JP3349334B2 - 差動増幅器 - Google Patents
差動増幅器Info
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Description
負荷とする差動増幅器に関するもので、特に差動増幅器
を構成する第1及び第2トランジスタのコレクタ電流が
等しくなるようにする差動増幅器に関する。
成するトランジスタのベース電流が起因して、入力端子
と出力端子に流れる電流に誤差が生じてしまう。通常
は、2IB(IBはトランジスタのベース電流)となる。
そのような電流ミラー回路を負荷とする差動増幅器で
は、オフセット電流が発生してしまう。そこで、そのよ
うなオフセット電流を低減させた差動増幅器として図3
の回路が知られている。
をIc1、トランジスタ(2)のコレクタ電流をIc2、電
流ミラー回路(3)を構成するトランジスタ(4)
(5)のベース電流をIBとすると、出力端子(6)に
発生するオフセット電流IB0は、Ic1−Ic2=IB0=2
IB/hfe(但し、hfeはトランジスタの電流増幅率)とな
る。これは、低減させていない場合の電流2IBに比べ
て大幅に低減されている。
タ(7)が必須となるので、トランジスタ(1)のコレ
クタ電圧をVcc−2VBE(但し、Vccは電源電圧、VBE
はトランジスタの立ち上がり電圧)より高くすることが
できない。すると、トランジスタ(1)のベース電圧を
Vcc−VBE−VCE(但し、VCEはトランジスタのコレク
タエミッタ間飽和電圧)より上げることができなくなり
入力信号のダイナミックレンジが狭くなってしまうとい
う問題がある。
図4ではトランジスタ(4)(5)のベース間に抵抗
(8)を設けている。該抵抗(8)には、トランジスタ
(4)のベース電流IBが流れ電圧降下が生ずる。この
電圧降下によりトランジスタ(4)のベース・エミッタ
間電圧がトランジスタ(4)のベース・エミッタ間電圧
より小さくなる。すると、トランジスタ(1)のコレク
タ電流Ic1がトランジスタ(2)のコレクタ電流Ic2よ
り僅かに小さくなる。
の値を調整することによりオフセット電流を低減できる
とともに入力信号のダイナミックレンジが広い、という
利点を有する。
回路をIC化した際にトランジスタのhfeや抵抗
(8)の値が変動すると、その影響を受けてトランジス
タ(4)(5)のコレクタ電流が変動し、その結果とし
てトランジスタ(1)のコレクタ電流Ic1とトランジス
タ(2)のコレクタ電流Ic2の値が変動してしまう、と
いう問題があった。
みなされたもので、エミッタが共通接続されて第1定電
流源に接続されるとともにベース間に印加される入力信
号を増幅してコレクタに出力する第1及び第2トランジ
スタと、入力端子が前記第1トランジスタのコレクタ
に、出力端子が前記第2トランジスタのコレクタに接続
され前記第1及び第2トランジスタの負荷となる第1電
流ミラー回路と、前記第1定電流源と電流ミラー関係に
接続され前記第1定電流源に流れる電流の1/2の電流
を流す第3トランジスタと、該第3トランジスタからの
電流がコレクタエミッタ路に流れそのベース電流が前記
第1電流ミラー回路を構成する2つのトランジスタの個
々のベース電流と等しい第4トランジスタと、入力端子
が前記第4トランジスタのベースに、出力端子が前記第
1トランジスタのコレクタに接続され前記入力端子と前
記出力端子との間の電流比が1対2であり前記第1電流
ミラー回路を構成する2つのトランジスタのベース電流
を吸入する第2電流ミラー回路とを備える。
すもので、(9)(10)はエミッタが共通接続されて
第1定電流源(11)に接続された第1及び第2トラン
ジスタ、(12)は入力端子(13)が前記第1トラン
ジスタ(9)のコレクタに、出力端子(14)が前記第
2トランジスタ(10)のコレクタに接続された第1電
流ミラー回路、(15)は前記第1定電流源(11)と
電流ミラー関係に接続された第3トランジスタ、(1
6)は第3トランジスタ(15)からの電流がコレクタ
エミッタ路に流れる第4トランジスタ、(17)は入力
端子(18)が前記第4トランジスタ(16)のベース
に、出力端子(19)が前記第1トランジスタ(9)の
コレクタに接続され、入出力端子間の電流比が1対2に
設定される第2電流ミラー回路である。
成するトランジスタと、第2電流ミラー回路(17)を
構成するトランジスタ(20)は、エミッタ面積が他の
トランジスタのそれに比べて2倍となっている。その
為、第3トランジスタ(15)のコレクタ電流をI0と
すると、第1定電流源(11)にはその2倍の電流2I
0が流れようとする。すると、第1及び第2トランジス
タ(9)(10)のコレクタ電流は、I0になろうとす
る。
するトランジスタ(21)(22)のベースに各々電流
IBが流れるとすると、入力端子(13)には電流I0と
電流2IBの和の電流が流れる。そこで、本発明では第
2電流ミラー回路(17)により、電流2IBを吸入し
てしまう。それにより、入力端子(13)と出力端子
(14)に流れる電流がともに等しくI0となるので、
出力端子(6)には電流の入出がない。
ついて説明する。第3トランジスタ(15)のコレクタ
電流I0は、第4トランジスタ(16)のコレクタ・エ
ミッタ路を流れる。すると、第4トランジスタ(16)
のベース電流は、第1電流ミラー回路(12)を構成す
るトランジスタ(21)(22)のベース電流IBと等
しくなる。ベース電流IBは、第2電流ミラー回路(1
7)の入力端子(18)に流れ、その2倍の電流2IB
が出力端子(19)に流れる。
り、電流2IBを吸入できる。図1の第1トランジスタ
(9)は、そのコレクタ電圧がVcc−VBEあれば十分に
動作するので、入力信号のダイナミックレンジを広くで
きる。又、第3トランジスタ(15)と、第1定電流源
(11)は電流ミラー関係に接続されるのでトランジス
タのhfeや抵抗の抵抗値が変動しても、電流2IBの
補償関係は乱れることがない。
(9)(10)をPNPトランジスタで構成した場合を
示す。図2の動作は、図1の動作と基本的に同一である
ので説明を省略する。
増幅器を構成する第1及び第2トランジスタのコレクタ
電流が等しくなる差動増幅器を提供できる。特に、本発
明によれば、入力信号のダイナミックレンジを広くでき
るという利点を有する。
ランジスタのhfeや抵抗の値が変動しても、その影響
を受けずにオフセットを防止できる、という利点を有す
る。
である。
である。
Claims (1)
- 【請求項1】 エミッタが共通接続されて第1定電流源
に接続されるとともにベース間に印加される入力信号を
増幅してコレクタに出力する第1及び第2トランジスタ
と、 入力端子が前記第1トランジスタのコレクタに、出力端
子が前記第2トランジスタのコレクタに接続され前記第
1及び第2トランジスタの負荷となる第1電流ミラー回
路と、前記第1定電流源と電流ミラー関係に接続され前記第1
定電流源に流れる電流の1/2の電流を流す第3トラン
ジスタと、 該第3トランジスタからの電流がコレクタエミッタ路に
流れそのベース電流が前記第1電流ミラー回路を構成す
る2つのトランジスタの個々のベース電流と等しい第4
トランジスタと、 入力端子が前記第4トランジスタのベースに、出力端子
が前記第1トランジスタのコレクタに接続され前記入力
端子と前記出力端子との間の電流比が1対2であり前記
第1電流ミラー回路を構成する2つのトランジスタのベ
ース電流を吸入する第2電流ミラー回路とを備えること
を特徴とする差動増幅器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP06838496A JP3349334B2 (ja) | 1996-03-25 | 1996-03-25 | 差動増幅器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP06838496A JP3349334B2 (ja) | 1996-03-25 | 1996-03-25 | 差動増幅器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09260971A JPH09260971A (ja) | 1997-10-03 |
JP3349334B2 true JP3349334B2 (ja) | 2002-11-25 |
Family
ID=13372187
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP06838496A Expired - Fee Related JP3349334B2 (ja) | 1996-03-25 | 1996-03-25 | 差動増幅器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3349334B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4325360B2 (ja) | 2003-02-12 | 2009-09-02 | 株式会社デンソー | 演算増幅回路 |
-
1996
- 1996-03-25 JP JP06838496A patent/JP3349334B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH09260971A (ja) | 1997-10-03 |
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