JP2708669B2 - 連続鋼板処理ラインの切断制御装置 - Google Patents

連続鋼板処理ラインの切断制御装置

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JP2708669B2 JP4195907A JP19590792A JP2708669B2 JP 2708669 B2 JP2708669 B2 JP 2708669B2 JP 4195907 A JP4195907 A JP 4195907A JP 19590792 A JP19590792 A JP 19590792A JP 2708669 B2 JP2708669 B2 JP 2708669B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、連続鋼板処理ライン
の切断制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図3は従来の連続鋼板処理ラインを示す
構成図であり、図において、1はコイル状の鋼板を払出
す払出し機、2は払出し終えたコイル状の鋼板と次のコ
イル状の鋼板とを溶接しつなぎ合わせる溶接機、4は冷
間圧延機,プロセス処理設備等の鋼板処理機である。
3,5は鋼板を蓄積あるいは払出しすることにより鋼板
処理機4において鋼板を停止させることなく処理できる
ルーパ、6は切断機であり、ここでは鋼板通過中でも切
断できるランニングカットシャ機を採用している。7は
鋼板を巻取る巻取り機である。
【0003】次に動作について説明する。切断機6は鋼
板処理機4により連続処理された鋼板を巻取り機7で所
定量だけ巻取れるよう分割切断したり、溶接機2にて溶
接された不良部を所定の長さで連続切断する。その切断
処理を行う場合、切断機6を通過する鋼板の速度を通常
よりも遅くする必要がある。しかし、鋼板処理機4を通
過する鋼板は減速することなく所定の一定速度で通過す
るので、その速度差による鋼板のたるみはルーパ5に蓄
積することにより解消されている。その後、切断処理が
完了すると巻取り機7は鋼板処理機4を通過する鋼板の
速度よりも速い速度で巻取りを行い、ルーパ5に蓄積さ
れた鋼板を払出し、所定の蓄積量になった所で鋼板処理
機4を通過する鋼板の速度と同期した速度に切替える。
このような動作によりルーパ5に蓄積される鋼板量を一
定に保つ。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の連続鋼板処理ラ
インは以上のように構成されているので、切断処理に時
間がかかる切断機6を用いた場合、鋼板のたるみが多く
なりルーパ5の規模を大型にしなければならないため、
切断機6には高速度でも処理できるランニングカットシ
ャ機が採用されていた。しかしながら、このランニング
カットシャ機は大型で構成が複雑で高価であるなどの問
題点があった。なお、ランニングカットシャ機について
の参考技術文献として「鉄鋼便覧」(昭和44年9月1
0日 第2版第5 丸善出版発行,ページ901)等が
ある。
【0005】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、鋼板のフリーループを形成させ
ることにより、安価で構成が簡単な停止カットシャ機が
採用できると共に、切断処理が完了後はフリーループが
自動的に消滅する連続鋼板処理ラインの切断制御装置を
得ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明に係る連続鋼板
処理ラインの切断制御装置は、連続処理された鋼板を送
込む入側ロールを駆動させると共にその入側ロールの回
転数を検出する入側ロール駆動手段と、その入側ロール
との間に鋼板のフリーループを形成させその鋼板を巻取
り機に送出する出側ロールを駆動させると共にその出側
ロールの回転数を検出する出側ロール駆動手段と、出側
ロールから送出された鋼板を切断する鋼板切断手段と、
入側ロールの回転数および出側ロールの回転数に基づき
そのフリーループ長を算出するフリーループ長演算手段
と、出側ロール駆動手段に停止指令すると共に鋼板切断
手段に切断指令し、切断完了後その出側ロール駆動手段
に入側ロール速度と同期させる速度変更指令をする切断
指令手段とを備えたものである。
【0007】
【作用】この発明における連続鋼板処理ラインの切断制
御装置は、入側ロールと出側ロールとの間に鋼板のフリ
ーループを形成させることにより、鋼板速度を入側ロー
ル前で一定にしながら出側ロール後で制御可能にする。
従って、鋼板切断手段として鋼板停止が必要な機種を採
用しても入側ロール前の鋼板速度を一定に保つ。また、
切断指令手段により切断完了後、出側ロール駆動手段に
入側ロール速度と同期させる速度変更指令し、フリール
ープを消滅させる。
【0008】
【実施例】
実施例1.以下、この発明の一実施例を図について説明
する。図1において、5は鋼板の蓄積あるいは払出しを
するルーパ、6は切断機であり、ここでは鋼板停止時の
み切断できる停止カットシャ機を採用する。7は鋼板を
巻取る巻取り機、11はルーパ5から巻取り機7側に鋼
板を送込むブライドルロールである。12は入側ロール
としてのピンチロール、13はピンチロール12との間
に鋼板のフリーループを形成させると共に巻取り機7に
鋼板を送出する出側ロールとしてのピンチロールであ
る。
【0009】14,15はピンチロール12,13を駆
動する電動機、16,17はピンチロール12,13の
回転数を検出するパルス発生器、18,19は電動機1
4,15を制御する電動機制御機であり、電動機14,
パルス発生器16および電動機制御機18により入側ロ
ール駆動手段を構成し、電動機15,パルス発生器17
および電動機制御機19により出側ロール駆動手段を構
成する。20はパルス発生器16,17で検出されたピ
ンチロール12,13の回転数の差を積算することによ
りフリーループ長を算出するフリーループ長演算手段と
してのフリーループ長検出器である。21は通常電動機
制御機18および19に速度基準信号を出力し、鋼板切
断処理時、電動機制御機19に停止指令すると共に切断
機6に切断指令し、切断完了後その電動機制御機19に
速度変更指令する切断指令手段としての切断指令機であ
る。
【0010】次に動作について説明する。図2は切断指
令機21の動作を示すフローチャートであり、図1とこ
の図2を参照しながら動作説明する。通常の鋼板巻取り
運転中はブライドルロール11およびピンチロール1
2,13は同一の速度で運転され、ピンチロール12,
13間の鋼板も張った状態で、フリーループは形成され
ていない。巻取り機7のロールの鋼板がいっぱいにな
り、新しいロールで巻取る場合の鋼板の切断処理は、ブ
ライドルロール11およびピンチロール12を一定速度
で回転させながら、電動機制御機19への停止指令によ
り、ピンチロール13および巻取り機7を停止させ(ス
テップST1)、切断機6における鋼板を停止させ、切
断指令に基づき鋼板を切断する(ステップST2)。そ
の後、新しいロールに交換する。
【0011】この時、ピンチロール12により送込まれ
る鋼板はピンチロール12とピンチロール13との間に
フリーループとして蓄積される。蓄積されたフリールー
プ長LLはパルス発生器16,17からの検出信号に基
づきフリーループ長検出器20により算出される(ステ
ップST3)。その後、鋼板の不良部排除のための切断
処理を行う場合、フリーループ長LLが鋼板の不良部長
である切断長LC以上蓄積された所で(ステップST
4)、起動指令に基づきピンチロール13をブライドル
ロール11の速度VBよりも大きな速度VPで起動し
(ステップST5)、ピンチロール13で切断長LC分
だけ切断機6に送込む(ステップST6)。その後、ピ
ンチロール13を停止させ(ステップST7)、切断機
6にて切断処理を行う(ステップST8)。
【0012】次に、鋼板が不良部長分切断され、切断完
了したかを判断し(ステップST9)、完了していれば
ピンチロール13を速度VPで起動する(ステップST
10)。このように、切断完了後ピンチロール13をブ
ライドルロール11の速度VBよりも大きな速度VPで
起動することにより、速度差(VP−VB)分フリール
ープ長が減少し、また、その後の切断処理のピンチロー
ル13の停止によりフリーループ長が増大するので、フ
リーループ長としては、一定範囲内で振動させることが
でき、このフリーループが大きなものになることを防ぐ
ことができる。
【0013】次に、切断処理完了後のフリーループを消
滅させる処理を行う。上述したように、ピンチロール1
3はブライドルロール11よりも速い速度で回転し、フ
リーループ長は速度差(VP−VB)にしたがって減少
する。そこで、あらかじめ求められたピンチロール13
の減速時の減速率αから、下記の式(1)に示す演算式
に基づき、ピンチロール13の速度VPをブライドルロ
ール11の速度VBに同期させ、かつ、フリーループを
消滅させるためのピンチロール13の減速開始時のフリ
ーループ長LSを求める(ステップST11)。
【0014】 LS=(VP2 −VB2 )/2・α・・・・・・・・・・・・(1)
【0015】フリーループ長LLがLS以下なった時
(ステップST12)、ピンチロール13に速度変更指
令すれば(ステップST13)、ピンチロール13は減
速率αにしたがって速度VPからVBに減速し、ブライ
ドルロール11の速度に同期する(ステップST1
4)。この減速期間によりフリーループ長LS分が消滅
する。その後、(ステップST1)以前の動作同様、ピ
ンチロール12,13は同一の速度で運転され、ピンチ
ロール12,13間の鋼板も張った状態であり、巻取り
機7のロールの鋼板がいっぱいになるまで、鋼板の巻取
り処理がなされる。このように、切断処理完了後、フリ
ーループを消滅させる処理が行なわれるので、巻取り機
7にて次の新しいロールで巻取り処理を開始させても鋼
板の張力が変化することがなく、巻取り処理を良好に行
うことができる。
【0016】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば入側ロ
ールと出側ロールとの間に鋼板のフリーループを形成さ
せ、鋼板速度を入側ロール前で一定にしながら出側ロー
ル後で制御可能にし、また、切断指令手段により切断完
了後、出側ロール駆動手段に入側ロール速度と同期させ
る速度変更指令し、フリーループを消滅させる構成にし
たので、鋼板切断手段として、安価で構成が簡単な鋼板
停止カットシャ機を採用することができ、また、巻取り
機による巻取り処理を良好に行うことができ、さらに、
鋼板速度が入側ロール前で一定なので、鋼板のたるみに
よるルーパの規模の大型化を防止することができる効果
を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例による連続鋼板処理ライン
の切断制御装置を示す構成図である。
【図2】切断指令機の動作を示すフローチャートであ
る。
【図3】従来の連続鋼板処理ラインを示す構成図であ
る。
【符号の説明】
6 切断機(鋼板切断手段) 7 巻取り機 12 ピンチロール(入側ロール) 13 ピンチロール(出側ロール) 14 電動機(入側ロール駆動手段) 15 電動機(出側ロール駆動手段) 16 パルス発生器(入側ロール駆動手段) 17 パルス発生器(出側ロール駆動手段) 18 電動機制御機(入側ロール駆動手段) 19 電動機制御機(出側ロール駆動手段) 20 フリーループ長検出器(フリーループ長演算手
段) 21 切断指令機(切断指令手段)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 連続処理された鋼板を送込む入側ロール
    と、その入側ロールとの間に鋼板のフリーループを形成
    させると共にその鋼板を巻取り機に送出する出側ロール
    と、その出側ロールから送出された鋼板を切断する鋼板
    切断手段と、上記入側ロールを駆動させると共にその入
    側ロールの回転数を検出する入側ロール駆動手段と、上
    記出側ロールを駆動させると共にその出側ロールの回転
    数を検出する出側ロール駆動手段と、上記入側ロールの
    回転数および出側ロールの回転数に基づき上記鋼板のフ
    リーループ長を算出するフリーループ長演算手段と、
    記入側ロール速度を一定のままで上記出側ロール駆動手
    段に停止指令すると共に上記鋼板切断手段に切断指令
    し、切断完了後、その出側ロール駆動手段にその算出さ
    れたフリーループ長に応じて上記フリーループを消滅さ
    せ且つ上記入側ロール速度と同期させるように速度変更
    指令をする切断指令手段とを備えた連続鋼板処理ライン
    の切断制御装置。
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