JP2001218476A - 電動機の制御装置 - Google Patents

電動機の制御装置

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JP2001218476A
JP2001218476A JP2000028460A JP2000028460A JP2001218476A JP 2001218476 A JP2001218476 A JP 2001218476A JP 2000028460 A JP2000028460 A JP 2000028460A JP 2000028460 A JP2000028460 A JP 2000028460A JP 2001218476 A JP2001218476 A JP 2001218476A
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control
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power supply
capacitor
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Nobuyuki Yamazaki
信幸 山崎
Naoto Shibata
直人 柴田
Kiwamu Murata
究 村田
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Tsubakimoto Chain Co
Original Assignee
Tsubakimoto Chain Co
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来のサーボ駆動回路に簡単な外部回路を追
加することにより、電力供給が遮断された場合の、制動
特性を改善し、電動機を速やかに確実に停止させること
が出来る電動機の制御装置の提供。 【解決手段】 交流電源1aから直流変換した電力を、
第1コンデンサ42が平滑化し、その平滑化した直流電
力を、制御回路44がインバータ部43のスイッチング
素子をオン/オフ制御して変換した交流電力により電動
機3を駆動する電動機の制御装置。制御回路44の制御
電源回路45の入力側に並列接続され、第1コンデンサ
42から電流供給される第2コンデンサ11と、第2コ
ンデンサ11から第1コンデンサ42への逆流を防止す
るダイオード10と、交流電源1aの電圧が所定値より
低下したときに、制御回路44に発電制動の為にスイッ
チング素子のオン/オフ制御を実行させる制御信号回路
7bとを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電動機の制御装
置、具体的には電力供給遮断時に電動機を発電制動(ダ
イナミックブレーキ動作)させることが出来る制御装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】リニアモータでは、電源の供給は、トロ
リー線又は給電線と集電子とによる摺動タイプ又は非接
触給電装置等によるものが多く、接触不良又は電源側の
故障等により停電が起こり易い。リニアモータは、その
特長として高速運転で使用されることが多く、その慣性
エネルギーも大きく、万が一、突然に停電状態に陥った
ときは制御不能となり、惰力で空走することになりかね
ない。従って、事前に確実な停止方法を講じておく必要
がある。
【0003】図6は、従来の電動機の制御装置の構成例
を示すブロック図である。この電動機の制御装置2e
は、電源1aから供給された交流電力を、コンバータ5
1により直流電力へ変換し、変換した直流電力をコンデ
ンサ52により平滑化し、平滑化した直流電力を、スイ
ッチング素子を備えたインバータ部53により三相交流
電力へ変換し、この変換した三相交流電力により、例え
ばリニアモータ3を駆動する。
【0004】電圧検出回路56は、インバータ部53へ
の入力電圧を検出し、検出した電圧値を制御回路54へ
与える。インバータ部53が備えるスイッチング素子を
オン/オフ制御する制御回路54は、また、電圧検出回
路56が検出した電圧値が所定値より低下すると、エラ
ー発生のアラームを出力すると共に、その制御動作を停
止する。なお、制御回路54に電力を供給する制御電源
回路55は、コンデンサ52が平滑化した直流電力を与
えられている。コンバータ51、コンデンサ52、イン
バータ部53、制御回路54、制御電源回路55及び電
圧検出回路56は、サーボ駆動回路5を構成している。
【0005】このような構成の電動機の制御装置2eで
は、図7(a)のタイミングチャートに示すように、電
力供給が遮断されたときには、インバータ部53への入
力電圧は、コンデンサ52の放電により、図7(b)の
タイミングチャートに示すように徐々に低下し、インバ
ータ部53への入力電圧が所定値(許容最小電圧)より
低下したときは、制御回路54がその制御動作を停止す
る保護動作を実行する。
【0006】このようなサーボ駆動回路5では、停電に
なると、インバータ部53への入力電圧(動力電圧)及
び制御電源回路55の出力電圧の双方に電圧低下が生
じ、内部回路及び素子の誤動作を生じ易い。その為、こ
のような誤動作を防止する為に、インバータ部53への
入力電圧が所定値より低下したときは、直ちに制御回路
54がその制御動作を停止するようにしている。制御電
源回路55の出力電圧は、図7(c)のタイミングチャ
ートに示すように、電力供給が遮断されたときから、コ
ンデンサ52の放電により、徐々に低下するので、上述
した保護動作を実行することが出来る。
【0007】この結果、リニアモータ3は、図7(d)
のタイミングチャートに示すように、フリーラン状態と
なり、惰力で作動した後に停止する。高速運転時にこの
ような状態に陥った場合、特にリニアモータである場合
には、不必要なオーバーランや、衝突による装置への損
傷等が起きる可能性がある。また、復旧や運転再開に手
間が掛かり、直ちに制御動作を停止するのは、必ずしも
好ましい停止方法ではない。この電動機の制御装置2e
では、例えば、重量350kgの可動子が2m/sで走
行している場合、フリーラン状態で停止させると、停止
距離は3m以上となる。
【0008】そこで、従来、フリーラン状態とならない
ように、停止時に電動機のコイルを相互に短絡させ、電
動機に発電を行わせて制動力を得る発電制動が採用され
ている。発電制動を行う電動機の制御装置としては、例
えば図8に示すようなリレー14,15,16を用いた
電動機の制御装置がある。この電動機の制御装置2f
は、三相(R相,S相,T相)交流の電源1aから供給
された交流電力をコンバータ61により直流電力に変換
し、変換した直流電力をコンデンサ62により平滑化
し、平滑化した直流電力をインバータ部63により交流
電力に変換し、この変換した交流電力により、リニアモ
ータ3を駆動する。
【0009】また、この電動機の制御装置2fが備える
リレー14,15,16は、励磁回路14X,15X,
16Xが電源1aのRT相間に並列接続され、a接点1
4a,15a,16aが、インバータ部63の出力端子
U,V,W及びリニアモータ3間にそれぞれ接続されて
いる。リレー14(15,16)のb接点14b(15
b,16b)は、a接点14a(15a,16a)及び
リニアモータ3間の接続節点と、a接点15a(16
a,14a)及びリニアモータ3間の接続節点との間に
接続されている。
【0010】制御回路64は、インバータ部63が有す
るスイッチング素子をオン/オフ制御し、制御回路64
に電力を供給する制御電源回路65は、コンデンサ62
が平滑化した直流電力を与えられている。コンバータ6
1、コンデンサ62、インバータ部63、制御回路64
及び制御電源回路65は、サーボ駆動回路6を構成して
いる。
【0011】このような構成の電動機の制御装置2fで
は、正常に電力供給がなされている場合には、励磁回路
14X,15X,16Xの何れもが励磁状態であるた
め、何れのa接点も閉じ、何れのb接点も開放されてい
る。電力供給が遮断された場合には、励磁回路14X,
15X,16Xの何れもが非励磁状態となり、これに伴
い、a接点を開放し、b接点を閉じることにより、リニ
アモータ3の端子間を短絡させ、発電制動を行う。
【0012】しかし、この電動機の制御装置2fでは、
a接点14a,15a,16a及びb接点14b,15
b,16bに過大な電流が流れるため、リレー14,1
5,16は、接点の電流容量が大きなものでなければな
らず、また、接点の溶着やサーボ駆動回路6の破損事故
に至ることもあり、信頼性及び耐久性に欠けるという問
題があった。
【0013】そこで、このような問題を解決する為に、
発電制動機能を備えたサーボ駆動回路が販売されてい
る。図9は、本発明者が検討した電動機の制御装置であ
り、このような発電制動機能付きのサーボ駆動回路4を
利用した電動機の制御装置の構成例を示すブロック図で
ある。この電動機の制御装置2gは、三相(R相,S
相,T相)交流の電源1aから供給された交流電力をコ
ンバータ41により直流電力へ変換し、変換した直流電
力をコンデンサ42により平滑化し、平滑化した直流電
力を、スイッチング素子を備えたインバータ部43によ
り三相交流電力へ変換し、この変換した三相交流電力に
より、リニアモータ3を駆動する。
【0014】インバータ部43が備えるスイッチング素
子をオン/オフ制御する制御回路44は、所定信号が入
力されると、リニアモータ3の端子間を短絡させるよう
に制御し、これにより発電制動を行うことが出来る。制
御回路44へ電力を供給する制御電源回路45は、コン
デンサ42の両端電圧がそれぞれ与えられる出力端子
P,Nと、制御電源回路45への正負の入力端子R1,
T1とをそれぞれ接続して、コンデンサ42の両端電圧
を電源としている。上述したコンバータ41、コンデン
サ42、インバータ部43、制御回路44及び制御電源
回路45はサーボ駆動回路4を構成しているが、サーボ
駆動回路4に含まれない電圧検出回路7が、電源1aの
RT相間の電圧を検出し、検出した電圧が所定値より低
下したときには電圧低下信号(所定信号)を制御回路4
4へ出力する。
【0015】このような構成の電動機の制御装置2gで
は、電力供給が遮断された場合には、電圧検出回路7
が、検出した電圧が所定値より低下したことを判定し、
電圧低下信号(所定信号)を制御回路44へ与える。制
御回路44は、この与えられた電圧低下信号に基づき発
電制動を行う。この電動機の制御装置2gでは、例え
ば、重量350kgの可動子が2m/sで走行している
場合、フリーラン状態で停止させると、停止距離は1.
5m程度となり、電動機の制御装置2eの場合に比較し
て、約1/2に短縮することが出来る。
【0016】しかし、このように接続された状態で電力
供給が遮断された場合には、コンデンサ42及び制御電
源回路45は、電力供給の遮断と略同時に放電して両端
電圧が低下する。その為、電力供給遮断時の一瞬には発
電制動を行うが、直ちに制御電源回路45の出力電圧が
低下し、制御回路44は、リニアモータ3が停止する前
に制御困難となり、リニアモータ3はフリーラン状態に
なる。従って、比較的に停止距離が長く、また、発電制
動が確実でなく、期待するような制動性能を得ることが
出来ない。
【0017】図10は、本発明者が検討した電動機の制
御装置であり、図9で示した電動機の制御装置2gと同
様に、サーボ駆動回路4を利用している。但し、この電
動機の制御装置2hでは、制御電源回路45は、サーボ
駆動回路4に含まれない電圧検出回路7と同様に、電源
1aのRT相間の電圧を電源として与えられている。電
圧検出回路7は、図9で示した電動機の制御装置2gと
同様に、電源1aのRT相間の電圧を検出し、検出した
電圧が所定値より低下したときには電圧低下信号(所定
信号)を制御回路44へ出力する。
【0018】このような構成の電動機の制御装置2hで
は、電力供給が遮断された場合には、電圧検出回路7
が、検出した電圧が所定値より低下したことを判定し、
電圧低下信号(所定信号)を制御回路44へ与える。制
御回路44は、この与えられた電圧低下信号に基づき発
電制動を行う。
【0019】しかし、このように接続された状態で電力
供給が遮断された場合には、制御電源回路45は、電力
供給の遮断と同時に電圧が低下する。その為、電力供給
遮断時の一瞬には発電制動を行うが、瞬時に制御電源回
路45の出力電圧が低下し、制御回路44は、リニアモ
ータ3が停止する前に制御困難となり、リニアモータ3
はフリーラン状態になる。従って、図9で示した電動機
の制御装置2gより停止距離が長く、また、発電制動が
確実でなく、期待するような制動性能を得ることが出来
ない。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】以上説明したように、
これらの電動機の制御装置2e〜2hを用いると、電圧
低下とともに制御が困難となりフリーラン状態に至る結
果となる。この為、正常に電力供給がなされた状態で制
御回路が発電制動を行う場合と比較して、制動距離が長
くなるという問題があり、上述したように、高速運転時
にこのような状態に陥った場合、特に電動機がリニアモ
ータである場合には、不必要なオーバーランや、衝突に
よる装置への損傷等が起きる可能性があるという問題が
ある。
【0021】本発明は、上述したような事情に鑑みてな
されたものであり、従来のサーボ駆動回路(サーボドラ
イバ)に簡単な外部回路を追加することにより、電力供
給が遮断された場合の、制動特性を大幅に改善し、電動
機を速やかに確実に停止させることが出来る電動機の制
御装置の提供を目的とする。
【0022】
【課題を解決するための手段】第1発明に係る電動機の
制御装置は、交流電源からの交流電力を直流電力に変換
するコンバータと、該コンバータが変換した直流電力を
平滑化する第1コンデンサと、該第1コンデンサが平滑
化した直流電力を、制御回路が複数のスイッチング素子
をオン/オフ制御することにより交流電力に変換し、変
換した交流電力により電動機を駆動するインバータ部
と、前記制御回路に電源を供給する制御電源回路とを備
え、前記電動機を発電制動により停止させる為に、前記
制御回路が前記スイッチング素子をオン/オフ制御すべ
くなしてある電動機の制御装置において、前記制御電源
回路の入力側に該制御電源回路と並列接続され、前記第
1コンデンサから電流供給される第2コンデンサと、該
第2コンデンサから前記第1コンデンサへの逆流を防止
する為のダイオードと、前記交流電源の電圧が所定値よ
り低下したときに、前記制御回路に前記発電制動の為の
オン/オフ制御を実行させる制御信号回路とを備え、前
記制御電源回路は、停電時に、前記第2コンデンサの放
電電力により作動すべくなしてあることを特徴とする。
【0023】この電動機の制御装置では、コンバータが
交流電源からの交流電力を直流電力に変換し、第1コン
デンサが、その変換した直流電力を平滑化する。インバ
ータ部は、その平滑化した直流電力を、制御回路が複数
のスイッチング素子をオン/オフ制御することにより交
流電力に変換し、変換した交流電力により電動機を駆動
する。制御電源回路は制御回路に電源を供給し、制御回
路は、電動機を発電制動により停止させる為に、スイッ
チング素子をオン/オフ制御する。
【0024】第2コンデンサが、制御電源回路の入力側
に制御電源回路と並列接続され、第1コンデンサから電
流供給され、ダイオードが、第2コンデンサから第1コ
ンデンサへの逆流を防止する。制御信号回路が、交流電
源の電圧が所定値より低下したときに、制御回路に発電
制動の為のオン/オフ制御を実行させ、制御電源回路
は、停電時に、第2コンデンサの放電電力により作動す
る。これにより、従来のサーボ駆動回路に簡単な外部回
路を追加することにより、電力供給が遮断された場合
の、制動特性を大幅に改善し、電動機を速やかに確実に
停止させることが出来る電動機の制御装置を実現するこ
とが出来る。
【0025】第2発明に係る電動機の制御装置は、交流
電源からの交流電力を直流電力に変換するコンバータ
と、該コンバータが変換した直流電力を平滑化する第1
コンデンサと、該第1コンデンサが平滑化した直流電力
を、制御回路が複数のスイッチング素子をオン/オフ制
御することにより交流電力に変換し、変換した交流電力
により電動機を駆動するインバータ部と、前記制御回路
に電源を供給する制御電源回路とを備え、前記電動機を
発電制動により停止させる為に、前記制御回路が前記ス
イッチング素子をオン/オフ制御すべくなしてある電動
機の制御装置において、前記交流電源からの交流電力を
整流する整流器と、該整流器が整流した直流電力を平滑
化し前記制御電源回路へ与える第2コンデンサと、前記
交流電源の電圧が所定値より低下したときに、前記制御
回路に前記発電制動の為のオン/オフ制御を実行させる
制御信号回路とを備え、前記制御電源回路は、停電時
に、前記第2コンデンサの放電電力により作動すべくな
してあることを特徴とする。
【0026】この電動機の制御装置では、コンバータが
交流電源からの交流電力を直流電力に変換し、第1コン
デンサが、その変換した直流電力を平滑化する。インバ
ータ部は、その平滑化した直流電力を、制御回路が複数
のスイッチング素子をオン/オフ制御することにより交
流電力に変換し、変換した交流電力により電動機を駆動
する。制御電源回路は制御回路に電源を供給し、制御回
路は、電動機を発電制動により停止させる為に、スイッ
チング素子をオン/オフ制御する。
【0027】整流器が、交流電源からの交流電力を整流
し、第2コンデンサが、整流器が整流した直流電力を平
滑化し制御電源回路へ与える。制御信号回路は、交流電
源の電圧が所定値より低下したときに、制御回路に発電
制動の為のオン/オフ制御を実行させ、制御電源回路
は、停電時に、第2コンデンサの放電電力により作動す
る。これにより、従来のサーボ駆動回路に簡単な外部回
路を追加することにより、電力供給が遮断された場合
の、制動特性を大幅に改善し、電動機を速やかに確実に
停止させることが出来る電動機の制御装置を実現するこ
とが出来る。
【0028】第3発明に係る電動機の制御装置は、直流
電源からの直流電力を、制御回路が複数のスイッチング
素子をオン/オフ制御することにより交流電力に変換
し、変換した交流電力により電動機を駆動するインバー
タ部と、前記制御回路に電源を供給する制御電源回路と
を備え、前記電動機を発電制動により停止させる為に、
前記制御回路が前記スイッチング素子をオン/オフ制御
すべくなしてある電動機の制御装置において、前記直流
電源の電圧が所定値より低下したときに、制御信号を出
力する制御信号回路と、該制御信号回路が出力した制御
信号を受信し、所定の条件を満足したときに、前記制御
回路に前記発電制動の為のオン/オフ制御を実行させる
外部制御回路と、該外部制御回路に電源を供給する外部
制御電源回路と、前記直流電源、前記制御電源回路及び
前記外部制御電源回路と並列接続されたコンデンサと、
該コンデンサから前記直流電源への逆流を防止するダイ
オードとを備え、前記制御電源回路及び前記外部制御電
源回路は、停電時に、前記コンデンサの放電電力により
作動すべくなしてあることを特徴とする。
【0029】この電動機の制御装置では、インバータ部
は、直流電源からの直流電力を、制御回路が複数のスイ
ッチング素子をオン/オフ制御することにより交流電力
に変換し、変換した交流電力により電動機を駆動する。
制御電源回路が制御回路に電源を供給し、制御回路が、
電動機を発電制動により停止させる為に、スイッチング
素子をオン/オフ制御する。
【0030】制御信号回路が、直流電源の電圧が所定値
より低下したときに、制御信号を出力し、外部制御回路
は、その出力した制御信号を受信し、所定の条件を満足
したときに、制御回路に発電制動の為のオン/オフ制御
を実行させる。外部制御電源回路は外部制御回路に電源
を供給し、コンデンサは、直流電源、制御電源回路及び
外部制御電源回路と並列接続されている。ダイオード
は、コンデンサから直流電源への逆流を防止し、制御電
源回路及び外部制御電源回路は、停電時に、コンデンサ
の放電電力により作動する。これにより、従来のサーボ
駆動回路に簡単な外部回路を追加することにより、電力
供給が遮断された場合の、制動特性を大幅に改善し、電
動機を速やかに確実に停止させることが出来る電動機の
制御装置を実現することが出来る。
【0031】第4発明に係る電動機の制御装置は、交流
電源からの交流電力を直流電力に変換するコンバータ
と、該コンバータが変換した直流電力を平滑化する第1
コンデンサと、該第1コンデンサが平滑化した直流電力
を、制御回路が複数のスイッチング素子をオン/オフ制
御することにより交流電力に変換し、変換した交流電力
により電動機を駆動するインバータ部と、該インバータ
部が変換した交流電力を検出する検出回路と、前記制御
回路に電源を供給する制御電源回路とを備え、前記制御
回路は、外部から前記電動機の駆動異常を示す信号を与
えられたときは、前記電動機を発電制動により停止させ
る為に、前記スイッチング素子をオン/オフ制御すべく
なしてある電動機の制御装置において、前記交流電源か
らの交流電力を整流する整流器と、該整流器が整流した
直流電力を平滑化し前記制御電源回路へ与える第2コン
デンサとを備え、前記制御電源回路は、停電時に、前記
第2コンデンサの放電電力により作動すべくなしてある
ことを特徴とする。
【0032】この電動機の制御装置では、コンバータが
交流電源からの交流電力を直流電力に変換し、第1コン
デンサが、その変換した直流電力を平滑化する。インバ
ータ部は、その平滑化した直流電力を、制御回路が複数
のスイッチング素子をオン/オフ制御することにより交
流電力に変換し、変換した交流電力により電動機を駆動
する。検出回路は、インバータ部が変換した交流電力を
検出し、制御電源回路は、制御回路に電源を供給する。
制御回路は、外部から前記電動機の駆動異常を示す信号
を与えられたときは、電動機を発電制動により停止させ
る為に、スイッチング素子をオン/オフ制御する。
【0033】整流器が交流電源からの交流電力を整流
し、第2コンデンサは、その整流した直流電力を平滑化
し制御電源回路へ与える。制御電源回路は、停電時に、
第2コンデンサの放電電力により作動する。これによ
り、従来のサーボ駆動回路に簡単な外部回路を追加する
ことにより、電力供給が遮断された場合の、制動特性を
大幅に改善し、電動機を速やかに確実に停止させること
が出来る電動機の制御装置を実現することが出来る。
【0034】
【発明の実施の形態】以下に、本発明をその実施の形態
を示す図面に基づき説明する。 実施の形態1.図1は、本発明に係る電動機の制御装置
の実施の形態1の構成を示すブロック図である。この電
動機の制御装置2aは、同期型のリニアモータ3を駆動
制御しており、三相(R相,S相,T相)交流の電源1
aから供給された交流電力をコンバータ41により直流
電力へ変換し、変換した直流電力をコンデンサ42によ
り平滑化し、平滑化した直流電力を、スイッチング素子
を備えたインバータ部43により三相交流電力へ変換
し、この変換した三相交流電力により、リニアモータ3
を駆動する。
【0035】インバータ部43が備えるスイッチング素
子をオン/オフ制御する制御回路44は、所定信号が入
力されると、リニアモータ3の端子間を短絡させるよう
に制御し、これにより発電制動(ダイナミックブレーキ
動作)を行うことが出来る。コンデンサ42の正極側電
圧が与えられる出力端子Pに、ダイオード10のアノー
ドが接続され、ダイオード10のカソードが、制御回路
44へ電力を供給する制御電源回路45への正極側入力
端子R1に接続され、コンデンサ42の負極側電圧が与
えられる出力端子Nに、制御電源回路45への負極側入
力端子T1が接続され、入力端子R1,T1間にコンデ
ンサ11が接続されている。上述したコンバータ41、
コンデンサ42、インバータ部43、制御回路44及び
制御電源回路45はサーボ駆動回路4を構成している
が、サーボ駆動回路4に含まれない、リレーを備えた制
御信号回路7bが、電源1aのRT相間の電圧が所定値
より低下したときには制御信号(所定信号)を制御回路
44へ出力する。
【0036】以下に、このような構成の電動機の制御装
置2aの動作を説明する。電源1aから供給された交流
電力がコンバータ41により直流電力へ変換され、この
変換された直流電力がコンデンサ42により平滑化され
る。インバータ部43は、この平滑化された直流電力
を、制御回路44から複数のスイッチング素子をオン/
オフ制御されることにより、交流電力へ変換し、この変
換した交流電力によりリニアモータ3を駆動制御する。
【0037】また、コンデンサ42からダイオード10
を通じて供給された直流電力が、コンデンサ11に蓄え
られ、この蓄えられた直流電力が制御電源回路45によ
って所定の直流電圧に変換され、この変換された直流電
圧が制御回路44へ供給される。制御回路44は、イン
バータ部43が備えるスイッチング素子を制御し、イン
バータ部43が出力する交流電力の周波数を変化させる
ことにより、リニアモータ3の速度制御を行う。特に、
電力供給が正常である状態では、制御回路44は、図示
しない操作部から入力されたブレーキ信号に基づいて、
インバータ部43が備えるスイッチング素子を、リニア
モータ3の端子間を短絡させるように、制御することに
より発電制動を行う。
【0038】一方、図2(a)のタイミングチャートに
示すように、電源1aからの電力供給が遮断された場
合、制御信号回路7bは、遮断に伴う電圧低下を受け
て、図2(d)のタイミングチャートに示すように、制
御信号により制御回路44へ通知する。この制御信号を
受けた制御回路44は、インバータ部43が備えるスイ
ッチング素子を、リニアモータ3の端子間を短絡させる
ように、制御することにより、図2(e)のタイミング
チャートに示すように、発電制動を行う。
【0039】このように電力供給が遮断された場合、制
御電源回路45は、コンデンサ11からの放電電流によ
り、図2(c)のタイミングチャートに示すように、制
御回路44へ電力を引き続き供給することができ、さら
に、コンデンサ11の容量を予め適当に選定しておくこ
とにより、リニアモータ3が停止するまでの間、必要な
電力量を維持することができる。
【0040】また、電力供給が遮断された場合、コンデ
ンサ42の両端電圧は、図2(b)のタイミングチャー
トに示すように、コンデンサ11の両端電圧(図2
(c))より速く低下して行くが、ダイオード10によ
り、コンデンサ11からコンデンサ42へ電流が逆流す
るのを防止している。なお、サーボ駆動回路4はパッケ
ージになって市販されている為、コンデンサ42の容量
を変更するには、煩雑な取替作業が必要となる。この電
動機の制御装置2aでは、例えば、重量350kgの可
動子が2m/sで走行している場合、停電時の停止距離
は0.65mとなり、従来例と比較して、大幅に短縮す
ることが出来る。正常な電源状態でブレーキ指令を与え
て発電制動を実行させた場合、停止距離0.65m、停
止時間0.8sであり、これと遜色ない結果を得ること
が出来た。
【0041】実施の形態2.図3は、本発明に係る電動
機の制御装置の実施の形態2の構成を示すブロック図で
ある。この電動機の制御装置2bは、同期型のリニアモ
ータ3を駆動制御しており、三相(R相,S相,T相)
交流の電源1aにコンバータ41が接続され、コンバー
タ41の出力側にスイッチング素子を備えたインバータ
部43が接続され、コンバータ41とインバータ部43
との間にコンデンサ42が並列接続されている。
【0042】また、この電動機の制御装置2bは、電源
1aのRT相間に整流器9が接続され、整流器9の出力
側は制御電源回路45に接続され、整流器9と制御電源
回路45との間にはコンデンサ8が並列接続されてい
る。制御電源回路45の出力側は制御回路44に接続さ
れ、電源1aのRT相間には、リレーを備えた制御信号
回路7bが接続され、制御信号回路7bの出力側に制御
回路44が接続されている。上述したコンバータ41、
コンデンサ42、インバータ部43、制御回路44及び
制御電源回路45はサーボ駆動回路4を構成している
が、サーボ駆動回路4に含まれない制御信号回路7b
が、電源1aのRT相間の電圧が所定値より低下したと
きには制御信号(所定信号)を制御回路44へ出力す
る。
【0043】以下に、このような構成の電動機の制御装
置2bの動作について説明する。電源1aから供給され
た交流電力が整流器9によって直流電力へ変換され、こ
の変換された直流電力は、コンデンサ8に蓄えられると
ともにコンデンサ8によって平滑化される。これらの蓄
えられた直流電力及び平滑化された直流電力は、制御電
源回路45によって所定の直流電圧に変換され、この変
換された直流電圧が制御回路44へ供給される。制御回
路44は、インバータ部43が備えるスイッチング素子
をオン/オフ制御し、インバータ部43が出力する交流
電力の周波数を変化させることにより、リニアモータ3
の速度制御を行う。特に、電力供給が正常である状態で
は、制御回路44は、図示しない操作部から入力された
ブレーキ信号に基づき、インバータ部43が備えるスイ
ッチング素子を、リニアモータ3の端子間を短絡させる
ように、制御することにより発電制動を行う。
【0044】一方、制御信号回路7bは、電源1aから
の電力供給が遮断された場合、遮断に伴う電圧低下を受
けて、制御信号により制御回路44へ通知する。この制
御信号を受けた制御回路44は、インバータ部43が備
えるスイッチング素子を、リニアモータ3の端子間を短
絡させるように、制御することにより発電制動を行う。
【0045】このように電力供給が遮断された場合、制
御電源回路45は、コンデンサ8からの放電電流によ
り、制御回路44へ電力を引き続き供給することが出来
る。さらに、コンデンサ8の容量を予め適当に選定して
おくことにより、リニアモータ3が停止するまでの間、
必要な電力量を維持することが出来る。この電動機の制
御装置2bでは、例えば、重量350kgの可動子が2
m/sで走行している場合、停電時に、停止距離は0.
65mとなり、従来例と比較して、大幅に短縮すること
が出来る。正常な電源状態でブレーキ指令を与えて発電
制動を実行させた場合、停止距離0.65m、停止時間
0.8sであり、これと遜色ない結果を得ることが出来
た。その他の動作は、実施の形態1において説明した電
動機の制御装置2aの動作と同様であるので、説明を省
略する。尚、制御信号回路7bは、電源1aからの電圧
を検出し、検出した電圧が所定値より低いときに、制御
信号を出力する電圧検出回路を含むものである。
【0046】実施の形態3.図4は、本発明に係る電動
機の制御装置の実施の形態3の構成を示すブロック図で
ある。この電動機の制御装置2cは、電源1bにより直
流電力が供給され、コンデンサ11が電源1b、制御電
源回路45及び外部制御電源回路13にそれぞれ並列接
続され、ダイオード10が電源1b及びコンデンサ11
の正極側端子間に順接続されている。外部制御電源回路
13は外部制御回路12に電源を供給し、外部制御回路
12は制御回路44へ所定信号を与える。電源1bの両
端電圧を検出する為に、リレーを備えた制御信号回路7
aが接続され、制御信号回路7aの出力側に外部制御回
路12が接続されている。その他の構成については、実
施の形態2において説明した電動機の制御装置2bの構
成と同様であるので、同様箇所には同一符号を付して、
説明を省略する。
【0047】以下に、このような構成の電動機の制御装
置2cの動作を説明する。電源1bからの電力供給が遮
断された場合、制御信号回路7aはリレーの接点出力を
外部制御回路12に与える。外部制御回路12は、制御
信号回路7aから接点出力を与えられた後、所定の動作
条件を満足したときに、ブレーキ指令信号(所定信号)
を制御回路44へ与える。制御回路44は、与えられた
ブレーキ指令信号に基づき、インバータ部43が備える
スイッチング素子を、リニアモータ3の端子間を短絡さ
せるように、オン/オフ制御することにより発電制動を
行う。
【0048】この場合、外部制御電源回路13及び制御
電源回路45は、コンデンサ11からの放電電流によ
り、外部制御回路12及び制御回路44へ電力を引き続
き供給することができ、コンデンサ11の容量を予め適
当に選定しておくことにより、リニアモータ3が停止す
るまでの間、必要な電力量を維持することができる。ま
た、電力供給が遮断された場合、当然、電源1bの両端
電圧は、コンデンサ11の両端電圧より速く低下する
が、ダイオード10により、コンデンサ11から電源1
bへ電流が逆流するのを防止している。その他の動作
は、実施の形態1において説明した電動機の制御装置2
aの動作と同様であるので、説明を省略する。尚、制御
信号回路7aは、電源1bからの電圧を検出し、検出し
た電圧が所定値より低いときに、制御信号を出力する電
圧検出回路を含むものである。
【0049】実施の形態4.図5は、本発明に係る電動
機の制御装置の実施の形態4の構成を示すブロック図で
ある。この電動機の制御装置2dは、同期型のリニアモ
ータ3を駆動制御しており、三相(R相,S相,T相)
交流の電源1aにはコンバータ51が接続され、コンバ
ータ51の出力側にスイッチング素子を備えたインバー
タ部53が接続され、コンバータ51とインバータ部5
3との間にコンデンサ52が並列接続されている。
【0050】また、電源1aのRT相間には整流器9が
接続され、整流器9の出力側に制御電源回路55が接続
され、整流器9と制御電源回路55との間にコンデンサ
8が並列接続され、制御電源回路55の出力側に制御回
路54aが接続されている。制御回路54aは、停電時
に発生する二次的な現象、例えば、動力電源の低下によ
り、リニアモータ3の推力が低下し、指令値に追従出来
なくなり、速度偏差や位置偏差が異常となったことを通
知する外部信号を受けて、インバータ部53が備えるス
イッチング素子を、リニアモータ3の端子間を短絡させ
るように、制御することにより発電制動を行う。上述し
たコンバータ51、コンデンサ52、インバータ部5
3、制御回路54a及び制御電源回路55はサーボ駆動
回路5aを構成している。
【0051】以下に、このような構成の電動機の制御装
置2dの動作について説明する。電源1aから供給され
た交流電力が、コンバータ51により直流電力へ変換さ
れ、変換された直流電力がコンデンサ52により平滑化
され、インバータ部53は、この平滑化された直流電力
を交流電力へ変換し、この変換した交流電力によりリニ
アモータ3を駆動制御する。また、電源1aから供給さ
れた交流電力が整流器9によって直流電力へ変換され、
この変換された直流電力がコンデンサ8に蓄えられると
共に、コンデンサ8によって平滑化され、これらの蓄え
られた直流電力及び平滑化された直流電力が、制御電源
回路55により所定の直流電圧に変換され、この変換さ
れた直流電圧が制御回路54aへ供給される。
【0052】制御回路54aは、インバータ部53が備
えるスイッチング素子をオン/オフ制御し、インバータ
部53が出力する交流電力の周波数を変化させることに
より、リニアモータ3の速度制御を行う。特に、電力供
給が正常である状態では、制御回路54aは、図示しな
い操作部から入力されたブレーキ信号に基づいて、イン
バータ部53が備えるスイッチング素子を、リニアモー
タ3の端子間を短絡させるように、制御することにより
発電制動を行う。
【0053】一方、電源1aからの電力供給が遮断され
た場合、この遮断に伴う電圧低下によりリニアモータ3
の推力が低下して制御量に偏差が生じたことを制御回路
54aが検知すると、制御回路54aは、インバータ部
53に備えられたスイッチング素子を、リニアモータ3
の端子間を短絡させるように、制御することにより発電
制動を行う。
【0054】このように電力供給が遮断された場合、制
御電源回路55は、コンデンサ8からの放電電流によ
り、制御回路54aへ電力を引き続き供給することが出
来、さらに、コンデンサ8の容量を予め適当に選定して
おくことにより、リニアモータ3が停止するまでの間、
必要な電力量を維持することができる。
【0055】
【発明の効果】本発明に係る電動機の制御装置によれ
ば、従来のサーボ駆動回路(サーボドライバ)に簡単な
外部回路を追加することにより、電力供給が遮断された
場合の、制動特性を大幅に改善し、電動機を速やかに確
実に停止させることが出来る電動機の制御装置を実現す
ることが出来る。
【0056】また、非接触給電装置、摺動式給電線又は
スリップリング等を介して電源を供給されるリニアモー
タの可動側に、モータコイル、サーブドライバ及びこれ
らの制御装置を搭載する場合、そのスペース及び重量が
制限されるが、本発明に係る電動機の制御装置によれ
ば、少ない部品点数で安価に、また小さな占有スペース
で、電力供給が遮断された場合の、制動特性を大幅に改
善し、電動機を速やかに確実に停止させることが出来る
電動機の制御装置を実現することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電動機の制御装置の実施の形態の
構成を示すブロック図である。
【図2】本発明に係る電動機の制御装置の実施の形態の
動作を示すタイミングチャートである。
【図3】本発明に係る電動機の制御装置の実施の形態の
構成を示すブロック図である。
【図4】本発明に係る電動機の制御装置の実施の形態の
構成を示すブロック図である。
【図5】本発明に係る電動機の制御装置の実施の形態の
構成を示すブロック図である。
【図6】従来の電動機の制御装置の構成例を示すブロッ
ク図である。
【図7】従来の電動機の制御装置の動作を示すタイミン
グチャートである。
【図8】従来の電動機の制御装置の構成例を示すブロッ
ク図である。
【図9】本発明者が検討した電動機の制御装置の構成例
を示すブロック図である。
【図10】本発明者が検討した電動機の制御装置の構成
例を示すブロック図である。
【符号の説明】
1a (三相交流)電源 1b (直流)電源 2a〜2d 電動機の制御装置 3 リニアモータ(電動機) 4,5a サーボ駆動回路(サーボドライバ) 7a,7b 制御信号回路(電圧検出回路) 8,11 コンデンサ(第2コンデンサ) 9 整流器 10 ダイオード 12 外部制御回路 13 外部制御電源回路 41,51 コンバータ 42,52 コンデンサ(第1コンデンサ) 43,53 インバータ部 44,54a 制御回路 45,55 制御電源回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 村田 究 大阪府大阪市鶴見区鶴見4丁目17番96号 株式会社椿本チエイン内 Fターム(参考) 5H007 AA06 BB06 CB02 DA03 DB09 DC05 FA02 FA13 FA16 GA08 5H530 AA06 AA30 BB32 CC26 CD34 CE16 DD03 DD12 DD24 DD28 DD29 EE08

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 交流電源からの交流電力を直流電力に変
    換するコンバータと、該コンバータが変換した直流電力
    を平滑化する第1コンデンサと、該第1コンデンサが平
    滑化した直流電力を、制御回路が複数のスイッチング素
    子をオン/オフ制御することにより交流電力に変換し、
    変換した交流電力により電動機を駆動するインバータ部
    と、前記制御回路に電源を供給する制御電源回路とを備
    え、前記電動機を発電制動により停止させる為に、前記
    制御回路が前記スイッチング素子をオン/オフ制御すべ
    くなしてある電動機の制御装置において、 前記制御電源回路の入力側に該制御電源回路と並列接続
    され、前記第1コンデンサから電流供給される第2コン
    デンサと、該第2コンデンサから前記第1コンデンサへ
    の逆流を防止する為のダイオードと、前記交流電源の電
    圧が所定値より低下したときに、前記制御回路に前記発
    電制動の為のオン/オフ制御を実行させる制御信号回路
    とを備え、前記制御電源回路は、停電時に、前記第2コ
    ンデンサの放電電力により作動すべくなしてあることを
    特徴とする電動機の制御装置。
  2. 【請求項2】 交流電源からの交流電力を直流電力に変
    換するコンバータと、該コンバータが変換した直流電力
    を平滑化する第1コンデンサと、該第1コンデンサが平
    滑化した直流電力を、制御回路が複数のスイッチング素
    子をオン/オフ制御することにより交流電力に変換し、
    変換した交流電力により電動機を駆動するインバータ部
    と、前記制御回路に電源を供給する制御電源回路とを備
    え、前記電動機を発電制動により停止させる為に、前記
    制御回路が前記スイッチング素子をオン/オフ制御すべ
    くなしてある電動機の制御装置において、 前記交流電源からの交流電力を整流する整流器と、該整
    流器が整流した直流電力を平滑化し前記制御電源回路へ
    与える第2コンデンサと、前記交流電源の電圧が所定値
    より低下したときに、前記制御回路に前記発電制動の為
    のオン/オフ制御を実行させる制御信号回路とを備え、
    前記制御電源回路は、停電時に、前記第2コンデンサの
    放電電力により作動すべくなしてあることを特徴とする
    電動機の制御装置。
  3. 【請求項3】 直流電源からの直流電力を、制御回路が
    複数のスイッチング素子をオン/オフ制御することによ
    り交流電力に変換し、変換した交流電力により電動機を
    駆動するインバータ部と、前記制御回路に電源を供給す
    る制御電源回路とを備え、前記電動機を発電制動により
    停止させる為に、前記制御回路が前記スイッチング素子
    をオン/オフ制御すべくなしてある電動機の制御装置に
    おいて、 前記直流電源の電圧が所定値より低下したときに、制御
    信号を出力する制御信号回路と、該制御信号回路が出力
    した制御信号を受信し、所定の条件を満足したときに、
    前記制御回路に前記発電制動の為のオン/オフ制御を実
    行させる外部制御回路と、該外部制御回路に電源を供給
    する外部制御電源回路と、前記直流電源、前記制御電源
    回路及び前記外部制御電源回路と並列接続されたコンデ
    ンサと、該コンデンサから前記直流電源への逆流を防止
    するダイオードとを備え、前記制御電源回路及び前記外
    部制御電源回路は、停電時に、前記コンデンサの放電電
    力により作動すべくなしてあることを特徴とする電動機
    の制御装置。
  4. 【請求項4】 交流電源からの交流電力を直流電力に変
    換するコンバータと、該コンバータが変換した直流電力
    を平滑化する第1コンデンサと、該第1コンデンサが平
    滑化した直流電力を、制御回路が複数のスイッチング素
    子をオン/オフ制御することにより交流電力に変換し、
    変換した交流電力により電動機を駆動するインバータ部
    と、前記制御回路に電源を供給する制御電源回路とを備
    え、前記制御回路は、外部から前記電動機の駆動異常を
    示す信号を与えられたときは、前記電動機を発電制動に
    より停止させる為に、前記スイッチング素子をオン/オ
    フ制御すべくなしてある電動機の制御装置において、 前記交流電源からの交流電力を整流する整流器と、該整
    流器が整流した直流電力を平滑化し前記制御電源回路へ
    与える第2コンデンサとを備え、前記制御電源回路は、
    停電時に、前記第2コンデンサの放電電力により作動す
    べくなしてあることを特徴とする電動機の制御装置。
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