JP3357667B2 - 物質の測定法 - Google Patents
物質の測定法Info
- Publication number
- JP3357667B2 JP3357667B2 JP2001266872A JP2001266872A JP3357667B2 JP 3357667 B2 JP3357667 B2 JP 3357667B2 JP 2001266872 A JP2001266872 A JP 2001266872A JP 2001266872 A JP2001266872 A JP 2001266872A JP 3357667 B2 JP3357667 B2 JP 3357667B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- oxidase
- substance
- reagent
- acid
- compound
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Measuring Or Testing Involving Enzymes Or Micro-Organisms (AREA)
- Investigating Or Analysing Biological Materials (AREA)
Description
キシダーゼ等の酵素反応系を利用し生成する過酸化水素
の定量を手段とする、物質の測定法および測定試薬に関
する。
測定するための酵素の他、正確な測定値を得るために、
検体中の妨害物を消去したり妨害物の影響を回避する目
的で、種々の界面活性剤、酵素、添加物等が使用されて
いる。例えば、検体中のアスコルビン酸は、被測定物よ
り酸化酵素によって発生する過酸化水素を還元消費し、
過酸化水素を色素に導いて測定する方法では測定値を低
下させてしまう。検体中のビリルビンも同様な過酸化水
素の妨害物としてあげられており(臨床化学、8巻、1
号、63−72頁)、その対策として、特開昭64−5
499号公報記載の酵素を用いる方法、クリニカルケミ
ストリー、26巻、2号、227−231頁(1980
年)記載の鉄シアノ化合物を用いる方法、特公昭58−
22200号公報記載の鉄キレート剤を用いる方法、特
開平3−119997号公報記載のベルリン酸あるいは
フェロセンを用いる方法等が知られている。
ビンの影響はかなり軽減されるが、含量の少ない被測定
物の場合は、やはりビリルビンの影響が大きな意味を持
ってくる。例えば、被測定物の含量が数mMのときにビ
リルビンの影響が仮に5%程度の影響であった場合、被
測定物の含量がその10分の1のときには、発生する過
酸化水素が10分の1であるのでその影響はおおよそ1
0倍の数10%程度となり、無視できない状態となる。
の影響をより軽減した方法および試薬が望まれている。
を、酵素反応を利用して化学量論量の過酸化水素に導
き、これをパーオキシダーゼの存在下色素源と反応さ
せ、呈色した反応液の可視部における吸収を測定するこ
とにより比色定量する方法において、一般式(I)
て、水素または置換もしくは非置換の低級アルキルを表
し、R3は水素を表すか、あるいはR3とR1とが一緒に
なって−R3−R1−として−NH−(CH2)n−(式
中、nは2〜4の整数を表す)を表し、R4は単結合ま
たはアルキレンを表し、R5はO-またはR6−X-(式
中、R6は置換もしくは非置換のアルキレンを表し、X
はCOO、SO2OまたはOPO2Oを表す)を表し、Y
は水素、ポリオキシエチレンまたはR7−NH−(式
中、R7は置換数1〜3のヒドロキシで置換されていて
もよいコラノイル基を表す)を表す}で表される化合物
を存在させることを特徴とする物質の測定法に関する。
利用して化学量論量の過酸化水素に導く酵素、パーオキ
シダーゼ、色素源および一般式(I)
て、水素または置換もしくは非置換の低級アルキルを表
し、R3は水素を表すか、あるいはR3とR1とが一緒に
なって−R3−R1−として−NH−(CH2)n−(式
中、nは2〜4の整数を表す)を表し、R4は単結合ま
たはアルキレンを表し、R5はO-またはR6−X-(式
中、R6は置換もしくは非置換のアルキレンを表し、X
はCOO、SO2OまたはOPO2Oを表す)を表し、Y
はR7−NH−(式中、R7は置換数1〜3のヒドロキシ
で置換されていてもよいコラノイル基を表す)を表す}
で表される化合物を含む検体中の物質の定量試薬に関す
る。
(I)という。式(I)の各基の定義において、低級ア
ルキルとしては、直鎖または分枝状の炭素数1〜7の、
例えば、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブ
チル、イソブチル、sec-ブチル、tert- ブチル、ペンチ
ル、イソペンチル、ネオペンチル、ヘキシル、ヘプチル
等があげられ、アルキレンとしては、直鎖または分枝状
の炭素数1〜20の、例えば、メチレン、エチレン、プ
ロピレン、1−メチルエチレン、ブチレン、オクチレ
ン、ノニレン、デシレン、ウンデシレン、ドデシレン、
トリデシレン、ノナデシレン、エイコシレン等があげら
れ、ポリオキシエチレンとしては、重合度1〜500の
ポリオキシエチレンがあげられる。
置換基としては、同一または異なって、置換数1〜3
の、例えば、ヒドロキシ、低級アルコキシ、アミノ、ハ
ロゲン等があげられる。置換基の定義において、低級ア
ルコキシの低級アルキル部分は、前記低級アルキルと同
意義を表し、ハロゲンは、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素
の各原子を意味する。コラノイル基上のヒドロキシの置
換位置としては、3位、7位、12位等があげられる。
定物質と測定に使用される酵素類としては、尿酸(ウリ
カーゼ、パーオキシダーゼ)、クレアチニン(クレアチ
ニナーゼ、クレアチナーゼ、ザルコシンオキシダーゼ、
パーオキシダーゼ)、コレステロール(コレステロール
オキシダーゼ、パーオキシダーゼ)、トリグリセライド
(リポプロテインリパーゼ、グリセロールキナーゼ、グ
リセロール−3−リン酸オキシダーゼ、パーオキシダー
ゼ)、ポリアミン(ポリアミンアミドヒドロラーゼ、ポ
リアミンオキシダーゼ、プトレスシンオキシダーゼ、パ
ーオキシダーゼ)、胆汁酸(3−α−ヒドロキシステロ
イドデヒドロゲナーゼ、ジアホラーゼ、パーオキシダー
ゼ)、1,5−アンヒドログルシトール(1,5−アン
ヒドログルシトールオキシダーゼ、ピラノースオキシダ
ーゼ、パーオキシダーゼ)、ピルビン酸(ピルビン酸オ
キシダーゼ、パーオキシダーゼ)、乳酸(乳酸オキシダ
ーゼ、パーオキシダーゼ)、リン脂質(ホスホリパーゼ
D、コリンオキシダーゼ、パーオキシダーゼ)、尿素
(ウレアアミドリアーゼ、ピルベートキナーゼ、ピルビ
ン酸オキシダーゼ、パーオキシダーゼ)等があげられ
る。
例えば、N−アセチルグルコサミナーゼ(N−アセチル
グルコサミンオキシダーゼ、パーオキシダーゼ)、モノ
アミンオキシダーゼ(パーオキシダーゼ)等の活性を測
定する系、あるいは、酵素活性を測定することにより検
体中の電解質の量を測定する系、例えば、カルシウム
(ホスホリパーゼD、コリンオキシダーゼ、パーオキシ
ダーゼ)、マグネシウム(グリセロールキナーゼ、グリ
セロール−3−リン酸オキシダーゼ、パーオキシダー
ゼ)、カリウム(ピルベートキナーゼ、ピルビン酸オキ
シダーゼ、パーオキシダーゼ)等の量を測定する系にも
応用できる。これらの系に使用するパーオキシダーゼの
使用量としては、1〜100ku/lが好適である。
とトリンダー試薬のカップリング色素系が使用される。
トリンダー試薬としては、N−エチル−N−スルホプロ
ピル−m−アニシジン、N−エチル−N−スルホプロピ
ルアニリン、N−エチル−N−スルホプロピル−3,5
−ジメトキシアニリン、N−スルホプロピル−3,5−
ジメトキシアニリン、N−エチル−N−スルホプロピル
−3,5−ジメチルアニリン、N−エチル−N−スルホ
プロピル−m−トルイジン、N−エチル−N−(2−ヒ
ドロキシ−3−スルホプロピル)−m−アニシジン、N
−エチル−N−(2−ヒドロキシ−3−スルホプロピ
ル)アニリン、N−エチル−N−(2−ヒドロキシ−3
−スルホプロピル)−3,5−ジメトキシアニリン、N
−(2−ヒドロキシ−3−スルホプロピル)−3,5−
ジメトキシアニリン、N−エチル−N−(2−ヒドロキ
シ−3−スルホプロピル)−3,5−ジメチルアニリ
ン、N−エチル−N−(2−ヒドロキシ−3−スルホプ
ロピル)−m−トルイジン、N−スルホプロピルアニリ
ン、3−ヒドロキシ−2,4,6−トリヨード安息香
酸、フェノール等があげられる。
記製造法により得ることができる。化合物(I)におい
て、R5 がR6 −X- (式中、R6 およびXは前記と同
意義を表す)である化合物(Ia)は、次の反応工程に
より得られる。
(式中、R6 およびXは前記と同意義を表す)を表し、
R8 はハロゲンを表し、R9 は水素またはアルカリ金属
を表すか、R8 とR9 が一緒になって単結合を表し、R
1 、R2 、R3 、R4 、R6 、XおよびYは前記と同意
義を表す] R9 の定義におけるアルカリ金属は、リチウム、ナトリ
ウム、カリウム等を表し、R8 の定義におけるハロゲン
は前記と同義である。
塩を、塩基の存在下、水と有機溶媒との2相系中でフリ
ー体とした後、もしくはフリー体のアミン(II)を直
接、化合物(III )と、有機溶媒中、必要により塩基の
存在下反応させることにより得ることができる。アミン
(II)の酸付加塩の酸としては、塩酸、臭化水素酸等の
無機酸、フマル酸、マレイン酸等の有機酸があげられ、
酸付加塩をフリー体とするための塩基としては、水酸化
ナトリウム、水酸化カリウム等の水酸化アルカリ金属、
炭酸ナトリウム、炭酸カリウム等の炭酸アルカリ金属、
水酸化カルシウム等の水酸化アルカリ土類金属等があげ
られる。有機溶媒としては、塩化メチレン、クロロホル
ム、二塩化エタン等のハロゲン化炭化水素類、ジエチル
エーテル、ジイソプロピルエーテル等のエーテル類、ト
ルエン、キシレン等の芳香族炭化水素類等が用いられ
る。
る有機溶媒および塩基としては、上記と同様のものがあ
げられる。反応は、0℃から用いた溶媒の沸点で、30
秒〜10時間で終了する。上述した製造法における目的
化合物は、有機合成化学で常用される精製法、例えば、
濾過、抽出、洗浄、乾燥、濃縮、再結晶、各種クロマト
グラフィー等に付して単離精製することができる。
本発明を実施するに際しては、一般に、pH2〜11、
好ましくは4〜10の緩衝剤、例えば、リン酸、トリス
−塩酸、グッド緩衝剤等の5〜500M溶液中に化合物
(I)を0.1〜100mM、好ましくは1〜50mM
含有させ、これに1〜100ku/lのパーオキシダー
ゼおよび4−アミノアンチピリン/トリンダー試薬等の
色素源を加え、さらに0.1〜100ku/lのウリカ
ーゼ等の酸化酵素を加えて試験液とする。この溶液に検
体を加え、30〜45℃、好ましくは37℃で1〜30
分間加温し反応させる。反応後、生成色素の極大吸収波
長(500〜800nmの範囲)で吸光度を測定し、標
準液の吸光度と比較することにより検体の濃度を算出す
る。
ンの様にカチオンに荷電する基およびカルボキシル、ス
ルホ、リン酸基等の様にアニオンに荷電する基を有し、
化合物(I)の中には界面活性効果を有するものもあ
る。その場合は、検体中の濁りの成分を測定試薬中で可
溶化させるために他の界面活性剤を使用しない場合もあ
るが、界面活性剤を使用して可溶化することも構わな
い。界面活性剤としては、一般に可溶化に用いられるノ
ニオン、アニオンまたはカチオンの界面活性剤があげら
れる。また、通常酵素反応に用いられる緩衝液あるいは
安定化剤等も効果に関係がなく、使用しても構わない。
緩衝剤の濃度としては、10〜400mMがあげられ
る。また、従来ビリルビンの影響等を軽減するために使
用されてきた、フェロシアン化カリウム、フェロシアン
化ナトリウム、ベルリン酸塩、フェロセン化合物、ビリ
ルビンオキシダーゼ等を併用するとより良い結果を与え
る場合もあり、これらの併用も構わない。フェロシアン
化カリウム、フェロシアン化ナトリウム、ベルリン酸
塩、フェロセン化合物の濃度としては、従来これらを単
独で使用していた場合より低濃度である0.0001〜
0.1mg/mlがあげられる。
し測定する方法、例えば、第1反応で検体中のアスコル
ビン酸や濁り等を消去あるいは可溶化し、第2反応で目
的物の酸化酵素を加えて呈色反応させる方法において
は、本発明に使用される化合物(I)は目的物の酸化酵
素による呈色反応時に系内に存在すれば良く、第1、第
2試薬のいずれに含まれていても効果を発揮するが、通
常は、第1試薬に含有されている方が効果的である。
の態様を説明する。
25mlずつ入れとし、残り3本に試薬1’を
2.25mlずつ入れてと名づけた。まず、
にブランクとしてそれぞれ精製水0.05mlを添加、
にそれぞれ尿酸の10mg/dl標準液を0.05
ml添加、にそれぞれ尿酸の10mg/dl標準液
にビリルビンを100mg/dl溶解した液を0.05
ml添加攪拌し、さらに全ての試験管に試薬2を0.7
5ml加えてよく攪拌し、37℃の恒温槽中で加温し
た。10分後にそれぞれの溶液の555nmにおける吸
光度を測定したところ、0.036、0.204、
0.192、0.034、0.203、0.2
02であった。ビリルビンの影響度を示す指標として、
ビリルビンが添加された場合に得られる吸光度と添加さ
れてない標準液の吸光度を比較した。試薬1はCHAP
Sが無い例で(−)/(−)は0.92であ
り、CHAPSを含む試薬1’では(−)/(−
)は0.99であった(1に近い程ビリルビンの影響
は少ないことを示す)。CHAPSを含んだ系では影響
が軽減されていた。
g/dlおよび8mg/dlに変化させて実施例1と同
様に操作し、図1に示す検量線を作製した。
れ、これに、ブランクとして精製水0.05ml、
クレアチニンの5mg/dlの標準液を0.05ml、
3.5mg/dlのクレアチニンを含む血清を0.0
5ml、の血清にビリルビンを20mg/dlの濃
度で添加した検体を0.05ml添加して一旦攪拌し、
さらに試薬2を0.75ml加えてよく攪拌後、37℃
で10分間加温した。555nmにおける吸光度を測定
したところ、0.021、0.144、0.10
6、0.106であった。より血清中のクレア
チニンは3.46と計算され、またビリルビンの影響の
指標は1.0と計算され、影響がなかった。
れ、これに、ブランクとして精製水0.20ml、
コレステロールの100mg/dlの標準液を0.02
ml、20mg/dlのコレステロールを含む血清を
0.02ml、の血清にビリルビンを20mg/d
lの濃度で添加した検体を0.02ml添加して一旦攪
拌し、さらに試薬2を0.75ml加えてよく攪拌後、
37℃で10分間加温した。555nmにおける吸光度
を測定したところ、0.010、0.320、
0.072、0.072であり、ビリルビンの影響の
指標は1.0と計算された。ベタインハイドロクロライ
ドを添加しない場合の相当する値は0.015、
0.329、0.077、0.068で、ビリルビ
ン影響指標が0.85であり、かなりのビリルビン影響
回避ができた。
4,5g/lとし、上記試薬を調製し自動分析機でビリ
ルビン40mg/dlの影響を見た。 自動分析機パラメータ(日立7150型) 測定方法 2ポイント 24−50 測定主波長 546nm 測定副波長 700nm サンプルボリューム 5μl
食塩水0.5mlを加えた。 ビリルビン40mg/dl添加血清: ネスコールX,
2mlに200mg/dlのビリルビン0.5mlを加
えた。
17)、アンヒトール24B(化合物18)、アンヒト
ール20N(化合物20)、アンヒトール20Y(化合
物21)、CHAPS(化合物1)およびベタインハイ
ドロクロライド(化合物3・塩酸塩)を表示量添加し、
自動分析機でビリルビン40mg/dlの影響を見た。
食塩水0.5mlを加えた。 ビリルビン40mg/dl添加血清: ネスコールX,
2mlに200mg/dlのビリルビン0.5mlを加
えた。
し、これにクロロホルム150mlを加え、さらに12
N水酸化ナトリウム20mlを滴下した。激しく攪拌し
てクロロホルム層にトリメチルアミンを遊離させ、クロ
ロホルム層を分離した。このクロロホルム層50mlに
β−プロピオラクトン3.6mlを添加し、40℃で反
応させた。生成する結晶を濾取し、真空乾燥することに
より、化合物4,5.2g(収率79.4%)を得た。 Rf=0.25(クロロホルム/メタノール/酢酸=6
0/40/2)
塩8.2gを用いる以外は、参考例1と同様の操作を行
うことにより、化合物5,4.3g(収率74.3%)
を得た。 Rf=0.21(クロロホルム/メタノール/酢酸=6
0/40/2)
6.7gを用いる以外は、参考例1と同様の操作を行う
ことにより、化合物6,2.2g(収率42.3%)を
得た。 Rf=0.17(クロロホルム/メタノール/酢酸=6
0/40/2)
し、これにクロロホルム150mlを加え、さらに12
N水酸化ナトリウム20mlを滴下した。激しく攪拌し
てクロロホルム層にトリメチルアミンを遊離させ、クロ
ロホルム層を分離した。このクロロホルム層50mlに
1,3−プロパンサルトン6mlを添加し、50℃で反
応させた。生成する結晶を濾取し、真空乾燥することに
より、化合物7,8.8g(収率97.2%)を得た。 Rf=0.14(クロロホルム/メタノール/酢酸=6
0/40/2)
塩8.2gを用いる以外は、参考例4と同様の操作を行
うことにより、化合物8,5.1g(収率61.0%)
を得た。 Rf=0.26(クロロホルム/メタノール/酢酸=6
0/40/2)
6.7gを用いる以外は、参考例4と同様の操作を行う
ことにより、化合物9,2.6g(収率34%)を得
た。 Rf=0.23(クロロホルム/メタノール/酢酸=6
0/40/2)
し、3−クロロ−2−ヒドロキシプロパンスルホン酸ナ
トリウム19.7gを添加し、さらに水酸化ナトリウム
でpHを10に調整した後、50℃で反応させた。生成
する結晶を濾取し、真空乾燥することにより、化合物1
0,1.3g(収率6.6%)を得た。 Rf=0.11(クロロホルム/メタノール/酢酸=6
0/40/2)
塩8.2gを用いる以外は、参考例7と同様の操作を行
うことにより、化合物11,4.6g(収率25.1
%)を得た。 Rf=0.22(クロロホルム/メタノール/酢酸=6
0/40/2)
6.7gを用いる以外は、参考例7と同様の操作を行う
ことにより、化合物12,0.8g(収率4.7%)を
得た。 Rf=0.16(クロロホルム/メタノール/酢酸=6
0/40/2)
応を利用して過酸化水素に導き、これをパーオキシダー
ゼの存在下色素源と反応させ、呈色した反応液の可視部
における吸収を測定することにより比色定量する方法に
おいて、ビリルビンの影響をより軽減した測定法が提供
される。
る。
Claims (4)
- 【請求項1】 検体中の物質を酵素反応を利用して化学
量論量の過酸化水素に導く酵素、パーオキシダーゼ、色
素源および一般式(I) 【化1】 {式中、R1およびR2は同一または異なって、水素また
は置換もしくは非置換の低級アルキルを表し、R3は水
素を表すか、あるいはR3とR1とが一緒になって−R3
−R1−として−NH−(CH2)n−(式中、nは2〜
4の整数を表す)を表し、R4は単結合またはアルキレ
ンを表し、R5はO-またはR6−X-(式中、R6は置換
もしくは非置換のアルキレンを表し、XはCOO、SO
2OまたはOPO2Oを表す)を表し、YはR7−NH−
(式中、R7は置換数1〜3のヒドロキシで置換されて
いてもよいコラノイル基を表す)を表す}で表される化
合物を含む自動分析機に使用するための検体中の物質の
定量試薬。 - 【請求項2】 検体中の物質が、尿酸、クレアチニン、
コレステロール、トリグリセライド、ポリアミン、胆汁
酸、1,5−アンヒドログルシトール、ピルビン酸、乳
酸、リン脂質または尿素である請求項1記載の物質の定
量試薬。 - 【請求項3】 検体中の物質が、尿酸、クレアチニンま
たはコレステロールである請求項1記載の物質の定量試
薬。 - 【請求項4】 酵素反応に利用される酵素がウリカー
ゼ、クレアチニナーゼ、クレアチナーゼ、ザルコシンオ
キシダーゼ、コレステロールオキシダーゼ、リポプロテ
インリパーゼ、グリセロールキナーゼ、グリセロール−
3−リン酸オキシダーゼ、ポリアミンアミドヒドロラー
ゼ、ポリアミンオキシダーゼ、プトレスシンオキシダー
ゼ、3−α−ヒドロキシステロイドデヒドロゲナーゼ、
ジアホラーゼ、1,5−アンヒドログルシトールオキシ
ダーゼ、ピラノースオキシダーゼ、ピルビン酸オキシダ
ーゼ、乳酸オキシダーゼ、ホスホリパーゼD、コリンオ
キシダーゼ、ウレアアミドリアーゼ、ピルベートキナー
ゼまたはピルビン酸オキシダーゼである請求項1記載の
物質の定量試薬。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001266872A JP3357667B2 (ja) | 2001-09-04 | 2001-09-04 | 物質の測定法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001266872A JP3357667B2 (ja) | 2001-09-04 | 2001-09-04 | 物質の測定法 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18832993A Division JP3283348B2 (ja) | 1993-07-29 | 1993-07-29 | 物質の測定法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002159299A JP2002159299A (ja) | 2002-06-04 |
JP3357667B2 true JP3357667B2 (ja) | 2002-12-16 |
Family
ID=19093086
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001266872A Expired - Fee Related JP3357667B2 (ja) | 2001-09-04 | 2001-09-04 | 物質の測定法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3357667B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007289097A (ja) * | 2006-04-26 | 2007-11-08 | Toyobo Co Ltd | 総分岐鎖アミノ酸/チロシンモル比測定用液状試薬 |
-
2001
- 2001-09-04 JP JP2001266872A patent/JP3357667B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2002159299A (ja) | 2002-06-04 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP0699767B1 (en) | Method of determining cholesterol in high-density lipoprotein | |
US6794157B1 (en) | Methods for fractional quatification of cholesterol in lipoproteins and quantification reagents | |
EP0007787B1 (en) | Method and reagent for the quantitative determination of hydrogen peroxide | |
EP1813680B1 (en) | Compositions for lipase activity determination and method of determining activity | |
JP3256241B2 (ja) | 低密度リポ蛋白中のコレステロールの定量法 | |
EP0159870B1 (en) | Method for the determination of mercapto compounds and reagent for use therein | |
JP5188111B2 (ja) | アニリン誘導体、並びに、これを用いる試料中の定量すべき成分の定量方法、定量用試薬及び定量用キット | |
US20050287619A1 (en) | Method and reagent for measuring cholesterol in high-density lipoproteins | |
US4824779A (en) | Method for the determination of the reduced form of nicotinamide adenine dinucleotide | |
JP3283348B2 (ja) | 物質の測定法 | |
EP0488756B1 (en) | Oxidizable color producing reagent | |
JP3357667B2 (ja) | 物質の測定法 | |
JP3797603B2 (ja) | 試薬組成物の安定化方法 | |
JP2008197077A (ja) | 試料中の測定対象物質の測定方法及び測定試薬、非特異的発色を抑制する方法、並びに非特異的発色抑制剤 | |
JP2516381B2 (ja) | 過酸化水素の定量方法及びその定量用試薬 | |
JP2899061B2 (ja) | カルシウムの定量法 | |
JP5614281B2 (ja) | フェニルホスホリルコリン誘導体 | |
JP4122719B2 (ja) | カタラーゼ安定化剤 | |
KR100276749B1 (ko) | 저밀도리포단백증의콜레스테롤의정량법 | |
JP4328754B2 (ja) | 安定化された試薬組成物 | |
JP3097370B2 (ja) | 過酸化水素の測定方法 | |
CN107267594B (zh) | 高密度脂蛋白中的胆固醇的测定方法 | |
WO2023190714A1 (ja) | リゾホスホリパーゼdの活性測定方法、リゾホスホリパーゼd活性測定用感度向上剤、組成物、及び、キット | |
JP3594331B2 (ja) | 塩素イオンの定量方法 | |
JP2001352999A (ja) | 酸化発色試薬 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20020910 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081004 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091004 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091004 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101004 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111004 Year of fee payment: 9 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |