JP3357876B2 - X線反射装置 - Google Patents

X線反射装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、球面加工法で反射
鏡が製造でき、使用時には反射鏡に外力を加えて弾性変
形させることで所望の非球面反射面を得ることができる
X線反射装置に関する。
【0002】
【従来の技術】球面反射面を持つ反射鏡は製造しやすい
ものの、集光に用いると光を一点に集めることができず
に球面収差が生じる。この球面収差を排除するためには
例えば放物面等の非球面反射面を持つ反射鏡を用いるこ
とが望ましい。しかるに反射面をなめらかな非球面形状
に仕上げるのは容易ではない。現在、回転対称形状の非
球面に仕上げる加工方法の一つとして、NC制御でバイ
トの送りを制御して非球面に仕上げる方法が用いられ
る。しかしながらこの方法ではバイトの送りを階段状に
制御することになり、最小送り分解能を小さくしても非
球面形状に近似した面しか得られない。非球面ジェネレ
ータで切削ないし研削して非球面形状に加工する方法も
存在するが、NC制御による場合と同様、最終的には研
磨して非球面形状に仕上げる。他の一つの方法として、
球面旋盤、球面ジェネレータあるいは球面ラップなどの
方法で一旦球面に加工し、その後に研磨して非球面形状
に作りあげて非球面反射面に仕上げる方法も知られてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】反射装置の性能は反射
率と形状精度で評価される。通常許容されるところの形
状精度は光の波長によって異なり、波長λの10分の1
程度の形状精度が求められる。扱う光が例えば軟X線レ
ーザーの場合、波長λが5〜50nm程度であり、従って
反射鏡に要求される形状精度は約1nm以下となる。前記
した従来の加工方法のいづれによっても、X線反射鏡に
要求される非常に高い形状精度を得ることは容易ではな
く、X線のための非球面反射鏡は実用化されていない。
形状修正工程を繰り返しながら形状精度を高めてゆくこ
とが不可能ではないであろうが、製造に時間と費用がか
かりすぎ、多くの用途には実際的でない。そこで本発明
は、形状精度の得られやすい球面加工法で反射鏡を製造
し、使用時に非球面形状とするという手法で、形状精度
の高い非球面反射面を持つX線反射鏡を実現することを
課題として開発された。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載された本
発明に係わるX線反射装置は、反射鏡と支持部材とを備
えている。反射鏡は、弾性変形可能な素材で形成され、
表面が球面形状に加工されてX線反射率確保処理が施さ
れている。支持部材は、反射鏡の周囲を支持し、反射鏡
の周囲を半径方向内側に押圧する外力を加える手段を備
えている。そして、この外力を加える手段により反射鏡
の周囲を半径方向内側に押圧することで、反射鏡を弾性
変形させ、球面形状に加工された反射面を所望の非球面
形状の反射面を形成する。 請求項2に記載された本発明
に係わるX線反射装置は、反射鏡と支持部材とを備えて
いる。反射鏡は、弾性変形可能な素材で形成され、表面
が球面形状に加工されてX線反射率確保処理が施されて
いる。支持部材は、反射鏡の周囲を支持し、反射鏡の裏
面側に設けられた加圧室内の加圧用媒体によって反射鏡
の裏面側を加圧する外力を加える手段を備えている。そ
して、この外力を加える手段により反射鏡の裏面側に設
けられた加圧室内の加圧用媒体によって反射鏡の裏面側
を加圧することで、反射鏡を弾性変形させ、球面形状に
加工された反射面を所望の非球面形状の反射面を形成す
る。 請求項3に記載された本発明に係わるX線反射装置
は、前述の請求項1又は2に記載されたX線反射装置に
おいて、反射鏡の表面を球面形状に加工して形成し、裏
面を非球面形状に加工して形成したものである。これに
より反射鏡の肉厚を半径方向に不均一に分布した形成と
したものである。
【0005】
【発明の実施の形態】
(第1実施例)図1は本発明の1つの具体例を示し、反
射鏡11と支持部材17とを備えている。反射鏡11は
弾性変形可能な素材で形成されており、なかでも加工性
に優れ、経年変化しにくく、不純物や欠陥の混入の少な
い均質な素材で形成することが好ましい。無酸素銅、S
iO2 ,SiC等の素材が好適であるが、例示のものに
限定されるものでない。これらの素材の一方の面11a
は球面加工法によって球面に精密に仕上げられている。
球面加工法の種類にはとりわけの制約がなく、精密旋盤
による単粒ダイヤモンド切削、球面ジェネレータによる
精密研削等が用いられる。球面加工後に球面研磨して仕
上げることが好ましく、オスカー型球面研磨法等のラン
ダム研磨で最終仕上げを行うことが好ましい。反射面を
球面加工法で仕上げる場合、非球面加工法による場合に
比して比較的容易に高い形状精度を得ることができる。
又、球面研磨による場合は非球面研磨による場合に比し
て比較的容易に良好な表面粗さを得ることができる。
【0006】反射鏡11の裏面11bはNC制御の切削
加工機ないし研削加工機で非球面形状に加工されてい
る。裏面11bの形状精度や表面粗さはさほど高いもの
が要求されず、通常のNC制御機で加工することができ
る。裏面11bの形状は反射鏡11の肉厚を定める。裏
面が非球面形状に加工されていると、反射鏡11の肉厚
が半径方向に不均一に分布し、裏面11bに均一に外力
を作用させたときに反射鏡11は不均一に弾性変形し、
反射面11aは非球面形状となる。半径方向の肉厚分
布、換言すれば裏面11bの形状は、有限要素法等の計
算手段に基づいて求められている。この場合、裏面11
bに均一の圧力が作用したときに弾性変形する様子を計
算過程に取り込み、弾性変形後の反射面11aの形状が
設計上の非球面形状に一致する結果をもたらす裏面11
bの形状を求めておく。裏面11bはNC加工機によっ
て、求められた形状に加工されている。NC加工機によ
る場合、バイトの階段状の送りが問題となるが、反射面
11aに求められる精度に比して裏面に求められる精度
は低くてよく、階段状の送りが問題となることはない。
【0007】なお表面11aと裏面11bを中心をずら
した球面に仕上げることで半径方向の肉厚を不均一にす
ることも可能であり、この形状によって変形後の反射面
を所望の非球面形状にすることができることもある。こ
の場合、裏面も球面加工すればよく、加工性がより良好
となる。また、肉厚を半径方向に不均一とする代わり
に、肉厚を均一として加える外力を半径方向に不均一と
するも可能である。これについては後述する。この場
合、裏面も表面と中心を同じくする球面加工すればよい
ことになり、一層加工しやすくなる。
【0008】反射鏡11の球面加工された反射面11a
には、X線の反射率を高く確保するための処理がなされ
ている。この実施例の場合、X線反射膜が形成されてい
る。反射膜としてはEB蒸着法あるいはスパッタ法に代
表される気相コーディング法によってAu,Pt等の重
金属膜を形成する。素材を球面加工し、球面研磨したう
えに重金属膜を形成すると、比較的容易に1nm以下の表
面粗さが得られる。これによってX線の反射率を充分に
確保できる。これは非球面加工によるのと全く違う。集
光効率の高い反射鏡を得るためには、多層膜コーティン
グすることが好ましい。多層膜コーティングによると、
その周期性から特定の入射角と波長をもつX線に対する
反射率が大幅に向上する。多層膜としては、Mo,S
i,B4CやRhRu−C等が好ましい。X線反射率の
確保処理は前述のものに限らず、他の既知の手法にいづ
れであってもよい。
【0009】図1中の17は支持部材を示し、短筒付き
のリング状部材12と、短い内筒付きのディスク状部材
13で構成されている。リング状部材12とディスク状
部材13は図示しないねじで相互に結合される。リング
状部材12は反射鏡11の周囲の上面を規制し、短筒部
で周囲を規制する。ディスク状部材13は内筒の上端面
で反射鏡11の周囲の下面を規制する。このようにして
支持部材17は反射鏡11の周囲を支持する。ディスク
状部材13の中央には貫通孔が設けられ、ここにフラン
ジ14が図示外のねじで固定されている。フランジ14
には軸心に沿って貫通孔が設けられ、外部から油圧ない
し空圧等の圧力Pを反射鏡11の裏面11bに加圧する
ことが可能となっている。なお図示15,16はオーリ
ングであり、反射鏡11の裏面11bとディスク状部材
13とフランジ14で囲繞される加圧室18から加圧用
媒体がもれでないようにしている。加圧室18に圧力を
加える方式は、油圧方式であってもよいが、パスカルの
原理を応用した加圧方式としてもよい。
【0010】本実施例の場合、加圧室18に所定の圧力
が加えられた状態で反射鏡が用いられる。この場合、肉
厚分布が予め計算されており、裏面に一様の圧力を作用
させたときに反射鏡11は半径方向に不均一に弾性変形
し、所望の非球面形状に変形する。この状態で平行X線
を入射すると、この非球面形状の反射面により球面収差
なく一点に集光することが可能となる。なお平行X線を
一点に集光するかわりに、断面が細長いビーム状に集光
させたいときも存在する。この場合、肉厚分布を周方向
に変化させておくことで対応できる。すなわち反射鏡1
1を平面視して直交するX軸Y軸を想定したときに、X
軸に沿った肉厚をY軸に沿った肉厚よりも厚くしてX軸
方向では変形しにくくY軸方向では変形しやすくでき
る。このようにすると、回転非対称の非球面形状が得ら
れ、光進行方向に直交する面内で縦横比が1:1でない
X線ビームを作ることが可能となる。なお周方向での肉
厚分布パターンは上述のものに限られず、求められるビ
ームプロファイルによって各種設計することができる。
【0011】この実施例の場合、球面加工する場合には
弾性変形を加えずに加工し、使用時に弾性変形を加え
る。これとは逆に球面加工時に素材に外力を加えて弾性
変形させた状態で球面加工し、使用時に外力を開放する
方式があり得る。この実施例によると後者の場合に比し
て球面加工時の機構が簡単となり、例えば加工中の反射
鏡温度を一定に保つ等の管理が著しくやりやすくなり、
結果として優れた反射装置をより簡単に製造することが
できる。また使用時に外力を加える方式によると、使用
時に反射光光路を測定し、その反射光光路が設計上の光
路と一致するように外力印加状態をフィードバック制御
することができ、これは後者の場合には実現することが
できない。
【0012】(第2実施例)図2は第2の実施例を示
す。この場合も反射鏡21の表面21aは球面加工法で
作成されており、裏面21bは非球面加工法で作成され
て不均一な肉厚分布に仕上げられている。反射鏡21の
本体については第1実施例で記載したところがそのまま
適用される。この第2実施例の反射鏡の場合、外周部に
筒状フランジ21Cが形成されている。図中22と25
は支持部材を構成し、図示しないねじで相互に固着され
ることで、反射鏡21は支持部材によってその周囲で支
持される。
【0013】短筒リング状の支持部材22の内周と、反
射鏡21のフランジ21Cとの間にはリング状の圧電素
子23が取付けられている。このリング状の圧電素子は
上下の面に一対の電極が取付けられており、上面電極に
プラス電圧を印加すると径方向の厚みが増大し、マイナ
ス電位を印加すると径方向の厚みが減少する。この変形
に応じて上下方向の厚みが変形する。それを吸収するた
めに、圧電素子23の上面とリング状部材22の下面と
の間にゴム層24が介装されている。この装置を組付け
る際には、リング状の圧電素子23の上面電極にマイナ
ス電位を印加してリング状の圧電素子23の外径を減少
させた状態で組付ける。このようにして組付けると、電
圧を印加しないときに、反射鏡21と圧電素子23間と
圧電素子23とリング状部材22間に半径方向のクリア
ランスが生じない状態で組付けることができる。もっと
も電圧を印加しない状態で組付けておいてもよい。使用
時には、圧電素子23の上面電極にプラス電荷を印加し
て反射鏡21の外周フランジ21Cを半径方向内側に圧
縮する。これにより反射鏡21はより深く弾性変形す
る。第1実施例の場合と同様、あらかじめ有限要素法に
よって変形後の表面21aが所望の非球面形状となるよ
うに設計されているために、この状態で所望の非球面反
射面をもつX線反射鏡となる。
【0014】圧電素子23に加えるプラス電位の値は予
め校生しておく。熱変形が形状精度に影響する可能性の
あるときには、温度条件ごとに印加電圧を検出しておけ
ばよく、温度によって印加電圧を制御することで、温度
によらないで所望の非球面形状を確保することができ
る。又反射光光路を測定し、その光路を設計上の光路と
を比較しつつ印加電圧をフィードバック制御することも
可能であり、このようにすると、アクティブ制御が可能
となる。
【0015】前述の例ではリング状の圧電素子23を用
い、周方向に均一の外力を作用させる。これに代わっ
て、例えば反射鏡21の外周部に4個の独立に制御でき
る圧電素子を配置することもできる。この場合、例えば
X軸に沿う2個の圧電素子にのみ電圧を印加して、X軸
に沿っては非球面でY軸に沿っては球面である反射面に
調整することもできる。またX軸に沿う一方の圧電素子
にマイナスを印加し、他方の圧電素子にプラスを印加し
て、反射鏡21をX軸方向に平行移動させるといった用
い方も可能となる。反射鏡の周囲に配置される圧電子の
数は2以上の任意数とできる。
【0016】反射鏡21の中心裏面側にもう1つの圧電
素子を配置してもよい。このようにすると、外周に加え
る外力と、中心裏面から加える外力を任意にコントロー
ルすることが可能となり、均一な肉厚を持つ球面を外力
によって変形して非球面形状に調整することが可能とな
る。均一な肉厚の球面反射鏡は生産しやすいという利点
を有する。
【0017】(第3実施例)図3は第3の実施例を示
し、反射鏡31の外周部に傾いたフランジ31Cが形成
されている。フランジ31Cの上面31dはテーパ状と
なっている。図中32と33は支持部材を示し、両者は
ねじ部34によって固定される。上側の支持部材32の
反射鏡側の面32dは、反射鏡31のテーパ状の面31
dと同一角度のテーパとなっており、相互に面接触す
る。支持部材33と32間に反射鏡31をはさんだ状態
で下側の支持部材33を固定して上側の支持部材32を
矢印36のように回転させることでねじ34が噛み合っ
て反射鏡31は周囲のフランジ31Cで支持部材に支持
される。さらに上側の支持部材32を強く回転させる
と、反射鏡31のフランジ31Cに下方向への外力が作
用し、この外力によって反射鏡31は弾性変形する。予
め反射鏡31の肉厚は所定の外力が作用したときに所望
の非球面形状に変形するように設計されており、支持部
材32を強く回転させてゆく途中で反射鏡31の反射面
31aが所望の非球面形状となる。この状態となるまで
支持部材32を回転させる。この状態となったか否かを
検出するためには、X線の集光位置、集光サイズ、反射
光光路等を測定してもよく、あるいは反射面の深さ等を
測定してもよい。第3の実施例の場合にも、周方向の肉
厚を不均一にしておくことが可能であり、このようにす
ると、回転非対称の非球面(例えばトロイダル形状)の
反射面に調整することができる。
【0018】
【発明の効果】本発明によると、反射鏡の反射面を球面
加圧法で加工しながら使用時にはこれを弾性変形して非
球面形状にすることが可能となるために、非球面加工法
に比して簡単でかつ精度の確保しやすい球面加工手法で
製造しつつ所望の性能をもつ非球面反射鏡を実現でき
る。この発明を利用することで、高い形状精度の求めら
れるX線用の非球面反射装置を実際に製造することが可
能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例のX線反射装置の断面図。
【図2】第2実施例のX線反射装置の断面図。
【図3】第3実施例のX線反射装置の断面図。
【符号の説明】
11,21,31 反射鏡 11a,21a,31a 反射面(球面に加工されて非
球面に変形する) 17 支持部材 23 圧電素子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐田 登志夫 愛知県名古屋市天白区久方2丁目12番地 1 豊田工業大学内 (72)発明者 原 民夫 愛知県名古屋市天白区久方2丁目12番地 1 豊田工業大学内 (72)発明者 山口 直洋 愛知県名古屋市天白区久方2丁目12番地 1 豊田工業大学内 (56)参考文献 特開 昭61−212798(JP,A) 特開 平8−101299(JP,A) 特開 平5−100097(JP,A) 特開 昭63−146479(JP,A) 特開 平6−258497(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G21K 1/06 G02B 5/10

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 反射鏡と支持部材とを備え、 反射鏡は、弾性変形可能な素材で形成され、表面が球面
    形状に加工されてX線反射率確保処理が施されており、 支持部材は、反射鏡の周囲を支持し、反射鏡の周囲を半
    径方向内側に押圧する外力を加える手段を備えており、 この外力を加える手段により反射鏡の周囲を半径方向内
    側に押圧することで所望の非球面反射面を得ることを特
    徴とする X線反射装置。
  2. 【請求項2】 反射鏡と支持部材とを備え、 反射鏡は、弾性変形可能な素材で形成され、表面が球面
    形状に加工されてX線反射率確保処理が施されており、 支持部材は、反射鏡の周囲を支持し、反射鏡の裏面側に
    設けられた加圧室内の加圧用媒体によって反射鏡の裏面
    側を加圧する外力を加える手段を備えており、 この外力を加える手段により反射鏡の裏面側に設けられ
    た加圧室内の加圧用媒体によって反射鏡の裏面側を加圧
    することで所望の非球面反射面を得ることを特徴とする
    X線反射装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2に記載のX線反射
    装置であって、 反射鏡の表面が球面形状に加工されて形成され、裏面が
    非球面形状に加工されて形成され、反射鏡の肉厚が半径
    方向に不均一に分布して形成されていることを特徴とす
    X線反射装置。
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