JP3357984B2 - ギャッヂベッドの電動装置及び電動ベッド - Google Patents

ギャッヂベッドの電動装置及び電動ベッド

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    • A47FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
    • A47CCHAIRS; SOFAS; BEDS
    • A47C20/00Head -, foot -, or like rests for beds, sofas or the like
    • A47C20/04Head -, foot -, or like rests for beds, sofas or the like with adjustable inclination
    • A47C20/041Head -, foot -, or like rests for beds, sofas or the like with adjustable inclination by electric motors

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ベッド床の背中部
分、膝部分等が昇降可能なギャッヂベッドの背中部分、
膝部分等を、直流電圧によるモータの駆動力により昇降
させるギャッヂベッドの電動装置、及びこのギャッヂベ
ッドの電動装置により電動化された電動ベッドに関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】ギャッヂベッドの電動装置は、図2に示
すように、ベッド床の背中部分である背ボトム407を
昇降させる電動装置である背上げ駆動ユニット400、
及びベッド床の膝部分である膝ボトム408を昇降させ
る電動装置である膝上げ駆動ユニット401(又はベッ
ド床全体を昇降させるハイ・ロー駆動ユニット)の何れ
か又は両方を備えており、ギャッヂベッド402のギャ
ッヂアップ/ギャッヂダウン用の手動ハンドルの軸に取
付けられ、ACコード405によりAC100Vの電源
が与えられ、手元スイッチ404により操作される。
【0003】図14は、従来のギャッヂベッドの電動装
置の構成例を示す回路図である。このギャッヂベッドの
電動装置は、例えば、背上げ用であり、AC100Vの
電源Vacがトランス7に与えられ、トランス7で降圧
された交流電圧は、ダイオードブリッジで構成された整
流回路8により整流されて直流電圧に変換され、平滑コ
ンデンサ41により平滑される。トランス7、整流回路
8及び平滑コンデンサ41は、直流電源回路200を構
成している。
【0004】平滑コンデンサ41の正極は、定電圧レギ
ュレータ21の入力端子に、負極は、定電圧レギュレー
タ21の制御端子にそれぞれ接続され、定電圧レギュレ
ータ21の出力端子は、定電圧レギュレータ22の入力
端子に、定電圧レギュレータ21の制御端子は、定電圧
レギュレータ22の制御端子にそれぞれ接続されてい
る。定電圧レギュレータ22の出力端子は、直流電源電
圧Vccを出力し、定電圧レギュレータ22の制御端子
は接地されている。
【0005】平滑コンデンサ41の正極は、リレー接点
2a,1a及びダイオード63のカソードに接続され、
平滑コンデンサ41の負極は、抵抗101の一方の端子
に接続されている。抵抗101の他方の端子は、FET
10を通じて、リレー接点2b,1b及びダイオード6
3のアノードにそれぞれ接続されている。リレー接点1
a,1bに対応するリレー接点1c及びリレー接点2
a,2bに対応するリレー接点2cは、それぞれモータ
Mの端子に接続されている。
【0006】定電圧レギュレータ21の出力端子は、手
元スイッチである操作スイッチ回路220の下降用操作
スイッチ12及び上昇用操作スイッチ11の各一方の端
子に接続され、操作スイッチ12及び操作スイッチ11
の各他方の端子は、マイクロスイッチからなる下限用の
リミットスイッチ15及び上限用のリミットスイッチ1
6の各一方の端子に接続されている。リミットスイッチ
15,16の各他方の端子は、リレーの励磁回路2,1
の各一方の端子にそれぞれ接続され、リレーの励磁回路
2,1の各他方の端子は接地されている。
【0007】抵抗101の他方の端子は、また、演算増
幅器25の非反転入力端子に接続され、演算増幅器25
の反転入力端子は、抵抗104を介して接地され、演算
増幅器25は、抵抗103により負帰還が掛けられてい
る。演算増幅器25の出力端子は、抵抗105及びコン
デンサ44からなる積分回路に接続され、積分回路の出
力は、演算増幅器24の非反転入力端子に与えられる。
抵抗101,105、コンデンサ44及び演算増幅器2
5とその付属回路は、電流検出回路260を構成してい
る。演算増幅器24の反転入力端子は、直流電源電圧V
ccの抵抗111及び抵抗112による分圧が与えら
れ、直流電源電圧Vcc、抵抗111及び抵抗112
は、モータMのトリップレベルを設定するトリップレベ
ル設定回路240を構成している。
【0008】演算増幅器24の出力端子は、抵抗125
及びコンデンサ47からなる積分回路に接続され、積分
回路の出力は、演算増幅器23の反転入力端子に与えら
れる。演算増幅器23の非反転入力端子は、直流電源電
圧Vccの抵抗123及び抵抗124による分圧が与え
られている。演算増幅器23の非反転入力端子は、ダイ
オード62のアノードに、演算増幅器23の出力端子
は、ダイオード62のカソードにそれぞれ接続されてい
る。演算増幅器23の出力端子は、また、抵抗120を
通じてFET10のゲートに接続されている。
【0009】演算増幅器23の反転入力端子は、また、
ダイオード61のカソードに接続され、ダイオード61
のアノードは、抵抗122,121の各一方の端子に接
続されている。抵抗122の他方の端子は接地され、抵
抗121の他方の端子は、ダイオード63のアノードに
接続されている。リミットスイッチ15,16、リレー
の励磁回路2,1とそのリレー接点2a〜2c,1a〜
1c、FET10、ダイオード61,63、抵抗12
1,122及び演算増幅器23,24とその付属回路
は、モータ駆動回路270を構成している。
【0010】以下に、このような構成のギャッヂベッド
の電動装置の動作を説明する。モータMに電流が流れて
いないとき、演算増幅器25の非反転入力端子の電圧E
26bはLレベル(Low レベル)であるので、演算増幅
器25の出力電圧E26cもLレベルであり、抵抗10
5及びコンデンサ44からなる積分回路の出力電圧E2
6もLレベルである。従って、演算増幅器24の非反転
入力端子の電圧E26はLレベルであり、演算増幅器2
4の出力電圧E27aもLレベルであり、抵抗125及
びコンデンサ47からなる積分回路の出力電圧E27b
もLレベルである。
【0011】このとき、演算増幅器23の出力電圧E2
7dはHレベル(Highレベル)となり、抵抗120を通
じてFET10のゲートに与えられる電圧E27eもH
レベルとなって、FET10は導通している。リレーの
励磁回路1,2が励磁していないとき、モータM両端の
リレー接点1c,2cは、駆動電圧の負極電圧Eg側の
リレー接点1b,2bに接続されている。
【0012】この状態で、背上げの上昇用操作スイッチ
11が操作されると、リレーの励磁回路1が励磁し、リ
レー接点1cが駆動電圧の正極電圧E20側のリレー接
点1aに接続され、モータMが回転始動し、ベッド床の
背上げ部分が上昇し始める。モータMの回転始動時に
は、トリップレベル設定回路240の設定レベルE24
を短時間に超える始動電流が流れ、電流検出回路260
がこれを検出するが、抵抗105とコンデンサ44とか
らなる積分回路及び抵抗125とコンデンサ47とから
なる積分回路の時定数を大きくしてあるので、演算増幅
器23の出力端子の電圧E27dはLレベルにならず、
モータMは過負荷トリップしない。
【0013】モータMが回転し、ベッド床の背上げ部分
が上昇しているときに、背上げの上昇用操作スイッチ1
1の操作が停止されると、リレーの励磁回路1が無励磁
となり、リレー接点1cが駆動電圧の負極電圧Eg側の
リレー接点1bに接続され、モータMが停止し、ベッド
床の背上げ部分の上昇が止まり、その位置で保持され
る。モータMが回転し、背上げの上昇用操作スイッチ1
1の操作が続行され、ベッド床の背上げ部分が上昇限度
迄上昇すると、上限用のリミットスイッチ16がオフと
なり、リレーの励磁回路1が無励磁となり、リレー接点
1cが駆動電圧の負極電圧Eg側のリレー接点1bに接
続され、モータMが停止し、ベッド床の背上げ部分の上
昇が止まり、その位置で保持される。
【0014】この状態で、背上げの下降用操作スイッチ
12が操作されると、リレーの励磁回路2が励磁し、リ
レー接点2cが駆動電圧の正極電圧E20側のリレー接
点2aに接続され、モータMが上昇時とは逆方向に回転
始動し、ベッド床の背上げ部分が下降し始める。このモ
ータMの回転始動時にも、トリップレベル設定回路24
0の設定レベルE24を短時間に超える始動電流が流れ
るが、上昇時と同様にして、モータMは過負荷トリップ
しない。
【0015】モータMが回転し、ベッド床の背上げ部分
が下降しているときに、背上げの下降用操作スイッチ1
2の操作が停止されると、リレーの励磁回路2が無励磁
となり、リレー接点2cが駆動電圧の負極電圧Eg側の
リレー接点2bに接続され、モータMが停止し、ベッド
床の背上げ部分の下降が止まり、その位置で保持され
る。モータMが回転し、背上げの下降用操作スイッチ1
2の操作が続行され、ベッド床の背上げ部分が下降限度
迄下降すると、下限用のリミットスイッチ15がオフと
なり、リレーの励磁回路2が無励磁となり、リレー接点
2cが駆動電圧の負極電圧Eg側のリレー接点2bに接
続され、モータMが停止し、ベッド床の背上げ部分の下
降が止まり、その位置で保持される。
【0016】モータMが回転し、ベッド床の背上げ部分
が上昇又は下降しているときに、過負荷となり、モータ
Mに大電流が流れると、演算増幅器25の非反転入力端
子の電圧E26bはHレベルとなり、演算増幅器25の
出力電圧E26cもHレベルとなり、抵抗105及びコ
ンデンサ44からなる積分回路の出力電圧E26はHレ
ベルである。このとき、演算増幅器24の非反転入力端
子の電圧E26が、トリップレベル設定回路240の設
定レベルE24を超えると、演算増幅器24の出力電圧
E27aはHレベルとなり、抵抗125及びコンデンサ
47からなる積分回路の出力電圧E27bもHレベルで
ある。
【0017】この出力電圧E27bが、演算増幅器23
の非反転入力端子の電圧E27cを超えると、演算増幅
器23の出力電圧E27dはLレベルとなり、抵抗12
0を通じてFET10のゲートに与えられる電圧E27
eもLレベルとなって、FET10は非導通となる。F
ET10が非導通となると、モータMに流れる電流が遮
断され、モータMは回転を停止する。
【0018】この状態のときに、上昇用操作スイッチ1
1又は下降用操作スイッチ12が操作され続けている間
は、駆動電圧の正極電圧E20側から、リレー接点1c
又は2c、リレー接点2c又は1c、駆動電圧の負極電
圧Eg側、抵抗121、抵抗122の経路で電流が流れ
る。この電流により抵抗122に生じた電圧Efが、ダ
イオード61を通じて、演算増幅器23の反転入力端子
の加えられる。その為、演算増幅器23の出力電圧E2
7dはLレベルであり、FET10のゲートに与えられ
る電圧E27eもLレベルであり、FET10の非導通
状態は保持される。従って、一旦、モータMがトリップ
すると、上昇用操作スイッチ11又は下降用操作スイッ
チ12が操作され続けても、モータMは回転しない。
【0019】図15は、上述したようなギャッヂベッド
の電動装置を2台、背上げ駆動ユニット及び膝上げ駆動
ユニットとして、組合わせて使用するギャッヂベッドの
電動装置の概略構成を示す回路図である。このギャッヂ
ベッドの電動装置では、背上げ駆動ユニット400は、
100Vの交流電源Vacが与えられる上述した直流電
源回路200の正極電圧E20が、リレー接点1a,2
aに与えられ、直流電源回路200の負極電圧は、リレ
ー接点1b,2bに与えられている。リレー接点1a,
1bに対応するリレー接点1c及びリレー接点2a,2
bに対応するリレー接点2cは、それぞれモータM1の
端子に接続されている。
【0020】手元スイッチである背上げの下降用操作ス
イッチ12及び上昇用操作スイッチ11の各一方の端子
は、上述したように、直流電源回路200の出力電圧を
降圧した定電圧E21が与えられ、操作スイッチ12及
び操作スイッチ11の各他方の端子は、下限用のリミッ
トスイッチ15及び上限用のリミットスイッチ16の各
一方の端子に接続されている。リミットスイッチ15,
16の各他方の端子は、リレーの励磁回路2,1の各一
方の端子にそれぞれ接続され、リレーの励磁回路2,1
の各他方の端子は接地されている。
【0021】膝上げ駆動ユニット401も、背上げ駆動
ユニット400と同様であり、100Vの交流電源Va
cが与えられる上述した直流電源回路201の正極電圧
E320が、リレー接点3a,4aに与えられ、直流電
源回路201の負極電圧は、リレー接点3b,4bに与
えられている。リレー接点3a,3bに対応するリレー
接点3c及びリレー接点4a,4bに対応するリレー接
点4cは、それぞれモータM2の端子に接続されてい
る。
【0022】膝上げの下降用操作スイッチ14及び上昇
用操作スイッチ13の各一方の端子は、上述したよう
に、背上げ駆動ユニット400の直流電源回路200の
出力電圧を降圧した定電圧が与えられ、操作スイッチ1
4及び操作スイッチ13の各他方の端子は、下限用のリ
ミットスイッチ315及び上限用のリミットスイッチ3
16の各一方の端子に接続されている。リミットスイッ
チ315,316の各他方の端子は、リレーの励磁回路
4,3の各一方の端子にそれぞれ接続され、リレーの励
磁回路4,3の各他方の端子は接地されている。
【0023】背上げ駆動ユニット400及び膝上げ駆動
ユニット401の、背上げの下降用操作スイッチ12、
背上げの上昇用操作スイッチ11、膝上げの下降用操作
スイッチ14及び膝上げの上昇用操作スイッチ13は、
手元スイッチとして、1つのケースに収納されている
が、背上げ駆動ユニット400及び膝上げ駆動ユニット
401は、それぞれ別個の直流電源回路200,201
を備えている。このような構成の背上げ駆動ユニット4
00及び膝上げ駆動ユニット401の各動作は、上述し
た図14のギャッヂベッドの電動装置の動作と同様であ
るので、説明を省略する。
【0024】
【発明が解決しようとする課題】従来のギャッヂベッド
の電動装置では、図16の負荷トルク及びモータの回転
速度の関係に示すように、負荷(トルク)が大きい背上
げの上昇時の速度と負荷が小さい背上げの下降時の速度
との差が大きく、その為、モータの容量に余裕を持たせ
て、上昇時と下降時とで速度の差が大きくならないよう
にしていた。しかし、モータの容量を大きくすると、モ
ータ電流を供給する直流電源回路の容量も大きくする必
要があり、直流電源回路に内蔵するトランスの容量も大
きくなっていた。従って、モータ及びトランスのサイズ
が大きくなり、重量も重くなり、ギャッヂベッドの電動
装置全体として大型で重いものになっており、小型化及
び軽量化が求められていた。
【0025】また、従来のギャッヂベッドの電動装置で
は、背ボトムを水平から起こし始めの、背ボトムと水平
方向との角度が小さいときに、負荷が大きく、背ボトム
と水平方向との角度が大きくなるに連れて、徐々に負荷
が小さくなり、モータの回転速度が速くなる。また、図
17の、背上げ時の寝ている人の体重差によるモータの
回転速度の変動範囲に示すように、寝ている人の体重に
よっても、モータの回転速度は大きく変動する。その
為、背ボトムが停止するときの衝撃、特に、体重が軽い
人が寝ている場合の衝撃が大きくなり、その衝撃を軽減
することが求められていた。また、モータの回転始動時
の大きい負荷に合わせて、モータの駆動電圧を上げる
と、始動時の衝撃が大きくなるという問題がある。
【0026】また、従来のギャッヂベッドの電動装置で
は、背ボトムの重量の違い及び機構の違いにより、負荷
の大きさが異なるので、モータの駆動電圧を変更する必
要がある。ところが、直流電源回路の出力電圧のみで、
モータの駆動電圧を調整しようとすると、その都度、二
次電圧が異なるトランスを製作する必要があるという問
題がある。また、直流電源回路の出力電圧を下げると、
定電圧回路の出力電圧が不安定になるので、直流電源回
路の出力電圧を必要電圧迄下げることができないことが
あるという問題がある。
【0027】また、従来のギャッヂベッドの電動装置で
は、モータの始動電流による不要な過負荷トリップを防
止する為に、過負荷状態が所定時間連続したときに、過
負荷トリップするように、モータ電流の検出値を、モー
タの始動時間に比較して少し長い時定数の積分回路によ
り積分していた。その為、過負荷が発生しても、モータ
の始動時間に比較して短い時間で過負荷トリップさせる
ことができないという問題があった。
【0028】また、従来のギャッヂベッドの電動装置で
は、モータ電流の検出値により過負荷状態を検出してい
るが、負荷が大きい背上げの上昇時と負荷が小さい背上
げの下降時とで過負荷の検出レベルを同じレベルに設定
しているので、負荷が小さい背上げの下降時には、過負
荷状態を検出することが難しくなっており、背ボトムの
挟み込み時に、確実にまた敏速に過負荷を検出して過負
荷トリップさせることが求められていた。
【0029】また、従来のギャッヂベッドの電動装置で
は、2台を背上げ駆動ユニット及び膝上げ駆動ユニット
として組合わせて使用する場合、それぞれ別個に直流電
源回路を備えている為、ACコンセントが2つ必要であ
り、また、部品コストの上昇を招くという問題があっ
た。本発明は、上述したような事情に鑑みてなされたも
のであり、第1発明では、上昇時と下降時とで速度の差
が小さく、小型化及び軽量化を図ることが出来ると共
に、過負荷が発生したときに、敏速に過負荷トリップさ
せることが出来るギャッヂベッドの電動装置を提供する
ことを目的とする。
【0030】第発明では、負荷の大小による速度差が
小さく、背ボトムが停止するときの衝撃を軽減すること
が出来ると共に、過負荷が発生したときに、敏速に過負
荷トリップさせることが出来るギャッヂベッドの電動装
置を提供することを目的とする。 第3発明では、モータ
の始動時の衝撃を和らげることが出来るギャッヂベッド
の電動装置を提供することを目的とする。
【0031】第発明では、直流電源回路の出力電圧を
変えることなく、モータの駆動電圧を切換えることが出
来るギャッヂベッドの電動装置を提供することを目的と
する。第発明では、負荷が小さい背上げの下降時で
も、確実にまた敏速に過負荷を検出して過負荷トリップ
させることが出来るギャッヂベッドの電動装置を提供す
ることを目的とする。第発明では、2台を背上げ駆動
ユニット及び膝上げ駆動ユニット等として組合わせて使
用する場合に、1つの直流電源回路を共用することが出
来るギャッヂベッドの電動装置を提供することを目的と
する。
【0032】第発明では、2台を背上げ駆動ユニット
及び膝上げ駆動ユニット等として組合わせ、1つの直流
電源回路を共用するギャッヂベッドの電動装置を提供す
ることを目的とする。第発明では、第1〜発明に係
るギャッヂベッドの電動装置により電動化された電動ベ
ッドを提供することを目的とする。
【0033】
【課題を解決するための手段】第1発明に係るギャッヂ
ベッドの電動装置は、ベッド床の一又は複数の部分が昇
降可能なギャッヂベッドの前記部分を、直流電圧による
モータの駆動力により昇降させ、前記部分を下降させる
ときは、前記直流電圧を第1電圧に、前記部分を上昇さ
せるときは、前記直流電圧を前記第1電圧より高い複数
種類の第2電圧に、それぞれ切換える切換回路と、前記
モータの負荷を検出する負荷検出回路とを備え、前記部
分を上昇させるときは、前記切換回路は、前記負荷検出
回路が検出した負荷の大小に応じて、前記直流電圧を前
記複数種類の第2電圧にそれぞれ切換え、前記負荷の大
小による前記上昇速度の差を小さくすべくなしてあるギ
ャッヂベッドの電動装置であって、前記負荷検出回路
は、前記モータに流れる電流を検出する電流検出回路で
あり、該電流検出回路が検出した電流値が所定値を超え
たときに、前記モータを停止させる停止回路と、前記切
換回路が前記直流電圧を切換えたときは、前記停止回路
の動作を禁止する禁止回路とを備えることを特徴とす
る。
【0034】このギャッヂベッドの電動装置では、ベッ
ド床の一又は複数の部分が昇降可能なギャッヂベッドの
前記部分を、直流電圧によるモータの駆動力により昇降
させる。切換回路が、前記部分を下降させるときは、直
流電圧を第1電圧に、前記部分を上昇させるときは、直
流電圧を第1電圧より高い複数種類の第2電圧に、それ
ぞれ切換え、前記部分の下降速度及び上昇速度の差を小
さくする。負荷検出回路がモータの負荷を検出し、前記
部分を上昇させるときは、切換回路は、負荷検出回路が
検出した負荷の大小に応じて、直流電圧を複数種類の第
2電圧にそれぞれ切換え、負荷の大小による上昇速度の
差を小さくする。負荷検出回路は、モータに流れる電流
を検出する電流検出回路であり、停止回路は、電流検出
回路が検出した電流値が所定値を超えたときに、モータ
を停止させ、禁止回路は、切換回路が直流電圧を切換え
たときは、停止回路の動作を禁止する。これにより、上
昇時と下降時とで速度の差が小さく、小型化及び軽量化
を図ることが出来ると共に、過負荷が発生したときに、
敏速に過負荷トリップさせることが出来るギャッヂベッ
ドの電動装置を実現することが出来る。
【0035】
【0036】
【0037】第発明に係るギャッヂベッドの電動装置
は、ベッド床の一又は複数の部分が昇降可能なギャッヂ
ベッドの前記部分を、直流電圧によるモータの駆動力に
より昇降させ、前記モータの負荷を検出する負荷検出回
路と、該負荷検出回路が検出した負荷の大小に応じて、
前記直流電圧を高低に切換える切換回路とを備え、前記
負荷の大小による前記部分の動作速度の差を小さくすべ
くなしてあるギャッヂベッドの電動装置であって、前記
負荷検出回路は、前記モータに流れる電流を検出する電
流検出回路であり、該電流検出回路が検出した電流値が
所定値を超えたときに、前記モータを停止させる停止回
路と、前記切換回路が前記直流電圧を切換えたときは、
前記停止回路の動作を禁止する禁止回路とを備えること
を特徴とする。
【0038】このギャッヂベッドの電動装置では、ベッ
ド床の一又は複数の部分が昇降可能なギャッヂベッドの
前記部分を、直流電圧によるモータの駆動力により昇降
させる。負荷検出回路がモータの負荷を検出し、切換回
路は、負荷検出回路が検出した負荷の大小に応じて、直
流電圧を切換え、負荷の大小による前記部分の動作速度
の差を小さくする。負荷検出回路は、モータに流れる電
流を検出する電流検出回路であり、停止回路は、電流検
出回路が検出した電流値が所定値を超えたときに、モー
タを停止させ、禁止回路は、切換回路が直流電圧を切換
えたときは、停止回路の動作を禁止する。これにより、
負荷の大小による速度差が小さく、背ボトムが停止する
ときの衝撃を軽減することが出来ると共に、過負荷が発
生したときに、敏速に過負荷トリップさせることが出来
るギャッヂベッドの電動装置を実現することが出来る。
【0039】
【0040】
【0041】第発明に係るギャッヂベッドの電動装置
は、前記電流検出回路は、前記モータが始動するとき
は、その動作を禁止され、前記切換回路を作動させず、
前記モータの始動時の衝撃を小さくすべくなしてあるこ
とを特徴とする。
【0042】このギャッヂベッドの電動装置では、電流
検出回路は、モータが始動するときは、その動作を禁止
され、切換回路を作動させず、モータの始動時の衝撃を
小さくするので、モータの始動時の衝撃を和らげること
が出来るギャッヂベッドの電動装置を実現することが出
来る。
【0043】第発明に係るギャッヂベッドの電動装置
は、前記切換回路は、1又は複数のダイオードを備え、
該ダイオードが有する順方向の電圧降下により、前記直
流電圧を切換えるべくなしてあることを特徴とする。
【0044】このギャッヂベッドの電動装置では、切換
回路は、1又は複数のダイオードを備え、このダイオー
ドが有する順方向の電圧降下により、直流電圧を切換え
るので、直流電源回路の出力電圧を変えることなく、モ
ータの駆動電圧を切換えることが出来るギャッヂベッド
の電動装置を実現することが出来る。
【0045】第発明に係るギャッヂベッドの電動装置
は、前記部分の下降動作又は上昇動作を判定する判定回
路を更に備え、前記停止回路は、該判定回路が下降動作
を判定したときは、前記所定値を第1電流値に設定し、
前記判定回路が上昇動作を判定したときは、前記所定値
を第1電流値より大きい第2電流値に設定すべくなして
あることを特徴とする。
【0046】このギャッヂベッドの電動装置では、判定
回路が前記部分の下降動作又は上昇動作を判定し、停止
回路は、この判定回路が下降動作を判定したときは、所
定値を第1電流値に設定し、判定回路が上昇動作を判定
したときは、所定値を第1電流値より大きい第2電流値
に設定する。これにより、負荷が小さい背上げの下降時
でも、確実にまた敏速に過負荷を検出して過負荷トリッ
プさせることが出来るギャッヂベッドの電動装置を実現
することが出来る。
【0047】第発明に係るギャッヂベッドの電動装置
は、前記部分の上限上昇位置を検出したときに、前記モ
ータに流れる電流を直接的に遮断する第1のリミットス
イッチと、前記部分の下限下降位置を検出したときに、
前記モータに流れる電流を直接的に遮断する第2のリミ
ットスイッチとを更に備えることを特徴とする。
【0048】このギャッヂベッドの電動装置では、第1
のリミットスイッチが、前記部分の上限上昇位置を検出
したときに、モータに流れる電流を直接的に遮断し、第
2のリミットスイッチが、前記部分の下限下降位置を検
出したときに、モータに流れる電流を直接的に遮断す
る。これにより、2台を背上げ駆動ユニット及び膝上げ
駆動ユニット等として組合わせて使用する場合に、1つ
の直流電源回路を共用することが出来るギャッヂベッド
の電動装置を実現することが出来る。
【0049】第発明に係るギャッヂベッドの電動装置
は、請求項1〜の何れかに記載された2つのギャッヂ
ベッドの電動装置を備え、該2つのギャッヂベッドの電
動装置は、それぞれに直流電圧を供給する共通の直流電
源を有することを特徴とする。
【0050】このギャッヂベッドの電動装置では、請求
項1〜の何れかに記載された2つのギャッヂベッドの
電動装置を備え、この2つのギャッヂベッドの電動装置
は、それぞれに直流電圧を供給する共通の直流電源を有
するので、2台を背上げ駆動ユニット及び膝上げ駆動ユ
ニット等として組合わせ、1つの直流電源回路を共用す
るギャッヂベッドの電動装置を実現することが出来る。
【0051】第発明に係る電動ベッドは、請求項1〜
の何れかに記載されたギャッヂベッドの電動装置を備
え、該ギャッヂベッドの電動装置により電動化されたこ
とを特徴とする。
【0052】この電動ベッドでは、請求項1〜の何れ
かに記載されたギャッヂベッドの電動装置を備え、この
ギャッヂベッドの電動装置により電動化されている。こ
れにより、第1〜発明に係るギャッヂベッドの電動装
置により電動化された電動ベッドを実現することが出来
る。
【0053】
【発明の実施の形態】以下に、本発明をその実施の形態
を示す図面に基づき説明する。 実施の形態1.図1は、本発明に係るギャッヂベッドの
電動装置及び電動ベッドの実施の形態であり、2台を背
上げ駆動ユニット及び膝上げ駆動ユニット等として組合
わせ、1つの直流電源回路を共用する場合の外観を示す
斜視図である。このギャッヂベッドの電動装置及び電動
ベッドは、背上げ駆動ユニット400a及び膝上げ駆動
ユニット401aを組合わせ、背上げ駆動ユニット40
0aに内蔵した直流電源回路から直流電源を供給する為
のコード403により、その両者を接続してある。
【0054】親機である背上げ駆動ユニット400aに
は、ACコード405とカールコード406に中継され
た手元スイッチ404とが接続され、手元スイッチ40
4からは子機である膝上げ駆動ユニット401aの操作
も行うようになっている。これらの背上げ駆動ユニット
400a及び膝上げ駆動ユニット401aは、図2に示
すように、ギャッヂベッド402aのギャッヂアップ/
ギャッヂダウン用の手動ハンドルの軸にそれぞれ取付け
られ、ギャッヂベッド402aを電動ベッドとして使用
出来るようにしている。
【0055】背上げ駆動ユニット400aは、ベッド床
の背中部分である背ボトム407を昇降させ、膝上げ駆
動ユニット401aは、ベッド床の膝部分である膝ボト
ム408を昇降させる。膝上げ駆動ユニット401a
は、ベッド床全体を昇降させる駆動ユニットとして使用
されることもある。
【0056】図3は、本発明に係るギャッヂベッドの電
動装置の実施の形態の構成を示すブロック図である。こ
のギャッヂベッドの電動装置は、例えば、背上げ駆動ユ
ニットであり、AC100Vの電源Vacが直流電源回
路200aに与えられて整流され、整流された直流電源
回路200aの出力電圧E20は、逆流防止用のダイオ
ード51を経由して、平滑コンデンサ42により平滑さ
れる。平滑コンデンサ42の正極は、定電圧レギュレー
タ21の入力端子に、負極は、定電圧レギュレータ21
の制御端子にそれぞれ接続され、定電圧レギュレータ2
1の出力端子は操作スイッチ回路220に、定電圧レギ
ュレータ21の制御端子は定電圧レギュレータ22の制
御端子にそれぞれ接続されている。ダイオード51、平
滑コンデンサ42及び定電圧レギュレータ21は、定電
圧回路210を構成している。
【0057】ダイオード51のアノードは、モータ電圧
切換回路275に接続され、定電圧レギュレータ21の
制御端子は、電流検出回路260aを通じてモータ電圧
切換回路275に接続されている。モータ電圧切換回路
275は、また、モータM1の両端子に接続されてい
る。定電圧レギュレータ21の出力端子は、手元スイッ
チである操作スイッチ回路220の下降用操作スイッチ
12及び上昇用操作スイッチ11の各一方の端子に接続
され、操作スイッチ12及び操作スイッチ11の各他方
の端子は、リレーの励磁回路2,1の各一方の端子にそ
れぞれ接続され、リレーの励磁回路2,1の各他方の端
子は、それぞれダイオード76,75の各アノードに接
続されている。リレーの励磁回路2,1の各一方の端子
は、それぞれトリップレベル設定回路240aに接続さ
れている。
【0058】操作スイッチ12及び操作スイッチ11の
各他方の端子は、また、それぞれ順接続されたダイオー
ド72,71を通じて、定電圧レギュレータ22の入力
端子に接続され、定電圧レギュレータ22の出力端子
は、直流電源電圧Vccを出力し、定電圧レギュレータ
22の制御端子は、定電圧レギュレータ21の制御端子
に接続されると共に接地されている。ダイオード72,
71及び定電圧レギュレータ22は、定電圧回路230
を構成している。
【0059】定電圧レギュレータ22の出力端子は、ま
た、ダイオード63のカソードと抵抗131の一方の端
子とに接続され、ダイオード63のアノード及び抵抗1
31の他方の端子は、電解コンデンサ43の正極に接続
され、電解コンデンサ43の負極は接地されている。電
解コンデンサ43の正極は、比較器28の非反転入力端
子に接続され、比較器28の出力端子は、抵抗132を
通じて、昇圧制御回路280と演算増幅器24の非反転
入力端子とに接続されている。
【0060】昇圧制御回路280には、比較器28の反
転入力端子、演算増幅器24の出力端子及びリレーの励
磁回路5の一方の端子がそれぞれ接続されている。リレ
ーの励磁回路5の他方の端子は、定電圧レギュレータ2
1の出力端子に接続されている。比較器28、抵抗13
2、ダイオード63、抵抗131及び電解コンデンサ4
3は、始動回路250を構成している。
【0061】演算増幅器24の非反転入力端子は、電流
検出回路260aにも接続され、演算増幅器24の反転
入力端子は、トリップレベル設定回路240aに接続さ
れている。トリップレベル設定回路240aは、リレー
の励磁回路6の一方の端子に接続され、リレーの励磁回
路6の他方の端子は接地されている。演算増幅器24の
出力端子は、また、抵抗125aの一方の端子に接続さ
れ、抵抗125aの他方の端子は、コンデンサ47aの
一方の端子及び演算増幅器23の反転入力端子に接続さ
れ、コンデンサ47aの他方の端子は接地されている。
【0062】演算増幅器23の非反転入力端子は、直流
電源電圧Vccの抵抗123,124による分圧E27
cを与えられ、ダイオード62のアノードが接続されて
いる。演算増幅器23の出力端子は、ダイオード62の
カソード及びインバータ31の入力端子に接続されてい
る。インバータ31の出力端子は、ダイオード75,7
6の各カソードに接続されている。インバータ31の出
力電圧E27eの抵抗121,122による分圧E27
fが、ダイオード61のアノードに与えられ、ダイオー
ド61のカソードは、演算増幅器23の反転入力端子に
接続されている。リレーの励磁回路1,2、ダイオード
75,76、演算増幅器23,24、抵抗121〜12
4,125a、コンデンサ47a、ダイオード61,6
2、インバータ31及びモータ電圧切換回路275は、
モータ駆動回路270aを構成している。
【0063】図4は、直流電源回路200aの構成例を
示す回路図である。直流電源回路200aは、AC10
0Vの電源Vacがトランス71に与えられ、トランス
71で降圧された交流電圧は、ダイオードブリッジで構
成された整流回路8により整流されて直流電圧E20に
変換され、平滑コンデンサ41により平滑される。平滑
コンデンサ41の正極は、ダイオード51(図3)のア
ノードに、平滑コンデンサ41の負極は、平滑コンデン
サ42(図3)の接地されている負極にそれぞれ接続さ
れている。
【0064】トランス71の一次側のコイルは、その両
端子7a,7d間にタップ7b,7cが設けられ、電源
Vacを与えられるリレー接点6cからリレー接点6
a、端子7aへの経路と、リレー接点6cからリレー接
点6b,5c,5b,タップ7bへの経路と、リレー接
点6cからリレー接点6b,5c,5a,タップ7cへ
の経路とが形成されるように構成されている。
【0065】図5は、電流検出回路260a及び昇圧制
御回路280の構成例を示す回路図である。電流検出回
路260aは、抵抗101がモータ電圧切換回路275
(図3)及び定電圧レギュレータ21(図3)の接地さ
れている制御端子間に接続され、抵抗101及びモータ
電圧切換回路275間の電圧E26bが、演算増幅器2
5の非反転入力端子に与えられている。演算増幅器25
の反転入力端子は、他方が接地された抵抗104に接続
され、演算増幅器25は、抵抗103により負帰還が掛
けられている。
【0066】演算増幅器25の出力端子は、抵抗105
a及びコンデンサ44aからなる積分回路に接続され、
この積分回路の出力電圧E26は、昇圧制御回路280
の比較器27の反転入力端子に与えられている。比較器
27の反転入力端子には、始動回路250の比較器28
(図3)からの抵抗132を通じた出力電圧も与えられ
ている。
【0067】昇圧制御回路280は、比較器27の非反
転入力端子が、抵抗141,142,143の接続節点
の電圧E28aを与えられ、非反転入力端子及び出力端
子間には抵抗143が接続されている。比較器27の出
力端子は、プルアップ抵抗144を介して直流電源電圧
Vccを与えられ、その出力電圧E28bは、比較器3
0の非反転入力端子に与えられる。
【0068】比較器30の反転入力端子は、直流電源電
圧Vccの抵抗133,134による分圧E1を与えら
れ、非反転入力端子は、比較器27の出力電圧E28b
が与えらる。比較器30の出力端子は、プルアップ抵抗
147を介して直流電源電圧Vccを与えられ、その出
力電圧E28cは、演算増幅器26の反転入力端子に与
えられる。演算増幅器26の非反転入力端子は、直流電
源電圧Vccの抵抗133,134による分圧E1を与
えられ、演算増幅器26の出力電圧E28eは、インバ
ータ32の入力端子に与えられる。インバータ32の出
力電圧E28は、リレーの励磁回路5(図3)に与えら
れる。
【0069】比較器30の出力端子は、また、コンデン
サ45の一方の端子に接続され、コンデンサ45の他方
の端子は、抵抗146を通じて直流電源電圧Vccを与
えられ、抵抗146には並列にダイオード64が逆接続
されている。コンデンサ45の他方の端子は、比較器2
9の非反転入力端子に接続され、比較器29の反転入力
端子は、直流電源電圧Vccの抵抗133,134によ
る分圧E1を与えられている。比較器29の出力端子
は、抵抗145を介して、演算増幅器24(図3)の出
力端子に接続されている。直流電源電圧Vccの抵抗1
33,134による分圧E1は、また、始動回路250
の比較器28(図3)の反転入力端子に与えられてい
る。
【0070】図6は、トリップレベル設定回路240a
の構成例を示す回路図である。トリップレベル設定回路
240aは、ダイオード81のアノードが、操作スイッ
チ回路220の下降用操作スイッチ12(図3)の他方
の端子に接続され、ダイオード81のカソードは、イン
バータ34の入力端子に接続され、インバータ34の出
力端子は抵抗114の一方の端子に接続されている。ダ
イオード81のカソードは、リレーの励磁回路6(図
3)の一方の端子に接続されている。
【0071】一方、ダイオード79のアノードが、操作
スイッチ回路220の上昇用操作スイッチ11(図3)
の他方の端子に接続され、ダイオード79のカソード
は、インバータ33の入力端子に接続され、インバータ
33の出力端子は抵抗113の一方の端子に接続されて
いる。抵抗113,114の各他方の端子は、直流電源
電圧Vccを分圧する抵抗111,112の接続節点に
接続され、この接続節点の電圧E24は、モータ駆動回
路270aの演算増幅器24(図3)の反転入力端子に
与えられている。
【0072】図7は、モータ電圧切換回路275の構成
例を示す回路図である。このモータ電圧切換回路275
は、リレー接点1a,2aが、直流電源回路200a
(図3)の正極側の出力電圧E20を与えられ、リレー
接点1b,2bが、電流検出回路260aの抵抗101
(図5)の非接地側の端子に接続されている。
【0073】リレー接点1a,1bに対応するリレー接
点1cは、ダイオード55のアノード及び下限用のリミ
ットスイッチ15の一方の端子に接続され、ダイオード
55のカソード及び下限用のリミットスイッチ15の他
方の端子は、モータM1の一方の端子に接続されてい
る。一方、リレー接点2a,2bに対応するリレー接点
2cは、ダイオード56のアノード及び上限用のリミッ
トスイッチ16の一方の端子に接続され、ダイオード5
6のカソード及び上限用のリミットスイッチ16の他方
の端子は、モータM1の他方の端子に接続されている。
【0074】以下に、このような構成のギャッヂベッド
の電動装置及び電動ベッドの動作を説明する。操作スイ
ッチ11,12(図3)が操作(押圧)されていないと
き、モータM1に電流は流れていないので、演算増幅器
25(図5)の非反転入力端子の電圧E26bはLレベ
ル(Low レベル)であり、演算増幅器25の出力電圧E
26cもLレベルであり、抵抗105a及びコンデンサ
44aからなる積分回路の出力電圧E26もLレベルで
ある。従って、演算増幅器24(図3)の非反転入力端
子の電圧E26はLレベルであり、演算増幅器24の出
力電圧E27aもLレベルであり、抵抗125a及びコ
ンデンサ47aからなる積分回路の出力電圧E27bも
Lレベルである。
【0075】このとき、演算増幅器23の出力電圧E2
7dはHレベル(Highレベル)となり、インバータ31
(オープンコレクタ出力)の出力電圧E27eはLレベ
ル、インバータ31の出力電圧E27eの抵抗121,
122による分圧E27fもLレベルとなっている。一
方、抵抗105a及びコンデンサ44aからなる積分回
路の出力電圧E26がLレベルであるので、昇圧制御回
路280の比較器27(オープンコレクタ出力)(図
5)の出力電圧E28bはHレベル、比較器30の出力
電圧E28cはHレベル、演算増幅器26の出力電圧E
28eはLレベルとなり、インバータ32(オープンコ
レクタ出力)の出力電圧E28はHレベルとなって、リ
レーの励磁回路5(図3)は、両端子がHレベルとなっ
て励磁していない。
【0076】また、操作スイッチ11,12(図3)が
操作されていないので、リレーの励磁回路1,2,6も
励磁していない。従って、直流電源回路200aのトラ
ンス71(図4)の一次側は、リレー接点6cからリレ
ー接点6b,5c,5b,タップ7bへの経路が形成さ
れ、直流電源回路200aの出力電圧E20(正極電圧
E20)は、中間的な電圧となっている。
【0077】(背上げの上昇時)この状態で、背上げの
上昇用操作スイッチ11(図3)が操作されると、リレ
ーの励磁回路1が励磁し、リレー接点1c(図7)が駆
動電圧の正極電圧E20側のリレー接点1aに接続さ
れ、モータM1が回転始動し、ベッド床の背ボトム40
7(図2)が上昇し始める。このとき、下限用のリミッ
トスイッチ15(図7)がオフであれば、モータ電流は
ダイオード55経由で流れ、モータM1の両端電圧は、
ダイオード55の順方向の電圧降下分低くなる。背ボト
ム407(図2)が上昇し、リミットスイッチ15がオ
ンになれば、モータ電流はリミットスイッチ15経由で
流れる。上限用のリミットスイッチ16がオフであれ
ば、モータ電流は流れず、モータM1は回転始動しな
い。
【0078】(トリップレベルの設定)また、操作スイ
ッチ11(図3)(判定回路)が操作されると、ダイオ
ード79(図6)の出力電圧E24aはHレベルになる
ので、インバータ33の出力電圧E24bはLレベルに
なる。ここで、抵抗111の抵抗値をR111、抵抗1
13及び抵抗112の並列接続した合成抵抗値をR24
aとすると、背上げの上昇時のトリップレベル設定値E
24uは、E24u=Vcc×(R24a/(R111
+R24a))となる。 (負荷検出回路の動作禁止)モータM1(図3)の回転
始動時には、トリップレベル設定回路240aの設定レ
ベルE24uを短時間に超える始動電流が流れるが、始
動回路250の比較器28の出力電圧E25bが負電圧
(Lレベル)となっているので、電流検出回路260a
の出力電圧E26を抑制する。
【0079】定電圧レギュレータ22が操作スイッチ1
1の操作によりオンになると、定電圧レギュレータ22
が出力する直流電源電圧Vccにより、抵抗131を通
じてコンデンサ43が充電され始める。比較器28の出
力電圧E25bは、コンデンサ43の充電電圧である非
反転入力端子の入力電圧E25aが、直流電源電圧Vc
cの抵抗133,134による分圧E1(図5)を超え
ると、正電圧(Hレベル)となる。従って、始動時から
入力電圧E25aが分圧E1を超える迄の時間を、モー
タM1の始動時間より少し長くなるように、抵抗131
及びコンデンサ43の時定数を設定しておけば、始動回
路250は、始動電流による過負荷トリップを防止する
ことが出来ると共に、始動時間が経過した後は、過負荷
トリップを妨げない。
【0080】(切換回路)背上げの上昇時に負荷が大き
く、モータM1に流れる電流が大きくなり、電流検出回
路260a(図5)の出力電圧E26が、比較器27
(オープンコレクタ出力)の非反転入力端子に与えられ
る電圧E28aより大きくなると、比較器27の出力電
圧E28bがLレベルになり、比較器30の出力電圧E
28cはLレベル、演算増幅器26の出力電圧E28e
はHレベルとなり、インバータ32(オープンコレクタ
出力)の出力電圧E28はLレベルとなって、リレーの
励磁回路5(図3)は励磁する。
【0081】リレーの励磁回路5(図3)が励磁する
と、直流電源回路200aのトランス71(図4)の一
次側は、リレー接点6cからリレー接点6b,5c,5
a,タップ7cへの経路が形成され、直流電源回路20
0aの出力電圧E20(正極電圧E20)は、中間的な
電圧より高くなる。これにより、背ボトム407(図
2)の立ち上がりで負荷(トルク)が大きく、モータM
1の回転速度が低く、背ボトム407の上昇速度が遅い
ときでも、図8に示すように、モータM1の回転速度を
上げ、背ボトム407の上昇速度を上げることが出来
る。また、寝ている人の体重が重く、モータM1の回転
速度が低く、背ボトム407の上昇速度が遅いときで
も、図9に示すように、モータM1の回転速度を上げ、
背ボトム407の上昇速度を上げることが出来る。
【0082】(禁止回路)ここで、比較器30の出力電
圧E28cがHレベルからLレベルになると、抵抗14
6及びコンデンサ45からなる積分回路の出力電圧E2
8dは、一旦、Lレベルになった後、上昇し始める。積
分回路の出力電圧E28dがLレベルになると、比較器
29(オープンコレクタ出力)の出力電圧E28fがL
レベルになり、演算増幅器24(図3)の出力電圧E2
7aを引き下げる。従って、直流電源回路200aの出
力電圧E20が、高電圧に切換わり、モータ電流が一時
的に増大し、電流検出回路260aの出力電圧E26が
一時的に高くなっても、演算増幅器24の出力電圧E2
7aを抑制するので、過負荷トリップを回避できる。
【0083】抵抗146及びコンデンサ45からなる積
分回路の出力電圧E28dが、Lレベルになった後、上
昇し、比較器29の反転入力端子に与えられる電圧E1
より大きくなると、比較器29の出力電圧E28fはH
レベルに復帰し、演算増幅器24の出力電圧E27aを
抑制しない。
【0084】(過負荷トリップ)この状態で、背ボトム
407(図2)が何かに引っ掛かり、負荷が更に大きく
なり、モータM1に流れる電流が更に大きくなり、電流
検出回路260a(図3)の出力電圧E26が、演算増
幅器24の反転入力端子に与えられる電圧E24u(ト
リップレベル設定値)より大きくなると、演算増幅器2
4の出力電圧E27aがHレベルになり、抵抗125a
を通じた電圧E27bが、演算増幅器23の非反転入力
端子に与えられる電圧E27cより大きくなると、演算
増幅器23の出力電圧E27dはLレベルになり、イン
バータ31の出力電圧E27eはHレベルになる。
【0085】インバータ31の出力電圧E27eがHレ
ベルになると、リレーの励磁回路1が無励磁となり、リ
レー接点1c(図7)がリレー接点1bに接続され、モ
ータM1は停止し、背ボトム407(図2)は停止す
る。このとき、インバータ31の出力電圧E27eの、
抵抗121,122の分圧E27fもHレベルであり、
ダイオード61を通じて、演算増幅器23の反転入力端
子に与えられるので、モータM1に流れる電流が0にな
っても、インバータ31の出力電圧E27eはHレベル
に保持され、操作スイッチ11が操作されていても、リ
レーの励磁回路1は励磁しない。
【0086】(切換回路)背上げの上昇時で負荷が大き
く、直流電源回路200aの出力電圧E20が高電圧で
ある状態のときに、負荷が小さくなれば、モータM1に
流れる電流が小さくなり、電流検出回路260a(図
5)の出力電圧E26が、比較器27(オープンコレク
タ出力)の非反転入力端子に与えられる電圧E28aよ
り小さくなると、比較器27の出力電圧E28bがHレ
ベルになり、比較器30の出力電圧E28cはHレベ
ル、演算増幅器26の出力電圧E28eはLレベルとな
り、インバータ32(オープンコレクタ出力)の出力電
圧E28はHレベルとなって、リレーの励磁回路5(図
3)は無励磁となる。
【0087】従って、直流電源回路200aのトランス
71(図4)の一次側は、リレー接点6cからリレー接
点6b,5c,5b,タップ7bへの経路が形成され、
直流電源回路200aの出力電圧E20は、中間的な電
圧に復帰する。これにより、図10に示すように、負荷
(トルク)が大きくなり、T2を超えると、直流電源回
路200aの出力電圧E20をE20cに高め、負荷
(トルク)がT1迄下がると、出力電圧E20をE20
bに下げることが出来る。定電圧回路210のダイオー
ド51及びコンデンサ42は、モータ電流が大きくな
り、定電圧回路210の入力電圧E20が低下したとき
に、定電圧回路210の出力電圧E21が低下するのを
防止する。
【0088】(背上げの上昇時)背ボトム407(図
2)が上昇しているときに、上昇用の操作スイッチ11
の操作が停止されると、リレーの励磁回路1(図3)が
無励磁となり、リレー接点1c(図7)がリレー接点1
bに接続され、モータM1が停止し、背ボトム407
(図2)の上昇が止まり、その位置で保持される。背ボ
トム407(図2)が上昇し、上限用のリミットスイッ
チ16(図7)がオフになると、モータ電流は遮断さ
れ、モータM1は停止し、背ボトム407の上昇が止ま
り、その位置で保持される。
【0089】(背上げの下降時) (切換回路)背上げの下降用操作スイッチ12(図3)
が操作されると、ダイオード81(図6)の出力電圧E
24cはHレベルになるので、リレーの励磁回路6(図
3)が励磁する。従って、直流電源回路200aのトラ
ンス71(図4)の一次側は、リレー接点6cからリレ
ー接点6a,端子7aへの経路が形成され、直流電源回
路200aの出力電圧E20(正極電圧E20)は、中
間的な電圧より低くなる。これにより、負荷(トルク)
が小さい背上げの下降時でも、図8に示すように、背ボ
トム407(図2)の下降速度が速くなり過ぎないよう
にすることが出来る。
【0090】また、背上げの下降用操作スイッチ12
(図3)が操作されると、リレーの励磁回路2が励磁
し、リレー接点2c(図7)が駆動電圧の正極電圧E2
0側のリレー接点2aに接続され、モータM1が回転始
動し、ベッド床の背ボトム407(図2)が下降し始め
る。このとき、上限用のリミットスイッチ16(図7)
がオフであれば、モータ電流はダイオード56経由で流
れ、モータM1の両端電圧は、ダイオード56の順方向
の電圧降下分低くなる。背ボトム407(図2)が下降
し、リミットスイッチ16がオンになれば、モータ電流
はリミットスイッチ16経由で流れる。下限用のリミッ
トスイッチ15がオフであれば、モータ電流は流れず、
モータM1は回転始動しない。
【0091】(トリップレベルの設定)また、操作スイ
ッチ12(図3)(判定回路)が操作されると、ダイオ
ード81(図6)の出力電圧E24cはHレベルになる
ので、インバータ34の出力電圧E24dはLレベルに
なる。ここで、抵抗111の抵抗値をR111、抵抗1
14及び抵抗112の並列接続した合成抵抗値をR24
bとすると、背上げの下降時のトリップレベル設定値E
24l(エル)は、E24l=Vcc×(R24b/
(R111+R24b))となる。
【0092】抵抗113,114の各抵抗値をR11
3,R114とすると、R113>R114の関係であ
れば、R24a>R24bであり、E24u>E24l
となる。従って、R113>R114の関係にしておけ
ば、負荷が小さい背上げの下降時のトリップレベル設定
値E24lを、負荷が大きい背上げの上昇時のトリップ
レベル設定値E24uより低く設定することが出来る。
また、背上げの下降時のトリップレベル設定値E24l
は、昇圧制御回路280の比較器27(図5)の非反転
入力端子に与えられる昇圧レベル設定値E28aより低
く設定する。
【0093】(過負荷検出回路の動作禁止)モータM1
(図3)の回転始動時には、トリップレベル設定回路2
40aの設定レベルE24l(エル)を短時間に超える
始動電流が流れるが、始動回路250の比較器28の出
力電圧E25bが負電圧(Lレベル)となっているの
で、電流検出回路260aの出力電圧E26を抑制す
る。始動回路250の動作については、上述した背上げ
の上昇時の動作と同様であるので、説明を省略する。
【0094】(過負荷トリップ)この状態で、背ボトム
407(図2)が何かに引っ掛かり、負荷が大きくな
り、モータM1に流れる電流が大きくなり、電流検出回
路260a(図3)の出力電圧E26が、演算増幅器2
4の反転入力端子に与えられる電圧E24l(トリップ
レベル設定値)より大きくなると、演算増幅器24の出
力電圧E27aがHレベルになり、抵抗125aを通じ
た電圧E27bが、演算増幅器23の非反転入力端子に
与えられる電圧E27cより大きくなると、演算増幅器
23の出力電圧E27dはLレベルになり、インバータ
31の出力電圧E27eはHレベルになる。
【0095】インバータ31の出力電圧E27eがHレ
ベルになると、リレーの励磁回路2が無励磁となり、リ
レー接点2c(図7)がリレー接点2bに接続され、モ
ータM1は停止し、背ボトム407(図2)は停止す
る。このとき、インバータ31の出力電圧E27eの、
抵抗121,122の分圧E27fもHレベルであり、
ダイオード61を通じて、演算増幅器23の反転入力端
子に与えられるので、モータM1に流れる電流が0にな
っても、インバータ31の出力電圧E27eはHレベル
に保持され、操作スイッチ12が操作されても、リレー
の励磁回路2は励磁しない。
【0096】(背上げの下降時)背ボトム407(図
2)が下降しているときに、下降用の操作スイッチ12
の操作が停止されると、リレーの励磁回路2(図3)が
無励磁となり、リレー接点2c(図7)がリレー接点2
bに接続され、モータM1が停止し、背ボトム407
(図2)の下降が止まり、その位置で保持される。背ボ
トム407(図2)が下降し、下限用のリミットスイッ
チ15(図7)がオフになると、モータ電流は遮断さ
れ、モータM1は停止し、背ボトム407の下降が止ま
り、その位置で保持される。
【0097】実施の形態2.図11は、上述したような
ギャッヂベッドの電動装置を2台、図1,2に示したよ
うに、背上げ駆動ユニット及び膝上げ駆動ユニットとし
て、組合わせて使用するギャッヂベッドの電動装置の実
施の形態の概略構成を示す回路図である。このギャッヂ
ベッドの電動装置では、背上げ駆動ユニット400a
は、100Vの交流電源Vacを与えられる上述した直
流電源回路200aの正極電圧E20が、リレー接点1
a,2aに与えられ、直流電源回路200aの負極電圧
E26bは、リレー接点1b,2bに与えられている。
【0098】リレー接点1a,1bに対応するリレー接
点1cは、ダイオード52のアノードに接続され、ダイ
オード52のカソードは、ダイオード55のアノード及
び下限用のリミットスイッチ15の一方の端子に接続さ
れている。ダイオード55のカソード及び下限用のリミ
ットスイッチ15の他方の端子は、モータM1の一方の
端子に接続されている。また、ダイオード52と逆向き
の、ダイオード53,54の直列回路がダイオード52
と並列に接続されている。
【0099】リレー接点2a,2bに対応するリレー接
点2cは、ダイオード56のアノード及び上限用のリミ
ットスイッチ16の一方の端子に接続されている。ダイ
オード56のカソード及び上限用のリミットスイッチ1
6の他方の端子は、モータM1の他方の端子に接続され
ている。
【0100】(共通の直流電源)膝上げ駆動ユニット4
01aも、背上げ駆動ユニット400aと同様であり、
上述した直流電源回路200aの正極電圧E20が、リ
レー接点3a,4aに与えられ、直流電源回路200a
の負極電圧E26bは、リレー接点3b,4bに与えら
れている。リレー接点3a,3bに対応するリレー接点
3cは、ダイオード355のアノード及び下限用のリミ
ットスイッチ315の一方の端子に接続されている。ダ
イオード355のカソード及び下限用のリミットスイッ
チ315の他方の端子は、モータM2の一方の端子に接
続されている。
【0101】リレー接点4a,4bに対応するリレー接
点4cは、ダイオード356のアノード及び上限用のリ
ミットスイッチ316の一方の端子に接続されている。
ダイオード356のカソード及び上限用のリミットスイ
ッチ316の他方の端子は、モータM2の他方の端子に
接続されている。
【0102】手元スイッチ404(図1)である背上げ
の下降用操作スイッチ12及び上昇用操作スイッチ11
の各一方の端子は、実施の形態1で説明したように、直
流電源回路200aの出力電圧を降圧した定電圧が与え
られ、操作スイッチ12及び操作スイッチ11の各他方
の端子は、リレーの励磁回路2,1の各一方の端子にそ
れぞれ接続され、リレーの励磁回路2,1の各他方の端
子は、実施の形態1で説明したように、背上げ駆動ユニ
ット400aのモータ駆動回路(図示せず)の所定箇所
に接続されている。
【0103】膝上げ駆動ユニット401aの、膝上げの
下降用操作スイッチ14及び膝上げの上昇用操作スイッ
チ13の各一方の端子は、背上げ駆動ユニット400a
同様、直流電源回路200aの出力電圧を降圧した定電
圧が与えられ、操作スイッチ14及び操作スイッチ13
の各他方の端子は、リレーの励磁回路4,3の各一方の
端子にそれぞれ接続され、リレーの励磁回路4,3の各
他方の端子は、背上げ駆動ユニット400a同様、膝上
げ駆動ユニット401aのモータ駆動回路(図示せず)
の所定箇所に接続されている。
【0104】背上げ駆動ユニット400a及び膝上げ駆
動ユニット401aの、背上げの下降用操作スイッチ1
2、背上げの上昇用操作スイッチ11、膝上げの下降用
操作スイッチ14及び膝上げの上昇用操作スイッチ13
は、手元スイッチ404(図1)として、1つのケース
に収納されている。
【0105】このような構成のギャッヂベッドの電動装
置では、背上げの上昇用操作スイッチ11が操作される
と、リレーの励磁回路1が励磁し、リレー接点1cが駆
動電圧の正極電圧E20側のリレー接点1aに接続さ
れ、モータM1が回転始動し、ベッド床の背ボトム40
7(図2)が上昇し始める。
【0106】このとき、下限用のリミットスイッチ15
がオフであれば、モータ電流はダイオード52,55及
びリミットスイッチ16経由で流れ、モータM1の両端
電圧は、ダイオード52,55の順方向の電圧降下分低
くなる。背ボトム407(図2)が上昇し、リミットス
イッチ15がオンになれば、モータ電流はダイオード5
2、リミットスイッチ15及びリミットスイッチ16経
由で流れ、モータM1の両端電圧は、ダイオード52の
順方向の電圧降下分低くなる。上限用のリミットスイッ
チ16がオフであれば、モータ電流は流れず、モータM
1は回転始動しない。
【0107】背上げの下降用操作スイッチ12が操作さ
れると、リレーの励磁回路2が励磁し、リレー接点2c
が駆動電圧の正極電圧E20側のリレー接点2aに接続
され、モータM1が回転始動し、ベッド床の背ボトム4
07(図2)が下降し始める。
【0108】このとき、上限用のリミットスイッチ16
がオフであれば、モータ電流はダイオード56、リミッ
トスイッチ15及びダイオード54,53経由で流れ、
モータM1の両端電圧は、ダイオード56,54,53
の順方向の電圧降下分低くなる。背ボトム407(図
2)が下降し、リミットスイッチ16がオンになれば、
モータ電流はリミットスイッチ16、リミットスイッチ
15及びダイオード54,53経由で流れ、モータM1
の両端電圧は、ダイオード54,53の順方向の電圧降
下分低くなる。下限用のリミットスイッチ15がオフで
あれば、モータ電流は流れず、モータM1は回転始動し
ない。以上により、直流電源回路200aのトランスの
二次電圧を変えることなく、モータM1の回転速度を変
えることが出来る。
【0109】膝上げの上昇用操作スイッチ13が操作さ
れると、リレーの励磁回路3が励磁し、リレー接点3c
が駆動電圧の正極電圧E20側のリレー接点3aに接続
され、モータM2が回転始動し、ベッド床の膝ボトム4
08(図2)が上昇し始める。
【0110】このとき、下限用のリミットスイッチ31
5がオフであれば、モータ電流はダイオード355及び
リミットスイッチ316経由で流れ、モータM2の両端
電圧は、ダイオード355の順方向の電圧降下分低くな
る。膝ボトム408(図2)が上昇し、リミットスイッ
チ315がオンになれば、モータ電流はリミットスイッ
チ315及びリミットスイッチ316経由で流れる。上
限用のリミットスイッチ316がオフであれば、モータ
電流は流れず、モータM2は回転始動しない。
【0111】膝上げの下降用操作スイッチ14が操作さ
れると、リレーの励磁回路4が励磁し、リレー接点4c
が駆動電圧の正極電圧E20側のリレー接点4aに接続
され、モータM2が回転始動し、ベッド床の膝ボトム4
08(図2)が下降し始める。
【0112】このとき、上限用のリミットスイッチ31
6がオフであれば、モータ電流はダイオード356、リ
ミットスイッチ315経由で流れ、モータM2の両端電
圧は、ダイオード356の順方向の電圧降下分低くな
る。膝ボトム408(図2)が下降し、リミットスイッ
チ316がオンになれば、モータ電流はリミットスイッ
チ316及びリミットスイッチ315経由で流れる。下
限用のリミットスイッチ315がオフであれば、モータ
電流は流れず、モータM2は回転始動しない。その他の
背上げ駆動ユニット400a及び膝上げ駆動ユニット4
01aの各構成及び動作は、実施の形態1において説明
したギャッヂベッドの電動装置の構成及び動作と同様で
あるので、説明を省略する。
【0113】実施の形態3.図12は、本発明に係るギ
ャッヂベッドの電動装置の実施の形態の構成のモータ電
圧切換回路を示す回路図であり、モータ電圧切換回路を
除く構成は図3に示したギャッヂベッドの電動装置の実
施の形態の構成と同様である。このギャッヂベッドの電
動装置では、モータ電圧切換回路は、100Vの交流電
源Vacを与えられる直流電源回路200a(図3)の
正極電圧E20が、リレー接点1a,2aに与えられ、
直流電源回路200aの負極電圧E26bは、リレー接
点1b,2bに与えられている。
【0114】リレー接点1a,1bに対応するリレー接
点1cは、ダイオード52のアノードに接続され、ダイ
オード52のカソードは、ダイオード55のアノード及
び下限用のリミットスイッチ15の一方の端子に接続さ
れている。ダイオード55のカソード及び下限用のリミ
ットスイッチ15の他方の端子は、モータM1の一方の
端子に接続されている。また、ダイオード52と逆向き
の、ダイオード53がダイオード52と並列に接続され
ている。
【0115】リレー接点2a,2bに対応するリレー接
点2cは、ダイオード56のアノード及び上限用のリミ
ットスイッチ16の一方の端子に接続されている。ダイ
オード56のカソード及び上限用のリミットスイッチ1
6の他方の端子は、モータM1の他方の端子に接続され
ている。
【0116】このようなギャッヂベッドの電動装置で
は、背上げの上昇用操作スイッチ11(図3)が操作さ
れると、リレーの励磁回路1(図3)が励磁し、リレー
接点1cが駆動電圧の正極電圧E20側のリレー接点1
aに接続され、モータM1が回転始動し、ベッド床の背
ボトム407(図2)が上昇し始める。
【0117】このとき、下限用のリミットスイッチ15
がオフであれば、モータ電流はダイオード52,55及
びリミットスイッチ16経由で流れ、モータM1の両端
電圧は、ダイオード52,55の順方向の電圧降下分低
くなる。背ボトム407(図2)が上昇し、リミットス
イッチ15がオンになれば、モータ電流はダイオード5
2、リミットスイッチ15及びリミットスイッチ16経
由で流れ、モータM1の両端電圧は、ダイオード52の
順方向の電圧降下分低くなる。上限用のリミットスイッ
チ16がオフであれば、モータ電流は流れず、モータM
1は回転始動しない。
【0118】背上げの下降用操作スイッチ12(図3)
が操作されると、リレーの励磁回路2(図3)が励磁
し、リレー接点2cが駆動電圧の正極電圧E20側のリ
レー接点2aに接続され、モータM1が回転始動し、ベ
ッド床の背ボトム407(図2)が下降し始める。
【0119】このとき、上限用のリミットスイッチ16
がオフであれば、モータ電流はダイオード56、リミッ
トスイッチ15及びダイオード53経由で流れ、モータ
M1の両端電圧は、ダイオード56,53の順方向の電
圧降下分低くなる。背ボトム407(図2)が下降し、
リミットスイッチ16がオンになれば、モータ電流はリ
ミットスイッチ16、リミットスイッチ15及びダイオ
ード53経由で流れ、モータM1の両端電圧は、ダイオ
ード53の順方向の電圧降下分低くなる。下限用のリミ
ットスイッチ15がオフであれば、モータ電流は流れ
ず、モータM1は回転始動しない。
【0120】以上により、直流電源回路200aのトラ
ンスの二次電圧を変えることなく、モータM1の回転速
度を変えることが出来る。その他のギャッヂベッドの電
動装置の構成及び動作は、実施の形態1において説明し
たギャッヂベッドの電動装置の構成及び動作と同様であ
るので、説明を省略する。
【0121】(切換回路)上述した本発明に係るギャッ
ヂベッドの電動装置の実施の形態1,2,3において
は、それぞれ異なる回路構成のモータ電圧切換回路を備
えている。モータM1が回転しており、下限用のリミッ
トスイッチ15及び上限用のリミットスイッチ16がオ
ンであるとき、実施の形態1のモータ電圧切換回路(図
7)の、上昇時のモータM1の両端電圧Emaは、直流
電源回路200aの背上げの上昇時の中間的な出力電圧
をE20bとすれば、 Ema=E20b−E26b (1) (E26bは、抵抗101及びモータ電圧切換回路27
5間の電圧)となり、このときのモータM1の回転速度
をNaとする。
【0122】実施の形態2のモータ電圧切換回路(図1
1)の、上昇時のモータM1の両端電圧Embは、ダイ
オード52の順方向電圧をVfとすれば、 Emb=E20b−E26b−Vf (2) となり、このときのモータM1の回転速度をNbとする
と、(1)(2)式より、モータM1の両端電圧は、E
ma>Embとなり、モータM1の回転速度は、Na>
Nbであり、同じ負荷(トルク)であれば、図13に示
すようになる。
【0123】実施の形態1のモータ電圧切換回路(図
7)の、下降時のモータM1の両端電圧Emdは、直流
電源回路200aの背上げの下降時の低い出力電圧をE
20aとすれば、 Emd=E20a−E26b (3) となり、このときのモータM1の回転速度をNdとす
る。
【0124】実施の形態2のモータ電圧切換回路(図1
1)の、下降時のモータM1の両端電圧Emfは、ダイ
オード53,54の各順方向電圧をVfとすれば、 Emf=E20a−E26b−2Vf (4) となり、このときのモータM1の回転速度をNfとす
る。
【0125】実施の形態3のモータ電圧切換回路(図1
2)の、下降時のモータM1の両端電圧Emeは、ダイ
オード53の順方向電圧をVfとすれば、 Eme=E20a−E26b−Vf (5) となり、このときのモータM1の回転速度をNeとする
と、(3)(4)(5)式より、モータM1の両端電圧
は、Emd>Eme>Emfとなり、モータM1の回転
速度は、Nd>Ne>Nfであり、同じ負荷(トルク)
であれば、図13に示すようになる。以上により、直流
電源回路200aのトランスの二次電圧を変えることな
く、モータM1の回転速度を変えることが出来る。
【0126】
【発明の効果】第1発明に係るギャッヂベッドの電動装
置によれば、上昇時と下降時とで速度の差が小さく、小
型化及び軽量化を図ることが出来ると共に、過負荷が発
生したときに、敏速に過負荷トリップさせることが出来
るギャッヂベッドの電動装置を実現することが出来る。
【0127】第発明に係るギャッヂベッドの電動装置
によれば、負荷の大小による速度差が小さく、背ボトム
が停止するときの衝撃を軽減することが出来ると共に、
過負荷が発生したときに、敏速に過負荷トリップさせる
ことが出来るギャッヂベッドの電動装置を実現すること
が出来る。
【0128】
【0129】第発明に係るギャッヂベッドの電動装置
によれば、モータの始動時の衝撃を和らげることが出来
るギャッヂベッドの電動装置を実現することが出来る。
【0130】第発明に係るギャッヂベッドの電動装置
によれば、直流電源回路の出力電圧を変えることなく、
モータの駆動電圧を切換えることが出来るギャッヂベッ
ドの電動装置を実現することが出来る。
【0131】第発明に係るギャッヂベッドの電動装置
によれば、負荷が小さい背上げの下降時でも、確実にま
た敏速に過負荷を検出して過負荷トリップさせることが
出来るギャッヂベッドの電動装置を実現することが出来
る。
【0132】第発明に係るギャッヂベッドの電動装置
によれば、2台を背上げ駆動ユニット及び膝上げ駆動ユ
ニット等として組合わせて使用する場合に、1つの直流
電源回路を共用することが出来るギャッヂベッドの電動
装置を実現することが出来る。
【0133】第発明に係るギャッヂベッドの電動装置
によれば、2台を背上げ駆動ユニット及び膝上げ駆動ユ
ニット等として組合わせ、1つの直流電源回路を共用す
るギャッヂベッドの電動装置を実現することが出来る。
【0134】第発明に係る電動ベッドによれば、第1
発明に係るギャッヂベッドの電動装置により電動化
された電動ベッドを実現することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るギャッヂベッドの電動装置の実施
の形態の外観を示す斜視図である。
【図2】本発明に係るギャッヂベッドの電動装置及び電
動ベッドの実施の形態の外観を示す斜視図である。
【図3】本発明に係るギャッヂベッドの電動装置の実施
の形態の構成を示すブロック図である。
【図4】本発明に係るギャッヂベッドの電動装置の直流
電源回路の構成例を示す回路図である。
【図5】本発明に係るギャッヂベッドの電動装置の電流
検出回路及び昇圧制御回路の構成例を示す回路図であ
る。
【図6】本発明に係るギャッヂベッドの電動装置のトリ
ップレベル設定回路の構成例を示す回路図である。
【図7】本発明に係るギャッヂベッドの電動装置のモー
タ電圧切換回路の構成例を示す回路図である。
【図8】本発明に係るギャッヂベッドの電動装置の上昇
時/下降時のモータの負荷と回転速度との関係を説明す
る為の説明図である。
【図9】本発明に係るギャッヂベッドの電動装置の、使
用者の体重とモータの負荷と回転速度との関係を説明す
る為の説明図である。
【図10】本発明に係るギャッヂベッドの電動装置の、
モータの負荷と直流電源回路の出力電圧との関係を説明
する為の説明図である。
【図11】本発明に係るギャッヂベッドの電動装置の実
施の形態の概略構成を示すブロック図である。
【図12】本発明に係るギャッヂベッドの電動装置の実
施の形態の構成のモータ電圧切換回路を示す回路図であ
る。
【図13】本発明に係るギャッヂベッドの電動装置の異
なるモータ電圧切換回路毎の、上昇時/下降時のモータ
の負荷と回転速度との関係を説明する為の説明図であ
る。
【図14】従来のギャッヂベッドの電動装置の構成例を
示す回路図である。
【図15】従来のギャッヂベッドの電動装置の概略構成
例を示すブロック図である。
【図16】従来のギャッヂベッドの電動装置の上昇時/
下降時のモータの負荷と回転速度との関係を説明する為
の説明図である。
【図17】従来のギャッヂベッドの電動装置の、使用者
の体重とモータの負荷と回転速度との関係を説明する為
の説明図である。
【符号の説明】
1,2,5,6 リレーの励磁回路 1a〜1c,2a〜2c,5a〜5c,6a〜6c リ
レー接点 7b,7c タップ 11〜14 操作スイッチ 15,16,315,316 リミットスイッチ 31,32,33,34 インバータ 23〜26 演算増幅器 27〜30 比較器 43 電解コンデンサ 45 コンデンサ 51〜56,61〜64 ダイオード 71 トランス 101,111〜114,131〜134,146 抵
抗 200a 直流電源回路 210,230 定電圧回路 220 操作スイッチ回路 240a トリップレベル設定回路 250 始動回路 260a 電流検出回路 270a モータ駆動回路 275 モータ電圧切換回路 280 昇圧制御回路 400a 背上げ駆動ユニット 401a 膝上げ駆動ユニット 402a ギャッヂベッド 403 コード 404 手元スイッチ 405 ACコード 407 背ボトム 408 膝ボトム M1,M2 モータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61G 7/018 A47G 20/08

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベッド床の一又は複数の部分が昇降可能
    なギャッヂベッドの前記部分を、直流電圧によるモータ
    の駆動力により昇降させ、前記部分を下降させるとき
    は、前記直流電圧を第1電圧に、前記部分を上昇させる
    ときは、前記直流電圧を前記第1電圧より高い複数種類
    第2電圧に、それぞれ切換える切換回路と、前記モー
    タの負荷を検出する負荷検出回路とを備え、前記部分を
    上昇させるときは、前記切換回路は、前記負荷検出回路
    が検出した負荷の大小に応じて、前記直流電圧を前記複
    数種類の第2電圧にそれぞれ切換え、前記負荷の大小に
    よる前記上昇速度の差を小さくすべくなしてあるギャッ
    ヂベッドの電動装置であって、 前記負荷検出回路は、前記モータに流れる電流を検出す
    る電流検出回路であり、該電流検出回路が検出した電流
    値が所定値を超えたときに、前記モータを停止させる停
    止回路と、前記切換回路が前記直流電圧を切換えたとき
    は、前記停止回路の動作を禁止する禁止回路とを備える
    ことを特徴とするギャッヂベッドの電動装置
  2. 【請求項2】 ベッド床の一又は複数の部分が昇降可能
    なギャッヂベッドの前記部分を、直流電圧によるモータ
    の駆動力により昇降させ、前記モータの負荷を検出する
    負荷検出回路と、該負荷検出回路が検出した負荷の大小
    に応じて、前記直流電圧を高低に切換える切換回路とを
    備え、前記負荷の大小による前記部分の動作速度の差を
    小さくすべくなしてあるギャッヂベッドの電動装置であ
    って、 前記負荷検出回路は、前記モータに流れる電流を検出す
    る電流検出回路であり、該電流検出回路が検出した電流
    値が所定値を超えたときに、前記モータを停止させる停
    止回路と、前記切換回路が前記直流電圧を切換えたとき
    は、前記停止回路の動作を禁止する禁止回路とを備える
    ことを特徴とする ギャッヂベッドの電動装置。
  3. 【請求項3】 前記電流検出回路は、前記モータが始動
    するときは、その動作を禁止され、前記切換回路を作動
    させず、前記モータの始動時の衝撃を小さくすべくなし
    てある請求項1又は2記載のギャッヂベッドの電動装
    置。
  4. 【請求項4】 前記切換回路は、1又は複数のダイオー
    ドを備え、該ダイオ ードが有する順方向の電圧降下によ
    り、前記直流電圧を切換えるべくなしてある請求項1〜
    3の何れかに記載のギャッヂベッドの電動装置。
  5. 【請求項5】 前記部分の下降動作又は上昇動作を判定
    する判定回路を更に備え、前記停止回路は、該判定回路
    が下降動作を判定したときは、前記所定値を第1電流値
    に設定し、前記判定回路が上昇動作を判定したときは、
    前記所定値を第1電流値より大きい第2電流値に設定す
    べくなしてある請求項1〜4の何れかに記載のギャッヂ
    ベッドの電動装置。
  6. 【請求項6】 前記部分の上限上昇位置を検出したとき
    に、前記モータに流れる電流を直接的に遮断する第1の
    リミットスイッチと、前記部分の下限下降位置を検出し
    たときに、前記モータに流れる電流を直接的に遮断する
    第2のリミットスイッチとを更に備える請求項1〜5の
    何れかに記載のギャッヂベッドの電動装置。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6の何れかに記載された2つ
    のギャッヂベッドの電動装置を備え、該2つのギャッヂ
    ベッドの電動装置は、それぞれに直流電圧を供給する共
    通の直流電源を有することを特徴とするギャッヂベッド
    の電動装置。
  8. 【請求項8】 請求項1〜7の何れかに記載されたギャ
    ッヂベッドの電動装置を備え、該ギャッヂベッドの電動
    装置により電動化されたことを特徴とする電動ベッド。
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