JP3363285B2 - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP3363285B2
JP3363285B2 JP13680095A JP13680095A JP3363285B2 JP 3363285 B2 JP3363285 B2 JP 3363285B2 JP 13680095 A JP13680095 A JP 13680095A JP 13680095 A JP13680095 A JP 13680095A JP 3363285 B2 JP3363285 B2 JP 3363285B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、不特定な、周辺機など
の付加機能が接続可能な画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来技術としては、環境保護、省資源の
ために、装置本体または一部を再利用する事を目的と
し、再利用するユニットの制御プログラムを画像形成装
置に送信する外部管理装置の制御に関する技術はあっ
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】画像形成装置本体に新
たに接続した付加機能を画像形成装置が十分に使いこな
せるようにすることを目的として、画像形成装置本体の
バージョン調整をする技術はなかった。ただし、画像形
成装置本体のプログラムを書き換える技術としては、特
開昭62−81653号公報、特開平3−223902
号公報、特開平5−80602号公報、特開平4−30
1655号公報、特開平4−172528号公報、特開
平3−268139号公報等があるが、例えば、特開平
5−80602号公報は操作部に付加機能の全ての設定
キーが備えられているものであり、つまり、付加されて
いない設定キーもあったりするので、操作性が悪いもの
であった。
【0004】本発明の第1の目的は、不特定な周辺機な
どの付加機能のバージョン調整に応じて画像形成装置本
体のバージョンを適切にかつ確実に調整して、付加機能
に対応する設定キーのみ表示させるようにし、操作性を
よくした画像形成装置を提供することにある。
【0005】本発明の第2の目的は、付加機能に対応す
る設定キーが新たに表示されても、前からある設定キー
の表示個所が変わらないようにして、設定キーを探すこ
となく、操作性がよい画像形成装置を提供することにあ
る。
【0006】本発明の第3の目的は、表示面にある設定
キーが有効であることが一目で分かり、機能していない
設定キーを何度も押すこともなく、操作性がよい画像形
成装置を提供することにある。
【0007】本発明の第4の目的は、効率的にバージョ
ン調整を行う画像形成装置を提供することにある。
【0008】本発明の第5の目的は、バージョン調整の
不具合を防止する画像形成装置を提供することにある。
【0009】本発明の第6の目的は、適切に調整できな
いときの対処方法を明確にする画像形成装置を提供する
ことにある。
【0010】本発明の第7の目的は、バージョン調整の
誤りを防止する画像形成装置を提供することにある。
【0011】本発明の第8の目的は、本体の新旧を問わ
ずバージョン調整を行う画像形成装置を提供することに
ある。
【0012】本発明の第9の目的は、バージョン調整に
必要な制御ソフト、表示ソフトを効率的に供給する画像
形成装置を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的は、不特
定な周辺機などの付加機能が接続可能な画像形成装置で
あって、付加した機能を十分に使いこなすために、付加
機能のバージョンに応じた画像形成装置本体のバージョ
ン調整を行う画像形成装置において、指示を入力するた
めの設定キーを表示する表示手段を有し、前記表示手段
には、最低限必要な設定キーのみを表示してあり、前記
バージョン調整は、周辺機などの付加機能に予め付与さ
れた識別記号と画像形成装置本体に予め付与された識別
記号とから、該バージョン調整に必要な制御及び付加さ
れた機能の設定キーの前記表示手段への表示に関するプ
ログラムを選択し供給することで行う第1の手段により
達成される。
【0014】上記第2の目的は、第1の手段において、
付加された機能の設定キーの前記表示手段への表示に際
して、前記表示手段の、付加される設定キーを表示させ
る部分にはスペースを設定しておき、このスペースに前
記付加される設定キーを表示させ、前記最低限必要な設
定キーの配置を変更しないようにした第2の手段により
達成される。
【0015】上記第3の目的は、第1の手段において、
付加された機能の設定キーの前記表示手段への表示に際
して、前記表示手段には、全ての付加されうる機能の全
ての設定キーを配設してあり、かつ、付加された機能以
外に対応する設定キーは表示させないようにした第3の
手段により達成される。
【0016】上記第4の目的は、第1の手段において、
バージョン調整は、調整に必要な制御ソフト及び表示ソ
フトのみを追加または書き替えることにより行う第4の
手段により達成される。
【0017】上記第5の目的は、第1の手段において、
バージョン調整は、本体制御プログラムを全て書き替え
ることにより行う第5の手段により達成される。
【0018】上記第6の目的は、第1の手段において、
接続された付加機能のバージョン調整に必要なプログラ
ムの更新方法を表示部に表示する機能を有し、バージョ
ン調整が必要なときに表示部にプログラムの更新方法を
表示する第6の手段により達成される。
【0019】上記第7の目的は、第1の手段において、
更新されたプログラムがバージョン調整に必要な適切な
プログラムが判断する機能と、更新されたプログラムが
誤りであることを表示部に表示する機能を有し、適切な
プログラムでないと判断したときに表示部に更新された
プログラムが誤りである旨を表示する第7の手段により
達成される。
【0020】上記第8の目的は、第1の手段において、
バージョン調整に必要なプログラムを保持し接続された
画像形成装置に提供可能な外部管理装置に、プログラム
のロードが可能なように接続された画像形成装置であっ
て、バージョン調整はバージョン調整に必要なプログラ
ムを前記外部管理装置からロードすることにより行う第
8の手段により達成される。
【0021】上記第9の目的は、第1の手段において、
付加機能のバージョンに応じた画像形成装置本体のバー
ジョン調整に必要なプログラムを付加機能自身が有し、
前記付加機能にプログラムのロードが可能なように接続
された画像形成装置であって、バージョン調整はバージ
ョン調整に必要なプログラムを前記付加機能からロード
することにより行う第9の手段により達成される。
【0022】
【作用】前記第1の手段にあっては、不特定な周辺機な
どの付加機能のバージョン調整に応じて画像形成装置本
体のバージョンを適切にかつ確実に調整して、付加機能
に対応する設定キーのみ表示させるようにし、操作性を
よい。
【0023】前記第2の手段にあっては、付加機能に対
応する設定キーが新たに表示されても、前からある設定
キーの表示個所が変わらないので、設定キーを探すこと
なく、操作性がよい。
【0024】前記第3の手段にあっては、接続されてい
る周辺機にない設定キーは表示させないので、表示面に
ある設定キーが有効であることが一目で分かり、機能し
ていない設定キーを何度も押すこともなく、操作性がよ
い。
【0025】前記第4の手段にあっては、バージョン調
整は、調整に必要な制御ソフト及び表示ソフトのみを追
加または書き替えることにより行うので、効率的にバー
ジョン調整を行える。
【0026】前記第5の手段にあっては、バージョン調
整は、本体制御プログラムを全て書き替えることにより
行うので、バージョン調整の不具合を防止しうる。
【0027】前記第6の手段にあっては、接続された付
加機能のバージョン調整に必要なプログラムの更新方法
を表示部に表示する機能を有し、バージョン調整が必要
なときに表示部にプログラムの更新方法を表示するの
で、適切に調整できないときの対処方法を明確にする。
【0028】前記第7の手段にあっては、適切なプログ
ラムでないと判断したときに表示部に更新されたプログ
ラムが誤りである旨を表示するので、バージョン調整の
誤りを防止しうる。
【0029】前記第8の手段にあっては、バージョン調
整はバージョン調整に必要なプログラムを前記外部管理
装置からロードすることにより行うので、本体の新旧を
問わずバージョン調整を行える。
【0030】前記第9の手段にあっては、バージョン調
整はバージョン調整に必要なプログラムを前記付加機能
からロードすることにより行うので、バージョン調整に
必要な制御ソフト、表示ソフトを効率的に供給しうる。
【0031】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を用いて具体的
に説明する。まず、本発明に係る画像形成装置を適用す
るのに好適なデジタル複写機について説明する。図1
は、本発明による画像形成装置の実施例であるデジタル
複写機の構成を示す説明図である。
【0032】図示の如く、本デジタル複写機は、複写機
本体301と、自動原稿搬送装置(ADF)302と、ソ
ータ303と、両面反転装置(DPX)304とから構成
されている。図1において、上記ユニットの細部構成に
ついて以下に説明する。複写機本体301は、スキャナ
部305、光書込部306、感光体及びその周辺の作像
部307、現像部308及び給紙部309等からなる。
【0033】まず、スキャナ部305の構成について説
明する。310は原稿(図示せず)を載置する透明ガラス
からなるコンタクトレンズ、311はコンタクトガラス
310上の原稿を照射する蛍光灯やハロゲンランプ等を
用いた露光ランプ、312は露光ランプ311の光を原
稿側に反射させる反射板、313は原稿の反射光を屈折
して第2反射ミラー314に導く第1反射ミラー、31
4は第1反射ミラー313からの反射光を次の第3反射
ミラー315に導く第2反射ミラー、315は第2反射
ミラー314からの反射光を受けて色フィルタ316に
導く第3ミラー、316は必要色の光を透過する色フィ
ルタ、317は反射光を次のCCD撮像素子318に結
像するための結像レンズ、318は原稿の反射光を光電
変換して電気信号化するCCD撮像素子、319は画像
信号に対して所定の画像処理(シェーディング補正、M
TF補正、2値化処理、多値化処理、階調性処理、変倍
処理、画像編集処理等)を行う画像処理基板である。
【0034】次に、図1に示す光書込部306の構成に
ついて説明する。図1において、320は正多面体の側
面にミラーが設けられており、高速回転してレーザビー
ムを走査するポリゴンミラー、321はポリゴンミラー
320を高速回転するための駆動源となるポリゴンモー
タ、322は等角度ピッチで偏光されるレーザビームを
感光体ドラム307面に対し等直線ピッチで直線走査す
るように変換補正するfθレンズ、323はfθレンズ
322を経たレーザビームを感光体ドラム307に導く
反射ミラー、324は光書込部306内への異物の進入
を防止するための防塵ガラスである。
【0035】次に、図1の感光体ドラム307を中心と
して静電潜像を形成するための各構成について説明す
る。感光体ドラム307面は帯電チャージャ325によ
り帯電処理された後、光書込部306によりレーザビー
ムが感光体ドラム307面に照射されることにより、そ
の照射部分の電位が低下する。これにより感光体ドラム
307表面の地肌部電位が−750〜−800V、画像
部電位が−500V程度の値となり、感光体ドラム30
7の表面に画像情報に対応した静電潜像が形成される。
【0036】次に、現像部308の構成について説明す
る。本実施例では、326の黒トナー用の第1現像器と
327のカラートナー用の第2現像器から現像部308
が構成されている。328は黒トナーを収容して補給す
る黒トナーカートリッジ、329はカラートナーを収容
して補給するカラートナーカートリッジである。図1に
おいて、330は搬送されてきた記録紙に対し、感光体
ドラム307上の顕像を転写処理する転写チャージャ、
331は転写チャージャ330と一体構成され、感光多
ドラム307に密着した記録紙の分離処理を交流除電に
より行う分離チャージャである。332は感光体ドラム
307面上の転写処理後の残留トナーを除去するクリー
ニングブレード、333はクリーニングブレード332
により除去した廃トナーを回収して収容する回収タン
ク、334は感光体ドラム307の残留電位を光照射に
より除去する除電ランプ、335は感光体ドラム307
に微少な力で接触して記録紙の分離を補助する分離爪、
336は感光体ドラム307の表面の反射濃度を検出す
るフォトセンサである。
【0037】さらに、図1における給紙部309につい
て説明する。337a,337b,337cは記録紙を
サイズ毎に収容してセットする給紙カセット、338
a,338b,338cは記録紙を1枚毎に給送する給
紙ローラ、339は給紙された記録紙を所定のタイミン
グにて転写部へ搬送するレジストローラ、340は転写
・分離後の記録紙を搬送する搬送ベルト、341は加熱
ヒータを内蔵して所定の温度に加熱される定着ローラ、
342は定着ローラ341に対向して所定の圧力となる
ように付勢して配設された加圧ローラである。
【0038】以上のように構成された感光体ドラム30
7周囲の作像部及び給紙部309の動作について説明す
る。複写機本体301には給紙カセット337a,33
7b,337cが着脱自在に装填される。給紙ローラ3
38a,338b,338cにより給送された記録紙
は、レジストローラ339により所定のタイミングにて
感光体ドラム307へ搬送される。感光体ドラム307
は時計方向に回転駆動されており、その際、感光体ドラ
ム307上に形成されたトナー像は転写チャージャ33
0により、感光体ドラム307へ搬送されてきた記録紙
上に転写され(転写処理)、感光体ドラム307に密着し
た記録紙は分離チャージャ331により静電的に分離さ
れる。その後、記録紙は搬送ベルト340によって定着
ローラ341と加圧ローラ342のニップに搬送される
ことにより記録紙上の未定着トナーが定着される(定着
処理)。一方、転写処理後の感光体ドラム307は、ク
リーニングブレード332によって残留トナーが除去さ
れ、また、除電ランプ334によって残留電荷が除電さ
れ、次の複写処理に備えて待機状態になる。図1におい
て、343は定着処理後の記録紙の搬送方向を切り替え
る切替爪、344は両面反転装置(DPX)304へ記録
紙を進入させるための切替爪、345は再給紙部346
側へ記録紙を進入させるための切替爪、346は記録さ
れた記録紙を再度給紙するための再給紙部、347は記
録紙を反転させるトレイ、348は記録紙をトレイ34
7に搬送した後、逆回転して記録紙の後端から再給紙さ
せるための搬送ローラである。
【0039】上記の構成において、両面コピーを行う場
合について説明する。切替爪343により下方に導かれ
た記録紙は、さらに切替爪344で下方に導かれ、次の
切替爪345で搬送ローラ348に送られる。搬送ロー
ラ348は記録紙をトレイ347上に搬送し、記録紙の
後端部に達するタイミングで記録紙を逆方向に再度送
り、切替爪345の切替えにより再給紙部346へ送
る。その後、レジストローラ339に給送される。
【0040】次に、図1に示した自動原稿搬送装置(A
DF)302の構成について説明する。図1において、
349は複写対象である複数枚の原稿セットが可能な原
稿給紙台、350は原稿サイズに合わせ、その側端を揃
えてガイドするサイドガイド、351は原稿台349に
セットされた原稿を1枚ずつ送り出す給紙ローラ、35
2は給紙ローラ351によって送られた原稿をコンタク
トガラス310の所定位置に搬送する搬送ベルト、35
3は複写処理終了後の原稿が排出される排出トレイであ
る。
【0041】以上のように構成された自動原稿搬送装置
(ADF)302の動作について説明する。原稿給紙台3
49上にセットされた複数枚の原稿は、サイドガイド3
50によって原稿の幅方向が揃えられる。セットされた
複数枚の原稿は給紙コロ351の回転により1枚ずつ給
紙され、搬送ベルト352の回転によりコンタクトガラ
ス310上の所定位置まで搬送されて停止する。その
後、前述したように露光動作が行われ画像形成が実行さ
れる。こうして所定枚数の複写処理が終了すると、コン
タクトガラス310上の原稿は搬送ベルト352の回転
により排紙トレイ353へ排出される。なお、サイドガ
イド350のセット位置及び原稿の送り時間をカウント
することにより原稿のサイズを検出している。このよう
な原稿自動搬送装置(ADF)302は、原稿を1枚ずつ
コンタクトガラス310上へ複写サイクル毎に順次搬送
させて、複写処理動作を自動的に行うものである。
【0042】次に、図1に示すソータ303の構成につ
いて説明する。図において、354a〜354xは複写
処理後の記録紙がぺージ順、ぺージ毎あるいは予め設定
された位置に排紙されるビン、355は複数の搬送ロー
ラを回転駆動する駆動モータである。
【0043】以上のように構成されたソータ303は、
複写機本体301から排紙された記録紙を、例えば、ぺ
ージ順(ソート)、ぺージ毎(スタック)あるいは予め設定
されたビン354a〜354xの選択した位置に排紙す
る(メールボックス)方式に応じて選択的に記録紙をビン
354a〜354xに排紙する装置である。駆動モータ
355により回転する複数の搬送ローラにより送られる
記録紙が、各ビン354の入口付近にある爪の切替えに
より、選択されたビン354へ導かれる。
【0044】次に、図1に示す両面反転装置304の構
成について説明する。図において356は複写機本体3
01から送られる記録紙を集積する搬送ローラ、357
は搬送ローラ356から送られる記録紙を集積するトレ
イ、358は記録紙を整列させるための揃えガイド、3
59は記録紙を整列させて搬送する搬送ローラ、360
は記録紙を再給紙するための再給紙ローラである。
【0045】以上のように構成された両面反転装置30
4の動作について説明する。複数枚まとめて両面コピー
を行うとき、切替爪343の切替えにより記録紙は両面
反転装置304へ送られる。送られた記録紙は搬送ロー
ラ356によりトレイ357上に集積される。その際、
搬送ローラ359及び揃えガイド358により記録紙へ
の縦及び横方向の側面が揃えられる。トレイ357上に
集積された記録紙は、再給紙ローラ360により再給紙
部346へ送られ、前述の如く、レジストローラ339
に送り込まれて記録紙の裏面にトナー像が転写される。
このように複写機本体301の再給紙部346では両面
コピーは1枚毎しかできないが、この両面反転装置30
4を装着することによって、まとめて複数枚の両面コピ
ーが可能となる。
【0046】また、図1における361は複写機本体の
各ローラ等を回転駆動するメインモータであり、362
は複写機本体301の機内温度の上昇をある値以下に維
持するためのファンモータである。
【0047】次に、本発明によるデジタル複写機の電送
制御部について説明する。図2及び図3は本発明による
デジタル複写機の電送制御部を示す回路図である。これ
らの図において、601はシーケンス関係の制御を行う
CPU(a)、602はオペレーション関係の全体制御を
実行するCPU(b)であり、CPU(a)601とCPU
(b)602はシリアルインタフェース(RS232C)に
よって接続されている。また、603は給紙部309に
おける記録紙のサイズを検出する紙サイズセンサ、60
4はレジストセンサ、排紙センサ等のセンサ類、605
は各条件設定(例えば、レジストローラ339での記録
紙のループ量や記録紙先端の余白量等)のために設けら
れたディップスイッチ、606は帯電チャージャ32
5、転写チャージャ330、分離チャージャ331、現
像バイアス電極(図示せず)に高圧電力を印加する高圧電
源、607はパワーリレーを駆動制御するリレードライ
バ、608はトナー補給ソレノイド、給紙クラッチ等の
ソレノイド、クラッチ類を駆動制御するソレノイドドラ
イバ、609はメインモータ361やファンモータ36
2等のモータを駆動するモータドライバである。
【0048】また、610は定着ローラ341の定着温
度、濃度センサ336のフォトセンサ入力、半導体レー
ザ401のモニタ入力、半導体レーザ401の基準電圧
が入力されるアナログ入力部、611はオペレータ毎の
使用管理用等のキーカードの読み取りを行うキーカード
ユニット、612は各制御条件等のプログラムを格納し
たROM、613はCPU(a)601用のアドレスデコ
ーダ、614は各センサ類(603〜605)に接続する
RAM、I/Oポート、タイマ、622はRAM614
をバックアップするための不揮発バッテリ、615は両
面反転装置304、高圧電源606用のI/Oポート、
616はリレードライバ607、ソレノイドドライバ6
08、モータドライバ609用のI/Oポート、617
はソータ303とシリアルインタフェースで接続される
USARP、618はアナログデータをデジタルデータ
に変換して光書込部306に出力するA/Dコンバー
タ、619a〜619cは設定した各時間幅に基づいて
処理を実行するためのタイマカウンタ、620はアドレ
スラッチである。
【0049】また、621はCPU(b)602からのセ
レクト信号により画像処理基板319、スキャナ制御回
路623、アプリケーション回路624の3方向の画像
データ(DATA0〜DATA7)と同期信号を出力する
ゲートアレイ、636はCPU(b)602用のアドレス
デコーダ、623はスキャナ制御回路、624は外部機
器(ファクシミリ装置、プリンタ等)とCPU(b)602
のインタフェースであり、予め設定されている情報に基
づいて信号を出力するアプリケーションガイドである。
【0050】また、625は複写モード等の入力操作を
行うキー入力部と複写機の状態表示を行う表示部からな
る操作部、626a,626bは外部管理装置2203
との通信を制御する通信コントロール装置2201に接
続するための通信インタフェースユニット(PI)及び通
信コントロール装置2201と複数の複写機を接続する
ために複写機固有のアドレスを設定するアドレス設定ス
イッチ、627は日付と時間を記憶してCPU(b)60
2に随時出力するカレンダIC、628はCPU(b)6
02用のプログラムを格納するROM、629はCPU
(b)602用のRAM、635はRAM629をバック
アップするための不揮発性バッテリ、633は操作部6
25とシリアルインタフェースで接続するUSARP、
631はスキャナ制御回路623とシリアルインタフェ
ースで接続するUSARP、632はアプリケーション
回路624とシリアルインタフェースで接続するUSA
RP、630は通信インタフェースユニット626aと
シリアルインタフェースで接続するUSARP、634
はカレンダIC627用のアドレスラッチである。
【0051】以上のように構成されたデジタル複写機の
電送制御部における動作を説明する。シーケンス関係の
制御はCPU(a)601によって行われ、紙搬送、作像
条件等の制御が行われる。例えば、給紙カセット337
にセットされた記録紙のサイズ及び送り方向は紙サイズ
センサ603で検出され、この検出信号に基づき紙搬
送、画像制御等を行う。また、この他にレジストセンサ
や排紙センサ等のセンサ類604の各信号及びディップ
スイッチ605の設定条件をCPU(a)601に入力
し、ジャム検出や紙間隔等の制御及び作像制御が行われ
る。また、両面反転装置304は記録紙の幅を揃えるた
めのモータ、給紙クラッチ、紙搬送経路を切り換えるソ
レノイド、先端に記録紙を寄せるコロを上下動させるソ
レノイド、紙有無センサ、紙幅を揃えるためのサイドフ
ェンスのホームポジションセンサ、記録紙の搬送に関す
るセンサによる入出力を行う。ソータ303はシリアル
インタフェースで接続されており、CPU(a)601の
制御信号により所定のタイミングで記録紙を搬送し各ビ
ン354a〜xに排出する。アナログ入力部610には
定着ローラ341の定着温度、濃度センサ336のフォ
トセンサ入力、半導体レーザ401のモニタ入力、半導
体レーザ401の基準電圧が入力される。この定着温度
は、定着ローラ341の表面に接触または近接して配設
したサーミスタ(図示せず)からの入力により定着ローラ
341の温度が一定範囲になるように、定着ローラ34
1内のヒータをオン・オフ制御する。
【0052】次に、オペレーション関係の制御について
以下に説明する。CPU(b)602(メインCPU)は複
数のシリアルポートとカレンダIC627を制御する。
この複数のシリアルポートにはシーケンス制御のCPU
(a)601が接続されている他に、操作部625、スキ
ャナ制御回路623、アプリケーション回路624、通
信インタフェースユニット(PI)626a等が接続され
ている。操作部625では、オペレータによるキー入力
情報をCPU(b)602にシリアル送信し、CPU(b)
602からのシリアル受信により表示部を点灯する。ス
キャナ制御回路623ではスキャナサーボモータの駆動
制御、画像処理及び画像読み取りに関する情報のCPU
(b)602に対するシリアル送信処理と、ADF302
とCPU(b)602のインタフェース処理を行う。アプ
リケーション回路624は外部機器(ファクシミリ装
置、プリンタ装置)とのインタフェースにより、予め設
定されている情報のやりとりを行う。また、カレンダI
C627は記憶している日付と時間をCPU(b)602
により随時読み出され、操作部625の表示部に対する
現在の時刻表示や本複写機のオン時間とオフ時間を設定
することによるタイマ制御等が実行される。
【0053】図4は、本発明によるデジタル複写機にお
ける制御系の全体構成を示すブロック図である。図4に
おいて、701は本デジタル複写機の全体的な制御を行
うメイン制御板、702はADF302の制御を行うA
DF制御板、703はソータ303の制御を行うソータ
制御板、704は両面反転装置304の制御を行う両面
制御板、705は給紙部309の各種制御を行う給紙制
御板、706はアプリケーションシステム、707は定
着センサ、濃度センサ336、レジストセンサ等のセン
サ類、708はAPLファン、排気ファン等のファン
類、709はトータルカウンタ、キーカウンタ等のカウ
ンタ類、710は定着ローラ341の表面温度を検出す
る定着サーミスタである。また、711はLD制御板、
712はPWM制御板、713はドライブ板、714は
ドライブ板、715は温度ヒューズ及び定着ヒータ、7
16はACドライブ板、717はDC電源、718はブ
レードソレノイド,第1〜3ピックアップソレノイド,
第1,2ロックソレノイド等のソレノイド類、719は
レジストクラッチ,上昇中継クラッチ,第1〜3給紙ク
ラッチのクラッチ類、720は第1サイズセンサ,手差
しサイズセンサ,手差しドアセンサ,第1レジスト前セ
ンサの各センサ類、721は吸気ファン、722は搬送
ファン、735及び736はスキャナモータ、737は
安定器、738はH.Pセンサ、739はADFソレノ
イド、740はAPSソレノイド、741は蛍光灯ヒー
タおよびサーミスタである。また、723はソータ30
3の各センサ類、724はソータ303の各ローラを回
転駆動するドライブモータ、725はソータ303の各
ビン354に記録紙の進入切り換えを行うソレノイド
類、726は両面反転装置304のソレノイド類、72
7は両面反転装置304のクラッチ類、728は両面反
転装置304の紙揃えを行うためのジョガーモータ、7
29は両面反転装置304の各センサ類、730はAD
F302の各センサ類、731はADF302の各ソレ
ノイド類、732はADF302の各搬送ローラを回転
駆動するモータ類、733はADF302のセット状態
を検知するスイッチ及び原稿の紙厚を切り換えるスイッ
チ、734はADF302の原稿枚数、ジャム状況を表
示する表示部、742はイメージプリプロセッサ(IP
P)、743はイメージプロセスユニット(IPU)、7
44はメモリ装置(MEM)、745は外部記憶装置であ
る。
【0054】図6は、本発明によるメモリシステムを示
すブロック図である。図において、1101〜1103
は複数個の入力データを選択して切り換えるマルチプレ
クサMUX1,MUX2,MUX3であり、図中のEX
TINは外部からのイメージデータ入力信号を示し、E
XTOUTが外部への出力信号を示している。以上のよ
うに構成されたメモリシステムの動作例を説明する。例
えば、スキャナ部305の一回の露光走査で複数枚のイ
メージプロセスユニット(IPU)743のパラメータを
変えたコピーを出力する場合には、まず、スキャナ走査
時にMUX1をA、MUX2をB、MUX3をAにセッ
トして1枚コピーを出力する。このときの生データはM
UX2を介してメモリ装置(MEM)744に入力され
る。次に、2枚目以降はMUX1をBにセットして、メ
モリ装置(MEM)744からのデータをイメージプロセ
スユニット(IPU)743に入力し、MUX3を介して
プリンタ(PR)に出力する。この時1枚コピーを行う毎
にイメージプロセスユニット(IPU)743のパラメー
タを変更する。また、図5に示す1bitDATAのよう
なコンパクトなデータを保持する場合は、MUX2をA
にセットして、イメージプロセスユニット(IPU)74
3の出力をメモリ装置(MEM)744に取り込む。この
とき、プリンタ(PR)は2値データ(1bit)モードに切
り換えて複写処理を実行する。
【0055】図7は、本発明による画像信号の流れを示
す説明図であり、上記の図6で説明した処理によるデー
タの流れを示している。このようにイメージプロセスユ
ニット(IPU)743により処理されたデータと生デー
タの両方共にメモリ装置(MEM)744に取り込むこと
を可能にしている。
【0056】図8は、上記メモリ装置(MEM)744の
内部構成の一例を示すブロック図である。図8におい
て、1301はデータの圧縮処理を行う圧縮器(COM
P)、1302はイメージプロセスユニット(IPU)7
43と圧縮器(COMP)1301から入力されるデータ
を選択して切り換えるマルチプレクサMUX4、130
3は実データの他に圧縮器(COMP)1301で処理さ
れた圧縮データを格納するメモリユニット、1304は
データの伸長処理を行う伸長器(EXP)、1305はメ
モリユニット1303と伸長器(EXP)1304から入
力されるデータを選択して切り換えるマルチプレクサM
UX5、1306は圧縮器(COMP)と伸長器(EXP)
1304のエラー信号を監視するエラー検出器である。
以上のように構成されたメモリ装置(MEM)744は、
圧縮器(COMP)1301をメモリユニット1303の
前に配置し、伸長器(EXP)1304をメモリユニット
1303の後に配置させ、さらに、マルチプレクサMU
X4及びマルチプレクサMUX5を各々メモリユニット
1303に接続して設けることにより、実データと圧縮
データの格納が選択的に可能となる。すなわち、実デー
タをメモリユニット1303に格納する場合は、マルチ
プレクサMUX4とマルチプレクサMUX5を各々Aに
セットする。また、圧縮器(COMP)1301で処理さ
れたデータをメモリユニット1303に格納する場合
は、マルチプレクサMUX4とマルチプレクサMUX5
を各々Bにセットする。なお、上記の構成において、圧
縮器(COMP)1301はスキャナ部305のスキャン
速度に合わせたメモリ処理を行い、伸長器(EXP)13
04はプリンタ(PR)の速度に合わせて処理を実行す
る。
【0057】図9は、上記のメモリユニット1303の
内部構成の一例を示すブロック図である。図9におい
て、1401はイメージデータと圧縮データであるコー
ドデータを処理する入力データ幅変換器、1402はパ
ックされたデータ数を格納するメモリブロック、140
3はイメージデータと圧縮データであるコードデータを
処理する出力データ幅変換器、1404は入力データ幅
変換器1401によりパックされたデータ数とメモリデ
ータ幅に対応してメモリブロック1402の所定アドレ
スにデータの書込・読取動作を行うダイレクトメモリコ
ントローラ(DMC1)、1405は出力データ幅変換器
1403によりパックされたデータ数とメモリデータ幅
に対応してメモリブロック1402の所定アドレスにデ
ータの書込・読取動作を行うダイレクトメモリコントロ
ーラ(DMC2)である。以上のように構成されたメモリ
ユニット1303は、メモリブロック1402の入力側
と出力側に各々入力データ幅変換器1401、出力デー
タ幅変換器1403を配設し、3つのイメージデータタ
イプ(図10参照)と圧縮器(COMP)1301からの圧
縮データであるコードデータを処理する。ダイレクトメ
モリコントローラ(DMC1)1404及びダイレクトメ
モリコントローラ(DMC2)1405は、入力データ幅
変換器1401及び出力データ幅変換器1403により
パックされたデータ数とメモリデータ幅に応じてメモリ
ブロック1402の所定のアドレスにデータの書込・読
取の処理を行う。図10(a),(b),(c)は、上記図9
で処理されるイメージデータの形式を示す説明図であ
る。図10(a)に示すタイプ1は1bitデータ、(b)に
示すタイプ2は4bitデータ、(c)に示すタイプ3は8b
itデータを各々示している。通常におけるスキャナから
のイメージデータの速度、あるいはプリンタへのイメー
ジデータの速度は、1ピクセルの周期が装置において固
定されているため8bitデータ、4bitデータ、1bitデ
ータに関わらず一定である。また、本実施例において
は、8本のデータラインのMBS(Most SignificantBi
t:データの最上位にあるビット)側から1bitデータ、
4bitデータ、8bitデータとMBS詰めで定義してい
る。このデータをメモリブロック1402のデータ幅
(16bit)に、パック、アンパックするブロックが入力
データ幅変換器1401と出力データ幅変換器1403
であり、パック処理することによりデータの深さに対応
してメモリが使用できるのでメモリ装置(MEM)744
の有効利用が可能となる。
【0058】図11は、メモリユニット1303にピク
セルプロセスユニット(PPU)1601を接続した構成
例を示すブロック図である。図11において、1601
はイメージデータ間の論理演算(例えば、AND,O
R,EOR,NOT)を実行するピクセルプロセスユニ
ット(PPU)、1602はイメージプロセスユニット
(IPU)743とピクセルプロセスユニット(PPU)1
601から入力されるデータを選択して切り換えるマル
チプレクサMUX6、1603はピクセルプロセスユニ
ット(PPU)1601とメモリユニット1303から入
力されるデータを選択して切り換えるマルチプレクサM
UX7である。以上のように図8で示すメモリ装置74
4の内部構成に対して、圧縮器(COMP)1301と伸
長器(EXP)1304の代わりにピクセルプロセスユニ
ット(PPU)1601をメモリユニット1303の外に
配設する構成とした。このような構成において、ピクセ
ルプロセスユニット(PPU)1601によりメモリ出力
データと入力データを論理演算してプリンタ(PR)に出
力する。また、メモリ出力と入力データ(例えば、スキ
ャナ部305からのデータ)を論理演算し、再度、メモ
リユニット1303に格納することができる。また、出
力先のプリンタ(PR)とメモリユニット1303の切り
換えは、マルチプレクサMUX6及びマルチプレクサM
UX7により行う。このような機能は一般的に画像合成
処理に、例えば、スキャナデータにオーバーレイを重ね
合わせる等の画像合成処理に使用される。
【0059】図12は、イメージデータの保存処理を実
行するための外部記憶装置745の構成を示すブロック
図である。図において、1701はイメージデータの入
出力を制御するインタフェース(I/F)、1702はフ
ロッピディスクドライバ(FDD)1703を制御するフ
ロッピディスクコントローラ(FDC)、1703は記憶
媒体となるフロッピディスク(FD)を駆動するフロッピ
ディスクドライバ(FDD)、1704はハードディスク
(HDD)1705の書込・読出を制御するハードディス
クコントローラ(HDC)、1705は書込・読出可能な
ハードディスク(HDD)、1706はフロッピディスク
コントローラ(FDC)1702及びハードディスクコン
トローラ(HDC)1704を制御するファイルコントロ
ーラ(FC)、1707はインタフェース(I/F)170
1に対し制御するラインドロワ(LD)である。以上のよ
うな構成において、イメージデータを外部記憶装置74
5により保存する動作について説明する。イメージデー
タをフロッピディスク(FD)に保存する場合、図6に示
したEXTOUTからインタフェース(I/F)1701
を介して、ファイルコントローラ(FC)1706が制御
するフロッピディスクコントローラ(FDC)1702に
出力し、フロッピディスクドライバ(FDD)1703上
のフロッピディスク(FD)に記憶する。また、ハードデ
ィスクコントローラ(HDC)1704は、ファイルコン
トローラ(FC)1706の制御に基づいてハードディス
ク(HDD)1705上に書込・読出を実行する。なお、
ハードディスク(HDD)1705には汎用的に使用する
フォーマットデータやオーバーレイデータを記憶させ、
必要に応じて使用できるものとなっている。
【0060】図13は、イメージデータの圧縮及び伸長
の処理速度が間に合わなかった場合のリカバリを可能に
する場合の例を示すブロック図である。図13におい
て、1801はメモリユニット1804に対して2つの
入力データと1つの出力データを同時に入出力可能にし
てメモリ制御するメモリ管理ユニット(MMU)、180
2はメモリユニット1804と伸長器(EXP)1805
からの入力されるデータを選択して切り換えるマルチプ
レクサ(MUX8)、1803はデータの圧縮処理を行う
圧縮器(COMP)、1804は実データの他に圧縮器
(COMP)1803により処理された圧縮データを格納
するメモリユニット、1805はデータの伸長処理を行
う伸長器(EXP)、1806は圧縮器(COMP)180
3と伸長器(EXP)1805のエラー信号を監視するエ
ラー検出器である。以上の構成において、メモリユニッ
ト1804にはスキャナ走査と同時に圧縮器(COMP)
1803により圧縮処理されたデータとイメージデータ
が入力される。該メモリユニット1804に入力された
データは各々別のメモリ領域に格納され、圧縮データは
そのまま伸長器(EXP)1805に入力して伸長処理が
行われる。1ぺージ分の全データのメモリユニット18
04に対する入力が完了するまでに圧縮器(COMP)1
803と伸長器(EXP)1805による処理時間が間に
合って、正常に処理が終了した場合には圧縮データのメ
モリ領域を残し、生データの領域を解除する。ここで、
エラー検出器1806により圧縮器(COMP)1803
あるいは伸長器(EXP)1806からのエラー信号を検
出すると、直ちに圧縮データのデータ領域を取り消して
生データを採用する。このように圧縮器(COMP)18
03と伸長器(EXP)1805の検定処理を行うことに
より、高速で確実なデータ処理と、メモリ領域の有効な
利用が実現できる。
【0061】なお、上記のようにメモリ管理ユニット
(MMU)1801によりメモリ領域のダイナミックなア
ロケーションを可能としたが、この他の方式として生デ
ータ用と圧縮データ用の2つのメモリユニットを配設し
ても同様な処理が行える。このような構成は、電子ソー
ティングのような複数のぺージを格納し、リアルタイム
でプリンタ(PR)に出力するような格納ぺージ数とプリ
ント速度を両立する条件を満足させなければならないよ
うな用途に使用すると効果的である。
【0062】図14は、本発明に係わるアプリケーショ
ンシステムの構成を示すブロック図である。図14にお
いて、このアプリケーションシステムは、ベースユニッ
ト2001と、ファイルユニットのAPL(1)2002
と、FAXユニットのAPL(2)2003と、オン/オ
フプリンタユニットのAPL(3)2004と、LAN用
のAPL(4)2005と、T/S(タッチスイッチ)及び
LCD(液晶ディスプレイ)等からなる操作部ユニット2
006とから構成されている。以下、これらのユニット
の細部構成及びその動作について説明する。 [ベースユニット2001]図14において、2007
はエンジンI/F、2008はぺージメモリ、2009
はSCI(スモールコミュニケーションインタフェー
ス)、2010はイメージバス、2011はシステムバ
ス、2012はCPU、2013はDRAMを用いた変
倍回路、2014はバスアビータ、2015は所定のク
ロックを発生する機能を有するタイマ、2016は現在
時刻を発生させるRTC、2018はOS等の基本機能
プログラムが格納されているROM、2019は主にワ
ーキングメモリとして使用されるRAM、2020はD
MAC、2021は回転制御部、2022はCEPであ
る。このベースユニット2001は、本システムの基本
制御を実行するユニットである。エンジンI/F200
7は、イメージデータがシリアルデータで送信されてく
るためパラレルデータに変換すると共に、反対に、ぺー
ジメモリ2008からのパラレルデータをエンジンI/
F2007によりシリアルデータに変換し、EXTIN
に送り出す。また、制御信号はシリアルであるため、エ
ンジンI/F2007からSCI2009を介してシス
テムバス2011に接続される。また、ぺージメモリ2
008は、本実施例では、A3で1ぺージ分のサイズデ
ータを格納する容量を備え、ここでビットイメージに変
換すると共に、EXTIN、EXTOUTのデータ速度
とCPU2012の処理速度の調停も実行する。また、
変倍回路2013はDMAC2020を用いてCPU2
012を介さずに高速に、ぺージメモリ2008上のデ
ータを拡大あるいは縮小処理を実行する。また、回転制
御部2021は、例えば、FAX送信による送信原稿が
A4縦で、受信側がA4横の場合、送信側は自動的に7
1%縮小して送信し、受信側は該縮小により画像が見ず
らくなるため、送信原稿を90度回転させてA4横に変
換し等倍で送信する。さらに、回転制御部2021は、
受信出力を行うとき、受信サイズがA4横でカセットの
サイズがA4縦である場合に、出力イメージを90度回
転させてA4縦に直して出力することにより、カセット
の縦、横の区別を不要にしている。また、CEP202
2では、イメージデータの圧縮、伸長、スルーの処理を
実行する。バスアビータ2014はAGDCからのデー
タをイメージバス2010やシステムバス2011に送
る処理を実行する。また、タイマ2015は所定のクロ
ックを発生し、RTCは現在の時刻を発生させる。
【0063】[APL(1)2002]このAPL(1)2
002はファイルユニットである。図14において、2
023はSCSIであり、HDD(ハードディスク)20
24、ODD(光ディスク)2025、FDD(フロッピ
ディスク)2026用のI/Fである。また、2027
はROMであり、SCSI2023を介してHDD20
24、ODD2025、FDD2026を制御するファ
イリングシステムの制御プログラムが格納されている。
【0064】[APL(2)2003]このAPL(2)2
003はFAX制御用のユニットである。図14におい
て、2030はG4FAXコントローラであり、G4用
のプロトコルを制御し、G4のクラス1、クラス2、ク
ラス3をサポートするユニットである。また、G4FA
Xコントローラ2030は、ISDNもサポートし、N
ET64においては2B+1D(64KBx2p+16
KB)の回線となるので、G4/G4、G4/G3、G
3/G3、G4のみ、G3のみのいずれかが選択可能な
ユニットである。また、2031はG3FAXコントロ
ーラであり、G3用のプロトコルを制御し、アナログ回
線によるG3FAXのプロトコル、デジタル信号をアナ
ログ信号に変換するモデムも備えている。また、203
2はNCU(ネットワークコントロールユニット)であ
り、交換機を使用し、相手先と接続するとき、あるいは
相手先からの着信を受けるダイアル機能等を備えてい
る。また、2033はSAF(ストア・アンド・フォワ
ード)であり、FAXの送信、受信を実行するときの画
像データ(イメージデータ、コードデータ等を含む)を蓄
積するため、半導体メモリ、HDD、ODD等が用いら
れる。また、2024はAPL(2)を制御するためのプ
ログラムが格納されているROM2、2025はワーキ
ングメモリとして使用されるRAMであり、バックアッ
プ電源として不揮発性バッテリが接続され、相手先電話
番号、相手先名、FAX機能を制御するデータ等が格納
されており、操作部ユニット2006のT/S、LCD
を用いて容易に設定可能に構成されている。
【0065】[APL(3)2004]このAPL(3)2
004はオンラインプリンタ、オフラインプリンタの制
御ユニットである。図14において、2040はフロッ
ピディスク2041の制御を実行するFDC(フロッピ
ディスクコントローラ)であり、最近のフロッピディス
ク2041はSCSI2023をサポートしているもの
もあり、ここではSCSI2023、ST506インタ
フェースをサポートする。また、2042はHOSTコ
ンピュータとの接続に使用するSCI(シリアルコミュ
ニケーションインタフェース)であり、また、同様に、
2043はHOSTコンピュータとの接続に使用するセ
ントロI/Fである。また、2044はエミュレーショ
ンカードであり、次のような機能を備えている。すなわ
ち、HOSTコンピュータからプリンタの仕様をみた場
合、現状は、例えば、NEC製、EPSON製等多くの
メーカから発売されており、各々仕様が異なるため、こ
れらのプリンタの機能をHOSTコンピュータからみて
同じになるようにしなければHOSTコンピュータで使
用していたソフトウェアが動作しなくなる。上記不具合
を解消するため、エミュレーションカード2044を装
着し、その内部に格納されているソフトウェアによりみ
かけ上においてHOSTコンピュータからみたときに各
メーカのプリンタとして動作させるようにする。
【0066】また、2045はAGDC(アドバンスト
・グラフィック・ディスプレイ・コントローラ)であ
り、HOSTコンピュータから送られてきたコードデー
タをCGROM2046、CGカード2047内のFO
NTイメージを高速にぺージメモリ2008に展開する
ものである。また、2048はこれらの制御プログラム
が格納されているROM3である。なお、CGROM
(キャラクタ・ゼネレータ・ROM)2046はコードデ
ータに対応したFONTデータが格納されており、ま
た、CGカード2047は外付けのCGFONTであ
り、内容はCGROM2046と同様である。
【0067】[APL(4)2005]このAPL(4)2
005は、LANを制御するユニットである。図14に
おいて、2050はLANコントローラであり、現在稼
働中のLANであるイーサネット、オムニ、スターラン
等を制御する。また、前記APL(2)2003のFA
X、APL(4)のLANは、他のAPLが動作中であっ
てもバックグランドで働くようになっている。
【0068】[操作部ユニット2006]この操作部ユ
ニット2006では、LCD及びタッチスイッチを制御
する。図14において、2064は操作部ユニット20
06制御用のプログラム及びデータが格納されたRO
M、同様に2065は、操作部ユニット2006の制御
用データ及び更新可能な制御用プログラムを格納するた
めのバックアップ電池付き不揮発RAM、2060はL
CDであり、グラフィック、キャラクタが表示でき、こ
の中のCG2061にANK、漢字の第2水準のコード
が格納されている。また、2062はTSC(タッチス
イッチコントローラ)であり、T/S2063の制御を
実行する。T/S2063はX,Yの格子に分けられて
おり、オペレータが使用するときのスイッチのサイズは
TSC2062により1つのキーに対する格子の数を決
めることにより自由に設定できるようになっている。ま
た、LCD2060とT/S2063は、2層構造にな
っており、キーのサイズとLCD2060のキーの枠が
対応するようになっている。
【0069】次に、本発明に係わる画像形成装置管理シ
ステム2206について説明する。図15は、本発明に
係わる画像形成装置管理システム2206の構成を示す
ブロック図である。サービス拠点に設置されている外部
管理装置2203とユーザの元に設置されている複写機
等の機器とは公衆回線網2202を介して接続されてい
る。ユーザ側には外部管理装置2203との通信を制御
するための通信コントロール装置2201,2201に
接続されている。通信コントロール装置2201には、
電話機2204やファクシミリ2205が接続可能にな
っており、ユーザの既存の回線に挿入する形で設置が可
能になっている。通信コントロール装置2201には、
複数の複写機が接続可能になっているが、もちろん単数
の場合もある。これらの複写機は同型のものである必要
はなく異なる機種でもかまわず、複写機以外の機器でも
かまわない。ここでは説明の便宜上、1台の通信コント
ロール装置2201には最大5台の複写機が接続可能で
あるとする。通信コントロール装置2201と複数の複
写機はRS−485規格によりマルチドロップ接続され
ている。通信コントロール装置2201と各複写機間の
通信制御は基本型データ伝送制御手順により行われる。
通信コントロール装置2201を制御局としたセントラ
ライズド制御のポーリング/セレクティング方式でデー
タリンクの確立を行うことにより、任意の複写機との通
信が可能になっている。各複写機はアドレス設定スイッ
チ626によって固有の値を設定できるようになってお
り、これによって各複写機のポーリングアドレス、セレ
クティングアドレスが決定される。
【0070】次に、通信コントロール装置2201の構
成について説明する。図16は、通信コントロール装置
2201の構成を示すブロック図である。公衆回線22
02からの信号はまず切替え部2301に入力される。
ここでは、公衆回線2202側からの通信が通信コント
ロール装置2201に接続されている電話2204(ま
たはファクシミリ2205)宛のものであれば公衆回線
2202側を電話2204(またはファクシミリ220
5)に接続し、外部管理装置2203からの通信であれ
ば公衆回線2202側をモデム2302に接続する。ま
た、RS−485用のトランシーバを用いた通信インタ
フェースによって複写機側との通信を行う。これらの制
御・処理は、ROM2303内の制御プログラムに従っ
て、CPU2304を中心に行われる。RAM2305
には、処理の中間結果などが格納されるほか、通信テキ
ストを一時的に格納しておくためにも用いる。また、外
部管理装置2203側から、通信コントロール装置22
01の動作に必要な各種パラメータもRAM2305に
書き込まれている。通常通信コントロール装置2201
は24時間連続通電を行い常に外部管理装置2203と
通信可能な状態にしておくが、不慮の電源断等でこれら
のパラメータの内容が失われることがないようにバッテ
リ2306によりバックアップしている。
【0071】次に、外部管理装置2203の構成につい
て説明する。図17は、外部管理装置2203の構成を
示すブロック図である。各種処理を実行するホストコン
ピュータ2401と、管理データ等を格納しておくため
の磁気ディスク等の外部記憶装置2402、表示用のデ
ィスプレイ2403、操作手段としてのキーボード24
04、プリンタ2405そして公衆回線と接続するため
のモデム2406により構成される。図3に示すよう
に、通信インタフェース(PI)ユニット626aは通信
コントロール装置2201との通信を行う。USARP
633は通信インタフェースユニット626aとシリア
ルインタフェースで接続される。また通信インタフェー
スユニット626aに付属するアドレス設定スイッチ
は、通信コントロール装置2201が複写機を識別する
ためのアドレスを設定するディップスイッチであり、1
〜5の範囲で設定が可能である。
【0072】以上のように構成された画像形成装置管理
システム2206を用いて、本発明に関する新たに複写
機に接続した付加機能に対するバージョン調整用の制御
プログラムおよび制御データを外部管理装置2203か
ら供給する動作について説明する。複写機にADF30
2、ソータ303、両面反転装置304等の付加機能を
新たに接続したとき、複写機本体301側の制御プログ
ラムがこの付加機能に適合しなければ、その機能を十分
に発揮できないかあるいは全く使用することができな
い。また、接続された付加機能を使用するためにはオペ
レータが操作部625を用いてこれらの使用方法等を設
定する必要があり、このための新たな操作部画像表示デ
ータおよび使用方法設定用の制御プログラムも必要にな
る。なお、画像形成装置本体のプログラムの中で、これ
ら新たに接続した付加機能に対するバージョン調整用の
制御プログラムや表示プログラム等がモジュールとして
独立しており、これらのプログラムのみを書き替えまた
は追加すればバージョン調整ができる場合と、これらの
プログラムがモジュールとして独立しておらず(させら
れず)、画像形成装置本体の制御プログラム全体を書き
替える必要がある場合とがあり得る。このためバージョ
ン調整を行う際に画像形成装置に読み込まなくてはなら
ないプログラムは、画像形成装置本体のプログラムの構
成によっては画像形成装置本体制御プログラム全体に及
ぶことがあり、またバージョン調整に必要なプログラム
のみを読み込めば良い場合でも更新後のプログラムの信
頼性を高めるために全体を読み込み直す場合もある。
(以降これら新たに複写機に接続した付加機能に対する
バージョン調整のために画像形成装置本体に読み込まな
くてはならないプログラムおよびデータを総称して更新
プログラムと呼ぶ)。
【0073】図18は、更新プログラムを外部管理装置
2203から供給する動作について説明した図である。
図18に示すように、複写機本体301に新たな付加機
能を接続すると、電源投入時等にこの付加機能と複写機
本体301の間で接続チェックが行われ、この時付加機
能のバージョン情報(識別コード等)が複写機本体30
1に送られる。複写機本体301側はこの識別コードと
自身のプログラムバージョンを比較し付加機能が十分に
使いこなせないと判断するとUSARP633および通
信インターフェース(PI)ユニット626aを通じて
通信コントロールユニット2201へ新しい付加機能の
識別コードと更新プログラムの送信要求を送信する。こ
の時複写機本体301の識別コードも一緒に送信され
る。
【0074】これを受信した通信コントロール装置22
01は、予め通信コントロール装置2201内のRAM
2305に設定されている外部管理装置2203の電話
番号へ発呼しこれらのデータを送信する。外部管理装置
2203は通常サービス拠点などに設置されていて電話
回線を通じて複数の通信コントロール装置2201とデ
ータの送受信をすることができる。通信コントロール装
置2201が所定のデータを外部管理装置2203へ送
信し終わると、通信コントロール装置2201は送信元
の複写機本体301に対して、通信コントロール装置2
201と外部管理装置2203間の通信の結果を表す通
信結果報告を送信する。これにより送信元の複写機本体
301は、通信が正常に終了したか、何らかの異常によ
り通信ができなかったかを知ることができる。通信コン
トロール装置2201を通じて複写機本体301から更
新プログラムの送信要求を受けた外部管理装置2203
は、同時に送信されてくる付加機能の識別コードと複写
機本体301の識別コードとからバージョン調整に必要
な適切な更新プログラムを予め用意された外部記憶装置
2402内のデータベースの中から選択し、目的の複写
機本体301が接続されている通信コントロール装置2
201へダイヤルし送信する。通信コントロール装置2
201は外部管理装置2203からこれらのデータを受
信すると目的の複写機本体301にデータを送信する。
【0075】一方、更新プログラムを通信コントロール
装置2201から受信した複写機本体301は、それを
不揮発RAM629あるいは不揮発RAM614に記憶
する。以降複写機本体301は、新たに接続した付加機
能をその更新プログラムに基づいて制御する。また、新
たな付加機能が加わったことによるモード設定画面の表
示および制御のための更新プログラムは、操作部ユニッ
ト2006に送られ、不揮発RAM2065に記憶され
る。これにより操作部ユニット2006は、新たに接続
された付加機能に対するモード設定キーや警告表示灯の
表示、およびそれらの表示制御が可能となる。
【0076】複写機本体301は、更新プログラムのR
AM629(614)以上への記憶等、受信データに対す
る処理を行った後、完了応答を通信コントロール装置2
201へ送信する。通信コントロール装置2201はこ
れを外部管理装置2203へ送信し、1つの処理単位を
終了する。
【0077】次に、複写機本体301が更新プログラム
を外部管理装置2203から受け取る処理動作について
説明する。図22は、複写機本体301が更新プログラ
ムを外部管理装置2203から受け取る処理のフローチ
ャートである。図22にて、複写機本体301は、更新
プログラムの受け取りが必要になると、通信コントロー
ル装置2201へ更新プログラム送信要求を送信する
(S1)。(S2)において通信コントロール装置2201
の無応答など、送信が正常に行えなかった場合は(S2
でN)、操作部ユニット2006上にその旨の表示を行
って、(新たな付加機能の付設作業を行っている)サービ
スマンに知らせる(S6)。(S2)において通信コントロ
ール装置2201へ正常にデータが送信されたと判断さ
れた場合は(S2でY)、タイムアウト判定用のタイマ
をスタートして(S3)、通信コントロール装置2201
からの通信結果報告を待つ(S4〜S5)。この例ではタ
イムアウト時間を3分間としており(S5)、3分以内に
通信結果報告を受信しなかった場合(S5でY)をタイ
ムアウトとして、通信失敗の旨を操作部ユニット200
6上に表示してサービスマンに知らせる(S6)。
【0078】タイムアウト時間内に送信結果報告を受信
した場合は(S4でY,S5でN)、報告内容を判断し
(S7)、失敗の場合(S7でN)は操作部2006上に
その旨の表示を行い(S6)、成功した場合には(S7で
Y)、新たにタイムアウト判定用タイマをスタートして
(S8)、更新プログラムが送られてくるのを待つ(S9
〜S10)。この例ではタイムアウト時間を20分間と
しており(S10)、20分以内に更新プログラムを受信
しなかった場合(S10でY)をタイムアウトとして、
通信失敗の旨を操作部ユニット2006上に表示してサ
ービスマンに知らせる(S6)。タイムアウト時間内に更
新プログラムを受信した場合は(S9でY,S10で
N)、受信内容を判断し(S11)、更新プログラムが要
求通りのものであることが確認できると(S11で
Y)、プログラムの更新処理(不揮発RAM2019へ
のプログラム記憶等)を行い(S12)、更新が成功した
旨を操作部ユニット2006上に表示する(S13)。
(S11)において更新プログラムの内容に誤りがある
等、プログラムの更新がうまく行かなかったと判断され
た場合は(S11でN)、その旨を操作部ユニット20
06上に表示しサービスマンに知らせる(S6)。
【0079】次に、通信コントロール装置2201と複
写機本体301との通信手順を説明する。図23〜図2
5は、通信コントロール装置2201と複写機本体30
1との通信手順を説明した図である。図23は、通信コ
ントロール装置2201に5台の複写機本体301が接
続されている場合の、アイドル状態のシーケンスを示す
図である。通信コントロール装置2201は各複写機の
ポーリングアドレスを用いて順次ポーリングシーケンス
を送信するポーリングサイクルを実行する。自機のポー
リングアドレスでポーリングされた複写機は、送信テキ
スト(更新プログラム送信要求)がなければ否定応答を通
信コントロール装置2201に送信する。通信コントロ
ール装置2201は、他に通信処理のない通常の状態で
は、このポーリングサイクルを繰り返している。
【0080】次に、アドレス2の複写機で更新プログラ
ムの送信要求が発生した場合について説明する。図24
は、アドレス2の複写機で更新プログラムの送信要求が
発生した場合の例を示す図であり、この例では、自機の
アドレスでポーリングされた後にRS−485ライン上
へ送信テキスト(更新プログラムの送信要求)を送出す
る。
【0081】次に、通信コントロール装置2201から
アドレス5の複写機へ更新プログラムのテキストを送信
する例について説明する。図25は、通信コントロール
装置2201からアドレス5の複写機へ更新プログラム
のテキストを送信する例であり、この例では、現在行っ
ているポーリングを終結後、目的の複写機のセレクティ
ングアドレスを用いてセレクティングシーケンスを送信
して複写機へテキストを送信する。テキスト送信後は、
元のポーリングサイクルに復帰する。
【0082】次に、更新プログラムを供給する他の方法
として、外部記憶装置(フロッピディスク)を使う場合
について説明する。図14に示したようにAPL(3)
2004には、フロッピディスク2041の制御を実行
するFDC(フロッピディスクコントローラ)2040
が装着されている。複写機本体301に新たな付加機能
を接続し、複写機本体301側がこれを十分に使いこな
せないと判断すると操作部ユニット2006のLCD上
に図19に示すような更新プログラムを含んだフロッピ
ディスクのセット指示が表示される。ここで「No.×
×」は更新プログラムロード用フロッピディスクの管理
番号であり、どの管理番号のフロッピディスクが必要か
は、接続した付加機能からの受信した情報により得る。
フロッピディスク2041がオペレータによってフロッ
ピディスクドライバ(図示せず)にセットされると、F
DC2040の制御に基づいて更新プログラムの読み取
りが行われる。このとき管理番号の違うフロッピディス
クがセットされていた等、正しい更新プログラムが読み
込めなかった場合には図20に示すような表示を行いオ
ペレータにその旨を報知する。また、正しい更新プログ
ラムが読みとれた場合にはこれをシステムバス2011
を通じて不揮発RAM2019に記憶し、これ以降複写
機本体301は、新たに接続した付加機能をその更新プ
ログラムに基づいて制御する。また、新たな付加機能が
加わったことによるモード設定画面の表示および制御の
ための更新プログラムは、操作部ユニット2006に送
られ、不揮発RAM2065に記憶される。これにより
操作部ユニット2006は、新たに接続された付加機能
に対するモード設定キーや警告表示灯の表示、およびそ
れらの表示制御が可能となる。また、更新データをロー
ドする他のメディアとしてICカード、光磁気ディスク
(MO)等が考えられるが、プログラム更新の動作はフ
ロッピディスク2041の場合とほぼ同様である。
【0083】図26は、複写機本体301が更新プログ
ラムを外部記憶装置(フロッピディスク)2041から
受け取る処理のフローチャートである。図26にて、複
写機301は、更新プログラムの受け取りが必要になる
と、操作部2006上に更新プログラムを含んだフロッ
ピディスクのセット指示を表示する(S21)。(S2
2)においてフロッピディスクがフロッピディスクドラ
イバ(図示せず)にセットされるのを待ち、セットされ
ると更新プログラムの読み込み処理が行われる(S2
3)。(S24)において更新プログラムが見つからな
い、更新プログラムが違っている、データが正常に読み
込めない等更新プログラムが正常に読み込めない場合
(S24でN)、その旨を操作部ユニット2006上に
表示し、サービスマンに知らせる(S27)。また(S
24)で更新プログラムが正常に読み込めたと判断され
た場合には(S24でY)、プログラムの更新処理(不
揮発RAM2019へのプログラム記憶等)を行い(S
25)、更新が成功した旨を操作部ユニット2006上
に表示する(S26)。
【0084】次に、更新プログラムを供給する他の方法
として、新たに接続した付加機能から直接複写機本体3
01側の更新プログラムの提供を受ける方法をソータ3
03を新たに接続した場合について図2,3,4,2
1,27をもとに説明する。なお、複写機本体301側
には、少なくとも新たに接続するソータの機種に対する
制御プログラムが予め用意されていなかったものとす
る。
【0085】図27は、ソータ303の構成を示すブロ
ック図である。図で703はソータ制御板、3401は
ソータ303の制御を行うためのCPU,3403はC
PU3401用のRAM,3404はソータ制御プログ
ラムおよび本ソータを制御するための複写機本体側プロ
グラム(更新プログラム)を格納するためのROM,3
402は本体との接続に使用するSCI(シリアルコミ
ュニケーションインタフェース)である。
【0086】次に、ソータ303を新たに接続したとき
の情報の流れを説明する。図21は、ソータ303を新
たに接続したときの情報の流れを説明した図である。図
21に示すように、複写機本体301に新たなソータ3
03を接続して、USARP617とソータ303側の
SCI3402との間に光ファイバ(図示せず)等のシ
リアル通信ラインが結ばれると、電源投入時に、複写機
本体301はすべての付加機能との間で実行される付加
機能接続チェック処理の一つとしてこのソータ303と
の接続チェックを行う。この時、ソータ303からは、
シリアル通信ラインを通じてソータ303の機種とソー
タ制御プログラムに対してユニークな識別コード(バー
ジョンコード)が複写機本体301に送られる。複写機
本体301側はこの識別コードと自身のバージョンコー
ドから接続されたソータ303が制御可能かどうかを判
断し、制御不可能と判断したときには、ソータ303に
対して更新プログラムの送信要求と複写機本体301の
識別コードをシリアル通信ラインを通じて発光する。複
写機本体301から更新プログラムの送信要求を受けた
ソータ303は、ソータ制御板703上のROM340
4内に予め用意された更新プログラムの中から、複写機
本体の識別コードに応じた適切な更新プログラムを選び
出し、複写機本体301に対して送信する。複写機本体
301側はこれを不揮発RAM629(または614)
に記憶し、これ以降複写機本体301は、新たに接続し
た付加機能をその更新プログラムに基づいて制御する。
また、新たな付加機能(ソート機能)が加わったことに
よるモード設定画面の表示および制御のための更新プロ
グラムは、操作部ユニット2006に送られる。これに
より操作部ユニット2006は、新たに接続された付加
機能に対するモード設定キー(ソータの例ではソートキ
ー、スタックキー等)や警告表示灯の表示、およびそれ
らの表示制御が可能となる。複写機本体301は、更新
プログラムを受けると自身のバージョンデータも更新し
不揮発RAM629(または614)に記憶するので、
次の電源投入時からは自身の不揮発RAM629(また
は614)に記憶された付加機能制御プログラムを使用
し、付加機能からの再度データ受信は行わない。
【0087】次に、複写機本体301が更新プログラム
を付加機能から受け取る処理動作について説明する。図
28は、複写機本体301が更新プログラムを付加機能
から受け取る処理のフローチャートである。図28に
て、複写機本体301は、更新プログラムの受け取りが
必要になると、更新プログラムの送信要求を付加機能に
対して発行(S31)し、付加機能から更新プログラム
が送られてくるのを待ち(S32)。更新プログラムの
受信処理を行う(S32でY,S33)。受信が完了す
ると受信内容を判断し(S34)、更新プログラムが要
求通りのものであることが確認できると(S34で
Y)、プログラムの更新処理(不揮発RAM629,R
AM614へのプログラム記憶等)を行い(S35)、
更新が成功した旨を操作部625上に表示する(S3
6)。更新プログラムの内容に誤りがある等、プログラ
ムの更新がうまく行かなかったと判断された場合は(S
34でN)、その旨を操作部625上に表示しサービス
マンに知らせる(S37)。
【0088】次に、新たに接続されたソータ(複写機本
体側に制御用プログラムが用意されていない機種タイプ
のソータ)に対する複写機本体301側の接続処理を、
図29のフローチャート及び図2,3,4,21,27
に基づいて説明する。複写機本体301は、電源が投入
されると、自身に接続された付加機能(ソータ303,
ADF302、両面反転装置304等)との接続チェッ
クをシリアルライン等を通じて行う。図29はこのうち
のソータ303との接続チェックに関するフローチャー
トである。図29において、電源投入後ソータ303と
の接続チェックが開始されると、最初に複写機本体30
1から通信開始を表す通信コードがUSARP617を
通じて送信され(S41)、同時にタイムアウト判定用
のタイマをスタートし(S42)、ソータ303からの
機種タイプデータ及び制御プログラムバージョンデータ
の受信待ち状態となる(S43〜S44)。この例では
タイムアウト時間を10秒間としており(S44),1
0秒以内にソータ303からのデータ受信がなかった場
合(S44でY)をタイムアウトとして、ソータは未接
続であると判断する(S45)。一方、タイムアウト時
間内に機種タイプデータ及びバージョンデータを受信し
た場合(S43でY)、複写機本体301は、ROM6
12上に予め用意されたソータ制御用プログラム及び不
揮発RAM614上の制御用プログラム格納領域に既に
ロードされているソータ制御用プログラムの中から、接
続されたソータを制御できるプログラムを検索する(S
46)。この結果、(S47)において新たに接続され
たソータを制御できるプログラムが見つかれば(S47
でY)、以降はその制御プログラムを用いてソータを制
御する。また、該当するプログラムが見つからなければ
(S47でN)、先に述べたような手続きによって外部
管理装置、外部記憶装置、付加機能等から更新プログラ
ムを受け取り(S48)、不揮発RAM614上の制御
用プログラム格納領域に格納し(S49)、以降はその
制御プログラムを用いてソータを制御する。なお、RA
M614は不揮発RAMであるので複写機本体301の
電源を切っても更新プログラムは消えずに残っており、
電源の再投入の際には、(S47)において制御プログ
ラムありと判断されるので、更新プログラムの受け取り
処理が再度行われることはなく、2回目以降の電源投入
処理では処理時間が短かくなる。
【0089】種々の後処理周辺機(ソータ、フィニッシ
ャー、ソーターステイプラーetc)が接続されたた時
も前述したソータ303を接続した時と同じ処理が行な
われる。付加機能接続チェック処理の中で、後処理周辺
機から複写機本体301へ送られる更新プログラムの中
には後処理周辺機の機能及び性能に関する情報がコード
化されて入っている。その主なものは、ビン数、コピー
紙受入れ線速可変巾、最短搬送経路長、通紙可能サイ
ズ、反転機能有り無し、必要紙間距離、JOB間時間、
ドギーティル機能有り無し、コピー紙表/裏面受入、ス
テープル有り無し、ステープル種類(最大綴じ枚数、2
ケ所綴じ、斜め綴じ)、操作部LCD2060用機械外
形表示パターン、パンチ種類(2穴、3穴、4穴)、折
り機能有り無し、折り種類(2つ折り、Z折り)、メイ
ルボックス機能有り無し、ステープル打ち方向(上、
下)、ステープル(パンチ)位置調整範囲、スタンプ機
能有り無し、スタンプ種類、標準線速などが有る。更新
プログラムの受け取り処理完了後、複写機本体301は
ROM628内のプログラムによりCPU602にて、
上記機能情報とすでに付加されているADF302、両
面反転装置304、等の機能と照らし合わせシステムと
して使用可能機能、使用不可能機能等のチェックを行な
いシステム上新たに必要となる操作部LCD2060の
画面データを操作部625(操作部ユニット2006)
の不揮発RAM2065へ送る。この処理の流れを図3
0に示す。
【0090】すなわち、図30にて、後処理新機能を検
索し(S51)、現状システムで機能を満足するか判断
する(S52)。現状システムで機能を満足し、全ての
新機能検索を終了したら本処理を終了する(S52で
Y,S57でY)。現状システムで機能を満足せずハー
ド上可能であれば(S52でN,S53でY)、必要と
なる操作画面データを更新処理し(S54)、一方、現
状システムで機能を満足せずハード上可能であれば(S
52でN,S53でN)、プログラム及びパラメータを
変更処理し(S55)、必要となる操作画面データを更
新処理し(S56)、そして、全ての新機能検索を終了
したら本処理を終了する(S57でY)。
【0091】ソータ303を新たに接続し、プログラム
更新処理が終了すると基本的にソートモードとスタック
モードの選択が可能となるので操作部ユニット2006
に送られた更新プログラムにより操作画面は図31から
図32のように変更され新たにスタックキー6010と
ソートキー6020が新設される。
【0092】また、ソータステープラーが複写機本体3
01に付加されることにより、前述のソータ303と同
様のプロセスで複写機本体301のプログラムが更新さ
れ、また、図30のシステム機能チェック処理が行なわ
れる。これにより操作画面は図31から図33のように
変更され新たにステープルキー6050、スタックキー
6010、ソートキー6020が新設される。又、ステ
ープルキー6050をユーザーが押下すると操作画面が
図34のようになり、ソータステープラーの機能に合っ
たステープル位置をユーザーに知らせ、ミスコピーを低
減する。
【0093】また、パンチユニット及びステープルユニ
ットを装備した多機能ソータステープラーが複写機本体
301に付加されることにより、前述のソーター303
と同様のプロセスで複写機本体301のプログラムが更
新され、又図30のシステム機能チェック処理が行なわ
れる。これで新機能としてソート、スタック、ステープ
ル、パンチのモードが新たに使えるようになったため、
操作画面は図31から図35のように変更され新たに、
パンチキー6060、ステープルキー6050、スタッ
クキー6010、ソートキー6020が新設される。
又、多機能ソータステープラーは多機能ステープルユニ
ットを備えているため、ユーザーがステープルキーを選
択すると操作画面は図36のように変り、4種類のステ
ープルが選択できるようになると供に原稿のセット方向
とステイプル位置のガイダンスが表示される。又、図3
5の画面でパンチモードを選択すると、図37の画面に
変りユーザーに原稿のセット方向とパンチ位置のガイダ
ンス表示を行ないオペレートミスを低減する。多機能ソ
ータステープラーを付加後の、更新プログラムのやり取
りの中でパンチ位置のデーター、パンチ径のデーター
(ステープル位置も同様)も含まれている。
【0094】また、後処理周辺機の一つのフィニッシャ
ーを複写機901に付加することにより、前述の多機能
ソータステープラーを付加した時と同様のプロセスで新
規機能として折り、スタンプ、ステープル、スタック、
ソート機能が追加されるために操作画面は図31から図
38のように変更され、折りキー6070等の新規モー
ドキーが新設される。
【0095】このように構成された前記実施例にあって
は、不特定な周辺機などの付加機能が接続可能な画像形
成装置であって、付加した機能を十分に使いこなすため
に、付加機能のバージョンに応じた画像形成装置本体
(301)のバージョン調整を行う画像形成装置におい
て、指示を入力するための設定キーを表示する表示手段
(2060,2063)を有し、前記表示手段(206
0,2063)には、最低限必要な設定キーのみを表示
してあり、前記バージョン調整は、周辺機などの付加機
能に予め付与された識別記号と画像形成装置本体に予め
付与された識別記号とから、該バージョン調整に必要な
制御及び付加された機能の設定キーの前記表示手段(2
060,2063)への表示に関するプログラムを選択
し供給することで行うため、不特定な周辺機などの付加
機能のバージョン調整に応じて画像形成装置本体のバー
ジョンを適切にかつ確実に調整して、付加機能に対応す
る設定キーのみ表示させるようにしたので、操作性がよ
く、かつ画像形成装置本体またはシステムとしての目的
の機能を発揮できる。
【0096】また、前記実施例にあっては、付加された
機能の設定キーの前記表示手段(2060,2063)
への表示に際して、前記表示手段(2060,206
3)の、付加される設定キーを表示させる部分にはスペ
ースを設定しておき、このスペースに前記付加される設
定キーを表示させ、前記最低限必要な設定キーの配置を
変更しないようにしたため、付加機能に対応する設定キ
ーが新たに表示されても、前からある設定キーの表示個
所が変わらないので、設定キーを探すことなく、操作性
がよい。
【0097】また、前記実施例にあっては、付加された
機能の設定キーの前記表示手段(2060,2063)
への表示に際して、前記表示手段(2060,206
3)には、全ての付加されうる機能の全ての設定キーを
配設してあり、かつ、付加された機能以外に対応する設
定キーは表示させないようにしたため、接続されている
周辺機にない設定キーは表示させないので、表示面(2
060,2063)にある設定キーが有効であることが
一目で分かり、機能していない設定キーを何度も押すこ
ともなく、操作性がよい。
【0098】なお、前記実施例では、付加された機能の
設定キーの前記表示手段(2060,2063)への表
示に際して、前記表示手段(2060,2063)の、
付加される設定キーを表示させる部分にはスペースを設
定しておき、このスペースに前記付加される設定キーを
表示させ、最低限必要な設定キーの配置を変更しないよ
うにした例で説明したが、本発明はこれに限定されるも
のでなく、最低限必要な設定キーの配置を変更してもよ
い。
【0099】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、周辺機と
本体の識別符号を照合し、両者をひとつのシステムとし
て駆動させるに必要な制御及び設定キーの表示に関する
ソフトを供給することで、不特定な周辺機などの付加機
能のバージョン調整に応じて画像形成装置本体のバージ
ョンを適切にかつ確実に調整して、付加機能に対応する
設定キーのみ表示させるようにしたので、操作性がよ
く、かつ画像形成装置本体またはシステムとしての目的
の機能を発揮できる。
【0100】請求項2記載の発明によれば、付加機能に
対応する設定キーが新たに表示されても、前からある設
定キーの表示個所が変わらないので、設定キーを探すこ
となく、操作性がよい。
【0101】請求項3記載の発明によれば、接続されて
いる周辺機にない設定キーは表示させないので、表示面
にある設定キーが有効であることが一目で分かり、機能
していない設定キーを何度も押すこともなく、操作性が
よい。
【0102】請求項4記載の発明によれば、バージョン
調整は、調整に必要な制御ソフト及び表示ソフトのみを
追加または書き替えることにより行うため、効率的にバ
ージョン調整を行うことができる。
【0103】請求項5記載の発明によれば、バージョン
調整に必要な制御ソフト、表示ソフトを全て書き替える
ため、調整時の不具合が防止できる。
【0104】請求項6記載の発明によれば、接続された
付加機能のバージョン調整に必要なプログラムの更新方
法を表示部に表示する機能を有し、バージョン調整が必
要なときに表示部にプログラムの更新方法を表示するた
め、所望のソフト更新の指示、命令をディスプレイに表
示することで適切に調整できない時の対処方法が明確に
なる。
【0105】請求項7記載の発明によれば、更新された
プログラムがバージョン調整に必要な適切なプログラム
が判断する機能と、更新されたプログラムが誤りである
ことを表示部に表示する機能を有し、適切なプログラム
でないと判断したときに表示部に更新されたプログラム
が誤りである旨を表示するため、バージョン調整のミス
を防止する。
【0106】請求項8記載の発明によれば、バージョン
調整に必要なプログラムを保持し接続された画像形成装
置に提供可能な外部管理装置に、プログラムのロードが
可能なように接続された画像形成装置であって、バージ
ョン調整はバージョン調整に必要なプログラムを前記外
部管理装置からロードすることにより行うため、本来の
新旧を問わずバージョン調整が可能となる。
【0107】請求項9記載の発明によれば、付加機能の
バージョンに応じた画像形成装置本体のバージョン調整
に必要なプログラムを付加機能自身が有し、前記付加機
能にプログラムのロードが可能なように接続された画像
形成装置であって、バージョン調整はバージョン調整に
必要なプログラムを前記付加機能からロードすることに
より行うため、接続された付加機能から本体に供給する
ことで効率的にバージョン調整できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】デジタル複写機の構成を示す説明図である。
【図2】本発明によるデジタル複写機の電送制御部を示
す回路図である。
【図3】本発明によるデジタル複写機の電送制御部を示
す回路図である。
【図4】本発明によるデジタル複写機における制御系の
全体構成を示すブロック図である。
【図5】IPUの出力形式を示す説明図である。
【図6】本発明によるメモリシステムを示すブロック図
である。
【図7】本発明による画像信号の流れを示す説明図であ
る。
【図8】メモリ装置(MEM)の内部構成の一例を示すブ
ロック図である。
【図9】メモリユニットの内部構成の一例を示すブロッ
ク図である。
【図10】(a),(b),(c)は、上記図9で処理される
イメージデータの形式を示す説明図である。
【図11】メモリユニットにピクセルプロセスユニット
(PPU)を接続した構成例を示すブロック図である。
【図12】イメージデータの保存処理を実行するための
外部記憶装置の構成を示すブロック図である。
【図13】イメージデータの圧縮及び伸長の処理速度が
間に合わなかった場合のリカバリを可能にする場合の例
を示すブロック図である。
【図14】本発明に係わるアプリケーションシステムの
構成を示すブロック図である。
【図15】本発明に係わる画像形成装置管理システムの
構成を示すブロック図である。
【図16】通信コントロール装置の構成を示すブロック
図である。
【図17】外部管理装置の構成を示すブロック図であ
る。
【図18】更新プログラムを外部管理装置から供給する
動作について説明した図である。
【図19】更新プログラムを含んだフロッピーディスク
のセット指示の表示例を示す図である。
【図20】正しいプログラムが読み取れなかった場合の
表示例を示す図である。
【図21】ソータを新たに接続したときの情報の流れを
示す図である。
【図22】複写機本体が更新プログラムを外部管理装置
から受け取る処理のフローチャートである。
【図23】通信コントロール装置と複写機本体との通信
手順を説明した図である。
【図24】通信コントロール装置と複写機本体との通信
手順を説明した図である。
【図25】通信コントロール装置と複写機本体との通信
手順を説明した図である。
【図26】複写機本体が更新プログラムを外部記憶装置
から受け取る処理のフローチャートである。
【図27】ソータの構成を示すブロック図である。
【図28】複写機本体が更新プログラムを付加機能から
受け取る処理のフローチャートである。
【図29】ソータとの接続チェックに関するフローチャ
ートである。
【図30】システム機能チェック処理制御を示すフロー
チャートである。
【図31】操作画面を示す説明図である。
【図32】操作画面を示す説明図である。
【図33】ソータステープラーを接続したときの操作画
面を示す説明図である。
【図34】ステイプル位置を知らせる操作画面を示す説
明図である。
【図35】多機能ソータステープラーを接続したときの
操作画面を示す説明図である。
【図36】ステイプル操作画面を示す説明図である。
【図37】原稿のセットのしかたとパンチ孔の位置を知
らせる画面を示す説明図である。
【図38】フィニッシャーを接続したときの操作画面を
示す説明図である。
【符号の説明】
301 複写機本体 302 ADF 303 ソータ(S/S) 625 操作部 703 ソータ制御板 2006 操作部ユニット 2041 外部記憶装置(フロッピーディスク) 2206 画像形成装置管理システム 2203 外部管理装置 3401 CPU 6010 スタックキー 6020 ソートキー 6050 ステープルキー 6060 パンチキー 6070 折りキー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−80602(JP,A) 特開 平6−250809(JP,A) 特開 平6−314202(JP,A) 特開 平8−6443(JP,A) 特開 平2−197836(JP,A) 特開 平2−136274(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 3/12 B41J 29/00 G06F 9/06 410 H04N 1/00

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 不特定な周辺機などの付加機能が接続可
    能な画像形成装置であって、付加した機能を十分に使い
    こなすために、付加機能のバージョンに応じた画像形成
    装置本体のバージョン調整を行う画像形成装置におい
    て、 指示を入力するための設定キーを表示する表示手段を有
    し、前記表示手段には、最低限必要な設定キーのみを表
    示してあり、 前記バージョン調整は、周辺機などの付加機能に予め付
    与された識別記号と画像形成装置本体に予め付与された
    識別記号とから、該バージョン調整に必要な制御及び付
    加された機能の設定キーの前記表示手段への表示に関す
    るプログラムを選択し供給することで行うことを特徴と
    する画像形成装置。
  2. 【請求項2】 付加された機能の設定キーの前記表示手
    段への表示に際して、前記表示手段の、付加される設定
    キーを表示させる部分にはスペースを設定しておき、こ
    のスペースに前記付加される設定キーを表示させ、前記
    最低限必要な設定キーの配置を変更しないようにしたこ
    とを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 付加された機能の設定キーの前記表示手
    段への表示に際して、前記表示手段には、全ての付加さ
    れうる機能の全ての設定キーを配設してあり、かつ、付
    加された機能以外に対応する設定キーは表示させないよ
    うにしたことを特徴とする請求項1記載の画像形成装
    置。
  4. 【請求項4】 バージョン調整は、調整に必要な制御ソ
    フト及び表示ソフトのみを追加または書き替えることに
    より行うことを特徴とする請求項1記載の画像形成装
    置。
  5. 【請求項5】 バージョン調整は、本体制御プログラム
    を全て書き替えることにより行うことを特徴とする請求
    項1記載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 接続された付加機能のバージョン調整に
    必要なプログラムの更新方法を表示部に表示する機能を
    有し、バージョン調整が必要なときに表示部にプログラ
    ムの更新方法を表示することを特徴とする請求項1記載
    の画像形成装置。
  7. 【請求項7】 更新されたプログラムがバージョン調整
    に必要な適切なプログラムが判断する機能と、 更新されたプログラムが誤りであることを表示部に表示
    する機能を有し、 適切なプログラムでないと判断したときに表示部に更新
    されたプログラムが誤りである旨を表示することを特徴
    とする請求項1記載の画像形成装置。
  8. 【請求項8】 バージョン調整に必要なプログラムを保
    持し接続された画像形成装置に提供可能な外部管理装置
    に、プログラムのロードが可能なように接続された画像
    形成装置であって、 バージョン調整はバージョン調整に必要なプログラムを
    前記外部管理装置からロードすることにより行うことを
    特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  9. 【請求項9】 付加機能のバージョンに応じた画像形成
    装置本体のバージョン調整に必要なプログラムを付加機
    能自身が有し、 前記付加機能にプログラムのロードが可能なように接続
    された画像形成装置であって、 バージョン調整はバージョン調整に必要なプログラムを
    前記付加機能からロードすることにより行うことを特徴
    とする請求項1記載の画像形成装置。
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