JP3349744B2 - 動物細胞の凍結保存方法及び凍結保存担体 - Google Patents

動物細胞の凍結保存方法及び凍結保存担体

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、動物細胞の凍結保存方
法及び凍結保存担体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、遊離した細胞を凍結保存する
方法が知られている。例えば、ディッシュやボトルなど
で培養した細胞を、トリプシン処理によって担体から剥
がし、遠心分離して回収した後、保存液による洗浄と遠
心分離を繰り返す。続いて、保存チューブに細胞を入
れ、保存液でチューブを満たし、フリーザーで冷却した
後で、液体窒素中で保存する方法があった。この方法
は、操作が煩雑な上、トリプシン処理や洗浄の際に、細
胞にストレスがかかるため解凍後の生存率が低いという
欠点があった。マイクロキャリアに細胞を固定した状態
で保存する方法も知られている。すなわち、マイクロキ
ャリアに細胞を培養固定し、これを保存液で置換してか
ら保存チューブに入れ、保存液でチューブを満たし、フ
リーザーで冷却し、液体窒素中で保存する方法である。
この方法によれば、細胞を遊離状態で保存する前記の方
法よりも生存率が向上するが、依然として充分なもので
はなかった。また、マイクロキャリアの粒子が小さいた
め、洗浄や回収工程での取扱が煩雑で難しく、しかもそ
れらの操作中に汚染を受け易いという欠点があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明者は、従来技術
の欠点を解消する保存手段を鋭意研究したところ、意外
にも、本発明者等が特開平4−237494号公報及び
特願平4−148507号明細書に開示した不織布担体
を用いると、保存のための操作が容易で、細胞に加わる
ストレスが低く、しかも保存後の細胞の生存率が高いこ
とを見出した。本発明は、こうした知見に基づくもので
ある。
【0004】
【課題を解決するための手段】従って、本発明は、動物
細胞接着材料を親水性樹脂又はキトサンとの混合物の形
で全表面上に分散して含む不織布に、動物細胞を付着さ
せて凍結保存することを特徴とする、動物細胞の保存方
法に関する。また、本発明は、動物細胞接着材料を親水
性樹脂又はキトサンとの混合物の形で全表面上に分散し
て含む不織布上に、動物細胞を担持した、凍結保存担体
にも関する。
【0005】本発明では、動物細胞接着材料を親水性樹
脂又はキトサンとの混合物の形で全表面上に分散して含
む不織布を担体として使用する。これらの不織布は、特
開平4−237494号公報及び特願平4−14850
7号明細書に記載されている。
【0006】本発明で用いる不織布の構成繊維は特に限
定されないが、親水性繊維を主体とするのが望ましい。
すなわち、不織布の構成繊維中に親水性繊維が50%以
上含まれていることが望ましい。親水性繊維としては、
例えば、再生セルロース繊維、ポリアミド繊維、タンパ
ク質含有繊維又は天然繊維(例えば、木綿、麻、絹又は
羊毛)を挙げることができる。更に、疎水性繊維(例え
ば、ポリエチレン繊維、ポリプロピレン繊維、アクリル
繊維又はウレタン繊維)から、任意の親水性付与処理に
よって親水性に変性させたものも含まれる。この親水性
付与処理は任意の段階、即ち、不織布形成前の繊維や樹
脂の段階で実施しても、又は不織布形成後に実施しても
よい。
【0007】親水性繊維の太さは特に制限されるもので
はないが、3〜100デニールの太いもの、特に10〜
100デニールのものを用いるのが好ましい。また、不
織布としてニードルパンチ処理をしたものを用いるのが
好ましい。不織布の繊維密度は0.02〜0.1g/c
3 、好ましくは0.03〜0.07g/cm3 の範囲
にあることが望ましい。
【0008】本発明で用いる不織布担体に含まれている
動物細胞接着材料は、絹フィブロイン、骨粉、ゼラチ
ン、コラーゲン及び二価陽イオン生成性塩(特には、二
価陽イオン生成性無機塩)からなる群から選ばれる。二
価陽イオン生成性塩(特には、二価陽イオン生成性無機
塩)とは、水中で陰イオンを放出してそれ自体が二価陽
イオンとなるものであり、例えば、アルカリ土類金属
(例えば、カルシウム又はマグネシウム)の炭酸塩、塩
酸塩、硫酸塩又はリン酸塩を挙げることができる。本発
明においては、これらの動物細胞接着材料を1種類単独
で、あるいは2種類以上を組み合わせて用いることがで
きる。
【0009】前記の動物細胞接着材料との混合物の形で
用いる親水性樹脂は、一般に不織布のバインダーとして
通常用いられている任意の親水性樹脂であり、更に、水
不溶性であることが好ましい。水溶性樹脂を不織布の構
成繊維に含ませた後に、加熱処理や架橋化によって水不
溶性にしてもよい。従って、前記の親水性樹脂として
は、例えば、ポリビニルアルコール、セルロース、でん
ぷん及びこれらの誘導体を挙げることができる。ポリビ
ニルアルコールを用いる場合には、ポリビニルアルコー
ル水溶液を不織布の構成繊維に含浸させた後に、熱処理
又は架橋により不溶化する。
【0010】前記の動物細胞接着材料との混合物の形で
用いるキトサンは、キチン(β−ポリ−N−アセチル−
D−グルコサミン)を濃アルカリ溶液と加熱するか又は
カリウム融解してから、脱アセチル化して得ることので
きる生成物(β−ポリ−D−グルコサミン)であり、特
に限定されるものではないが、脱アセチル化度が75%
以上で、0.6重量%L−乳酸水溶液に0.5重量%の
量で溶解した場合に、溶液粘度が300〜5000セン
チポイズになるものが、膜強度の大きな膜を形成するこ
とができるので好ましい。
【0011】動物細胞接着材料と親水性樹脂との混合物
を用いた不織布は、例えば、親水性繊維を主体とする繊
維ウェブに、前記混合物を含む液体(特には、水)を含
浸させ、そしてその含浸ウェブを乾燥することによって
調製することができる。含浸工程及び乾燥工程は、通常
の不織布製造工程と同様に実施することができる。こう
して、3次元的な網状構造を有する不織布内に動物細胞
接着材料が分散して強固に付着した構造が提供される。
動物細胞接着材料の担持量は特に限定されるものではな
いが、絹フィブロイン、コラーゲン又はゼラチンの場合
には1〜10g/m2 の範囲であるのが好ましく、骨粉
又は二価陽イオン生成性塩の担持量は、10〜200g
/m2 の範囲であるのが好ましい。
【0012】動物細胞接着材料とキトサンとの混合物を
用いた不織布は、例えば、キトサンの0.1〜10%酸
性水溶液(好ましくは、有機酸水溶液)に前記の動物細
胞接着材料を加えて被覆液を生産し、この被覆液で繊維
ウエブを含浸した後、乾燥してキトサンを析出させ、ア
ルカリ(例えば、アルカリ金属水酸化物希水溶液)を加
えてキトサンを不溶化させることによって調製すること
ができる。こうして、キトサン水溶液中に存在した動物
細胞接着材料が、3次元的な不織布の全表面上に不溶性
キトサンによって強固に付着される。
【0013】基材上のキトサンの担持量は特に限定され
るものではないが、好ましくは0.5〜50g/m2
より好ましくは5〜30g/m2 である。また、前記の
動物細胞接着材料とキトサンとの混合物の担持量は特に
限定されるものではないが、絹フィブロイン、コラーゲ
ン又はゼラチンの場合には1〜100g/m2 の範囲で
あるのが好ましく、骨粉又は二価陽イオン生成性塩とキ
トサンとの混合物の担持量は10〜200g/m2 の範
囲であるのが好ましい。
【0014】本発明において、前記の不織布に固定して
保存することのできる動物細胞は、特に限定されるもの
ではないが、例えば、BHK、L929、CHOなどの
遺伝子組換の宿主として用いられる細胞や、IMR−9
0細胞のような正常細胞を挙げることができる。前記の
不織布担体へ動物細胞を固定するには、従来の担体と同
様に、例えば、前記の不織布を充填したカラムに動物細
胞懸濁液を流すか、あるいは前記の不織布を動物細胞懸
濁液に浸漬すればよい。
【0015】細胞担持不織布の凍結保存方法は、不織布
担体を用いることを除けば、従来法と全く同様に実施す
ることができる。例えば、最初に、不織布が浸漬されて
いる培養液を保存液に置き換える。次に、細胞担持不織
布を保存容器に移し、保存容器に保存液を注入し、例え
ば、液体窒素中で凍結保存する。
【0016】本発明で用いる不織布は、使用する保存容
器の形状に合わせて、大きさを適切に調整することがで
きる。特に、保存容器内部を1つの不織布担体で充填す
るように成形するのが好ましい。例えば、通常の保存チ
ューブを使用する場合には、不織布を円柱状に成形す
る。
【0017】解凍も、不織布担体を用いることを除け
ば、従来法と全く同様に実施することができる。また、
本発明で用いる不織布は、細胞培養用にも優れているの
で、解凍後の細胞を他の担体へ移し変えることなく、そ
のまま不織布上で培養することができ、便利である。
【0018】
【実施例】以下、実施例によって本発明を具体的に説明
するが、これらは本発明の範囲を限定するものではな
い。実施例1 後記参考例1(特願平4−148507号明細書の実施
例1)に記載の不織布を直径22mmの円形に裁断した
ものを複数枚準備し、これらにリン酸緩衝溶液(PB
S)を加え、オートクレーブで滅菌した(121℃;1
5分間)。各不織布を12ウエルディッシュの各ウエル
に移した。この時の不織布重量(乾燥重量)は各ウエル
毎に0.1gであった。次に、DME(Dulbecco's Mod
ified Eagle )培地に10%ウシ胎児血清を加えた培養
用培地で3回リンスした後、5%CO2 インキュベータ
中で37℃にて24時間放置した。続いて、L929細
胞をDME培地に分散し、5×105 /mlの濃度に調
整したものを、各ウエルに1mlづつ接種した。インキ
ュベータ中で4時間静置した後、新しいウエルに移し、
前記の培養用培地2mlを加えて培養を行った。5日後
に、細胞が定常期となった段階で、前記の培養用培地に
10%ジメチルスルホキシドを加えて調製した保存液で
3回リンスし、不織布を保存チューブに移し、前記保存
液を満たした。−30℃のフリーザーで1時間、更に−
85℃のディープフリーザーで24時間冷却した後、液
体窒素中で保存した。7日後に、不織布を取り出し、3
7℃の恒温水浴中で解凍し、12ウエルディッシュに移
し、前記の培養用培地で3回リンスした。細胞生存率
は、解凍した不織布をトリプシン処理して細胞を剥が
し、得られた細胞数を血球計算盤で計数して求めた。ま
た、増殖性は、別の解凍した不織布に前記の培養用培地
を付与し、生存していた細胞を5日間培養した後の細胞
数を血球計算盤で計数して求めた。結果を表1に示す。
【0019】実施例2 不織布として、特開平4−237494号公報の実施例
7に記載の不織布を用いること以外は、前記実施例1に
記載の操作を繰り返して、細胞生存率及び増殖性を調べ
た。結果を表1に示す。
【0020】比較例1 細胞固定及び保存用担体として、実施例1で使用したウ
レタン含浸ニードルパンチフェルト(前記実施例1の不
織布において、キトサン、フィブロイン及びゼラチンを
含む被覆液で処理する前のもの)を用いること以外は、
前記実施例1に記載の操作を繰り返して細胞生存率及び
増殖性を調べた。結果を表1に示す。
【0021】比較例2 細胞固定及び保存用担体として、牛皮由来のI型コラー
ゲンで処理したマイクロキャリアー〔セルロース発泡
体;商品名「セルスノ−CX」;キリン麦酒〕を用いる
こと以外は、前記実施例1に記載の操作を繰り返して、
細胞生存率及び増殖性を調べた。結果を表1に示す。
【0022】比較例3 細胞固定及び保存用担体として、ポリエチレンイミンで
処理したマイクロキャリアー〔セルロース発泡体;商品
名「セルスノ−EX」;キリン麦酒〕を用いること以外
は、前記実施例1に記載の操作を繰り返して、細胞生存
率及び増殖性を調べた。結果を表1に示す。
【0023】
【表1】
【0024】表1において、*印は計測不能を意味す
る。但し、血球計算盤で計測可能な細胞数は1×104
/ml以上であるので、*印は、細胞数が1×104
ml以下であることを意味する。なお、比較例1及び比
較例3でも、解凍後に5日間培養を行っており、それで
も計測不能の結果が出ているので、凍結時に死滅したも
のと推測される。
【0025】実施例3 後記参考例1に記載の不織布を直径6mmの円形に裁断
したものを複数枚準備し、これらにPBSを加え、オー
トクレーブで滅菌した(121℃;15分間)。12ウ
エルディッシュの各ウエルに3枚ずつの不織布を入れ
た。次に、DME培地に10%ウシ血清を加えた増殖用
培地で3回リンスした後、5%COインキュベータ中
で37℃にて24時間放置した。続いてBHK−21細
胞をDME培地に分散し、2.4×10/mlの濃度
に調整したものを各ウエルに2ml加えて培養を開始し
た。細胞が対数的に増殖している3日後、定常期に相当
する5日後、及び7日後に細胞数測定を行うと共に、実
施例1と同様の方法で凍結保存した。いずれも10日後
に解凍し、各々の細胞数を計数し、細胞生存率を求め
た。また、解凍後、保存液を除去し、新たな増殖用培地
を用いて3日間培養し、その細胞数を求めた。結果を表
2に示す。
【0026】
【表2】
【0027】参考例1 レーヨン繊維ウェブ170g/m2 (平均繊維径=15
デニール:平均繊維長=76mm)にニードルパンチ処理
(針密度200本/cm2 )を施してニードルパンチフェ
ルトを得た。ポリウレタンエマルジョン(固形分35
%)(メルシー589:東洋ポリマー)20重量部とエ
ポキシ系架橋剤(AD−C−65:東洋ポリマー)0.
5重量部とを含み、蒸留水で全体を100重量部とした
バインダー液を用い、ステンレススチールマングルによ
り、スリット幅0.7mmで絞り、前記のニードルパンチ
フェルトに均一に含浸させた後、150℃で架橋乾燥さ
せた(バインダー量=25g/m2 )。次に、キトサン
1%溶液〔キトサン(脱アセチル化率=85〜95%;
和光純薬工業(株))1gを、蒸留水98.4g及びL
−乳酸(和光純薬工業(株))0.6gで、58℃にて
溶液化して調製〕70重量部、3%フィブロイン水溶液
20重量部及び8%ゼラチン水溶液10重量部からなる
被覆液を用い、ステンレススチールマングルにより、ス
リット幅0.8mmで絞り、前記のウレタン含浸ニードル
パンチフェルトに均一に含浸させた。150℃で乾燥さ
せた後、4%NaOH水溶液で処理してキトサンを不溶
化し、水洗してからもう一度150℃で乾燥させて担体
を得た(目付=270g/m2 ;厚み=3.0mm)。
【0028】
【発明の効果】本発明によれば、洗浄や回収など処理に
おいて取扱が容易な不織布を用いるので、保存操作が容
易になり、細胞に加わるストレスが低くなる。従って、
保存後の細胞の生存率が高い。また、解凍後に不織布を
そのまま用いて培養を続行することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−237494(JP,A) 特開 昭58−126788(JP,A) 特表 平5−507715(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C12N 1/00 - 7/08 C12N 11/00 - 11/18 A01N 1/02 BIOSIS/WPI(DIALOG)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 動物細胞接着材料を親水性樹脂又はキト
    サンとの混合物の形で全表面上に分散して含む不織布
    に、動物細胞を付着させて凍結保存することを特徴とす
    る、動物細胞の保存方法。
  2. 【請求項2】 動物細胞接着材料を親水性樹脂又はキト
    サンとの混合物の形で全表面上に分散して含む不織布上
    に、動物細胞を担持した、凍結保存担体。
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