JPH08206764A - 線材供給方法及び装置 - Google Patents
線材供給方法及び装置Info
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- JPH08206764A JPH08206764A JP4250595A JP4250595A JPH08206764A JP H08206764 A JPH08206764 A JP H08206764A JP 4250595 A JP4250595 A JP 4250595A JP 4250595 A JP4250595 A JP 4250595A JP H08206764 A JPH08206764 A JP H08206764A
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- JP
- Japan
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- wire rod
- dancer roll
- wire
- coil
- dancer
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- Pending
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Landscapes
- Unwinding Of Filamentary Materials (AREA)
- Tension Adjustment In Filamentary Materials (AREA)
- Winding, Rewinding, Material Storage Devices (AREA)
- Wire Processing (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 線材のもつれ等を速やかに解消することがで
き、ひいてはスムーズな線材供給を行うことができる線
材供給方法及び装置を提供する。 【構成】 線材供給装置１においては、繰り出される線
材Ｗの搬送路の途上に設けられたダンサーロール装置４
が、線材Ｗに当接した状態で線材Ｗと交差する方向に移
動してその搬送路を変位させ、ダンサーロール１１の上
流側と下流側における線材の搬送速度差を吸収する。線
材コイル２から線材Ｗを繰り出すときに、線材Ｗにもつ
れ等が生じてその供給が滞り、ダンサーロール１１が、
線材Ｗの搬送路を短くする方向へ限界位置Ｘ2を超えて
移動した場合には、ダンサーロール１１と線材コイル２
との間における線材部分Ｗ1に、一時的にたるみを生じ
させるための急加速が回転駆動部３に加えられる。これ
により、上記もつれ等の解消が促進され、線材Ｗのスム
ーズな供給が可能となる。
き、ひいてはスムーズな線材供給を行うことができる線
材供給方法及び装置を提供する。 【構成】 線材供給装置１においては、繰り出される線
材Ｗの搬送路の途上に設けられたダンサーロール装置４
が、線材Ｗに当接した状態で線材Ｗと交差する方向に移
動してその搬送路を変位させ、ダンサーロール１１の上
流側と下流側における線材の搬送速度差を吸収する。線
材コイル２から線材Ｗを繰り出すときに、線材Ｗにもつ
れ等が生じてその供給が滞り、ダンサーロール１１が、
線材Ｗの搬送路を短くする方向へ限界位置Ｘ2を超えて
移動した場合には、ダンサーロール１１と線材コイル２
との間における線材部分Ｗ1に、一時的にたるみを生じ
させるための急加速が回転駆動部３に加えられる。これ
により、上記もつれ等の解消が促進され、線材Ｗのスム
ーズな供給が可能となる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、コイル状に巻かれた線
材を、例えば線材圧延機や線引加工機等の線材加工装置
に供給する方法及び装置に関する。
材を、例えば線材圧延機や線引加工機等の線材加工装置
に供給する方法及び装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、圧延機や線引加工機等の線材加工
装置に線材を供給するために、結束なしコイルやボビン
等に巻かれた線材コイルを回転駆動部により回転させ、
巻かれた線材を繰り出して加工装置に供給する線材供給
装置が使用されている。線材の供給速度は、線材加工機
における加工速度等に応じて適宜設定・調整されるが、
線材の引っ掛かりや加工速度の変動などにより、線材の
搬送速度に乱れが生ずる場合がある。そこで、線材搬送
路の途上にダンサーロール装置を設けて、そのような搬
送速度の乱れを緩和することが行われている。
装置に線材を供給するために、結束なしコイルやボビン
等に巻かれた線材コイルを回転駆動部により回転させ、
巻かれた線材を繰り出して加工装置に供給する線材供給
装置が使用されている。線材の供給速度は、線材加工機
における加工速度等に応じて適宜設定・調整されるが、
線材の引っ掛かりや加工速度の変動などにより、線材の
搬送速度に乱れが生ずる場合がある。そこで、線材搬送
路の途上にダンサーロール装置を設けて、そのような搬
送速度の乱れを緩和することが行われている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】ところで、コイルに巻
かれた線材は、その巻乱れ等に起因して、コイルから繰
り出される時に絡み合いやもつれを生ずる場合がある。
このような線材のもつれは、コイルからの線材の供給を
著しく滞らせて前述のダンサーロール装置の吸収能力を
超えた搬送速度の変動をもたらし、線材が切断したりす
るなどの問題が生ずる場合もある。
かれた線材は、その巻乱れ等に起因して、コイルから繰
り出される時に絡み合いやもつれを生ずる場合がある。
このような線材のもつれは、コイルからの線材の供給を
著しく滞らせて前述のダンサーロール装置の吸収能力を
超えた搬送速度の変動をもたらし、線材が切断したりす
るなどの問題が生ずる場合もある。
【０００４】本発明の課題は、コイル側で線材のもつれ
等が生じても、これを速やかに解消することができ、ひ
いてはスムーズな線材供給を行うことができる線材供給
方法及び装置を提供することにある。
等が生じても、これを速やかに解消することができ、ひ
いてはスムーズな線材供給を行うことができる線材供給
方法及び装置を提供することにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
めに、本発明の方法は次のような特徴を有する。すなわ
ち、線材コイルを回転駆動部で回転駆動することによ
り、線材を繰り出しつつ下流側に供給する方法におい
て、繰り出される線材の搬送路の途上にダンサーロール
を設け、そのダンサーロールを線材に当接させて該線材
と交差する方向に移動させることにより、線材の搬送路
を変位させて、ダンサーロールの上流側と下流側におけ
る線材の搬送速度差を吸収する。そして、ダンサーロー
ルが、線材の搬送路を短くする方向へ、予め設定された
限界位置を超えて移動した場合には、ダンサーロールと
線材コイルとの間における線材部分に、一時的にたるみ
を生じさせるための急加速を回転駆動部に加える。
めに、本発明の方法は次のような特徴を有する。すなわ
ち、線材コイルを回転駆動部で回転駆動することによ
り、線材を繰り出しつつ下流側に供給する方法におい
て、繰り出される線材の搬送路の途上にダンサーロール
を設け、そのダンサーロールを線材に当接させて該線材
と交差する方向に移動させることにより、線材の搬送路
を変位させて、ダンサーロールの上流側と下流側におけ
る線材の搬送速度差を吸収する。そして、ダンサーロー
ルが、線材の搬送路を短くする方向へ、予め設定された
限界位置を超えて移動した場合には、ダンサーロールと
線材コイルとの間における線材部分に、一時的にたるみ
を生じさせるための急加速を回転駆動部に加える。
【０００６】上記方法において、さらに、ダンサーロー
ルが、線材の搬送路を長くする方向へ、予め設定された
限界位置を超えて移動した場合には、ダンサーロールと
線材コイルとの間における線材部分に生じたたるみを除
去するための急減速を回転駆動部に加えることもでき
る。
ルが、線材の搬送路を長くする方向へ、予め設定された
限界位置を超えて移動した場合には、ダンサーロールと
線材コイルとの間における線材部分に生じたたるみを除
去するための急減速を回転駆動部に加えることもでき
る。
【０００７】また、上述の方法を実施するために好適な
装置として、本発明は、下記のような要件を含む線材供
給装置も提供する。 回転駆動部：線材コイルを回転駆動して線材を繰り出
す。 ダンサーロール装置：繰り出される線材の搬送路の途
上に設けられるダンサーロールを含み、そのダンサーロ
ールを線材に当接させて該線材と交差する方向に移動さ
せることにより線材の搬送路を変位させて、ダンサーロ
ールの上流側と下流側における線材の搬送速度差を吸収
する。 位置検出手段：ダンサーロールの位置を検出する。 回転駆動部制御手段：位置検出手段によるダンサーロ
ール位置の検出結果に基づいて、線材コイル駆動部の回
転速度を変化させる。 ここで、ダンサーロールが、線材の搬送路を短くする方
向へ、予め設定された限界位置を超えて移動した場合に
は、回転駆動部制御手段は、ダンサーロールと線材コイ
ルとの間における線材部分に、一時的にたるみを生じさ
せるための急加速を回転駆動部に加えるものとされる。
装置として、本発明は、下記のような要件を含む線材供
給装置も提供する。 回転駆動部：線材コイルを回転駆動して線材を繰り出
す。 ダンサーロール装置：繰り出される線材の搬送路の途
上に設けられるダンサーロールを含み、そのダンサーロ
ールを線材に当接させて該線材と交差する方向に移動さ
せることにより線材の搬送路を変位させて、ダンサーロ
ールの上流側と下流側における線材の搬送速度差を吸収
する。 位置検出手段：ダンサーロールの位置を検出する。 回転駆動部制御手段：位置検出手段によるダンサーロ
ール位置の検出結果に基づいて、線材コイル駆動部の回
転速度を変化させる。 ここで、ダンサーロールが、線材の搬送路を短くする方
向へ、予め設定された限界位置を超えて移動した場合に
は、回転駆動部制御手段は、ダンサーロールと線材コイ
ルとの間における線材部分に、一時的にたるみを生じさ
せるための急加速を回転駆動部に加えるものとされる。
【０００８】回転駆動部制御手段は、ダンサーロール
が、線材の搬送路を長くする方向へ、予め設定された限
界位置を超えて移動した場合には、ダンサーロールと線
材コイルとの間における線材部分に生じたたるみを除去
するための急減速を回転駆動部に加えるものとすること
もできる。
が、線材の搬送路を長くする方向へ、予め設定された限
界位置を超えて移動した場合には、ダンサーロールと線
材コイルとの間における線材部分に生じたたるみを除去
するための急減速を回転駆動部に加えるものとすること
もできる。
【０００９】ダンサーロール装置は、位置固定の回動軸
線の周りで旋回可能に設けられたアーム部材と、そのア
ーム部材の先端に回動可能に設けられて、該アーム部材
の旋回に伴い移動するダンサーロールと、を含むものと
して構成することができる。この場合、位置検出手段
は、アーム部材の旋回角度を検出する角度検出部を含む
ように構成することができる。
線の周りで旋回可能に設けられたアーム部材と、そのア
ーム部材の先端に回動可能に設けられて、該アーム部材
の旋回に伴い移動するダンサーロールと、を含むものと
して構成することができる。この場合、位置検出手段
は、アーム部材の旋回角度を検出する角度検出部を含む
ように構成することができる。
【００１０】
【発明の作用及び効果】本発明の線材供給方法及び装置
においては、繰り出される線材の搬送路の途上に設けら
れたダンサーロールが、線材に当接した状態で線材と交
差する方向に移動してその搬送路を変位させ、ダンサー
ロールの上流側と下流側における線材の搬送速度差を吸
収する。そして、コイルから線材を繰り出すときに、例
えば線材にもつれ等が生じてその供給が滞り、ダンサー
ロールが線材の搬送路を短くする方向へ、限界位置を超
えて移動した場合には、ダンサーロールと線材コイルと
の間における線材部分に、一時的にたるみを生じさせる
ための急加速が回転駆動部に加えられる。その急加速に
基づく振動や線材のたるみの発生等により、上記もつれ
等の解消が促進され、線材のスムーズな供給が可能とな
る。
においては、繰り出される線材の搬送路の途上に設けら
れたダンサーロールが、線材に当接した状態で線材と交
差する方向に移動してその搬送路を変位させ、ダンサー
ロールの上流側と下流側における線材の搬送速度差を吸
収する。そして、コイルから線材を繰り出すときに、例
えば線材にもつれ等が生じてその供給が滞り、ダンサー
ロールが線材の搬送路を短くする方向へ、限界位置を超
えて移動した場合には、ダンサーロールと線材コイルと
の間における線材部分に、一時的にたるみを生じさせる
ための急加速が回転駆動部に加えられる。その急加速に
基づく振動や線材のたるみの発生等により、上記もつれ
等の解消が促進され、線材のスムーズな供給が可能とな
る。
【００１１】また、ダンサーロールが、線材の搬送路を
長くする方向へ、予め設定された限界位置を超えて移動
した場合に、ダンサーロールと線材コイルとの間におけ
る線材部分に生じたたるみを除去するための急減速を回
転駆動部に加えるようにしておけば、線材のたるんだ状
態が不必要に長時間続くことが防止され、ひいてはその
間に新たなもつれ等が生ずることが抑制される。
長くする方向へ、予め設定された限界位置を超えて移動
した場合に、ダンサーロールと線材コイルとの間におけ
る線材部分に生じたたるみを除去するための急減速を回
転駆動部に加えるようにしておけば、線材のたるんだ状
態が不必要に長時間続くことが防止され、ひいてはその
間に新たなもつれ等が生ずることが抑制される。
【００１２】
【実施例】以下、本発明の線材供給装置の一実施例を図
面に基づいて説明する。図１に模式的に示すように、線
材供給装置１は、ボビン２ａ等に巻かれた線材コイル２
を回転駆動する回転駆動部としての交流モータ３、その
回転により線材コイル２から繰り出される線材Ｗの搬送
路の途上に設けられたダンサーロール装置４、回転駆動
部制御手段としてのコンピュータ５等を含むものであ
る。線材コイル２から繰り出された線材Ｗは、ダンサー
ロール装置４及び矯正用のピンチロール装置６を介して
ダイス引抜加工機等の線材加工機７に供給され、所定の
加工が施された後、巻取機８に巻き取られるようになっ
ている。
面に基づいて説明する。図１に模式的に示すように、線
材供給装置１は、ボビン２ａ等に巻かれた線材コイル２
を回転駆動する回転駆動部としての交流モータ３、その
回転により線材コイル２から繰り出される線材Ｗの搬送
路の途上に設けられたダンサーロール装置４、回転駆動
部制御手段としてのコンピュータ５等を含むものであ
る。線材コイル２から繰り出された線材Ｗは、ダンサー
ロール装置４及び矯正用のピンチロール装置６を介して
ダイス引抜加工機等の線材加工機７に供給され、所定の
加工が施された後、巻取機８に巻き取られるようになっ
ている。
【００１３】ダンサーロール装置４は、図２にその平面
図を示すように、位置固定の旋回軸９の周りで旋回可能
に設けられたアーム部材１０と、そのアーム部材１０の
先端に回動可能に設けられて、アーム部材１０の旋回に
伴い移動するダンサーロール１１とを備える。アーム部
材１０には、エアシリンダ１３により伸縮するピストン
ロッド１３ａの先端部が取り付けられている。このピス
トンロッド１３ａによりダンサーロール１１は、線材Ｗ
に当接する方向に付勢されている。そして、ダンサーロ
ール１１は、線材Ｗに当接した状態で、線材Ｗと交差す
る方向に移動することにより線材Ｗの搬送路を変位させ
る。例えば、線材Ｗの搬送速度が上流側において大きく
なると、図中破線で示すように、ダンサーロール１１は
アーム１０とともに線材Ｗの搬送路が長くなる方向に変
位し、上流側と下流側における線材Ｗの搬送速度差を吸
収する。また、旋回軸９にはタイミングプーリ９ａが取
り付けられており、これにに懸け回されたタイミングベ
ルト９ｂにより、アーム部材１０の回転が角度検出部と
してのアブソリュート型ロータリエンコーダ（以下、単
にロータリエンコーダともいう）１２に伝えられるよう
になっている。このロータリエンコーダ１２がアーム部
材１０の回転位置、すなわちダンサーロール１１の位置
を検出する。
図を示すように、位置固定の旋回軸９の周りで旋回可能
に設けられたアーム部材１０と、そのアーム部材１０の
先端に回動可能に設けられて、アーム部材１０の旋回に
伴い移動するダンサーロール１１とを備える。アーム部
材１０には、エアシリンダ１３により伸縮するピストン
ロッド１３ａの先端部が取り付けられている。このピス
トンロッド１３ａによりダンサーロール１１は、線材Ｗ
に当接する方向に付勢されている。そして、ダンサーロ
ール１１は、線材Ｗに当接した状態で、線材Ｗと交差す
る方向に移動することにより線材Ｗの搬送路を変位させ
る。例えば、線材Ｗの搬送速度が上流側において大きく
なると、図中破線で示すように、ダンサーロール１１は
アーム１０とともに線材Ｗの搬送路が長くなる方向に変
位し、上流側と下流側における線材Ｗの搬送速度差を吸
収する。また、旋回軸９にはタイミングプーリ９ａが取
り付けられており、これにに懸け回されたタイミングベ
ルト９ｂにより、アーム部材１０の回転が角度検出部と
してのアブソリュート型ロータリエンコーダ（以下、単
にロータリエンコーダともいう）１２に伝えられるよう
になっている。このロータリエンコーダ１２がアーム部
材１０の回転位置、すなわちダンサーロール１１の位置
を検出する。
【００１４】図１に戻って、コンピュータ５は、ＣＰＵ
１４、ＲＯＭ１５、ＲＡＭ１６、Ｉ／Ｏポート１７等を
備える。このＩ／Ｏポート１７には、交流モータ３を駆
動するためのインバータ付き交流電源装置２０が接続さ
れている。また、ロータリエンコーダ１２もアンプ１８
を介してＩ／Ｏポート１７に接続されている。なお、1
９は、線材供給装置１の制御に必要なパラメータをコン
ピュータ５に入力するための入力部で、キーボード、押
ボタンスイッチ類、タッチパネル等により構成されるも
のである。
１４、ＲＯＭ１５、ＲＡＭ１６、Ｉ／Ｏポート１７等を
備える。このＩ／Ｏポート１７には、交流モータ３を駆
動するためのインバータ付き交流電源装置２０が接続さ
れている。また、ロータリエンコーダ１２もアンプ１８
を介してＩ／Ｏポート１７に接続されている。なお、1
９は、線材供給装置１の制御に必要なパラメータをコン
ピュータ５に入力するための入力部で、キーボード、押
ボタンスイッチ類、タッチパネル等により構成されるも
のである。
【００１５】そして、上記コンピュータ５は、ロータリ
エンコーダ１２が検出するダンサーロール１１の位置に
基づいて、交流電源装置２０から交流モータ３に供給さ
れる電流の周波数を変化させることにより、交流モータ
３すなわち線材コイル２の回転速度を制御する。以下、
その制御方法の詳細について説明する。図２に示すよう
に、ダンサーロール１１の可動範囲（アーム部材１０の
旋回範囲）は、線材Ｗを挟んで、線材Ｗから離間する側
に位置する開端位置Ｘ1と、接近する側に位置する閉端
位置Ｘ4との間に設定されいる。また、開端位置Ｘ1と閉
端位置Ｘ4との間には、開端側限界位置Ｘ2と閉端側限界
位置Ｘ3がこの順序で設定されており、これら各位置Ｘ2
及びＸ3により上記可動範囲は、急加速領域ＰA、定常運
転領域ＰN、急減速領域ＰBの３つの領域に分割されてい
る。
エンコーダ１２が検出するダンサーロール１１の位置に
基づいて、交流電源装置２０から交流モータ３に供給さ
れる電流の周波数を変化させることにより、交流モータ
３すなわち線材コイル２の回転速度を制御する。以下、
その制御方法の詳細について説明する。図２に示すよう
に、ダンサーロール１１の可動範囲（アーム部材１０の
旋回範囲）は、線材Ｗを挟んで、線材Ｗから離間する側
に位置する開端位置Ｘ1と、接近する側に位置する閉端
位置Ｘ4との間に設定されいる。また、開端位置Ｘ1と閉
端位置Ｘ4との間には、開端側限界位置Ｘ2と閉端側限界
位置Ｘ3がこの順序で設定されており、これら各位置Ｘ2
及びＸ3により上記可動範囲は、急加速領域ＰA、定常運
転領域ＰN、急減速領域ＰBの３つの領域に分割されてい
る。
【００１６】図３は、線材供給装置１における線材コイ
ル２の回転速度の制御例を示すものである。図３におい
て、横軸は時間を、縦軸は線材コイル２の回転速度及び
ダンサーロール１１の位置をそれぞれ表している。例え
ば時刻ｔ0とｔ1の間、あるいはｔ2とｔ3の間等において
は、ダンサーロール１１は定常運転領域ＰNに存在して
おり、その回転速度は、例えば線材加工機７（図１）に
よる線材の減面率ＲAに応じて定められる設定速度Ｓと
なるように制御される。
ル２の回転速度の制御例を示すものである。図３におい
て、横軸は時間を、縦軸は線材コイル２の回転速度及び
ダンサーロール１１の位置をそれぞれ表している。例え
ば時刻ｔ0とｔ1の間、あるいはｔ2とｔ3の間等において
は、ダンサーロール１１は定常運転領域ＰNに存在して
おり、その回転速度は、例えば線材加工機７（図１）に
よる線材の減面率ＲAに応じて定められる設定速度Ｓと
なるように制御される。
【００１７】次に、線材コイル２から繰り出される線材
Ｗにもつれ等が生じて線材供給速度が低下すると、例え
ば時刻ｔ3とｔ4の間のように、ダンサーロール１１は開
端側限界位置Ｘ2を超えて定常運転領域ＰN側から急加速
領域ＰA側へ（すなわち線材Ｗの搬送路が短くなる方向
へ）移動することとなる。この場合は、線材コイル２の
回転速度は、上記設定速度Ｓから、それよりも大きい設
定値ＳUまで、所定の加速比率ａ1で急加速するように上
記回転速度が制御され、ダンサーロール１１と線材コイ
ル２との間における線材部分Ｗ1 （図２）に一時的にた
るみを生じさせる。この急加速により、上記線材のもつ
れ等が解消されて、線材Ｗは再びスムーズに供給される
こととなる。
Ｗにもつれ等が生じて線材供給速度が低下すると、例え
ば時刻ｔ3とｔ4の間のように、ダンサーロール１１は開
端側限界位置Ｘ2を超えて定常運転領域ＰN側から急加速
領域ＰA側へ（すなわち線材Ｗの搬送路が短くなる方向
へ）移動することとなる。この場合は、線材コイル２の
回転速度は、上記設定速度Ｓから、それよりも大きい設
定値ＳUまで、所定の加速比率ａ1で急加速するように上
記回転速度が制御され、ダンサーロール１１と線材コイ
ル２との間における線材部分Ｗ1 （図２）に一時的にた
るみを生じさせる。この急加速により、上記線材のもつ
れ等が解消されて、線材Ｗは再びスムーズに供給される
こととなる。
【００１８】一方、上記急加速により線材Ｗのたるみが
過剰となった場合（例えば時刻ｔ5とｔ6の間）や、線材
加工機７側の要因等により、ダンサーロール１１より下
流側で搬送速度が減少した場合（例えば時刻ｔ1とｔ2と
の間）においては、ダンサーロール１１の位置は、定常
運転領域ＰNから閉端側限界位置Ｘ3を超えて急減速領域
ＰB内に入ることとなる。この場合は、線材コイル２の
回転速度は、上記設定速度Ｓから、それよりも小さな設
定値ＳLまで所定の減速比率ａ2で急減速するように上記
回転速度が制御され、ダンサーロール１１と線材コイル
２との間の過剰なたるみが除去される。これにより、線
材Ｗのたるんだ状態が不必要に長時間続くことが防止さ
れる。なお、急加速領域ＰAと急減速領域ＰBにおける回
転速度の設定値ＳU及びＳLは、線材加工機７による線材
Ｗの仕上寸法（線径）に応じて各種値に設定することが
でき、例えば基準となる仕上がり寸法Ｄよりも大きいか
小さいかによって、２段階に設定することができる。ま
た、加速比率ａ1及び減速比率ａ2は、交流電源装置２０
に接続された加減速比率設定部２０ａにより、例えばも
つれ等の解消やたるみ除去等の効果が過不足なく得られ
る範囲内で、適宜変更することができる。
過剰となった場合（例えば時刻ｔ5とｔ6の間）や、線材
加工機７側の要因等により、ダンサーロール１１より下
流側で搬送速度が減少した場合（例えば時刻ｔ1とｔ2と
の間）においては、ダンサーロール１１の位置は、定常
運転領域ＰNから閉端側限界位置Ｘ3を超えて急減速領域
ＰB内に入ることとなる。この場合は、線材コイル２の
回転速度は、上記設定速度Ｓから、それよりも小さな設
定値ＳLまで所定の減速比率ａ2で急減速するように上記
回転速度が制御され、ダンサーロール１１と線材コイル
２との間の過剰なたるみが除去される。これにより、線
材Ｗのたるんだ状態が不必要に長時間続くことが防止さ
れる。なお、急加速領域ＰAと急減速領域ＰBにおける回
転速度の設定値ＳU及びＳLは、線材加工機７による線材
Ｗの仕上寸法（線径）に応じて各種値に設定することが
でき、例えば基準となる仕上がり寸法Ｄよりも大きいか
小さいかによって、２段階に設定することができる。ま
た、加速比率ａ1及び減速比率ａ2は、交流電源装置２０
に接続された加減速比率設定部２０ａにより、例えばも
つれ等の解消やたるみ除去等の効果が過不足なく得られ
る範囲内で、適宜変更することができる。
【００１９】ここで、図４に示すように、レール等で構
成されるコイルガイド部２１を複数組設け、それら各コ
イルガイド部２１上において複数の線材コイル２をスラ
イド可能に配置することもできる。これにより、線材コ
イル２の交換を容易に行うことができる。図４において
は、２個の線材コイルＡ及びＢが配置されているが、そ
れぞれコイルガイド部２１上の運転位置Ｃと待機位置Ｄ
との間でスライド可能とされている。そして、各運転位
置Ｃには、線材コイルＡ及びＢをそれぞれ回転駆動する
ための交流モータ３が設けられている。そして、一方の
コイル２が運転位置Ｃにおいてモータ３により駆動され
ている場合には、他方のコイル２は待機位置Ｄにおいて
待機することとなる。ここで、上記２つの線材コイルＡ
及びＢの運転位置Ｃは互いに異なっており、それに応じ
てダンサーロール１１の移動範囲や開端側限界位置Ｘ
2、閉端側限界位置Ｘ3等をそれぞれ個別に設定すること
ができる。
成されるコイルガイド部２１を複数組設け、それら各コ
イルガイド部２１上において複数の線材コイル２をスラ
イド可能に配置することもできる。これにより、線材コ
イル２の交換を容易に行うことができる。図４において
は、２個の線材コイルＡ及びＢが配置されているが、そ
れぞれコイルガイド部２１上の運転位置Ｃと待機位置Ｄ
との間でスライド可能とされている。そして、各運転位
置Ｃには、線材コイルＡ及びＢをそれぞれ回転駆動する
ための交流モータ３が設けられている。そして、一方の
コイル２が運転位置Ｃにおいてモータ３により駆動され
ている場合には、他方のコイル２は待機位置Ｄにおいて
待機することとなる。ここで、上記２つの線材コイルＡ
及びＢの運転位置Ｃは互いに異なっており、それに応じ
てダンサーロール１１の移動範囲や開端側限界位置Ｘ
2、閉端側限界位置Ｘ3等をそれぞれ個別に設定すること
ができる。
【００２０】上述のような制御は、コンピュータ５のＲ
ＯＭ１５に格納された制御プログラム１５ａに基づいて
実行される。その制御の流れを図５〜図７に示すフロー
チャートに基づいて説明する。まず、図５のS1、S2にお
いて、図４に示す２つの線材コイルＡ及びＢのそれぞれ
に対し、開端位置Ａ1及びＢ1、開端側限界位置Ａ2及び
Ｂ2、閉端側限界位置Ａ3及びＢ3、ならびに閉端位置Ａ4
及びＢ4をそれぞれ入力部１９から入力する。続いて、
線材加工機７による線材Ｗの加工の減面率ＲAを入力
し、それに基づいて設定速度Ｓを算出する（S3、S4）。
また、S5において、線材Ｗの仕上寸法Ｄ1を入力する。
そして、その仕上寸法Ｄ1が基準値Ｄよりも大きいか小
さいかに応じて、設定速度Ｓに対し所定の定数Ｕ1（＞
１）及びＬ1（＜１）又はＵ2（＞１）及びＬ2（＜１）
をそれぞれ乗ずることにより、急加速領域ＰAと急減速
領域ＰBにおける線材コイルＷの回転速度の設定値ＳU及
びＳLを算出する（S6〜S8）。
ＯＭ１５に格納された制御プログラム１５ａに基づいて
実行される。その制御の流れを図５〜図７に示すフロー
チャートに基づいて説明する。まず、図５のS1、S2にお
いて、図４に示す２つの線材コイルＡ及びＢのそれぞれ
に対し、開端位置Ａ1及びＢ1、開端側限界位置Ａ2及び
Ｂ2、閉端側限界位置Ａ3及びＢ3、ならびに閉端位置Ａ4
及びＢ4をそれぞれ入力部１９から入力する。続いて、
線材加工機７による線材Ｗの加工の減面率ＲAを入力
し、それに基づいて設定速度Ｓを算出する（S3、S4）。
また、S5において、線材Ｗの仕上寸法Ｄ1を入力する。
そして、その仕上寸法Ｄ1が基準値Ｄよりも大きいか小
さいかに応じて、設定速度Ｓに対し所定の定数Ｕ1（＞
１）及びＬ1（＜１）又はＵ2（＞１）及びＬ2（＜１）
をそれぞれ乗ずることにより、急加速領域ＰAと急減速
領域ＰBにおける線材コイルＷの回転速度の設定値ＳU及
びＳLを算出する（S6〜S8）。
【００２１】次に、図６のS9において、交流モータ３に
装着された線材コイルがＡ又はＢのいずれであるかを入
力する。そして、Ａが選択された場合にはS1で入力され
た設定値Ａ1〜Ａ4を、Ｂが選択された場合にはS2で入力
された設定値Ｂ1〜Ｂ4を、それぞれ、開端位置X1、開端
側限界位置Ｘ2、閉端側限界位置Ｘ3及び閉端位置Ｘ4と
した後（S11、S12）、交流モータ３の運転が回転速度Ｓ
で開始される（S13）。ここで、各位置の座標値はＸ1＜
Ｘ2＜Ｘ3＜Ｘ4となるように設定されている。次に、S14
において、交流モータ３の運転が定常状態となるまで所
定時間Ｔだけ待機した後、ロータリエンコーダ１２から
の信号に基づいてダンサーロール１１の位置Ｘの検出を
開始する。なお、S15において停止信号が検出される
と、S12に進んで線材供給装置１の運転は停止される。
装着された線材コイルがＡ又はＢのいずれであるかを入
力する。そして、Ａが選択された場合にはS1で入力され
た設定値Ａ1〜Ａ4を、Ｂが選択された場合にはS2で入力
された設定値Ｂ1〜Ｂ4を、それぞれ、開端位置X1、開端
側限界位置Ｘ2、閉端側限界位置Ｘ3及び閉端位置Ｘ4と
した後（S11、S12）、交流モータ３の運転が回転速度Ｓ
で開始される（S13）。ここで、各位置の座標値はＸ1＜
Ｘ2＜Ｘ3＜Ｘ4となるように設定されている。次に、S14
において、交流モータ３の運転が定常状態となるまで所
定時間Ｔだけ待機した後、ロータリエンコーダ１２から
の信号に基づいてダンサーロール１１の位置Ｘの検出を
開始する。なお、S15において停止信号が検出される
と、S12に進んで線材供給装置１の運転は停止される。
【００２２】続いて、図７のS17〜S24に進み、ダンサー
ロール１１の位置Ｘを各位置Ｘ1〜Ｘ4と比較し、その比
較結果に応じて異なる処理が実行される。すなわち、Ｘ
≦Ｘ1であれば、異常があったと判断して線材供給装置
１の運転を停止する（S17→S18）。Ｘ1＜Ｘ≦Ｘ2であれ
ば、モータ３の回転速度をＳUまで急加速してS15に戻る
（S19→S20→S15）。Ｘ2＜Ｘ＜Ｘ3であれば速度Ｓによ
る運転を維持する（S21→S15）。Ｘ3≦Ｘ＜Ｘ4であれば
モータ３の回転速度をＳLまで急減速してS15に戻る（S2
2→S23→S15）。また、Ｘ4≦Ｘであれば、異常があった
と判断して線材供給装置１の運転を停止する（S24→S2
5）。以下、S15で停止信号が検出されるまで同じ処理が
繰り返される。
ロール１１の位置Ｘを各位置Ｘ1〜Ｘ4と比較し、その比
較結果に応じて異なる処理が実行される。すなわち、Ｘ
≦Ｘ1であれば、異常があったと判断して線材供給装置
１の運転を停止する（S17→S18）。Ｘ1＜Ｘ≦Ｘ2であれ
ば、モータ３の回転速度をＳUまで急加速してS15に戻る
（S19→S20→S15）。Ｘ2＜Ｘ＜Ｘ3であれば速度Ｓによ
る運転を維持する（S21→S15）。Ｘ3≦Ｘ＜Ｘ4であれば
モータ３の回転速度をＳLまで急減速してS15に戻る（S2
2→S23→S15）。また、Ｘ4≦Ｘであれば、異常があった
と判断して線材供給装置１の運転を停止する（S24→S2
5）。以下、S15で停止信号が検出されるまで同じ処理が
繰り返される。
【００２３】ここで、上記制御において、ダンサーロー
ル１１が開端位置Ｘ1側に移動したときの急加速のみを
行うようにし、閉端位置Ｘ4側に移動したときの急減速
を行わないようにすることもできる。
ル１１が開端位置Ｘ1側に移動したときの急加速のみを
行うようにし、閉端位置Ｘ4側に移動したときの急減速
を行わないようにすることもできる。
【００２４】なお、ダンサーロール装置としては、図８
に示す形式のものも採用することができる。このダンサ
ーロール装置１０１は、２本のダンサーロール１０２及
び１０３を含み、外側から線材Ｗが所定回数巻き付けら
れて溜め部１０４を形成する。下部ロール１０２は位置
固定に設けられた上部ロール１０４に対し接近・離間可
能に設けられており、例えば下流側で線材Ｗの搬送速度
が大きくなった場合には下部ロール１０２が上昇して溜
め部１０４の長さを縮小し速度差を吸収する。線材Ｗに
付加される張力は、下部ロール１０２に設けられた錘部
１０５の重量により所定の値に維持されるようになって
いる。ここで、下部ロール１０２の位置をリニアエンコ
ーダ１０６により検出し、その検出位置に基づいて線材
コイルを回転させる交流モータの駆動を同様に制御する
ことができる。
に示す形式のものも採用することができる。このダンサ
ーロール装置１０１は、２本のダンサーロール１０２及
び１０３を含み、外側から線材Ｗが所定回数巻き付けら
れて溜め部１０４を形成する。下部ロール１０２は位置
固定に設けられた上部ロール１０４に対し接近・離間可
能に設けられており、例えば下流側で線材Ｗの搬送速度
が大きくなった場合には下部ロール１０２が上昇して溜
め部１０４の長さを縮小し速度差を吸収する。線材Ｗに
付加される張力は、下部ロール１０２に設けられた錘部
１０５の重量により所定の値に維持されるようになって
いる。ここで、下部ロール１０２の位置をリニアエンコ
ーダ１０６により検出し、その検出位置に基づいて線材
コイルを回転させる交流モータの駆動を同様に制御する
ことができる。
【図１】本発明の線材供給装置の構成の一例を示すブロ
ック図。
ック図。
【図２】そのダンサーロール装置の平面図。
【図３】ダンサーロール位置と線材コイルの回転速度と
の関係を示すタイムチャート。
の関係を示すタイムチャート。
【図４】２つの線材コイルを交換可能に配置できるよう
にした装置例を示す平面図。
にした装置例を示す平面図。
【図５】本発明の線材供給装置の制御の流れを示すフロ
ーチャート。
ーチャート。
【図６】図５に続くフローチャート。
【図７】図６に続くフローチャート。
【図８】ダンサーロール装置の変形例を示す側面図。
１ 線材供給装置 ２、Ａ、Ｂ 線材コイル ３ 交流モータ（回転駆動部） ４、１０１ ダンサーロール装置 ５ コンピュータ（回転駆動部制御手段） １１、１０２、１０３ ダンサーロール １２ ロータリエンコーダ（角度検出部） １０６ リニアエンコーダ（位置検出手段）
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 ＦＩ 技術表示箇所 Ｂ６５Ｈ 51/30 59/38 Ａ
Claims (6)
- 【請求項１】 線材コイルを回転駆動部で回転駆動する
ことにより、線材を繰り出しつつ下流側に供給する方法
であって、 繰り出される線材の搬送路の途上にダンサーロールを設
け、そのダンサーロールを前記線材に当接させて該線材
と交差する方向に移動させることにより、前記線材の搬
送路を変位させて、前記ダンサーロールの上流側と下流
側における前記線材の搬送速度差を吸収する一方、 前記ダンサーロールが、線材の搬送路を短くする方向
へ、予め設定された限界位置を超えて移動した場合に
は、前記ダンサーロールと前記線材コイルとの間におけ
る線材部分に、一時的にたるみを生じさせるための急加
速を前記回転駆動部に加えることを特徴とする線材供給
方法。 - 【請求項２】 前記ダンサーロールが、前記線材の搬送
路を長くする方向へ、予め設定された限界位置を超えて
移動した場合には、前記ダンサーロールと前記線材コイ
ルとの間における線材部分に生じたたるみを除去するた
めの急減速を前記回転駆動部に加える線材供給方法。 - 【請求項３】 線材コイルを回転駆動して線材を繰り出
す回転駆動部と、 その繰り出される線材の搬送路の途上に設けられるダン
サーロールを含み、そのダンサーロールを前記線材に当
接させて該線材と交差する方向に移動させることにより
前記線材の搬送路を変位させて、該ダンサーロールの上
流側と下流側における前記線材の搬送速度差を吸収する
ダンサーロール装置と、 前記ダンサーロールの位置を検出する位置検出手段と、 その位置検出手段によるダンサーロール位置の検出結果
に基づいて、前記線材コイル駆動部の回転速度を変化さ
せる回転駆動部制御手段と、を含み、 前記ダンサーロールが、線材の搬送路を短くする方向
へ、予め設定された限界位置を超えて移動した場合に
は、前記回転駆動部制御手段は、前記ダンサーロールと
前記線材コイルとの間における線材部分に、一時的にた
るみを生じさせるための急加速を前記回転駆動部に加え
ることを特徴とする線材供給装置。 - 【請求項４】 前記ダンサーロールが、前記線材の搬送
路を長くする方向へ、予め設定された限界位置を超えて
移動した場合には、前記回転駆動部制御手段は、前記ダ
ンサーロールと前記線材コイルとの間における線材部分
に生じたたるみを除去するための急減速を前記回転駆動
部に加えるものとされる請求項３記載の線材供給装置。 - 【請求項５】 前記ダンサーロール装置は、 位置固定の回転軸線の周りで旋回可能に設けられたアー
ム部材と、 そのアーム部材の先端に回動可能に設けられて、該アー
ム部材の旋回に伴い移動するダンサーロールと、 を含むものである請求項３又は４に記載の線材供給装
置。 - 【請求項６】 前記位置検出手段は、前記アーム部材の
旋回角度を検出する角度検出部を含む請求項５記載の線
材供給装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4250595A JPH08206764A (ja) | 1995-02-06 | 1995-02-06 | 線材供給方法及び装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4250595A JPH08206764A (ja) | 1995-02-06 | 1995-02-06 | 線材供給方法及び装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08206764A true JPH08206764A (ja) | 1996-08-13 |
Family
ID=12637930
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4250595A Pending JPH08206764A (ja) | 1995-02-06 | 1995-02-06 | 線材供給方法及び装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08206764A (ja) |
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH11226753A (ja) * | 1998-02-19 | 1999-08-24 | Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd | 帯板多層圧着設備 |
| JP2003054834A (ja) * | 2001-08-20 | 2003-02-26 | Sumitomo Metal Mining Co Ltd | ボンディングワイヤの振れ検出器 |
| CN104338878A (zh) * | 2013-07-24 | 2015-02-11 | 信宇开发有限公司 | 把手成型机 |
| WO2015056116A1 (en) * | 2013-10-15 | 2015-04-23 | Kimberly-Clark Worldwide, Inc. | Active center pivot device for controlling sheet tension and method of using same |
| CN105293161A (zh) * | 2015-10-14 | 2016-02-03 | 苏州惠斯福自动化科技有限公司 | 自动送线器 |
| CN108529330A (zh) * | 2018-05-28 | 2018-09-14 | 深圳市金洲精工科技股份有限公司 | 轻型线材定位拉料装置 |
| CN112299141A (zh) * | 2020-10-21 | 2021-02-02 | 安邦电气股份有限公司 | 一种伴热带加工防干扰张力控制生产线及方法 |
| CN116716695A (zh) * | 2023-08-10 | 2023-09-08 | 苏州捷蓝智能设备有限公司 | 一种电脑横机用引纱装置及其引纱方法 |
-
1995
- 1995-02-06 JP JP4250595A patent/JPH08206764A/ja active Pending
Cited By (14)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH11226753A (ja) * | 1998-02-19 | 1999-08-24 | Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd | 帯板多層圧着設備 |
| JP2003054834A (ja) * | 2001-08-20 | 2003-02-26 | Sumitomo Metal Mining Co Ltd | ボンディングワイヤの振れ検出器 |
| JP4556361B2 (ja) * | 2001-08-20 | 2010-10-06 | 住友金属鉱山株式会社 | ボンディングワイヤの振れ検出器 |
| CN104338878A (zh) * | 2013-07-24 | 2015-02-11 | 信宇开发有限公司 | 把手成型机 |
| CN104338878B (zh) * | 2013-07-24 | 2016-05-18 | 信宇开发有限公司 | 把手成型机 |
| US9309081B2 (en) | 2013-10-15 | 2016-04-12 | Kimberly-Clark Worldwide, Inc. | Active center pivot device for controlling sheet tension and method of using same |
| WO2015056116A1 (en) * | 2013-10-15 | 2015-04-23 | Kimberly-Clark Worldwide, Inc. | Active center pivot device for controlling sheet tension and method of using same |
| CN105293161A (zh) * | 2015-10-14 | 2016-02-03 | 苏州惠斯福自动化科技有限公司 | 自动送线器 |
| CN108529330A (zh) * | 2018-05-28 | 2018-09-14 | 深圳市金洲精工科技股份有限公司 | 轻型线材定位拉料装置 |
| CN108529330B (zh) * | 2018-05-28 | 2023-07-21 | 深圳市金洲精工科技股份有限公司 | 轻型线材定位拉料装置 |
| CN112299141A (zh) * | 2020-10-21 | 2021-02-02 | 安邦电气股份有限公司 | 一种伴热带加工防干扰张力控制生产线及方法 |
| CN112299141B (zh) * | 2020-10-21 | 2023-06-27 | 安邦电气股份有限公司 | 一种伴热带加工防干扰张力控制生产线及方法 |
| CN116716695A (zh) * | 2023-08-10 | 2023-09-08 | 苏州捷蓝智能设备有限公司 | 一种电脑横机用引纱装置及其引纱方法 |
| CN116716695B (zh) * | 2023-08-10 | 2023-12-19 | 苏州捷蓝智能设备有限公司 | 一种电脑横机用引纱装置及其引纱方法 |
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