JP4017217B2 - 多色画像作成装置 - Google Patents

多色画像作成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4017217B2
JP4017217B2 JP18449097A JP18449097A JP4017217B2 JP 4017217 B2 JP4017217 B2 JP 4017217B2 JP 18449097 A JP18449097 A JP 18449097A JP 18449097 A JP18449097 A JP 18449097A JP 4017217 B2 JP4017217 B2 JP 4017217B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
color
image
levels
periodic
halftone processor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP18449097A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH1093834A (ja
Inventor
リン イン−ウェイ
ロジュ キャサリン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Xerox Corp
Original Assignee
Xerox Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Xerox Corp filed Critical Xerox Corp
Publication of JPH1093834A publication Critical patent/JPH1093834A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4017217B2 publication Critical patent/JP4017217B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/46Colour picture communication systems
    • H04N1/52Circuits or arrangements for halftone screening

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Facsimile Image Signal Circuits (AREA)
  • Color Image Communication Systems (AREA)
  • Record Information Processing For Printing (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、概してカラードキュメントを再現(複製)するためのハーフトーン処理(halftoning)に関し、更に詳細には、少なくとも2色でレンダリングされる(rendered)ドキュメントに2色モアレを形成しないようにする周期的及び非周期的な両スクリーンの用途に関し、その色の各々が識別的な視覚的知覚(visual perception) レベルを有している。
【0002】
【従来技術】
本発明は、2色の印刷カラーの相互作用から生じ、モアレと呼ばれる印刷アーチファクト(artifacts) を著しく減らすように、デジタルカラードキュメントの色分解(color separation)をハーフトーン処理するための方法及び装置を提供する。
【0003】
印刷ドキュメントのフルカラーとは、小領域上にマーキングカラーの有限セットを、所望のカラー応答に調和させるように選択された濃度で、組み合わせてレンダリング(rendering)する結果である。このレンダリングは多くの印刷デバイスにおいて画像分解を再現(複製)することによって行われており、この場合、各分解は、濃度が変わる単一原色を提供する。他の色分解と組み合わされると、フルカラー画像が得られる。
【0004】
ドキュメントのデジタル複製では、色分解は、便宜上、単色ビットマップとして表現され、これを、位置と濃度により画定される離散的画像信号(以下、ピクセルと称す)により電子画像として描写してもよい。特定のピクセル位置でのカラー濃度は、多数の可能な状態又はレベルの内の1つとして表現される。2レベルよりも多い濃度が画像描写に用いられている場合、そのレベルは、しばしば「グレイ」と呼ばれ、これはレベルが最大レベルと最小レベルとの間で、その実際の色を示さずに変わることを示している。大半の印刷システムは、小数レベル、典型的には2レベルで画像を出力又はレンダリングできるが、より多くの出力レベルも可能である。ドキュメントスキャナ、デジタルカメラ及びコンピュータ画像ジェネレータを含む一般の入力装置は、実質的に多数のグレイレベル(例えば、256レベルが一般的である)で画像を描写できるが、より多数又は小数レベルもまた可能である。ハードコピー出力として画像をレンダリングするためには、多数セットのレベルで初期に描写された画像を、より小数のセットレベルを用いて、ユーザの意図をとらえる方法で描写可能であるべきである。カラードキュメントのデジタル印刷では、これは色分解の比較的多数の入力レベルを比較的小数の出力レベルに減少することにより行われる。次に、複数の色分解は、例えば、画像に画像を重ねる印刷システム(image-on-image printing system)での印刷で一緒に組み合わされて、最終的なカラープリントを生成する。一般に、カラードキュメントは、シアン、マゼンタ、イエロー及びブラックの着色剤を用いて形成されているが、着色剤の代替的又は他の組み合わせも使用可能である。
【0005】
下記記述を簡潔にするために、出力レベル数(n)が2である場合(即ち、2値プリンタ)を考察する。しかしながら、例えば、ティー、ヘンダーソン(T. Henderson)らにより、Xerox Disclosure Journal, Vol 14, No 4. pp.175-76 に記述されているように、nは、グレイレベル印刷プロセスのために2よりも大きくしてもよい。
【0006】
カラードキュメントを印刷する際に、特定のカラーの所望の濃度を得ることはハーフトーン処理により達成され、この場合、分解濃度バリエーションは、より多数又はより小数のONピクセル(2値)を個別的な分解領域中にマーキングすることにより表現される。ディザ法(dithering)又はスクリーン法(screening) として知られているハーフトーン処理方法では、領域内の分解ピクセルアレイの各色分解ピクセルの濃度を表す値を、予め選択したスレショルド(しきい値)のセット(即ち、ディザマトリックスとして格納されている)の1つと比較し、この比較により生成された反復出力パターンを、例えば、米国特許第4,149,194号(ホラディー(Holladay))に教示されたようなハーフトーンセルと見なす。このような構成の効果は、色分解の画像濃度が最大レベルと最小レベルの間に存する領域の場合、ディザマトリックス内のスレショルドの幾つかは越えられるが、他は越えられないことである。2値の場合には、スレショルドを越える分解ピクセル又はセル要素は、最大着色剤値として印刷され得るが、残りの分解ピクセルは、データにより記述された実際の物理的な量に依存して白いまま残ることになる。
【0007】
ディザ法は、デジタル画像のカラープリントをレンダリングするための方法として広く受け入れられているが、スクリーンの反復パターンが、複数の色分解の同様の反復パターン上に重畳されると、モアレ又は他のアーチファクトの原因となり得る問題をつくりだす。
【0008】
米国特許第5,394,252号(ホラディーら)は、色分解同士の間には常に2通りのモアレパターンがあるが、その角度をしばしばモアレの周波数を最大化するように選択することにより、拡大カラーハーフトーンに見られる「ロゼット(rosettes)」が生じることを教示する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、2色モアレを、特にイエロー−シアン及びイエロ−マゼンタ領域において減少する事に関し、この場合、2つのスクリーンを、約15°(度)の角度で分離する。更に、本発明は、イエロー着色剤が典型的には原色のマーキングカラーの内で最も少く知覚可能であるという認識に基づいている。回転式ドットハーフトーンスクリーンを使用して、3又は4色(ブラック)の色分解をレンダリングする場合、その色分解の内の2色分解間の相互作用により、特に回転式スクリーン同士間の角度が約15°のように浅い場合に、周期的なアーチファクトを生じ得る。2色モアレと称されるこの周期的なアーチファクットは、(a)2色の吸収スペクトルの著しいオーバーラップ、(b)2色のドット間の物理的相互作用によりを生じ得て、マゼンタ又はシアンのハーフトーンドットは、イエローハーフトーンドットを覆うように又はその上に配される若しくは置かれると、崩壊することになる。この2色モアレ問題は、本発明に関して記述するシステムによって好ましく削減される。
【0010】
米国特許第4,194,194号(ホラディー)は、ハーフトーンスクリーンの角度を変更して視覚的に互いに強くぶつからないスクリーンパターンを生成すできることを開示する。
【0011】
米国特許第5,223,953号(ウィリアム(Williams))はホラディーの特許’194号の技法の代替実施例を教示する。
【0012】
米国特許第5,225,915号(シシコーン(Ciccone) ら)は、ノイズの追加又は本来のノイズの強化によりモアレをマスクできることを開示する。しかしながら、このようなスキームは、画像の精度を本質的に変えてしまう。
【0013】
非周期的又は半ば非周期的な構造を生成する他の方法もある。このような方法の例には、誤差拡散方法、同様のハーフトーン処理方法、確率的スクリーン法(stochastic screening) 及びパルス濃度変更法がある。
【0014】
【課題を解決するための手段】
本発明の一態様によれば、多色画像を作成するための装置が提供され、該装置は、基体上の畳重位置に相異なる少なくとも2つの出力濃度レベルn n 及びn p の1つで複数の色の各々をレンダリングできる、画像に画像を重ねる印刷システムを有し、複数の色分解を有する多色ドキュメントを描写する画像信号のソースを有し、各画像信号が、m個のレベルの1つで光学的な濃度を表し、mが n 及びn p よりも大きくなり、印刷用カラードキュメントを準備するプロセッサを有し、前記カラードキュメントの各々が、複数の色分解を含み、各色分解がm個の濃度レベルを用いて光学的濃度を記述する画像信号のセットとして表され、画像信号の前記ソースと接続される非周期的なハーフトーンプロセッサを有し、前記非周期的ハーフトーンプロセッサが、前記複数の色のうちの最小の知覚可能色である第1色分解の光学的濃度を表すレベル数mを、光学的濃度を表すレベル数nn まで減少し、これによって、前記ハーフトーンプロセッセが非周期的パターンを生成し、周期的ハーフトーンプロセッサが前記画像信号ソースに接続され、前記周期的ハーフトーンプロセッサが、少なくとも1つの更なる分解で光学濃度を表すレベル数mを光学的濃度を表すレベル数np まで減少し、ここにレベル数n p はレベル数n n とは異なるレベル数であり、これによって、前記周期的ハーフトーンプロセッサが周期的パターンを生成し、非周期的ハーフトーンプロセッサ及び周期的ハーフトーンプロセッサで処理される信号を前記プリンタに送り、カラー画像を印刷するための手段を有する。
【0015】
本発明の一態様は、フルカラー画像のレンダリングの基本的な問題、即ち、周期的な構造を用いてレンダリングする時の原色の内の2つの原色の相互作用を扱う。特に、本発明は2色モアレを低下することによりカラー画像印刷品質を改良することに関する。
【0016】
更に、この態様はこの問題を緩和する技法の発見に基づいている。この技法は誤差拡散方法又は確率的スクリーン方法を用いて、最少の知覚可能(例えば、イエロー)色分解をレンダリングする。
【0017】
上述した技法は、他のアプローチと比較して単純なので有利である。更に、該技法は、画像上に画像を重ねるマーキング技法を使用する印刷システム用のプロセスラチチュードを拡張するために使用可能である。本発明の技法は、多数の可能な量子化技法の内の一つを用いて、色分解の有効な処理が可能になるために、有利である。本発明により、カラー印刷システムは、2色分解(その内の一方はイエローのような最少の知覚可能色分解である)の間の構造的な相互作用から生じるアーチファクトの知覚を最小化することで、より高品質な画像を生成することになる。
【0018】
【発明の実施の形態】
本発明を好適な実施の形態と関係して記述するが、本発明を、記述する実施の形態に限定することを意図していないことは理解されよう。一方、請求項で定義されるような本発明の精神及び範囲内に含まれ得るあらゆる代替、変更及び等価物をカバーすることが意図されている。
【0019】
「画像」とは、物理的な光のパターンである。カラー画像を「レンダリング(render) 」又は「印刷」することは、少なくとも2つ、好ましくは3つ以上の着色剤(例えば、インク、トナー、顔料等)を用いて基体にマークして、着色剤の視覚的な一体化(integration)からフルカラー画像を形成することである。本明細書で使用されるように、原色マーキングカラーは、シアン、マゼンタ、イエロー及び事によるとブラックを含むことが理解される。しかしながら、理解されるように、基体上にフルカラー画像を生成するために使用される顔料又は着色剤は変わることがある。従って、用語「最少知覚可能着色剤」は、本明細書中では、複数の着色剤の内で、観察者が最も少く視覚的に知覚できる単一の着色剤を表現するために用いられる。典型的には、その最少知覚可能着色剤はイエローであるが、本発明の態様の適用をイエロー着色剤だけに限定することは意図していない。
【0020】
「ピクセル」は、画像を所与のシステム中で分割する最小セグメントである。各ピクセル値は、画像の「2値形態(binary form) 」ではビット、画像の「グレイスケール形態」ではグレイスケール値、又は画像の「カラー座標形態」ではカラー空間座標のセット(集合)であり、2値形態、グレイスケール形態、及びカラー座標形態の各々は、画像を画定する2次元アレイである。
【0021】
「画像入力デバイス」又は「画像入力端末(ITT)」は、画像を受取り、画像バージョンを画定するデータアイテムを提供することができるデバイスである。「スキャナ」は、ドキュメントを走査するような走査オペレーションにより画像を受け取る画像入力デバイスである。
【0022】
「画像出力デバイス」又は「画像出力端末(IOT)」は、画像を画定するデータアイテムを受取り、画像を出力として提供するデバイスである。「ディスプレイ」は、出力画像をヒューマンビュー可能形態で提供する画像出力デバイスである。ディスプレイにより呈される可視パターンは「表示画像」又は単に「画像」とする。
【0023】
図1を参照すると、複製又は印刷システム120のデータフロー図が示されている。好ましくは、システム120は、限定されるわけではないが、ハードコピー原稿125をデジタル化するためのスキャナー124、記憶装置126又はコンピュータワークステーション128を含む複数の画像入力端末122の内の1つから生成されたデジタルドキュメント画像130を受け取る。一度、デジタル化フォーマット、好ましくは、3色の各々に対する複数レベル信号(m)[例えば、24ビット(8ビット/分解)]で表現されると、データは画像処理手段136にわたされるか他の方法で伝送される。画像処理手段136は、提供される画像信号に様々なプログラマブルオペレーションを実行する専用プロセッサ、又は例えば、デービッド ジェイ メトカルフェ(David J. Metcalfe) らによる1996年2月7日に公開されたヨーロッパ特許第0696132号に記述されたような様々な画像処理特性を提供するために用いられるアプリケーション特定集積回路を含む。該特許の関連部分はその技法を援用することにより本明細書の一部とする。
【0024】
画像処理手段136には、mレベル入力信号に動作するハーフトーン処理回路140が含まれており、nレベル出力信号を各色分解に対して生成する。この場合、nはm未満であり、nは典型的には1色につきピクセルあたり1ビット(1ビット/ピクセル/色)である。ハーフトーン処理回路140のオペレーションの更なる詳細は、図2に関して下記に記述する。次に、ハーフトーン処理画像信号(C’,M’,Y’及びK’)は、画像重ね(IOI;Image-on-image )システムとして図1に表される画像出力端末144にわたされる。画像出力端末で一度受け取られると、ハーフトーン処理画像データを使用して、通過する基体上の着色剤の配置を制御してハードコピー出力148をレンダリングする。
【0025】
次に、本発明の態様によるハーフトーン処理回路140のオペレーションに注意を向ける。図2を参照すると、ハーフトーン処理回路140が概略的に示されている。好適な実施の形態では、ハーフトーン処理回路は、スクリーンマトリックス156で示されるように、格納したハーフトーンスクリーンに基づいて回転式のドットハーフトーンスクリーンを生成する。回転ドットスクーンは最も多く視覚的に知覚可能な着色剤(例えば、ブラック、シアン及びマゼンタ)に適用され、一方、非周期的なハーフトーンオペレーションはイエロー色分解に適用される。特に、スクリーンマトリックスは、回転ドットデータを周期的ハーフトーン処理ブロック150に提供する。ブロック150では、例えば45°のスクリーンと関係する様々なスレショルドを適用するか、又はそれを入ってくる色分解データ(K)に対して比較し、出力は、色データがハーフトーンセルロケーションのスレショルドよりも上であるか下であるかを示すnビット値である。nは、マルチビット出力を表してもよいが、本明細書中では、ブラック出力ピクセルが、出力画像上の対応する位置で露光されるか又は未露光のまま残るかを示す2値として表現される。スクリーンマトリックスにより可変角度スクリーンセル、及び対応する表現スキームの効果的な複製方法は、米国特許第4,149,194号(ホラディー)で提供され、その関連部分は本明細書中に援用され、本発明の一部とする。同様に、出力画像データを、ブロック154でマゼンタ出力画像及びブロック158でシアン出力画像用にそれぞれ75°及び15°のスクリーン回転式角度を用いて生成する。
【0026】
イエロー又は最少の知覚可能色分解データの非周期的処理も図2に示す。非周期的ハーフトーン処理ブロック152により表されるように、イエロー分解データは、誤差拡散技法又はランダムスクリーン技法を用いて処理され、出力時のイエロー画像の周期的な構造を減少する。誤差拡散は、例えば、メトカルフェら又は米国特許5,353,127号にジェイ.シアウ(J. Shiau)により教示された方法により達成される。これらの両特許はそれらの技法を援用することにより本明細書の一部とする。
【0027】
また、本発明の実施の形態を、2値出力画像に関して記述するが、2よりも大きなハーフトーン色分解及び同様に2よりも大きな誤差拡散分解に対して出力レベル数を共にn(n n ,n p )とすることができる。更に、本発明は、非周期的な出力の可能な出力レベル数(nn )が周期的出力の出力レベル数(np )と異なることを考察する。例として、高アドレス可能度印刷システムに関する部分的ピクセル露光可能度について考察する。非周期的誤差拡散では、高アドレス可能度印刷システムに要求を課して、部分的ピクセル露光と対立するものとしてフルピクセル(n n =2)を出力だけしてもよいし、また、周期的又はスクリーン処理された出力の場合、4×アドレス可能度を使用してもよい(例えば、各ピクセルは、独立して制御可能な4つのサブピクセルを有する;n p =16)。誤差拡散が隔離ドットを生成するために、この態様は重要である。ドットが小さすぎる場合、それらはゼログラフィック印刷システムで出力されると「安定」せず、プロセスバリエーションにより、色ずれ(カラーシフト)を生じる。誤差拡散ピクセルにフルドットだけを使用することにより、4×サブピクセルに比べて安定性が向上する。更に、イエロー又は最少の視覚的知覚可能カラーを、非周期的な画像形成技法を用いて画像形成するために、その非周期的技法から得られるウォーム(傷)又はノイズは視覚化されない。安定性が加わっために、誤差拡散又は非周期的出力、最小非周期的「ドット」サイズとして、2つ以上のピクセルクラスター(群)で行われるようにすることも可能である。
【0028】
誤差拡散の使用が出力画像中のノイズソースになるとしばしば考えられているが、イエロー色分解への誤差拡散の使用は、ほとんど目立たず、従ってさほど重要でないノイズとなる。従って、フロイド・アンド・ステインベルグ(Floyd & Steinberg)により提案されたような単純な誤差拡散技法を使用可能である。あるいは、非周期的な処理ブロックは、ランダムな又は少なくとも非常に大きな周期のスクリーンを色分解データに適用できる回路を使用することができる。イエロー着色剤の視覚的知覚が比較的小さいために、単純でランダムなスクリーン法を使用できることは、ここでも認識されよう。4色分解に対して関連ピクセルの各々を処理して、次に、得られたデータを、遅延ブロック160、170又は180でディレイ(遅延) させ、露光する、或いは他の方法で画像出力端末上にレンダリングする時に、画像ピクセルの位置合わせを維持する。
【0029】
次に、図3乃至図10では、本発明の利点を更に示す。図3乃至図10では、ホワイト背景(バックグランド)上のブラック印刷を使用して、単一色分解か2色分解の組み合わせかの何れかを表現した。当業者に明白になるように、得られた2色画像のブラック及びホワイトレンダリングは、実際の2色プリントのように、視覚的に満足するものではないか又はアーチファクトがあるが、それでもその図面は本発明の利点を示していると考えられる。特に、図3、図4及び図5は、それぞれ、15°、75°及び90°の回転式ドットハーフトーン処理オペレーションを用いて処理されるシアン、マゼンタ、及びイエローの色分解を表す。図は単にスクリーン角度組み合わせの一例を提供しただけであって、他のスクリーン角度組み合わせ(例えば、同一角度の異なるカラー、又は等量で回転した分解角度等)も、同様の影響を伴い、従って本発明により補正可能であることも明白になるであろう。
【0030】
図3、図4及び図5の個々の分解の組み合わせから生じるモアレ影響は、図6及び図7に更に示されている。特に、図6は、分解を生成するためにスクリーン角度間に約15°だけの角度が使用される場合に、シアンとイエロー間の分解に生じるビーティング(beating) を示す。同様に、図7は、典型的なハーフトーンオペレーションに従って処理される時にイエローとマゼンタの色分解間に生じる2色モアレを示す。
【0031】
図8は、本発明に従って処理された時のイエロー色分解を示す。特に、イエロー分解を、図2の非周期的ハーフトーンブロック152に関して記述した単純な誤差拡散技法を用いて処理した。比較のために、図8のイエロー色分解は、図3のシアン及び図4のマゼンタ分解と組み合わせて、2色組み合わせに於ける改良レンダリング及びアーチファクトの削減を示すことができる。詳細には、図9は、シアンとイエローの2色分解を表し、この場合、イエローは最少の知覚可能着色剤であり、非周期的なレンダリング技法を用いて処理されている。同様に、図10は、マゼンタとイエローの2色組み合わせを表し、これも上述した誤差拡散技法を用いて処理されたイエロー分解を有する。図6を図9と又は図7を図10と比較した結果として、図9及び図10には、図6及び図7に見られた構造的な相互作用(モアレ)が無いことは第三者にさえ認識されるであろう。従って、最少の視覚的知覚可能な色分解処理は、2色モアレが生じる可能性を減少する。更に、このような処理を使用することにより、印刷システムのラチチュード(自由範囲)が拡張される。一方の色、即ちシアンのハーフトーンドットを、イエロー色分解のドット上に印刷するためには、ゼログラフィックパラメータの厳しい制御を必要とする。シアンドットは、イエロードットの上に現像される時に少しでも破壊されると、従来のハーフトーン処理方法を用いると2色モアレが現れる確率が高い。しかしながら、本明細書中に記述した方法及び装置を用いると、イエロードットの上に配される時のシアンドットの僅かな不完全さのために可視的なアーチファクトが現れる確率は、ずっと低くなる。従って、本発明の結果として、ゼログラフィック又は他のマーキングプロセスのラチチュードを著しく増大することができる。
【0032】
【発明の効果】
総括すると、本発明は、ハーフトーン処理技法を用いてフルカラー画像をレンダリングする間にしばしば見られる2色モアレを減少する方法及び装置を提供する。本発明は、最少知覚可能色分解(即ち、イエロー)に非周期的なハーフトーン動作を用いることに基づいて、イエロー着色剤が他の着色剤の一方(例えば、シアン又はマゼンタ)と相互作用することにより周期的な構造を形成しないようにする。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が特別な使用を見いだし得る画像処理システム及び関連デジタル印刷システムのデータフローを示すデータフロー図である。
【図2】本発明を実行可能なハーフトーン処理回路の構成要素を示す概略図である。
【図3】本発明の改良性能を示し、図4乃至図10のカラー画像の部分と同じ部分の色分解の例である。
【図4】本発明の改良性能を示し、図3及び図5乃至図10のカラー画像の部分と同じ部分の色分解の例である。
【図5】本発明の改良性能を示し、図3、図4及び図6乃至図10のカラー画像の部分と同じ部分の色分解の例である。
【図6】本発明の改良性能を示し、図3乃至図5及び図7乃至図10のカラー画像の部分と同じ部分の色分解の例である。
【図7】本発明の改良性能を示し、図3乃至図6及び図8乃至図10のカラー画像の部分と同じ部分の色分解の例である。
【図8】本発明の改良性能を示し、図3乃至図7及び図9並びに図10のカラー画像の部分と同じ部分の色分解の例である。
【図9】本発明の改良性能を示し、図3乃至図8及び図10ののカラー画像の部分と同じ部分の色分解の例である。
【図10】本発明の改良性能を示し、図3乃至図9のカラー画像の部分と同じ部分の色分解の例である。
【符号の説明】
120 印刷システム
122 画像入力端末
124 スキャナ
125 ハードコピー
126 記憶装置
128 コンピュータワークステーション
130 デジタルドキュメント
136 画像処理ユニット
140 ハーフトーン処理回路
144 画像出力端末
150 回転ドットデータを周期的ハーフトーン処理ブロック
152 非周期的ハーフトーン処理ブロック
154 回転ドットデータを周期的ハーフトーン処理ブロック
158 回転ドットデータを周期的ハーフトーン処理ブロック
160 遅延ブロック
170 遅延ブロック
180 遅延ブロック

Claims (1)

  1. 多色画像を作成するための装置であって、基体上の畳重位置に相異なる少なくとも2つの出力濃度レベルn n 及びn p の1つで複数の色の各々をレンダリングできる、画像に画像を重ねる印刷システムを有し、
    複数の色分解を有する多色ドキュメントを描写する画像信号のソースを有し、各画像信号が、m個のレベルの1つで光学的な濃度を表し、mが n 及びn p よりも大きくなり、
    印刷用カラードキュメントを準備するプロセッサを有し、前記カラードキュメントの各々が、複数の色分解を含み、各色分解がm個の濃度レベルを用いて光学的濃度を記述する画像信号のセットとして表され、
    画像信号の前記ソースと接続される非周期的なハーフトーンプロセッサを有し、前記非周期的ハーフトーンプロセッサが、前記複数の色のうちの最小の知覚可能色である第1色分解の光学的濃度を表すレベル数mを、光学的濃度を表すレベル数nn まで減少し、これによって、前記ハーフトーンプロセッセが非周期的パターンを生成し、
    周期的ハーフトーンプロセッサが前記画像信号ソースに接続され、前記周期的ハーフトーンプロセッサが、少なくとも1つの更なる分解で光学濃度を表すレベル数mを光学的濃度を表すレベル数np まで減少し、ここにレベル数n p はレベル数n n とは異なるレベル数であり、これによって、前記周期的ハーフトーンプロセッサが周期的パターンを生成し、
    非周期的ハーフトーンプロセッサ及び周期的ハーフトーンプロセッサで処理される信号を前記プリンタに送り、カラー画像を印刷するための手段を有する、
    多色画像作成装置。
JP18449097A 1996-07-01 1997-06-25 多色画像作成装置 Expired - Fee Related JP4017217B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US08/674,178 US5740334A (en) 1996-07-01 1996-07-01 Quantization method for color document reproduction in a color printing system
US674178 1996-07-01

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH1093834A JPH1093834A (ja) 1998-04-10
JP4017217B2 true JP4017217B2 (ja) 2007-12-05

Family

ID=24705601

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP18449097A Expired - Fee Related JP4017217B2 (ja) 1996-07-01 1997-06-25 多色画像作成装置

Country Status (4)

Country Link
US (1) US5740334A (ja)
EP (1) EP0817468B1 (ja)
JP (1) JP4017217B2 (ja)
DE (1) DE69711769T2 (ja)

Families Citing this family (22)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6285462B1 (en) * 1998-11-13 2001-09-04 Xerox Corporation Intelligent GCR/UCR process to reduce multiple colorant moire in color printing
US6643030B1 (en) 1999-12-15 2003-11-04 Xerox Corporation Quantization method for color document reproduction in a color printing system
US6833932B1 (en) 2000-03-31 2004-12-21 Sharp Laboratories Of America, Inc. Method for elimination of spatial artifacts in digital imaging
US6570584B1 (en) * 2000-05-15 2003-05-27 Eastman Kodak Company Broad color gamut display
JP2001346041A (ja) * 2000-06-02 2001-12-14 Matsushita Electric Ind Co Ltd 画像処理方法及び装置
US7714824B2 (en) * 2001-06-11 2010-05-11 Genoa Color Technologies Ltd. Multi-primary display with spectrally adapted back-illumination
US8289266B2 (en) 2001-06-11 2012-10-16 Genoa Color Technologies Ltd. Method, device and system for multi-color sequential LCD panel
US7268757B2 (en) * 2001-06-11 2007-09-11 Genoa Color Technologies Ltd Device, system and method for color display
IL162831A0 (en) * 2002-01-07 2005-11-20 Genoa Technologies Ltd Electronic color display for soft proofing
AU2003219505A1 (en) * 2002-04-11 2003-10-27 Moshe Ben-Chorin Color display devices and methods with enhanced attributes
EP1540639A4 (en) * 2002-07-24 2006-05-17 Genoa Color Technologies Ltd DISPLAY WITH BROAD RANGE OF COLORS AND HIGH LUMINANCE
ATE397775T1 (de) 2003-01-28 2008-06-15 Genoa Color Technologies Ltd Subpixel-anordnung für displays mit mehr als drei primärfarben
EP1660937A2 (en) * 2003-08-04 2006-05-31 Genoa Color Technologies Ltd. Multi-primary color display
JP2005086785A (ja) * 2003-09-11 2005-03-31 Brother Ind Ltd 画像処理装置,画像処理方法および画像処理プログラム
US7069851B2 (en) * 2004-01-20 2006-07-04 Think Laboratory Co., Ltd. Gravure printing method and gravure printed item
US20050226498A1 (en) * 2004-03-31 2005-10-13 Lee David L Prepress workflow process employing frequency modulation (FM) screening techniques
US7295215B2 (en) 2004-08-20 2007-11-13 Xerox Corporation Method for calculating colorant error from reflectance measurement
US7570403B2 (en) * 2005-03-16 2009-08-04 Kabushiki Kaisha Toshiba Color image processing apparatus
DE102005027068A1 (de) * 2005-06-11 2006-12-14 Man Roland Druckmaschinen Ag Rasterverfahren für den Mehrfarbendruck
US8587621B2 (en) * 2005-11-28 2013-11-19 Genoa Color Technologies Ltd. Sub-pixel rendering of a multiprimary image
US20080019559A1 (en) * 2006-07-21 2008-01-24 Xerox Corporation Digital watermarking process
US8134741B2 (en) * 2007-03-28 2012-03-13 Xerox Corporation System and method for controlling consistent color quality

Family Cites Families (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4149194A (en) * 1977-07-07 1979-04-10 Xerox Corporation Variable angle electronic halftone screening
JPS57160264A (en) * 1981-03-30 1982-10-02 Canon Inc Recorder of half tone picture
ATE14164T1 (de) * 1981-09-12 1985-07-15 Hell Rudolf Dr Ing Gmbh Verfahren zur herstellung von druckformen mittels unregelmaessig verteilter druckpunkte.
US4680625A (en) * 1984-07-18 1987-07-14 Konishiroku Photo Industry Co., Ltd. Method and apparatus for multicolor image forming
DE3634939A1 (de) * 1986-10-14 1988-04-28 Du Pont Deutschland Verfahren zum aufzeichnen von quasihalbtonbildern
JPH02145085A (ja) * 1988-11-25 1990-06-04 Fuji Xerox Co Ltd フィルム画像読取装置
US5225915A (en) * 1989-06-09 1993-07-06 Xerox Corporation Image processing with noise enhancing operators for moire reduction and/or random dot generation
US5045952A (en) * 1989-08-21 1991-09-03 Xerox Corporation Method for edge enhanced error diffusion
US5226094A (en) * 1990-10-19 1993-07-06 Xerox Corporation Method for making image conversions with error diffusion
US5223953A (en) * 1991-06-24 1993-06-29 Xerox Corporation Screening circuit for variable angle screening of image pixels
US5278670A (en) * 1992-12-18 1994-01-11 Xerox Corporation Content-based resolution conversion of color documents
US5394252A (en) * 1994-03-02 1995-02-28 Xerox Corporation Hybrid quantization method for color document reproduction
US5715073A (en) * 1995-02-03 1998-02-03 Eastman Kodak Company Processing by separate stages monochrome digital images to provide halftone color images

Also Published As

Publication number Publication date
DE69711769D1 (de) 2002-05-16
DE69711769T2 (de) 2002-09-12
US5740334A (en) 1998-04-14
EP0817468B1 (en) 2002-04-10
JPH1093834A (ja) 1998-04-10
EP0817468A1 (en) 1998-01-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4017217B2 (ja) 多色画像作成装置
CA2140410C (en) Hybrid quantization method for color document reproduction
US5325211A (en) Error diffusion with output and input based feedback
JP4220060B2 (ja) 連続階調画像ハーフトーン化プロセス
US5748785A (en) Inter-separation color image processing using error diffusion
EP0560872B1 (en) Method and apparatus for halftone rendering of a gray scale image using a blue noise mask
US5543941A (en) Method and apparatus for halftone rendering of a gray image using a blue noise mask
US6252675B1 (en) Apparatus and method for halftone hybrid screen generation
JP3874828B2 (ja) カラードキュメントを処理するための処理システム
JPH05252386A (ja) エラーフィードバックおよび画像依存エンハンスメントによるハーフトーン処理
CA2446631C (en) Anisotropic stochastic screen
US5668638A (en) Error diffusion method with symmetric enhancement
EP0817466B1 (en) Edge enhanced error diffusion
JPH0879552A (ja) カラードキュメント印刷装置及び方法
JP4149269B2 (ja) 中間ドットを用いた誤差拡散方法及びシステム
US7599097B2 (en) Method and system for designing multilevel halftone screens using spot functions
US6844941B1 (en) Color halftoning using a single successive-filling halftone screen
US6791718B1 (en) Halftone printing with dither matrices generated by using cluster filters
US20040090654A1 (en) FM screening with sub-dot phase modulation
JP2004135317A (ja) カラー画像処理装置およびカラー画像処理方法
JP2004112804A (ja) サブドット位相変調を伴うfmスクリーニング
US5446561A (en) Method and apparatus for digital scale halftoning with variable screen structure for electrophotographic printing devices
JPH02155769A (ja) 記録装置
JPH08228289A (ja) 連続トーン再現方法及び連続トーン再現デバイス
JPH01122270A (ja) 画像の多値化階調処理装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040625

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20061017

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20070117

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20070122

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070417

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070522

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070815

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20070911

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070918

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100928

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100928

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110928

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120928

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120928

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130928

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees