JP3350333B2 - エアバッグ装置 - Google Patents

エアバッグ装置

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JP3350333B2
JP3350333B2 JP02021396A JP2021396A JP3350333B2 JP 3350333 B2 JP3350333 B2 JP 3350333B2 JP 02021396 A JP02021396 A JP 02021396A JP 2021396 A JP2021396 A JP 2021396A JP 3350333 B2 JP3350333 B2 JP 3350333B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、ガスを噴
射してエアバッグを膨張展開させる助手席乗員用のエア
バッグ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、特開平7−223504
号公報に記載されたエアバッグ装置が知られている。こ
のエアバッグ装置は、自動車のインストルメントパネル
に取り付けられる助手席乗員用のエアバッグ装置で、ケ
ース内に、ガスを高圧に充填したインフレータと、この
インフレータが噴射するガスにより膨張するエアバッグ
とを備えている。そして、このインフレータは、エアバ
ッグの開口部に沿って設けられ、かつ、長手方向の一端
部にガスの噴射口が設けられているため、エアバッグの
内部にガスを均等に噴出するために、インフレータとエ
アバッグとを区画する隔壁に傾斜した切り起こし部が複
数形成されている。
【0003】上記従来の構成はインフレータの長手方向
の一端部にガス噴射口が設けられている場合にもエアバ
ッグの内部にガスを均等に噴出することを目的としてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】発明は所定の方向に
向かってエアバッグを安定して突出できるエアバッグ装
置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載のエアバッ
グ装置は、ガス流入口を設けたエアバッグとガス噴射口
を設けたインフレータとが前記ガス流入口とガス噴射口
とを対向配置させてリテーナ内に収容されており、前記
ガス流入口とガス噴射口との間に於てガス噴射方向制御
手段が前記リテーナ側壁に固定されており、前記ガス噴
射方向制御手段は、隔壁に、複数の案内羽根と、これら
案内羽根間に設けられた開口部とを備え、前記案内羽根
は、前記隔壁のインフレータ対向面が前記インフレータ
のガス噴射口側へ対向傾斜するように設け、前記案内羽
根同士の間隔は、前記ガス流入口 の面方向に沿って、中
央部、この中央部に対する前記ガス噴射口の反対側、前
記中央部のガス噴射口側の順に小さくなり、前記エアバ
ッグの周辺部に対してよりも、このエアバッグの中央部
に向けてより多量のガスを噴射するものである。
【0006】そして、この構成では、ガス噴射方向制御
手段が、エアバッグの周辺部に対してよりも、このエア
バッグの中央部に向けてより多量のガスを噴射するよう
に制御するので、エアバッグのガス流入口とインフレー
タのガス噴射口との位置関係にかかわらず、エアバッグ
が中央に向かって安定して突出される。また、ガス噴射
方向制御手段は、隔壁に、複数の案内羽根と、これら案
内羽根間に設けられた開口部とを備えたため、各案内羽
根の傾斜角度により、ガスの噴射方向が容易に調整され
るとともに、各案内羽根同士の間の間隔を調整すること
により、各位置における噴射量の調整が可能になる。さ
らに、案内羽根は、隔壁のインフレータ対向面がインフ
レータのガス噴射口側へ対向傾斜するように設けたた
め、ガスの噴射方向が容易にエアバッグの突出方向に設
定される。そして、案内羽根同士の間隔は、ガス流入口
の面方向に沿って、中央部、この中央部に対するガス噴
射口の反対側、前記中央部のガス噴射口側の順に小さく
なる。そこで、ガス流が強いガス噴射口側で、案内羽根
同士の間隔は小さく密に配置されているため、ガスの吐
出量が制限される一方、ガス流が弱いガス噴射口の反対
側では、案内羽根同士の間隔は大きく疎に配置されてい
るため、ガスの吐出量が大きくなる。また、中央部で
は、ガス流は両側の中間であるが、案内羽根同士の間隔
が最も大きく疎に配置されているため、ガスの吐出量が
大きくなる。このようにして、中央部でガスが強く噴射
されるとともに、この中央部の両側で容易に均等にガス
が噴射され、エアバッグが所定の方向に突出される。
【0007】請求項2記載のエアバッグ装置は、ガス流
入口を設けたエアバッグと、ガス噴射口を設けたインフ
レータと、これらガス流入口とガス噴射口との間に配置
されたガス噴射方向制御手段とを具備し、前記ガス噴射
方向制御手段は、隔壁に、複数の案内羽根と、これら案
内羽根間に設けられた開口部とを備え、前記案内羽根
は、前記隔壁のインフレータ対向面が前記インフレータ
のガス噴射口側へ対向傾斜するように設け、前記案内羽
根同士の間隔は、前記ガス流入口の面方向に沿って、中
央部、この中央部に対する前記ガス噴射口の反対側、前
記中央部のガス噴射口側の順に小さくなり、正常な位置
に着座した乗員に向けてガスを噴射するものである。
【0008】そして、この構成では、ガス噴射方向制御
手段が、正常な位置に着座した乗員に向けてガスを噴射
するので、エアバッグのガス流入口とインフレータのガ
ス噴射口との位置関係にかかわらず、エアバッグが乗員
に向かって安定して突出される。また、ガス噴射方向制
御手段は、隔壁に、複数の案内羽根と、これら案内羽根
間に設けられた開口部とを備えたため、各案内羽根の傾
斜角度により、ガスの噴射方向が容易に調整されるとと
もに、各案内羽根同士の間の間隔を調整することによ
り、各位置における噴射量の調整が可能になる。さら
に、案内羽根は、隔壁のインフレータ対向面がインフレ
ータのガス噴射口側へ対向傾斜するように設けたため、
ガスの噴射方向が容易にエアバッグの突出方向に設定さ
れる。そして、案内羽根同士の間隔は、ガス流入口の面
方向に沿って、中央部、この中央部に対するガス噴射口
の反対側、前記中央部のガス噴射口側の順に小さくな
る。そこで、ガス流が強いガス噴射口側で、案内羽根同
士の間隔は小さく密に配置されているため、ガスの吐出
量が制限される一方、ガス流が弱いガス噴射口の反対側
では、案内羽根同士の間隔は大きく疎に配置されている
ため、ガスの吐出量が大きくなる。また、中央部では、
ガス流は両側の中間であるが、案内羽根同士の間隔が最
も大きく疎に配置されているため、ガスの吐出量が大き
くなる。このようにして、中央部でガスが強く噴射され
るとともに、この中央部の両側で容易に均等にガスが噴
射され、エアバッグが所定の方向に突出される。
【0009】請求項3記載のエアバッグ装置は、ガス流
入口を設けたエアバッグとガス噴射口を設けたインフレ
ータとが前記ガス流入口とガス噴射口とを対向配置させ
てリテーナ内に収容されており、前記ガス流入口とガス
噴射口との間に於てガス噴射方向制御手段が前記リテー
ナ側壁に固定されており、前記ガス噴射方向制御手段
は、隔壁を傾斜状に切り起こして複数の案内羽根とこれ
ら案内羽根間に設けられた開口部とを形成し、前記案内
羽根は、前記隔壁のインフレータ対向面が前記インフレ
ータのガス噴射口側へ対向傾斜するように切り起こさ
れ、前記案内羽根同士の間隔は、前記ガス流入口の面方
向に沿って、中央部、この中央部に対する前記ガス噴射
口の反対側、前記中央部のガス噴射口側の順に小さくな
り、前記ガス噴射方向制御手段は、前記エアバッグの周
辺部に対してよりも、このエアバッグの中央部に向けて
より多量のガスを噴射するものである。
【0010】そして、この構成では、ガス噴射方向制御
手段が、エアバッグの周辺部に対してよりも、このエア
バッグの中央部に向けてより多量のガスを噴射するよう
に制御するので、エアバッグのガス流入口とインフレー
タのガス噴射口との位置関係にかかわらず、エアバッグ
が中央に向かって安定して突出される。また、ガス噴射
方向制御手段は、複数の案内羽根と、これら案内羽根間
に設けられた開口部とを備えたため、各案内羽根の傾斜
角度により、ガスの噴射方向が容易に調整されるととも
に、各案内羽根同士の間の間隔を調整することにより、
各位置における噴射量の調整が可能になる。そして、ガ
ス噴射方向制御手段は、隔壁を傾斜状に切り起こして案
内羽根と開口部とを形成したため、構造が簡略で、製造
コストが低減される。さらに、案内羽根は、隔壁のイン
フレータ対向面がインフレータのガス噴射口側へ対向傾
斜するように切り起こされたため、ガスの噴射方向が容
易にエアバッグの突出方向に設定される。そして、案内
羽根同士の間隔は、ガス流入口の面方向に沿って、中央
部、この中央部に対するガス噴射口の反対側、前記中央
部のガス噴射口側の順に小さくなる。そこで、ガス流が
強いガス噴射口側で、案内羽根同士の間隔は小さく密に
配置されているため、ガスの吐出量が制限される一方、
ガス流が弱いガス噴射口の反対側では、案内羽根同士の
間隔は大きく疎に配置されているため、ガスの吐出量が
大きくなる。また、中央部では、ガス流は両側の中間で
あるが、案内羽根同士の間隔が最も大きく疎に配置され
ているため、ガスの吐出量が大きくなる。このようにし
て、中央部でガスが強く噴射されるとともに、この中央
部の両側で容易に均等にガスが噴射され、エアバッグが
所定の方向に突出される。
【0011】請求項4記載のエアバッグ装置は、ガス流
入口を設けたエアバッグと、ガス噴射口を設けたインフ
レータと、これらガス流入口とガス噴射口との間に配置
されたガス噴射方向制御手段とを具備し、前記ガス噴射
方向制御手段は、隔壁を傾斜状に切り起こして複数の案
内羽根とこれら案内羽根間に設けられた開口部とを形成
し、前記案内羽根は、前記隔壁のインフレータ対向面が
前記インフレータのガス噴射口側へ対向傾斜するように
切り起こされ、前記案内羽根同士の間隔は、前記ガス流
入口の面方向に沿って、中央部、この中央部に対する前
記ガス噴射口の反対側、前記中央部のガス噴射口側の順
に小さくなり、前記ガス噴射方向制御手段は、正常な位
置に着座した乗員に向けてガスを噴射するものである。
【0012】そして、この構成では、ガス噴射方向制御
手段が、正常な位置に着座した乗員に向けてガスを噴射
するので、エアバッグのガス流入口とインフレータのガ
ス噴射口との位置関係にかかわらず、エアバッグが乗員
に向かって安定して突出される。また、ガス噴射方向制
御手段は、複数の案内羽根と、これら案内羽根間に設け
られた開口部とを備えたため、各案内羽根の傾斜角度に
より、ガスの噴射方向が容易に調整されるとともに、各
案内羽根同士の間の間隔を調整することにより、各位置
における噴射量の調整が可能になる。そして、ガス噴射
方向制御手段は、隔壁を傾斜状に切り起こして案内羽根
と開口部とを形成したため、構造が簡略で、製造コスト
が低減される。さらに、案内羽根は、隔壁のインフレー
タ対向面がインフレータのガス噴射口側へ対向傾斜する
ように切り起こされたため、ガスの噴射方向が容易にエ
アバッグの突出方向に設定される。そして、案内羽根同
士の間隔は、ガス流入口の面方向に沿って、中央部、こ
の中央部に対するガス噴射口の反対側、前記中央部のガ
ス噴射口側の順に小さくなる。そこで、ガス流が強いガ
ス噴射口側で、案内羽根同士の間隔は小さく密に配置さ
れているため、ガスの吐出量が制限される一方、ガス流
が弱いガス噴射口の反対側では、案内羽根同士の間隔は
大きく疎に配置されているため、ガスの吐出量が大きく
なる。また、中央部では、ガス流は両側の中間である
が、案内羽根同士の間隔が最も大きく疎に配置されてい
るため、ガスの吐出量が大きくなる。このようにして、
中央部でガスが強く噴射されるとともに、この中央部の
両側で容易に均等にガスが噴射さ れ、エアバッグが所定
の方向に突出される。
【0013】請求項5記載のエアバッグ装置は、請求項
1ないし4いずれか記載のエアバッグ装置において、案
内羽根は、ガス流入口の面方向に沿って50mm以下の間
隔で複数並設されたものである。
【0014】そして、この構成では、ガス噴射方向制御
手段が容易に形成され、製造コストが低減されるととも
に、ガスの噴射方向が十分に制御される。
【0015】請求項6記載のエアバッグ装置は、請求項
1ないし5いずれか記載のエアバッグ装置において、案
内羽根は、エアバッグの突出方向に沿った高さ寸法が、
3mm以上30mm以下であるものである。
【0016】そして、この構成では、ガス噴射方向制御
手段が容易に形成され、製造コストが低減されるととも
に、ガスの噴射方向が十分に制御される。
【0017】請求項7記載のエアバッグ装置は、請求項
1ないし6いずれか記載のエアバッグ装置において、案
内羽根は、ガス流入口の面方向に対して、30度以上6
0度以下の範囲で傾斜されたものである。
【0018】そして、この構成では、ガス噴射方向制御
手段が容易に形成され、製造コストが低減されるととも
に、ガスの噴射方向が十分に制御される
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明のエアバッグ装置の
一実施の形態を図面を参照して説明する。
【0020】図2において、1は自動車のインストルメ
ントパネルで、このインストルメントパネル1の内側
に、助手席乗員用のエアバッグ装置11が取り付けられて
いる。そして、このエアバッグ装置11は、図1および図
2に示すように、開口部12a を有するリテーナ(ケース
体)12を備え、このリテーナ12の内側に、ガスを噴射す
るインフレータ14と、折り畳まれたエアバッグ15と、ガ
ス噴射方向制御手段としてのミッドリテーナ16となどを
収納するとともに、開口部12a が、樹脂製のカバー体18
により覆われている。
【0021】すなわち、リテーナ12は、上部に矩形状の
開口部12a を設けた断面略U字状をなし、幅狭な中間部
を介して、下側にインフレータ収納部21が形成され、上
側にエアバッグ収納部22が形成されている。また、リテ
ーナ12の底部には、ボルト24を固着するなどした取付板
25が固着され、車体側の部材に固定されるようになって
いる。さらに、インフレータ収納部21の長手方向の両端
部には、円孔状などのインフレータ取付孔26,27が形成
されている。また、リテーナ12の両側壁すなわちインフ
レータ収納部21の上側部の前後の内面には、下方に向か
って拡開する傾斜面部28,28が設けられているととも
に、これら傾斜面部28,28には、それぞれ長手方向に沿
って所定の間隔でボルト用通孔29が形成されている。さ
らに、リテーナ12の上端部近傍の前後の外面には、それ
ぞれ断面略C字状をなす係止爪31が複数固着されてい
る。
【0022】また、インフレータ14は、いわゆるハイブ
リッド(HYBRID)インフレータで、ボンベ状の本
体部33の内側に、圧縮ガスを充填した圧縮ガス貯蔵室
と、固体のガス発生剤を充填したガス発生室とが、破断
可能な隔壁を介して隣接して配置されている。また、本
体部33の長手方向の一端には、略円筒状をなすガス導出
部34が設けられ、このガス導出部34の周面に、長円状を
なす複数のガス噴射口35が形成されている。また、この
インフレータ14には、ガス導出部34の先端部に、皿状の
蓋部36が固着されているとともに、本体部33の底部に
は、略円筒状のボルト部37が形成されている。そこで、
このインフレータ14は、ボルト部37を、一方のインフレ
ータ取付孔26の外側から挿入して、反対側のインフレー
タ取付孔27から外側に突出させ、インフレータ取付孔26
に蓋部36を当接させた状態で、ボルト部37にナット体39
を螺合して締め付けることにより、リテーナ12のインフ
レータ収納部21に固定されている。
【0023】また、エアバッグ15は、布製の袋で、リテ
ーナ12の横断面形状に沿う矩形状のガス流入口41を有し
ている。そして、波状に折り畳まれた後、巻き込むよう
に折り畳まれた状態で、エアバッグ収納部22に収納され
ている。
【0024】さらに、カバー体18は、樹脂などにて一体
に形成され、インストルメントパネル1に形成された開
口1aを覆う蓋板部43と、この蓋板部43の下側に突設され
た前後一対の取付片部44と、この取付片部44の外側に位
置してそれぞれ蓋板部43の下側に突設された係止片部45
となどが設けられている。そして、取付片部44には、そ
れぞれリテーナ12の係止爪31に係止される取付孔47が形
成されている。また、各係止片部45には、インストルメ
ントパネル1の開口1aの端縁部などに係止する係止突部
48が形成されている。また、蓋板部43の裏面側は、平面
略H字状などをなして凹設され他の部分より脆弱なテア
ライン49が形成されている。
【0025】そして、ミッドリテーナ16は、例えば、矩
形状の金属板を屈曲、および切り起こしなどして形成し
た本体部51を有し、この本体部51は、平面矩形状の隔壁
53と、この隔壁53の両側部から下方に向かって拡開状に
傾斜した固定板部54,54とを備えている。また、この固
定板部54,54には、外側に向かって突出するボルト55が
所定間隔で複数固着されているとともに、一方の固定板
部54および両端部の先端部からは、エアバッグ係止爪56
が複数あるいは単数突設されている。
【0026】そこで、このミッドリテーナ16は、固定板
部54,54をリテーナ12の傾斜面部28,28の内側に位置し
た状態で、各ボルト55をボルト用通孔29に挿通させ、リ
テーナ12の外側からナット57にて締め付け固定すること
により、リテーナ12の内側に固定されている。また、こ
の状態で、エアバッグ15の端末部の近傍は、エアバッグ
係止爪56に係止されるとともに、固定板部54と傾斜面部
28との間に挟持され、ガス流入口41が隔壁53を覆うよう
にして、エアバッグ15が固定され、エアバッグ15とイン
フレータ14との間に所定の間隔を確保するようになって
いる。そして、この隔壁53の面方向は、ガス流入口41の
面方向であり、一方、エアバッグ15の突出方向すなわち
助手席の乗員の正常な着座位置に対しては、直交する方
向になっている。
【0027】さらに、ミッドリテーナ16の隔壁53から固
定板部54の上端部にかけて、多数の略矩形状をなす案内
羽根(フィン)61が切り起こし形成され、これら案内羽
根61同士の間が、それぞれインフレータ収納部21とエア
バッグ収納部22とを互いに連通する開口部62となってい
る。そして、これら案内羽根61は、互いに同じ形状およ
び角度に形成され、隔壁53の面方向に対して、プラスマ
イナス30度以上60度以下の所定の角度θ、本実施の
形態では45度傾斜し、下面をインフレータ14のガス噴
射口35側に向けるとともに、隔壁53の面方向に直交する
高さ寸法L1 は、3mm以上30mm以下となっている。
【0028】また、案内羽根61同士の設置間隔すなわ
ち、一の案内羽根61の一端部から隣接する案内羽根61の
一端部までの寸法L2 は、50mm以下に形成されている
が、この寸法L2 は、長手方向の中央部で最も大きく、
次いで、インフレータ14の本体部33の基端側で大きく、
インフレータ14のガス噴射口35側では最も小さく密にな
っている。
【0029】なお、このエアバッグ装置11を組み立てる
際には、まず、ミッドリテーナ16にエアバッグ15を装着
し、次いで、このミッドリテーナ16をリテーナ12内に固
定し、続いて、エアバッグ15を折り畳んでリテーナ12内
に収納し、開口部12a にカバー体18を被せ、最後に、リ
テーナ12にインフレータ14を挿入固定するようになって
いる。
【0030】そして、自動車が衝突した際などには、こ
の衝突の衝撃を図示しないセンサが検出し、インフレー
タ14を作動させる。すなわち、インフレータ14は、点火
装置によりガス発生剤を反応させて高温高圧のガスを発
生させ、破断可能な隔壁を破り、この高温高圧のガスを
圧縮ガス貯蔵室に送り込んで充填した圧縮ガスと混合さ
せる。そして、この混合されたガスは、インフレータ14
の長手方向の一端部に設けられたガス噴出口35から噴射
される。
【0031】また、ガス噴出口35から噴射されたガス
は、ミッドリテーナ16の案内羽根61および開口部62によ
り方向および量を調整される。すなわち、エアバッグ15
のガス流入口41の一端側から噴射されたガスは、インフ
レータ収納部21内ではエアバッグ15の突出方向に向かっ
て傾斜する方向に流れ、さらに、ミッドリテーナ16両端
のエアバッグ係止爪56により流れの方向が変えられるこ
とになるが、傾斜した案内羽根61により、整流されて方
向が調整され、助手席の乗員の正常な着座位置に向かう
エアバッグ15の突出方向に向かって噴射される。また、
案内羽根61同士の設置間隔は、中央部(図1に示すA
部)で最も大きく、次いで、インフレータ14のガス噴射
口35から離れた基端側(図1に示すB部)で大きく、イ
ンフレータ14のガス噴射口35側(図1に示すC部)では
最も小さく密になっているため、ガスの吐出量は、中央
部で最も大きく、この中央部の両側ではほぼ均等になる
ように調整される。
【0032】そして、このガスの圧力により、エアバッ
グ15は膨張展開し、カバー体18の蓋板部43をテアライン
49に沿って開裂させ、図2に想像線で示すように、蓋板
部43を展開させる。すると、エアバッグ15は、図3およ
び図4に示すように、リテーナ12から突出し、フロント
ガラスFに沿いながら乗員の正面の前側に向かって真っ
直ぐに膨張展開し、乗員を保護するようになっている。
【0033】このように、本実施の形態のエアバッグ装
置によれば、ハイブリッドタイプなどのインフレータ14
を用い、エアバッグ15のガス流入口41の一端部からガス
が噴射される場合においても、ミッドリテーナ16に傾斜
して切り起こした案内羽根61により、ガスの噴射方向を
形成できるとともに、案内羽根61同士の間隔すなわち開
口部62の大きさを変化させることにより、隔壁53各部の
ガスの噴射量を調整できる。そこで、エアバッグ15を、
レイアウトどおり助手席の乗員の正面に向かって揺れる
ことなく安定して真っ直ぐに突出させることができ、乗
員を拘束して保護することができる。
【0034】また、ミッドリテーナ16は、上記所定の範
囲の寸法および傾斜角度の範囲に形成することにより、
エアバッグ15を乗員の正面に向かって安定して真っ直ぐ
に突出させることができるとともに、構造を簡略化して
容易に形成でき、製造コストを低減することができる。
【0035】なお、上記の実施の形態では、ハイブリッ
ドタイプなどのインフレータ14について説明したが、本
発明は、ガス発生剤を反応させてガスを噴射するいわゆ
るパイロタイプのインフレータなどについても、ガス噴
射口がガス流入口41の中心に位置しない構成について、
適用することができる。
【0036】
【発明の効果】請求項1記載のエアバッグ装置によれ
ば、ガス噴射方向制御手段が、エアバッグの周辺部に対
してよりも、このエアバッグの中央部に向けてより多量
のガスを噴射するように制御するため、エアバッグのガ
ス流入口とインフレータのガス噴射口との位置関係にか
かわらず、エアバッグを中央に向かって安定して突出す
ることができる。また、ガス噴射方向制御手段は、隔壁
に、複数の案内羽根と、これら案内羽根間に設けられた
開口部とを備えたため、各案内羽根の傾斜角度により、
ガスの噴射方向を容易に調整できるとともに、各案内羽
根同士の間の間隔を調整することにより、各位置におけ
る噴射量を調整できる。さらに、案内羽根は、隔壁のイ
ンフレータ対向面がインフレータのガス噴射口側へ対向
傾斜するように設けたため、ガスの噴射方向を容易にエ
アバッグの突出方向に設定できる。そして、案内羽根同
士の間隔を、ガス流入口の面方向に沿って、中央部、こ
の中央部に対するガス噴射口の反対側、前記中央部のガ
ス噴射口側の順に小さく設定したため、中央部でガスを
強く噴射するとともに、この中央部の両側で容易に均等
にガスを噴射して、エアバッグを所定の方向に安定して
突出させることができる。
【0037】請求項2記載のエアバッグ装置によれば、
ガス噴射方向制御手段が、正常な位置に着座した乗員に
向けてガスを噴射するため、エアバッグのガス流入口と
インフレータのガス噴射口との位置関係にかかわらず、
エアバッグを乗員に向かって安定して突出することがで
きる。また、ガス噴射方向制御手段は、隔壁に、複数の
案内羽根と、これら案内羽根間に設けられた開口部とを
備えたため、各案内羽根の傾斜角度により、ガスの噴射
方向を容易に調整できるとともに、各案内羽根同士の間
の間隔を調整することにより、各位置における噴射量を
調整できる。さらに、案内羽根は、隔壁のインフレータ
対向面がインフレータのガス噴射口側へ対向傾斜するよ
うに設けたため、ガスの噴射方向を容易にエアバッグの
突出方向に設定できる。そして、案内羽根同士の間隔
を、ガス流入口の面方向に沿って、中央部、この中央部
に対するガス噴射口の反対側、前記中央部のガス噴射口
側の順に小さく設定したため、中央部でガスを強く噴射
するとともに、この中央部の両側で容易に均等にガスを
噴射して、エアバッグを所定の方向に安定して突出させ
ることができる。
【0038】請求項3記載のエアバッグ装置によれば、
ガス噴射方向制御手段が、エアバッグの周辺部に対して
よりも、このエアバッグの中央部に向けてより多量のガ
スを噴射するように制御するので、エアバッグのガス流
入口とインフレータのガス噴射口との位置関係にかかわ
らず、エアバッグを中央に向かって安定して突出するこ
とができる。また、ガス噴射方向制御手段は、複数の案
内羽根と、これら案内羽根間に設けられた開口部とを備
えたため、各案内羽根の傾斜角度により、ガスの噴射方
向が容易に調整されるとともに、各案内羽根同士の間の
間隔を調整することにより、各位置における噴射量を調
整できる。そして、ガス噴射方向制御手段は、隔壁を傾
斜状に切り起こして案内羽根と開口部とを形成したた
め、構造が簡略で、製造コストを低減できる。さらに、
案内羽根は、隔壁のインフレータ対向面がインフレータ
のガス噴射口側へ対向傾斜するように切り起こされたた
め、ガスの噴射方向を容易にエアバッグの突出方向に設
定することができる。そして、案内羽根同士の間隔を、
ガス流入口の面方向に沿って、中央部、この中央部に対
するガス噴射口の反対側、前記中央部のガス噴射口側の
順に小さく設定したため、中央部でガスを強く噴射する
とともに、この中央部の両側で容易に均等にガ スを噴射
して、エアバッグを所定の方向に安定して突出させるこ
とができる。
【0039】請求項4記載のエアバッグ装置によれば、
ガス噴射方向制御手段が、正常な位置に着座した乗員に
向けてガスを噴射するため、エアバッグのガス流入口と
インフレータのガス噴射口との位置関係にかかわらず、
エアバッグを乗員に向かって安定して突出することがで
きる。また、ガス噴射方向制御手段は、複数の案内羽根
と、これら案内羽根間に設けられた開口部とを備えたた
め、各案内羽根の傾斜角度により、ガスの噴射方向が容
易に調整されるとともに、各案内羽根同士の間の間隔を
調整することにより、各位置における噴射量を調整でき
る。そして、ガス噴射方向制御手段は、隔壁を傾斜状に
切り起こして案内羽根と開口部とを形成したため、構造
が簡略で、製造コストを低減できる。さらに、案内羽根
は、隔壁のインフレータ対向面がインフレータのガス噴
射口側へ対向傾斜するように切り起こされたため、ガス
の噴射方向を容易にエアバッグの突出方向に設定するこ
とができる。そして、案内羽根同士の間隔を、ガス流入
口の面方向に沿って、中央部、この中央部に対するガス
噴射口の反対側、前記中央部のガス噴射口側の順に小さ
く設定したため、中央部でガスを強く噴射するととも
に、この中央部の両側で容易に均等にガスを噴射して、
エアバッグを所定の方向に安定して突出させることがで
きる。
【0040】請求項5記載のエアバッグ装置によれば、
請求項1ないし4いずれか記載の効果に加え、案内羽根
を、ガス流入口の面方向に沿って50mm以下の間隔で複
数並設したため、ガス噴射方向制御手段を容易に形成で
き、製造コストを低減できるとともに、ガスの噴射方向
を十分に制御することができる。
【0041】請求項6記載のエアバッグ装置によれば、
請求項1ないし5いずれか記載の効果に加え、案内羽根
を、エアバッグの突出方向に沿った高さ寸法が、3mm以
上30mm以下としたため、ガス噴射方向制御手段を容易
に形成でき、製造コストを低減できるとともに、ガスの
噴射方向を十分に制御することができる。
【0042】請求項7記載のエアバッグ装置によれば、
請求項1ないし6いずれか記載の効果に加え、案内羽根
を、ガス流入口の面方向に対して、30度以上60度以
下の範囲で傾斜させたため、ガス噴射方向制御手段を容
易に形成でき、製造コストを低減できるとともに、ガス
の噴射方向を十分に制御することができる
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のエアバッグ装置の一実施の形態を示す
断面図である。
【図2】同上エアバッグ装置の断面図である。
【図3】同上エアバッグ装置の動作を示す説明図であ
る。
【図4】同上エアバッグ装置の動作を示す説明図であ
る。
【符号の説明】
11 エアバッグ装置 12 リテーナ 14 インフレータ 15 エアバッグ 16 ガス噴射方向制御手段としてのミッドリテーナ 35 ガス噴射口 41 ガス流入口 53 隔壁 61 案内羽根 62 開口部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鷺坂 隆二 静岡県富士市青島町218番地 日本プラ スト株式会社内 (72)発明者 石川 克己 静岡県富士市青島町218番地 日本プラ スト株式会社内 (72)発明者 樋口 等 埼玉県和光市中央一丁目4番1号 株式 会社本田技術研究所内 (72)発明者 甲斐 健 埼玉県和光市中央一丁目4番1号 株式 会社本田技術研究所内 (56)参考文献 特開 平7−291080(JP,A) 特開 平7−223504(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60R 21/26

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガス流入口を設けたエアバッグとガス噴
    射口を設けたインフレータとが前記ガス流入口とガス噴
    射口とを対向配置させてリテーナ内に収容されており、
    前記ガス流入口とガス噴射口との間に於てガス噴射方向
    制御手段が前記リテーナ側壁に固定されており、前記ガ
    ス噴射方向制御手段は、隔壁に、複数の案内羽根と、こ
    れら案内羽根間に設けられた開口部とを備え、前記案内
    羽根は、前記隔壁のインフレータ対向面が前記インフレ
    ータのガス噴射口側へ対向傾斜するように設け、前記案
    内羽根同士の間隔は、前記ガス流入口の面方向に沿っ
    て、中央部、この中央部に対する前記ガス噴射口の反対
    側、前記中央部のガス噴射口側の順に小さくなり、前記
    エアバッグの周辺部に対してよりも、このエアバッグの
    中央部に向けてより多量のガスを噴射することを特徴と
    するエアバッグ装置。
  2. 【請求項2】 ガス流入口を設けたエアバッグと、 ガス噴射口を設けたインフレータと、 これらガス流入口とガス噴射口との間に配置されたガス
    噴射方向制御手段とを具備し、 前記ガス噴射方向制御手段は、隔壁に、複数の案内羽根
    と、これら案内羽根間に設けられた開口部とを備え、前
    記案内羽根は、前記隔壁のインフレータ対向面が前記イ
    ンフレータのガス噴射口側へ対向傾斜するように設け、
    前記案内羽根同士の間隔は、前記ガス流入口の面方向に
    沿って、中央部、この中央部に対する前記ガス噴射口の
    反対側、前記中央部のガス噴射口側の順に小さくなり、
    正常な位置に着座した乗員に向けてガスを噴射すること
    を特徴とするエアバッグ装置。
  3. 【請求項3】 ガス流入口を設けたエアバッグとガス噴
    射口を設けたインフレータとが前記ガス流入口とガス噴
    射口とを対向配置させてリテーナ内に収容されており、
    前記ガス流入口とガス噴射口との間に於てガス噴射方向
    制御手段が前記リテーナ側壁に固定されており、前記ガ
    ス噴射方向制御手段は、隔壁を傾斜状に切り起こして複
    数の案内羽根とこれら案内羽根間に設けられた開口部と
    を形成し、前記案内羽根は、前記隔壁のインフレータ対
    向面が前記インフレータのガス噴射口側へ対向傾斜する
    ように切り起こされ、前記案内羽根同士の間隔は、前記
    ガス流入口の面方向に沿って、中央部、この中央部に対
    する前記ガス噴射口の反対側、前記中央部のガス噴射口
    側の順に小さくなり、前記ガス噴射方向制御手段は、前
    記エアバッグの周辺部に対してよりも、このエアバッグ
    の中央部に向けてより多量のガスを噴射することを特徴
    とする記載のエアバッグ装置。
  4. 【請求項4】 ガス流入口を設けたエアバッグと、ガス
    噴射口を設けたインフレータと、これらガス流入口とガ
    ス噴射口との間に配置されたガス噴射方向制御手段とを
    具備し、前記ガス噴射方向制御手段は、隔壁を傾斜状に
    切り起こして複数の案内羽根とこれら案内羽根間に設け
    られた開口部とを形成し、前記案内羽根は、前記隔壁の
    インフレータ対向面が前記インフレータのガス噴射口側
    へ対向傾斜するように切り起こされ、前記案内羽根同士
    の間隔は、前記ガス流入口の面方向に沿って、中央部、
    この中央部に対する前記ガス噴射口の反対側、前記中央
    部のガス噴射口側の順に小さくなり、前記ガス噴射方向
    制御手段は、正常な位置に着座した乗員に向けてガスを
    噴射することを特徴とする記載のエアバッグ装置。
  5. 【請求項5】 案内羽根は、ガス流入口の面方向に沿っ
    て50mm以下の間隔で複数並設されたことを特徴とする
    請求項1ないし4いずれか記載のエアバッグ装置。
  6. 【請求項6】 案内羽根は、エアバッグの突出方向に沿
    った高さ寸法が、3mm以上30mm以下であることを特徴
    とする請求項1ないし5いずれか記載のエアバッグ装
    置。
  7. 【請求項7】 案内羽根は、ガス流入口の面方向に対し
    て、30度以上60度以下の範囲で傾斜されたことを特
    徴とする請求項1ないし6いずれか記載のエアバッグ装
    置。
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