JP3353539B2 - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体装置の製造方法
に関し、特にSOG(Spin on Glass)か
らなる層間絶縁膜の上面を平坦化するための半導体装置
の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】デバイスの高密度化に伴って配線技術
は、ますます微細化、多層化の方向に進んでいる。しか
し、高集積化は一方ではデバイスの信頼性を低下させる
要因になる場合がある。
【0003】なぜなら、配線の微細化と多層化の進展に
よって、層間絶縁膜の段差は大きく且つ急峻となり、そ
の上に形成される配線加工精度および信頼性を低下させ
るためである。このため、アルミニウム(Al)配線の
段差被覆性の大幅な改善が出来ない現在、層間絶縁膜の
平坦性を向上させる必要がある。これは、リソグラフィ
ーの短波長化に伴う焦点深度の低下の点からも重要にな
りつつある。
【0004】これまでに各種の絶縁膜の形成技術および
平坦化技術が開発されてきた。たとえば特開昭58−1
24,246号公報に示す技術がある。また、微細化コ
ンタクトに配線膜を埋め込む方法としてメタルプラグ技
術が注目されている。例えば、ブランケットタングステ
ン(W)技術や高温AlスパッターやAlリフロー技術
がある。ところが、これらの技術を微細化あるいは多層
化した配線層に適用した場合、配線間隔が広い場合の平
坦化の不足や、配線間隔に於ける層間膜での”鬆”の発
生により、配線間における接続不良等が重要な問題にな
っている。
【0005】そこで、この問題を改善する手段として、
最近、従来のシリコンウェーハのミラー研磨を応用した
化学的機械研磨法(メカノケミカル研磨:CMP)と呼
ばれる方法が提案されている。この方法は、完全に平坦
化された面を確実に実現することができる方法として有
望視されている。
【0006】CMPでは、層間絶縁膜としては、例えば
プラズマCVD法によるSiO2 膜が用いられている。
プラズマCVD法によるSiO2 膜は、圧縮応力の膜で
ある。このように、圧縮応力の膜を用いてCMPを行う
のは、引張り応力の膜である層間絶縁膜を用いると、メ
カノケミカル研磨の工程で層間絶縁膜にクラックが発生
するという理由からであった。
【0007】しかしながら、層間絶縁膜として、プラズ
マCVD法によるSiO2 膜を用いるとカバレッジが悪
いため、この問題を解消するために、例えばオゾン(O
3 )とTEOS(TetraethyloxysilaneまたはTetraethy
lorthosilicate,Si(OC254 )ガスを用いたC
VD膜を成膜し、エッチバックにより配線スペースのギ
ャップを埋めたのち、圧縮応力膜である絶縁膜を形成
し、この絶縁膜をメカノケミカル研磨することによりグ
ローバル平坦化(同一層内の配線間のように広い間隔の
領域の平坦化)することが行われている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、オゾン
TEOSおよびエッチバックにより配線スペースのギャ
ップを埋めたのち、圧縮応力が生じる絶縁膜を形成し、
この絶縁膜をメカノケミカル研磨によりグローバル平坦
化する方法では、工程数が著しく増加するという問題が
あった。
【0009】本発明は、このような従来技術の問題点に
鑑みてなされたものであり、工程数を増加させることな
く、層間絶縁膜上面を平坦化できる半導体装置の製造方
法を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の半導体装置の製造方法は、第1の配線層上
にガラス塗布液を塗布する工程と、前記塗布されたガラ
ス塗布液を600℃以上の温度で熱処理して、圧縮応力
の絶縁膜を形成する工程と、前記絶縁膜の上面をメカノ
ケミカル研磨して平坦化する工程とを有する。
【0011】本発明の半導体装置の製造方法では、前記
平坦化された絶縁層上に第2の配線層を形成する工程を
さらに有しても良い。前記ガラス塗布液は、スピンコー
ト法により塗布されることが好ましい。
【0012】
【作用】ガラス塗布液を、たとえばスピンコート法によ
り塗布し、これを焼成することにより形成された絶縁膜
(以下、SOG膜ともいう)は、いわゆるギャップフィ
ル性能(局所段差の埋め込み)に優れている。しかしな
がら、従来のSOG膜では、約400℃程度の温度で熱
処理されていたため、得られたSOG膜は、1×10-9
dyn/cm2 程度の引張り応力の膜であった。そのた
め、これをメカノケミカル研磨すると、SOG膜にクラ
ックが発生する。したがって、グローバルな平坦化を行
うために、CMPを行うためには、別途、圧縮応力の膜
を成膜する必要があった。
【0013】本発明者は、従来のSOG膜では考えられ
なかった600°C以上の熱処理を行うことで、SOG
膜が、−1×10-9dyn/cm2 程度の圧縮応力の膜
になることを見い出し、本発明を完成するに至った。す
なわち、本発明では、ガラス塗布膜を、600℃以上の
温度で熱処理してSOG膜を形成し、圧縮応力の膜とす
る。したがって、このように形成されたSOG膜の上面
をメカノケミカル研磨してもSOG膜にクラックは発生
しない。
【0014】このように、本発明の半導体装置の製造方
法では、ギャップフィル性能に優れたSOG膜を用いる
ことができるので、オゾンTEOSおよびエッチバック
等により配線スペースのギャップを埋める必要もない。
また、SOG膜単独で、良好な平坦化膜を得ることがで
きるので、工程数が増加することもない。
【0015】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図1は本発明の一実施例を示す半導体装置の断
面図である。本実施例の半導体装置では、図1(C)に
示すように、表面にトランジスタなどが形成されたシリ
コン基板1上に、たとえば絶縁膜2が形成されており、
この絶縁膜2上に第1の配線層3が形成されている。ま
た、第1の配線層3の上部およびそれ以外の絶縁膜上に
は、ガラス塗布液をスピンコーティング法により塗布し
て焼成されたSOG膜4が形成されており、このSOG
膜4の上面はメカノケミカル研磨により平坦化されてい
る。
【0016】このような本実施例の半導体装置は、以下
の如く製造することができる。まず、シリコン基板1上
に、絶縁膜2を、熱酸化法、プラズマCVD法、または
CVD法にて成膜する。この絶縁層2の上部に、多結晶
シリコンとWSixとを積層してなるポリサイド構造の
第1の配線層3を形成する。なお、第1の配線層3は、
多結晶シリコン単独、または金属であっても良い。ここ
までを図1(A)に示す。
【0017】次いで、この第1の配線層3の上部に膜厚
が700nmとなるように無機ガラス塗布液をスピンコ
ート法により塗布する。スピンコートの回転数は2,0
00rpmとし、塗布後ホットプレートを用いて150
℃、200℃、および250℃の温度で各1分加熱し
た。次いで、常圧の窒素雰囲気中で800℃の温度で熱
処理を行い、SOG膜4を形成する。ここまでを図1
(B)に示す。
【0018】なお本実施例では、ガラス塗布液としてS
i−Hの結合構造を有する無機ガラス塗布液(例えば、
東京応化株式会社製T−10又はダウコーニング社製F
ox)を用いたが、600℃以上の温度で熱処理したと
きに圧縮応力膜となるものであれば、セラメートCI
P、T−7、HSGなどのその他の無機ガラス塗布液お
よび有機ガラス塗布液の何れも用いることができる。
【0019】このようにして形成されたSOG膜4の上
面をメカノケミカル研磨により平坦化する。図3に、研
磨装置の概略を示す。図3に示すように、基板1をセッ
トしたキャリア4を、基板1の表面がプラテンと呼ばれ
る研磨プレート6に対向するようにセットし、スラリー
供給系8のスラリー10をスラリー供給口12から研磨
プレート6上のパッドと呼ばれる研磨布14の上に供給
する。研磨プレート6の回転軸16の回転数と、キャリ
ア4のキャリア回転軸18の回転数と、研磨圧力調整器
20の圧力を調整して研磨を行う。この時、絶縁膜をエ
ッチングする意味で、スラリー中にKOHなどを添加
し、塩基性雰囲気で行う。
【0020】この研磨装置は、あくまでも一例であり、
ウェハー載置の方法などや、プラテン、キャリアの数や
構成およびパッド、スラリーの種類などについては、特
に限定されるものではない。本実施例のメカノケミカル
研磨は、回転定盤の回転数を37rpm、基板保持台の
回転数を17rpm、研磨圧力を5.5×103 Pa、
スラリー流量を200ml/min、研磨パッド温度を
30〜40°Cとして行った。
【0021】この研磨条件は、絶縁膜の研磨条件として
は一般的なものである。ここでは塩基性の雰囲気で研磨
を行うため、スラリーをKOH/水/アルコールに懸濁
させたものを用いた。ここまでを図1(C)に示す。
【0022】最後に、図示はしないが、この平坦化され
たSOG膜4上に第2の配線層を形成したが、SOG膜
4の上面が充分に平坦化されているので第2の配線層の
パターンに、損傷や断線は生じなかった。以上、本発明
の半導体装置の製造方法を一実施例により説明したが、
本発明は上記実施例にのみ限定されるものではない。
【0023】例えば、第1および第2の配線層には、ア
ルミニウムや銅が含まれていても良い。特に第1の配線
層3が銅の単層からなる配線層である場合には、600
℃以上の熱処理温度にも充分耐えることができるのでよ
り好ましい。また、図2に示すように、SOG膜4の下
に、常圧CVD法によるBPSGや、プラズマCVD法
によるSiO2 膜などのCVD膜5を形成しても良い。
このようなCVD膜5を形成することで電気的耐圧がよ
り高くなるので好ましい。
【0024】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の半導体装置
の製造方法によれば、600℃以上の温度で熱処理して
SOG膜を形成することで、ギャップフィル特性に優れ
たSOG膜が圧縮応力を生じる膜となるので、メカノケ
ミカル研磨を施してもクラックが発生することがなく、
その結果、工程数が増加することなく絶縁膜上面を平坦
化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(A)〜(C)は本発明の一実施例を示す
半導体装置の断面図である。
【図2】図2は本発明の他の実施例を示す半導体装置の
断面図である。
【図3】図3はCMP研磨装置の概略図である。
【符号の説明】
1…基板 3…配線層 4…SOG膜

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の配線層上にガラス塗布液を塗布す
    る工程と、 前記塗布されたガラス塗布液を600℃以上の温度で熱
    処理して、圧縮応力の絶縁膜を形成する工程と、 前記絶縁膜の上面をメカノケミカル研磨して平坦化する
    工程とを有することを特徴とする半導体装置の製造方
    法。
  2. 【請求項2】 前記平坦化された絶縁膜上に、第2の配
    線層を形成する工程をさらに有することを特徴とする請
    求項1に記載の半導体装置の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記ガラス塗布液が、スピンコート法に
    より塗布される請求項1または2に記載の半導体装置の
    製造方法。
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