JP3364468B2 - パイプ支持バンドの仮止め具 - Google Patents
パイプ支持バンドの仮止め具Info
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Description
床面等に沿って配されるパイプを抱持支承するパイプ支
持バンドの仮止め具に関し、詳しくは、パイプを抱持す
る2つ割バンド本体の一対の取付片部で足部材を挟み込
み、ボルト、ナットで両者を固着するパイプ支持バンド
の仮止め具に関する。
斜視図である。
を抱持する2つ割バンド本体101の一対の取付片部1
02、102に、足部材103を挟み込んでボルト10
4、ナット105で両者を固着するものである。
に重合する位置に、ボルト104の軸部114を挿通す
る一組の貫通孔112、112を開設し、この貫通孔1
12、112を二組併設している。
14を挿通する貫通孔としての長孔113を開設してい
る。
け作業では、パイプPを2つ割バンド本体101で抱持
した状態で行うため、作業者は少なくとも片手、或いは
両腕などを使ってパイプPの抱持を維持しなければなら
ない。
及び足部材103にボルト104を貫通してナット10
5を螺合しなければならず作業効率が悪かった。 これ
を解決するため、一方の取付片部102に予め上記ボル
ト104を回動可能に取り付け、その作業効率を高めよ
うとするものが考案されている。
来のパイプ支持バンドを示す斜視図である。
114基端に、ボルト104のネジ山124よりも小径
な首部134を形成すると共に、上記一方の貫通孔11
2の内面にネジ溝122を形成している。
を貫通すれば、ボルト104の首部134が貫通孔11
2に係合され、ボルト104を一方の取付片部102に
回動可能に予め取付けることができる。
支持バンド100では、作業者は少なくとも片手、或い
は両腕などを使ってパイプPの抱持を維持しなければな
らないうえ、一対の取付片部102、102及び足部材
103にボルト104を貫通してナット105を螺合し
なければならず、作業効率が悪く且つ危険であった。
一方、後者のパイプ支持バンド200では、ボルト10
4を一方の取付片部102に回動自在に予め取付けでき
るものの、貫通孔112にはネジ溝122を形成し、且
つ、ボルト104に首部134を形成するという複雑な
加工が必要であって、コストが高くなるという問題があ
る。
を他方の取付片部102に挿通し易くできるが、挿通後
の足部材103を挟み込んだ一対の取付片部102、1
02を開かないように維持することはできず、未だ作業
効率が悪く且つ危険が残るという問題があった。
をそのまま利用でき、且つボルト104を簡単に他方の
取付片部102に挿通できると共に、足部材103を挟
み込んだ一対の取付片部102、102を仮止めできる
ものが要望されていた。
的としたもので、従来のパイプ支持バンドを利用でき、
且つボルトを他方の取付片部に簡単に挿通できると共
に、足部材を挟み込んだ一対の取付片部を仮止め可能な
パイプ支持バンドの仮止め具を提供する。
め、請求項1に係るパイプ支持バンドの仮止め具は、パ
イプを抱持する2つ割バンド本体の一対の取付片部で足
部材を挟み込み、この一対の取付片部及び足部材にはボ
ルトの軸部を挿通する1以上の貫通孔が各々開設されて
おり、上記ボルト、ナットで一対の取付片部を固着する
パイプ支持バンドの仮止め具であって、この貫通孔と重
合する位置には、上記軸部の山径よりも小径の貫通穴を
開設し、この貫通穴の外方に向けて切込み部を形成した
取付ベースと、上記取付ベースの上端又は下端から、略
鉛直方向に延設し、上記取付片部に係止する係止爪を先
端に設けた片部と、から構成している。
にボルト軸を圧入すれば、このボルトは、上記切込み部
に隣接する切欠片部が略立ち起こされてボルト軸に係合
し、取付ベースの貫通穴に遊嵌状態で支持される。
付片部の貫通孔に貫通させて押し込めば、取付ベース
は、片部の係止爪とボルトにより、一方の取付片部と一
体化される。
通じて、他方の取付片部の貫通孔に貫通できると共に、
片部の係止爪とボルトにより、他方の取付片部を係止
し、一対の取付片部が足部材を挟み込んだ状態で仮止め
できる。
きると共に、その作業効率が高められ、しかも安全であ
る。
具は、請求項1において、上記片部は、上記取付ベース
の上端及び下端から、略並行に各々延設した上片部、下
片部とで構成されている。
部を設けているので、他方の取付片部を上、下の係止爪
で係止し、その仮止めを確実にできる。
具は、請求項1又は2の何れかにおいて、上記片部に
は、一方の取付片部に掛止する掛止爪片を形成してい
る。
いるので、取付ベースを一方の取付片部に装着した際、
この掛止爪片が一方の取付片部に掛止され、取付ベース
が一方の取付片部から外れ落ちることを防止できる。
具は、請求項1〜3の何れかにおいて、上記切込み部を
形成した貫通穴の上記取付ベースの外側には、ボルト頭
部の廻り止め部を形成している。
ボルトの回動が規制され、このナットを回転するだけで
足部材を挟み込んだ一対の取付片部を容易且つ素早く締
め付けでき、作業効率を更に高めることができる。
ンドの仮止め具を図面に基づき説明する。図1は、本発
明に係るパイプ支持バンドの仮止め具の一例を示す使用
状態図である。このパイプ支持バンドAは、一般的な従
来品であり、図中想像線で示すパイプPを抱持すべく、
ヒンジ3を介して開閉する2つ割バンド本体1の一対の
取付片部11、11で、基端を壁等に固定した足部材2
の足本体21を挟み込み、両者をボルト5とナット4で
固着するようにしている。
合する位置に、ボルト5の軸部51を挿通する一組の貫
通孔12、12を開設し、この貫通孔12、12を少な
くとも一組以上設けている。
部51を挿通する長孔22を開設している。
か一方の取付片部11に取付け可能な仮止め具6を創作
したことに特徴がある。
開設された2つの貫通孔12、12と重合する位置に、
ボルト5の軸部51の山径よりも小径の貫通穴61a、
61aを開設し、この貫通穴61a、61aの外方に向
けて切込み部61b、61bを各々形成した取付ベース
61と、この取付ベース61の上端又は下端から略鉛直
方向に延設し、他方の取付片部11に係止する係止爪6
2aを先端に設けた片部62と、から基本的に構成され
ている。
板、銅板などの金属製の薄板を折り曲げて成形するか、
或いは、樹脂等で成形できる。
げ、その短辺を片部62とし、この先端を内側に折返し
て係止爪62aを形成すると共に、その長辺を取付片部
61とし、この適所に貫通穴61a、61aを開設し、
その外方に向けて切込み部61b、61bを各々形成す
れば成形できる。
コ状に折り曲げ、略平行な両辺を上片部62、下片部6
2とし、これら両片部62、62の先端を各々内側に折
返して係止爪62a,62aを形成すると共に、両片部
62、62の他辺を取付片部61とし、この適所に貫通
穴61a、61aを開設し、その外方に向けて切込み部
61b、61bを各々形成すれば成形できる。
切込み部61b、61bは、パンチング加工などによっ
て同時に成形できる。
状を示す概略正面図である。
て略三角状に切り欠いて放射状に形成した切り込み部6
1b、図2(b)は、星型の切込み部61b、図2
(c)は、貫通穴61aの相対向する位置に線状の切溝
を形成した切込み部61bを示している。
通孔61aの中心点Oを基準とした点対称に形成してお
り、ボルト5の軸部51を圧入した際に、左右均等に切
欠片部61c、61c…が立ち起こされ、ボルト5を取
付ベース61に対して鉛直方向に支持できる。
のものが利用でき、これに螺合するナット4も同様であ
る。
6によれば、切込み部61bを形成した貫通穴61aに
ボルト軸51を圧入すれば、このボルト5は、取付ベー
ス6の貫通穴61aに遊嵌状態で支持される。
Aの一方の取付片部11の貫通孔12に貫通すれば、取
付ベース6は一方の取付片部11と一体化される。
材2の長孔22を通じて、他方の取付片部11の貫通孔
12に貫通できると共に、片部62の係止爪62aは、
他方の取付片部11に係止し、一対の取付片部11、1
1が足部材2を挟み込んだ状態で仮止めできる。
部62、下片部62を形成しているので、他方の取付片
部11を上、下の係止爪62a、62aで各々係止で
き、その仮止めを確実にしている。
付ベース61側へ内側に向けて切り起した掛止爪片62
bを形成している。
ス61を一方の取付片部11に装着した際、掛止爪片6
2bが一方の取付片部11に掛止し、取付ベース61が
一方の取付片部11から外れ落ちることを防止できる。
2、下片部62では、各々に掛止爪片62b、62bを
形成し、取付ベース61の外れ落ちを確実に防止でき
る。
形成した貫通穴61aの取付ベース61の外側適所に、
ボルト5の頭部52の廻り止め部63を少なくとも1以
上形成している。
所を図のように外側に向けて切り起し形成したり、或い
は、取付片部61の適所を外側に向けて叩打して突設す
れば形成できる。
ボルト5とナット4を締め付ける際に、ボルト5の頭部
52が回動規制され、このナット4を回転するだけで容
易且つ素早く締め付けできる。
仮止め具の動作説明図である。
から、ボルト5の軸部51先端を貫通穴61aに圧入す
ると、その切込み部61bが立ち起こされて軸部51に
係合し、ボルト5を貫通穴61aに遊嵌状態で支持でき
る。
り止め部63に略接合し、その回動が規制される。
持した状態の仮止め具6を、何れか一方の取付片部11
の外側からボルト5の軸部51先端を、その貫通孔12
に貫通すると、この取付片部11は、掛止爪片62bを
乗り越えて取付ベース61との間に掛止され、仮止め具
6は、一方の取付片部11から抜け外れることなく一体
化される。
長孔22を通じて、他方の取付片部11の貫通孔12に
貫通すれば、この他方の取付片部11が、片部62の係
止爪62aを乗り越えて、この係止爪62aに係止さ
れ、一対の取付片部11、11は、足部材2を挟み込ん
だ状態で仮止めできる。
ト4を締め付ければ、一対の取付片部11、11で足部
材2を挟み込み、ボルト5、ナット4で両者を固着でき
る。
1に基き説明する。
本体21を前方に突出させる。
外側からボルト5を圧入し、これを支持する。
止め具6に支持されたボルト5の軸部51を、何れか一
方の取付片部11の貫通孔12に貫通し、仮止め具6と
一方の取付片部11を一体化させる。
うことなく、予め一方の取付片部11に仮止め具6を装
着しておくことも可能である。
バンド部10、10でパイプPを抱持し、これを閉じる
際に、一対の取付片部11、11で足本体21を挟み込
むとともに、一方の取付片部11に支持されたボルト5
の軸部51先端を、足本体21の長孔22に貫通させた
後、他方の取付片部11の貫通孔12へ更に貫通する。
2の係止爪62aを乗り越えて、この係止爪62aに係
止され、一対の取付片部11、11は、足部材2を挟み
込んだ状態で仮止めできるので、両バンド部10、10
の開放を確実に規制する。
ルト5の軸部51にナット4を螺合し、スパナ等でこれ
を回転して締め付け、その作業を終えるのである。
る。
ば、切込み部を形成した貫通穴にボルト軸を圧入すれ
ば、このボルトは、上記切込み部に隣接する切欠片部が
略立ち起こされてボルト軸に係合し、取付ベースの貫通
穴に遊嵌状態で支持される。
付片部の貫通孔に貫通すれば、取付ベースは一方の取付
片部と一体化される。
通じて、他方の取付片部の貫通孔に貫通できると共に、
片部の係止爪が、他方の取付片部に係止し、一対の取付
片部が足部材を挟み込んだ状態で仮止めできる。
きると共に、その作業効率が高められ、しかも安全であ
る。
ば、片部としての上片部と下片部を設けているので、他
方の取付片部を上、下の係止爪で係止し、その仮止めを
確実にできる。
ば、掛止爪片を片部に形成しているので、取付ベースを
一方の取付片部に装着した際、この掛止爪片が一方の取
付片部に掛止され、取付ベースが一方の取付片部から外
れ落ちることを防止できる。
ば、ナットを締め付ける際に、ボルトの回動が規制さ
れ、このナットを回転するだけで足部材を挟み込んだ一
対の取付片部を容易且つ素早く締め付けでき、作業効率
を更に高めることができる。
一例を示す使用状態図
す概略正面図
動作説明図
支持バンドを示す斜視図
Claims (4)
- 【請求項1】パイプを抱持する2つ割バンド本体の一対
の取付片部で足部材を挟み込み、この一対の取付片部及
び足部材にはボルトの軸部を挿通する1以上の貫通孔が
各々開設されており、上記ボルト、ナットで一対の取付
片部を固着するパイプ支持バンドの仮止め具であって、 この貫通孔と重合する位置には、上記軸部の山径よりも
小径の貫通穴を開設し、この貫通穴の外方に向けて切込
み部を形成した取付ベースと、 上記取付ベースの上端又は下端から、略鉛直方向に延設
し、上記取付片部に係止する係止爪を先端に設けた片部
と、からなるパイプ支持バンドの仮止め具。 - 【請求項2】請求項1において、 上記片部は、上記取付ベースの上端及び下端から、略並
行に各々延設した上片部、下片部とで構成されているパ
イプ支持バンドの仮止め具。 - 【請求項3】請求項1又は2の何れかにおいて、上記片
部には、一方の取付片部に掛止する掛止爪片を形成して
いるパイプ支持バンドの仮止め具。 - 【請求項4】請求項1〜3の何れかにおいて、 上記切込み部を形成した貫通穴の上記取付ベースの外側
には、ボルト頭部の廻り止め部を形成しているパイプ支
持バンドの仮止め具。
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Country Status (1)
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JPH11230418A (ja) * | 1998-02-13 | 1999-08-27 | Nhk Spring Co Ltd | 配管支持装置 |
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2000
- 2000-03-21 JP JP2000077443A patent/JP3364468B2/ja not_active Expired - Fee Related
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