JP3360071B2 - キャビネット - Google Patents

キャビネット

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JP3360071B2
JP3360071B2 JP2000301882A JP2000301882A JP3360071B2 JP 3360071 B2 JP3360071 B2 JP 3360071B2 JP 2000301882 A JP2000301882 A JP 2000301882A JP 2000301882 A JP2000301882 A JP 2000301882A JP 3360071 B2 JP3360071 B2 JP 3360071B2
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佳秀 吉川
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Nifco Inc
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Nifco Inc
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、前部に扉板を有す
る収納体を収納部から引き出し自在としてなるキャビネ
ットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば食器洗い機やオーブンなどをビル
トインしたキッチン用キャビネットにおいては、ビルト
イン機器と壁との隙間に、引き出し自在な収納体を設け
ることが一般的である。
【0003】この種のキッチン用キャビネットは、壁際
に設置され、上記のごとき収納体の前面に設けられた扉
板が壁面に沿って移動することとなるが、この際、扉板
の側縁が摺接して壁面を傷つけるおそれがあった。ま
た、キッチンへの出入り口がキャビネットに近接してい
ると、出入り口に設けられた框が壁面から室内側に僅か
ながら突出しているため、この框の突出部に扉板の側縁
が干渉することがあり得た。
【0004】このような壁面あるいは框との干渉を避け
るために、収納体の引き出し移動に連動して扉板が横方
向へ移動するようにしたものを、特願平7−33758
2号(特開平9−168443号公報参照)において本
発明の出願人は提案した。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、この先行技
術によると、収納体を引き出すと、壁面から遠ざかる方
向へ、つまり収納部に隣接配置されたビルトイン機器側
へ扉板が移動するので、ビルトイン機器の扉が開かれて
いると、このビルトイン機器の扉と干渉し、収納体の引
き出し動作に支障を来すことが考えられる。
【0006】本発明は、このような従来技術の問題点を
解消すべく案出されたものであり、その主な目的は、壁
面あるいは框との干渉を避けられることはもとより、隣
接配置されたビルトイン機器との同時開放の際にも扉板
が干渉することのないように改良されたキャビネットを
提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】このような目的を果たす
ために、本発明の請求項1においては、前部に扉板(1
0)を有する収納体(5)を収納部(9)から引き出し
自在としてなるキャビネットを、収納体の引き出し移動
に連動して扉板を所定角度回動させる回動駆動手段を有
することを特徴とするものとした。
【0008】また請求項2においては、上記の扉板を、
その対向面間に収納部を形成する一対の側板(7・8)
の外面が接する2つの平面の間で回動することを特徴と
するものとした。
【0009】そして請求項3においては、上記の回動駆
動手段を、収納体に扉板を回動可能に支持する垂直軸
(実施の形態中の第1ピン軸11)と、収納状態時の扉
板の背面と平行移動可能に収納体に支持されたスライド
部材(18)と、スライド部材にその遊端(実施の形態
中の第2ピン軸12)が係合するように扉板の背面に突
設されたアーム部材(13)と、扉板に傾動力を与える
付勢手段(実施の形態中のねじりコイルばね15)とを
有することを特徴とするものとした。
【0010】さらに請求項4においては、スライド部材
と収納部との間に、収納体の前後移動をスライド部材の
左右移動に変換するカム手段(実施の形態中のカム部1
6及びストライカ20)が設けられることを特徴とする
ものとした。
【0011】このようにすれば、回動(傾斜)させるこ
とによって扉板の前面への投影面の幅寸法が減少するの
で、特にその対向面間に収納部を形成する一対の側板の
外面が接する2つの平面の間で扉板を回動させることに
より、扉板の左右に隣接配置される物との干渉を両側共
に避けられる。また、この種のキャビネットは、収納部
の側方から引き出し操作が行われるが、上記の如く構成
することにより、扉板が使用者側を向くように傾斜する
ので、引き出し操作がより一層容易になる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下に添付の図面を参照して本発
明について詳細に説明する。
【0013】図1は、本発明が適用されたキッチンキャ
ビネットの要部を示している。このキッチンキャビネッ
ト1は、ガス台2及びガス台2の下方に設置されたオー
ブン3と壁面4との間に、引き出し式の収納体5を備え
ている。この収納体5は、図2に併せて示すように、天
板6と一対の側板7・8とで囲まれた収納部9に前後方
向移動自在に収容されたものであり、例えば一対の側板
7・8の対向面同士に設けたガイドレール(図示せず)
に係合した網籠などからなる公知形式の抽斗が適用可能
である。
【0014】収納体5の前面には、収納部9の開口を閉
鎖する扉板10が設けられている。この扉板10の背面
には、垂直方向にその軸線を延在させ、かつ扉板10の
背面に概ね直交する平面内に互いに平行に延設された2
本のピン軸11・12を固設してなるアーム部材13が
取り付けられている。そして扉板10は、収納体5の前
面に固定されたブラケット14に対し、扉板10に近い
側の第1ピン軸11をもって回動可能に支持されてい
る。
【0015】第1ピン軸11には、扉板10の内面にそ
の一端を係止し、ブラケット14にその他端を係止させ
たねじりコイルバネ15が装着されており、これによ
り、左回りに回動(傾斜)させる向きに扉板10を弾発
付勢している。
【0016】ブラケット14には、カム部16と摺動部
17とを上方から見てL字形に配置してなるスライド部
材18が、左右方向へ移動可能に係合している。このス
ライド部材18の摺動部17の適所には、前後方向の長
溝19が形成されており、この長溝19には、上記2本
のピン軸のうちの扉板10から遠い側の第2ピン軸12
が係合している。
【0017】収納部9の一方(壁に近い側)の側板7の
内面には、スライド部材18のカム部16の外側面に当
接可能なストライカ20が固設されている。
【0018】次に上記キャビネットの作動要領について
説明する。先ず、収納体5を収納部9に一杯収めた状態
では、ストライカ20に押されて図2における右方へス
ライド部材18が位置している。この状態では、スライ
ド部材18の長溝19に係合した第2ピン軸12がスラ
イド部材18と共に右動しているため、第2ピン軸18
をその遊端に備えたアーム部材13の基端側に固着され
た第1ピン軸11をもってブラケット14に支持されて
いる扉板10は、側板7・8に対して直角をなす位置に
保持されている。この状態ではスライド部材18が左方
へ移動し得ないので、ねじりコイルばね15で回動付勢
されている扉板10も回動し得ない。
【0019】扉板10の前面に設けられたノブ21を引
くと、ブラケット14及びスライド部材18が収納体9
と共に前方へ引き出される。この収納体9の前方への移
動過程の中でスライド部材18のカム部16がストライ
カ20から外れると、ねじりコイルばね15の弾発力に
対する第2ピン軸12および長溝19による拘束力が解
かれるので、ねじりコイルばね15の弾発力で扉板10
が図3における左回りに回動する。ここで扉板10の内
面がブラケット14に突き当たって回動角度が定まるよ
うになっているので、収納部9から収納体5を一杯引き
出しても、扉板10は所定角度だけ回動して停止する。
【0020】ここで扉板10は、その対向面間に収納部
9を形成する一対の側板7・8の外面が接する2つの平
面の間で回動するようにされており、扉板10が回動
(傾斜)すると、扉板10の前面への投影面の幅寸法が
減少するので、壁面4から室内側へ突出した框22は勿
論のこと、この収納体5に隣接して設けられたオーブン
3などのビルトイン機器との干渉も避けられる。
【0021】上記の逆に収納部9へ収納体5を押し込め
ば、スライド部材18のカム部16とストライカ20と
の対向部同士にはテーパ面23・24が形成されている
ので、ストライカ20にカム部16が当接するとスライ
ド部材18が右方へ移動し、これに伴って長溝19に係
合した第2ピン軸12が右向きに押される。するとねじ
りコイルバネ15の付勢力に抗して扉板10が右回りに
回動し、収納体5を収納部9に一杯押し込むと、扉板1
0が側板7・8に対して直角をなす全閉位置へと戻され
る。
【0022】なお、上記実施の形態では、第1ピン軸1
1に装着したねじりコイルバネ15で扉板10を回動付
勢するように構成したが、これは左方へ向けての弾発付
勢力がスライド部材18に直接作用するように構成して
も良い。
【0023】
【発明の効果】このように本発明によれば、収納体の前
面に設けられた扉板の前面への投影面の幅寸法が、扉板
を傾斜させることによって減少するので、特にその対向
面間に収納部を形成する一対の側板の外面が接する2つ
の平面の間で扉板を回動させることにより、扉板と隣接
物との干渉が左右共に避けられる。従って、壁際に設置
した収納体を出し入れする際に壁面と摺接しないように
できると共に、収納体に隣接配置されたビルトイン機器
と同時使用する際にも支障が生じないようにすることが
できる。またこの種のキャビネットは、一般に収納部の
側方から引き出し操作を行うが、この場合、扉板が使用
者側を向くので、引き出し操作がより一層容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用されたキッチン用キャビネットの
要部斜視図
【図2】本発明によるキャビネットの収納状態を示す要
部水平断面図
【図3】本発明によるキャビネットの引き出し状態を示
す要部水平断面図
【符号の説明】
1 キッチン用キャビネット 3 オーブン 4 壁面 5 収納体 6 天板 7・8 側板 9 収納部 10 扉板 11 第1ピン軸 12 第2ピン軸 13 アーム部材 14 ブラケット 15 ねじりコイルバネ 16 カム部 17 摺動部 18 スライド部材 19 長溝 20 ストライカ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平11−221126(JP,A) 特開 平9−168443(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A47B 77/08 A47B 88/00

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前部に扉板を有する収納体を収納部から
    引き出し自在としてなるキャビネットであって、 前記収納体の引き出し移動に連動して前記扉板を所定角
    度回動させる回動駆動手段を有することを特徴とするキ
    ャビネット。
  2. 【請求項2】 前記扉板は、その対向面間に前記収納部
    を形成する一対の側板の外面が接する2つの平面の間で
    回動することを特徴とする請求項1に記載のキャビネッ
    ト。
  3. 【請求項3】 前記回動駆動手段は、前記収納体に前記
    扉板を回動可能に支持する垂直軸と、収納状態時の前記
    扉板の背面と平行移動可能に前記収納体に支持されたス
    ライド部材と、前記スライド部材にその遊端が係合する
    ように前記扉板の背面に突設されたアーム部材と、前記
    扉板に傾動力を与える付勢手段と有することを特徴とす
    る請求項1若しくは2に記載のキャビネット。
  4. 【請求項4】 前記スライド部材と前記収納部との間
    に、前記収納体の前後移動を前記スライド部材の左右移
    動に変換するカム手段が設けられることを特徴とする請
    求項3に記載のキャビネット。
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