JP3349956B2 - ワーク搬出搬入装置 - Google Patents

ワーク搬出搬入装置

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JP3349956B2 JP16381498A JP16381498A JP3349956B2 JP 3349956 B2 JP3349956 B2 JP 3349956B2 JP 16381498 A JP16381498 A JP 16381498A JP 16381498 A JP16381498 A JP 16381498A JP 3349956 B2 JP3349956 B2 JP 3349956B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ワーク搬出搬入
装置に関し、さらに詳しくは、ワークを傷つけず、設置
スペースを小さくできるワーク搬出搬入装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図5は、従来のレーザ加工機のワーク搬
出搬入装置の一例を示す構成図である。図6は、図5に
示したレーザ加工機の上面図である。このレーザ加工機
の搬出搬入装置500は、リール状に巻かれた帯状のワ
ークWを搬出搬入するものであり、レーザ加工機1の一
側面に設けたワーク搬入装置50と、他側面に設けた
ワーク搬出装置50とを有する。ワーク搬出装置50
2は、巻出側リール21と、巻出側ループ制御用ローラ
22とを内設している。また、XYテーブル9のワーク
搬出装置側には、巻出側固定ローラ23と、巻出側テン
ションローラ24とが配置されている。一方、ワーク搬
入装置503は、巻取側リール31と、巻取側ループ制
御用ローラ32とを内設している。また、XYテーブル
9のワーク搬入装置側には、巻取側固定ローラ33と、
巻取側駆動ローラ34とが配置されている。また、巻出
側テンションローラ24と巻取側駆動ローラ34とは、
XYテーブル9の両側に取付けられている。
【0003】ワーク搬出装置502の巻出側リール21
に巻き付けたワークWは、巻出側ループ制御用ローラ2
2、巻出側固定ローラ23によりレーザ加工機1内に搬
送される。ワークWは、一定の弛みを持たせて巻出側固
定ローラ23により搬送される。その後、ワークWは、
巻出側テンションローラ24と巻取側駆動ローラ34と
によって駆動搬送される。また、ワークWは、巻出側テ
ンションローラ24によってXYテーブル9上の張力を
与えられる。巻取側駆動ローラ34により搬送されたワ
ークWは、巻取側固定ローラ33と巻取側ループ制御
ローラ32とを介して巻取側リール31に巻き取られ
る。加工は、XYテーブル9上で行われる。
【0004】加工処理時、ワークWは、XYテーブル9
上で巻出側テンションローラ24と巻取側駆動ローラ3
4とによって固定される。このため、ワークWは、XY
テーブル9のX軸方向移動(ワーク搬出方向)およびY
軸方向移動(ワーク搬出方向に垂直方向)に伴って移動
する。一方、ワークWには、巻出側ループ制御ローラ
22と巻出側固定ローラ23との間で弛みを持たせてあ
る。同様に、ワークWは、巻取側ループ制御ローラ3
2と巻取側固定ローラ33との間で弛みを持たせてあ
る。このため、ワークWは、XYテーブル9が移動して
も無理な引っ張りや捩じれを受けにくい。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のワーク搬出搬入装置500では、ワークWの幅が広
かったり、XYテーブル9のY軸方向移動量が大きい場
合、上記ワークWの弛みではねじれが十分に吸収できな
い。このため、ワークWを傷をつけてしまうという問題
点があった。また、ワークWを傷つけないように十分に
弛ませると、レーザ加工機1とワーク搬出装置502と
の間隔およびレーザ加工機1とワーク搬入装置503と
の間隔を広くしなければならないので、広い設置スペー
スが必要になるという問題点があった。
【0006】この発明は、上記に鑑みてなされたもので
あって、ワークを傷つけず、設置スペースを小さくでき
るワーク搬出搬入装置を得ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、この発明によるワーク搬出搬入装置は、レーザ加
工機その他のワーク処理装置の両側に配置され、ワーク
処理装置のXYテーブルに対してワークの搬出搬入を行
い、当該ワークをXYテーブル上にて処理するワーク搬
出搬入装置において、XYテーブルの移動量に基づい
て、ワーク搬送方向に対し垂直方向にワーク搬出搬入装
置を移動制御するようにしたものである。
【0008】通常、ワーク搬送装置の搬送方向に対して
は、ワークを弛ませるなどの工夫によりXYテーブルの
移動を吸収するようにしているが、ワークの搬送方向に
対し垂直方向では、XYテーブルの移動を吸収しにく
い。そこで、この発明では、ワーク搬出搬入装置をワー
ク搬送方向に対し垂直方向に移動制御するようにした。
このため、係るXYテーブルの移動を吸収できる。ま
た、この移動制御は、XYテーブルの移動量に基づいて
行う。例えば、XYテーブルがある規定値を越えた場合
に、ワーク搬出搬入装置をXYテーブルに追従させるよ
うにしてもよいし、XYテーブルの移動に同期して追従
するようにしてもよい。この結果、ワークの損傷を防止
することができる。また、ワークの弛みを最小限にとど
めることができるので、装置を小さくすることができ
る。
【0009】つぎの発明によるワーク搬出搬入装置は、
レーザ加工機その他のワーク処理装置の両側に配置さ
れ、ワーク処理装置のXYテーブルに対してワークの搬
出搬入を行い、当該ワークをXYテーブル上にて処理す
るワーク搬出搬入装置において、ワーク搬出搬入装置を
リニアガイドにより直線移動するスライドテーブル上に
設置すると共に、このスライドテーブルをボールネジお
よびサーボモータによって移動制御するようにしたもの
である。
【0010】ワーク搬出搬入装置の移動は、具体的に
は、リニアガイド上に設けたスライドテーブルを用いて
行う。このスライドテーブルは、ボールネジとサーボモ
ータとにより移動制御する。この移動制御は、XYテー
ブルの移動量に基づいて行えばよい。このようにすれ
ば、XYテーブルのワーク搬送方向に対する垂直方向の
移動を吸収できるから、ワークの損傷を防止することが
できる。また、ワークの弛みを最小限にとどめることが
できるので、装置を小さくすることができる。
【0011】つぎの発明によるワーク搬出搬入装置は、
ワークを巻回すると共にワークの巻き出し量を制御する
ワーク巻出手段と、ワークを支持すると共にワークに対
する摩擦抵抗を低くした巻出側固定ローラと、XYテー
ブル上におけるワークの張力を調整する巻出側テンショ
ンローラと、ワークの搬送を行う巻取側駆動ローラと、
ワークを支持すると共にワークに対する摩擦抵抗を低く
した巻取側固定ローラと、ワークを巻き取ると共にワー
クの巻き取り量を制御するワーク巻取手段と、ワーク巻
出手段およびワーク巻取手段とを設置し、リニアガイド
により直線移動するスライドテーブルと、ボールネジお
よびサーボモータからなり、スライドテーブルの移動を
行う位置決め機構と、XYテーブルの移動量を検出する
XYテーブル移動量検出手段と、XYテーブルの移動量
に基づいてスライドテーブルの移動制御を行うスライド
テーブル制御手段と、を備えたものである。
【0012】ワーク巻出手段により巻き出されたワーク
は、巻出側固定ローラにより支持され、搬送される。ワ
ークは、巻出側テンションローラにより張力が与えら
れ、XYテーブル上に固定される。また、ワークは、駆
動ローラにより搬送され、巻取側固定ローラを介して、
ワーク巻取手段によって巻き取られる。このワークの処
理過程でXYテーブルが移動するが、このXYテーブル
の移動に伴いスライドテーブルが移動する。係る移動
は、まず、XYテーブルの移動量を検出し、この検出信
号に基づいてスライドテーブルの移動制御を行う。この
ようにすれば、XYテーブルのワーク搬送方向に対する
垂直方向の移動を吸収できるから、ワークの損傷を防止
することができる。また、ワークの弛みを最小限にとど
めることができるので、装置を小さくすることができ
る。
【0013】つぎの発明によるワーク搬出搬入装置は、
ワークを巻回すると共にワークの巻き出し量を制御する
ワーク巻出手段と、ワークを支持すると共にワークに対
する摩擦抵抗を低くした巻出側固定ローラと、XYテー
ブル上におけるワークの張力を調整する巻出側テンショ
ンローラと、ワークの搬送を行う巻取側駆動ローラと、
ワークを支持すると共にワークに対する摩擦抵抗を低く
した巻取側固定ローラと、ワークを巻き取ると共にワー
クの巻き取り量を制御するワーク巻取手段と、ワーク巻
出手段およびワーク巻取手段とを直線移動するラックピ
ニオン機構と、回転軸にピニオンギアを固定した移動用
サーボモータと、XYテーブルの移動量を検出するXY
テーブル移動量検出手段と、XYテーブルの移動量に基
づいてラックピニオン機構の制御を行うラックピニオン
機構制御手段と、を備えたものである。
【0014】この発明は、ワーク巻出手段およびワーク
巻取手段の移動を、ラックピニオン機構により行うよう
にしたものである。移動制御は、上記同様にXYテーブ
ルの移動量に基づいて行う。このようにすれば、XYテ
ーブルのワーク搬送方向に対する垂直方向の移動を吸収
できるから、ワークの損傷を防止することができる。ま
た、ワークの弛みを最小限にとどめることができるの
で、装置を小さくすることができる。
【0015】つぎの発明によるワーク搬出搬入装置は、
レーザ加工機その他のワーク処理装置の両側に配置さ
れ、ワーク処理装置のXYテーブルに対してワークの搬
出搬入を行い、当該ワークをXYテーブル上にて処理す
るワーク搬出搬入装置において、XYテーブルの移動量
に基づいて、ワーク搬出搬入装置のワーク搬出搬入量を
制御するようにしたものである。
【0016】通常、ワークの搬送方向には一定の弛みを
持たせてあり、この弛みによりXYテーブルの移動を吸
収しているが、XYテーブルの移動量が大きくなってく
ると問題が生じてくる。そこで、この発明では、XYテ
ーブルの移動量に基づいて、ワークの搬出搬入を行うよ
うにしたのである。例えばXYテーブルがワーク搬出装
置側に移動すると、ワーク搬入装置側にワークの弛みが
必要になるから、ワーク搬入装置の搬入量を抑えて又は
逆回転することで、ワークを十分に弛ませるようにす
る。このようにすれば、XYテーブルの移動を十分に吸
収できるから、ワークの損傷を防止できる。
【0017】つぎの発明によるワーク搬出搬入装置は、
ワークを巻回すると共にワークの巻き出し量を制御する
ワーク巻出手段と、ワークを支持すると共にワークに対
する摩擦抵抗を低くした巻出側固定ローラと、XYテー
ブル上におけるワークの張力を調整する巻出側テンショ
ンローラと、ワークの搬送を行う巻取側駆動ローラと、
ワークを支持すると共にワークに対する摩擦抵抗を低く
した巻取側固定ローラと、ワークを巻き取ると共にワー
クの巻き取り量を制御するワーク巻取手段と、XYテー
ブルの移動量を検出するXYテーブル移動量検出手段
と、XYテーブルの移動量に基づいてワーク巻出手段の
巻出量またはワーク巻取手段の巻取量の制御を行う巻出
・巻取量制御手段とを備えたものである。
【0018】この発明は、ワークを弛ませる手段の具体
例であり、XYテーブルの移動量を検出し、この移動量
に基づいてワーク巻出手段の巻出量またはワーク巻取手
段の巻取量の制御を行う。このようにすれば、ワークを
十分に弛ませるようにする。このようにすれば、XYテ
ーブルの移動を十分に吸収できるから、ワークの損傷を
防止できる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、この発明に係るワーク搬出
搬入装置につき図面を参照しつつ詳細に説明する。な
お、この実施の形態によりこの発明が限定されるもので
はない。
【0020】実施の形態1. 図1は、この発明の実施の形態1に係るワーク搬出搬入
装置を示す構成図である。図2は、図1に示したワーク
搬出搬入装置の上面図である。この実施の形態1は、ワ
ーク搬出搬入装置をレーザ加工機に用いた場合を示す。
このワーク搬出搬入装置100は、レーザ加工機1の一
側面に設けたワーク搬入装置と、他側面に設けたワー
ク搬出装置とを有する。ワーク搬出装置2およびワー
ク搬入装置3は、コの字形状のスライドテーブル4上に
設置されている。また、スライドテーブル4は、ワーク
搬出装置2側に設けた2本のリニアガイド5と、ワーク
搬入装置3側に設けた2本のリニアガイド6とにより、
ワーク搬送方向に対して垂直方向に直動案内される。ま
た、スライドテーブル4の中央には、ボールネジ7のナ
ット部(図示省略)が固定されている。ボールネジ7の
ネジ部には、サーボモータ8が取り付けてある。
【0021】また、ワーク搬出装置2は、巻出側リール
21と、巻出側ループ制御用ローラ22とを内設してい
る。また、XYテーブル9のワーク搬出装置側には、巻
出側固定ローラ23と、巻出側テンションローラ24と
が配置されている。一方、ワーク搬入装置3は、巻取側
リール31と、巻取側ループ制御用ローラ32とを内設
している。また、XYテーブル9のワーク搬入装置側に
は、巻取側固定ローラ33と、巻取側駆動ローラ34と
が配置されている。また、巻出側テンションローラ24
と巻取側駆動ローラ34とは、XYテーブル9の両側に
取付けられている。巻出側固定ローラ23と巻取側固定
ローラ33の表面は、ワークWが滑りやすいように摩擦
係数を小さく設定する。
【0022】XYテーブル9を駆動するサーボモータ
(図示省略)および、スライドテーブル4を駆動するサ
ーボモータ8は、コントローラ10により制御されてい
る。コントローラ10は、XYテーブル9の移動量を検
出するXYテーブル移動量検出部101と、XYテーブ
ル9の移動量が規定値以上になった場合にスライドテー
ブル4のサーボモータ8を駆動するサーボモータ制御部
102と、巻出側および巻取側ループ制御用ローラ2
2、巻出側固定ローラ23の回転を制御するループ制御
用ローラ制御部103とを有する。
【0023】ワーク搬出装置2の巻出側リール21に巻
き付けたワークWは、巻出側ループ制御用ローラ22、
巻出側固定ローラ23を介してレーザ加工機1内に搬送
される。ワークWには、一定の弛みを持たせてある。ワ
ークWは、巻取側駆動ローラ34によって積極的に駆動
搬送される。また、ワークWは、巻出側テンションロー
ラ24によってXYテーブル9上で張力を与えられる。
巻取側駆動ローラ34により搬送されたワークWは、巻
取側固定ローラ34と巻取側ループ制御ローラ33とを
介して巻取側リール31に巻き取られる。加工は、XY
テーブル9上で行われる。
【0024】加工時、ワークWは、XYテーブル9上で
巻出側テンションローラ24と巻取側駆動ローラ34と
によって固定される。また、ワークWは、巻出側ループ
制御ローラ22と巻出側固定ローラ23との間、およ
び巻取側ループ制御ローラ32と巻取側固定ローラ3
3との間で弛んだ状態にある。ワークWは、XYテーブ
ル9と共にXY軸方向に移動しつつ、加工される。
【0025】XYテーブル9がX軸方向、例えばワーク
搬入装置3側へ移動する場合、巻出側ループ制御用ロー
ラ22および巻出側固定ローラ23間のワークWの弛み
を大きくする。弛みの調整は、ループ制御用ローラ制御
部103の命令に基づき巻出側ループ制御用ローラ22
により行う。XYテーブル移動量検出部101は、巻出
側ループ制御用ローラ22および巻出側固定ローラ23
間のワークWの弛みが規定値以下になったか否かを検出
する。この検出信号に基づきループ制御用ローラ制御部
103が巻出側ループ制御用ローラ22を駆動制御し、
弛みに余裕をもたせる。反対に、XYテーブル移動量検
出部101が、巻出側ループ制御用ローラ22および巻
出側固定ローラ23間のワークWの弛みが規定値より大
きいことを検出すると、この検出信号に基づきループ制
御用ローラ制御部103が巻出側ループ制御用ローラ2
2を駆動し、弛みが規定値内になるよう制御する。この
制御動作は、ワーク搬出装置側においても、同様に行
われる。
【0026】つぎに、XYテーブル9がY軸方向に移動
する場合、スライドテーブル4がXYテーブル9に沿っ
て移動する。XYテーブル移動量検出部101が、移動
量が規定値より大きいことを検出すると、この検出信号
に基づきサーボモータ制御部102がサーボモータ8を
駆動し、スライドテーブル4をXYテーブル9に追従さ
せる。これにより、ワークWとXYテーブル9との位置
関係が保たれる。規定値は、ワークWのサイズや厚さな
どによって異なるため、実験的に求めておく。また、規
定値を「0」にすれば、ワークWがXYテーブル9と同
期して移動することになる。
【0027】実施の形態2. 図3は、この発明の実施の形態2に係るワーク搬出搬入
装置を示す構成図である。図4は、図3に示したワーク
搬出搬入装置の上面図である。このワーク搬出搬入装置
200は、レーザ加工機1の一側面に設けたワーク搬入
装置と、他側面に設けたワーク搬出装置とを有す
る。ワーク搬出装置2は、巻出側リール21と巻出側リ
ール21を駆動する巻出側リール回転用モータ201と
を内設している。この巻出側リール回転用モータ201
は、移動軸202に取り付けてある。移動軸202は、
軸受け203によって摺動固定され、その中央にラック
204を有する。ラック204は、移動用サーボモータ
205の軸に固定したピニオン206と噛み合ってい
る。同様に、ワーク搬入装置3は、巻取側リール31と
巻取側リールを駆動する巻取側リール回転用モータ30
1とを内設している。この巻取側リール回転用モータ3
01は、移動軸302に取り付けてある。移動軸302
は、軸受け303によって摺動固定され、その中央にラ
ック304を有する。ラック304は、移動用サーボモ
ータ305の軸に固定したピニオン306と噛み合って
いる。
【0028】巻出側テンションローラ24と巻取側駆動
ローラ34とは、XYテーブル9の両側に取付けられて
いる。巻出側固定ローラ23と巻取側固定ローラ33の
表面は、ワークWが滑りやすいように摩擦係数を小さく
設定する。
【0029】XYテーブル9を駆動するサーボモータ
(図示省略)、巻出側リール回転用モータ201および
巻取側リール回転用モータ301、移動用サーボモータ
206、306は、コントローラ310により制御され
ている。コントローラ310は、XYテーブル9の移動
量を検出するXYテーブル移動量検出部101と、XY
テーブル9の移動量が規定値以上になった場合に移動用
モータを駆動する移動用モータ制御部104と、巻出側
リール21および巻取側リール31の回転を制御するリ
ール回転用モータ制御部105とを有する。
【0030】動作については、実施の形態1と略同様で
ある。ワークWは、巻出側リール21と巻出側固定ロー
ラ23を介してレーザ加工機1内に搬送される。ワーク
Wには、一定の弛みを持たせてある。ワークWは、巻取
側駆動ローラ34によって積極的に駆動搬送される。ま
た、ワークWは、巻出側テンションローラ24によって
XYテーブル9上で張力を与えられる。巻取側駆動ロ
ラ34により搬送されたワークWは、巻取側固定ローラ
33を介して巻取側リール31に巻き取られる。加工
は、XYテーブル9上で行われる。加工時、ワークW
は、XYテーブル9上で巻出側テンションローラ24と
巻取側駆動ローラ34とによって固定される。また、ワ
ークWは、巻出側リール21と巻出側固定ローラ23と
の間、および巻取側リール31と巻取側固定ローラ33
との間で弛んだ状態にある。ワークWは、XYテーブル
9と共にXY軸方向に移動しつつ、加工される。
【0031】XYテーブル9がX軸方向、例えばワーク
搬入装置側へ移動する場合、巻出側リール21および巻
出側固定ローラ23間のワークWの弛みを大きくする。
弛みの調整は、リール回転用モータ制御部105の命令
に基づき巻出側リール21を回転させて行う。XYテー
ブル移動量検出部101は、巻出側リール21および巻
出側固定ローラ23間のワークWの弛みが規定値以下に
なったか否かを検出する。この検出信号に基づきリール
回転用モータ制御部105が巻出側リール21を駆動制
御し、弛みに余裕をもたせる。反対に、XYテーブル移
動量検出部101が、巻出側リール21および巻出側固
定ローラ23間のワークWの弛みが規定値より大きいこ
とを検出すると、この検出信号に基づきリール回転用モ
ータ制御部105が巻出側リール21を駆動し、弛みが
規定値内になるよう制御する。この制御動作は、ワーク
搬出装置側においても、同様に行われる。
【0032】つぎに、XYテーブル9がY軸方向に移動
する場合、ラックピニオン機構によって移動軸202が
XYテーブル9に沿って移動する。XYテーブル移動量
検出部101によって移動量が規定値より大きいことを
検出すると、この検出信号に基づき移動用サーボモータ
制御部104が移動用サーボモータ206、306を駆
動し、ワークWをXYテーブル9に追従させる。これに
より、ワークWとXYテーブル9との位置関係が保たれ
る。規定値は、ワークWのサイズや厚さなどによって異
なるため、実験的に求めておく。また、規定値を「0」
にすれば、ワークWがXYテーブル9と同期して移動す
ることになる。
【0033】他の実施の形態.上記実施の形態1および
2では、ワーク搬出搬入装置100、200をレーザ加
工機1に適用した例を示したが、適用できる装置はこれ
に限られない。例えば、レーザ溶接機、プレス機などに
も適用できる。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように、この発明に係るワ
ーク搬出搬入装置によれば、ワーク搬出搬入装置をワー
ク搬送方向に対し垂直方向に移動制御するようにしたの
で、XYテーブルの移動を吸収でき、ワークの損傷を防
止することができる。また、ワークの弛みを最小限にと
どめることができるので、装置を小さくすることができ
る。
【0035】つぎの発明に係るワーク搬出搬入装置で
は、リニアガイド上に設けたスライドテーブルを用い
て、ワーク搬出搬入装置をワーク搬送方向に対し垂直方
向に移動制御するようにした。このため、XYテーブル
の移動を吸収でき、ワークの損傷を防止することができ
る。また、ワークの弛みを最小限にとどめることができ
るので、装置を小さくすることができる。
【0036】つぎの発明に係るワーク搬出搬入装置で
は、XYテーブルのワーク搬送方向に対する垂直方向に
直線移動するスライドテーブルと、ボールネジおよびサ
ーボモータからなる位置決め機構とを用い、XYテーブ
ルの移動量に基づいてワーク搬出搬入装置の移動を行う
ようにした。このため、係るXYテーブルの移動を吸収
できるから、ワークの損傷を防止することができる。ま
た、ワークの弛みを最小限にとどめることができるの
で、装置を小さくすることができる。
【0037】つぎの発明に係るワーク搬出搬入装置で
は、XYテーブルのワーク搬送方向に対する垂直方向に
直線移動するラックピニオン機構と、ピニオンギアを回
転軸に固定した移動用サーボモータを用い、XYテーブ
ルの移動量に基づいてワーク搬出搬入装置の移動を行う
ようにした。このため、係るXYテーブルの移動を吸収
できるから、ワークの損傷を防止することができる。ま
た、ワークの弛みを最小限にとどめることができるの
で、装置を小さくすることができる。
【0038】つぎの発明に係るワーク搬出搬入装置で
は、XYテーブルの移動量に基づいて、ワークの搬出搬
入を行うようにしたので、XYテーブルの移動を十分に
吸収できるから、ワークの損傷を防止できる。
【0039】つぎの発明に係るワーク搬出搬入装置で
は、XYテーブルの移動量を検出し、この移動量に基づ
いてワーク巻出手段の巻出量またはワーク巻取手段の巻
取量の制御を行うようにした。このため、ワークを十分
に弛ませることができるから、XYテーブルの移動を十
分に吸収でき、ワークの損傷を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1に係るワーク搬出搬
入装置を示す構成図である。
【図2】 図1に示したワーク搬出搬入装置の上面図で
ある。
【図3】 この発明の実施の形態2に係るワーク搬出搬
入装置を示す構成図である。
【図4】 図3に示したワーク搬出搬入装置の上面図で
ある。
【図5】 従来におけるレーザ加工機のワーク搬出搬入
装置の一例を示す構成図である。
【図6】 図5に示したレーザ加工機の上面図である。
【符号の説明】
100 ワーク搬出搬入装置、1 レーザ加工機、2
ワーク搬入装置、21 巻出側リール、22 巻出側ル
ープ制御用ローラ、23 巻出側固定ローラ、24 巻
出側テンションローラ、3 ワーク搬入装置、31 巻
取側リール、32 巻取側ループ制御用ローラ、33
巻取側固定ローラ、34 巻取側駆動ローラ、4 スラ
イドテーブル、5、6 リニアガイド、7 ボールネ
ジ、8 サーボモータ、9 XYテーブル、10 コン
トローラ、101 XYテーブル移動量検出部、102
サーボモータ制御部、103 ループ制御用ローラ制
御部。

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レーザ加工機その他のワーク処理装置の
    両側に配置され、ワーク処理装置のXYテーブルに対し
    てワークの搬出搬入を行い、当該ワークをXYテーブル
    上にて処理するワーク搬出搬入装置において、 XYテーブルの移動量に基づいて、ワーク搬送方向に対
    し垂直方向にワーク搬出搬入装置を移動制御するように
    したことを特徴とするワーク搬出搬入装置。
  2. 【請求項2】 レーザ加工機その他のワーク処理装置の
    両側に配置され、ワーク処理装置のXYテーブルに対し
    てワークの搬出搬入を行い、当該ワークをXYテーブル
    上にて処理するワーク搬出搬入装置において、 ワーク搬出搬入装置をリニアガイドにより直線移動する
    スライドテーブル上に設置すると共に、このスライドテ
    ーブルをボールネジおよびサーボモータによって移動制
    御するようにしたことを特徴とするワーク搬出搬入装
    置。
  3. 【請求項3】 ワークを巻回すると共にワークの巻き出
    し量を制御するワーク巻出手段と、 ワークを支持すると共にワークに対する摩擦抵抗を低く
    した巻出側固定ローラと、 XYテーブル上におけるワークの張力を調整する巻出側
    テンションローラと、 ワークの搬送を行う巻取側駆動ローラと、 ワークを支持すると共にワークに対する摩擦抵抗を低く
    した巻取側固定ローラと、 ワークを巻き取ると共にワークの巻き取り量を制御する
    ワーク巻取手段と、 ワーク巻出手段およびワーク巻取手段とを設置し、リニ
    アガイドにより直線移動するスライドテーブルと、 ボールネジおよびサーボモータからなり、スライドテー
    ブルの移動を行う位置決め機構と、 XYテーブルの移動量を検出するXYテーブル移動量検
    出手段と、 XYテーブルの移動量に基づいてスライドテーブルの移
    動制御を行うスライドテーブル制御手段と、 を備えたことを特徴とするワーク搬出搬入装置。
  4. 【請求項4】 ワークを巻回すると共にワークの巻き出
    し量を制御するワーク巻出手段と、 ワークを支持すると共にワークに対する摩擦抵抗を低く
    した巻出側固定ローラと、 XYテーブル上におけるワークの張力を調整する巻出側
    テンションローラと、 ワークの搬送を行う巻取側駆動ローラと、 ワークを支持すると共にワークに対する摩擦抵抗を低く
    した巻取側固定ローラと、 ワークを巻き取ると共にワークの巻き取り量を制御する
    ワーク巻取手段と、 ワーク巻出手段およびワーク巻取手段とを直線移動する
    ラックピニオン機構と、 回転軸にピニオンギアを固定した移動用サーボモータ
    と、 XYテーブルの移動量を検出するXYテーブル移動量検
    出手段と、 XYテーブルの移動量に基づいてラックピニオン機構の
    制御を行うラックピニオン機構制御手段と、 を備えたことを特徴とするワーク搬出搬入装置。
  5. 【請求項5】 レーザ加工機その他のワーク処理装置の
    両側に配置され、ワーク処理装置のXYテーブルに対し
    てワークの搬出搬入を行い、当該ワークをXYテーブル
    上にて処理するワーク搬出搬入装置において、 XYテーブルの移動量に基づいて、ワーク搬出搬入装置
    のワーク搬出搬入量を制御するようにしたことを特徴と
    するワーク搬出搬入装置。
  6. 【請求項6】 ワークを巻回すると共にワークの巻き出
    し量を制御するワーク巻出手段と、 ワークを支持すると共にワークに対する摩擦抵抗を低く
    した巻出側固定ローラと、 XYテーブル上におけるワークの張力を調整する巻出側
    テンションローラと、 ワークの搬送を行う巻取側駆動ローラと、 ワークを支持すると共にワークに対する摩擦抵抗を低く
    した巻取側固定ローラと、 ワークを巻き取ると共にワークの巻き取り量を制御する
    ワーク巻取手段と、 XYテーブルの移動量を検出するXYテーブル移動量検
    出手段と、 XYテーブルの移動量に基づいてワーク巻出手段の巻出
    量またはワーク巻取手段の巻取量の制御を行う巻出・巻
    取量制御手段と、 を備えたことを特徴とするワーク搬出搬入装置。
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