JP3356843B2 - ろう付用アルミニウム材料の製造方法 - Google Patents

ろう付用アルミニウム材料の製造方法

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JP3356843B2 JP27190293A JP27190293A JP3356843B2 JP 3356843 B2 JP3356843 B2 JP 3356843B2 JP 27190293 A JP27190293 A JP 27190293A JP 27190293 A JP27190293 A JP 27190293A JP 3356843 B2 JP3356843 B2 JP 3356843B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、フラックスろう付に
よって製作される、例えば熱交換器の構成部材等として
用いられるろう付用アルミニウム材料の製造方法に関す
る。
【0002】なお、この明細書において、アルミニウム
の語はその合金を含む意味で用いられる。
【0003】
【従来の技術】アルミニウムはその軽量性、加工性、高
熱伝導性等の特徴を有し、かつフラックスろう付も容易
であることから、熱交換器を始め各種ろう付品の材料と
して広く使用されている。
【0004】このようなろう付品を製作する場合、接合
簡易性の面から一般には、アルミニウム芯材の表面に圧
延によりAl−Si系ろう材をクラッドしたブレージン
グシートが用いられ、フラックスを塗布してろう付され
るが、アルミニウム材の種類によってはろう材をクラッ
ドすることができない場合がある。また、ろう材をクラ
ッドしてブレージングシートとなすのは、概してコスト
高につく。
【0005】そこで、Si粉末とフラックス粉末を混合
し、この混合粉末を懸濁した懸濁液等をアルミニウム材
の表面に塗布し、これを加熱することにより、Siをア
ルミニウム材のAlと反応させてAl−Si系ろう材を
形成し、このろう材を利用して接合部材を接合する方法
が提案されている(米国特許第5100048号、同5
190596号)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらこの方法
では、Si粉末とフラックス粉末を懸濁液等の形で塗布
しているため、塗布量の調整が難しく、Si粉末やフラ
ックス粉末の付着むらを生じ易いという問題があった。
このようなSi粉末やフラックス粉末の付着むらは、S
iとマトリクスであるAlとの反応によるAl−Siろ
う材の形成に重大な影響を及ぼし、ひいてはろう付不良
につながる危険性の高いものであった。しかも、ろう付
までの取扱い中に、付着したSi粉末やフラックス粉末
が脱落し易いというような問題があった。殊に、構成部
材単体の段階でSi粉末やフラックス粉末を塗布したの
ち、製品に組み立てる場合には、組み立て時に衝撃やこ
すりを受けやすいことから、Si粉末やフラックス粉末
の剥離等を招き易いものであった。
【0007】しかもまた、Si粉末を懸濁液の形で塗布
すると、塗布厚さが厚くなるという欠点があった。この
ため、例えば、Si粉末とフラックス粉末の懸濁液を塗
布した偏平チューブとフィンとを交互積層状態に配置し
てコア部を形成すると共に、チューブ表面のSi粉末を
利用してチューブとフィンとをろう付するものとなされ
た熱交換器等では、仮組状態でチューブとフィンとの接
触状態を十分に確保したとしても、ろう付加熱時の溶融
や反応によりSi塗布層が必然的に薄くなるため、チュ
ーブとフィンとの間に隙間を生じて接合不良を起こしや
すいというような欠点があった。
【0008】この発明は、かかる技術的背景に鑑みてな
されたものであって、所期する量のSi粉末やフラック
ス粉末を確実に付着させることができるとともに、アル
ミニウム材からのSi粉末等の脱落防止やSiとフラッ
クスの付着層の薄肉化を図ったろう付用アルミニウム材
料の製作提供を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明に係るろう付用アルミニウム材料の製造方
法は、アルミニウム材の表面に、Si粉末とフラックス
粉末の混合粉末を溶射し、あるいはさらにZnまたはZ
n合金粉末をも混合した混合粉末を溶射することを特徴
とするものである。
【0010】Si粉末は、ろう付加熱時にアルミニウム
材のAlと反応してろう材としてのAl−Si合金を形
成させるために必要なものである。このSi粉末は、良
質なAl−Si合金を形成させるため、純度98%以上
のものを用いるのが好ましい。
【0011】アルミニウム材の表面に、上記Si粉末と
フラックス粉末の混合粉末を溶射しただけでは、アルミ
ニウム材の耐食性向上効果を期待できない。このため、
耐食性が要求される場合には、該粉末の溶射に先立って
Zn溶射等によりZn被覆層を形成しておいても良い。
しかしながら、この場合、Si粉末とフラックス粉末と
の混合粉末の溶射工程とは別にZn被覆層の形成工程が
必要であるため、製造ラインが長くなり、またコスト高
にもなる。
【0012】そこで、Si粉末にZnまたはZn合金粉
末を混合し、これにさらにフラックス粉末を混合して溶
射することにより、1回の溶射工程にてろう付後のアル
ミニウム材に耐食性を付与することができる。また、Z
n又はZn合金粉末を混合することにより、後述する
「のり状効果」による利益を享受することもできる。具
体的には、Zn単体の粉末を混合しても良いし、あるい
はZn−Al系の合金粉末でも良いし、さらにはZn粉
末とZn−Al系合金粉末の混合粉末でも良い。また、
Zn−Al系の合金粉末は、ZnとAlのみを含むZn
−Al合金粉末だけを意味するものではなく、Zn、A
lの他第3成分が添加された例えばZn−Al−Si合
金粉末であっても良い。かかるZnまたはZn合金粉末
におけるZn含有量は40wt%以上確保するのが望まし
い。40wt%未満では、Zn量が不足して十分なZn拡
散層を形成することができないため、ろう付後の耐食性
が低下するおそれがあるのみならず、融点の上昇を招い
て後述する「のり状効果」が低下する危険がある。特に
好ましくはZnまたはZn合金粉末のZn量を85wt%
以上確保するのが良い。
【0013】Si粉末と防食用のZnまたはZn合金粉
末を混合する場合、混合比率は重量比で40:60〜9
5:5に設定するのが良い。Si粉末が95wt%を越え
て多くなると、ZnまたはZn合金粉末の「のり状効
果」が低下し、Si粉末とZnまたはZn合金粉末さら
にはアルミニウム材との密着性が悪化する危険がある。
一方、Si粉末が40wt%を下回って少なくなると、ろ
う材成分が減少し、ろう付性が悪くなるため、混合粉末
のアルミニウム材への付着量を多くしなければならない
という不都合を派生する。Si粉末にZnまたはZn合
金粉末を混合する場合の特に好ましい混合比率は、重量
比で45:55〜90:10である。
【0014】Si粉末、あるいはSi粉末とZnまたは
Zn合金粉末の混合粉末にさらに混合されるフラックス
は、その種類が特に限定されるものではないが、非腐食
性の点で弗化物系フラックスが良い。弗化物系フラック
スとしては、例えば弗化カリウム(KF)と弗化アルミ
ニウム(AlF3 )とを重量比で45.8:54.2の
共晶組成ないしはそれに近い組成範囲に含んで実質的に
錯体化された錯体混合物、KAlF4 、K2 AlF5
3 AlF6 等の錯体化物を用いれば良い。
【0015】Si粉末、あるいはSi粉末とZnまたは
Zn合金粉末の混合粉末とフラックスとの混合比率は、
重量比で95:5〜60:40に設定するのが良い。フ
ラックス量が5wt%未満では、付着したフラックスの絶
対量が少なくなってろう付時に十分な酸化膜除去作用を
発揮させることができない恐れがある。逆に、フラック
スが40wt%を越えて多くなると、過剰ろう付になった
り、ろう付後のアルミニウム材表面のフラックス残渣が
多くなって、外観品質が悪化し易くなる。Si粉末、あ
るいはSi粉末とZnまたはZn合金粉末の混合粉末と
フラックス粉末の特に好ましい混合比率は、重量比で、
90:10〜80:20である。
【0016】上記混合粉末の溶射により、アルミニウム
材の表面には、Siとフラックスが混交錯綜した溶射層
が形成される。あるいはさらに、ZnまたはZn合金粉
末を混合した場合には、アルミニウム材の表面には、S
iとZnまたはZn合金とフラックスが混交錯綜した溶
射層が形成される。Si粉末あるいはSi粉末とZnま
たはZn合金粉末の混合粉末の付着量はろう付面積によ
って相違し、ろう付面積が小さいときは付着量は少なく
て良いが、ろう付面積が大きくなると必要付着量も増大
する。従って、付着量は特に規定されないが、一般的に
はSi粉末単体の場合には6g/m2 以上が望ましく、
ZnまたはZn合金粉末との混合粉末の場合には混合粉
末全体で8g/m2 以上が望ましい。一方、フラックス
付着量は1〜10g/m2 が望ましい。1g/m2 未満
の付着量ではフラックスの絶対量が少なすぎて、十分な
ろう付ができない場合がある。逆に、10g/m2 を越
える付着量では、過剰ろう付になったり、ろう付後のア
ルミニウム材表面のフラックス残渣が多くなって、外観
が悪化し易くなる。特に好ましいフラックス付着量は2
〜7g/m2 である。
【0017】また、溶射の条件は特に限定されないが、
Si粉末については溶融を抑制し、表面部のみを溶融さ
せ内部は非溶融状態のまま行うのが良い。また、Znま
たはZn合金粉末を用いる場合は、該粉末については溶
融を促進する(完全溶融が望ましい)のが良い。なお、
ZnまたはZn合金粉末を用いる場合、Si粉末は表面
溶融のない完全非溶融状態のままであっても良い。この
理由は次のとおりである。
【0018】即ち、Si粉末を溶融させないのが望まし
い理由は、完全溶融するような高温状態では、Si粉末
の表面に強固な酸化皮膜が生成され易くなり、Alとの
反応を阻害しひいてはろう付性を阻害する危険があるか
らである。また完全溶融してしまうと、溶射の段階でマ
トリックスであるAlと反応してAl−Si合金ろう材
が形成されるとともに、その後の冷却により、該ろう材
が内部に至るまで既にろう付を行ったのと同じ組織状態
となってしまい、その後のろう付時においてもはや十分
なろう付機能を発揮できなくなる危険があるからでもあ
る。一方、ZnまたはZn合金粉末を溶融させるのが良
い理由は、このZnまたはZn合金粉末を溶融液状化し
て、固体状態あるいは表面のみが溶融した前記Si粉末
粒子の周囲に密着し、あるいはSi粉末粒子間に充填す
ることにより、Si粉末粒子相互を接着する「のり状効
果」を発揮させ、バインダーとしてSi粉末粒子を保持
するとともに、アルミニウム材に密着させるためであ
る。このように、ZnまたはZn合金粉末を溶融させる
とともに、Si粉末の溶融を抑制して溶射を行った場合
には、アルミニウム材の表面に形成される溶射層は、ほ
ぼSi粉末のままの多数のSi粒子が、ZnまたはZn
合金粉末の溶融凝固したZnまたはZn合金を介してア
ルミニウム材表面に保持された状態となっている。な
お、もとより、Si粉末の一部に完全溶融しているもの
が含まれていても良いし、ZnまたはZn合金粉末の一
部に溶融していないものが含まれていても良い。
【0019】このように、Si粉末の溶融を抑制し、あ
るいはZnまたはZn粉末が使用される場合には該粉末
の溶融を促進して溶射を行うための具体的な溶射条件と
しては、プラズマアーク溶射のような高温度溶射ではな
く、溶射雰囲気温度2000〜4000℃程度(好まし
くは2500〜3500℃程度)のフレーム溶射法によ
るのが良い。溶射雰囲気温度が2000℃未満では、S
i粉末単体の場合のSi粒子の表面溶融が不十分とな
り、またZnまたはZn合金粉末を用いる場合にもZn
粒子の溶融が不十分となって密着性に劣る危険がある。
逆に、4000℃を越えるとSi粒子が完全溶融してろ
う付性が低下する恐れがある。
【0020】溶射距離は50〜400mmが望ましい。
50mm未満では溶射ガンとアルミニウム材との距離が
近すぎるため加熱し過ぎてSi粒子の酸化が激しくな
り、ろう付性を悪化させる危険がある。逆に、400m
mを越えると表面溶融したSi粒子や完全溶融したZn
またはZn合金粒子がアルミニウム材に到達するまでに
再凝固して、付着歩留まりの悪化や溶射層の密着性低下
を来たす虞れがある。特に好ましい溶射距離は200〜
300mmである。
【0021】また、Si粉末の粒径は溶融を抑制すべく
平均で5〜200μmの範囲とするのが良い。5μm未
満ではSiの酸化が激しいうえ、完全溶融し易くなり、
ろう付性が悪くなる恐れがある。また、200μmを越
えると、Si粉末単独使用の場合にSi粒子の表面溶融
が不十分で密着性が悪化しやすくなると共に、付着歩留
りが悪くなる恐れがある。Si粉末の特に好ましい粒径
は平均で20〜100μmである。
【0022】一方、ZnまたはZn合金粉末の粒径は平
均で200μm以下とするのが良い。200μmを越え
ると、溶融しにくくなるため、「のり状効果」が低下す
るとともに、付着歩留まりが悪くなる。特に好ましくは
150μm以下とするのが良い。
【0023】また、上記Si粉末やZnまたはZn合金
粉末の形状や、フラックスの粒径は限定されることはな
いが、溶射装置のフィーダー内及び溶射ガンの細いノズ
ル内をスムーズに通過させるために、Si粉末、Znま
たはZn合金粉末の各10wt%以上、好適には50wt%
以上が球状粒子であることが望ましい。また、フラック
スの平均粒径は10〜200μmであるのが望ましい。
【0024】なお、上記の溶射は粉末粒子の酸化を防止
するため、N2 雰囲気等の非酸化性雰囲気で行うのが良
い。また、溶射層はアルミニウム材の片面にのみ形成し
ても良いし、図1に示すようにアルミニウム材(2)の
上下に溶射ガン(4)(4)を配置して溶射を行うこと
により、上下両面に溶射層を形成しても良い。
【0025】溶射層を形成されるアルミニウム材の組成
は特に限定されることはなく、用途との関連で要求され
る種々の材質のものを用いれば良い。また、加工方法も
限定されることはなく、押出材、圧延材、鋳造材その他
各種のものを用いることができる。また、溶射は、コイ
ル状のアルミニウム材を巻きほどきながら、あるいはア
ルミニウム材が特に押出材の場合には、アルミニウム材
を押出機から押出しながら、連続的に溶射するのが生産
効率上好ましい。また、アルミニウム材の断面形状も限
定されることはなく、用途との関連で決定される任意の
形状に製作すれば良い。
【0026】上記により、Si粒子とフラックス粒子の
溶射層を形成したアルミニウム材は、その後、ろう付品
の構成部材としてろう付に供され、600℃前後の温度
に加熱される。この加熱により、溶射層中のフラックス
が溶融して酸化膜を破壊除去するとともに、溶射層中の
Siがアルミニウム材のAlと反応してAl−Si合金
ろう材を形成し、このろう材が溶融してろう付接合が達
成される。また、Si粉末にZnまたはZn合金粉末を
混合した場合には、加熱時の温度上昇の過程で、溶射層
中のZnまたはZn合金がAl材表面の酸化膜を破壊し
ながら溶融し始めるとともに、アルミニウム材表面に拡
散して防食層が形成される。また、Si粉末の単独溶射
層の形成前に、予めアルミニウム材の表面にZn被覆層
を形成しておいた場合にも、該Znが拡散して防食層が
形成される。
【0027】
【作用】アルミニウム材の表面に、Si粉末とフラック
ス粉末を溶射により直接付着させるから、Si粉末等を
懸濁液等の形で塗布する従来の方法に較べて、所期する
量のSiやフラックスが確実に付着される。しかも、S
iが直接あるいはZnを介してアルミニウム材に金属的
結合状態にて付着しており、またフラックスもSiやZ
n等と合金化したのと同等の状態にて付着しているか
ら、Siやフラックスとアルミニウム材との密着性が良
く、Siやフラックスの脱落や剥離が防止される。
【0028】また、Siとフラックスの混合粉末の溶射
に先立ってアルミニウム材の表面にZn被覆層を形成し
た場合、あるいはSi粉末とZnまたはZn合金粉末と
フラックス粉末を混合して溶射した場合には、ろう付後
にZn拡散層により耐食性が付与される。
【0029】また、ZnまたはZn合金粉末を加えた場
合には、溶射層中にZnまたはZn合金と、Siとが混
交状態に存在するから、Siが大気と接する面積が減少
し、酸化皮膜の形成が抑制され、その後のろう付性が阻
害される不都合が軽減される。
【0030】また、Si粉末の溶融を抑制して溶射を行
った場合には、Si粒子は完全溶融するほどの高温状態
にならないため、Si粒子の酸化が抑制されるととも
に、Si粒子とAlとの早期反応が抑制され、良好なろ
う付が行われる。また、ZnまたはZn合金粉末を溶融
させて溶射を行った場合には、その「のり状効果」によ
り、Si粒子がアルミニウム材の表面に益々密着性良く
保持される。
【0031】
【実施例】
(実施例1〜10)JIS1100Al合金からなる幅
16mm×高さ3mm×肉厚0.5mmの多孔偏平押出
材を、図1及び図2に示すように、押出機(1)から押
出したのち冷却用水槽(3)で冷却し、その後コイル
(7)に連続的に巻き取った。そして、冷却用水槽
(3)の出側において、押出材(2)の上下に溶射ガン
(4)(4)をコイル方向に傾斜させた状態で配置し
た。そして、溶射ガン(4)(4)を押出材に対して5
0m/分の速度で移動させながら溶射を行った。溶射ガ
ン(4)としては、図3に示すようなノズル部を有する
フレーム式のものを用いた。この溶射ガンでは、燃料送
給管(41)を介して供給される燃焼ガスおよび酸素の混
合燃料ガスがノズル部先端から噴出して点火され円柱状
のフレームを形成し、粉末送給管(42)を介してキャリ
アガスとともにフレーム中に送給される原料粉末(43)
を加熱する。そして、加熱された粉末を圧縮空気送給管
(44)から送給される圧縮空気のジェットにより霧状に
して前方に飛ばし、押出材(2)の表面に付着させるも
のとなされている。図3中(45)は空気流を示す。な
お、本実施例の溶射ガンでは、燃料ガスとしてプロピレ
ンを用い、圧縮空気量は800リットル/分とした。
【0032】上記の構成において、溶射すべきSi粉末
の平均粒子径、球状粒子の割合、フラックスとの混合
比、溶射条件等を表1及び表2のように各種に変えて溶
射を行い、押出材(2)の上下両面に溶射層(5)
(5)を被覆形成した。なお、Si粉末は純度98%の
ものを用い、フラックスとしては82wt%KAlF4
18wt%K3 AlF6 からなる平均粒径80μmのもの
を用いた。また、試料No11については、図1に示す
押出機(1)の出側直後にZn溶射機を配置して、高温
状態のアルミニウム押出材の表面に対してZn溶射を行
い、Si粉末の溶射前に予め亜鉛被覆層を形成しておい
た。また、試料No4については、溶射時に溶射材のわ
ずかな息つぎが認められた。
【0033】そして、得られたろう付用アルミニウム材
料について、溶射層の最大皮膜厚さ、Si付着量および
フラックス付着量を測定したところ、表2のとおりであ
り、Si粉末粒径の大きい試料No3、溶射距離の長い
試料No6、溶射温度の低いNo7では付着歩留りがや
や悪く、Si粉末の付着量が少ないものであった。ま
た、フラックスの混合比率の大きいNo10は、フラッ
クス付着量の多いものであった。また、各試料の溶射層
の断面を拡大して金属組織状態を調べたところ、試料N
o1、3、4、5、6、7、9〜12についてはSi粒
子形状が保持されており、従って溶射によってSi粒子
の表面部のみが溶融して内部は非溶融状態のまま存在し
ていた。また、試料No2、8については、Siの溶融
が促進されたものであった。また、試料No5について
はSi表面の酸化が激しいものであった。
【0034】(比較例1)表1に示す条件のSi粉末
(純度98%)に、82wt%KAlF4 +18wt%K3
AlF6 からなる弗化物系フラックスを重量比で85:
15の割合で混合し、さらにこれを純水に重量比で2
0:80の割合で懸濁させてスラリーとし、これをJI
S1100Al合金製の押出チューブ材の表面に塗布し
乾燥した。Siの付着量は表1のとおりであった。
【0035】(比較例2)表1に示す条件のSi粉末
(純度98%)に、上記比較例1と同じフラックスを重
量比で85:15の割合で混合し、さらにこれをイソプ
ロピールアルコールに重量比で40:60の割合で懸濁
させてスラリーとし、これをJIS1100Al合金製
の押出チューブ材の表面に塗布し乾燥した。Siの付着
量は表1のとおりであった。
【0036】次に、上記により得られた各種ろう付用ア
ルミニウム材料について以下の試験を行った。
【0037】[密着性試験]溶射層の密着性を調査し
た。密着性は、長さ600mmに切断した各チューブ
を、直径500mmのリングに添わせて逆U字状に曲げ
たのち、曲げ方向を逆にしてU字状に曲げてこれを1サ
イクルとするとともに、これを10サイクル繰り返した
ときの溶射層等の剥れの有無により評価した。
【0038】[ろう付性試験]上記により製作した各ろ
う付用アルミニウム材料を熱交換チューブ(長さ550
mm)に用いて、図4および図5に示すいわゆるマルチ
フロー形のアルミニウム製熱交換器コアにそれぞれ組み
立てた。なお、図4および図5に示す熱交換器コアは、
水平状態で上下に平行に配置された上記ろう付用アルミ
ニウム材料からなる多数本のチューブ(11)と、隣接す
るチューブ(11)間に介在配置されたコルゲートフィン
(12)と、最外側のコルゲートフィンの外側に配置され
たサイドプレート(13)(13)を備えた縦350×横5
50×奥行16mmに形成されたものである。また、コ
ルゲートフィン(12)としては、JIS3003Al合
金からなる長さ530mm×幅16mm×高さ8mm×
肉厚0.12mmのものを用い、またサイドプレートと
してはJIS1100Al合金からなる長さ530mm
×幅16mm×肉厚0.8mmのものを用いた。
【0039】次に、上記の各熱交換器コア組立物を帯鉄
にて縛ったのち、O2 濃度50ppm、露点−45℃の
2 ガス雰囲気の連続炉にコアを投入して600℃×3
分加熱し、各構成部材をろう付した。
【0040】そして、各熱交換器のチューブ(11)につ
いて、コルゲートフィン(12)との接合率を求めること
により、ろう付性を評価した。接合率は、以下の式によ
り求めた。
【0041】フィン接合率=(ろう付後のフィン・チュ
ーブ接合山数/ろう付前のフィン・チューブ接触山数)
×100(%) [耐食性試験]本発明実施品No11に係る熱交換器コ
アをCCT腐食試験(複合腐食試験)に供して、120
サイクル後のチューブの腐食深さを調べた。
【0042】以上の結果を表2に示す。
【0043】
【表1】
【表2】 表1、表2の結果からわかるように、本発明実施品(N
o1〜12)は、アルミニウム材に対する溶射層の密着
性も良好で、ろう付性にも優れていることがわかる。特
に、Si粉末の内部の溶融を抑制して溶射を行った実施
品(No1、4、11、12)の場合には、粉末の表面
溶融がやや不十分なNo3、6、7に較べて密着性が優
れており、かつSi粒子の溶融が促進されたNo2、8
や、Siの酸化の激しいNo5に較べてろう付性に優れ
ていることがわかる。また、Siの付着量が少ない場合
や(No3、6、7)、フラックス付着量の少ない場合
(No9)には、ろう付性がやや悪くなることもわか
る。また、ろう付品の外観を目視観察したところ、No
10の実施品では、フラックス残渣の付着により清浄性
にやや欠けるものであった。また、予めZn被覆層を形
成した場合には(No11)、耐食性に優れることもわ
かる。
【0044】これに対し、Si粉末とフラックス粉末と
の混合粉末を懸濁液の形で塗布した比較例1、2は、密
着性に劣るものであった。また、ろう付性にも劣るもの
であったが、これはSiやフラックスの付着むらが存在
するとともに、熱交換器コアの組立時に、付着した粉末
の一部が脱落したからと考えられる。
【0045】(実施例21〜38)溶射すべき粉末の種
類、Zn量、混合比率、溶射条件等を表3及び表4のよ
うに各種に変えるとともに、実施例1〜12と同様にし
て溶射を行い、アルミニウム押出材(2)の上下両面に
溶射層(5)(5)を被覆形成した。なお、Si粉末、
フラックスについては上記実施例と同じ物を用いた。ま
た、試料No27については、溶射時に溶射材のわずか
な息つぎが認められた。
【0046】そして、得られたろう付用アルミニウム材
料について、Si粉末とZnまたはZn合金粉末の合計
付着量、及びフラックス付着量を測定したところ、表4
のとおりであり、Si粉末粒径の大きい試料No23
や、Zn合金粉末粒径の大きいNo26や、溶射距離の
長いNo31や、溶射温度の低いNo32では付着歩留
りが悪く、Si粉末とZn合金粉末の付着量が少ないも
のであった。また、フラックスの混合比率の大きいNo
35は、フラックス付着量の多いものであった。各試料
の溶射層の断面を拡大して金属組織状態を調べたとこ
ろ、試料No21、23、24、27、29、30、3
4〜38については、Si粒子形状が保持されており、
従って溶射によってSi粒子の表面部のみが溶融して内
部は非溶融状態のまま、あるいはまったく溶融すること
なく固体状態のまま存在する一方、このSi粒子相互の
隙間に溶融したZn合金が充填されていた。また、試料
No25、26、32については、Zn合金粒子の溶融
がやや不十分であった。また、試料No28について
は、Zn合金粒子は溶融していたが、その絶対量がやや
不足するものであった。また、試料No31について
は、Zn合金粒子の一部に溶融後の再凝固が認められ
た。また、試料No22および33については、Zn合
金粒子はもとよりSi粒子の溶融も促進されていた。ま
た、試料No30については、Si表面の酸化が激しい
ものであった。
【0047】上記の各種アルミニウム材につき、前記と
同様に密着性試験、ろう付性試験を実施するとともに、
No21、36に示す実施品に係る熱交換器コアに前記
と同様の耐食性試験を実施した。
【0048】以上の結果を表4に示す。
【0049】
【表3】
【表4】 上記結果からわかるように、本発明実施品(No21〜
38)は、アルミニウム材に対する溶射層の密着性も良
好で、ろう付性、耐食性にも優れていることがわかる。
特に、ZnまたはZn合金粉末を完全溶融させる一方、
Si粉末の溶融を抑制して溶射を行った実施品(No2
1、24、27、36〜38)の場合には、Znまたは
Zn合金粉末の溶融が不十分なNo25、26、31、
32に較べて密着性が優れており、かつSi粒子の溶融
が促進されたNo22、33に較べてろう付性に優れて
いることがわかる。また、粉末のZnまたはZn合金絶
対量が少ないと(No28)、密着性がやや悪くなるこ
ともわかる。さらに、Si粉末の絶対量の少ない場合
(No29)や、溶射距離が短いためにSi粒子の酸化
が激しい場合(No30)では、ろう付性がやや悪くな
ることもわかる。また、Si及びZn粉末の付着量が少
ない場合(No23、26、31、32)や、フラック
ス付着量の少ない場合(No34)には、ろう付性がや
や悪くなることもわかる。また、ろう付品の外観を目視
観察したところ、No35の実施品では、フラックス残
渣の付着により清浄性にやや欠けるものであった。
【0050】
【発明の効果】この発明は、上述の次第で、アルミニウ
ム材の表面に、Si粉末とフラックス粉末の混合粉末を
溶射により直接付着させるから、Si粉末とフラックス
粉末を懸濁液等の形で塗布する従来の方法に較べて、所
期する量のSiやフラックスを付着むら無く均一確実に
付着できる。しかも、Siが直接あるいはZnまたはZ
n合金を介してアルミニウム材に金属的結合状態にて付
着し、またフラックスもSiやZn等と合金化したのと
同等の状態にて付着しているから、Siやフラックスと
アルミニウム材との密着性が良く、Siやフラックスの
脱落や剥離を防止できる。従って、接合不良のない品質
の安定したろう付品の提供が可能となるとともに、構成
部材単品に溶射層を形成した後にろう付品に組立てるこ
とも可能となり、製造自由性を増大し得る。
【0051】また、溶射によりSi及びフラックスを付
着させるから、懸濁液として塗布する場合に較べて付着
層(溶射層)をはるかに薄くできる。従って、ろう付前
後における溶射層の厚さの変化量を少なくできるから、
従来のようにSi及びフラックスの塗布層の厚さがろう
付によって大幅に減少することによる接合部品相互間の
隙間の発生を防止することができ、該隙間に起因するろ
う付不良を生じない確実なろう付が可能となる。
【0052】また、Si粉末の表面部のみを溶融して溶
射を行った場合には、Si粉末は完全溶融するほどの高
温状態にならないため、Si粒子とAlとのろう付前の
反応を抑制することができるとともに、Siの酸化を抑
制することができる。しかも、Si粉末の内部は溶融し
ておらず、溶射前の組織がそのまま維持されているか
ら、その後のろう付加熱時にSiとアルミニウム材のA
lとを十分に反応させることができ、良好なろう付を行
うことができる。
【0053】また、Si粉末とフラックス粉末との混合
粉末の溶射前に、予めZn被覆層を形成した場合には、
ろう付後のろう付品に耐食性を付与することができる。
【0054】また、Si粉末とフラックス粉末のみを溶
射するのではなく、ZnまたはZn合金粉末を混合して
溶射した場合には、予めZn被覆層を形成する工程が不
要となり、1回の溶射工程により、ろう付後に耐食性を
付与し得るアルミニウム材の製作が可能となる。しか
も、溶射層中にZnまたはZn合金と、Siとが混交状
態に存在するから、Siが大気と接する面積が少なくな
り、酸化皮膜の形成を抑制でき、ひいてはその後のろう
付性を阻害する不都合を軽減できる。
【0055】また、ZnまたはZn合金粉末を溶融させ
る一方、Si粉末は溶融を抑制して溶射を行った場合に
は、ZnまたはZn合金粉末の溶融による「のり状効
果」により、Si粒子をアルミニウム材の表面に益々密
着性良く保持できる。
【0056】もとより、Al−Siろう材は、ろう付時
のSiとマトリクスであるAlとの反応により形成され
るから、Al−Si合金粉末やAl粉末とSi粉末の混
合粉末を取り扱う必要がなく、従って粉塵爆発等の危険
をなくしうる。また、Si粉末はAl−Si合金粉末や
Al粉末等に較べてコスト的に安価なため、製造原価を
低減できる効果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例における溶射工程の概略構成図である。
【図2】図1の要部拡大断面図である。
【図3】実施例で用いた溶射ガンの拡大断面図である。
【図4】実施例で製作したマルチフロー型アルミニウム
熱交換器コアの正面図である。
【図5】図4の熱交換器のチューブとコルゲートフィン
とを分離して示す斜視図である。
【符号の説明】
2…アルミニウム材 5…溶射層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 上田 真史 堺市海山町6丁224番地 昭和アルミニ ウム株式会社内 (56)参考文献 特開 平2−46969(JP,A) 特開 平1−157794(JP,A) 特開 昭59−10467(JP,A) 特開 平3−35894(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B23K 35/40 B23K 35/22 - 35/28 C23C 4/00 - 4/18

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アルミニウム材の表面に、Si粉末とフ
    ラックス粉末の混合粉末を溶射することを特徴とするろ
    う付用アルミニウム材料の製造方法。
  2. 【請求項2】 Si粉末の表面部のみを溶融させて溶射
    を行う請求項1に記載のろう付用アルミニウム材料の製
    造方法。
  3. 【請求項3】 Si粉末とフラックス粉末との混合粉末
    の溶射前に、アルミニウム材の表面にZn被覆層を形成
    しておく請求項1または2に記載のろう付用アルミニウ
    ム材料の製造方法。
  4. 【請求項4】 Si粉末と、ZnまたはZn合金粉末
    と、フラックス粉末を混合して混合粉末とし、この混合
    粉末をアルミニウム材の表面に溶射することを特徴とす
    るろう付用アルミニウム材料の製造方法。
  5. 【請求項5】 ZnまたはZn合金粉末を溶融させる一
    方、Si粉末の溶融を抑制して溶射を行うことを特徴と
    する請求項4に記載のろう付用アルミニウム材料の製造
    方法。
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