JPH0822708B2 - スリッタラインの通板用ローラコンベア - Google Patents

スリッタラインの通板用ローラコンベア

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JPH0822708B2
JPH0822708B2 JP4425588A JP4425588A JPH0822708B2 JP H0822708 B2 JPH0822708 B2 JP H0822708B2 JP 4425588 A JP4425588 A JP 4425588A JP 4425588 A JP4425588 A JP 4425588A JP H0822708 B2 JPH0822708 B2 JP H0822708B2
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shaped metal
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metal plate
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守 藤井
隆郎 中野
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KURASHIKI KIKAI KK
JFE Steel Corp
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KURASHIKI KIKAI KK
Kawasaki Steel Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明に係るスリッタラインの通板用ローラコンベ
アは、長尺な帯状金属板を互いに噛合する回転刃により
連続的に切断して、幅の狭い金属板とするスリッタライ
ンに付設する。そして、切断作業を開始する為の通板作
業の際に、原材料送り出し側のコイル(アンコイラ)か
ら送り出した金属板の先端縁を、製品巻き取り側のドラ
ム(リコイラ)に向け、自動的に送るのに使用される。
(従来の技術) コイル状に巻いた長尺な帯状金属板を巻き戻しつつ連
続的に切断し、そのまま別の巻き取り装置にコイル状に
巻き取るスリッタラインが、金属板の加工工場に於いて
広く使用されている。
第8〜9図は従来のスリッタラインを示しているが、
先ず、このスリッタラインに就いて説明する。
スリッタラインは、加工前側(第8〜9図の左側)か
ら順に、原材料となる幅広の帯状金属板3を巻いたコイ
ル1を装着し、このコイル1を巻き戻して帯状金属板3
を連続的に送り出すアンコイラ2と、この帯状金属板3
を上下から弾性的に押圧して緊張させるピンチロール4
と、帯状金属板3の前後両端縁を切り揃える為、上下移
動式の直刃を具えたシャー5と、帯状金属板3の幅方向
(第9図上下方向)の位置を規制する為のサイドガイド
6と、上下に互いに平行に配設した軸に設けられ互いに
噛合する回転刃により、1枚の幅広の帯状金属板3を幅
の狭い複数枚の帯状金属板3aに切断する為のスリッタ7
と、切断された複数枚の帯状金属板3aの側縁同士の間に
隙間を形成するセパレータ8と、帯状金属板3aを上下か
ら弾性的に押圧して、これに緊張力を与えるテンション
パッド9と、帯状金属板3aに外周面を当接させてこの帯
状金属板3aの移動と共に回転する事で、この帯状金属板
3aの移動速度を検出し、後述するリコイラ11の巻き取り
速度等の制御を行なうブライドルロール10と、切断済の
帯状金属板3aを巻き取るリコイラ11とを配設している。
アンコイラ2とピンチロール4との間には、切断前の
帯状金属板3を垂れ下げておく為の第一のピット12が、
スリッタ7とテンションパッド9との間には、切断済の
帯状金属板3aを垂れ下げておく為の第二のピット13が、
それぞれ設けられている。
幅広の帯状金属板3を連続的に切断して、幅の狭い複
数の帯状金属板3aを造る場合、幅の狭い複数の帯状金属
板3aをリコイラ11で巻き取りつつ、アンコイラ2から幅
の広い帯状金属板3を送り出す。アンコイラ2から送り
出された幅広の帯状金属板3は、サイドガイド6で幅方
向の位置を規正された後、スリッタ7で幅の狭い複数の
帯状金属板3aに切断され、その後テンションパッド9と
ブライドルロール10とを通過してから、リコイラ11に巻
き取られる。
第一のピット12内の互いに対向する内壁面には、投光
器14と受光器15とが設けられている。そして、受光器15
に当る光量が常に一定となる様に、アンコイラ2からの
帯状金属板3の送り出し速度を調節する事で、このピッ
ト12内に常に一定量の帯状金属板3を垂れ下げておく。
第9図に於いて第二のピット13の両側に設けた巻き取
り機16、16は、帯状金属板3の両側縁を切断して生じた
余材部分を巻き取るのに使用される。又、17は中央制御
盤、18はアンコイラ用制御盤、19はリコイラ用制御盤で
ある。
ところで、この様に構成され作用するスリッタライン
に於いては、作業開始時に、アンコイラ2から送り出さ
れた帯状金属板の先端部をリコイラ11に係合させる、所
謂通板作業を行なわなければならない。第8〜9図に示
した従来のスリッタラインに於いては、この様な通板作
業を次の様にして行なっている。
即ち、先ず第一のピット12の上方に、レール20、20に
沿ってラインの幅方向の移動自在に設けた、第一の渡し
板部材であるテーブル21を、アンコイラ2とピンチロー
ル4との間に移動させ、アンコイラ2から送り出された
帯状金属板3の先端を、このテーブル21の上面に沿って
ピンチロール4の近傍迄移動させる。帯状金属板3は或
る程度の剛性を有する為、この帯状金属板3は、上記ア
ンコイラ2の回転に伴なう押し出し力によって、上記テ
ーブル21の上面を後方に送られる。
次に、この帯状金属板3の先端部を手作業によりピン
チロール4を通過させる。次いでその先端部を、シャー
5により切り揃える。先端部を切り揃えられた帯状金属
板3は、更に手作業によりサイドガイド6を通過させ、
スリッタ7に挿入して幅の狭い複数の帯状金属板3aに切
断する。更にこの切断済の帯状金属板3aは、第二のピッ
ト13の上方で第8図の実線位置に上昇している。第二の
渡し板部材であるルーパ22の上面に沿って、セパレータ
8の近傍に迄送られ、手作業によってこのセパレータ8
とテンションパッド9とを通過させてから、リコイラ11
に巻き付けられる。
この通板作業を終了した後、第一のピット12の上方の
テーブル21は、第9図に示す様に、アンコイラ2とピン
チロール4との間から退避させ、第二のピット13の上方
のルーパ22は、第8図に鎖線で示す様に下降させて、帯
状金属板3、3aが各ピット12、13内に垂れ下がり得る状
態とする。その後、幅広の帯状金属板3を連続的に切断
して幅の狭い複数枚の帯状金属板3aとする切断作業を開
始する。
(発明が解決しようとする課題) ところが、以上に述べた様に構成され作用する従来の
スリッタラインに於いて、作業開始時に通板作業を行な
う場合、必ずしも帯状金属板3、3aが円滑に通過すると
は限らず、作業員が帯状金属板3、3aの先端に付き切り
で通板作業を行なわなければならない場合が多く、通板
作業が面倒であった。
特に、スリッタラインに設ける第一、第二の各ピット
12、13は深く(深いものは7m以上にもなる。)、この様
なピット12、13の近くで作業を行なう事は、転落に伴な
う事故の恐れがあり、危険でもある。
本発明は上述の様な不都合を解消し、作業開始時の通
板作業を容易且つ安全に行なう事の出来る、スリッタラ
インの通板用ローラコンベアを提供する事を目的として
いる。
(課題を解決するための手段) 本発明のスリッタラインの通板用ローラコンベアは、
下記の(a)〜(e)の要件を満たす。
(a)幅広の帯状金属板を送り出すアンコイラと、この
アンコイラから送り出された幅広の帯状金属板を幅方向
に亙り切断して、複数枚の幅の狭い帯状金属板とするス
リッタと、この切断済の幅の狭い複数枚の帯状金属板を
巻き取るリコイラと、上記アンコイラと上記スリッタと
の間に設けられ、切断作業中、上記幅広の帯状金属板を
垂れ下げておく第一のピットと、上記スリッタと上記リ
コイラとの間に設けられ、切断作業中、上記幅の狭い複
数枚の帯状金属板を垂れ下げておく第二のピットと、切
断作業に先立つ通板作業の際、上記第一のピットの上端
開口部に、上記幅広の帯状金属板の送り方向に亙って掛
け渡される、第一の渡し板部材と、同じく通板作業の
際、上記第二のピットの上端開口部に、上記幅の狭い複
数枚の帯状金属板の送り方向に亙って掛け渡される、第
二の渡し板部材とを備えたスリッタライン中に組み込ま
れる。
(b)スリッタライン中への組み込み位置は、上記第一
のピットと第二のピットとの一方又は双方のピットの開
口部近傍で、当該ピットに対して上記帯状金属板の送り
方向後方部分である。
(c)通板用ロールコンベアは、上記通板作業時に、上
記第一の渡し板部材と第二の渡し板部材との一方又は双
方の渡し板部材の上面を後方に送られる帯状金属板の先
端縁を、更に後方に送るべく、当該渡し板部材の後端部
に隣接自在な位置に設けられる。
(d)通板作業時にその後端部を上記通板用ローラコン
ベアと隣接させる、上記当該渡し板部材は、その前端部
を横軸により枢支したものであり、通板作業時にはこの
横軸を中心に揺動する事により、その後端部を上昇させ
て当該ピットの上端開口を塞いだ状態で、その後端部と
上記通板用ローラコンベアとを隣接させるものである。
(e)通板用ローラコンベア自体は、全帯状金属板の幅
よりも大きな間隔をあけて、スリッタラインを送られる
帯状金属板を挟む位置に設けられた、左右1対の支持板
と、各支持板の互いに対向する面の上部に支持された第
一の案内用円板状部材と、この第一の案内用円板状部材
とほぼ同じ高さで水平方向にずれた位置に支持された第
二の案内用円板状部材と、第一、第二の両案内用円板状
部材よりも下方に支持された第三の案内用円板状部材
と、各支持板にそれぞれ支持された第一、第二、第三の
案内用円板状部材にそれぞれ掛け渡された可撓性無端部
材と、この左右1対の可撓性無端部材の一部に、それぞ
れの両端を回転自在に支持された複数本のローラと、上
記可撓性無端部材を循環駆動する駆動装置とから構成さ
れる。
(作 用) 上述の様に構成される、本発明のスリッタラインの通
板用ローラコンベアは、通板作業を行なう場合には、可
撓性無端部材の間に掛け渡された複数本のローラが、第
一、第二の両案内用円板状部材の間に位置する様に駆動
装置によって1対の可撓性無端部材を移動させ、左右1
対の支持板の間に、水平なローラコンベアが存在する様
にする。
これによって、ピットの上方を覆う、ルーパと呼ばれ
る渡し板部材の後端部と、この渡し板部材に隣り合う装
置部分との間に、帯状金属板を移送する為のローラコン
ベアが存在する状態になる。従って、スリッタラインの
通板作業を行なう場合に、作業員が上記ピットに近付く
必要がなくなる。
通板作業を終了し、スリッタラインが帯状金属板の切
断作業を連続して行なう様になったならば、上記渡し板
部材を下降させ、上記ピットの上端開口を解放すると共
に、駆動装置によって上記複数本のローラを下方に移動
させ、各ローラが、帯状金属板が上記ピットに垂れ下が
る場合の妨げとならない様にする。
(実施例) 次に、図示の実施例を説明しつつ本発明を更に詳しく
説明する。
第1〜7図は本発明のスリッタラインの通板用ローラ
コンベアの実施例を示しており、第1図は第2図の拡大
A−A断面に相当する図、第2図は第9図のB部に相当
する半部横断平面図、第3図は第2図の拡大C−C断面
に相当する図、第4図はローラコンベアとの共働により
ピット上方の通板を行なわせる為のループを示す、第8
図のD部に相当する縦断側面図、第5図はスリッタライ
ンが切断作業を行なっている場合の、第6図は通板作業
を行なう為に待機している場合の、第7図は通板作業を
行なっている場合の、それぞれローラの位置を示すロー
ラコンベアの略側面図である。
前述した第8〜9図に示す様に、アンコイラ2から送
り出された幅広の帯状金属板3をスリッタ7により幅方
向に亙って切断する事で形成された、複数枚の幅の狭い
帯状金属板3aを垂れ下げる為の第二のピット13の前縁部
(前とは、帯状金属板3、3aの送り方向前側(アンコイ
ラ側)を言い、第3図を除く図面で左側を言う。)に
は、この前縁部に設けた横軸23を中心として揺動するル
ープ22が設けられている。
第二の渡し板部材である、このルーパ22は、第4図に
示した様に上方に揺動した場合、上面をほぼ水平とし
て、上記第二のピット13の上方を塞ぐものである。そし
て、このルーパ22は、それぞれが横軸を中心とする回転
自在に支持された複数本の従動ローラ24、24と、図示し
ないモータによって、前記横軸23を中心として回転駆動
される1本の駆動ローラ25とに、全帯状金属板3aの幅よ
りも大きな(総ての帯状金属板3aの幅の合計値よりも大
きな)幅を有する無端ベルト26を掛け渡す事で、ベルト
コンベア状に構成されている。
各ローラ24、25の端部を回転自在に支承している側板
27の基端部(横軸23に近い端部)には、腕片28の基端部
を固定している。そして、この腕片28の先端部に、第二
のピット13の側方に揺動自在に支承されたエアシリンダ
29の、ピストンロッド30の先端部を枢支している。これ
により、エアシリンダ29への圧縮空気の給排による、こ
のピストンロッド30の出し入れに伴ない、横軸23を中心
とするループ22の揺動を自在としている。
本発明のスリッタラインの通板用ローラコンベアは、
上述の様な渡し板部材であるループ22によって、第二の
ピット13を越えて送られて来る帯状金属板3aを受け取
り、スリッタラインの後方に送るべく、上記第二のピッ
ト13の開口部近傍で、且つ上記帯状金属板3aの送り方向
後方部分で、上記ルーパ22が上昇した際、このルーパ22
の後端部に隣接する位置に設けられる。
この様な役目を有する本発明のローラコンベアは、第
1〜2図に示す様に構成される。全帯状金属板3aの幅よ
りも大きな間隔をあけて、スリッタラインを送られる帯
状金属板3aを挟む位置に設けられた、左右1対の支持板
31、31の間には、複数本のローラ32、32を掛け渡してい
る。
上記1対の支持板31、31の互いに対向する面の上部前
側(第1図の上部左側)には横軸34、34を設け、各横軸
34、34に、それぞれ第一の案内用円板状部材である。第
一のスプロケット33、33を、回転自在に支持している。
又、各支持板31、31の互いに対向する面の上部後側
で、上記横軸34と同じ高さ位置には、別の横軸35、35を
設け、各横軸35、35に、それぞれ第二の案内用円板状部
材である、第二のスプロケット36、36を、回転自在に支
持している。
更に、第一、第二の両スプロケット33、36よりも下方
には、1対の支持板31、31を貫通して駆動軸38を設け、
この駆動軸38を、駆動装置であるモータ37により稔り方
向に回転駆動自在としている。そして、この駆動軸38の
両端部に、第三の案内用円板状部材である、1対の駆動
用スプロケット39を固定している。
上述の様に、1対の支持板31、31の互いに対向する内
側面にそれぞれ設けられた、第一、第二、駆動用の各ス
プロケット33、36、39には、それぞれ可撓性無端部材で
ある、無端チェン40が掛け渡されている。この無端チェ
ン40は、前記モータ37への通電に伴なって、同期して循
環する。
両無端チェン40の一部で、互いに同じ位相に存在する
部分同士の間には、それぞれ複数本(図示の例に於いて
は17本)のローラ32、32の両端部を、第3図に示す様
に、回転自在に支持している。互いに隣接して設けられ
たローラ32、32の数は、総てのローラ32、32の外径の合
計が、第一、第二の両スプロケット33、36の間隔よりも
大きいが、第二のスプロケット36と駆動用スプロケット
39との間隔よりも小さくなる様に定められる。
又、1対の支持板31、31の内壁面上部で、第一、第二
の両スプロケット33、36の間に位置する部分には、第3
図に示す様に、支持片45を固定している。そして、この
支持片45により、それぞれ無端チェン40の中間部で、上
記両スプロケット33、36の間に位置する水平部下縁を支
持して、上記水平部が垂れ下がるのを防止している。
更に、上記1対の支持板31、31の間には、帯状金属板
の切断作業時に切断済の帯状金属板3aの下面を摺接させ
る為の、摺り板41が固定されている。
ステー42、42によって、1対の支持板31、31の間に設
けられた摺り板41は、断面が4分の1円弧形の基板43
と、この基板43の外周面に貼付され、上記切断済の帯状
金属板3aを摺接させるフェルト44とから構成される。
上述の様に構成される、本発明のスリッタラインの通
板用ローラコンベアは、スリッタラインが帯状金属板3
の切断作業を連続して行なう場合には、モータ37への通
電によって1対の無端チェン40を適当に動かし、この無
端チェン40の間に掛け渡された複数本のローラ32、32
を、第5図に示す様に、第二のスプロケット36と駆動用
スプロケット39との間に移動させる。
この結果、各ローラ32、32が、切断済の帯状金属板3a
が第二のピット13に垂れ下がる場合の妨げとならなくな
る。即ち、上記帯状金属板3aは、摺り板41のフェルト44
と摺接しつつ、リコイラ11に向けて送られる様になる。
この場合に、ルーパ22が第8図に鎖線で示す様に下降し
ている事は勿論である。
通板作業を行なう場合には、ルーパ22を、第4図及び
第8図に実線で示す様に上昇させると共に、モータ37へ
の通電により1対の無端チェン40を適当に動かし、この
無端チェン40の間に掛け渡された複数本のローラ32、32
を、第6図に示す様に、駆動用スプロケット39と第一の
スプロケット33との間に移動させ、通板作業に対して待
機させる。
ルーパ22に付属のモータ(図示省略)により、無端ベ
ルト26を第4図に矢印で示す方向に動かし、切断済の帯
状金属板3aを本発明のローラコンベアに送り込む結果、
この帯状金属板3aの先端縁がローラコンベアの入口に達
すると、図示しないセンサの働きにより、それ迄第6図
に示した状態で停止していた無端チェン40が、同図に矢
印で示す方向に移動を開始する。この際に於ける無端チ
ェン40の移動速度は、ルーパ22を通じて送られて来る帯
状金属板3aの移動速度と等しくする。
この為、ローラコンベアの入口に迄送り込まれた帯状
金属板3aの先端縁は、そのままローラコンベアの出口に
迄送られる。
複数本のローラ32、32が、第7図に示す様に、第一、
第二の両スプロケット33、36の間に位置し、両スプロケ
ット33、36の間に水平なローラコンベアを形成する様に
なる迄、無端チェン40を移動させたならば、モータ37へ
の通電を停止して、上記ローラ32、32を第7図に示した
位置に停止させ、各ローラ32、32を回転させつつ、スリ
ッタ7から押し出される帯状金属板3aを後方に送る。
図示の例に於いては、1対の支持板31、31の後端部上
方に、軸46を中心として昇降自在な送り板47を設け、通
板作業時には、この送り板47を第1図に示す様に上昇さ
せる様にしている為、本発明のローラコンベアから後方
に送り出された帯状金属板3aを次の装置に送る作業も、
円滑に行なわれる。
この様な本発明のローラコンベアを付設した第二のピ
ット13部分の通板作業は、第二のピット13の上方を覆う
ルーパ22と、このルーパ22に隣り合う装置部分との間に
存在する本発明のローラコンベアとにより、自動的に行
なわれる様になり、スリッタラインの通板作業を行なう
場合に、作業員がピットに近付く必要がなくなる。
通板作業を終了し、スリッタラインが帯状金属板の切
断作業を連続して行なう様になったならば、再びモータ
37に通電し、1対の無端チェン40の間に掛け渡した複数
本のローラ32、32を、再び第5図に示す様に下方に移動
させ、各ローラ32、32が、帯状金属板3aと摺り板41とが
摺接する事に対する妨げとならない様にする。これと共
に、それ迄上昇していたルーパ22を下降させて、前記第
二のピット13の上端開口を解放する。
尚、各ローラ32、32の両端を支持する為の可撓性無端
部材としては、図示の様な無端チェン40に限定されず、
段付プーリにより案内される段付ベルトとする事も出来
る。
又、図示の実施例では、本発明の通板用ローラコンベ
アを、スリッタ7の後方に設けられた第二のピット13部
分に設ける場合に就いて説明したが、必要に応じてスリ
ッタ7の前方に設けられた第一のピット12部分に設ける
事も出来る。即ち、第一のピット12の上端開口の後側
(第8〜9図の右側)で、この開口の後端縁部とピンチ
ロール4との間部分に、本発明の通板用ローラコンベア
を設ければ、上記第一のピット12の上方を通過した帯状
金属板3をピンチロール7に送り込む作業を容易化を図
れる。
この場合に於いて、通板作業時にこの第一のピット12
の上端開口を覆う第一の渡し板部材として、第8〜9図
に示す様な、横移動式のテーブル21を使用する事も一応
可能ではある。但し、本発明を実施する場合には、上記
第一の渡し板部材として、第二のピット13と同様のルー
パを使用する。これは、上記第一の渡し板部材の後端部
と通板用ローラコンベアとの距離をより小さくし、通板
作業をより確実に行なわせる為である。即ち、上記テー
ブル21の場合、このテーブル21の後端部を、本発明の通
板用ローラコンベアを構成する、左右1対の支持板31、
31(第2図参照)の間に進入させる事が出来ず、その分
だけ、上記後端部と通板用ローラコンベアとの距離が離
れる事が避けられない。そこで、前記第一のピット12部
分にも本発明の通板用ローラコンベアを設けるのであれ
ば、上記第一の渡し板部材を、テーブルに代えてルーパ
とする。
(発明の効果) 本発明のスリッタラインの通板用ローラコンベアは、
以上に述べた通り構成され作用するので、スリッタライ
ンの通板作業を行なう場合に、作業員がピットに近付く
必要がなくなり、通板作業を容易且つ安全に行なえる様
になる。
【図面の簡単な説明】
第1〜7図は本発明のスリッタラインの通板用ローラコ
ンベアの実施例を示しており、第1図は第2図の拡大A
−A断面に相当する図、第2図は第9図のB部に相当す
る半部横断平面図、第3図は第2図の拡大C−C断面に
相当する図、第4図はローラコンベアとの共働によりピ
ット上方の通板を行なわせる為のルーパを示す、第8図
のD部に相当する縦断側面図、第5図はスリッタライン
が切断作業を行なっている場合の、第6図は通板作業を
行なう為に待機している場合の、第7図は通板作業を行
なっている場合の、それぞれローラの位置を示すローラ
コンベアの略側面図、第8〜9図は従来からのスリッタ
ラインを示しており、第8図は縦断側面図、第9図は平
面図である。 1:コイル、2:アンコイラ、3、3a:帯状金属板、4:ピン
チロール、5:シャー、6:サイドガイド、7:スリッタ、8:
セパレータ、9:テンションパッド、10:ブライドルロー
ル、11:リコイラ、12:第一のピット、13:第二のピッ
ト、14:投光器、15:受光器、16:巻き取り機、17:中央制
御盤、18:アンコイラ用制御盤、19:リコイラ用制御盤、
20:レール、21:テーブル、22:ルーパ、23:横軸、24:従
動ローラ、25:駆動ローラ、26:無端ベルト、27:側板、2
8:腕片、29:エアシリンダ、30:ピストンロッド、31:支
持板、32:ローラ、33:第一のスプロケット、34、35:横
軸、36:第二のスプロケット、37:モータ、38:駆動軸、3
9:駆動用スプロケット、40:無端チェン、41:摺り板、4
2:ステー、43:基板、44:フェルト、45:支持片、46:軸、
47:送り板。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中野 隆郎 神奈川県厚木市妻田2139―1 (56)参考文献 特開 昭60−249522(JP,A) 実開 昭61−168055(JP,U) 実公 昭42−8110(JP,Y1)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下記の(a)〜(e)の要件を満たす、ス
    リッタラインの通板用ローラコンベア。 (a)幅広の帯状金属板を送り出すアンコイラと、この
    アンコイラから送り出された幅広の帯状金属板を幅方向
    に亙り切断して、複数枚の幅の狭い帯状金属板とするス
    リッタと、この切断済の幅の狭い複数枚の帯状金属板を
    巻き取るリコイラと、上記アンコイラと上記スリッタと
    の間に設けられ、切断作業中、上記幅広の帯状金属板を
    垂れ下げておく第一のピットと、上記スリッタと上記リ
    コイラとの間に設けられ、切断作業中、上記幅の狭い複
    数枚の帯状金属板を垂れ下げておく第二のピットと、切
    断作業に先立つ通板作業の際、上記第一のピットの上端
    開口部に、上記幅広の帯状金属板の送り方向に亙って掛
    け渡される、第一の渡し板部材と、同じく通板作業の
    際、上記第二のピットの上端開口部に、上記幅の狭い複
    数枚の帯状金属板の送り方向に亙って掛け渡される、第
    二の渡し板部材とを備えたスリッタライン中に組み込ま
    れる。 (b)スリッタライン中への組み込み位置は、上記第一
    のピットと第二のピットとの一方又は双方のピットの開
    口部近傍で、当該ピットに対して上記帯状金属板の送り
    方向後方部分である。 (c)通板用ロールコンベアは、上記通板作業時に、上
    記第一の渡し板部材と第二の渡し板部材との一方又は双
    方の渡し板部材の上面を後方に送られる帯状金属板の先
    端縁を、更に後方に送るべく、当該渡し板部材の後端部
    に隣接自在な位置に設けられる。 (d)通板作業時にその後端部を上記通板用ローラコン
    ベアと隣接させる、上記当該渡し板部材は、その前端部
    を横軸により枢支したものであり、通板作業時にはこの
    横軸を中心に揺動する事により、その後端部を上昇させ
    て当該ピットの上端開口を塞いだ状態で、その後端部と
    上記通板用ローラコンベアとを隣接させるものである。 (e)通板用ローラコンベア自体は、全帯状金属板の幅
    よりも大きな間隔をあけて、スリッタラインを送られる
    帯状金属板を挟む位置に設けられた、左右1対の支持板
    と、各支持板の互いに対向する面の上部に支持された第
    一の案内用円板状部材と、この第一の案内用円板状部材
    とほぼ同じ高さで水平方向にずれた位置に支持された第
    二の案内用円板状部材と、第一、第二の両案内用円板状
    部材よりも下方に支持された第三の案内用円板状部材
    と、各支持板にそれぞれ支持された第一、第二、第三の
    案内用円板状部材にそれぞれ掛け渡された可撓性無端部
    材と、この左右1対の可撓性無端部材の一部に、それぞ
    れの両端を回転自在に支持された複数本のローラと、上
    記可撓性無端部材を循環駆動する駆動装置とから構成さ
    れる。
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