JP2869664B2 - 電流増幅器 - Google Patents

電流増幅器

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JP2869664B2
JP2869664B2 JP2060125A JP6012590A JP2869664B2 JP 2869664 B2 JP2869664 B2 JP 2869664B2 JP 2060125 A JP2060125 A JP 2060125A JP 6012590 A JP6012590 A JP 6012590A JP 2869664 B2 JP2869664 B2 JP 2869664B2
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    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03FAMPLIFIERS
    • H03F3/00Amplifiers with only discharge tubes or only semiconductor devices as amplifying elements
    • H03F3/30Single-ended push-pull [SEPP] amplifiers; Phase-splitters therefor
    • H03F3/3066Single-ended push-pull [SEPP] amplifiers; Phase-splitters therefor the collectors of complementary power transistors being connected to the output
    • H03F3/3067Single-ended push-pull [SEPP] amplifiers; Phase-splitters therefor the collectors of complementary power transistors being connected to the output with asymmetrical driving of the end stage

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、入力電流を受ける入力端子と、第1及び第
2出力電流をそれぞれ生じる第1及び第2出力端子と、
コレクタ−エミッタ通路が前記の第1出力端子及び前記
の入力端子間に配置され、ベースがバイアス電圧を受け
るためにバイアス電圧端子に結合された第1トランジス
タと、入力端子、出力端子及び共通端子を有する第1電
流ミラー回路とを具える電流増幅器であって、前記の第
1電流ミラー回路の入力端子は電流増幅器の入力端子に
結合され、前記の第1電流ミラー回路の出力端子は電流
増幅器の第2出力端子に結合され、前記の第1電流ミラ
ー回路の共通端子は電源端子に結合され、前記の第1電
流ミラー回路の入力端子は少なくとも2つの直列接続半
導体接合により前記の共通端子に結合されている当該電
流増幅器に関するものである。
(従来の技術) このような電流増幅器は欧州特許第EP0,055,724号の
第2図に開示されており既知である。この既知の電流増
幅器では、この電流増幅器の入力端子に供給される入力
電流が2部分に分岐される。第1の部分は第1トランジ
スタのエミッタ−コレクタ通路を経て第1出力端子に流
れる。第2の部分は第1電流ミラー回路の入力端子に流
れる。第1電流ミラー回路の出力端子は電流増幅器の第
2出力端子に結合されている。電流増幅器の第1及び第
2出力電流を得るために出力端子には適切な負荷が接続
される。入力電流が零の場合、第1及び第2出力端子を
流れる零入力電流の大きさは、第1トランジスタのベー
スに結合されたバイアス電圧端子におけるバイアス電圧
と、第1電流ミラー回路の電流伝達比とによって決定さ
れる。第1トランジスタのエミッタライン及び第1電流
ミラー回路の直列接続半導体接合は抵抗を有している。
(発明が解決しようとする課題) しかしこれらの抵抗は第1及び第2出力電流のスイン
グを制限する。増大する正の入力電流が電流増幅器の入
力端子に供給されると、直列接続された半導体接合中の
抵抗の両端間の電圧降下が増大する結果としてこの電流
増幅器の入力端子における電圧が増大する。第1トラン
ジスタのベースにおけるバイアス電圧は一定である為、
電流増幅器の入力端子における電圧の増大により第1ト
ランジスタを流れる電流を減少させる。入力電流がある
特定の値である場合、第1トランジスタを流れる電流、
従って電流増幅器の第1出力電流は零となる。これとは
逆に、入力電流が負で増大する場合には、電流増幅器の
入力端子における電圧は第1トランジスタのエミッタラ
インにおける抵抗の両端間の電圧降下が増大する結果と
して減少する。結果、電流増幅器の入力端子における電
圧減少により第1電流ミラー回路の直列接続半導体接合
をターン・オフさせ、電流増幅器の第2出力電流が零と
なる。第1及び第2出力電流のスイングは前記の抵抗の
値を減少させるか或いはこれらの抵抗を短絡させること
により増大する。抵抗を完全に短絡させると出力スイン
グが最大となるも、この場合第1トランジスタのエミッ
タ及び第1電流ミラー回路の入力端に分岐される入力電
流部分は互いに等しくならない。その結果、入力電流の
変化に応答する電流増幅器の第1出力電流における相対
電流変化は電流増幅器の第2出力電流における相対電流
変化よりも可成り大きくなる。適切な駆動を行なう場合
には、第1トランジスタの遷移周波数が小電流に対し減
少するという理由で第1出力電流の帯域幅を減少せしめ
る程度に第1出力電流の最小値が減少するおそれがあ
る。この帯域幅の減少の結果第1出力電流に生じる信号
歪が第1出力電流の有効スイングを制限し、従って電流
増幅器全体の出力スイングを制限する。
本発明の目的は、出力電流スイングを改善した前述し
た種類の電流増幅器を提供せんとするにある。
(課題を解決するための手段) 本発明は入力電流を受ける入力端子と、第1及び第2
出力電流をそれぞれ生じる第1及び第2出力端子と、コ
レクタ−エミッタ通路が前記の第1出力端子及び前記の
入力端子間に配置され、ベースがバイアス電圧を受ける
ためにバイアス電圧端子に結合された第1トランジスタ
と、入力端子、出力端子及び共通端子を有する第1電流
ミラー回路とを具える電流増幅器であって、前記の第1
電流ミラー回路の入力端子は電流増幅器の入力端子に結
合され、前記の第1電流ミラー回路の出力端子は電流増
幅器の第2出力端子に結合され、前記の第1電流ミラー
回路の共通端子は電源端子に結合され、前記の第1電流
ミラー回路の入力端子は少なくとも2つの直列接続半導
体接合により前記の共通端子に結合されている当該電流
増幅器において、前記の第1トランジスタのエミッタと
電流増幅器の入力端子との間に、ある個数の直列接続半
導体接合が配置され、この個数は第1電流ミラー回路の
入力端子と前記の共通端子との間の直列接続半導体接合
の個数よりも1だけ少ない数としたことを特徴とする。
ダイオード接続されたトランジスタのベース−エミッ
タ接合とするのが適した半導体接合を第1トランジスタ
のエミッタライン中に配置することにより、電流増幅器
の第1及び第2出力電流の瞬時値の積がほぼ一定値に保
たれる。従って、第1出力電流の相対電流変化は第2出
力電流の相対電流変化に応じた良好なものとなる。この
場合双方の出力電流の帯域幅及び信号歪は同等なものと
なる。従って、本発明による電流増幅器の入力端子に
は、第1及び第2出力電流を歪ませることなく従来の電
流増幅器に比べ大きな電流を供給しうる。
第1電流ミラー回路は電流増幅器に課せられた条件に
応じた種々の方法で構成しうる。本発明による電流増幅
器の一実施態様では、第1電流ミラー回路の入力端子が
第2トランジスタのベース−エミッタ接合とダイオード
接続された第3トランジスタのコレクタ/エミッタ通路
との直列回路を経て前記の共通端子に結合さているとと
もに第4トランジスタのコレクタ−エミッタ通路を経て
前記の共通端子に結合され、前記の第4トランジスタの
ベースは前記の第3トランジスタのベースに結合され、
前記の第1電流ミラー回路の出力端子は前記の第2トラ
ンジスタのコレクタに結合され、前記の第1トランジス
タのエミッタはダイオード接続された第5トランジスタ
のベース−エミッタ接合を経て電流増幅器の入力端子に
結合されているようにする。
第2、第3及び第4トランジスタは、満足な高周波特
性を有し、且つ電流増幅器に用いるのに極めて適するの
に充分正確な電流ミラー回路を構成する。
本発明による電流増幅器の他の実施態様では、第1電
流増幅器の第1及び第2出力端子が第2電流ミラー回路
の入力端子及び出力端子にそれぞれ結合されているよう
にする。
第2電流ミラー回路を加えることにより、第1及び第
2電流ミラー回路が同じ電流伝達比を有する場合に第2
出力端子に得られる差電流が入力電流に直線的に比例す
るようになる。
第1トランジスタのベースにおけるバイアス電圧は第
1及び第2出力端子における零入力電流を決定する。バ
イアス電圧源は、ベース共通回路で動作する第1トラン
ジスタの高周波特性が悪影響を受けないようにするため
にこの第1トランジスタのベースにおける交流インピー
ダンスを最小にする必要がある。この目的のために本発
明による電流増幅器の他の一実施態様では、この電流増
幅器が更にバイアス電圧源を具え、このバイアス電圧源
は、前記のバイアス電圧端子に結合された入力端子と、
出力端子と、前記の電源端子に結合された共通端子とを
有する第3電流ミラー回路と、エミッタが前記のバイア
ス電圧端子に結合され、ベースが電流源及び前記の第3
電流ミラー回路の出力端子に結合れた第6トランジスタ
とを具え、前記の第3電流ミラー回路ではこの第3電流
ミラー回路の入力端子と前記の共通端子との間で、ある
個数の半導体接合が直列に配置され、この個数は前記の
バイアス電圧端子と電流増幅器の入力端子との間の半導
体接合の個数と、前記の電源端子と電流増幅器の入力端
子との間の半導体接合の個数との合計に等しくする。
第3電流ミラー回路の入力端子に流れる電流は電流源
からの電流に比例する。電源端子とバイアス電圧端子と
の間のベース−エミッタ接合の個数はバイアス電圧源と
電流増幅器とにおいて互いに同じである為、第1及び第
2出力電流における零入力電流も電流源からの電流に比
例する。バイアス電圧端子における出力インピーダンス
は低い。その理由は、第6トランジスタのエミッタにお
ける電圧変化が第6トランジスタのベースにおける逆方
向の電圧変化によって第3電流ミラー回路を介して相殺
される為である。
(実施例) 以下図面につき説明するに、第1図に本発明による電
流増幅器の第1実施例の回路図を示す。トランジスタT5
及びT1のコレクタ−エミッタ通路の直列回路は入力端子
1を電流増幅器の第1出力端子2に接続する。トランジ
スタT5はそのコレクタをベースに接続することによりダ
イオードとして接続されている。トランジスタT1のベー
スはバイアス電圧端子3に結合され、このバイアス電圧
端子はバイアス電圧源4に接続されている。入力端子1
は第1電流ミラー回路6の入力端子5にも結合され、こ
の第1電流ミラー回路6の出力端子7は電流増幅器の第
2出力端子8に結合されている。第1電流ミラー回路6
はトランジスタT2,T3及びT4を有している。トランジス
タT2及びT3のコレクタ−エミッタ通路は第1電流ミラー
回路6の出力端子7と電源端子9との間に直列に配置さ
れている。トランジスタT2のベースは第1電流ミラー回
路6の入力端子5に接続されている。トランジスタT3の
コレクタ及びベースは相互接続され、且つトランジスタ
T4のベースにも接続され、トランジスタT4のベース−エ
ミッタ接合はトランジスタT3のベース−エミッタ接合と
並列に配置されている。トランジスタT4のコレクタは第
1電流ミラー回路6の入力端子5に接続されている。ト
ランジスタT3及びT4のエミッタ面積間の比はn:1であ
り、これにより電流ミラー回路6の電流伝達比を規定す
る。この電流伝達比は電流ミラー回路6の出力端子7に
おける電流と入力端子5における電流との間の比であ
る。トランジスタT1及びT5のエミッタ面積は等しく選択
する。トランジスタT2及びT3のエミッタ面積も同様とす
る。
入力電流Iinは電流増幅器の入力端子1に供給され、
トランジスタT5及びT1を介して電流増幅器の出力端子2
に与えられる電流Iout1と、電流ミラー回路6の入力端
子5に与えられる電流Imとに分割される。電流Imは電流
ミラー回路6の出力端子7にn倍の電流を生ぜしめ、こ
の電流が電流増幅器の出力端子8を流れる。この場合以
下の関係式が成立する。
Iout2=n・Im ……(1) Iin =Im−Iout1 ……(2) 入力電流Iinが零の場合、出力端子2及び8に流れる
零入力電流の大きさはバイアス電圧源4から生ぜしめら
れるバイアス電圧Vbiasに依存する。Iout1の零入力値が
Iqに等しい場合、Iout2の零入力電流はn・Iqに等しく
なる。
トランジスタのベース−エミッタ電圧Vbeとこのトラ
ンジスタを流れる電流Iとの関係は次式に示す周知のダ
イオード式によって与えられる。
Vbe=VT・ln(I/Ic) ……(3) ここにVT及びIcは定数である。Icはトランジスタのエ
ミッタ面積に比例する飽和電流である。トランジスタT1
及びT5のベース電流を無視すると、これらトランジスタ
を流れる電流は互いに等しく、これらのベース−エミッ
タ電圧も互いに等しくなる。従って、トランジスタT2及
びT3のベース−エミッタ電圧も互いに等しくなる。トラ
ンジスタT1,T5,T2及びT3のベース−エミッタ電圧の和は
次式に示すバイアス電圧Vbiasに等しい。
Vbe1+Vbe5+Vbe2+Vbe3=Vbias ……(4) このバイアス電圧はダイオード式(3)を用いると次
式となる。
VT・{2・ln(Iout1/Ic)+2・ln(Iout2/n・ ・Ic)}=Vbias ……(5) この式(5)から次式(6)が得られる。
Iout1・Iout2=C ……(6) ここにCは入力電流Iinが零であると過程することに
より計算しうる定数である。この場合Iout1=Iq及びI
out2=n・Iqである為次式(7)が得られる。
Iout1・Iout2=n・Iq・Iq ……(7) 従って、電流増幅器の出力電流の積は一定である。例
えば、Iout1が10倍になるとIout2が10分の1となり、I
out1が10分の1になると、Iout2が10倍となる。例え
ば、電流ミラー回路6の電流伝達比がn=3であり、バ
イアス電圧VbiasはIout1における零入力電流Iqが1mAと
なるように選択されているものとする。この場合、I
out2における零入力電流は3mAである。更に、入力電流I
inが電流増幅器に流れ、この入力電流の値は、Iout2
その零入力電流の10倍、すなわち30mAとなるような値を
有しているものとする。この場合式(7)から明らかな
ように、Iout1はその零入力電流の10分の1、すなわち
0.1mAとなる。入力電流Iinは式(1)及び(2)により
計算でき、9.9mAとなる。同様な、しかしIout2の零入力
電流の10分の1、すなわち0.3mAであるIout2を生ぜしめ
る逆方向に向かう入力電流Iinに対する式により、電流I
out1に対し10mAの値及び電流Iinに対し−9.9mAの値をも
たらす。
ダイオード接続したトランジスタT5の重要性は式
(4),(5),(6)及び(7)においてVbe5を除外
することにより理解しうる。Iout1とIout2の二乗との積
は次式に示すように一定となる。
Iout1・Iout2・Iout2=K=n・n・Iq・Iq・Iq ……(8) ここにKは定数である。ここでIout2を10倍にする
と、Iout1は100分の1に減少する。Iout2が30mAに増大
する場合、Iout1は約10mAの入力電流Iinに対し0.01mAに
減少する。−10mAの逆に向う入力電流Iinは約10mAの電
流Iout1と約0.95mAの電流Iout2とを生ぜしめる。トラン
ジスタT5が無い場合、本例では約+10mAであるIinの特
有の変化によりIout1の電流変化をIout2の電流変化より
も可成り大きくする。トランジスタT5が無い場合でIin
における等しい入力電流状態に対するIout1の最小電流
はトランジスタT5が存在する場合よりも可成り小さく
(本例では約10分の1に)なる。Iout2の最小値の変化
分は可成り小さく(本例では約3分の1に)なる。トラ
ンジスタT1を流れる最小電流はトランジスタT2及びT3を
流れる最小電流に比べて、トランジスタT1のコレクタ電
流が減少する結果としての遷移周波数の減少が出力電流
Iout1で明らかとなる程度に小さくなる。出力電流Iout1
の帯域幅は減少し、これにより信号歪みを生ぜしめる
も、出力電流Iout2の場合にはこのようにならない。
ダイオード接続トランジスタT5を加えることによりト
ランジスタT1における相対電流変化は可成り小さくな
り、トランジスタT2及びT3における相対電流変化と良好
に適合したものとなる。この場合、極値と零入力値との
間の比は双方の出力電流において同じとなり、従ってこ
れら出力電流が同様な高周波信号特性を呈するようにも
なる。他の点に関しては、入力電流状態が同じ場合、出
力電流Iout1の歪みが小さくなる。しかし、Iout1におけ
る高周波信号歪みを同じに保つ場合には、電流増幅器の
電流消費量を減少せしめるために零入力電流Iqを減少せ
しめることもできる。
第2図は本発明による電流増幅器の第2実施例を示
す。この第2図で第1図と対応する部分に第1図と同じ
符号を付した。この第2図の電流増幅器は、第1図の電
流増幅器の出力端子2及び8にいかなる任意の型ともし
うる第2電流ミラー回路20を結合したものである。この
第2電流ミラー回路20の入力端子21は出力端子2に結合
され、第2電流ミラー回路の出力端子22は出力端子8に
結合されている。この結合は直接又は適切なインピーダ
ンスを介して行なうことができる。第2電流ミラー回路
20は更に、適切な電源電圧が供給される共通端子23を有
する。第2電流ミラー回路20の出力端子22に接続された
出力端子24には、この第2電流ミラー回路20の電流伝達
比を第1電流ミラー回路6の電流伝達比に等しく選択し
た場合、n・Iinに等しい大きさの差電流Idが得られ
る。その理由は、差電流Idが次式を満足する為である。
Id=n・Iout1−Iout2 ……(9) この場合、式(1)を用いた式(2)により、比Id/I
inを次式で書表わすことができる。
Id/Iin=(n・Iout1−Iout2)/〔(Iout2/n)− Iout1〕=n ……(10) 第2図に示す電流増幅器は入力端子1における電流分
岐に依存しない線形電流利得Id/Iinを有する。この場合
もダイオード接続トランジスタT5がトランジスタT1にお
ける電流変化を制限し、Iout1及びn・Iout1における従
って差電流Idにおける帯域幅の損失を伴うことなく出力
のスイングを大きく且つ直線的とする。従って、本例の
電流増幅器は、零入力電流が小さく、出力のスイングが
大きく、帯域幅が大きなAB級電流増幅器として用いるの
に極めて適している。
第3a及び3b図はバイアス電圧源4の2例を示す。第3a
及び3b図で第1図の符号と同じ符号は第1図と同じ意味
を有する。第3a図に示す例では、トランジスタT6のエミ
ッタがバイアス電圧端子3と、トランジスタT7〜T11を
有する第3電流ミラー回路の入力端子11とに結合されて
いる。入力端子11はトランジスタT8の短絡コレクタ−ベ
ース接合に接続され、このトランジスタのベース−エミ
ッタ接合はトランジスタT7のベース−エミッタ接合と並
列に配置されている。トランジスタT7のコレクタは第3
電流ミラー回路の出力端子13に接続され、この出力端子
13はトランジスタT6のベース及び電流源14に接続されて
いる。トランジスタT6のコレクタ及び電流源14は他の電
源端子10に接続されている。トランジスタT7及びT8のエ
ミッタが結合されているノードは3つのダイオード接続
トランジスタT9,T10及びT11の回路を経て第3電流ミラ
ー回路の共通端子12に結合されている。この共通端子12
は電源端子9に接続されている。バイアス電圧端子3と
電源端子9との間のベース−エミッタ接合の個数は4で
ある。この数は第1図に示す回路におけるのと同じであ
る。このトランジスタ構造によれば、第1図に示す回路
の出力端子2及び8における零入力電流を殆ど温度に依
存しなくするとともに電流源14からの電流Iに比例する
ようにする。
第1図における電流増幅器のトランジスタT1はベース
共通回路で動作する。バイアス電圧端子におけるインピ
ーダンスを低くすることによりトランジスタT1の高周波
特性を促進する。従ってバイアス電圧源4の出力インピ
ーダンスはできるだけ小さくする必要がある。これは第
3a図に示す回路では、トランジスタT6のエミッタからト
ランジスタT8及びT7を経るトランジスタT6のベースへの
負帰還ループにより達成される。トランジスタT6のエミ
ッタにおける電圧が増大するとトランジスタT8のコレク
タ電流を増大させる。これによりトランジスタT7のコレ
クタ電流を増大させることによりトランジスタT6のベー
スにおける電圧を減少させ、これによりトランジスタT6
のエミッタにおける電圧増大を相殺する。
第3b図に示すバイアス電圧源4は第3図に示すものの
変形であり、対応する部分には同じ符号を付してある。
この場合、3つのダイオード接続トランジスタT9,T10及
びT11を有する回路が、トランジスタT7及びT8のエミッ
タ間の共通ノードと共通端子12との間ではなくトランジ
スタT6のエミッタとトランジスタT8のコレクタとの間に
配置されている。この回路は第3a図に示す回路と同様に
動作する。
本発明は上述した実施例に限定されず、幾多の変更を
加えうること勿論である。図示のNPNトランジスタの代
りにPNPトランジスタを用いることもできる。第1及び
2図の電流増幅器の第1電流ミラー回路6が、入力端子
5と電源端子9との間に配置されたベース−エミッタ接
合の個数が図示の2よりも多い型のものである場合、入
力端子1における電流分岐を好ましいものとするために
は同数の追加のダイオード接続トランジスタをトランジ
スタT5と直列に配置する必要がある。この場合、バイア
ス電圧端子3とバイアス電圧源4における共通端子12と
の間のダイオード接続トランジスタの個数を、バイアス
電圧源における端子3及び9間のベース−エミッタ接合
の個数が第1及び2図に示す電流増幅器におけるベース
−エミッタ接合の個数と同じになるようにする必要もあ
る。
バイアス電圧源4における第3電流ミラー回路T7〜T1
1を異なるように実現することもできる。例えば、この
第3電流ミラー回路を第1及び2図に示す第1電流ミラ
ー回路と同種類のものとすることができる。この場合、
第3電流ミラー回路の入力端子11及び共通端子12間のベ
ース−エミッタ接合の個数を一定に保っためには、ダイ
オード接続トランジスタを1つだけ少なくする必要があ
る。
トランジスタT6は複合トランジスタ、例えばダーリン
トントランジスタとすることができる。或いはまたトラ
ンジスタT6に対しユニポーラ型(FET)のトランジスタ
を用いることもできる。更に、トランジスタT6のエミッ
タとバイアス電圧端子3との間にインピーダンスを配置
することができる。
電流ミラー回路20は必ずしも電流増幅器の他の部分に
おけるのと同じ型のトランジスタを有するようにする必
要はない。例えば、MOSトランジスタを用いることもで
きる。更に、バイアス電圧源4を他のいかなる既知の方
法で形成することもできる。
【図面の簡単な説明】
第1及び2図は、本発明による電流増幅器の2つの実施
例を示す回路図、 第3a及び3b図は、本発明による電流増幅器のバイアス電
圧源の2例を示す回路図である。 1……入力端子 2……第1出力端子 3……バイアス電圧端子 4……バイアス電圧源 6……第1電流ミラー回路 8……第2出力端子 9,10……電源端子 14……電流源 20……第2電流ミラー回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−214707(JP,A) 特開 昭64−50603(JP,A) 特開 昭51−35265(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H03F 3/34 - 3/347

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力電流を受ける入力端子と、 第1及び第2出力電流をそれぞれ生じる第1及び第2出
    力端子と、 コレクタ−エミッタ通路が前記の第1出力端子及び前記
    の入力端子間に配置され、ベースがバイアス電圧を受け
    るためにバイアス電圧端子に結合された第1トランジス
    タと、 入力端子、出力端子及び共通端子を有する第1電流ミラ
    ー回路と を具える電流増幅器であって、前記の第1電流ミラー回
    路の入力端子は電流増幅器の入力端子に結合され、前記
    の第1電流ミラー回路の出力端子は電流増幅器の第2出
    力端子に結合され、前記の第1電流ミラー回路の共通端
    子は電源端子に結合され、前記の第1電流ミラー回路の
    入力端子は少なくとも2つの直列接続半導体接合により
    前記の共通端子に結合されている当該電流増幅器におい
    て、 前記の第1トランジスタのエミッタと電流増幅器の入力
    端子との間に、ある個数の直列接続半導体接合が配置さ
    れ、この個数は第1電流ミラー回路の入力端子と前記の
    共通端子との間の直列接続半導体接合の個数よりも1だ
    け少ない数としたことを特徴とする電流増幅器。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の電流増幅器において、第
    1電流ミラー回路の入力端子が第2トランジスタのベー
    ス−エミッタ接合とダイオード接続された第3トランジ
    スタのコレクタ−エミッタ通路との直列回路を経て前記
    の共通端子に結合さているとともに第4トランジスタの
    コレクタ−エミッタ通路を経て前記の共通端子に結合さ
    れ、前記の第4トランジスタのベースは前記の第3トラ
    ンジスタのベースに結合され、前記の第1電流ミラー回
    路の出力端子前記のは第2トランジスタのコレクタに結
    合され、前記の第1トランジスタのエミッタはダイオー
    ド接続された第5トランジスタのベース−エミッタ接合
    を経て電流増幅器の入力端子に結合されていることを特
    徴とする電流増幅器。
  3. 【請求項3】請求項1又は2に記載の電流増幅器におい
    て、電流増幅器の第1及び第2出力端子が第2電流ミラ
    ー回路の入力端子及び出力端子にそれぞれ結合されてい
    ることを特徴とする電流増幅器。
  4. 【請求項4】請求項3に記載の電流増幅器において、第
    1及び第2電流ミラー回路の、入力端子から出力端子へ
    の電流伝達比を互いにほぼ同じとしたことを特徴とする
    電流増幅器。
  5. 【請求項5】請求項1〜4のいずれか一項に記載の電流
    増幅器において、この電流増幅器が更にバイアス電圧源
    を具え、このバイアス電圧源は、 前記のバイアス電圧端子に結合された入力端子と、出力
    端子と、前記の電源端子に結合された共通端子とを有す
    る第3電流ミラー回路と、 エミッタが前記のバイアス電圧端子に結合され、ベース
    が電流源及び前記の第3電流ミラー回路の出力端子に結
    合れた第6トランジスタと を具え、前記の第3電流ミラー回路ではこの第3電流ミ
    ラー回路の入力端子と前記の共通端子との間で、ある個
    数の半導体接合が直列に配置され、この個数は前記のバ
    イアス電圧端子と電流増幅器の入力端子との間の半導体
    接合の個数と、前記の電源端子と電流増幅器の入力端子
    との間の半導体接合の個数との合計に等しくしたことを
    特徴とする電流増幅器。
  6. 【請求項6】請求項5に記載の電流増幅器において、前
    記の第3電流ミラー回路の出力端子は第7トランジスタ
    のコレクタに結合され、この第7トランジスタのベース
    −エミッタ接合はダイオード接続された第8トランジス
    タのベース−エミッタ接合と並列に配置され、この第8
    トランジスタのコレクタは第3電流ミラー回路の入力端
    子に結合され、第7及び第8トランジスタのエミッタ相
    互間の共通ノードは第3電流ミラー回路の共通端子に結
    合されていることを特徴とする電流増幅器。
  7. 【請求項7】請求項6に記載の電流増幅器において、前
    記の共通ノードが複数個のダイオード接続トランジスタ
    の直列接続コレクタ−エミッタ通路の回路を経て第3電
    流ミラー回路の共通端子に結合されていることを特徴と
    する電流増幅器。
  8. 【請求項8】請求項6に記載の電流増幅器において、第
    8トランジスタのコレクタが複数個のダイオード接続ト
    ランジスタの直列接続コレクタ−エミッタ通路の回路を
    経て第3電流ミラー回路の入力端子に結合されているこ
    とを特徴とする電流増幅器。
  9. 【請求項9】請求項7又は8に記載の電流増幅器におい
    て、前記の複数個が3個であることを特徴とする電流増
    幅器。
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