル印刷装置によ
    るパターンの生成を指示するよう前記複数の空間周波数
    成分を結合することにより、ドットピッチ及び回転角の
    形ではなく直接空間周波数成分を特定する形で前記中間
    調ドットパターンを選択する段階、および、 前記2レベル印刷装置を用いて、白黒中間調画像を提供
    すべく前記複数の空間周波数成分により形成された前記
    パターンの指示の下でデカルト格子内の離散的点をアド
    レスする段階、 を備え、 前記閾値は、 閾値(x,y)=Comb(Row fn (Ax ×x+Ay ×y)、 Col fn (Bx ×x+By ×y))、 という一般的な形のアルゴリズム閾値方程式を用いて計
    算され、式中、「Combfn ( )」関数は加法、乗
    法又は比較などの「Row fn ( )」及び「Col
    n ( )」関数を組合わせるための規則であり、「R
    ow fn ( )」及び「Col fn ( )」関数は、
    基本中間調セルの周期を整合する周期〔−1,1〕をも
    つ周期関数であり、したがって、「Row fn
    ( )」及び「Col fn ( )」関数に対し中間調ド
    ットの「行」及び「列」がセル内でいかに配置されてい
    るかを決定するような引数(Ax ×x+Ay ×y)及び
    (Bx ×x+By ×y)をそれぞれ与え、空間周波数成
    分の形で前記パターンが与えられることを可能にするも
    のであって、 前記Ax、y、x およびByは、それぞれの空間周波
    数成分、すなわち1つの中間調ドットにおける、行のx
    方向におけるx成分、行のy方向におけるy成分、列の
    x方向におけるx成分および列のy方向におけるy成分
    を決定するパラメータであり、 前記Ax、y、x およびByの各々は、1つの基本セ
    ルのサイクル数を示し、かつセル毎のドット数は、|A
    x×By−Ay×Bx|で求められる、 ことを特徴とする中間調画像生成方法。
  2. 【請求項2】 前記「Comb( )」関数は、前記
    「Col fn ( )」関数に対して前記「Row fn
    ( )」関数を重みづけるため使用可能な乗法的因子
    「Ecc」で、前記「Row fn ( )」関数と前記
    「Col fn ()」関数とを単に加算する関数であ
    り、 前記「Row fn ( )」関数と前記「Col fn
    ( )」関数は、「para ( )」関数であり、前記
    「para ( )」関数は、放物線断面の周期的接合
    であり、これにより閾値方程式: 「閾値(x,y)=Ecc×para(Ax ×x+Ay ×y)+ para(Bx ×x+By ×y)」 を導き、これによりドット形状のひずみが導かれて中間
    調シェード内のドットの「行」又は「列」の「鎖形成」
    又は「リンク形成」がひき起こされる請求項1に記載の
    方法。
  3. 【請求項3】 前記「Comb ( )」関数は、前記
    「Col fn ( )」関数に対して前記「Row fn
    ( )」関数を重みづけるため使用可能な乗法的因子
    「Ecc」で、前記「Row fn ( )」関数と前記
    「Col fn( )」関数とを単に加算する関数であ
    り、 前記「Row fn ( )」関数と前記「Col fn
    ( )」関数は、周期的な〔−1,1〕三角関数「tr
    i ( )」関数であり、これにより閾値方程式: 「閾値(x,y)=Ecc×tri(Ax ×x+Ay ×y)+ tri(Bx ×x+By ×y)」 を導き、これにより一貫して平行四辺形のシェードを生
    成する請求項1に記載の方法。
  4. 【請求項4】 前記「Comb ( )」関数は、前記
    「Row fn ( )」関数と前記「Col fn
    ( )」関数の最小又は最大である請求項1に記載の方
    法。
  5. 【請求項5】 前記複数の空間周波数成分が、長方形の
    アレイに対して規定され、前記基本中間調セル内に規定
    される前記パターンが、前記ドットの行及び列の前記空
    間周波数成分と前記基本中間調セルのアドレス可能なラ
    スタ点での寸法との間の何らかの必要とされる関係に関
    して制限されない請求項4記載の方法。
  6. 【請求項6】 前記パターンが、各基本中間調セル内の
    複数の中間調ドットからなり、前記複数のドット間にデ
    ィザメカニズムを導入する方法をさらに含み、前記ディ
    ザメカニズムが、アドレス可能なラスタ点座標系との関
    係におけるドットパターンの対称性を意図的に低減させ
    る座標のオフセットの使用を含む、請求項5記載の方
    法。
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