JP2002029653A - シート部材の搬送装置及び方法、及びそれを利用したシート部材の処理装置及び方法 - Google Patents

シート部材の搬送装置及び方法、及びそれを利用したシート部材の処理装置及び方法

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JP2002029653A
JP2002029653A JP2000211195A JP2000211195A JP2002029653A JP 2002029653 A JP2002029653 A JP 2002029653A JP 2000211195 A JP2000211195 A JP 2000211195A JP 2000211195 A JP2000211195 A JP 2000211195A JP 2002029653 A JP2002029653 A JP 2002029653A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】装置を大型化等させることなく、処理精度等を
所定に維持しつつ、シート部材に対して一層広範囲な処
理を可能にして生産性を向上する。 【解決手段】X−Y移動機構70を介してシート搬送部
50を少なくとも所定平面内において移動可能に構成す
ると伴に、当該シート搬送部50の両側にバッファ部8
0,90を設けるようにする。これにより、シート1を
シート吸着部54に保持した状態でも、シート1の位置
ズレや損傷等を招くことなく、シート1の幅方向及び搬
送方向等に対して広範囲に亘って高精度にシート1を位
置決め移動させることができる。従って、装置を大型化
することなく、処理精度を所定に維持しつつ一搬送工程
毎の処理範囲を広げることができ、タクトタイムを効果
的に低減でき生産性を向上させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シート部材の搬送
方法及び搬送装置、更には当該搬送方法若しくは搬送装
置を利用した処理装置に関する。より詳しくは、所定長
さを有するシート部材を処理部等へ搬入(供給)したり
処理部等から搬出(排出)(以下、搬入、供給、搬出、
排出等を含めて搬送と言う)するための搬送方法及び装
置、及びそれを利用したシート部材の処理装置及び処理
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、レーザを用いてシート部材で
あるグリーンシートの処理(例えば、加工処理)を行う
方法として、以下のような方法が知られている。ここ
で、グリーンシートとは、シート状の部材であって、例
えば、積層型半導体チップ等の積層セラミック基材(厚
さ:10数μm程度)となるものであり、回路等を形成
するための薄膜のセラミック層等をキャリアシート上に
形成したもの等である。
【0003】即ち、 従来における一の方法としては、例えば、長尺シート
レーザ加工方法が知られている。
【0004】この方法は、例えば、光学系にスキャナ駆
動方式を用いたレーザ加工部(例えば、ミラー等の位置
・角度調整等を介して光学的にレーザの照射位置を移動
可能として所定にレーザ加工処理を行うもの)300を
使用するものであって、図5に示すように、被加工部材
として長尺グリーンシート(グリーンシート、シートと
も言う)1を利用し、シート供給(繰り出し、搬入)部
100と、シート排出(巻き取り、搬出)部200と、
の間に、前記レーザ加工部300を搭載すると共に長尺
グリーンシート搬送方向に移動可能に構成されたレーザ
加工ステージ400を配設し、該レーザ加工ステージ4
00の側に設けられたシート搬送部500により長尺グ
リーンシート1のピッチ搬送を行う共に、前記レーザ加
工部300でのスキャナ駆動により、長尺グリーンシー
ト1の搬送方向及び該方向と加工面内において略直交す
る方向(以下、幅方向とも言う)に対してレーザ加工を
行う方法がある。
【0005】なお、レーザ加工部300としては、前記
のスキャナ駆動方式に限らず、レーザ加工部全体を所謂
X−Yテーブル等を用いてX−Y方向に移動させてレー
ザ加工を行うもの(以下、X−Y移動方式と言う)も採
用され得る。
【0006】別の方法としては、例えば、カードシー
トレーザ加工方法が知られている。
【0007】この方法は、例えば、図6に示すように、
長尺グリーンシートから予め所定の大きさに切り出した
カード状部材を積層して収納するマガジン(ローダー
側)600から、該カード状部材を、シート状部材搬送
機構700を介して一枚ずつ取り出して、該取り出され
たカード状部材を位置決め固定しつつX−Y方向に移動
可能な加工ステージ800に供給し、レーザ加工部30
0のスキャナ駆動と加工ステージのX−Y移動とにより
レーザ加工処理を行った後、マガジン(アンローダー
側)900に積層収納する方法である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
方法においては、例えば、以下のような惧れがある。
【0009】長尺シートレーザ加工方法においては、
長尺のグリーンシート1に対してレーザ加工を行う場
合、加工精度維持等のために、図5の負荷作用部100
Aや200A等を介して、長尺シート1に負荷(所定張
力)をかけることから、シート1に剥がれや傷等が生じ
る惧れがある。
【0010】また、シート1の搬送精度延いては加工精
度の安定化等を維持するため、シート1の幅方向への移
動は行わない構造であるため、シートの幅方向に対して
比較的広い範囲でレーザ加工を行いたい場合(例えば、
タクトタイム低減等のために、より幅の広いシートを用
い、後で幅方向において多数のチップ素材を並列的に切
り出せるように、幅方向において広範囲でレーザ加工を
行う場合など)には、レーザ加工部300にスキャナ駆
動方式を採用していると、ミラー等の振り角を大きくす
ることが要求されることになる。ところが、このよう
に、ミラー等の振り角を大きくすると、幅方向端部に向
かうに従って加工精度が低下し、加工精度を所定に維持
することが難しくなると言った惧れがある。また、レー
ザ加工部全体をX−Y方向に移動させるX−Y移動方式
を採用する場合においても、可動部分或いは可動範囲を
大きくする必要があるため、加工速度・加工時間と加工
精度とを所定レベルで両立させることが難しくなると言
った惧れがある。なお、加工精度向上等のために、レー
ザ加工部300においてX−Y移動方式とスキャナ駆動
方式とを組み合わせることも考えられるが、コストが増
大したり、位置調整制御が難しくなるなど採用し難しい
面がある。
【0011】カードシートレーザ加工方法において
は、加工面内におけるシート搬送方向に対して略直角な
方向に多数のシート部材を並列させてレーザ加工を行う
ような場合でも、カード状に切り出された各グリーンシ
ート(カード状部材)を加工する際に加工ステージ側を
移動可能であることから、加工精度を所定に維持するこ
とはできるものの、小さく複数に切り出されたカード状
部材のハンドリングは煩雑であり且つ慎重な取り扱いが
要求されため、セッティング時間・搬送時間等が長くな
り、タクトタイムを効果的に短縮することができないと
言った惧れがある。
【0012】更に、前後の工程の制約等から、グリーン
シートから切り出したカード状部材を利用すること自体
が困難となるケースも多い。
【0013】本発明は、上記のような従来の実状に鑑み
なされたもので、装置を大型化・複雑化させることな
く、比較的簡単な構成で、処理精度等を所定に維持しつ
つ、シート部材に対して一層広範囲な処理を可能にし、
タクトタイムを効果的に低減して生産性の向上を促進し
得るシート部材の搬送装置及び方法を提供することを目
的とする。また、かかる装置及び方法を利用したシート
部材の処理装置及び方法を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】このため、請求項1に記
載の発明に係るシート部材の搬送装置は、シート搬送部
であって、シート部材を該シート搬送部の所定位置に保
持する保持部を含んで構成されると共に、前記保持部に
よるシート部材の保持を解除してシート部材を該シート
搬送部に対して相対移動させることによりシート部材を
所定方向に搬送するシート搬送部と、前記シート搬送部
の搬送方向上流側に隣接して配設され、シート部材に所
定弛みを与える上流側バッファ部と、前記シート搬送部
の搬送方向下流側に隣接して配設され、シート部材に所
定弛みを与える下流側バッファ部と、前記保持部により
シート部材を保持しつつ前記シート搬送部を所定方向に
移動させる移動部と、を含んで構成した。
【0015】このように、シート搬送部を少なくとも所
定平面内において所定に移動可能に構成すると共に、当
該シート搬送部の上流側、下流側にバッファ部を設ける
ようにすると、簡単な構成としながら、例えば、シート
部材をシート搬送部のシート保持部に保持した状態であ
っても、シート部材の位置ズレや損傷等を招くことな
く、シート部材の幅方向及び搬送方向等に対して広範囲
に亘って且つ高精度にシート部材を移動可能としつつ、
所定方向にシート部材を搬送することができることとな
る。従って、かかるシート部材搬送装置によれば、装置
を大型化することなく、例えば、処理精度等を所定に維
持しつつ一搬送工程(一搬送ストローク)毎のシート部
材に対する処理範囲を大幅に広げたシート搬送を実現で
き、以てタクトタイムを効果的に低減でき生産性を大幅
に向上させることができるシート搬送を実現することが
できることになる。
【0016】また、本発明によれば、シート搬送部の保
持部に保持されるシート部材には、両バッファ部のシー
ト部材の弛みに起因するシート部材の自重が作用される
ため、これを利用して保持部延いてはシート搬送部に対
するシート部材の所定の密着度合いを達成させることが
可能となるので、処理精度等を所定に維持可能としなが
ら、装置の簡略化を図れると共に、シート部材の剥離や
損傷等の発生を最小限に抑制することができる。
【0017】請求項2に記載の発明では、前記移動部に
より移動される所定方向が、少なくとも前記シート搬送
部のシート搬送方向に略直交する方向を含むこととす
る。
【0018】このようにすると、例えば、処理精度等を
所定に維持しつつ、シート部材の幅方向に対して一層広
範囲な処理を可能にするから、タクトタイムを効果的に
低減して生産性の向上を促進し得るシート搬送を提供す
ることができる。
【0019】請求項3に記載の発明では、前記上流側バ
ッファ部の搬送方向上流側に、送出リールに捲回された
シート部材を所定に送り出す送出部が備えられ、前記下
流側バッファ部の搬送方向下流側に、前記送出部から連
続するシート部材を巻取リールに所定に巻き取る巻取部
が備えられる構成とした。
【0020】そして、請求項4に記載の発明では、前記
巻取部と、前記下流側バッファ部と、の間に、前記巻取
部における巻取リールへのシート部材の巻き取り処理の
際にシート部材に所定の張力を付与するためのテンショ
ンバッファ部が配設される構成とした。
【0021】請求項5に記載の発明では、前記テンショ
ンバッファ部は、テンションプーリと、該テンションプ
ーリと前記下流側バッファ部との間でシート部材を保持
するテンションバッファ部保持手段と、を含み、該テン
ションバッファ部保持手段による保持機能と、前記巻取
リールの停止機能と、により前記シート部材を保持し、
該保持されたシート部材に対して前記テンションプーリ
の自重を作用させることで、シート部材に前記所定の張
力を付与するようにした。
【0022】このように、テンションバッファ部を設け
れば、巻取部にシート部材を巻き取る際に、シート部材
の緩みや弛み等が抑制され、以て良好な巻き取り処理を
達成することができ、更に、テンションバッファ部を、
テンションプーリの自重を利用してシート部材の負荷
(テンション)を付与する構成とすれば、簡単な構成で
ありながら、巻き取り動作中に必要以上に張力が増大し
てしまう惧れを排除でき、常に良好に負荷を所定に維持
することができ、以てシート部材の損傷等を最小限に抑
制することができる。
【0023】請求項6に記載の発明では、前記テンショ
ンバッファ部は、少なくとも前記テンションバッファ部
保持手段によるシート部材の保持を解放した場合におい
て、前記テンションプーリの自重による移動を規制しつ
つ前記テンションプーリを所定に移動させる規制手段を
含み、前記テンションバッファ部保持手段によるシート
部材の保持を解放し、前記規制手段を介して前記テンシ
ョンプーリを所定に移動させることにより、前記シート
搬送部から搬送されるシート部材を、前記巻取部側へ搬
送するように構成する。
【0024】なお、例えば、前記テンションバッファ部
保持手段をシート搬送のために解放すると、比較的急激
にテンションプーリがその自重によって重力方向に移動
してしまう惧れがあり、シート部材の損傷等を招く惧れ
があると共に、前記巻取側バッファ部における弛み量の
適切な調整や前記テンションバッファ部保持手段と前記
巻取リールとの間のシート部材の適切な張力調整等を達
成できなくなる惧れがあるが、請求項6のように構成す
れば、かかる惧れを回避することができる。
【0025】請求項7に記載の発明では、前記巻取側バ
ッファ部におけるシート部材の弛み或いは前記送出側バ
ッファ部におけるシート部材の弛みの少なくとも一方
を、所定に制御する制御部を含んで構成する。
【0026】このようにすれば、高精度に弛みを調整で
き、延いては本発明におけるシート搬送をより高精度か
つ正確なものとすることができる。
【0027】請求項8に記載の発明は、前記シート部材
が、グリーンシートであることを特徴とする。
【0028】請求項9に記載の発明に係るシート部材の
処理装置は、請求項1〜請求項8の何れか1つに記載の
シート部材搬送装置を含み、前記移動部による前記シー
ト搬送部の所定方向への移動を利用して、シート部材に
対して所定の処理を行う処理部を備えて構成される。
【0029】このように、シート搬送部を少なくとも所
定平面内において所定に移動可能に構成すると共に、当
該シート搬送部の上流側、下流側にバッファ部を設ける
ようにすると、簡単な構成としながら、例えば、シート
部材をシート搬送部のシート保持部に保持した状態であ
っても、シート部材の位置ズレや損傷等を招くことな
く、シート部材の幅方向及び搬送方向等に対して広範囲
に亘って且つ高精度にシート部材を移動可能にしつつ、
所定方向にシート部材を搬送することができることとな
る。従って、かかる搬送装置を利用したシート部材処理
装置によれば、装置を大型化することなく、例えば、処
理精度等を所定に維持しつつ一搬送工程(一搬送ストロ
ーク)毎のシート部材に対する処理範囲を大幅に広げて
シート部材を処理することができ、以てタクトタイムを
効果的に低減でき生産性を大幅に向上させることができ
ることとなる。
【0030】請求項10に記載の発明は、前記処理部に
おける所定の処理が、少なくともレーザ加工処理を含む
1又は2以上の処理であることを特徴とする。
【0031】請求項11に記載の発明に係るシート部材
の搬送方法は、シート部材をシート搬送部の所定位置に
保持すると共に、前記シート搬送部の搬送方向上流側に
隣接して配設される上流側バッファ部により付与される
シート部材の所定弛みと、前記シート搬送部の搬送方向
下流側に隣接して配設される下流側バッファ部により付
与されるシート部材の所定弛みと、を設けた状態で、前
記シート搬送部を所定方向に移動させるステップと、前
記シート搬送部へのシート部材の保持を解除して、シー
ト部材を前記シート搬送部に対して相対移動させること
によりシート部材を所定方向に搬送するステップと、を
含むことを特徴とする。
【0032】請求項12に記載の発明に係るシート部材
の処理方法は、シート部材をシート搬送部の所定位置に
保持すると共に、前記シート搬送部の搬送方向上流側に
隣接して配設される上流側バッファ部により付与される
シート部材の所定弛みと、前記シート搬送部の搬送方向
下流側に隣接して配設される下流側バッファ部により付
与されるシート部材の所定弛みと、を設けた状態で、前
記シート搬送部を所定方向に移動させることにより、シ
ート部材に対して所定の処理を行うステップと、処理終
了後に、前記シート搬送部へのシート部材の保持を解除
して、シート部材を前記シート搬送部に対して相対移動
させることによりシート部材を所定方向に搬送するステ
ップと、を含むことを特徴とする。
【0033】請求項11及び請求項12に記載の発明の
ようにすると、簡単な構成でありながら、例えば、シー
ト部材をシート搬送部のシート保持部に保持した状態で
あっても、シート部材の位置ズレや損傷等を招くことな
く、シート部材の幅方向及び搬送方向等に対して広範囲
に亘って且つ高精度にシート部材を移動可能にしつつ、
所定方向にシート部材を搬送することができるため、装
置を大型化することなく、例えば、処理精度等を所定に
維持しつつ一搬送工程(一搬送ストローク)毎のシート
部材に対する処理範囲を大幅に広げたシート搬送を提供
できるため、以てタクトタイムを効果的に低減でき生産
性を大幅に向上させることができるシート搬送方法或い
はシート処理方法を実現できる。
【0034】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を、
添付の図面を参照しつつ詳細に説明する。
【0035】図1、図2、図3、図4は、本発明の一実
施の形態に係るグリーンシートのレーザ加工装置の構成
を説明するための図である。
【0036】図1、図4等に示すように、本実施の形態
に係るレーザ加工装置は、処理対象であるグリーンシー
ト1を繰り出す(或いは送り出す)ための繰出部(或い
は送出部)10と、処理済みのグリーンシート1を巻き
取るための巻取部20と、前記繰出部10と前記巻取部
20との間に設けられグリーンシート1に対してレーザ
加工処理を行うレーザ加工部30と、を含んで構成され
る。
【0037】なお、本実施の形態においては、レーザ発
振部31を備えたレーザ加工部30は、所謂スキャナ駆
動方式のものを採用することができる。また、所謂X−
Y移動方式、或いはX−Y移動方式とスキャナ駆動方式
とを組み合わせたもの等、何れかの公知のレーザ加工装
置を用いることができる。
【0038】また、本実施の形態では、例えば、グリー
ンシート1としては、レーザ加工処理により回路等が形
成される薄膜のセラミック層を、キャリアフィルムとし
てのPETフィルム上に形成したものであり、前記繰出
部10と前記巻取部20との間で寸断されることなく連
続している所謂長尺グリーンシートが用いられる。以
下、この長尺グリーンシートを、単に、グリーンシート
或いはシートとも言う。
【0039】ところで、本実施の形態においては、図
1、図4等に示すように、前記繰出部10と前記巻取部
20との間には、当該繰出部20と巻取部20との間を
延伸する長尺グリーンシート1の一部を載置面51上に
載置し、当該載置した長尺グリーンシート1を搬送する
搬送機能と、該載置した長尺グリーンシート1を各種の
処理平面内(即ち、レーザ加工処理等が行われる平面
内)にエア等を介して吸着保持する保持機能と、各種処
理の処理内容に従って長尺グリーンシート1をX−Y方
向に移動させるX−Y移動機能と、を含んで構成される
シート搬送部50が配設される。
【0040】当該シート搬送部50は、図1、図2等に
示すように、前記搬送機能を達成するために、例えば、
載置面51に載置されるグリーンシート1の幅方向端部
{図2(A)平面においてシート搬送方向に略直交する
方向の端部}をグリップ52により把持して前記繰出部
10側から前記巻取部20側へ向けてシート1を搬送す
る所謂グリップ式搬送機構53を備えて構成される。な
お、シート1の搬送を円滑且つ良好に行わせる等のため
に、前記載置面51の搬送方向両端部には、図1、図
2、図4等に示すように、例えば、回転自在のローラ5
6等を設けることができる。
【0041】また、シート搬送部50は、前記保持機能
を達成するために、例えば、図2に示すように、シート
吸着部54(複数の開口部を有しており、該開口部を介
してシートのエア吸着が行われる)を複数備え、これに
より、長尺グリーンシート1を、エアなどを介して正確
かつ確実に、前記載置面51上に吸着保持するようにな
っている。なお、シート1の吸着位置調整(位置決め)
は、例えば、シート1に予め開口された位置決め基準穴
の位置を、位置検出センサ55等により検出すること
で、高精度に行わせることができる。ここで、前記シー
ト搬送部50、延いては載置面51やシート吸着部54
が、本発明に係る保持部に相当する。
【0042】更に、シート搬送部50は、前記X−Y移
動機能を達成するために、例えば、前記繰出部10、前
記巻取部20、前記レーザ加工部30等を支持する装置
架台60に、X−Y移動機構70を介して取り付けられ
ている。即ち、該シート搬送部50は、X−Y移動機構
70を介して所定の平面{図2(A)平面と略平行な平
面}内において、シート1を前記装置架台60延いては
前記レーザ加工部30等に対してX−Y方向{図2
(A)参照}に相対移動可能に構成されている。この相
対移動により、例えば、タクトタイム低減等のために幅
広のシート1を用い、幅方向(及び搬送方向)において
並列的に多数のチップ素材を切り出せるように加工処理
をする場合などにも適用することが可能となる。なお、
従来は、シート1の位置ズレ延いては加工精度の低下、
更にはシート1の損傷等の理由から長尺グリーンシート
1に対して加工処理を行う場合には、シート1の幅方向
(Y方向)へのシートの相対移動の実現は困難であった
が、本実施の形態においては、後述するように、各バッ
ファ部80,90を設けたこと等により、シート1の幅
方向(Y方向)への前記相対移動を良好に実現すること
が可能となっている。
【0043】ところで、前記X−Y移動機構70は、例
えば、図2,図4等に示すように、制御部(図示せず)
からの制御信号に基づいて、電動モータ71などにより
駆動されX方向{図2(A)参照}に位置(位置決め)
制御可能に移動されるXステージ72と、及び同様にY
方向{図2(A)参照}に位置(位置決め)制御可能に
移動されるYステージ73と、を含んで構成することが
できる。或いは、図示しない制御部からの制御信号に基
づいて、電動モータなどにより駆動されX−Y平面内に
おいて位置(位置決め)制御可能に移動制御される所謂
X−Yテーブル(位置決めテーブル)等により構成する
こともできる。ここで、前記シート搬送部50延いては
X−Y移動機構70が、本発明に係る移動部に相当す
る。
【0044】ここで、前記繰出部10について説明す
る。前記繰出部10は、図1、図4等に示すように、例
えば、処理対象である長尺グリーンシート1を捲回した
繰出リール(送出リール)11、及び、前記繰出リール
11に捲回された長尺グリーンシート1を本加工装置の
処理速度等に従って所定に(例えば、制御部等から指示
により、所定ピッチで所定量だけ)繰り出す(送り出
す)等のために、制御部からの制御信号に基づいて、前
記繰出リール11を着脱可能に軸支する回動軸12を所
定に回動させる駆動モータ13等を備えている。
【0045】そして、本実施の形態においては、前記繰
出リール11から繰り出される長尺グリーンシート1
は、前記繰出部10とシート搬送部50との間におい
て、所定の弛み量をもって弛ませられている。かかる繰
出側の弛み部を、繰出側バッファ部80(上流側バッフ
ァ部)と称する。なお、前記シート搬送部50のシート
吸着部54によるシート1の吸着保持と、前記繰出リー
ル11の回動停止(即ち、駆動モータの停止トルク)
と、の協働により、前記繰出側バッファ部80における
長尺グリーンシート1の弛み量は、当該協働が解除され
なければ、所定に維持されることになる。ところで、前
記繰出側バッファ部80におけるシート1の弛み量は、
フィードフォワード制御等により所定に制御可能である
が、発光部82及び受光部83等を含んで構成される位
置検出センサ81により弛み量を検出し、当該検出信号
に基づいて、所定の弛み量となるように、図示しない制
御部により前記繰出リール11の回動量等をフィードバ
ック制御することもできる。
【0046】一方、前記巻取部20は、例えば、図1,
図3等に示すように、レーザ加工処理済みの長尺グリー
ンシート1を捲回するための巻取リール21と、該巻取
リール21に本加工装置の処理速度等に従って所定に
(例えば、制御部等から指示により、所定ピッチで所定
量だけ)長尺グリーンシート1を捲回するために、制御
部からの制御信号に基づいて、前記巻取リール21を着
脱可能に軸支する回動軸22を所定に回動させる駆動モ
ータ23等を備えている。
【0047】また、前記繰出側バッファ部80と同様、
前記巻取リール21と、前記シート搬送部50と、の間
においても、長尺グリーンシート1は所定の弛み量をも
って弛ませられている。かかる巻取側の弛み部を、巻取
側バッファ部90(下流側バッファ部)と称する。
【0048】このように、本実施の形態では、前記繰出
側バッファ部80及び巻取側バッファ部90等を設けた
ことにより、載置面51上でのシート1の位置ズレ延い
てはレーザ加工精度低下を招くことなく、シート搬送部
50をレーザ加工部30に対してY方向に対しても相対
移動させることが可能となるため、従来に対してより幅
広のシート1を用い、後で幅方向において並列的に多数
のチップ素材を切り出せるようにレーザ加工処理を行う
ことなどが可能となるので、タクトタイム低減等を促進
することができ、以て生産性を大幅に向上させることが
できる。
【0049】なお、本実施の形態においては、更に、図
1、図3等に示すように、前記巻取部20には、前記巻
取リール21に処理済みのグリーンシート1を捲回する
際のシートの緩み等を防止するためのテンションバッフ
ァ部40が備えられている。
【0050】このテンションバッファ部40は、前記シ
ート搬送部50から伸び前記巻取側バッファ部90で弛
ませられた処理済みの長尺グリーンシート1を載置し吸
着保持する吸着部41(複数の開口部を有しており、該
開口部を介してシートのエア吸着が行われる)を備えて
いる。当該吸着部41の吸着と、前記シート搬送部50
のシート吸着部54の吸着と、の協働により、前記巻取
側バッファ部90における長尺グリーンシートの弛み量
は、当該協働が解除されなければ、所定に維持されるこ
ととなる。なお、前記巻取側バッファ部90におけるシ
ート1の弛み量は、フィードフォワード制御等により所
定に制御可能であるが、発光部92及び受光部93等を
含んで構成される位置検出センサ91により弛み量を検
出し、当該検出信号に基づいて、所定の弛み量となるよ
うに、制御部により、前記吸着部41の吸着/解放と、
後述するテンションバッファ部40におけるテンション
プーリ42の位置調整と、更には巻取リール21の回動
量調整等と、を行うことでフィードバック制御すること
もできる。
【0051】ところで、前記テンションバッファ部40
には、吸着部41(本発明のテンションバッファ部保持
手段に相当する)と、巻取リール21と、の間に、図
1、図3等に示すように、処理済みの長尺グリーンシー
ト1を捲回する際の巻取リール21上でのシート1の弛
み或いは緩みを防止するために、前記巻取リール21と
前記吸着部41との間でシート1に対して所定の負荷
(張力)を付与することができるテンションプーリ42
が配設される。
【0052】このテンションプーリ42は、前記吸着部
41に吸着保持されると共に前記巻取リール21の回動
停止により移動制限された状態で前記吸着部41と前記
巻取リール21との間を延伸する長尺グリーンシート1
を、吸着部41と巻取リール21との間において、当該
長尺グリーンシート1の処理平面に対して略直交する方
向から当接するように配設される。
【0053】即ち、本実施の形態においては、シート1
の処理平面に対して略直交する方向への、テンションプ
ーリ42のシート1に当接してからの移動量の調整によ
り、吸着部41と巻取リール21との間を延伸する長尺
グリーンシート1の負荷(張力)を調整する構成となっ
ている。なお、図3等に示すように、長尺グリーンシー
ト1を損傷等することなく円滑に所定張力を付与できる
ように、テンションプーリ42の両側には、回転自在に
軸支されるローラ44、45が設けられている。また、
シート1の搬送経路の途中には、シート1の損傷等を防
止して円滑な搬送を実現するなどのために、各種のロー
ラ47,48等が設けられると共に、シート1のクリー
ニングを行うためのクリーニングローラ25,26等が
設けられている。
【0054】ここで、本実施の形態におけるテンション
プーリ42に関しては、例えば、該テンションプーリ4
2の自重を利用して長尺グリーンシート1をその処理平
面に対して略直交する方向に押圧し所定負荷をかける構
成としている。このため、図3等に示すように、テンシ
ョンプーリ42を回転自由に支持する回転中心軸43
は、ガイドブロック44に連結され、該ガイドブロック
44は、長尺グリーンシート1の処理平面に対して略直
交する方向に伸びるガイド45に摺動自在に連係され
る。
【0055】即ち、テンションプーリ42は、ガイドブ
ロック44及びガイド45を介して自重によって図3中
Z方向(重力方向)へ移動自在に構成される一方で、巻
取時には巻取リール21による長尺グリーンシート1の
巻き取りに伴い増加するシート1からの反力に従って重
力反対方向に移動自在に構成されており、これにより、
テンションプーリ42に巻き掛けられると共に前記吸着
部41と前記巻取リール21とにより移動制限されてい
る長尺グリーンシート1に対して所定の負荷(張力)を
付与し、延いては長尺グリーンシート1を巻取リール2
1に巻き取る際に、シートの緩みや弛み等を防止できる
ようになっている。
【0056】ところで、巻取リール21に長尺グリーン
シート1を巻き取る際には、巻き取り分だけ前記吸着部
41と前記巻取リール21との間に存する長尺グリーン
シート1が短くなるためシート張力が必要以上に増大し
てしまう惧れがあるが、本実施の形態では、これを前記
テンションプーリ21が重力反対方向に移動することで
吸収することができるため、長尺グリーンシート1にか
かる負荷(張力)を自動的に良好且つ所定に維持するこ
とができることになる。
【0057】なお、巻取リール21側に巻き取られた長
さ分だけ、前記巻取側バッファ部90側から前記巻取リ
ール21側へ長尺グリーンシート1を搬送する必要があ
るが、長尺グリーンシート1は前記巻取側バッファ部9
0で弛み状態となっていることから、前記吸着部41を
シート搬送のために解放すると、比較的急激にテンショ
ンプーリ42がその自重によって重力方向に移動してし
まう惧れがあり、シート1の損傷等を招く惧れがあると
共に、前記巻取側バッファ部90における弛み量の適切
な調整や前記吸着部41と前記巻取リール21との間の
長尺グリーンシート1の適切な張力調整等を達成できな
くなる惧れがある。
【0058】このため、本実施の形態では、前記巻取側
バッファ部90側から前記巻取リール21側へシート1
を搬送する際に、テンションプーリ42の急激な落下を
防止するべく、図3等に示すように、前記テンションプ
ーリ42の少なくとも一部(例えば、回転中心軸43の
重力方向に臨む面43A、或いはガイドブロック44の
重力方向に臨む面44Aなど)を重力反対方向から支え
るテンションプーリ支持機構46を備えて構成されてい
る。かかるテンションプーリ支持機構46が、本発明に
係る規制手段として機能する。
【0059】当該テンションプーリ支持機構46は、図
3等に示すように、テンションプーリ42の少なくとも
一部(被支持面43Aや被支持面44Aなど)を重力反
対方向から支持するテンションプーリ支持部46Aと、
該テンションプーリ支持部46Aに取り付けられると共
に重力方向と略平行な方向(言い換えれば、テンション
プーリ42の移動方向)に伸びる移動部材46Bと、該
移動部材46Bを介してテンションプーリ支持部46A
を重力方向と略平行な方向に移動させるためのモータ駆
動部46Cと、を備えて構成されている。
【0060】即ち、駆動モータ46Dの回転運動を、モ
ータ駆動部46C及び移動部材46Bを介してテンショ
ンプーリ支持部46Aの重力方向と略平行な方向への移
動に変換することができるように、例えば、モータ駆動
部46C及び移動部材46Bなどは、ラックアンドピニ
オン機構、送りねじ機構などを用いて構成することがで
きる。また、油圧式アクチュエータや空気圧式アクチュ
エータ等を利用して、テンションプーリ支持部46Aを
重力方向と略平行な方向に移動させる構成とすることが
できる。なお、テンションプーリ支持機構46は、テン
ションプーリ42の重力方向への移動に対しては所定に
規制でき、テンションプーリ42の重力反対方向への移
動に対しては所定に許容する機能を有するものであれば
良く、本実施の形態で説明する構成例に限定されるもの
ではない。
【0061】上記構成を有するテンションプーリ支持機
構46は、本実施の形態においては、例えば、以下のよ
うに制御される。
【0062】シート1の巻取リール21への巻き取り
時には、テンションプーリ42の自重によりシート1に
所定負荷を付与するために、前記テンションプーリ支持
部46は前記被支持面43A(或いは被支持面44Aな
ど)に接触しない所定位置に制御される。なお、レーザ
加工時には、上記制御を行っても良いし、前記テンショ
ンプーリ支持部46を前記被支持面43A(44Aな
ど)に接触させておくように制御しても良い。
【0063】巻き取り動作に伴い、前記テンションプ
ーリ42は前記被支持面43A(44Aなど)から離間
する方向(重力反対方向)に移動(上昇)されるが、巻
き取り動作終了時には、次のシート搬送工程に備えるべ
く(即ち、急激な落下防止のために)、この上昇に追従
してテンションプーリ支持部46Aを上昇させ、テンシ
ョンプーリ支持部46Aが前記被支持面43A(44A
など)に接触する所定位置若しくは急激な落下に耐え得
る非接触の所定位置となるように、テンションプーリ支
持部46Aの位置制御が行われる。なお、テンションプ
ーリ支持部46Aの位置制御は、フィードフォワード制
御により達成することもできるし、例えば、位置検出セ
ンサ等を介して検出されるテンションプーリ42の位置
などに基づくフィードバック制御等により行うこともで
きる。
【0064】巻取側バッファ部90側から前記巻取リ
ール21側へシート1を搬送するときに(シート搬送工
程)は、前記吸着部41のシート1の吸着が解放される
ので、急激なテンションプーリ42の落下を防止するた
め、前記吸着部41のシート1の吸着が解放されている
間、前記テンションプーリ支持部46Aでテンションプ
ーリ42を支持しつつ、テンションプーリ支持部46A
を重力方向に徐々に下降させる。
【0065】このテンションプーリ支持部46Aの重
力方向への下降制御が継続された状態で、前記巻取側バ
ッファ部90におけるシート1の弛み量が所定となった
ときに、前記吸着部41によりシート1が再び吸着さ
れ、これによりシート1の搬送が終了されることになる
が、テンションプーリ42の自重によるシート1への所
定負荷(張力)付与のために、前記テンションプーリ支
持部46Aは更に下降され、前記被支持面43A(或い
は被支持面45Aなど)から所定量離間した位置に到達
したときに、当該下降制御が停止されるように制御され
る。なお、テンションプーリ支持部46Aの当該下降制
御は、フィードフォワード制御により達成することもで
きるし、例えば、位置検出センサ等を介して検出される
テンションプーリ42の位置などに基づくフィードバッ
ク制御等により行うこともできる。
【0066】ここにおいて、本実施の形態に係るレーザ
加工装置の処理操作について説明しておく。
【0067】(i) まず、自動或いは手動により、処理
対象である長尺グリーンシート1が捲回された繰出リー
ル11を回転中心軸12にセットし、それと伴に長尺グ
リーンシート1の先端を引き延ばして、繰出側バッファ
部80に所定の弛み量を付与しつつシート搬送部50の
載置面51上に掛け渡し、更に、巻取側バッファ部90
に所定の弛み量を付与しつつテンションバッファ部40
のテンションプーリ42に巻き掛けて後、巻取リール2
1に当該先端部を固定する。
【0068】(ii) 次に、各種センサからの信号等に基
づいて、各モータ13、23の角度位置調整やシート搬
送部50(グリップ式搬送機構53及びX−Y移動機構
70など)の位置調整などを行うことで、載置面51上
でのシート1の位置決め調整、各バッファ部80,90
におけるシート1の弛み量調整等を行う。なお、当該調
整は手動等によっても行うことができる。そして、シー
ト1の位置決めが完了したら、シート吸着部54及び吸
着部41によりシート1を吸着保持する。
【0069】(iii) 続いて、レーザ加工装置30によ
りシート1に対してレーザ加工処理を実行する。この
際、シート1の搬送方向及び幅方向に対する位置決め移
動が、前記X−Y移動機構70により達成される。な
お、各バッファ部80,90が存在するため、本実施の
形態においては、シート1側を加工処理のために位置移
動させても、従来のように、シート1が損傷したり、移
動に伴いシート1に位置ズレ等が生じて加工精度を低下
させる惧れを効果的に排除することができる。
【0070】即ち、レーザ加工部300がスキャナ駆動
方式で、加工精度向上等のためにミラー等の振り角を所
定に押さえた状態としても、シート1の幅方向において
広範囲に亘って高精度に加工処理を行うことが可能とな
る。言い換えれば、幅広の長尺グリーンシート1を利用
して、幅方向において並列的に多数のチップ素材を切り
出すことができるようにレーザ加工処理を施すことが可
能となるので、タクトタイム等を大幅に低減することが
でき、延いては生産性を大幅に向上させることができる
こととなる。
【0071】(iv) 所定のレーザ加工処理が終了した
ら、シート1を搬送するため、シート吸着部54を解除
すると伴に、位置検出センサ55等の検出信号に基づい
てシート1の位置決めを行いつつ、前記シート搬送部5
0のグリップ式搬送機構53を介して所定量だけシート
1を搬送し、その後シート吸着部54でシート1を吸着
する。これと併せて、繰出リール11が所定量回動され
て、前記繰出側バッファ部80における弛み量を所定に
維持する。また、前記テンションバッファ部40を介し
て所定張力を付与した状態でシート1を巻取リール21
に所定量巻き取り、その後前記テンションプーリ支持部
材46Aを介してテンションプーリ42を支持した状態
で、吸着部41の吸着を解放すると共に、前記テンショ
ンプーリ支持部材46Aを徐々に下降させて、前記巻取
側バッファ部90の弛み量を所定に調整し、前記吸着部
41によりシート1を吸着して、上記(iii)、(iv)のス
テップを繰り返す。
【0072】以上のように、本実施の形態によれば、シ
ート搬送部50をX−Y方向に位置決め移動可能に構成
すると伴に、当該シート搬送部50の両側にバッファ部
80,90を設けるようにしたので、シート1を載置面
51上に吸着保持した状態でも、シートの位置ズレや損
傷等を招くことなく、シート1の幅方向及び搬送方向に
対して一層広範囲に亘って高精度にシート1を位置決め
移動可能とすることができるので、加工精度を所定に維
持しつつ一搬送工程(一搬送ストローク)毎の加工処理
範囲を大幅に広げることが可能となるので、タクトタイ
ムを効果的に低減して生産性を向上させることができ
る。ここで、本実施の形態に係るレーザ加工装置によれ
ば、具体的な例を示すと、シート搬送速度として、2s
ec/400mmを達成できると共に、加工精度とし
て、±10μmの高精度を達成でき、加工処理範囲とし
て、400mm×200mm(搬送方向長さ×幅方向長
さ)の広範囲な処理範囲を達成できる。
【0073】なお、従来においては、長尺シートの位置
ズレや損傷等を抑制しつつ長尺シートの幅方向において
加工精度を所定に維持したうえで加工範囲を拡大化しよ
うとする場合には、一連のシート搬送部、繰出部、巻取
部等を、全体的に、レーザ加工部に対して相対移動させ
る必要があったため、装置全体の大型化や複雑化等を避
けることができなかったが、本実施の形態によれば、バ
ッファ部80,90を設けるようにしたので、簡単な構
成で、これを実現することができる。
【0074】また、載置面51上のシート1には、レー
ザ加工中や搬送中であっても、前記バッファ部80,9
0のシートの弛みによるシートの自重以上の負荷は作用
しない構成としたので、従来のように、積極的にシート
1に負荷(テンション)をかける必要がないため、所定
のシート密着度合いを達成して加工精度等を所定に維持
可能としながら、装置の簡略化を図れると共に、前記負
荷によるシートの剥離や損傷等を最小限に抑制すること
ができる。なお、載置面51の傾き角θ(図2参照}
は、シート1の載置面51への密着度合い延いては加工
精度等を考慮して設定することができる。
【0075】更に、本実施の形態では、テンションバッ
ファ部40を設けたので、巻取リール21にシート1を
巻き取る際に、シート1の緩みや弛みが抑制され、もっ
て良好な巻き取り処理を達成できることとなる。また、
当該テンションバッファ部40においても、テンション
プーリ42の自重を利用してシート1の負荷(テンショ
ン)が制御されることになるため、簡単な構成でありな
がら、巻き取り動作中に必要以上に張力が増大してしま
うことがなく、常に良好に張力を所定に維持することが
でき、以てシート1の損傷等を最小限に抑制することが
できる。
【0076】なお、上記の実施の形態では、レーザ加工
装置として説明したが、本発明はこれに限定されるもの
ではなく、他の処理装置(例えば、パンチング処理、プ
リント処理、スタンピング処理、洗浄処理、塗布処理な
ど)にも適用することができるものである。更に、本発
明は、これら各種処理を併設するもの、即ち、例えば、
パンチング処理とレーザ加工処理等とを共通のシート搬
送部50上で行うようなものにも適用できることは勿論
である。
【0077】そして、上記の実施の形態では、シート部
材としてグリーンシートを代表として説明したが、本発
明はこれに限定されるものではなく、他のシート部材
(例えば、磁気テープ、写真用フィルム、その他のフィ
ルム状の部材等)や線状部材等にも適用することができ
るものである。
【0078】また、上記の実施の形態では、バッファ部
80のシート搬送方向上流側には繰出リール11が設け
られ、バッファ部90のシート搬送方向下流側には巻き
取りリール21が設けられる構成として説明したが、本
発明はこれに限定されるものではない。例えば、本装置
が一連の処理工程の途中に組み込まれるような場合にも
適用されるものであり、例えば、上流工程からシート1
がバッファ部80を介して搬入され、シート搬送部50
上で所定の処理を行った後、下流工程へバッファ部90
を介してシート1を搬出するような場合にも適用するこ
とができるものである。即ち、本発明は、シート部材は
巻取リールに捲回されたものに限定されるものではな
く、少なくともシート搬送部50の両サイドに設けられ
るバッファ部80,90において所定の弛みを形成でき
る長さ以上のシート部材であれば、本発明を適用するこ
とが可能である。
【0079】更に、本実施の形態においては、シート搬
送部50を、X−Y平面内で移動させる構成としたが、
上下方向(Z方向)に移動させるようにすることもでき
るものである。
【0080】なお、本実施の形態では、シート1をシー
ト吸着部54や吸着部41等を介してエア等により吸着
保持する構成として説明したが、これに限定されるもの
ではなく、把持、挟持その他の方法によりシート1を保
持するように構成することもできる。
【0081】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
シート搬送部を少なくとも所定平面内において任意に移
動可能に構成すると伴に、当該シート搬送部の両側にバ
ッファ部を設けるようにしたので、比較的簡単な構成と
しながら、シート部材をシート搬送部のシート保持部に
保持した状態であっても、シート部材の位置ズレや損傷
等を招くことなく、シート部材の幅方向及び搬送方向に
対して広範囲に亘って高精度に、シート部材を所定に
(例えば位置決めしつつ)移動させることができる。こ
のため、装置を大型化することなく、処理精度を所定に
維持しつつ一搬送工程(一搬送ストローク)毎のシート
部材に対する処理範囲を大幅に広げることができ、以て
タクトタイムを効果的に低減でき生産性を大幅に向上さ
せることができる。
【0082】また、シート搬送部のシート保持部に保持
されるシート部材には、バッファ部のシート部材の弛み
によるシート部材の自重を利用して、保持部に対するシ
ート部材の所定の密着度合いを達成させるようにしたの
で、処理精度等を所定に維持可能としながら、装置の簡
略化を図れると共に、シート部材の剥離や損傷等の発生
を最小限に抑制することができる。
【0083】更に、テンションバッファ部を設ければ、
巻取部にシート部材を巻き取る際に、シート部材の緩み
や弛み等が抑制され、以て良好な巻き取り処理を達成す
ることができる。また、本発明では、テンションバッフ
ァ部を、テンションプーリの自重を利用してシート部材
の負荷(テンション)を制御する構成としたので、簡単
な構成でありながら、巻き取り動作中に必要以上に張力
が増大してしまう惧れを排除でき、常に良好に負荷を所
定に維持することができ、以てシート部材の損傷等を最
小限に抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一の実施の形態に係るグリーンシート
のレーザ加工装置の構成例を示す正面図である。
【図2】(A)は、同上実施の形態に係る加工装置のシ
ート搬送部の構成例を示す上面図である。(B)は、同
上搬送部の構成例を示す正面図である。(C)は、同上
搬送部の構成例を示す側面図である。
【図3】(A)は、同上実施の形態に係る加工装置の巻
取部の構成例を示す上面図である。(B)は、同上巻取
部の構成例を示す正面図である。(C)は、同上巻取部
の構成例を示す側面図である。
【図4】(A)は、同上実施の形態に係る加工装置の構
成例を示す上面図である。(B)は、同上加工装置の構
成例を示す正面図である。(C)は、同上加工装置の構
成例を示す側面図である。
【図5】(A)は、従来の長尺シートレーザ加工方法に
係るレーザ加工装置を示す上面図である。(B)は、同
上加工装置の正面図である。(C)は、同上加工装置の
側面図である。
【図6】(A)は、従来のカードシートレーザ加工方法
に係るレーザ加工装置を示す上面図である。(B)は、
同上加工装置の正面図である。
【符号の説明】
1 グリーンシート(シート部材) 10 繰出部(送出部) 11 繰出リール 20 巻取部 21 巻取リール 30 レーザ加工部 40 テンションバッファ部 41 吸着部 42 テンションプーリ 46 テンションプーリ支持機構 50 シート搬送部 51 載置面(保持部) 53 グリップ式搬送機構 54 シート吸着部(保持部) 70 X−Y移動機構(移動部) 80 繰出側バッファ部(搬送方向上流側バッファ
部) 90 巻取側バッファ部(搬送方向下流側バッファ
部)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大澤 健一郎 東京都中央区日本橋一丁目13番1号 ティ ーディーケイ株式会社内 (72)発明者 伊藤 敏文 東京都中央区日本橋一丁目13番1号 ティ ーディーケイ株式会社内 Fターム(参考) 3F105 AA19 BA02 BA13 BA18 BA20 DA03 DA08 DA23 DA27 DB11 DC11

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】シート搬送部であって、シート部材を該シ
    ート搬送部の所定位置に保持する保持部を含んで構成さ
    れると共に、前記保持部によるシート部材の保持を解除
    してシート部材を該シート搬送部に対して相対移動させ
    ることによりシート部材を所定方向に搬送するシート搬
    送部と、 前記シート搬送部の搬送方向上流側に隣接して配設さ
    れ、シート部材に所定弛みを与える上流側バッファ部
    と、 前記シート搬送部の搬送方向下流側に隣接して配設さ
    れ、シート部材に所定弛みを与える下流側バッファ部
    と、 前記保持部によりシート部材を保持しつつ前記シート搬
    送部を所定方向に移動させる移動部と、 を含んで構成したことを特徴とするシート部材搬送装
    置。
  2. 【請求項2】前記移動部により移動される所定方向が、
    少なくとも前記シート搬送部のシート搬送方向に略直交
    する方向を含むことを特徴とする請求項1に記載のシー
    ト部材搬送装置。
  3. 【請求項3】前記上流側バッファ部の搬送方向上流側
    に、送出リールに捲回されたシート部材を所定に送り出
    す送出部が備えられ、 前記下流側バッファ部の搬送方向下流側に、前記送出部
    から連続するシート部材を巻取リールに所定に巻き取る
    巻取部が備えられることを特徴とする請求項1又は請求
    項2に記載のシート部材搬送装置。
  4. 【請求項4】前記巻取部と、前記下流側バッファ部と、
    の間に、前記巻取部における巻取リールへのシート部材
    の巻き取り処理の際にシート部材に所定の張力を付与す
    るためのテンションバッファ部が配設されることを特徴
    とする請求項1〜請求項3の何れか1つに記載のシート
    部材搬送装置。
  5. 【請求項5】前記テンションバッファ部は、テンション
    プーリと、該テンションプーリと前記下流側バッファ部
    との間でシート部材を保持するテンションバッファ部保
    持手段と、を含み、 該テンションバッファ部保持手段による保持機能と、前
    記巻取リールの停止機能と、により前記シート部材を保
    持し、該保持されたシート部材に対して前記テンション
    プーリの自重を作用させることで、シート部材に前記所
    定の張力を付与することを特徴とする請求項4に記載の
    シート部材搬送装置。
  6. 【請求項6】前記テンションバッファ部は、少なくとも
    前記テンションバッファ部保持手段によるシート部材の
    保持を解放した場合において、前記テンションプーリの
    自重による移動を規制しつつ前記テンションプーリを所
    定に移動させる規制手段を含み、 前記テンションバッファ部保持手段によるシート部材の
    保持を解放し、前記規制手段を介して前記テンションプ
    ーリを所定に移動させることにより、前記シート搬送部
    から搬送されるシート部材を、前記巻取部側へ搬送する
    ことを特徴とする請求項5に記載のシート部材搬送装
    置。
  7. 【請求項7】前記巻取側バッファ部におけるシート部材
    の弛み或いは前記送出側バッファ部におけるシート部材
    の弛みの少なくとも一方を、所定に制御する制御部を含
    んで構成したことを特徴とする請求項1〜請求項6の何
    れか1つに記載のシート部材搬送装置。
  8. 【請求項8】前記シート部材が、グリーンシートである
    ことを特徴とする請求項1〜請求項7の何れか1つに記
    載のシート部材搬送装置。
  9. 【請求項9】請求項1〜請求項8の何れか1つに記載の
    シート部材搬送装置を含み、 前記移動部による前記シート搬送部の所定方向への移動
    を利用して、シート部材に対して所定の処理を行う処理
    部を備えて構成されることを特徴とするシート部材処理
    装置。
  10. 【請求項10】前記処理部における所定の処理が、少な
    くともレーザ加工処理を含む1又は2以上の処理である
    ことを特徴とする請求項9に記載のシート部材処理装
    置。
  11. 【請求項11】シート部材をシート搬送部の所定位置に
    保持すると共に、前記シート搬送部の搬送方向上流側に
    隣接して配設される上流側バッファ部により付与される
    シート部材の所定弛みと、前記シート搬送部の搬送方向
    下流側に隣接して配設される下流側バッファ部により付
    与されるシート部材の所定弛みと、を設けた状態で、前
    記シート搬送部を所定方向に移動させるステップを含
    み、 前記シート搬送部へのシート部材の保持を解除して、シ
    ート部材を前記シート搬送部に対して相対移動させるこ
    とによりシート部材を所定方向に搬送するステップと、 を含むことを特徴とするシート部材の搬送方法。
  12. 【請求項12】シート部材をシート搬送部の所定位置に
    保持すると共に、前記シート搬送部の搬送方向上流側に
    隣接して配設される上流側バッファ部により付与される
    シート部材の所定弛みと、前記シート搬送部の搬送方向
    下流側に隣接して配設される下流側バッファ部により付
    与されるシート部材の所定弛みと、を設けた状態で、前
    記シート搬送部を所定方向に移動させることにより、シ
    ート部材に対して所定の処理を行うステップと、 処理終了後に、前記シート搬送部へのシート部材の保持
    を解除して、シート部材を前記シート搬送部に対して相
    対移動させることによりシート部材を所定方向に搬送す
    るステップと、 を含むことを特徴とするシート部材の処理方法。
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