JP3361167B2 - 緩下性の機能性食品及び緩下剤 - Google Patents

緩下性の機能性食品及び緩下剤

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  • Medicines Containing Material From Animals Or Micro-Organisms (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、緩下作用を有するペプ
チドの用途に関するものである。更に詳細には、本発明
は魚介類蛋白質を酸、アルカリ又は酵素で加水分解して
得られる分子量 5,000以下の優れた緩下作用を有するペ
プチドを含有する食品及び緩下剤に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、魚介類蛋白質の組織中から生
理活性成分を抽出することが行われており、血圧降下作
用、動脈硬化予防作用、強肝作用、免疫賦活作用等の生
理活性を有する成分が見い出され、すでに当該成分を含
有した機能性食品や医薬品が実用に供されている。しか
し、まだ食品や医薬品として有用な未発見の生理活性成
分が存在する可能性が秘められており、その発見ないし
は用途の開発が望まれている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、魚介
類蛋白質由来であって、優れた緩下作用を有する食品及
び緩下剤を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、機能性食
品や医薬品等として有用な優れた機能性物質を求めて鋭
意研究を重ねた結果、魚介類蛋白質を酸、アルカリ又は
酵素で加水分解して、分子量 5,000以下の機能性ペプチ
ドを得ることに成功し、しかも得られたペプチドが優れ
た緩下作用を有するという全く新しい知見を得て、本発
明に至った。
【0005】本発明は、魚介類蛋白質を酸、アルカリ又
は酵素で加水分解して得られうる分子量 5,000以下の緩
下作用を有するペプチドを含有することを特徴とする緩
下性食品に関する。
【0006】また、本発明は魚介類蛋白質を酸、アルカ
リ又は酵素で加水分解して得られうる分子量 5,000以下
の緩下作用を有するペプチドを含有することを特徴とす
る緩下剤に関する。
【0007】本発明で使用されるペプチドは、魚介類蛋
白質を酸、アルカリ又は酵素で加水分解して得られうる
分子量 5,000以下のペプチドであって、緩下作用を有す
るものであれば特に制限はない。
【0008】当該ペプチドの分子量は 5,000以下である
が、好ましくは分子量200 〜4,000、より好ましくは分
子量400 〜2000である。当該分子量は液体クロマトグラ
フィー法〔カラム:Asahipak GS−320
(旭化成工業社製)、溶出液:6M塩酸グアニジン(p
H4.3)、溶出速度:0.6ml/分、カラム温度:
30℃、検出:220nm,0.5AUFS(Wate
rs 490E、ウォーターズ社製)、注入量:0.0
2ml(1mg/ml)〕にて測定したものである。
【0009】本発明で使用されるペプチドは、ペプチド
の基質となる魚介類蛋白質を酸、アルカリ又は酵素で加
水分解して得られうるものである。ペプチドの基質とな
る蛋白質は生鮮及び冷凍魚介類並びにこれらの加工品
(カツオ節、フィシュミール、スリ身等)等のいずれで
もよい。
【0010】魚介類には特に限定はなく、例えばイワ
シ、サバ等の赤身魚、タラ、ホッケ、メルルーサ等の白
身魚、エビ、カニ等の甲殻類、イカ、タコ等の頭足類、
アサリ等の貝類等が例示される。
【0011】本発明で使用されるペプチドの有する緩下
作用は、試験例2の方法にて測定した場合にコントロー
ルに比べて通常120%以上、さらには140%以上の
小腸輸送能を有するものである。
【0012】本発明で使用されるペプチドは、例えば次
のようにして製造される。
【0013】イワシやフィッシュミールの様に脂質を多
く含む基質の場合、エタノールやヘキサン等の有機溶媒
で予め脱脂した後に加水分解処理に付すことが望まし
い。また、原料の可食部をチョッパー等で粉砕して分解
基質とすることが好ましい。
【0014】基質は固形分濃度として1〜40重量%、
好ましく5〜20重量%になる様に調製し、加水分解反
応が起こりやすい温度に設定する。酸、アルカリによる
加水分解の場合は、濃度と温度に依存する分解程度を事
前に調べ、分子量が 5,000以下のペプチドが生成しやす
い温度を設定することが好ましい。その温度は、一般的
に70℃以上である。酵素による加水分解の場合は、使
用酵素に応じた至適温度を選び、25〜65℃が一般的
である。
【0015】酸及びアルカリは、食品、医薬品用に使用
しえるものであることが好ましい。酸としては、硫酸、
塩酸等の鉱酸や酢酸等の有機酸が例示され、アルカリと
しては、苛性ソーダ、炭酸ナトリウム等が例示される。
その使用濃度は適宜選択すればよい。
【0016】酵素としては、ペプシン、パンクレアチン
等の動物由来の酵素、パパイン、ブロメライン等の植物
由来の酵素、菌類由来のプロテアーゼ等の酵素が単独若
しくは混合して使用される。酵素は市販品以外でも菌体
の培養濾液等プロテアーゼ活性を示すものから適宜選択
してよい。使用酵素濃度はその力価等によって異なる
が、通常基質に対して0.01〜10%程度の範囲で用
いる。
【0017】酵素による加水分解は、使用酵素に応じた
至適のpHで行うが、一般にpH2〜10程度が好まし
い。pHの調整試薬は医薬品、食品に利用できるもので
あることが好ましく、酸(例えば、塩酸、リン酸等)、
アルカリ(例えば、苛性ソーダ、炭酸ナトリウム等)が
使用できる。
【0018】反応時間は使用する基質組成や酸、アルカ
リ、酵素濃度によってそれぞれ異なるので、加水分解の
終了点を事前に調べておくことが好ましい。通常は1〜
24時間程度の反応時間であるが、適当な分解程度と操
作性の点から2〜8時間が望ましい。
【0019】加水分解が終了すれば、通常医薬品、食品
に用いられる酸又はアルカリで中性(pH7)付近のp
Hに調整することが好ましい。酵素による加水分解の場
合は酵素失活を行うことが好ましい。当該酵素失活は、
通常は加熱処理によって行われる。酵素の失活時間は酵
素の耐熱性によって異なるが、80℃以上で10〜30
分間の加熱が通常である。
【0020】加水分解処理後、得られた加水分解液は放
冷後、濾過や遠心分離により不溶物を分離する。
【0021】かくして得られたペプチド液は活性炭、シ
リカゲル、セライト等の吸着剤により脱色、脱臭しても
よい。かくして、より良好な風味を持つ食品を提供する
ことができる。
【0022】その後、ペプチド液は減圧濃縮や逆浸透に
より濃縮することが好ましい。脱塩する場合には更に電
気透析等を組み合わせることができる。尚、用途によっ
ては不溶物を分離する必要はない。
【0023】濃縮液とする場合は、Brixを調節し、
濾過滅菌や加熱殺菌をして製品とする。乾燥品を製造す
る場合は、清澄ペプチド液を適宜濃縮してスプレードラ
イ又は凍結乾燥に付する。
【0024】この様にして調製されたペプチド液は黄褐
色を示し、濃縮すると更に色の濃いエキス状となる。乾
燥粉末では黄白色を呈する。この時のペプチドの分子量
は主に 5,000以下で、特に200 〜4,000 が多い。
【0025】本発明の食品及び緩下剤は当該ペプチドを
含有するものである。
【0026】食品としては、機能性食品(例えば、健康
食品)が挙げられ、当該ペプチドをそのまま、または他
の可食物質と併用して適宜常法に従って機能性食品等の
食品とされる。緩下剤は、経口剤、非経口剤として製剤
化され、経口剤としては、例えば錠剤、顆粒剤、粉末
剤、カプセル剤、散剤等が例示され、非経口剤として
は、例えば注射薬製剤、坐剤等が例示される。これら食
品及び緩下剤は自体既知の手段にて調製することができ
る。
【0027】以下、実施例、試験例を挙げて本発明を具
体的に説明するが、本発明はこれらに限定されるもので
はない。
【0028】
【実施例】試験例1 ペプチドの分子量及びアミノ酸量の測定 (1)ペプチドの調製法 スケトウタラのアルカラ−ゼ処理ペプチド:冷凍スケ
トウタラを水洗後、採肉機で肉質を分離し、110℃で
1時間蒸煮して油、エキス等を分離する。肉をチョッパ
−で細断後、固形分(80g)が10%となる様に水を
添加し、45℃に保ち、水酸化カルシウムでpH8に調
整する。基質に対し4V/W%となる様にアルカラ−ゼF
G2.4L(NOVO社製)を添加し、300〜400
rpmで攪拌しつつ分解を進める。その際、pHは水酸
化カルシウムで8に保つ。8時間後、リン酸でpH7に
中和後、100℃で15分間加熱して酵素を失活させ
る。冷却後、遠心分離(18700×g)し、上澄に元の基
質固形分に対し15%の活性炭を加え、攪拌後、セライ
トを敷いた濾紙で吸引濾過する。得られた濾液は約1/
5に減圧濃縮し、凍結乾燥してペプチドパウダ−を得
た。基質固形分からの回収率は65.6%である。
【0029】カツオ節だし滓のパンクレアチン処理ペ
プチド:カツオ節だし滓(水分55%)を固形分(80
g)が10%となる様に水を添加し、45℃に保ち、水
酸化カルシウムでpH8に調整する。基質に対し4W/W
%となる様にパンクレアチン4×USP(Sigma社
製)を添加し、300〜400rpmで攪拌しつつ分解
を進める。その際、pHは水酸化カルシウムで8に保
つ。8時間後、リン酸でpH7に中和後、100℃で1
5分間加熱して酵素を失活させる。冷却後、遠心分離
(18700 ×g)し、上澄に元の基質固形分に対し、15
%の活性炭を加え、攪拌後、セライトを敷いた濾紙で吸
引濾過する。得られた濾液は約1/5に減圧濃縮し、凍
結乾燥してペプチドパウダ−を得た。基質固形分からの
回収率は45.2%である。
【0030】スケトウタラのパンクレアチン処理ペプ
チド:冷凍スケトウタラを水洗後、採肉機で肉質を分離
し、110℃で1時間蒸煮して油、エキス等を分離す
る。肉をチョッパ−で細断後、固形分(4kg)が10
%となる様に水を添加し、45℃に保ち、水酸化カルシ
ウムでpH8に調整する。基質に対し4 W/W%となる様
にパンクレアチンF(天野製薬製)を添加し、300〜
400rpmで攪拌しつつ分解を進める。その際、pH
は水酸化カルシウムで8に保つ。8時間後、リン酸でp
H7に中和後、90℃で30分加熱して酵素を失活させ
る。冷却後、三相分離機で固液分離をし、液に元の基質
固形分に対し15%の活性炭を加え、攪拌後、更にセラ
イトを添加し濾布で濾過する。得られた濾液はスプレ−
ドライで乾燥してペプチドパウダ−を得た。基質固形分
からの回収率32.8%である。
【0031】上記の方法でパンクレアチンFの代わりに
パンクレアチン4×USPを用いて得たペプチドパウダ
ーを4W/V %の水溶液とし、ADVANTEC社製UH−05限
外濾過膜で分画を行った。通過画分と不通過画分はそれ
ぞれ32%、68%の比率であった。
【0032】生スケトウタラのパンクレアチン処理ペ
プチド:生鮮スケトウタラを水洗後、採肉機で肉質を分
離し、肉をチョッパ−で細断後、固形分(80g)が1
0%となる様に水を添加し、45℃に保ち、水酸化カル
シウムでpH8に調整する。基質に対し4W/W %となる
様にパンクレアチンF(天野製薬製)を添加し、300
〜400rpmで攪拌しつつ分解を進める。その際、p
Hは水酸化カルシウムで8に保つ。8時間後、リン酸で
pH7に中和後、100℃で15分加熱して酵素を失活
させる。冷却後、遠心分離(18700 ×g)し、上澄に元
の基質固形分に対し15%の活性炭を加え、攪拌後、セ
ライトを敷いた濾紙で吸引濾過する。得られた濾液は約
1/5に減圧濃縮し、凍結乾燥してペプチドパウダ−を
得た。基質固形分からの回収率は67.1%である。
【0033】(2)ペプチドの分子量測定 高速液体クロマトグラフ(HPLC)にWaters
M−600、カラムAsahipak GS−320を
用い、6M塩酸グアニジンを溶出液とし、0.6ml/分
で溶出し、検出波長220nmでクロマトグラフィ−を実
施した。なお、試料は上記(1)で調製したスケトウ
タラのパンクレアチン処理ペプチド1mg/mlの液を20
μl インジェクトした。内部標準として図1に示した蛋
白を用い、作成した検量線によりペプチドの分子量を推
定した。図2にそのクロマトグラムの結果とその測定結
果をあわせて示す。
【0034】同様にして、HPLC法によって得られた
クロマトグラムの主ピーク位置に相当する各種ペプチド
の分子量を表1に示した。
【0035】
【表1】
【0036】(3)アミノ酸組成 試料に上記(1)で調製したスケトウタラのパンクレ
アチン処理によるペプチドを用い、6N塩酸で110
℃、20時間加水分解後、アミノ酸自動分析法により測
定した。表2に測定結果を示す。
【0037】
【表2】
【0038】試験例2 ペプチドの小腸輸送能に対する作用 (1)実験方法 体重20〜30gのddY系雄性マウスを20時間絶食
して用いた。ペプチド投与30分前に、生理食塩水に溶
解したアトロピン及びパパベリンを各々50mg/5ml/
kg腹部皮下投与し便秘モデルとした。ペプチドとして
は、表1に記載のものを使用した。ペプチドは予めKj
eldahl法により蛋白量を測定し、蛋白投与量が1
g/kgとなるように1%アラビアゴム水溶液に溶解し、
10ml/kgの容量で経口投与した。なお、コントロール
は1%アラビアゴム水溶液を投与した。その30分後
に、0.5%エバンスブルー溶液(1%アラビアゴム水
溶液に溶解。以下EBと略する。)をマウス1匹あたり
0.1ml経口投与した。EB投与45分後にマウスを屠
殺し、腸管を取り出して胃幽門からEB含有先端までの
長さと、胃幽門から回盲結合部までの長さを測定し、次
式にて小腸輸送能を求めた。
【0039】
【数1】
【0040】(2)実験結果 小腸輸送能試験の結果を表3に示す。コントロールの小
腸輸送能を100%としたとき、これらのペプチド及び
エキスの大半は約140%以上の小腸輸送能を示した。
【0041】
【表3】
【0042】試験例3 ペプチドのヒトでの服用試験 (1)試験方法 試験例1(1)で調製したスケトウタラのパンクレア
チン処理ペプチドを実施例1に従って錠剤とし、20〜
40歳代の健常成人男女6名(男性5名、女性1名)を
被験者として服用試験を行った。服用方法は1日1回、
3日間夕食後12錠(ペプチドとして5g)服用とし
た。
【0043】(2)試験結果 服用試験結果を表4に示す。ペプチドを1日5gずつ3
日間服用することにより、1日目に6名中2名、2日
目、3日目に6名中1名、3日間合計では6名中4名に
下痢が発現した。以上の結果より、ペプチドの緩下作用
はヒトに対しても有効なことが判る。
【0044】
【表4】
【0045】実施例1 錠剤/カプセル剤 組成 ペプチド 417mg ヒドロキシプロピルセルロース 18mg ステアリン酸マグネシウム 3mg 軽質無水ケイ酸 2mg 合計 440mg/錠
【0046】試験例1(1)で調製したペプチドを用
い、他の成分を上記の割合で混合した後、打錠する。カ
プセル剤の場合はこれを粉砕し、ステアリン酸マグネシ
ウムを混ぜ、カプセル充填機にて第1号カプセルに充填
する。1回服用量は12錠あるいは2カプセルとする
(いずれもペプチドとして5g)。
【0047】実施例2
【0048】試験例1(1)で調製したペプチドを用
い、他の上記成分を加えて水に溶かして全量を100m
lとして、緩下作用を有する清涼飲料水を製造した。ま
た、これに炭酸ガスを吹き込んで炭酸ドリンク剤として
もよい。
【0049】実施例3 粉末飲料製品 試験例1(1)で調製したペプチド粉末5gに甘味料
0.3g、クエン酸ナトリウム0.2g、ビタミンC
0.2g及び天然果汁、天然着色料を微量加えて十分に
混合し、フルーツタイプの粉末飲料製品とした。この製
品を約15倍量の水に溶解すると、味の優れた飲料が得
られた。
【0050】実施例クッキー 試験例1(1)で調製したペプチド粉末3gに薄力粉1
00g、白糖30g、バター30g及び卵1/2個を加
え混ぜ合わせた後、直径5cmの円筒形にして冷蔵庫で1
時間ねかした後、5mmの厚さに切って、オーブン(200
℃)で20分焼いて、ペプチド含有クッキーを製造し
た。
【0051】
【発明の効果】本発明によれば、入手容易な原料から容
易に製造することのできるペプチドを使用して有用な緩
下性食品および緩下剤を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ペプチドの分子量測定に用いた高速液体クロマ
トグラフィーカラムの分子量較正曲線である。
【図2】スケトウタラ パンクレアチン処理ペプチドの
クロマトグラムである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山本 健 神奈川県横須賀市久里浜7−36−5 株 式会社ニチロ 中央研究所内 (56)参考文献 特開 平2−273144(JP,A) 特開 平5−244979(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61K 38/00 - 38/17 A61P 1/10 A23L 1/305 A23J 1/04 - 3/34

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 魚介類蛋白質を酸、アルカリ又は酵素で
    加水分解して得られうる分子量 5,000以下の緩下作用を
    有するペプチドを含有することを特徴とする緩下剤。
  2. 【請求項2】 魚介類蛋白質を酸、アルカリ又は酵素で
    加水分解して得られうる分子量5,000以下の緩下作用を
    有するペプチドを含有することを特徴とする小腸輸送能
    亢進剤。
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