JP3355131B2 - 家畜用粉粒状飼料の熱処理装置及びそのような熱処理装置を備えた処理設備 - Google Patents

家畜用粉粒状飼料の熱処理装置及びそのような熱処理装置を備えた処理設備

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、家畜用粉粒状飼料
の熱処理装置及びそのような熱処置装置を備えた処理設
備に関する。
【0002】
【従来の技術】周知のように、家畜用の飼料を工業的に
生産する場合、例えばトウモロコシのような穀類を粉砕
し、他の粉粒状原料と配合、混合し、その後何ら加工処
理することない粉粒状飼料が、コストの面から見て最も
有利であるため、最も多く利用されている。しかし、そ
のような粉粒状飼料は、飼料工場において、配合混合し
ようとする原料の一部が、例えばサルモネラ菌に代表さ
れるような有害な細菌に汚染されているような場合、或
いは配合混合された飼料が工場内でそのような細菌に汚
染された場合、そのまま家畜に与えられていまうという
問題があった。また、そのような粉粒状の飼料は、その
流動性が悪く、農家のサイロ等に貯蔵されると、飼料が
サイロ等内で詰まる危険性が高く、その上、サイロ等内
に残留する微粉等により細菌を発生させやすいという問
題があった。さらに、給餌時に粉塵を発生させやすく、
このことは飼料を無駄にするだけでなく、飼料取扱者及
び家畜がい呼吸困難を引き起こす要因ともなってい
た。。
【0003】これらの解決策として、飼料を、加熱固形
化装置を使用して固形状飼料とすることが提案されてい
る。しかしこの装置では、飼料の加熱固定化処理によ
り、飼料温度が100℃以上に達するので、飼料中の熱
に弱い酵素、ビタミン等の成分が著しく失われ、また、
飼料が固形状であるため、熱に弱い成分を、後行程で混
合しかつ均質化することも困難である。その上、その装
置のコスト及びランニングコストも非常に高くなり、有
効な手段とはなり得なかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明は、上
述したような加熱固定化装置を使用せず、原料の一部に
サルモネラ菌等の細菌が含まれている場合であっても、
完全に死滅させることができ、また農家等において、貯
蔵サイロ等から取出す場合であっても流動性がよく、か
つ給餌時に粉塵を発生させず、さらに、必要に応じて熱
に弱い成分を、熱処理行程後に混合しかつ均質化するこ
とができるような粉粒状の飼料とすることができる熱処
理装置及びそのような熱処理装置を備えた処理設備を提
供せんとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この課題は本発明によ
り、上流側の投入口と下流側の排出口とを有しかつ傾斜
して配置された管状ケーシングを備え、この管状ケーシ
ングの上端部及び下端部が側板により密閉され、この管
状ケーシングの上面には複数の開口部が備えられ、この
各開口部に、蒸気源から供給される蒸気を噴射するため
のノズル及びまたは補助液体物質を噴射するためのノズ
ルが連結されており、また、管状ケーシングの内部に
は、この管状ケーシング内に噴射された蒸気を攪拌する
ための複数の羽根が間隔を置いて配置された回転軸が備
えられており、その際、この回転軸の両端が前記側板に
支承され、前記ケーシングの外側に備えられた駆動手段
を介して駆動され、さらに前記排出口に、管状ケーシン
グ内に案内された飼料の滞留時間を調整する排出量調整
装置が連接して設けられている、家畜用粉粒状飼料の熱
処理装置において、排出量調整装置(2)が、流入開口
(21)と流出開口(25)とを備えたハウジング(2
0)と、このハウジング内側に設けられた遮蔽部材(2
4)と、この遮蔽部材の半径方向外側で、前記ハウジン
グ(20)に支承 された回転軸(22)を中心として回
転可能に固着された回転子(23)とを備え、その際、
回転子が前記回転軸に対して放射状に設けられた複数の
フィン(23′)を備え、互いに隣接するフィンが、前
記遮蔽部材(24)と協働して多数の飼料収納空間を画
成することにより解決される。この熱処理装置により処
理された飼料は、上述したようなコストのかかる加熱固
形化装置を使用して処理しなくとも、原料の一部にサル
モネラ菌等の細菌が含まれている場合であっても、完全
に死滅させることができ、また、飼料の流動性も著しく
改善でき、その上給餌時に粉塵を発生させず、さらに、
飼料中の澱粉のα化(ゼラチン化)による消化率も向上
させることができる。また、そのような流動性のよい飼
料には、必要に応じて熱に弱い成分を、熱処理行程後に
混合しかつ均質化することもできる。
【0006】また、本発明による熱処理装置は、魚粉の
ような、特に、サルモネラ菌等の細菌に汚染されやすい
単一の飼料原料を、他の飼料原料と混合する前に熱処理
する目的に使用することもできる。本発明の有利な実施
形では、管状ケーシングの周囲が加熱手段により覆われ
ている。これにより、熱処理装置内に結露が発生するこ
とが防止されると共に、加熱効率を著しく高めることが
できる。また、管状ケーシングの周囲に複数の温度セン
サーが配設され、この温度センサーを介して前記ケーシ
ング内に案内される蒸気量が制御される。これにより、
管状ケーシング内を流下する飼料がほぼ均等に熱処理さ
れる。
【0007】さらに別の有利な実施形では、排出量調整
装置が、流入開口と流出開口とを備えたハウジングと、
このハウジング内側に設けられた遮蔽部材と、この遮蔽
部材の半径方向外側で、前記ハウジングに支承された回
転軸を中心として回転可能に固着された回転子とを備
え、その際、回転子が前記回転軸に対して放射状に設け
られた複数のフィンを備え、互いに隣接するフィンが、
前記遮蔽部材と協働して多数の飼料収納空間を画成す
る。これにより、熱処理装置からの排出量、即ち、熱処
理装置内での飼料の滞留時間が正確に決定される。ま
た、前記回転子が、軸方向に並んで配置された少なくと
も2つの回転子からなり、一方の回転子のフィンの配置
位置が、他方の回転子のフィンの配置位置に対して角度
的にずれている。これにより、排出量調整装置から排出
される飼料を、脈流を生じることなく連続的に排出でき
る。
【0008】また、そのような熱処理装置を備えた飼料
の処理設備は、配合かつ均質化された飼料が貯蔵された
貯蔵部と、この貯蔵部から飼料を前記熱処理装置に案内
するための搬送手段と、前記熱処理装置により熱処理さ
れた飼料を乾燥し、冷却するための乾燥冷却装置と、こ
の乾燥冷却処理された飼料を貯蔵するための最終製品貯
蔵部とを備えている。また、前記乾燥冷却装置と、製品
貯蔵サイロとの間に、混合ミキサーが設けられている。
これにより、熱に弱い成分を、熱処理行程の後に混合し
均質化することができる。
【0009】
【実施の形態】以下に図面を参照して本発明の実施の形
態を説明する。図1に示す本発明の家畜用粉粒状飼料の
熱処理装置1は、上流側の投入口31と下流側の排出口
とを有する管状ケーシング3を備えている。このケーシ
ング3は水平面に対して傾斜して配置され、この傾斜し
た配置は、このケーシング3の上流側端部に連結された
昇降機構を備えた脚部材6を介して行われ、処理され得
る飼料に応じて10〜45°の間の角度で調整可能であ
る。これにより、投入口から装填された飼料が重力によ
り下方へと流れる。
【0010】管状ケーシング3は、互いに2本の同径円
筒管を、その中心間距離が短くなるように組合わせて形
成されている。また、ケーシングの上端部及び下端部
は、側板33,34によって密閉されている。処理され
得る飼料を熱処理するために、ケーシングの上面には複
数の開口部35が、互いに間隔を置いて備えられてお
り、この各開口部に、図示しない唯一の蒸気源から供給
される蒸気を噴射するためのノズルと、場合によって
は、例えば糖蜜のような補助液体物質を噴射するための
ノズルとが連結されている。この開口部35はまた、上
記回転軸の軸線に対して垂直に形成されている。
【0011】さらに、管状ケーシング3の内部には、こ
のケーシング内に噴射された蒸気を撹拌し、その内部を
流下する飼料をほぼ均等に加熱するために、複数の羽根
42を備えた回転軸41,41′が備えられている。こ
の回転軸41,41′は、両端の側板33,34に支承
され、管状ケーシングから突出するように形成されたフ
レームに配設された駆動モータ37により駆動され、例
えばプーリーとベルトとからなる伝導機構を使用して、
処理され得る飼料の固有パラメータに応じて、回転軸の
回転数が可変であるようになされている。
【0012】各回転軸41,41′に設けられた複数の
羽根42はほぼ扇形の断面でかつ湾曲した形状を有して
いる。この各羽根は、一方の回転軸41或いは41′
に、複数の羽根が点対称関係で交互にかつ互いに等しい
間隔を有しているように配設されており、その羽根の軸
からの長さは軸中心間距離よりも小さい。また、一方の
回転軸41の羽根42と、他方の回転軸41′の羽根と
の配設位置は長手方向において互いにずれており、各回
転軸41,41′はそれぞれ反対方向に回転させられ
る。
【0013】図2に示すように、管状ケーシング3の周
囲は、熱の大規模な損失を防止すると共に、管状ケーシ
ング内に結露が発生することを防止するために、断熱材
44によって覆われている。また、加熱効率を高めるた
めに、この断熱材の内部に、、外部から管状ケーシング
を加熱するためのヒータ43が備えられている。この場
合、ヒータ43による加熱温度は、蒸気温度より高いこ
とが有利である。また、管状ケーシング3内を搬送され
る飼料の温度を監視するために、複数の温度センサー3
6がそのケーシング下面に配設されており、この温度セ
ンサーを介して、管状ケーシング3内に噴射される蒸気
量が制御されている。
【0014】ケーシングの排出口34には、処理された
飼料の排出量を調整するため、即ち、熱処理装置1内に
おける飼料の滞留時間を調整するために、排出量調整装
置2が連接して設けられている。図3、4に示すように
排出量調整装置2は、流入開口21と流出開口25とを
備えたハウジング20と、このハウジング内側に設けら
れた遮蔽部材24と、この遮蔽部材の半径方向外側で、
前記ハウジング20に支承され、管状ケーシング3の軸
線と直交する回転軸22と、この軸を中心として回転可
能に固着された回転子23とを備えている。回転軸22
に固着された回転子には、前記回転軸に対して放射状に
設けられた複数のフィン23′が備えられており、この
互いに隣接する2つのフィンと、遮蔽部材24とが協働
して多数の飼料収納空間を画成する。また、遮蔽部材2
4は断面扇形の形状を有しており、回転軸を支承してい
るハウジングの一方の支承部において、回転軸22を覆
うように配設され、かつハウジングに支承された中空軸
22′に固着されている。
【0015】この中空軸22′に固着されたの遮蔽部材
24は、図3に示す遮蔽位置と、図4に示す開放位置と
の間で回転自在に配設されており、この遮蔽部材24
は、例えば中空軸22′のハウジング外側に突出した端
部に設けられたレバーを介して移動可能である。また、
図3に示す遮蔽位置は、本発明の熱処理装置が飼料熱処
理運転状態にあることを意味しており、従って互いに隣
接する回転子のフィン23′と、遮蔽部材24とにより
画成された容積と、回転子23の回転数とにより飼料の
排出量、即ち、熱処理装置1内において飼料を熱処理す
る時間が決定される。他方で、図4の開放位置は、飼料
熱非処理運転状態にあることを意味する。この運転状態
では、例えば管状ケーシング3の投入口31を介して、
例えば空気をそのケーシング内に案内することにより、
ケーシング内部の洗浄が行なわれる。
【0016】また、この回転子23は、例えばその回転
子を2分割する2つの回転子を連結して構成し、フィン
の配置位置が角度的に相互にずれているように形成する
ことが有利である。これにより、この排出量調整装置2
を通って排出される飼料の脈流が防止される。また、こ
の回転子23の軸22は、図示しないモータにより駆動
され、その回転数が制御されている。
【0017】また、本実施の形態の排出量調整装置2の
代わりに、例えばエアシリンダ等により開閉度が調整で
きるフラップを備えた排出量調整装置を設け、その開口
面積を変化させることにより流量を調整することもでき
る。次に、本発明の熱処理調合装置1の操作を説明す
る。先ず、投入口31を介して管状ケーシング1内に案
内された飼料は、そのケーシングの傾斜による重力によ
り下方へと流下し、排出口へと搬送される。飼料が搬送
される間、管状ケーシングの上面に配置された開口部3
5に連結された蒸気噴射ノズルからの蒸気により、及び
ケーシングの外側に設けけられたヒータ43により飼料
が熱処理される。その際、管状ケーシング3内に噴射さ
れた蒸気は、その内部に配設された回転軸に設けられた
羽根42により攪拌され、外部からの加熱手段と相乗し
て、ケーシング内を搬送される飼料をほぼ均等に加熱す
る。また、排出口に連接して設けられた排出量調整装置
2により、所望の滞留時間を正確に決定することができ
る。
【0018】図5には、上述したような本発明の熱処理
装置1を備えた飼料処理設備が示されている。この設備
では、先ず配合かつ均質化された飼料が貯蔵された貯蔵
サイロ51から水平コンベア52にてバケット式コンベ
ア53へと搬送される。次いで、バケット式コンベア5
3により上方へと搬送された飼料が、熱処理装置1の投
入口31からその装置1内へと案内される。その際、上
述したように、熱処理装置1において、その排出量調整
装置2により決定された所望の滞留時間で飼料が熱処理
される。次いで、そのように熱処理された飼料は、例え
ば誘導ダクトを介して乾燥・冷却装置54へと案内され
る。この装置内では、例えば防カビ対策として熱処理さ
れた飼料が乾燥され、そして常温に冷却される。そのよ
うに乾燥冷却された飼料は、最後に、搬送手段、例えば
水平コンベア58及びバケット式コンベア59を介して
製品貯蔵サイロ57に案内され、そこに貯蔵される。し
かし本実施の形態では、製品貯蔵サイロ57に案内する
以前に、熱に弱い成分を混合しかつ均質化することがで
きるミキサー装置56が配設されており、このミキサー
装置内で熱に弱い成分の混合及び均質化が行われる。
【0019】以下に、上述したような熱処置装置を備え
た設備を使用した実施例を示す。その際、飼料の配合は
以下のようになっている。 実施例1 成鶏用飼料 トウモロコシ 63% 大 豆 粕 20% 魚 粉 7% グルテンミール 6% 油 脂 2% 食 塩 1% その他(添加物) 1% 成鶏用の飼料における熱処理温度は85℃で、また、熱
処理装置1内の処理時間、即ち、管状ケーシング3内に
送込まれた飼料が所定の温度に加熱され、そして排出さ
れるまでの時間は120秒で行われれた。その結果、こ
のように配合された成鶏用の飼料ではサルモネラ菌等の
細菌は検出されなかった。
【0020】実施例2 豚用飼料 トウモロコシ 40% マ イ ロ 22% 大 豆 粕 18% 小 麦 粉 10% 魚 粉 6% 油 脂 2% その他(添加物) 2% 豚用の飼料における熱処理温度は85℃で、また、熱処
理装置1内の処理時間、即ち、管状ケーシング3内に送
込まれた飼料が所定の温度に加熱され、そして排出され
るまでの時間は180秒で行われれた。その結果、この
ように配合された豚用の飼料では、サルモネラ菌等の細
菌は検出されず、また澱粉のα化(ゼラチン化)による
消化率も向上していた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による家畜用粉粒状飼料の熱処理装置の
側面図である。
【図2】図1の線II−IIに沿った断面図である。
【図3】本発明の熱処理装置の排出部に設けられた排出
量調整装置を、飼料熱処理運転状態で示す断面図であ
る。
【図4】本発明の熱処理装置の排出部に設けられた排出
量調整装置を、飼料非熱処理運転状態で示す断面図であ
る。
【図5】図1に示す、本発明処理装置を備えた設備の概
略的な系統図である。
【符号の説明】
1 熱処理装置 2 排出量調整装置 21 流入開口 22 回転軸 22′ 中空軸 23 回転子 23′ フィン 24 遮蔽部材 25 流出開口 3 管状ケーシング 31 投入口 33、34 側板 35 開口部 36 温度センサー 37 駆動モータ 41、41′ 回転軸 42 羽根 43 ヒータ 44 断熱材 51、57 サイロ 52、58 水平コンベア 53、59 バケット式コンベア 54 乾燥冷却装置 56 混合ミキサー 6 脚部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A23N 17/00

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上流側の投入口(31)と下流側の排出
    口とを有しかつ傾斜して配置された管状ケーシング
    (3)を備え、この管状ケーシング(3)の上端部及び
    下端部が側板(33,34)により密閉され、この管状
    ケーシングの上面には複数の開口部(35)が備えら
    れ、この各開口部に、蒸気源から供給される蒸気を噴射
    するためのノズル及びまたは補助液体物質を噴射するた
    めのノズルが連結されており、また、管状ケーシング
    (3)の内部には、この管状ケーシング内に噴射された
    蒸気を攪拌するための複数の羽根(42)が間隔を置い
    て配置された回転軸(41,41′)が備えられてお
    り、その際、この回転軸(41,41′)の両端が前記
    側板(33,34)に支承され、前記ケーシングの外側
    に備えられた駆動手段を介して駆動され、さらに前記排
    出口に、管状ケーシング(3)内に案内された飼料の滞
    留時間を調整する排出量調整装置(2)が連接して設け
    られている家畜用粉粒状飼料の熱処理装置において、 排出量調整装置(2)が、流入開口(21)と流出開口
    (25)とを備えたハウジング(20)と、このハウジ
    ング内側に設けられた遮蔽部材(24)と、この遮蔽部
    材の半径方向外側で、前記ハウジング(20)に支承さ
    れた回転軸(22)を中心として回転可能に固着された
    回転子(23)とを備え、その際、回転子が前記回転軸
    に対して放射状に設けられた複数のフィン(23′)を
    備え、互いに隣接するフィンが、前記遮蔽部材(24)
    と協働して多数の飼料収納空間を画成する ことを特徴と
    する家畜用粉粒状飼料の熱処理装置。
  2. 【請求項2】 前記回転子(23)が、軸方向に並んで
    配置された少なくとも2つの回転子からなり、一方の回
    転子のフィン(23′)の配置位置が、他方の回転子の
    フィンの配置位置に対して角度的にずれていることを特
    徴とする請求項記載の家畜用粉粒状飼料の熱処理装
    置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載の家畜用粉粒状
    飼料の熱処理装置を備えた処理設備であって、 配合かつ均質化された飼料が貯蔵された貯蔵部(51)
    と、この貯蔵部から飼料を前記熱処理装置(1)に案内
    するための搬送手段(52,53)と、前記熱処理装置
    により熱処理された飼料を乾燥し、冷却するための乾燥
    冷却装置(54)と、この乾燥冷却処理された飼料を貯
    蔵するための最終製品貯蔵部(57)とを備えているこ
    とを特徴とする処理設備。
  4. 【請求項4】 前記乾燥冷却装置(53)と、製品貯蔵
    部(57)との間に、熱に弱い成分を混合するための混
    合ミキサー(56)が設けられていることを特徴とする
    請求項記載の処理設備。
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