JPH0435322Y2 - - Google Patents

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JPH0435322Y2
JPH0435322Y2 JP890286U JP890286U JPH0435322Y2 JP H0435322 Y2 JPH0435322 Y2 JP H0435322Y2 JP 890286 U JP890286 U JP 890286U JP 890286 U JP890286 U JP 890286U JP H0435322 Y2 JPH0435322 Y2 JP H0435322Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 a 考案の目的 (産業上の利用分野) この考案に係るスリツタラインのルーパフイー
ド装置は、長尺な帯状金属板を互いに噛合する回
転刃により連続的に切断して幅の狭い金属板とす
るスリツタラインに付設し、アンコイラから巻き
戻されてリコイラに巻き取られる金属薄板の張力
が、スリツタやリコイラの部分で適正値に保持さ
れる様にするものである。
(従来の技術) コイル状に巻いた長尺な帯状金属板を巻き戻し
つつ連続的に切断し、そのまま別の巻き取り装置
にコイル状に巻き取るスリツタラインが、金属板
の加工工場に於いて広く使用されている。
第7〜8図は従来のスリツタラインを示してい
るが、先ずこのスリツタラインに就いて説明す
る。
スリツタラインは、加工前側(第7〜8図右
側)から順に、原材料となる幅広の帯状金属板を
巻いたコイル1を装着し、このコイル1を巻き戻
して上記幅広の帯状金属板3を連続的に送り出す
アンコイラ2と、この帯状金属板3を上下から弾
圧して緊張させるピンチロール4と、帯状金属板
3の前後両端縁を切り揃える為、上下移動式の直
刃を具えたシヤー5と、帯状金属板3の幅方向
(第8図上下方向)の位置を規制する為のサイド
ガイド6と、上下に互いに平行に配設した軸に設
けられ互いに噛合する回転刃により、1枚の幅広
の帯状金属板3を幅の狭い複数枚の帯状金属板3
aに切断する為のスリツタ7と、切断された複数
枚の帯状金属板3aの側縁同士の間に隙間を形成
するセパレータ8と、切断された複数枚の帯状金
属板3aを上下から弾圧して、これに緊張力を与
えるテンシヨンパツド9と、帯状金属板3aに外
周面を当接させて、この帯状金属板3aの移動と
共に回転し、後述するリコイラ11の巻き取り速
度等の制御を行なうブライドルロール10と、切
断済の帯状金属板3aを巻き取るリコイラ11と
を配設している。
アンコイラ2とピンチロール4との間には、切
断前の帯状金属板3を垂れ下げておく為の第一の
ピツト12が、スリツタ7とテンシヨンパツド9
との間には、切断済の帯状金属板3aを垂れ下げ
ておく為の第二のピツト13がそれぞれ設けられ
ている。
幅広の帯状金属板3を連続的に切断して、幅の
狭い複数の帯状金属板3aを造る場合、幅の狭い
複数の帯状金属板3aをリコイラ11で巻き取り
つつ、アンコイラ2から幅の広い帯状金属板3を
送り出す。アンコイラ2から送り出された幅広の
帯状金属板3は、サイドガイド6で幅方向の位置
を規正された後、スリツタ7で複数の帯状金属板
3aに切断され、その後テンシヨンパツド9、ブ
ライドルロール10を通過して、リコイラ11に
巻き取られる。
第一のピツト12内の互いに対向する内壁面に
は、投光器14と受光器15とが設けられてお
り、受光器15に当る光量が常に一定となる様
に、アンコイラ2からの帯状金属板3の送り出し
速度を調節する事で、このピツト12内に常に一
定量の帯状金属板3を垂れ下げておく。
第8図に於いて、第二のピツト13の両側に設
けた巻き取り機24,24は、帯状金属板3の両
側縁を切除して生じた、余材部分を巻き取るのに
使用される。又、17は、第一のピツト12の上
方に、レール16に沿う移動自在に設けたテーブ
ル、18は、第二のピツト13の上部に揺動自在
に設けたルーパで、テーブル17とルーパ18と
は何れも、通板作業(アンコイラから巻き戻さ
れ、スリツタで切断された帯状金属板の先端縁を
リコイラに送り込む作業)時に、第一或は第二の
ピツト12,13の開口部を塞ぐのに利用する。
但し、各ピツト12,13にテーブルを装置する
か、或はルーパを装置するかは、設計的判断によ
つて決められる。
更に、19は、幅広の帯状金属板を巻き回した
コイル1をアンコイラ2にセツトする際に使用す
る搬入台車、20は、リコイラ11に巻き取られ
た切断済の帯状金属板3aのコイルを取り出す為
の搬出台車、21は中央制御盤、22はアンコイ
ラ用制御盤、23はリコイラ用制御盤である。
この様に構成されるスリツタラインに於いて幅
広の帯状金属板3を切断して、幅の狭い複数の帯
状金属板3a,3aとする場合、スリツタ7の前
後に設けた第一、第二の両ピツト12,13に適
正長さだけの帯状金属板3(又は3a)を垂らし
た状態で、アンコイラ2から幅広の帯状金属板3
を送り出しつつ、スリツタ7で切断され幅の狭く
なつた帯状金属板3aをリコイラ11に巻き取
る。これにより、スリツタ7部分に於ける張力を
適正に保つて、良好な切断作業を行なう事が出
来、しかもリコイラ11への巻き取りも、適正な
張力に良好に行なう事が出来る。
(考案が解決しようとする問題点) ところが、アンコイラ2に装着される幅広の帯
状金属板3の厚さは、この金属板3の幅方向に亙
つて一様ではなく、帯状金属板3を造る際に避け
る事が出来ない誤差によつて、第9図に誇張して
示す様に、中央部が厚く両端部分が薄い、断面凸
レンズ状に形成されてしまう。
この様に断面が凸レンズ状の帯状金属板3をス
リツタ7で切断して、幅の狭い複数の帯状金属板
3a,3aとし、各帯状金属板3a,3aを同一
のリコイラ11に巻き取つた場合、切断作業の進
行に伴つてリコイラ11への巻き数が多くなる
と、厚さの厚い中央部の帯状金属板3aを巻き取
つた部分の外径が、厚さの薄い両端部の帯状金属
板3aを巻き取つた部分の外径よりも大きくなつ
てしまう。
幅の狭い複数の帯状金属板3a,3aを同時に
巻き取るリコイラ11は、当然その全幅に亙つて
同一角速度で回転する為、この様にリコイラ11
の中央部と両端部とで外径に差が生じた場合、そ
の外径の差に比例する分だけ、巻き取り速度に差
が生じてしまう。
即ち、厚さの大きい帯状金属板3の中央部から
造られた帯状金属板3aは、厚さの小さい帯状金
属板3の両端部から造られた帯状金属板3aより
も速く巻き取られる様になる。巻き取り速度の差
は、加工が進むに伴つて(アンコイラ2にセツト
されたコイル1の帯状金属板3の残量が少なくな
るのに伴つて)大きくなり、しかもリコイラ11
への巻き取り量の差は、加工開始から加工終了ま
で積算されてしまう為、上記巻き取り量の差は、
加工が進むに従つて相当に大きくなつてしまう。
この様に、加工の終期に於いて切断済の幅の狭
い帯状金属板3a,3aの巻き取り量に大きな差
が生じた場合、スリツタ7とリコイラ11との間
に設けられた第二のピツト13には、上記帯状金
属板3a,3aが、第10図に示す様な状態で垂
れ下がる。
即ち、リコイラ11への巻き取り量が多くな
る、中央部分の帯状金属板3aのピツト13内へ
の垂れ下がり量は少なく、巻き取り量が少なくな
る両端部分の帯状金属板3aのピツト13内への
垂れ下がり量は多くなる。
この垂れ下がり量の差(垂れ下がり部分に存在
する帯状金属板3aの長さの差)は、条件にもよ
るが、大きい場合で15m以上に達する場合があ
る。各帯状金属板3a,3aを垂れ下げておく事
は、中央部分と両端部分とを問わず、円滑な加工
作業を行なう為に必要である為、中央部分の帯状
金属板3aの垂れ下がり量を十分に確保したま
ま、両端部分の帯状金属板3aの下端部がピツト
13の底に接触しない様にする為には、上記ピツ
ト13の深さを10m近くにしなければならない。
この様な大きなピツトを造る事は面倒で、スリ
ツタラインの設備費を高くする原因になるだけで
なく、作業員がこのピツトに落下した場合に、死
亡事故等の重大事故につながつてしまう為、好ま
しくない。
この為従来は、第11図に示す様に、垂れ下が
り量の多くなつた両端部の帯状金属板3a,3a
をバー29に引つ掛けて、上方に引き上げる様に
していたが、垂れ下がり量の差が大きくなつた場
合には十分な効果を得られないだけでなく、高速
で送られる縁の鋭い帯状金属板3aをピツト外に
露出させる為、危険である。
本考案は上述の様な不都合を解消し、ピツトの
深さを特に大きくしたり、或は帯状金属板をピツ
ト外に出さなくても、両端部に位置する帯状金属
板がピツトの底に接触する事を防止出来る、スリ
ツタラインのルーパフイード装置を提供する事を
目的としている。
b 考案の構成 (問題を解決する為の手段) 本考案のスリツタラインのルーパフイード装置
に於いては、スリツタとリコイラとの間に位置す
るピツト(第7〜8図に於ける第二のピツト1
3)の上端開口縁部の左右両側で、それぞれ上端
開口縁部の前後方向中間部に、回転速度調節自在
なモータによつて駆動される、左右1対の水平駆
動軸を上記ピツトの上方に突出する状態で設けて
いる。
又、各水平駆動軸の近傍で、各水平駆動軸とほ
ぼ同じ高さ位置には、左右1対の水平支持軸が、
やはり上記ピツトの上方に突出する状態で設けら
れている。
前記各水平駆動軸の外周に固定された左右1対
の駆動ドラムと、各水平支持軸の外周に設けられ
た左右1対の従動ドラムとの間には、左右1対の
無端状のベルトを掛け渡しており、前記モータの
回転に伴つて、各ベルトの上辺が帯状金属板の送
り方向と同じ方向に移動する様にしている。
(作用) 以上に述べた様に構成される、本考案のスリツ
タラインのルーパフイード装置を使用する場合、
それぞれ左右1対ずつ設けられた水平駆動軸に固
定の駆動ドラムと、水平支持軸に設けた従動ドラ
ムとの間に掛け渡されたベルトの上側に、スリツ
タによる切断済で幅の狭い帯状金属板の中間部を
載せ、モータの回転によつて上記ベルトを帯状金
属板の送り速度と同じ速度で循環させつつ、幅広
の帯状金属板を切断して、幅の狭い複数の帯状金
属板とする加工作業を行なう。
各水平駆動軸と各水平支持軸とに掛け渡された
ベルトは、スリツタとリコイラとの間に設けたピ
ツトの中間部に設けられている為、上記幅の狭い
帯状金属板をベルトに掛け渡した場合、この帯状
金属板はベルトの前後に於いてループを形成す
る。
従つて、ベルトに掛け渡されずに単一のループ
しか形成されない中央部に比べて、ピツト内に存
在する帯状金属板の長さが長くなる。
ベルトはモータによつて帯状金属板の送り速度
と同速で循環する為、一度ベルトの前後に同じ大
きさのループが形成されれば、その後はこのルー
プの大きさがあまり変化する事はないが、加工の
進行に伴う中央部と両端部との帯状金属板の長さ
の差の増大、或はベルトと帯状金属板とのスリツ
プ等に基づいて、ベルト前後のループの大きさが
異なつてしまつた場合は、モータの速度を変化さ
せる事で、このループの大きさが等しくなる様に
する。
即ち、前側(スリツタ側)のループが後側のル
ープに比べて大きくなつた場合には、モータの回
転速度を早める事により、前側のループに存在す
る帯状金属板の一部を後側のループに移して、両
ループの大きさを等しくし、反対に前側のループ
の大きさが小さくなつた場合には、モータの回転
速度を遅くして、両ループの大きさを等しくす
る。両ループの大きさが等しくなつた後は、ベル
トの循環速度を帯状金属板の送り速度に等しくす
る。
(実施例) 次に、図示の実施例を説明しつつ本考案を更に
詳しく説明する。
第1〜6図は本考案の実施例を示しており、第
1図はルーパフイード装置をピツトの両側に設け
た状態を示す平面図、第2図は同側面図、第3図
は1個のルーパフイード装置を示す平面図、第4
図は同側面図、第5図は同正面図、第6図はこの
ルーパフイード装置により帯状金属板にルーパを
形成した状態を示す略正面図である。
スリツタ7とリコイラ11との間に位置する第
二のピツト13と上端開口縁部の左右(第1図の
上下、第2図の左右)両側で、それぞれ上端開口
縁部の前後方向(第1図の左右方向、第2図の表
裏方向)中間部には、基台25を固定している。
この基台25の上面には、帯状金属板3aの移動
方向と直角方向に、互いに平行な2本のレール2
6,26を配設している。そして、テーブル27
を、このレール26,26に沿う水平移動自在に
設けている。このテーブル27は、基台25の上
面に設けたエアシリンダの働きによつて、帯状金
属板3aの送り方向と直角方向(第1,3図の上
下方向、第2,4図の左右方向)に移動自在とし
ており、加工すべき帯状金属板3の幅に合わせ
て、ピツト13の両側に設けた左右1対のルーパ
フイード装置のテーブル27,27同士の間隔を
調節出来る様にしている。
このテーブル27の上面で、ピツト13から遠
い側の端部上面には、回転速度の調節自在なDC
サーボ型のモータ28が固定されている。そし
て、このモータ28の駆動軸の端部に固定したプ
ーリと、テーブル上面の軸受31,31に回転自
在に支承し、先端部が上記ピツト13の上方に突
出した水平駆動軸32の端部に固定したプーリと
の間に、無端状のベルト30を掛け渡す事によ
り、上記水平駆動軸32を回転駆動自在としてい
る。
テーブル27の上面で水平駆動軸32と前後方
向反対位置には、軸受33,33に回転自在に支
承され、先端部が上記ピツト13の上方に突出し
た、水平支持軸34が設けられている。
前記水平駆動軸32の外周には駆動ドラム35
を、水平支持軸34の外周には従動ドラム36
を、それぞれ固定しており、両ドラム35,36
の間には、無端状のベルト37(第5図参照。第
1〜4図には省略。)を掛け渡している。前記モ
ータ28の回転方向は、このモータ28の運転に
伴つて、ドラム35,36に掛け渡されたベルト
37の上辺が、ピツト13を通過する切断済の帯
状金属板3aの送り方向と同じ方向に移動する様
にしている。
水平駆動軸32と水平支持軸34との間で、両
軸32,34よりも少し高い位置に、軸受38,
38によつて回転自在に支承された第二の水平支
持軸39には、テンシヨンドラム40を固定して
いる。このテンシヨンドラム40の上面は、上記
ベルト37の上辺の中間部下縁に当接させてこの
上辺中間部を上方に押圧し、このベルト37に適
度の緊張力を付与すると共に、第5図に示す様
に、ベルト37の上辺を上方に凸になる様にして
いる。ベルト37の上辺中間部が下方に凹んだ場
合、このベルト37と帯状金属板3aとの接触面
積が狭くなる事で、両部材37,3a同士が滑り
易くなるが、本実施例の様に、ベルト37の上辺
中間部を上方に凸にする事により、このベルト3
7に掛け渡した帯状金属板3aとベルト37の上
辺とを、この上辺の全長に亙つて接触する様にし
た場合、ベルト37と帯状金属板3aとの間に作
用する摩擦力を大きくして、両部材37,3a同
士が滑るのを防止出来る。
テーブル27の前後両端部には、上記各軸3
2,34,39と平行で、一部が前記ピツト13
の上方に突出する水平支持杆41,41の基端部
が固定されている。各水平支持杆41,41のピ
ツト上方に突出した部分には、それぞれ複数枚
(図示の例に於いては3枚ずつ合計6枚)のガイ
ド板42,42が、互いに間隔をあけて装着され
ている。このガイド板42,42は、スリツタ7
で切断され、前記ベルト37に掛け渡された幅の
狭い帯状金属板3a,3aが、幅方向にずれ動く
事を防止する為のもので、上記帯状金属板3a,
3aは、隣り合うガイド板42,42の間を通過
しつつ、リコイラ11に向けて送られる。
本考案のスリツタラインのルーパフイード装置
は、以上に述べた通り構成されるが、このルーパ
フイード装置を使用して帯状金属板の加工を行な
う場合、水平駆動軸32に固定した駆動ドラム3
5と水平支持軸34に固定の従動ドラム36との
間に掛け渡され、テンシヨンドラム40によつて
上方に向けて凸にしたベルト37の上辺上側に、
スリツタ7を通過後で切断済の、幅の狭い帯状金
属板3aの中間部を載せて、第6図に示す様に、
ルーパフイード装置の前後に、幅の狭い帯状金属
板3aのループを形成する。
帯状金属板の加工を行なう場合は、この様にル
ーパフイード装置の前後に2個のループを形成し
た状態で、モータ28の回転によつて上記ベルト
37の上辺を、この帯状金属板3aと同方向に、
帯状金属板の送り速度と同じ速度で循環させつ
つ、幅広の帯状金属板3を切断して幅の狭い複数
の帯状金属板3a,3aとする、加工作業を行な
う。
この様にスリツタ7とリコイラ11との間のピ
ツト13の前後方向中間部に設けられた、ルーパ
フイード装置のベルト37に、スリツタ7による
切断加工済の狭い帯状金属板3aを掛け渡し、上
記ベルト37の前後に於いてループを形成する
と、ベルト37に掛け渡されずに単一のループし
か形成されない(第10〜11図に示す状態)中
央部に比べて、ピツト13内に存在する帯状金属
板3aの長さが、凡そ2倍に長くなる。
帯状金属板の加工を行なう間、ベルト37はモ
ータ28によつて帯状金属板3aの送り速度と同
速で循環する為、一度ベルト37の前後に同じ大
きさのループが形成されれば、その後はこのルー
プの大きさがあまり変化する事はない。但し、加
工の進行に伴う中央部と両端部との帯状金属板3
aの長さの差の増大、或はベルト37の上辺上面
と帯状金属板3aの下面とのスリツプ等に基づい
て、ベルト37の前後に於けるループの大きさが
異なつてしまつた場合は、モータ28の速度を変
化させる事により、このループの大きさが等しく
なる様にする。この際モータ28の速度制御は、
ピツト13内のループの状態を目視しつつ手動で
行なつても良いが、このピツト13内に各ループ
の大きさを検出するフオトセンサ等を設ける事
で、自動的にベルト前後のループの大きさが等し
くなる様に調節する事も出来る。
即ち、スリツタ7に近い前側のループが、リコ
イラ11に近い後側のループに比べて大きくなつ
た場合には、モータ28の回転速度を早める事に
より、前側のループに存在する帯状金属板3aの
一部を後側のループに移して、両ループの大きさ
を等しくし、反対に、前側のループの大きさが小
さくなつた場合には、モータ28の回転速度を遅
くする事により、両ループの大きさを等しくす
る。両ループの大きさが等しくなつた後は、ベル
ト37の循環速度を帯状金属板3aの送り速度に
等しくする。
尚、駆動ドラム35と従動ドラム36とに掛け
渡すベルト37は、幅の広い1本のベルトを用い
ても、或は幅の狭い複数本のVベルトを用いても
良い。
更に、ピツト13の片側に2個以上のルーパフ
イード装置を設け、帯状金属板3aのループが3
個所以上形成される様にすれば、上記ピツト13
で調節出来る長さが長くなり、ピツト13をより
浅くする事も可能となる。
c 考案の効果 本考案のスリツタラインのルーパフイード装置
は以上述べた通り構成され作用するので、特にピ
ツトの深さを大きくしなくても、幅方向両端部に
位置する帯状金属板がピツトの底に接触する事を
防止出来、スリツタラインの設備費を高くする事
がなく、又、作業員が落下した場合に於ける危険
性を小さく抑える事が出来る。
【図面の簡単な説明】
第1〜6図は本考案の実施例を示しており、第
1図はルーパフイード装置をピツトの両側に設け
た状態を示す平面図、第2図は同側面図、第3図
は1個のルーパフイード装置を示す平面図、第4
図は同側面図、第5図は同正面図、第6図はこの
ルーパフイード装置により帯状金属板にルーパを
形成した状態を示す略正面図、第7図は従来のス
リツタラインの縦断正面図、第8図は同平面図、
第9図は切断前の幅広の帯状金属板の断面形状を
誇張して示す断面図、第10図は切断後の帯状金
属板がピツトに垂れ下がつた状態を示す略縦断面
図、第11図はバーによつて切断後の帯状金属板
を持ち上げた状態を示す略縦断面図である。 1……コイル、2……アンコイラ、3,3a…
…帯状金属板、4……ピンチロール、5……シヤ
ー、6……サイドガイド、7……スリツタ、8…
…セパレータ、9……テンシヨンパツド、10…
…ブライドルロール、11……リコイラ、12…
…第一のピツト、13……第二のピツト、14…
…投光器、15……受光器、16……レール、1
7……テーブル、18……ルーパ、19……搬入
台車、20……搬出台車、21……中央制御盤、
22……アンコイラ用制御盤、23……リコイラ
用制御盤、24……巻き取り機、25……基台、
26……レール、27……テーブル、28……モ
ータ、29……バー、30……ベルト、31……
軸受、32……水平駆動軸、33……軸受、34
……水平支持軸、35……駆動ドラム、36……
従動ドラム、37……ベルト、38……軸受、3
9……第二の水平支持軸、40……テンシヨンド
ラム、41……水平支持杆、42……ガイド板。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. スリツタとリコイラとの間に位置するピツトの
    上端開口縁部の左右両側で、それぞれ上端開口縁
    部の前後方向中間部のほぼ同じ高さ位置に互いに
    間隔をあけて、回転速度調節自在なモータによつ
    て駆動される左右1対の水平駆動軸と、この水平
    駆動軸に対して平行な左右1対の水平支持軸とを
    それぞれ設け、前記各水平駆動軸の外周で上記ピ
    ツトの上方に位置する部分に固定された左右1対
    の駆動ドラムと、各水平支持軸の外周で上記ピツ
    トの上方に位置する部分に設けられた左右1対の
    従動ドラムとの間にそれぞれ掛け渡した左右1対
    の無端状のベルトの上辺を、前記モータの回転に
    伴つて、スリツタラインで加工される帯状金属板
    の送り方向と同じ方向に移動自在として成るスリ
    ツタラインのルーパフイード装置。
JP890286U 1986-01-27 1986-01-27 Expired JPH0435322Y2 (ja)

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