JP3349719B2 - 自動機械の安全装置 - Google Patents

自動機械の安全装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は自動機械の安全装置に
係り、さらに詳しくは、安全停止後に自動運転を再開し
ても加工位置ずれを起こすことのない自動機械の安全装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、自動機械においては作業者が
機械に近づくと安全のため、モータやソレノイド等の動
力源を断つようにしている。
【0003】すなわち、作業者が機械に近づくと、安全
装置が作動して、動力源を遮断し、機械を止めて安全状
態としている。
【0004】従って、機械に作業者が近づいたことを検
知するために、例えば光線式の安全装置等により機械の
周囲を囲っている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の技術にあっては、機械の自動運転中に作業者
が機械に近づくと、モータやソレノイド等の動力源を強
制的に遮断するため、加工中の材料をだめにしたり、又
は機械側でアラームとなり、加工を始めからやり直さな
ければならないという問題があった。
【0006】すなわち、サーボシステムの場合には、作
業者が機械に近づくと安全装置が作動してサーボアンプ
とサーボモータとを接続している動力線に設けられてい
るスイッチがオフとなって電源を遮断する。モータ回転
中にこのような動力断の状態になるとモータは回転フリ
ーの状態となり、機械の暴走は防止されて安全状態とな
るが、モータ回転指令とエンコーダからのフィードバッ
ク信号とのバランスが崩れて誤差過大アラームとなって
しまう。つまり、この状態が加工中に発生すると、モー
タはフリーランを起こして加工ずれが発生するため、加
工を最初からやり直さなければならないという問題があ
った。
【0007】この発明の目的は、このような従来の技術
に着目してなされたものであり、機械の自動運転中に安
全装置が作動しても加工中の材料をだめにすることのな
い自動機械の安全装置を提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明に係る自動機械
の安全装置は、上記目的を達成するために、自動機械の
危険領域を仕切るべく設けられたセンサと、このセンサ
からの信号により作動せしめる検出部と、この検出部か
らの信号により自動機械の制御部を制御して加工を停止
させるべく作動するストップ処理部と、前記検出部から
の信号により前記ストップ処理部を作動させると同時的
に所定時間経過後に自動機械の動力源を遮断する動力源
遮断部と、を備えてなるものである。
【0009】
【作用】この発明に係る自動機械の安全装置によれば、
自動機械の危険領域に作業者が近づくと、センサが危険
状態を検知して検出部に信号を発する。検出部は自動機
械に作業者が近づいたことを検出するとストップ処理部
に信号を発し、ストップ処理部は自動機械の制御部に信
号を発することにより自動機械の加工を停止させる。同
時的に検出部は所定時間経過後に動力源遮断部に信号を
発して自動機械の動力源を確実に遮断する。
【0010】
【実施例】以下この発明の好適な一実施例を図面に基づ
いて説明する。
【0011】図1には自動機械1の安全装置3の構成が
示してある。すなわち、自動機械1から所定距離離れて
例えば、光学式のセンサ5の発光体7及び受光体9が配
されている。発光体7から発せられた検出光線Lは、自
動機械1の周囲の危険領域を囲うべく四隅に配された反
射鏡11を介して受光体9に入射する。
【0012】センサ5には検出部13が接続されてお
り、この検出部13はさらにストップ処理部15及びタ
イマー部17に接続されている。従って、検出部13
は、危険領域に作業者が近づいたことを検出すると、ス
トップ処理部15及びタイマー部17に信号を発する。
【0013】ストップ処理部15は、検出部13からの
信号を受けて、自動機械1の制御部19に信号を送り、
自動機械1の加工を停止するように制御(ストップ処
理)させる。すなわち、この停止は、いわゆるソフト的
に行われる。そして、ストップ処理部15がストップ処
理を開始するとタイマー部17が作動して時間測定を開
始する。
【0014】一方、タイマー部17には動力源遮断部2
1が接続されており、所定時間経過してストップ処理が
完了した後に動力源遮断部21に信号を発する。動力源
遮断部21はタイマー部17からの信号を受けて、自動
機械の動力源を遮断する。この動力源の遮断は、前述の
ストップ処理と異なり、例えば、スイッチをオフにする
ことにより電源を遮断するように、いわゆるハード的に
動力源の遮断を行う。
【0015】次に、図2及び図3に基づいて全体の動作
を説明する。
【0016】安全装置3は自動機械1の作動中は常に作
動可能状態となっており(ステップS1)、作業者が危
険領域に進入したことをセンサ5が検知して検出部13
に信号を発する。これに伴い、ストップ処理部15によ
るストップ処理が開始し(図2中ステップS2、図3中
A時点)、自動機械1の制御部19をして機械を停止さ
せる(ステップS3)。
【0017】一方、ストップ処理部15によるストップ
処理の開始と同時にタイマー部17による時間のカウン
トが開始される(図2中ステップS4、図3中A時
点)。この時間が予め設定されている所定の時間(図3
中T時間)に達したか否かを判断し(ステップS5)、
未だ達していなければ引き続いてカウントが行われる
(ステップS4)。そして、所定の時間に達すると動力
源遮断部21により動力源を遮断する(図2中ステップ
S6、図3中B時点))。
【0018】このように、危険領域に作業者が進入した
場合には、センサ5及び検出部13がこれを検出し、ス
トップ処理部15が自動機械1の制御部19をして加工
を停止させるストップ処理が行われる。すなわち、加工
の停止は、ソフトウェアにより図3に示すように行われ
るため、自動機械1が完全に停止するまで制御すること
ができ、図4に示すように、従来のように制御できない
フリーラン状態(図4中C〜D時点)がないので、加工
中の材料をだめにすることがない。
【0019】そして、ストップ処理の開始と共にタイマ
ー部17が時間を測定し、所定時間経過して自動機械1
が完全に停止した後に動力源遮断部21が自動機械1の
動力源をハードウェアにより遮断するため、自動機械1
の暴走が完全に防止できる。
【0020】さらに、例えば、サーボシステムにおいて
もモータ回転が停止した状態で動力を遮断するので、サ
ーボシステムのバランスが崩れて誤差過大アラームが発
生することはないし、安全装置解除後に自動運転を再開
することができる。
【0021】尚、この発明は前述の実施例に限定される
ことなく、適宜な変更を行うことにより、種々の態様で
実施し得るものである。
【0022】
【発明の効果】この発明に係る自動機械の安全装置は以
上説明したような構成のものであり、自動機械の危険領
域に作業者が近づくと、危険領域を仕切って設けられて
いるセンサが危険状態を検知して検出部に信号を発し、
検出部は自動機械に作業者が近づいたことを検出すると
ストップ処理部に信号を発して、ストップ処理部は自動
機械の制御部に信号を発することにより自動機械の加工
を停止させる。これにより、作業者が危険領域に近づい
ても安全を確保することができるし、ストップ処理を自
動機械の制御部を介して行うため、従来のようにストッ
プ処理に伴う自動機械のフリーランがなく完全停止まで
自動機械を制御することができる。従って、フリーラン
による加工位置のずれが発生せず、自動運転再開時に加
工位置ずれを生じない。
【0023】そして、検出部は動力源遮断部に信号を発
して、加工が停止した後の所定時間経過後に動力源遮断
部をして自動機械の動力源を遮断するので、自動機械が
暴走することがなく、安全を確実に保つことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る自動機械の安全装置の一実施例
を示すブロック図である。
【図2】自動機械の安全装置の動作を示すフローチャー
トである。
【図3】この発明に係る自動機械の安全装置により加工
を停止した状態を示すタイムチャートである。
【図4】従来の安全装置により加工を停止した状態を示
すタイムチャートである。
【符号の説明】
1 自動機械 5 センサ 13 検出部 15 ストップ処理部 17 タイマー部 19 制御部 21 動力源遮断部

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動機械の危険領域を仕切るべく設けら
    れたセンサと、このセンサからの信号により作動せしめ
    る検出部と、この検出部からの信号により自動機械の制
    御部を制御して加工を停止させるべく作動するストップ
    処理部と、前記検出部からの信号により前記ストップ処
    理部を作動させると同時的に所定時間経過後に自動機械
    の動力源を遮断する動力源遮断部と、を備えてなること
    を特徴とする自動機械の安全装置。
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