JPH0527496A - 無停電電源付き画像形成装置 - Google Patents

無停電電源付き画像形成装置

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JPH0527496A
JPH0527496A JP3182813A JP18281391A JPH0527496A JP H0527496 A JPH0527496 A JP H0527496A JP 3182813 A JP3182813 A JP 3182813A JP 18281391 A JP18281391 A JP 18281391A JP H0527496 A JPH0527496 A JP H0527496A
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JP
Japan
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power supply
image forming
power
mode
data
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JP3182813A
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Tomonori Fukui
智則 福井
Masaaki Ogura
正明 小椋
Hiroyuki Takahashi
弘行 高橋
Kiyoto Kozaiku
清人 小細工
Kimiyasu Ishii
君育 石井
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 無停電電源使用による電源復旧時のトラブル
を防止すること。 【構成】 停電が発生して無停電電源により必要な処理
を行う際、停電発生時にその停電前の画像形成モードを
保持させておくとともに、停電発生時からの経過時間を
計時手段により計測し、又は、停電発生時の機械状態を
停電中も記憶手段で記憶しておき、電源復旧時において
計時手段により計測された停電後の経過時間が一定時間
以上継続したとき、又は、電源復旧時の機械状態が前記
記憶手段に記憶された機械状態と異なるときには、ユー
ザに停電発生時のモードでの再開の意思のないものとみ
なして、モード保持手段に保持させた画像形成モードを
モード解除手段A又はBにより解除して初期モードに戻
すことにより、モードに関する混乱、ミスコピーを防止
するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、無停電電源付き画像形
成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、従来の複写機では、停電などに
より供給電源が遮断されると、各々のユニットには電力
が一切供給されなくなり、全ての動作が瞬時に停止して
しまう。もし、このような停電がコピー中に発生する
と、機内に転写紙が残留したままになってしまうので、
これらの紙の除去作業が必要となる。また、電源が復旧
した時には、停電発生前のコピーモード等の情報が全て
初期化されてしまうので、停電により中断されたコピー
を再開する際には、コピーモードの再設定といった操作
も必要となる。
【0003】また、停電等の電源遮断により即時動作が
停止したままであると、画像形成中であれば、上記の機
内残留紙の他、感光体が高電位のままであるとか、感光
体表面にトナーが付着したままになる、といった問題も
発生し得る。感光体が初期化されないまま放置されて、
そのまま電源が復旧すると、その後の画像形成時のプロ
セス条件に変動をきたすおそれもある。
【0004】このような不都合を回避するため、無停電
電源付きの複写機が提案されている。無停電電源は、停
電による電源遮断後も一定時間電力を供給し得るので、
例えば、搬送モータを回転させ続けることで転写紙を機
外に排紙させることが可能となり、機内への残留を防止
できる。また、無停電電源からの電源遮断発生信号を受
けて電源遮断が発生したことや、その時のコピーモー
ド、それまで行ったコピー枚数等の情報を記憶させてお
くことも可能となり、電源復旧時には記憶されたこれら
の情報を再セットさせることにより中断されたコピーを
容易に再開させることが可能となる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、例えば電源
遮断から長時間が経過した後の復旧(例えば、1日経過
してしまった場合など)では、中断したコピーを再開す
る可能性はかなり低くなっている。また、電源の遮断が
ユーザの意思による場合(例えば、コンセントを抜いた
り、ブレーカを切った場合など)であれば、中断前のコ
ピーモードを再現するメリットはなくなる。反対に、通
常の電源立上げと違うモードで立上がるためミスコピー
を誘発する一因ともなる。
【0006】また、たとえ長時間の電源遮断でなくても
中断前に給紙に使用していた給紙カセットの転写紙がな
くなっていたり、ADF(自動原稿送り装置)にセット
されていた原稿や、ソート中であった排出紙が取り除か
れている場合も、そのユーザに中断したコピーを再開さ
せる意思がないことが想像されるので、中断前のコピー
モードを再セットさせることにはそれ程意味を持たなく
なる。特に、給紙カセットがなくなっていた場合など
(サイズが違っていた場合を含む)は、完全に中断前の
モードに戻すことは不可能であり、中途半端なモード再
セットとなり、混乱を招くものとなる。
【0007】また、無停電電源の電池容量には限りがあ
るため、この電源によって長時間機械を通常動作させる
わけにはいかない。そこで、従来は停電が起きた時点で
画像形成動作を中止し、無停電電源の電力を機内の転写
紙排出と感光体初期化とに振り分けるようにしている。
しかし、これでは白紙状態や途中で画像が途切れた転写
紙が排紙されることになり、ユーザに不安感を与えてし
まう。特に、商用電源の瞬断による場合には、ユーザが
それに気付かずに、停電によるミスコピーの発生を機械
の故障と誤解してしまう可能性もある。これらの点を解
消するには、停電後も画像形成処理を継続させるに十分
な容量を持つ無停電電源を搭載すればよいが、これでは
コスト高になる上に、容積・重量も増してしまう。
【0008】また、複写機によっては、排出紙のソート
及びステープルを自動的に行うステープラ付きソータを
備えたものもある。このようなソータを備えたものにお
いて、停電により画像形成動作が中断された場合を考え
てみると、排出紙の中に白紙や画像が途中で途切れたも
のが混入することが考えられる。よって、停電を伴うコ
ピー終了後、無条件にステープル動作を行わせると、こ
れらの白紙等も一緒に綴じられしまう不具合が発生す
る。このような場合は、ステープルにより綴じられた転
写紙束からステープル針を外して白紙等のミスコピーを
取り除き、再度ステープルする必要がある等、面倒な操
作を要する。かといって、ソータのどのビンに停電によ
るミスコピーが排出され得るかはユーザにとって判りに
くく、事前にミスコピー紙を取り除くことは容易でな
い。
【0009】このように電源復旧時においては、無停電
電源を利用した処理に伴う各種トラブルを発生し得るの
で、その対策が必要となる。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明で
は、電源遮断時に所定時間電力を供給する無停電電源
と、停電発生時も停電前の画像形成モードを保持するモ
ード保持手段と、停電発生時からの経過時間を計測する
計時手段とを備えた無停電電源付き画像形成装置におい
て、前記計時手段により計測された停電後の経過時間が
一定時間以上継続したときに前記モード保持手段に保持
させた画像形成モードを解除して初期モードに戻すモー
ド解除手段を設けた。
【0011】請求項2記載の発明では、電源遮断時に所
定時間電力を供給する無停電電源と、停電発生時も停電
前の画像形成モードを保持するモード保持手段と、停電
発生時の機械状態を停電中も記憶する記憶手段とを備え
た無停電電源付き画像形成装置において、電源復旧時の
機械状態が前記記憶手段に記憶された機械状態と異なる
ときには前記モード保持手段に保持させた画像形成モー
ドを解除して初期モードに戻すモード解除手段を設け
た。
【0012】また、請求項3記載の発明では、電源遮断
時に所定時間電力を供給する無停電電源を備えた無停電
電源付き画像形成装置において、記録紙に原稿画像にな
い情報を記録する付加情報記録手段と、停電発生時に前
記付加情報記録手段を駆動させて記録動作の中断された
記録紙上に停電に関する情報を記録させる付加情報記録
制御手段とを設けた。
【0013】請求項4記載の発明では、電源遮断時に所
定時間電力を供給する無停電電源を備えた無停電電源付
き画像形成装置において、記録紙に特定情報を記録する
スタンプ手段と、停電発生時に前記スタンプ手段を駆動
させて記録動作の中断された記録紙上に停電に関する特
定情報を記録させるスタンプ駆動制御手段とを設けた。
【0014】さらに、請求項5記載の発明では、電源遮
断時に所定時間電力を供給する無停電電源と、記録され
た記録紙を各ビン毎にステープル自在なステープラ付き
ソータとをとを備えた無停電電源付き画像形成装置にお
いて、停電発生時に排紙対象とされたビンに排紙された
記録紙に対するステープル動作を中止させるステープル
動作制御手段を設けた。
【0015】このとき、請求項6記載の発明では、ステ
ープル動作制御手段によりステープル動作を中止させた
ビンのビン番号を表示するビン番号表示手段を設けた。
【0016】
【作用】請求項1記載の発明によれば、電源遮断が一定
時間以上に渡って続いた場合には、保持されていた停電
前の画像形成モードを解除して初期モードに戻すことに
より、中断された画像形成を再開させる意思のないユー
ザが前のモードにより混乱したり、ミスコピーの誘発を
防止し得るとともに、一定時間以内であれば停電前の画
像形成モードを再現し得ることにより再開動作の容易性
が維持される。
【0017】また、請求項2記載の発明によれば、電源
遮断前の機械状態と電源復旧時の機械状態とが違ってい
ることによりユーザに再開の意思がないと考えられる場
合や、用紙なし等により遮断前の機械状態にすることが
完全には不可能な場合には、同様に、保持されていた停
電前の画像形成モードを解除して初期モードに戻すこと
により、中断された画像形成を再開させる意思のないユ
ーザが前のモードにより混乱したり、ミスコピーの誘発
を防止し得るものとなる。
【0018】一方、請求項3又は4記載の発明によれ
ば、停電発生時に記録動作の中断された白紙状態又は途
中で画像の途切れたような記録紙に対して停電に関する
情報が記録されるので、ユーザにとってミスコピーの発
生が停電によるものである旨を正確に知らせることがで
き、無用な混乱・不安感をなくすことができる。よっ
て、無停電電源の容量を必要以上に大きくする対応策を
とる必要もないものとなる。
【0019】また、請求項5記載の発明によれば、ステ
ープル付きソータを備えたものにおいて、停電により排
出された白紙や画像が途中で途切れた記録紙を含むよう
なビンに対しては、その排紙記録紙のステープル動作を
中止させることにより、そのままステープルしてしまっ
た場合の不都合を回避して、容易に後処理し得るものと
なる。特に、請求項6記載の発明のように、ステープル
動作を中止させたビン番号を表示させることにより、白
紙等のミスコピー紙をそのビンから取り除くことが容易
となる。
【0020】
【実施例】本発明の第一の実施例を図1ないし図37に
基づいて説明する。まず、本発明が適用されるデジタル
複写機の構成・作用について説明する。図2はデジタル
複写機の全体構成を示す概略図であり、大別すると、複
写機本体1に対して自動原稿送り装置(ADF)2、ソ
ータユニット3、両面反転ユニット4等が付設されて構
成される。
【0021】複写機本体1は、スキャナ部、光書込み
部、感光体部、現像部、給紙部などを備えて構成されて
いる。ここで、各部の概略構成・動作等について説明す
る。まず、スキャナ部は反射鏡付きの光源5と第1ミラ
ー6とを装備して一定速度で移動する第1スキャナと、
第2,3ミラー7,8を装備して第1スキャナの1/2
の速度で第1スキャナに追従して移動する第2スキャナ
とを有している。これらの第1,2スキャナによりコン
タクトガラス9上の原稿を光学的に走査し、その反射像
を色フィルタ10を介してレンズ11に導き、一次元固
体撮像素子12上に結像させる。ここに、光源5には蛍
光灯やハロゲンランプを使用し得るが、波長安定性や長
寿命の点を考慮して、一般には、蛍光灯が使用される。
一次元固体撮像素子12としては、一般にCCDが用い
られる。この一次元固体撮像素子12で読取った画像信
号はアナログ値であるので、A/D変換され、画像処理
基板13にて種々の画像処理(例えば、2値化、多値
化、階調処理、変倍処理、編集処理など)が施され、ス
ポットの集合としてデジタル信号に変えられる。
【0022】なお、カラー画像情報を得るために、ここ
では、原稿から固体撮像素子12に導かれる光路途中
に、必要色の情報だけを透過させる色フィルタ10が進
退自在に配設されている。よって、原稿の走査に合わせ
て色フィルタ10の出入れを行い、その都度、多重転
写、両面コピーなどの機能を働かせることで、多種多様
なコピーが作成できるように構成されている。
【0023】つぎに、光書込み部について説明する。画
像処理後の画像処理は、この光書込み部15においてレ
ーザ光のラスタ走査により光の点の集合の形で感光体1
6上に書込まれる。図3及び図4はこの光書込み部15
を示す平面図及び正面図である。半導体レーザ17から
発せられたレーザ光はコリメートレンズ18で平行光束
とされ、アパーチャ19により一定形状の光束に整形さ
れる。その後、第1シリンダレンズ20により副走査方
向に圧縮された形でポリゴンミラー21に入射する。正
確な多角形状に形成されたポリゴンミラー21はポリゴ
ンモータ22により一定方向に一定速度で回転されてお
り、このポリゴンミラー21に入射されたレーザ光は、
その反射光がポリゴンミラー21の回転により偏向され
る。偏向されたレーザ光はfθレンズ23に入射し、角
速度一定の走査光を感光体16上で等速走査するように
変換され、感光体16上で最小光点となるように結像さ
れる。この時、fθレンズ23を通過した光は、画像領
域外で同期検知ミラー24により同期検知光導入部25
に導かれ、光ファイバによりセンサ部に伝搬され、主走
査方向の頭出し基準となる同期検知に供される。同期信
号が出てから一定時間経過後に画像データが1ライン分
出力される処理が、各ラインについて同様に繰返され、
2次元の光書込みがなされる。
【0024】また、感光体部において、感光体16は、
波長780nmの半導体レーザ光に対して感度を持つ感
光層を周面に有するものであり、このような感光層とし
ては有機感光体(OPC)、α−Si、Se−Teなど
がある(本例は、OPCを使用)。一般に、レーザ書込
みの場合、画像部に光を当てるネガ/ポジ(N/P)プ
ロセスと、逆に、地肌部に光を当てるポジ/ポジ(P/
P)プロセスとの2通りがあるが、ここでは、前者のN
/Pプロセス方式としている。また、帯電チャージャ2
8は例えばスコロトロン方式のもので、感光体16の表
面を均一に−帯電し、画像形成部にレーザ光を照射する
とその部分の電が落ちるようにされている。これによ
り、感光体16表面の地肌部が−750〜−800V、
画像部が−500V程度の電位となって、感光体16表
面に静電潜像が形成される。これを現像器29で現像ロ
ーラに−500〜−600Vのバイアス電圧を与え、−
帯電のトナーを潜像に付着させることで顕像化される。
顕像化された画像は、感光体16に同期させて給紙搬送
される転写紙上に転写チャージャ30により+電荷を付
与することにより転写される。転写後、転写紙は分離チ
ャージャ31により交流除電され、感光体16から分離
される。転写後の感光体16はクリーニング装置32に
より残留トナーが掻き落し除去され、残留電位は除電ラ
ンプ33の光照射により消去される。
【0025】ついで、給紙部について説明する。ここで
は、複数段の給紙カセット35を持ち、かつ、一度転写
した転写紙を再給紙ループ36を通すことにより両面コ
ピー又は再給紙が可能とされている。複数の給紙カセッ
ト35の内から1つが選択された後、スタートボタンを
押すと、選択された給紙カセット35近傍の給紙コロが
回転し、紙先端がレジストローラ37に突き当たるまで
給紙される。この時、レジストローラ37は止まってい
るが、感光体16上の画像位置とタイミングをとって回
転を開始し、感光体16に対して給紙する。その後、前
述したように、転写・分離動作が行われ、転写後の転写
紙は分離搬送部38により吸引搬送される。その後、加
熱定着装置39により定着され、通常コピー時であれ
ば、切換え爪39によりソータユニット3側の排紙口へ
導かれる。一方、多重コピー時には、切換え爪39の切
換えによりソータユニット3側への排紙経路が閉じら
れ、下側の再給紙ループ36を通過して再度レジストロ
ーラ37側へ導かれる。さらに、両面コピー時の場合に
は、複写機本体1のみで行う場合と、両面反転ユニット
4を利用する場合との2通りがあるが、例えば前者の場
合で説明すると、切換え爪39で下方に導かれた紙はさ
らに切換え爪40により下方に導かれ、さらに下方の切
換え爪41により再給紙ループ36下部のトレイ42上
に導かれる。そして、トレイ42上からのローラ43に
よる逆送で再給紙ループ36中に反転状態で送られ、レ
ジストローラ37側に給紙され両面コピーに供される。
【0026】つぎに、ADF2について説明する。この
ADF2は原稿を1枚ずつコンタクトガラス9上へ導
き、コピー後に排出する動作を自動的に行うものであ
る。即ち、原稿給紙台51上に載置された原稿は給紙コ
ロ52により1枚ずつ分離給紙され、搬送ベルト53に
よりコンタクトガラス9上の所定位置に搬送セットされ
る。所定枚数のコピー(露光)が終了すると原稿は再度
搬送ベルト53により排紙トレイ54上に排紙される。
【0027】また、ソータユニット3は複写機本体1か
ら排紙される転写紙を、例えば頁順、頁毎、或いは、予
め設定されたビン55に選択的に排紙させるものであ
る。
【0028】さらに、両面反転ユニット4について説明
する。前述したように複写機本体1のみによる両面コピ
ーでは1枚毎の両面コピーしかできないが、この両面反
転ユニット4を利用することによりまとめて両面コピー
することができる。即ち、複数枚まとめて両面コピーを
とるときには、切換え爪39により両面反転ユニット4
に送られる。この両面反転ユニット4へ入った紙は、排
紙ローラ56で両面トレイ57上に放出積載される。こ
の際、転写紙の縦・横の紙揃えがなされる。両面トレイ
57に集積された転写紙は、再給紙コロ58により裏面
コピー時に再給紙される。この時、切換え爪41により
直接再給紙ループ36に導かれる。
【0029】つづいて、電装制御系について説明する。
まず、図5は電装制御全体のブロック図を示すもので、
メイン制御板61によりスキャナ制御回路62、ソータ
制御板63、両面制御板64、給紙制御板65の各制御
板が制御されるとともに、操作部66やアプリケーショ
ンシステム67等が制御されるように構成されている。
また、メイン制御板61等に対しては一般商用電源から
の電源回路68が接続されている。
【0030】ここに、スキャナ制御回路62について説
明すると、図6に示すように、ADF2用のADF制御
板69、蛍光灯(光源)5用の安定器70、スキャナモ
ータ71、メモリユニット72等の他、APSソレノイ
ド、ADFソレノイド等が接続されている。メモリユニ
ット72に対してはCCD(固体撮像素子)12からの
読取り信号がイメージプリプロセッサ(IPP)73、
イメージプロセスユニット(IPU)74を介して入力
されており、また、外部記憶装置75も接続されてい
る。
【0031】また、ソータ制御板63には図7に示すよ
うに、入口センサ、ビンセンサ等のセンサ類76、ドラ
イブモータ77、割込みソレノイド等の負荷類78が接
続されている。両面制御板64にはトレイソレノイド等
のソレノイド類79、給紙クラッチ等のクラッチ類8
0、ジョガモータ81、排紙検知等のセンサ類82が接
続されている。
【0032】さらに、給紙制御板65には図8に示すよ
うに、トナー補給ソレノイド等のソレノイド類83、レ
ジストクラッチ等のクラッチ類84、各種センサ類85
とともに、吸気ファン86、搬送ファン87が接続され
ている。
【0033】また、電源回路68についてみると、図5
に示すように、一般商用電源から無停電電源91を介し
てAC系負荷に電力が供給される一方、DC電源92に
より直流電圧が生成されてメイン制御板61やスキャナ
制御回路62に供給されている。ここに、AC系負荷の
ために、ACドライブ板93やメインモータ用ドライブ
板94、ポリゴンモータ用ドライブ板95、高圧電源9
6が用意されている。
【0034】一方、このような電装制御系について別の
観点から説明する。本実施例で用いるデジタル複写機の
制御ユニットとしてメイン制御板61中には、図9及び
図10に示すように、2つのCPU101,102を有
しており、CPU101がシーケンス関係の制御を受持
ち、CPU102がオペレーション関係の制御を受持つ
ように構成されている。CPU101,102同士は、
シリアルインタフェースにより接続されている。
【0035】まず、シーケンス制御側について図9を参
照して説明する。シーケンス制御用のCPU101は、
紙の搬送タイミング、作像に関する条件設定、出力を行
っており、紙サイズ検知センサ、排紙検知やレジスト検
知などの紙搬送に関するセンサ103、両面反転ユニッ
ト、高圧電源ユニット、リレー、ソレノイド、モータな
どのドライバ104、ソータユニット3、スキャナユニ
ット105などが接続されている。
【0036】ここに、センサ103関係では、前述した
ように、給紙カセット35に装着された紙サイズ・向き
を検知し検知結果に応じた電気信号を出す紙サイズセン
サ、レジスト検知や排紙検知に関するセンサ、オイルエ
ンドやトナーエンドなどサプライの有無を検知するセン
サ、並びに、ドアオープン、ヒューズ断など機械の異常
を検知するセンサなどからの入力がある。
【0037】両面反転ユニット関係では、前述したよう
に、紙幅を揃えるためのモータ、給紙クラッチ、搬送経
路を変更するためのソレノイド、紙有無検知センサ、紙
幅揃え用のサイドフェンスのホームポジションセンサ、
紙の搬送に関するセンサなどがある。高圧電源ユニット
は、帯電チャージャ、転写チャージャ、分離チャージ
ャ、現像バイアス電極の出力をPWM制御によって得ら
れたデューティだけ各々所定の高圧電力を印加するもの
である。ここに、PWM制御は各々の高圧電力の出力の
フィードバック値をA/D変換することによってデジタ
ル値にし、目標値と等しくなるように制御するものであ
る。
【0038】ドライバ関係としては、前述したように、
給紙クラッチ、レジストクラッチ、カウンタ、モータ、
トナー補給用ソレノイド、パワーリレー、定着ヒータ等
がある。
【0039】また、ソータユニット3とはシリアルイン
タフェースにより接続されており、シーケンス用のCP
U101からの信号により所定のタイミングで紙を搬送
し、各ビン55に排出させるように構成されている。
【0040】さらに、CPU101のアナログ入力に
は、定着温度、フォトセンサ入力、半導体レーザ17の
モニタ入力、半導体レーザ17の基準電圧、各種高圧電
源からの出力値のフィードバック値等が入力されてい
る。定着装置39に設けられたサーミスタからの入力に
より、定着部の温度が一定となるように定着ヒータのオ
ン/オフ制御或いは位相制御が行われる。フォトセンサ
入力は、所定のタイミングで作られたフォトパターンを
フォトトランジスタにより入力し、パターンの濃度を検
知することによりトナー補給のクラッッチのオン/オフ
を制御することでトナー濃度の制御に供される。また、
この濃度検知により、トナーエンドの検知も行われる。
【0041】ついで、オペレーション関係の制御を図1
0を参照して説明する。メインCPU102は複数のシ
リアルポートとカレンダICを制御するものであり、複
数のシリアルポートには、シーケンス制御用のCPU1
01の他に、無停電電源91、操作部ユニット106、
エディタ107、スキャナ制御回路62、アプリケーシ
ョンユニット67等が接続されている。
【0042】操作部ユニット106では、操作者のキー
入力及び複写機の状態を表示する表示器を有し、キー入
力の情報をメインCPU102にシリアル通信により知
らせる。メインCPU102はこの情報により操作部ユ
ニット106の表示器の点灯、点滅を判断し、操作部ユ
ニット106にシリアル送信する。操作部ユニット10
6はこのメインCPU102からの情報により表示器の
点灯、消灯又は点滅を行う。メインCPU102は、さ
らに、得られた情報から機械の動作条件を決定してコピ
ースタート時に、シーケンス制御を行っているCPU1
01にその情報を伝える。
【0043】スキャナ制御回路62では、図6に示した
ように、スキャナサーボモータ駆動制御及び画像処理、
画像読取りに関する情報をCPU102にシリアル送信
処理するとともに、ADF制御板69とシーケンス用の
CPU101との間のインタフェース処理を行う。
【0044】アプケーションユニット67とは、外部機
器(ファクシミリ、プリンタ等)とメインCPU102
との間のインタフェースであり、予め設定されている情
報内容をやりとりする。エディタ107とは編集機能を
入力するユニットであり、操作者の入力した画像編集デ
ータ(マスキング、トリミング、イメージシフト等)を
CPU102にシリアル送信する。カレンダIC108
は日付と時間を記憶しており、CPU102にて随時呼
出せるため、操作部ユニット106の表示器への現在時
刻の表示や機械のオン時間、オフ時間を設定することに
より機械の電源のオン・オフをタイマ制御することが可
能とされている。
【0045】また、信号切換えゲートアレイ109が設
けられている。この信号切換えゲートアレイ109はC
PU102からのセレクト信号により、ページメモリ1
10に格納された画像データ(DATA0〜7)と各種
同期信号とを次の3方向に出力するものである。第1
は、スキャナ制御回路62から画像制御回路111へ出
力される。この場合、スキャナから8ビットデータ(た
だし、4ビットや1ビットにすることもできる)で転送
されてくる画像信号をレーザビームスキャナユニット1
05からの同期信号PMSYNCに同期させて画像制御
回路111に出力するものである。第2は、スキャナ制
御回路62からアプリケーションユニット108へ出力
される。この場合、スキャナから8ビットデータで転送
されてくる画像信号をアプリケーションユニット108
にパラレル出力する。アプリケーションユニット108
では、入力された画像データを外部に接続されているプ
リンタ等の出力装置に出力する。第3は、アプリケーシ
ョンユニット108から画像制御回路111へ出力され
る。この場合、アプリケーションユニット108が外部
に接続されている入力装置からの8ビットデータ(ただ
し、4ビットや1ビットにすることもできる)で転送さ
れてくる画像信号をレーザビームスキャナユニット10
5からの同期信号PMSYNCに同期させて画像制御回
路111に出力するものである。なお、外部からの画像
信号が4ビット又は1ビットの場合には、8ビットデー
タに変換する処理が必要である。
【0046】なお、前記CPU102にはROM112
及びRAM113が接続されている。ここに、RAM1
13はバックアップ用電池(図示せず)が接続された不
揮発性メモリが用いられている。これにより、電源オフ
時にもデータ内容が消えないので、トータルコピー枚数
カウンタやジャム回数カウンタ等の各種カウンタの計数
値、光源5の照度設定値、定着ヒータの温度設定値等の
各種設定値などを記憶させておける。これらのデータは
必要に応じてテンキー等を用いて変更可能である。 つ
いで、イメージスキャナ部の構成を図11により説明す
る。CCDイメージセンサ12から出力されるアナログ
画像信号はイメージプリプロセッサIPP73内部の信
号処理回路121で増幅及び光量補正され、A/D変換
器122によりデジタル多値信号に変換される。この信
号は、シェーディング補正回路123により補正処理を
受け、イメージプロセスユニットIPU74に出力され
る。
【0047】IPU74は図12に示すように構成され
ている。即ち、このIPU74に印加された画像信号は
MTF補正回路124で高域強調され、変倍回路125
で電気変倍され(スキャナ制御回路62によって設定さ
れる主走査方向の倍率データに従う)、γ変換回路12
6に印加される。このγ変換回路126は入力特性を機
械の特性に合わせて最適になるように変換処理を施すも
ので、γ変換回路126から出力される画像信号は、デ
ータ深さ切換え機構127のスイッチ128で所定の量
子化レベルに変換される。このデータ深さ切換え機構1
27は4ビット化回路129と2値化回路130とディ
ザ回路131とスイッチ132とよりなり、図13(a)
〜(c)に示すように3つのデータタイプに切換えるもの
である。まず、4ビット化回路129では図13(b)に
示すような4ビットデータを出力し、2値化回路130
では入力される8ビットの多値データを予め設定された
固定閾値により2値データに変換し、図13(c)に示す
ような1ビットデータを出力する。ディザ回路131は
図13(c)に示すような1ビットデータで面積階調を作
り出すものである。スイッチ128はこれら3つのデー
タタイプの一つを選択し、DATA0〜7として出力す
る。
【0048】スキャナ制御回路62はCPU102から
の指示に従って安定器70、タイミング制御回路13
3、IPU74中の変倍回路125及びスキャナ駆動モ
ータ71を制御する。安定器70はスキャナ制御回路6
2からの指示に従い光源5のオン・オフ及び光量制御を
行う。モータ71の駆動軸にはロータリエンコーダ13
4が連結されており、位置センサ135は副走査駆動機
構の基準位置を検知する。
【0049】タイミング制御回路133はスキャナ制御
回路62からの指示に従って各信号を出力する。即ち、
読取りを開始すると、CCD12に対しては1ライン分
のデータをシフトレジスタに転送する転送信号と、シフ
トレジスタのデータを1ビットずつ出力するシフトクロ
ックパルスとを与える。像再生系制御ユニットに対して
は、画素同期クロックパルスCLK、主走査同期パルス
LSYNC及び主走査有効期間信号LGATEを出力す
る。この画素同期クロックパルスCLKはCCD12に
与えるシフトクロックパルスとほぼ同一の信号であり、
主走査同期パルスLSYNCは画像書込みユニット15
のビームセンサが出力する主走査同期信号PMSYNC
とほぼ同一の信号であるが、画素同期クロックパルスC
LKに同期して出力される。また、主走査有効期間信号
LGATEは出力データDATA0〜7が有効なデータ
であるとみなされるタイミングでHレベルとなる信号で
ある。ちなみに、本実施例ではCCD12は1ライン当
たり4800ビットの有効データを出力するものとされ
ている。
【0050】スキャナ制御回路62はCPU102から
読取り開始指示を受けると、光源5を点灯させ、スキャ
ナ駆動モータ71を駆動開始させ、タイミング制御回路
133を制御し、CCD12による読取りを開始させ
る。また、副走査有効期間FGATEをHレベルにセッ
トする。この信号FGATEはHレベルにセットされて
から副走査方向に最大読取り長(本例では、A3サイズ
長手方向の寸法)を走査するに要する時間を経過すると
Lレベルとなるものである。
【0051】ところで、本実施例のメモリシステム14
1について図14を参照して説明する。CCD12から
の画像信号はシェーディング補正と黒レベル補正と光量
補正の機能を持つIPP73を通して8ビットデータで
出力される。このデータはマルチプレクサ(MUX)1
42で選択されて、空間周波数高域強調機能(MTF補
正機能)、速度変換機能(変倍機能)、γ変換機能、デ
ータ深さ変換機能(8ビット/4ビット/1ビット変換
機能)を持つ前記IPU74で処理されて、マルチプレ
クサ143を通してプリンタ部PRに出力される。
【0052】なお、画像データ用のフレームメモリを持
つシステムの場合、図15に示すように、IPU74か
らのイメージデータを一旦メモリ装置(MEM)144
に格納し、必要な時にこのメモリ装置144から取出し
てプリンタPRに出力するように構成される。また、I
PU74からのイメージデータをプリンタPRに出力し
ながら、同時に、メモリ装置144に格納して2枚目以
降のコピーをメモリ装置144からのイメージデータで
行わせる方法も一般的である。
【0053】この点、本実施例では、IPU74により
処理されたデータと生のデータとの何れであってもメモ
リ装置144に取込めるように、図16に示すようなデ
ータフローが可能な構成とされている。つまり、図14
に示す3つのマルチプレクサ142,145,143の
切換えにより、データフローを変更し得るように構成さ
れている。例えば、1回のスキャナ走査で複数枚のIP
U74のパラメータを変えたコピーを出力する場合であ
れば、スキャナ走査時にマルチプレクサ142をA
側、マルチプレクサ145をB側、マルチプレクサ14
3をA側にして1枚目を出力させる。この時、生データ
がマルチプレクサ145を通してメモリ装置144に格
納される。2枚目以降はマルチプレクサ142をB側
にして、メモリ装置144からのデータをIPU74に
入れ、マルチプレクサ143をプリンタPRに出力させ
る。この時、1枚コピーする毎にIPU74のパラメー
タを変更する。といった手順で達成できる。
【0054】なお、1ビットデータのようなコンパクト
なデータを保持する場合は、マルチプレクサ145をA
側にしてIPU74の出力をメモリ装置144に取込
む。この場合は、プリンタPRは2値データ(1ビッ
ト)モードに切換えてコピー動作する。
【0055】図14中に示す信号EXTIN,EXTO
UTは、外部記憶装置75からのイメージデータ入出力
信号である。
【0056】ところで、前記メモリ装置144として
は、例えば図17に示すような構成のものが用いられ
る。即ち、圧縮器(COMP)146と伸長器(EX
P)147とをメモリユニット148の前後に入れて、
実データ以外に圧縮されたデータも格納できるようにし
たものである。この構成では、圧縮器146はスキャナ
速度に合わせて、伸長器147はプリンタ速度に合わせ
て動作する必要がある。実データをメモリユニット14
8に格納させる場合には、マルチプレクサ149,15
0をともにA側にし、圧縮データを使用する場合には各
々B側にする。
【0057】ここに、前記メモリユニット148は例え
ば図18に示すように構成されている。即ち、図19
(a)〜(c)に示すような3つのイメージデータタイプ
と、圧縮データであるコードデータを扱うためにデータ
幅変換器155,,156をメモリブロック157の入
出力に持っている。また、ダイレクトメモリコントロー
ラ(DMC)158,159は、パックされたデータ数
とメモリデータ幅に応じてメモリブロック157の所定
のアドレスにデータを書込み、又は、読取り動作を行う
ものである。
【0058】図19に示すイメージデータのデータタイ
プについて説明する。通常、スキャナから、又はプリン
タへのイメージデータの速度は、8ビットデータ、4ビ
ットデータ、1ビットデータに拘らず一定である。つま
り、1ピクセルの周期は装置において固定されている。
本実施例装置では、8本のデータラインのMSB側から
1ビットデータ、4ビットデータ、8ビットデータとM
SB詰めで定義している。このデータをメモリブロック
157のデータ幅(16ビット)にパック、アンパック
するブロックが、データ幅変換器155,156であ
る。パックすることにより、データ深さに応じてメモリ
ブロック157を利用できるものとなり、メモリ装置1
44の有効利用が可能となる。
【0059】なお、図17に示したような圧縮器146
や伸長器147を利用するのに代えて、図20に示すよ
うに、ピクセルプロセスユニット(PPU)161をメ
モリユニット148の外部に配置させるようにしてもよ
い。PPU161は、イメージデータ間のロジカル演算
(例えば、AND,OR,EXOR,NOT)を表現す
るユニットで、メモリ出力データと入力データとを演算
してプリンタPRに出力させる機能と、メモリ出力と入
力データ(例えば、スキャナデータ)とを演算して再び
メモリユニット148に格納させる機能とを持つ。出力
先のプリンタPRとメモリユニット148との切換え
は、マルチプレクサ162,163で行われる。この機
能は、一般的には画像合成に利用され、例えばメモリユ
ニットにオーバレイデータを置いておきスキャナデータ
にオーバレイを被せる、といったように使用される。
【0060】つづいて、外部記憶装置75を利用してイ
メージデータを保存する構成例を図21を参照して説明
する。まず、イメージデータをフロッピーディスク16
5に保存する時には、EXTOUTからインタフェース
166を通してファイルコントローラ167制御のフロ
ッピディスクコントローラ(FDC)168に出力し、
フロッピディスクドライブ(FDD)169上のフロッ
ピディスク165に記憶させる。前記ファイルコントロ
ーラ167の制御下には、ハードディスクコントローラ
(HDC)170、ハードディスクドライブ(HDD)
171もあり、ハードディスクに対するリード/ライト
も可能とされている。具体的には、通常よく使うフオー
マットデータやオーバレイデータをこのHDD171側
に記憶させておき、必要に応じて利用できるように構成
される。
【0061】図22に圧縮と伸長との処理速度が間に合
わない場合であっても100%リカバリーできるように
した構成を示す。メモリユニット148にはスキャナ走
査と同時に圧縮されたデータとイメージデータが格納さ
れる。入ってきたデータは各々別のメモリエリアに格納
されるが、圧縮データはそのまま伸長器147に入って
伸長される。1頁分のデータが全てメモリユニット14
8に入るまでに圧縮器146と伸長器147の処理時間
が間に合って正常終了した場合は、圧縮データのメモリ
エリアだけ残り、生データのエリアは取消される。も
し、エラー検出回路151が圧縮器146又は伸長器1
47からのエラー信号を検出した場合には、直ちに圧縮
データエリアが取消されて生データが採用される。
【0062】メモリ管理ユニット(MMU)175はメ
モリユニット148に対して2つの入力データと1つの
出力データが同時に入出力できるようにメモリユニット
148を制御するユニットである。リアルタイムでの圧
縮と伸長との検定をすることで、高速性と確実性とメモ
リエリアの有効利用性とが確保される。本実施例での、
このような構成は、メモリ管理ユニット175によって
メモリエリアのダイナミックなアロケーションができる
ようにしたが、生データ用と圧縮データ用の2つのメモ
リユニットを持たせてもよい。
【0063】何れにしても、図22に示す構成は、電子
ソーティングのように複数の頁を格納し、リアルタイム
でプリンタに出力するような、格納頁数とプリント速度
とを両立させなければならないような用途に最適であ
る。
【0064】次に、アプリケーションユニット67につ
いて、図23ないし図25を参照して説明する。本例の
アプリケーションユニット67は、図23に示すような
ベースユニット181のシステムバス182を利用して
ファイルユニット(APL1)183と、ファクシミリ
ユニット(APL2)184と、オン・オフプリンタユ
ニット(APL3)185と、LAN(APL4)18
6と、T/S&LCD(表示)187とを接続した構成
とされている。
【0065】まず、ベースユニット181について図2
3を参照して説明する。エンジンI/F191はシリア
ルで送られてくるイメージデータをパラレルに変換し、
かつ、ページメモリ192側からのパラレルデータをシ
リアルに変換してEXTINに送り出す。制御信号はシ
リアルであり、このエンジンI/F191及びシリアル
コミニュケーションインターフェース(SCI)193
を介してシステムバス182に接続する。ページメモリ
192は本例ではA3の1頁分のエリアを持ち、ここで
ビットイメージ変換するとともに、EXTIN、EXT
OUTのデータ速度とCPU194の処理速度との調停
も行う。変倍回路195はページメモリ192上のデー
タを拡大又は縮小する処理を行うものであるが、高速処
理を行わせるため、ダイレクトメモリアクセスコントロ
ーラ(DMAC)196を用いて、CPU194を介さ
ないで処理するように構成されている。回転制御197
は例えばファクシミリ送信で送り原稿がA4縦送りであ
るのに対して受信側転写紙がA4横送りの場合には、自
動的に71%に縮小して送信してしまい、受信側では見
にくい受信状態となるのを防止するため、同一サイズで
送り方向が異なる場合には送信原稿を90°回転変換さ
せて等倍送信させるためのものである。さらには、受信
出力に際して受信サイズが横送りであるのに対して受信
用転写紙送り方向が縦送りにセットされているような場
合に、受信画像を90°回転させることにより転写紙セ
ット状態に応じた出力となり、カセットの縦横の区別が
不要となる。CEP198はイメージデータの圧縮・伸
長・スルーの機能を持つ回路である。バスアービタ19
9は後述するオン・オフプリンタユニット(APL3)
185中のAGDC200からのデータをイメージバス
201に送る処理やシステムバス182に送る処理を行
う回路である。タイマ202は所定のクロックを発生す
る機能を持つ。RTC203は時計であり、現在の時刻
を発生する。コンソール204は制御用端末であり、こ
の端末によりシステム内部のデータ読出しや書換え等に
加えて、内部のオペレーティングシステムOSの1機能
であるディバッグツールを用いてソフトも開発し得るよ
うになっている。ROM205にはOS等の基本機能が
格納されている。RAM206は主にワーキング用に使
用するためのものである。
【0066】ついで、ファイルユニット(APL1)1
83について図24により説明する。このファイルユニ
ット(APL1)183にはハードディスク211、光
ディスク212、フロッピディスク213用のインタフ
ェースSCSI214が設けられ、システムバス182
に接続されている。ROM215はこのインタフェース
SCSI214を介して前記ハードディスク211、光
ディスク212、フロッピディスク213を制御するフ
ァイリングシステムとしてのソフトが格納されている。
【0067】また、ファクシミリユニット(APL2)
184について図24により説明する。まずG4規格用
のプロトコルを制御するG4FAXコントローラ221
が設けられている。このコントローラ221はG4のク
ラス1〜3をサポートし得る。いうまでもなく、ISD
Nもサポートし、NET64においては2B+1D(6
4KB+16KB)の回線となるので、G4/G4、G
4/G3、G3/G3、G4のみ、G3のみの何れかを
選択し得るユニットである。G3FAXコントローラ2
22はG3規格用のプロトコルを制御するユニットであ
り、この部分でアナログ回線によるG3FAXのプロト
コル、デジタル信号をアナログ信号に変換するモデムも
有する。ネットワークコントロールユニット(NCU)
223は交換機を使用して相手と接続したり、又は、相
手からの着信を受けたり、ダイアルする機能等を有す
る。ストア・アンド・フォワード(SAF)224はフ
ァクシミリの送信、受信を行うときの画像データ(イメ
ージデータ、コードデータ等を含む)を蓄積するための
ものである。このSAF224は半導体メモリ、HDD
又はODD等により構成される。ROM225にはこの
ファクシミリユニット(APL2)184を制御するた
めのプログラムが格納されている。また、RAM226
はワーク用であると同時に、バッテリ227により不揮
発性とされ、RAM226中に相手の電話番号、相手先
名、FAX機能を制御するデータ等が格納されており、
表示ユニット187のT/S228やLCD229(図
23参照)を用いて容易に設定できるように構成されて
いる。
【0068】また、オン・オフプリンタユニット(AP
L3)185について図25を参照して説明する。これ
は、オンラインプリンタ、オフラインプリンタ制御用ユ
ニットであり、フロッピディスク231の制御を行うF
DC232がシステムバス182に接続して設けられて
いる。ここに、最近のフロッピディスク231にはイン
タフェースSCSIをサポートしているものもあり、こ
こではSCSI、ST506インタフェースをサポート
するものとされている。シリアルコミュニケーションイ
ンタフェースSCI233はホストコンピュータ(図示
せず)との接続に使用される。セントロニクスI/F2
34もSCI233と同様である。
【0069】エミュレーションカード235は次の働き
をする。まず、ホストコンピュータからプリンタを見た
場合、現状では各メーカから発売され各々仕様が多少変
わっているが、このような状況であってもホストコンピ
ュータから見て同じになるようにしなければ、ホストコ
ンピュータで使用しているソフトが走らなくなることが
生じ得る。これをなくすため、エミュレーションカード
235を付け、格納されているソフトで見掛け上、ホス
トコンピュータから見たときに各メーカのプリンタとし
て動作するようにするためのものである。
【0070】また、アドバンスト・グラフィック・ディ
スプレイ・コントローラ(AGDC)200はホストコ
ンピュータより送られてきたコードデータをCGROM
236、CGカード237内のフォントイメージを高速
でページメモリ192に展開させるためのものである。
ROM238内にはこれらを制御するソフトが格納され
ている。また、キャラジェネROM(CGROM)23
6はコードデータに対応したフォントデータを格納して
いる。フォント形式はアウトラインフォント等のデータ
とされている。CGカード237は外付けのCGフォン
トであり、内容的にはCGROM236と同様である。
この他、RAM239、ワークRAM240が設けられ
ている。
【0071】さらに、T/S&LCD(表示)187に
ついて図23により説明する。これは、タッチスイッチ
T/S228や液晶表示器LCD229を制御するため
のものであり、CPU242、TSコントローラ24
3、ROM244、RAM245、CG246、LCD
コントローラ247、インタフェース248よりなる。
液晶表示器LCD229はグラフィック、キャラクタが
表示できるものであり、CG246にはANK、漢字の
第2水準のコードが内蔵されている。タッチスイッチコ
ントローラTSC243はタッチスイッチT/S228
の制御を行うものである。ここに、タッチスイッチT/
S228はX,Yの格子で分けられており、オペレータ
が使用する時のスイッチのサイズはこのTSC243に
より1つのキーに対する格子数を決めることで自由に設
定できる。また、LCD229とT/S228とは2層
構造とされており、キーサイズとLCDのキー枠とが対
応し得るように構成されている。
【0072】このようなアプリケーションユニット67
構成の下、ファクシミリ機能の動作について説明する。
本実施例のデジタル複写機のファクシミリ機能として
は、MF、G2、G3、G4の機能を有しており、送信
密度は3.85本/mm、7.7本/mm、15.4本/mm
であるが、G4用として200dpi、240dpi、300
dpi、400dpiをサポートし、変倍機能を利用して、互
いに密度交換可能とされている。また、SAF224を
利用することにより、メモリ送受信、中継、親展受信、
ポーリング等の機能も実現可能とされ、かつ、送信原稿
のメモリ蓄積中にメモリ送信、メモリ受信、受信出力等
を同時に行うことも可能とされている。
【0073】まず、即時送信時の動作について説明す
る。この時、LCD229は図26に示すような画面表
示となる。そこで、“ファクス”のキーを押下すると、
画面表示が変わり、相手先を指示する表示モードとな
る。相手先は電話帳モードで使用する方式と、10キー
方式で指示する方式とがある。電話帳モードには、さら
に、次の常用モードと50音モードとユーザモードとが
あり、任意のモードを利用できるようにされている。相
手先指示の後に、送信条件を設定する。送信条件の設定
は、送信条件キー表示部分を押下することで、読取り濃
度、原稿種類、文字サイズ等が設定可能となる。この
時、LCD229&タッチスイッチT/S228部分だ
けでなく、図26の操作部251における通常のハード
キー252による読取り濃度、原稿種類等の設定も並行
して可能とされ、10キー253も並行使用可能とされ
ている。設定終了後、確認キー表示部分を押下すること
により、相手先、濃度、文字モード、部門名等の設定内
容を表示確認することができる。
【0074】その後、スタートキーを押下することで、
RAM226に格納されている相手先へダイアルを行
い、相手を呼出す。相手がFAXであることが判ると、
原稿の読取り動作が開始される。もし、相手がFAXで
ないときには、その電話番号をRAM226に記憶させ
ておき、次にこの番号が選択され又はダイアルされた時
には相手がFAX以外であることを表示、音声等により
オペレータに報知させるように動作する。
【0075】このような操作により原稿読取りが開始
し、図27に示す回路を介してEXTOUT端子にデー
タが出力される。この時、マルチプレクサ142,14
3を選択することで図28に示すIPU74を使用する
か否かを選択でき、さらには、IPU74内部の機能は
プログラムにより自由に選択できるものとされている。
この信号は図23に示したエンジンI/F191に入
り、ページメモリ192のビットサイズに合わせてペー
ジメモリ192に記憶していく。なお、EXTOUTは
1画素8ビットの多値データで送られてくるのに対し、
ページメモリ192は16ビット対応になっており、ビ
ット構成が異なるので、ここで合わせることになる。
【0076】なお、図28に示すIPU74にあって
は、マーカ編集回路261やアウトライン回路262や
誤差拡散回路263が付加されている。
【0077】スキャナからのデータがページメモリ19
2に入ると、このデータをCEP198、システムバス
182を介して圧縮しながらSAF224へ蓄積してい
くと同時に、SAF224をG3FAXコントローラ2
22へ転送する。
【0078】このようにスキャナからのデータをSAF
224に蓄積しながら送信することで、以下のような特
徴を持つ。まず、スキャナの読取りはA4サイズ1枚を
約2秒で行えるのに対し、G3で送信する時間はA4サ
イズで約9秒かかる。このように送信時間は読取り時間
の約4.5倍かかる。しかし、本実施例のような複写
機、ファクシミリ、プリンタ等の複合機にあっては例え
ばFAX送信中に次の人がコピーをとりたいといったこ
とも多々あり、このような場合にはFAX送信の処理を
早く終わらせてほしいが、FAX送信は相手機の性能に
より早く送信できたり、送信に時間がかかったりしてし
まうことがあり、まちまちとなる。この点、読取りデー
タをSAF224に蓄積させながら送信させることによ
り、見掛け上の送信速度を上げることができる。また、
送信原稿がSAF224に蓄積されているので、送信途
中でエラーを起こしたときや、回線が途中で切れたよう
な場合であっても、再送、再発呼により正しく画像を送
れるものとなる。
【0079】ここに、G3,G4FAXの回線、プロト
コルを制御する制御系ブロックを図29に示す。ここで
は、G3FAXとする。SAF224からの圧縮された
データはデュアルポートRAM271を介してG3FA
X部272と接続される。デュアルポートRAM271
は図30に示すようなメモリマップ構成とされている。
DATA BUFFER1,2領域は互いにデータをや
り取りする時に使うエリアであり、トグル的に交互に使
用される。TTIイメージ領域は、FAX受信画像の先
端に印字すべき文字を格納する。システムパラメータ領
域は、G3FAX部272を作動させる時に必要なパラ
メータを格納する。コマンドエリアは互いにコマンドを
やり取りするためのエリアである。これらのエリアを介
して所定のタイミングでコマンド、データの授受を行
う。
【0080】SAF224からのデータ(MH,MR,
生データ,コードデータの何れか)は、デュアルポート
RAM271に入力されて、DCR、変倍機能を利用し
て、送信原稿のサイズ、密度を相手機のモードに合わせ
る。例えば、送信原稿がA3サイズで密度が15.4本
/mm、圧縮モードがMMRであり、受信側のモードが受
信サイズがA4サイズで密度が7.7本/mm、圧縮モー
ドがMHの時には、DCR、変倍機能を用いて送信原稿
を受信モードに合わせる。この時の動作は、次のように
なる。まず、DPRAM271のMMRデータをDCR
回路273を用いて生データに戻し、RAM274に一
時的に格納させる(処理は、ライン単位で行う)。次
に、相手機に合わせてRAM274に一時的に格納した
生データを変倍回路275を用いて変倍し、そのデータ
をDCR回路273を介して相手機に合わせて圧縮す
る。この圧縮されたデータをDPRAM271に格納し
ながら、モデム276、NCU223を介して公衆回線
へ送り出す。ここで、圧縮したデータを一旦RAM27
4に格納させるのは、回線での送信速度は一定であるが
圧縮速度はデータにより異なるので、送信データが切れ
ないようにするためである。ここでは、DCR回路27
3はライン単位で圧縮、伸長の動作を切換えて行えるよ
うに構成されている。この他、G3FAX部272中に
はCPU277、ROM278、音声回路279等が含
まれている。
【0081】G4FAX部281側も基本的には同様で
あり、CPU282、ROM283、RAM284、D
PRAM285、DCR回路286、変倍回路287が
含まれている。この他、AGDC288、CGROM2
89や、HDLC290が設けられ、HDLC290は
×.21I/F291又は×.25I/F292及びT
MB293を介してISDN回線に接続されている。
【0082】次に、受信動作を説明する。受信画像デー
タはモデム276によりデジタル信号に変換される。こ
れを、これをDCR回路273を介して生データに直
し、さらに圧縮してSAF224に蓄積する。この時、
DCR回路273により生データに戻してから再度圧縮
するのは、通常、受信データには回線上のエラーを含ん
でおり、このままSAF224に蓄積させるとハードの
エラーかデータのエラーかの区別がつかなくなるからで
ある。再圧縮する時は、メモリ効率のよい方式が採用さ
れる。SAF224に蓄積されたデータは頁毎にプリン
ト出力される(もっとも、モード設定により1ファイル
分蓄積してから出力させることもできる)。なお、SA
F224から出力させるには、図23のページメモリ1
92を他のアプリケーションユニットが使用しておら
ず、かつ、複写機も空いていることが必要となる。これ
らの条件が揃うと、SAF224のデータをCEP19
8を介して生データに戻しながら、ページメモリ192
に展開していく。展開が終了してから、最適な紙サイズ
が選択される。
【0083】なお、SAF224に代えて、HDD21
1を利用する時には、SAF224をバッファにしてフ
ァイルユニット183のインタフェースSCSI214
を介してドライブさせることにより可能となる。
【0084】しかして、本実施例で電源回路68中に用
いられている無停電電源91について説明する。無停電
電源91の回路構成としては、種々構成し得るが、例え
ば、図31に示すような切換え型として構成してもよ
く、又は、図32に示すように無瞬断型として構成して
もよい。まず、図31にあっては、AC交流入力に対し
てノイズフィルタ231を介して充電器232と半導体
スイッチ233とを並列的に接続し、さらに、蓄電池
(36V×5=180V)234をインバータ235を
介して半導体スイッチ233とともにノイズフィルタ2
36に接続して、バックアップ出力を得るようにしたも
のである。このような構成により、商用電源受電中なる
平常時には、交流入力が半導体スイッチ233を通して
供給される。一方、停電時には停電検出によりインバー
タ235を動作させ、交流入力に代えて出力させる。こ
の形式の無停電電源91を切換え型と呼ぶ。この方式
は、常時は交流電源によるスルー出力を使うので整流回
路の容量が小さくてよい反面、停電時にはインバータ2
35で動作させるまでに切換え時間を要する、といった
特徴を持つ。この方式のものは、比較的小型のものが使
用され、切換え時間の間(10〜20ms)は完全に停電
となる。
【0085】一方、図32にあっては、AC交流入力に
対してノイズフィルタ237を介してバイパス回路23
8と整流器239とを並列に接続し、整流器239側に
は充電器240を介して蓄電池(12V×15=180
V)241を接続し、この蓄電池241に対してダイオ
ード242を介してインバータ243を接続し、このイ
ンバータ243とバイパス回路238とを半導体ACス
イッチ244に入力させ、ノイズフィルタ245を通し
て出力電力を取出すようにしたものである。即ち、平常
時にはインバータ243が動作しており、停電時に自動
的に蓄電池241側給電に切換えられる。平常時は、整
流器239で整流平滑された直流でインバータ243を
動作させているため、切換えに要する時間は非常に短
い。これは、停電を交流で検出してから整流平滑出力の
電圧が下がるまで時間がかかるので、この間に蓄電池2
41に切換えればよく、かつ、インバータ243が共通
なので投入時の位相合わせを必要としないからである。
【0086】しかして、電源遮断時のシーケンス制御に
ついて図33のタイミングチャートを参照して説明す
る。まず、停電などにより商用電源が遮断すると、無停
電電源91はその電源監視回路(図31、図32の半導
体スイッチ233、244等)でこれを検出し、蓄電池
234又は241とDC/ACコンバータにより、商用
電源に代わって電源供給を行う。同時に、電源遮断信号
を発生し、メイン制御板61中のメインCPU102に
これを通知する。メインCPU102はこの電源遮断信
号に応じて、“シャットダウンシーケンス”と称する特
別のシーケンスを実行すべく、メインCPU102に接
続された各要素を制御する。シャットダウンシーケンス
を終了すると、メインCPU102は終了信号を無停電
電源91に通知する。終了信号を受けた無停電電源91
は電源供給を停止し、ここに、全システムは電源オフと
なる。
【0087】ここに、シャットダウンシーケンスについ
て説明する。電源遮断信号により起動される特別なこの
シーケンス実行時は、商用電源が遮断され無停電電源9
1の蓄電池により電力が供給されている状態にある。こ
のような特別なシーケンスを行わせる目的は、 消費電力を低減させて蓄電池による給電時間を引き
伸ばすこと 機内にコピー中の転写紙を残さないように排出を完
了させること 感光体16に悪影響を及ぼさないように、感光体1
6の初期化を完了させること 給電再開時に、以前のジョブを続行しやすいよう
に、各種情報を不揮発性メモリ113に退避させること 電源遮断からの経過時間を計測するためのタイマを
起動させること 商用電源が遮断したことをユーザに通知すること 必要な処理が終了したら、蓄電池の過放電による劣
化を防止するために、蓄電池による給電を停止すること である。
【0088】以下、各項目について説明する。まず、
の消費電力低減化について説明する。一般に、本実施例
のような複写機においては、最大の電力消費要素は、定
着装置39における定着ヒータである。具体的には、転
写紙上のトナーを加熱、加圧定着させるため、温度が1
80℃程度となるように制御される。定着ヒータとして
は800W程度のハロゲンヒータが用いられている。ま
た、定着ヒータの熱容量は比較的大きいため、通電を停
止させた後もコピー数枚分については定着可能な温度を
維持できる。さらに、定着性を保証し得ないものの定着
ローラに損傷を与えずに通紙が可能な温度領域も存在す
る(図34参照)。このような特性を利用すれば、定着
ヒータには通電しなくても、機内にある転写紙の排出は
可能となり、かつ、消費電力の低減を図れるものとな
る。そこで、シャットダウンシーケンスでは、定着ヒー
タはオフさせるものとした。
【0089】ついで、の残紙排出について説明する。
停電発生時に機内に転写紙を残さないようにすること
が、無停電電源91を搭載する大きな理由の一つであ
る。即ち、機内の残留紙を除去するのは、それが停電に
より生じたものとはいえ、ジャム紙の処理と何ら変わら
ないものであり、ユーザにとっては最も嫌な操作の一つ
といえる。そこで、シャットダウンシーケンスにおいて
は、機内の転写紙排出完了までは、搬送・排出に関与す
る要素の動作を続行させるようにしている。より具体的
に考察すると、シャットダウンプロセスの起動時におい
ては、機内の転写紙状態としては、まだ画像が載ってい
ない転写前の状態と、画像転写中の状態と、画像転写が
終了した後の状態とがあり得る。排出だけに限れば、プ
ロセス手段を全てオフとして消費電力を低減させるよう
にし、全ての電力を排出動作に振り分けるようにすれば
よいが、画像が途中で途切れたような状態の転写紙を排
出させると、ユーザに不快感を与えるとともに、異常画
像の発生という誤解を与えかねない。そこで、ここでは
消費電力の低減を考慮しつつ、画像保証も図って、画像
転写が終了していれば問題なく定着され得るので正常コ
ピーとし、画像転写中であれば転写動作を続行して正常
コピー化して定着・排紙させるが、まだ画像が載ってい
ない状態であれば転写せずに無効コピーとして白紙排出
させるようにした。
【0090】また、の感光体初期化について説明す
る。前述したように、転写紙は機内に残らないように排
紙処理されるが、感光体16も所定のシーケンスを実行
せずに放置されると、特性の変動やクリーニング不良を
起こす一因となる。そこで、転写紙が機内に残っていな
い場合であっても、感光体16の初期化は必ず行うもの
とし、初期化に必要な要素が駆動される。具体的には、
感光体16上の帯電された部分は、除電ランプ33によ
り除電され、トナーの残っている部分はクリーニング装
置32によりクリーニング除去される。さらに、N/P
プロセスのため、帯電されていない部分では現像バイア
スに逆バイアス(+)を印加してトナー付着を防止する
ように制御される。
【0091】つぎに、の各種情報の退避について説明
する。電源遮断時に実行していたジョブを電源復旧後に
再現続行し得るように、必要な情報を電源供給停止後も
データが消えることのないように不揮発性メモリ(RA
M)113に退避格納させる。退避させる情報として
は、a.電源遮断の発生を示すフラグ、b.倍率、給紙
段、コピー枚数設定値、コピーモード等の各種設定値、
c.中断するまでのコピー終了枚数、ソータ排出ビン番
号等のジョブの経過状況を示す各種カウンタの値、d.
ADF2上の原稿の有無、排紙トレイ・両面トレイなど
における転写紙の有無、給紙カセットの紙サイズ等の機
械及び周辺の機械状態などの情報である。
【0092】また、の処理については、後述するが、
停電発生からの経過時間に応じて再開時(電源復旧時)
の処理を変える必要があるので、停電発生時に経過時間
を計測するためのタイマ(カレンダIC108)を起動
させる。
【0093】また、のユーザへの停電報知について説
明する。シャットダウンプロセスは特別な動作であるた
め、ユーザの操作を受付けずに、リピートコピーが中断
してしまうが、この際に、何らかの表示をしないと、ユ
ーザに不安感・不信感を与えてしまう。しかし、表示器
はかなり電力を消費するので、できれば消灯させたい。
また、停電時の動作ということを考えると、イメージ的
にもあまり表示をつけておくというのは好ましいとはい
えない。そこで、ここではシャットダウンプロセス時に
は、特定の表示、例えば図26に示す停電表示254の
みを点灯表示させ、他は全て消灯とさせるものとした。
【0094】さらに、の過放電防止について説明す
る。シャットダウン終了後も無停電電源91による通常
の電力供給を続けることは、蓄電池の早期消耗、過放電
による劣化を招く。そこで、ここではシャットダウンプ
ロセス終了時に終了信号を無停電電源91に送出し、停
電表示部254を除き、給電を停止させる。これによ
り、蓄電池の利用は必要最小限に抑えられ、過放電によ
る劣化が防止される。
【0095】以上の内容を、図35のタイミングチャー
ト、図36のコピー制御フローチャート、図37のシャ
ットダウンプロセスのゼネラルフローチャートに示す。
【0096】しかして、停電後の電源復旧に伴う給電再
開時の処理について図1のフローチャートを参照して説
明する。図1は電源立上げ時の処理を示すもので、ま
ず、コピーモードの初期化、周辺機やスキャナ等のホー
ミング処理、定着ヒータなどの各負荷のオン等の処理を
行う。その後、電源遮断発生フラグによって通常の立上
げか、電源遮断後の電源復旧による立上げかを判断す
る。通常の電源立上げであれば、通常通り、待機状態に
移行する。電源遮断後の復旧立上げであれば、以下のよ
うな特殊な処理を行う。まず、停電発生により起動され
たタイマ108により計時された停電発生から電源復旧
までの経過時間が、予め設定された所定時間以上となっ
ていれば、通常の電源立上げ時の場合と同様に、そのま
ま待機状態となる。従って、コピーモードとしては初期
モードとされる。この処理Aを行う手段が、請求項1記
載の発明にいう「モード解除手段」に相当する。また、
所定時間以上経過していない復旧時には、現在の機械状
態をチェックして停電発生時の機械状態との間で、状態
に変化があったかをチェックし、変化があれば、通常の
電源立上げ時の場合と同様に、そのまま待機状態とな
る。従って、コピーモードとしては初期モードとされ
る。この処理Bを行う手段が、請求項2記載の発明にい
う「モード解除手段」に相当する。ここに、機械状態の
変化とは、給紙カセットの変更、紙サイズの変更、排紙
トレイや両面トレイでの転写紙の無、ADF2上での原
稿の無など、正常に中断したジョブを再開できない状態
をいう。
【0097】よって、逆に、停電発生から所定時間内の
電源復旧であって、機械状態にも変化がない場合には、
停電発生時のコピーモードで再開させることが可能であ
るので、不揮発性メモリ113に退避させたコピーモー
ドやそれまでのコピー枚数、排紙ビン55の段数などの
カウンタを再セットし、ユーザに対しては原稿の戻し枚
数など、再開に必要な情報を表示提供する。
【0098】ところで、本実施例において、転写紙の排
出搬送経路に対して、図2に示すようにスタンプ装置5
9を付設しておき、選択的にスタンピング可能とし、上
記の転写紙排出処理を行う際に、その転写紙にスタン
ピングして、停電に関する情報を記録するようにスタン
プ駆動制御手段(図示せず)で制御すれば、白紙状態又
は画像が途中で途切れた転写紙を後で見た場合、そのミ
スコピーが停電に起因することを明示させ得るものとな
る。
【0099】或いは、このようなスタンプ装置59を別
個に設けず、光書込み装置15を付加情報記録手段とし
て併用し、上記の転写紙排出処理を行う際に、光書込
み装置15により停電に関する情報の光書込みを行って
転写紙に転写することで、停電に関する情報を記録する
ように付加情報記録制御手段(図示せず)で制御すれ
ば、白紙状態又は画像が途中で途切れた転写紙を後で見
た場合、そのミスコピーが停電に起因することを明示さ
せ得るものとなる。
【0100】つづいて、本発明の第二の実施例を図38
及び図39により説明する。本実施例は、図38に示す
ように、ソータユニット3にステープラ251が付設さ
れたものに適用したものである。このステープラ251
はロッド252に沿って上下動して任意位置のビン55
に排紙されている記録紙束をステープル針でステープル
可能とされたものである。
【0101】このようなステープラ251を備えた複写
機におけるコピー終了後のステープル処理について図3
9のフローチャートを参照して説明する。まず、ステー
プルモードが設定されている場合、コピー終了時にソー
タユニット3の各ビン55に排出されている転写紙束に
対してステープル処理を行う。まず、RAM113上に
確保された変数BINNoに初期値1を入れ、このBI
NNoの示すビン55へステープラ251を移動させ
る。そこで、そのビン55に排出されている記録紙束の
中に停電や瞬断による白紙等のミスコピーが混入してい
る可能性があるか否か判断し、混入している可能性のな
い場合に限り、ステープル動作を実行し、ミスコピー紙
の混入している可能性のあるビン55の記録紙束に対す
るステープル動作は中止させる。この処理Cが請求項5
記載の発明にいう「ステープル動作制御手段」に相当す
る。その後、全ての排出紙(ビン)に対してステープル
動作が終了したか否か判断し、終了したら、ステープル
しなかったビン番号を表示部229に表示させる。これ
により、ステープルしなかったビン55中の記録紙束か
らの白紙等のミスコピー紙の取り除きが促され、停電発
生時の後処理性が向上するものとなる。
【0102】
【発明の効果】本発明は、上述したように構成したの
で、請求項1記載の発明によれば、電源遮断が一定時間
以上に渡って続いた場合には、保持されていた停電前の
画像形成モードをモード解除手段により解除して初期モ
ードに戻すようにしたので、中断された画像形成を再開
させる意思のないユーザが前のモードにより混乱した
り、ミスコピーの誘発を防止し得るとともに、一定時間
以内であれば停電前の画像形成モードを再現し得ること
により再開動作の容易性を維持することができる。
【0103】また、請求項2記載の発明によれば、電源
遮断前の機械状態と電源復旧時の機械状態とが違ってい
ることによりユーザに再開の意思がないと考えられる場
合や、用紙なし等により遮断前の機械状態にすることが
完全には不可能な場合には、同様に、保持されていた停
電前の画像形成モードをモード解除手段により解除して
初期モードに戻すようにしたので、中断された画像形成
を再開させる意思のないユーザが前のモードにより混乱
したり、ミスコピーの誘発を防止することができる。
【0104】一方、請求項3又は4記載の発明によれ
ば、停電発生時に記録動作の中断された白紙状態又は途
中で画像の途切れたような記録紙に対して停電に関する
情報を記録させるようにしたので、ユーザにとってミス
コピーの発生が停電によるものである旨を正確に知らせ
ることができ、無用な混乱・不安感をなくすことがで
き、よって、無停電電源の容量を必要以上に大きくする
対応策をとる必要もないものとなる。
【0105】また、請求項5記載の発明によれば、ステ
ープル付きソータを備えたものにおいて、停電により排
出された白紙や画像が途中で途切れた記録紙を含むよう
なビンに対しては、その排紙記録紙のステープル動作を
中止させるようにしたので、そのままステープルしてし
まった場合の不都合を回避して、容易に後処理し得るも
のとし、特に、請求項6記載の発明によれば、ステープ
ル動作を中止させたビン番号を表示させるようにしたの
で、白紙等のミスコピー紙をそのビンから取り除くこと
を容易に行えるものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施例を示すフローチャートで
ある。
【図2】デジタル複写機全体の概略構成図である。
【図3】書込み系構成を示す平面図である。
【図4】その正面図である。
【図5】電装制御系全体を示す概略ブロック図である。
【図6】スキャナ制御系付近を主体として示すブロック
図である。
【図7】ソータ、両面制御系を主体として示すブロック
図である。
【図8】給紙制御系を主体として示すブロック図であ
る。
【図9】シーケンス制御系を主体として示すブロック図
である。
【図10】メイン制御系を主体として示すブロック図で
ある。
【図11】スキャナにおける処理回路を示すブロック図
である。
【図12】IPU構成を示すブロック図である。
【図13】IPU出力データ形式を示す模式図である。
【図14】メモリシステムを示すブロック図である。
【図15】その一般的構成例を示すブロック図である。
【図16】その実施例方式の構成例を示すブロック図で
ある。
【図17】メモリ装置を示すブロック図である。
【図18】そのメモリユニット構成例を示すブロック図
である。
【図19】データ構成例を示す模式図である。
【図20】メモリ装置の変形例を示すブロック図であ
る。
【図21】外部記憶装置の構成例を示すブロック図であ
る。
【図22】メモリ装置の別の変形例を示すブロック図で
ある。
【図23】ベースを主体として示すアプリケーションユ
ニット構成のブロック図である。
【図24】APL1,2,4を主体として示すアプリケ
ーションユニット構成のブロック図である。
【図25】APL3を主体として示すアプリケーション
ユニット構成のブロック図である。
【図26】操作部構成例を示す平面図である。
【図27】原稿読取り処理回路構成を示すブロック図で
ある。
【図28】そのIPU構成を示すブロック図である。
【図29】ファクシミリ回線及びプロトコル制御系を示
すブロック図である。
【図30】RAMマップを示す説明図である。
【図31】切換え型の無停電電源構成を示すブロック図
である。
【図32】無瞬断型の無停電電源構成を示すブロック図
である。
【図33】電源遮断時の処理を示すタイミングチャート
である。
【図34】通電オフに伴う定着部温度特性を示す特性図
である。
【図35】シャットダウンプロセスを伴うコピープロセ
スを示すタイミングチャートである。
【図36】コピー制御を示すゼネラルフローチャートで
ある。
【図37】シャットダウンプロセスを示すゼネラルフロ
ーチャートである。
【図38】本発明の第二の実施例を示すデジタル複写機
の概略構成図である。
【図39】ステープル処理制御を示すフローチャートで
ある。
【符号の説明】
3 ソータ 55 ビン 59 スタンプ手段 91 無停電電源 108 計時手段 113 モード保持手段、記憶手段 229 表示手段 251 ステープラ A,B モード解除手段 C ステープル動作制御手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B42B 4/00 6763−2C B42C 1/12 6763−2C B65H 39/11 S 9037−3F G03G 15/00 108 7369−2H 15/04 119 9122−2H 120 9122−2H 15/22 105 B 6830−2H H04N 1/00 C 4226−5C (72)発明者 小細工 清人 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 石井 君育 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電源遮断時に所定時間電力を供給する無
    停電電源と、停電発生時も停電前の画像形成モードを保
    持するモード保持手段と、停電発生時からの経過時間を
    計測する計時手段とを備えた無停電電源付き画像形成装
    置において、前記計時手段により計測された停電後の経
    過時間が一定時間以上継続したときに前記モード保持手
    段に保持させた画像形成モードを解除して初期モードに
    戻すモード解除手段を設けたことを特徴とする無停電電
    源付き画像形成装置。
  2. 【請求項2】 電源遮断時に所定時間電力を供給する無
    停電電源と、停電発生時も停電前の画像形成モードを保
    持するモード保持手段と、停電発生時の機械状態を停電
    中も記憶する記憶手段とを備えた無停電電源付き画像形
    成装置において、電源復旧時の機械状態が前記記憶手段
    に記憶された機械状態と異なるときには前記モード保持
    手段に保持させた画像形成モードを解除して初期モード
    に戻すモード解除手段を設けたことを特徴とする無停電
    電源付き画像形成装置。
  3. 【請求項3】 電源遮断時に所定時間電力を供給する無
    停電電源を備えた無停電電源付き画像形成装置におい
    て、記録紙に原稿画像にない情報を記録する付加情報記
    録手段と、停電発生時にこの付加情報記録手段を駆動さ
    せて記録動作の中断された記録紙上に停電に関する情報
    を記録させる付加情報記録制御手段とを設けたことを特
    徴とする無停電電源付き画像形成装置。
  4. 【請求項4】 電源遮断時に所定時間電力を供給する無
    停電電源を備えた無停電電源付き画像形成装置におい
    て、記録紙に特定情報を記録するスタンプ手段と、停電
    発生時に前記スタンプ手段を駆動させて記録動作の中断
    された記録紙上に停電に関する特定情報を記録させるス
    タンプ駆動制御手段とを設けたことを特徴とする無停電
    電源付き画像形成装置。
  5. 【請求項5】 電源遮断時に所定時間電力を供給する無
    停電電源と、記録された記録紙を各ビン毎にステープル
    自在なステープラ付きソータとを備えた無停電電源付き
    画像形成装置において、停電発生時に排紙対象とされた
    ビンに排紙された記録紙に対するステープル動作を中止
    させるステープル動作制御手段を設けたことを特徴とす
    る無停電電源付き画像形成装置。
  6. 【請求項6】 ステープル動作制御手段によりステープ
    ル動作を中止させたビンのビン番号を表示するビン番号
    表示手段を設けたことを特徴とする請求項5記載の無停
    電電源付き画像形成装置。
JP3182813A 1991-07-24 1991-07-24 無停電電源付き画像形成装置 Pending JPH0527496A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7209265B2 (en) 2000-03-24 2007-04-24 Ricoh Company, Ltd. Method, apparatus and computer program product for initializing image processing apparatus
JP2013228513A (ja) * 2012-04-25 2013-11-07 Kyocera Document Solutions Inc 画像形成装置

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