JP2737046B2 - ベッドにおける電動式床部起伏機構 - Google Patents

ベッドにおける電動式床部起伏機構

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JP2737046B2
JP2737046B2 JP6056272A JP5627294A JP2737046B2 JP 2737046 B2 JP2737046 B2 JP 2737046B2 JP 6056272 A JP6056272 A JP 6056272A JP 5627294 A JP5627294 A JP 5627294A JP 2737046 B2 JP2737046 B2 JP 2737046B2
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undulating
bed
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康志 小林
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Paramount Bed Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、非常時や必要なとき
に、床部の起伏速度を通常時における起伏速度よりも大
きい速度に調節することができるようにしたベッドにお
ける電動式床部起伏機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】最近、電動式床部起伏機構を備えたベッ
ド(以下、電動ベッドという)が普及してきている。す
なわち、かかる電動ベッドは、床部下方に配置したモー
タとモータにより作動させる床部起伏機構とを有し、遠
隔操作手段としての手元スイッチの操作によって、モー
タ制御部を搭載したコントロールボックスを介し、モー
タに動作制御信号を与える構成としている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、モータ
と床部起伏機構とは、通常、所定の減速比を有する減速
機構を介して連結した構成としているので、電動ベッド
における床部は所定の起伏速度でのみ動作する機能を有
しているにすぎない。かかる起伏速度は、患者が通常の
使用時において、問題のない速度に設定されている。そ
のために、例えば、緊急時や、例えば起伏動作のテスト
時には、上述の起伏速度では低速過ぎて、非能率的であ
るという問題があった。本発明は以上のような背景か
ら、提案されたものであって、通常使用時以外は起伏速
度を大として操作ができるようにしたベッドにおける電
動式床部起伏機構を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記した課題を解決する
ために、本発明は、手元スイッチの操作によって、モー
タに動作制御信号を与えて床部を起伏させる構成とした
ベッドにおける電動式床部起伏機構において、床部下方
に配置したモータと、モータに動作制御信号を与えるモ
ータ制御部と、モータにより進退駆動する起動腕とを有
し、この起動腕に床部を連結して、手元スイッチの操作
によって、前記モータ制御部を介し、モータに動作制御
信号を与えて前記床部を起伏調節する構成とし、前記手
元スイッチは、起伏操作用の操作スイッチと、モータの
回転速度を調節するための制御信号を発する調節手段と
を設け、通常使用時においては、前記操作スイッチによ
り床部を通常速度にて起伏調節するようにし、非常時や
必要時において、前記調節手段により床部の起伏速度を
通常運転時に比較して大として、床部の起伏動作を行う
ようにしたことを特徴とする。前述の構成において、調
節手段は、手元スイッチのケーシングの裏面に、調節用
ダイヤルを設けて、段階的ないしは無段階的に調節を行
う構成とすることもできる。
【0005】
【作用】患者を乗せて通常の起伏操作を行う場合は、
元スイッチにおける操作スイッチの操作によって所定通
り行い、緊急時や、その他、必要な場合は、手元スイッ
チにおける調節手段によりモータの回転速度を通常時よ
り高めることで床部の起伏速度を通常運転時に比較して
大とし、床部の起伏操作を行うようにする。
【0006】
【実施例】次に、本発明にかかるベッドにおける電動式
床部起伏機構について、一実施例を挙げ、添付の図面を
参照しながら以下説明する。図1にベッドにおける電動
式床部起伏機構1を示し、この電動式床部起伏機構1
は、ベッドにおける背ボトム2を起伏調節するもので、
床部下方に配置したモータ3とモータ3により進退駆動
する起動腕4とを有し、手元スイッチ5の操作によっ
て、コントロールボックス6内に設けたモータ制御部を
介し、モータ3に動作制御信号を与える構成としたもの
である。前記背ボトム2は、起動腕4と背ボトム2に突
設した突設部7を介して連結してある。そして、前記手
元スイッチ5には、通常の起伏操作用の操作スイッチ8
の他、モータ3に対して、コントロールボックス6内に
設けたモータ制御部を介し、モータ3の回転速度を調節
するための制御信号を発する調節手段である調節つまみ
9が設けられている。
【0007】前記コントロールボックス6内に設けたモ
ータ制御部は、手元スイッチ5における操作スイッチ8
および調節つまみ9の操作による信号に基づきモータ3
に動作制御信号を与えるもので、その制御構成の概略を
説明する。モータ制御部は、通常の起伏操作用の操作ス
イッチ8による操作信号により、背ボトム2の起伏速度
を起伏動作時間が40秒となるような回転数で、モータ
3を作動すべく、駆動電圧をモータ3に与える構成とし
ている(図2参照)。また、モータ制御部は、調節つま
み9による操作信号により、背ボトム2の起伏速度を起
伏動作時間が40秒から、モータ3の回転数を上げて適
度に起伏速度を上げるべく、駆動電圧をモータ3に与え
る構成としている。なお、モータ制御部は、起伏操作用
の操作スイッチ8並びに調節つまみ9による操作信号に
より駆動電流を制御して、その制御された駆動電流によ
りモータ3を駆動する構成とすることもできる。
【0008】モータ3の回転速度を調節するための制御
構成としては、調節つまみ9に可変抵抗器(図示省略)
を取り付け、抵抗値の調節により、モータ制御部からそ
の抵抗値に対応した駆動電圧をモータ3に印加する構成
とすることができる。また、調節つまみ9における可変
抵抗器の調節量を検出して、その調節量に対応した駆動
電圧をモータ制御部からモータ3に印加する構成とする
ことも可能である。なお、図3に示すように、前述の調
節つまみ9の他に、手元スイッチ5のケーシング10の
裏面に、調節用ダイヤル11を設けて、無段階に調節を
行う構成とすることもできる。さらに、調節用ダイヤル
11を段階的に調節する構成とすることも可能である。
【0009】本発明にかかるベッドにおける電動式床部
起伏機構1は以上のように構成されるものであり、次
に、この電動式床部起伏機構1の動作を説明する。患者
を乗せて背ボトム2の起伏操作を行う場合は、手元スイ
ッチ5における操作スイッチ8の操作による信号を、コ
ントロールボックス6内のモータ制御部に与え、モータ
制御部はかかる操作信号に基づき、モータ3を作動すべ
く、駆動電圧をモータ3に与え、背ボトム2を起伏動作
時間が40秒となるような起伏速度で起伏させることが
できる。
【0010】そして、緊急時や、必要な場合には、手元
スイッチ5の調節つまみ9を操作すると、モータ制御部
は操作信号により、背ボトム2の起伏速度を起伏動作時
間が40秒から、モータ3の回転数を上げて適度に起伏
速度を上げるべく、駆動電圧をモータ3に与え、背ボト
ム2を前述の起伏速度より大きな起伏速度で起伏操作を
行うことができる。
【0011】以上のように、通常の起伏動作のときは、
安全と言われる起伏動作時間が40秒の起伏速度で行
い、緊急時や、必要な場合に前記起伏動作時間が40秒
の起伏速度から、速い速度で起伏するように、手元スイ
ッチ5の調節つまみ9を操作してモータ3の回転数を上
げ、背ボトム2を高められた適度な起伏速度で起伏操作
を行うことができるので、使用状況に対応させることが
でき、使い勝手が向上する。
【0012】
【発明の効果】以上の通り、本発明によれば、患者が通
常の使用時において、問題のない起伏速度で起伏操作
し、緊急時や、必要な時には、起伏速度を大として、操
作することができるので、使い勝手が大いに向上する。
【0013】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかるベッドにおける電動式床部起伏
機構の一実施例を示す要部構成説明図である。
【図2】図1に示す電動式床部起伏機構の動作制御構成
を示すブロック図である。
【図3】本発明にかかるベッドにおける電動式床部起伏
機構の手元スイッチの別の実施例を示す裏面側外観平面
図である。
【符号の説明】
1 電動式床部起伏機構 2 背ボトム 3 モータ 4 起動腕 5 手元スイッチ 6 コントロールボックス 7 突設部 8 操作スイッチ 9 調節つまみ 10 ケーシング 11 調節ダイヤル

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 手元スイッチの操作によって、モータ
    に動作制御信号を与えて床部を起伏させる構成としたベ
    ッドにおける電動式床部起伏機構において、床部下方に
    配置したモータと、モータに動作制御信号を与えるモー
    タ制御部と、モータにより進退駆動する起動腕とを有
    し、この起動腕に床部を連結して、手元スイッチの操作
    によって、前記モータ制御部を介し、モータに動作制御
    信号を与えて前記床部を起伏調節する構成とし、前記手
    元スイッチは、起伏操作用の操作スイッチと、モータの
    回転速度を調節するための制御信号を発する調節手段と
    を設け、通常使用時においては、前記操作スイッチによ
    り床部を通常速度にて起伏調節するようにし、非常時や
    必要時において、前記調節手段により床部の起伏速度を
    通常運転時に比較して大として、床部の起伏動作を行う
    ようにしたことを特徴とするベッドにおける電動式床部
    起伏機構。
  2. 【請求項2】 前記調節手段は、手元スイッチのケー
    シングの裏面に、調節用ダイヤルを設けて、段階的ない
    しは無段階的に調節を行う構成とすることを特徴とする
    請求項1記載のベッドにおける電動式床部起伏機構。
JP6056272A 1994-03-25 1994-03-25 ベッドにおける電動式床部起伏機構 Expired - Lifetime JP2737046B2 (ja)

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JPH07255567A JPH07255567A (ja) 1995-10-09
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JPH07163623A (ja) * 1993-12-10 1995-06-27 Yoshiro Nakamatsu 床ずれ防止及び/又は内臓器官活性化ベッド

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