JP4574033B2 - 画像形成装置およびその制御方法 - Google Patents
画像形成装置およびその制御方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4574033B2 JP4574033B2 JP2001050975A JP2001050975A JP4574033B2 JP 4574033 B2 JP4574033 B2 JP 4574033B2 JP 2001050975 A JP2001050975 A JP 2001050975A JP 2001050975 A JP2001050975 A JP 2001050975A JP 4574033 B2 JP4574033 B2 JP 4574033B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- unit
- function
- image data
- copy
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Facsimiles In General (AREA)
- Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)
- Control Or Security For Electrophotography (AREA)
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像形成装置、特に少なくとも金銭の支払いをデータを出力するための条件とする画像形成装置およびその制御方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
複写機のデジタル化に伴い、複写機のスキャナ機能、プリンタ機能等を利用してファクシミリ送受信を行うファクシミリ機能、PDL(Page Description Language )プリンタ等、複数の機能を併せ持つ複合機が実用されてきている。この種の複合機は、複写機機能、ファクシミリ機能あるいはPDLプリント機能等の単機能だけでなく、たとえばPDL展開画像をファクシミリ送信するなどの複数の機能間でも動作可能となるように構成されている。さらに、複合機をLAN経由で接続することにより、コンピュータ装置等でも複合機の機能を利用可能にする。
【0003】
また、コピー機ではコピーされた画像の用紙サイズ、用紙種類、用紙枚数あるいはカラー/白黒等に対して課金処理を施す機能を備えた装置が実用化されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従来、コピー機で使用されていたコイン投入型の課金システムをPDLプリンタ機能とコピー機能等の複数の機能を有する複合機に適用すると以下のような問題がある。
複数ぺージのデータをプリントしている最中に、ユーザの所有金額等の都合によりプリントが途中でできなくなり、プリントされずに複合機内に残存しているデータがある。この場合、他のユーザがコピー機能を使ってコピーしようとしてコインを投入すると、残存していたデータが意図しないデータとして出力されてしまうおそれがある。
【0005】
また、原稿台に置き忘れたコピー原稿がある状態で、他のユーザがプリント機能を使ってプリントをしようとしてコインを投入し、スタートキーを押下すると、原稿台の原稿のコピーが意図しないデータとして出力されてしまうおそれもある。
【0006】
本発明はかかる実情に鑑み、適正かつ円滑な装置作動を保証し、特にコピー課金のシステムをコピー機能とプリント機能等の複数の機能を有する画像形成装置およびその制御方法を提供することを目的とする。また特に本発明は、ユーザが意図しないデータが出力されてしまうことを防止することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の画像形成装置は、原稿台の原稿を画像データとして読取る読取り手段と、
他の装置から転送されてきた画像を表すコードデータを受信するインタフェース手段と、
前記インタフェース手段から転送されたコードデータを画像データに展開するフォーマッタ手段と、
前記読取り手段により読み取った画像データ及び前記フォーマッタ手段により展開された画像データをプリントするプリント手段と、
前記読取り手段により読み取った画像データを前記プリント手段によりプリントするコピー機能か、前記フォーマッタにより展開された画像データを前記プリント手段によりプリントするプリント機能かをユーザが選択するための選択手段と、
ユーザが金銭を投入するための投入手段と、
ユーザが前記選択手段により前記プリント機能を選択し、かつ、前記投入手段へ金銭が投入されたことを検出すると、前記フォーマッタ手段を前記インタフェース手段からのコードデータを受け付けない状態から受け付ける受付状態に切替える切替手段と、
前記インタフェース手段から転送されたコードデータに基づいて出力モードを判定し、該出力モードに基づいて、前記プリント機能による一枚のプリント料金を算出し、また、前記画像形成装置に設定されたコピー設定に基づいて、前記コピー機能による一枚目のコピー料金を算出する算出手段と、
ユーザが前記選択手段により前記プリント機能を選択すると、前記コピー機能によるコピー出力を禁止し、ユーザが前記選択手段により前記コピー機能を選択すると、前記プリント機能によるプリント出力を禁止する禁止手段と、を有し、
ユーザが前記選択手段により前記プリント機能を選択すると、前記禁止手段により前記コピー機能によるコピー出力を禁止し、かつ、前記投入手段へ金銭が投入されたことを検出すると、前記切替手段により前記フォーマッタ手段を前記受付状態に切替え、前記算出手段により前記プリント料金を算出し、該算出したプリント料金を満足する金銭が前記投入手段へ投入されたことを検出すると、前記フォーマッタ手段により展開された画像データを前記プリント手段によりプリントし、
ユーザが前記選択手段により前記コピー機能を選択すると、前記禁止手段により前記プリント機能によるプリント出力を禁止し、前記算出手段により前記コピー料金を算出し、該算出したコピー料金を満足する金銭が前記投入手段へ投入されたことを検出すると、前記読取り手段により読み取った画像データを前記プリント手段によりプリントする、ことを特徴とする画像形成装置。
【0008】
本発明の画像形成装置の制御方法は、原稿台の原稿を画像データとして読取り、該画像データをプリントするコピー機能と、他の装置から受信した画像を表すコードデータをフォーマッタ部により画像データに展開し、該画像データをプリントするプリント機能とを有する画像形成装置の制御方法であって、
前記画像形成装置は、
ユーザ操作により前記プリント機能が選択されると、前記コピー機能によるコピー出力を禁止し、かつ、金銭投入部に金銭が投入されたことを検出すると、前記フォーマッタ部を前記コードデータを受け付けない状態から受け付ける状態に切替え、前記コードデータに基づいて出力モードを判定し、該出力モードに基づいて、前記プリント機能による一枚のプリント料金を算出し、該算出したプリント料金を満足する金銭が前記金銭投入部へ投入されたことが検出されると、前記フォーマッタ部により展開された画像データをプリントし、
ユーザ操作により前記コピー機能が選択されると、前記プリント機能によるプリント出力を禁止し、前記画像形成装置に設定されたコピー設定に基づいて、前記コピー機能による一枚目のコピー料金を算出し、該算出したコピー料金を満足する金銭が前記金銭投入部へ投入されたことが検出されると、前記原稿台から読み取った画像データをプリントする、ことを特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づき、本発明の好適な実施の形態を説明する。
図1は、本発明の実施形態における画像形成装置の構成を示すブロック図である。図において、リーダ部1は原稿の画像を読み取り、原稿画像に応じた画像データをプリンタ部2および画像入出力制御部3へ出力する。プリンタ部2は、リーダ部1および画像入出力制御部3からの画像データに応じた画像を記録紙上に記録する。画像入出力制御部3はリーダ部1に接続されており、ファクシミリ部4、ファイル部5、ネットワーク用のコンピュータインタフェース部7、フォーマッタ部8、ブロックセレクション部9およびコア部10などを含む。
【0015】
ファクシミリ部4は、電話回線13を介して受信した圧縮画像データを伸長して、伸長された画像データをコア部10へ転送する。またコア部10から転送された画像データを圧縮して、圧縮された圧縮画像データを電話回線13を介して送信する。ファクシミリ部4にはハードディスク11が接続されており、受信した圧縮画像データを一時的に保存することができる。
【0016】
ファイル部5には外部記憶装置、すなわち光磁気ディスクドライブユニット6が接続されている。ファイル部5はコア部10から転送された画像データを圧縮し、その画像データを検索するためのキーワードとともに光磁気ディスクドライブユニット6にセツトされた光磁気ディスクに記憶させる。また、ファイル部5はコア部10を介して転送されたキーワードに基づいて光磁気ディスクに記憶されている圧縮画像データを検索し、検索された圧縮画像データを読み出して伸長し、伸長された画像データをコア部10へ転送する。
【0017】
コンピュータインタフェース部7は、パーソナルコンピュータあるいはワークステーション(PC/WS)12とコア部10の間のインタフェースであり、シリアルなどの基本インタフェースからLANまでサポートする。なお、ネットワーク機能としては、シリアル(SLIP)やLAN(Local Area Network)のまでサポートする。なお、ネットワーク機能としては、SLIPやLAN上でNetware,TCP/IP,Ether Talk等のプロトコルをサポートし、NFS等の上位レイヤのサービスもサポートする。
【0018】
フォーマッタ部8はPC/WS12から転送された画像を表すコードデータをプリンタ部2で記録することができる画像データに展開するものである。
ブロックセレクション部9は画像データを蓄積し、その蓄積した画像データを分析して、テキスト部とイメージ部に分類し、分類されたデータとそのレイアウト情報を関連付けて管理する。
【0019】
コア部10については後述するが、コア部10はリーダ部1、ファクシミリ部4、ファイル部5、ネットワーク・インタフェース部7、フォーマッタ部8、イメージメモリ部9、コインロボ部14のそれぞれの間のデータの流れを制御する。
【0020】
コインロボ部14は、ユーザにより投入されたコインの料金をコア部10に通知する。なお、コインロボ部14が白黒/カラーの料金を管理している場合には、コア部10に対して白黒/カラー印刷が可能かどうか、または白黒/カラー印刷それぞれの可能印刷枚数をコア部10に通知するようにしてもよい。コア部10はコインロボ部14からの通知を受けてから画面を立ち上げたり、印刷動作を実施する。
【0021】
図2は、リーダ部1およびプリンタ部2の構成を示す断面図である。リーダ部1の原稿給送装置101は原稿を最終頁から順に1枚ずつプラテンガラス102上へ給送する。原稿の読取り動作終了後、プラテンガラス102上の原稿を排出する。原稿がプラテンガラス102上に搬送されると、ランプ103が点灯し、そしてスキャナユニット104の移動を開始させて、原稿を露光走査する。このときの原稿からの反射光は、ミラー105,106,107およびレンズ108によってCCDイメージセンサ(以下、CCDという)109へ導かれる。
【0022】
このように走査された原稿の画像はCCD109によって読み取られ、CCD109から出力される画像データは、所定の処理が施された後、プリンタ部2および画像入出力制御部3のコア部10へ転送される。
【0023】
プリンタ部2のレーザドライバ221はレーザ発光部201を駆動するものであり、リーダ部1から出力された画像データに応じたレーザ光を、レーザ発光部201に発光させる。このレーザ光は感光ドラム202に照射され、感光ドラム202にはレーザ光に応じた潜像が形成される。この感光ドラム202の潜像の部分には現像器203によって現像剤が付着される。そして、レーザ光の照射開始と同期したタイミングで、カセット204およびカセット205のいずれかから記録紙を給紙して転写部206へ搬送し、感光ドラム202に付着された現像剤を記録紙に転写する。現像剤の乗った記録紙は定着部207に搬送され、定着部207の熱と圧力により現像剤は記像紙に定着される。
【0024】
定着部207を通過した記録紙は排出ローラ208によって排出され、ソータ220は排出された記録紙をそれぞれのビンに収納して記録紙の仕分けを行う。
なお、ソータ220は仕分けが設定されていない場合は最上ビンに記録紙を収納する。また、両面記録が設定されている場合は、排出ローラ208まで記録紙を搬送した後、排出ローラ208の回転方向を逆転させ、フラッパ209によって再給紙搬送路210へ導く。多重記録が設定されている場合には、記録紙を排出ローラ208まで搬送しないようにフラッパ209によって再給紙搬送路210へ導く。再給紙搬送路210へ導かれた記録紙は、上述したタイミングで転写部206へ給紙される。
【0025】
図3は、リーダ部1の構成例を示すブロック図である。図3において、CCD109から出力された画像データは、A/D・SH部110でアナログ/デジタル変換されるとともに、シェーディング補正が行われる。A/D・SH部110によって処理された画像データは、画像処理部111を介してプリンタ部2へ転送されるとともに、インターフェイス部113を介して画像入出力制御部3のコア部10へ転送される。
【0026】
CPU114は操作部115で設定された設定内容に応じて画像処理部111およびインターフェイス113を制御する。たとえば操作部115でトリミング処理を行って複写を行う複写モードが設定されている場合は、画像処理部111でトリミング処理を行わせてプリンタ部2へ転送させる。また、操作部115でファクシミリ送信モードが設定されている場合は、インターフェイス113から画像データと、設定されたモードに応じた制御コマンドとをコア部10へ転送させる。このようなCPU114の制御プログラムはメモリ116に記憶されており、CPU114はこのメモリ116を参照しながら制御を行う。また、メモリ116はCPU114の作業領域としても使われる。
【0027】
図4は、コア部10の構成例を示すブロック図である。図4において、リーダ部1からの画像データはインターフェイス122を介してデータ処理部121へ転送される。また、リーダ部1からの制御コマンドはインターフェイス122を介してCPU123へ転送される。データ処理部121は画像の回転処理や変倍処理などの画像処理を行う。リーダ部1からデータ処理部121へ転送された画像データは、リーダ部1から転送された制御コマンドに応じて、インターフェイス120を介してファクシミリ部4、ファイル部5、コンピュータインタフェース部7へ転送される。
【0028】
また、コンピュータインタフェ一ス部7を介して入力された画像を表すコードデータは、データ処理部121に転送された後フォーマッタ部8へ転送されて画像データに展開される。この画像データはデータ処理部121に転送された後、ファクシミリ部4やプリンタ部2へ転送される。ファクシミリ部4からの画像データは、データ処理部121へ転送された後、プリンタ部2やファイル部5、コンピュータインタフェース部7へ転送される。また、ファイル部5からの画像データは、データ処理部121へ転送された後、プリンタ部2やファクシミリ部4、コンピュータインタフェース部7へ転送される。
また、コインロボ部14からの情報は、インタフェース125を介してCPU123へ転送される。
【0029】
CPU123はメモリ124に記憶されている制御プログラムおよびリーダ部1から転送された制御コマンドに従って、このような制御を行う。また、メモリ124はCPU123の作業領域としても使われる。このようにコア部10を中心にして原稿画像の読取り、画像のプリント、画像の送受信、画像の保存、コンピュータからのデータの入出力などの機能を複合させた処理を行うことが可能である。
【0030】
つぎに図5は、本実施形態における画像形成装置の課金システムのフローを示している。
図5のステップS500において、電源投入時にコア部10のもとで通常のコピー立上げ動作を実施する。フォーマッタ部8(PDL)に対しては、初期化処理を実施するが、通常PC/WS12からPDL(Page Description Language )データ受付可能モードまで移行せず、プリント待機中としてPDLデータを受け付けない状態でとめる。
【0031】
なお、PDLデータは、図6に示すような論理構造になっている。図6において601はヘッダ部であり、記述言語(LIPS)、用紙サイズ、片面/両面等の出力モード、印刷部数等の設定に関する情報を示す。602はヘッダ部601に示された記述言語で書かれた印刷データを示す。なお、複数ページ分のデータが書かれている場合もある。
【0032】
ステップS501において、図7に示すように、操作部115にモード選択を促すメッセージ701と、コピー機能を選択するための操作ボタン702と、PDLデータのプリント機能を選択するための操作ボタン703と表示し、いずれかの機能を選択するための画面を表示する。プリント機能が選択された場合にはステップS502へ、またコピー機能が選択された場合にはステップS509へ進む。また、図7ではコピー機能とプリント機能を選択できる表示を行っているが、ファクシミリ機能等の他の機能も表示し、選択できるようにしてもよい。
【0033】
ステップS502において、すべてのセットアップが完了した時点で、操作部115にコイン投入画面を表示する。なおこの場合、選択されなかったコピー機能での出力はガードされ、原稿給送装置やプラテンガラス上(以下、原稿台上という)の原稿のコピーが誤って出力されないようにする。
【0034】
ステップS503において、コインロボ部14にコインが投入されればステップS504へ進み、投入されなければステップS503に戻る。尚、スッテプS503では、フリントに必要なコインの枚数(料金)を判断するのではなく、コインが投入されたかどうかを判断している。これは、プリントをしよとしているユーザが複合機のそばにいることを判断するために行っている。したがって、ステップS503でコインが投入された場合はユーザが近くにいるものとみなしてステップS504以降の処理を行うことになる。
【0035】
ステップS504において、コア部10は、コインロボ部14からのコイン投入の通知を受けて、プリントレディ信号をONにする。この信号を受けてフォーマッタ部8(PDL)を、PDLデータ受付け可能とする。なお、ここでは、コインロボ部14にコインが投入されると、フォーマッタ部8でPDLデータを受け付け可能にしたが、ステップS501でプリント機能が選択されたら、フォーマッタ部8でPDLデータを受け付け可能にしてもよい。これは、操作部115でプリント機能が選択された時点で、プリントをしよとしているユーザが複合機のそばにいることを判断することができるからである。
【0036】
また、ステップS505において、PC/WS12の操作部もしくは操作部115の操作により、PC/WS12からPDLデータをコンピュータインタフェース部7経由でフォーマッタ部8に転送し、実際に展開する。そしてヘッダ部601を解釈することにより出力モード(白黒/カラー、用紙サイズ、解像度、片面/両面)をコア部10に通知する。
【0037】
ステップS506において、ステップS505で確定した出力モードに基づいて、すなわちPDLデータのプリント機能の出力モードに基づいて、コピーの課金と同じ方法で一枚目の印刷に必要な料金の算出を実施する。コインロボ部14に投入されている金額が足りていればステップS507へ、足りていなければスナッフS502へ戻る。
【0038】
ステップS507において、フォーマッタ部8から印刷データをコア部10に渡し、実際に印刷を実行し、ステップS508において、印刷完了時点でコインロボ部14に投入された料金から印刷した料金を差し引く等の実際の課金処理を行う。
【0039】
スッテプS509では、ステップS505で展開したデータで印刷していないぺージがあるかを判断し、全てのぺ一ジの印刷が終了していれば処理を終了する。
印刷するぺージがある場合は、ステップS506に戻り、ステップS506、ステップS507、ステップS508で残りのぺージの印刷を行う。
【0040】
以上のようにステップS501において、プリント機能が選択された場合は、たとえ原稿台に原稿が置いであったとしても、コピー動作が開始されてしまうことを防止できる。
【0041】
また、ステップS501において、コピー機能が選択された場合は、リーダ部1から読み取られた原稿以外のデータ、即ち、プリント機能選択時にフォーマッタ部8で展開され、印刷されずにメモリに記憶されたままでいるデータ等のコピー機能以外のデータがコア部10から入力されて誤って印刷されないようにガードすると共に、ステップS510において、操作部115にコピー設定(白黒/カラー、用紙サイズ、解像度、片面/両面)の表示を行う。ステップS511において、コピー設定が行われ、コピー開始のための操作(OKボタン(図示せず)の押下等)が行われると、ステップS512において、設定された出カモードをリーダ部1からコア部10に渡す。コア部10は確定した出力モードに基づいて、原稿一枚のコピー料金を算出する。そして、ステップS513において、操作部115に算出したコピー料金と、コイン投入画面を表示する。
【0042】
ステップS514,S515において、コインロボ部14から通知に基づいて、少なくとも原稿一枚を設定された出力モードでコピーするのに必要な料金が投入されたと判断すると、コア部10はプリントレディー信号をONにし、ステップS515において、原稿台上の原稿を読み取り、読み取った画像をプリント部2にて印刷する処理を開始する。
【0043】
ステップS517では、コインロボ部14に投入された料金から印刷した料金を差し引く等の実際の課金処理を行う。
ステップS518では、原稿台上にまだコピーしていない原稿があるかを判断し、未処理の原稿がある場合は、ステップS513に戻り、残りの原稿をコピーするための処理を行い、ない場合は処理を終了する。
【0044】
なお、コインロボ部14へのコインの投入は、コピー機能の選択以降なら、コイン投入の表示が行われる前にもできるものとする。この場合、表示する料金は既に投入されている料金から印刷のために必要な料金を差し引いた料金を表示、すなわち印刷を開始するのに必要な料金を表示するようにしても、該必要な料金と一枚を印刷するのに必要な料金の両方を表示するようにしてもよい。
【0045】
以上のようにステップS501においてコピー機能が選択された場合は、たとえプリント機能選択時のプリントデータがメモリ等に残っていたとしても、プリントデータが誤って印刷されてしまうことを防止することができる。
このように本実施の形態によれば、たとえ選択した機能以外の機能で出力されるはずであったデータが誤って出力されてしまうことを防止することができる。
したがって、様々なユーザが同じ装置を使用する環境での、間違い印刷を防止することができる。
【0046】
ここで、上述した実施形態の機能を実現するように各種のデバイスを動作させるように、上記各種デバイスと接続された装置あるいはシステム内のコンピュータに対し、上記実施形態の機能を実現するためのソフトウェアのプログラムコードを供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(CPUあるいはMPU)に格納されたプログラムに従って上記各種デバイスを動作させることによって実施したものも、本発明の範疇に含まれる。
【0047】
また、この場合、上記ソフトウェアのプログラムコード自体が上述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコード自体、およびそのプログラムコードをコンピュータに供給するための手段、例えばかかるプログラムコードを格納した記憶媒体は本発明を構成する。かかるプログラムコードを記憶する記憶媒体としては、例えばフロッピーディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM等を用いることができる。
【0048】
また、コンピュータが供給されたプログラムコードを実行することにより、上述の実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードがコンピュータにおいて稼働しているOS(オペレーティングシステム)あるいは他のアプリケーションソフト等の共同して上述の実施形態の機能が実現される場合にもかかるプログラムコードは本発明の実施形態に含まれることは言うまでもない。
【0049】
さらに、供給されたプログラムコードがコンピュータの機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに格納された後、そのプログラムの指示に基づいてその機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって上述した実施形態の機能が実現される場合にも本発明に含まれる。
【0050】
【発明の効果】
以上説明したように本発明にれば、コピー課金のシステムをコピー機能を有する画像形成装置に有効に適用することができる。特に、プリント機能とコピー機能のそれぞれのシーケンス初期で管理することにより、簡単かつ確実にデータの間違い出力を防止することができ、たとえばPDL等のプリントデータが印刷されずに装置内に残っている場合に、コピーユーザがコインロボにコインを投入しても、前のユーザが残していったプリントデータが誤って印刷されてしまうことを防止できる。また、コピー用の原稿が原稿台に置かれていたとしても、プリントユーザがコインロボにコインを投入しても、原稿台の原稿がコピーされてしまうことを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態における画像処理装置のブロック図である。
【図2】本発明の実施形態におけるリーダ部およびプリンタ部の断面図である。
【図3】本発明の実施形態におけるリーダ部のブロック図である。
【図4】本発明の実施形態におけるコア部のブロック図である。
【図5】本発明の実施形態における課金システムの動作例を示すフローチャート図である。
【図6】本発明の実施形態におけるPDLデータの論理構造を示す図である。
【図7】本発明の実施形態における機能選択時の表示例を示す図である。
【符号の説明】
1 リーダ部
2 プリンタ部
3 画像入出力制御部
4 ファクシミリ部
5 ファイル部
7 コンピュータインタフェース部
8 フォーマッタ部
9 ブロックセレクション部
10 コア部
11 ハードディスク部
12 PC/WS部
14 コインロボ部
101 原稿給送装置
102 プラテンガラス
103 ランプ
104 スキャナユニット
105,106,107 ミラー
109 CCD
110 A/D・SH部
111 画像処理部
113 インターフェイス
114 CPU
115 操作部
116 メモリ
121 データ処理部
123 CPU
124 メモリ
201 レーザ発光部
202 感光ドラム
203 現像器
204,205 カセット
206 転写部
207 定着部
208 排出ローラ
209 フラッパ
210 再給紙搬送路
220 ソータ
221 レーザドライバ
Claims (5)
- 画像形成装置であって、
原稿台の原稿を画像データとして読取る読取り手段と、
他の装置から転送されてきた画像を表すコードデータを受信するインタフェース手段と、
前記インタフェース手段から転送されたコードデータを画像データに展開するフォーマッタ手段と、
前記読取り手段により読み取った画像データ及び前記フォーマッタ手段により展開された画像データをプリントするプリント手段と、
前記読取り手段により読み取った画像データを前記プリント手段によりプリントするコピー機能か、前記フォーマッタにより展開された画像データを前記プリント手段によりプリントするプリント機能かをユーザが選択するための選択手段と、
ユーザが金銭を投入するための投入手段と、
ユーザが前記選択手段により前記プリント機能を選択し、かつ、前記投入手段へ金銭が投入されたことを検出すると、前記フォーマッタ手段を前記インタフェース手段からのコードデータを受け付けない状態から受け付ける受付状態に切替える切替手段と、
前記インタフェース手段から転送されたコードデータに基づいて出力モードを判定し、該出力モードに基づいて、前記プリント機能による一枚のプリント料金を算出し、また、前記画像形成装置に設定されたコピー設定に基づいて、前記コピー機能による一枚目のコピー料金を算出する算出手段と、
ユーザが前記選択手段により前記プリント機能を選択すると、前記コピー機能によるコピー出力を禁止し、ユーザが前記選択手段により前記コピー機能を選択すると、前記プリント機能によるプリント出力を禁止する禁止手段と、を有し、
ユーザが前記選択手段により前記プリント機能を選択すると、前記禁止手段により前記コピー機能によるコピー出力を禁止し、かつ、前記投入手段へ金銭が投入されたことを検出すると、前記切替手段により前記フォーマッタ手段を前記受付状態に切替え、前記算出手段により前記プリント料金を算出し、該算出したプリント料金を満足する金銭が前記投入手段へ投入されたことを検出すると、前記フォーマッタ手段により展開された画像データを前記プリント手段によりプリントし、
ユーザが前記選択手段により前記コピー機能を選択すると、前記禁止手段により前記プリント機能によるプリント出力を禁止し、前記算出手段により前記コピー料金を算出し、該算出したコピー料金を満足する金銭が前記投入手段へ投入されたことを検出すると、前記読取り手段により読み取った画像データを前記プリント手段によりプリントする、ことを特徴とする画像形成装置。 - 前記禁止手段は、前記選択手段により前記コピー機能が選択された場合は、前記選択手段による前記プリント機能の選択時に前記フォーマッタ手段により展開された画像データが前記プリント手段によりプリントされずにメモリに記憶されたままでいたとしても、該画像データのプリント出力を禁止することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
- 原稿台の原稿を画像データとして読取り、該画像データをプリントするコピー機能と、他の装置から受信した画像を表すコードデータをフォーマッタ部により画像データに展開し、該画像データをプリントするプリント機能とを有する画像形成装置の制御方法であって、
前記画像形成装置は、
ユーザ操作により前記プリント機能が選択されると、前記コピー機能によるコピー出力を禁止し、かつ、金銭投入部に金銭が投入されたことを検出すると、前記フォーマッタ部を前記コードデータを受け付けない状態から受け付ける状態に切替え、前記コードデータに基づいて出力モードを判定し、該出力モードに基づいて、前記プリント機能による一枚のプリント料金を算出し、該算出したプリント料金を満足する金銭が前記金銭投入部へ投入されたことが検出されると、前記フォーマッタ部により展開された画像データをプリントし、
ユーザ操作により前記コピー機能が選択されると、前記プリント機能によるプリント出力を禁止し、前記画像形成装置に設定されたコピー設定に基づいて、前記コピー機能による一枚目のコピー料金を算出し、該算出したコピー料金を満足する金銭が前記金銭投入部へ投入されたことが検出されると、前記原稿台から読み取った画像データをプリントする、ことを特徴とする画像形成装置の制御方法。 - 前記画像形成装置は、前記コピー機能が選択された場合は、前記プリント機能の選択時に前記フォーマッタ部により展開された画像データがプリントされずにメモリに記憶されたままでいたとしても、該画像データのプリント出力を禁止することを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置の制御方法。
- 請求項1又は2に記載の画像形成装置の各手段としてコンピュータを機能させるための、コンピュータにより実行されるプログラム。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001050975A JP4574033B2 (ja) | 2000-02-29 | 2001-02-26 | 画像形成装置およびその制御方法 |
US09/793,097 US7190484B2 (en) | 2000-02-29 | 2001-02-27 | Cash operated image forming apparatus and its control method |
US11/097,342 US7728993B2 (en) | 2000-02-29 | 2005-04-04 | Image forming apparatus, control method and storage medium in which a selecting device selects a print function or a copy function |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000052955 | 2000-02-29 | ||
JP2000-52955 | 2000-02-29 | ||
JP2001050975A JP4574033B2 (ja) | 2000-02-29 | 2001-02-26 | 画像形成装置およびその制御方法 |
Publications (3)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001320525A JP2001320525A (ja) | 2001-11-16 |
JP2001320525A5 JP2001320525A5 (ja) | 2008-04-10 |
JP4574033B2 true JP4574033B2 (ja) | 2010-11-04 |
Family
ID=26586332
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001050975A Expired - Fee Related JP4574033B2 (ja) | 2000-02-29 | 2001-02-26 | 画像形成装置およびその制御方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4574033B2 (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH10105007A (ja) * | 1996-09-27 | 1998-04-24 | Minolta Co Ltd | 複写機 |
JP2000056625A (ja) * | 1998-08-07 | 2000-02-25 | Ricoh Co Ltd | 画像形成システム |
-
2001
- 2001-02-26 JP JP2001050975A patent/JP4574033B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH10105007A (ja) * | 1996-09-27 | 1998-04-24 | Minolta Co Ltd | 複写機 |
JP2000056625A (ja) * | 1998-08-07 | 2000-02-25 | Ricoh Co Ltd | 画像形成システム |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2001320525A (ja) | 2001-11-16 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3862459B2 (ja) | 周辺機器制御システム、情報処理装置及び方法 | |
US5918088A (en) | Image forming apparatus and method of forming images | |
US6427058B1 (en) | Image forming apparatus having a 1 to N mode of dividing an original into a plurality of regions | |
US6559967B1 (en) | Image storage apparatus | |
US7728993B2 (en) | Image forming apparatus, control method and storage medium in which a selecting device selects a print function or a copy function | |
JP4748785B2 (ja) | 情報処理装置、データ処理方法、記憶媒体、コンピュータプログラム | |
JP3703375B2 (ja) | 画像処理装置および画像処理方法 | |
JP2007021808A (ja) | 画像形成装置 | |
JP4574033B2 (ja) | 画像形成装置およびその制御方法 | |
JP2006243999A (ja) | 画像形成装置 | |
JP4508445B2 (ja) | 画像形成装置、その制御方法、および、プログラム | |
JP4612775B2 (ja) | 画像形成装置およびその制御方法 | |
JP2004012599A (ja) | 画像処理システム | |
JP3814513B2 (ja) | デジタル複合機 | |
JP2006231858A (ja) | 画像形成装置 | |
JP3459780B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP3495867B2 (ja) | 画像形成装置及び情報出力装置及びそれらの方法 | |
JP3862568B2 (ja) | 画像処理装置および画像処理装置の制御方法およびコンピュータが読み取り可能な記憶媒体およびプログラム | |
JP2008054109A (ja) | データ保存機能を有する画像形成装置及びその方法 | |
JP2006150801A (ja) | 画像形成装置 | |
JP2006245762A (ja) | 画像形成システム | |
JP2000184108A (ja) | 画像形成装置および画像形成装置の制御方法 | |
JPH09247347A (ja) | 画像処理装置及び方法 | |
JP2006222747A (ja) | 文書管理システム | |
JPH0527496A (ja) | 無停電電源付き画像形成装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20080226 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20080226 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20090812 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20090818 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20091016 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20100525 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20100721 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20100810 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20100818 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130827 Year of fee payment: 3 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |