JP3614254B2 - 帯状部材巻取り装置 - Google Patents

帯状部材巻取り装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、タイヤ構成部材として使用される未加硫ゴムにスチールコードを埋設したベルト材等の帯状部材を巻取りドラムに巻き取る帯状部材巻取り装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、タイヤを製造する工程において、長手方向に傾斜してスチールコードを配置したベルト材を製造する工程がある。この工程では、一方向に引き揃えたスチールコードを埋設した未加硫ゴム層からなる幅広のベルト原材料が、タイヤ仕様に合わせて、バイアスカッターにより幅方向斜めに、そのベルト幅に合わせて順次切断される。
【0003】
これら切断されて帯状となったベルト材料は、続く搬送ラインでベルト材料相互を突き合わせて接合するようにしている。このように接合されて長く連続した一連の帯状になったベルト材は、送り長さの差を吸収するフェスツーンを経て、ライナーを介在させながら巻取りドラムに巻き取られた後、ストックされる。
従来、上記のようにフェスツーンを設けて巻取り速度の制御を容易にしているベルト材の巻取り装置として、例えば、図5に示すような装置の提案がある。この装置は、搬送コンベア101と巻取りドラム102との間に設けられたフェスツーン103に、このフェスツーン103上をベルト材bを渡す渡りコンベア104を搬送コンベア101側を支点としてシリンダ105により旋回可能に設置している。フェスツーン103の巻取りドラム側には、懸架したベルト材bを巻取りドラム102に案内するガイド部材106がシリンダ107により昇降自在に配設されている。108,109は巻取りドラム102の回転をオンオフするためのセンサー、cはドラム110から巻き出されるライナーである。
【0004】
上記巻取り装置は、巻取りが開始されてベルト材bの先端部が搬送コンベア101上を送られてくると、シリンダ105の伸長により渡りコンベア104が水平方向の状態になり、その上を図6(a)に示すようにベルト材bの先端部が巻取りドラム102側に搬送される。
図6(b)のように、ベルト材bの先端が巻取りドラム102の巻取り開始位置まで達すると、ベルト材bの搬送が停止されると共に、シリンダ105の縮小により渡りコンベア104が垂直方向に旋回して待機位置に復帰する。次いで、図6(c)に示すように、シリンダ107の作動によりガイド部材106がガイド位置まで上昇する。
【0005】
この状態で搬送コンベア101が再び作動し、ベルト材bの搬送が再開される。搬送されたベルト材bは、図6(d)のようにフェスツーン103内に入り込みU字状に垂れ下がる。その下端がセンサー109により検知されると、巻取りドラム102が回転し、ベルト材bの巻取りを開始する。下端がセンサー108よりも上になったことがセンサー108により検知されると、巻取りドラム102の回転が停止され、速度制御が複雑な搬送コンベア101での送りと巻取りコンベア102での巻取りを容易にしている。
【0006】
しかし、上記のような巻取り装置は、ベルト材bの巻取りを開始してから、実際に巻取りドラム102が作動して巻取り出すまでに、渡りコンベア104を旋回させたり、ガイド部材106を昇降させる工程があり、その間、ベルト材bの搬送は停止した状態となる。そのため、その停止となる分余計に巻取りに時間がかかるという問題があった。
【0007】
また、渡りコンベア104やガイド部材106を移動させる構成とするので、それを設置するためにより広いスペースが必要になるという問題があった。
更に、ベルト材bの先端部を巻取りドラム102側に渡す際に、渡りコンベア104と巻取りドラム102側との間に隙間ができるので、先端部がしばしばその隙間から下側に入り込むトラブルが発生する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、フェスツーンを設けた巻取り装置において、帯状部材をドラムに巻き取る巻取り時間を短縮しながら、省スペース化を図ると共に帯状部材の先端部を確実に巻取りドラム側に送ることが可能な帯状部材巻取り装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成する本発明は、金属コードを配列した連続する帯状部材を搬送する搬送コンベアとその帯状部材を巻き取る巻取り手段との間に該帯状部材を懸架するフェスツーンを設けた帯状部材巻取り装置において、前記搬送コンベアと巻取り手段との間に、前記搬送コンベアにより搬送されてきた帯状部材の先端部を前記巻取り手段側に前記フェスツーンを越えて搬入する先端搬入コンベアを設け、該フェスツーンの搬送コンベア側にコンベアベルトの搬送方向を上下方向にして懸架した帯状部材をそのベルト表面に磁着可能な保持コンベアを設け、前記フェスツーンの巻取り手段側に懸架した帯状部材を該巻取り手段に案内するガイド部材を配設し、前記先端搬入コンベアをその搬送方向に設けたコンベアベルトの下表面に前記帯状部材を着脱自在に磁着する構成にしたことを特徴とする。
【0010】
このように搬送コンベアにより搬送されてきた帯状部材の先端部を巻取り手段側にフェスツーンを越えて搬入する先端搬入コンベアを搬送コンベアと巻取り手段との間に設け、そのコンベアベルト下表面に帯状部材を着脱自在に磁着する構成としたので、この先端搬入コンベアを従来のように旋回移動させることなく、固定した状態で取付けても、帯状部材の先端部をコンベアベルト下表面に磁着しながら巻取り手段側に搬入することができる。その結果、従来、昇降移動するようにしたガイド部材も固定して取付けることが可能になる。従って、巻取り開始時に作動する装置の移動工程を廃止することができるので、その分巻取りにかかる時間を短くすることができる。
【0011】
また、先端搬入コンベアを固定することにより、ガイド部材も固定して取付けることができため、それを設置するために、従来移動分も含めて必要とした広いスペースの削減ができる。
その上、帯状部材の先端部を搬送コンベア側から巻取り手段側にフェスツーン上を渡す先端搬入コンベアとして、そのコンベアベルト下表面に帯状部材を磁着して運ぶ構成とするコンベアを用いるので、搬送時に帯状部材の先端部を確実にベルト下表面に保持することができ、それによって、巻取り手段側へ確実に送ることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の構成について添付の図面を参照しながら詳細に説明する。
図1〜4に本発明の帯状部材巻取り装置の一例を示す。ここでは、帯状部材として、タイヤ構成部材として使用される未加硫ゴムにスチールコードを埋設したベルト材の場合を示している。
【0013】
上記帯状部材巻取り装置は、帯状部材Xを搬送する搬送コンベア1と、帯状部材Xを巻き取る巻取り手段2との間に、搬送される帯状部材Xを懸架するフェスツーン(懸架手段)4が設けられている。このフェスツーン4上には、搬送されてきた帯状部材Xの先端部X1を巻取り手段2側に搬入する先端搬入コンベア5が設けられている。フェスツーン4の搬送コンベア1側には、懸架した帯状部材Xを保持する保持コンベア6が設置される一方、フェスツーン4の巻取り手段2側には、懸架した帯状部材Xを巻取り手段2に案内するガイド部材7が配設されている。
【0014】
上記搬送コンベア1は、図2に示すように、立設された支持フレームSに固定された支持機体11を有し、その支持機体11の左右両端部には、プーリ12,13が回転自在に取付けられている。そのプーリ12,13間には帯状部材Xを搬送する無端状のコンベアベルト14が巻回されている。支持機体11は搬送側が少し高くなるように傾斜して取付けられ、コンベアベルト14により帯状部材Xを斜め上方に向けて搬送するようになっている。搬送側に取付けられたプーリ13を回転自在に支持する回転軸15にはスプロケット16が設けられている。
【0015】
上記巻取り手段2は、図3に示すように、支持台21に立設された前後一対の支柱22を有し、その上端部間には回転自在に枢支された回転軸23に帯状部材Xを巻き取る巻取りドラム24が着脱自在に取付けられるようになっている。図示せぬ電気モータにより回転軸23を回転させ、巻取りドラム24を回転駆動するようにしている。この巻取り速度は、搬送コンベア1の搬送速度よりも早くなっている。
【0016】
この巻取りドラム24よりもフェスツーン4側には、ライナー25を巻き付けたドラム26が設けられている。このドラム26は、支持台21に立設された上記支柱22よりも低い前後一対の支柱27の上端部間に回転自在に支持された回転軸28に着脱自在に取付けられている。
支柱27より更にフェスツーン4側には、ガイド部材7を経て搬送される帯状部材Xを巻取り手段2の入口で巻取りドラム24に向かってガイドする2個のガイドローラー29,30が設けられている。このガイドローラー29,30は搬送方向の前後に同じ高さに並んで配列され、搬送側のガイドローラー30を介してドラム26に巻き付けられたライナー25が取りドラム24に巻き取られるようになっている。
【0017】
上記フェスツーン4は、搬送コンベア1で搬送される帯状部材Xと巻取りドラム24で巻き取られる帯状部材Xの送り長さ(速度)の差を吸収するために設置され、搬送される帯状部材XをU字状に垂れ下がった状態に懸架する空間部41を備えている。
上記先端搬入コンベア5は、搬送コンベア1と巻取り手段2との間にわたって配設され、支持フレームSに固定された支持機体51を有し、その支持機体51の左右両端部には、プーリ52,53が回転自在に取付けられている。そのプーリ52,53間には帯状部材Xを搬送する無端状のコンベアベルト54が巻回されている。
【0018】
支持機体51は搬送コンベア1側である搬送後方側が高くなるように傾斜して取付けられ、コンベアベルト54により帯状部材Xを斜め下方に向けて搬送するようになっている。搬送後方側に取付けられたプーリ52を回転自在に支持する回転軸55にはスプロケット56が固定されている。
無端状のコンベアベルト54の内側には、複数のマグネット板57が配設されている。これらのマグネット板57は、支持機体51に取付けられた近接離間用シリンダ58(図1,4参照、図2では図示せず)により搬送方向を傾斜して設けたコンベアベルト54の内側でその下側を走行するコンベアベルト54の面に対して直交する方向に近接離間するようになっている。
【0019】
昇降用シリンダ58のロッド58aが伸長してマグネット板57が下側を走行するコンベアベルト54側に移動すると、そのコンベアベルト54の下表面54aに帯状部材Xが磁着される。逆に、昇降用シリンダ58のロッド58aが縮小してマグネット板57が図4(b)のように離間すると、コンベアベルト54の下表面54aへの帯状部材Xの磁着が解除され、搬送方向を横方向にしたコンベアベルト54の下表面54aに帯状部材Xを着脱自在に磁着する構成になっている。
【0020】
上記保持コンベア6は、フェスツーン4の空間部41に面して配設され、支持フレームSに固定された垂直方向に延在する支持機体61を有し、その支持機体61の上下両端部には、プーリ62,63が回転自在に取付けられている。そのプーリ62,63間には帯状部材Xを搬送する無端状のコンベアベルト64が巻回されている。
【0021】
この無端状のコンベアベルト64の内側には、フェスツーン4の空間部41側を走行するコンベアベルト64に隣接してマグネット板65が取付けられている。このマグネット板65は、コンベアベルト64の長手方向に沿って支持機体61に複数固設され、搬送コンベア1から垂れ下がる帯状部材Xをベルト表面64aに常時磁着保持するようになっている。また、上側のプーリ62を回転自在に支持する回転軸66には、スプロケット67が固定されている。
【0022】
上記ガイド部材7は、保持コンベア6と対面する位置で支持台21に立設された支持フレーム71に取付けられている。支持フレーム71に突設された支持部材72上には、図2に示すように回転自在に支持された複数のフリーローラー73を備えている。
このフリーローラー73は長手方向を水平にして、正面視において弧状に搬送方向に沿って配列され、帯状部材Xの搬送方向をフェスツーン4内の垂直方向から水平方向にして、巻取り手段2側に送るガイドになっている。74はフリーローラー73の両側に突設された複数のガイドバーである。
【0023】
また、保持コンベア6より下方のフェスツーン4内には、巻取りドラム24を定速で回転駆動する図示せぬ電気モータの作動をオンオフする上下一対のセンサー81,82が設けられている。各センサー81,82は発光器81a,82aと受光器81b,82bとから構成され、支持フレームS側に発光器81a,82aが、支持台21側に受光器81b,82bが、保持コンベア6より下方のフェスツーン空間部41に面して取付けられている。
【0024】
U字状に垂れ下がってきた帯状部材Xが下側に配設されたセンサー82により検知されると、巻取りドラム24が巻取りを開始し、その巻取りにより上側のセンサー81よりも垂れ下がった帯状部材Xが上方側になったことがセンサー81により検知されると、巻取りドラム24の回転が停止されるようにしている。
91は支持フレームSの各コンベア1,5,6よりも上方となる位置に固定されたコンベア駆動用のモータであり、このモータ91の水平に横設された回転軸91aにはスプロケット92が固定されている。また、モータ91に並んで支持フレームSに上方へ突設されたブラケット93に水平方向で回転自在に支持された回転軸94が設けられ、この回転軸94にブラケット95が固定されている。そして、これらのスプロケット92,95とコンベア1,5,6の各スプロケット16,56,67に無端状のチェーン96が巻回され、この1台のモータ91により3台のコンベア1,5,6が矢印の方向に作動できるようになっている。
【0025】
以下、本発明の巻取り装置の作用について説明する。
先ず、巻取り開始時には、ドラム26から引き出されたライナー25が、図1,4に示すように、搬送側のガイドローラー30を介して巻取りドラム24にその先端が取付けられている。この状態で、巻取りが開始されて帯状部材Xの先端部X1が搬送コンベア1上を搬送されてくると、その先端部X1は下方位置にあるマグネット板57により、先端搬入コンベア5の下側を走行するコンベアベルト54のベルト面(下表面54a)に磁着されながら、巻取り手段2側のライナー25上に図4(a)に示すのように搬送される。
【0026】
先端側が巻取り手段2側に定位置まで搬送されると、搬送が停止されると共に昇降用シリンダ58の作動により、マグネット板57がコンベアベルトから離間する。マグネット板57による磁着が解除され、図4(b)のように先端搬入コンベア5のベルト面に磁着されていた帯状部材Xはフェスツーン4の空間部41内に落ち込む。帯状部材Xの先端側はガイド部材7を介して巻取り手段2側に延び、搬送コンベア1からフェスツーン4内に延びる帯状部材Xは、マグネット板65により、保持コンベア6のコンベアベルト64の上端側に磁着保持された状態となる。
【0027】
この状態で、帯状部材の搬送を再開する。搬送コンベア1上を連続して搬送されてくる一連の帯状部材Xはフェスツーン4内にU字状となって次第に下方に深く落ち込んでいく。
その時、搬送コンベア1から垂れ下がった状態となる帯状部材Xは、保持コンベア6において、マグネット板65によりコンベアベルト64に磁着保持されながら、フェスツーン4下方に搬送される。そのため、未加硫ゴムにスチールコードを埋設したベルト材のような帯状部材Xの自重によって伸び変形が起こ易い部材であっても、その伸びを効果的に抑えることができる。
【0028】
図4(c)のように、帯状部材Xがフェスツーン4内に大きくU字状に垂れ下がり、その下端が下側のセンサー82により検知されると、巻取りドラム24が回転し、帯状部材Xがライナー25を介して巻取りドラム24に巻き取られる。巻取りドラム24に帯状部材Xが順次に巻き取られ、U字状に垂れた帯状部材Xの下端が上側のセンサー81でこのセンサー81より上方になったことが検出されると、巻取りドラム24の回転が停止される。この巻取りドラム24の停止と作動を繰り返し行うことにより、搬送コンベア1上を送られてくる帯状部材Xは巻取りドラム24に順次巻き取られる。
【0029】
このように本発明では、搬送コンベア1により搬送されてきた帯状部材Xの先端部X1を巻取りドラム24側にフェスツーン4を越えて搬入する先端搬入コンベア5を設け、その先端搬入コンベア5のコンベアベルト下表面54aに帯状部材Xを着脱自在に磁着するようにしたので、この先端搬入コンベア5を固定して取付けることができ、そのため、ガイド部材7も固定して取付けることができる。そのため、従来のように旋回移動するような工程やガイド部材の昇降工程が不要となり、巻取りに直接関係のない装置による巻取り停止となる時間を短くして、巻取り効率を改善することができる。しかも、移動させずに済むので、装置の制御を簡素化することもできる。
【0030】
また、先端搬入コンベア5を固定して取付けることできることにより、ガイド部材7も固定して取付けることができ、従来のような移動させる構成にならないので、それを設置するためにより広いスペースが不要であり、省スペース化を図ることができる。
また、帯状部材Xの先端部X1を搬送コンベア1側から巻取りドラム24側に渡すのに、帯状部材Xをコンベアベルト54の下表面54aに磁着して搬送する先端搬入コンベア5を設けたので、その先端部X1を確実に巻取りドラム24側に送ることができる。
【0031】
本発明では、上記実施形態において、帯状部材Xをライナー25を介して巻取りドラム24に巻き取るようにしたが、未加硫ゴムを用いたベルト材のように相互に粘着する心配がなければ、ライナー25を介在させながら帯状部材Xを巻き取らなくてもよい。その場合、先端部を巻取りドラムに取付けた後、巻取りを開始することができる。
【0032】
本発明の巻取り装置は、タイヤ構成部材として用いられる未加硫ゴムにスチールコードを埋設したベルト材を巻き取るのに特に好ましく使用することができるが、それに限定されず、磁着可能な金属コードを配列した連続する一連の帯状部材を巻き取るのであれば、いずれの場合にも好適に採用することができる。
【0033】
【発明の効果】
上述したように本発明は、フェスツーンを設けた巻取り装置において、帯状部材のドラムへの巻取り時間を短縮し、巻取り効率を高めることができると共に、省スペース化を図ることができ、また、帯状部材の先端部を確実に巻取りドラム側に搬送することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の帯状部材巻取り装置の一例を概略して示す正面説明図である。
【図2】本発明の帯状部材巻取り装置の一例を示す要部正面図である。
【図3】本発明の帯状部材巻取り装置における巻取り手段の一例を示す正面図である。
【図4】(a),(b),(c)は、それぞれ本発明の作用を示す説明図である。
【図5】従来の帯状部材巻取り装置の概略説明図である。
【図6】(a),(b),(c),(d)は、それぞれ図5の巻取り装置の作用を示す説明図である。
【符号の説明】
1 搬送コンベア 2 巻取り手段
4 フェスツーン 5 先端搬入コンベア
6 保持コンベア 8 ガイド部材
14 コンベアベルト 24 巻取りドラム
25 ライナー 26 ドラム
54 コンベアベルト 54a 下表面
57 マグネット板 58 近接離間用シリンダ
64 コンベアベルト 65 マグネット板
73 フリーローラー 81,82 センサー
X 帯状部材 X1 先端部

Claims (4)

  1. 金属コードを配列した連続する帯状部材を搬送する搬送コンベアとその帯状部材を巻き取る巻取りドラムを有する巻取り手段との間に該帯状部材を懸架するフェスツーンを設けた帯状部材巻取り装置において、
    前記搬送コンベアと巻取り手段との間に、前記搬送コンベアにより搬送されてきた帯状部材の先端部を前記巻取り手段側に前記フェスツーンを越えて搬入する先端搬入コンベアを設け、該フェスツーンの搬送コンベア側にコンベアベルトの搬送方向を上下方向にして懸架した帯状部材をそのベルト表面に磁着可能な保持コンベアを設け、前記フェスツーンの巻取り手段側に懸架した帯状部材を該巻取り手段に案内するガイド部材を配設し、前記先端搬入コンベアをその搬送方向に設けたコンベアベルトの下表面に前記帯状部材を着脱自在に磁着する構成にした帯状部材巻取り装置。
  2. 前記フェスツーンの下方に、該フェスツーン内に懸架された帯状部材の下端を検知し前記巻取り手段の巻取りドラムを作動させるためのセンサーを上下に設けた請求項1記載の帯状部材巻取り装置。
  3. 前記帯状部材が未加硫ゴムにスチールコードを埋設したベルト材であり、前記巻取り手段はライナーを巻き付けたドラムを有する請求項1または2記載の帯状部材巻取り装置。
  4. 前記先端搬入コンベアはコンベアベルトの内側に帯状部材を磁着するためのマグネット板を有し、そのマグネット板をシリンダにより下側を走行するコンベアベルトに近接離間する請求項1,2または3記載の帯状部材巻取り装置。
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