JP3357178B2 - 雨樋伸縮接続部 - Google Patents

雨樋伸縮接続部

Info

Publication number
JP3357178B2
JP3357178B2 JP11091094A JP11091094A JP3357178B2 JP 3357178 B2 JP3357178 B2 JP 3357178B2 JP 11091094 A JP11091094 A JP 11091094A JP 11091094 A JP11091094 A JP 11091094A JP 3357178 B2 JP3357178 B2 JP 3357178B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gutter
rain gutter
rain
expansion joint
side wall
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP11091094A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH07317240A (ja
Inventor
森男 林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sekisui Chemical Co Ltd filed Critical Sekisui Chemical Co Ltd
Priority to JP11091094A priority Critical patent/JP3357178B2/ja
Publication of JPH07317240A publication Critical patent/JPH07317240A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3357178B2 publication Critical patent/JP3357178B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Building Environments (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、雨樋伸縮接続部に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、実開昭52−97624
号公報に記載されているように、端部に止水壁が設けら
れた2個の雨樋が、端部間に間隙が形成されるように設
けられ、基板の両端部に垂下壁が垂設され、基板の両側
縁に側壁が立設された雨樋伸縮継手の両端部の垂下壁内
に2個の雨樋の止水壁が設けられた雨樋伸縮接続部が知
られている。
【0003】ところで、実開昭52−97624号公報
記載の雨樋伸縮接続部においては、雨樋の端部に止水壁
を接着することにより止水壁を形成し、雨樋伸縮継手の
両端部の垂下壁の内側に係止片が垂設され、雨樋の止水
壁が雨樋伸縮継手の垂下壁と係止片との間に雨樋の止水
壁が挿入された上、止水壁に設けられた突起が垂下壁に
凹設された凹陥部に嵌合されていることにより雨樋の止
水壁に雨樋伸縮継手が取付けられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、実開昭
52−97624号公報記載の雨樋伸縮接続部のよう
に、雨樋伸縮継手が雨樋の止水壁に取付けられているも
のにおいては、雨樋端部に接着直後の止水壁に雨樋伸縮
継手を取付ける際に、止水壁に荷重が加わる結果、止水
壁が移動したり、最悪の場合には外れたりする。止水壁
が移動する場合には、接着不良を起こしシール不良とな
り漏水の原因となる。又、止水壁が外れると、再度、接
着しなおす必要があり、このような作業は、一般に足場
の悪い高所で行われるので、煩瑣であって作業性が悪く
工期が長期化する欠点があった。
【0005】本発明は、このような従来の雨樋伸縮接続
部における問題点に着目してなされたものであり、その
目的とするところは、従来の雨樋伸縮接続部における問
題点を解決し、止水壁が移動したり外れる恐れがなく、
作業性のよい雨樋伸縮接続部を提供するにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明雨樋伸縮接続部は、各端部に止水壁が設けら
れた2個の雨樋が、端部間に間隙が形成されるように設
けられ、基板下面の両端部付近に垂下壁が垂設され、基
板の両側縁に側壁が立設された雨樋伸縮継手の両端部の
垂下壁間に2個の雨樋の止水壁上端が挿入された雨樋伸
縮接続部において、雨樋の前方中途に凹溝が形成される
と共に前方側壁および後方側壁の上端にそれぞれ耳部が
内方に突出して設けられおり、雨樋伸縮継手の基板の前
方側縁および後方側縁に立設された側壁の外側に係止片
それぞれ立設され、雨樋の双方の耳部が雨樋伸縮継手
の側壁と係止片との間に挿入されると共に、雨樋伸縮継
手とほぼ同一長さを備えた本体部を有する上カバーと下
カバーが2個の雨樋の端部間に跨がって雨樋の周面に取
付けられていることを特徴とするものである。
【0007】本発明において、雨樋及び雨樋伸縮継手の
材質としては、特に限定されるものではないが、例え
ば、硬質塩化ビニル樹脂、アクリル樹脂、ポリエチレ
ン、ポリプロピレン、ポリカーボネート、ABS樹脂、
AES樹脂(ABS樹脂の耐気候性を向上させるために
ゴム成分にEPゴムを使用した樹脂)のような合成樹脂
の他、ポリフェニレンサルファイドのようなエンジニア
リングプラスチック、又は、鉄、ステンレス、銅、アル
ミニュウムのような金属を単独に使用してもよく、或い
は、鉄等の金属製芯材の両側に硬質塩化ビニル樹脂の被
覆層を設ける等、これらの材質を適宜組合わせて使用し
てもよい。尚、芯材は金属の板或いは網状体でもよく、
金属の他に繊維強化複合シート等も使用できる。
【0008】この繊維強化複合シートとしては、ガラス
繊維、カーボン繊維、アルミナ繊維、アラミド繊維等の
単独もしくはこれらを組み合わせたロービング状の連続
繊維、不織布、織布、マット、ネット等の加工物等に樹
脂が含浸成形されたものが使用でき、更にこれらを組合
わせた多層構造とすることもできる。
【0009】
【作用】本発明雨樋伸縮接続部においては、雨樋の前方
中途に凹溝が形成されと共に前方側壁および後方側壁の
上端にそれぞれ耳部が内方に突出して設けられおり、
樋伸縮継手の基板の前方側縁および後方側縁に立設され
側壁の外側に係止片がそれぞれ立設され、雨樋の双方
の耳部が雨樋伸縮継手の側壁と係止片との間に挿入され
るとともに、雨樋伸縮継手とほぼ同一長さを備えた本体
部を有する上カバーと下カバーが2個の雨樋の端部間に
跨がって雨樋の周面に取付けられているので、体裁がよ
く強風に対して抵抗がなくなるから、風雨によっては雨
樋伸縮継手は脱落する恐れはない。又、雨樋伸縮継手は
止水壁に取付けられるものではないので、止水壁が雨樋
端部に接着により取付けられていても、止水壁が移動し
たり外れる恐れはない。
【0010】
【実施例】次に、本発明の実施例を図面を参照しながら
説明する。図1は本発明雨樋伸縮接続部の一例を示す分
解斜視図、図2は図1に示す本発明雨樋伸縮接続部の組
み立て時の縦断面図である。図1、2において、1はA
ES樹脂製雨樋であり、雨樋1の前方側壁11の中途部
に、図3においても示すように、凹溝12が凹設され、
前方側壁11の上端に中空耳部13が設けられ、後方側
壁14の上端にも中空耳部15が設けられている。
【0011】2、2はAES樹脂製止水壁であり、各止
水壁2は雨樋1の断面形状に似た形状の板状本体21の
下半部周縁から短溝片22が延設され、短溝片22の外
側に若干の間隔をおいて押え片23が延設され、短溝片
22と押え片23との間に間隙24が形成されている。
双方の雨樋1、1の端部が止水壁2、2の間隙24に挿
入された上、接着剤により接着されて双方の雨樋1、1
の端部に止水壁2、2が取付けられている。
【0012】3は、AES樹脂製伸縮継手であり、伸縮
継手3の基板31の前方側縁に側壁32が立設され、こ
の側壁32の前方の左右両端に係止片33、33が立設
され、後方側縁にも側壁34が立設され、その下部後方
に左右に連続した係止片35が延設されている。基板3
1の下面の両端には水切り片36が垂設され、水切り片
36の内方には、垂下片37が垂設されている。
【0013】伸縮継手3は、図2に示すように、間隔を
おいて設けられた雨樋1、1の間に跨がって止水壁2、
2の上に設けられ、伸縮継手3の下面の双方の垂下片3
7、37の間に双方の雨樋1、1の止水壁2、2の上端
部が挿入され、図3に示すように、側壁32と係止片3
3との間に雨樋1の前方側壁11の上端耳部13が挿入
され、側壁34と係止片35との間に雨樋1の後方側壁
14の上端耳部15が挿入されている。
【0014】尚、図1において、4は、AES樹脂製上
カバーであり、上カバー4は伸縮継手3とほぼ同一の長
さを備えた本体部41の上下に係止片42、43が延設
されており、図3に示すように、本体部41が雨樋1の
前方側壁11の凹溝12よりも上方の部分の上に重ねら
れた上、上方の係止片42が雨樋1の前方の側壁上端の
耳部13に係止され、下方の係止片43が雨樋1の前方
の側壁11の凹溝12に係止されている。
【0015】又、図1において、5は、溝形のAES樹
脂製下カバーであり、下カバー5は伸縮継手3とほぼ同
一の長さを備えた本体部51の前方側壁の上縁左右両端
部に内方に突出する係止片52が突設され、後方側壁の
上縁左右両端部にも内方に突出する係止片53が突設さ
れ、本体部51の底面の一端側に位置決めリブ54が突
設されて構成されている。
【0016】下カバー5は、その底面の位置決めリブ5
4が突設された端部付近が雨樋1の底面に接着され、下
カバー5の前方側壁上端の係止片52が雨樋1の前方側
壁11の凹溝12内に係止され、後方側壁上端の係止片
53が雨樋1の後方側壁上端の耳部15に係止されてい
る。
【0017】〔実施例の作用〕 次に図1、2に示す本発明雨樋伸縮接続部の作用につい
て説明する。図2に示すように、伸縮継手3の下面の垂
下片37、37間に双方の雨樋1、1の端部の止水壁
2、2の上端が挿入され、雨樋1、1の端部の間には間
隔が設けられているので、雨樋1、1が温度変化により
矢印方向に膨張収縮を繰り返しても雨樋1、1の端部の
止水壁2、2の上端が伸縮継手3の下面を摺動し、雨樋
1、1の膨張収縮による寸法変化を吸収する。
【0018】図3に示すように、伸縮継手3の前方側壁
32と係止片33との間に雨樋1の前方耳部13が挿入
され、伸縮継手3の後方側壁34と係止片35との間に
雨樋1の後方耳部15が挿入されているので、少々の風
雨によっては、伸縮継手3は離脱されることはない。
【0019】又、上カバー4及び下カバー5が雨樋1に
取付けられているので、体裁がよく、強風に対して抵抗
が少なく、伸縮継手3の離脱を防止できる。
【0020】以上、本発明の実施例を図により説明した
が、本発明の具体的な構成は、この実施例に限定される
ものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変
更等があっても本発明に含まれる。
【0021】例えば、図示の実施例のように、伸縮継手
3の前方係止片33は左右両端のみに設ける代わりに左
右に連続して設けられていてもよく、後方係止片35は
左右に連続して設ける代わりに左右両端のみに設けられ
ていてもよい。
【0022】
【発明の効果】本発明雨樋伸縮接続部においては、雨樋
の前方中途に凹溝が形成されると共に前方側壁および後
方側壁の上端にそれぞれ耳部が内方に突出して設けられ
おり、雨樋伸縮継手の基板の前方側縁および後方側縁に
立設された側壁の外側に係止片がそれぞれ立設され、雨
樋の双方の耳部が雨樋伸縮継手の側壁と係止片との間に
挿入されると共に、雨樋伸縮継手とほぼ同一長さを備え
た本体部を有する上カバーと下カバーが2個の雨樋の端
部間に跨がって雨樋の周面に取付けられているので、
裁がよく強風に対して抵抗がなくなるから、風雨によっ
ては雨樋伸縮継手は脱落する恐れはない。又、雨樋伸縮
継手は止水壁に取付けられるものではないので、止水壁
が雨樋端部に接着により取付けられていても、止水壁が
移動したり外れる恐れはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明雨樋伸縮接続部の一例を示す分解斜視
図。
【図2】図1に示す本発明雨樋伸縮接続部の組み立て時
の縦断面図。
【図3】図1に示す本発明雨樋伸縮接続部の組み立て時
の横断面図。
【図4】図1に示す本発明雨樋伸縮接続部に使用する止
水壁の斜視図。
【符号の説明】
1 雨樋 11 前方側壁 12 凹溝 13 前方耳部 14 後方側壁 15 後方耳部 2 止水壁 21 板状本体 22 短溝片 23 押え片 24 間隙 3 伸縮継手 31 基板 32、34 側壁 33、35 係止片 4 上カバー 41 本体部 42、43 係止片 5 下カバー 51 本体部 52、53 係止片 54 位置決めリブ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各端部に止水壁が設けられた2個の雨樋
    が、端部間に間隙が形成されるように設けられ、基板下
    面の両端部付近に垂下壁が垂設され、基板の両側縁に側
    壁が立設された雨樋伸縮継手の両端部の垂下壁間に2個
    の雨樋の止水壁上端が挿入された雨樋伸縮接続部におい
    て、雨樋の前方中途に凹溝が形成されると共に前方側壁
    および後方側壁の上端にそれぞれ耳部が内方に突出して
    設けられおり、雨樋伸縮継手の基板の前方側縁および後
    方側縁に立設された側壁の外側に係止片がそれぞれ立設
    され、雨樋の双方の耳部が雨樋伸縮継手の側壁と係止片
    との間に挿入されると共に、雨樋伸縮継手とほぼ同一長
    さを備えた本体部を有する上カバーと下カバーが2個の
    雨樋の端部間に跨がって雨樋の周面に取付けられている
    ことを特徴とする雨樋伸縮接続部。
JP11091094A 1994-05-25 1994-05-25 雨樋伸縮接続部 Expired - Lifetime JP3357178B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11091094A JP3357178B2 (ja) 1994-05-25 1994-05-25 雨樋伸縮接続部

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11091094A JP3357178B2 (ja) 1994-05-25 1994-05-25 雨樋伸縮接続部

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH07317240A JPH07317240A (ja) 1995-12-05
JP3357178B2 true JP3357178B2 (ja) 2002-12-16

Family

ID=14547749

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11091094A Expired - Lifetime JP3357178B2 (ja) 1994-05-25 1994-05-25 雨樋伸縮接続部

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3357178B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH07317240A (ja) 1995-12-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3580508B2 (ja) 車両のルーフレール
US6419134B1 (en) Device for detachable fastening of a load carrier on a vehicle
JP3357178B2 (ja) 雨樋伸縮接続部
WO1998033697A1 (en) Clamping device for connecting plastic and metal elements
CN210582310U (zh) 一种整体卫浴底盘干湿区拼接结构
JPH0322496B2 (ja)
JP3705773B2 (ja) 断熱用外装材及びこの外装材を用いた外装構造
CN212104901U (zh) 一种墙垛侧板及墙垛侧板构件
JPH0136669Y2 (ja)
JP4050411B2 (ja) 建造物におけるコーナ部内側のシート防水構造
JP2572740Y2 (ja) 天窓構造体の構造フレーム被覆構造
JP2588751Y2 (ja) 合成樹脂製軒樋継手
JP3606984B2 (ja) 軒樋用ストッパーおよび軒樋と軒樋継手との接続構造
JPH0960282A (ja) 目地ジョイナー及び出隅役物
JP2571319Y2 (ja) 合成樹脂製軒樋継手
JPH0649712Y2 (ja) 笠木用端部閉塞部材
JP4342915B2 (ja) 樋継手
JPH07279330A (ja) 軒樋継手
JPH08105167A (ja) 屋根接続部の防水構造
JP2714082B2 (ja) パネルの目地構造
JP4162771B2 (ja) 折板屋根用防水断熱パネル及び防水断熱折板屋根構造
JPH0637714Y2 (ja) 密閉用面フアスナー
JP2514363Y2 (ja) 軒樋の接続構造
JPH06229095A (ja) 外装パネルの接合構造
JP4109372B2 (ja) 軒樋継手

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081004

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081004

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091004

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091004

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101004

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111004

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121004

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121004

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131004

Year of fee payment: 11

EXPY Cancellation because of completion of term