JP3113710U - 固定バンド及びこの固定バンドを設けた侵入者阻止用突片具 - Google Patents

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Abstract

【課題】 パイプなどに傷つけることなく仮固定できる固定バンド及びこの固定バンドを設けた侵入者阻止用突片具を提供する。
【解決手段】 軸線4を中心とした開口部5を有する平面C字状のバンド本体6と、バンド本体6の一端7側に設けられ前記軸線4と長手方向を平行に設けた軸8と、バンド本体6の他端9側に設けられ前記軸8を回動自在に接続する軸受10と、該軸受10と前記軸8との間に介在し前記軸8の固定手段11とを備える。開口部5よりバンド本体6をパイプ2に外嵌して簡単に仮止めでき、しかもパイプ2を傷付けることはない。また、軸受10に設けた軸8によってバンド本体6を巻き取ってバンド本体6をパイプ2に緊着して確実に固定することができる。
【選択図】図1

Description

本考案は、丸パイプ及び角パイプ等巻き締めつけられ固定できる場所に侵入者阻止具等を固定するときなどに使用する固定バンド及びこの固定バンドを設けた侵入者阻止用突片具に関するものである。
侵入者を阻止するための防犯用として縦向きな棒状の防護柵本体を複数間隔をおいて並設した防護柵が公知である(例えば、特許文献1)。
このような防護柵は敷地を区画するため等のコンクリート或いはレンガなどにより形成された塀の上端面に設置されるものである。
このような塀の他に、建物の壁に沿って配置されその上端を樋に接続する縦樋や給水パイプ、排水パイプ等にも侵入者を阻止するものが望まれている。
ところで、このようなパイプに侵入者阻止具を固定するには、バンドをボルトで締め付ける方法やクサビを打ち込んで固定する方法、或いはボルトを貫通したり、ビスを打ち込んで固定する方法などが周知である。
また、固定バンドのボルト取り付け部を二重構造とし、その内面部の板を湾曲させてパイプに突き当たるまでの長さに形成すると共に、湾曲部の先端は波板状に成形し食い込み刃としたものも公知である(例えば、特許文献2)。
実用新案登録第3103690号公報 特開2004−76776号公報
しかし、従来技術のボルト式、クサビ式、ビス打ち込み式の固定バンドにおいては、例えばパイプに侵入者阻止具を取り付ける際、いったん固定バンドを仮止めしなければ固定バンドが取り付け時に落下してしまうおそれがある。さらに、特許文献2のような固定バンドでは食い込み刃により仮固定できるものの、パイプに食い込み刃による傷がついてしまうというおそれがある。
解決しようとする問題点は、パイプなどに傷つけることなく仮固定できる固定バンド及びこの固定バンドを設けた侵入者阻止用突片具を提供する点である。
請求項1の考案は、軸線を中心とした環状のバンド本体と、前記バンド本体の一端側に設けられ前記軸線と長手方向を平行に設けた軸と、前記バンド本体の他端側に設けられ前記軸を回動自在に設ける軸受と、該軸受と前記軸との間に介在し前記軸の固定手段とを備えたことを特徴とする固定バンドである。
請求項2の考案は、軸線を中心とした開口部を有する平面C字状のバンド本体と、前記バンド本体の一端側に設けられ前記軸線と長手方向を平行に設けた軸と、前記バンド本体の他端側に設けられ前記軸を回動自在に接続する軸受と、該軸受と前記軸との間に介在し前記軸の固定手段とを備えたことを特徴とする固定バンドである。
請求項3の考案は、前記軸受は前記軸線方向の幅を前記バンド本体の前記軸線方向の幅と同一或いは大きく形成した底部と、この底部の前記軸線方向の両側にそれぞれ外側へ突設した張り出し部と、前記張り出し部の基端側に前記軸を挿入可能な開口部を形成し該軸を回動自在に支持する切り欠き状の係止受け部とを備え、前記固定手段は前記軸を螺子軸によって形成すると共に、該螺子軸に前記張り出し部を挟んで螺着する雌螺子体からなることを特徴とする請求項1又は2記載の固定バンドである。
請求項4の考案は、前記係止受け部は先端を前記張り出し部の先端側に向けて形成され、該係止受け部の前記先端は前記軸が回動自在に係合する平面が円弧状な円弧部に形成され、該円弧部より前記開口部側に向けて開口幅を次第に大きく形成することを特徴とする請求項3記載の固定バンドである。
請求項5の考案は、前記バンド本体の前記他端側を前記軸受に挿入し折り返して両者を接続することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の固定バンドである。
請求項6の考案は、外側に向けた突片の基端を固定バンドに接続した侵入者阻止用突片具であって、前記固定バンドは、軸線を中心とした環状のバンド本体と、前記バンド本体の一端側に設けられ前記軸線と長手方向を平行に設けた軸と、前記バンド本体の他端側に設けられ前記軸を回動自在に設ける軸受と、該軸受と前記軸との間に介在し前記軸の固定手段とを備えたことを特徴とする固定バンドを設けた侵入者阻止用突片具である。
請求項7の考案は、外側に向けた突片の基端を固定バンドに接続した侵入者阻止用突片具であって、前記固定バンドは、軸線を中心とした開口部を有する平面C字状のバンド本体と、前記バンド本体の一端側に設けられ前記軸線と長手方向を平行に設けた軸と、前記バンド本体の他端側に設けられ前記軸を回動自在に設ける軸受と、該軸受と前記軸との間に介在し前記軸の固定手段とを備えたことを特徴とする固定バンドを設けた侵入者阻止用突片具である。
請求項8の考案は、前記軸受は前記軸線方向の幅を前記バンド本体の前記軸線方向の幅と同一或いは大きく形成した底部と、この底部の前記軸線方向の両側にそれぞれ外側へ突設した張り出し部と、前記張り出し部の基端側に開口部を形成し前記軸を挿入可能な係止受け部とを備え、前記固定手段は前記軸を螺子軸によって形成すると共に、該螺子軸に前記張り出し部を挟んで螺着する雌螺子体からなることを特徴とする請求項6又は7記載の固定バンドを設けた侵入者阻止用突片具である。
請求項9の考案は、前記係止受け部は先端を前記張り出し部の先端側に向けて形成され、該係止受け部の前記先端は前記軸が回動自在に係合する平面が円弧状な円弧部に形成され、該円弧部より前記開口部側に向けて開口幅を次第に大きく形成することを特徴とする請求項8記載の固定バンドを設けた侵入者阻止用突片具である。
請求項10の考案は、前記バンド本体の前記他端側を前記軸受に挿入し折り返して両者を接続することを特徴とする請求項6〜9のいずれか1項に記載の固定バンドを設けた侵入者阻止用突片具である。
請求項1の考案によれば、バンド本体が環状であるのでパイプ等に外嵌して簡単に仮止めでき、しかもパイプ等を傷付けることはない。また、軸受に設けた軸によってバンド本体をパイプ等に緊着することができる。
請求項2の考案によれば、開口部よりバンド本体をパイプ等に外嵌して簡単に仮止めでき、しかもパイプ等を傷付けることはない。また、軸受に設けた軸によってバンド本体をパイプ等に緊着することができる。
請求項3の考案によれば、軸を開口部に挿入するだけで軸と軸受とが接続されてバンド本体が環状となり簡単に仮止めすることができる。
請求項4の考案によれば、開口部から軸を挿入して該軸にバンド本体を巻き付けていくと、軸は開口部から次第に狭くなる係止受け部の先端側に次第に移動し、この結果軸は円弧部に回動自在に係合することとなり、この状態で固定手段によって、軸、ひいてはバンド本体は軸受に確実に固定されることとなる。
請求項5の考案によれば、バンド本体の長さを簡単に調節でき、パイプ等への適応性を高めることができる。
請求項6の考案によれば、突片を固定する固定バンドにおいて、バンド本体が環状であるのでパイプ等に外嵌して簡単に仮止めでき、しかもパイプ等を傷付けることはない。また、軸受に設けた軸によってバンド本体をパイプ等に緊着することができる。
請求項7の考案によれば、突片を固定する固定バンドにおいて、開口部よりバンド本体をパイプ等に外嵌して簡単に仮止めでき、しかもパイプ等を傷付けることはない。また、軸受に設けた軸によってバンド本体をパイプ等に緊着することができる。
請求項8の考案によれば、突片を固定する固定バンドにおいて、軸を開口部に挿入するだけで軸と軸受とが接続されてバンド本体が環状となり簡単に仮止めすることができる。
請求項9の考案によれば、開口部から軸を挿入して該軸にバンド本体を巻き付けていくと、軸は開口部から次第に狭くなる係止受け部の先端側に次第に移動し、この結果軸は円弧部に回動自在に係合することとなり、この状態で固定手段によって、軸、ひいてはバンド本体は軸受に確実に固定されることとなる。
請求項10の考案によれば、突片を固定する固定バンドにおいて、バンド本体の長さを簡単に調節でき、パイプ等への適応性を高めることができる。
本考案における好適な実施の形態について、添付図面を参照して説明する。尚、以下に説明する実施の形態は、実用新案登録請求の範囲に記載された本考案の内容を限定するものではない。また、以下に説明される構成の全てが、本考案の必須要件であるとは限らない。
図1〜図6は実施例1を示しており、図1、図6に示すように侵入者阻止用突片1具は、剣先状の突片1を縦樋などのパイプ2に固定するためのパイプ2に一体的に設けたものであり、固定バンド3は、パイプ2と同軸に設けられる軸線4を中心とし開口部5を有する平面がC字型のバンド本体6と、バンド本体6の一端7側に設けられ軸線4と長手方向を平行に設けた軸8と、バンド本体6の他端9側に設けられ軸8を回動自在に設ける軸受10と、軸受10と軸8との間に介在し軸8の固定手段11とを備えたものである。そして固定バンド3は開口部5を閉じることにより軸線4を中心とした環状に形成されるようになっている。
前記バンド本体6はステンレス鋼の薄板から形成されて弾性を有した帯板によって形成されており、このバンド本体6の幅方向は軸線4と平行に設けられている。
バンド本体6に取り付ける剣先状の突片1は、剣先状の先端がパイプ2側から外側に突設するものであり、実施例では底部12にそれぞれの基端を接続して左右一対の突片1を一体に突設したものを示しており、基端にはバンド本体6が貫通可能な貫通孔13が形成されている。そして、一体に形成された左右一対の突片1の基端間を接続する底部12外周を前記バンド本体6の内周に当接するようにしている。
前記軸8は雄螺子部14を一端たる上部に形成した円柱部15の他端たる下部に幅大な六角頭部16を形成したボルトによって形成されており、雄螺子部14には座金17を介してナットからなる雌螺子体18が螺着している。そして、バンド本体6と円柱部15との接続は、バンド本体6の一端7側の長手方向を円柱部15の接線方向Sと一致させて両者を接続している。
前記軸受10は軸線4方向となる幅をバンド本体6の軸線4方向の幅よりやや大きく形成して底板部19を形成している。この底板部19はパイプ2の外周に沿うことができるように正面が矩形の薄板によって形成されており、この底板部19の基端、すなわち前記長手方向の先端と対向する部位にバンド本体6の他端9が挿入可能な接続孔20が形成されている。そして、底板部19の軸線4方向の両側にはそれぞれ外側へ突設した上部張り出し部21と下部張り出し部22が連設されている。この上部張り出し部21と下部張り出し部22は底板部19の延長部を直角に外側に折り曲げて突出したものであって、その平面はほぼ矩形で薄板によって形成されている。そして、上部張り出し部21と下部張り出し部22はそれぞれ相互に平行に配置されている。尚、軸受10において、底板部19の軸線4方向の幅Aを前記バンド本体6の前記軸線4方向の幅Bと同一或いは大きく形成している。また雄螺子部14と円柱部15の合計長さは幅Aより大きく形成される。
前記上部張り出し部21には、その上部張り出し部21の長手方向の先端側に向けて軸8の円柱部15の上部が回動自在に支持される上部係止受け部21Aを形成している。この上部係止受け部21Aは、上部張り出し部21における前記基端側に上部開口部23を形成して軸8の円柱部15が挿入可能となるように切り欠いて形成している。前記上部係止受け部21Aは、先端を上部張り出し部21の先端側に向けて形成され、該係止受け部21Aの先端は前記軸8の円柱部15が回動自在に係合する平面が円弧状な円弧部21Bに形成され、該円弧部21Bより前記開口部23側に向けて開口幅Wを次第に大きく形成している。すなわち円弧部21Bの直径Dは円柱部15とほぼ同一の大きさであり、さらに円弧部21Bより開口部23にかけてその幅を直径Dよりも次第に大きくして開口幅Wを形成している(D<W)。
同様に下部張り出し部22には、先端側に向けて軸8の円柱部15の下部が係止可能な下部係止受け部22Aを形成している。この下部係止受け部22Aは、下部張り出し部22における先端と長手方向において対向する基端側に下部開口部24を形成して軸8の円柱部15の下部が挿入可能となるように切り欠いて形成している。尚、22Bは円弧部を示している。
前記固定手段11は、上部係止受け部21Aを通して上部張り出し部21の上方に突設した雄螺子部14に座金17を介してナットたる雌螺子体18を螺着して形成される。軸8の下部にある頭部16は下部張り出し部22の下方に位置して、頭部16は下部張り出し部22に係止している。
次に前記構成について使用方法を説明する。図2に示すように突片1の基端にある貫通孔13にバンド本体6を貫通して左右一対の突片1を4組取り付ける。尚、この左右一対の突片1は4組とは限らない。この際、底部12外周をバンド本体6の内周に当接するように配置する。また、バンド本体6の他端9を接続孔20に挿入した後に折り返し部25を形成して抜け止めを施す。
次に開口部5を押し広げてパイプ2にバンド本体6を外嵌する。この際、押し広げられたバンド本体6は弾性によって復元してパイプ2に沿うようになる。そして、図1、図3に示すように予め雌螺子体18を雄螺子部14の先端側に螺着した軸8の上下を上部開口部23、下部開口部24より挿入して円柱部15を上部係止受け部21A、下部係止受け部22Aにそれぞれ挿入する。この状態では図7の2点鎖線で示すように軸8の円柱部15は、開口部23側に配置されると共に、その一部が上部係止受け部21A、下部係止受け部22Aに係止する。この段階でバンド本体6は環状となってバンド本体6を外嵌して仮止めされる。
次に頭部16にペンチやスパナ等の軸8の回動駆動用の工具26を当て、そして頭部16を軸8の中心を回転中心として前記係止状態を保って回動する。この状態では軸8は、次第に円弧部21B側に移動すると共に、次第に開口幅が狭くなることに起因して軸8はぐらつくことなく回動する。この軸8の回動によってバンド本体6の他端9側は円柱部15によって巻き取られる。そして、さらに軸8を回動してバンド本体6を巻き取ると、軸8は図7の1点鎖線に示すように円弧部21B,22Bに係合して回動する。この円弧部21B,22Bとの係合によって軸8は定位置となって円滑に回動するので、さらに軸8をきつく回動させることができる。この結果、軸8の円柱部15にバンド本体6をきつく巻き付けることができ、この巻き取りによってバンド本体6はパイプ2に緊着して固定される。
次に図5に示すように雌螺子体18を上部張り出し部21に当るまで回動し、そして、軸8をさらに回動することによって雌螺子体18が上部張り出し部21に圧着すると共に、頭部16が下部張り出し部22に圧着し、この結果軸受10に対して軸8が固定されて、バンド本体6のパイプ2への緊着、固定が維持される。
そして、図6に示すように4組ある左右一対の突片1をバンド本体6に沿って移動して適正な方向に突片1を向かせるものである。
以上のように、前記実施例では請求項1に対応して軸線4を中心とした環状のバンド本体6と、前記バンド本体6の一端7側に設けられ前記軸線4と長手方向を平行に設けた軸8と、前記バンド本体6の他端9側に設けられ前記軸8を回動自在に設ける軸受10と、該軸受10と前記軸8との間に介在し前記軸8の固定手段11とを備えたことで、バンド本体6が環状であるのでパイプ2に外嵌して簡単に仮止めでき、しかもパイプ2を傷付けることはない。また、軸受10に設けた軸8によってバンド本体6を巻き取ってバンド本体6をパイプ2に緊着して確実に固定することができる。
また、前記実施例では請求項2に対応して軸線4を中心とした開口部5を有する平面C字状のバンド本体6と、前記バンド本体6の一端7側に設けられ前記軸線4と長手方向を平行に設けた軸8と、前記バンド本体6の他端9側に設けられ前記軸8を回動自在に接続する軸受10と、該軸受10と前記軸8との間に介在し前記軸8の固定手段11とを備えたことにより、開口部5よりバンド本体6をパイプ2に外嵌して簡単に仮止めでき、しかもパイプ2を傷付けることはない。また、軸受10に設けた軸8によってバンド本体6を巻き取ってバンド本体6をパイプ2に緊着して確実に固定することができる。
さらに、前記実施例では請求項3に対応して軸受10は前記軸線4方向の幅Aを前記バンド本体6の前記軸線4方向の幅Bと同一或いは大きく形成した底板部19と、この底板部19の前記軸線4方向の両側にそれぞれ外側へ突設した上部張り出し部21、下部張り出し部22と、前記上部張り出し部21、下部張り出し部22の基端側に前記軸8を挿入可能な上部開口部23、下部開口部24を形成し該軸8を回動可能に支持可能な切り欠き状の上部係止受け部21A、下部係止受け部22Aとを備え、前記固定手段11は前記軸8を螺子軸によって形成すると共に、該螺子軸8に前記上部張り出し部21、下部張り出し部22を挟んで螺着する雌螺子体18からなるので、軸8を上部開口部23、下部開口部24に挿入するだけで軸8と軸受10とが接続されてバンド本体6が環状となって簡単に仮止めすることができる。
また、前記実施例では請求項4に対応して前記係止受け部21A,22Aは先端を前記張り出し部21,22の先端側に向けて形成され、該係止受け部21A,22Aの先端は前記軸8が回動自在に係合する平面が円弧状な円弧部21B,22Bに形成され、該円弧部21B,22Bより前記開口部23,24側に向けて開口幅Wを次第に大きく形成することにより、開口部23,24から軸8を挿入して該軸8にバンド本体6を巻き付けていくと、軸8は開口部23,24から次第に狭くなる係止受け部21A,22Aの先端側に次第に移動し、この結果軸8は円弧部21B,22Bに回動自在に係合することとなり、この状態で固定手段11によって、軸8を軸受10に確実に固定することができる。
さらに、前記実施例では請求項5に対応して前記バンド本体6の他端9側を前記軸受10に挿入し折り返した折り返し部25により両者を接続することで、パイプ2に外嵌するバンド本体6の有効長さを簡単に調節でき、パイプ2への適応性を高めることができる。
さらに、前記実施例では請求項6〜10に対応して外側に向けた突片1の基端を固定バンド3に接続した侵入者阻止用突片具において、前述と同様に前記固定バンド3に、外側に向けた突片1の基端を接続することによって、突片1をパイプ2などに仮止めできると共に、仮止め後においても軸8によってバンド本体6を巻き取って確実に固定することができる。
以上のように本考案にかかる固定バンドは種々の用途に適用できる。
本考案の実施例1を示す全体斜視図である。 本考案の実施例1を示す分解斜視図である。 本考案の実施例1を示す接続前の要部の斜視図である。 本考案の実施例1を示す接続直後の要部の斜視図である。 本考案の実施例1を示す接続後の巻き取り状態の斜視図である。 本考案の実施例1を示す突片を移動させる状態の斜視図である。 本考案の実施例1を示す要部の平面図である。
符号の説明
1 突片
4 軸線
5 開口部
6 バンド本体
7 一端
8 軸
9 他端
10 軸受
11 固定手段
18 雌螺子体
19 底板部
21 上部張り出し部
22 下部張り出し部
21A 上部係止受け部
22A 下部係止受け部
21B 22B 円弧部
23 上部開口部
24 下部開口部
25 折り返し部
A B 幅
W 開口幅

Claims (10)

  1. 軸線を中心とした環状のバンド本体と、前記バンド本体の一端側に設けられ前記軸線と長手方向を平行に設けた軸と、前記バンド本体の他端側に設けられ前記軸を回動自在に設ける軸受と、該軸受と前記軸との間に介在し前記軸の固定手段とを備えたことを特徴とする固定バンド。
  2. 軸線を中心とした開口部を有する平面C字状のバンド本体と、前記バンド本体の一端側に設けられ前記軸線と長手方向を平行に設けた軸と、前記バンド本体の他端側に設けられ前記軸を回動自在に接続する軸受と、該軸受と前記軸との間に介在し前記軸の固定手段とを備えたことを特徴とする固定バンド。
  3. 前記軸受は前記軸線方向の幅を前記バンド本体の前記軸線方向の幅と同一或いは大きく形成した底部と、この底部の前記軸線方向の両側にそれぞれ外側へ突設した張り出し部と、前記張り出し部の基端側に前記軸を挿入可能な開口部を形成し該軸を回動自在に支持する切り欠き状の係止受け部とを備え、前記固定手段は前記軸を螺子軸によって形成すると共に、該螺子軸に前記張り出し部を挟んで螺着する雌螺子体からなることを特徴とする請求項1又は2記載の固定バンド。
  4. 前記係止受け部は先端を前記張り出し部の先端側に向けて形成され、該係止受け部の前記先端は前記軸が回動自在に係合する平面が円弧状な円弧部に形成され、該円弧部より前記開口部側に向けて開口幅を次第に大きく形成することを特徴とする請求項3記載の固定バンド。
  5. 前記バンド本体の前記他端側を前記軸受に挿入し折り返して両者を接続することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の固定バンド。
  6. 外側に向けた突片の基端を固定バンドに接続した侵入者阻止用突片具であって、前記固定バンドは、軸線を中心とした環状のバンド本体と、前記バンド本体の一端側に設けられ前記軸線と長手方向を平行に設けた軸と、前記バンド本体の他端側に設けられ前記軸を回動自在に設ける軸受と、該軸受と前記軸との間に介在し前記軸の固定手段とを備えたことを特徴とする固定バンドを設けた侵入者阻止用突片具。
  7. 外側に向けた突片の基端を固定バンドに接続した侵入者阻止用突片具であって、前記固定バンドは、軸線を中心とした開口部を有する平面C字状のバンド本体と、前記バンド本体の一端側に設けられ前記軸線と長手方向を平行に設けた軸と、前記バンド本体の他端側に設けられ前記軸を回動自在に設ける軸受と、該軸受と前記軸との間に介在し前記軸の固定手段とを備えたことを特徴とする固定バンドを設けた侵入者阻止用突片具。
  8. 前記軸受は前記軸線方向の幅を前記バンド本体の前記軸線方向の幅と同一或いは大きく形成した底部と、この底部の前記軸線方向の両側にそれぞれ外側へ突設した張り出し部と、前記張り出し部の基端側に開口部を形成し前記軸を挿入可能な係止受け部とを備え、前記固定手段は前記軸を螺子軸によって形成すると共に、該螺子軸に前記張り出し部を挟んで螺着する雌螺子体からなることを特徴とする請求項6又は7記載の固定バンドを設けた侵入者阻止用突片具。
  9. 前記係止受け部は先端を前記張り出し部の先端側に向けて形成され、該係止受け部の前記先端は前記軸が回動自在に係合する平面が円弧状な円弧部に形成され、該円弧部より前記開口部側に向けて開口幅を次第に大きく形成することを特徴とする請求項8記載の固定バンドを設けた侵入者阻止用突片具。
  10. 前記バンド本体の前記他端側を前記軸受に挿入し折り返して両者を接続することを特徴とする請求項6〜9のいずれか1項に記載の固定バンドを設けた侵入者阻止用突片具。
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