JP2546861B2 - ウエブの巻取装置の減速停止方法並びにその装置 - Google Patents

ウエブの巻取装置の減速停止方法並びにその装置

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JP2546861B2 JP62286343A JP28634387A JP2546861B2 JP 2546861 B2 JP2546861 B2 JP 2546861B2 JP 62286343 A JP62286343 A JP 62286343A JP 28634387 A JP28634387 A JP 28634387A JP 2546861 B2 JP2546861 B2 JP 2546861B2
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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は紙、プラスチック、金属箔等の長尺帯状物
(以下ウエブという)を巻芯に巻付けたウエブの巻取装
置の減速停止方法並びにその装置に関する。
〔従来技術〕
一般にウエブは巻芯に巻付けて製品即ちロールにして
いる。このような長尺帯状のウエブを巻芯に巻付けるに
は、巻替機の巻取軸に巻芯を支持し、ウエブの巻付開始
に際してウエブと巻芯との摩擦を利用し、回転している
巻芯にウエブを自動的に巻付けるウエブ巻取装置が用い
られる。
第4図に示すように、ウエブを巻取った後、回転して
いる巻芯は、新たな巻芯を取り付けるため、一定の減速
比で減速され停止する。しかし、ウエブロールは、慣性
力により減速前の速度で回転しようとし、減速された巻
芯よりも高速で回転しようとする。この結果、巻取られ
たウエブの静摩擦力より大きな慣性力が発生する。これ
により、ウエブロールの巻緩みが生じ、第5図の(b)
に示すように、ウエブとウエブとの間に隙間Aが生じ
る。又、この隙間Aは、第5図の(c)に示すような大
きな空間A1となることもある。この巻緩みは、製品の多
品種化及び高速で効率よく製造する場合に発生頻度が高
くなる。
そこで、巻緩み防止対策として、ウエブロール全体を
押さえる方法、テンションアップ巻取り方法、又は特公
昭61−29301号公報に示されている巻付けられたウエブ
の端末をテープで固定する端末固定方法が使用されてい
る。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、ウエブロール全体を押さえる方法、テ
ンションアップ巻取り方法は、ウエブにローラ等を強く
押し付けることにより、ウエブに塵芥が付着するという
問題や、ウエブに擦傷、皺が発生するという問題があ
る。又、端末固定方法は、端末の固定不良による巻緩み
発生頻度が高いという問題がある。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、ウ
エブに塵芥を付着させることや、擦傷、皺を発生させる
ことなく、ウエブロールに巻緩みが生じないウエブの巻
取装置の減速停止方法並びにその装置を提供することを
目的としている。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は前記目的を達成するために、搬送ラインの搬
送速度でウエブを巻芯に巻き取った巻取終了後のウエブ
ロールを、前記搬送速度のままで前記搬送ラインから切
り離して前記巻芯の回転を停止した時に前記ウエブロー
ルに巻き緩みが発生しないようにするウエブ巻取装置の
減速停止方法において、前記搬送ラインから切り離され
たウエブロールに巻き緩みを発生させないで前記巻芯の
回転を停止することのできる前記巻芯の減速度パターン
を、予めウエブロールの種類に応じて複数設定し、ウエ
ブ巻取終了後、搬送ラインからウエブロールを切り離し
てウエブロールの巻き芯を減速停止する際に前記予め設
定された複数の減速度パターンの中から、巻き取られた
ウエブロールの種類に適合する減速度パターンを選択
し、選択した減速度パターンの形状に基づいてパターン
演算により前記巻芯が減速して停止するまでの時間ごと
の減速比を演算し、演算した減速比に従って巻芯の回転
数を制御して巻芯をを減速して停止させることを特徴と
する。
〔作用〕
本発明では、巻取られたウエブに適した減速比を選択
することにより、ウエブロールの種類に応じた減速によ
る停止が可能となる。これにより、巻取られたウエブの
静摩擦力より大きな種類を生じないようにすることがで
き、ウエブロールの巻緩みを防止することができる。
〔実施例〕
以下添付図面に従って本発明に係るウエブの巻取装置
の減速停止方法並びにその装置の好ましい実施例を詳説
する。
第1図は本発明に係る巻付装置が設けられた巻替機、
フィード装置及びウエブが送り出される送出装置の側面
図である。
第1図に示すようにウエブ10は送出装置12から供給さ
れフィード装置14内を通過して巻替機16の巻取軸18Aに
巻取られる。巻替機16の基台20には支柱22が立設され、
支柱22にはターレットアーム24が軸26を中心に回動可能
に取付けられる。ターレットアーム24は軸26を中心に反
時計方向に180度毎に間欠的に回動され、両端の巻取軸1
8A、18Bは交互に位置換えされる。巻取軸18Aに取付けら
れた巻芯28Aへのウエブの巻取りを完了しウエブロール1
9が形成されると、第2図に示すように、ターレットア
ーム24は反時計方向に回動し、巻取軸18Bに取付けられ
た巻芯28Bは第1図に示す巻芯28Aの巻取位置に移動して
ウエブ10の巻取りを開始する。
又、本発明に係るウエブ巻付装置30は、第1図に示す
ように上下に設けられたブロック32、34から構成され、
上ブロック32はフィード装置14の右側面に支持され、シ
リンダ36によって下降させられる。又、下ブロック34は
巻替機16の基台20に支持されシリンダ38によって上昇さ
せられる。ウエブ10が巻取軸18Aの巻取位置で巻取完了
され、ターレットアーム24が反時計方向に回動し、巻取
軸18Bが巻取軸18Aの巻取位置に移動すると、第2図に示
すように巻付装置30の上ブロック32が下降すると共に下
ブロック34が上昇され、巻取軸18Bの周囲に各ブロック3
2、34が近接配置される。
又、下ブロック34の略中央には、図示しない回転カッ
ターが上下動可能に設けられている。このカッターは水
平方向に走行することにより、ウエブ10を切断する。
更に、巻取軸18Aには、第2図に示すようにモータ46
の回転軸が連結されている。モータ46にはモータ46の回
転数を検出する回転数検出センサー48が取り付けられて
いる。モータ46及び回転数検出センサー48は、制御部50
にケーブルで連結されている。制御部50は、パターン選
択部52、データ入力部54、パターン演算部56及び速度制
御部58を有する。パターン選択部52は、第3図に示す4
つの減速度パターンa、b、c、dを任意に選択する。
データ入力部54は、選択した減速パターンに必要なデー
タ、即ち、減速時間T(T1〜T5)及び定速から減速へ、
又は、減速から定速への移動を滑らかに行うための半径
R(R1〜R3)を入力する。又、パターン演算部56は、デ
ータ入力後の減速度パターンと減速前の回転速度V0との
関係から減速時の回転速度Vを計算する。速度制御部58
は、この回転速度Vをモータ46に指示すると共に回転数
検出センサー48を介してフィードバックされたモータ46
の実回転速度V′を、計算により求められた回転速度V
に従うように制御する。
次に、第3図に示す減速度パターンについて詳説す
る。
第3図に示すa、b、c及びdの各図は、縦軸にウエ
ブロール19の回転速度V、横軸に減速(停止)時間Tを
示し、本発明に係る4つの減速度パターンを示してい
る。
aの減速度パターンは、定速V0から減速に移るとき、
一定の減速度に達するまで、減速度を徐々に大きくし半
径R1の曲線に沿って減速すことにより、減速時の衝撃を
小さくすることができる。bの減速度パターンは、減速
度を小さくすることにより慣性力を小さくすることがで
きる。cの減速度パターンは、階段状に減速することに
より、ウエブロール19の巻緩みが発生する直前でT2の間
定速にし、巻を安定させれ再びT3の間減速するという減
速パターンを繰り返すことができる。dの減速度パター
ンは、a、b、及びcの減速度パターンを組み合わせた
ものである。一例としてこれらの減速度パターンa、
b、c及びdは、それぞれポリエチレン、ラミネート
紙、紙ウエブ及び平滑平面ウエブを巻取ったウエブロー
ル19に使用される。これにより、ウエブロール19は、巻
緩みを生じることなく停止する。
前記の如く構成された本発明に係るウエブの巻取装置
の減速停止方法並びにその装置によれば、巻替機16の巻
取位置にある巻芯28Aへのウエブ10の巻取りが完了した
時、ターレットアーム24が軸26を中心に180度時計方向
に回動され、第2図に示すように空の巻芯28Bが巻取位
置に位置する。ウエブ10は、ターレットアーム24の回動
と共に巻芯28Aの位置まで引張られ、巻取りが開始され
る巻芯28B面に押圧固定される。次に、図示しない回転
カッターが移動することによりウエブ10が切断される。
切断されたウエブ10はウエブロール19に巻取られる。巻
取られたウエブロール19は、このウエブロール19に適し
た減速パターンで減速される。これにより、ウエブロー
ル19は巻緩みを生じることなくその回転を停止すること
ができる。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明に係るウエブの巻取装置の
減速停止方法並びにその装置によれば、ウエブロールの
減速時に、ウエブロールに適した減速度パターンを選択
できる。これにより、巻取られたウエブの静摩擦力より
大きな慣性力を生じないようにすることができ、この結
果、ウエブロールの巻緩みを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係るウエブ巻取装置が設けられた巻替
機、フィーダ装置及びウエブが送り出される送出装置の
側面図、第2図は本発明の係るウエブ巻付装置の側面図
及び制御部のブロック図、第3図は本発明に係る減速度
パターンを示す図、第4図は従来の減速度パターンを示
す図、第5図はウエブロールの正常状態、巻緩み状態及
び空間発生状態を示す側面図である。 10……ウエブ、18A、18B……巻取軸、9……ウエブロー
ル、28A、28B……巻芯、50……制御部。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−119557(JP,A) 特開 昭61−130155(JP,A) 特開 昭54−133110(JP,A)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】搬送ラインの搬送速度でウエブを巻芯に巻
    き取った巻取終了後のウエブロールを、前記搬送速度の
    ままで前記搬送ラインから切り離して前記巻芯の回転を
    停止した時に前記ウエブロールに巻き緩みが発生しない
    ようにするウエブ巻取装置の減速停止方法において、 前記搬送ラインから切り離されたウエブロールに巻き緩
    みを発生させないで前記巻芯の回転を停止することので
    きる前記巻芯の減速度パターンを、予めウエブロールの
    種類に応じて複数設定し、 ウエブ巻取終了後、搬送ラインからウエブロールを切り
    離してウエブロールの巻き芯を減速停止する際に前記予
    め設定された複数の減速度パターンの中から、巻き取ら
    れたウエブロールの種類に適合する減速度パターンを選
    択し 選択した減速度パターンの形状に基づいてパターン演算
    により前記巻芯が減速して停止するまでの時間ごとの減
    速比を演算し、 演算した減速比に従って巻芯の回転数を制御して巻芯を
    を減速停止させることを特徴とするウエブ巻取装置の減
    速停止方法。
  2. 【請求項2】搬送ラインの搬送速度でウエブを巻芯に巻
    き取った巻取終了後のウエブロールを、前記搬送速度の
    ままで前記搬送ラインから切り離して前記巻芯の回転を
    停止した時に前記ウエブロールに巻き緩みが発生しない
    ようにするウエブ巻取装置の減速停止装置において、 前記巻芯を回転させるモータの回転数を検出する回転数
    検出センサと、 前記搬送ラインから切り離されたウエブロールに巻き緩
    みを発生させないで前記巻芯の回転を停止することので
    きる前記巻芯の減速度パターンが、予めウエブロールの
    種類に応じて複数設定されている中から巻き取られたウ
    エブロールの種類に適合する減速度パターンを選択する
    パターン選択部と、 前記パターン選択部で選択した減速度パターンの形状に
    基づいてパターン演算により前記巻芯が減速して停止す
    るまでの時間ごとの減速比を演算するパターン演算部
    と、 前記パターン演算部で演算した減速比に従って前記巻芯
    の回転数を制御して巻芯を減速停止させる指示を前記モ
    ータに指示すると共に、前記回転数検出センサからフィ
    ードバックされた前記モータの実回転数が前記演算され
    た減速比での計算回転数になるように制御する速度制御
    部と、 を有することを特徴とするウエブの巻取装置の減速停止
    装置。
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JPS61119557A (ja) * 1984-11-13 1986-06-06 Kawasaki Steel Corp ストリップ巻取機における非常停止制御装置
JPS61130155A (ja) * 1984-11-29 1986-06-18 ウジ−ナス シデル−ルジカス デ ミナス ジエライス エツセ/ア−− ウジミナス ストリツプ連続処理ラインの自動的加速及び減速の制御方法

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