JP3353269B2 - 滑らかなサイドシームを有する衣類及びその形成方法 - Google Patents

滑らかなサイドシームを有する衣類及びその形成方法

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JP3353269B2 JP00065698A JP65698A JP3353269B2 JP 3353269 B2 JP3353269 B2 JP 3353269B2 JP 00065698 A JP00065698 A JP 00065698A JP 65698 A JP65698 A JP 65698A JP 3353269 B2 JP3353269 B2 JP 3353269B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パッカー皺のない
シームを有する衣類及びパッカー皺のないシームの形成
方法に関する。特に、サイドシーム取り付け領域及び他
の同様の領域の周囲のシームの襞すなわちパッカー皺の
発生する傾向を容易に排除する改良されたサイドシーム
及びその形成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】シームラインにおけるパッカー皺現出現
象は、長いこと、衣料品業界を悩ませてきた。シームパ
ッカー皺は、典型的には、洗濯中に生じる縫い糸の収縮
により引き起こされる。特に、消費者が購入後に着用し
て汚れる度に何度も洗濯することにより、引き起こされ
る。これらの洗濯及び乾燥サイクルの間、縫い糸は、典
型的には、長手方向に収縮する。この収縮は、周囲のシ
ャツ材料よりも、二枚の織布パネルを結合するシームに
て、大きな割合で生じる。この場合、縫い糸は洗濯中に
収縮し、衣類シームにて両側の衣類構成部分を引っ張
り、衣類構成部分にねじりを生じさせ、衣類シームに沿
って皺を生じさせる。この効果は、ドレスシャツのサイ
ドシームにおいて顕著である。したがって、シャツのサ
イドシーム領域におけるパッカー皺現象のないシャツ衣
類及びその製造方法を提供することが非常に望まれてい
る。さらに、パッカー皺現象がなく、多数の洗濯処理の
後であっても、パッカー皺のない滑らかな状態に維持で
きる衣類及びその形成方法を提供することが望まれてい
る。
【0003】ドレスシャツにおけるシームパッカーを減
少させるいくつかの試みがなされている。1つの試み
は、芯マトリックス(interlkining matrix)に熱可塑性
要素を有している芯を利用するものである。製造工程
中、シームにはアイロンがかけられ、ステッチ・ライン
に沿ってシームの断面方向厚さを減少させる。減少した
厚さは、縫い糸を弛緩(slack)させ得、以降の洗濯中
に、縫い糸が弛緩(slack)に等しい量だけ収縮し得るよ
うにする。この技術が、シーム・パッカー皺の減少に完
全に効果的であるというわけではない。第一に、シーム
にて縫い合わせられた衣類構成要素は、シームの外側の
ステッチ間で離隔するように引っ張られ得、結果的に衣
類織物のゆがみを生じさせる。第二に、芯マトリックス
において圧縮される縫い糸は、マトリックス内で結合さ
れるようになるので、縫い糸の収縮は少なくともある程
度のシーム・パッカー皺を結果的に生じさせる。第三
に、芯を製造することは、衣類製造コストの全体的な増
加をもたらす。このコストは、芯が2本の芯の複合であ
る場合には、倍増する。
【0004】シーム・パッカー皺を減少させる別の従来
技術は、特殊な衣類材料を利用する。特に、シームにて
一緒に縫い合わせられた衣類構成要素は、裁縫工程中に
引っ張られ、縫製工程終了後に弛緩されるような材料か
ら製造される。この弛緩は、縫い糸における弛緩(slac
k)を提供する。この試みもまた、シーム・パッカー皺の
減少に有効ではない。第一に、前述のとおり、シームに
て一緒に縫い合わせられた衣類構成要素は、シームの外
側のステッチ間で離隔するように引っ張られ、結果的に
衣類織物のゆがみを生じさせる。第二に、ある種のスト
レッチ材料から製造された衣類だけをこの衣類を製造す
るために利用し得る。このことに関する欠点は、明白で
ある。
【0005】さらに他の先行技術の試みは、縫製工程に
おいて用いられる縫い糸の性質を変えることである。例
えば、そのような試みの一つは、複合された縫い糸を利
用するが、縫い糸の一方の構成要素は水溶性である。洗
濯中に、水溶性構成要素は溶解し、縫い糸に、縫い糸の
収縮を補正する弛緩(slack)を生じさせる。第一に、前
述のとおり、シームにて一緒に縫い合わせられた衣類構
成要素は、シームの外側のステッチ間で離間するように
引っ張られ得、結果的に衣類織物のゆがみを生じる。第
二に、この方法による縫い糸の高い製造コストは、衣類
全体のコストを増加させる。第三に、縫い糸の強さは、
かような複合デザインによって妥協され得る。最後に、
商用ミシンは、特別の縫い糸を利用するには適していな
い。
【0006】縫い糸の性質を変える他の先行技術の試み
は、上述と同様の理由によって、十分に効果的であると
は信じられていない。前述した困難性と限界は、研究し
つくされたわけではない。むしろ、それらの多くは、衣
類シームにおけるパッカー皺を減少させるために顕著な
注意を向けさせているが、過去提唱されているパッカー
皺のない衣類シーム及び製造方法は価値ある改善の余地
があることを証明するものである。
【0007】
【本発明が解決しようとする課題】したがって、本発明
の一般的な目的は、前述のタイプの困難性を取り除き又
は最小にするシャツのサイドシーム領域における新規で
滑らかな衣類シーム及びその形成方法を提供することに
ある。
【0008】本発明の特定の目的は、シャツのサイドシ
ーム領域におけるシームのパッカー皺を除去する滑らか
な衣類シーム及びその形成方法を提供することにある。
【0009】本発明の別の目的は、パッカー皺のないす
っきりした(テーラード)外観を呈する種々の衣類にお
いて用い得る滑らかな衣類シームとその形成方法を提供
することにある。
【0010】また別の本発明の目的は、ドレスシャツの
サイドシームに有利に用い得る滑らかな衣類シームとそ
の形成方法を提供することにある。
【0011】さらに本発明の別の目的は、シームパッカ
ー皺の経済的に有効な解決方法を提供し、既存の製造装
置の有意な改造を含まない滑らかなサイドシームとその
形成方法を提供することにある。
【0012】
【課題を解決する手段】前述の目的を達成するための本
発明の好ましい実施形態は、衣類のシームラインに沿う
衣類構成要素の表面間に挿入される少くとも1の熱接着
性要素を含む結合ストリップを含む。シームは、衣類構
成要素の表面を覆う結合ストリップの接着を生じさせる
に十分な熱量と圧力を受け、これにより、圧縮されたシ
ームを作りだし、縫い糸の収縮に関連するパッカーリン
グを除去するために、シームと共に一緒に布を永久的に
結合させる。
【0013】
【好ましい実施形態】以下、添付図面を参照しながら、
本発明をさらに詳細に説明するが、本発明はこれらに限
定されるものではない。
【0014】さて、図面、特に図1及び図2を参照す
る。図1及び図2には、ドレスシャツ10を着用してい
る男性が描かれている。ドレスシャツ10は、シャツの
前部分及び後ろ部分を形成するシャツの前身頃12、後
身頃14を有する。本発明に従って形成されたサイドシ
ーム16は、前身頃及び後身頃を結合して完成されたシ
ャツにする。図2において示されるように、サイドシー
ム16は、シャツの袖の内側に沿って連続している。
【0015】図3a〜3cは、本発明の好ましい実施形
態に従うシーム16及びその形成方法の進行工程を示
す。特に、シーム構成は、第1衣類構成要素18及び第
2衣類構成要素20からなる。本発明の好ましい実施形
態のシーム16において、第1衣類構成要素18は、ド
レスシャツ10の前身頃12の縁部を構成し、第2衣類
構成要素20は、ドレスシャツの後身頃14の縁部を構
成する。
【0016】図3aを参照すると、第1衣類構成要素1
8は、第1のすなわち上表面22と、第2のすなわち下
面24とを有する。これらの表面は、図3cに示すよう
に、それぞれ、シャツパネル12の外表面及び内表面に
対応する。第2衣類構成要素20もまた、図3aに示す
ように、第1のすなわち上表面26と、第2のすなわち
下面28とを有する。これらの表面は、図3cに示すよ
うに、それぞれシャツパネル14の内表面及び外表面に
対応する。
【0017】結合ストリップ30は、本発明の一体的な
部分を形成する。結合ストリップ30は、完成した衣類
シームから見て、第1のすなわち上表面32と、第2の
すなわち下表面34とを有する。図示するように本発明
の好ましい実施形態において、結合ストリップ30は、
全体が接着材料からなる接着性ウェブからなる。接着材
料は、好ましくは、ポリアミド、ポリエステル、又は低
密度のポリエチレン等のオレフィン材料である。ポリウ
レタン及びエチレンビニルアセテートコポリマーなどの
他の材料を用いることもできる。上述の接着性材料は全
て、60〜160℃の範囲の低い融点を有することから
好ましい。好ましい実施形態において、接着性ウェブ
は、20〜80ミクロンの範囲にある直径を有する複数
のフィラメントから製造されている。さらに、本発明の
接着性ウェブは、10〜100g/m2の密度を有する。あ
るいは、8〜80g/m2の密度を有するより硬い構造のネ
ット接着剤を用いることもできる。本発明のコンセプト
に従って、衣類の衣服表面を一緒に結合させるに適し且
つ通常の洗濯作用により溶けないであろう他のタイプの
接着性材料を用いることもできる。
【0018】本発明に従って、シーム16を形成するた
めに、図3aに示すように、第1衣類構成要素18の
方の縁部は、第1衣類構成要素18の第2の表面24が
結合ストリップ30の第2のすなわち下表面34に当接
するように、反転して折り畳まれる。第2衣類構成要素
対応する縁部は、第1衣類構成要素18の第1の表面
22が第2衣類構成要素20の縁部に当接するように、
第1衣類構成要素の反転した折り目内に位置づけられ
る。図3aに示すように、構成要素を一緒に取り付ける
ために、セットステッチ38を用いることができる。他
の例においては、セットステッチを利用せず、単に最終
的なトップステッチを利用して、構成要素を一緒に結合
する。
【0019】図3bに示すように、第2衣類構成要素2
0の第1の表面26が、結合ストリップ30の第1のす
なわち表面32に当接するように、第2衣類構成要素
20は結合ストリップ30の上に反転して折り畳まれ
る。この位置において、2つのトップステッチ40及び
42は、第1衣類構成要素18及び第2衣類構成要素2
0及び結合ストリップ30を一緒に固着し、永久的に縫
い合わせるために用いられる。第1のステッチ40は、
好ましくは、第2衣類構成要素20を貫通して、結合ス
トリップ30の一方の縁部に沿って且つ該一方の縁部
と、第1衣類構成要素18の反転して折り畳まれた部分
の縁部と、第2衣類構成要素20の縁部44と、第1衣
類構成要素18を貫通して延びる。第2のステッチ42
は、好ましくは、第2衣類構成要素を貫通して、結合ス
トリップ30の他方の縁部に沿って且つ該他方の縁部を
貫通して、第1衣類構成要素18の折り畳まれた部分3
6と、第2衣類構成要素20の縁部と、第1衣類構成要
素18の折り畳まれていない部分と、を貫通して延び
る。
【0020】図3cに示すように、本発明の改良された
シーム16の形成は、シーム16に、矢印48で概略示
されるように、熱及び圧力を与えることで完了する。こ
の工程は、アイロン/プレス処理により達成される。改
良された制御及び品質のために、この工程は、通常、1
60℃までの温度にて、5〜10秒間、加熱されたプレ
ス上にて行われ、その後、冷却して接着剤を固化する真
空工程を経る。与えられた熱及び圧力は、結合ストリッ
プ30の接着性要素を溶融させて、第1衣類構成要素1
8及び第2衣類構成要素20の表面24及び26上に
流す。すなわち、接着性要素は、結合ストリップ30の
第1の表面32に沿って、第1衣類構成要素18の第2
の表面24の衣類の隙間上及び隙間内に、付随して、第
2衣類構成要素20の反転して折り畳まれた部分の第1
の表面26の衣類の隙間上及び隙間内に流れる。重大な
ことは、アイロン/プレス工程の間、流れる接着性要素
が、第1衣類構成要素18及び第2衣類構成要素20の
衣類繊維の隙間内に介在するようになることである。こ
れは、シーム16に沿って並びにステッチ40及び42
の周りで、衣類構成要素の表面の間に非常に強い結合を
形成するので、有利である。この結合は、洗濯作用の間
に、シームにパッカー皺が発生することを防止する。特
に、第1衣類構成要素18及び第2衣類構成要素20
は、シーム16に沿って一緒に結合されているので、洗
濯の間に引き離されることがない。よって、ステッチ4
0及び42の間に位置するシーム布のゆがみが防止され
る。これは、洗濯中に衣類構成要素が分離されてしま
い、結果的にシームパッカー皺を生じさせる従来のシー
ムを超える顕著な利点である。アイロン/プレス工程は
さらに、シーム16を圧縮して、シームの厚みを減少さ
せる(図3b及び3cを比較せよ)。
【0021】図3cに示すように、ステッチ40と42
との間の距離50は、シーム幅を規定する。パッカー皺
を最大限防止するために、結合ストリップ30の熱接着
要素をシーム幅50の表面全体を覆うように流すことが
重要である。これは、第1衣類構成要素18の反転して
折り畳まれた部分36の第2衣類構成要素20の第1の
表面26及び縫い糸40及び42に対する完全な結合を
確実にするであろう。
【0022】好ましい実施形態において、結合ストリッ
プ30は、上述のように接着性ウェブから成るが、他の
ものでもよい。
【0023】別の実施形態において、結合ストリップ3
0は、その外側表面上に接着性コーティングを有する芯
を備える。芯は、当業分野において公知であり、衣類構
成要素に剛性を付与する。例えば、芯は、シャツカラー
及びセンタープラケット(中心あき)に用いられて、あ
る程度の剛性を付与する。しかし、本発明の芯は、その
外表面上の接着性要素を利用するもので、特に衣類のシ
ームに用いられるものである。特に、本発明の芯本体
は、好ましくは木綿又はポリエステル/木綿の混紡から
作られた織布芯である。あるいは、ポリエステル、ナイ
ロン、ビスコース又はこれらの混合物から加工された不
織布芯本体でもよい。好ましくは、複合芯を製造するた
めの高い製作コストを避けるため、芯本体は、単一の材
料から作られる。芯は、上表面及び下表面上の接着性要
素のコーティングを有する。接着性要素は、好ましく
は、上記した実施形態での接着性ウェブにおいて述べた
と同様の熱接着剤の一つである。接着剤は、接着層とし
て又は一列の接着剤のドットとして、芯の上表面及び下
表面に塗布される。重要なことであるが、上述したよう
に、本発明により企図されているような完全な結合を提
供するために、衣類表面上を流れるに十分な量の接着剤
の量が最も望ましい。しかし、不完全な結合で十分であ
る場合には、接着剤の量を減少させてもよい。
【0024】図示したように特定の実施形態は、ドレス
シャツ10のサイドシーム16に向けられているが、本
発明のシーム16及びその形成方法は、種々のシームに
利用し得ることを理解されたい。例えば、ドレススラッ
クス等の他の衣類の種々のシームにもおいても利用し得
る。
【0025】
【発明の効果】本発明の好ましい実施形態に従う衣類シ
ーム及びその形成方法に関する上述の説明を読み且つ理
解することで、衣類シーム及びその形成方法の顕著な利
点が明らかとなるであろう。
【0026】衣類シーム及びその形成方法の上述の望ま
しい特徴のすべてに注目することなく、少なくともいく
つかの主要な効果は、ドレスシャツ前身頃を構成する第
1衣類構成要素と、ドレスシャツの後身頃を構成する第
2衣類構成要素と、結合ストリップと、を備えるパッカ
ー皺のないサイドシームを有する衣類を提供することで
ある。
【0027】結合ストリップの使用は、先行技術の試み
によっては達成されなかったパッカー皺のないシームを
提供する。好ましくは、結合ストリップは、熱及び圧力
下にて、衣類布の当接する表面上に流れ込み、衣類シー
ムに沿って、衣類構成要素及び衣類サイドシームに沿っ
て結合する縫い糸ステッチに強い結合を作り出す接着性
ウェブを備える。この結合は、衣類の連続的な洗濯の
間、第1衣類構成要素が第2衣類構成要素から分離する
ことを防止する。あるいは、結合ストリップは、その外
表面上に熱接着剤コーティングを有する芯本体を備え
る。芯本体は、単一の材料から作ることができるので、
コストのかかる複合芯本体の使用を避けることができ
る。
【0028】本発明のサイドシーム及びその形成方法
は、他の先行技術の試みよりもコストが低く且つ現在の
シーム形成作業の実質的な変更の必要性なしに、パッカ
ー皺を排除する。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明に従って形成された少なくとも
サイドシームを有するシャツを着ている人間を示す説明
図である。
【図2】図2は、本発明に従って形成された図1に示す
ドレスシャツのサイドシームを詳細に示す破断図であ
る。
【図3】図3a〜3cは、本発明の好ましい実施形態に
従って形成されたドレスシャツのサイドシームの形成方
法の各工程を示す断面図である。
【符号の説明】
10:ドレスシャツ 12:前身頃 14:後身頃 16:サイドシーム 18:第1衣類構成要素 20:第2衣類構成要素 22:第1衣類構成要素の第1の表面 24:第1衣類構成要素の第2の表面 26:第2衣類構成要素の第1の表面 28:第2衣類構成要素の第2の表面 30:結合ストリップ 32:結合ストリップの第1の表面 34:結合ストリップの第2の表面 40:第1のステッチ 42:第2のステッチ
フロントページの続き (72)発明者 ジョン・ウォン マレーシア国ウエスト・マレーシア, 11600 ペナン,ルブー・バカウ 100, ペン・アパレル・エスディーエヌ・ビル ディング (56)参考文献 特開 平6−280103(JP,A) 特開 平7−216727(JP,A) 特開 平7−310276(JP,A) 実公 昭47−17562(JP,Y1) TECHNICAL STANDAR D メンズ縫製基準書 No.4 1988 年7月 第55頁 シャツ全体図及び身頃 脇部の拡大図参照 樫山株式会社 メン ズ生産本部発行(平成5年9月2日特許 庁資料館受入) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A41D 27/24 A41B 1/08

Claims (21)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ドレスシャツ(10)の前身頃を形成す
    る第1衣類構成要素と、ドレスシャツ(10)の後身頃
    を形成する第2衣類構成要素との間に、パッカー皺の生
    じないなめらかなサイドシームを形成する方法であっ
    て、 (a)第1の表面(22)及び第2の表面(24)を有
    する第1衣類構成要素(18)を、第1の表面(26)
    及び第2の表面(28)を有する第2衣類構成要素(2
    0)に対して、上記第1衣類構成要素の第1の縁部が上
    記第2衣類構成要素の対応する縁部を越えて外方向に延
    在し且つ上記第2衣類構成要素の対応する縁部に平行に
    なるように、一部を重ね合わせて隣接する関係に置い
    て、ドレスシャツ(10)のサイドシーム(16)を形
    成する部分を画定する工程と、 (b)上記第1衣類構成要素(18)の第1の表面(2
    2)が、上記第2衣類構成要素(20)の第1の表面
    (26)に重なり且つ第2衣類構成要素の第1の表面
    (26)に当接するように、上記第2衣類構成要素の縁
    部を覆うように、上記サイドシーム(16)を形成する
    部分に沿って、上記第1衣類構成要素の第1の縁部を反
    転して折り畳む工程と、 (c)第1の表面(32)及び第2の表面(34)を有
    する熱接着剤の結合ストリップ(30)1枚を、上記結
    合ストリップ(30)の第2の表面(34)が上記第1
    衣類構成要素(18)の反転して折り畳まれた第1の縁
    部の第2の表面(24)に当接するように、上記サイド
    シーム(16)を形成する部分に沿って置く工程と、 (d)上記サイドシーム(16)を形成する部分に沿っ
    て、上記第1衣類構成要素(18)及び上記第2衣類構
    成要素(20)並びに上記結合ストリップ(30)をセ
    ットステッチ(38)によって一緒に縫う工程と、 (e)上記第2衣類構成要素(20)の第1の表面(2
    6)が、上記結合ストリップ(30)をほぼ平坦な状態
    に維持したまま、上記結合ストリップ(30)の第1の
    表面(32)を覆って且つ上記結合ストリップ(30)
    の第1の表面(32)に当接するように、上記第2衣類
    構成要素(20)を上記結合ストリップ(30)の上に
    反転して折り畳む工程と、 (f)上記サイドシーム(16)を形成する部分に沿っ
    て、少なくとも1本のトップステッチ(40,42)に
    よって、上記第2衣類構成要素(20)の反転して折り
    畳まれた部分と、上記結合ストリップ(30)と、上記
    第1衣類構成要素(18)の反転して折り畳まれた第1
    の縁部と、第2衣類構成要素(20)の縁部と、上記第
    1衣類構成要素(18)の折り畳まれていない部分と、
    を貫通して縫い合わせる工程と、 (g)上記結合ストリップ(30)に、上記熱接着剤を
    溶融させるに十分な量の熱と圧力とを加えて、上記熱接
    着剤を、上記結合ストリップ(30)の第2の表面(3
    4)に沿って上記第1衣類構成要素(18)の反転して
    折り畳まれた第1の縁部の第2の表面(24)上に流
    し、付随して、上記結合ストリップ(30)の第1の表
    面(32)に沿って上記第2衣類構成要素(20)の反
    転して折り畳まれた部分の第1の表面(26)上に流し
    て、上記サイドシーム(16)を形成する部分に沿って
    且つ上記トップステッチ(40,42)の周りに結合を
    与えて、結合された構成要素により洗濯作用によるパッ
    カー皺の現出傾向を効果的に減少するようになされた
    イドシーム(16)を形成する工程と、 を備えることを特徴とする方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に規定されたドレスシャツ(1
    0)の前身頃を形成する第1衣類構成要素とドレスシャ
    ツ(10)の後身頃を形成する第2衣類構成要素との間
    にパッカー皺の生じないなめらかなサイドシームを形成
    する方法であって、 前記(a)第1衣類構成要素を置いてサイドシーム(1
    6)を形成する部分を画定する工程は、上記サイドシー
    ムを形成する部分がドレスシャツ(10)のサイドシー
    ム(16)を構成するように、ドレスシャツの前身頃
    (12)を構成する第1衣類構成要素(18)を、ドレ
    スシャツの後身頃(14)を構成する第2衣類構成要素
    (20)に一部を重ね合わせて隣接する関係に置く工程
    を備えることを特徴とする方法。
  3. 【請求項3】 請求項1に規定されたドレスシャツ(1
    0)の前身頃を形成する第1衣類構成要素とドレスシャ
    ツ(10)の後身頃を形成する第2衣類構成要素との間
    にパッカー皺の生じないなめらかなサイドシームを形成
    する方法であって、 前記(g)熱及び圧力を加える工程は、アイロン及びプ
    レス工程を備えることを特徴とする方法。
  4. 【請求項4】 請求項3に規定されたドレスシャツ(1
    0)の前身頃を形成する第1衣類構成要素とドレスシャ
    ツ(10)の後身頃を形成する第2衣類構成要素との間
    にパッカー皺の生じないなめらかなサイドシームを形成
    する方法であって、 前記アイロン及びプレス工程は、60〜160℃の温度
    で、5〜10秒間、行われることを特徴とする方法。
  5. 【請求項5】 請求項1に規定されたドレスシャツ(1
    0)の前身頃を形成する第1衣類構成要素とドレスシャ
    ツ(10)の後身頃を形成する第2衣類構成要素との間
    にパッカー皺の生じないなめらかなサイドシームを形成
    する方法であって、 前記(c)結合ストリップ(30)を置く工程は、前記
    第1衣類構成要素(18)の反転して折り畳まれた第1
    の縁部の第2の表面(24)及び前記第2衣類構成要素
    (20)の反転して折り畳まれた部分の第1の表面(2
    6)の間に、全体が熱接着剤からなる熱接着性ウェブを
    置く工程を備えることを特徴とする方法。
  6. 【請求項6】 請求項1に規定されたドレスシャツ(1
    0)の前身頃を形成する第1衣類構成要素とドレスシャ
    ツ(10)の後身頃を形成する第2衣類構成要素との間
    にパッカー皺の生じないなめらかなサイドシームを形成
    する方法であって、 前記(g)熱及び圧力を加える工程は、熱及び圧力を少
    なくとも5秒間加えることを特徴とする方法。
  7. 【請求項7】 請求項1に規定されたドレスシャツ(1
    0)の前身頃を形成する第1衣類構成要素とドレスシャ
    ツ(10)の後身頃を形成する第2衣類構成要素との間
    にパッカー皺の生じないなめらかなサイドシームを形成
    する方法であって、 前記(f)少なくとも1本のトップステッチ(40,4
    2)を縫う工程は、前記第2衣類構成要素(20)の反
    転して折り畳まれた部分と、前記結合ストリップ(3
    0)と、前記第1衣類構成要素(18)の反転して折り
    畳まれた第1の縁部と、前記第2衣類構成要素(20)
    の縁部と、前記第1衣類構成要素(18)の折り畳まれ
    ていない部分と、を貫通して、第1のトップステッチ
    (40)を縫い、さらに該第1のトップステッチ(4
    0)に対してほぼ平行に第2のトップステッチ(42)
    を縫う工程を備えることを特徴とする方法。
  8. 【請求項8】 請求項1に規定されたドレスシャツ(1
    0)の前身頃を形成する第1衣類構成要素とドレスシャ
    ツ(10)の後身頃を形成する第2衣類構成要素との間
    にパッカー皺の生じないなめらかなサイドシームを形成
    する方法であって、 前記(c)結合ストリップ(30)を置く工程は、上記
    結合ストリップ(30)に折り目を形成することなし
    に、前記第1衣類構成要素(18)の反転して折り畳ま
    れた第1の縁部の第2の表面(24)及び前記第2衣類
    構成要素(20)の反転して折り畳まれた部分の第1の
    表面(26)の間に、ほぼ矩形の結合ストリップ(3
    0)を置く工程を備えることを特徴とする方法。
  9. 【請求項9】 ドレスシャツ(10)の前身頃(12)
    を形成する第1衣類構成要素(18)と、ドレスシャツ
    (10)の後身頃(14)を形成する第2衣類構成要素
    (20)と、を結合するパッカー皺のないサイドシーム
    (16)を形成する方法であって、 (a)第1の表面(22)及び第2の表面(24)を有
    し、ドレスシャツの前身頃(12)を形成する第1衣類
    構成要素(18)を準備する工程と、 (b)第1の表面(26)及び第2の表面(28)を有
    し、ドレスシャツの後身頃(14)を形成する第2衣類
    構成要素(20)を準備する工程と、 (c)第1の表面(32)及び第2の表面(34)を有
    する熱接着剤の結合ストリップ(30)1枚を準備する
    工程と、 (d)上記第2衣類構成要素(20)を、上記第1衣類
    構成要素(18)に対して、上記第1衣類構成要素(1
    8)の第1の縁部が上記第2衣類構成要素(20)の対
    応する縁部を越えて外方向に延在し且つ上記第2衣類構
    成要素(20)の対応する縁部に平行になるように、一
    部を重ね合わせて隣接する関係に置いて、上記ドレスシ
    ャツのサイドシーム(16)を形成する部分を画定する
    工程と、 (e)上記第1衣類構成要素(18)の第1の表面(2
    2)の一部が、上記第2衣類構成要素(20)の第1の
    表面(26)に当接するように、上記第1衣類構成要素
    (18)の第1の縁部を反転して折り畳む工程と、 (f)上記結合ストリップ(30)の第2の表面(3
    4)が、上記第1衣類構成要素(18)の反転して折り
    畳まれた第1の縁部の第2の表面(24)に接触するよ
    うに、上記サイドシーム(16)を形成する部分に沿っ
    て、上記結合ストリップ(30)を置く工程と、 (g)上記第1衣類構成要素(18)及び上記第2衣類
    構成要素(20)並びに上記結合ストリップ(30)
    を、上記サイドシーム(16)を形成する部分に沿っ
    て、セットステッチ(38)により、一緒に縫う工程
    と、 (h)上記サイドシーム(16)を形成する部分に沿っ
    て、上記結合ストリップ(30)をほぼ平坦な状態に維
    持しながら、上記第2衣類構成要素(20)の第1の表
    面(26)を上記結合ストリップ(30)の第1の表面
    (32)を覆うように折り畳み且つ上記結合ストリップ
    (30)の第1の表面(32)に当接させるように、上
    記第2衣類構成要素(20)を上記結合ストリップ(3
    0)の上に反転して折り畳む工程と、 (i)上記サイドシーム(16)を形成する部分に沿っ
    て、工程(h)で形成された上記第2衣類構成要素(2
    0)の反転して折り畳まれた部分と、工程(f)で置か
    れた上記結合ストリップ(30)と、工程(e)で形成
    された上記第1衣類構成要素(18)の反転して折り畳
    まれた第1の縁部と、工程(d)で置かれた上記第2衣
    類構成要素(20)の縁部と、工程(d)で置かれた上
    記第1衣類構成要素(18)と、を貫通して、少なくと
    も1本のトップステッチ(40又は42)を縫う工程
    と、 (j)上記結合ストリップ(30)に、上記熱接着剤を
    溶融させるに十分な量の熱と圧力とを加えて、上記熱接
    着剤を、上記結合ストリップ(30)の第2の表面(3
    4)に沿って上記第1衣類構成要素(18)の反転して
    折り畳まれた第1の縁部の第2の表面(24)上に流
    し、付随して、上記結合ストリップ(30)の第1の表
    面(32)及び上記少なくとも1本のトップステッチ
    (40又は42)に沿って上記第2衣類構成要素(2
    0)の第1の表面(26)上に流し、上記サイドシーム
    (16)を形成する部分に沿って及び上記少なくとも1
    本のトップステッチ(40又は42)の周囲に結合を与
    えて、結合された構成要素により洗濯作用によるサイド
    シームのパッカー皺の現出傾向を効果的に減少するよう
    にする工程と、 を備えることを特徴とする方法。
  10. 【請求項10】 請求項9に規定されたドレスシャツの
    前身頃を形成する第1衣類構成要素と、ドレスシャツの
    後身頃を形成する第2衣類構成要素と、を結合するパッ
    カー皺のないサイドシームを形成する方法であって、 前記工程(i)少なくとも1本のトップステッチ(40
    又は42)を縫う工程は、少なくとも、前記工程(h)
    で形成された上記第2衣類構成要素(20)の反転して
    折り畳まれた部分と、前記工程(f)で置かれた上記結
    合ストリップ(30)と、前記工程(e)で形成された
    上記第1衣類構成要素の反転して折り畳まれた第1の縁
    部と、前記工程(d)で置かれた上記第2衣類構成要素
    (20)と、前記工程(d)で置かれた上記第1衣類構
    成要素(18)と、を貫通するように、第2のステッチ
    (40又は42)を縫う工程を備えることを特徴とする
    方法。
  11. 【請求項11】 第1の表面(22)及び第2の表面
    (24)を有しドレスシャツ(10)の前身頃を形成す
    る第1衣類構成要素(18)と、第1の表面(26)及
    び第2の表面(28)を有しドレスシャツ(10)の後
    身頃を形成する第2衣類構成要素(20)と、第1の表
    面(32)及び第2の表面(34)を有する熱接着剤の
    結合ストリップ(30)1枚と、からなり、上記第1及
    び第2衣類構成要素(18,20)を連結するパッカー
    皺の生じない滑らかなサイドシーム(16)を有するド
    レスシャツにおいて 上記第1衣類構成要素(18)は、第1衣類構成要素の
    第1の縁部の第1の表面(22)が第2衣類構成要素の
    第1の縁部の第1の表面(26)に当接すように反転し
    て折り畳まれており、 上記結合ストリップ(30)1枚は、結合ストリップ
    (30)の第2の表面(34)が上記第1衣類構成要素
    (18)の反転して折り畳まれた第1の縁部の第2の表
    面(24)に当接するように延在しており、 上記サイドシーム(16)に沿って走っていて、上記第
    1及び第2衣類構成要素(18,20)並びに上記結合
    ストリップ(30)を一緒に縫いつけるセットステッチ
    (38)を備え、 上記第2衣類構成要素(20)は、上記第2衣類構成要
    素の第1の表面(26)の一部が上記結合ストリップ
    (30)の第1の表面(32)に結合し、上記第1衣類
    構成要素(18)の折り畳まれていない部分の第1の表
    面(22)が第2衣類構成要素(20)の第1の縁部の
    第2の表面(28)に当接するように、上記結合ストリ
    ップ(30)の周りに反転して折り畳まれており、 上記第2衣類構成要素(20)の反転して折り畳まれた
    部分と、上記結合ストリップ(30)と、上記第1衣類
    構成要素(18)の反転して折り畳まれた第1の縁部
    と、上記第2衣類構成要素(20)の第1の縁部と、上
    記第1衣類構成要素(18)と、を貫通して、上記サイ
    シーム(16)に沿って縫われている少なくとも1本
    のトップステッチ(40又は42)を備え、 上記サイドシーム(16)の結合は、上記サイドシーム
    (16)に十分な熱と圧力とを加えて、上記熱接着剤
    結合ストリップ(30)を上記結合ストリップ(30)
    の第2の表面(34)にて上記第1衣類構成要素(1
    8)の反転して折り畳まれた第1の縁部の第2の表面
    (24)に結合させ、付随的に上記熱接着剤の結合スト
    リップ(30)を上記結合ストリップ(30)の第1の
    表面(32)にて上記第2衣類構成要素(20)の反転
    して折り畳まれた部分の第1の表面(26)及び上記少
    なくとも1本のトップステッチ(40又は42)の少な
    くとも一部に結合させて、上記熱接着剤の結合ストリッ
    プ(30)によって、上記サイドシーム(16)に沿っ
    て及び上記少なくとも1本のトップステッチ(40又は
    42)の周りに結合を与えるように形成して、洗濯作用
    によるパッカー皺現出傾向を減少させる、 ことを特徴とする滑らかなサイドシームを有するドレス
    シャツ。
  12. 【請求項12】 請求項11に規定する第1衣類構成要
    素と第2衣類構成要素を連結するパッカー皺の生じない
    滑らかなサイドシームを有するドレスシャツにおいて、 前記熱接着剤の結合ストリップ(30)は、熱可塑性材
    料から成ることを特徴とするドレスシャツ。
  13. 【請求項13】 請求項11に規定する第1衣類構成要
    素と第2衣類構成要素を連結するパッカー皺を生じない
    滑らかなサイドシームを有するドレスシャツにおいて、 前記熱接着剤の結合ストリップ(30)は、ポリアミ
    ド、ポリエステル、オレフィン、ポリウレタン、エチレ
    ンビニルアセテートコポリマー材料から成る群より選ば
    れた熱可塑性材料から成ることを特徴とするドレスシャ
    ツ。
  14. 【請求項14】 請求項11に規定する第1衣類構成要
    素と第2衣類構成要素を連結するパッカー皺の生じない
    滑らかなサイドシームを有するドレスシャツにおいて、 前記熱接着剤の結合ストリップ(30)は、60〜16
    0℃の範囲にある融点を有することを特徴とするドレス
    シャツ。
  15. 【請求項15】 請求項11に規定する第1衣類構成要
    素と第2衣類構成要素を連結するパッカー皺の生じない
    滑らかなサイドシームを有するドレスシャツにおいて、 前記熱接着剤の結合ストリップ(30)は、8〜80g/
    m2の密度を有する熱接着性ネットからなることを特徴と
    するドレスシャツ。
  16. 【請求項16】 請求項11に規定する第1衣類構成要
    素と第2衣類構成要素を連結するパッカー皺の生じない
    滑らかなサイドシームを有するドレスシャツにおいて、 前記サイドシームは、ドレスシャツのサイドシーム(1
    6)を構成する、ことを特徴とするドレスシャツ。
  17. 【請求項17】 請求項11に規定する第1衣類構成要
    素と第2衣類構成要素を連結するパッカー皺の生じない
    滑らかなサイドシームを有するドレスシャツにおいて、 前記結合ストリップ(30)は、全体が熱接着剤から成
    る熱接着性ウェブであることを特徴とするドレスシャ
    ツ。
  18. 【請求項18】 請求項17に規定する第1衣類構成要
    素と第2衣類構成要素を連結するパッカー皺の生じない
    滑らかなサイドシームを有するドレスシャツにおいて、 前記熱接着性ウェブは、20〜80ミクロンの範囲の直
    径を有する複数の接着性フィラメントから成ることを特
    徴とするドレスシャツ。
  19. 【請求項19】 請求項17に規定する第1衣類構成要
    素と第2衣類構成要素を連結するパッカー皺の生じない
    滑らかなサイドシームを有するドレスシャツにおいて、 前記熱接着性ウェブは、10〜100g/m2の密度を有す
    ることを特徴とするドレスシャツ。
  20. 【請求項20】 請求項11に規定する第1衣類構成要
    素と第2衣類構成要素とを連結するパッカー皺の生じな
    い滑らかなサイドシームを有するドレスシャツにおい
    て、 前記結合ストリップ(30)は、前記第1衣類構成要素
    (18)の反転して折り畳まれた第1の縁部の第2の表
    面(24)と、前記第2衣類構成要素(20)の反転し
    て折り畳まれた部分の第1の表面(26)と、の間に位
    置づけられたほぼ矩形のストリップであり、該矩形スト
    リップ内に折り目が形成されていないことを特徴とする
    ドレスシャツ。
  21. 【請求項21】 パッカー皺を生じないサイドシーム
    (16)内にて結合されたドレスシャツ(10)の前身
    頃(12)を形成する第1衣類構成要素(18)と、ド
    レスシャツ(10)の後身頃(14)を形成する第2衣
    類構成要素(20)と、を有するドレスシャツ(10)
    において、上記パッカー皺を生じないサイドシーム(1
    6)は、 第1の表面(22)及び第2の表面(24)を有し、ド
    レスシャツ(10)の前身頃(12)を形成する第1衣
    類構成要素(18)と、 第1の表面(26)及び第2の表面(28)を有し、ド
    レスシャツ(10)の後身頃(14)を形成する第2衣
    類構成要素(20)と、 第1の表面(32)及び第2の表面(34)を有する熱
    接着剤の結合ストリップ(30)1枚と、 を備え、 上記第1衣類構成要素(18)は、上記第1衣類構成要
    素(18)の第1の表面(22)の一部が、上記サイド
    シーム(16)に沿って、上記第2衣類構成要素(2
    0)の第1の表面(26)の少なくとも一部に当接する
    ように、第1の縁部に沿って反転して折り畳まれてお
    り、 上記結合ストリップ(30)は、上記結合ストリップ
    (30)の第2の表面(34)が第1衣類構成要素(1
    8)の反転して折り畳まれた第1の縁部の第2の表面
    (24)に当接するように、延在しおり、 上記サイドシーム(16)に沿って走っていて、上記第
    1衣類構成要素(18)及び第2衣類構成要素(20)
    並びに上記結合ストリップ(30)を一緒に縫い合わせ
    るセットステッチ(38)を備え、 上記第2衣類構成要素(20)は、上記第2衣類構成要
    素(20)の第1の表面(26)の一部が上記結合スト
    リップ(30)の第1の表面(32)に結合され、且つ
    上記第1衣類構成要素(18)の折り畳まれていない部
    分の第1の表面(22)が上記第2衣類構成要素(2
    0)の折り畳まれていない部分の第2の表面(28)に
    当接するように、上記結合ストリップ(30)の上に反
    転して折り畳まれており、 上記サイドシーム(16)に沿って、上記第2衣類構成
    要素(20)の反転して折り畳まれた部分と、上記結合
    ストリップ(30)と、上記第1衣類構成要素(18)
    の反転して折り畳まれた第1の縁部と、上記第2衣類構
    成要素(20)の折り畳まれていない部分と、上記第1
    衣類構成要素(18)の折り畳まれていない部分とを貫
    通して縫われている少なくとも1本のトップステッチ
    (40又は42)を備え、 上記サイドシーム(16)の結合は、上記サイドシーム
    (16)に十分な量の熱と圧力とを与えて、上記結合ス
    トリップ(30)を上記結合ストリップ(30)の第2
    の表面(34)にて上記第1衣類構成要素(18)の反
    転して折り畳まれた第1の縁部の第2の表面(24)に
    結合させ、並びに上記結合ストリップ(30)の第1の
    表面(32)にて上記第2衣類構成要素(20)の反転
    して折り畳まれた部分の第1の表面(26)及び上記少
    なくとも1本のトップステッチ(40又は42)の少な
    くとも一部の周りに結合させて、上記サイドシーム(1
    6)に沿って及び上記少なくとも1本のトップステッチ
    (40又は42)の少なくとも一部の周囲に結合を与え
    るように形成されていて、結合された構成要素によっ
    て、洗濯作用によるサイドシーム(16)のパッカー皺
    現出傾向を効果的に減少させる、 ことを特徴とするドレスシャツ。
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