JP3359742B2 - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP3359742B2
JP3359742B2 JP13918294A JP13918294A JP3359742B2 JP 3359742 B2 JP3359742 B2 JP 3359742B2 JP 13918294 A JP13918294 A JP 13918294A JP 13918294 A JP13918294 A JP 13918294A JP 3359742 B2 JP3359742 B2 JP 3359742B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、不特定な、周辺機など
の付加機能が接続可能な画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、不特定な、周辺機などの付加
機能が接続可能な画像形成装置として、予め本体に幾つ
かの周辺機の情報を登録しておき、装着された周辺機か
らの情報により、既に登録されている幾つかの周辺機の
情報から特定の情報を選択して表示部や制御部が最適設
定される画像形成装置や、予め本体に幾つかの周辺機の
情報を登録しておき、装着された周辺機からの情報によ
り、既に登録されている幾つかの周辺機の情報から特定
の情報を選択して本体紙間が設定される画像形成装置等
がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のような方法で
は、予め本体ソフトに組み入れられる数も限られるし、
新しく開発された周辺機は複写装置本体と互換性がない
ため使用できない。また、本体は使用しない周辺機に係
わる制御ソフトも常備する結果となり、設計コスト、設
計作業などで無駄が多いという欠点があった。さらに、
前処理周辺機と後処理周辺機の組合せによって使用でき
る機能も異なってくるので、その部分での複写装置本体
と互換性、前記組合せによる制御ソフトも常備しなけれ
ばならないという問題があった。
【0004】また、現在のPPCでは、前処理周辺機と
後処理周辺機の組み合わせ(例、自動原稿循環装置(R
DH)に対しフィニッシャー,自動原稿搬送装置(AD
F)に対しソータ(S/S)等)により本体側にスキャ
ナー駆動制御、シーケンス制御等適切な設定を施す必要
があり、そのため別機種の開発をし、納期、コスト等へ
影響を与えている。また、装着者に汎用性(セールスマ
ン、あるいはユーザー)があるため、RDHに対しS/
S,ADFに対しフィニッシャーという相性の悪い組み
合わせで本体に装着する可能性がある。また、現在のP
PCでは、ADFとソータ(S/S)を組み合わせた周
辺機システムを接続する場合、その機能の表示あるいは
動作制御は、予め本体ROMにその内容を記憶させてい
るため、対応機種に制限がある。
【0005】また、現在のADFソータ(S/S)を組
み合わせた周辺機システムでは、ADFの送り順序とソ
ータ(S/S)の排紙方向の組み合わせ(下表参照)に
よっては、得られるコピーの順序が逆(最終ぺージ→1
ぺージ)になる問題点がある。 また、ぺージ順を調整をハード的な処理で行っいるた
め、本体が大きくなってしまう。また、本体が反転機構
を持たない場合はぺージ順を調整できない。
【0006】また、現在のPPCでは、RDHとフィニ
ッシャーを組み合わせた周辺機システムを接続し、その
機能の表示あるいは動作制御は、予め本体ROMにその
内容を記憶させているため、対応機種に制限がある。
【0007】また、現在のRDHとフィニッシャーを組
み合わせた周辺機システムでは、ADFの送り順序とソ
ータ(S/S)の排紙方向の組み合わせ(上表参照)に
よっては、得られるコピーの順序が逆(最終ぺージ→1
ぺージ)になる問題点がある。また、ぺージ順を調整を
ハード的な処理で行っているため、本体が大きくなって
しまう。また、本体が反転機構を持たない場合はぺージ
順を調整できない。
【0008】本発明の第1の目的は、前処理周辺機と後
処理周辺機にバージョン情報を持たせ、本体側にはその
情報に基づいて本体の制御方式を変更できる機能を持た
すことにより、周辺機の組合せがどのような場合でも共
通の本体で使用でき、また取付けが飛躍的に簡便にな
り、さらにその性能を最大限に引き出せるような画像形
成装置を提供することにある。本発明の第2の目的は、
RDHに対しソータ(S/S),ADFに対しフィニッシ
ャーという相性の悪い組合せで本体に装着するような事
態が生じた場合、前処理周辺機と後処理周辺機にバージ
ョン情報からその組合せが不適切であることを本体が認
識しディスプレイ上に表示する機能を持たすことで解決
できる画像形成装置を提供することにある。
【0009】本発明の第3の目的は、ADFとソータ
(S/S)にバージョン情報を持たせ、その情報をもとに
その機能の表示あるいは動作制御を行う機能を本体側に
持たせることにより、後で接続される周辺機の対応が幅
広くなる画像形成装置を提供することにある。本発明の
第4の目的は、ADFとソータ(S/S)にバージョン情
報を持たせ、本体側は内蔵の反転機構を持ち、それぞれ
のバージョン情報をもとに反転の有無を行うことによ
り、ぺージ順を正しくして排出することが可能となる画
像形成装置を提供することにある。本発明の第5の目的
は、従来、ハード的に行う反転動作を、メモリを活用し
て行うことにより、本体の省スぺースが達成できる画像
形成装置を提供することにある。
【0010】本発明の第6の目的は、接続するソータ側
へ反転機構を持たすので、本体が反転機構を持たない場
合でもぺージ順を調整できる画像形成装置を提供するこ
とにある。
【0011】本発明の第7の目的は、RDHとフィニッ
シャーにバージョン情報を持たせ、その情報をもとにそ
の機能の表示あるいは動作制御を行う機能を本体側に持
たせることにより、後で接続される周辺機の対応が幅広
くなる画像形成装置を提供することにある。本発明の第
8の目的は、RDHとフィニッシャーにバージョン情報
を持たせ、本体側は内蔵の反転機構を持ち、それぞれの
バージョン情報をもとに反転の有無を行うことにより、
ぺージ順を正しくして排出することが可能となる画像形
成装置を提供することにある。本発明の第9の目的は、
従来のハード的に行う反転動作を、メモリを活用して行
うことにより、本体の省スぺースが達成できる画像形成
装置を提供することにある。本発明の第10の目的は、
接続するRDH側へ反転機構を持たすので、本体が反転
機構を持たない場合でもぺージ順を調整できる画像形成
装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的は、不特
定な、周辺機などの付加機能が接続可能な画像形成装置
において、本体に接続する前処理周辺機と後処理周辺機
の組合せにより、画像形成システムとしてバージョンを
適切に調整する調整手段を備え、前記調整手段は、前処
理周辺機と後処理周辺機と本体それぞれに設けられ、前
処理周辺機と後処理周辺機と本体のバージョン情報を記
憶する各記憶手段と、各種バージョンに対応する更新プ
ログラムを装備した外部管理装置と、前記外部管理装置
との通信を制御するための通信コントロール装置と、前
記前処理周辺機と前記後処理周辺機のバージョン情報を
前記本体に送り、本体側自身のバージョン情報との組合
せに基づいて、前記通信コントロール装置から前記外部
管理装置へ新たな更新プログラムを要求し、最適な画像
形成システムとしてのバージョン調整に必要な適切な更
新プログラムを予め用意された前記外部管理装置内から
選択し、更新プログラムを前記通信コントロール装置を
経て前記外部管理装置から取得した前記本体は、新たに
接続した前記前処理周辺機と前記後処理周辺機をその更
新プログラムに基づいて制御する制御手段とを備えてな
第1の手段により達成される。
【0013】上記第2の目的は、第1の手段において、
前記更新プログラムにはハード的に相性の悪い組合せを
表示する命令を含み、ハード的に相性の悪い組合せを接
続した場合、その旨を表示する表示手段を備えた第2の
手段により達成される。
【0014】上記第3の目的は、第1の手段において、
本体に自動原稿搬送装置とソータの組合せによる周辺機
システムを接続した際に、表示と動作制御ソフトのバー
ジョンを調整する調整手段を備え、前記調整手段は、自
動原稿搬送装置とソータと本体それぞれに設けられ、自
動原稿搬送装置とソータと本体のバージョン情報を記憶
する各記憶手段と、各種バージョンに対応する更新プロ
グラムを装備した外部管理装置と、前記外部管理装置と
の通信を制御するための通信コントロール装置と、前記
自動原稿搬送装置と前記ソータのバージョン情報を前記
本体に送り、本体側自身のバージョン情報との組合せに
基づいて、前記通信コントロール装置から前記外部管理
装置へ新たな更新プログラムを要求し、最適な画像形成
システムとしてのバージョン調整に必要な適切な更新プ
ログラムを予め用意された前記外部管理装置内から選択
し、更新プログラムを前記通信コントロール装置を経て
前記外部管理装置から取得した前記本体は、新たに接続
した前記自動原稿搬送装置と前記ソータをその更新プロ
グラムに基づいて制御する制御手段とを備えてなる第3
の手段により達成される。
【0015】上記第4の目的は、第3の手段において、
本体内蔵の反転機構を備え、前記調整手段は、原稿の送
り順とソータの排紙方向との組合せが、得られたコピー
の頁順を逆にする組合せであれば、前記反転機構を動作
させることにより頁順を調整するようにした第4の手段
により達成される。
【0016】上記第5の目的は、第3の手段において、
メモリを備え、前記調整手段は、原稿の送り順とソータ
の排紙方向との組合せが、得られたコピーの頁順を逆に
する組合せであれば、一旦前記メモリに記憶させ、メモ
リ反転により前記メモリからの出力順を逆にして頁順を
調整するようにした第5の手段により達成される。
【0017】上記第6の目的は、第3の手段において、
ソータ内蔵の反転機構を備え、前記調整手段は、原稿の
送り順と本体の排紙方向との組合せが、得られたコピー
の頁順を逆にする組合せであれば、前記反転機構を動作
させることにより頁順を調整するようにした第6の手段
により達成される。
【0018】上記第7の目的は、第1の手段において、
本体に自動原稿循環装置(RDH)とフィニッシャーの組
合せによる周辺機システムを接続した際に、表示と動作
制御ソフトのバージョンを調整する調整手段を備え、
記調整手段は、自動原稿循環装置(RDH)とフィニッシ
ャーと本体それぞれに設けられ、自動原稿循環装置(R
DH)とフィニッシャーと本体のバージョン情報を記憶
する各記憶手段と、各種バージョンに対応する更新プロ
グラムを装備した外部管理装置と、前記外部管理装置と
の通信を制御するための通信コントロール装置と、前記
自動原稿循環装置(RDH)と前記フィニッシャーのバー
ジョン情報を前記本体に送り、本体側自身のバージョン
情報との組合せに基づいて、前記通信コントロール装置
から前記外部管理装置へ新たな更新プログラムを要求
し、最適な画像形成システムとしてのバージョン調整に
必要な適切な更新プログラムを予め用意された前記外部
管理装置内から選択し、更新プログラムを前記通信コン
トロール装置を経て前記外部管理装置から取得した前記
本体は、新たに接続した前記自動原稿循環装置(RDH)
と前記フィニッシャーをその更新プログラムに基づいて
制御する制御手段とを備えてなる第7の手段により達成
される。
【0019】上記第8の目的は、第7の手段において、
本体内蔵の反転機構を備え、前記調整手段は、原稿の送
り順とフィニッシャーの排紙方向との組合せが、得られ
たコピーの頁順を逆にする組合せであれば、前記反転機
構を動作させることにより頁順を調整するようにした第
の手段により達成される。
【0020】上記第9の目的は、第7の手段において、
メモリを備え、前記調整手段は、原稿の送り順とフィニ
ッシャーの排紙方向との組合せが、得られたコピーの頁
順を逆にする組合せであれば、一旦前記メモリに記憶さ
せ、メモリ反転により前記メモリからの出力順を逆にし
て頁順を調整するようにした第9の手段により達成され
る。
【0021】上記第10の目的は、第7の手段におい
て、フィニッシャー内蔵の反転機構を備え、前記調整手
段は、原稿の送り順と本体の排紙方向との組合せが、得
られたコピーの頁順を逆にする組合せであれば、前記
転機構を動作させることにより頁順を調整するようにし
た第10の手段により達成される。
【0022】
【作用】前記第1の手段にあっては、前処理周辺機と後
処理周辺機にバージョン情報を持たせ、本体側にはその
情報に基づいて本体の制御方式を変更できる機能を持た
すことにより、周辺機の組合せがどのような場合でも共
通の本体で使用でき、また取付けが飛躍的に簡便にな
る。
【0023】前記第2の手段にあっては、RDHに対し
ソータ(S/S),ADFに対しフィニッシャーという相
性の悪い組合せで本体に装着するような事態が生じた場
合、前処理周辺機と後処理周辺機にバージョン情報から
その組合せが不適切であることを本体が認識しディスプ
レイ上に表示する機能を持たすことで解決できる。
【0024】前記第3の手段にあっては、ADFとソー
タ(S/S)にバージョン情報を持たせ、その情報をもと
にその機能の表示あるいは動作制御を行う機能を本体側
に持たせることにより、後で接続される周辺機の対応が
幅広くなる。
【0025】前記第4の手段にあっては、ADFとソー
タ(S/S)にバージョン情報を持たせ、本体側は内蔵の
反転機構を持ち、それぞれのバージョン情報をもとに反
転の有無を行うことにより、ぺージ順を正しくして排出
することが可能となる。前記第5の手段にあっては、従
来、ハード的に行う反転動作を、メモリを活用して行う
ことにより、本体の省スぺースが達成できる。
【0026】前記第6の手段にあっては、接続するソー
タ側へ反転機構を持たすので、本体が反転機構を持たな
い場合でもぺージ順を調整できる。
【0027】前記第7の手段にあっては、RDHとフィ
ニッシャーにバージョン情報を持たせ、その情報をもと
にその機能の表示あるいは動作制御を行う機能を本体側
に持たせることにより、後で接続される周辺機の対応が
幅広くなる。
【0028】前記第8の手段にあっては、RDHとフィ
ニッシャーにバージョン情報を持たせ、本体側は内蔵の
反転機構を持ち、それぞれのバージョン情報をもとに反
転の有無を行うことにより、ぺージ順を正しくして排出
することが可能となる。前記第9の手段にあっては、従
来のハード的に行う反転動作を、メモリを活用して行う
ことにより、本体の省スぺースが達成できる。
【0029】前記第10の手段にあっては、接続するR
DH側へ反転機構を持たすので、本体が反転機構を持た
ない場合でもぺージ順を調整できる。
【0030】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を用いて具体的
に説明する。まず、本発明の実施例を説明するのに必要
なデジタル複写機について説明する。
【0031】図1は、本発明による画像形成装置の実施
例であるデジタル複写機の構成を示す説明図である。図
示の如く、本デジタル複写機は、複写機本体301と、
自動原稿搬送装置(ADF)302と、ソータ303と、
両面反転装置(DPX)304とから構成されている。図
1において、上記ユニットの細部構成について以下に説
明する。複写機本体301は、スキャナ部305、光書
込部306、感光体及びその周辺の作像部307、現像
部308及び給紙部309等からなる。
【0032】まず、スキャナ部305の構成について説
明する。310は原稿(図示せず)を載置する透明ガラス
からなるコンタクトレンズ、311はコンタクトガラス
310上の原稿を照射する蛍光灯やハロゲンランプ等を
用いた露光ランプ、312は露光ランプ311の光を原
稿側に反射させる反射板、313は原稿の反射光を屈折
して第2反射ミラー314に導く第1反射ミラー、31
4は第1反射ミラー313からの反射光を次の第3反射
ミラー315に導く第2反射ミラー、315は第2反射
ミラー314からの反射光を受けて色フィルタ316に
導く第3ミラー、316は必要色の光を透過する色フィ
ルタ、317は反射光を次のCCD撮像素子318に結
像するための結像レンズ、318は原稿の反射光を光電
変換して電気信号化するCCD撮像素子、319は画像
信号に対して所定の画像処理(シェーディング補正、M
TF補正、2値化処理、多値化処理、階調性処理、変倍
処理、画像編集処理等)を行う画像処理基板である。
【0033】次に、図1に示す光書込部306の構成に
ついて説明する。図1において、320は正多面体の側
面にミラーが設けられており、高速回転してレーザビー
ムを走査するポリゴンミラー、321はポリゴンミラー
320を高速回転するための駆動源となるポリゴンモー
タ、322は等角度ピッチで偏光されるレーザビームを
感光体ドラム307面に対し等直線ピッチで直線走査す
るように変換補正するfθレンズ、323はfθレンズ
322を経たレーザビームを感光体ドラム307に導く
反射ミラー、324は光書込部306内への異物の進入
を防止するための防塵ガラスである。
【0034】次に、図1の感光体ドラム307を中心と
して静電潜像を形成するための各構成について説明す
る。感光体ドラム307面は帯電チャージャ325によ
り帯電処理された後、光書込部306によりレーザビー
ムが感光体ドラム307面に照射されることにより、そ
の照射部分の電位が低下する。これにより感光体ドラム
307表面の地肌部電位が−750〜−800V、画像
部電位が−500V程度の値となり、感光体ドラム30
7の表面に画像情報に対応した静電潜像が形成される。
【0035】次に、現像部308の構成について説明す
る。本実施例では、326の黒トナー用の第1現像器と
327のカラートナー用の第2現像器から現像部308
が構成されている。328は黒トナーを収容して補給す
る黒トナーカートリッジ、329はカラートナーを収容
して補給するカラートナーカートリッジである。図1に
おいて、330は搬送されてきた記録紙に対し、感光体
ドラム307上の顕像を転写処理する転写チャージャ、
331は転写チャージャ330と一体構成され、感光多
ドラム307に密着した記録紙の分離処理を交流除電に
より行う分離チャージャである。332は感光体ドラム
307面上の転写処理後の残留トナーを除去するクリー
ニングブレード、333はクリーニングブレード332
により除去した廃トナーを回収して収容する回収タン
ク、334は感光体ドラム307の残留電位を光照射に
より除去する除電ランプ、335は感光体ドラム307
に微少な力で接触して記録紙の分離を補助する分離爪、
336は感光体ドラム307の表面の反射濃度を検出す
るフォトセンサである。
【0036】さらに、図1における給紙部309につい
て説明する。337a,337b,337cは記録紙を
サイズ毎に収容してセットする給紙カセット、338
a,338b,338cは記録紙を1枚毎に給送する給
紙ローラ、339は給紙された記録紙を所定のタイミン
グにて転写部へ搬送するレジストローラ、340は転写
・分離後の記録紙を搬送する搬送ベルト、341は加熱
ヒータを内蔵して所定の温度に加熱される定着ローラ、
342は定着ローラ341に対向して所定の圧力となる
ように付勢して配設された加圧ローラである。
【0037】以上のように構成された感光体ドラム30
7周囲の作像部及び給紙部309の動作について説明す
る。複写機本体301には給紙カセット337a,33
7b,337cが着脱自在に装填される。給紙ローラ3
38a,338b,338cにより給送された記録紙
は、レジストローラ339により所定のタイミングにて
感光体ドラム307へ搬送される。感光体ドラム307
は時計方向に回転駆動されており、その際、感光体ドラ
ム307上に形成されたトナー像は転写チャージャ33
0により、感光体ドラム307へ搬送されてきた記録紙
上に転写され(転写処理)、感光体ドラム307に密着し
た記録紙は分離チャージャ331により静電的に分離さ
れる。その後、記録紙は搬送ベルト340によって定着
ローラ341と加圧ローラ342のニップに搬送される
ことにより記録紙上の未定着トナーが定着される(定着
処理)。一方、転写処理後の感光体ドラム307は、ク
リーニングブレード332によって残留トナーが除去さ
れ、また、除電ランプ334によって残留電荷が除電さ
れ、次の複写処理に備えて待機状態になる。図1におい
て、343は定着処理後の記録紙の搬送方向を切り替え
る切替爪、344は両面反転装置(DPX)304へ記録
紙を進入させるための切替爪、345は再給紙部346
側へ記録紙を進入させるための切替爪、346は記録さ
れた記録紙を再度給紙するための再給紙部、347は記
録紙を反転させるトレイ、348は記録紙をトレイ34
7に搬送した後、逆回転して記録紙の後端から再給紙さ
せるための搬送ローラである。
【0038】上記の構成において、両面コピーを行う場
合について説明する。切替爪343により下方に導かれ
た記録紙は、さらに切替爪344で下方に導かれ、次の
切替爪345で搬送ローラ348に送られる。搬送ロー
ラ348は記録紙をトレイ347上に搬送し、記録紙の
後端部に達するタイミングで記録紙を逆方向に再度送
り、切替爪345の切替えにより再給紙部346へ送
る。その後、レジストローラ339に給送される。
【0039】次に、図1に示した自動原稿搬送装置(A
DF)302の構成について説明する。図1において、
349は複写対象である複数枚の原稿セットが可能な原
稿給紙台、350は原稿サイズに合わせ、その側端を揃
えてガイドするサイドガイド、351は原稿台349に
セットされた原稿を1枚ずつ送り出す給紙ローラ、35
2は給紙ローラ351によって送られた原稿をコンタク
トガラス310の所定位置に搬送する搬送ベルト、35
3は複写処理終了後の原稿が排出される排出トレイであ
る。
【0040】以上のように構成された自動原稿搬送装置
(ADF)302の動作について説明する。原稿給紙台3
49上にセットされた複数枚の原稿は、サイドガイド3
50によって原稿の幅方向が揃えられる。セットされた
複数枚の原稿は給紙コロ351の回転により1枚ずつ給
紙され、搬送ベルト352の回転によりコンタクトガラ
ス310上の所定位置まで搬送されて停止する。その
後、前述したように露光動作が行われ画像形成が実行さ
れる。こうして所定枚数の複写処理が終了すると、コン
タクトガラス310上の原稿は搬送ベルト352の回転
により排紙トレイ353へ排出される。なお、サイドガ
イド350のセット位置及び原稿の送り時間をカウント
することにより原稿のサイズを検出している。このよう
な原稿自動搬送装置(ADF)302は、原稿を1枚ずつ
コンタクトガラス310上へ複写サイクル毎に順次搬送
させて、複写処理動作を自動的に行うものである。
【0041】次に、図1に示すソータ303の構成につ
いて説明する。図において、354a〜354xは複写
処理後の記録紙がぺージ順、ぺージ毎あるいは予め設定
された位置に排紙されるビン、355は複数の搬送ロー
ラを回転駆動する駆動モータである。
【0042】以上のように構成されたソータ303は、
複写機本体301から排紙された記録紙を、例えば、ぺ
ージ順(ソート)、ぺージ毎(スタック)あるいは予め設定
されたビン354a〜354xの選択した位置に排紙す
る(メールボックス)方式に応じて選択的に記録紙をビン
354a〜354xに排紙する装置である。駆動モータ
355により回転する複数の搬送ローラにより送られる
記録紙が、各ビン354の入口付近にある爪の切替えに
より、選択されたビン354へ導かれる。
【0043】次に、図1に示す両面反転装置304の構
成について説明する。図において356は複写機本体3
01から送られる記録紙を集積する搬送ローラ、357
は搬送ローラ356から送られる記録紙を集積するトレ
イ、358は記録紙を整列させるための揃えガイド、3
59は記録紙を整列させて搬送する搬送ローラ、360
は記録紙を再給紙するための再給紙ローラである。
【0044】以上のように構成された両面反転装置30
4の動作について説明する。複数枚まとめて両面コピー
を行うとき、切替爪343の切替えにより記録紙は両面
反転装置304へ送られる。送られた記録紙は搬送ロー
ラ356によりトレイ357上に集積される。その際、
搬送ローラ359及び揃えガイド358により記録紙へ
の縦及び横方向の側面が揃えられる。トレイ357上に
集積された記録紙は、再給紙ローラ360により再給紙
部346へ送られ、前述の如く、レジストローラ339
に送り込まれて記録紙の裏面にトナー像が転写される。
このように複写機本体301の再給紙部346では両面
コピーは1枚毎しかできないが、この両面反転装置30
4を装着することによって、まとめて複数枚の両面コピ
ーが可能となる。
【0045】また、図1における361は複写機本体の
各ローラ等を回転駆動するメインモータであり、362
は複写機本体301の機内温度の上昇をある値以下に維
持するためのファンモータである。
【0046】次に、本発明によるデジタル複写機の電送
制御部について説明する。図2及び図3は本発明による
デジタル複写機の電送制御部を示す回路図である。これ
らの図において、601はシーケンス関係の制御を行う
CPU(a)、602はオペレーション関係の全体制御を
実行するCPU(b)であり、CPU(a)601とCPU
(b)602はシリアルインタフェース(RS232C)に
よって接続されている。また、603は給紙部309に
おける記録紙のサイズを検出する紙サイズセンサ、60
4はレジストセンサ、排紙センサ等のセンサ類、605
は各条件設定(例えば、レジストローラ339での記録
紙のループ量や記録紙先端の余白量等)のために設けら
れたディップスイッチ、606は帯電チャージャ32
5、転写チャージャ330、分離チャージャ331、現
像バイアス電極(図示せず)に高圧電力を印加する高圧電
源、607はパワーリレーを駆動制御するリレードライ
バ、608はトナー補給ソレノイド、給紙クラッチ等の
ソレノイド、クラッチ類を駆動制御するソレノイドドラ
イバ、609はメインモータ361やファンモータ36
2等のモータを駆動するモータドライバである。
【0047】また、610は定着ローラ341の定着温
度、濃度センサ336のフォトセンサ入力、半導体レー
ザ401のモニタ入力、半導体レーザ401の基準電圧
が入力されるアナログ入力部、611はオペレータ毎の
使用管理用等のキーカードの読み取りを行うキーカード
ユニット、612は各制御条件等のプログラムを格納し
たROM、613はCPU(a)601用のアドレスデコ
ーダ、614は各センサ類(603〜605)に接続する
RAM、I/Oポート、タイマ、622はRAM614
をバックアップするための不揮発バッテリ、615は両
面反転装置304、高圧電源606用のI/Oポート、
616はリレードライバ607、ソレノイドドライバ6
08、モータドライバ609用のI/Oポート、617
はソータ303とシリアルインタフェースで接続される
USARP、618はアナログデータをデジタルデータ
に変換して光書込部306に出力するA/Dコンバー
タ、619a〜619cは設定した各時間幅に基づいて
処理を実行するためのタイマカウンタ、620はアドレ
スラッチである。
【0048】また、621はCPU(b)602からのセ
レクト信号により画像処理基板319、スキャナ制御回
路623、アプリケーション回路624の3方向の画像
データ(DATA0〜DATA7)と同期信号を出力する
ゲートアレイ、622はCPU(b)602用のアドレス
デコーダ、623はスキャナ制御回路、624は外部機
器(ファクシミリ装置、プリンタ等)とCPU(b)602
のインタフェースであり、予め設定されている情報に基
づいて信号を出力するアプリケーションガイドである。
【0049】また、625は複写モード等の入力操作を
行うキー入力部と複写機の状態表示を行う表示部からな
る操作部、626a,626bは外部管理装置2203
との通信を制御する通信コントロール装置2201に接
続するための通信インタフェースユニット(PI)及び通
信コントロール装置2201と複数の複写機を接続する
ために複写機固有のアドレスを設定するアドレス設定ス
イッチ、627は日付と時間を記憶してCPU(b)60
2に随時出力するカレンダIC、628はCPU(b)6
02用のプログラムを格納するROM、629はCPU
(b)602用のRAM、635はRAM629をバック
アップするための不揮発性バッテリ、630は操作部6
25とシリアルインタフェースで接続するUSARP、
631はスキャナ制御回路623とシリアルインタフェ
ースで接続するUSARP、632はアプリケーション
回路624とシリアルインタフェースで接続するUSA
RP、633は通信インタフェースユニット626とシ
リアルインタフェースで接続するUSARP、634は
カレンダIC627用のアドレスラッチである。
【0050】以上のように構成されたデジタル複写機の
電送制御部における動作を説明する。シーケンス関係の
制御はCPU(a)601によって行われ、紙搬送、作像
条件等の制御が行われる。例えば、給紙カセット337
にセットされた記録紙のサイズ及び送り方向は紙サイズ
センサ603で検出され、この検出信号に基づき紙搬
送、画像制御等を行う。また、この他にレジストセンサ
や排紙センサ等のセンサ類604の各信号及びディップ
スイッチ605の設定条件をCPU(a)601に入力
し、ジャム検出や紙間隔等の制御及び作像制御が行われ
る。また、両面反転装置304は記録紙の幅を揃えるた
めのモータ、給紙クラッチ、紙搬送経路を切り換えるソ
レノイド、先端に記録紙を寄せるコロを上下動させるソ
レノイド、紙有無センサ、紙幅を揃えるためのサイドフ
ェンスのホームポジションセンサ、記録紙の搬送に関す
るセンサによる入出力を行う。ソータ303はシリアル
インタフェースで接続されており、CPU(a)601の
制御信号により所定のタイミングで記録紙を搬送し各ビ
ン354a〜xに排出する。アナログ入力部610には
定着ローラ341の定着温度、濃度センサ336のフォ
トセンサ入力、半導体レーザ401のモニタ入力、半導
体レーザ401の基準電圧が入力される。この定着温度
は、定着ローラ341の表面に接触または近接して配設
したサーミスタ(図示せず)からの入力により定着ローラ
341の温度が一定範囲になるように、定着ローラ34
1内のヒータをオン・オフ制御する。
【0051】次に、オペレーション関係の制御について
以下に説明する。CPU(a)602(メインCPU)は複
数のシリアルポートとカレンダIC627を制御する。
この複数のシリアルポートにはシーケンス制御のCPU
(a)601が接続されている他に、操作部625、スキ
ャナ制御回路623、アプリケーション回路624、通
信インタフェースユニット(PI)626a等が接続され
ている。操作部625では、オペレータによるキー入力
情報をCPU(b)602にシリアル送信し、CPU(b)
602からのシリアル受信により表示部を点灯する。ス
キャナ制御回路623ではスキャナサーボモータの駆動
制御、画像処理及び画像読み取りに関する情報のCPU
(b)602に対するシリアル送信処理と、ADF302
とCPU(b)602のインタフェース処理を行う。アプ
リケーション回路624は外部機器(ファクシミリ装
置、プリンタ装置)とのインタフェースにより、予め設
定されている情報のやりとりを行う。また、カレンダI
C627は記憶している日付と時間をCPU(b)602
により随時読み出され、操作部625の表示部に対する
現在の時刻表示や本複写機のオン時間とオフ時間を設定
することによるタイマ制御等が実行される。
【0052】図4は、本発明によるデジタル複写機にお
ける制御系の全体構成を示すブロック図である。図4に
おいて、701は本デジタル複写機の全体的な制御を行
うメイン制御板、702はADF302の制御を行うA
DF制御板、703はソータ303の制御を行うソータ
制御板、704は両面反転装置304の制御を行う両面
制御板、705は給紙部309の各種制御を行う給紙制
御板、706はアプリケーションシステム、707は定
着センサ、濃度センサ336、レジストセンサ等のセン
サ類、708はAPLファン、排気ファン等のファン
類、709はトータルカウンタ、キーカウンタ等のカウ
ンタ類、710は定着ローラ341の表面温度を検出す
る定着サーミスタである。また、711はLD制御板、
712はPWM制御板、713はドライブ板、714は
ドライブ板、715は温度ヒューズ及び定着ヒータ、7
16はACドライブ板、717はDC電源、718はブ
レードソレノイド,第1〜3ピックアップソレノイド,
第1,2ロックソレノイド等のソレノイド類、719は
レジストクラッチ,上昇中継クラッチ,第1〜3給紙ク
ラッチのクラッチ類、720は第1サイズセンサ,手差
シサイズセンサ,手差シドアセンサ,第1レジスト前セ
ンサの各センサ類、721は吸気ファン、722は搬送
ファン、735及び736はスキャナモータ、737は
安定器、738はH.Pセンサ、739はADFソレノ
イド、740はAPSソレノイド、741は蛍光灯ヒー
タおよびサーミスタである。また、723はソータ30
3の各センサ類、724はソータ303の各ローラを回
転駆動するドライブモータ、725はソータ303の各
ビン354に記録紙の進入切り換えを行うソレノイド
類、726は両面反転装置304のソレノイド類、72
7は両面反転装置304のクラッチ類、728は両面反
転装置304の紙揃えを行うためのジョガーモータ、7
29は両面反転装置304の各センサ類、730はAD
F302の各センサ類、731はADF302の各ソレ
ノイド類、732はADF302の各搬送ローラを回転
駆動するモータ類、733はADF302のセット状態
を検知するスイッチ及び原稿の紙厚を切り換えるスイッ
チ、734はADF302の原稿枚数、ジャム状況を表
示する表示部、742はイメージプリプロセッサ(IP
P)、743はイメージプロセスユニット(IPU)、7
44はメモリ装置(MEM)、745は外部記憶装置であ
る。
【0053】図6は、本発明によるメモリシステムを示
すブロック図である。図において、1101〜1103
は複数個の入力データを選択して切り換えるマルチプレ
クサMUX1,MUX2,MUX3であり、図中のEX
TINは外部からのイメージデータ入力信号を示し、E
XTOUTが外部への出力信号を示している。以上のよ
うに構成されたメモリシステムの動作例を説明する。例
えば、スキャナ部305の一回の露光走査で複数枚のイ
メージプロセスユニット(IPU)743のパラメータを
変えたコピーを出力する場合には、まず、スキャナ走査
時にMUX1をA、MUX2をB、MUX3をAにセッ
トして1枚コピーを出力する。このときの生データはM
UX2を介してメモリ装置(MEM)744に入力され
る。次に、2枚目以降はMUX1をBにセットして、メ
モリ装置(MEM)744からのデータをイメージプロセ
スユニット(IPU)743に入力し、MUX3を介して
プリンタ(PR)に出力する。この時1枚コピーを行う毎
にイメージプロセスユニット(IPU)743のパラメー
タを変更する。また、図5に示す1bitDATAのよう
なコンパクトなデータを保持する場合は、MUX2をA
にセットして、イメージプロセスユニット(IPU)74
3の出力をメモリ装置(MEM)744に取り込む。この
とき、プリンタ(PR)は2値データ(1bit)モードに切
り換えて複写処理を実行する。
【0054】図7は、本発明による画像信号の流れを示
す説明図であり、上記の図6で説明した処理によるデー
タの流れを示している。このようにイメージプロセスユ
ニット(IPU)743により処理されたデータと生デー
タの両方共にメモリ装置(MEM)744に取り込むこと
を可能にしている。
【0055】図8は、上記メモリ装置(MEM)744の
内部構成の一例を示すブロック図である。図8におい
て、1301はデータの圧縮処理を行う圧縮器(COM
P)、1302はイメージプロセスユニット(IPU)7
43と圧縮器(COMP)1301から入力されるデータ
を選択して切り換えるマルチプレクサMUX4、130
3は実データの他に圧縮器(COMP)1301で処理さ
れた圧縮データを格納するメモリユニット、1304は
データの伸長処理を行う伸長器(EXP)、1305はメ
モリユニット1303と伸長器(EXP)1304から入
力されるデータを選択して切り換えるマルチプレクサM
UX5、1306は圧縮器(COMP)と伸長器(EXP)
1304のエラー信号を監視するエラー検出器である。
以上のように構成されたメモリ装置(MEM)744は、
圧縮器(COMP)1301をメモリユニット1303の
前に配置し、伸長器(EXP)1304をメモリユニット
1303の後に配置させ、さらに、マルチプレクサMU
X4及びマルチプレクサMUX5を各々メモリユニット
1303に接続して設けることにより、実データと圧縮
データの格納が選択的に可能となる。すなわち、実デー
タをメモリユニット1303に格納する場合は、マルチ
プレクサMUX4とマルチプレクサMUX5を各々Aに
セットする。また、圧縮器(COMP)1301で処理さ
れたデータをメモリユニット1303に格納する場合
は、マルチプレクサMUX4とマルチプレクサMUX5
を各々Bにセットする。なお、上記の構成において、圧
縮器(COMP)1301はスキャナ部305のスキャン
速度に合わせたメモリ処理を行い、伸長器(EXP)13
04はプリンタ(PR)の速度に合わせて処理を実行す
る。
【0056】図9は、上記のメモリユニット1303の
内部構成の一例を示すブロック図である。図9におい
て、1401はイメージデータと圧縮データであるコー
ドデータを処理する入力データ幅変換器、1402はパ
ックされたデータ数を格納するメモリブロック、140
3はイメージデータと圧縮データであるコードデータを
処理する出力データ幅変換器、1404は入力データ幅
変換器1401によりパックされたデータ数とメモリデ
ータ幅に対応してメモリブロック1402の所定アドレ
スにデータの書込・読取動作を行うダイレクトメモリコ
ントローラ(DMC1)、1405は出力データ幅変換器
1403によりパックされたデータ数とメモリデータ幅
に対応してメモリブロック1402の所定アドレスにデ
ータの書込・読取動作を行うダイレクトメモリコントロ
ーラ(DMC2)である。以上のように構成されたメモリ
ユニット1303は、メモリブロック1402の入力側
と出力側に各々入力データ幅変換器1401、出力デー
タ幅変換器1403を配設し、3つのイメージデータタ
イプ(図10参照)と圧縮器(COMP)1301からの圧
縮データであるコードデータを処理する。ダイレクトメ
モリコントローラ(DMC1)1404及びダイレクトメ
モリコントローラ(DMC2)1405は、入力データ幅
変換器1401及び出力データ幅変換器1403により
パックされたデータ数とメモリデータ幅に応じてメモリ
ブロック1402の所定のアドレスにデータの書込・読
取の処理を行う。図10(a),(b),(c)は、上記図9
で処理されるイメージデータの形式を示す説明図であ
る。図10(a)に示すタイプ1は1bitデータ、(b)に
示すタイプ2は4bitデータ、(c)に示すタイプ3は8b
itデータを各々示している。通常におけるスキャナから
のイメージデータの速度、あるいはプリンタへのイメー
ジデータの速度は、1ピクセルの周期が装置において固
定されているため8bitデータ、4bitデータ、1bitデ
ータに関わらず一定である。また、本実施例において
は、8本のデータラインのMBS(Most SignificantBi
t:データの最上位にあるビット)側から1bitデータ、
4bitデータ、8bitデータとMBS詰めで定義してい
る。このデータをメモリブロック1402のデータ幅
(16bit)に、パック、アンパックするブロックが入力
データ幅変換器1401と出力データ幅変換器1403
であり、パック処理することによりデータの深さに対応
してメモリが使用できるのでメモリ装置(MEM)744
の有効利用が可能となる。
【0057】図11は、メモリユニット1303にピク
セルプロセスユニット(PPU)1601を接続した構成
例を示すブロック図である。図11において、1601
はイメージデータ間の論理演算(例えば、AND,O
R,EOR,NOT)を実行するピクセルプロセスユニ
ット(PPU)、1602はイメージプロセスユニット
(IPU)743とピクセルプロセスユニット(PPU)1
601から入力されるデータを選択して切り換えるマル
チプレクサMUX6、1603はピクセルプロセスユニ
ット(PPU)1601とメモリユニット103から入力
されるデータを選択して切り換えるマルチプレクサMU
X7である。以上のように図8で示すメモリ装置744
の内部構成に対して、圧縮器(COMP)1301と伸長
器(EXP)1304の代わりにピクセルプロセスユニッ
ト(PPU)1601をメモリユニット1303の外に配
設する構成とした。このような構成において、ピクセル
プロセスユニット(PPU)1601によりメモリ出力デ
ータと入力データを論理演算してプリンタ(PR)に出力
する。また、メモリ出力と入力データ(例えば、スキャ
ナ部305からのデータ)を論理演算し、再度、メモリ
ユニット1303に格納することができる。また、出力
先のプリンタ(PR)とメモリユニット1303の切り換
えは、マルチプレクサMUX6及びマルチプレクサMU
X7により行う。このような機能は一般的に画像合成処
理に、例えば、スキャナデータにオーバーレイを重ね合
わせる等の画像合成処理に使用される。
【0058】図12は、イメージデータの保存処理を実
行するための外部記憶装置745の構成を示すブロック
図である。図において、1701はイメージデータの入
出力を制御するインタフェース(I/F)、1702はフ
ロッピディスクドライバ(FDD)1703を制御するフ
ロッピディスクコントローラ(FDC)、1703は記憶
媒体となるフロッピディスク(FD)を駆動するフロッピ
ディスクドライバ(FDD)、1704はハードディスク
(HDD)1705の書込・読出を制御するハードディス
クコントローラ(HDC)、1705は書込・読出可能な
ハードディスク(HDD)、1706はフロッピディスク
コントローラ(FDC)1702及びハードディスクコン
トローラ(HDC)1704を制御するファイルコントロ
ーラ(FC)、1707はインタフェース(I/F)170
1に対し制御するラインドロワ(LD)である。以上のよ
うな構成において、イメージデータを外部記憶装置74
5により保存する動作について説明する。イメージデー
タをフロッピディスク(FD)に保存する場合、図6に示
したEXTOUTからインタフェース(I/F)1701
を介して、ファイルコントローラ(FC)1706が制御
するフロッピディスクコントローラ(FDC)1702に
出力し、フロッピディスクドライバ(FDD)1703上
のフロッピディスク(FD)に記憶する。また、ハードデ
ィスクコントローラ(HDC)1704は、ファイルコン
トローラ(FC)1706の制御に基づいてハードディス
ク(HDD)1705上に書込・読出を実行する。なお、
ハードディスク(HDD)1705には汎用的に使用する
フォーマットデータやオーバーレイデータを記憶させ、
必要に応じて使用できるものとなっている。
【0059】図13は、イメージデータの圧縮及び伸長
の処理速度が間に合わなかった場合のリカバリを可能に
する場合の例を示すブロック図である。図13におい
て、1801はメモリユニット1804に対して2つの
入力データと1つの出力データを同時に入出力可能にし
てメモリ制御するメモリ管理ユニット(MMU)、180
2はメモリユニット1804と伸長器(EXP)1805
からの入力されるデータを選択して切り換えるマルチプ
レクサ(MUX8)、1803はデータの圧縮処理を行う
圧縮器(COMP)、1804は実データの他に圧縮器
(COMP)1803により処理された圧縮データを格納
するメモリユニット、1805はデータの伸長処理を行
う伸長器(EXP)、1806は圧縮器(COMP)180
3と伸長器(EXP)1805のエラー信号を監視するエ
ラー検出器である。以上の構成において、メモリユニッ
ト1804にはスキャナ走査と同時に圧縮器(COMP)
1803により圧縮処理されたデータとイメージデータ
が入力される。該メモリユニット1804に入力された
データは各々別のメモリ領域に格納され、圧縮データは
そのまま伸長器(EXP)1805に入力して伸長処理が
行われる。1ぺージ分の全データのメモリユニット18
04に対する入力が完了するまでに圧縮器(COMP)1
803と伸長器(EXP)1805による処理時間が間に
合って、正常に処理が終了した場合には圧縮データのメ
モリ領域を残し、生データの領域を解除する。ここで、
エラー検出器1806により圧縮器(COMP)1803
あるいは伸長器(EXP)1806からのエラー信号を検
出すると、直ちに圧縮データのデータ領域を取り消して
生データを採用する。このように圧縮器(COMP)18
03と伸長器(EXP)1805の検定処理を行うことに
より、高速で確実なデータ処理と、メモリ領域の有効な
利用が実現できる。
【0060】なお、上記のようにメモリ管理ユニット
(MMU)1801によりメモリ領域のダイナミックなア
ロケーションを可能としたが、この他の方式として生デ
ータ用と圧縮データ用の2つのメモリユニットを配設し
ても同様な処理が行える。このような構成は、電子ソー
ティングのような複数のぺージを格納し、リアルタイム
でプリンタ(PR)に出力するような格納ぺージ数とプリ
ント速度を両立する条件を満足させなければならないよ
うな用途に使用すると効果的である。
【0061】図14は、本発明に係わるアプリケーショ
ンシステムの構成を示すブロック図である。図14にお
いて、このアプリケーションシステムは、ベースユニッ
ト2001と、ファイルユニットのAPL(1)2002
と、FAXユニットのAPL(2)2003と、オン/オ
フプリンタユニットのAPL(3)2004と、LAN用
のAPL(4)2005と、T/S(タッチスイッチ)及び
LCD(液晶ディスプレイ)〔請求項2の表示手段に相当
する〕等からなる操作部ユニット2006とから構成さ
れている。以下、これらのユニットの細部構成及びその
動作について説明する。 [ベースユニット2001] 図14において、2007はエンジンI/F、2008
はぺージメモリ、2009はSCI(スモールコミュニ
ケーションインタフェース)、2010はイメージバ
ス、2011はシステムバス、2012はCPU、20
13はDRAMを用いた変倍回路、2014はバスアビ
ータ、2015は所定のクロックを発生する機能を有す
るタイマ、2016は現在時刻を発生させるRTC、2
018はOS等の基本機能プログラムが格納されている
ROM、2019は主にワーキングメモリとして使用さ
れるRAM、2020はDMAC、2021は回転制御
部、2022はCEPである。このベースユニット20
01は、本システムの基本制御を実行するユニットであ
る。エンジンI/F2007は、イメージデータがシリ
アルデータで送信されてくるためパラレルデータに変換
すると共に、反対に、ぺージメモリ2008からのパラ
レルデータをエンジンI/F2007によりシリアルデ
ータに変換し、EXTINに送り出す。また、制御信号
はシリアルであるため、エンジンI/F2007からS
CI2009を介してシステムバス2011に接続され
る。また、ぺージメモリ2008は、本実施例では、A
3で1ぺージ分のサイズデータを格納する容量を備え、
ここでビットイメージに変換すると共に、EXTIN、
EXTOUTのデータ速度とCPU2012の処理速度
の調停も実行する。また、変倍回路2013はDMAC
2020を用いてCPU2012を介さずに高速に、ぺ
ージメモリ2008上のデータを拡大あるいは縮小処理
を実行する。また、回転制御部2021は、例えば、F
AX送信による送信原稿がA4縦で、受信側がA4横の
場合、送信側は自動的に71%縮小して送信し、受信側
は該縮小により画像が見ずらくなるため、送信原稿を9
0度回転させてA4横に変換し等倍で送信する。さら
に、回転制御部2021は、受信出力を行うとき、受信
サイズがA4横でカセットのサイズがA4縦である場合
に、出力イメージを90度回転させてA4縦に直して出
力することにより、カセットの縦、横の区別を不要にし
ている。また、CEP2022では、イメージデータの
圧縮、伸長、スルーの処理を実行する。バスアビータ2
014はAGDCからのデータをイメージバス2010
やシステムバス2011に送る処理を実行する。また、
タイマ2015は所定のクロックを発生し、RTCは現
在の時刻を発生させる。
【0062】[APL(1)2002]このAPL(1)2
002はファイルユニットである。図14において、2
023はSCSIであり、HDD(ハードディスク)20
24、ODD(光ディスク)2025、FDD(フロッピ
ディスク)2026用のI/Fである。また、2027
はROMであり、SCSI2023を介してHDD20
24、ODD2025、FDD2026を制御するファ
イリングシステムの制御プログラムが格納されている。
【0063】[APL(2)2003]このAPL(2)2
003はFAX制御用のユニットである。図14におい
て、2030はG4FAXコントローラであり、G4用
のプロトコルを制御し、G4のクラス1、クラス2、ク
ラス3をサポートするユニットである。また、G4FA
Xコントローラ2030は、ISDNもサポートし、N
ET64においては2B+1D(64KBx2p+16
KB)の回線となるので、G4/G4、G4/G3、G
3/G3、G4のみ、G3のみのいずれかが選択可能な
ユニットである。また、2031はG3FAXコントロ
ーラであり、G3用のプロトコルを制御し、アナログ回
線によるG3FAXのプロトコル、デジタル信号をアナ
ログ信号に変換するモデムも備えている。また、203
2はNCU(ネットワークコントロールユニット)であ
り、交換機を使用し、相手先と接続するとき、あるいは
相手先からの着信を受けるダイアル機能等を備えてい
る。また、2033はSAF(ストア・アンド・フォワ
ード)であり、FAXの送信、受信を実行するときの画
像データ(イメージデータ、コードデータ等を含む)を蓄
積するため、半導体メモリ、HDD、ODD等が用いら
れる。また、2024はAPL(2)を制御するためのプ
ログラムが格納されているROM2、2025はワーキ
ングメモリとして使用されるRAMであり、バックアッ
プ電源として不揮発性バッテリが接続され、相手先電話
番号、相手先名、FAX機能を制御するデータ等が格納
されており、操作部ユニット2006のT/S、LCD
を用いて容易に設定可能に構成されている。
【0064】[APL(3)2004]このAPL(3)2
004はオンラインプリンタ、オフラインプリンタの制
御ユニットである。図14において、2040はフロッ
ピディスク2041の制御を実行するFDC(フロッピ
ディスクコントローラ)であり、最近のフロッピディス
ク2041はSCSI2023をサポートしているもの
もあり、ここではSCSI2023、ST506インタ
フェースをサポートする。また、2042はHOSTコ
ンピュータとの接続に使用するSCI(シリアルコミュ
ニケーションインタフェース)であり、また、同様に、
2043はHOSTコンピュータとの接続に使用するセ
ントロI/Fである。また、2044はエミュレーショ
ンカードであり、次のような機能を備えている。すなわ
ち、HOSTコンピュータからプリンタの仕様をみた場
合、現状は、例えば、NEC製、EPSON製等多くの
メーカから発売されており、各々仕様が異なるため、こ
れらのプリンタの機能をHOSTコンピュータからみて
同じになるようにしなければHOSTコンピュータで使
用していたソフトウェアが動作しなくなる。上記不具合
を解消するため、エミュレーションカード2044を装
着し、その内部に格納されているソフトウェアによりみ
かけ上においてHOSTコンピュータからみたときに各
メーカのプリンタとして動作させるようにする。
【0065】また、2045はAGDC(アドバンスト
・グラフィック・ディスプレイ・コントローラ)であ
り、HOSTコンピュータから送られてきたコードデー
タをCGROM2046、CGカード2047内のFO
NTイメージを高速にぺージメモリ2008に展開する
ものである。また、2048はこれらの制御プログラム
が格納されているROM3である。なお、CGROM
(キャラクタ・ゼネレータ・ROM)2046はコードデ
ータに対応したFONTデータが格納されており、ま
た、CGカード2047は外付けのCGFONTであ
り、内容はCGROM2046と同様である。
【0066】[APL(4)2005]このAPL(4)2
005は、LANを制御するユニットである。図14に
おいて、2050はLANコントローラであり、現在稼
働中のLANであるイーサネット、オムニ、スターラン
等を制御する。また、前記APL(2)2003のFA
X、APL(4)のLANは、他のAPLが動作中であっ
てもバックグランドで働くようになっている。
【0067】[操作部ユニット2006]この操作部ユ
ニット2006では、LCD及びタッチスイッチを制御
する。図14において、2064は操作部ユニット20
06制御用のプログラム及びデータが格納されたRO
M、同様に2065は、操作部ユニット2006の制御
用データ及び更新可能な制御用プログラムを格納するた
めのバックアップ電池付き不揮発RAM、2060はL
CDであり、グラフィック、キャラクタが表示でき、こ
の中のCG2061にANK、漢字の第2水準のコード
が格納されている。また、2062はTSC(タッチス
イッチコントローラ)であり、T/S2063の制御を
実行する。T/S2063はX,Yの格子に分けられて
おり、オペレータが使用するときのスイッチのサイズは
TSC2062により1つのキーに対する格子の数を決
めることにより自由に設定できるようになっている。ま
た、LCD2060とT/S2063は、2層構造にな
っており、キーのサイズとLCD2060のキーの枠が
対応するようになっている。
【0068】次に、本発明に係わる画像形成装置管理シ
ステム2206について説明する。図15は、本発明に
係わる画像形成装置管理システム2206の構成を示す
ブロック図である。サービス拠点に設置されている外部
管理装置2203とユーザの元に設置されている複写機
等の機器とは公衆回線網2202を介して接続されてい
る。ユーザ側には外部管理装置2203との通信を制御
するための通信コントロール装置2201,2201に
接続されている。通信コントロール装置2201には、
電話機2204やファクシミリ2205が接続可能にな
っており、ユーザの既存の回線に挿入する形で設置が可
能になっている。通信コントロール装置2201には、
複数の複写機が接続可能になっているが、もちろん単数
の場合もある。これらの複写機は同型のものである必要
はなく異なる機種でもかまわず、複写機以外の機器でも
かまわない。ここでは説明の便宜上、1台の通信コント
ロール装置2201には最大5台の複写機が接続可能で
あるとする。通信コントロール装置2201と複数の複
写機はRS−485規格によりマルチドロップ接続され
ている。通信コントロール装置2201と各複写機間の
通信制御は基本型データ伝送制御手順により行われる。
通信コントロール装置2201を制御局としたセントラ
ライズド制御のポーリング/セレクティング方式でデー
タリンクの確立を行うことにより、任意の複写機との通
信が可能になっている。各複写機はアドレス設定スイッ
チ626によって固有の値を設定できるようになってお
り、これによって各複写機のポーリングアドレス、セレ
クティングアドレスが決定される。
【0069】次に、通信コントロール装置2201の構
成について説明する。図16は、通信コントロール装置
2201の構成を示すブロック図である。公衆回線22
02からの信号はまず切替え部2301に入力される。
ここでは、公衆回線2202側からの通信が通信コント
ロール装置2201に接続されている電話2204(ま
たはファクシミリ2205)宛のものであれば公衆回線
2202側を電話2204(またはファクシミリ220
5)に接続し、外部管理装置2203からの通信であれ
ば公衆回線2202側をモデム2302に接続する。ま
た、RS−485用のトランシーバを用いた通信インタ
フェースによって複写機側との通信を行う。これらの制
御・処理は、ROM2303内の制御プログラムに従っ
て、CPU2304を中心に行われる。RAM2305
には、処理の中間結果などが格納されるほか、通信テキ
ストを一時的に格納しておくためにも用いる。また、外
部管理装置2203側から、通信コントロール装置22
01の動作に必要な各種パラメータもRAM2305に
書き込まれている。通常通信コントロール装置2201
は24時間連続通電を行い常に外部管理装置2203と
通信可能な状態にしておくが、不慮の電源断等でこれら
のパラメータの内容が失われることがないようにバッテ
リ2306によりバックアップしている。
【0070】次に、外部管理装置2203の構成につい
て説明する。図17は、外部管理装置2203の構成を
示すブロック図である。各種処理を実行するホストコン
ピュータ2401と、管理データ等を格納しておくため
の磁気ディスク等の外部記憶装置2402、表示用のデ
ィスプレイ2403、操作手段としてのキーボード24
04、プリンタ2405そして公衆回線と接続するため
のモデム2406により構成される。図3に示すよう
に、通信インタフェース(PI)ユニット626aは通信
コントロール装置2201との通信を行う。USARP
633は通信インタフェースユニット626aとシリア
ルインタフェースで接続される。また通信インタフェー
スユニット626aに付属するアドレス設定スイッチ
は、通信コントロール装置2201が複写機を識別する
ためのアドレスを設定するディップスイッチであり、1
〜5の範囲で設定が可能である。
【0071】以上のように構成された画像形成装置管理
システム2206を用いて、本発明に関する新たに複写
機に接続した自動原稿搬送装置(ADF)302とソータ
303の組合せに対応する最適な画像形成システムとし
てのバージョン調整用の制御プログラム及び制御データ
を外部管理装置2203から供給する動作について説明
する。複写機に前処理周辺機としてADF302、後処
理周辺機としてソータ303を新たに接続したとき、複
写機本体側の制御プログラムがこの組合せによる付加機
能に適合しなければ、その機能を十分に発揮できないか
あるいは全く使用することができない。また、接続され
た付加機能を使用するためにはオペレータが操作部ユニ
ット2006を用いてこれらの使用方法等を設定する必
要があり、このための新たな操作部画面表示データ及び
使用方法設定用の制御プログラムも必要になる(以降こ
れら新たに複写機に接続した付加機能に対するバージョ
ン調整に必要なプログラム及びデータを総称して更新プ
ログラムと呼ぶ)。
【0072】図18は、更新プログラムを外部管理装置
2203から供給する動作について説明した図である。
図18に示すように、複写機本体301に新たな前処理
周辺機であるADF302と後処理周辺機であるソータ
303を接続すると、電源投入時等にADF302、ソ
ータ303と複写機本体301の間で接続チェックが行
われ、この時、ADF302とソータ303のバージョ
ン情報(識別コード等)が複写機本体301に送られる。
複写機本体301側にこれら識別コードと自身のプログ
ラムバージョンを比較し、この組合せによる付加機能が
十分に使いこなせないと判断するとUSARP633及
び通信インタフェース(PI)ユニット626aを通じて
通信コントロール装置2201へ新しい前処理周辺機、
後処理周辺機の識別コードと更新プログラムの送信要求
を送信する。この時複写機本体301の識別コードも一
緒に送信される。
【0073】これを受信した通信コントロール装置22
01は、予め通信コントロール装置2201内のRAM
2305に設定されている外部管理装置2203の電話
番号へ発呼しこれらのデータを送信する。外部管理装置
2203は通常サービス拠点などに設置されていて電話
回線を通じて複数の通信コントロール装置2201とデ
ータの送受信をすることができる。通信コントロール装
置2201が所定のデータを外部管理装置2203へ送
信し終わると、通信コントロール装置2201は送信元
の複写機本体301に対して、通信コントロール装置2
201と外部管理装置2203間の通信の結果を表わす
通信結果報告を送信する。これにより送信元の複写機本
体301は、通信が正常に終了したか、何らかの異常に
より通信ができなかったかを知ることができる。通信コ
ントロール装置2201を通じて複写機本体301から
更新プログラムの送信要求を受けた外部管理装置220
3は、同時に送信されてくる前処理周辺機であるADF
302と後処理周辺機であるソータ303の識別コード
と複写機本体301の識別コードとからこの組合せに対
応した最適な画像形成システムとしてのバージョン調整
に必要な適切な更新プログラムを予め用意された外部記
憶装置2402内のデータベースの中から選択し、目的
の複写機本体301が接続されている通信コントロール
装置2201へダイヤルし送信する。通信コントロール
装置2201は外部管理装置2203からこれらのデー
タを受信すると目的の複写機本体301にデータを送信
する。
【0074】一方、更新プログラムを通信コントロール
装置2201から受信した複写機本体301は、それを
不揮発RAM629あるいは不揮発RAM614に記憶
する。以降複写機本体301は、新たに接続したADF
302とソータ303をその更新プログラムに基づいて
制御する。また、ADF302とソータ303が加わっ
たことによるモード設定画面の表示及び制御のための更
新プログラムは、操作部ユニット2006に送られ、不
揮発RAM2065に記憶される。これにより操作部ユ
ニット2006は、新たに接続されたADF302とソ
ータ303に対するモード設定キーや警告表示灯の表
示、及びそれらの表示制御が可能となる。
【0075】複写本体301は、更新プログラムのRA
M629(614)以上への記憶等、受信データに対する
処理を行った後、完了応答を通信コントロール装置22
01へ送信する。通信コントロール装置2201はこれ
を外部管理装置2203へ送信し、1つの処理単位を終
了する。
【0076】次に、複写機本体301が更新プログラム
を外部管理装置2203から受け取る処理動作について
説明する。図22は、複写機本体301が更新プログラ
ムを外部管理装置2203から受け取る処理のフローチ
ャートである。図22にて、複写機本体301は、更新
プログラムの受け取りが必要になると、通信コントロー
ル装置2201へ更新プログラム送信要求を送信する
(S1)。(S2)において通信コントロール装置2201
の無応答など、送信が正常に行えなかった場合は(S2
でN)、操作部ユニット2006上にその旨の表示を行
って、(新たな付加機能の付設作業を行っている)サービ
スマンに知らせる(S6)。(S2)において通信コントロ
ール装置2201へ正常にデータが送信されたと判断さ
れた場合は(S2でY)、タイムアウト判定用のタイマ
をスタートして(S3)、通信コントロール装置2201
からの通信結果報告を待つ(S4〜S5)。この例ではタ
イムアウト時間を3分間としており(S5)、3分以内に
通信結果報告を受信しなかった場合(S5でY)をタイ
ムアウトとして、通信失敗の旨を操作部ユニット200
6上に表示してサービスマンに知らせる(S6)。
【0077】タイムアウト時間内に送信結果報告を受信
した場合は(S4でY,S5でN)、報告内容を判断し
(S7)、失敗の場合(S7でN)は操作部2006上に
その旨の表示を行い(S6)、成功した場合には(S7で
Y)、新たにタイムアウト判定用タイマをスタートして
(S8)、更新プログラムが送られてくるのを待つ(S9
〜S10)。この例ではタイムアウト時間を20分間と
しており(S10)、20分以内に更新プログラムを受信
しなかった場合(S10でY)をタイムアウトとして、
通信失敗の旨を操作部ユニット2006上に表示してサ
ービスマンに知らせる(S6)。タイムアウト時間内に更
新プログラムを受信した場合は(S9でY,S10で
N)、受信内容を判断し(S11)、更新プログラムが要
求通りのものであることが確認できると(S11で
Y)、プログラムの更新処理(不揮発RAM2019へ
のプログラム記憶等)を行い(S12)、更新が成功した
旨を操作部ユニット2006上に表示する(S13)。
(S11)において更新プログラムの内容に誤りがある
等、プログラムの更新がうまく行かなかったと判断され
た場合は(S11でN)、その旨を操作部ユニット20
06上に表示しサービスマンに知らせる(S6)。
【0078】次に、通信コントロール装置2201と複
写機本体301との通信手順を説明する。図23〜図2
5は、通信コントロール装置2201と複写機本体30
1との通信手順を説明した図である。図23は、通信コ
ントロール装置2201に5台の複写機本体301が接
続されている場合の、アイドル状態のシーケンスを示す
図である。通信コントロール装置2201は各複写機の
ポーリングアドレスを用いて順次ポーリングシーケンス
を送信するポーリングサイクルを実行する。自機のポー
リングアドレスでポーリングされた複写機は、送信テキ
スト(更新プログラム送信要求)がなければ否定応答を通
信コントロール装置2201に送信する。通信コントロ
ール装置2201は、他に通信処理のない通常の状態で
は、このポーリングサイクルを繰り返している。
【0079】次に、アドレス2の複写機で更新プログラ
ムの送信要求が発生した場合について説明する。図24
は、アドレス2の複写機で更新プログラムの送信要求が
発生した場合の例を示す図であり、この例では、自機の
アドレスでポーリングされた後にRS−485ライン上
へ送信テキスト(更新プログラムの送信要求)を送出す
る。
【0080】次に、通信コントロール装置2201から
アドレス5の複写機へ更新プログラムのテキストを送信
する例について説明する。図25は、通信コントロール
装置2201からアドレス5の複写機へ更新プログラム
のテキストを送信する例であり、この例では、現在行っ
ているポーリングを終結後、目的の複写機のセレクティ
ングアドレスを用いてセレクティングシーケンスを送信
して複写機へテキストを送信する。テキスト送信後は、
元のポーリングサイクルに復帰する。
【0081】次に、前述した前処理周辺機であるADF
302と後処理周辺機であるソータ303の組合せに対
応した最適な画像形成システムの一例として、原稿の送
り順とソータ303の排紙方向との組合せに対応した制
御の方法(前記更新プログラムに基づく)について説明す
る。
【0082】まず、図1の構成のように、両面反転装置
(DPX)304を有するデジタル複写機について考え
る。複写機本体301に接続するADF302の原稿の
送り順とソータ303の排紙方向の組合せは、図19に
示すような組合せがある。ADF302とソータ303
を複写機本体301に接続した際、前述(図18)の接
続チェックが行われ、複写機本体301にADF302
とソータ303のバージョン情報が送られる。例えば、
ADF302の原稿の送り順が1頁目からで、ソータ3
03の排紙方向が表面排紙だとすると、そのとき、この
情報が複写機本体301に送られる。複写機本体301
は、ADF302とソータ303の識別コードと更新プ
ログラムの送信要求を送信する。この時、複写機本体3
01の識別コード(複写機本体301が両面反転装置(D
PX)304を有するという情報を含む)も一緒に送信さ
れる(通信のやりとりは前述したので省略する)。
【0083】送信要求を受けた外部管理装置2203
は、同時に送信されてくるADF302(1頁目から原
稿を送る)とソータ303(表面排紙)と複写機本体30
1(両面反転装置(DPX)304を有する)の識別コード
とから、複写機本体301の両面反転装置(DPX)30
4に反転動作をさせるという制御命令を含んだ更新プロ
グラムを予め用意された外部管理装置2402内のデー
タベースの中から選択し、複写機本体301に送信する
(通信のやりとりは前述したので省略する)。以上のよう
に画像形成システムとしてのバージョンを調整すると、
原稿の頁順とコピーの頁順が一致する。なお、他の、A
DF302の原稿の送り順とソータ303の排紙方向の
組合せについては、図19に示すような本体反転機構の
動作をさせるようにバージョンを調整すれば、原稿の頁
順とコピーの頁順が一致する(バージョンの調整方法は
前述したので省略する)。
【0084】次に、複写機本体301に両面反転装置
(DPX)304がなく、ソータ303に反転機構が内蔵
されているデジタル複写機について説明する。複写機本
体301に接続するADF302の原稿の送り順とソー
タ303の排紙方向の組合せは、図20に示すような組
合せがある。ADF302とソータ303を複写機本体
301に接続した際、前述の接続チェックが行われ、複
写機本体301にADF302とソータ303のバージ
ョン情報が送られる。例えば、ADF302の原稿の送
り順が1頁目からで、ソータ303の排紙方向が表面排
紙だとすると、そのとき、この情報が複写機本体301
に送られる。複写機本体301は、ADF302とソー
タ303の識別コードと更新プログラムの送信要求を送
信する。この時、複写機本体301の識別コード(複写
機本体301に両面反転装置(DPX)304がないとい
う情報を含む)も一緒に送信される(通信のやりとりは前
述したので省略する)。送信要求を受けた外部管理装置
2203は、同時に送信されてくるADF302(1頁
目から原稿を送る)とソータ303(表面排紙、反転機構
内蔵)と複写機本体301(両面反転装置(DPX)304
がない)の識別コードとから、ソータ内蔵の反転機構に
反転動作をさせるという制御命令を含んだ更新プログラ
ムを予め用意された外部記憶装置2402内のデータベ
ースの中から選択し、複写機本体301に送信する(通
信のやりとりは前述したので省略する)。以上のように
画像形成システムとしてのバージョンを調整すると、原
稿の頁順とコピーの頁順が一致する。なお、他の、AD
F302の原稿の送り順とソータ303の排紙方向の組
合せについては、図20に示すような本体反転機構の動
作をさせるようにバージョンを調整すれば、原稿の頁順
とコピーの頁順が一致する(バージョンの調整方法は前
述したので省略する)。
【0085】最後に、複写機本体301に両面反転装置
(DPX)304がなく、ソータ303にも反転機構が内
蔵されていないデジタル複写機について説明する。複写
機本体301に接続するADF302の原稿の送り順と
ソータ303の排紙方向の組合せは、図21に示すよう
な組合せがある。ADF302とソータ303を複写機
本体301に接続した際、前述の接続チェックが行わ
れ、複写機本体301にADF302とソータ303の
バージョン情報が送られる。例えば、ADF302の原
稿の送り順が1頁目からで、ソータ303の排紙方向が
表面排紙だとすると、そのとき、この情報が複写機本体
301に送られる。複写機本体301は、ADF302
とソータ303の識別コードと更新プログラムの送信要
求を送信する。この時、複写機本体301の識別コード
(複写機本体301に両面反転装置(DPX)304がな
いという情報を含む)も一緒に送信される(通信のやりと
りは前述したので省略する)。
【0086】送信要求を受けた外部管理装置2203
は、同時に送信されてくるADF302(1頁目から原
稿を送る)とソータ303(表面排紙、反転機構なし)と
複写機本体301(両面反転装置(DPX)304がない)
の識別コードとから、一旦メモリに記憶させ、メモリ反
転によりメモリからの出力順を逆にするという制御命令
(メモリシステムについての説明は前述したので省略す
る(図6〜))を含んだ更新プログラムを予め用意された
外部記憶装置2402内のデータベースの中から選択
し、複写機本体301に送信する(通信のやりとりは前
述したので省略する)。以上のように画像形成システム
としてのバージョンを調整すると、原稿の頁順とコピー
の頁順が一致する。なお、他の、ADF302の原稿の
送り順とソータ303の排紙方向の組合せについては、
図21に示すような本体メモリ反転の動作をさせるよう
にバージョンを調整すれば、原稿の頁順とコピーの頁順
が一致する(バージョンの調整方法は前述したので省略
する)。
【0087】次に、図1における複写機本体301に、
前処理周辺機として、自動原稿搬送装置(ADF)302
の代わりに自動原稿循環装置(RDH)3301を接続さ
せる場合について説明する。図26は、図1における複
写機本体301に、前処理周辺機として、自動原稿搬送
装置(ADF)302の代わりに接続される自動原稿循環
装置(RDH)3301の構成図である。図26におい
て、スタートすると、ストップ爪3302が持ち上が
り、押し出し板3303が原稿群を分離部に押し出す。
呼出しコロ3304が1回転すると、給紙準備が終了す
る。原稿群が押し出されると、原稿仕切り検知部330
5がONする。最後の原稿が給紙されると原稿仕切り検
知部3305がOFFし、1サイクルのコピーが終了す
る。原稿の分離は分離コロ3306、分離ベルト330
7で行っている。原稿サイズ検出には、プルアウトロー
ラ3308に圧接しているコロの回転時間をパルスジェ
ネレータ3309で検知する原稿長さ検知部3310と
レジスト検知部3311の奥側にある原稿の幅を検知す
る原稿幅検知部がある。また原稿セット検知部3312
もある。また、呼出しコロ3304の軸上には1回転検
知部3313が付いている。搬送ベルト3314によっ
て、排紙部に送られた原稿は中間ベルト3315、排紙
ローラ3316によって原稿テーブルに戻される。ま
た、原稿テーブルでのスタック性を向上するため、原稿
先端が排紙検知部3317に達すると排紙速度を減速し
ている。また、原稿の反転は、反転ローラ3318と反
転爪3319で行っている。反転ローラ3318に達し
た原稿は反転爪3319にガイドされ、ターンし反転さ
れる。搬送モータは原稿が反転検知部3320を通過す
ると逆転し、原稿を原稿スケールに戻す。
【0088】続いて、複写機本体301に、後処理周辺
機として、ソータ303の代わりにフィニッシャー34
01を接続させる場合について説明する。図27は、図
1における複写機本体301に、後処理周辺機として、
ソータ303の代わりに接続されるフィニッシャー34
01の構成図である。図27において、ステープルモー
ドが選ばれると、切り換え爪3414が開き、入り口ガ
イド板3408からの用紙は、ステープル搬送ユニット
3409を経て、ステープルユニット3413に搬送さ
れる。ストックされた用紙は、ステープル寄せコロ34
10、ブラシローラ3411、及びジョガーフェンス3
415でストックを揃え、ステープル3412でステー
プルされる。ステープル後、放出ベルト3414によ
り、ステープルトレイ3402に納められる。また、ソ
ート・スタックモードが選ばれると、本体より搬出され
たコピーが入り口ガイド板3408からフィニッシャー
3401に入り、切り換え爪3407が閉じているので
シフトトレイ搬送ユニット3406に搬送され、寄せロ
ーラ3404、ガイド板排紙組立3405を経て、シフ
トトレイ3403に納められる。ソート・スタックモー
ドにおいて、シフトトレイ3403はセットしたコピー
を仕分けするため、横に30mmシフトする。ソートモード
では、セットされた原稿の部数毎にシフトトレイ340
3がシフトする。スタックモードでは、1原稿のセット
枚数毎にシフトトレイ3403はシフトする。
【0089】次に、前述した画像形成装置管理システム
2206を用いて、本発明に関する新たに複写機に接続
した自動原稿循環装置(RDH)3301とフィニッシャ
ー3401の組合せに対応する最適な画像形成システム
としてのバージョン調整用の制御プログラム及び制御デ
ータを外部管理装置2203から供給する動作について
説明する。複写機本体301に前処理周辺機としてRD
H3301、後処理周辺機としてフィニッシャー340
1を新たに接続したとき、複写機本体301側の制御プ
ログラムがこの組合せによる付加機能に適合しなけれ
ば、その機能を十分に発揮できないかあるいは全く使用
することができない。また、接続された付加機能を使用
するためにはオペレータが操作部ユニット2006を用
いてこれらの使用方法等を設定する必要があり、このた
めの新たな操作部画面表示データ及び使用方法設定用の
制御プログラムも必要になる(以降これら新たに複写機
に接続した付加機能に対するバージョン調整に必要なプ
ログラム及びデータを総称して更新プログラムと呼
ぶ)。
【0090】図28は、更新プログラムを外部管理装置
2203から供給する動作について説明した図である。
複写機本体301に新たな前処理周辺機であるRDH3
301(図1において、ADF302の代わりに接続)と
後処理周辺機であるフィニッシャー3401(図1にお
いて、ソータ303の代わりに接続)を接続すると、電
源投入時等にRDH3301、フィニッシャー3401
と複写機本体301の間で接続チェックが行われ、この
時、RDH3301とフィニッシャー3401のバージ
ョン情報(識別コード等)が複写機本体301に送られ
る。複写機本体301側はこれら識別コードと自身のプ
ログラムバージョンを比較し、この組合せによる付加機
能が十分に使いこなせないと判断するとUSARP63
3及び通信インタフェース(PI)ユニット626aを通
じて通信コントロール装置2201へ新しい前処理周辺
機であるRDH3301、後処理周辺機であるフィニッ
シャー3401の識別コードと更新プログラムの送信要
求を送信する。この時複写機本体301の識別コードも
一緒に送信される。
【0091】これを受信した通信コントロール装置22
01は、予め通信コントロール装置2201内のRAM
2305に設定されている外部管理装置2203の電話
番号へ発呼しこれらのデータを送信する。外部管理装置
2203は通常サービス拠点などに設置されていて電話
回線を通じて複数の通信コントロール装置2201とデ
ータの送受信をすることができる。通信コントロール装
置2201が所定のデータを外部管理装置2203へ送
信し終わると、通信コントロール装置2201は送信元
の複写機本体301に対して、通信コントロール装置2
201と外部管理装置2203間の通信の結果を表わす
通信結果報告を送信する。これにより送信元の複写機本
体301は、通信が正常に終了したか、何らかの異常に
より通信ができなかったかを知ることができる。通信コ
ントロール装置2201を通じて複写機本体301から
更新プログラムの送信要求を受けた外部管理装置220
3は、同時に送信されてくる前処理周辺機であるRDH
3301と後処理周辺機であるフィニッシャー3401
の識別コードと複写機本体301の識別コードとからこ
の組合せに対応した最適な画像形成システムとしてのバ
ージョン調整に必要な適切な更新プログラムを予め用意
された外部記憶装置2402内のデータベースの中から
選択し、目的の複写機本体301が接続されている通信
コントロール装置2201へダイヤルし送信する。通信
コントロール装置2201は外部管理装置2203から
これらのデータを受信すると目的の複写機本体301に
データを送信する。
【0092】一方、更新プログラムを通信コントロール
装置2201から受信した複写機は、それを不揮発RA
M629あるいは不揮発RAM614に記憶する。以降
複写機は、新たに接続したRDH3301とフィニッシ
ャー3401をその更新プログラムに基づいて制御す
る。また、RDH3301とフィニッシャー3401が
加わったことによるモード設定画面の表示及び制御のた
めの更新プログラムは、操作部ユニット2006に送ら
れ、不揮発RAM2065に記憶される。これにより操
作部ユニット2006は、新たに接続されたRDH33
01とフィニッシャー3401に対するモード設定キー
や警告表示灯の表示、及びそれらの表示制御が可能とな
る。
【0093】複写機本体301は、更新プログラムのR
AM629(614)上への記憶等、受信データに対する
処理を行った後、完了応答を通信コントロール装置22
01へ送信する。通信コントロール装置2201はこれ
を外部管理装置2203へ送信し、1つの処理単位を終
了する(複写機301が更新プログラムを外部管理装置
2203から受け取る処理、通信コントロール装置22
01と複写機本体301との通信手順等は前述したので
省略する)。
【0094】次に、前述した前処理周辺機であるRDH
3301と後処理周辺機であるフィニッシャー3401
の組合せに対応した最適な画像形成システムの一例とし
て、原稿の送り順とフィニッシャーの排紙方向との組合
せに対応した制御の方法(前記更新プログラムに基づく)
について記載する。
【0095】まず、図1の構成のように、両面反転装置
(DPX)304を有するデジタル複写機について説明す
る。本体に接続するRDH3301の原稿の送り順とフ
ィニッシャー3401の排紙方向の組合せは、図29に
示すような組合せがある。RDH3301とフィニッシ
ャー3401を複写機本体301に接続した際、前述の
接続チェックが行われ、複写機本体301にRDH33
01とフィニッシャー3401のバージョン情報が送ら
れる。例えば、RDH3301の原稿の送り順が1頁目
からで、フィニッシャー3401の排紙方向が表面排紙
だとすると、そのとき、この情報が複写機本体301に
送られる。複写機本体301は、RDH3301とフィ
ニッシャー3401の識別コードと更新プログラムの送
信要求を送信する。この時、複写機本体301の識別コ
ード(複写機本体301が両面反転装置(DPX)304
を有するという情報を含む)も一緒に送信される(通信の
やりとりは前述したので省略する)。送信要求を受けた
外部管理装置2203は、同時に送信されてくるRDH
3301(1頁目から原稿を送る)とフィニッシャー34
01(表面排紙)と複写機本体301(両面反転装置(DP
X)304を有する)の識別コードとから、複写機本体3
01の両面反転装置(DPX)304に反転動作をさせる
という制御命令を含んだ更新プログラムを予め用意され
た外部記憶装置2402内のデータベースの中から選択
し、複写機本体301に送信する(通信のやりとりは前
述したので省略する)。以上のように画像形成システム
としてのバージョンを調整すると、原稿の頁順とコピー
の頁順が一致する。
【0096】なお、他の、RDH3301の原稿の送り
順とフィニッシャー3401の排紙方向の組合せについ
ては、図29に示すような本体反転機構の動作をさせる
ようにバージョンを調整すれば、原稿の頁順とコピーの
頁順が一致する(バージョンの調整方法は前述したので
省略する)。
【0097】次に、複写機本体301に両面反転装置
(DPX)304がなく、フィニッシャー3401に反転
機構が内蔵されているデジタル複写機について説明す
る。本体に接続するRDH3301の原稿の送り順とフ
ィニッシャー3401の排紙方向の組合せは、図30に
示すような組合せがある。RDH3301とフィニッシ
ャー3401を複写機本体301に接続した際、前述の
接続チェックが行われ、複写機本体301にRDH33
01とフィニッシャー3401のバージョン情報が送ら
れる。例えば、RDH3301の原稿の送り順が1頁目
からで、フィニッシャー3401の排紙方向が表面排紙
だとすると、そのとき、この情報が複写機本体301に
送られる。複写機本体301は、RDH3301とフィ
ニッシャー3401の識別コードと更新プログラムの送
信要求を送信する。この時、複写機本体301の識別コ
ード(複写機本体301に両面反転装置(DPX)304
がないという情報を含む)も一緒に送信される(通信のや
りとりは前述したので省略する)。送信要求を受けた外
部管理装置2203は、同時に送信されてくるRDH3
301(1頁目から原稿を送る)とフィニッシャー340
1(表面排紙、反転機構内蔵)と複写機本体301(両面
反転装置(DPX)304がない)の識別コードとから、
フィニッシャー内蔵の反転機構に反転動作をさせるとい
う制御命令を含んだ更新プログラムを予め用意された外
部記憶装置2402内のデータベースの中から選択し、
複写機本体301に送信する(通信のやりとりは前述し
たので省略する)。以上のように画像形成システムとし
てのバージョンを調整すると、原稿の頁順とコピーの頁
順が一致する。なお、他の、RDH3301の原稿の送
り順とフィニッシャー3401の排紙方向の組合せにつ
いては、図30に示すようなフィニッシャー内蔵反転機
構の動作をさせるようにバージョンを調整すれば、原稿
の頁順とコピーの頁順が一致する(バージョンの調整方
法は前述したので省略する)。
【0098】最後に、複写機本体301に両面反転装置
(DPX)304がなく、フィニッシャー3401にも反
転機構が内蔵されていないデジタル複写機について説明
する。本体に接続するRDH3301の原稿の送り順と
フィニッシャー3401の排紙方向の組合せは、図31
に示すような組合せがある。RDH3301とフィニッ
シャー3401を複写機本体301に接続した際、前述
の接続チェックが行われ、複写機本体301にRDH3
301とフィニッシャー3401のバージョン情報が送
られる。例えば、RDH3301の原稿の送り順が1頁
目からで、フィニッシャー3401の排紙方向が表面排
紙だとすると、そのとき、この情報が複写機本体301
に送られる。複写機本体301は、RDH3301とフ
ィニッシャー3401の識別コードと更新プログラムの
送信要求を送信する。この時、複写機本体301の識別
コード(複写機本体301に両面反転装置(DPX)30
4がないという情報を含む)も一緒に送信される(通信の
やりとりは前述したので省略する)。送信要求を受けた
外部管理装置2203は、同時に送信されてくるRDH
3301(1頁目から原稿を送る)とフィニッシャー34
01(表面排紙、反転機構なし)と複写機本体301(両
面反転装置(DPX)304がない)の識別コードとか
ら、一旦メモリに記憶させ、メモリ反転によりメモリか
らの出力順を逆にするという制御命令(メモリシステム
についての説明は前述したので省略する(図6〜))を
含んだ更新プログラムを予め用意された外部記憶装置2
402内のデータベースの中から選択し、複写機本体3
01に送信する(通信のやりとりは前述したので省略す
る)。以上のように画像形成システムとしてのバージョ
ンを調整すると、原稿の頁順とコピーの頁順が一致す
る。なお、他の、RDH3301の原稿の送り順とフィ
ニッシャー3401の排紙方向の組合せについては、図
31に示すような本体メモリ反転の動作をさせるように
バージョンを調整すれば、原稿の頁順とコピーの頁順が
一致する(バージョンの調整方法は前述したので省略す
る)。
【0099】以上説明したような、自動原稿搬送装置
(ADF)302とソータ303の組合せ、自動原稿循環
装置(RDH)3301とフィニッシャー3401の組合
せは、比較的ハード的に相性が良いので、画像システム
としてバージョンを上述したように適切に調整すること
によって、本来の機能を発揮させることができる。しか
し、例えば、前処理周辺機として自動原稿搬送装置(A
DF)302、後処理周辺機としてフィニッシャー34
01を組み合わせて、複写機本体301に接続した場合
には、ハード的(機能)に相性が悪く、画像システムとし
てバージョンを調整しても、本来の機能が100%発揮
できない。
【0100】以下に、本発明に係わるハード的に相性の
悪い組み合わせで周辺機を接続した場合について説明す
る。図1の複写機本体301に、前処理周辺機として自
動原稿搬送装置(ADF)302、後処理周辺機としてフ
ィニッシャー3401を接続する。図32は、更新プロ
グラム(悪い組合せであることを表示する命令を含む)を
外部管理装置2203から供給する動作について説明し
た図である。複写機本体301に新たな前処理周辺機で
あるADF302と後処理周辺機であるフィニッシャー
3401(図1において、ソータ303の代わりに接続)
を接続すると、電源投入時等にRDH3301、フィニ
ッシャー3401と複写機本体301の間で接続チェッ
クが行われ、この時、ADF302とフィニッシャー3
401のバージョン情報(識別コード等)が複写機本体3
01に送られる。複写機本体301側はこれら識別コー
ドと自身のプログラムバージョンを比較し、この組合せ
による付加機能が十分に使いこなせないと判断するとU
SAPR633及び通信インタフェース(PI)ユニット
626を通じて通信コントロール装置2201へ新しい
前処理周辺機であるRDH3301、後処理周辺機であ
るフィニッシャー3401の識別コードと更新プログラ
ムの送信要求を送信する。この時複写機本体301の識
別コードも一緒に送信される。
【0101】これを受信した通信コントロール装置22
01は、予め通信コントロール装置2201内のRAM
2305に設定されている外部管理装置2203の電話
番号へ発呼しこれらのデータを送信する。外部管理装置
2203は通常サービス拠点などに設置されていて電話
回線を通じて複数の通信コントロール装置2201とデ
ータの送受信をすることができる。通信コントロール装
置2201が所定のデータを外部管理装置2203へ送
信し終わると、通信コントロール装置2201は送信元
の複写機本体301に対して、通信コントロール装置2
201と外部管理装置2203間の通信の結果を表わす
通信結果報告を送信する。これにより送信元の複写機本
体301は、通信が正常に終了したか、何らかの異常に
より通信ができなかったかを知ることができる。通信コ
ントロール装置2201を通じて複写機本体301から
更新プログラムの送信要求を受けた外部管理装置220
3は、同時に送信されてくる前処理周辺機であるADF
302と後処理周辺機であるフィニッシャー3401の
識別コードと複写機本体301の識別コードとからこの
組合せに対応した最適な画像形成システムとしてのバー
ジョン調整に必要な適切な更新プログラムを予め用意さ
れた外部記憶装置2402内のデータベースの中から選
択し、目的の複写機本体301が接続されている通信コ
ントロール装置2201へダイヤルし送信する。通信コ
ントロール装置2201は外部管理装置2203からこ
れらのデータを受信すると目的の複写機本体301にデ
ータを送信する。尚、この更新プログラムには、この前
処理周辺機と後処理周辺機の組合せでは、本来の機能が
発揮できないということや他の組合せを勧めるコメント
を操作部ユニット2006に表示させる命令が予め用意
されている。
【0102】一方、更新プログラムを通信コントロール
装置2201から受信した複写機本体301は、それを
不揮発RAM629あるいは不揮発RAM614に記憶
する。以降複写機本体301は、新たに接続したADF
302とフィニッシャー3401をその更新プログラム
に基づいて制御する。また、ADF302とフィニッシ
ャー3401が加わったことによるモード設定画面の表
示及び制御のための更新プログラムは、操作部ユニット
2006に送られ、不揮発RAM2065に記憶され
る。これにより操作部ユニット2006は、新たに接続
されたADF302とフィニッシャー3401に対する
モード設定キーや警告表示灯の表示、及びそれらの表示
制御が可能となる。また、更新プログラムは、ADF3
02とフィニッシャー3401の組合せではできない機
能(例えば、複写機本体301に電子ソート機能が無い
と、複数の原稿を複数部コピーすると、ソートされて出
力されない)や別の組合せを勧めるコメントを表示させ
る。
【0103】複写機本体301は、更新プログラムのR
AM629(614)上への記憶等、受信データに対する
処理を行った後、完了応答を通信コントロール装置22
01へ送信する。通信コントロール装置2201はこれ
を外部管理装置2203へ送信し、1つの処理単位を終
了する(複写機本体301が更新プログラムを外部管理
装置2203から受け取る処理、通信コントロール装置
2201と複写機本体301との通信手順等は前述した
ので省略する)。
【0104】ここで、ADF302とフィニッシャー3
401の組み合わせて接続した際の問題点及び制御の方
法について説明する。図27に示すようなフィニッシャ
ー3401は、ステープルトレイ3402かシフトトレ
イ3403にコピーが搬出される。したがって、複数の
原稿を複数部コピーする際、複写機本体301に電子ソ
ート機能が無い場合、自動原稿循環装置(RDH)33
01のような前処理周辺機と組み合わせないとコピーが
ソートされて出力されない。複写機本体301のよう
に、メモリユニット1303、メモリ管理ユニット18
01を有するデジタル複写機が本体であるならば、複数
枚の原稿をメモリに格納して、電子ソーティングして出
力するという制御が、前述の更新プログラムに含まれて
おり、ADF302とフィニッシャー3401の組み合
わせても、前述の最適な画像形成システムとしてのバー
ジョン調整によって、複数の原稿を複数部コピーする際
のソート出力が可能になる。
【0105】このように構成された前記実施例にあって
は、不特定な、周辺機などの付加機能が接続可能な画像
形成装置において、複写機本体301に接続する前処理
周辺機と後処理周辺機の組合せにより、画像形成システ
ムとしてバージョンを適切に調整する画像形成装置管理
システム2206を備えたため、前処理周辺機と後処理
周辺機にバージョン情報を持たせ、複写機本体301側
にはその情報に基づいて複写機本体301の制御方式を
変更できる機能を持たすことにより、周辺機の組合せが
どのような場合でも共通の複写機本体301で使用で
き、また取付けが飛躍的に簡便になる。前記実施例にあ
っては、ハード的に相性の悪い組合せを接続した場合、
その旨を表示する表示手段(2006)を備えたため、
RDH3301に対しソータ(S/S)303,ADF3
02に対しフィニッシャー3401という相性の悪い組
合せで複写機本体301に装着するような事態が生じた
場合、前処理周辺機と後処理周辺機にバージョン情報か
らその組合せが不適切であることを複写機本体301が
認識しディスプレイ上に表示する機能を持たすことで解
決できる。
【0106】前記実施例にあっては、複写機本体301
に自動原稿搬送装置(ADF)302とソータ303の
組合せによる周辺機システムを接続した際に、表示と動
作制御ソフトのバージョンを調整する画像形成装置管理
システム2206を備えたため、ADF302とソータ
(S/S)303にバージョン情報を持たせ、その情報を
もとにその機能の表示あるいは動作制御を行う機能を複
写機本体301側に持たせることにより、後で接続され
る周辺機の対応が幅広くなる。前記実施例にあっては、
原稿の送り順とソータ303の排紙方向との組合せが、
得られたコピーの頁順を逆にする組合せであれば、複写
機本体301内蔵の反転機構を動作させることにより頁
順を調整する画像形成装置管理システム2206を備え
たため、ADF302とソータ(S/S)303にバージ
ョン情報を持たせ、複写機本体301側は内蔵の反転機
構を持ち、それぞれのバージョン情報をもとに反転の有
無を行うことにより、ぺージ順を正しくして排出するこ
とが可能となる。
【0107】前記実施例にあっては、原稿の送り順とソ
ータ303の排紙方向との組合せが、得られたコピーの
頁順を逆にする組合せであれば、一旦メモリに記憶さ
せ、メモリ反転によりメモリからの出力順を逆にして頁
順を調整する画像形成装置管理システム2206を備え
たため、従来、ハード的に行う反転動作を、メモリを活
用して行うことにより、複写機本体301の省スぺース
が達成できる。前記実施例にあっては、原稿の送り順と
複写機本体301の排紙方向との組合せが、得られたコ
ピーの頁順を逆にする組合せであれば、ソータ303内
蔵の反転機構を動作させることにより頁順を調整する画
像形成装置管理システム2206を備えたため、接続す
るソータ303側へ反転機構を持たすので、複写機本体
301が反転機構を持たない場合でもぺージ順を調整で
きる。
【0108】前記実施例にあっては、複写機本体301
に自動原稿循環装置(RDH)3301とフィニッシャー
3401の組合せによる周辺機システムを接続した際
に、表示と動作制御ソフトのバージョンを調整する画像
形成装置管理システム2206を備えたため、RDH3
301とフィニッシャー3401にバージョン情報を持
たせ、その情報をもとにその機能の表示あるいは動作制
御を行う機能を複写機本体301側に持たせることによ
り、後で接続される周辺機の対応が幅広くなる。前記実
施例にあっては、原稿の送り順とフィニッシャー340
1の排紙方向との組合せが、得られたコピーの頁順を逆
にする組合せであれば、複写機本体301内蔵の反転機
構を動作させることにより頁順を調整する画像形成装置
管理システム2206を備えたため、RDH3301と
フィニッシャー3401にバージョン情報を持たせ、複
写機本体301側は内蔵の反転機構を持ち、それぞれの
バージョン情報をもとに反転の有無を行うことにより、
ぺージ順を正しくして排出することが可能となる。
【0109】前記実施例にあっては、原稿の送り順とフ
ィニッシャー3401の排紙方向との組合せが、得られ
たコピーの頁順を逆にする組合せであれば、一旦メモリ
に記憶させ、メモリ反転によりメモリからの出力順を逆
にして頁順を調整する画像形成装置管理システム220
6を備えたため、従来のハード的に行う反転動作を、メ
モリを活用して行うことにより、複写機本体301の省
スぺースが達成できる。前記実施例にあっては、原稿の
送り順と複写機本体301の排紙方向との組合せが、得
られたコピーの頁順を逆にする組合せであれば、フィニ
ッシャー3401内蔵の反転機構を動作させることによ
り頁順を調整する画像形成装置管理システム2206を
備えたため、接続するRDH3301側へ反転機構を持
たすので、複写機本体301が反転機構を持たない場合
でもぺージ順を調整できる。
【0110】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、前処理周
辺機と後処理周辺機にバージョン情報を持たせ、本体側
にはその情報に基づいて本体の制御方式を変更できる機
能を持たすことにより、周辺機の組合せがどのような場
合でも共通の本体で使用でき、また取付けが飛躍的に簡
便になる。請求項2記載の発明によれば、RDHに対し
ソータ(S/S),ADFに対しフィニッシャーという相
性の悪い組合せで本体に装着するような事態が生じた場
合、前処理周辺機と後処理周辺機にバージョン情報から
その組合せが不適切であることを本体が認識しディスプ
レイ上に表示する機能を持たすことで解決できる。
【0111】請求項3記載の発明によれば、ADFとソ
ータ(S/S)にバージョン情報を持たせ、その情報をも
とにその機能の表示あるいは動作制御を行う機能を本体
側に持たせることにより、後で接続される周辺機の対応
が幅広くなる。請求項4記載の発明によれば、ADFと
ソータ(S/S)にバージョン情報を持たせ、本体側は内
蔵の反転機構を持ち、それぞれのバージョン情報をもと
に反転の有無を行うことにより、ぺージ順を正しくして
排出することが可能となる。
【0112】請求項5記載の発明によれば、従来、ハー
ド的に行う反転動作を、メモリを活用して行うことによ
り、本体の省スぺースが達成できる。請求項6記載の発
明によれば、接続するソータ(S/S)側へ反転機構を持
たすので、本体が反転機構を持たない場合でもぺージ順
を調整できる。
【0113】請求項7記載の発明によれば、RDHとフ
ィニッシャーにバージョン情報を持たせ、その情報をも
とにその機能の表示あるいは動作制御を行う機能を本体
側に持たせることにより、後で接続される周辺機の対応
が幅広くなる。請求項8記載の発明によれば、RDHと
フィニッシャーにバージョン情報を持たせ、本体側は内
蔵の反転機構を持ち、それぞれのバージョン情報をもと
に反転の有無を行うことにより、ぺージ順を正しくして
排出することが可能となる。
【0114】請求項9記載の発明によれば、従来のハー
ド的に行う反転動作を、メモリを活用して行うことによ
り、本体の省スぺースが達成できる。請求項10記載の
発明によれば、接続するRDH側へ反転機構を持たすの
で、本体が反転機構を持たない場合でもぺージ順を調整
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】デジタル複写機の構成を示す説明図である。
【図2】本発明によるデジタル複写機の電送制御部を示
す回路図である。
【図3】本発明によるデジタル複写機の電送制御部を示
す回路図である。
【図4】本発明によるデジタル複写機における制御系の
全体構成を示すブロック図である。
【図5】IPUの出力形式を示す説明図である。
【図6】本発明によるメモリシステムを示すブロック図
である。
【図7】本発明による画像信号の流れを示す説明図であ
る。
【図8】メモリ装置(MEM)の内部構成の一例を示すブ
ロック図である。
【図9】メモリユニットの内部構成の一例を示すブロッ
ク図である。
【図10】(a),(b),(c)は、上記図9で処理される
イメージデータの形式を示す説明図である。
【図11】メモリユニットにピクセルプロセスユニット
(PPU)を接続した構成例を示すブロック図である。
【図12】イメージデータの保存処理を実行するための
外部記憶装置の構成を示すブロック図である。
【図13】イメージデータの圧縮及び伸長の処理速度が
間に合わなかった場合のリカバリを可能にする場合の例
を示すブロック図である。
【図14】本発明に係わるアプリケーションシステムの
構成を示すブロック図である。
【図15】本発明に係わる画像形成装置管理システムの
構成を示すブロック図である。
【図16】通信コントロール装置の構成を示すブロック
図である。
【図17】外部管理装置の構成を示すブロック図であ
る。
【図18】更新プログラムを外部管理装置から供給する
動作について説明した図である。
【図19】ADFの原稿の送り順とソータの排紙方向と
本体反転機構の動作の組合せを示す説明図である。
【図20】ADFの原稿の送り順とソータの排紙方向と
ソータ内蔵反転機構の動作の組合せを示す説明図であ
る。
【図21】ADFの原稿の送り順とソータの排紙方向と
本体メモリ反転の動作の組合せを示す説明図である。
【図22】複写機本体が更新プログラムを外部管理装置
から受け取る処理のフローチャートである。
【図23】通信コントロール装置と複写機本体との通信
手順を説明した図である。
【図24】通信コントロール装置と複写機本体との通信
手順を説明した図である。
【図25】通信コントロール装置と複写機本体との通信
手順を説明した図である。
【図26】図1における複写機本体に、前処理周辺機と
して、自動原稿搬送装置(ADF)の代わりに接続される
自動原稿循環装置(RDH)の構成図である。
【図27】図1における複写機本体に、後処理周辺機と
して、ソータの代わりに接続されるフィニッシャーの構
成図である。
【図28】更新プログラムを外部管理装置から供給する
動作について説明した図である。
【図29】RDHの原稿の送り順とフィニッシャーの排
紙方向と本体反転機構の動作の組合せを示す説明図であ
る。
【図30】RDHの原稿の送り順とフィニッシャーの排
紙方向とフィニッシャー内蔵反転機構の動作の組合せを
示す説明図である。
【図31】RDHの原稿の送り順とフィニッシャーの排
紙方向と本体メモリ反転の動作の組合せを示す説明図で
ある。
【図32】更新プログラム(悪い組合せであることを表
示する命令を含む)を外部管理装置から供給する動作に
ついて説明した図である。
【符号の説明】
301 複写機本体 302 ADF 303 ソータ(S/S) 2006 操作部ユニット 2206 画像形成装置管理システム 3301 RDH 3401 フィニッシャー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI G06F 9/06 410 G06F 9/06 410Q (72)発明者 田端 泰広 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株 式会社リコー内 (56)参考文献 特開 昭64−61765(JP,A) 特開 昭61−190350(JP,A) 特開 昭59−74572(JP,A) 特開 昭62−159569(JP,A) 特開 平5−27506(JP,A) 特開 平4−172528(JP,A) 特開 平5−6270(JP,A) 特開 平6−3884(JP,A) 実開 昭62−50167(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 15/00 G03G 21/00 B41J 29/00 - 29/70 G06F 9/06

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 不特定な、周辺機などの付加機能が接続
    可能な画像形成装置において、 本体に接続する前処理周辺機と後処理周辺機の組合せに
    より、画像形成システムとしてバージョンを適切に調整
    する調整手段を備え 前記調整手段は、 前処理周辺機と後処理周辺機と本体それぞれに設けら
    れ、前処理周辺機と後処理周辺機と本体のバージョン情
    報を記憶する各記憶手段と、 各種バージョンに対応する更新プログラムを装備した外
    部管理装置と、 前記外部管理装置との通信を制御するための通信コント
    ロール装置と、 前記前処理周辺機と前記後処理周辺機のバージョン情報
    を前記本体に送り、本体側自身のバージョン情報との組
    合せに基づいて、前記通信コントロール装置から前記外
    部管理装置へ新たな更新プログラムを要求し、最適な画
    像形成システムとしてのバージョン調整に必要な適切な
    更新プログラムを予め用意された前記外部管理装置内か
    ら選択し、更新プログラムを前記通信コントロール装置
    を経て前記外部管理装置から取得した前記本体は、新た
    に接続した前記前処理周辺機と前記後処理周辺機をその
    更新プログラムに基づいて制御する制御手段とを備えて
    なる ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記更新プログラム
    にはハード的に相性の悪い組合せを表示する命令を含
    み、ハード的に相性の悪い組合せを接続した場合、その
    旨を表示する表示手段を備えたことを特徴とする画像形
    成装置。
  3. 【請求項3】 請求項1において、本体に自動原稿搬送
    装置とソータの組合せによる周辺機システムを接続した
    際に、表示と動作制御ソフトのバージョンを調整する調
    整手段を備え、 前記調整手段は、 自動原稿搬送装置とソータと本体それぞれに設けられ、
    自動原稿搬送装置とソータと本体のバージョン情報を記
    憶する各記憶手段と、 各種バージョンに対応する更新プログラムを装備した外
    部管理装置と、 前記外部管理装置との通信を制御するための通信コント
    ロール装置と、 前記自動原稿搬送装置と前記ソータのバージョン情報を
    前記本体に送り、本体側自身のバージョン情報との組合
    せに基づいて、前記通信コントロール装置から前記外部
    管理装置へ新たな更新プログラムを要求し、最適な画像
    形成システムとしてのバージョン調整に必要な適切な更
    新プログラムを予め用意された前記外部管理装置内から
    選択し、更新プログラムを前記通信コントロール装置を
    経て前記外部管理装置から取得した前記本体は、新たに
    接続した前記自動原稿搬送装置と前記ソータをその更新
    プログラムに基づいて制御する制御手段とを備えてなる
    ことを特徴とする画像形成装置。
  4. 【請求項4】 請求項3において、本体内蔵の反転機構
    を備え、 前記調整手段は、 原稿の送り順とソータの排紙方向との
    組合せが、得られたコピーの頁順を逆にする組合せであ
    れば、前記反転機構を動作させることにより頁順を調整
    するようにしたことを特徴とする画像形成装置。
  5. 【請求項5】 請求項3において、メモリを備え、 前記調整手段は、 原稿の送り順とソータの排紙方向との
    組合せが、得られたコピーの頁順を逆にする組合せであ
    れば、一旦前記メモリに記憶させ、メモリ反転により
    メモリからの出力順を逆にして頁順を調整するように
    したことを特徴とする画像形成装置。
  6. 【請求項6】 請求項3において、ソータ内蔵の反転機
    構を備え、 前記調整手段は、 原稿の送り順と本体の排紙方向との組
    合せが、得られたコピーの頁順を逆にする組合せであれ
    ば、前記反転機構を動作させることにより頁順を調整す
    ようにしたことを特徴とする画像形成装置。
  7. 【請求項7】 請求項1において、本体に自動原稿循環
    装置(RDH)とフィニッシャーの組合せによる周辺機シ
    ステムを接続した際に、表示と動作制御ソフトのバージ
    ョンを調整する調整手段を備え、前記調整手段は、 自動原稿循環装置(RDH)とフィニッシャーと本体それ
    ぞれに設けられ、自動原稿循環装置(RDH)とフィニッ
    シャーと本体のバージョン情報を記憶する各記憶手段
    と、 各種バージョンに対応する更新プログラムを装備した外
    部管理装置と、 前記外部管理装置との通信を制御するための通信コント
    ロール装置と、 前記自動原稿循環装置(RDH)と前記フィニッシャーの
    バージョン情報を前記本体に送り、本体側自身のバージ
    ョン情報との組合せに基づいて、前記通信コントロール
    装置から前記外部管理装置へ新たな更新プログラムを要
    求し、最適な画像形成システムとしてのバージョン調整
    に必要な適切な更新プログラムを予め用意された前記外
    部管理装置内から選択し、更新プログラムを前記通信コ
    ントロール装置を経て前記外部管理装置から取得した前
    記本体は、新たに接続した前記自動原稿循環装置(RD
    H)と前記フィニッシャーをその更新プログラムに基づ
    いて制御する制御手段とを備えてなる ことを特徴とする
    画像形成装置。
  8. 【請求項8】 請求項7において、本体内蔵の反転機構
    を備え、 前記調整手段は、 原稿の送り順とフィニッシャーの排紙
    方向との組合せが、得られたコピーの頁順を逆にする組
    合せであれば、前記反転機構を動作させることにより頁
    順を調整するようにしたことを特徴とする画像形成装
    置。
  9. 【請求項9】 請求項7において、メモリを備え、 前記調整手段は、 原稿の送り順とフィニッシャーの排紙
    方向との組合せが、得られたコピーの頁順を逆にする組
    合せであれば、一旦前記メモリに記憶させ、メモリ反転
    により前記メモリからの出力順を逆にして頁順を調整す
    ようにしたことを特徴とする画像形成装置。
  10. 【請求項10】 請求項7において、フィニッシャー内
    蔵の反転機構を備え、 前記調整手段は、 原稿の送り順と本体の排紙方向との組
    合せが、得られたコピーの頁順を逆にする組合せであれ
    ば、前記反転機構を動作させることにより頁順を調整す
    ようにしたことを特徴とする画像形成装置。
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