JP2710546B2 - 鶏卵を主原料とした飼料の製造装置 - Google Patents

鶏卵を主原料とした飼料の製造装置

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JP2710546B2
JP2710546B2 JP5338111A JP33811193A JP2710546B2 JP 2710546 B2 JP2710546 B2 JP 2710546B2 JP 5338111 A JP5338111 A JP 5338111A JP 33811193 A JP33811193 A JP 33811193A JP 2710546 B2 JP2710546 B2 JP 2710546B2
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精一 北村
順次 下川
清俊 奥野
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精一 北村
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は飼料の製造装置、より詳
しくは殻付きのままの鶏卵を、ペレット,粉あるいは団
子状に飼料化する飼料の製造装置に関する。
【0002】
【従来の技術】本願出願人は、先に特願平5−1577
29号として、鶏卵を卵殻毎粉砕攪拌し、これを加熱処
理することによって大腸菌及びサルモネラ菌を殺菌した
後、ペレット、粉あるいは団子状に加工する鶏卵の飼料
化方法を出願した。
【0003】この飼料化方法によると、従来廃棄処分
しかなかった過剰生産あるいは2級品の鶏卵の有効利用
が可能となる、卵殻毎飼料化するため廃棄処分するも
のがなくなり公害の発生が根絶される、得られた飼料
は卵殻のカルシウム分を含むため、従来のように、特別
にカルシウム分を添加する必要がない、現在市販され
ている養鶏強化薬にくらべて、添加物を変えることによ
り、動物に幅広く使用でき、また安価に造ることが可能
である、また、2級卵などに付着したサルモネラ菌等
が早期に処分されるため、残る1級卵への繁殖を防ぐこ
とができる等の作用効果を奏することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来こ
の製造方法を実現するための装置はなんら考案されてお
らず、専ら手作業により殻付きの鶏卵を粉砕攪拌し、こ
れに脱脂ヌカなどを添加し、さらにこれを家庭用のフラ
イパン等で加熱することにより製造しており、上記飼料
を大量に製造することは困難であった。
【0005】そこで、本発明は、上記した鶏卵を主原料
とした飼料を効率よくしかも大量生産が可能な手段を提
供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の鶏卵を原料とし
た飼料の製造装置は、上記目的を達成するために、卵殻
を付けたままの鶏卵を粉砕する粉砕機と、粉砕された材
料を攪拌しながら加熱する攪拌加熱機と、加熱された材
料をペレット状または粉体等に加工するペレット機と、
ペレット状等に加工された材料を所定含水量まで乾燥す
る乾燥機とを備えたことを特徴とする。
【0007】ここで、前記加熱手段に、攪拌中の材料の
温度を検出し、この温度に基づいて加熱量を調整する温
度調節手段を備えたり、また、乾燥装置を、材料の搬入
及び搬出口を開口したハウジングと、同ハウジング内に
熱風を供給する温風装置と、前記ハウジング内に設けら
れた回転駆動する無端ベルトに取付けられた網目状のバ
ケットとからなるものとすることができる。
【0008】
【作用】本発明においては、殻のままの鶏卵を粉砕機に
投入すれば、自動的に粉砕され、次いで攪拌加熱工程、
ペレット化工程、さらに乾燥工程によって、鶏卵を主原
料とした飼料が一連の機械施工で製造可能となる。
【0009】
【実施例】以下本発明の特徴を図面に示す実施例に基づ
いて具体的に説明する。
【0010】図1は本発明の一実施例である鶏卵を原料
とした飼料製造装置の概略を示す全体配置図である。
【0011】同図に示すように、本実施例の飼料製造装
置は、殻付きのままの鶏卵を粉砕する粉砕機A、この粉
砕機Aの出口下方に配置された攪拌加熱機B、加熱され
た材料をペレット状に加工するペレット機C、ペレット
状の材料を搬送するベルトコンベアD、及び搬送された
ペレット状の材料を所定所定含水量まで乾燥する乾燥機
Eとから構成される。
【0012】粉砕機Aは、図2の要部斜視図に示すよう
に、下端部に開口1aを形成し下方に向かって萎む漏斗
状の容器1と、下端に粉砕刃2aを装着した回転軸2を
備え、図示しないモータによって回転軸を回転させ、殻
付きのままの鶏卵を5mm程度に粉砕することができ
る。
【0013】攪拌加熱機Bは、特に図3の斜視図に示す
ように、フレーム3上に浮かせた状態で配置され上部を
開口した容器本体4を備えている。この容器本体4の中
心位置にはモータ(図示せず)によって回転駆動される
回転軸5が取付けられ、回転軸5には第1及び第2のバ
ー6a,6bが十字状に掛け渡されている。また、容器
本体4の壁面には開口部4aが設けられ、この開口部4
aに加熱攪拌された材料を取り出すためのスライド扉7
が設けられ、さらにその下方には、排出された材料をペ
レット機Cに送り込むためのスライダ8が設けられてい
る。
【0014】図4は攪拌加熱機Bの平面図で、同図に示
すように、バー6a,6bには、粉砕された材料及び添
加物を攪拌するための、7種類の羽根H1 〜H7 が設け
られている。
【0015】羽根H1 は、容器本体3の略中心位置に設
けられ内側の材料を回転に伴って外側へ押し出す役目を
果たし、図5(a)に示すように、先端側に向かって尖
って形状をなし、その先端には、バー状の羽根H2 が起
倒可能に取付けられている。この羽根H2 は、加熱中及
び攪拌中は上へ上げておき、加熱攪拌が済んで材料を排
出する際下へ下ろすことによって、羽根H2 が容器本体
4の底面に略当接状態となり、容器本体4内の材料が羽
根H2 の回転に伴い容器本体4の壁面の開口部4aから
外部に排出される。
【0016】羽根H3 は、図5(b)の斜視図に示すよ
うに鋤状の部材で、回転に伴って容器本体4内の材料を
左右に分離し、材料の攪拌効果を高める。羽根H4 は、
材料を切断するもので、図5(c)に示すような板状の
部材である。羽根H5 は、図5(d)に示すように平面
形状が前後が尖った菱形状で、同様に材料を切断する羽
根H4 よりも若干外周側を移動するように設けられてい
る。羽根H6 は、最も外周側に設けられており、図5
(e)に示すように湾曲した曲面を有し、材料が外側に
焼きつかないように内側に移動させる役目を果たす。さ
らに羽根H7 は、容器本体4の略半径の長さを有し、上
部にスプリング9aを備えた2本の支持杆9によって支
持されており、羽根H7 の下面を容器本体4の底面に接
触させながら回転させることができる。この羽根H7
回転させることによって、材料を切返し底面への焼け付
きを防止することができる。
【0017】図1に戻って、容器本体4の下部には加熱
用のバーナ10が設けられており、容器本体4内に投入
された鶏卵等の原料を加熱することができる。
【0018】また羽根H3 先端部には、図6のブロック
図に示すように温度センサ11aが設けられており、攪
拌中の原料の温度を検出し、この温度に基づいて制御部
11bがバーナ10の発熱量を調整する。これによっ
て、加熱オーバによる鶏卵中のビタミンの破壊を確実に
防止することができる。通常、攪拌中の温度としては1
80〜230℃が好ましい。
【0019】図7は乾燥機Eの内部構造を示す概略側面
図、図8は同正面図を示す。
【0020】22はベルトコンベアDで搬送された材料
の搬入口22a、及び乾燥後の製品の搬出口22bを開
口したステンレス製のハウジングで、ハウジング22の
下方位置には、乾燥用の熱風を供給する灯油バーナ31
を設け、上方位置には、2か所の熱風吐出口22cが設
けられている。
【0021】また、上段及び下段のそれぞれ前後2箇所
には、ローラチェーン23が巻回されたスプロケット2
4が設けられ、上段のスプロケット24には駆動用モー
タ25に連接された駆動チェーン26が取付けられてい
る。
【0022】27はローラチェーン23に上端を回動自
在に取付けられた逆三角形状のバケット吊り金具で、こ
のバケット吊り金具27の下端には、回動軸28aによ
って網目状のバケット28が取付けられている。このバ
ケット吊り金具27及びバケット28は、自然状態でそ
の回転移動中常に水平状態を維持することができ、搬出
口22b近傍に設けられた押し出し装置29に、バケッ
ト28の底面が当接することによって、バケット28が
前方に傾斜し、図7に示すように内部の原料が搬出口2
2bへ自動的に排出されることとなる。このように、加
工された鶏卵は掻き乱されることなく自然な状態で乾燥
させることができる。
【0023】図中30は灯油バーナ31の火力及びモー
タ25の速度をコントロールし、またバケット28の移
動速度を調節するコントロールボックスで、これによっ
て搬出口から排出される飼料の含水比を適宜選択するこ
とができる。
【0024】なお、図1に示すペレット機C及びベルト
コンベアDは市販の装置を用いることができる。
【0025】以上に述べたように、本実施例の飼料の製
造装置を用いることにより、従来のように手作業による
ことなく、鶏卵を主原料とした飼料を機械化により大量
生産することが可能となる。
【0026】なお、上記実施例においては、ペレット化
された材料をベルトコンベアDで乾燥機Cへ搬送してい
るが、ベルトコンベアDを設けずに、ペレット機Cから
直接乾燥機Cへ移動させることもできる。
【0027】
【発明の効果】本発明によって以下の効果を奏すること
ができる。
【0028】(1)殻のままの鶏卵を粉砕機に投入すれ
ば、これらが回転羽根によって粉砕され、さらに攪拌加
熱処理され、これを乾燥機によって所定の含水量まで乾
燥させることができ、鶏卵を主原料とした飼料を一連の
機械施工により大量生産することができる。
【0029】(2)各々の機械の組み合わせが自由にで
きることで、設置場所の条件に対応可能で、運搬もし易
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の一実施例である鶏卵を原料とし
た飼料の製造装置を示す全体配置図である。
【図2】図1に示す粉砕機の要部の斜視図である。、
【図3】図1に示す攪拌加熱機の斜視図である。
【図4】図1に示す攪拌加熱機の平面図である。
【図5】攪拌加熱機に設けられた羽根を示す図である。
【図6】攪拌加熱機の制御部を示すブロック図である。
【図7】図1に示す乾燥機の内部構造を示す概略側面図
である。
【図8】図1に示す乾燥機の正面図である。
【符号の説明】
A 粉砕機 B 攪拌加熱機 C ペレット機 D ベルトコンベア E 乾燥機 H1 〜H7 羽根 1 容器 1a 開口 2 回転軸 2a 粉砕刃 3 フレーム 4 容器本体 4a 開口部 5 回転軸 6a,6b バー 7 スライド扉 8 スライダー 9 支持杆 10 バーナー 11a 温度センサー 11b 制御部 22 ハウジング 22a 搬入口 22b 搬出口 22c 熱風排出口 23 ローラーチェーン 24 スプロケット 25 駆動モータ 26 駆動チェーン 27 バケット吊り金具 28 バケット 28a 回動軸 29 押し出し装置 30 コントロールボックス

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 卵殻を付けたままの鶏卵を粉砕する粉砕
    機と、粉砕された材料を攪拌しながら加熱する攪拌加熱
    機と、加熱された材料をペレット状または粉体等に加工
    する加工機と、加工された材料を所定含水量まで乾燥す
    る乾燥機とを備えた鶏卵を主原料とした飼料の製造装
    置。
  2. 【請求項2】 前記攪拌加熱機に、攪拌中の材料の温度
    を検出し、この温度に基づいて加熱量を調整する温度調
    節手段を備えたことを特徴とする請求項1記載の鶏卵を
    原料とした飼料の製造装置。
  3. 【請求項3】 前記乾燥装置は、材料の搬入及び搬出口
    を開口したハウジングと、同ハウジング内に熱風を供給
    する温風装置と、前記ハウジング内に設けられた回転駆
    動する無端ベルトに取付けられた網目状のバケットとか
    らなることを特徴とする請求項1または2記載の鶏卵を
    原料とした飼料の製造装置。
JP5338111A 1993-12-28 1993-12-28 鶏卵を主原料とした飼料の製造装置 Expired - Lifetime JP2710546B2 (ja)

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CN111802674A (zh) * 2020-08-03 2020-10-23 李玲 一种颗粒饲料高效生产制作机

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